JP2010008907A - アクティブマトリックス型表示装置及びその駆動方法 - Google Patents

アクティブマトリックス型表示装置及びその駆動方法 Download PDF

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Nobuhiko Sato
信彦 佐藤
Toshihiko Mimura
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Abstract

【課題】積層構造のEL素子をトランジスタを用いて駆動するアクティブマトリックス型表示装置の駆動に適した回路構成を提供する。
【解決手段】複数の走査線と、複数のデータ線と、複数の画素を備え、
画素は、共通端子に接続された、流れる電流の方向が異なる2つの発光素子と、複数の駆動回路とを含み、複数の駆動回路は、
第1容量と、第1容量の電圧に応じて共通端子から発光素子に向かう方向の電流を発生するP型駆動トランジスタとを備えた第1駆動回路と、
第2容量と、第2容量の電圧に応じて発光素子から共通端子に向かう方向の電流を発生するN型駆動トランジスタとを備えた第2駆動回路とを含み、
走査線の走査信号によって制御されて、データ線の映像信号が第1と第2容量にそれぞれ保持され、第1容量の保持信号に基いて第1駆動回路が一方の発光素子に電流を供給し、第2容量の保持信号に基いて第2駆動回路が他方の発光素子に電流を供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電流を注入して発光するエレクトロルミネッセンス素子(以後EL素子と言う)を画像表示に使用したアクティブマトリックス型表示装置に関するものである。
EL素子を駆動するアクティブマトリックス型の表示装置について、個別に駆動できる少なくとも2つのEL素子を基板上に積層させ発光させる構成の表示装置がある。
特許文献1には、1画素を並列に配置した複数のサブピクセルで構成し、複数のサブピクセルは各々が異なる色の有機層を複数積層させて構成している。具体的には、1画素PXを第1サブピクセルP1と第2サブピクセルP2とで構成する。特許文献1の図1に示すように、第1サブピクセルP1は、第1の色に発光する第1発光層を含む第1有機層(R有機層)11と、第2の色に発光する第2発光層を含む第2有機層(B有機層)13とが積層されて構成する。第2サブピクセルP2は、第3の色に発光する第3発光層を含む第3有機層(G有機層)12と、第2有機層(B有機層)13とが積層されて構成されている。そして各共通電極に対し、交流信号を印加することにより、複数のEL素子を発光−消灯を交互に繰り返すことで所望の色の光を得ている。こうすることで、寿命の短い第2有機層(B有機層)の面積を2倍として、第2有機層の輝度を半分にして寿命を延ばすことを可能としている。
特開2005-174639号公報
従来提案されている積層されたEL素子の駆動方法は、各層の電極間に輝度信号に応じた電圧を与えて駆動する電圧駆動方式である。電圧駆動方式の駆動回路は、従来の駆動回路を直列につないで積層する電極にそのまま接続すればよい。
しかし、EL素子電極間の電圧を制御して駆動する方式では、EL素子の電圧電流特性のばらつきや経時的な劣化による電流変化があると、同じ輝度信号でもEL素子には異なる電流が流れ、輝度が精確にコントロールできない。
これに対し、EL素子に流れる電流をコントロールする電流駆動方式は、輝度信号に応じてEL素子に流す電流が決まるので、EL素子の電圧電流特性のばらつきや経時的な劣化による電流変化があっても、電流と輝度の関係が一定している限り、輝度には影響がない。積層されていない通常のEL素子の電流駆動回路は、EL素子に流す電流方向が決まっているので、一方向の電流発生回路があればよい。
