JP2010011393A - 車載用無線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車庫扉開閉装置等を制御するためのコードを複写し、当該車庫扉開閉装置等を遠隔制御するための高周波無線信号を送信する高信頼な車載用無線装置を提供する。
【解決手段】少なくとも複写モード及び送信モードで動作することができる車載用無線装置であって、遠隔制御送信機2から送信される無線信号を受信して制御コードの信号を復調する1以上の受信手段20等と、複数の搬送周波数によって無線信号を送信する1以上の送信手段40等を備え、複写モードにおいて受信された信号から制御コードを取得・記憶し、送信モードにおいて、記憶された制御コードによって変調された無線信号の送信を、複数の車庫扉開閉装置等に各固有の搬送周波数のすべてによって行うように制御する制御手段10を備えることを特徴とする。受信手段は受信アンテナ21に直接に接続された検波回路22を備えることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載するための無線装置に関し、詳しくは、車庫扉、住宅設備機器等を遠隔制御する送信機の高周波無線信号を受信して複写し、当該車庫扉開閉装置等を作動するための高周波無線信号を送信する車載無線装置に関する。
多様な宅内電気設備・機器をそれぞれ離れた場所から制御するリモートコントローラが普及するに伴い、一つのコントローラによって複数の設備・機器を遠隔制御することができるユニバーサル・リモートコントローラが使用され始めている。大半の家庭電気設備等の遠隔制御には赤外光が用いられているため、典型的なユニバーサル・リモートコントローラは、それぞれの設備等に固有のリモートコントローラが送信する光信号を受信して複写し、設備等を制御する際に、選択された設備等に対して前記複写に基づき光信号を送信するようになっている。
上記と同様に、車庫扉開閉装置等を車内から制御するためのリモートコントローラが普及しており、リモートコントローラはそれらの設備ごとに専用化されている。しかし、複数のリモートコントローラを車内に置いて個別に操作することはユーザの利便性に欠けるため、複数の車庫扉開閉装置等に対して一つで遠隔制御をすることができる車載用無線装置も現れている。
宅内電気設備等は光信号を用いて遠隔制御されているが、車庫扉開閉装置等で一般に利用される遠隔制御では、主として無線の高周波信号が使用される。車内の送信機から対象設備の受信機が見通しできない場合であっても制御可能にする必要性があるからである。
光信号による遠隔制御の場合、多くは波長940nmの赤外光を40kHz前後の周波数で変調し、PPM(Pulse Positition Moodulation)方式で制御コードが伝送される。このため、前記ユニバーサル・リモートコントローラは、基本的に光信号のオン、オフを複写すればよい(特許文献1を参照)。
これに対して、車庫扉開閉装置等において使用される無線信号は主としてUHF帯の高周波信号であるが、その装置等の製造者や製品系列によって高周波信号の搬送周波数は大きく異なる。このため、多種の車庫扉開閉装置等に対応可能な車載用無線装置は、車庫扉開閉装置等ごとに固有の搬送周波数と、その高周波信号に含まれる固有の制御コードについて複写する必要がある。(特許文献2〜14を参照)
また、従来、車庫扉開閉装置等の遠隔制御において使用される送・受信機は、小型化・低価格化のため、簡易な構成によるものも多い。例えば、ループコイルを兼用にした発振回路及びアンテナを備えた送信機や、簡易な共振回路を採用したスッパーヘテロダイン方式の受信機等である。こうした送・受信機が使用されている場合には、周波数の精度、安定度に劣り、温度等の環境変動や経年変化による性能劣化も生じる。また、送・受信機間の伝送可能な距離が減少する等の問題が生じる場合もあった。
米国特許第4,771,283 特開平7−290952号公報 米国特許第5,442,340 米国特許第5,479,155 米国特許第5,583,485 米国特許第5,614,885 米国特許第5,612,981 米国特許第5,646,701 米国特許第5,661,804 米国特許第5,699,054 米国特許第5,708,415 米国特許第5,903,226 米国特許第5,854,593 米国特許第6,137,421
前記の通り、車内から一つの送受信装置によって複数の車庫扉開閉装置等に対して高周波無線方式で遠隔制御を行うことができる、複写可能な車載用無線装置も現れている。
しかし、第一に、従来の複写可能な車載用無線装置においては、それぞれの車庫扉開閉装置の遠隔制御のために使用される高周波信号の搬送周波数と、当該信号に含まれる暗号コード(以下、制御コードという)の二つについて複写する必要があり、高周波送受信回路や制御方法が複雑なものとなった。
第二に、前記の通り、元となる車庫扉開閉装置等に備えられる受信機及び遠隔制御送信機の周波数特性等が不安定であったり周波数が不正確である場合がある。また、前記車庫扉開閉装置等、遠隔制御送信機及び車載用無線装置がそれぞれ備える送受信アンテナの位置、指向性、電波の偏波面等によっては伝送効率が低下する場合がある。さらに、周囲の電磁環境によって電波がフェージングやノイズ等の影響を受ける場合もある。これらの場合には、受信が困難となり伝送距離が短くなるという問題が生じた。
本発明は、上記のような問題に鑑み、元となる遠隔制御送信機が送信する無線信号を確実に受信して前記制御コードを複写し、車庫扉開閉装置等を制御するときに高周波無線信号が確実に受信されるように送信する高信頼な車載用無線装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明は以下の通りである。
1.高周波無線信号で遠隔制御される車庫扉開閉装置及び/又は住宅設備機器を制御するために車両に設置され、少なくとも複写モード及び送信モードで動作することができる車載用無線装置であって、前記車庫扉開閉装置及び/又は住宅設備機器を制御するための遠隔制御送信機によって送信される無線信号を受信アンテナにより受信し、該受信した信号から該制御するための制御コード信号を復調する1以上の受信手段と、複数の搬送周波数によって無線信号を送信アンテナから送信する1以上の送信手段と、前記各手段を制御するための制御手段とを備え、該制御手段は、複写モードにおいて、前記制御コード信号から制御コードを検出して該制御コードを記憶し、送信モードにおいて、前記記憶された制御コードによって変調された無線信号の送信を、所定の手順に従い、複数の前記車庫扉開閉装置及び/又は住宅設備機器に各固有の搬送周波数のすべてによって行うように前記送信手段を制御することを特徴とする車載用無線装置。
