JP2009538497A - 有機発光ダイオード(oled)内の光放出領域から非光放出領域を分離する方法 - Google Patents

有機発光ダイオード(oled)内の光放出領域から非光放出領域を分離する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、有機発光ダイオード(OLED)(1)内の少なくとも1つの非光放出領域(16)を少なくとも1つの光放出領域(15)から分離する方法に関する。有機発光ダイオード(1)はキャリヤとしての基体材料(10)を含み、これには少なくとも1つの陽極層(11)及び陰極層(13)が被膜及び/又は積層され、層(11、13)間に光放出用の少なくとも1つの機能層(12)が挟持され、層(11、13)間の電圧印加により光放出領域(15)内で発光する。少なくとも層(11)及び/又は層(13)内にスクライビングされた溝(14)が少なくとも1つの層(11、13)において光放出領域(15)から非光放出領域(16)への電流を遮断し1つの非光放出領域(16)を孤立させ、OLED内に少なくとも1つの暗領域を生成し、この溝(14)は機械的スクライビングツール(17)による機械的刻み付けによって形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、キャリヤとしての基体材料を含む有機発光ダイオード(OLED)内において少なくとも1つの非光放出領域を少なくとも1つの光放出領域から分離する方法に関し、上記基体材料には少なくとも1つの陽極層及び少なくとも1つの陰極層が被膜及び/または積層され、これらの層の間に光を放出するための少なくとも1つの機能層が挟持され、上記陽極層と陰極層との間に電圧を印加することによって光放出領域内に光を放出させるようになっている。
有機発光ダイオード(OLED)をベースとする照明デバイスは、優れたフラットパネルシステムとして大きい関心が寄せられている。これらのシステムは、光を発生させるために有機材料の薄膜を通過する電流を使用する。放出される光の色、及び電流から光へのエネルギ交換の効率は、有機薄膜材料の組成によって決定される。しかしながら、OLEDはキャリヤ層としての基体材料を含み、これはガラスまたは有機材料で、または金属箔のような非透過性の材料から作ることができる。更に、有機発光ダイオードは少なくとも1つの極めて薄い層を含んでいる。この層は、導電性で光学的に透明の酸化物によってカバーされたガラス基体上の約100nm厚の有機物質の層からなっている。この有機層は、通常は、インジウムスズ酸化物(ITO)として形成される。
通常、ITO層が陽極を構成し、アルミニウムの層が陰極を構成している。このアルミニウム層は、約100nmの厚みであり、従ってITO層と同じような厚みである。このような厚みのアルミニウムは鏡として動作し、放出光は透明ITO陽極及び透明基体だけを通過するようになる。もし陰極金属が部分的に透明であるように十分に薄ければ、光の一部は陰極を通しても放出され得る。陽極と陰極との間に2V乃至約10Vの電圧を印加すると、有機層内に電荷が注入されて有機スタックが光を放出する。
例えばインジウムスズ酸化物(ITO)層である陽極層と、アルミニウム層のような陰極層との間には、幾つかの機能層が配列されている。これらは、正孔注入層、正孔輸送層、蛍光及び/または燐光放出層として機能することができる放出層、正孔阻止層、電子輸送層、及び/または付加的に電子注入層であることができ、これらの層は約5nm乃至100nmの厚みである。OLEDは、上述したようにOLEDのスタックからなることもでき、これらはITOまたは金属薄膜のような導電層によって、またはpドープされたnドープ層(それらの間にバリヤー層が存在する、または存在しない)からなるいわゆる電荷生成層によって分離されている。層スタックに依存して、光がアルミニウム陰極を通過して放出されるトップ放出、またはITO層を光が通過するボトム放出は、異なる型の有機発光ダイオードを表す。
陽極層及び/または陰極層への電力供給は、OLEDパネルの少なくとも1つのエッジを通して電流を供給する電気接触によって行うことができる。もしOLEDパネル内の幾つかの領域を暗領域とするためにこれらの領域を電流源から切離さなければならないのであれば、パネルを光放出領域と非光放出領域とに分離しなければならない。光放出領域には電流が供給され、一方、非光放出領域はOLEDパネル全体内での電気の遮断または切離を行なうことにより電源から分離する。光放出領域から非光放出領域を分離することは、通常はレーザー放射によって遂行される。レーザー放射は被膜された層内に溝を生じさせる。これは、これらの溝が電流を遮断することを意味している。通常、電流を確実に遮断するために、これらの溝は囲み線(closed inside contours)にする。
この技術は、OLEDパネル全体内のホットスポットを切り離すために必要である。例えば電気的短絡であり得るこれらのホットスポットは、OLEDを動作不能にするおそれがある。もしこれらの電気的短絡を光放出領域から分離しなければ、OLEDパネル全体を不良品にしかねない。従って、残余のOLEDパネルを救済するために、これらのホットスポットをカットアウトする必要がある。詳述すれば、有機層及び積層されたアルミニウム陰極は200nm厚に過ぎないから、これらは容易に破壊することができる。特に、パネルのエッジにおいて発生し得る電気的短絡は、残余の光放出領域から電気的にカットアウトしなければならない。非光放出領域を生成させる別の応用は、OLEDパネルの内側に図形、絵画、またはスクリプトを作成するような場合であり、一方、非光放出領域の内部は暗領域に見えるので、もし目立たせたいのであればマーカー、信号、私的使用、または他の何等かの種類の代替種類のネオンによる書込みの代わりに、図形またはスクリプトを適用することができる。
