JP2009541839A - デジタルコンテンツメタデータの表現 - Google Patents
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Abstract
MPVなどの第1規格により第1メタデータを表現し、UPnP CDSなどの第2規格による第2メタデータとしてデジタルコンテンツアイテムと関連付ける方法が提供される。第2メタデータは、同一のデジタルコンテンツアイテムに関連付けされる。第1メタデータは、複数のデジタルコンテンツアイテムのメタデータを格納可能なインデックスファイルの一部である。第1メタデータは、コンテンツアイテム識別子を介しインデックスファイルにおいて識別可能である。本方法は、インデックスファイルが格納されているストレージの位置を表すインデックスファイルロケータとフィールドのコンテンツアイテム識別子とを第2メタデータに関連付けることを含む。
Description
本発明は、第1基準によるデジタルコンテンツアイテムに係る第1メタデータを第2基準による同一のデジタルコンテンツアイテムのコピーに係る第2メタデータとして表現する方法に関する。
本発明はまた、当該方法を実行するシステムに関する。
家庭環境は、オーディオ、ビデオ、ピクチャ(デジタルコンテンツ)及びそれらの対応するメタデータに関して大きな変化を遂げている。PCとCEの世界は統合しつつあり、接続されたホームを形成するますます大きなホームネットワークを形成する。これらのネットワークを介し、PC、デジタルスチルカメラ、カムコーダ、インターネット及びテレビ放送チャネルからのコンテンツ及びメタデータはすべて、リビングにおいて利用可能になっている。上記機能を提供するため、ネットワーク接続のためのUPnPとメタデータのためのMPVの2つの規格が重要である。
ネットワーク接続されたシステムにおける処理について、UPnP(Universal Plug and Play)アーキテクチャ内のCDS(Content Directory Service)が知られている。現在公表されている利用可能なUPnP及びCDSのバージョンは、www.upnp.orgから入手可能である。UPnPは、ホーム、オフィス及びパブリックスペースにおけるネットワーク接続された装置の間の制御及びデータ転送に加えて、シームレスな近距離ネットワーク接続を可能にするためのTCP/IP及びウェブ技術に基づく分散オープンネットワーキングアーキテクチャである。プラグ・アンド・プレイ周辺モデルの拡張であることに加えて、UPnPは、ゼロコンフィギュレーション、“見えない(invisible)”ネットワーキング及び広範なベンダーからのある幅の装置カテゴリのための自動検出をサポートするよう設計されている。これは、装置がネットワークに動的に加入し、IPアドレスを取得し、それの能力を伝え、他の装置の存在及び能力を知ることができることを意味する。装置は、所望されない状態を残すことなく、ネットワークをスムースかつ自動的に去ることができる。IP相互接続は、異なる物理メディアに及び、複数のベンダーの相互運用を可能にし、インターネット並びに多数のホーム及びオフィスイントラネットとの相乗効果を実現する。ブリッジを介し、UPnPは、非IPプロトコルを実行するメディアを受け入れる。
UPnPホームネットワークなどのUPnPに準拠したネットワークの内部の多数の装置は、ネットワークの他の装置がアクセスすることを所望する各種タイプのコンテンツ(音楽、ビデオ、静止画像など)を含む。例えば、“メディアサーバ”装置は、オーディオ、ビデオ及び静止画像ライブラリを含むかもしれない。ユーザがこのコンテンツを楽しむため、ユーザは、メディアサーバに格納されているアイテムをブラウズし、特定のアイテムを選択し、それを適切な再生装置(音楽アイテムについてはオーディオプレーヤー、ビデオコンテンツについてはテレビ、静止画像については電子ピクチャフレームなど)に再生させることができなければならない。ユーザが、コンテンツを有する装置と直接やりとりする必要なく、コンテンツにアクセスできることが所望される。この機能を可能にするため、サービス装置は、UI装置がサーバ上のコンテンツをブラウズし、各コンテンツアイテムに関する詳細な情報を取得するための統一的な機構を提供する必要がある。このため、UPnPアーキテクチャは、CDS(Content Directory Service)を規定した。CDSはさらに、ユーザインタフェース(UI)装置などのクライアントが(サーバ)装置が提供可能な各アイテム(楽曲、映画、ピクチャなど)を特定(及びおそらく格納)することを可能にする検索/記憶サービスを提供する。AVメディアサーバのためのAVアーキテクチャ内のさらなる定義が、MediaServer:1 Device Templateの文献に与えられる。メディアサーバテンプレートは、ホームネットワーク上の他のUPnP装置にAVコンテンツ(メディアなど)を提供する家電機器(CE)をインスタンス化するのに利用可能な汎用装置を規定する。それは、CDSを介しそれのコンテンツを公開する。また、メディアサーバは、何れか特定タイプのメディア、何れかのデータフォーマット及び伝送プロトコルを処理可能である。メディアサーバの具体例として、VCR、CDプレーヤー、DVDプレーヤー、オーディオテーププレーヤー、スチルイメージカメラ、カムコーダ、ラジオ、テレビチューナ及びセットトップボックスなどの従来装置があげられる。
CDSは、コンピュータファイルシステムと同様に階層的に構成される。いわゆるコンテナ(フォルダ又はディレクトリに類似した)は、複数のアイテム(ファイルに類似した)と、階層的に1レベル下位にあるコンテナとを有することが可能である。アイテムは、識別子と、任意的にメタデータとを有するアイテム記述を含む。メタデータは、アイテム名、アーチスト、作曲家、作成日、サイズなどのプロパティを含むかもしれない。アイテムはまた、実コンテンツ又はコンテンツを特定するためのURLなどのロケータを含むかもしれない。CDS階層は、それのペアレントコンテナの参照を含む各コンテナにより示される(ボトムアップ階層:階層の下位が上位を示す)。CDSサーバは、各アイテムとそれらのリンクとに基づきツリー全体を容易に構築/検証することが可能である。