2.前記遠隔制御送信機によって送信される無線信号は振幅偏移変調された高周波信号であって、前記受信手段は、前記受信アンテナに接続された包絡線検波回路を備える前記1.記載の車載用無線装置。
3.前記受信手段は、前記包絡線検波回路の出力信号を基準電圧と比較するための比較回路を更に備え、前記制御手段は、当該比較回路の出力信号を入力するデジタル入力を具備するマイクロコントローラを備える前記2.記載の車載用無線装置。
4.前記制御手段は、前記包絡線検波回路の出力信号を入力するアナログ入力を具備するマイクロコントローラを備える前記2.記載の車載用無線装置。
5.前記制御手段は前記搬送周波数を選択するための周波数設定信号を生成する搬送周波数設定手段を備え、前記送信手段は、該周波数設定信号によって制御される電圧制御発振回路と、該電圧制御発振回路の出力信号の周波数を逓倍した後に振幅偏移変調する出力回路を備える前記1.乃至4.のいずれかに記載の車載用無線装置。
6.前記送信手段は複数の送信アンテナと該送信アンテナを切り替えるためのアンテナ切替回路を更に備え、前記制御手段は該アンテナ切替回路にアンテナ選択信号を出力することによって使用する送信アンテナを切り替える前記5.記載の車載用無線装置。
7.複数の前記送信アンテナは、アンテナの中心周波数又は送出する電波の偏波が異なるアンテナである前記6.記載の車載用無線装置。
8.複数の前記送信手段は、アンテナの中心周波数又は送出する電波の偏波が異なる送信アンテナを備える前記1.乃至5.のいずれかに記載の車載用無線装置。
9.複数の前記送信手段は、すべての当該送信手段が順次に同一の前記搬送周波数によって前記無線信号を送信する前記1.乃至5.のいずれかに記載の車載用無線装置。
10.複数の前記送信手段は、同時に異なる前記搬送周波数によって前記無線信号を送信する前記1.乃至5.のいずれかに記載の車載用無線装置。
11.前記所定の手順は、前記搬送周波数の低い順又は高い順に逐次送信する手順である、前記1.又は前記9.に記載の車載用無線装置。
12.前記所定の手順は、2つの前記送信手段の一つは前記搬送周波数の低い順に逐次送信し、他方は該搬送周波数の高い順に逐次送信する手順である、前記10.記載の車載用無線装置。
13.複数の前記受信手段は、中心周波数又は電波の偏波面に対する受信感度が異なる受信アンテナを具備し、前記制御手段はそれぞれの該受信手段から入力される前記制御コード信号を選択又は演算して前記制御コードを検出する、前記2.乃至4.のいずれかに記載の車載用無線装置。
14.前記送信アンテナを備える送信アンテナ部が離れた場所に設置され、該送信アンテナ部と前記出力回路が高周波用ケーブルによって接続される車載用無線装置であって、前記制御手段は前記アンテナ選択信号を該高周波用ケーブルに直流電圧として重畳する回路を備え、該送信アンテナ部は該直流電圧値によって作動される前記アンテナ切替回路を備える前記6.記載の車載用無線装置。
15.前記送信アンテナを備える送信アンテナ部が離れた場所に設置され、該送信アンテナ部と前記出力回路が高周波用ケーブルによって接続される車載用無線装置であって、前記制御手段は前記送信アンテナとインピーダンスを整合するためのインピーダンス調整信号を該高周波用ケーブルに直流電圧として重畳する回路を備え、該送信アンテナ部は該直流電圧値によって作動される前記インピーダンス整合回路を備える前記5.記載の車載用無線装置。
16.前記制御手段は、前記車庫扉開閉装置及び/又は住宅設備機器若しくは前記制御手順を更新するためのデータを前記受信手段によって受信し、該データによって前記搬送周波数及び/又は前記制御手順を変更する前記1.記載の車載用無線装置。
本発明の車載用無線装置によれば、遠隔制御送信機から送信される高周波無線信号が1以上の受信手段によって同調回路を要しないで確実に受信され、制御手段によって当該信号に含まれる制御コードを確実に複写できる。また、当該制御手段によって、所定の手順で複数の車庫扉開閉装置及び/又は住宅設備機器に各固有の搬送周波数の高周波無線信号を1以上の送信手段を使用して送信するよう制御されるため、当該車庫扉開閉装置及び/又は住宅設備機器における受信の確実性を高めることができる。
受信アンテナに接続された包絡線検波回路を備える受信手段によれば、単純な回路で前記制御コードの復調ができ、小形かつ高信頼な車載用無線装置を実現できる。
前記包絡線検波回路の出力信号の比較回路を更に備え、当該比較回路の出力信号をマイクロコントローラに具備されるデジタル入力に入力することによって、単純な回路及び制御方法によって前記制御コードを取得することができる。
前記包絡線検波回路の出力信号をマイクロコントローラに具備されるアナログ入力に入力することによって、柔軟な信号処理及び前記制御コードの検出が可能となる。
前記制御手段は前記搬送周波数を選択するための搬送周波数設定手段を備え、前記送信手段は当該搬送周波数設定手段の出力によって制御される電圧制御発振回路と振幅偏移変調を行う出力回路を備えることによって、多数の前記車庫扉開閉装置及び/又は住宅設備機器に各固有の搬送周波数による高周波信号を簡単な制御によって正確に生成することができる。
前記送信手段に複数の送信アンテナと該送信アンテナを切り替えるためのアンテナ切替回路を更に備えることによって、送信電波のダイバーシティが実現されるため、前記車庫扉開閉装置及び/又は住宅設備機器による受信状態が良好になり受信の確実性を増すことができる。
複数の前記送信アンテナとして中心周波数が異なるアンテナを使用すれば、送信する高周波信号の搬送周波数に応じて送出電波の強度が確保され、また複数の前記送信アンテナとして電波の偏波が異なるアンテナを使用すれば、送出電波の偏波についてダイバーシティが実現されるため、前記車庫扉開閉装置及び/又は住宅設備機器による受信状態が良好になり受信の確実性を増すことができる。
