JP2010009535A - 設計品質評価方法、設計品質評価プログラムおよび設計品質評価装置 - Google Patents

設計品質評価方法、設計品質評価プログラムおよび設計品質評価装置 Download PDF

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Abstract

【課題】製品設計段階において、現在から期限日までの残日数を考慮して対策の優先順位付けを行うことができる設計品質評価方法、設計品質評価プログラムおよび設計品質評価装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る設計品質評価方法は、設計品質評価に設計FMEAを適用する際に、影響度a、頻度b、検知度cの評価に加え、現在から各種期限日までの残日数を考慮した評価である切迫度dの評価を行い、a、b、cおよび切迫度dの値にもとづいて現在における危険指数を算出する方法である。
【選択図】 図7

Description

本発明は、製品設計段階において設計品質の改善を支援する設計品質評価方法、設計品質評価プログラムおよび設計品質評価装置に関する。
製品設計段階において設計品質を向上させる方法の1つに、設計FMEA(Failure Mode and Effect Analysis)がある。
設計FMEAでは、製品を構成する多数の部品について、各部品に対して故障モードがリストアップされる。そして、各故障モードが製品におよぼす影響の大きさa(厳しさ、Severity)と、故障モードの起こりやすさb(頻度、Occurrence)と、故障モードの発見しづらさc(検知難度、Detection)とについてそれぞれ10点法または4点法で評価してa、bおよびcの各評価を総合評価することにより、どの部品のどの故障モードから対策すべきかの優先順位をつけることができる。このため、設計FMEAを用いることにより、効率よく設計品質を向上させることができる。
従来、設計FMEAを用いて設計品質の改善を支援する技術に、特開2005−25570号公報(特許文献1)に開示されたものがある。
この特許文献1に開示された開発マネジメントシステムは、設計FMEAを用いて設計品質を向上させる開発マネジメントシステムであって、a、bおよびcの評価のほか、故障モードの対策に時間を要するものほど重要とする評価を加えて総合評価することにより、故障モードの対策に要する時間を考慮して対策の優先順位付けを行うことができるようになっている。
特開2005−25570号公報
ところで、製品設計には完了すべき期限(納期、出荷日など)が存在する。このため、現在から設計の最終期限日までの残日数は、製品設計段階において考慮すべき重要な要素のひとつといえる。また、製品設計段階では繰り返しデザインレビュー(設計レビュー)が行われ、FMEA評価や設計変更の決定は、このデザインレビューにおいて行われる。このため、デザインレビューもまた期限日といえる。したがって、現在から次回のデザインレビューまでの残日数もまた、製品設計段階において考慮すべき重要な要素のひとつといえる。
これらの残日数によっては、たとえa、bおよびcの総合評価にもとづく優先順位が低くても、対策に時間を要する故障モードについては直ちに取り掛かる必要が生じる場合がある。
しかし、従来の技術では、対策に要する時間は考慮しているものの、現在から期限日までの残日数を全く考慮していない。このため、従来の技術では、現在から期限日までの残日数を考慮して対策の優先順位付けを行うことができず、大変不便である。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、製品設計段階において、現在から期限日までの残日数を考慮して対策の優先順位付けを行うことができる設計品質評価方法、設計品質評価プログラムおよび設計品質評価装置を提供することを目的とする。
