JP2010004384A - スピーカ装置及び映像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 薄型化・サイズの大小に対応させても、低音特性が十分で、分割振動を防止できる。
【解決手段】 スピーカ装置1は、長円形の振動板3と、振動板3の駆動部4と、振動板3および駆動部4が取り付けられる筐体5とを備えたものである。また、このスピーカ装置1は、筐体5に設けられ、振動板3の前面側を塞いで音響空間6を形成する前面板7と、音響空間6から外部まで前面板7の長手方向に貫通し、振動板3の中心に対応する位置を避けた前面板7の領域に延在するスリット8と、を備えた。
【選択図】 図2
【解決手段】 スピーカ装置1は、長円形の振動板3と、振動板3の駆動部4と、振動板3および駆動部4が取り付けられる筐体5とを備えたものである。また、このスピーカ装置1は、筐体5に設けられ、振動板3の前面側を塞いで音響空間6を形成する前面板7と、音響空間6から外部まで前面板7の長手方向に貫通し、振動板3の中心に対応する位置を避けた前面板7の領域に延在するスリット8と、を備えた。
【選択図】 図2
Description
本発明は、スピーカ装置および映像表示装置に関する。詳しくは、振動板の前面を前面板で塞ぎ、この前面板に音を放射するスリットを設けることで、分割振動などを防止するようにしたものである。
特許文献1、2に示す通り、平面スピーカ(膜スピーカ)が開発されている。また、特許文献3〜5に示す通り、スリットから音を出すスピーカ装置が種々提案されている。
特許文献1の発明は、簡易な構成で、且つ、音のばらつきが小さい指向性を持った音声を出力することができる平面スピーカを提供する。平面状の振動膜21と、振動膜21の左端部から右端部の方向に沿って複数に区画されたエリア(エリアA1〜A6)内に各々設けられたプリント配線部22と、振動膜21に平行な向きに磁界を発生させる磁界発生部23と、所定の電流を複数のプリント配線22のそれぞれに対して出力する電流出力部3と、電流出力部3により出力された電流が複数のプリント配線22のそれぞれに入力されるタイミングを、プリント配線22毎に制御するタイミング制御プログラム73bを実行したCPU71及び遅延回路4と、を備えるよう構成した。
特許文献2の発明は、軽量化を図り、運搬や据付作業の簡略化を図ると共に、電気音響効率の向上を図る。平面スピーカは、薄膜状部材により形成された振動板11の両面側にダンピング部材12を介して平面電極13,14を配置することにより構成されており、平面電極13,14は、音響透過性を有すると共に内部損失が大きく且つ変形自在な導電性材料を含む素材により形成されている。
特許文献3の発明は、設置場所の制約を受けず、かつ十分な音量および音質が得られるスピーカ装置を提供するものである。このスピーカ装置1は、フレーム2に振動板3が取り付けられる。振動板3の前面側のフレーム2は金属板から構成されるバッフル5で塞がれ、振動板3の前面に音響空間6が形成される。音響空間6の一方の側部には、フレーム2の内部から外部へ貫通する側音孔7が設けられる。側音孔7はスリット状の開口で、振動板3が振動することで発生する音は、音響空間6においてバッフル5により放射方向が曲げられ、フレーム2の側方に向けて側音孔7から外部へと放射される。
特許文献4の発明は、フレームの縁であってスピーカ取り付け領域を前面からみて小さく見せるように改良したことで、この構造を新たな機能として利用できるようにする。この装置は、前面フレームの下部に位置するフレーム形成部分12a4と、前記フレーム形成部分に横方向に矩形状の放音部21Rと、前記放音部のホーン形状を得るためにホーン形状となる第1、第2の壁22,23と、下側の第2の壁の前面側に連続し、下側に向かうに従って湾曲しながら後退して傾斜している第3の壁23aと、前記フレーム形成部分12a4に形成されたリモートコントロール信号用の受信窓53と、支持部15a−1,5fと、前記支持部に取り付けられたスピーカ装置60R,60Lと、前記スピーカ装置60R,60Lと前記フレーム形成部分12a4との間に配置された、リモコン回路を搭載した基板80とを有する。
特許文献5の発明は、液晶パネル1の背面側を保持する後部クッション8bが液晶パネルの周縁部分に沿って離散的に配置されている。この離散部分の間に形成された空隙により、光拡散板2の撓み振動によって発生された音を液晶パネル1の周辺部に通過させるための内部音道13が形成されている。さらに、この内部音道13の近傍の中間フレーム6と外部フレーム7aにはスリット14が形成され、このスリット14によって上記内部音道13を通過してきた音をこの液晶表示装置の外部に通過させる外部音道が形成されている。図1と図3を参照すると、液晶パネル1の左右に形成されたスリット14は、この液晶パネル1に平行にかつこの液晶表示装置の前方方向に形成され、発生した音は、内部音道13と、外部音道(スリット)とを通過して液晶表示装置の前方に伝播する。
