JP2010005949A - 圧縮成形装置及び圧縮成形方法 - Google Patents
圧縮成形装置及び圧縮成形方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010005949A JP2010005949A JP2008168678A JP2008168678A JP2010005949A JP 2010005949 A JP2010005949 A JP 2010005949A JP 2008168678 A JP2008168678 A JP 2008168678A JP 2008168678 A JP2008168678 A JP 2008168678A JP 2010005949 A JP2010005949 A JP 2010005949A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- mold
- cutting
- compression molding
- compression
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000748 compression moulding Methods 0.000 title claims abstract description 72
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 17
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims abstract description 247
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims abstract description 247
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 43
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 11
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 11
- 238000000465 moulding Methods 0.000 abstract description 30
- 238000009434 installation Methods 0.000 abstract 1
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 43
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 31
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 31
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 15
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 7
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 6
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 5
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 5
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 239000012792 core layer Substances 0.000 description 3
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 3
- 238000000071 blow moulding Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000004401 flow injection analysis Methods 0.000 description 2
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 2
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 1
- 235000013361 beverage Nutrition 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
【解決手段】雌型31は、可動ロッド34と可動ロッド34を囲繞する雌型本体33とを含み、雌型本体33には上方に開放されたキャビティー孔33aが形成されており、可動ロッド34は通常位置と通常位置よりも上方に移動された上昇位置との間を昇降動する。合成樹脂の切断・保持ユニット14は、合成樹脂8の下端を挟持部材15,16から下方へ突出させ、雌型31の直上方に移送されると、挟持部材15,16を下降させて、合成樹脂8を載置する可動ロッド34の載置面34aの所定位置に合成樹脂8の下端を当接させ、さらに合成樹脂8を下端側へ押圧する。
