JP2010000070A - 栄養補助食品 - Google Patents
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Abstract
【課題】 竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とを混合することにより、それらの健康改善、健康増進等の効果を相乗的に高めることができ、さらにその効果の即効性も極めて顕著である健康補助食品を提供すること。
【解決手段】
水分量が5〜10%、粒度が50〜100メッシュである竹粉末、α−グルコシダーゼ阻害活性IC50%値(酸素活性を50%阻害するのに必要な試験物質の濃度)が120μg/ml以下、エキス含量(サラシア含有濃度)が65%以上であるサラシア乾燥エキス粉末とを主成分とし、前記主成分に高分子水溶性キトサン及び/又は有胞子乳酸菌、さらに適宜黒酢もろみ粉末、竹炭粉末、カルシウム粉末の1種以上を含んだ健康補助食品とした。
【選択図】なし
【解決手段】
水分量が5〜10%、粒度が50〜100メッシュである竹粉末、α−グルコシダーゼ阻害活性IC50%値(酸素活性を50%阻害するのに必要な試験物質の濃度)が120μg/ml以下、エキス含量(サラシア含有濃度)が65%以上であるサラシア乾燥エキス粉末とを主成分とし、前記主成分に高分子水溶性キトサン及び/又は有胞子乳酸菌、さらに適宜黒酢もろみ粉末、竹炭粉末、カルシウム粉末の1種以上を含んだ健康補助食品とした。
【選択図】なし
Description
本発明は、竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とを混合することにより、それら個々の健康改善、健康増進等の効果を相乗的に高めることができ、さらにその相乗効果の即効性も極めて顕著である栄養補助食品に関するものである。また、この栄養補助食品はカプセル状、飲料水やスープ、さらにはケーキやクッキー等への添加物としても提供できる。
例えば、竹粉末に関する特許文献1には、生竹を切削して粒度500μm程度の粉末に加工する過程と、生竹粉末を加工後一週間以内に遮光性、密封性を有する包装袋に収納し、嫌気性または半嫌気性の条件下で真空包装する過程と、真空包装した生竹粉末を一ヶ月程度静置し、生竹粉末をサイレージ化したサイレージ体、及びこの生竹粉末のサイレージ体とおからとの混合物を原料とし、麹菌等の発酵補助菌を添加して発酵させヨーグルト状とした発酵食品が記載されている。
そして、竹を粉末にすると、食品原料として使用でき栄養学的に高い価値があることが判明したこと、即ち、竹に含まれているチロシンはストレスを解消する効果があり、テアニンは血圧を低下させ高コレステロールの解消に役立つ旨説明されている。
また、この様な生竹粉末のサイレージ体及びおからを含む発酵食品においては、おからが乳酸菌発酵して発酵食品となるものであり、生竹粉末の微細孔(図15)に前記乳酸菌が入り込み、胃酸の影響を受けない乳酸菌を生体の腸まで送り込むことができる旨説明されている。
しかしながら、上記発明では生竹粉末を加工後一週間以内に遮光性、密封性を有する包装袋に収納し、嫌気性または半嫌気性の条件下で真空包装し、真空包装した生竹粉末を一ヶ月程度静置し、生竹粉末をサイレージ化したサイレージ体であり、生竹はそのままでは腐敗しやすく、さらにおから等を含むため水分量が多くなり、したがってサイレージ体を開封すると短期に腐敗が進行するため密閉して管理なければ栄養補助食品として提供することができない。 また、生竹粉末単独では抗糖尿病、抗高脂血症等に対して大きな効果が期待しずらく、また、即効性を有しない。
また、サラシアに関する特許文献2には、サラシア・プリノイデスを抽出分画することにより、市販医薬品である二糖類分解酵素の阻害剤と比較して、二糖類の一種であるイソマルトースに対して200倍以上の強い阻害活性を有する新規化合物を見出すことに成功した旨、また、この発明により、天然植物から抽出したα−グルコシダーゼに対する阻害活性を有する新規化合物、及び前記新規化合物をベースとした消化管の粘膜上に存在する二糖類の分解酵素であるα−グルコシダーゼに対する阻害剤、即ち抗糖尿病剤が提供される旨記載されている。
そして、この発明のサラシア・プリノイデスから抽分分画して得た新規化合物は、特異的にα−グルコシダーゼ(二糖類の分解酵)の活性を腸管レベルにおいて阻害する特性を有しているため、高血糖の原因となる単糖の生成を効果的に阻害することができる旨、また古来から服用されている生薬由来成分であるため、安全性が高く、かつ数mgの服用により十分な効能を発現する特性を有し、このため現在最も大きな問題となっている食後の高血糖症を抑制する抗糖尿病剤として極めて有効である旨が記載されている。