特開2008−124856号公報
特開2008−54154号公報
特開2005−109949号公報
特開2006−345292号公報
特開2007−189604号公報
しかしながら、特許文献1、2の平面スピーカでは低音が不十分になる。また、特許文献3〜5のように、ダイナミック・スピーカにおいて、音をスリットから出す場合、分割振動が生じやすく、その防止が困難である。また、近年、テレビディスプレイパネルは大型化と薄型化(たとえば、厚みが15〜16mm)が顕著に進行している中で、スピーカ装置のテレビへの取り付けには各テレビメーカーとも苦労するところであった。従来、テレビ画面の縁を薄くする為、スピーカを表示パネル後方に設置し、前面まで導波管を用いて音声を前面にガイドようにしていたが、管共振が発生し、止めるのに各種の工夫を行う必要があり構造が複雑化していた。
そこで、本発明者は、鋭意検討の上、その解決策として本願発明をなしたものである。すなわち、本発明は、長円形の振動板と、前記振動板の駆動手段と、前記振動板および前記駆動手段が取り付けられる筐体とを備えたスピーカ装置において、前記筐体に設けられ、前記振動板の前面側を塞いで音響空間を形成する前面板と、前記音響空間から外部まで前記前面板の長手方向に貫通し、前記振動板の中心に対応する位置を外した前記前面板の領域に延在するスリットと、を備えたことを特徴とするスピーカ装置である。
本発明は、前記スリットの幅が1〜5mmに設定されたことが好ましく、特に3〜5mmが好ましい。スリットの幅は歪が少なくなる幅に設定される。
本発明は、前記スリットの長さが前記振動板の長さの70〜100%に設定されたことが好ましい。スリットの長さが長いと周波数が低くなり(周波数帯域が広くなる)、周波数が短いと周波数が高くなる(周波数帯域が狭くなる)。スリットの位置が振動板のエッジに近いと低音に有利となる。
さらに、本発明は、スピーカ装置を表示パネルのフレームに取り付けた映像表示装置において、前記スピーカ装置が、長円形の振動板と、前記振動板の駆動手段と、前記振動板および前記駆動手段が取り付けられる筐体と、前記筐体に設けられ、前記振動板の前面側を塞いで音響空間を形成する前面板と、前記音響空間から外部まで前記前面板の長手方向に貫通し、前記振動板の中心に対応する位置を外した前記前面板の領域に延在するスリットと、を備え、前記前面板及びスリットが、前記表示パネルの表示面と平行に近接配置される、ことを特徴とする映像表示装置である。そして、本発明のスピーカ装置及び映像表示装置によって、その目的を達するものである。
スピーカ装置はダイナミック・スピーカが好ましい。「長円形」には、楕円形状、小判形状など扁平な形状を含む。スリットの形状は、長方形、又は長円形などが好ましい。
本発明に係る映像表示装置は、上述したスピーカ装置が組み込まれたもので、スピーカ装置をフレームに取り付けたとしても、スリムな形状であるので、映像表示装置の厚みに適合することができる。
本発明に係るスピーカ装置では、駆動手段に信号が入力されると、信号に応じて振動板が振動して音が発生する。振動板で発生した音は音響空間からスリットで音道が絞られ、筐体の内部インピーダンスを高め、表示パネルの表面方向に放出される。
請求項1の発明によれば、最小限度のスピーカ筐体を用い、スピーカ前面の前面板にスリットを設けることにより、振動板に掛かる負荷インピーダンスを発生させ、f0を低下させることができる。これと相まってスリットを振動板の中央部に対応する筐体の領域でなくエッジ側の領域に対応する筐体の領域に設け、スピーカをフラット化することにより、スリットの実効口径面積を増加させ、内部インピーダンスを高めることにより分割振動を回避し、低域特性の改善を図ることができる。スリットは1個が好ましい。
本発明に係るスピーカ装置によれば、前面板のスリットから音が放射されるので、放音に必要な開口を小さくでき、映像表示装置の薄型化、大型化に対応することができる。また、厚みなど、スペースが限られる装置に組み込むことができる。さらに、本発明のスピーカ装置はダイナミック型であり、十分な音質および音量を得ることができる。
請求項2の発明によれば、スリットの幅が小さいので、スピーカ装置を薄型化でき、また、スリットを目だた無くさせることができる。