【選択図】図6
Description
上記圧縮成形装置は、前記搬入手段の上下方向長さが、保持する合成樹脂素材の上下方向長さよりも小さくすることができる。
上記圧縮成形装置は、保持している合成樹脂素材を強制的に下方に作用させる手段(噴き出しノズル又は昇降ロッド)をさらに備えることができる。
上記目的を達成するために、本発明の圧縮成形方法は、合成樹脂素材の搬入手段の下端から合成樹脂素材を下方へ突出させて保持し、搬入手段を下金型の直上方まで搬送し、搬入手段を下降させて合成樹脂素材を下金型に押し付けた後、搬入手段が合成樹脂素材を解放し、下金型と上金型とによって合成樹脂素材を圧縮成形するようにした。
上記圧縮成形方法は、前記下金型及び上金型によって合成樹脂素材を圧縮成形する前に、合成樹脂素材を任意の形状に成形することができる。
詳しくは、上記圧縮装置は、上方(又は下方に)に開放された成形凹部を有する雌型部材、該雌型部材の上方(又は下方)に配置され該雌型部材に対して相対的に昇降動されて、該雌型部材と協働して成形空間を規定する閉位置と該雌型部材から上方に離隔して位置する開位置とに選択的に位置される雄型部材、及び合成樹脂素材搬入手段を具備し、該合成樹脂素材搬入手段は合成樹脂素材の貫通孔を規定する搬入部材を含み、該搬入部材は雄型が開位置にあるときに該雄型部材と雌型部材との間に位置せしめられる圧縮成形装置において、該合成樹脂搬入手段は搬入部材を昇降動せしめるための昇降手段を含み、該搬入部材の該貫通孔の上下方向長さは該貫通孔内に保持せしめられる合成樹脂素材の上下方向長さよりも大きく、該搬入部材は該貫通孔に保持せしめられた合成樹脂素材が該貫通孔から下方に突出した状態で該雌型部材に対向してその上方に位置せしめられ、次いで、該搬入部材が下降せしめられて合成樹脂素材の下端が該雌型部材に押し付けられ、しかる後に該搬入部材から解放することができる。
上記圧縮成形装置及び圧縮成形方法は、合成樹脂素材が該雌型部材の該中央部材の上面上に或いは該雄型部材上に到達した後も、例えば該気体流噴射手段による気体流の噴射或いは該押下部材による合成樹脂素材を強制的に下方に作用させる手段によって、強制が継続されて合成樹脂素材が予備成形されるので、予め合成樹脂素材が圧縮成形されやすい形状に成形され、位置ズレもないことから圧縮成形時の合成樹脂素材の方向性もよく、均一に周囲に拡がることができる。また、樹脂塊の金型への受け渡しを高速・短時間で行うことができる。
図1は、本発明の圧縮成形方法の好適実施形態を実施するための成形システム1の概略平面図、図2は図1の成形システムの一部を示す部分拡大平面図である。
この成形システム1は、押出機2、合成樹脂供給装置3、圧縮成形装置4及び搬出装置5を備えている。
押出機2は、ほぼ筒状の外形を有しており、PP、PET等の合成樹脂素材を加熱溶融及び混練して、合成樹脂を生成する。押出機2の先端側は、実線で示す非作用位置と二点鎖線で示す作用位置との設定角度間を、回動自在に装着されている押出ノズル7を含んでいる。この押出ノズル7にはその先端部下面に形成されている図3のA及びBに示す押出開口20まで延びる樹脂流路が形成されている。すなわち、押出機2は溶融合成樹脂8を押出ノズル7に連続的に送出し、押出機2から送出された合成樹脂8が押出開口20から押し出される。成形システム1の作動時では、押出ノズル7は図1の二点鎖線で示す作用位置に待機されている。
挟持部材15,16の上下方向の長さは、押出ノズル7から下方へ吐出されて、カッター17により切断された後の合成樹脂8の一単位(ドロップ)の長さよりも短く形成している。すなわち、挟持部材15,16が合成樹脂8を保持しているときに、挟持部材15,16の下端よりも合成樹脂8の下端が下方へ突出するようにしている(挟持部材15,16の平面図は図15のAを参照)。
合成樹脂8を切断するカッター17は、挟持部材15,16の受入空間の上方を横方向に延びている。切断・保持ユニット14が受入域18を通過する直前には、図3のAに示すように、第2の挟持部材16は開放位置にあり、押出ノズル7の押出開口20から押し出されている溶融状態の合成樹脂8が受入空間内に受け入れられる。
切断・保持ユニット14が樹脂供給域21を通過する際には、第2の挟持部材16が開放位置に移動され、第1の挟持部材15と第2の挟持部材16との協働による合成樹脂8の挟持が解放される。
図4は、本発明の第1の実施形態における金型22を示し、金型22は雌型23と雄型24とから構成され、雌型23は中央部に上方に開放された凹部23aが形成され、凹部23aの底部に合成樹脂8の載置面23bを形成している。
雄型24は、雄型本体25と雄型本体25の中央部の孔に配設されているコア型26とを備えている。雄型24は図示しない駆動手段によって、上下動することができる。
