JP2009543387A - ワイヤレス・デバイス用の埋め込みマルチモード・アンテナ・アーキテクチャ - Google Patents

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Abstract

【課題】ラップトップ・コンピュータなどのコンピューティング・デバイスで使用する薄型でコンパクトな埋め込みマルチモード・アンテナ設計を提供する。
【解決手段】限られたスペースを有するコンピューティング・デバイス内での一体化を容易にすることができると同時に、約0.8GHzから約11GHzの動作帯域幅に亘って適切なアンテナ特性(例えば、インピーダンス整合および放射効率)を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般に、複数のワイヤレス・アプリケーション・モードのためのワイヤレス接続および通信をサポートする、ワイヤレス・デバイス用の薄型(low-profile)でコンパクトな埋め込みアンテナ設計に関する。さらに具体的には、本発明は、限られたスペースを有するワイヤレス・デバイス内での一体化を容易にすることができると同時に、複数のワイヤレス・アプリケーション標準に渡る広帯域動作に適切なアンテナ特性および性能を提供する、薄型の埋め込みマルチモード・アンテナ設計に関する。
集積回路技術の革新に伴うワイヤレス接続に対する市場の需要の高まりによって、統合アンテナを有する低コスト、低電力でコンパクトなモノリシック一体型無線送信機、受信機、および送受信機システムが搭載されるワイヤレス・デバイスの開発が促進されてきた。実際に、例えば、WPAN(wireless personal area network:ワイヤレス・パーソナル・エリア・ネットワーク)、WLAN(wireless local area network:ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク)、WWAN(wireless wide area network:ワイヤレス・ワイド・エリア・ネットワーク)、およびセルラ式ネットワークの用途などのワイヤレス用途をサポートするために、様々な種類の埋め込みワイヤレス・システムを有するワイヤレス・デバイスが開発されてきた。特に、2.45GHz ISM(Industrial-Scientific-Medical:工業、科学、医療用)、WLAN5.2/5.8GHz、GPS(Global Positioning System:グローバル・ポジショニング・システム)(1.575GHz)、PCS1800、PCS1900、およびUMTS(1.885GHz〜2.2GHz)システムなどのワイヤレス標準が、ラップトップ・コンピュータおよび他の携帯型デバイスにますます普及しつつある。さらに、短距離WPAN用途専用の室内低電力ワイヤレス通信または位置決めシステムのためのデータレート向上を狙って、3.1GHz〜10.6GHz帯域をカバーする超広帯域(UWB:ultra-wideband)ワイヤレス・システムが次世代ワイヤレス通信標準として提案されている。UWB技術を用いると、ワイヤレス通信システムは、通常−41.3dBm/MHz未満の低送信電力で100%を超える帯域幅の信号を送受信することができる。
一般に、ワイヤレス・デバイスは、その筐体の外部に配置されるか、または内部に埋め込まれているアンテナを有するように設計することができる。例えば、携帯型ラップトップ・コンピュータは、そのラップトップのディスプレイ・ユニットの上部領域に取り付けられる外部アンテナ構造を有してもよい。さらに、ラップトップ・コンピュータは、アンテナ構造が上に形成されたPCカードとともに使用するためのカード・インターフェースを有してもよい。しかしながら、例えば、高い製造コスト、アンテナの壊れやすさ、外部アンテナによって携帯型デバイスの外観が損なわれることなどを含めて、これらおよび他の外部アンテナ設計には多くの欠点がある。
他の従来の方式では、デバイスの筐体内にアンテナを埋め込むことができる。例えば、携帯型ラップトップ・コンピュータ設計では、ラップトップ・コンピュータのディスプレイ・ユニット内にアンテナ構造が埋め込まれている。一般に、埋め込みアンテナ設計は、埋め込みアンテナのおかげでアンテナが破損する恐れが少なくまたは無くなり、ワイヤレス・デバイスの外観もスマートになる点で、外部アンテナ設計よりも有利である。しかしながら、埋め込みアンテナ設計では、スペースが限られ、損失が多い環境にあるワイヤレス・デバイスの筐体のために、アンテナ性能が悪影響を受けることがある。例えば、ラップトップ・コンピュータのディスプレイ・ユニットに埋め込まれているアンテナは、金属ディスプレイ・カバー、ディスプレイ・パネルなどの金属フレーム、または埋め込みアンテナ構造付近の他の損失の多い材料などの周囲の金属構成要素から干渉を受ける可能性があり、このような物体および材料から離して配置する必要がある。
コンピューティング・デバイスがさらに小型化し、ますますスペースが限られてくるにつれて、充分なアンテナ性能を維持しながら一層コンパクトな構造および高さ(profile)で埋め込みアンテナを設計する必要がある。このようなアンテナを製作できることは、特に、広帯域マルチモード・ワイヤレス用途にアンテナを設計しなければならない場合に重要であり、問題となることもある。実際、複数の動作帯域に亘って動作可能とするために複数の個別の放射要素を用いてマルチバンド・アンテナを設計することができるが、異なる動作帯域に亘って適切なアンテナ性能を達成するための能力には、相対的に大きいサイズのマルチバンド・アンテナ構造が必要となることが多く、これはラップトップ・コンピュータ内または他のワイヤレス・デバイス内のスペース制約に合わない場合もある。そのため、複数のワイヤレス・システム/標準をサポートするワイヤレス・デバイスを実施するには、広い動作帯域幅をカバーすることができる薄型でコンパクトなマルチバンド・マルチスタンダード・埋め込みアンテナ・フレームワークの必要性が出てきた。
一般に、本発明の例示的な実施形態は、複数のワイヤレス・アプリケーション・モードのためのワイヤレス接続および通信をサポートする、ワイヤレス・デバイス用の薄型埋め込みマルチモード・アンテナ設計を含む。本発明の例示的な実施形態は、限られたスペースを有するワイヤレス・デバイス内での一体化を容易にすることができると同時に、複数のワイヤレス・アプリケーション標準に渡る広帯域動作をサポートするために適切なアンテナ特性および性能を提供する、低コスト、薄型、およびコンパクトな埋め込みアンテナ設計を含む。