しかしながら、この発明においては、サラシア・プリノイデスから抽分分画して得た新規化合物単独では、常時服用し続けなければその効果が高められずらく、また、極めて高い即効性を有しない。
また、特許文献3には、ニシキギ科のサラシア属植物の抽出物、及びキチン質物質であるキトサンを主成分とする抗高脂血症剤が記載されている。
そして、サラシア・オブロンカ エキス/キトサンを1:2〜2:1の割合で混合した併用系において、有意に高コレステロール血症と高トリグリセライド血症の改善が認められ、これらの改善効果は各成分の単独系よりも優れていることが認められる旨、特に、サラシア・オブロンカ エキス/キトサンを等量(1:1)の割合で混合した併用系において、高コレステロール血症と高トリグリセライド血症の改善に顕著な効果が認められる旨記載されている。
さらに、前記改善点が相乗的に改善できることは驚きに値し、キトサン自体はコレステロール値の低下作用を有するが、この効果も前記併用系において相乗的に改善される旨記載されている。
しかしながら、この発明においては、サラシア・オブロンカ エキス/キトサンの併用系単独ではこれらの相乗的効果を有するにしても、常時服用し続けなければ大きな効果が高められずらく、極めて高い即効性も有しない。
本発明は、竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とを混合することにより、それらの健康改善、健康増進等の効果を相乗的に高めることができ、さらにその相乗効果の即効性も極めて顕著である健康食品を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とを主成分とする栄養補助食品を提供するものである。
この発明においては、竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とを混合することにより、相乗的にそれらの効果を高めることができ、また極めて即効性の高い健康食品が得られる。即ち、竹粉末はアミノ酸の宝庫であり、人間の身体の細胞・ホルモン・酵素などを形成する他、身体にとって様々に重要な機能を担っており、筋力増強・疲労回復・老化防止・肝機能強化・美肌効果・睡眠改善・鎮痛効果等の健康改善、健康増進効果を有しており、自ら他の物質(例えば、サラシア、キトサン、乳酸菌)の効果を積極的に高める育成助長効果を有している。一方、サラシア乾燥エキス粉末は腸内で糖分解酵素α−グルコシダーゼの働きを阻害し、糖分吸収を最小限に抑え、余分な糖が体脂肪として体内に蓄積されるのを防止する。したがって、竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とを混合すると上記それぞれの効果を相乗的に高めることができ、さらにその効果の即効性も極めて顕著となることが分かった。
また、請求項2の発明は、前記竹粉末の水分量が5〜10%で、粒度が50〜100メッシュである請求項1記載の栄養補助食品を提供するものである。
この発明においては、竹粉末の腐敗を抑制すると共に、カプセルに充填する場合、充分な量で詰めることができる。前記竹粉末の水分量が5%未満では実質これ以上の乾燥は技術的に困難であり、10%を超えると短期に腐敗し易くなる。前記竹粉末の粒度が50メッシュより粗くなると、各粒子が大きくなりすぎ粒子間の空隙面積が大きくなるため、カプセルに充填する場合は充分な量を確保することができず、100メッシュより細かくなると微粒子の接触性が大きくなり、カプセルに充填する場合、カプセルへの充填性が極めて悪くなる。
また、請求項3発明は、前記サラシア乾燥エキス粉末のα−グルコシダーゼ阻害活性IC50%値(酸素活性を50%阻害するのに必要な試験物質の濃度)が120μg/ml以下である請求項1〜2記載の栄養補助食品を提供するものである。
この発明においては、IC50%値が120μg/mlを超えると、糖分を分解するα−グルコシダーゼの働きを増強させる結果となるため、小腸からの糖分の吸収を抑制する働きが弱くなる。したがって、竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とを混合することによる健康改善、健康増進等の効果を相乗的に高めることができず、さらにその効果の極めて高い即効性を得ることができない。
また、請求項4の発明は、前記サラシア乾燥エキス粉末のエキス含量(サラシア含有濃度)が65%以上である請求項1〜3記載の栄養補助食品を提供するものである。
この発明においては、前記サラシア乾燥エキス粉末のエキス含量(サラシア含有濃度)が65%未満であるとエキス含量が少なくなり過ぎ、竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とを混合した場合に得られる健康改善、健康増進等の相乗効果の増大が充分でなく、またその効果の極めて高い即効性が得られない。