しかし、積層されたEL素子では、上下の2つのEL素子の間に位置する電極には、上下のEL素子の輝度に応じて異なる向きに電流を供給しなければならず、従来の一方向の電流発生回路をそのまま用いることは困難であった。本発明の目的は、積層構造のEL素子をトランジスタを用いて駆動するアクティブマトリックス型表示装置の電流駆動に適した駆動回路と駆動方法を提供することにある。
本発明のアクティブマトリックス型表示装置は、複数の走査線と、前記走査線に交差する複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線の交差する位置に配置された複数の画素を備え、
前記画素は、共通端子に接続された、流れる電流の方向が異なる2つの発光素子と、前記共通端子に接続された複数の駆動回路とを含んで構成されたアクティブマトリックス型表示装置であって、
前記複数の駆動回路は、
第1の容量と、前記第1の容量の電圧に応じて前記共通端子から前記発光素子に向かう方向の電流を発生するP型の駆動トランジスタとを備えた第1の駆動回路と、
第2の容量と、前記第2の容量の電圧に応じて前記発光素子から前記共通端子に向かう方向の電流を発生するN型の駆動トランジスタとを備えた第2の駆動回路とを含み、
前記走査線の走査信号によって制御されて、前記データ線の映像信号が前記第1と第2の容量にそれぞれ保持され、前記第1の容量に保持された映像信号に基いて前記第1の駆動回路が前記2つの発光素子の一方に電流を供給し、前記第2の容量に保持された映像信号に基いて前記第2の駆動回路が前記2つの発光素子の他方に電流を供給することを特徴とする。
また本発明のアクティブマトリックス型表示装置の駆動方法は、マトリックス状に配置された複数の画素を備え、
各画素は、共通端子に並列に接続された、流れる電流の方向が異なる2つの発光素子と、前記共通端子に接続され、前記複数の発光素子をそれぞれ駆動する複数の駆動回路とを有し、
前記複数の駆動回路は前記複数の画素の画素行ごとに走査され、
前記複数の駆動回路は前記発光素子を駆動する複数の駆動トランジスタを有し、前記複数の駆動トランジスタは、一方向に電流が流れる発光素子を駆動するP型の駆動トランジスタと、逆方向に電流が流れる発光素子を駆動するN型の駆動トランジスタとを含み、
前記複数の駆動回路は、前記複数の駆動トランジスタの制御電極にそれぞれに接続される複数の容量を有してなるアクティブマトリックス型表示装置の駆動方法において、
前記P型の駆動トランジスタにより駆動される第1の発光素子が発光する第1発光期間と、
前記N型の駆動トランジスタにより駆動される第2の発光素子が発光する第2発光期間と、
前記第1及び前記第2発光期間の前に、前記P型の駆動トランジスタの制御電極に接続される前記容量と、前記N型の駆動トランジスタの制御電極に接続される前記容量とに、前記第1及び第2発光期間内に発光素子に流れる電流を規定する制御電位を保持するプログラム期間と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、積層構造のEL素子を駆動するアクティブマトリックス方式に関し、プログラミング動作、発光動作に至るまで品質の高い駆動を行うことが出来る。
また、複数のEL素子を時分割で発光させる駆動方式では、発光期間前のプログラミング期間を時分割するとメモリを多く使用することになるが、本発明ではプログラミングを同一期間内で行うことでメモリの数を削減できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態のEL素子を用いたアクティブマトリックス型の表示装置の構成例を図12に示す。
m列n行(m、nは自然数を示す)のマトリックス状に配置された画素10には、EL素子とそれを駆動する画素回路が配置されている。行方向に共通な走査線11〜11及び、列方向に共通なデータ線12〜12が各画素に接続されている。各画素は走査線とデータ線の交差する位置に配置される。走査線11〜11の走査により、データ線12〜12の表示情報=映像信号が行ごとに画素回路に順次取り込まれ、画素回路は取り込んだ表示情報に応じた電流によりELを駆動し発光させる。