本発明の一例示的実施形態では、アンテナは、第1および第2の対向する基板面を有する平面状基板と、平面状基板の第1の面上に形成される第1および第2の平面状放射要素と、を含む。第1の平面状放射要素は、第1の多角形パターン、および第1の多角形パターンから伸びる長いストリップ・パターンを有する非対称形パターンである。第1の平面状放射要素は、第1の多角形パターンの一部を定義する第1の縁部と、第1の多角形パターンと長いストリップ・パターンとの両方の一部を定義する第2の縁部と、を有する。第2の平面状放射要素は、第2の平面状放射要素の第1の縁部によって部分的に定義される第2の多角形パターンを有する非対称形パターンである。第1および第2の平面状放射要素は、第1の平面状放射要素の第1の縁部が、第2の平面状放射要素の第1の縁部から離間しこれに隣接するように、平面状基板の第1の面上に配置される。第1および第2の平面状放射要素は、動作帯域に亘って所望の性能特性を有しながら、GPS帯域(1.575GHz)、PCS帯域(1.710GHz〜1.880GHz/1.850GHz〜1.990GHz)、ISM帯域(2.45GHz、5.15GHz〜5.35GHz、および5.47GHz〜5.825GHz)、およびUWB帯域(3.1GHz〜10.6GHz)を含む周波数帯域をカバーする複数のワイヤレス標準をサポートするために、約1.0GHzから約11GHzの範囲の広帯域動作を提供できるように、サイズ、形状、および寸法が決定される。
一例示的実施形態では、アンテナは、第1の平面状放射要素が、非対称形の平面状ディスク要素であり、第2の平面状放射要素が、第2の平面状放射要素の第1の縁部によって定義されるコーン先端部を有する非対称形の平面状コーン要素である、平面状ディスコーン・アンテナである。
別の例示的実施形態では、アンテナは、第1の平面状放射要素が、第1の平面状放射要素の第1の縁部によって定義される第1のコーン先端部を有する非対称形の平面状コーン要素であり、第2の平面状放射要素が、第2の平面状放射要素の第1の縁部によって定義される第2のコーン先端部を有する非対称形の平面状コーン要素である、平面状双円錐アンテナである。
本発明のさらに別の例示的実施形態では、平面状基板は、少なくとも第1の折り曲げ線および第2の折り曲げ線に沿って折り曲げられて、同一平面上にない第1の基板部分、第2の基板部分、および第3の基板部分を定義する可撓性基板である。第1の折り曲げ線は、第1および第2の基板部分を隔て、第2の折り曲げ線は、第2および第3の基板部分を隔てる。一実施形態では、第1および第2の平面状放射要素の第1の縁部が、第2の基板部分に配置されるように、第1の折り曲げ線は第2の平面状放射要素を通って伸びており、第2の折り曲げ線は第1の平面状放射要素を通って伸びている。第1および第2の基板部分は、実質的に互いに直角に配置することができ、第2および第3の基板部分は、実質的に互いに直角に配置することができる。折り曲げ構成では、アンテナをディスプレイ・ユニットに埋め込むことができるが、この場合、第1の基板部分は、ディスプレイ・パネルとディスプレイ・カバーとの間に配置され、第2の基板部分は、ディスプレイ・パネルの側壁の外側に実質的にこれに平行に配置される。
本発明のさらに別の例示的な実施形態では、ラップトップ・ディスプレイ・ユニット内のアンテナ構造の高さをさらに削減するために、第1の平面状放射要素の第2の縁部に沿って伸びる第3の折り曲げ線に沿って、可撓性基板を折り曲げることができる。さらに、アンテナ付近のディスプレイ・パネルによって引き起こされることがある干渉を補償するためのチューニング要素を設けることができるように、金属バックプレート・パターンを基板の第2の面上に配置し、平面状基板の第1の面上の第1の平面状放射要素の一部に位置合わせすることができる。
本発明の他の例示的な実施形態では、第1および第2の平面状放射要素によって提供される1.5GHz〜10.6GHzでの動作に加えて、0.8/0.9GHz帯域での動作を可能にするためのアンテナの一部として、分岐要素、結合要素、またはその両方の要素などの1つ以上の追加の平面状放射要素を含むこともできる。
例えば、一例示的実施形態では、アンテナは、第1および第2の対向する基板面を有する平面状基板と、平面状基板の第1の面上に形成される第1の平面状放射要素、第2の平面状放射要素、第3の平面状放射要素、および第4の平面状放射要素と、を含む。第1の平面状放射要素は、第1の多角形パターン、および第1の多角形パターンから伸びる長いストリップ・パターンを有する非対称形パターンである。第1の平面状放射要素は、第1の多角形パターンの一部を定義する第1の縁部、第2の縁部、および第3の縁部と、第1の多角形パターンと長いストリップ・パターンとの両方の一部を定義する第4の縁部と、を含む。第2の平面状放射要素は、第2の平面状放射要素の第1の縁部によって部分的に定義される第2の多角形パターンを有する非対称形パターンである。第1および第2の平面状放射要素は、第1の平面状放射要素の第1の縁部が、第2の平面状放射要素の第1の縁部から離間しこれに隣接するように、平面状基板の第1の面上に配置される。第3の平面状放射要素は、第1の平面状放射要素に接続される長い分岐要素である。長い分岐要素の少なくとも一部は、第1の平面状放射要素の第2の縁部から離間しこれに隣接して配置される。第4の平面状放射要素は、第2の平面状放射要素に接続される長い結合要素であり、長い結合要素の少なくとも一部は、第1の平面状放射要素の第3の縁部から離間しこれに隣接して配置される。一実施形態では、長い分岐放射体は、第1の放射要素上のアンテナ・フィード・ポイント付近の第1の平面状放射要素に接続することができる。
本発明のさらに別の実施形態では、アンテナは、第1および第2の対向する基板面と、平面状基板の第1の面上に形成される第1の平面状放射要素、第2の平面状放射要素、第3の平面状放射要素、および第4の平面状放射要素を有する平面状基板と、を含む。第1の平面状放射要素は、第1の多角形パターン、および第1の多角形パターンから伸びる長いストリップ・パターンを有する非対称形パターンであり、第1の平面状放射要素は、第1の多角形パターンの一部を定義する第1の縁部、第2の縁部、および第3の縁部と、第1の多角形パターンと長いストリップ・パターンとの両方の一部を定義する第4の縁部と、を含む。第2の平面状放射要素は、第2の平面状放射要素の第1の縁部によって部分的に定義される第2の多角形パターンを有する非対称形パターンである。第1および第2の平面状放射要素は、第1の平面状放射要素の第1の縁部が、第2の平面状放射要素の第1の縁部から離間しこれに隣接するように、平面状基板の第1の面上に配置される。第3の平面状放射要素は、第1の平面状放射要素に接続される長い分岐要素であり、長い分岐要素の少なくとも一部は、第1の平面状放射要素の第2の縁部から離間しこれに隣接して配置される。第4の平面状放射要素は、第2の平面状放射要素に接続される長い結合要素であり、長い結合要素の少なくとも一部は、第1の平面状放射要素の第3の縁部から離間しこれに隣接して配置される。一実施形態では、長い分岐要素放射体は、第1の平面状放射要素上のアンテナ・フィード・ポイント付近の第1の平面状放射要素に接続され、長い結合要素は、アンテナ・フィード・ポイント付近の第2の平面状放射要素に接続される。