また、請求項5の発明は、前記組成に高分子水溶性キトサンを含む請求項1〜4記載の栄養補助食品を提供するものである。
この発明においては、水に極めて溶解し易い高分子水溶性キトサンを竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とに添加することにより、キトサン独自の解毒作用、即ち、有害物質や脂肪などを腸内から体外に排出し、食品添加物など有害な物質を避けられない日常生活の現状で、デトックス(解毒)で爽やかな健康生活が得られ、免疫力増強、コレステロール改善、抗菌効果のある健康食品を提供することができると共に、前記竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とのそれぞれの健康改善、健康増進等の効果を相乗的に増進させさせることができ、さらにその効果の即効性に寄与することのできる栄養補助食品が得られる。
また、請求項6の発明は、前記組成に有胞子乳酸菌1〜5wtを含む請求項1〜4記載の栄養補助食品を提供するものである。
この発明においては、胃酸により容易に死滅しない有胞子乳酸菌を竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とに添加することにより、有胞子乳酸菌独自の作用、即ち、乾燥や熱に強く胃酸や胆汁酸の攻撃に耐え、腸まで届いて腸内で発芽し、活発に増殖・活動して腸内の善玉菌を増やすことができる健康食品を提供することができると共に、前記竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とのそれぞれの健康改善、健康増進等の効果を相乗的に増進させることができ、さらにその効果の即効性に寄与することのできる栄養補助食品が得られる。
また、請求項7の発明は、前記組成に黒酢もろみ粉末、竹炭粉末,カルシウム粉末の1種以上を含む請求項1〜5記載の栄養補助食品を提供するものである。
この発明においては、前記黒酢もろみ粉末を添加すると、血糖調整、赤血球変形機能改善、血圧調整、脂質改善等の効果をさらに高める栄養補助食品を提供することができる。また、竹炭粉末を添加すると、竹炭が木炭と比べ極めて微細孔質であるため高吸着活性を有し、有害物質の吸着・排出、腸内をアルカリ性に保持し弱酸性を好む有害菌発生の抑制、ミネラル補給、活性酸素発生の抑制、消臭、鮮度保持等の効果を付与することのできる栄養補助食品を提供することができる。カルシウム粉末は、例えば、貝殻焼成粉末、ウニ殻焼成粉末でありカルシウム補給源となる。そして、これら効果に加え、前記竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とのそれぞれの健康改善、健康増進等の効果を相乗的に増進させることができ、さらにその効果の即効性に寄与することのできる栄養補助食品が得られる。
以下に本発明の一実施形態を説明する。竹粉末60wt%とサラシア乾燥エキス粉末12wt%の主成分に対し、高分子水溶性キトサン5wt%、有胞子乳酸菌3wt%、黒酢もろみ粉末6wt%、さらに増量剤として澱粉10wt%,潤滑剤としてグリセリン脂肪酸エステル4wt%を添加してカプセル詰めした栄養補助食品を作成した。これらについて、実験室レベルで供試した主な結果を下記に示す。また、供試に際しては食前約30分前に服用することを勧めた。
竹粉末の水分量は約6%のもの、粒度は約80メッシュ、サラシア乾燥エキス粉末のα−グルコシダーゼ阻害活性IC50%値(酸素活性を50%阻害するのに必要な試験物質の濃度)は約30μg/ml、サラシア乾燥エキス粉末のエキス含量(サラシア含有濃度)が約65%のもの、キトサンとして高分子水溶性キトサン、乳酸菌として有胞子ラクリス菌を使用した。尚、竹粉末は1〜2年の生竹の乾燥粉末が好ましい。
1.頻尿が飲み始めて1日目で解消された。
2.足のしびれが2日目に解消された。
3.腿筋の痛みが2日目に解消された。
4.足の裏のしびれが2日後に軽くなる。
5.親指の付け根の痛み(通風)が3日目に解消された。
6.便通が1〜3日目に良好となり、便臭が消える。
7.視界が1日目で良好と成り、1日中爽快である。
8.約2ヶ月目で体重が減りスリムになる。
9.爆炎という全身が黒く腫上がり痒みを伴う病が3ケ月目で腫れが完治した。
10.五十肩の痛みが1ヵ月後に解消された。
11.3週間ほどで冷え性が改善された。
12.3日目で胃腸の不快感が解消、体が軽くなり疲れない。
13.身体の節々の痛みや筋肉痛、膝の痛みが2〜3日目で和らぐ。
14.肌荒れが解消された。
15.痔が3日後に完治し、薬をつけなくても出血が止まる。
16.3日目頃から睡眠が深くなり途中で起きることがなくなった。
17.3〜5日頃から疲れがたまらなくなった。
18.頭痛が気が付いたら完治していた。
19.飲食前に服用すると二日酔いが解消された。