本発明に係る設計品質評価方法は、上述した課題を解決するために、設計対象の設計品質の改善を支援する設計品質評価方法であって、前記設計対象に予想される故障モードに施しうる対策案について、この対策案の実行に伴い生じる設計変更の所要日数を取得するステップと、現在から所定の期限日までの日数である期限残日数を取得するステップと、前記期限残日数から前記対策案に伴う前記設計変更所要日数を減じることにより得られる、現在から設計変更締め切りまでの日数である設計変更残日数を算出するステップと、前記対策案ごとに前記設計変更残日数にもとづく切迫度のランキング値を割り当てるステップと、前記対策案と前記切迫度のランキング値とを関連付けて表示するステップと、を有し、前記切迫度のランキング値は、前記設計変更残日数が少ないほど重要度が高くなるように割り当てられることを特徴とする方法である。
一方、本発明に係る設計品質評価プログラムは、上述した課題を解決するために、コンピュータに、前記設計対象に予想される故障モードに施しうる対策案について、この対策案の実行に伴い生じる設計変更の所要日数を取得するステップと、現在から所定の期限日までの日数である期限残日数を取得するステップと、前記期限残日数から前記対策案に伴う前記設計変更所要日数を減じることにより得られる、現在から設計変更締め切りまでの日数である設計変更残日数を算出するステップと、前記対策案ごとに前記設計変更残日数にもとづく切迫度のランキング値を割り当てるステップと、前記対策案と前記切迫度のランキング値とを関連付けて表示するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記切迫度のランキング値は、前記設計変更残日数が少ないほど重要度が高くなるように割り当てられることを特徴とするプログラムである。
さらに、本発明に係る設計品質評価装置は、上述した課題を解決するために、設計対象の設計品質の改善を支援する設計品質評価装置であって、前記設計対象に予想される故障モードに施しうる対策案について、この対策案の実行に伴い生じる設計変更の所要日数を取得する所要日数取得部と、現在から所定の期限日までの日数である期限残日数を算出する期限残日数算出部と、前記期限残日数から前記対策案に伴う前記設計変更所要日数を減じることにより得られる、現在から設計変更締め切りまでの日数である設計変更残日数を算出する設計変更残日数算出部と、前記対策案ごとに前記設計変更残日数にもとづく切迫度のランキング値を割り当てる切迫度決定部と、前記対策案と前記切迫度のランキング値とを関連付けて表示する表示部と、を備え、前記切迫度のランキング値は、前記設計変更残日数が少ないほど重要度が高くなるように割り当てられることを特徴とするものである。
本発明に係る設計品質評価方法、設計品質評価プログラムおよび設計品質評価装置によれば、製品設計段階において、現在から期限日までの残日数を考慮して対策の優先順位付けを行うことができる。
本発明に係る設計品質評価方法、設計品質評価プログラムおよび設計品質評価装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る設計品質評価装置の一実施形態を示す概略的な全体構成図である。なお、以下の説明においては、ノートブック型のパーソナルコンピュータを設計品質評価装置の一例として示す。
設計品質評価装置10は、コンピュータ本体11およびディスプレイユニット12を備える。
コンピュータ本体11は、薄い箱型の筐体を有しており、この筐体の上面中央部には入力部13としてのキーボードが設けられる。ディスプレイユニット12には、表示部14としてのLCD(Liquid Crystal Display)が組み込まれている。ディスプレイユニット12は、コンピュータ本体11に対して、開閉軸15を中心として矢印Xの方向に開閉自在となるように、連結部16(ヒンジ)を介して連結される。
図2は、設計品質評価装置10の内部構成の一例を示す概略的なブロック図である。
図2に示すように、設計品質評価装置10は、CPU21、RAM22、ROM23、入力部13、表示部14および記憶部群30を有する。
CPU21は、ROM23内に記憶されたプログラムに従って、設計品質評価装置10の処理動作を制御する。CPU21は、ROM23内に記憶された設計品質評価プログラムおよびプログラムの実行のために必要なデータを、RAM22へロードし、設計品質評価プログラムに従って現在から期限日までの残日数を考慮した対策の優先順位付けを行う処理を実行する。