OSTA(Open Storage Technology Association)MPV(Music Photo Video)規格は、CD、DVD、メモリカード、ハードディスク、ホームネットワーク及びインターネットを介し家電機器及びPCにおいてデジタル音楽、フォト及びビデオのコレクションを交換及び再生するための規格である。MPVは、OSTAのMPV委員会の参加メンバーにより開発されたXMLベースの仕様シリーズである。MPVは、プロファイルとガイドラインのシリーズから構成される。公表されている利用可能なバージョンは、www.osta.orgに見つけることができる。ベースは、すべてのアセット、アルバム又はコレクションを規定したコア・アンド・ベーシックプロファイルである。これらの上には、特定の利用ケース、メディアタイプ又はプロダクトタイプを処理する各種プロファイルタイプが存在する。最後に、互換性仕様は、それらが限定的な機能(限定的な処理パワー、メモリ、ストレージなど)を有するプロダクトにおいて効果的に利用できることを保証するため、プロファイルの制限的又は限定的な使用を規定する。MPVは、デジタルメディア(音楽、フォト又はビデオ)ファイルのシリーズのプレイリスト又は再生順序を規定する。ファイルは、“アセット”と呼ばれる。プレイリストファイルは、MPV“マニフェスト”の一例である。マニフェスト(プレイリストなど)は、位置情報(再生及び/又は操作のためファイル/アセットを検出する方法)及びデジタルメディアファイル/アセットに係るすべてのメタデータ(主題、記述、作成者名、ファイルフォーマットなど)とを含むインデックスファイルの形式である。このため、MPVの階層はトップダウンである。DVDプレーヤーや無線ネットワーク接続メディアアダプタなどのプロダクトは、CD/DVD、メモリカード又はリモートホームメディアサーバ上のコンテンツに関するすべてを知るため、単にこの1つのファイルの情報を特定、ロード及び解析するすればよい。MPVは、それぞれが異なるメディアタイプ又は異なるプロダクトカテゴリを対処する仕様又はプロファイルのファミリーである。MPVはXMLベースであり、このため、“オフザシェルフ(off−the−shelf)”ツールにより容易に実現され、以降のプロダクトカテゴリ及びデータタイプに拡張可能である。
PASS(Picture Archive and Sharing Standard)は、消費者のためにデジタルイメージング体験を最適化するためのデジタルイメージング産業イニシアチブである。今日の消費者が何れかの場所で処理されたほとんど任意のブランドのフィルムを取得可能であることとほぼ同様に、PASSグループは、デジタルイメージが何れかのデジタル装置又は記憶媒体から抽出可能であることを保証することを所望する。これらのイメージは保存され、写真産業の主要メンバーからのPASSに特有の移行機能及びサポートを通じて数十年間の以降のメディア技術に移行可能である。PASSは、ディスクのための共通の“テーブル・オブ・コンテンツ”としてMPVを使用するが、互換性を保証するためそれをさらに拡張する。PASSは、検索を高速化及び向上させるため、また何れのファイルフォーマットがPASSに準拠するようサポートされる必要があるか規定することによって、様々な方法によりMPVを拡張する。
ユーザがUPnP環境においてそれを使用する意図によりメディアサーバ(PCなど)にMPVに準拠したアセットによるアルバムをロードするとき、実アセット/ファイルの複製に加えて、典型的には、MPVメタデータからUPnP CDSメタデータへの変換が実行される。本来的には、UPnP及びMPVにより規格化されたメタデータは同一でなく、継続的な新たな発展により、おそらく完全に同じになることはない。この時点では、UPnP CDSアイテムの規格化されたメタデータは、MPVと同様にそれほど拡張的でない。例えば、一部のデジタルカメラは、アセット(フォト)に係るMPVメタデータにおいてフォトが撮影されるGPS座標を含み、自動的/半自動的にすでにサポートしている。しかしながら、GPS座標は、UPnPにはあるが、規格化されたメタデータフィールドでない。
EP1475702は、TV−Anytimeにより規定されるようなデジタルコンテンツメタデータを、UPnPネットワークにおいて使用するためUPnP CDSメタデータに変換する方法について記載している。規格化されたUPnPメタデータフィールドにマップできないTV−Anytimeのメタデータは、UPnP CDSの独自の拡張により表現される。標準的なUPnP CDS装置は、拡張ではメタデータを使用することができないが、拡張された装置はそれを使用可能であるかもしれない。メタデータの将来の各相違は、さらなる独自の拡張により修正される必要がある。
メタデータセットの規格の間のメタデータの相違を良好に対処することが可能なシステム及び方法を提供することが効果的であろう。また、コンテンツが他の環境に移動/コピーされた後、オリジナルメタデータアイテムにより表現される情報を利用可能であることが望ましいであろう。
この問題を良好に解決するため、本発明の第1の特徴では、デジタルコンテンツアイテムに係り、第1規格による第1メタデータを、同一のデジタルコンテンツアイテムに係り、第2規格による第2メタデータとして表現する方法であって、前記第1メタデータは、複数のデジタルコンテンツアイテムのメタデータを格納可能なインデックスファイルの一部であり、前記第1メタデータは、コンテンツアイテム識別子を介し前記インデックスファイルにおいて識別可能であり、当該方法は、前記第2メタデータと、前記インデックスファイルが格納されているストレージの位置を表すインデックスファイルロケータ及び前記コンテンツアイテム識別子とを関連付けるステップを含む方法が与えられる。
