JP2010006517A - 整列巻取り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】線状体を支持し移動させる可動体を排除した整列巻取り装置を提供する。
【解決手段】線状体6を巻き取る巻取りドラム2と、上記巻取りドラム2を回転自在とする回転軸3と、線状体6の整列巻取りを行う整列巻取り機構と、からなる整列巻取り装置1であって、巻取りドラム2を回転軸3の軸方向に往復運動させる往復運動手段を整列巻取り機構とした。
【選択図】図1
【解決手段】線状体6を巻き取る巻取りドラム2と、上記巻取りドラム2を回転自在とする回転軸3と、線状体6の整列巻取りを行う整列巻取り機構と、からなる整列巻取り装置1であって、巻取りドラム2を回転軸3の軸方向に往復運動させる往復運動手段を整列巻取り機構とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、線状体を整列巻取りする整列巻取り装置に関するものである。
従来から、線状体を巻き取る巻取りドラムと、上記巻取りドラムを回転自在とする回転軸と、線状体を均等の間隔で巻き取る整列巻取りを行う整列巻取り機構と、からなる整列巻取り装置がある。上記整列巻取り装置は、主として照明の昇降装置、エレベーター、クレーンなどのワイヤーの巻取り装置や、噴霧、散水などのホースの巻取り装置に利用され、上記整列巻取り装置に設けた可動体で、ワイヤーやホースなどの線状体を支持し移動させながら巻き取ることで整列巻取りを行っている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、可動体により線状体を支持し移動させて整列巻取りを行っているため、巻き取りのさい可動体により線状体に損傷を与えることがある。
実開平2−83060号公報
そこで、本発明の整列巻取り装置は、線状体を支持し移動させる可動体を不要とすることである。
上記課題を解決するために、本発明は、線状体6を巻き取る巻取りドラム2と、上記巻取りドラム2を回転自在とする回転軸3と、線状体6の整列巻取りを行う整列巻取り機構と、からなる整列巻取り装置1であって、上記整列巻取り機構を、上記巻取りドラム2を回転軸3の軸方向に往復運動させる往復運動手段としたことを特徴とするものである。
このような構成をすることで、正確に整列巻取りをすることができ、且つ巻取りドラム2が回転軸3の軸方向に移動し、線状体6自体は移動せず上記巻取りドラム2に巻き取られる位置が変化するため、線状体6を支持し移動させる可動体が不要となり、巻き取りによる線状体6への損傷を防止できる。
また、前記往復運動手段は、円筒カム41と、上記円筒カム41を外周面に備えた往復軸4と、上記円筒カム41にスライド自在に位置し前記巻取りドラム2に設けた舟型片22と、からなるものであって、上記円筒カム41を、交叉する二つの螺旋状溝411,411と、上記二つの螺旋状溝411,411の端部を連結する溝412と、からなるものとし、上記往復軸4と前記回転軸3の夫々の中心軸を一致させることで、整列巻取り装置1を小型化でき好ましい。
前記往復軸4と前記回転軸3が同一方向に回転し、上記往復軸4の回転を上記回転軸3の回転より遅く且つ連動させる減速機構5を設け、上記減速機構5の減速比を、上記回転軸3の一回転につき、前記線状体6の直径d分だけ前記巻取りドラム2を回転軸3の軸方向に移動させる比率とすると、円筒カム41のピッチPより小さい直径dの線状体6に対しても、整列巻取りを行うことができるものとなり好ましい。
上記のように本発明の効果は、整列巻取り機構として巻取りドラムを回転軸の軸方向に往復運動させる往復運動手段を設けることで、線状体を支持し回転軸の軸方向に移動させる可動体を排除でき、巻き取りさい線状体の損傷を軽減できるものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1に示す実施例の整列巻取り装置1は、ケーシングである整列巻取り装置本体11と、両端に備えたベアリング12により整列巻取り装置本体11に回転自在に保持された中空状の回転軸3と、上記回転軸3と共に回転し線状体6を巻き取る巻取りドラム2と、上記巻取りドラム2を往復運動させる整列巻取り機構である往復運動手段と、それらの動力源となる駆動部(特に図示しない)と、からなるものである。