上述した構成により、押出機2は、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂素材を加熱溶融及び混練して、合成樹脂8を押出ノズル7に搬送する。図3のA及びBに示すように、押出ノズル7の押出開口20から押し出された合成樹脂8は、カッター17によって切断され、押出開口20から切り離される。合成樹脂8が切り離された時には、第1及び第2の挟持部材15,16を閉じることによって合成樹脂8を保持する。挟持部材15,16は、合成樹脂8の下端を挟持部材15,16から下方へ突出するようにして保持する。切断・保持ユニット14に保持された合成樹脂8は、圧縮成形装置4の雌型23まで移動させられる。
そして、合成樹脂8を載置面23bに載置した後、切断・保持ユニット14の第1及び第2の挟持部材15,16を開状態にして、切断・保持ユニット14を上昇させる。その後、切断・保持ユニット14が、金型22の軌道上から離れる。なお、この際、下記の実施形態に示すような、噴き出しノズル37(図6のC参照)から圧縮空気を合成樹脂8の任意の部位に噴出したり、合成樹脂8をプッシャー51a(図8のC参照)の先端面の形状に応じて、予備成形したりして合成樹脂8の形状を整えてもよい。この場合は、第1及び第2の挟持部材15,16の下部には、拡径部38が形成されているので、合成樹脂8の予備成形を妨げることがない。
雌型31は中央部材である円柱形状の可動ロッド34と該可動ロッド34を囲繞する雌型本体33とを含み、該雌型本体33には上方に開放された凹部33cが形成されている。可動ロッド34は、その載置面34aが雌型本体33の凹部33cと協働して、図5及び図6のDに示すキャビティー孔33aを形成する。可動ロッド34は、図6のDに示す通常位置(下降位置)と該通常位置よりも上方に移動された図6のAに示す上昇位置との間を昇降動される。可動ロッド34の上端部は、上方へ突出する緩やかな円弧形状に形成された合成樹脂8の載置面34aを形成している。
雄型32は、雄型本体35と雄型本体35の中央部に配設されているコア型36とを備えている。雄型32は図示しない駆動手段によって、上下に移動することができる。
挟持部材15,16で形成される合成樹脂8を保持する部位の上方には、気体の噴き出しノズル37を配設し、噴き出しノズル37には図示しない気体の供給手段に接続されている。噴き出しノズル37から噴出される気体は不活性ガスやエアなどの圧縮気体が排出される。第1の挟持部材15及び第2の挟持部材16の下部には、下側へ向かって裾拡がりの拡径部38が形成されている。
上述した構成により、押出機2は、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂素材を加熱溶融及び混練して、合成樹脂8を押出ノズル7に搬送する。押出ノズル7の押出開口20から押し出された合成樹脂8は、カッター17によって切断され、押出開口20から切り離される。合成樹脂8が切り離された時には、第1及び第2の挟持部材15,16を閉じることによって合成樹脂8を保持する。この際、挟持部材15,16は、図3のBに示すように、合成樹脂8の下端を挟持部材15,16から下方へ突出するようにして保持する。閉状態の切断・保持ユニット14に保持された合成樹脂8は、圧縮成形装置4の雌型31の上方位置まで移動させられる。
この際、噴き出しノズル37から圧縮空気を合成樹脂8の任意の部位に噴出し、合成樹脂8の形状を整えるとともに、合成樹脂8の位置決めを行う。この合成樹脂8の予備成形は、例えば、合成樹脂8の圧縮時に拡げられる方向(合成樹脂が拡がりにくい方向があれば、その方向)へ合成樹脂8の形状を予備成形するとよい。この際、第1及び第2の挟持部材15,16の下部には、拡径部38が形成されているので、合成樹脂8の予備成形を妨げることがない。
次いで、雄型32が下降することによって、雄型32が雌型31の上に重ねられ、雄型32とともにコア型36が下降して合成樹脂8が圧縮されることによって、プリフォーム(又は容器、蓋など)の圧縮成形が行われる。圧縮成形時では、予め合成樹脂8が圧縮成形されやすい形状に成形され、位置ズレもないことから圧縮成形時の合成樹脂8の方向性もよく、均一に周囲に拡がることができる。
圧縮成形された、プリフォームなどは、冷却後に金型30からとりだされる。
上記第1の実施形態では、例えば、挟持部材15,16が雌型23の凹部23b内に入り込むような機構であれば、底の深い容器を形成することは可能であるが、挟持部材15,16と凹部23bと干渉するようであれば、底の深い容器には不向きである。本第2の実施形態では、可動ロッド34が上昇して合成樹脂8を向かいに行くので、そのような干渉が生じることがなく、底の深い容器に条件なしに適用できる効果がある。
なお、本実施形態では、上記第1の実施形態に対して金型40のみが異なる。
図7の金型40は、図7のDに示すように、雄型42を下型に配置し雌型41を上型に配置した例である。雄型42には中心部に上側に突出するパンチ本体43が設けられ、パンチ本体43の上部に下側へ円弧状に窪む合成樹脂8の載置部である凹部43aを形成している。雌型41は、中央に下側に開口するキャビティー孔41aを形成している。