RAM22は、CPU21が実行するプログラムおよびデータを一時的に格納するワークエリアを提供する。
ROM23は、設計品質評価装置10の起動プログラム、設計品質評価プログラムや、これらのプログラムを実行するために必要な各種データを記憶する。
なお、ROM23は、磁気的もしくは光学的記録媒体または半導体メモリなどの、CPU21により読み取り可能な記録媒体を含んだ構成を有し、ROM23内のプログラムおよびデータの一部または全部は電子ネットワークを介してダウンロードされるように構成してもよい。
入力部13は、たとえばキーボード、タッチパネル、テンキーなどの一般的な入力装置により構成され、ユーザの操作に対応した操作入力信号をCPU21に出力する。
表示部14は、たとえば液晶ディスプレイやCRTディスプレイなどの一般的な表示出力装置により構成され、CPU21の制御に従って各種情報を表示する。
ここで、設計FMEAについて簡単に説明する。
図3は、本実施形態において行われる設計FMEAの一例を示す説明図である。図3には、設計対象製品のひとつの部品(プレート)について2つの故障モード(変形および磨耗)が抽出されている場合の例について示した。
設計対象製品の故障モードは、最終期限日までにできるだけ設計品質を向上させるべく、複数回のデザインレビューを経て対策が施される。なお、以下の説明では、デザインレビューにおける設計品質評価方法として設計FMEAを採用し、評価方法として4点法を適用する場合の例について説明する。
デザインレビューにおいては一般に、関係者が集まって話し合いを行うことによって、設計対象製品の構成部品について故障モードを抽出し、各故障モードについて影響の大きさ(影響度)a、頻度bおよび検知難度(検知度)cのそれぞれに対して10点法または4点法で評価を行うことによりランキング値を与える。従来は、このa、bおよびcの値にもとづいて、10点法では現在における危険優先指数(RPN:Risk Priority Number)を、4点法では現在における危険指数(RI:Risk Index)を算出し、RPNまたはRIの値にもとづいてランキング表を作成することにより、各故障モードの現在における重要度を把握していた。
しかし、製品設計には、製品の出荷日や製造認定日などの完了すべき期限日(以下、最終期限日という)が存在する。また、最終期限日までに行われるデザインレビューの期日もまた、設計変更を実行するか否かの期限日となりうる。このため、これらの残日数によっては、たとえa、bおよびcの総合評価にもとづく危険指数が低くても、対策に時間を要する場合には直ちに対策に取り掛かる必要が生じる。
このため、本実施形態に係る設計品質評価装置10は、a、bおよびcの評価に加え、現在から各種期限日までの残日数を考慮した評価(以下、切迫度dの評価という)を行い、a、b、cおよび切迫度dの値にもとづいて現在における危険指数を算出する。なお、図3には、危険指数の算出方法としてa、b、cおよびdの積をとる方法を採用する場合の例について示したが、a、b、cおよび切迫度dの値にもとづいて現在における危険指数を算出する方法であれば、危険指数の算出方法はこの方法に限られないことに注意する。
図4は、デザインレビュー実施予定日および最終期限日と、故障モードの対策案の設計変更残日数αとの関係を示す説明図である。
図4に示すように、対策案Aは、対策案Bに比べ、対策案の実行に伴い生じる設計変更の最低所要日数Dが長く、対策案Aのほうが切迫度dは高いといえる。これは、対策案Aのほうが、現在から設計変更を決断しなければならない期日(設計変更締切日)までの残日数(設計変更残日数α)が短いためである。したがって、切迫度dは、設計変更残日数αにもとづいて決定するとよい。
記憶部群30は、所要日数記憶部31と、期限日記憶部32と、切迫度判定基準記憶部33とを有する。
所要日数記憶部31は、あらかじめ、ユーザにより入力部13を介して入力されて、対策案と、対策案の実行に伴い生じる設計変更の最低所要日数Dと、を関連付けて記憶しておく。