請求項3の発明によれば、スリットの位置は、長円スピーカの長手方向に、たとえば、小判形状の場合、エッジが曲がっていく直前までの長さを持たせるようにして、100Hz〜1KHz位までの周波数特性の改善を計り、1KHz〜5KHz位の歪み特性、特に2次高調波歪みの増加と3次高調波の低減を図ることができる。
請求項4の発明によれば、長円形スピーカを用いその前面を前面板で覆いその前面板にスリットを設けそこから音声を出力することにより、テレビ前面の縁を最小に押さえることが出来る。スリットからの音を表示パネル前面に飛び出させることで、絞られたスリットの音道より空中に放射された音を回折効果を利用して、表示パネルよりの反射音で画像との融和を得ることができる。言わば画面上からの音声発声を取聴者に感じさせることができる。このような構成によれ得られる音質はスピーカ装置の外形に数ミリの余裕を持たせただけの外形のスピーカ筐体を用いることだけで十分保証出来るものである。さらに、本発明を用いることにより導波管など調音の必要が無くすことが可能となる。
以下、本発明を適用したスピーカ装置1の実施形態について図面を参照して説明する。また、このスピーカ装置1が取り付けられた映像表示装置2についても併せて説明する。
スピーカ装置1は、図4に示す通り、長円形の振動板3と、振動板3の駆動部4と、振動板3および駆動部4が取り付けられる筐体5とを備えたものである。また、このスピーカ装置1は、筐体5に設けられ、振動板3の前面側を塞いで音響空間6を形成する前面板7と、音響空間6から外部まで前面板7の長手方向に貫通し、振動板3の中心に対応する位置を避けた前面板7の領域に延在するスリット8と、を備えたことを特徴とする。以下、詳細を説明する。
振動板3はコーン形状の紙などで構成されている。振動板3の形状は楕円形状又は小判形状である。振動板3は長軸3aと短軸3bとを備えている。振動板3と駆動部4はユニットとされ、縦90mm、横28mm、高さ50mmなどが挙げられるが、限定されるわけではない。
筐体5は直方体形状が好ましい。たとえば、縦30mm、横30mm、長さ300mmが挙げられる。この筐体5は管の構造を備え、管の長手方向の両端部が閉じられていて、音の出口はスリット8だけであることが好ましい。音の出口がスリット8のみでスリットの幅も3〜5mmであるので、2、3cm程度のスリットに絞ったものと対比すると、内部インピーダンスが高くなる効果がある。
図4に示す通り、スリット8の長手方向は振動板3の長軸3aと平行であり、Z方向に設定されている。多少の方向の違いは許容され得る。また、スリット8の幅は、短軸方向の直径に対して、20%〜30%の範囲が好ましいが限定されるわけではない。たとえば、スリット8の幅が1〜5mm、好ましくは1.5〜4mm、特に好ましくは2〜4mm、具体的には2〜3mmに設定されている。また、スリット8の長さが振動板3の長さの70〜100%、好ましくは、80〜90%に設定されている。スリット8の深さは、筐体5の厚みによって規定され、たとえば、3〜5mmが挙げられる。また、図4に示す通り、振動板3の前面板7への投影面積の範囲内の位置にスリット8が形成されることが好ましい。図4(a)の振動板3が小判形状の場合、スリット8の位置は振動板3の長手方向に直線部から曲線部に至る直前までの長さを持たせ、また、振動板3の中央部8a(センターキャップとも呼ばれる。)を避けてエッジ側の領域に設けている。中央部8aのない振動板3でもよい。(b)は振動板3の端に近い位置にスリット8が形成されている。(c)は楕円形状の振動板3である。これにより100Hz〜1KHz位までの周波数特性の改善を計り、1KHz〜5KHz位の歪み特性、特に、2次高調波歪みの増加と3次高調波の低減を図ることができる。
映像表示装置2は、図1に示す通り、スピーカ装置1を表示パネル9のフレーム10の上部に左右一対を取り付けたものである。前面板7及びスリット8が、表示パネル9の表示面と平行に近接配置されている。表示パネル9はXZ平面に延在する。長円形スピーカ装置1を用い、その前面を前面板7で覆いその前面板7に長方形のスリット8を設け、スリット8の長手方向をZ方向に設定する。このスリット8は表示パネル9の表面からY方向(前方)に突出した位置に配置されることで、スリット8から音を表示パネル9の表面方向に出力するように設定されている。また、スピーカ装置1の筐体5は、表示パネル9前面の縁からの突出を最小に押さえることが出来るように配置されている。