このように、第2規格によるメタデータアイテムとして表現できない第1規格によるメタデータアイテムが(例えば、第2規格がこのようなアイテムを規格化しなかった、又はマッピングが一対一でないなど)、第2規格による環境に配置可能であり、また利用可能である。第2メタデータは、実際に同一のコンテンツアイテム又はコンテンツアイテムのコピーに関連付けされるかもしれない。
一実施例では、第1規格は、MPV(Music Phot Video)規格に準拠し、前記デジタルコンテンツアイテムはMPVアセットであり、前記インデックスファイルはMPVマニフェストである。
一実施例では、第2規格は、UPnP(Universal Plug and Play)規格のCDS(Content Directory Service)に準拠する。
一実施例では、本方法は、前記インデックスファイルロケータ及び前記コンテンツアイテム識別子を前記第2メタデータの各フィールドに挿入するステップを含む。このように、関連付けがシンプルな形式により維持される。例えば、それは第2規格による2つの専用フィールドを利用することにより実現可能である。第2メタデータとインデックスファイルロケータ及びコンテンツアイテム識別子とをリンクさせる独立したリンキングファイルを利用するなど、関連付けを維持するための他の技術がまた利用されるかもしれない。
本発明の一特徴によると、本方法は、前記インデックスファイルロケータ及び/又はコンテンツアイテム識別子の変更をモニタリングし、変更が検出されると、該変更を反映させるため、前記第2メタデータと前記インデックスファイルロケータ及び/又はコンテンツアイテム識別子との関連付けを更新するステップを含む。このように、確立された関連付けが維持可能である。モニタリングは、インデックスファイル及び/又はコンテンツアイテムの名称変更又は移動などの特徴を含むかもしれない。
一実施例では、本方法は、前記デジタルコンテンツアイテムを、各デジタルコンテンツアイテムが前記第1規格により記述されている第1の環境から、各デジタルコンテンツアイテムが前記第2規格により記述されている第2の環境にコピー又は移動し、前記第2メタデータと前記コピー/移動されたデジタルコンテンツアイテムとを関連付けるステップを含む。
本発明の一特徴によると、本方法は、前記コピー/移動の一部として、前記第2メタデータに対応するアイテムを有する所定の第1メタデータアイテムを選択し、前記選択された打1メタデータアイテムを、以降においてマッピングされたアイテムと呼ばれる対応する第2メタデータアイテムにマッピングするステップを含む。このため、マッピング可能なアイテムは、新たな環境における迅速かつシンプルなアクセスのためマッピングされ、容易にマッピングできないアイテムは、確定された関連付けを介し評価可能である。
一実施例では、本方法は、ユーザインタフェース装置による利用又はコンテンツ管理のため、拡張されたメタデータアイテムセットを、前記マッピングされたアイテムと、マッピングされず、前記第2メタデータを介し特定される前記第1メタデータの追加的アイテムとを前記セットに含めることによって編集するステップを含む。これは、メタデータアイテムセット全体へのアクセスを迅速化する。
本発明の一特徴によると、本方法は、前記デジタルコンテンツアイテムを、前記第2の環境から各デジタルコンテンツアイテムが前記第1規格により記述されている第3の環境にコピー又は移動するステップと、前記第2メタデータを用いて前記第1メタデータを特定するステップと、前記第3の環境における前記デジタルコンテンツアイテムのメタデータを、前記第1メタデータに応じて第3メタデータとして表現するステップと、を含む。
このように、第2の環境にマッピングされない/マッピング可能でないメタデータアイテムは、依然としてオリジナルメタデータアイテムから復元され、新たな位置において表現できる。例えば、デジタルフォト(MPVなどに準拠したカメラの第1環境)がPC(UPnP CDSなどに準拠した第2環境)にコピーされるかもしれない。以降の段階では、コピーされたコンテンツの一部/すべてが、さらなる再生及び/又は操作のため、さらなる記憶媒体(USBキー、iPODなどのマルチメディアプレーヤーなどの携帯記憶装置、DVDなどの光ストレージなど)にコピーされる。第3環境が第1規格(MPVなど)に準拠する場合、すべてのオリジナルメタデータアイテムは依然として第2環境から抽出可能である。コピー処理は、アーカイブ処理であるかもしれない。
一実施例では、本方法は、前記第2メタデータのマッピングされたアイテムを前記第3メタデータにおける対応するアイテムにマッピングするステップを含む。マッピングされたアイテムについて、第2環境からの情報が使用される。この情報は、オリジナルメタデータと比較してユーザにより更新されたものであるかもしれない。おそらく古くなったオリジナルアイテムの代わりにおそらく更新されたアイテムを維持することによって、メタデータの最新性が維持される。
図1は、本発明が利用可能な一例となるシステム100のブロック図を示す。システムは、2つの異なる環境からの同一のデジタルコンテンツのメタデータをつなぎ合わせる。デジタルコンテンツは、オーディオ、ビデオ、スチルイメージ及び任意のフォーマットによる任意のマルチメディア形式をとりうる。第1の環境では、デジタルコンテンツは、第1の環境の仕様に従って第1メタデータに関連付けされる。一実施例では、第1の環境は、MPVに準拠している。図2に関してより詳細に後述されるように、要求を満たす他の環境がまた利用可能である。第2の環境では、同一のデジタルコンテンツ(典型的には、オリジナルコンテンツのコピーの形式の)が、第2の環境における仕様に従って第2メタデータに関連付けされる。一実施例では、第2の環境は、UPnP CDSに準拠する。図3に関してより詳細に後述されるように、要求を満たす他の環境がまた利用されてもよい。各環境は、装置を含む。原則的に、両方の環境は1つの装置により実行されるが、ほとんどの実際的な状況では、各環境は、両方の環境に参加可能であり、本発明に記載されるように両方の環境をリンクさせることが可能な1以上の装置を有する少なくとも1つの自装置を含む。説明の簡単化のため、以降において、MPVは第1の環境を表すのに使用され、UPnP CDSは第2の環境を表すのに使用される。