図13は本実施形態における積層したEL素子の模式的断面図を示したものである。
EL素子26とEL素子27の2層を積層し、これを、上、中央、下の3電極で挟んだ構造にしている。上電極(EL素子27のアノード電極)及び下電極(EL素子26のカソード電極)をともに電源線30Vcに接続し、中央電極(EL素子27のカソード電極及びEL素子26のアノード電極)を共通端子となるタップ21に接続し、2つの駆動回路23,24に接続している。EL素子26に流れる電流とEL素子27に流れる電流はともに積層方向に対して下向きであって、電源線30と共通端子となるタップ21の間の電流としては逆方向になる。本実施形態では、積層されたEL素子26とEL素子27、駆動回路23,24とが一つの画素を構成する。以下、1つの画素の2つの駆動回路23、24をまとめて画素回路という。なお、駆動回路23は第1の駆動回路、駆動回路24は第2の駆動回路に対応する。容量C1Rは第1の容量、容量C1Bは第2の容量に対応する。
図1は本発明によるアクティブマトリックス型表示装置の第1の実施形態の画素の回路構成図である。
図1におけるEL素子26,27および28,29は、図13の断面図で示した積層EL素子を2つ並べたものである。以下、EL素子26は赤色の光を発光し、EL素子28は緑色の光を発光し、EL素子27,29は同色の青色の光を発光するものとして説明する。しかし、各層の発光色はこれに限らず、4つの発光素子でRGBの3原色を出すように構成されていれば、どのような配置であってもよい。
EL素子26,27は共通端子となるタップ21を通して画素回路23,24のスイッチQ3R、Q3B1と接続されている。同様に、EL素子28,29はもう1つの共通端子となるタップ22を通して画素回路24,25のスイッチQ3B2、Q3Gと接続されている。
EL素子26,27と、画素回路23,24とは一つの画素を構成する。また、EL素子28,29と、画素回路24,25とは、隣接する他の画素を構成する。
本実施形態では、隣接する画素が駆動回路24を共有している。駆動回路24は共有化され、発光素子27,29に電流を流すように駆動トランジスタQ1Bが駆動する。各発光素子27,29には駆動トランジスタQ1Bを流れる電流のほぼ半分の電流がそれぞれ流れる。なお、駆動回路を共有せず、発光素子27,29ごとに別の駆動回路を設けてもよい。またEL素子26,27、EL素子28,29は、それぞれ共通端子21と22に並列に接続され、発光のための電流方向が逆の2つのEL素子であればよく、必ずしも積層構造でなくともよい。
駆動回路23は、スイッチQ3R、一方の主電極がスイッチQ3Rと接続される駆動トランジスタQ1R、駆動トランジスタQ1Rの制御電極と接続される、容量C1RとスイッチQ2Rを備えている。容量C1Rの第1の端子は駆動トランジスタQ1Rの制御電極と接続され、第2の端子は電源線30a(第1の電位線となる)と接続される。
駆動回路24は、2つのスイッチQ3B1,Q3B2、一方の主電極がスイッチQ3B1,Q3B2と接続される駆動トランジスタQ1B、駆動トランジスタQ1Bの制御電極と接続される、容量C1BとスイッチQ2Bを備えている。容量C1Bの第1の端子は駆動トランジスタQ1Bの制御電極と接続され、第2の端子は電源線30b(第2の電位線となる)と接続される。
駆動回路25は、スイッチQ3G、一方の主電極がスイッチQ3Gと接続される駆動トランジスタQ1G、駆動トランジスタQ1Gの制御電極と接続される、容量C1GとスイッチQ2Gを備えている。容量C1Gの第1の端子は駆動トランジスタQ1Gの制御電極と接続され、第2端子は電源線30aと接続される。
駆動回路23、24、25において、駆動トランジスタQ1BはN型のMOSトランジスタ、駆動トランジスタQ1R、Q1GはP型のMOSトランジスタである。スイッチQ3R、Q2R、Q3B1及びスイッチQ3B2、Q2B、Q3G、Q2GはN型のMOSトランジスタで構成される。各駆動トランジスタ及び各スイッチは例えば薄膜トランジスタ(TFT)で構成する。各駆動トランジスタ及び各スイッチがMOSトランジスタで構成された場合、MOSトランジスタの制御電極はゲートとなり、2つの主電極はソース、ドレインとなる。