上記往復運動手段は、往復軸4と、上記往復軸4の外周面に設けた円筒カム41と、からなるものであり、上記円筒カム41は、往復軸4の中心軸に基づいて螺旋をえがき交叉する二つの螺旋状溝411,411と、略円周に沿い二つの螺旋状溝411,411の端部を連結する連結溝412と、からなるものである。前記往復軸4は、上記往復軸4の中心軸が前記回転軸3の中心軸と一致する位置で、上記回転軸3の中空となっている空間内に、整列巻取り装置本体11に両端を固定され設けてある。
そして、上記回転軸3は、外周面の同一円周上に、上記円筒カム41の一部を露出する開口部32と、内周面側に底部を備えた凹状の溝部33を、軸方向に長く且つ同一の寸法で設けた。
更に、前記巻取りドラム2の端部の内周面に、上記開口部32を介して前記円筒カム41にスライド自在に位置する舟型片22と、上記溝部33に位置し回転軸3の軸方向に往復運動自在とする突起部21を設けた。そして、上記突起部21の円周方向の長さ寸法と、溝部33の円周方向の長さ寸法を略同一とし、回転軸3の回転に伴い巻取りドラム2も回転するものとした。上記突起部21および上記舟型片22を設けた場所以外の内周面には、巻取りドラム2の軸方向への往復運動を妨げずに回転軸3からの回転を支持する支持部23を設けた。
また、上記回転軸3が回転すると、巻取りドラム2は、突起部21および支持部23により回転軸3と共に回転し、且つ円筒カム41の螺旋状溝411により回転軸3の軸方向に規制され、一回転あたり円筒カム41の螺旋状溝411のピッチP分だけA方向に移動する。
そして、上記螺旋状溝411の端部に舟型片22が位置すると、以後舟型片22は、前記連結溝412に沿って進む。上記連結溝412を進むことにより、舟型片22は、進行方向を他方の螺旋状溝411をスライド自在とする方向へと反転する。また、このさい、巻取りドラム2は、軸方向に略移動せず、そのままの位置で回転し、線状体6を先に巻き取った線状体6の上に巻き取る。
更に、回転軸3が回転すると、上記連結溝412により進行方向の反転した上記舟型片22が、他方の螺旋状溝411に沿って進みだし、上記巻取りドラム2はA方向とは逆に移動し始め、二段目の整列巻取りを行う。
また、巻き取られた線状体6間の軸方向の隙間の長さ寸法は、円筒カム41のピッチPから線状体6の直径dを引いたP−dであり、上記ピッチPを、線状体6の直径dから上記直径dの1.5倍以内の値とすると、線状体6を隙間無く巻き取れ、複数段に線状体6を巻き取るさいに、次段として巻き取られる線状体6が、先に巻き取った前段の線状体6間へ落ち込み難くでき望ましいが、特に限定はしない。
また、図2に示す他例として、往復軸4を両端に設けたベアリング12により回転自在に整列巻取り装置本体11に保持し、回転軸3と往復軸4の間に減速機構5を設け、上記減速機構5により上記往復軸4の回転を上記回転軸3の回転より遅く且つ連動させた整列巻取り装置1である。
上記減速機構5は、回転軸3の端部に設け回転軸3の回転に伴い回転する平歯車34と、上記平歯車34と一方が噛合する二段の平歯車51と、往復軸4に設け上記二段の平歯車51の他方と噛合する平歯車42と、からなるものであり、上記二段の平歯車51は、回転軸3の平歯車34と噛合する大歯車511と、往復軸4の平歯車42と噛合する小歯車512と、からなるものである。
そして、回転軸3の平歯車34の歯数と、往復軸4の平歯車42の歯数を同一の数とし、小歯車512の歯数を大歯車511の歯数より少なくすることで、回転軸3から往復軸4へ伝達される回転の減速を行う。
更に、上記平歯車34,42の夫々の歯数を同一としたので、上記減速機構5の減速比は、小歯車512の歯数を大歯車511の歯数で割ることで求まり、前記隙間の長さ寸法P−dを上記ピッチPで割った(P−d)/Pと、上記減速比を同一の値とすることで、減速機構5により軸方向に隙間無く整列巻取りを行う整列巻取り装置1となる。
ここで、具体的な数字を例示し、減速機構5を説明する。円筒カム41のピッチPを5mm、線状体6の直径dを1mmとし、(P−d)/Pは、4/5であり、減速機構5は、大歯車511の歯数を25とし、小歯車512の歯数を20とし、減速比を、(P−d)/Pと同一の4/5とする。
そして、回転軸3を一回転すると、巻取りドラム2は、一回転の間に上記A方向へ1mm移動する。この移動距離は上記線状体6の直径dと同一であるため、線状体6は密接して巻き取られ、線状体6間の上記A方向に隙間を生じない整列巻取りが行われる。もちろん、ここで示した値は、限定するものではない。