一例となるシステムは、ホームネットワークなどのネットワークを含むかもしれない。図には、ネットワークの階層が示されている。本例では、メインネットワーク110は、UPnPアーキテクチャに基づくホームネットワークである。本説明は、UPnPネットワークに着目するが、同じコンセプトがネットワークを有する非UPnPシステム及びシステムのコンテンツのCDSに類似した管理にも適用可能であることは理解されるであろう。UPnPは、IP技術に基づき、多数のネットワークメディア及び上位レベルプロトコルをサポートする。ホームネットワークのメディアは、イーサネット(登録商標)メディアファミリなどからの有線、又はIEEE802.11メディアファミリなどに基づく無線であるかもしれない。システムは、必ずしも必要ではないが、ホームネットワーク110に接続されたゲートウェイ/ルータ120などを介しオープンインターネットなどの外部ネットワーク120へのリンクを有する。外部ネットワークはまた、インターネットサーバであるかもしれない装置170などの装置を含むかもしれない。外部ネットワーク130は、MPV及び/又はUPnP装置を有するか、又はそれらへのアクセスを提供しうる。第3ネットワーク140が、ホームネットワーク110とパラレルに、AVデータのストリーミングなどマルチメディアデータのストリーミングの転送のため存在するかもしれない。第3ネットワークは、特にIEEE1394、DVI又はHDMIなどを利用したデジタルコンテンツの同期転送に適しているかもしれない。デジタルカメラ、ビデオカメラ、PDA、スマートフォンなどの携帯装置がまた、ホームネットワークに接続可能であるかもしれない。ブリッジ/ルータなどを介しホームネットワーク110に直接接続される携帯装置160が示される。携帯装置はまた、次にホームネットワークに接続される装置に接続されてもよい。例えば、装置162は、ホームネットワークに接続される装置164に接続される。携帯装置とのリンクのため、何れか適当な有線又は無線技術が、USBプロトコル、IEEE802.11、Bluetooth又はIEEE1394などを用いて利用されるかもしれない。
本記載では、サーバ装置150を有する第2の環境(UPnP CDSなど)に大きな役割が与えられる。マルチメディアサーバなどのサーバ装置は、以下で詳細に説明されるように、コンテンツディレクトリサービス(以降において“CDS”)を有するかもしれない。原則的に、より多くの装置がCDSを有するかもしれない。簡単化のため、CDSを有する1つの装置のみが示される。装置160,162,164,166などのその他の装置は、互いに及び/又はサーバ150と通信可能である。
以降において、装置160がデジタルカメラなどのMPVソース装置を表す一例となるシナリオが説明される。この装置のMPVコンテンツ(又はその一部)は、UPnP CDSサーバ150にコピー又は移動される。以降の段階では、このコンテンツのすべて又は一部が、装置162により表されるMPV装置に移動又はコピー(アーカイブなど)される。
これらの装置の何れも、従来のハードウェア及びソフトウェアを用いて実現可能である。例えば、サーバ150は、所望される場合、CDSを記憶するためのハードディスク、RAIDシステム又は書き換え可能なDVDなどの信頼できるバックグラウンドストレージを有するパーソナルコンピュータプラットフォームに実現可能である。サーバ150はまた、一体化されたハードディスクを有する受信機(セットトップボックス、マルチメディアサーバなど)などの家電機器(CE)に実現可能である。テレビ、オーディオアンプなどの再生装置が利用されてもよい。従来のCEソースであってもよく、またデジタルカメラであるかもしれないソース装置が利用されるかもしれない。テレビなどの従来のCE装置であってもよく、またはPDAなどの携帯装置や先進的なプログラム可能なリモコンなどであってもよいユーザインタフェース(UI)装置が、利用されるかもしれない。システムにおけるこれらの装置のそれぞれは、適切なネットワーク接続を介しその他の装置の少なくとも1つと通信するために必要なハードウェア及び/又はソフトウェアを有する。
図2は、第1の環境のさらなる詳細を示す。本例では、デジタルフォトやMP3楽曲などの4つのデジタルコンテンツアイテム210,220,230及び240が示される。各コンテンツアイテムは、各自のコンテンツアイテム識別子(ID)に関連付けされる。各識別子ID1,ID2,ID3及びID4が示される。識別子は、ファイル名などの何れか適切な形態をとるものであるが、URL、URI又はURNなどのより強力なものであってもよい。第1の環境では、コンテンツアイテム事態は、MP3の場合などではメタデータを有するかもしれない。メタデータに関係なく、第1の環境では、インデックスファイルによりカバーされるコンテンツアイテムのメタデータを含むインデックスファイル200が使用される。特定のコンテンツアイテムに対応するインデックスファイルのメタデータの一部は、コンテンツアイテムに係るコンテンツアイテム識別子を介しインデックスファイルにおいて識別可能である。図2の例では、インデックスファイルは、4つのコンテンツアイテム210〜240をカバーし、それぞれについて各コンテンツ識別子により識別されるメタデータ250〜280の各部分を含む。コンテンツ識別子は、例えば、メタデータの関係する部分の直前にあり、当該部分を識別するようにしてもよい。当該部分を識別する他の形式がまた利用されるかもしれない。例えば、各コンテンツ識別子をメタデータの関係する部分を示す各自のポインタにマップするマッピングテーブルが利用されてもよい。上述されるように、一実施例では、第1の環境はMPVに準拠する。MPVは、XMLに準拠した記述を利用する。アルバムALB01とアセットID01(静止ピクチャ)及びID02(オーディオトラック)を有するMPV XMLのマニフェストの一例は、以下の通りである。