制御線33はスイッチQ2R、Q2B、Q2Gのゲートと接続され、制御線33はスイッチQ3R、Q3Gのゲートと接続され、制御線33はスイッチQ3B1、Q3B2のゲートと接続される。図12の走査線11〜11の各走査線は、制御線33、33、33から構成される。
データ線31はスイッチQ2Rの一方の主電極と接続され、データ線31はスイッチQ2Bの一方の主電極と接続され、データ線31はスイッチQ2Gの一方の主電極と接続される。図12のデータ線12〜12の各データ線は、データ線31、31、31から構成される。30、30、30はそれぞれ電源線を示す。電源線30には、EL素子26,27、EL素子28,29の他方の共通端子が接続される。
図2は図1の回路を駆動するシーケンスを示す図である。
1フレームの駆動シーケンスは走査線11〜11の各々に接続される画素の画素回路にプログラムされるプログラム期間と、各行プログラム期間終了後の第1発光期間、第2発光期間からなる。プログラム期間、各行プログラム期間終了後の第1発光期間、第2発光期間は同一画素行の同じフレーム(同じ走査期間)内で行われる。同一画素行の発光素子が異なる発光期間(第1発光期間と第2発光期間)に分かれて発光することになる。プログラム期間、第1発光期間、第2発光期間の順に動作が行われ、このシーケンスをフレーム単位で繰り返す。図3では第1発光期間、第2発光期間の発光単位が1回ずつとなっているが、次のプログラム期間まで第1発光期間と第2発光期間の発光期間の長さを短くして交互に繰り返しても良い。
なお、複数のEL素子を時分割で発光させる駆動方式では、発光期間前のプログラミング期間を時分割するとメモリを多く使用することになるが、本実施形態ではプログラミングを同一期間内で行うことでメモリの数を削減できる。
図3は画素回路の動作を示すタイミングチャートである。図3におけるP、P、Pは図1の制御線33、33b、33に加えられる走査信号、Vcは図1の電源線30に加えられる電圧信号を示す。また、Vaは電源線30aに加えられる電圧で、ここでは電圧Vccである。Vbは電源線30bに加えられる電圧で、ここではグランドGNDである。
時刻t1から時刻t2の期間T(図2におけるプログラム期間)において、制御線33に加えられる走査信号Pがハイレベルとなって、各駆動回路23,24,25のスイッチQ2R、Q2B、Q2GがONになる。この結果、データ線31、31、31にそれぞれ供給される映像信号(画像信号)data_r、data_b、data_gが容量C1R、C1B、C1Gにチャージされる。こうして、第1及び第2発光期間内にEL素子に流れる電位を規定する制御電位(ゲート電位)が容量C1R、C1B、C1Gに保持される。このプログラミング動作は画素行ごとに行われ、1つの画素行のプログラミングが終了すると、次の画素行のプログラミングが行われる。データ線31、31、31には、1つの画素行にプログラミングするために期間T(図3の時刻t1から時刻t2の期間)にその画素行の映像信号(画像信号)が印加される。その後、次の画素行にプログラミングするために、当該次の画素行の映像信号が期間Tと同一期間印加される。
時刻t2から時刻t3の期間T(図2における第1発光期間)では、制御線33に加えられる走査信号PaよりスイッチQ3R、Q3GがONし、駆動トランジスタQ1R,Q1Gから信号電流が、EL素子26、28に流れる。また、時刻t1から時刻t3の期間(T+T)は電圧Vaが電圧Vcc、電圧Vcがグランドの電位にあるため各EL素子26,28は発光状態になる。
時刻t3から時刻t4の期間T(図2における第2発光期間)では、制御線33bに加えられる走査信号PbによりスイッチQ3B1、Q3B2がONし、駆動トランジスタQ1Bから信号電流が、EL素子27,29に流れる。また、期間TはVaがグランドの電位、Vcが電圧Vccにあるため各EL素子27,29(同じ色の光を発光する第1の発光素子及び第2の発光素子となる)は発光状態になる。