スピーカ装置1の映像表示装置2への取り付け位置は、図1に示す通り、上部でもよいし、図2に示す通り、側面でもよく、側部、上部、下部いずれでもよい。音の干渉の影響を少なくするため上又は下に一対のスピーカ装置1を取り付けることが好ましい。図1では独立したスピーカ装置1が左右対称に配置されている。スリット8から出される音波は表示パネル9平面上を伝播してゆく。スリット8により絞られた音道より空中に放射された音声を回折効果を利用して表示パネル9よりの反射音で表示パネル9上で音をベクトル合成でき、表示される画像との融和を得ることができる。いわば表示パネル9の画面上からの音を取聴者に感じさせることができる。この音の音質はスピーカ装置1の外形に数ミリの余裕を持たせただけの外形の筐体5を用いることだけで十分保証出来るものである。反射板として利用する。小さなスピーカでもスケールの大きな音がでる。スピーカの不均一、左右のアンプの時間差に起因する音のベクトル合成の位置のステレオ特有のばらつきが低減し、音がセンターから外れず、また、音の出口がスリット8のみであるので、気圧が高くなることで内部インピーダンスが上がり、空気の音の密度が高くなり、スリット8から瞬間的に高速で歪の少ない音が出る。振動板3の運動量が少量で済む。
最小限度の筐体5を用いることが前提である場合には、スピーカー前面の前面板7に開口幅が小さいスリット8を設けることにより、振動板3に掛かる負荷インピーダンスを発生させ(図6参照)、f0を低下させることができる。これと相まってスピーカ装置1をフラット化することによりスリット8の実効口径面積(開口面積)を増加させ、低域特性の改善を図ることが可能である。
上記のような構成を備えた本実施形態の動作を説明する。長円形スピーカ装置1を用い、その前面を前面板7で覆いその前面板7にスリット8を設け、そこから音声を出力すると、スリット8からの音は表示パネル9前面に飛び出し、絞られたスリット8の音道より空中に放射された音を表示パネル9表面での回折効果を利用して、表示パネル9よりの反射音でパネル画面9上から音が出ているように視聴者が感じる。
スピーカのインピーダンス8Ω、パワー10W、最大パワー20W、共振周波数180Hz、有効周波数帯域F0〜20,000HZ、音圧レベル82dBW/m、マグネット寸法メインφ40×φ22×t8mm、サブφ40×φ22×t8mm、マグネット重量メイン、サブともに35.1g、黒色背抄紙コーンの構成で、筐体が30mm×30mm、振動板の長軸が110mm、短軸が18mmに設定され、スピーカ測定用CAD:myspeaker、USBインタフェースがSE−U33(ONKYO)で、図1に示す通りスピーカ装置を表示パネルに取り付けた状態で測定した結果を図5〜図7に示す。
以上、説明した通り、スピーカ装置1によれば、最小限度のスピーカ筐体5を用い、スピーカ前面の前面板7にスリット8を設けることにより、振動板3に掛かる負荷インピーダンスを発生させ、f0を低下させることができる。これと相まってスピーカをフラット化することにより、スリット8の実効口径面積を増加させ、分割振動を回避し、低域特性の改善を図ることができる。
スピーカ装置1によれば、前面板7のスリット8から音が放射されるので、放音に必要な開口を小さくでき、映像表示装置の薄型化、大型化に対応することができる。また、厚みなど、スペースが限られる装置に組み込むことができる。さらに、スピーカ装置1はダイナミック型であり、十分な音質および音量を得ることができる。
スリット8の幅が小さいので、スピーカ装置1を薄型化でき、また、スピーカ装置1がほとんど視認できなくなり、デザイン性が格段に向上する。
スリット8の位置は、振動板3の長手方向に延在させ、スリット8を振動板3の中央部でなくエッジ側に設けたことで、100Hz〜1KHz位までの周波数特性の改善を計り、1KHz〜5KHz位の歪み特性、特に2次高調波歪みの増加と3次高調波の低減を図ることができる。
長円形スピーカ装置1を用いその前面を前面板7で覆いその前面板7にスリット8を設けそこから音声を出力することにより、テレビ前面の縁を最小に押さえることが出来る。スリット8からの音を表示パネル9前面に飛び出させることで、絞られたスリット8の音道より空中に放射された音をその回折効果を利用して、表示パネル9よりの反射音で画像との融和を得ることができる。言わば画面上からの音を視聴者に感じさせることができる。このような構成によれ得られる音質はスピーカ装置1の外形に数ミリの余裕を持たせただけの外形のスピーカ筐体5を用いることだけで十分保証出来るものである。さらに、従来、テレビ画面の縁を薄くする為、スピーカを表示パネル後方に設置し、前面まで導波管を用いて音声を前面にガイドしていたが、管共振が発生し、これを止めるのに各種の工夫を行っているなど、不便さ・煩雑さがあったが、本実施形態を用いることにより調音の必要が無くすことが可能となる。