なお、回転軸3に設けた平歯車34の歯数と、往復軸4に設けた平歯車42の歯数を同一としたが、これは、減速機構5の減速比の調整が、二段の平歯車51の大歯車511と小歯車512の歯数を変更するだけですむよう上記減速機構5の調整を容易としたためであり、平歯車34の歯数と、平歯車42の歯数を異なる歯数としてもよく、ましてや減速機構5を遊星減速機構などの他の方法としてもよい。
1 整列巻取り装置
11 整列巻取り装置本体
2 巻取りドラム
3 回転軸
4 往復軸
41 円筒カム
6 線状体
11 整列巻取り装置本体
2 巻取りドラム
3 回転軸
4 往復軸
41 円筒カム
6 線状体
Claims (3)
- 線状体を巻き取る巻取りドラムと、上記巻取りドラムを回転自在とする回転軸と、線状体の整列巻取りを行う整列巻取り機構と、からなる整列巻取り装置であって、上記整列巻取り機構を、上記巻取りドラムを回転軸の軸方向に往復運動させる往復運動手段としたことを特徴とする整列巻取り装置。
- 前記往復運動手段は、円筒カムと、上記円筒カムを外周面に備えた往復軸と、上記円筒カムにスライド自在に位置し前記巻取りドラムに設けた舟型片と、からなるものであって、上記円筒カムを、交叉する二つの螺旋状溝と、上記二つの螺旋状溝の端部を連結する溝と、からなるものとし、上記往復軸と前記回転軸の夫々の中心軸を一致させたことを特徴とする請求項1記載の整列巻取り装置。
- 前記往復軸と前記回転軸が同一方向に回転し、上記往復軸の回転を上記回転軸の回転より遅く且つ連動させる減速機構を設け、上記減速機構の減速比を、上記回転軸の一回転につき、前記線状体の直径分だけ前記巻取りドラムを回転軸の軸方向に移動させる比率としたことを特徴とする請求項2記載の整列巻取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008166263A JP2010006517A (ja) | 2008-06-25 | 2008-06-25 | 整列巻取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008166263A JP2010006517A (ja) | 2008-06-25 | 2008-06-25 | 整列巻取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010006517A true JP2010006517A (ja) | 2010-01-14 |
Family
ID=41587468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008166263A Withdrawn JP2010006517A (ja) | 2008-06-25 | 2008-06-25 | 整列巻取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010006517A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107055198A (zh) * | 2017-03-31 | 2017-08-18 | 李学信 | 一种填充绳合股网状收线机组 |
CN107640644A (zh) * | 2017-10-27 | 2018-01-30 | 甘世昌 | 一种硅胶高压线收绕机 |
-
2008
- 2008-06-25 JP JP2008166263A patent/JP2010006517A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107055198A (zh) * | 2017-03-31 | 2017-08-18 | 李学信 | 一种填充绳合股网状收线机组 |
CN107055198B (zh) * | 2017-03-31 | 2023-07-18 | 李学信 | 一种填充绳合股网状收线机组 |
CN107640644A (zh) * | 2017-10-27 | 2018-01-30 | 甘世昌 | 一种硅胶高压线收绕机 |
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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