JP2010002964A - ファイル管理サーバ、ファイル管理方法及びファイル管理プログラム - Google Patents

ファイル管理サーバ、ファイル管理方法及びファイル管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ファイルへのアクセス権を容易に設定可能なファイル管理サーバを提供する。
【解決手段】電子メールに、ファイル管理サーバに登録したいデータを記載したファイル,アクセス権を設定するユーザの名刺を映し出した名刺画像を添付する。ファイル管理サーバでは、電子メールに添付ファイルがあれば(S1:YES,S2:YES)、宛先のメールアドレスからプロジェクトを判断する(S3)。単添付処理(S5)や複数添付処理(S6)で、添付ファイルから名刺画像が切り出され、データが登録ファイルDBに記憶される。そして、名刺画像から名前が抽出され(S7)、抽出された名前がプロジェクトのメンバーの名前であれば(S8:YES)、名刺画像から抽出された名前のユーザにアクセス権が設定され(S9)、プロジェクトの管理者もアクセス権者とされる(S10)。電子メールの送信元に登録完了の電子メールが送信される(S11)。
【選択図】図8

Description

本発明は、ファイル管理サーバ、ファイル管理方法及びファイル管理プログラムに関するものであり、詳細には、ファイルへのアクセス権を設定可能なファイル管理サーバ、ファイル管理方法及びファイル管理プログラムに関するものである。
近年、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)の普及により、PCで処理可能なファイル(例えば、テキストデータ、HTMLデータ、XMLデータ、ワープロソフトや表計算ソフト用のデータ、画像データ、動画データ、音声データのファイル)の利用が不可欠となっている。そこで、業務を遂行するにあたって、PCで処理可能なファイルを、共に働く者で共有する必要が生じてくる。また、近年、SOHO(Small Office/Home Office)という就労形態が広がっており、従来のように、共に働く者が同じ場所で働くのではなく、遠隔地に点在した者達が共に働くことがある。特に、このような状況の中では、ネットワーク上でのファイルの共有が不可欠となっている。そこで、オンラインストレージと呼ばれるファイル保管のための記憶領域を貸し出すサービスが提供されている。このようなサービスでは、特定のユーザのみにファイルへのアクセスを許可するために、ファイルごとにパスワードを設定したり、ファイルごとにアクセスを許可するユーザのIDを指定したり、許可したユーザにファイルへアクセスするための情報(例えば、URL、URL及びパスワード)を通知したりしている。また、特許文献1に記載のファイル管理システムでは、文書(ファイルに相当)ごとに管理用のパスワードとアクセス用のパスワードとを設定し、セキュリティーを高めている。
特開2002−288043号公報
しかしながら、特許文献1に記載のファイル管理システムでは、文書を新規に登録する際には、パスワードを入力する必要があり、設定したパスワードを文書にアクセスしてよいユーザに知らせる手間がかかるという問題点がある。また、従来のオンラインストレージサービスにおいても、ファイルを提供したユーザが、ファイルごとにパスワードを設定したり、ファイルごとにアクセスを許可するユーザを指定したりする手間がかかるという問題点がある。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、ファイルへのアクセス権を容易に設定可能なファイル管理サーバ、ファイル管理方法及びファイル管理プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明のファイル管理サーバでは、コンピュータで処理可能なデータを記述したファイルを記憶するファイル記憶手段を備えたファイル管理サーバであって、電子メールを受信する電子メール受信手段と、前記電子メール受信手段により受信された前記電子メールである受信電子メールに、ユーザを特定する情報であるユーザ特定情報が写し出された画像データである特定画像データが記載されたファイルが添付されていた場合に、前記特定画像データから前記ユーザ特定情報を抽出ユーザ特定情報として抽出するユーザ特定情報抽出手段と、前記受信電子メールに前記ファイル記憶手段に記憶するファイルに記述するデータである登録データが記載されたファイルが添付されていた場合に、当該登録データを記述したファイルを登録ファイルとして前記ファイル記憶手段に記憶するファイル記憶制御手段と、前記ファイル記憶手段に記憶されているファイルへのアクセスが許可されているユーザの前記ユーザ特定情報を前記ファイルと対応可能に記憶するアクセス権者記憶手段と、前記ユーザ特定情報抽出手段により抽出された前記抽出ユーザ特定情報を、当該登録データの登録ファイルへのアクセスを許可するユーザの前記ユーザ特定情報として前記アクセス権者記憶手段に記憶するアクセス権設定手段とを備えている。
また、請求項2に係る発明のファイル管理サーバでは、請求項1に記載の発明の構成に加えて、当該ファイル管理サーバを利用するユーザの前記ユーザ特定情報を記憶したユーザ特定情報記憶手段と、前記抽出ユーザ特定情報が前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されているか否かを判断する登録判断手段とを備え、前記アクセス権設定手段は、前記抽出ユーザ特定情報が前記登録判断手段により前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されていると判断されなかった場合には、当該抽出ユーザ特定情報を前記アクセス権者記憶手段に記憶しないことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明のファイル管理サーバでは、請求項2に記載の発明の構成に加えて、複数のユーザで構成されるグループが形成されており、前記ユーザ特定情報記憶手段は、前記グループに属するユーザの前記ユーザ特定情報、当該グループの管理者であるユーザの前記ユーザ特定情報である管理者特定情報、及び、当該グループ用の電子メールアドレスであるグループ電子メールアドレスを前記グループごとに記憶し、前記電子メール受信手段により受信された前記電子メールの宛先が、前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されているいずれの前記グループ電子メールアドレスであるかにより、当該電子メールがいずれのグループ宛てに送信されたかを判断するグループ判断手段と、前記登録判断手段は、前記抽出ユーザ特定情報が前記グループ判断手段により判断されたグループに属するユーザの前記ユーザ特定情報として前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されているか否かを判断し、前記アクセス権設定手段は、前記抽出ユーザ特定情報が前記グループ判断手段により判断されたグループに属するユーザの前記ユーザ特定情報として前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されていると判断されなかった場合には、前記グループ判断手段により判断されたグループの前記管理者特定情報を前記アクセス権者記憶手段に記憶することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明のファイル管理サーバでは、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記特定画像データは、名刺をスキャナで走査した画像データ、又は、名刺をデジタルカメラで撮影した画像データであり、名刺に記載された氏名がユーザ特定情報であることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明のファイル管理サーバでは、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記受信電子メールの送信元へ、前記アクセス権設定手段により前記アクセス権者記憶手段に記憶された前記ユーザ特定情報に関する情報を記載した電子メールを送信する通知電子メール送信手段を備えている。