本発明のこれらおよび他の例示的な実施形態、特徴、および利点は、添付図面と関連付けて読まれる以下の例示的な実施形態の詳細な説明から、説明されまたは明らかになるであろう。
一般に、本発明の例示的な実施形態は、ワイヤレス接続および通信を可能にするラップトップ・コンピュータなどのコンピューティング・デバイスとともに使用するためのコンパクトな埋め込みマルチモード・アンテナ設計を含む。以下にさらに詳細に説明される例示的なマルチモード・アンテナ・フレームワークは、ラップトップおよび他の携帯型デバイスに非常に適した、スペース効率の良い広帯域幅(0.8GHz〜10.6GHz)マルチバンド・インターオペラブル・アンテナ設計を提供すると同時に、最適システム要求に所望のアンテナ性能を提供する。一般に、本発明による例示的なアンテナ・フレームワークは、参照することによって本明細書に組み込まれる「Low−Profile Embedded Ultra−Wideband Antenna Archtectures for Wireless Devices」と題する2005年1月25日付け出願の米国特許出願第11/042,223号に記載される例示的なアンテナ構造への拡張に基づいて、例えば、動作帯域幅を増加させながらもさらにコンパクトで薄型のアンテナ構造を可能にしている。
一般に、上で組み込まれる特許出願第11/042,223号に記載される構造と同様に、本発明による例示的なマルチモード・アンテナ設計は、改良された平面状ディスコーンまたは平面状双円錐アンテナ・フレームワークに基づいて、広い動作帯域幅および他の適切なアンテナ性能を有するコンパクトなアンテナ形状を達成している。図12A〜図12Dは、本発明の例示的な実施形態による薄型マルチモード・アンテナの設計原理を示すための様々なアンテナの実施形態の展開を示す概略図である。
特に、図12Aは、センターフィード(F)を有する鏡映円錐要素(80−1)および(81−1)を有する3次元双円錐アンテナを示し、これは広帯域インピーダンス応答を提供する、当業者に周知のアンテナ・フレームワークである。図12Bでは、図12Aの上部コーン要素(80−1)を3Dディスク要素(80−2)に置き換えることによって、広帯域幅のアンテナ構造を薄型にした3Dディスコーン・アンテナ・フレームワークが得られる。図12Bのアンテナの厚さは、図12Bのアンテナを改良することによって削減され、平面状ストリップ要素(80−3)および平面状コーン要素(81−2)を有する(図12Cに示される)平面状ディスコーン・アンテナを形成することができる。図12Cの平面状ディスコーン・アンテナは、例えば、ラップトップ・コンピュータの用途に実施することができるが、アンテナの体積が大幅に削減されるため、アンテナの広帯域幅特性は劣化する。
本発明の例示的な実施形態によれば、コーン要素(81−2)を改良して多角形にし、コーン先端(頂点)を縁部または滑らかな弧に置き換えて要素(81−3)を形成し、さらに平面状ストリップ(80−3)を図12Dに示されるような追加の突出する長いストリップを有する多角形を有する非対称形要素(80−4)に置き換えることによって、広い帯域幅に亘って改善されたインピーダンス整合を達成することができる。図12Dは、本明細書に記載される構造および方法を使用してさらに改良/洗練することで、広い動作帯域幅を提供しながらアンテナのサイズをさらに削減することができる例示的なフレームワークを示す。説明のため、携帯型ラップトップ・コンピュータ(例えば、IBM社のThinkPad(IBM社の登録商標)コンピュータ)のディスプレイ・ユニット内に組み込むための薄型マルチモード埋め込みアンテナ設計に関連付けて、本発明の例示的な実施形態を以下で詳細に記載するが、本明細書では、何ら本発明の範囲を限定するとは解釈されないものとする。
図1〜図4は、本発明の例示的な実施形態による薄型マルチモード・アンテナを概略的に示す。さらに具体的には、図1は、平面状絶縁/誘電性基板(13)の第1の(表の)面上に金属材料(例えば、銅)の薄膜からパターンニングもしくは形成される、第1の放射要素(11)(または「一次放射要素」)、第2の放射要素(または「二次放射要素」)、および複数の支持構造(14)を含む、薄型マルチモード・アンテナ構造(10)を示す概略平面図である。さらに、(図1で透視して示される)金属バック・プレート(15)は、基板(13)の第2の(裏の)面上に金属材料の薄膜からパターンニングもしくは形成される。図2は、例示的なマルチモード・アンテナ構造(10)の寸法パラメータを示し、以下でさらに詳細に説明する。
基板(13)は、長さLおよび幅Wの長方形のポリイミド材料から作製される可撓性基板(または「フレックス」)であってもよい。図1は、スペース制約などに応じてワイヤレス・デバイス内に埋め込むことができる平面状マルチモード・アンテナ構造(10)を示す。埋め込みラップトップの用途には、マルチモード・アンテナ(10)を折り曲げ線B1、B2およびB3に沿って折り曲げて、例えば、(図5に関連して以下で説明する)ラップトップ・コンピュータのディスプレイ・ユニット内に埋め込むためのさらにコンパクトな形状を形成することができる。特に、図3は、折り曲げ線B1、B2およびB3に沿って連続して直角に折り曲げた場合の線1C−1Cに沿った図1のマルチモード・アンテナ(10)を示す概略側面図である。
この折り曲げ構成では、アンテナ基板(13)は、第1の基板縁部E1と折り曲げ線B1との間で境界される第1の基板部分(P1)(または第1の水平部分)と、折り曲げ線B1とB2との間で境界される第2の基板部分(P2)(または第2の垂直部分)と、折り曲げ線B2とB3との間で境界される第3の基板部分(P3)(または第3の水平部分)と、折り曲げ線B3と第2の基板縁部E2との間で境界される第4の基板部分(P4)(または第4の垂直部分)と、を含む。四角形の銅パッド(14)は、アンテナ性能にほとんど影響を及ぼさないで、折り曲げ後のマルチモード・アンテナ(10)の構造を維持するように支持する。図4は、折り曲げ線B1とB2との間の図3の線1D−1Dに沿った基板(13)の裏面を示す概略図であり、基板部分P2の裏面上に配置される金属バックプレート(15)を示す。