このように、それぞれの駆動回路が、データ線から映像信号を取り込んで容量に保持し、保持された信号に基く電流を発生するので、各駆動回路の発生した電流は2つの発光素子にそれぞれの駆動電流として供給され、各発光素子の輝度が制御される。
駆動回路の各々が、P型またはN型トランジスタと共通端子の間に備えられたスイッチの開閉により、発光素子に流れる電流が制御され、2つの並列接続された発光素子が異なる期間に発光するようになっている。
(第2の実施形態)
図4は本発明によるアクティブマトリックス型表示装置の第2の実施形態の画素の回路構成図である。
図4に示す回路構成において、積層構造のEL素子との接続関係については図1に示した回路構成と同じであり、全体の駆動シーケンスも図2のタイミングと同一である。したがって、本実施形態の説明は図1との差異に関して述べるにとどめる。
駆動回路23、24、25の駆動トランジスタQ1R、Q1B、Q1Gのゲート−ドレイン間にそれぞれ、スイッチQ4R、Q4B、Q4Gを設けている。そして、スイッチQ4R、Q4B、Q4Gのゲートは制御線33と接続され、スイッチQ2R、Q2B、Q2Gのゲートは制御線33と接続される。
さらにスイッチQ2R、Q2B、Q2Gと駆動トランジスタQ1R、Q1B、Q1Gのゲート間にそれぞれ、容量C2R、C2B、C2Gを設けている。
画素回路の動作をタイミングチャートを図5により説明する。図5におけるP、P、P、Pは図4の制御線33、33、33、33に加えられる走査信号、Vcは図4の電源線30に加えられる電圧信号を示す。また、電圧Vaは電源線30aに加えられる電圧で、ここでは電圧Vcc、Vbは電源線30bに加えられる電圧で、ここではグランドGNDである。
時刻t1から時刻t2の期間Tにおいて、制御線33に加えられる走査信号Pがハイレベルとなって、スイッチQ4R,Q4B,Q4GがONし、駆動トランジスタQ1R、Q1B、Q1Gのゲート−ドレイン間がショートされる。この状態において、駆動トランジスタQ1R、Q1B、Q1Gはダイオード接続となり、各々駆動トランジスタのゲート−ソース間電位は閾値電圧Vthに収束する。またこの間、制御線33に加えられる走査信号Pがハイレベルにあり、スイッチQ2R、Q2B、Q2GもONし、データ線31、31、31にそれぞれ加えられる映像信号data_r、data_b、data_gの電圧はそれぞれC2R、C2B、C2Gの一端に伝達される。データ線31、31、31の電位(図6のdata)は図6に示す時刻t1から時刻t2の間、基準電位vblになっており、容量C2R、C2B、C2Gの電位差は各駆動トランジスタの閾値電圧との差分で保持される。
時刻t2から時刻t3の期間Tでは、データ線31、31、31の電位は図6に示すように基準電位vblからvideo電位に移行する。この期間、制御線33に加えられる走査信号Pはロウレベルとなって、スイッチQ4R、Q4B、Q4GはOFFし、駆動トランジスタQ1R、Q1B、Q1Gのゲート電位は閾値電圧Vthからvbl−video電位分下がる。このシーケンスにより、駆動トランジスタQ1R、Q1B、Q1Gは閾値のばらつきに左右されない駆動電流を得ることができる。
時刻t3から時刻t4の期間、時刻t4から時刻t5に関しては、図3に示した、時刻t2から時刻t3の期間、時刻t3から時刻t4の間とそれぞれ同じシーケンスであり説明を省略する。
(第3の実施形態)
図7は本発明によるアクティブマトリックス型表示装置の第3の実施形態の画素の回路構成図である。
図7に示す回路構成において、積層構造のEL素子との接続関係については図1に示した回路構成と同じである。したがって、本実施形態の説明は図1との差異に関して述べるにとどめる。