また、請求項6に係る発明のファイル管理サーバでは、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の構成に加えて、ページを識別可能なデータとして、前記登録データ及び前記特定画像データが1つのファイルに記述され、前記特定画像データのページが複数ある場合に、前の前記特定画像データのページと、後の特定画像データのページとの間のページのデータを前の特定画像データに付随する前記登録データとして、前記特定画像データ及び前記登録データの組み合わせを抽出する組み合わせ抽出手段を備え、前記アクセス権設定手段は、前記組み合わせ抽出手段により抽出された前記組み合わせにおいて、当該組み合わせの前記特定画像データから抽出される前記抽出ユーザ特定情報を、当該組み合わせの前記登録データの前記登録ファイルへのアクセスを許可するユーザの前記ユーザ特定情報として前記アクセス権者記憶手段に記憶することを特徴とする。
また、請求項7に係る発明のファイル管理サーバでは、請求項6に記載の発明の構成に加えて、前記組み合わせ抽出手段は、スキャナによる1回の走査で取得された画像を1ページとして識別可能に構成されたファイルから前記特定画像データ及び前記登録データの組み合わせを抽出することを特徴とする。
また、請求項8に係る発明のファイル管理方法では、コンピュータで処理可能なデータを記述したファイルを記憶するファイル記憶手段がファイル管理サーバに備えられ、当該ファイル記憶手段に記憶するファイルへのアクセス権を設定するファイル管理方法であって、電子メールを受信する電子メール受信ステップと、前記電子メール受信ステップにより受信された前記電子メールである受信電子メールに、ユーザを特定する情報であるユーザ特定情報が写し出された画像データである特定画像データが記載されたファイルが添付されていた場合に、前記特定画像データから前記ユーザ特定情報を抽出ユーザ特定情報として抽出するユーザ特定情報抽出ステップと、前記受信電子メールに前記ファイル記憶手段に記憶するファイルに記述するデータである登録データが記載されたファイルが添付されていた場合に、当該登録データを記述したファイルを登録ファイルとして前記ファイル記憶手段に記憶するファイル記憶制御ステップと、前記ユーザ特定情報抽出手段により抽出された前記抽出ユーザ特定情報を、当該登録データの登録ファイルへのアクセスを許可するユーザの前記ユーザ特定情報として、前記ファイル記憶手段に記憶されているファイルへのアクセスが許可されているユーザの前記ユーザ特定情報を前記ファイルと対応可能に記憶する前記アクセス権者記憶手段に記憶するアクセス権設定ステップとを備えたことを特徴とする。
また、請求項9に係る発明のファイル管理プログラムでは、請求項1乃至7のいずれかに記載のファイル管理サーバの各種処理手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
請求項1に係る発明のファイル管理サーバでは、電子メールに添付されたファイルに記載されている登録データを記述したファイルを登録ファイルとしてファイル記憶手段に記憶することができる。そして、同じく添付ファイルに記載されている特定画像データに映し出されたユーザ特定情報を、登録データを記述したファイルに対応させてアクセス権者記憶手段に記憶することができる。つまり、電子メールに添付されたファイルの登録データに対して、同じ電子メールに添付されたファイルの特定画像データのユーザ特定情報で特定されるユーザにアクセス権を付与することができる。よって、ファイル記憶手段に記憶したいデータ(登録データ)と、登録データへのアクセス権を設定するユーザのユーザ特定情報を写し出した画像データ(特定画像データ)とが記載されたファイルを電子メールに添付してファイル管理サーバに送信するだけで、簡単に登録データにアクセス権を設定して、ファイル管理サーバのファイル記憶手段に記憶させることができる。
また、請求項2に係る発明のファイル管理サーバでは、請求項1に記載の発明の効果に加えて、電子メールに添付された特定画像データから抽出された抽出ユーザ特定情報が、ユーザ特定情報記憶手段に記憶されているユーザ特定情報でなければ、アクセス権者記憶手段に記憶されない。よって、予めファイル管理サーバに登録されたユーザにしかアクセス権が設定されない。
また、請求項3に係る発明のファイル管理サーバでは、請求項2に記載の発明の効果に加えて、複数のユーザがグループを形成しており、ユーザ特定情報記憶手段には、電子メール受信手段で受信する電子メールアドレスがグループごとに記憶されている。そして、ファイル管理サーバは、電子メールの宛先で添付ファイルの登録データをどのグループに属して登録したいかを判断することができる。そして、抽出ユーザ特定情報で特定されるユーザがグループを構成するユーザでない場合には、そのユーザにはアクセス権を設定せずに、グループの管理者にアクセス権を設定することができる。よって、グループ宛に登録が要求された登録データにグループ以外のユーザがアクセス権を持つことがない。
また、請求項4に係る発明のファイル管理サーバでは、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、名刺をスキャナで走査したり、デジタルカメラで撮影したりして特定画像データを作成し、ファイル管理サーバに登録したい登録データと共に電子メールに添付すれば、簡単に登録データにアクセス権を設定することができる。
また、請求項5に係る発明のファイル管理サーバでは、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、電子メールに登録データ及び特定画像データを添付して、ファイル管理サーバに登録データの登録を依頼したユーザは、登録の結果を電子メールにより知ることができる。
また、請求項6に係る発明のファイル管理サーバでは、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、複数の特定画像データがある場合でも、先の特定画像データと後の特定画像データとの間のページのデータを、先の登録画像データの登録データとして、登録データと特定画像データとの組み合わせを抽出することができる。そして、組み合わせの登録データに、組み合わせの特定画像データから抽出される抽出ユーザ特定情報で特定されるユーザにアクセス権を設定することができる。例えば、特定画像データ(1つ目),登録データ(1つ目),特定画像データ(2つ目),登録データ(2つ目)の順でページ構成して添付ファイルを作成すれば、1通の電子メールで2組の登録データと特定画像データとの組み合わせが抽出されて、2つの登録データにアクセス権を設定してファイル管理サーバのファイル記憶手段に登録することができる。
また、請求項7に係る発明のファイル管理サーバでは、請求項6に記載の発明の効果に加えて、前記組み合わせ抽出手段は、スキャナによる1回の走査で取得された画像を1ページとして識別可能に構成されたファイルから前記特定画像データ及び前記登録データの組み合わせを抽出することができる。したがって、スキャナによる走査で取得された画像を1ページとしてページ識別可能に構成されたファイルが電子メールの添付ファイルであった場合でも、登録データと特定画像データとの組み合わせを抽出して、登録データにアクセス権を設定して、ファイル管理サーバのファイル記憶手段に登録することができる。よって、ユーザは、登録したい情報やユーザ特定情報をスキャナでスキャンして作成したファイルを添付させた電子メールをファイル管理サーバへ送信すればよい。
また、請求項8に係る発明のファイル管理方法では、電子メールに添付されたファイルの登録データに対して、同じ電子メールに添付されていたファイルの特定画像データのユーザ特定情報で特定されるユーザに対して、アクセス権を付与することができる。よって、ファイル記憶手段に記憶したいデータ(登録データ)と、登録データへのアクセス権を設定するユーザのユーザ特定情報を写し出した画像データ(特定画像データ)とを電子メールに添付してファイル管理サーバに送信するだけで、簡単に登録データにアクセス権を設定して、ファイル管理サーバのファイル記憶手段に記憶させることができる。