スピーカ装置1の変更形態であるオーディオ用Hi-Fiスピーカ101について図7を参照して説明する。ここでは2ウェイのスピーカで説明する。スピーカ装置101は、スピーカ装置1と同様の構造を備えているので、相違点を説明する。スピーカ101は、ウーファー103aとツイーター103bとを上下に間隔を開けて備えている。スリット107がウーファー103aとツイーター103bの振動板の投影面積の領域を通るように振動板の中心部を避けた位置にて前面板106を貫通するように上下に設置されている。これにより、スピーカ装置1の薄型化、小型化に対応することができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において、改変等を加えることが出来るものであり、それらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれることとなる。映像表示装置は、家庭用テレビジョン、パソコン用ディスプレイなどのいずれにも適用可能である。オーディオ用Hi-Fiスピーカに代えて、コンピュータ用のスピーカに適用してもよい。
1・・・スピーカ装置 2・・・映像表示装置 3・・・振動板
3a・・・長軸 3b・・・短軸 4・・・駆動部 5・・・筐体
6・・・音響空間 7・・・前面板 8・・・スリット
9・・・表示パネル 10・・・フレーム
3a・・・長軸 3b・・・短軸 4・・・駆動部 5・・・筐体
6・・・音響空間 7・・・前面板 8・・・スリット
9・・・表示パネル 10・・・フレーム
Claims (4)
- 長円形の振動板と、
前記振動板の駆動手段と、
前記振動板および前記駆動手段が取り付けられる筐体とを備えたスピーカ装置において、
前記筐体に設けられ、前記振動板の前面側を塞いで音響空間を形成する前面板と、
前記音響空間から外部まで前記前面板の長手方向に貫通し、前記振動板の中心に対応する位置を外した前記前面板の領域に延在するスリットと、
を備えたことを特徴とするスピーカ装置。 - 前記スリットの幅が1〜5mmに設定されたことを特徴とする請求項1記載のスピーカ装置。
- 前記スリットの長さが前記振動板の長さの70〜100%に設定されたことを特徴とする請求項1記載のスピーカ装置。
- スピーカ装置を表示パネルのフレームに取り付けた映像表示装置において、
前記スピーカ装置が、
長円形の振動板と、
前記振動板の駆動手段と、
前記振動板および前記駆動手段が取り付けられる筐体と、
前記筐体に設けられ、前記振動板の前面側を塞いで音響空間を形成する前面板と
、
前記音響空間から外部まで前記前面板の長手方向に貫通し、前記振動板の中心に対応する位置を外した前記前面板の領域に延在するスリットと、を備え、
前記前面板及びスリットが、前記表示パネルの表示面と平行に近接配置される、
ことを特徴とする映像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008162225A JP2010004384A (ja) | 2008-06-20 | 2008-06-20 | スピーカ装置及び映像表示装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP (1) | JP2010004384A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014024516A1 (en) * | 2012-08-08 | 2014-02-13 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic apparatus, sound quality improvement method, and sound quality improvement member |
-
2008
- 2008-06-20 JP JP2008162225A patent/JP2010004384A/ja active Pending
Cited By (2)
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CN104520780A (zh) * | 2012-08-08 | 2015-04-15 | 株式会社东芝 | 电子设备、声音质量改善方法和声音质量改善构件 |
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