複数の前記送信手段がアンテナの中心周波数が異なる送信アンテナを備えることによって、搬送周波数に応じた送信手段を用いて異なる周波数で同時に送信できるため、所定のすべての搬送周波数によって送信する時間を短縮することができる。また、送出する電波の偏波が異なる送信アンテナを備えることによって、効率よくダイバーシティ送信を行うことができる。
複数の前記送信手段が順次に同一の前記搬送周波数によって前記無線信号を送信することによって、前記車庫扉開閉装置及び/又は住宅設備機器による受信の確実性を増すことができる。
複数の前記送信手段が同時に異なる前記搬送周波数によって前記無線信号を送信すれば、所定のすべての搬送周波数によって送信する時間を短縮することができる。
前記所定の手順を前記搬送周波数の低い順又は高い順に逐次送信する手順とすることによって、単純な制御プログラムで所定のすべての搬送周波数によって送信することができる。
前記所定の手順は、2つの前記送信手段の一つは前記搬送周波数の低い順に逐次送信し、他方は該搬送周波数の高い順に逐次送信する手順とすれば、所定のすべての搬送周波数によって送信する時間を短縮することができる。
複数の前記受信手段が中心周波数の異なる受信アンテナを具備すれば、受信する無線信号の搬送周波数に関わらず受信が確実にされ、複数の前記受信手段が電波の偏波面に対する受信感度が異なる受信アンテナを具備すれば、受信する電波の偏波に関わらず受信が確実にされ、前記制御手段は各受信手段によって出力される前記制御コード信号を選択又は演算することによって、前記制御コードの取得を確実にすることができる。
前記送信アンテナを備える送信アンテナ部が離れた場所に設置され、該送信アンテナ部と前記出力回路が高周波用ケーブルによって接続される車載用無線装置であって、前記制御手段は前記アンテナ選択信号を該高周波用ケーブルに直流電圧として重畳する回路を備え、該送信アンテナ部は該直流電圧値によって作動される前記アンテナ切替回路を備えることによって、送信アンテナを送信に最適な離れた位置に置いた場合にも、ダイバーシティの効果を発揮することができる。
前記送信アンテナを備える送信アンテナ部が離れた場所に設置され、該送信アンテナ部と前記出力回路が高周波用ケーブルによって接続される車載用無線装置であって、前記制御手段は前記送信アンテナとインピーダンスを整合するためのインピーダンス調整信号を該高周波用ケーブルに直流電圧として重畳する回路を備え、該送信アンテナ部は該直流電圧値によって作動される前記インピーダンス整合回路を備えることによって、送信アンテナを送信に最適な離れた位置に置いた場合にも、送信する信号の搬送周波数によって変化するインピーダンスを整合させ、効率よく電波を送信することができる。
前記制御手段は、前記車庫扉開閉装置及び/又は住宅設備機器若しくは前記制御手順を更新するためのデータを前記受信手段によって受信し、該データによって前記搬送周波数及び/又は前記制御手順を変更することによって、車載用無線装置のメンテナンス性を向上でき、前記車庫扉開閉装置及び/又は住宅設備機器が変更された場合もユーザは安心して使用を続けることができる。
本発明の車載用無線装置は、1以上の車庫扉開閉装置等を制御するために車両に設置され、少なくとも複写モード及び送信モードで動作することができる車載用無線装置である。
本車載用無線装置は、車両内のコンソール部、リア・ビュー・ミラー部、座席の一部等に組込み又は設置することができる。図1は、本車載用無線装置を車内のオーバーヘッド・コンソール部に組み込んだ例を示すものである。車載用無線装置8はオーバーヘッド・コンソール部4に組み込まれており、前記複写モード及び前記送信モードの動作をユーザが指示するための操作ボタンA、B、C(5a、5b、5c)と、本車載用無線装置の動作状態等をユーザに知らせるための表示器5dを備える。当該表示器5dに代わり、もともと車に備わる表示装置や室内灯6等と兼用されてもよい。上記3つの操作ボタンをそれぞれ3つの車庫扉開閉装置等に割り当てることによって、当該3つの車庫扉開閉装置等について制御コードを複写し、制御することができる。
1.車載用無線装置の構成
図2は、本発明の車載用無線装置の基本的な実施態様を示すブロック図であり、以下、図2を参照しつつ本車載用無線装置の構成を説明する。
本車載用無線装置8の制御対象は、典型的には車庫扉開閉装置1であるが、これに限られるものでなく、例えば住宅のゲートや玄関扉、照明機器、空調機器等の住宅設備機器であって無線高周波信号で遠隔制御可能な装置であればよい(以下、これらをまとめて「車庫扉開閉装置等」という)。そして、制御対象となる複数の前記車庫扉開閉装置等について制御コードを複写することによって、本車載用無線装置1台で当該複数の車庫扉開閉装置等を制御することができる。
遠隔制御送信機2は、前記車庫扉開閉装置等1に付属する送信機である。車庫扉開閉装置等1は、もともと遠隔制御送信機2から送信される無線信号Taによって作動される。当該無線信号は制御コードによって変調された高周波信号であり、当該制御コード及び無線信号Taの搬送周波数は車庫扉開閉装置等1に固有である。
前記高周波無線信号の搬送周波数は、主として極超短波(UHF、300MHz〜3GHz)帯が使用されているが、本発明の技術的思想はこの周波数帯に限るものではない。本車載用無線装置では、一般に流通する各種の車庫扉開閉装置等の使用周波数を含む周波数帯域(以下、対象周波数帯域という。)に応じた送受信手段が採用される。例えば、各種車庫扉開閉装置等が使用している搬送周波数が200MHz〜450MHzに分布している場合、当該周波数範囲の高周波信号の送受信を可能とする。
また、前記高周波信号の変調は、多くの車庫扉開閉装置等において振幅偏移(Amplitude shift keing、ASK)変調方式が採用されている。このため本車載用無線装置では主としてASK変調を対象としているが、本発明の基本的な思想はこの他の変調方式についても適用できるものである。
高周波無線信号Tbは、本車載用無線装置8から車庫扉開閉装置等1に対して送信される高周波無線信号である。本車載用無線装置8は、複写モードにおいて、前記遠隔制御送信機2から送信される高周波無線信号Taを受信して、前記固有の制御コードのみを取得し、記憶する。そして、送信モードにおいて、当該複写モードにおいて記憶された制御コードにより変調した高周波無線信号Tbの送信を、あらかじめ定められた複数の車庫扉開閉装置等に各固有の搬送周波数のすべてによって行う。当該送信のうちに前記無線信号Taと同じ搬送周波数による送信が含まれるため、目的とする車庫扉開閉装置等1が作動される。