期限日記憶部32は、あらかじめ、ユーザにより入力部13を介して入力されて、最終期限日と、最終期限日までに行われるデザインレビューの期日DRn(ただし、nはn≦iの自然数、iは最終期限日までに行われるデザインレビューの回数)と、を記憶しておく。
図5は、切迫度dのランキング値割り当て基準表の一例を示す図である。
切迫度判定基準記憶部33は、図5に示すように、設計変更残日数αと、最終期限日までの残日数である期限残日数Nと、デザインレビューの期日DRn−1からDRnまで(ただしn=iのときは最終期限日まで)の日数Xnとにもとづいて切迫度dのランキング値を割り当てるための表をユーザにより入力部13を介して入力されてあらかじめ記憶しておく。図5には、現在から最終期限日までに行われるデザインレビューの回数が2回(現在を除く)である場合の例について示した。
なお、図5に示した表の切迫度判定値「2」における「製造認定/出荷時に対応」するとは、評価対象となる対策案が製造認定/出荷時に対応可能な案であることに由来し、このような案としてたとえば製品の一部に注意書きを行ったりシールを貼付したりする対策案を挙げることができる。
また、表の切迫度判定値「1」における「出荷後に対応可能」な対策案としては、たとえば製品がソフトウェアであれば、アップデートプログラムを出荷後に配布する対策案などを挙げることができる。この種の「出荷後に対応可能」な対策案については、あらかじめ所要日数記憶部31に対して、設計変更の最低所要日数Dに0以下の値を割り当てて記憶させておくとよい。最低所要日数Dが0以下である結果、図5の表の切迫度判定値「1」における判定基準はN≦αとなる
図6は、図2に示すCPU21による機能実現部の構成例を示す概略的なブロック図である。なお、この機能実現部は、CPU21を用いることなく回路などのハードウエアロジックによって構成してもよい。
CPU21は、設計品質評価プログラムによって、少なくとも所要日数取得部41、期限残日数算出部42、設計変更残日数算出部43、切迫度決定部44、危険指数算出部45およびランキング表提示部46として機能する。この各部41〜46は、RAM22の所要のワークエリアを、データの一時的な格納場所として利用する。
次に、CPU21の各部41〜46について説明する。
所要日数取得部41は、対策案の実行に伴い生じる設計変更の最低所要日数Dを所要日数記憶部31から取得する。
期限残日数算出部42は、期限日記憶部32から最終期限日の情報を取得し、現在から最終期限日までの残日数である期限残日数Nを算出する。
設計変更残日数算出部43は、所要日数取得部41から設計変更の最低所要日数Dを、期限残日数算出部42から期限残日数Nを、それぞれ受け、現在から設計変更締切日までの残日数である設計変更残日数α(α=N−D)を算出する。
切迫度決定部44は、切迫度判定基準記憶部33に記憶されたランキング表(図5参照)を利用し、設計変更残日数αと、最終期限日までの残日数である期限残日数Nと、デザインレビュー間の日数X1、X2およびX3(図4参照)とにもとづいて、対策案に対して切迫度dのランキング値を割り当てる。
危険指数算出部45は、影響度a、頻度b、検知度cおよび切迫度dにもとづいて、故障モードの対策案ごとに危険指数を算出する。
ランキング表提示部46は、危険指数算出部45が算出した危険指数にもとづいて、対策案ごとに現在における重要度のランキング表を生成して、表示部14に表示させる。
次に、本実施形態に係る設計品質評価装置10の動作の一例について説明する。
図7は、現在から期限日までの残日数を考慮して、設計FMEAを用いて設計品質評価を行う際の手順を示すフローチャートである。図7において、Sに数字を付した符号は、フローチャートの各ステップを示す。
この手順は、図4に示すデザインレビューDR1の期日が来て、関係者がデザインレビューを開始した時点でスタートとなる。
まず、ステップS1において、関係者は、解析対象について、CAD図面や各種要求などを把握する。
次に、ステップS2において、関係者は、解析対象の新規開発製品(改良品)と既存製品(ベース品)との差異点(新規な点および変更点)を把握してチェックリストを作成する。
次に、ステップS3において、関係者は、チェックリストの作成によって明確になった差異点について、FMEAワークシートを用いるなどして予想される故障モードを抽出する。