図3は、第2の環境のさらなる詳細を示す。各コンテンツアイテム(オブジェクト)は、アイテム記述を含む。この記述は、名前などの識別子などの複数のフィールドを含むかもしれない。特に、アイテム記述は、コンテンツを記述したメタデータを含む。例えば、オーディオタイトルについては、このようなメタデータは、歌手/アーチスト、作曲者及びプロデューサの名前と、レコード会社、スタジオなどのコーディングデータとを含むかもしれない。コンテンツ記述に加えて、アイテムはまた、MP3ファイルやJPEGファイルなどの実コンテンツを含む。図3Aにおいて、アイテムがコンテンツ記述310と実コンテンツ320とを有する場合が示される。図3Bは、実コンテンツを含む代わりに、アイテムが実際に実コンテンツ350の特定を可能にするURLなどのコンテンツロケータ340を含む他の構成を示す。原則的に、コンテンツ記述はまた、インターネット上のサーバなど、他の位置へのフィールドのいくつかを参照するかもしれない。部分330は、図3Aの310と同じコンテンツ記述を表す。上述されるように、一実施例では、第2の環境はUPnP CDSに準拠している。
図4は、メディアサーバと呼ばれるサーバの役割のさらなる詳細をUPnP CDSの実施例について示す。サーバは、CDSを含む。コンテンツは、他の装置にあるサブシステムにおいて生成又は取得される。例えば、映画は、チューナにより受信されるか、又はDVDプレーヤーにディスクを介し供給されるかもしれない。フォトは、デジタルカメラにより提供されるか、又はスキャナを介しスキャンされるかもしれない。実コンテンツは、CDSに格納されてもよいが、コンテンツストレージデータベースなど他の何れかに格納されてもよい。コンテンツディレクトリサービスCDSは、ホームネットワークの装置(UPnPの用語におけるコントロールポイント)がホームネットワークにサーバが提供可能なコンテンツをリストすることを可能にするアクションセットを提供する。例えば、装置は、サーバが提供可能な各コンテンツアイテムに関する詳細な情報を取得可能である。この情報(すなわち、メタデータ)は、それの名前、アーチスト、作成日、サイズなどのプロパティを含む。CDSは、コンテナの階層構造を含む。原則的に、コンテナはまた、ディレクトリとしても物理的に表されるかもしれない。それはまた異なって表されるかもしれない。例えば、CDS全体は、コンテナ/アイテムの特定及びアクセスを可能にする内部構造を有する1つのファイルであるかもしれない。図4は、6つのコンテナCont1,Cont2.1,Cont2.2,Cont2.3,Cont3.1及びCont3.3を有する階層構造の一例を示す。この時点での一例となるCDSは、Cont1を有するレイヤ1、Cont2.1,Cont2.2及びCont2.3を有するレイヤ2、並びにCont3.1及びCont3.3を有するレイヤ3の3つの階層レイヤを含む。トップコンテナ(Cont1)はまた、ルートとも呼ばれる。好ましくは、各コンテナはまた、特にAVコンテンツに限定されず、オーディオタイトル、映画、写真などのアイテムを有することが可能である。システムはまた、例えば、最下位レイヤのコンテナのみがアイテムを有する可能性がある場合に動作可能である。図4の例では、Cont1は2つのアイテムIt−1.1とIt−1.2を有し、コンテナCont2.1は3つのアイテムIt−2.1.1,It−2.1.2及びIt−2.1.3を有する。原則的に、CDSは、ユーザがCDSのコンテナとコンテナ間の階層とを決定可能であるという意味で動的である。
本発明の一特徴によると、第1の規格に準拠した第1の環境からのメタデータ(以降において、第1メタデータとも呼ばれる)が表され、第1メタデータとしてデジタルコンテンツアイテムに関連付けされる。第2メタデータは、異なる第2の規格に準拠する。第2メタデータは、第1メタデータと同じコンテンツアイテムに関連付けされる。これは、第1及び第2メタデータがコンテンツアイテムの同一の1つのコピーに関連付けされる状況と、第1及び第2メタデータがコンテンツアイテムの各コピーに関連付けされる状況の両方をカバーする。第2メタデータにより第1メタデータを表現することは、第1の環境で使用されるインデックスファイルが格納されるストレージにおける位置を表すインデックスファイルロケータを第2メタデータに関連付けることにより実行され、コンテンツアイテム識別子は、インデックスファイルのメタデータの何れの部分が関係するコンテンツアイテムに対応するか特定するため、第1の環境において使用される。図5は、これがMPV及びUPnP CDSに関してどのように実行可能かについての実施例を示す。