20.花粉症が2〜3日で軽減された。
以上の結果から、上記あらゆる健康改善、健康増進効果が高められ、さらに極めて高い即効性あることが理解される。
2.足のしびれが2日目に解消された。
3.腿筋の痛みが2日目に解消された。
4.足の裏のしびれが2日後に軽くなる。
5.親指の付け根の痛み(通風)が3日目に解消された。
6.便通が1〜3日目に良好となり、便臭が消える。
7.視界が1日目で良好と成り、1日中爽快である。
8.約2ヶ月目で体重が減りスリムになる。
9.爆炎という全身が黒く腫上がり痒みを伴う病が3ケ月目で腫れが完治した。
10.五十肩の痛みが1ヵ月後に解消された。
11.3週間ほどで冷え性が改善された。
12.3日目で胃腸の不快感が解消、体が軽くなり疲れない。
13.身体の節々の痛みや筋肉痛、膝の痛みが2〜3日目で和らぐ。
14.肌荒れが解消された。
15.痔が3日後に完治し、薬をつけなくても出血が止まる。
16.3日目頃から睡眠が深くなり途中で起きることがなくなった。
17.3〜5日頃から疲れがたまらなくなった。
18.頭痛が気が付いたら完治していた。
19.飲食前に服用すると二日酔いが解消された。
20.花粉症が2〜3日で軽減された。
以上の結果から、上記あらゆる健康改善、健康増進効果が高められ、さらに極めて高い即効性あることが理解される。
竹粉末は45〜65wt%の範囲が好ましい。竹粉末が45wt%未満では、前述した筋力増強・疲労回復・老化防止・肝機能強化・美肌効果・睡眠改善・鎮痛効果等の健康改善、健康増進等の効果充分果たしずらいものと考えられる。また、竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とを上記の割合で混合した場合、相乗的にそれらの効果を高めることができず、また極めて高い即効性も得られないものと考えられる。
竹粉末が65wt%を超えると、サラシア乾燥エキス粉末等の他の添加物の含有量が極端に少なくなるため、相乗的にそれらの効果を高めることができず、また極めて高い即効性も得られないものと考えられる。
サラシア乾燥エキス粉末は5〜25wt%の範囲が好ましい。サラシア乾燥エキス粉末が5wt%未満であると、サラシア乾燥エキス粉末は腸内で糖分解酵素α−グルコシダーゼの働きを阻害し、糖分吸収を最小限に抑え、余分な糖が体脂肪として体内に蓄積されるのを防止する効果を充分果たすことができないものと考えられる。また、竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とを上記の割合で混合した場合、上記それぞれの効果を相乗的に高めることができず、さらにその効果の高い即効性も得られないものと考えられる。
サラシア乾燥エキス粉末が25wt%を超えると、竹粉末等の他の添加物含有量が極端に少なくなるため、相乗的にそれらの効果を高めることができず、またその効果の極めて高い即効性も得られなくなるものと考えられる。
前記竹粉末の水分量は5〜10%が好ましい。前記竹粉末の水分量が5%未満では実質これ以上の乾燥は技術的に困難であり、10%を超えると短期に腐敗し易くなり、健康補助食品として提供できない。
前記竹粉末の粒度は50〜100メッシュが好ましい。前記竹粉末の粒度が50メッシュより粗くなると、各粒子が大きくなりすぎ粒子間の空隙面積が多くなり、カプセルに充填する場合は充分な量を詰めることができず、100メッシュより細かくなると、カプセルに充填する場合、粒子間の接触性が増大してカプセルへの充填性が悪くなる。
前記サラシア乾燥エキス粉末のα−グルコシダーゼ阻害活性IC50%値(酸素活性を50%阻害するのに必要な試験物質の濃度)は120μg/ml以下が好ましい。
IC50%値が120μg/mlを超えると、糖分を分解するα−グルコシダーゼの働きを増強する結果となるため、小腸からの糖分の吸収を抑制する働きが弱くなる。したがって、竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とを混合することによる健康改善、健康増進等の効果を相乗的に高めることができず、さらにその効果の即効性も高めることができないものと考えられる。
前記サラシア乾燥エキス粉末のエキス含量(サラシア含有濃度)が65%以上であることが好ましい。前記サラシア乾燥エキス粉末のエキス含量(サラシア含有濃度)が65%未満であるとエキス含量が少なくなり過ぎ、竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とを混合した場合に得られる相乗的効果の増大に充分寄与することができず、また極めて高い即効性も得られないものと考えられる。