また、請求項9に係る発明のファイル管理プログラムでは、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明のファイル管理サーバと同様の効果を奏することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明のファイル管理サーバ1へファイルを登録する際の機器の構成を示す構成図である。図1に示すように、ファイル管理サーバ1は、インターネット9に接続している。そして、複合機2やPC(パーソナルコンピュータ)3が同じくインターネット9に接続している。この複合機2及びPC3は、インターネット9を介して電子メールを送信することができる。そして、ファイル管理サーバ1では、複合機2又はPC3から送信された電子メールに添付されたファイル(以下、「添付ファイル」という)に基づいて、ファイル管理サーバ1へファイルを登録し、さらに、登録したファイルにアクセス権を設定する。複数のユーザで共用して利用するために、ファイル管理サーバ1に登録されたファイルを「登録ファイル」という。この登録ファイルは、後述するファイル管理サーバ1のハードディスク装置13に記憶される。アクセス権が設定されているユーザは、PC3を用いてファイル管理サーバ1に接続し、この登録ファイルを閲覧したり、ダウンロードして使用したりできる。
複合機2は、印刷装置、通信装置、電話機、ファクシミリ、スキャナ、コピー機の機能を備えた装置である。さらに、インターネット9に接続する通信装置の機能を備えている。スキャナの機能を用いて原稿を写し取った画像を作成することができる。作成された画像は、ファクシミリの機能で電話回線を通じて他のファクシミリにファクシミリを送信することができる。そして、印刷装置の機能を用いて印刷したり、印刷装置及びスキャナの機能を用いてコピーをしたりすることができる。また、PC3には、電子メール送受信用のソフトウェアプログラムが記憶されており、ファイルを添付した電子メールを作成し、通信装置の機能を用いて送信することができる。
次に、図2を参照して、ファイル管理サーバ1について説明する。図2は、ファイル管理サーバ1の電気的構成を示す模式図である。図2に示すように、ファイル管理サーバ1には、ファイル管理サーバ1の制御を司るCPU10が設けられ、CPU10には、OS等を記憶したROM11と、各種のデータを一時的に記憶するRAM12と、各種情報を記憶するハードディスク装置(HDD)13と、ユーザによる入力を受け付けるキーボード16及びマウス17と、画像を出力するディスプレイ15と、CD−ROM6を読み込むためのCD−ROMドライブ18と、インターネット9に接続するためのLANコントローラ19とがバスを介して接続されている。
次に、図3乃至図5を参照して、HDD13に設けられている記憶エリアについて説明する。図3は、HDD13の構成を示す模式図であり、図4は、登録ファイルDB記憶エリアの構成を示す模式図であり、図5は、ユーザDB記憶エリア132の構成を示す模式図であり、図6は、プロジェクトDB記憶エリア133の構成を示す模式図である。そして、図3に示すように、HDD13には、登録ファイルDB記憶エリア131,ユーザDB記憶エリア132(図4参照),プロジェクトDB記憶エリア133(図5参照)、ファイル管理プログラム記憶エリア134等が設けられている。なお、HDD13には、図示外の各種記憶エリアが設けられている。
まず、登録ファイルDB記憶エリア131について、図4を参照して説明する。この登録ファイルDBには、ユーザがファイル管理サーバ1に記憶させて、登録ファイルと、当該登録ファイルに関する情報が記憶される。図4に示すように、登録ファイルDB記憶エリア131には、「登録ファイルID」,「アクセス権者ID」,「登録ファイル」が記憶されている。「登録ファイルID」には、登録ファイルID(登録ファイルを識別するためのID)が記憶され、「アクセス権者ID」には、当該登録ファイルへのアクセスが許可されているユーザのユーザID(ユーザを識別するためのID)が記憶される。「登録ファイル」には、登録ファイルそのものが記憶される。
次に、ユーザDB記憶エリア132について、図5を参照して説明する。このユーザDB記憶エリア132には、ファイル管理サーバ1を利用するユーザに関する情報が記憶される。具体的には、図4に示すように、「ユーザID」,「名前」,「電子メールアドレス」が少なくとも記憶される。なお、ユーザに関するこの他の情報が記憶されていてもよい。「ユーザID」には、ファイル管理サーバ1を利用するユーザのユーザIDが記憶され、「名前」には、ユーザの名前が記憶され、「電子メールアドレス」には、ユーザの電子メールアドレスが記憶される。
次に、プロジェクトDB記憶エリア133について、図6を参照して説明する。このプロジェクトDB記憶エリア133には、ユーザが参加しているプロジェクトに関する情報が記憶される。図6に示すように、「プロジェクトID」,「管理者ID」,「参加ユーザID」,「専用電子メールアドレス」が記憶されている。「プロジェクトID」には、プロジェクトを識別するID(プロジェクトID)が記憶される。「管理者ID」には、プロジェクトの管理者となっているユーザのユーザIDが記憶される。「参加ユーザID」には、プロジェクトのメンバーとなっているユーザのユーザIDが記憶される。「専用電子メールアドレス」には、当該プロジェクトに対してファイルを登録する際に宛先とする電子メールアドレスが記憶される。ファイル管理サーバ1では、ここに記憶されている電子メールアドレスを宛先とした電子メールを受信するように設定されている。そして、受信した電子メールの宛先によって、どのプロジェクトに対してファイル登録したいとして送信された電子メールであるかが判断される。なお、プロジェクトのメンバー及び管理者は、複数のユーザを登録可能である。
そして、ファイル管理プログラム記憶エリア134には、電子メールの添付ファイルに基づいて、ファイル管理サーバ1へファイルを登録し、さらに、登録したファイルにアクセス権を設定するファイル管理プログラムが記憶されている。
次に、図7を参照して、複合機2について説明する。図7は、複合機2の電気的構成を示す模式図である。複合機2には、複合機2の制御を司るCPU20が設けられ、CPU20には、複合機2を動作させるための印刷プログラム及び通信プログラム等を記憶したROM21と、各種のデータを一時的に記憶するRAM22と、本複合機2を識別するための複合機ID等を記憶したEEPROM23と、表示画面である液晶ディスプレイ(LCD)25と、ユーザによる入力を受け付ける操作キー26と、他の機器と接続するためのUSBコントローラ27とがバスを介して接続されている。
さらに、通信装置として機能するために、インターネット9に接続するためのLANコントローラ29が備えられており、CPU20に接続している。さらに、印刷装置として機能するために、印刷を行う記録部28が備えられており、CPU20に接続している。本実施の形態では、複合機2はインクジェット式の印刷を行うものとする。よって、記録部28にはインクジェットヘッドの各チャンネルに設けられた圧電アクチュエータを駆動させるためのヘッド駆動部、印刷用紙を搬送するための搬送ローラを駆動するためのローラ駆動部等が設けられている。
さらに、複合機2にはスキャナ部24及びモデム41が設けられており、CPU20に接続している。スキャナ部24は、原稿台に載置された原稿をイメージセンサでスキャンして、操作結果に基づき画像を生成するものである。連続して複数の原稿がスキャンされた場合には、原稿台に載置された原稿を走査して生成される画像を1ページとした、ページ識別可能な画像ファイルが生成される。例えば、PDFファイル,TIFFファイル,JPEGファイルである。なお、モデム41には公衆回線4に接続するための回線制御部42が接続されており、回線制御部42には音声を入出力するハンドセット43が接続されている。このモデム41、回線制御部42を介して、スキャナ部24で生成された画像を公衆回線4に接続した他の複合機やファクシミリにファクシミリ送信することができる。また、複合機2では、スキャナ部24で生成された画像ファイルを添付ファイルとした電子メールを作成し、LANコントローラ29を解してインターネット9へ出力することができる。
次に、ファイル管理サーバ1へ送信する電子メールの添付ファイルについて説明する。ファイル管理サーバ1では、電子メールの添付ファイルから、アクセス権を設定するユーザの名前、及び、登録ファイルとして登録ファイルDB記憶エリア131に記憶するデータが抽出される。アクセス権を設定するユーザの名前の抽出には、名刺が映し出されている画像が用いられる。名刺画像は、スキャナでスキャンした画像や、デジタルカメラで名刺を撮像した画像である。そこで、ファイル管理サーバ1へファイルを登録したいユーザは、登録したい情報だけでなく、名刺画像も記載されたファイルを電子メールに添付する必要がある。なお、以下、名刺が映し出されている画像を「名刺画像」、ファイル管理サーバ1へファイルを登録したいユーザを「登録希望ユーザ」、アクセス権を設定するユーザを「アクセス権対象ユーザ」、ファイル管理サーバ1へ登録する情報のデータを「登録データ」という。本実施の形態では、1通の電子メールで1組の登録データ及びアクセス対象ユーザをファイル管理サーバ1へ登録するものとする。