上述の切断・保持ユニット14の合成樹脂8を保持する第1の挟持部材15と第2の挟持部材16は、上記第1の実施形態と同じ構成であり、挟持部材15,16の上下方向の長さは、押出ノズル7から吐出されて、カッター17により切断された後の合成樹脂8の一単位の長さよりも短く形成する。そして、図7のBに示すように、挟持部材15,16が合成樹脂8を保持しているときに、挟持部材15,16の下端よりも合成樹脂8の下端が下方へ突出するようにする。
上記第1の実施形態では、上述したように、底の深い容器を圧縮成形することについて、工夫を要するが、本第3の実施形態では、雄型42のパンチ本体43と挟持部材15,16が干渉することがないので、底の深い容器に条件なしに適用できる効果がある。
なお、本実施形態では、上記第2の実施形態で説明した金型30(図5参照)と同じ金型を用いており、異なるのは切断・保持ユニット14に備えた噴き出しノズル37を廃止し、昇降ロッド51を金型に備えていることである。
図8に示すように、雌型31は雌型本体33と可動ロッド34とを備えている。雌型本体33は、中央部の上側にキャビティー孔33a(図8のD参照)と該キャビティー孔33aの下部に連通する摺動孔33bが形成され、円柱形状の可動ロッド34は摺動孔33bを駆動手段によって上下動することができ、図8のAに示す上方位置と、図8のDに示す下方位置に位置することができる。可動ロッド34の上端部は、上方へ突出する緩やかな円弧形状に形成された合成樹脂8の載置面34aを形成している。
図8のB及びCに示すように、上述の切断・保持ユニット14の合成樹脂8を保持する第1の挟持部材15と第2の挟持部材16は、上記第1の実施形態と同じ構成であり、挟持部材15,16の上下方向の長さは、押出ノズル7から吐出されて、カッター17により切断された後の合成樹脂8の一単位の長さよりも短く形成し、挟持部材15,16が合成樹脂8を保持しているときに、挟持部材15,16の下端よりも合成樹脂8の下端が下方へ突出するようにする。
図9は、プッシャー51の形態を示しており、図9のAに示すプッシャー51aの先端形状は平面であり、図9のBに示すプッシャー51bの先端形状は凸球面形状であり、図9のCに示すプッシャー51cの先端形状は、凹球面形状に形成されたものなどが使用できるが、成形体の形状によって適宜異なる。なお、昇降ロッド51は、切断・保持ユニット14に取付けることもできる。
合成樹脂8の予備成形後は、挟持部材15,16を開状態にして、合成樹脂8を解放した後、挟持部材15,16を上昇させる。その後、切断・保持ユニット14が、金型22の軌道上から離れる。
次いで、雄型32が下降することによって、雄型32が雌型31の上に重ねられ、コア型36が下降して合成樹脂8が圧縮されることによって、容器の成形が行われる。成形時では、予め合成樹脂8が圧縮成形されやすい形状に成形され、位置ズレもないことから圧縮成形時の方向性もよく、均一に周囲に拡がることができる。
圧縮成形された、容器(又は蓋、プリフォームなど)は、冷却後に金型30からとりだされる。
上記第1の実施形態では、上述したように、底の深い容器を圧縮成形することについて、工夫を要するが、本第4の実施形態では、可動ロッド34が上昇して合成樹脂8を向かいに行くので、底の深い容器に条件なしに適用できる効果がある。
なお、本実施形態では、雄型を下型として配置し、上記第3の実施形態で用いた噴き出しノズル37に代えて、上記第4の実施形態の昇降ロッド51を用いた例である。
雄型42は中心部に上側に突出するパンチ本体43が設けられ、パンチ本体43の上部に下側へ窪む凹部43aを形成している。雌型41は、中央にキャビティー孔41aを形成している。
挟持部材15,16の上下方向の長さは、押出ノズル7から吐出されて、カッター17により切断された後の合成樹脂8の一単位の長さよりも短く形成し、挟持部材15,16が合成樹脂8を保持するときに、挟持部材15,16の下端よりも合成樹脂8の下端が下方へ突出するようにする。
待機状態にある雄型42のパンチ本体43の上方へ切断・保持ユニット14が搬送されたときにパンチ本体43の凹部43aに合成樹脂8が近接した位置に配置される。そして、互いの軌道が樹脂供給域21(図2参照)に移動したときに、切断・保持ユニット14の図示しない昇降手段が、挟持部材15,16を下降させて、挟持部材15,16を雄型側に下降させる。挟持部材15,16は、合成樹脂8を載置するパンチ本体43の載置面である凹部43aの所定位置に合成樹脂8の下端を当接させ、当接した後も合成樹脂8を下端側へ押圧若しくは押し潰すように合成樹脂8を凹部43aに位置決めする。
その後、プッシャー51aを上昇させて、挟持部材15,16を開状態にして、合成樹脂8を解放した後、挟持部材15,16を上昇させる。その後、切断・保持ユニット14が、金型40の軌道上から離れる。