前記主成分に高分子水溶性キトサン2〜8wt%を含むことが好ましい。高分子水溶性キトサン2wt%未満であると、キトサン独自の解毒作用、即ち、有害物質や脂肪などを腸内から体外に排出して免疫力増強、コレステロール改善、抗菌等の効果が充分に得られない。また、前記竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とのそれぞれの健康改善、健康増進等の効果を相乗的に高めることができず、またその効果の極めて高い即効性も得られないものと考えられる。
高分子水溶性キトサン8wt%を超えることは、高分子水溶性キトサンの原料が高くなるため、安価に製造することができない。
前記主成分に有胞子乳酸菌1〜5wt%を含むことが好ましい。有胞子乳酸菌1wt%未満であると、有胞高分子乳酸菌独自の作用、即ち、乾燥や熱に強く胃酸や胆汁酸の攻撃に耐え、腸まで届いて腸内で発芽し、活発に増殖・活動して腸内の善玉菌を増やすことが充分に行な得ない。また、前記竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とのそれぞれの健康改善、健康増進等の効果を相乗的に高めることができず、さらにその効果の極めて高い即効性も得ることができないものと考えられる。
有胞子乳酸菌は5wt%を超えて添加しても、効果はさほど変わらないと共に、原料費が高くなるため、安価に製造することができない。
前記主成分に黒酢もろみ粉末、竹炭粉末、カルシウム粉末の1種以上を2〜15wt%含むことが好ましい。黒酢もろみ粉末が2wt%未満では、血糖調整、赤血球変形機能改善、血圧調整、脂質改善等の効果を充分に高めることができない。
黒酢もろみ粉末が15wtを超えると、竹粉末及びサラシア乾燥エキス粉末等の他の添加物含有量が少なくなるため、相乗的にそれらの効果を高めることができず、またその効果の極めて高い即効性も得られなくなるものと考えられる。
竹炭粉末が2wt%未満では、有害物質の吸着・排出、腸内をアルカリ性に保持し弱酸性を好む有害菌発生の抑制、ミネラル補給、活性酸素発生の抑制、消臭、鮮度保持等の効果を充分に付与することのでない。また、前記竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とのそれぞれの健康改善、健康増進等の効果を相乗的に高めることができず、さらにその効果の極めて高い即効性も得られないものと考えられる。
竹炭粉末が15wt%を超えると、竹粉末及びサラシア乾燥エキス粉末等の他の添加物含有量が少なくなるため、相乗的にそれらの効果を高めることができず、また極めて高い即効性も得られなくなるものと考えられる。
カルシウム粉末が2wt%未満であると添加効果がさほど得られず、15wt%を超えると竹粉末及びサラシア乾燥エキス粉末等の他の添加物含有量が少なくなるため、相乗的にそれらの効果を高めることができず、また極めて高い即効性も得られなくなるものと考えられる。
尚、黒酢もろみ粉末、竹炭粉末の粒度は、カプセルに充填する場合、充填性を高めるため約80メッシュ前後が好ましい。
本発明においては、竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とを混合することにより、それらの健康改善、健康増進等の効果を相乗的に高めることができ、さらにその効果の即効性も極めて顕著である健康補助食品を提供することができる。
Claims (7)
- 竹粉末とサラシア乾燥エキス粉末とを主成分とする栄養補助食品。
- 前記竹粉末の水分量が5〜10%で、粒度が50〜100メッシュである請求項1記載の栄養補助食品。
- 前記サラシア乾燥エキス粉末のα−グルコシダーゼ阻害活性IC50%値(酸素活性を50%阻害するのに必要な試験物質の濃度)が120μg/ml以下である請求項1〜2記載の栄養補助食品。
- 前記サラシア乾燥エキス粉末のエキス含量(サラシア含有濃度)が65%以上である請求項1〜3記載の栄養補助食品。
- 前記主成分に高分子水溶性キトサンを含む請求項1〜4記載の栄養補助食品。
- 前記主成分に有胞子乳酸菌を含む請求項1〜5記載の栄養補助食品。
- 前記主成分に黒酢もろみ粉末、竹炭粉末、カルシウム粉末の1種以上を含む請求項1〜6記載の栄養補助食品。
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JP6167357B1 (ja) * | 2017-02-13 | 2017-07-26 | 忠義 中上 | 糖尿病の改善予防剤 |
JP2019146559A (ja) * | 2019-01-15 | 2019-09-05 | 株式会社東洋新薬 | 飲食用組成物 |
JP2019146532A (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-05 | 株式会社東洋新薬 | 飲食用組成物 |
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