JP2010006214A - カウルルーバー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ルーバー本体11と、前側凹部12とを備えた樹脂成形品よりなる。前側凹部12の底壁部14が車体パネル3に固定される。前側凹部12の前壁部15から底壁部13にわたる部分にビード状の補強用凸部20が一体成形される。補強用凸部20の上面と後壁部13との間には、前後方向へ延びる板状の補強用リブ25が一体成形される。補強用リブ20の補強用凸部20との結合面積と、後壁部13との結合面積とで大小の差が設けられる。フードパネル2に所定値以上の外力が作用したときには、補強用リブ25を結合面積の小さい部分で破断させながら前壁部15及び底壁部14が車体パネル3の固定部5を支点として下方へ変形可能に構成されている。
【選択図】図3
Description
この種のカウルルーバーにおいて、例えば、特許文献1に開示されているように、後壁部の前面と前壁部の後面との間に、これら両面に一体に結合されて前後方向へ延びる板状の補強用リブが一体成形された構造のものがある。
そこで、後壁部の前面と前壁部の後面との間にわたって、後壁部及び前壁部と同等の板厚で上方へ向けて突出する左右の両側板部と上板部とを有するビード形状(断面台形状)の補強用凸部を一体成形することが知られている。
前記のように、後壁部の前面と前壁部の後面との間にわたってビード形状の補強用凸部を一体成形することで、樹脂成形の収縮力による補強用凸部の変形を抑制することができる。
しかしながら、後壁部の前面と前壁部の後面との間にわたってビード形状の補強用凸部を一体成形すると、剛性が高くなりすぎ、フードパネルに所定値以上の外力(荷重)が作用したときに、カウルルーバーの前側凹部の変形量(ストローク)が小さくなり、衝撃吸収性が低下する場合がある。
前記底壁部の前記後壁部寄り部分が車体パネルに固定される一方、前記前壁部の上部には前記フードパネルの下面に弾性的に密接するシール部材が装着され、
前記前壁部の後面から前記底壁部の底面にわたる部分には、前記前壁部及び前記底壁部と同等の板厚で上方へ向けて突出する左右の両側板部と上板部とを有する補強用凸部が一体成形され、
前記補強用凸部の上板部上面と前記後壁部の前面との間には、これら両面に一体に結合されて前後方向へ延びる板状の補強用リブが一体成形され、
前記補強用リブの前記補強用凸部との結合面積と、前記後壁部との結合面積とで大小の差が設けられ、
前記フードパネルに所定値以上の外力が作用したときには、前記補強用リブを結合面積の小さい部分で破断させながら前記前壁部及び前記底壁部が前記車体パネルの固定部を支点として下方へ変形可能に構成されていることを特徴とする。
また、フードパネルに所定値以上の外力が作用したときには、補強用リブを結合面積の小さい部分で破断させながら前壁部及び底壁部が車体パネルの固定部を支点として下方へ変形する。この結果、変形量が大きくなり衝撃吸収性を高めることができる。
補強用リブは、後壁部との結合面積が補強用凸部との結合面積よりも小さく設定され、
フードパネルに所定値以上の外力が作用したときには、補強用リブが後壁部との結合部分で破断される構成にしてあることを特徴とする。
この発明の実施例1を図1〜図4にしたがって説明する。
図1はこの発明の実施例1に係るカウルルーバーを示す側断面図である。図2は図1のII−II線に基づく断面図である。図3はカウルルーバーの前側凹部を示す斜視図である。図4はフードパネルに所定値以上の外力が作用したときに補強用リブを結合面積の小さい後壁部との結合部分で破断させながら前壁部及び底壁部が車体パネルの固定部を支点として下方へ変形した状態を示す説明図である。
また、ルーバー本体11の後端縁には、軟質樹脂、ゴム等の弾性体よりなるシール部材16が装着され、このシール部材16には、フロントガラス1の前面に弾性的に圧接して密接するシールリップ17が延出されている。
そして、前側凹部12は、その底壁部14の後壁部13寄り部分がクリップ等の固定手段5によってカウルパネル(車体パネル)3の前縁部4の上面に固定される。
また、前壁部15の上縁部には、前方へ向けて支持片16が張り出されており、この支持片16上には、フードパネル2の下面に弾性的に密接する軟質樹脂、ゴム等の弾性体よりなる中空断面のシール部31を一体に有するシール部材30が装着されている。
また、補強用凸部20の上板部22の上面の後部と、後壁部13の前面の下部との間には、これら両面に一体に結合されて前後方向へ延びる側面形状三角形で板状をなす補強用リブ25が一体成形されている。
補強用リブ25は、補強用凸部20との結合面積と、後壁部13との結合面積とで大小の差が設けられている。
なお、補強用凸部20及び補強用リブ25は、前側凹部12の車幅方向へ所定間隔を隔てて複数設けられる。
したがって、カウルルーバー10の前側凹部12において、前壁部15の後面から底壁部14の底面にわたる部分に一体成形されたビード状(この実施例1では断面台形)の補強用凸部20と、この補強用凸部20の上板部22上面と後壁部13の前面との間に一体成形された板状の補強用リブ25とによって、カウルルーバー10の前側凹部12を良好に補強することができる。
このため、従来の板状の補強用リブのみによって補強する場合と比べ、剛性が高くなり、樹脂成形の収縮力による補強用リブ25の変形を良好に抑制することができる。
すなわち、補強用凸部20の上板部22上面と後壁部13の前面との間の板状の補強用リブ25は、従来の後壁部と前壁部との間にわたる板状の補強用リブの長さに比べ短くすることができる。これによって、板状の補強用リブ25の剛性を良好に高めることができ、樹脂成形の収縮力による板状の補強用リブ25の変形を抑制することができる。
この結果、前壁部15及び底壁部14の変形量が大きくなり衝撃吸収性を高めることができる。
この発明の実施例2を図5と図6にしたがって説明する。
図5はこの発明の実施例2に係るカウルルーバーの前側凹部の板状の補強用リブの変更例を示す断面図である。図6はフードパネルに所定値以上の外力が作用したときに補強用リブを結合面積の小さい補強用凸部との結合部分で破断させながら前壁部及び底壁部が車体パネルの固定部を支点として下方へ変形した状態を示す説明図である。
この実施例2のその他の構成は実施例1と同様に構成されるため、同一構成部分に対し同一符号を付記してその説明は省略する。
したがって、この実施例2においても実施例1と同様に作用効果を奏する。
2 フードパネル
3 カウルパネル(車体パネル)
10 カウルルーバー
11 ルーバー本体
12 前側凹部
13 後壁部
14 底壁部
15 前壁部
20 補強用凸部
21 両側板部
22 上板部
25、125 補強用リブ
26 前結合部
27 後結合部
30 シール部材
Claims (2)
- ルーバー本体と、このルーバー本体の前部に一体成形されると共に、後壁部と底壁部と前壁部とを有して断面U字状をなす前側凹部とを一体連続状に備えてフロントガラスとフードパネルとの間を覆う樹脂成形品よりなるカウルルーバーであって、
前記底壁部の前記後壁部寄り部分が車体パネルに固定される一方、前記前壁部の上部には前記フードパネルの下面に弾性的に密接するシール部材が装着され、
前記前壁部の後面から前記底壁部の底面にわたる部分には、前記前壁部及び前記底壁部と同等の板厚で上方へ向けて突出する左右の両側板部と上板部とを有する補強用凸部が一体成形され、
前記補強用凸部の上板部上面と前記後壁部の前面との間には、これら両面に一体に結合されて前後方向へ延びる板状の補強用リブが一体成形され、
前記補強用リブの前記補強用凸部との結合面積と、前記後壁部との結合面積とで大小の差が設けられ、
前記フードパネルに所定値以上の外力が作用したときには、前記補強用リブを結合面積の小さい部分で破断させながら前記前壁部及び前記底壁部が前記車体パネルの固定部を支点として下方へ変形可能に構成されていることを特徴とするカウルルーバー。 - 請求項1に記載のカウルルーバーであって、
補強用リブは、後壁部との結合面積が補強用凸部との結合面積よりも小さく設定され、
フードパネルに所定値以上の外力が作用したときには、補強用リブが後壁部との結合部分で破断される構成にしてあることを特徴とするカウルルーバー。
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