図5は、図4に示されたCDS環境をスタートポイントとして取り上げる。ここでは、図2のID2により特定される第1の環境からのコンテンツアイテムがCDSに含まれることが仮定される。本例では、新たなアイテム3.1が、当該新たなコンテンツアイテムのためCDSのコンテナ3.1に生成される。本例では、新たなアイテム3.1は、図3Bの構成をとるが、等しく構成3Aもまた利用可能である。同じ番号が使用される場合、それらは上述したものと同一/同様のアイテムを表す。アイテム3.1は、それ事態のメタデータを有するアイテム記述330を含む。それはまた、実コンテンツ450の特定を可能にするURLなどのコンテンツロケータ340を有する。この場合、実コンテンツ350は、コンテンツアイテム220のコピーである。コンテンツアイテム220が第2の環境からアクセス可能である場合(例えば、両方の環境は同一PC上にある)、アイテム350はアイテム220と実質的に同一となるかもしれず、この場合、コンテンツロケータ340は単にアイテム220を示しうる。アイテム3.1の記述部分330において、2つの新たなフィールドが生成される。第1の新たなフィールド331は、それのストレージにおけるインデックスファイル200の特定を可能にする。本例では、フィールド331は、URLなどのポインタを含む。第2フィールドは、インデックスファイル200に格納されているメタデータの関係する部分の特定を可能にする。これは、部分260の第1メタデータをインデックスファイル200において識別可能にするコンテンツアイテム識別子ID2を第2の新たなフィールド332に格納することにより実行されるかもしれない。
本実施例では、インデックスファイルロケータとコンテンツアイテム識別子とが、第2メタデータ330の各フィールド331と332に挿入されることが理解されるであろう。部分260の第1メタデータと第2メタデータ330とを関連付けるための他の手段がまた利用されてもよい。例えば、アイテム識別子3.1をインデックスファイルロケータ及びコンテンツアイテム識別子にマッピングする独立したマッピングテーブルが利用されるかもしれない。
一実施例では、上で規定された関係の少なくとも一部は、モニタリングされ、可能な限り長く維持される。このため、インデックスファイルロケータ及び/又はコンテンツアイテム識別子の変更がモニタリングされる。これは、トップにCDSが構成されるか、又はCDSにプラグインされるファイルシステムを拡張することにより実行されるかもしれない。変更を検出すると、この変更を反映させるため、第2メタデータ330とインデックスファイルロケータ及び/又はコンテンツアイテム識別子との関連付けが更新される。例えば、ID2が第1の環境において名前を変更される場合、これは、インデックスファイル200とコンテンツアイテム260における名前の変更を生じさせるであろう。この同じ変更は、フィールド332になされる必要がある。インデックスファイルがストレージに移動された場合、フィールド331のポインタは更新される必要がある。
一実施例では、デジタルコンテンツアイテム220が、第1の環境から第2の環境にコピー又は移動される。コピー/移動処理の一部として、上述されるように、オリジナルメタデータの特定を可能にする関連付けが確定される。オリジナルメタデータ260の一部は第2の環境において規格化されたメタデータ部分330において完全に反映させることが可能であることが理解されるであろう。例えば、典型的には、オーディオアイテムについて、両方のメタデータ規格は、楽曲タイトル、アーチスト、作曲者などのメタデータをサポートする。このため、第2メタデータにおいて対応するアイテムを有する所定の第1メタデータアイテムが選択される。その後、これらの所定のアイテムは、以降においてマッピングされたアイテムと呼ばれる対応する第2メタデータアイテムにマッピングされる。このマッピング自体は完全に予め定めることが可能であり、、第1メタデータ規格のマッピング可能な各フィールドの異なるコンテンツタイプについて、第2メタデータ規格の何れのフィールドにマッピングされるべきか規定する。
本発明による一特徴では、第2の環境(UPnP CDSなど)におけるコンテンツアイテムのメタデータへのアクセスを要求するアプリケーションプログラムは、メタデータの大部分を取得するため、部分330の規格フィールドを利用可能である。プログラムがまた当該規格によりサポートされていないいくつかのメタデータフィールドにアクセスすることを所望する場合、それは、部分260を特定するためフィールド331と332のリンクに従うことが可能である。これらの追加的フィールドを解釈するため、MPVなどの第1規格の知識も必要とするであろう。本発明の一特徴によると、コンテンツアイテムについて利用可能なメタデータセット全体を提示することを迅速化するため、ユーザインタフェース装置による使用又はコンテンツ管理のため、拡張されたメタデータアイテムセットが編集される。拡張されたセットは、部分330にすでにマッピングされたメタデータアイテムと、マッピングされてなく、第2メタデータフィールド331と332を介し特定可能な第1メタデータの部分260における追加的アイテムとを含む。
特定の時点において、ユーザは、第2の環境からの1以上のデジタルコンテンツアイテムを、第1の環境と同じ規格に準拠する第3の環境にコピー又は移動することを所望するかもしれない。例えば、デジタルフォトは、カメラのMPV環境からPC上のUPnP CDS環境に移動されたかもしれず、他の装置上でのアーカイブ処理又は再生のため、MPV環境を有するDVD又はフラッシュメモリなどの着脱可能な記憶媒体に現在は移動されている。このような状況において、本発明の一特徴によると、第2メタデータ(特に、図5のフィールド331と332)が、第1メタデータ部分260を特定するため利用される。その後、第3の環境におけるメタデータが、第1メタデータ260に応じて生成される。一実施例では、単にメタデータ部分260がコピーされる。他の実施例では、第3メタデータはまた第2メタデータ330に依存する。特に、第2メタデータ330の対応するフィールドにマッピングされた第1メタデータ260のアイテムは、ここで330のフィールドから第3メタデータの対応するアイテムにマッピングされる。このように、第2メタデータ330において行われたかもしれない変更/更新が、ここで維持される。