次に、ステップS4において、関係者は、抽出された故障モードについて、影響度a、頻度bおよび検知度cのそれぞれに対して、4点法で評価を行うことによりランキング値を与える(図3参照)。この各ランキング値は、ユーザにより入力部13を介して設計品質評価装置10に与えられ、RAM22の所要のワークエリアや不揮発性の記憶媒体などに記憶される。
次に、ステップS5において、設計品質評価装置10のCPU21は、抽出された故障モードの対策案ごとに切迫度dを算出する処理(以下、切迫度算出処理という)を実行する。CPU21により算出された切迫度dは、RAM22の所要のワークエリアや不揮発性の記憶媒体などに記憶される。
次に、ステップS6において、危険指数算出部45は、影響度a、頻度b、検知度cおよび切迫度dにもとづいて、故障モードの対策案ごとに危険指数を算出する。
次に、ステップS7において、ランキング表提示部46は、危険指数算出部45が算出した危険指数にもとづいて、対策案ごとに現在における重要度のランキング表を生成して、表示部14に表示させる。
次に、ステップS8において、関係者は、表示部14に表示されたランキング表を参照して対策を実行し、必要に応じてステップS4に戻る。
以上の手順により、設計FMEAを用いて設計品質評価を行う際に、現在から期限日までの残日数を考慮することができる。
続いて、故障モードの対策案ごとに切迫度dを自動的に算出する処理を実行する際の手順について説明する。
図8は、図7のステップS5でCPU21により実行される切迫度算出処理の手順を示すサブルーチンフローチャートである。図8において、Sに数字を付した符号は、フローチャートの各ステップを示す。
以下の説明では、図4および図5に示す例、すなわち、1つの故障モードに対して2つの対策案AおよびBが考えられる場合の例について説明する。
なお、あらかじめ、所要日数記憶部31は、対策案AおよびBと対策案AおよびBの実行に伴い生じる設計変更の最低所要日数DAおよびDB(図4参照)とを関連付けて記憶しているものとする。また、期限日記憶部32は、最終期限日と最終期限日までに行われるデザインレビューの期日DR1、DR2およびDR3(図4参照)とを記憶しているものとする。さらに、切迫度判定基準記憶部33は、設計変更残日数α(αAおよびαB)と、最終期限日までの残日数である期限残日数Nと、デザインレビュー間の日数X1、X2およびX3(図4参照)とにもとづいて切迫度dのランキング値を割り当てるための表を記憶しているものとする(図5参照)。
まず、ステップS51において、所要日数取得部41は、対策案Aの実行に伴い生じる設計変更の最低所要日数DAを所要日数記憶部31から取得する。
次に、ステップS52において、期限残日数算出部42は、期限日記憶部32から最終期限日の情報を取得し、現在から最終期限日までの残日数である期限残日数Nを算出する。
次に、ステップS53において、設計変更残日数算出部43は、所要日数取得部41から設計変更の最低所要日数DAを、期限残日数算出部42から期限残日数Nを、それぞれ受け、現在から設計変更締切日までの残日数である設計変更残日数αA(αA=N−DA)を算出する。
次に、ステップS54において、切迫度決定部44は、切迫度判定基準記憶部33に記憶されたランキング表(図5参照)を利用し、設計変更残日数αAと、最終期限日までの残日数である期限残日数Nと、デザインレビュー間の日数X1、X2およびX3(図4参照)とにもとづいて、対策案Aに対して切迫度dのランキング値を割り当てる。
次に、ステップS55において、CPU21は、全ての対策案について切迫度dを割り当てたか否かを判定する。全ての対策案について切迫度dを割り当てた場合は、図5のステップS6に進む。一方、切迫度dが割り当てられていない対策案がある場合は、ステップS51に戻る。
以上の手順により、故障モードの対策案ごとに、現在から期限日までの残日数を考慮した指数である切迫度dを自動的に算出することができる。