そこで、複合機2から電子メールを送信する場合を考える。前述したように、複合機2では、スキャナ部24で生成された画像データを電子メールに添付して送信することができる。そこで、登録希望ユーザは、アクセス権対象ユーザの名刺を原稿台に載せてスキャンを実行し、ファイル管理サーバ1へ登録したい情報が記載された原稿を原稿台に載せてスキャンを実行する。これにより、1ページ目が名刺画像、2ページ目以降が登録したい情報の画像で形成された1つの画像ファイルが生成される。複合機2でスキャナ部24を用いて生成された画像ファイルは、ページ識別可能な画像ファイルである。つまり、複合機2では、名刺画像と登録データとが1つのファイルに記載される。そして、この画像ファイルを添付した電子メールをファイル管理サーバ1へ送信すると、ファイル管理サーバ1では、1ページ目は、名刺画像が記載されており、2ページ目以降には、登録データが記載されているとして、1ページ目の画像を削除し、2ページ目以降の画像のみからなる画像ファイルが「登録ファイル」としてファイル管理サーバ1の登録ファイルDB記憶エリア131に記憶される。
また、PC3から電子メールを送信する場合を考える。PC3では、種々のファイルを添付ファイルとして電子メールを作成、送信することができる。例えば、スキャナを接続していれば、名刺をスキャンさせ、名刺画像を作成することができる。また、複合機2と同様に、連続してスキャンされた画像をページ識別可能な1つの画像ファイルとして生成するソフトウェアが搭載されていれば、複合機2と同様に、1ページ目が名刺画像、2ページ目以降が登録データで構成された画像ファイルを生成することができる。
また、PC3では、複数のファイルを電子メールに添付することができる。そこで、登録データと名刺画像とを同じファイルに記載せずともよい。つまり、登録データのみのファイルと、名刺画像のみの画像ファイルとの2つのファイルを電子メールに添付すればよい。また、登録データのみ記載されたファイルを複数添付してもよい。名刺画像のみの画像ファイルとしては、例えば、デジタルカメラで撮像された画像や、スキャナで1回のスキャンで生成された画像といったページ概念のない画像が用いられる。なお、これらの画像はデジタルカメラやスキャナを直接PC3に接続して取得してもよいが、携帯型の記憶媒体から取得したり、ネットワークを介して接続した他の装置の記憶手段から取得したりしてもよい。
また、登録データのみ記載されたファイルとしては、画像ファイルだけでなく、種々のソフトウェアで作成されたファイルを用いてもよい。例えば、ワープロソフト,表計算ソフト,作画ソフトである。なお、本実施の形態では、ソフトウェアで作成されたファイルのうち、画像ファイルでないファイルを「データファイル」というものとする。データファイルは、PC3に搭載されたソフトウェアで作成されたものでなく、携帯型の記憶媒体から取得したり、ネットワークを介して接続した他の装置の記憶手段から取得したりしたデータファイルであってもよい。
また、データファイルを作成するソフトウェアによっては、データ中に画像を貼付できるものもある。例えばワープロソフトや表計算ソフトである。このような場合には、データ中に名刺画像を貼付し、1つのファイルに登録データと名刺画像とを記載してもよい。
以上のように、ファイル管理サーバ1へ登録データが記述されたファイルを登録するために、ユーザは名刺画像と登録データとが記載されたファイルを電子メールに添付して送信すればよい。添付ファイルは、名刺画像と登録データ(画像)とで掲載される1つの画像データであってもよい。また、名刺画像のみの画像データと、登録データが記載された画像データ又はデータファイルであってもよい。さらに、登録データが記載されたデータファイルに名刺画像が貼付されていてもよい。
次に、図8乃至図10を参照して、ファイル管理サーバ1の動作について説明する。図8は、ファイル管理サーバ1で行われるメイン処理のフローチャートである。図9は、メイン処理の中で実施される単添付処理のフローチャートであり、図10は、メイン処理の中で実施される複数添付処理のフローチャートである。メイン処理は、ファイル管理サーバ1において、ファイル管理プログラムの起動が指示されると、CPU10でファイル管理プログラムが実行されることにより開始される。
図8に示すように、まず、電子メールを受信したか否かの判断が行われる(S1)。電子メールを受信していなければ(S1:NO)、電子メールを受信するまで、繰り返し受信のチェックが行われる(S1:NO,S1)。電子メールを受信したら(S1:YES)、電子メールに添付ファイルがあるか否かの判断が行われる(S2)。添付ファイルがなければ(S2:NO)、登録すべきファイルがないのでS1へ戻り、電子メール受信のチェックが行われる(S1)。
電子メールに添付ファイルがあれば(S2:YES)、電子メールの宛て先のメールアドレスからプロジェクトが判断される(S3)。具体的には、プロジェクトDB記憶エリア133が参照され、「専用電子メールアドレス」が受信した電子メールの宛て先であるデータが探索され、探索されたデータのプロジェクトIDが「対象プロジェクトID」としてRAM12の所定の記憶エリアに記憶される。そして、添付ファイルが1つであるか否かの判断が行われる(S4)。添付ファイルが1つであれば(S4:YES)、単添付処理が行われる(S5、図9参照)。また、添付ファイルが1つでない、つまり2つ以上であれば(S4:NO)、複数添付処理が行われる(S6、図10参照)。
まず、図9を参照して、添付ファイルが1つであった場合の(S4:YES)、単添付処理について説明する。添付ファイルが1つであるということは、次のような状況が考えられる。複合機2から送信された電子メールである場合、添付ファイルがページ識別可能な画像ファイルが1つ添付されている。この場合、ページ識別可能な画像ファイルのページの中には、名刺が映し出された名刺画像のページがある。名刺画像がない場合は、ユーザのミスか、管理者にのみアクセス権を設定する意図がある場合である。また、PC3から送信された電子メールである場合には、添付ファイルがページ識別可能な画像ファイル、データファイル、及び、ページ識別可能でない画像ファイル(例えば、デジタルカメラで撮像された画像)のいずれかである。なお、添付ファイルがページ識別可能な画像ファイルである場合には、複合機2からの電子メールと同様に、ページ識別可能な画像ファイルのページの中には、名刺が映し出された名刺画像のページがある。名刺画像がない場合は、ユーザのミスか、管理者にのみアクセス権を設定する意図がある場合である。また、添付ファイルがデータファイルである場合には、名刺画像がデータ中に貼付されている。名刺画像が貼付されていない場合は、ユーザのミスか、管理者にのみアクセス権を設定する意図がある場合である。また、画像ファイルである場合には、その内容が名刺画像であれば、登録データを記載したファイルの添付忘れであり、画像ファイルの内容が名刺画像でなければ、名刺画像の添付忘れか、管理者にのみアクセス権を設定する意図がある場合である。
そこで、まず、添付ファイルが画像ファイルであるか否かの判断が行われる(S21)。ファイルの識別子の画像ファイルを示す識別子(例えば、pdf,jpg,tiff,bmp)であれば、画像ファイルであると判断される(S21:YES)。画像ファイルであれば(S21:YES)、画像ファイル中に名刺画像があるか否かの判断が行われる(S22)。ここでは、周知の名刺切出技術が利用される。例えば、画像から名刺サイズの長方形が抽出される。これは、名刺をスキャナでスキャンした場合に、名刺の縁の周囲に影ができるため、その影を検出することにより名刺部分の画像(名刺部分画像)を抽出する。名刺部分画像がある、つまり、名刺が映し出されていれば名刺画像があると判断される(S22:YES)。ここで、名刺画像がなければ(S22:NO)、管理者以外のユーザにはアクセス権を設定することができない。そこで、まず、登録ファイルDB記憶エリア131に新しいレコードが追加され、登録IDが付与されて「登録ファイルID」に記憶される(S24)。そして、添付ファイルが「登録ファイル」に記憶される(S25)。そして、単添付処理を抜け、メイン処理(図8参照)のS10へ進む。
