JP2006264973A - 線条物平行巻き装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】線条物の平行巻き機構において,平行巻き機構のためだけに他動力源を使用する問題,平行巻き機構の小型化の問題を解消する
【解決手段】図1に示すように,揺動駆動部6はトルク生成機構1によりトルクをかけられ中心軸A9を中心に回転し,線条物(ケーブル)3を巻き取る,もしくは放出する.揺動駆動部6にはピンが偏心して設置され,ピンは中心軸A9を中心とした円運動を行う.従属揺動部7は中心軸B10を中心として回転運動し,揺動駆動部6のピンの偏心円運動によるカム機構で駆動される.従属揺動部7には線条体3の経路のためのガイドプーリ8が設置されている.従属揺動部が中心軸A9の軸方向に対して揺動運動11を行うため,線条物(ケーブル)3は局所的に巻き取られること無く,平行に巻き取ることができる.本発明により,トルク生成機構1によるトルクで線条物3を巻きつつ,他動力を用いず線条物を中心軸A9の軸方向に平行に巻き取ることができる.
【選択図】 図1
【解決手段】図1に示すように,揺動駆動部6はトルク生成機構1によりトルクをかけられ中心軸A9を中心に回転し,線条物(ケーブル)3を巻き取る,もしくは放出する.揺動駆動部6にはピンが偏心して設置され,ピンは中心軸A9を中心とした円運動を行う.従属揺動部7は中心軸B10を中心として回転運動し,揺動駆動部6のピンの偏心円運動によるカム機構で駆動される.従属揺動部7には線条体3の経路のためのガイドプーリ8が設置されている.従属揺動部が中心軸A9の軸方向に対して揺動運動11を行うため,線条物(ケーブル)3は局所的に巻き取られること無く,平行に巻き取ることができる.本発明により,トルク生成機構1によるトルクで線条物3を巻きつつ,他動力を用いず線条物を中心軸A9の軸方向に平行に巻き取ることができる.
【選択図】 図1
Description
本発明は,線条物平行巻き装置に関する.
従来,線条物を巻き取るリール装置は,線条物をリールの軸方向に均等に巻き取らず局所的に巻き取ってしまい,多重巻きが困難になる問題が生じていた.
この問題を解決するため,リール装置には,平行巻き機構を搭載する方法が考案されている((例えば、特許文献1)図7、図8).これらは,線条物の巻取・放出経路として案内機構を設けそれに対してリールを軸方向に往復運動させたり,リールの軸方向に平行に往復運動をする線条物の案内機構を設置し,線条物をリールの軸方向に均等に巻き取る装置である.
しかしながら,これらの平行巻き機構は,平行巻き機構のためだけに他動力源を要求するものや,リール外部に大きな搭載空間を要求するものであり,動力選定の問題や,小型化が難しい問題が存在する.
本発明は,このような課題に鑑みてなされたものであり,平行巻き機構のためだけに他動力源を使用することなく,平行巻き機構を小型化した装置を提供することを目的としている.
本発明は上記課題を解決するため次の手段を講ずる.
図1(a)に示すように,揺動駆動部6はトルク生成機構1によりトルクをかけられ中心軸A9を中心に回転し,線条物(ケーブル)3を巻き取る,もしくは放出する.揺動駆動部6にはピンが偏心して設置され,ピンは中心軸A9を中心とした円運動を行う.従属揺動部7は中心軸B10を中心として回転運動し,揺動駆動部6のピンの偏心円運動によるカム機構で駆動される.揺動駆動部6の動作説明を図2にて示す.図2に示す(a),(b)は図1中の矢印視点方向である.図2の▲1▼〜▲5▼のように,揺動駆動部6のピンの円運動により,従属揺動部は中心軸B10を中心として中心軸A9の軸方向に対して揺動運動を行う.従属揺動部7には線条体3の経路のためのガイドプーリ8が設置されている.従属揺動部が中心軸A9の軸方向に対して揺動運動11を行うため,線条物(ケーブル)3は局所的に巻き取られること無く,平行に巻き取ることができる.また,図1(a)のようにガイドプーリ8を用いなくとも,図1(b)のようにガイド穴12を設けて線条物3を案内することも考えられる.
本発明により,トルク生成機構1によるトルクで線条物3を巻きつつ,他動力を用いず線条物を中心軸A9の軸方向に平行に巻き取ることができる.
図1(a)に示すように,揺動駆動部6はトルク生成機構1によりトルクをかけられ中心軸A9を中心に回転し,線条物(ケーブル)3を巻き取る,もしくは放出する.揺動駆動部6にはピンが偏心して設置され,ピンは中心軸A9を中心とした円運動を行う.従属揺動部7は中心軸B10を中心として回転運動し,揺動駆動部6のピンの偏心円運動によるカム機構で駆動される.揺動駆動部6の動作説明を図2にて示す.図2に示す(a),(b)は図1中の矢印視点方向である.図2の▲1▼〜▲5▼のように,揺動駆動部6のピンの円運動により,従属揺動部は中心軸B10を中心として中心軸A9の軸方向に対して揺動運動を行う.従属揺動部7には線条体3の経路のためのガイドプーリ8が設置されている.従属揺動部が中心軸A9の軸方向に対して揺動運動11を行うため,線条物(ケーブル)3は局所的に巻き取られること無く,平行に巻き取ることができる.また,図1(a)のようにガイドプーリ8を用いなくとも,図1(b)のようにガイド穴12を設けて線条物3を案内することも考えられる.
本発明により,トルク生成機構1によるトルクで線条物3を巻きつつ,他動力を用いず線条物を中心軸A9の軸方向に平行に巻き取ることができる.
本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1記載の本発明によれば,トルク生成機構によるトルクで線条物を巻きつつ,他動力を用いず線条物をリールに平行に巻き取ることができる.
請求項1記載の本発明によれば,トルク生成機構によるトルクで線条物を巻きつつ,他動力を用いず線条物をリールに平行に巻き取ることができる.
以下,本発明を実施するための最良の形態について説明する.
図3に示すように,線条物3を巻き取る箇所としてリール2を用い,トルク生成機構1により回転させる.なお,線条物としてケーブルを用いる際はスリップリング4をさらに使用する.図4に示すように,リール2の回転は減速器5に入力・減速され,揺動駆動部6に入力される.図5に示すように,揺動駆動部6は中心軸A9を中心に回転し,揺動駆動部6のピンは円運動を行う.図6に示すように,従属揺動部7は中心軸B10を中心に回転し,揺動駆動部6とのカム機構により駆動される.従属揺動部7には線条物3の経路作成のためのガイドプーリ8が設置されているため,従属揺動部7が中心軸A9の軸方向に対して揺動運動を行うことで線条物をリールに平行に巻き取ることができる.さらに,減速器5の減速比により,揺動駆動部と従属揺動部の揺動周期を変更することができる.
しかしながら,図7に示すように,カム駆動軸の回転半径をA,回転角度をθ,その時の従動揺動部の中心軸からの距離をhとする.従動揺動部の溝形状が直線状の場合,次式(1)および図8に示すようにhはh1のようにカム駆動軸の回転角度θ,つまりリールの回転量に対して正弦曲線を描くため,リール軸方向に対してケーブルを厳密に平行に巻くことは出来ない.
h1:h=Asinθ (1)
しかし,溝の形状を任意に変更することにより,揺動部の軌道を望むものに変更する事が出来る.
しかし,溝の形状を任意に変更することにより,揺動部の軌道を望むものに変更する事が出来る.
例えば,リール軸方向に対してケーブルを平行に巻く場合,次式(2)および図8のh2のようにhが移動すればよい.
そのため溝を,次式(3)h3,図9に示す形状とすることにより,リール軸方向に対してケーブルを平行に巻き取る事が出来る.また,動作としては図10に示すものとなる.
また,この機構は図11に示すように,カム駆動軸は中心軸A方向には変位しないが,従動揺動部は中心軸Bを中心として回転するため中心軸A方向に変位するため,カム駆動軸と従動揺動部の接点Pは中心軸Aに対して変位する.そのため,軸の形状を任意に変更することにより,揺動部の軌道を望むものに変更する事が出来る.
例えば,リール軸方向に対してケーブルを平行に巻く場合,図12および次式(4)のように接点Pは表される.また,図13および次式(5),(6)が成り立つため,式(7)が成り立つ.
P(Dcosφ−dsinφ,Dsinφ+dcosφ) (4)
h=RDsinθ (5)
h+r=Dsinφ+dcosφ (6)
RDsinθ+r=Dsinφ+dcosφ (7)
h=RDsinθ (5)
h+r=Dsinφ+dcosφ (6)
RDsinθ+r=Dsinφ+dcosφ (7)
ここでカム駆動軸の直径r,従動揺動部溝幅dは,カム駆動軸の偏心距離RD,従動揺動部の回転軸から溝部までの距離Dに対して小さいため,式(7)は近似的に式(8)と表せる.そのため従動揺動部の傾き角度φは式(9)で表せる.
ここで,カム駆動軸と従動揺動部の接点Pのyp方向への変位Pyは式(10)で表され,カム駆動軸の直径rは,カム駆動軸の偏心距離RDに対して小さいため,近似的に式(11)と表せる.図8および式(2)のh2のようにPyが変位すればよいので,式(12)が成
(12)より式(13)が成立する.
(12)より式(13)が成立する.
ここで例として,RMAX=20[mm],D=65[mm],d=2.3[mm]として式(14)のグラフを描くと図14のようになり,この形状のカム駆動軸を作成し使用すれば,リール軸方向に対してケーブルを平行に巻き取る事が出来る.図14のグラフの形状のカム駆動軸の概観を図15に示す.
さらに,図7のようにリール本体13を対になった半球殻車輪14で囲み車輪移動体とすることで,平行巻機構を備えた小型リールを搭載した移動体を作成する事が出来る.
なお,本発明は上述の発明を実施するための最良の形態に限らず本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得ることはもちろんである.
1.トルク生成機構,2.リール,3.線条体(ケーブル),4.スリップリング,5.減速器,6.揺動駆動部,7.従属揺動部,8.ガイドプーリ,9.中心軸A,10.中心軸B,11.揺動運動方向,12.ガイド穴,13.リール本体,14.半球殻車輪
Claims (1)
- 以下の支持体,トルク生成機構,揺動駆動部,従属揺動部,線条物案内機構,の立体機構により構成されていることを特徴とする線条物平行巻き装置.
(イ)以下の部品をそれぞれの軸に対して支持,もしくは固定する支持体
(ロ)下記の(ハ)揺動駆動部を回転駆動するための動力を生成するためのトルク生成機 構
(ハ)第1の回転軸と,下記の(二)従属揺動部をカム機構により駆動するためのピンを 第1の回転軸から所定距離だけ離れた位置に有する揺動駆動部
(ニ)第2の回転軸を持ち,カム機構を通して上記(ハ)揺動駆動部により往復揺動駆動 される従属揺動部
(ホ)上記(二)従属揺動部に設置され,(二)従属揺動部の往復揺動運動により線条物 を第1の回転軸方向に沿って案内する線条物案内機構
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005122925A JP2006264973A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 線条物平行巻き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005122925A JP2006264973A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 線条物平行巻き装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006264973A true JP2006264973A (ja) | 2006-10-05 |
Family
ID=37201333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005122925A Pending JP2006264973A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 線条物平行巻き装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006264973A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009104032A1 (en) * | 2008-02-22 | 2009-08-27 | Ferenc Veroszta | Integrated presentation, analysis and security system for goods |
JP2015221710A (ja) * | 2014-05-23 | 2015-12-10 | 学校法人立命館 | 巻取装置 |
CN111924651A (zh) * | 2020-09-28 | 2020-11-13 | 来一萍 | 一种电力维修用电缆收卷设备 |
-
2005
- 2005-03-24 JP JP2005122925A patent/JP2006264973A/ja active Pending
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