図6は、本発明によるメタデータ表現を実行可能な一例となる装置600のブロック図を示す。装置600は、MPV環境を構成するなど、第1の環境から情報を抽出する入力手段610を有する。これは、インデックスファイルを特定し(すなわち、それのロケータを決定する)、このインデックスファイルにおける該当するメタデータ部分を特定することが可能であることを含む。これを実現する簡単な方法は、例えば、装置600にストレージを受け付けるための適切なスロットが備えられている場合、第1メモリを有するストレージを装置600に挿入することによって、又はUSB、Bluetooth、WiFiなどのネットワークを介し第1の環境を有する装置と通信することによって、第1実施例による通信形式を確立する。装置600はさらに、第2の環境にアクセスするための手段を有し、例えば、CDS環境については、これは、CDSにおいてアイテム及び/又はコンテナを生成/変更することを含むかもしれない。装置600はさらに、第1規格に従って第1メタデータを表す手段630を有し、第2規格による第2メタデータとしてデジタルコンテンツと関連付けされ、詳細に上述されたように、インデックスファイルが格納されるストレージの位置とコンテンツアイテム識別子とを表すインデックスファイルロケータを第2メタデータに関連付けることによって、同一のデジタルコンテンツアイテムのコピーと関連付けされる。装置600は、プロセッサに上記表現と任意的なマッピングを実行させるためのソフトウェアと適切なハードウェア(デジタルコンテンツとメタデータとをインポート及びエキスポートするためなど)を用いてPC上で実現可能である。また、ブロック630はプロセッサ上で実行可能である。一実施例では、ブロック630はサブブロックに分割されるかもしれない。すなわち、入力手段610を介し第1の環境から抽出された情報をインポートするためのブロック632と、インデックスファイルが格納されるストレージの位置を表すインデックスファイルロケータを第2メタデータと関連付けるためのブロック634と、コンテンツアイテム識別子を第2メタデータと関連付けるためのブロック636と、手段620を介し新たな関連付けを第2の環境にエキスポートするブロック638とがあげられる。
さらなる実施例では、ブロック630は、以下のサブブロック(図6に図示せず)を含むかもしれない。すなわち、インデックスファイルロケータとコンテンツアイテム識別子とを第2メタデータの各フィールドに挿入するためのサブブロックと、インデックスファイルロケータ及び/又はコンテンツアイテム識別子の変更をモニタリングし、変更を検出することに応答して、変更を反映させるため、第2メタデータとインデックスファイルロケータ及び/又はコンテンツアイテム識別子との関連付けを更新するサブブロックと、デジタルコンテンツアイテムが第1規格により記述される第1の環境から、デジタルコンテンツアイテムが第2規格により記述される第2の環境にデジタルコンテンツアイテムをコピー又は移動し、第2メタデータをコピーされた/移動されたデジタルコンテンツアイテムと関連付けるサブブロックと、当該コピー/移動の一部として、第2メタデータの対応するアイテムを有する所定の第1メタデータアイテムを選択し、マッピングされたアイテムと以降で呼ばれる対応する第2メタデータアイテムに選択された第1メタデータアイテムをマッピングするサブブロックと、マッピングされておらず、第2メタデータを介し特定される第1メタデータの追加的アイテムとマッピングされたアイテムととを拡張メタデータアイテムセットに含めることによって、ユーザインタフェース装置による使用又は制御管理のため拡張メタデータアイテムセットを編集するサブブロックと、デジタルコンテンツアイテムを第2の環境からデジタルコンテンツアイテムが第1規格により記述される第3の環境にコピー又は移動するサブブロックと、第2メタデータを用いて第1メタデータを特定するサブブロックと、第3の環境におけるデジタルコンテンツアイテムのメタデータを第1メタデータに応じて第3メタデータとして表現するサブブロックと、第2メタデータのマッピングされたアイテムを第3メタデータの対応するアイテムにマッピングするサブブロックとを含む。
このようなサブブロックのすべてが、独立したハードウェアブロック又はソフトウェアファンクション及び/又はソフトウェアモジュール及び/又はソフトウェアオブジェクトとして実現可能である。当業者はまた、上述した機能を実行するための他の適切な構成を選択してもよい。装置600は、上記表現を実行するのに関連するデータを格納するメモリ又はストレージ640を有するかもしれない。メモリ640は、独立した部分に構成されるかもしれない。例えば、メモリ/ストレージ640は、サブブロック632によりインポートされるインデックスファイルからのデータ又はインデックスファイルを格納するのに利用可能なメモリ部642と、サブブロック634により生成される関連付けを格納するメモリ部644と、サブブロック636により生成される関連付けを格納するメモリ部646と、サブブロック638によりエキスポートされるデータを格納するメモリ部648とを有するかもしれない。
例えば、サブブロック632は、ブロック642において、抽出された情報を格納し、さらに又は代わりに、それをブロック634に直接提供してもよい。サブブロック634は、この情報を利用し、それの記述されたタスクを実行し、メモリ部644に結果及び/又は中間結果を格納する。サブブロック634はまた、それをエクスポートするため、又はエクスポートのためブロック638に提供するため、メモリ部648に結果を直接格納してもよい。サブブロック634について記載されたものと同様の作業方法がまた、サブブロック636について実行されるかもしれない。サブブロック638は、メモリ部648に蓄積された及び/又はサブブロック634,636から直接取得した情報をエクスポートしてもよい。当業者は、他のメモリ/ストレージ構成を規定できるであろう。