S10では、管理者IDがアクセス権者IDに記憶され、プロジェクトの管理者は当該登録ファイルのアクセス権者とされる(S10)。具体的には、対象プロジェクトID(S3でRAM12に記憶されたプロジェクトID)のプロジェクトの管理者IDが、プロジェクトDB記憶エリア133から読み出され、登録ファイルDB記憶エリア131の「アクセス権者ID」に記憶される。そして、ファイル登録のための電子メールの送信元に登録完了の電子メールが送信される(S11)。ここでは、登録ファイルDB記憶エリア131の「アクセス権者ID」に記憶されているユーザIDが取得され、取得されたユーザIDに関する情報がユーザDB記憶エリア132から読み出され、電子メールの本文に記載される。例えば、ユーザID及び名前が記載される。そして、S1へ戻り、電子メールの受信判断が行われる。
また、単貼付処理において、画像ファイル内に名刺画像があれば(S22:YES)、名刺部分画像がRAM12の所定の記憶エリアに記憶される(S23)。そして、画像ファイル内に名刺画像以外のページがあるか否かの判断が行われる(S26)。画像ファイルがページ識別可能なファイルであり、名刺画像のページ以外のページがあれば(S26:YES)、そこで、登録ファイルDB記憶エリア131に新しいレコードが追加され、登録IDが付与されて「登録ファイルID」に記憶される(S27)。そして、名刺画像のページを除いた残りのページで構成される画像ファイルが「登録ファイル」とされる(S28)。そして、単添付処理は終了され、メイン処理へ戻る。電子メールの受信判断が行われる。
一方、画像ファイルがページ識別可能なファイルであっても、名刺画像のページしかない場合には(S26:NO)、登録データがない。例えば、ユーザがスキャナでスキャンする際に、名刺のみスキャンし、登録データの記載された原稿のスキャンをし忘れたような場合には名刺画像のページしかないという状態になる。また、画像ファイルがページ識別可能な画像でない場合にも、画像にページの概念がないので1枚の画像となり、他のページはないことになる(S26:NO)。このように、画像ファイル内に名刺画像以外のページがない場合には(S26:NO)、登録データがない。そこで、登録データがない旨のメッセージを記載した電子メールが作成され、ファイル登録のための電子メールの送信元に送信される(S39)。そして、メイン処理(図8参照)のS1へ戻る。そして、電子メールの受信判断が行われる。
また、単添付処理において、添付ファイルが画像ファイルでなかった場合には(S21:NO)、添付ファイルはデータファイルである。そこで、添付ファイル内に画像の貼付があるか否かの判断が行われる(S31)。画像の貼付がなければ(S31:NO)、もちろん名刺画像の貼付もないので、管理者以外のユーザにはアクセス権を設定することができない。そこで、登録ファイルDB記憶エリア131に新しいレコードが追加され、登録IDが付与されて「登録ファイルID」に記憶される(S34)。そして、添付ファイルが「登録ファイル」に記憶される(S35)。そして、単添付処理を抜け、メイン処理(図8参照)のS10へ進む。S10では、管理者IDがアクセス権者IDに記憶され、プロジェクトの管理者は当該登録ファイルのアクセス権者とされる(S10)。そして、ファイル登録のための電子メールの送信元に登録完了の電子メールが送信される(S11)。そして、S1へ戻り、電子メールの受信判断が行われる。
一方、添付ファイルであるデータファイルに画像の貼付があれば(S31:YES)、その画像が名刺画像であるか否かの判断が行われる(S32)。貼付されている画像が名刺画像でなければ(S32:NO)、管理者以外のユーザにはアクセス権を設定することができない。そこで、登録ファイルDB記憶エリア131に新しいレコードが追加され、登録IDが付与されて「登録ファイルID」に記憶される(S34)。そして、添付ファイルが「登録ファイル」に記憶される(S35)。そして、単添付処理を抜け、メイン処理(図8参照)のS10へ進む。S10では、管理者IDがアクセス権者IDに記憶され、プロジェクトの管理者は当該登録ファイルのアクセス権者とされる(S10)。そして、ファイル登録のための電子メールの送信元に登録完了の電子メールが送信される(S11)。そして、S1へ戻り、電子メールの受信判断が行われる。
一方、貼付の画像に名刺画像があれば(S32:YES)、その画像が名刺画像としてRAM12の所定の記憶エリアに記憶される(S33)。そして、添付ファイルであるデータファイルに名刺画像以外のデータがあるか否かの判断が行われる(S36)。名刺画像以外のデータとは、例えば、文字、他の画像、オブジェクト(円,多角形,線,吹き出し等)、その他データファイルを作成したソフトウェア特有のデータである。名刺以外のデータがなければ(S36:NO)、登録データがない。そこで、登録データがない旨のメッセージを記載した電子メールが作成され、ファイル登録のための電子メールの送信元に送信される(S39)。そして、メイン処理(図8参照)のS1へ戻る。そして、電子メールの受信判断が行われる。
一方、名刺画像以外のデータがあれば(S36:YES)、そこで、登録ファイルDB記憶エリア131に新しいレコードが追加され、登録IDが付与されて「登録ファイルID」に記憶され(S37)そして、データファイルから名刺画像を除いたデータファイルが「登録ファイル」とされる(S38)。データファイルから名刺画像を除いたデータファイルが「登録ファイル」に記憶される。そして、単添付処理は終了され、メイン処理へ戻り、S7へ進む。
以上のようにして、単添付処理では、添付ファイルから名刺画像を切り出し、名刺画像以外のデータを登録データとして、この登録データが記載されたファイルを登録ファイルDB記憶エリア131に記憶する。また、名刺画像がない場合には、添付ファイル自体を登録ファイルとして登録ファイルDB記憶エリア131に記憶し、メイン処理へ戻って、管理者のみにアクセス権が設定される。
次に、図10を参照して、添付ファイルが複数であった場合の(S4:NO)、複数添付処理について説明する。添付ファイルが複数であるということは、PC3から送信された電子メールであると考えられる。そして、ファイルの種類としては、データファイル、ページ識別可能な画像ファイル、及び、ページ識別可能でない画像ファイルが考えられ、それぞれを取り合わせた組み合わせが考えられる。そして、名刺画像はどのファイルにも含まれている可能性がある。
そこで、まず、添付ファイルに画像ファイルがあるか否かの判断が行われる(S41)。画像ファイルであれば(S41:YES)、画像ファイル中に名刺画像があるか否かの判断が行われる(S42)。画像ファイル内に名刺画像があれば(S42:YES)、名刺部分画像がRAM12の所定の記憶エリアに記憶される(S43)。そして、画像ファイル内に名刺画像以外のページがあるか否かの判断が行われる(S45)。画像ファイルがページ識別可能なファイルであり、名刺画像のページ以外のページがあれば(S45:YES)、まず、登録ファイルDB記憶エリア131に新しいレコードが追加され、登録IDが付与されて「登録ファイルID」に記憶される(S46)。そして、名刺画像のページを除いた残りのページで構成される画像ファイルが「登録ファイル」として、追加されたレコードに記憶される(S47)。そして、名刺画像が含まれていたファイル以外の添付ファイルも「登録ファイル」に記憶される(S59)。そして、複数添付処理は終了され、メイン処理へ戻り、S7へ進む。
一方、画像ファイルがページ識別可能なファイルであっても、名刺画像のページしかない場合や、画像ファイルがページ識別可能な画像でない場合にも、画像にページの概念がないので1枚の画像となり、他のページはないことになる(S45:NO)。このように、画像ファイル内に名刺画像以外のページがない場合には(S45:NO)、この画像ファイルには登録データが含まれてない。つまり、当該画像ファイルはアクセス権設定のための名刺画像のみの画像ファイルである。そこで、当該画像ファイルからは登録ファイルは記憶せずに、登録ファイルDB記憶エリア131に新しいレコードが追加のみが行われ、登録IDが付与されて「登録ファイルID」に記憶される(S48)。そして、名刺画像が含まれていたファイル以外の添付ファイルが「登録ファイル」に記憶される(S59)。そして、複数添付処理は終了され、メイン処理へ戻り、S7へ進む。