次いで、雌型31が下降することによって、雄型32の上に雌型31が重ねられ、合成樹脂8が圧縮されることによって、容器の成形が行われる。成形時では、予め合成樹脂8が圧縮成形されやすい形状に成形され、位置ズレもないことから圧縮成形時の方向性もよく、均一に周囲に拡がることができる。
圧縮成形された、容器(又は蓋、プリフォームなど)は、冷却後に金型30からとりだされる。
上記第1の実施形態では、上述したように、底の深い容器を圧縮成形することについて、工夫を要するが、本第5の実施形態では、雄型42のパンチ本体43と挟持部材15,16が干渉することがないので、底の深い容器に条件なしに適用できる効果がある。
図11は、本発明の実施形態に係る成形システムの概略を示す平面図、図12は、成形システム70の押出機71の押出ノズル74を中心に配置された複数の切断・保持ユニット75のうち、その一つに着目して要部を示す拡大平面図である。
成形システム70は、合成樹脂を溶融、混練して押出ノズル74から押し出す押出機71と、押出機71の押出ノズル74を中心に配置された複数の切断・保持ユニット75と、各切断・保持ユニット75と対になって設置された複数の圧縮成形型40とを備えている。
図示する例において、溶融樹脂が押し出されてくる押出ノズル74を中心に配置される切断・保持ユニット75のそれぞれは、押出ノズル74を中心にほぼ放射状に設置された複数の駆動機構77のそれぞれに取り付けられて、押出ノズル74の下方位置と、切断・保持ユニット75のそれぞれに設定された供給位置との間を交互に往復移動するようになっている。そして、切断・保持ユニット75ごとに設定された供給は、切断・保持ユニット75のそれぞれと対になる圧縮成形型40が設置されている。
切断・保持ユニット75は、供給位置に設置された圧縮成形型40に向かって押出ノズル74の下方位置を通過する際に、押出ノズル74から押し出されてくる溶融樹脂を切断するカッター81を有している。このカッター81は、挟持部材82の上方に位置する周端縁に沿って形成されており、カッター81によって切断された溶融樹脂8の側面に、挟持部材82の内周面が保持面84となって当接するようにしてある。
挟持部材83が閉じると、保持面84と挟持部材83との間には円柱状の空間内に、切断された溶融樹脂8が保持される。そして、切断・保持ユニット75が供給位置で停止したときに成形型40への溶融樹脂8の供給がなされるようにすることができる。
図14の金型40は、図14のB〜Dに示すように、上記第3及び第5の実施形態で説明した雄型42を下型に配置し、雌型41を上型に配置した例である。雄型42には、中心部に上側に突出するパンチ本体43が設けられ、パンチ本体43の上部に下側へ円弧状に窪む合成樹脂8の載置部である凹部43aを形成している。雌型41は、中央に下側に開口するキャビティー孔41aを形成している。
このように合成樹脂8は、パンチ本体43の凹部43aに付着するように保持されているので位置ズレを防止できる。成形時では、位置ズレもないことから圧縮成形時の方向性もよく、均一に周囲に拡がることができる。圧縮成形された、容器(又は蓋、プリフォームなど)は、冷却後に金型40からとりだされる。
図15にA及び図13に示すように、上記各実施形態における切断・保持ユニット14、75は、一水平方向に挟持部材15,16(82,83)が進退するいわゆる三ツ割り(3部品)の様式であるが、図15のBに示すように、切断・保持ユニット60は、挟持部材61,62の接続部にヒンジ62を形成して挟持部材61,62の一方が回転しながら開閉する二つ割り(2部品)の様式であってもよい。
噴き出しノズル37については、上記実施形態では、切断・保持ユニット14に備えたが、図2に示す樹脂供給域21に設けてもよく、金型に設けてもよい。同様に昇降ロッド51を金型に備えたが、樹脂供給域21に設けてもよく、切断・保持ユニット14にもうけてもよい。
また、噴き出しノズル37、昇降ロッド51は、上記第6の実施形態に設けるようにしてもよい。
2,71 押出機
3,72 合成樹脂供給装置
4,73 圧縮成形装置
8 合成樹脂
14,75 切断・保持ユニット
15,81 第1の挟持部材
16,82 第2の挟持部材
22,30 金型
23,31 雌型
23a 凹部
23b 載置面
32,42 雄型
33a,41a キャビティー孔
34 可動ロッド
35 雄型本体
36 コア型
37 噴き出しノズル
51 昇降ロッド
Claims (5)
- 合成樹脂素材の圧縮成形を行う上金型と下金型、及び合成樹脂素材の搬入手段を具備し、搬入手段は合成樹脂素材が下方に突出した状態で降下し、合成樹脂素材を下金型に押し付けて解放することを特徴とする圧縮成形装置。
- 前記搬入手段の上下方向長さが、保持する合成樹脂素材の上下方向長さよりも小さい請求項1に記載の圧縮成形装置。
- 保持している合成樹脂素材を強制的に下方に作用させる手段をさらに備えている請求項1又は2に記載の圧縮成形装置。