車載用無線装置8は、本発明の主要部である受信手段20、送信手段40及び制御手段10を備える。第1の受信手段20に加えて第2の受信手段30等、複数の受信手段を備えることができる。また、第1の送信手段40に加えて第2の送信手段60等、複数の送信手段を備えることができる。
上記の他、本車載用無線装置8は、操作部、電源回路70を備える。
操作部は、操作ボタンA、B、C(5a、5b、5c)と、表示器5dを具備する。これらについては前述の通りである。必要に応じて、操作ボタン、表示器の数や機能は変更されてよい。
電源回路70は、車に備えられている通常12Vのバッテリ3に接続され、本車載用無線装置8内の電子回路に5V程度の電源を供給する。当該電源回路は、バッテリ3の大幅な電圧変化に対して安定した電源を本装置内の電子回路に供給し、サージやノイズ電圧・電流を防止するように設計されている。
(1)受信手段
受信手段20は、前記遠隔制御送信機2が送信する高周波無線信号Taを受信するための受信アンテナ21と、該受信された高周波信号から制御コード信号を復調するための検波回路22を備える。前述の通り、本車載用無線装置は前記無線信号Taの搬送周波数を複写する必要がないため、本受信手段は同調回路を必要とせず、極めて少数の部品と単純な回路によって実現することができる。
前記受信アンテナ21は、前記対象周波数帯域の受信ができるアンテナであって、種類や形態を問わないが小形であることが望ましい。ループ・アンテナ、コイル状に導線を巻いたループ・アンテナ、ヘリカル・アンテナ、各種平面アンテナその他のアンテナを採用することができる。ただし、通常、複写モード時に前記遠隔制御送信機2と本車載用無線装置8は同じ車内で使用されるので、受信アンテナ21は、車内空間から送信される電波のみを受信できるように設置されることが望ましい。
前記検波回路22は、前記受信アンテナ21に接続される。ASK方式の信号の復調においては包絡線検波回路を採用することができる。従来の学習可能な無線装置においては、受信される高周波信号の搬送周波数についても学習する必要があるため、同調回路や、局部発信器を備えたスーパーヘテロダイン方式等による受信回路が使用されてきた。本車載用無線装置においてはこのような回路を要しないで、受信信号から直接にダイオード等を使用した包絡線検波回路によってコード信号を復調することができる。単純な受信回路にして部品を大幅に低減することができるのは、高周波信号に含まれる制御コードのみを抽出できれば足りるという本発明の特徴によるメリットである。
前記包絡線検波回路を備える受信手段20は、基本的には図3に示すように構成される。前記検波回路22は、検波用ダイオード221及び受信信号増幅器223を備える。受信アンテナ21によって受信された高周波信号は、ダイオード221で検波され、受信信号増幅器223によって増幅される。
ただし、ダイオードを使用した検波回路は、周囲温度により特性が変化するため、必要な場合には、同じ温度特性をもつ二つのダイオードを用いて前記包絡線検波回路を構成する等によって、温度補償をすることができる。
また、前記検波回路では、必要な場合、受信アンテナ21からの信号入力部に増幅器及び/又は帯域通過フィルタを備えることができる。当該帯域通過フィルタは、前記対象周波数帯域の信号を濾波するフィルタである。また、対象となる前記車庫扉開閉装置等ごとに固有の周波数のみを濾波するための狭帯域の帯域通過フィルタを、異なる周波数の数だけ並列に備え、当該固有の周波数の信号のみを選択的に濾波してもよい。
前記検波回路によって復調された信号Cd1(以下、制御コード信号という。)は、必要な場合は波形整形の後、前記制御手段10に送られる。図3に示す回路においては、コンパレータ224によって前記増幅後の信号が基準電圧と比較され、2値の制御コード信号Cd1が出力される。
本車載用無線装置は、図2に示すように、前記受信手段を複数、例えば2つの受信手段20及び30を備えてもよい。遠隔制御送信機2からの無線信号Taを受信する際、当該送信機2が送信する電波の指向性や偏波面等によって受信状態は異なる。また、フェージングや不要電波等、周囲の電磁環境の影響によっても受信状態が変化する。例えば、送信アンテナの指向性や電波の反射等によって不感点(ヌル・ポイント)が生じ、受信不可能となる問題がある。
こうした問題の対策として、複数のアンテナを使用して受信するダイバーシティ方式が知られている。本車載用無線装置においては、複数の前記受信手段がそれぞれに備える受信アンテナを適切に選択、設置することによって、空間的なダイバーシティ、偏波面に対するダイバーシティを実現することができる。例えば、2つの前記受信手段(20、30)がそれぞれ備える受信アンテナとして導線をコイル状に巻いたループ・アンテナを使用し、空間ダイバーシティを実現することができる。それぞれ指向性が異なるアンテナを使用してもよい。また、2つの前記受信手段の一方が備える受信アンテナを水平偏波に合ったものとし、他方が備える受信アンテナを垂直偏波に合ったものとすることにより、偏波ダイバーシティを実現することができる。
また、2つの前記受信手段において周波数特性が異なるアンテナを採用する方法がある。すなわち、前記対象周波数帯域内のうち低い周波数領域で高い感度をもつ受信アンテナと、高い周波数領域で高い感度をもつ受信アンテナを使用して、当該周波数帯域の全域における本車載用無線装置の受信性能を向上させることができる。
以上のいずれの方法を採用する場合にも、各受信手段で種類の異なるアンテナを備えてもよい。
(2)送信手段
前記送信手段40は、複写モードにおいて取得された前記制御コードによって変調された高周波無線信号を前記車庫扉開閉装置等1に対して送信する手段である。本車載用無線装置は、複写モードにおいて制御コードのみを取得する。このため、あらかじめ定めた各種の車庫扉開閉装置等にそれぞれ固有の搬送周波数のすべてによって、送信を行う必要がある。
送信手段40は、図2に示すように、電圧制御発振回路41、出力回路42及び送信アンテナ43を備え、前記制御手段10と接続されている。
電圧制御発振回路(VCO)41は、前記搬送周波数を設定するために前記制御手段10から出力される周波数設定信号Va1の電圧値によって自己の発振周波数を制御する。