一方、画像ファイル内に名刺画像がなければ(S42:NO)、データファイルに名刺画像が含まれている可能性がある。そこで、添付ファイルであるデータファイル内に画像の貼付があるか否かの判断が行われる(S50)。画像の貼付がなければ(S50:NO)、もちろん名刺画像の貼付もないので、管理者以外のユーザにはアクセス権を設定することができない。そこで、まず、登録ファイルDB記憶エリア131に新しいレコードが追加され、登録IDが付与されて「登録ファイルID」に記憶される(S53)。そして、全ての添付ファイルが「登録ファイル」に記憶される(S54)。そして、複数添付処理を抜け、メイン処理(図8参照)のS10へ進む。S10では、管理者IDがアクセス権者IDに記憶され、プロジェクトの管理者は当該登録ファイルのアクセス権者とされる(S10)。そして、ファイル登録のための電子メールの送信元に登録完了の電子メールが送信される(S11)。そして、メイン処理へ戻り、S7へ進む。
一方、添付ファイルであるデータファイルに画像の貼付があれば(S50:YES)、その画像が名刺画像であるか否かの判断が行われる(S51)。貼付されている画像が名刺画像でなければ(S51:NO)、管理者以外のユーザにはアクセス権を設定することができない。そこで、画像の貼付がない場合(S50:NO)と同様に、登録ファイルDB記憶エリア131に新しいレコードが追加され、登録IDが付与されて「登録ファイルID」に記憶される(S53)。そして、添付ファイルが「登録ファイル」に記憶される(S54)。そして、複数添付処理を抜け、メイン処理(図8参照)のS10へ進む。S10では、管理者IDがアクセス権者IDに記憶され、プロジェクトの管理者は当該登録ファイルのアクセス権者とされる(S10)。そして、ファイル登録のための電子メールの送信元に登録完了の電子メールが送信される(S11)。そして、S1へ戻り、電子メールの受信判断が行われる。
一方、貼付の画像に名刺画像があれば(S51:YES)、その画像が名刺画像としてRAM12の所定の記憶エリアに記憶される(S52)。そして、添付ファイルであるデータファイルに名刺画像以外のデータがあるか否かの判断が行われる(S55)。名刺画像以外のデータがあれば(S55:YES)、まず、登録ファイルDB記憶エリア131に新しいレコードが追加され、登録IDが付与されて「登録ファイルID」に記憶される(S56)。そして、データファイルから名刺画像を除いたデータファイルが「登録ファイル」として、追加されたレコードに記憶される(S57)。そこで、、データファイルから名刺画像を除いたデータファイルが「登録ファイル」に記憶される。そして、名刺画像が含まれていたファイル以外の添付ファイルも「登録ファイル」に記憶される(S59)。そして、複数添付処理は終了され、メイン処理へ戻り、S7へ進む。
一方、名刺以外のデータがなければ(S55:NO)、当該データファイルには登録データがない。つまり、当該データファイルはアクセス権設定のための名刺画像が貼付されているだけのデータファイルである。そこで、当該データファイルからは登録ファイルは記憶せずに、登録ファイルDB記憶エリア131に新しいレコードが追加のみが行われ、登録IDが付与されて「登録ファイルID」に記憶される(S58)。そして、名刺画像が含まれていたファイル以外の添付ファイルが「登録ファイル」に記憶される(S59)。そして、複数添付処理は終了され、メイン処理へ戻り、S7へ進む。
以上のようにして、複数添付処理では、添付ファイルのうち名刺画像のあるファイルから名刺画像を切り出し、名刺画像以外のデータを登録データとして、この登録データが記載されたファイルを登録ファイルDB記憶エリア131に記憶する。さらに、名刺画像が含まれていなかった添付ファイルをそのまま登録ファイルDB記憶エリア131に記憶する。また、名刺画像がない場合には、添付ファイル全てを登録ファイルとして登録ファイルDB記憶エリア131に記憶し、メイン処理へ戻って、管理者のみにアクセス権が設定される。
このように、メイン処理(図8参照)では、単添付処理(S5、図9参照)、又は、複数添付処理(S6、図10参照)において、名刺画像が切り出され、登録ファイルが登録ファイルDB記憶エリア131に記憶されると、切り出された名刺画像から名前が抽出される(S7)。例えば、名刺管理ソフトで用いられるような周知の文字切出方法により、名前の抽出が行われる。つまり、画像を解析して文字を抽出する。そして、抽出された文字の配置やサイズ(例えば、文字サイズが大きく中央に近い)に基づいて名前である文字列が決定され、RAM12の所定の記憶エリアに記憶される。
名前が抽出されたら(S7)、抽出された名前がユーザDB記憶エリア132に登録された、プロジェクトのメンバーの名前であるか否かの判断が行われる(S8)。具体的には、抽出された名前がユーザDB記憶エリア132に記憶されているか否か探索される。記憶されていない名前が1つでもあれば、プロジェクトのメンバーでもありえないので(S8:NO)、S10へ進み、管理者IDがアクセス権者IDに記憶され、プロジェクトの管理者は当該登録ファイルのアクセス権者とされる(S10)。そして、ファイル登録のための電子メールの送信元に登録完了の電子メールが送信される(S11)。そして、S1へ戻り、電子メールの受信判断が行われる。
また、抽出された名前の全てが、ユーザDB記憶エリア132に記憶されている場合には、当該プロジェクトのメンバーとなっているか否かが判断される。具体的には、ユーザDBから抽出された名前に対応したユーザID(以下、「抽出ユーザID」という)が取得され、RAM12の所定の記憶エリアから対象プロジェクトIDが取得される。そして、プロジェクトDB記憶エリア133において対象プロジェクトIDに対応した「参加ユーザID」と、抽出ユーザIDとが比較される。そして、抽出ユーザIDが全て参加ユーザIDであれば、全員がプロジェクトのメンバーであると判断される(S8:YES)。抽出ユーザIDのうち1つでも参加ユーザIDでなければ、全員がプロジェクトのメンバーでないと判断される(S8:NO)。そして、全員がプロジェクトのメンバーであれば(S8:YES)、抽出ユーザIDが登録ファイルDB記憶エリア131の「アクセス権者ID」に記憶され、名刺画像から抽出された名前のユーザにアクセス権が設定される(S9)。そして、管理者IDがアクセス権者IDに記憶され、プロジェクトの管理者は当該登録ファイルのアクセス権者とされる(S10)。そして、ファイル登録のための電子メールの送信元に登録完了の電子メールが送信される(S11)。そして、S1へ戻り、電子メールの受信判断が行われる。
以上のようにして、メイン処理では、名刺画像が切り出され、登録ファイルが登録ファイルDB記憶エリア131に記憶される。そして、切り出された名刺画像から名前が抽出され、抽出された名前のユーザがプロジェクトのメンバーであれば、抽出された名前のメンバーに登録ファイルへのアクセス権が設定される。よって、登録ファイルを電子メールに添付し、さらに、アクセス権を与えたいユーザの名刺をスキャン又は撮像した画像を添付したり、登録したいファイルに貼付したりするだけで、簡単にアクセス権を設定して、ファイル管理サーバ1にファイルを登録することができる。また、登録したい情報が紙媒体である場合には、登録したい情報が記載された紙媒体と、アクセス権を設定したいユーザの名刺をスキャナでスキャンして、ページ識別可能な1つの画像ファイルを作成して、電子メールに添付すればよい。よって、PC3でなくとも、電子メールを送信する機能を有する複合機2において、ファイル管理サーバ1へファイルを登録することができる。
例えば、会議室に複合機が設置されていれば、参加者の名刺をスキャンし、さらに、会議の議事録やメモ、ホワイトボードの記録をプリントした用紙など、紙媒体で存在している情報をスキャンして、当該プロジェクトの電子メールアドレスに添付して送信するだけでよい。また、会議が終了した後、プロジェクトのメンバーが種々の場所で働いていても、メンバーの名刺をスキャン、又は、撮像して名刺画像を作成して添付したり、登録データに貼付したりして、登録データを記述したファイルを電子メールに添付すれば、簡単にファイルをファイル管理サーバ1へ登録できる。
また、プロジェクトごとに宛て先の電子メールアドレスを異なるものとすることにより、どのプロジェクトに関する登録ファイルとなるかを判断することができる。そして、プロジェクトごとに参加ユーザが登録されており、プロジェクトのメンバー以外のユーザにはファイルのアクセス権が設定されない。よって、誤って関係ない人物の名刺の名刺画像が添付されていても、その人物にアクセス権が設定されることがない。また、登録後には、登録結果を記載した電子メールが、登録用の電子メールを送信した人物に返送される。よって、登録するために電子メールを送信した人物は、誰にアクセス権が設定されたかを確認することができる。