本発明はまた、本発明を実現するよう構成されたコンピュータプログラム、特にキャリア上のコンピュータプログラムに拡張されることは理解されるであろう。プログラムは、ソースコード、オブジェクトコード、部分的にコンパイルされた形式などのコード中間ソース及びオブジェクトコード、又は本発明による方法を実現するのに適した他の何れかの形式によるものであってもよい。キャリアは、プログラムを格納可能な何れかのエンティティ又は装置であってもよい。例えば、キャリアは、ROM、CD ROM、半導体ROMなどの記憶媒体、又はフロッピー(登録商標)ディスクやハードディスクなどの磁気記録媒体を含むかもしれない。さらに、キャリアは、電気若しくは光ケーブルを介し又は無線若しくは他の手段によって伝送可能な電気若しくは光信号などの伝送可能なキャリアであってもよい。プログラムがこのような信号に実現されるとき、キャリアは、このようなケーブル又は他の装置又は手段により構成されるかもしれない。あるいは、キャリアは、プログラムが実現され、該当する方法の実行に使用される又は実行するよう構成される集積回路であってもよい。
上記実施例は、本発明を限定するものでなく例示するものであることに留意すべきであり、当業者は、添付した請求項の範囲から逸脱することなく他の多くの実施例を設計可能であろう。請求項では、括弧内の参照符号は、請求項を限定するものとして解釈されるべきでない。“有する”という動詞とその派生語の使用は、請求項に記載された以外の要素又はステップの存在を排除するものでない。要素に先行する“ある”という冠詞は、このような要素が複数存在することを排除するものでない。本発明は、複数の要素を有するハードウェアと、適切にプログラムされたコンピュータにより実現可能である。複数の手段を列記した装置クレームでは、これらの手段のいくつかは1つの同一のハードウェアアイテムにより実現されるかもしれない。特定の手段が互いに異なる従属クレームにより記載されているという事実は、これらの手段の組み合わせが効果的に利用可能でないことを示すものでない。
Claims (12)
- デジタルコンテンツアイテムに係り、第1規格による第1メタデータを、同一のデジタルコンテンツアイテムに係り、第2規格による第2メタデータとして表現する方法であって、
前記第1メタデータは、複数のデジタルコンテンツアイテムのメタデータを格納可能なインデックスファイルの一部であり、
前記第1メタデータは、コンテンツアイテム識別子を介し前記インデックスファイルにおいて識別可能であり、
当該方法は、前記第2メタデータと、前記インデックスファイルが格納されているストレージの位置を表すインデックスファイルロケータ及び前記コンテンツアイテム識別子とを関連付けるステップを含む方法。 - 前記インデックスファイルロケータ及び前記コンテンツアイテム識別子を前記第2メタデータの各フィールドに挿入するステップを含む、請求項1記載の方法。
- 前記インデックスファイルロケータ及び/又はコンテンツアイテム識別子の変更をモニタリングし、変更が検出されると、該変更を反映させるため、前記第2メタデータと前記インデックスファイルロケータ及び/又はコンテンツアイテム識別子との関連付けを更新するステップを含む、請求項1記載の方法。
- 前記デジタルコンテンツアイテムを、各デジタルコンテンツアイテムが前記第1規格により記述されている第1の環境から、各デジタルコンテンツアイテムが前記第2規格により記述されている第2の環境にコピー又は移動し、前記第2メタデータと前記コピー/移動されたデジタルコンテンツアイテムとを関連付けるステップを含む、請求項1記載の方法。
- 前記コピー/移動の一部として、前記第2メタデータに対応するアイテムを有する所定の第1メタデータアイテムを選択し、前記選択された打1メタデータアイテムを、以降においてマッピングされたアイテムと呼ばれる対応する第2メタデータアイテムにマッピングするステップを含む、請求項4記載の方法。
- ユーザインタフェース装置による利用又はコンテンツ管理のため、拡張されたメタデータアイテムセットを、前記マッピングされたアイテムと、マッピングされず、前記第2メタデータを介し特定される前記第1メタデータの追加的アイテムとを前記セットに含めることによって編集するステップを含む、請求項4記載の方法。
- 前記デジタルコンテンツアイテムを、前記第2の環境から各デジタルコンテンツアイテムが前記第1規格により記述されている第3の環境にコピー又は移動するステップと、
前記第2メタデータを用いて前記第1メタデータを特定するステップと、
前記第3の環境における前記デジタルコンテンツアイテムのメタデータを、前記第1メタデータに応じて第3メタデータとして表現するステップと、
を含む、請求項4記載の方法。 - 前記第2メタデータのマッピングされたアイテムを前記第3メタデータにおける対応するアイテムにマッピングするステップを含む、請求項6及び7記載の方法。
- 前記第1規格は、MPV(Music Phot Video)規格に準拠し、
前記デジタルコンテンツアイテムはMPVアセットであり、前記インデックスファイルはMPVマニフェストである、請求項1記載の方法。 - 前記第2規格は、UPnP(Universal Plug and Play)規格のCDS(Content Directory Service)に準拠する、請求項1記載の方法。
- 請求項1記載の方法をプロセッサに実行させるためのコンピュータプログラム。
- デジタルコンテンツアイテムに係り、第1規格による第1メタデータを、同一のデジタルコンテンツアイテムコピーに係り、第2規格による第2メタデータとして表現するシステムであって、
前記第1メタデータは、複数のデジタルコンテンツアイテムのメタデータを格納可能なインデックスファイルの一部であり、
前記第1メタデータは、コンテンツアイテム識別子を介し前記インデックスファイルにおいて識別可能であり、
当該システムは、前記第2メタデータと、前記インデックスファイルが格納されているストレージの位置を表すインデックスファイルロケータ及び前記コンテンツアイテム識別子とを関連付ける手段を含むシステム。
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