前記出力回路42は、図4に示すように、位相同期回路44、変調回路45及び増幅回路46を備える。
位相同期回路(PLL)44は、前記各搬送周波数の高周波信号を生成するための回路である。前記VCO41の出力信号f0はPLL44に入力される。PLLは、入力信号の周波数を逓倍した信号を生成することができる。前記PLL44は、前記VCO41から入力される信号f0の周波数の例えば32倍の周波数の出力信号f1を生成する。当該出力信号f1の周波数は送信すべき搬送周波数であり、変調回路45に供給される。
変調回路45は前記制御手段10と接続され、制御手段10によって出力される送信コード信号Tx1が入力される。変調回路45は、前記PLL44によって生成された高周波信号f1を当該送信コード信号Tx1によって変調する。ASK変調においては、送信コード信号Tx1に対応して振幅が変化する高周波信号が生成される。
増幅回路46は、前記変調回路45によって変調された高周波信号の電力を増幅し、送信アンテナ43に供給する。
アンテナのインピーダンスは周波数により変化するため、送信する周波数によって電力損失が増大する。この対策として、増幅回路46から送信アンテナ43へ給電する回路には、可変容量ダイオード等を用いたインピーダンス整合回路を備えることができる(図示せず)。また、送信アンテナからの反射波を検出し、可変容量ダイオード等を用いて前記給電側のインピーダンスを補正するインピーダンス補正回路を付加することもできる。
図2に示す送信アンテナ43は、前記増幅された高周波信号を電波として送出する。当該送信アンテナには、ループ・アンテナ、ホイップ・アンテナ、ダイポール・アンテナ、各種平面アンテナその他から最適の種類のアンテナを採用することができる。
当該送信アンテナ43によって送信される電波の電力、指向性、偏波面等によって、制御対象である車庫扉開閉装置等1における受信状態は異なる。例えば、送信アンテナの指向性や電波の反射等によって不感点が生じ、受信不可能な場合がある。また、フェージングや不要電波等、周囲の電磁環境によっても前記受信状態が変化し、送信電波の到達距離が影響を受けることとなる。
こうした問題の対策として、同種又は異種のアンテナを複数備えて、ダイバーシティ方式の送信を実現することができる。とくに、車載用無線装置においては、設置場所によって金属で構成される車体の影響が大きいため、送信のダイバーシティは効果がある。
具体的には、一つの送信手段40に複数のアンテナ及び当該アンテナを切り替えるためのアンテナ切替回路を備えることによって、空間ダイバーシティを実現することができる。ループ・アンテナとホイップ・アンテナ等、それぞれ指向性が異なるアンテナを組み合わせて使用してもよい。また、一方の送信アンテナで水平偏波の電波を送信し、他方のアンテナで垂直偏波の電波を送信することによって、偏波ダイバーシティを実現することができる。左円偏波と右円偏波を切り換える方式であってもよい。
前記制御手段10は、前記アンテナ切替回路に切替信号を出力して使用する送信アンテナを切り換え、同一の送信コードで変調した同一の搬送周波数の送信を二つのアンテナを用いてすることができる。
また、本車載用無線装置は前記対象周波数帯域内に分布する多数の周波数によって送信する必要がある。しかし、一般にアンテナに一定の電力で信号を供給しても信号の周波数によって送出される電波の強度は変化するため、使用するアンテナによって最も効率よく電波を送出できる周波数(以下、中心周波数という。)が存在する。したがって、前記対象周波数帯域のうち低い周波数領域に中心周波数を有するアンテナと、高い周波数領域に中心周波数を有するアンテナの二つのアンテナを備え、送信すべき搬送周波数に応じて使用するアンテナを選択することにより、前記対象周波数帯域のすべての範囲にわたり効率のよい電波の送信が可能となる。
二つの送信アンテナの切り換え方法については、前記同様、制御手段10からアンテナ切替回路に切替信号を出力して使用する送信アンテナを切り換えることができる。
本車載用無線装置は、前記送信手段を複数、例えば図2に示す2つの送信手段(40、60)を備えてもよい。
二つの送信手段を備えた場合には、同一の前記送信コードによって変調された同一の搬送周波数の無線信号を交互に送信することができる。これによって、車庫扉開閉装置等による受信の確実性を増すことができる。
また、二つの送信手段を使用すれば、同一の前記送信コードによって変調された異なる搬送周波数の無線信号を同時に送信することができる。これによって、所定のすべての搬送周波数による送信に要する時間を短縮することができる。
さらに、送信手段を複数備えることによって、前述の一つの送信手段に複数の送信アンテナを備えた場合と同様の送信ダイバーシティの効果を得ることができる。
(3)制御手段
図2に示すように、前記制御手段10は、インターフェース回路13、入力処理回路14、マイクロコントローラ11及びメモリ12を備える。本書で「マイクロコントローラ」とは、マイクロプロセッサを核として、パラレル入出力、シリアル入出力、後述するPWM信号出力、アナログ入出力等を備えた集積回路をいう。よって、「マイクロコントローラ」はCPU及び上記の各種入出力デバイスから構成されてもよい。
インターフェース回路13は、前記操作ボタン5a、5b、5cの入力回路及び表示器5dへの出力回路を具備し、マイクロコントローラ11の入出力に接続される。
メモリ12は、例えばフラッシュメモリなど、書き換え可能な不揮発性メモリであり、マイクロコントローラ11に内蔵される場合もある。
入力処理回路14は、前記受信手段20と接続され、検波回路22によって復調された制御コード信号を入力する。入力処理回路14は、当該制御コード信号を基準電圧と比較する比較回路を含むことができ、当該比較回路によって2値化された制御コード信号(Cd1)はマイクロコントローラ11が具備するデジタル入力に接続される。前記制御コード信号は、比較回路を使用することなく、例えばマイクロコントローラ11が具備するAD変換器に接続して、デジタル変換及びソフトウェアによる信号処理を行ってもよい。