なお、上記実施の形態のファイル管理サーバ1のHDD13の登録ファイルDB記憶エリア131の「登録ファイル」が「ファイル記憶手段」に該当する。そして、ユーザIDが「ユーザ特定情報」に該当し、名刺画像のデータが「特定画像データ」に該当する。登録ファイルDB記憶エリア131の「アクセス権者ID」が「アクセス権者記憶手段」に該当する。ユーザDB記憶エリア132が「ユーザ特定情報記憶手段」に該当する。そして、プロジェクトの参加者の集合が「グループ」に該当し、管理者IDが「管理者特定情報」に該当し、専用電子メールアドレスが「グループ電子メールアドレス」に該当する。
メイン処理のS7で名刺画像から名前を抽出する処理を行うCPU10が「ユーザ特定情報抽出手段」に相当する。メイン処理のS9で名刺画像から抽出された名前のユーザのユーザIDを登録ファイルDB記憶エリア131の「アクセス権者ID」に記憶する処理を行うCPU10が「アクセス権設定手段」に相当する。メイン処理のS8でユーザDB記憶エリア132に登録された名前であるか否かの判断の処理を行うCPU10が「登録判断手段」に相当する。メイン処理のS3でプロジェクトを判断する処理を行うCPU10が「グループ判断手段」に相当する。
なお、本発明のファイル管理サーバ、ファイル管理方法、ファイル管理プログラムは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。上記実施の形態では、複合機2及びPC3から送信される電子メールについて説明したが、他の機器から送信される電子メールであってもよい。
また、上記実施の形態では、簡単のために1通の電子メールで1組の登録データ及びアクセス対象ユーザをファイル管理サーバ1へ登録するものとした。しかしながら、1通の電子メールで複数の組の登録データ及びアクセス対象ユーザをファイル管理サーバ1へ登録できるように構成してもよい。複数の組を登録するには、例えば、次のようなルールを設ける。ページ識別可能な画像ファイルを添付ファイルとする場合、登録データの前のページに当該登録データにアクセス設定ユーザの名刺を映し出した名刺画像を配置する。例えば、ファイル管理サーバ1に登録したい原稿が3つあるとする。第一原稿は2枚、第二原稿は1枚、第三原稿は4枚あるとする。そして、第一原稿には、A氏,B氏にアクセス権を設定し、第二原稿には、A氏,C氏,D氏にアクセス権を設定し、第三原稿には、B氏,C氏にアクセス権を設定したいとする。この場合には、複合機2のスキャナ部24で、1回目にA氏,B氏の名刺をスキャンし、2回目に第一原稿の1枚目をスキャンし、3回目に第一原稿の2枚目をスキャンする。そして、4回目にA氏,C氏,D氏の名刺をスキャンし、5回目に第二原稿をスキャンする。そして、6回目にB氏,C氏の名刺をスキャンし、7回目に第三原稿の1枚目をスキャンし、8回目に第三原稿の2枚目をスキャンし、9回目に第三原稿の3枚目をスキャンし、10回目に第三原稿の4枚目をスキャンし、スキャンを終了する。これにより、10ページのページ識別可能な画像ファイルが作成される。
そして、ファイル管理サーバ1では、このような添付ファイルを受信した場合には、名刺画像と登録データとの組み合わせを抽出する。例えば、単添付処理では、S23〜S28において、名刺画像と登録データとの組み合わせを抽出する処理も行われ、組み合わせに応じて登録ファイルが記憶される。具体的には、S23では、ページ識別可能な画像ファイルの1ページ目に名刺画像があるか否か探索される。そして、名刺画像があれば、1組目の名刺画像としてRAM12の所定の記憶エリアに記憶される。ついで、2ページ目に名刺画像があるか探索される。名刺画像がなければ、3ページ目に名刺画像があるか探索される。そして、nページ目に名刺画像があったとすると、2ページ目からn−1ページ目からなるページ識別可能な画像ファイルが作成され、登録ファイルとして登録ファイルDB記憶エリア131に新たなレコードが追加されて記憶される。なお、2ページ目にも名刺画像があった場合には、2ページ目の画像も1組目の名刺画像としてRAM12の所定の記憶エリアに記憶される。
そして、nページ目の名刺画像がRAM12に記憶される。ついで、n+1ページ目に名刺画像があるか探索されるという処理が最後のページまで繰り返される。なお、1ページ目に名刺画像がない場合には、RAM12の1ページ目の名刺画像を記憶する領域に名刺画像なしを示す情報が記憶される。これにより、名刺画像と、それに続くページから、次に名刺画像が出現するページまでの間のページで構成される画像ファイル(登録ファイル)との組み合わせが抽出される。このような処理を行うファイル管理サーバ1のCPU10が「組み合わせ抽出手段」に相当する。
また、複数添付処理では、前述したような複数の組み合わせの含まれたページ識別可能な画像ファイルを受信すると、S43〜S47において単添付処理で説明したのと同様の処理が行われ、名刺画像と、それに続くページから、次に名刺画像が出現するページまでの間のページで構成される画像ファイル(登録ファイル)との組み合わせが抽出される。
また、PC3で名刺画像を貼付したデータファイルを添付ファイルとする場合には、名刺画像のよりも後のデータから、次に名刺画像が出現する前までのデータまでを、当該名刺画像の組み合わせとなる登録データとする。なお、次の名刺画像がない場合には、名刺画像よりも後のデータから最後までのデータを登録データとする。このような添付ファイルの電子メールを受信した場合には、複数添付処理のS52〜S57において、名刺画像と登録データとの組み合わせが抽出される。具体的には、S52では、データファイルの頭から名刺画像が探索される。名刺画像が最初にあれば、1つ目の組の名刺画像としてRAM12の所定の記憶エリアに記憶される。ついで、次に出現する名刺画像が探索される。1組目の名刺画像との間にデータがなければ、次の名刺画像も1組目の名刺画像としてRAM12の所定の記憶エリアに記憶される。
そして、次に名刺画像が出現したら、1組目の最後の名刺画像の後のデータから、出現した名刺画像の前のデータまでのデータを登録データとして、1つのファイルにする。そして、登録ファイルDB記憶エリア131にレコードを追加して、作成されたファイルのデータを「登録ファイル」に記憶する。そして、出現した名刺画像は2組目の名刺画像としてRAM12の所定の記憶エリアに記憶される。そして、1組目の場合と同様に、続けて名刺画像の探索が行われる。このような処理を行うファイル管理サーバ1のCPU10が「組み合わせ抽出手段」に相当する。
そして、ページ識別可能な画像ファイルの場合でも、データファイルの場合でも、メイン処理では、組み合わせごとにS7〜S9の処理が行われ、S10では、全ての組み合わせに対して管理者にアクセス権が設定される。まず、1つ目の名刺画像からアクセス対象ユーザの名前が抽出され(S7)、抽出された抽出ユーザがユーザDB記憶エリア132に記憶されているか否かの判断が行われる(S8)。そして、全抽出ユーザがユーザDB記憶エリア132に記憶されていれば、全抽出ユーザIDが登録ファイルDB記憶エリア131の「アクセス権者ID」に記憶される。なお、抽出ユーザIDは、対応する登録ファイルが記憶されているレコードの「アクセス権者ID」に記憶される。そして、2つ目の組み合わせに対してS7〜S9の処理が行われ、全ての組み合わせに対してS7〜S9の処理が行われたら、登録ファイルが記憶されたレコードの「アクセス権者ID」に管理者IDが記憶される。
また、上記実施の形態では、プロジェクトDB記憶エリア133にプロジェクトごとに参加ユーザのユーザIDが記憶されており、グループを形成していた。しかしながら、必ずしもユーザはグループ形成していなくてもよい。この場合には、メイン処理(図8)のS8においては、ユーザDB記憶エリア132に抽出ユーザのユーザIDが記憶されているか否かを判断するのみでよい。名刺画像が添付ファイルに含まれなかった場合や、抽出ユーザがプロジェクトのメンバーでなかった場合には、プロジェクトの管理者にアクセス権を与えているが、電子メールを送信したメンバーにのみアクセス権を与えるようにすればよい。
また、上記実施の形態では、名刺画像が添付ファイルに含まれなかった場合や、抽出ユーザがプロジェクトのメンバーでなかった場合には、プロジェクトの管理者にアクセス権を与えているが、電子メールを送信してきたユーザにもアクセス権を与えるようにしてもよい。また、電子メールを送信してきたユーザにのみアクセス権を与えるようにしてもよい。また、ファイルDB記憶エリアにファイルを登録しないようにしてもよい。