駆動回路23,24,25の駆動トランジスタQ1R、Q1B、Q1Gのゲート−ドレイン間にそれぞれ、スイッチQ4R、Q4B、Q4Gを設けている。スイッチQ4R、Q4B、Q4Gのゲートは制御線33と接続される。さらにデータ線31r、31b、31gと駆動トランジスタQ1R、Q1B、Q1Gのゲートとの間に容量C1R,C1B,C1Gを設けている。図1のスイッチQ2R、Q2B、Q2Gは設けられていない。
画素回路の動作をタイミングチャート図8及び図9により説明する。図8及び図9におけるPa、Pb、P1(1)〜P1(n)は図7の制御線33、33、33に加えられる走査信号、Vcは図7の電源線30に加えられる電圧信号を示す。なお、P1(1)〜P1(n)は走査線11〜走査線11の制御線33に加えられる走査尊号である。また、電圧Vaは電源線30aに加えられる電圧で、ここでは電圧Vcc、Vbは電源線30bに加えられる電圧で、ここではグランドGNDである。
時刻t1から時刻t2の期間Tにおいて、走査線11〜11の全行の画素がプログラム期間となる。図9は期間Tのプログラムのタイミングをより詳細に示したタイミングチャートである。
P1(1)〜P1(n)は第1の画素行から第nの画素行にそれぞれ印加される走査信号であり、期間Tをn等分した期間、それぞれハイレベル状態になり、期間T内で順次、第1の画素行から第nの画素行へと各画素行の制御線33がハイレベルとなるようにシフトする。
走査信号P1(x)(xは1〜nまでの自然数)により、ある画素行における画素内のスイッチQ4R,Q4B,Q4GがONし、駆動トランジスタQ1R、Q1B、Q1Gのゲート−ドレイン間がショートされる。この状態において、駆動トランジスタQ1R、Q1B、Q1Gはダイオード接続となり、各々駆動トランジスタのゲート−ソース間電位は閾値電圧Vthに収束する。この間、各データ線31、31、31にそれぞれ加えられる映像信号data_r、data_b、data_gの電圧は、図9に示す期間t1xにあるvideoの電位となり、それぞれ容量C1R、C1B、C1Gの一端に伝達される。期間t1xで、容量C1R、C1B、C1Gの電位差は各駆動トランジスタの閾値電圧との差分で保持される。
時刻t2から時刻t3の期間T(第1発光期間)では、データ線31、31、31に図8に示す三角波信号が印加される。この三角波信号電位とvideo電圧によりプログラミングされた電位差を保持したまま、各駆動トランジスタQ1R、Q1B、Q1Gのゲート電圧は変動し、閾値電圧Vthを超えた時、駆動電流が発生する。制御線33aに加えられる走査信号Paにより、スイッチQ3R、Q3GがONし、駆動トランジスタQ1R,Q1Gから信号電流が、EL素子26、28に流れ、発光状態になる。
時刻t3から時刻t4の期間T(図2における第2発光期間)では、時刻t2から時刻t3の期間Tと同様に三角波が発生する。この三角波信号電位とvideo電圧によりプログラミングされた電位差を保持したまま、各駆動トランジスタQ1R、Q1B、Q1Gのゲート電圧は変動し、閾値電圧Vthを超えた時、駆動電流が発生する。制御線33bに加えられる走査信号Pbにより、スイッチQ3B1、Q3B2がONし、駆動トランジスタQ1Bから信号電流が、EL素子27、29に信号電流が流れ、発光状態になる。
なお、発光期間に発生するデータ線の信号は三角波でなく矩形波でもよい。
(第4の実施形態)
図10は本発明によるアクティブマトリックス型表示装置の第4の実施形態の画素の回路構成図である。
図10に示す回路構成において、積層構造のEL素子との接続関係については図1に示した回路構成と同じであり、全体の駆動シーケンスも図2のタイミングと同一である。したがって、本実施形態の説明は図1との差異に関して述べるにとどめる。
駆動回路23、24、25の駆動トランジスタQ1R、Q1B、Q1Gのゲート−ドレイン間にそれぞれ、スイッチQ4R、Q4B、Q4Gを設けている。そして、スイッチQ4R、Q4B、Q4Gのゲートは制御線33と接続される。さらに各データ線31r、31b、31gと駆動トランジスタQ1R、Q1B、Q1Gのドレインと間にはスイッチQ2R、Q2B、Q2Gを設けている。スイッチQ2R、Q2B、Q2Gのゲートは制御線33と接続される。