入力処理回路14は、複数の受信手段(20、30等)を備える場合に、各受信手段の出力である制御コード信号(Cd1、Cd2等)を演算又は選択する手段を更に備えることができる。例えば、各前記制御コード信号を論理回路によって演算(論理積又は論理和)する。また、別途に受信信号のレベルを検出して、受信レベルが大きい受信手段の制御コード信号を選択する手段を備えることもできる。これらの演算又は選択手段を備えることによって、各受信アンテナによる受信状態に差がある場合にも前記制御コードをより確実に取り出すことが可能になる。前記同様、演算又は選択手段を入力処理回路14に備える代わりに、同等の処理がマイクロコントローラ11のソフトウェアによって実現されてもよい。
マイクロコントローラ11には、前記入力処理回路14を介して、又は受信手段20から直接に、前記制御コード信号が入力される。マイクロコントローラ11は、当該制御コード信号から制御コードを検出し、前記メモリ12に格納する。
本制御手段10は図2に示すように送信手段40に接続されており、送信モードにおいては、当該送信手段を制御する。
送信モードにおいて、マイクロコントローラ11から送信すべきコード信号Tx1が送信手段40に送出される。すなわち、マイクロコントローラ11は、前記メモリ12から複写モード時に格納された前記制御コードを読み出し、送信コード信号Tx1として当該制御コードのビット列を変調回路45に送出する。
また、本制御部10は、送信する高周波信号の搬送周波数を設定するための搬送周波数設定手段を備える。
当該搬送周波数設定手段は、マイクロコントローラ11の機能及び周辺回路によって実現され、前記VCO41の発振周波数を制御するための信号である周波数設定信号(Va1)を出力する。具体的には、先ずマイクロコントローラ11に備えられるパルス幅変調(PWM)回路を使用してPWM信号を出力する。次に当該出力を平滑化回路によって当該PWM信号のパルス幅に応じた電圧値に変換する。当該電圧値(周波数設定信号Va1)によってVCO41の発振周波数が制御される。ただし、VCOを制御するための電圧値は、PWM信号を利用して発生させる方法に限るものではなく、例えばDA変換器の出力を利用してもよい。
その他、本制御手段は、前記送信手段がアンテナ切替回路を備える場合には、当該回路に切替信号を出力する。
2.車載用無線装置の制御方法
本車載用無線装置の全体の制御方法を、図5に示すフローチャートに沿って説明する。前述の通り、操作ボタン及び表示器の数や機能は、変更されてもよい。
先ず、本車載用無線装置8の電源投入時には、マイクロコントローラその他電子回路の初期設定と動作確認が行われる(S10)。
その後、操作ボタンA,B,Cを監視して(S12、S13、S14)、いずれかの操作ボタンが押されるまで待機する。
いずれかの操作ボタンが押された場合、例えば当該操作ボタンが押された時間を判断し(S15、16又はS17)、当該操作ボタンに対応する複写モード又は送信モードの動作が開始される。操作ボタンが短く押された場合は送信モードに、一定時間(例えば15秒)以上押された場合は複写モードに移行する。
図6は、操作ボタンAが長く押された場合の複写モードAの動作を示すフローチャートである。他の操作ボタンB、Cに対応する複写モードB、複写モードCも同様である。
複写モードの実行中、前記表示器5dを点滅させるなどして(S21、S24)、本車載用無線装置が複写モードであることや複写の結果をユーザに表示することができる。
複写モードの開始後、ユーザが前記遠隔制御送信機2を操作して前記無線信号Taが送信されるのを待つ。そして無線信号Taが前記受信手段20によって受信されたときに制御コードを検出し(S22)、デーダ形式の検査等必要な処理を行った後、当該制御コード(以下、制御コードAという。)をメモリ12中の領域Aに格納する(S23)。
複写モードAが終了した後は、前記操作ボタンの監視ループ(S11)に復帰する。
図7は、操作ボタンAが短く押された場合の送信モードAの動作を示すフローチャートである。他の操作ボタンB、Cに対応する送信モードB、送信モードCも同様である。
送信モードAにおいては、前記メモリ12内の領域Aに格納されている制御コードAを読み出す(S31)。
次に、当該制御コードAで変調した搬送周波数F1の無線信号を前記送信手段40によって送信する(S32)。このステップでは、詳しくは、制御手段40が備える前記VCO41に搬送周波数をF1に設定するための前記周波数設定信号を出力し、その後制御コードAのビット列を前記変調回路45に送出する。
そして、順次、搬送周波数F2、F3、・・・Fnによって上記S32と同様の送信を行い(S33、S34、S35)、所定のすべての搬送周波数によって制御コードAを送信して終了する。
図8は、送信モードにおける上記送信の概略を示すタイムチャートである。
送信モードAが終了した後は、前記操作ボタンの監視ループ(S11)に復帰する。
上記各搬送周波数による送信の制御手順は、あらかじめ定めることができる。すなわち、上記F1からFnにむかって周波数が低い順番としてもよいし、その逆に周波数が高い順としてもよい。また、対象とする車庫扉開閉装置等をグループ分けして、当該グループに含まれる車庫扉開閉装置等に固有の搬送周波数の送信順を定めてもよい。それによって、目的とする車庫扉開閉装置等により早く送信がされる可能性を高めることができる。
また、本車載用無線装置が二つの前記送信手段40、60を備える場合には、各送信手段が交互に同一の搬送周波数によって送信するばかりでなく、図9に示すように、それぞれの送信手段が同時に異なる搬送周波数によって送信(送信(1)、送信(2))をするように制御してもよい。同時に異なる搬送周波数によって送信することによって、対象とするすべての搬送周波数によって送信を行う時間を短縮することができる。
本車載用無線装置は、制御対象とする車庫扉開閉装置等や上記のような制御手順を変更するための保守モードを備えることができる。例えば、操作ボタン5a、5b等の特別な操作によって当該保守モードに移行し、無線信号で送信される更新のためのコードを受信手段20によって取得することができる。これにより車載用無線装置のメンテナンス性を向上でき、前記車庫扉開閉装置等が変更された場合も、ユーザは安心して使用を続けることができる。
本発明の具体的な実施の形態について以下に説明する。
(実施の形態1)
図10は、受信手段20の具体的な設計例を示す回路図である。当該受信手段は、受信アンテナ21、ダイオード221及び222、オペアンプ223、比較器224及び周辺素子からなる。
受信アンテナ21は、コイル状のループ・アンテナである。当該アンテナによって受信された高周波信号は、高周波ダイオード221によって検波される。一般に高周波ダイオードの順方向電圧は温度によって大きく変化するため、上記と同じ高周波ダイオード222を使用して温度補償がされている。前記検波された信号は、オペアンプ223によって増幅された後、コンパレータ224によって2値化及び整形されて、制御コード信号Cd1として出力される。
受信手段を高感度化するため、上記受信アンテナ21と検波回路の間に、増幅回路及び前記対象周波数帯域の信号を濾波するバンドパスフィルターを備えることもできる。
また、上記受信アンテナ21の後に、複数の搬送周波数を個々に濾波するくし型のバンドパスフィルター回路を備えて、受信手段の性能向上を図ることもできる。
(実施の形態2)
図11は、送信手段40の具体的な設計例を示す回路図である。当該送信手段は、PWM信号の平滑化回路41a、VCO回路41、PLL回路44、ASK変調回路45、電力増幅器46及び送信アンテナ43からなる。
制御手段が備えるマイクロコントローラ11から出力されるPWM信号(PWM−A1)を平滑化回路41aによって平滑化する。これによって発生した電圧に応じて可変容量ダイオード411の容量が変化し、VCO回路41の発振周波数が変化する。
VCO回路41の出力は、バッファ回路412を介してPLL回路44に入力される。
当該PLL回路は、位相比較器442、低域濾波器444、電圧制御発振回路443、入力された信号の周波数を32分割する分周器441を備える。当該PLL回路によって、前記VCO41から出力される信号の32倍の周波数の信号が生成される。
前記PWM信号のパルス幅を変えることによって前記VCO41の発振周波数を8.75MHzから13.125MHzまで変化させたとき、PLL回路44は280MHzから420MHzまでの高周波信号を生成することができる。この高周波信号は変調回路45に供給される。
変調回路45には前記マイクロコントローラ11によって出力される送信コード信号Tx1が入力される。当該変調回路によって、前記PLL回路44から供給された前記高周波信号は送信コード信号Tx1によってASK変調される。当該変調された高周波信号は、増幅回路46によって増幅された後、送信アンテナ43に供給される。
(実施の形態3)
図12は、ダイバーシティ方式の送信を行う場合の送信アンテナの配置例を示す。二つのループ・アンテナ431、432を基板430上で位置をずらして直角に配置し、空間ダイバーシティの効果を得ることができる。また、アンテナへの給電点の位置により、両アンテナの送信電波の偏波面を変えることができる。
(実施の形態4)
図13は、前記中心周波数が異なる二つのアンテナAとアンテナBの周波数特性の例を示す。アンテナAは前記対象周波数帯域内の低い周波数側に中心周波数faがあり、アンテナBは高い周波数側に中心周波数fbがある。この二つのアンテナを組み合わせて使用して、前記帯域の全体における送信の効率を高めることができる。
(実施の形態5)
図14は、1つの前記送信手段にアンテナ切替回路47と2つのアンテナ(433、434)を備える場合の回路例である。当該アンテナ切替回路に入力される信号ANTCは、前記マイクロコントローラ11によって出力される。アンテナ切替回路47は高周波リレーを使用して構成することができるが、高周波用のダイオード等を用いて構成してもよい。前記マイクロコントローラによって上記アンテナが切り替えられ、いずれか一方のアンテナから前記高周波信号が送出される。
(実施の形態6)
電波の送信を有利にするため、前記送信アンテナを備える送信アンテナ部を本車載用無線装置の本体から離れた場所に設置する場合がある。当該送信アンテナ部と当該本体の前記出力回路とは高周波用ケーブルによって接続され、当該ケーブルを通して送信アンテナ部に高周波信号が供給される。このような場合であっても、前記のダイバーシティ方式の送信、アンテナのインピーダンス整合を図ることができる。
図15は、離れた場所に置いた上記送信アンテナ部49と前記出力回路を高周波用ケーブル48を用いて接続した例を示す。当該送信アンテナ部は二つのアンテナ(435、436)とアンテナ切替回路50bを備え、当該アンテナ切替回路に備えられたリレー471によってアンテナが切り替えられる。前記本体側は直流信号を高周波信号(P−ANT)に重畳して送るためのアンテナ切替信号重畳回路50aを備える。前記マイクロコントローラ11から出力される切替信号ANTCは、前記高周波用ケーブル48に直流電圧として重畳され、リレー471を作動させて使用するアンテナを切り替えることができる。
(実施の形態7)
また、アンテナの周波数特性による損失増大を防ぐため、上記送信アンテナ部に可変容量ダイオード等を用いたインピーダンス整合回路を備えることができる。
図16は、離れた場所に置いた上記送信アンテナ部49に、アンテナ437とインピーダンス整合回路51bを設けた設計例である。当該インピーダンス整合回路は可変容量ダイオード472を具備する。また、前記本体側には直流信号を高周波信号(P−ANT)に重畳して送るためのインピーダンス調整信号重畳回路51aを備える。当該重畳回路によって、前記マイクロコントローラ11から出力されるPWM信号(PWM−ANT)を平滑化して得られる直流電圧が高周波用ケーブル48に重畳され、当該直流電圧値に応じて可変容量ダイオード472の容量を変化させる。これにより、前記マイクロコントローラは送信する信号の搬送周波数に応じてアンテナのインピーダンス整合を図ることができる。
車載用無線装置を車内のオーバーヘッド・コンソール部に設置した例を示す図である。 車載用無線装置の基本的な実施形態を示すブロック図である。 受信手段の基本的な構成を示す回路図である。 送信手段の基本的な構成を示すブロック図である。 車載用無線装置の制御方法を示すフローチャートである。 複写モードにおける制御方法を示すフローチャートである。 送信モードにおける制御方法を示すフローチャートである。 送信モードにおける高周波無線信号の送信の概略を示すタイムチャートである。 二つの送信手段を備えて同時に異なる搬送周波数によって高周波無線信号を送信する場合の送信の概略を示すタイムチャートである。 実施の形態1による受信手段の構成を示す回路図である。 実施の形態2による送信手段の構成を示す回路図(一部ブロック図)である。 実施の形態3による二つの送信アンテナの配置例を示す図である。 実施の形態4による二つの送信アンテナの周波数特性の概略を示す図である。 実施の形態5による二つの送信アンテナを切り替えて送信する場合の構成例を示す回路図である。 実施の形態6による離れた場所にある送信アンテナ部に備えられた二つの送信アンテナを切り替えて送信する場合の構成例を示す回路図である。 実施の形態7による離れた場所にある送信アンテナ部に備えられた送信アンテナのインピーダンス整合を図る場合の構成例を示す回路図である。