本実施形態に係る設計品質評価装置10は、設計品質評価に設計FMEAを適用する際に、影響度a、頻度b、検知度cの評価に加え、現在から各種期限日までの残日数を考慮した評価である切迫度dの評価を行い、a、b、cおよび切迫度dの値にもとづいて現在における危険指数を算出する。このため、デザインレビュー時やその後の進行管理において、現在優先的に取り組むべき対策を容易かつ的確に把握することができる。したがって、残日数を考慮して現時点でとりうる最も有効な対策を確実に選択することができる。よって、本実施形態に係る品質評価装置は、取るべき対策の見落としにより対策時間が不足したり、手遅れになってしまって最も有効な対策をとることができなくなってしまったりするおそれがなく、従来の技術に比べ大きく設計品質を向上させることができ、その産業的価値は大きい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
たとえば、図3の「設計変更への制約」の下段に示したとおり、切迫度の割り当て基準として、現在から期限日までの残日数のほか、コストがかかるかどうかを加え、残日数とコストにもとづいて切迫度dを割り当ててもよい。また、コストに応じた新たな指標として第2の切迫度d2を用い、a、b、c、dおよびd2の5つの指標をもって危険指数を算出してもよい。コストもまた、残日数と同様に、設計品質向上にとって重要な要因である。
また、本発明の実施形態では、フローチャートの各ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
本発明に係る設計品質評価装置の一実施形態を示す概略的な全体構成図。 設計品質評価装置の内部構成の一例を示す概略的なブロック図。 本実施形態において行われる設計FMEAの一例を示す説明図。 デザインレビュー実施予定日および最終期限日と、故障モードの対策案の設計変更残日数との関係を示す説明図。 切迫度dのランキング値割り当て基準表の一例を示す図。 図2に示すCPUによる機能実現部の構成例を示す概略的なブロック図。 現在から期限日までの残日数を考慮して、設計FMEAを用いて設計品質評価を行う際の手順を示すフローチャート。 図7のステップS5でCPUにより実行される切迫度算出処理の手順を示すサブルーチンフローチャート。
符号の説明
10 設計品質評価装置
11 コンピュータ本体
12 ディスプレイユニット
13 入力部
14 表示部
15 開閉軸
16 連結部
21 CPU
22 RAM
23 ROM
30 記憶部群
31 所要日数記憶部
32 期限日記憶部
33 切迫度判定基準記憶部
41 所要日数取得部
42 期限残日数算出部
43 設計変更残日数算出部
44 切迫度決定部
45 危険指数算出部
46 ランキング表提示部

Claims (10)

  1. 設計対象の設計品質の改善を支援する設計品質評価方法であって、
    前記設計対象に予想される故障モードに施しうる対策案について、この対策案の実行に伴い生じる設計変更の所要日数を取得するステップと、
    現在から所定の期限日までの日数である期限残日数を取得するステップと、
    前記期限残日数から前記対策案に伴う前記設計変更所要日数を減じることにより得られる、現在から設計変更締め切りまでの日数である設計変更残日数を算出するステップと、
    前記対策案ごとに前記設計変更残日数にもとづく切迫度のランキング値を割り当てるステップと、
    前記対策案と前記切迫度のランキング値とを関連付けて表示するステップと、
    を有し、
    前記切迫度のランキング値は、前記設計変更残日数が少ないほど重要度が高くなるように割り当てられることを特徴とする設計品質評価方法。
  2. 前記切迫度のランキング値を少なくとも用いて、前記対策案ごとに現在における重要度のランキング値を算出するステップと、
    前記重要度のランキング値にもとづいて前記対策案のランキング表を前記表示部に表示するステップと、
    をさらに有する請求項1記載の設計品質評価方法。
  3. 前記対策案ごとに現在における重要度のランキング値を算出するステップは、
    前記対策案の前記切迫度のランキング値と、前記対策案を施しうる前記故障モードの影響度のランキング値、頻度のランキング値および検出難度のランキング値と、にもとづいて、前記対策案ごとに前記現在における重要度のランキング値を算出するステップである、