画素回路の動作をタイミングチャート図11により説明する。図11におけるPa、Pb、P1、P2は図10の制御線33、33、33、33に加えられる走査信号、Vcは図10の電源線30に加えられる電圧信号を示す。また、電圧Vaは電源線30aに加えられる電圧で、ここでは電圧Vcc、Vbは電源線30bに加えられる電圧で、ここではグランドGNDである。
時刻t1から時刻t2の期間Tにおいて、制御線33、33に加えられる走査信号P1、P2がハイレベルとなって、スイッチQ4R,Q4B,Q4GおよびスイッチQ2R,Q2B,Q2GがONする。すると、駆動トランジスタQ1R、Q1B、Q1Gのゲート−ドレイン間がショートされ、各データ線31r、31b、31gに接続される。データ線31r、31b、31gは外部の駆動回路の電流源と接続されており、その駆動電流に相当する電流値が駆動トランジスタQ1R、Q1B、Q1Gの駆動電流と等しくなるように、ゲート−ソース間電位が決定される。そして容量C1R、C1B、C1Gにその電位が保持される。
時刻t2から時刻t3の期間、時刻t3から時刻t4に関しては、第1の実施形態と同じシーケンスであり説明を省略する。
なお、第1〜第4の実施形態において、EL素子26,28の発光期間(第3の実施形態では第1発光期間)と、EL素子27,29の発光期間(第3の実施形態では第2発光期間)の比率は、EL素子の効率を考慮し比率を変えても良い。また発光素子26,27,28,29に対する色の組み合わせは上述に限定されるものではなく自由である。並列接続されるEL素子は、他の色と比べ劣化特性の劣るEL素子にしてもよい。
本発明は、画像表示に使用したアクティブマトリックス型表示装置に適用され、特に表示素子にEL素子を用いたアクティブマトリックス型表示装置に適用される。
本発明によるアクティブマトリックス型表示装置の第1の実施形態の画素の回路構成図である。 図1の回路を駆動するシーケンスを示す図である。 図1の画素回路の動作を示すタイミングチャートである。 本発明によるアクティブマトリックス型表示装置の第2の実施形態の画素の回路構成図である。 図4の画素回路の動作をタイミングチャートである。 図4の画素回路の動作をタイミングチャートである。 本発明によるアクティブマトリックス型表示装置の第3の実施形態の画素の回路構成図である。 図7の画素回路の動作を説明するタイミングチャートである。 図7の画素回路の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明によるアクティブマトリックス型表示装置の第4の実施形態の画素の回路構成図である。 図10の画素回路の動作を説明するタイミングチャートである。 EL素子を用いたアクティブマトリックス型の表示装置の構成例を示す平面図である。 EL素子を積層した場合のデバイスの模式的断面図である。
符号の説明
21,22 共通電極のタップ
23、24、25 駆動回路
30a、30b 電源線
31r、31g、31b データ線
33、33走査線
33a、33b 制御線
C1R、C1G、C1B 容量
Q1B N型トランジスタ
Q1R、Q1G P型トランジスタ
Q2R、Q3R、Q4R N型トランジスタ
Q2B、Q3B、Q4B N型トランジスタ
Q2G、Q3G、Q4G N型トランジスタ
26,27,28,29 EL素子
10 画素

Claims (6)

  1. 複数の走査線と、前記走査線に交差する複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線の交差する位置に配置された複数の画素を備え、
    前記画素は、共通端子に接続された、流れる電流の方向が異なる2つの発光素子と、前記共通端子に接続された複数の駆動回路とを含んで構成されたアクティブマトリックス型表示装置であって、
    前記複数の駆動回路は、