- 合成樹脂素材の搬入手段の下端から合成樹脂素材を下方へ突出させて保持し、搬入手段を下金型の直上方まで搬送し、搬入手段を下降させて合成樹脂素材を下金型に押し付けた後、搬入手段が合成樹脂素材を解放し、下金型と上金型とによって合成樹脂素材を圧縮成形するようにしたことを特徴とする圧縮成形方法。
- 前記下金型及び上金型によって合成樹脂素材を圧縮成形する前に、合成樹脂素材を任意の形状に成形するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の圧縮成形方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008168678A JP5303733B2 (ja) | 2008-06-27 | 2008-06-27 | 圧縮成形装置及び圧縮成形方法 |
KR1020107008217A KR101430787B1 (ko) | 2007-10-24 | 2008-10-23 | 압축 성형 장치 및 압축 성형 방법 |
PCT/JP2008/069229 WO2009054451A1 (ja) | 2007-10-24 | 2008-10-23 | 圧縮成形装置及び圧縮成形方法 |
CN200880113075.3A CN101835582B (zh) | 2007-10-24 | 2008-10-23 | 压缩成型装置和压缩成型方法 |
EP08842408.0A EP2206592B1 (en) | 2007-10-24 | 2008-10-23 | Compression-molding apparatus |
US12/677,574 US8911225B2 (en) | 2007-10-24 | 2008-10-23 | Compression-molding apparatus and compression-molding method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008168678A JP5303733B2 (ja) | 2008-06-27 | 2008-06-27 | 圧縮成形装置及び圧縮成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010005949A true JP2010005949A (ja) | 2010-01-14 |
JP5303733B2 JP5303733B2 (ja) | 2013-10-02 |
Family
ID=41586979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008168678A Active JP5303733B2 (ja) | 2007-10-24 | 2008-06-27 | 圧縮成形装置及び圧縮成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5303733B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0761656B2 (ja) * | 1988-02-12 | 1995-07-05 | ア・イ・エス・ア・オートマシオン・アンドストリエール・ソシエテ・アノニム | 熱可塑性樹脂のコンパウンドから圧縮成形物を製造する方法および装置 |
JP2000280248A (ja) * | 1999-04-02 | 2000-10-10 | Tsutsumi Yotaro | 合成樹脂供給装置 |
JP2004284082A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-14 | Daiwa Can Co Ltd | 合成樹脂材料の切り出し・供給装置 |
WO2005007378A1 (ja) * | 2003-07-14 | 2005-01-27 | Toyo Seikan Kaisya, Ltd. | 圧縮成形機にドロップを強制挿入する方法及び装置並びに成形金型追従式ドロップ供給方法及び装置 |
WO2006109108A1 (en) * | 2005-04-13 | 2006-10-19 | Sacmi Cooperativa Meccanici Imola Societa' Cooperativa | Apparatus for transferring doses and dose |
-
2008
- 2008-06-27 JP JP2008168678A patent/JP5303733B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0761656B2 (ja) * | 1988-02-12 | 1995-07-05 | ア・イ・エス・ア・オートマシオン・アンドストリエール・ソシエテ・アノニム | 熱可塑性樹脂のコンパウンドから圧縮成形物を製造する方法および装置 |
JP2000280248A (ja) * | 1999-04-02 | 2000-10-10 | Tsutsumi Yotaro | 合成樹脂供給装置 |