図1〜図4の例示的な実施形態では、第1の第2の放射要素(11)および(12)は、図12Cおよび図12Dに関連して前述したような改良平面状ディスコーン・アンテナ(または改良平面状双円錐アンテナ)・フレームワークに基づくアンテナ構造を形成し、広帯域用途の広い動作帯域幅を有するコンパクトなアンテナ構造を提供する。
一般に、第1の放射要素(11)は、多角形を有する第1の部分(11a)と、第1の放射要素(11)の上縁部に沿って第1の部分(11a)から伸びる長いストリップ・パターンである第2の部分(11c)と、を含む非対称形パターンを有する。特に、第1の部分(11a)は、折り曲げ線B3に沿った長さL5の上縁部(図2参照)、および第1の放射要素(11)の(長さL7の)下縁部の両端部の方向に収束しこれに接続するテーパ状縁部T1,T2によって部分的に定義される多角形を有する。長い金属ストリップ(11c)は、折り曲げ線B3に沿って第1の部分(11a)の上辺からL6の長さで伸びている。
さらに、一般に、第2の放射要素(12)は、全基板縁部E1に沿って伸びる長さWの下縁部、下縁部から基板縁部E4に沿ってL1の長さで伸びる側縁部、下縁部から基板縁部E3に沿ってL2の長さで伸びる側縁部、および基板(13)の各側縁部E3およびE4から伸び、長さL7の上縁部(12c)の両端部の方向に収束しこれに接続するテーパ状縁部T3,T4によって定義される非対称形パターンを有する。
第1および第2の放射要素(11)および(12)の縁部(11b)および(12c)は、互いに位置合わせされ、隙間距離Gだけ分離している。基板が折り曲げ線B1によって折り曲げられる場合、第2の放射要素(12)は、基板部分P1上に配置される第1の部分(12a)と、第2の基板部分P2上に配置される第2の部分(12b)(またはコーン先端領域)と、を含み、第1の放射要素の縁部(11b)は、折り曲げ線B1から第2の放射要素(12)の第1の部分(12a)の上方に高さH1で配置される。第1の放射要素(11)は、例えば、50Ω同軸ケーブル(16)から伸びるプローブ(内部導体)によってフィードされ、プローブは下縁部(11c)の中点に位置合わせされる。同軸ケーブル(16)の外部接地シールドは、半田接続によって接地要素(12)に電気的に接続されている。
本質的に、第1および第2の放射要素(11)および(12)は、改良平面状双円錐アンテナまたは改良平面状ディスコーン・アンテナ構造を形成するものと見なすことができる。例えば、第1の放射要素(11)は、改良平面状コーン要素(すなわち縁部(11b)の形状が突出するストリップ(11c)およびコーン先端を有するように改良された)を含む非対称形要素と見なすことができ、あるいは改良平面状ディスク要素(すなわち全長L5+L6の平面状ディスク・ストリップ要素のL5の長さ部分に亘って形成されるコーン形の部分(11a)を含むように改良された)と見なすこともできる。さらに、第2の放射要素(12)は、縁部(12c)の形状にコーン先端を有する改良平面状コーン要素を含む非対称形要素と見なすこともができる。第1および第2の放射要素(11)および(12)は、広帯域インピーダンス整合および薄型構造を提供できるようにサイズおよび形状が決定される。
第1の放射要素(11)は、マルチモード・アンテナ(10)の一次放射を提供し、本質的にチューニング要素である。したがって、第1の放射要素(11)の寸法を少しでも変更すれば、マルチモード・アンテナ(10)の動作周波数およびインピーダンス整合に大きく影響する。第2の放射要素(12)は、ほとんど無いかごく僅かの放射しか提供しない。したがって、第2の放射要素(12)は、本質的に「接地」と見なすことができる(ただし、携帯型デバイスに配置される場合には、アンテナ要素(12)を金属/接地要素に直接接続しないほうが良い)。しかしながら、第2の放射要素の寸法は、動作帯域幅の低い周波数においてインピーダンス整合に大きな影響を及ぼす。第2の放射要素(12)は、マルチモード・アンテナ(10)の一次放射要素(11)の高さを削減することができるようにサイズおよび形状が決定される。第1の放射要素(11)の長いストリップ要素(11c)の寸法は、特に動作帯域幅の低い周波数において、アンテナのインピーダンス整合を取るように調整することができる。縁部(11b)および(12c)として形成される要素(11)および(12)のコーン先端部のおかげで、広帯域インピーダンス変成器が得られる。隙間Gは、特に高い周波数においてインピーダンス整合を制御するために重要である。フィード・ポイントD1は、上部多角形放射要素(11)の下縁部(11b)のほぼ中点に配置するのが好ましい。フィード・ポイントの位置も、インピーダンス整合に影響を及ぼす。
図1〜図4に示される例示的なマルチモード・アンテナ(10)は、本発明の例示的な実施形態による、図5に概略的に示される技術を使用してラップトップ・コンピュータのディスプレイ・ユニット内に埋め込むことができる。図5は、図1〜図4に示される例示的なマルチモード・アンテナ(10)などの埋め込みマルチモード・アンテナ構造を含むラップトップ・ディスプレイ・ユニット(50)を示す概略側面図である。ディスプレイ・ユニット(50)は、ディスプレイ・カバー(51)と、ディスプレイ・パネル(52)(例えば、LCD)と、を含む。ディスプレイ・カバー(51)は、バック・パネル部(51a)と、側壁部(51b)と、を含む。ディスプレイ・パネル(52)は、厚さt1を有するように示され、金属ディスプレイ・パネル・フレーム(図示せず)を使用してディスプレイ・カバー(51)に固定される。したがって、ディスプレイ・パネル(52)の裏側とディスプレイ・カバー(51)のバックパネル部(51a)との間に小さな空間が形成される。ディスプレイ・カバー(51)は、金属材料(マグネシウムなど)、複合材料(CFRP)、または可塑性材料(ABSなど)から形成されてもよい。ラップトップ設計に応じて、電磁シールドの目的でシールド・プレート(図示せず)をディスプレイ・パネル(52)の裏側に配置してもよい。
図5に示されるように、図3に示されるマルチモード・アンテナ(10)構造は、ディスプレイ・パネル(52)の裏側とディスプレイ・カバー(51)のバックパネル(51a)の内部表面との間にアンテナ基板(13)の第1の基板部分P1を挿入することによって、ラップトップ・ディスプレイ・ユニット(50)に組み込むことができる。さらに、第1の基板部分P1は、第2の放射要素(12)の第2の部分(12a)が金属体に接触しないように、ディスプレイ・パネル(52)の裏側とカバー(51)のバックパネル(51a)の内部表面との間に配置される。ディスプレイ・パネル(51)が金属で形成される場合は、ディスプレイ・ユニット(50)の金属カバーまたは他の金属または接地要素と確実に接触しないように、絶縁テープを使用して第2の放射要素の部分(12a)および(12b)を覆うことができる。