    第1の容量と、前記第1の容量の電圧に応じて前記共通端子から前記発光素子に向かう方向の電流を発生するP型の駆動トランジスタとを備えた第1の駆動回路と、
    第2の容量と、前記第2の容量の電圧に応じて前記発光素子から前記共通端子に向かう方向の電流を発生するN型の駆動トランジスタとを備えた第2の駆動回路とを含み、
    前記走査線の走査信号によって制御されて、前記データ線の映像信号が前記第1と第2の容量にそれぞれ保持され、前記第1の容量に保持された映像信号に基いて前記第1の駆動回路が前記2つの発光素子の一方に電流を供給し、前記第2の容量に保持された映像信号に基いて前記第2の駆動回路が前記2つの発光素子の他方に電流を供給することを特徴とするアクティブマトリックス型表示装置。
  2. 同一画素行の隣接する二つの画素で、一の画素の第1の発光素子と他の画素の第2の発光素子とが同色の光を発光し、前記第1の発光素子を駆動する駆動回路と前記第2の発光素子を駆動する駆動回路とが共有された駆動回路で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のアクティブマトリックス型表示装置。
  3. 前記複数の発光素子は積層されて構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のアクティブマトリックス型表示装置。
  4. 前記複数の駆動回路の各々が、前記P型または前記N型トランジスタと前記共通端子の間にスイッチを備えており、前記スイッチの開閉により、前記P型の駆動トランジスタにより駆動される発光素子と、前記N型の駆動トランジスタにより駆動される発光素子とが、異なる期間に発光することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のアクティブマトリックス型表示装置。
  5. 並列接続された前記複数の発光素子の他方の共通端子は電源線に接続され、前記P型の駆動トランジスタにより駆動される発光素子の発光期間と、前記N型の駆動トランジスタにより駆動される発光素子の発光期間とにおいて、前記電源線の電位が異なることを特徴とする請求項1から4のいずれ1項に記載のアクティブマトリックス型表示装置。
  6. マトリックス状に配置された複数の画素を備え、
    各画素は、共通端子に並列に接続された、流れる電流の方向が異なる2つの発光素子と、前記共通端子に接続され、前記複数の発光素子をそれぞれ駆動する複数の駆動回路とを有し、
    前記複数の駆動回路は前記複数の画素の画素行ごとに走査され、
    前記複数の駆動回路は前記発光素子を駆動する複数の駆動トランジスタを有し、前記複数の駆動トランジスタは、一方向に電流が流れる発光素子を駆動するP型の駆動トランジスタと、逆方向に電流が流れる発光素子を駆動するN型の駆動トランジスタとを含み、
    前記複数の駆動回路は、前記複数の駆動トランジスタの制御電極にそれぞれに接続される複数の容量を有してなるアクティブマトリックス型表示装置の駆動方法において、
    前記P型の駆動トランジスタにより駆動される第1の発光素子が発光する第1発光期間と、
    前記N型の駆動トランジスタにより駆動される第2の発光素子が発光する第2発光期間と、
    前記第1及び前記第2発光期間の前に、前記P型の駆動トランジスタの制御電極に接続される前記容量と、前記N型の駆動トランジスタの制御電極に接続される前記容量とに、前記第1及び第2発光期間内に発光素子に流れる電流を規定する制御電位を保持するプログラム期間と、
    を有することを特徴とするアクティブマトリックス型表示装置の駆動方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114038425A (zh) * 2021-11-30 2022-02-11 长沙惠科光电有限公司 像素驱动电路、方法及显示面板

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