符号の説明
1;車庫扉開閉装置等、2;遠隔制御送信機、3;バッテリ、4;オーバーヘッド・コンソール、5a、5b、5c;操作ボタン、5d;表示器、8;車載用無線装置、10;制御手段、11;マイクロコントローラ、12;メモリ、13;インターフェイス回路、14;入力処理回路、20;受信手段(1)、21;受信アンテナ、22;検波回路、30;受信手段(2)、40;送信手段(1)、41;電圧制御発振回路、41a;平滑化回路、42;出力回路、43;送信アンテナ、44;位相同期回路、45;変調回路、46;増幅回路、47;アンテナ切替回路、48;高周波用ケーブル、49;送信アンテナ部、51a;インピーダンス調整信号重畳回路、51b;インピーダンス整合回路、60;送信手段(2)、70;電源回路、221、222;検波用ダイオード、223;オペアンプ、224;比較器。

Claims (16)

  1. 高周波無線信号で遠隔制御される車庫扉開閉装置及び/又は住宅設備機器を制御するために車両に設置され、少なくとも複写モード及び送信モードで動作することができる車載用無線装置であって、
    前記車庫扉開閉装置及び/又は住宅設備機器を制御するための遠隔制御送信機によって送信される無線信号を受信アンテナにより受信し、該受信した信号から該制御するための制御コード信号を復調する1以上の受信手段と、
    複数の搬送周波数によって無線信号を送信アンテナから送信する1以上の送信手段と、
    前記各手段を制御するための制御手段とを備え、
    該制御手段は、複写モードにおいて、前記制御コード信号から制御コードを検出して該制御コードを記憶し、送信モードにおいて、前記記憶された制御コードによって変調された無線信号の送信を、所定の手順に従い、複数の前記車庫扉開閉装置及び/又は住宅設備機器に各固有の搬送周波数のすべてによって行うように前記送信手段を制御することを特徴とする車載用無線装置。
  2. 前記遠隔制御送信機によって送信される無線信号は振幅偏移変調された高周波信号であって、
    前記受信手段は、前記受信アンテナに接続された包絡線検波回路を備える請求項1記載の車載用無線装置。
  3. 前記受信手段は、前記包絡線検波回路の出力信号を基準電圧と比較するための比較回路を更に備え、
    前記制御手段は、当該比較回路の出力信号を入力するデジタル入力を具備するマイクロコントローラを備える請求項2記載の車載用無線装置。
  4. 前記制御手段は、前記包絡線検波回路の出力信号を入力するアナログ入力を具備するマイクロコントローラを備える請求項2記載の車載用無線装置。
  5. 前記制御手段は前記搬送周波数を選択するための周波数設定信号を生成する搬送周波数設定手段を備え、
    前記送信手段は、該周波数設定信号によって制御される電圧制御発振回路と、該電圧制御発振回路の出力信号の周波数を逓倍した後に振幅偏移変調する出力回路を備える請求項1乃至4のいずれかに記載の車載用無線装置。
  6. 前記送信手段は複数の送信アンテナと該送信アンテナを切り替えるためのアンテナ切替回路を更に備え、
    前記制御手段は該アンテナ切替回路にアンテナ選択信号を出力することによって使用する送信アンテナを切り替える請求項5記載の車載用無線装置。
  7. 複数の前記送信アンテナは、アンテナの中心周波数又は送出する電波の偏波が異なるアンテナである請求項6記載の車載用無線装置。
  8. 複数の前記送信手段は、アンテナの中心周波数又は送出する電波の偏波が異なる送信アンテナを備える請求項1乃至5のいずれかに記載の車載用無線装置。
  9. 複数の前記送信手段は、すべての当該送信手段が順次に同一の前記搬送周波数によって前記無線信号を送信する請求項1乃至5のいずれかに記載の車載用無線装置。
  10. 複数の前記送信手段は、同時に異なる前記搬送周波数によって前記無線信号を送信する請求項1乃至5のいずれかに記載の車載用無線装置。
  11. 前記所定の手順は、前記搬送周波数の低い順又は高い順に逐次送信する手順である請求項1又は請求項9に記載の車載用無線装置。
  12. 前記所定の手順は、2つの前記送信手段の一つは前記搬送周波数の低い順に逐次送信し、他方は該搬送周波数の高い順に逐次送信する手順である請求項10記載の車載用無線装置。
  13. 複数の前記受信手段は、中心周波数又は電波の偏波面に対する受信感度が異なる受信アンテナを具備し、前記制御手段はそれぞれの該受信手段から入力される前記制御コード信号を選択又は演算して前記制御コードを検出する請求項2乃至4のいずれかに記載の車載用無線装置。
  14. 前記送信アンテナを備える送信アンテナ部が離れた場所に設置され、該送信アンテナ部と前記出力回路が高周波用ケーブルによって接続される車載用無線装置であって、
    前記制御手段は前記アンテナ選択信号を該高周波用ケーブルに直流電圧として重畳する回路を備え、
    該送信アンテナ部は該直流電圧値によって作動される前記アンテナ切替回路を備える請求項6記載の車載用無線装置。
  15. 前記送信アンテナを備える送信アンテナ部が離れた場所に設置され、該送信アンテナ部と前記出力回路が高周波用ケーブルによって接続される車載用無線装置であって、
    前記制御手段は前記送信アンテナとインピーダンスを整合するためのインピーダンス調整信号を該高周波用ケーブルに直流電圧として重畳する回路を備え、
    該送信アンテナ部は該直流電圧値によって作動される前記インピーダンス整合回路を備える請求項5記載の車載用無線装置。
  16. 前記制御手段は、前記車庫扉開閉装置及び/又は住宅設備機器若しくは前記制御手順を更新するためのデータを前記受信手段によって受信し、該データによって前記搬送周波数及び/又は前記制御手順を変更する請求項1記載の車載用無線装置。
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