さらに、基板部分P2、P3およびP4、並びに基板部分P1の端部領域が、ディスプレイ・カバー(51)の側壁(51b)の外部表面を越えて距離dだけ延出するように、ディスプレイ・カバー(51)の側壁(51b)の一部が取り除かれる。図5に示されるように、アンテナ構造がディスプレイ・カバー(51)の上面を越えて伸びないように、折り曲げ線B1とB2との間の第2の基板部分の高さHが選択される。高い放射効率を達成するためには、第1の放射要素(11)はディスプレイ(52)の表面平面の上方に配置されるのが好ましい。
本発明の例示的な実施形態による薄型マルチモード・アンテナの電気的性質および特性を測定して決定するため、図1〜図4に示される例示的なマルチモード・アンテナ・フレームワークに基づいて、約1GHzから約11GHzの動作帯域幅を提供する試作品のアンテナを製作し、図5に示されるラップトップの用途のディスプレイ・ユニットに埋め込んだ。試作品のアンテナ基板(13)を、ポリイミド基板材料から作製し、1オンス(28.35g)の銅をパターンニングしてアンテナ要素(11)および(12)、並びに支持構造(14)を形成した。図2を参照して、寸法がL=105mm、W=70mm、および厚さが6ミル(0.15mm)のポリイミド基板(13)を形成した。さらに、以下の試作品のマルチモード・アンテナを、以下の寸法で製作した。すなわち、L1=47mm、L2=67mm、L3=23mm、L4=55mm、L5=46mm、L6=22mm、L7=4mm、H=12mm、H1=3mm、H2=4mm、H3=4mm、H4=2mm、およびG=1mmである。
試作品のマルチモード・アンテナを、図5に示される方法を使用して、マグネシウム・ディスプレイ・カバーを有するIBM社のThinkPadラップトップ・コンピュータのディスプレイ・ユニットの右側の上部領域に設置した。コンピュータのディスプレイ・ユニットには、高さが15mm(内部)のカバーの側壁があった。カバーの側壁には、試作品のマルチモード・アンテナが設置される場所に形成されたスロットがあった。マルチモード・アンテナにフィードするため、長さが55mmのRFフィード・ケーブルを金属カバーを通して設置した。ディスプレイ・パネルのフレームからアンテナ(下部)の間の最小距離は、約3mmであった。ディスプレイ・パネル(51、図5)の厚さt1は、約5mmであった。試作品のマルチモード・アンテナを、図5に示されるディスプレイ・ユニット(50)の筐体内に配置して配向した。第2の基板部分P2がカバーの側壁(51b)を越えて距離d=5mmだけ伸びるように、マルチモード・アンテナを配置した。
電圧定在波比(VSWR:Voltage Standing wave ratio、または簡単にSWR:Standing wave ratio)および放射測定を、無響室内で試作品のラップトップに取り付けた試作品のマルチモード・アンテナを使用して実施した。図6は、1GHz〜11GHzの周波数範囲に亘って、ラップトップ・ディスプレイに設置した試作品のマルチモード・アンテナのSWRの測定値をグラフで示す。図6に示されるように、例示的な試作品のマルチモード・アンテナは、GPS帯域(1.5GHz)、PCS帯域(1800/1900)、2.4GHz〜2.5GHz ISM帯域、5GHz WLAN帯域、およびUWB帯域(3.1GHz〜10.6GHz)を含む、複数の帯域をカバーする充分なSWR帯域幅(3:1)を提供した。SWRは、約2インチ(5.08cm)の低損失同軸ケーブルを使用して測定した。実際のラップトップの用途では、同軸ケーブルは、一般に、50cmよりも長く、その小口径のために2.4GHzの周波数で1dBを上回る損失がある。したがって、送受信機におけるSWRは、2:1かそれ以上良い。
図7は、例示的な試作品のアンテナについて1GHz〜10GHzの周波数範囲に亘って取得したピーク利得および平均利得(単位:dBi)の測定値をグラフで示す。ラップトップ・ディスプレイ・ユニットをベース・ユニットに対して90度に開いた場合の、水平面における金属ディスプレイ・カバー内の、点線は試作品の測定したピーク利得を示し、実線は試作品の平均利得を示す。平均利得は、水平面(y−z平面、図5)で360度に亘って定義される。測定したピーク利得および平均利得値は、帯域全体に亘ってそれほど変化しないことが分かった。ピークおよび平均利得は、それぞれ0dBiおよび−4dBiよりも高く、これは全てのワイヤレス標準について充分な値である。
試作品のマルチモード・アンテナの測定した利得値は、一般的なラップトップ・アンテナで取得できる値よりもかなり良いことが分かった。ABSおよびCFRP材料で形成されたディスプレイ・カバーを有する他のラップトップ・ディスプレイ・ユニットで、例示的な試作品のマルチモード・アンテナを測定した。ABSおよびCFRP製のラップトップ・ディスプレイ・カバー内の試作品のマルチモード・アンテナの測定した平均およびピーク利得は、マグネシウム・ディスプレイ・カバーと比較して、ABS製が僅かに高く、CFRP製が僅かに低いことが分かった。
図8および図9は、本発明の別の例示的な実施形態による薄型マルチモード・アンテナを概略的に示す。さらに具体的には、図8および図9は、1.5GHz〜10.6GHz帯域で広帯域動作を提供する、前述の例示的なマルチモード・アンテナ(10)の構造と同様な構造の、第1および第2の放射要素(11)および(12)を有する薄型マルチモード・アンテナ構造(50)を示す概略平面図である。例示的なマルチモード・アンテナ(20)は、800/900MHz帯域で動作を提供する第3の平面状放射要素(21)をさらに含む。
特に、第3の平面状放射要素(21)は、縁部(11b)のフィード・ポイント付近で一次放射要素(11)に接続される分岐放射要素である。第3の平面状放射要素(21)は、第1の長いストリップ部(21a)と、第2の長いストリップ部(21b)と、接続側部(21c)と、を含む。第1の長いストリップ部(21a)は、第1の放射要素(11)のテーパ状縁部T2に沿って伸び、接続側部(21c)によって第2の長いストリップ部(21b)に接続されている。第2の長いストリップ部(21b)は、折り曲げ線B3に沿った第1の放射要素(11)の上縁部に沿って伸び、基板縁部E4の近くの開放端で終わる。
分岐放射要素(21)の要素(21b)および(21c)の全長は、800/900MHz帯域の共振周波数を決定する。短い要素(22)を使用して、第1の放射要素(11)と分岐放射要素(21)上の1点との間を短く接続し、分岐放射要素(21)の電気的長さを効率的に変更することによって分岐放射要素(21)の共振周波数を調整する。マルチモード・アンテナ(20)は、折り曲げ線B1、B2および任意でB3に沿って折り曲げて、図3に示されるようなアンテナ形状を形成することができる可撓性基板(13)を使用して形成することができる。
図8および図9に示されるフレームワークを有する薄型マルチモード・アンテナの電気的性質および特性を測定して決定するため、約800MHzから10.6GHzの動作帯域幅を提供する、試作品のマルチモード・アンテナを製作し、図5に示されるラップトップの用途のディスプレイ・ユニットに埋め込んだ。試作品のアンテナ基板(13)を、ポリイミド基板材料から作製し、1オンス(28.35g)の銅をパターンニングしてアンテナ要素(11)、(12)、(21)、および支持構造(14)を形成した。
図9を参照して、寸法がL=105mm、W=70mm、および厚さが6ミル(0.15mm)のポリイミド基板(13)を形成した。さらに、以下の試作品のマルチモード・アンテナを、以下の寸法で製作した。すなわち、L1=52mm、L2=62mm、L3=28mm、L4=50mm、L5=54mm、L6=17mm、L7=4mm、L8=28mm、L9=21mm、およびL10=12mm、H=12mm、H1=3mm、H2=4mm、H3=4mm、H4=2mm、およびG=1mmである。試作品のマルチモード・アンテナを、図5に示されるディスプレイ・ユニット(50)の筐体内に配置して配向した。第2の基板部分P2がカバーの側壁(51b)を越えて距離d=5mmだけ伸びるように、マルチモード・アンテナを配置した。
電圧定在波比測定を、マグネシウム・ディスプレイ・カバーを有する試作品のラップトップ・ディスプレイに取り付けた試作品のマルチモード・アンテナを使用して実施した。図10は、0.8GHz〜11GHzの周波数範囲に亘って、試作品のマルチモード・アンテナのSWRの測定値をグラフで示す。図10は、試作品のマルチモード・アンテナが800/900MHz帯域で共振したことを示す。分岐放射要素(21)は、1.5GHz〜10.6GHz帯域に何らかの影響を及ぼすが、この影響は第1の放射要素(11)と分岐放射要素(21)との間の隙間を広げることによって最小化または削減することができる。例示的なマルチモード・アンテナ(20)は、800MHzから10.6GHzまでの全てのワイヤレス通信標準を効果的にカバーする別の低コストのアンテナ設計を提供することは言うまでもない。
図11は、本発明の別の例示的な実施形態による薄型マルチモード・アンテナを概略的に示す。さらに具体的には、図11は、前述の例示的なマルチモード・アンテナ(20)の構造と同様な構造の、第1、第2および第3の放射要素(11)、(12)および(21)を有する薄型マルチモード・アンテナ構造(30)を示す。例示的なマルチモード・アンテナ(30)は、800/900MHz帯域範囲の動作で第2の帯域性能をさらに改善させるために、第4の平面状放射要素(31)をさらに含む。
特に、第4の平面状放射要素(31)は、縁部(11b)のフィード・ポイント付近の縁部(12c)で二次放射要素(12)に接続される結合放射要素である。結合状放射要素(31)は、第1の放射要素(11)のテーパ状縁部T3に沿って伸びる第1の長いストリップ部(31a)と、一次放射要素(11)の長いストリップ部(11c)に沿って伸び、基板縁部E4の近くの開放端で終わる第2の長いストリップ部(31b)と、を含む。800/900MHz帯域で共振周波数を有するように結合放射体の電気的長さを選択することで、この帯域でさらに広い帯域幅の動作を提供することができる。
前述の例示的な広帯域マルチモード・アンテナは、もっぱら説明に役立つ実施形態であり、当業者であれば本明細書の教示に基づいて実施することができる他のマルチモード・アンテナ・フレームワークに容易に思い至ることができることが理解されよう。例えば、第1の(一次)放射要素は、例えば、利用可能なスペース、所望のアンテナ高、動作周波数範囲、動作帯域の特定周波数における放射の程度などに基づいて、様々な種類の非対称形状を有するように改良することができる。平面状放射体では、ほとんどの放射が平面状放射体の縁部付近で発生するため、鋭利な切断面を有する放射体縁部の領域にはより多くの放射ポイントがあり、これに対して滑らかな縁部を有する平面状放射体からは縁部に沿ってより均一な放射が行われると考えられる。非対称な形状は、動作帯域幅を増大させる傾向がある。非対称構造は、要素全体の電流分布がキャンセルされるのを防止すると考えられる。
二次放射要素の形状は、アンテナ性能にそれほど影響を及ぼさないが、これらの要素のテーパ状の形状によって広帯域動作が可能になる。二次放射要素の滑らかに湾曲した縁部を利用することでさらに広い帯域幅に対していくらか性能を向上させることができるが、前述したように、二次放射要素は、放射にほとんど寄与しておらず、寸法を大幅に変更してもアンテナの電気的特性の変化は小さい。
本明細書において、添付図面を参照して例示的な実施形態を説明したが、本発明はこれらの明確な実施形態に限定されず、本発明の範囲から逸脱することなく当業者によって様々な他の変更および変形を実施可能であることは理解されよう。
本発明の例示的な実施形態によるマルチモード・アンテナを示す概略図である。 本発明の例示的な実施形態によるマルチモード・アンテナを示す概略図である。 本発明の例示的な実施形態によるマルチモード・アンテナを示す概略図である。 本発明の例示的な実施形態によるマルチモード・アンテナを示す概略図である。 本発明の例示的な実施形態による、マルチモード・アンテナをラップトップ・コンピュータのディスプレイ・ユニットに組み込む方法を示す概略図である。 図1〜図4に示される例示的なフレームワークに基づいて製作され、マグネシウム・ディスプレイ・カバーを有するラップトップ・コンピュータのディスプレイ・ユニットに埋め込まれた、例示的な第1の試作品の埋め込みマルチモード・アンテナについて1GHz〜11GHzの周波数範囲に亘って取得されたSWR(standing wave ratio:定在波比)の測定値を示すグラフである。 例示的な最初の試作品の埋め込みマルチモード・アンテナについて1GHz〜10GHzの周波数範囲に亘って取得されたピーク利得および平均利得(単位:dBi)の測定値を示すグラフである。 本発明の別の例示的な実施形態によるマルチモード・アンテナを示す概略図である。 本発明の別の例示的な実施形態によるマルチモード・アンテナを示す概略図である。 図8および図9に示される例示的なフレームワークに基づいて製作され、マグネシウム・ディスプレイ・カバーを有するラップトップ・コンピュータのディスプレイ・ユニットに埋め込まれた、例示的な第2の試作品の埋め込みマルチモード・アンテナについて0.8GHz〜11GHzの周波数範囲に亘って取得されたSWR(standing wave ratio:定在波比)の測定値を示すグラフである。 本発明の別の例示的な実施形態によるマルチモード・アンテナを示す概略図である。 図12A〜図12Dは、本発明の例示的な実施形態による薄型マルチモード・アンテナの設計原理を示すための様々なアンテナの実施形態の展開を示す概略図である。

Claims (35)

  1. アンテナであって、
    第1および第2の対向する基板面を有する平面状基板と、
    前記平面状基板の前記第1の面上に形成される第1の平面状放射要素および第2の平面状放射要素と、
    を含み、
    前記第1の平面状放射要素が、第1の多角形パターンと、前記第1の多角形パターンから伸びる長いストリップ・パターンと、を含む非対称形パターンを有し、前記第1の平面状放射要素が、前記第1の多角形パターンの一部を定義する第1の縁部と、前記第1の多角形パターンと前記長いストリップ・パターンとの両方の一部を定義する第2の縁部と、を含み、
    前記第2の平面状放射要素が、前記第2の平面状放射要素の第1の縁部によって部分的に定義される第2の多角形パターンを有する非対称形パターンを有し、
    前記第1および第2の平面状放射要素が、前記第1の平面状放射要素の前記第1の縁部が前記第2の平面状放射要素の前記第1の縁部から離間しこれに隣接するように、前記平面状基板の前記第1の面上に配置される、アンテナ。
  2. 前記アンテナは、前記第1の平面状放射要素が非対称形の平面状ディスク要素であり、前記第2の平面状放射要素が前記第2の平面状放射要素の前記第1の縁部によって定義されるコーン先端部を有する非対称形の平面状コーン要素である、平面状ディスコーン・アンテナである、請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記アンテナは、前記第1の平面状放射要素が前記第1の平面状放射要素の前記第1の縁部によって定義される第1のコーン先端部を有する非対称形の平面状コーン要素であり、前記第2の平面状放射要素が前記第2の平面状放射要素の前記第1の縁部によって定義される第2のコーン先端部を有する非対称形の平面状コーン要素である、平面状双円錐アンテナである、請求項1に記載のアンテナ。
  4. 前記平面状基板が、少なくとも第1の折り曲げ線および第2の折り曲げ線に沿って折り曲げられて、同一平面上にない第1の基板部分、第2の基板部分、および第3の基板部分を定義する可撓性基板であり、前記第1の折り曲げ線が前記第1および第2の基板部分を隔て、前記第2の折り曲げ線が前記第2および第3の基板部分を隔てる、請求項1に記載のアンテナ。
  5. 前記第1の折り曲げ線が前記第2の平面状放射要素を通って伸びており、前記第2の折り曲げ線が前記第1の平面状放射要素を通って伸びており、前記第1および第2の平面状放射要素の前記第1の縁部が前記第2の基板部分に配置される、請求項4に記載のアンテナ。
  6. 前記第1および第2の基板部分が実質的に直角であり、前記第2および第3の基板部分が実質的に直角である、請求項4に記載のアンテナ。
  7. ディスプレイ・ユニットに埋め込まれる請求項6に記載のアンテナを有するラップトップ・コンピュータであって、
    前記第1の基板部分がディスプレイ・パネルとディスプレイ・カバーとの間に配置され、前記第2の基板部分が前記ディスプレイ・カバーの側壁の外側に実質的にこれに平行に配置される、ラップトップ・コンピュータ。
  8. 前記可撓性基板が、前記第1の平面状放射要素の前記第2の縁部に沿って伸びる第3の折り曲げ線に沿って折り曲げられる、請求項4に記載のアンテナ。
  9. 前記基板の第2の面上に配置され、前記平面状基板の前記第1の面上の前記第1の平面状放射要素の一部に位置合わせされる金属バックプレート・パターンをさらに含む、請求項1に記載のアンテナ。
  10. 前記第1の平面状放射要素の前記第1の縁部に沿った中点に接続される単一のフィード・プローブをさらに含む、請求項1に記載のアンテナ。
  11. 前記アンテナが、約1GHzから約11GHzの帯域幅に亘って動作する、請求項1に記載のアンテナ。
  12. アンテナであって、
    第1および第2の対向する基板面を有する平面状基板と、
    前記平面状基板の前記第1の面上に形成される第1の平面状放射要素、第2の平面状放射要素、および第3の平面状放射要素と、
    を含み、
    前記第1の平面状放射要素が、第1の多角形パターンと、前記第1の多角形パターンから伸びる長いストリップ・パターンと、を有する非対称形パターンを有し、前記第1の平面状放射要素が、前記第1の多角形パターンの一部を定義する第1の縁部および第2の縁部と、前記第1の多角形パターンと前記長いストリップ・パターンとの両方の一部を定義する第3の縁部と、を含み、
    前記第2の平面状放射要素が、前記第2の平面状放射要素の第1の縁部によって部分的に定義される第2の多角形パターンを含む非対称形パターンを有し、
    前記第1および第2の平面状放射要素が、前記第1の平面状放射要素の前記第1の縁部が前記第2の平面状放射要素の前記第1の縁部から離間しこれに隣接するように、前記平面状基板の前記第1の面上に配置され、
    前記第3の平面状放射要素が、前記第1の平面状放射要素に接続される長い分岐要素であり、前記長い分岐要素の少なくとも一部が、前記第1の平面状放射要素の前記第2の縁部から離間しこれに隣接して配置される、アンテナ。
  13. 前記長い分岐要素の少なくとも一部が、前記第1の平面状放射要素の前記第3の縁部の少なくとも一部から離間しこれに隣接して配置される、請求項12に記載のアンテナ。
  14. 前記アンテナは、前記第1の平面状放射要素が非対称形の平面状ディスク要素であり、前記第2の平面状放射要素が前記第2の平面状放射要素の前記第1の縁部によって定義されるコーン先端部を有する非対称形の平面状コーン要素である、平面状ディスコーン・アンテナである、請求項12に記載のアンテナ。
  15. 前記アンテナは、前記第1の平面状放射要素が前記第1の平面状放射要素の前記第1の縁部によって定義される第1のコーン先端部を有する非対称形の平面状コーン要素であり、前記第2の平面状放射要素が前記第2の平面状放射要素の前記第1の縁部によって定義される第2のコーン先端部を有する非対称形の平面状コーン要素である、平面状双円錐アンテナである、請求項12に記載のアンテナ。
  16. 前記平面状基板が、少なくとも第1の折り曲げ線および第2の折り曲げ線に沿って折り曲げられて、同一平面上にない第1の基板部分、第2の基板部分、および第3の基板部分を定義する可撓性基板であり、前記第1の折り曲げ線が、前記第1および第2の基板部分を隔て、前記第2の折り曲げ線が、前記第2および第3の基板部分を隔てる、請求項12に記載のアンテナ。
  17. 前記第1の折り曲げ線が、前記第2の平面状放射要素を通って伸びており、前記第2の折り曲げ線が、前記第1および第3の平面状放射要素を通って伸びており、前記第1および第2の平面状放射要素の前記第1の縁部が、前記第2の基板部分に配置される、請求項16に記載されるアンテナ。
  18. 前記第1および第2の基板部分が、実質的に直角であり、前記第2および第3の基板部分が、実質的に直角である、請求項16に記載のアンテナ。
  19. ディスプレイ・ユニットに埋め込まれる請求項18に記載のアンテナを有するラップトップ・コンピュータであって、
    前記第1の基板部分が、ディスプレイ・パネルとディスプレイ・カバーとの間に配置され、前記第2の基板部分が、前記ディスプレイ・カバーの側壁の外側に実質的にこれに平行に配置される、ラップトップ・コンピュータ。
  20. 前記可撓性基板が、前記第1の平面状放射要素の前記第3の縁部に沿って伸びる第3の折り曲げ線に沿って折り曲げられる、請求項16に記載のアンテナ。
  21. 前記基板の第2の面上に配置され、前記平面状基板の前記第1の面上の前記第1の平面状放射要素の一部に位置合わせされる金属バックプレート・パターンをさらに含む、請求項12に記載のアンテナ。
  22. 前記第1の平面状放射要素の前記第1の縁部に沿った中点に接続される単一のフィード・プローブをさらに含む、請求項12に記載のアンテナ。
  23. 前記アンテナが、約0.8GHzから約11GHzの帯域幅に亘って動作する、請求項1に記載のアンテナ。
  24. アンテナであって、
    第1および第2の対向する基板面を有する平面状基板と、
    前記平面状基板の前記第1の面上に形成される第1の平面状放射要素、第2の平面状放射要素、第3の平面状放射要素、および第4の平面状放射要素と、
    を含み、
    前記第1の平面状放射要素が、第1の多角形パターンと、前記第1の多角形パターンから伸びる長いストリップ・パターンと、を含む非対称形パターンを有し、前記第1の平面状放射要素が、前記第1の多角形パターンの一部を定義する第1の縁部、第2の縁部、および第3の縁部と、前記第1の多角形パターンと前記長いストリップ・パターンとの両方の一部を定義する第4の縁部と、を含み、
    前記第2の平面状放射要素が、前記第2の平面状放射要素の第1の縁部によって部分的に定義される第2の多角形パターンを含む非対称形パターンを有し、
    前記第1および第2の平面状放射要素が、前記第1の平面状放射要素の前記第1の縁部が前記第2の平面状放射要素の前記第1の縁部から離間しこれに隣接するように、前記平面状基板の前記第1の面上に配置され、
    前記第3の平面状放射要素が、前記第1の平面状放射要素に接続される長い分岐要素であり、前記長い分岐要素の少なくとも一部が、前記第1の平面状放射要素の前記第2の縁部から離間しこれに隣接して配置され、
    前記第4の平面状放射要素が、前記第2の平面状放射要素に接続される長い結合要素であり、前記長い結合要素の少なくとも一部が、前記第1の平面状放射要素の前記第3の縁部から離間しこれに隣接して配置される、アンテナ。
  25. 前記長い分岐要素の少なくとも一部が、前記第1の平面状放射要素の前記第4の縁部の少なくとも一部から離間しこれに隣接して配置される、請求項24に記載のアンテナ。
  26. 前記第1の平面状放射要素が、前記長いストリップ・パターンの一部を定義する第5の縁部を含み、前記長い分岐要素の少なくとも一部が、前記第1の平面状放射要素の前記第5の縁部の少なくとも一部から離間しこれに隣接して配置される、請求項25に記載のアンテナ。
  27. 前記アンテナは、前記第1の平面状放射要素が非対称形の平面状ディスク要素であり、前記第2の平面状放射要素が前記第2の平面状放射要素の前記第1の縁部によって定義されるコーン先端部を有する非対称形の平面状コーン要素である、平面状ディスコーン・アンテナである、請求項24に記載のアンテナ。
  28. 前記アンテナは、前記第1の平面状放射要素が前記第1の平面状放射要素の前記第1の縁部によって定義される第1のコーン先端部を有する非対称形の平面状コーン要素であり、前記第2の平面状放射要素が前記第2の平面状放射要素の前記第1の縁部によって定義される第2のコーン先端部を有する非対称形の平面状コーン要素である、平面状双円錐アンテナである、請求項24に記載のアンテナ。
  29. 前記平面状基板が、少なくとも第1の折り曲げ線および第2の折り曲げ線に沿って折り曲げられて、同一平面上にない第1の基板部分、第2の基板部分、および第3の基板部分を定義する可撓性基板であり、前記第1の折り曲げ線が、前記第1および第2の基板部分を隔て、前記第2の折り曲げ線が、前記第2および第3の基板部分を隔てる、請求項24に記載のアンテナ。
  30. 前記第1の折り曲げ線が、前記第2の平面状放射要素を通って伸びており、前記第2の折り曲げ線が、前記第1、第3および第4の平面状放射要素を通って伸びており、前記第1および第2の平面状放射要素の前記第1の縁部が、前記第2の基板部分に配置される、請求項29に記載されるアンテナ。
  31. 前記第1および第2の基板部分が、実質的に直角であり、前記第2および第3の基板部分が、実質的に直角である、請求項29に記載のアンテナ。
  32. ディスプレイ・ユニットに埋め込まれる請求項31に記載のアンテナを有するラップトップ・コンピュータであって、
    前記第1の基板部分が、ディスプレイ・パネルとディスプレイ・カバーとの間に配置され、前記第2の基板部分が、前記ディスプレイ・カバーの側壁の外側に実質的にこれに平行に配置される、ラップトップ・コンピュータ。
  33. 前記可撓性基板が、前記第1の平面状放射要素の前記第4の縁部に沿って伸びる第3の折り曲げ線に沿って折り曲げられる、請求項30に記載のアンテナ。
  34. 前記基板の第2の面上に配置され、前記平面状基板の前記第1の面上の前記第1の平面状放射要素の一部に位置合わせされる金属バックプレート・パターンをさらに含む、請求項24に記載のアンテナ。
  35. 前記アンテナが、約0.8GHzから約11GHzの帯域幅に亘って動作する、請求項12に記載のアンテナ。
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