    請求項2記載の設計品質評価方法。
  4. 前記対策案ごとに現在における重要度のランキング値を算出するステップは、
    設計FMEAを適用して評価方法として10点法を採用することにより前記対策案ごとに前記現在における危険優先指数を算出するまたは前記設計FMEAを適用して評価方法として4点法を採用することにより前記対策案ごとに前記現在における危険指数を算出するステップである、
    請求項3記載の設計品質評価方法。
  5. コンピュータに、
    前記設計対象に予想される故障モードに施しうる対策案について、この対策案の実行に伴い生じる設計変更の所要日数を取得するステップと、
    現在から所定の期限日までの日数である期限残日数を取得するステップと、
    前記期限残日数から前記対策案に伴う前記設計変更所要日数を減じることにより得られる、現在から設計変更締め切りまでの日数である設計変更残日数を算出するステップと、
    前記対策案ごとに前記設計変更残日数にもとづく切迫度のランキング値を割り当てるステップと、
    前記対策案と前記切迫度のランキング値とを関連付けて表示するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記切迫度のランキング値は、前記設計変更残日数が少ないほど重要度が高くなるように割り当てられることを特徴とする設計品質評価プログラム。
  6. コンピュータに、
    前記切迫度のランキング値を少なくとも用いて、前記対策案ごとに現在における重要度のランキング値を算出するステップと、
    前記重要度のランキング値にもとづいて前記対策案のランキング表を前記表示部に表示するステップと、
    をさらに実行させるための請求項5記載の設計品質評価プログラム。
  7. コンピュータに、
    前記対策案ごとに現在における重要度のランキング値を算出するステップは、
    前記対策案の前記切迫度のランキング値と、前記対策案を施しうる前記故障モードの影響度のランキング値、頻度のランキング値および検出難度のランキング値と、にもとづいて、前記対策案ごとに前記現在における重要度のランキング値を算出するステップである、
    をさらに実行させるための請求項6記載の設計品質評価プログラム。
  8. 設計対象の設計品質の改善を支援する設計品質評価装置であって、
    前記設計対象に予想される故障モードに施しうる対策案について、この対策案の実行に伴い生じる設計変更の所要日数を取得する所要日数取得部と、
    現在から所定の期限日までの日数である期限残日数を算出する期限残日数算出部と、
    前記期限残日数から前記対策案に伴う前記設計変更所要日数を減じることにより得られる、現在から設計変更締め切りまでの日数である設計変更残日数を算出する設計変更残日数算出部と、
    前記対策案ごとに前記設計変更残日数にもとづく切迫度のランキング値を割り当てる切迫度決定部と、
    前記対策案と前記切迫度のランキング値とを関連付けて表示する表示部と、
    を備え、
    前記切迫度のランキング値は、前記設計変更残日数が少ないほど重要度が高くなるように割り当てられることを特徴とする設計品質評価装置。
  9. 前記切迫度のランキング値を少なくとも用いて、前記対策案ごとに現在における重要度のランキング値を算出する危険指数算出部と、
    前記重要度のランキング値にもとづいて前記対策案のランキング表を前記表示部に表示するランキング表提示部と、
    をさらに備えた請求項8記載の設計品質評価装置。
  10. 前記危険指数算出部は、
    前記対策案の前記切迫度のランキング値と、前記対策案を施しうる前記故障モードの影響度のランキング値、頻度のランキング値および検出難度のランキング値と、にもとづいて、前記対策案ごとに前記現在における重要度のランキング値を算出する、
    請求項9記載の設計品質評価装置。
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