本発明のファイル管理サーバ1へファイルを登録する際の機器の構成を示す構成図である。 ファイル管理サーバ1の電気的構成を示す模式図である。 HDD13の構成を示す模式図である。 登録ファイルDB記憶エリアの構成を示す模式図である。 ユーザDB記憶エリア132の構成を示す模式図である。 プロジェクトDB記憶エリア133の構成を示す模式図である。 複合機2の電気的構成を示す模式図である。 ファイル管理サーバ1で行われるメイン処理のフローチャートである。 メイン処理の中で実施される単添付処理のフローチャートである。 メイン処理の中で実施される複数添付処理のフローチャートである。
符号の説明
1 ファイル管理サーバ
2 複合機
3 PC
9 インターネット
10 CPU
13 ハードディスク装置
20 CPU
24 スキャナ部
26 操作キー
131 登録ファイルDB記憶エリア
132 ユーザDB記憶エリア
133 プロジェクトDB記憶エリア
134 ファイル管理プログラム記憶エリア

Claims (9)

  1. コンピュータで処理可能なデータを記述したファイルを記憶するファイル記憶手段を備えたファイル管理サーバであって、
    電子メールを受信する電子メール受信手段と、
    前記電子メール受信手段により受信された前記電子メールである受信電子メールに、ユーザを特定する情報であるユーザ特定情報が写し出された画像データである特定画像データが記載されたファイルが添付されていた場合に、前記特定画像データから前記ユーザ特定情報を抽出ユーザ特定情報として抽出するユーザ特定情報抽出手段と、
    前記受信電子メールに前記ファイル記憶手段に記憶するファイルに記述するデータである登録データが記載されたファイルが添付されていた場合に、当該登録データを記述したファイルを登録ファイルとして前記ファイル記憶手段に記憶するファイル記憶制御手段と、
    前記ファイル記憶手段に記憶されているファイルへのアクセスが許可されているユーザの前記ユーザ特定情報を前記ファイルと対応可能に記憶するアクセス権者記憶手段と、
    前記ユーザ特定情報抽出手段により抽出された前記抽出ユーザ特定情報を、当該登録データの登録ファイルへのアクセスを許可するユーザの前記ユーザ特定情報として前記アクセス権者記憶手段に記憶するアクセス権設定手段とを備えたことを特徴とするファイル管理サーバ。
  2. 当該ファイル管理サーバを利用するユーザの前記ユーザ特定情報を記憶したユーザ特定情報記憶手段と、
    前記抽出ユーザ特定情報が前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されているか否かを判断する登録判断手段とを備え、
    前記アクセス権設定手段は、前記抽出ユーザ特定情報が前記登録判断手段により前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されていると判断されなかった場合には、当該抽出ユーザ特定情報を前記アクセス権者記憶手段に記憶しないことを特徴とする請求項1に記載のファイル管理サーバ。
  3. 複数のユーザで構成されるグループが形成されており、
    前記ユーザ特定情報記憶手段は、前記グループに属するユーザの前記ユーザ特定情報、当該グループの管理者であるユーザの前記ユーザ特定情報である管理者特定情報、及び、当該グループ用の電子メールアドレスであるグループ電子メールアドレスを前記グループごとに記憶し、
    前記電子メール受信手段により受信された前記電子メールの宛先が、前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されているいずれの前記グループ電子メールアドレスであるかにより、当該電子メールがいずれのグループ宛てに送信されたかを判断するグループ判断手段と、
    前記登録判断手段は、前記抽出ユーザ特定情報が前記グループ判断手段により判断されたグループに属するユーザの前記ユーザ特定情報として前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されているか否かを判断し、
    前記アクセス権設定手段は、前記抽出ユーザ特定情報が前記グループ判断手段により判断されたグループに属するユーザの前記ユーザ特定情報として前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されていると判断されなかった場合には、前記グループ判断手段により判断されたグループの前記管理者特定情報を前記アクセス権者記憶手段に記憶することを特徴とする請求項2に記載のファイル管理サーバ。
  4. 前記特定画像データは、名刺をスキャナで走査した画像データ、又は、名刺をデジタルカメラで撮影した画像データであり、名刺に記載された氏名がユーザ特定情報であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のファイル管理サーバ。
  5. 前記受信電子メールの送信元へ、前記アクセス権設定手段により前記アクセス権者記憶手段に記憶された前記ユーザ特定情報に関する情報を記載した電子メールを送信する通知電子メール送信手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のファイル管理サーバ。
  6. ページを識別可能なデータとして、前記登録データ及び前記特定画像データが1つのファイルに記述され、前記特定画像データのページが複数ある場合に、前の前記特定画像データのページと、後の特定画像データのページとの間のページのデータを前の特定画像データに付随する前記登録データとして、前記特定画像データ及び前記登録データの組み合わせを抽出する組み合わせ抽出手段を備え、
    前記アクセス権設定手段は、
    前記組み合わせ抽出手段により抽出された前記組み合わせにおいて、当該組み合わせの前記特定画像データから抽出される前記抽出ユーザ特定情報を、当該組み合わせの前記登録データの前記登録ファイルへのアクセスを許可するユーザの前記ユーザ特定情報として前記アクセス権者記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のファイル管理サーバ。
  7. 前記組み合わせ抽出手段は、スキャナによる1回の走査で取得された画像を1ページとして識別可能に構成されたファイルから前記特定画像データ及び前記登録データの組み合わせを抽出することを特徴とする請求項6に記載のファイル管理サーバ。
  8. コンピュータで処理可能なデータを記述したファイルを記憶するファイル記憶手段がファイル管理サーバに備えられ、当該ファイル記憶手段に記憶するファイルへのアクセス権を設定するファイル管理方法であって、
    電子メールを受信する電子メール受信ステップと、
    前記電子メール受信ステップにより受信された前記電子メールである受信電子メールに、ユーザを特定する情報であるユーザ特定情報が写し出された画像データである特定画像データが記載されたファイルが添付されていた場合に、前記特定画像データから前記ユーザ特定情報を抽出ユーザ特定情報として抽出するユーザ特定情報抽出ステップと、
    前記受信電子メールに前記ファイル記憶手段に記憶するファイルに記述するデータである登録データが記載されたファイルが添付されていた場合に、当該登録データを記述したファイルを登録ファイルとして前記ファイル記憶手段に記憶するファイル記憶制御ステップと、
    前記ユーザ特定情報抽出手段により抽出された前記抽出ユーザ特定情報を、当該登録データの登録ファイルへのアクセスを許可するユーザの前記ユーザ特定情報として、前記ファイル記憶手段に記憶されているファイルへのアクセスが許可されているユーザの前記ユーザ特定情報を前記ファイルと対応可能に記憶する前記アクセス権者記憶手段に記憶するアクセス権設定ステップとを備えたことを特徴とするファイル管理方法。
  9. 請求項1乃至7のいずれかに記載のファイル管理サーバの各種処理手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするファイル管理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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