JP2004284082A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-14 | Daiwa Can Co Ltd | 合成樹脂材料の切り出し・供給装置 |
WO2005007378A1 (ja) * | 2003-07-14 | 2005-01-27 | Toyo Seikan Kaisya, Ltd. | 圧縮成形機にドロップを強制挿入する方法及び装置並びに成形金型追従式ドロップ供給方法及び装置 |
WO2006109108A1 (en) * | 2005-04-13 | 2006-10-19 | Sacmi Cooperativa Meccanici Imola Societa' Cooperativa | Apparatus for transferring doses and dose |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5303733B2 (ja) | 2013-10-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8911225B2 (en) | Compression-molding apparatus and compression-molding method | |
US7658882B2 (en) | Forming containers | |
EP1868787B1 (en) | Apparatus for transferring doses | |
JP3674385B2 (ja) | 合成樹脂供給装置 | |
JPH10225978A (ja) | 回転式ブロー成形機 | |
CA2547763A1 (en) | Apparatus and method for two stage ejection of a molded preform from a mold | |
EP3894173B1 (en) | Method for forming a concave object | |
JP3674337B2 (ja) | 合成樹脂供給装置 | |
MX2007012845A (es) | Aparato para transferir porciones y porcion. | |
EP0284242A2 (en) | Rotary blow molding machine | |
US7037456B2 (en) | Manufacturing apparatus for flexible plastic tubes | |
WO2019202811A1 (ja) | 射出延伸ブロー成形機と中空成形体の製造方法 | |
JP4670883B2 (ja) | 溶融樹脂供給装置、溶融樹脂圧縮成形方法、溶融樹脂圧縮成形装置、及び合成樹脂製容器の製造方法 | |
US6685873B2 (en) | Method for progressively separating integrally attached gutter flash from an in-mold blow-molded thermoplastic resin product | |
JP5303733B2 (ja) | 圧縮成形装置及び圧縮成形方法 | |
JP5023964B2 (ja) | 圧縮成形装置 | |
JP2009066956A (ja) | 樹脂供給装置 | |
RU2186683C1 (ru) | Экструзионно-раздувная формовочная машина | |
CN103507209A (zh) | 模内注塑成形方法以及模内注塑装置 | |
JP4013694B2 (ja) | 圧縮成形方法 | |
US20040130068A1 (en) | Method of shaping thermoplastic material | |
KR200365846Y1 (ko) | 사출블로우 성형장치 | |
JP2015150608A (ja) | 成形物の製造装置 | |
JPH02274358A (ja) | 射出成形装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110518 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20130510 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130521 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20130523 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130603 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5303733 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |