JP2010009888A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランプ交換の際に、照明器具からランプを容易に取り出すことができる照明器具を提供する。
【解決手段】埋込形照明器具1は、器具本体10と、器具本体10の底面部に一体となるように取り付けられるソケット20と、発光ランプ30と、を備える。器具本体10底面部に、器具本体10開口部へ向けて弾性力が働く向きに、コイルバネ101を備えておく。ソケット20と発光ランプ30を組み付け掛止したとき、コイルバネ101は発光ランプ30に押し付けられ復元力が働き、発光ランプ30を外す向きに付勢力が付加される。発光ランプ30を外すために、ソケット20と発光ランプ30の掛止を解除すると、常に働いていたコイルバネ101の付勢力により、発光ランプ30が器具本体10から押し出される。発光ランプ30の上部が取り付け面より突出するので、取り出しやすく、発光ランプ30の交換が容易となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ランプ取り外し可能な照明器具に関する。
2007年より国内においてGX53口金の蛍光ランプが技術基準改正により認められることになった。GX53口金の蛍光ランプは、インバータ内蔵電球を使用するので照明器具側にインバータが不要で、また、発光管を平面的に配置しており、薄型かつコンパクトなデザインとでき、ダウンライトや薄型のペンダントなどの照明として普及が進んでいる。
照明器具として使用されている蛍光灯器具は、蛍光灯の交換の際に、できるだけ容易に作業ができるように、いろいろな工夫がなされている。特許文献1では、ガイドを備えてランプを嵌めやすくした一端のソケットはバネを使用して可動性としておき、先にランプを嵌めておく。他端のソケット付近に保持バネを備え、一端のソケットと保持バネでランプを保持させ、ソケットのバネを縮めながら他端のソケットにランプを嵌合することで、一人でも容易にランプの着脱の操作ができることが記載されている。また、特許文献2では、ソケットの、蛍光灯に電力を供給する接触端子を兼ねたランプピン挿入孔が、ばねにより蛍光灯のランプピンの軸方向に両端より弾性支持され、蛍光灯を容易にソケットに取り付けることができるようにしたことが記載されている。
特開2000−48625号公報 特開2000−68015号公報
蛍光灯などの照明器具のランプ交換において、直管形蛍光灯は長さがあるために扱いにくかったり、ランプピン端子と挿入孔を合わせる作業がしづらい。また、天井などの高い位置に照明器具があり、足場が悪い中での作業を要することが多い。そのため、特許文献1や2で示すような蛍光灯の取り付けに関する発明がなされ、容易に所定の位置にランプを設置でき、かつ、ランプと照明器具本体がきちんと電気的接続されることを重点に改良が行われてきた。
GX53口金の蛍光ランプは、新しいタイプの蛍光ランプで、薄型かつコンパクトなデザインである。例えばダウンライトなどで使用する場合、照明器具本体は、天井内部に埋め込まれており、ランプを装着したときに、天井面とフラットになるように設計される。この蛍光ランプの取り付けの際は、ランプを回動させ、ソケットの凸部とランプ口金のL字型の凹部を嵌合させて係止する。ランプは、ランプ周縁部と器具本体の内壁とが、ほぼ隙間なく嵌め込まれた状態で取り付けられ、かつ、ランプの上面と天井面とがフラットな構造であり、ランプを取り付けた状態では、ランプ部分を掴むことはできない。ランプを外す際は、取り付けのときと反対の向きにランプを回動させ、ソケットの凸部とランプ口金のL字型の凹部の係止を解除し、ランプの自重を利用して、器具本体からランプを取り出す。
ランプが下向きとなる場所に取り付けたランプは、係止を解除すると、ランプの自重を利用して器具本体からランプを取り出すことができるが、ランプが床面や壁面に取り付けられた場合、ランプの自重を利用することができず、照明器具の取り付け面とランプ上面がフラットな構造のため、取り出すことが容易ではない。ランプの着脱を容易にするために、ランプを取り付けた状態でランプを掴むことができる空間を備えると、器具本体が大きくなり、薄型かつ小型のランプを用いる必要がなくなる。
また、GX53口金の蛍光ランプは、デザイン性の高い照明器具として用いられることが多く、小型で重量も小さく、システムキッチンの吊り棚の下側などに採用されやすい。ランプと器具本体とに隙間があると、その隙間に料理の際の油煙が入り込み、油汚れの付着でランプ交換に支障があったり、器具の故障などの原因となる。そのため、ランプと器具本体との間隙は小さい事が望ましいが、間隙がない場合は、より、ランプを取り出しにくくなるという欠点があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ランプ交換の際に、照明器具からランプを容易に取り出すことができる照明器具を提供することを目的とする。
本発明の観点に係る照明器具は、
ランプ取り外し可能な照明器具であって、
開口部を有する器具本体と、
前記器具本体の底面部に、前記器具本体と一体となるように取り付けられるソケットと、
前記ソケットに嵌合する口金を有する前記ランプと、
前記ランプを前記ソケットから外れる方向に付勢する付勢手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ランプ交換の際に、照明器具からランプを容易に取り出すことができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰り返さない。図1(a)ないし(c)は、本発明の実施の形態に係るGX53口金の蛍光ランプを用いた埋込形照明器具の部分毎の斜視図である。図1の(a)は器具本体、(b)はGX53口金用受金(以下、ソケットという)、(c)は蛍光ランプを示す。
埋込形照明器具1は、器具本体10と、ソケット20と、発光ランプ30と、を備える。図1(a)の器具本体10は、本体部11外側の側面に、器具を取り付け面に固定するための取り付けアーム12を備える。取り付けアーム12は、2ないし4本を等間隔に並べる。本体部11の内部の底面部もしくは底面部付近の側方に、発光ランプ30と電気的接続を行うための2つの電源端子台13を備える。電源端子台13は、発光ランプ30のフランジ形電極38を挟持する、もしくは、片持ち支持するバネの端子などからなる。
図1(b)のソケット20は、発光ランプ30の口金35と嵌合する形であり、口金35の側面部を覆う筒状部21と、口金35を備えた側の面を覆うつば部22と、より構成される。図1(c)の発光ランプ30は、発光部31と口金部32があり、発光部31は、発光管33と、ランプカバー34と、を備える。発光管33は屈曲成形され、ランプカバー34の中に収納されている。口金部32は、口金部32に内蔵した安定器37と、L字型からなる凹部のL字状溝36を欠成された口金35と、2つのフランジ形電極38と、樹脂カバー39と、を備える。フランジ形電極38は、樹脂カバー39の口金35を備えた側の面に点対称に形成される。
ソケット20の筒状部21の内側に、発光ランプ30の口金35のL字状溝36と係合する凸部23が設けられる。凸部23とL字状溝36との位置合わせをし、口金35をソケット20に通す。つば部22と口金35を備えた側の面が近づき差し込みが最も深い位置で、L字状溝36に沿って発光ランプ30を回動させ、凸部23とL字状溝36とを掛止する。
ソケット20と発光ランプ30の、凸部23とL字状溝36とを位置合わせしたときに、発光ランプ30のフランジ形電極38が、ダルマ穴24の先太部26から通り抜けるように、つば部22にダルマ穴24を形成しておく。ソケット20と、発光ランプ30の口金35を備えた側の面が接する、もしくは最も接近したときに、フランジ形電極38の頭部分がつば部22を貫通する。発光ランプ30を回動させるとフランジ形電極38は先太部26から先細部25側にスライドし、凸部23とL字状溝36とを掛止したときに、フランジ形電極38の頭部分はソケット20のダルマ穴24に掛止する。
ソケット20のつば部22には取付ねじ穴27が複数形成されており、器具本体10の内側の底面部にネジで取り付けられるようになっており、器具本体10と一体となる。凸部23とL字状溝36、およびフランジ形電極38の頭部分とダルマ穴24が掛止したときに、ソケット20のダルマ穴24の先細部25が、器具本体10の電源端子台13と対向するように器具本体10にソケット20を取り付ける。したがって器具本体10に発光ランプ30を取り付けたときに、電源端子台13とフランジ形電極38は接触し、電気的に接続する。
図1(d)は、ソケット20の凸部23と、発光ランプ30のL字状溝36と、を位置合わせをしたときの、器具本体10側から見た平面図である。発光ランプ30の口金35に欠成されたL字状溝36の、溝底を結んだときの円の半径をr1とし、口金の大きさの半径をr2とする。ソケット20の凸部23の、最も凸部となる部分を結んだときの円の半径をr3とし、筒状部21の大きさの半径をr4とする。これらの大きさは、小さい方から順に、r1、r3、r2、r4とすることで、ソケット20の凸部23と、ランプ30のL字状溝36を嵌合し、ねじりモーメントを加えることで、ソケット20と発光ランプ30を掛止することができる。
図2は、埋込形照明器具1の平面図であり、図1の埋込形照明器具1を組み立て、天井などに埋め込みした状態を示す。図2に示すように、器具本体10と発光ランプ30との間は、ほとんど間隙のない状態で、器具本体10と発光ランプ30とが嵌合する。
(実施の形態1)
図3は、本発明の実施の形態1に係るGX53口金の蛍光ランプを用いた埋込形照明器具の断面図である。基本的な構造は、図1および図2で示した埋込形照明器具1と同じであり、図2のM−M線断面図を示す。
ソケット20の凸部23と発光ランプ30のL字状溝36とを嵌め合わせて発光ランプ30を回動させる。同時に、発光ランプ30のフランジ形電極38はダルマ穴24を貫通し、先太部26から先細部25へスライドする。そのときフランジ形電極38は器具本体10に備えた電源端子台13に挟持される形となり、電気的接続の状態となる。ソケット20と発光ランプ30を組み付けたときに、筒状部21と口金35とは間隙が設けられており、口金35を備えた側の面と器具本体10の底面部との間に空間が形成される。口金35のL字状溝36の、掛止を解除する側の空間に、コイルバネ101を備える。コイルバネ101は、器具本体10の開口部へ向けて付勢力が働く向きであって、器具本体10とソケット20を組み付けたときに、ソケット20のつば部22のある面の高さよりもコイルバネ101が突き出すように取り付けておく。発光ランプ30を組み付けたときに、コイルバネ101は発光ランプ30の口金35を備えた側の面で押し縮められることになり、常に、発光ランプ30を外す向きに付勢力が加わる。
発光ランプ30を取り付けたときと反対の向きに発光ランプ30を回動させ、器具本体10と発光ランプ30の掛止を解除する。常に働いていたコイルバネ101の付勢力、すなわちコイルバネ101が発光ランプ30の口金35を備えた側の面を押す力により、発光ランプ30が器具本体10から押し上げられる。発光ランプ30取り付け時に、取り付け面とフラットな状態であった発光ランプ30は、器具本体10から押し上げられ、上部が取り付け面より突出するので、取り出しやすく、発光ランプ30の交換が容易となる。
実施の形態1において、発光ランプ30を押し上げる付勢手段は、コイルバネ101を用いているが、板バネや弾力性のある樹脂などの弾性変形部材を用いてもよく、また、器具本体10の底面部の一部を切り欠いて起こしたもの(以下、切り起こしという)を用いてもよい。また、付勢手段の数は2つ以上であって、等間隔に備えることで、発光ランプ30底面に均等に力を加え、発光ランプ30を垂直に押し上げることができ、より発光ランプ30が突出しやすくなる。さらに、掛止を解除する側の空間に付勢手段を備えることで、器具本体10と発光ランプ30を掛止する際に、付勢手段からの付勢力の影響が少なく、小さいねじりモーメントで発光ランプ30の着脱ができ、取り付け作業の妨げとなりにくい。
(実施の形態1の変形例)
図4は、本発明の実施の形態1の変形例に係るGX53口金の蛍光ランプを用いた埋込形照明器具の断面図である。
ソケット20の凸部23と発光ランプ30のL字状溝36とを嵌め合わせて発光ランプ30を回動させる。同時に、発光ランプ30のフランジ形電極38はダルマ穴24を貫通し、先太部26から先細部25へスライドする。そのときフランジ形電極38は器具本体10に備えた電源端子台13に横から押し付けられる形となり、電気的接続の状態となる。
コイルバネ101は、器具本体10とソケット20を組み付けたときに、フランジ形電極38と対向する器具本体10の底面部に、開口部へ向けて付勢力が働く向きで取り付けておく。ソケット20に発光ランプ30を取り付けたときに、コイルバネ101は発光ランプ30のフランジ形電極38で押し縮められることになり、常に、発光ランプ30を外す向きに付勢力が加わる。発光ランプ30を取り外すときは、ソケット20と発光ランプ30の掛止を解除すると、常に働いていたコイルバネ101の付勢力により、発光ランプ30が器具本体10から押し上げられる。発光ランプ30の上部が取り付け面より突出するので、取り出しやすく、発光ランプ30の交換が容易となる。
(実施の形態2)
図5(a)は、本発明の実施の形態2に係るGX53口金の蛍光ランプの斜視図である。図5(b)は、図5(a)の蛍光ランプと同時に使用するソケットを蛍光ランプ側から見た平面図である。本発明の実施の形態2に係る埋込形照明器具の基本的な構造は、図1および図2で示した埋込形照明器具1と同じである。
発光ランプ30の樹脂カバー39のフランジ形電極38を備えた側の面であって、口金35のL字状溝36の掛止を解除する側に、弾性のあるスポンジゴム302を備える。スポンジゴム302は、発光ランプ30を器具本体10に組み付けたときに、ソケット20の接触位置29に押し付けられて縮み、復元力が働き、発光ランプ30を外す向きに力が付加される。
ソケット20と発光ランプ30の掛止を解除すると、常に働いていたスポンジゴム302の復元力により、発光ランプ30のフランジ形電極38を備えた側の面とソケット20が離れ合うような向きに力が加わる。発光ランプ30はソケット20から外れる向きに付勢力を受け、発光ランプ30が器具本体10から押し上げられる。発光ランプ30取り付け時に、取り付け面とフラットな状態であった発光ランプ30は、器具本体10から押し上げられ上部が突出するので、取り出しやすく、発光ランプ30の交換が容易となる。
実施の形態2において、発光ランプ30を押し上げる付勢手段は、スポンジゴム302を用いているが、コイルバネや板バネなどの弾性変形部材を用いてもよく、また、フランジ形電極38を備えた側の面の一部、すなわち樹脂カバー39の一部を切り欠いて起こしたものを用いてもよい。また、付勢手段の数は2つ以上であって、等間隔に備えることで、発光ランプ30底面に均等に力を加え、発光ランプ30を器具本体10から垂直に押し上げることができ、より発光ランプ30が突出しやすくなる。さらに、掛止を解除する側に付勢手段を備えることで、器具本体10と発光ランプ30を掛止する際に、付勢手段からの付勢力の影響が少なく、小さいねじりモーメントで発光ランプ30の着脱ができ、取り付け作業の妨げとなりにくい。
(実施の形態2の変形例)
図6(a)は、本発明の実施の形態2の変形例に係るGX53口金の蛍光ランプの斜視図である。図6(b)は、図6(a)の蛍光ランプと同時に使用するソケットを蛍光ランプ側から見た平面図である。図6(c)および(d)は、図6(a)の付勢手段の一例である。
基本的な構造は、本発明の実施の形態2に係る発光ランプ30と同じであり、図6(a)では、スポンジゴム302の替わりに板バネ303を用いる。発光ランプ30のL字状溝36と、ソケット20の凸部23の位置を合わせたとき、発光ランプ30に取り付けられた板バネ303とソケット20のつば部22の接触面29とが接触する。発光ランプ30を押し込むと、板バネ303に付勢力が付加される。付勢力が付加された状態のまま、発光ランプ30を回動させ、ソケット20と発光ランプ30を掛止する。板バネ303はテーパ状で、ソケット20と発光ランプ30とが掛止する向きに板バネ303の開口端を備えておく。板バネ303は発光ランプ30の回動と同時に移動し、接触面29と対向する位置からソケット20のつば部22のくり抜いた部分である抜き穴28の位置に移動する。板バネ303は、抜き穴28から貫入し、接触面29と押し付け合うことがなく、付勢力を失う。
発光ランプ30を外す際は、取付け時と反対方向に発光ランプ30を回動させ、発光ランプ30のL字状溝36とソケット20の凸部23との掛止を解除させる。このとき、抜き穴28から貫入していた板バネ303は、接触面29に向かって移動する。板バネ303は抜き穴を抜けるときに、ヒンジ部分からテーパ状に開口端へ向けて、徐々にソケット20の接触面29に押さえつけられる。接触面29に押さえられた板バネ303は、バネの復元力により、発光ランプ30のフランジ形電極38を備えた側の面とソケット20が離れ合うような向きに力が加わる。発光ランプ30はソケット20から外れる向きに付勢力を受け、発光ランプ30が器具本体10から押し上げられる。そのため、発光ランプ30取り付け時に、取り付け面とフラットな状態であった発光ランプ30は、ソケット20から押し上げられ上部が突出するので、取り出しやすく、発光ランプ30の交換が容易となる。
実施の形態2の変形例では、発光ランプ30を器具本体10に取り付けている間は、板バネ303がソケット20に押し付けられる事がなく、発光ランプ30を外す付勢力が付加されていない。そのため、常に板バネ303に付勢力を付加し続けずに済み、板バネ303の劣化を防止し、発光ランプ30を取り出すときの付勢力を維持する事ができる。また、掛止が解除された状態で最も付勢力がかかるようになっており、不意に発光ランプ30にぶつかるなどして、器具本体10と発光ランプ30の掛止を解除する向きに回動したときでも、掛止が解除される位置まで回動していない場合は、板バネ303の付勢力は働きにくく、発光ランプ30がソケット20から外れにくく、器具本体10から発光ランプ30が抜けにくい。
発光ランプ30に備える付勢手段は、ソケット20と発光ランプ30との掛止を解除する向きは高さが小さく、斜面もしくは曲面を有し、掛止する向きに最も付勢力を付加できる構造であればよい。例えば、切り起こし304やクリップ306などがある。切り起こし304は、フランジ形電極38を備えた側の面の一部、すなわち樹脂カバー39の一部を切り欠いて起こしたものである。どちらの場合も、板バネ303のときと同様に、ソケット20と発光ランプ30とが掛止する向きに開口端を向けておく。さらにクリップ306の場合は、ソケット20と発光ランプ30との掛止を解除する向きのヒンジ部は、できるだけ樹脂カバー39の口金35を備えた側と段差が小さくなるようにし、抜き穴28から接触面29へ移動の際に、クリップ306の引っ掛かりを押さえることが望ましい。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3に係るGX53口金用受金(ソケット)を蛍光ランプ側から見た平面図である。図7(a)は、付勢手段にコイルバネを用いた場合である。本発明の実施の形態3に係る埋込形照明器具の基本的な構造は、図1および図2で示した埋込形照明器具1と同じである。
ソケット20のつば部22の発光ランプ30に対向する側の面に、コイルバネ201を備える。コイルバネ201は、ソケット20と発光ランプ30を組み付けたときに、口金35のL字状溝36の掛止を解除する側付近のつば部22上に、器具本体10の開口部へ向かって伸縮する向きに取り付けられる。発光ランプ30を器具本体10に取り付け掛止すると、ソケット20上のコイルバネ201は発光ランプ30に押しつけられ縮む。コイルバネ201に復元力が働き、発光ランプ30を外す向きの付勢力となる。
ソケット20と発光ランプ30の掛止を解除すると、常に働いていたコイルバネ201の付勢力より、発光ランプ30はソケット20から外れる向きの力を受け、ソケット20から押し上げられる。発光ランプ30を器具本体10に取り付けた状態では、取り付け面とフラットな状態であったが、ソケット20から押し上げられ、発光ランプ30の上部が突出するので、取り出しやすく、発光ランプ30の交換が容易となる。
図7(b)は、図7(a)と異なる付勢手段の場合で、一例として、ソケット20の面の一部を切り欠いて起こしたもの(切り起こし204)を用いている。発光ランプ30を押し上げる付勢手段は、コイルバネ201、切り起こし204、板バネ、弾性力を有するスポンジゴムや樹脂などの弾性変形部材であればよい。また、付勢手段の数は2つ以上であって、等間隔に備えることで、発光ランプ30底面に均等に力を加え、発光ランプ30を器具本体10底面部から垂直に押し上げることができ、より発光ランプ30が突出しやすくなる。さらに、掛止を解除する側に付勢手段を備えることで、器具本体10と発光ランプ30を掛止する際に、付勢手段からの付勢力の影響が少なく、小さいねじりモーメントで発光ランプ30の着脱ができ、取り付け作業の妨げとなりにくい。
(実施の形態4)
図8は、本発明の実施の形態4に係るGX53口金用受金(ソケット)を用いた埋込形照明器具の断面図である。図9(a)は、図8のGX53口金用受金(ソケット)と同時に使用する付勢手段(皿バネ)の平面図である。本発明の実施の形態4に係る埋込形照明器具の基本的な構造は、図1および図2で示した埋込形照明器具1と同じである。
ソケット40は、つば部分の周縁部の、発光ランプ30に対向する側の面に凹部41が形成されている。凹部41に皿バネ42を嵌め合わせたときに、ソケット40のつば部分より皿バネ42が突出する高さになるように凹部41の溝の深さ、および皿バネ42の高さを合わせておく。
凹部41に対応する形の皿バネ42を嵌め、発光ランプ30のL字状溝36と、ソケット40の凸部23を合わせ、発光ランプ30をソケット40に差し込み回動させ、発光ランプ30とソケット40とを掛止する。このとき、発光ランプ30のフランジ形電極38を備えた側の面は、皿バネ42をソケット40の方に押し付けながら、発光ランプ30とソケット40は対向する位置に掛止される。皿バネ42は縮められ復元力が働き、発光ランプ30をソケット40から外す向きに付勢力が付加される。
発光ランプ30を外す際は、取付け時と反対方向に発光ランプ30を回動させ、発光ランプ30のL字状溝36とソケット40の凸部23との掛止を解除させる。発光ランプ30は、皿バネ42により、常に発光ランプ30を外す向きに付勢されており、ソケット40から押し上げられ上部が取り付け面より突出し、取り出しやすく、ランプ交換が容易となる。
図9(b)および(c)は、座金の一例であり、側面図を示す。皿バネ42は、図9(b)に示すバネ座金43や、図9(c)に示す波形座金44でもよい。バネ座金43は、C字型で少しねじれた形状でバネの働きをし、開いた部分の最も高さが異なるところで、付勢力が大きくなる。波形座金44は平座金を曲げた形になっており、つぶれる事によりバネの働きをする。バネ座金43、波形座金44ともに、ソケット40の凹部41に嵌合して使用する。
(実施の形態4の変形例)
図10(a)は、本発明の実施の形態4の変形例に係るGX53口金の蛍光ランプを用いた埋込形照明器具の断面図、図10(b)はその斜視図である。図10のGX53口金の蛍光ランプと同時に使用する付勢手段は図9に示したもの(皿バネなど)を用いる。
発光ランプ50は、口金部32のアルミカバー51の、フランジ形電極38を備えた側の面の縁に、フランジ形電極38を備える面よりも低くなる面の段差52を備える。その段差52に皿バネ42を嵌め合わせたときに、フランジ形電極38を備える面より皿バネ42が突出する高さになるように段差52の段の高さ、および皿バネ42の高さを合わせておく。
段差52に対応する形の皿バネ42を嵌め、発光ランプ50のL字状溝36と、ソケット20の凸部23を合わせ、発光ランプ50をソケット20に差し込み回動させ、発光ランプ50とソケット20とを掛止する。このとき、段差52は、皿バネ42をソケット20の方に押し付けながら、発光ランプ50とソケット20は対向する位置に掛止される。皿バネ42は縮められ復元力が働き、発光ランプ50をソケット20から外す向きに付勢力が付加される。
発光ランプ50を外す際は、取付け時と反対方向に発光ランプ50を回動させ、発光ランプ50のL字状溝36とソケット20の凸部23との掛止を解除させる。発光ランプ50は、皿バネ42により、常に発光ランプ50を外す向きに付勢されており、ソケット20から押し上げられ上部が取り付け面より突出し、取り出しやすく、ランプ交換が容易となる。皿バネ42を用いて説明しているが、バネ座金43、波形座金44などを用いてもかまわない。
以上、説明したように、本発明によれば、ランプ交換の際にランプを容易に取り出すことができるランプ取り外し容易機能を有した照明器具を提供することができる。
その他、前記の照明器具の形状、付勢手段の種類、付勢手段を取り付ける位置や数などは一例であり、任意に変更および修正が可能である。
その他、本発明の好適な変形として、以下の構成が含まれる。
本発明の第1の観点に係る照明器具について、好ましくは、前記付勢手段を、前記器具本体に備えるように構成する。
または、前記付勢手段を、前記ソケットに備えるように構成してもよい。
または、前記付勢手段を、前記ランプに備えるように構成してもよい。
または、前記付勢手段を、前記ランプと前記ソケットとの間に備えるように構成してもよい。
好ましくは、前記付勢手段は、金属製または樹脂製からなる弾性部材である。
または、前記付勢手段は、前記付勢手段を備える部品の一部を切り欠いて曲げ、切り起こした形状からなるように構成してもよい。
好ましくは、前記口金は、GX53に適合する口金である。
本発明の実施の形態に係るGX53口金の蛍光ランプを用いた埋込形照明器具の、(a)は器具本体、(b)はGX53口金用受金(以下、ソケットという)、(c)は蛍光ランプの斜視図である。(d)はソケットと蛍光ランプを組み立てた様子を、器具本体側から見た平面図である。 実施の形態に係るGX53口金の蛍光ランプを用いた埋込形照明器の平面図である。 本発明の実施の形態1に係るGX53口金の蛍光ランプを用いた埋込形照明器具の断面図であり、図2のM−M線断面を示す。 実施の形態1の変形例に係るGX53口金の蛍光ランプを用いた埋込形照明器具の断面図であり、図2のM−M線断面を示す。 (a)は本発明の実施の形態2に係るGX53口金の蛍光ランプの斜視図である。(b)は(a)の蛍光ランプと同時に使用するソケットを蛍光ランプ側から見た平面図である。 (a)は実施の形態2の変形例に係るGX53口金の蛍光ランプの斜視図である。(b)は(a)の蛍光ランプと同時に使用するソケットを蛍光ランプ側から見た平面図である。(c)および(d)は、付勢手段の一例を示す。 (a)は本発明の実施の形態3に係るGX53口金用受金(ソケット)の平面図であり、蛍光ランプ側から見た平面図である。(b)は、(a)と異なる付勢手段を用いた例を示す。 本発明の実施の形態4に係るGX53口金用受金(ソケット)を用いた埋込形照明器具の断面図である。 (a)は実施の形態4に係るGX53口金用受金(ソケット)と同時に使用する付勢手段(皿バネ)の平面図である。(b)および(c)は、座金の一例である側面図を示す。 (a)は実施の形態4の変形例に係るGX53口金の蛍光ランプの断面図であり、(b)は斜視図である。
符号の説明
1 埋込形照明器具
10 器具本体
20、40 ソケット
23 凸部
24 ダルマ穴
28 抜き穴
30、50 発光ランプ
33 蛍光管
35 口金
36 L字状溝
38 フランジ形電極
42 皿バネ
101、201 コイルバネ
204、304 切り起こし

Claims (8)

  1. ランプ取り外し可能な照明器具であって、
    開口部を有する器具本体と、
    前記器具本体の底面部に、前記器具本体と一体となるように取り付けられるソケットと、
    前記ソケットに嵌合する口金を有する前記ランプと、
    前記ランプを前記ソケットから外れる方向に付勢する付勢手段と、
    を備えることを特徴とする照明器具。
  2. 前記付勢手段を、前記器具本体に備えることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記付勢手段を、前記ソケットに備えることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  4. 前記付勢手段を、前記ランプに備えることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  5. 前記付勢手段を、前記ランプと前記ソケットとの間に備えることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  6. 前記付勢手段は、金属製または樹脂製からなる弾性部材であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の照明器具。
  7. 前記付勢手段は、前記付勢手段を備える部品の一部を切り欠いて曲げ、切り起こした形状からなることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の照明器具。
  8. 前記口金は、GX53口金であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の照明器具。
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