製造過程での生産失敗と同様に、OLEDは短絡回路を発生する場合があり、これらは通常はデバイスのエッジまで成長するからデバイスを完全に不良品にしてしまう傾向がある。この問題を解消するための方法は、ガラス基体を通してレーザービームによって短絡領域をカットアウトすることである。レーザーカッティングは、新しい短絡を生ずることなく問題領域を陰極から、及び多分陽極からも電気的に孤立させる。この方法の信頼性は高いが、かなり高価な設備を必要とする。レーザーカッティングは、デバイスの若干の領域を暗黒化することによってOLED内にデザインを創出するためにも使用することはできるが、取扱い及び操作のコストは高くなる。
レーザー放射によるスクライビング(scribing)方法は、WO86/03460から知られている。この文献には、透明電極を有する柔軟なエレクトロルミネセントパネルが開示されており、ベースを形成するために柔軟な透明の誘電材料に適用されている。ポリマーラミネーティング樹脂の形状の被膜が電極上に設けられる。この樹脂は、ジイソシアン酸塩またはイソシアン酸塩を含む活性剤によって活性化されており、またパネル区分を形成するためにその中に分散させたエレクトロルミネセント蛍光体を含む。適切な電極を取付けた後に、このようなパネル区分の2つを互いに対面式に、蛍光体と蛍光体とを向かい合わせに重ね合わせて完成したパネルを形成させることができる。次いでこのパネルを望み通りに、または必要に応じて、劣化させることなく、及び短絡させることなく、カット、パンチ、スピンドル、またはトリミングし、エッジまで光を発生させることができる。短絡に対する耐性は、主として、インジウムスズ酸化物電極層が数オングストローム程度と極めて薄く、従って本質的にパンチまたはカットする時に短絡回路を形成することができないという事実に基づいている。
エレクトロルミネセントランプに分離方法を適用する更に別の分野が、WO93/00695に開示されている。その明細書にはエレクトロルミネセントシート状のランプが開示されている。このランプは、透明な絶縁層、この絶縁層の下にあって第1の電極を形成している透明な第1の導電層、この第1の導電層の下にある蛍光体材料の層、この蛍光層の下にある誘電体材料の層、この誘電体層の下にあって第2の電極を形成している第2の導電層を含む。このランプは影響を受け易いランプエッジ領域内に有害な導電路を有するエッジ領域を含むという特徴がある。従って、ある改良が開示されている。この改良は上記1つの導電層の主部分に関するものであって、接続の領域を上記影響を受け易い領域から電気的に孤立させるように上記予め付着させた導電性被膜を除去して設けた絶縁(ランプの周辺の少なくとも一部分に沿って設けられている)によって上記導電層の主部分を上記影響を受け易いエッジ領域から絶縁し、上記ランプをより大きい寸法のパネルからカットして上記エッジ領域内の上記導電路の形成が有害効果を生じないようにする。
OLEDの本出願分野に関連して、陽極層または陰極層のような層に、レーザー放射によって刻み付け(スクライビング)を遂行する技術がある。レーザービームは少なくとも1つの被膜された層材料を除去し、様々な光放出領域を電気的に分離する。不幸なことに、レーザーシステムの使用は極めて高価であり、作業は困難である。通常、レーザーを使用する操作には有資格職員が要求され、安全基準に従わなければならない。レーザー除去システムは柔軟性に欠け、短い時間内の即時の使用には適していない。
以上に鑑みて、本発明の目的は上述した欠陥を排除することである。詳述すれば、本発明の目的は、通常の手法で、1つの有機発光ダイオード内の非光放出領域を光放出領域から分離する方法を提供することである。
この目的は、本発明の特許請求の範囲の請求項1に記載の有機発光ダイオード(OLED)において非光放出領域を光放出領域から分離する方法によって達成される。本発明の方法の有利な実施の形態は、従属請求項に記載されている。
本発明によれば、少なくとも陽極層及び/または陰極層に溝を刻み付け、少なくとも1つの層内で光放出領域から非光放出領域への電流を遮断することによって少なくとも1つの非光放出領域を分離する。溝は、機械的刻み付け(機械的スクライビング)、即ちスクライビングツールを使用することによって形成される。
本発明の方法によれば、レーザー源の使用を排除することができる。機械的スクライビングはスクライビングツールを使用して遂行される。このスクライビングツールは、少なくとも1つの層内に溝を刻み付けるための細い掘削剣先として機能することができる機械的手段を含んでいる。少なくとも1つの層だけを分離すればよいので、層内への溝のスクライビングは両層に限定されるものではなく、陽極層でも、または陰極層でも何れかに溝を刻み付けることで分離することができる。アルミニウム層だけを電気的に絶縁しても、接触が得られなくなって非光放出領域に給電できなくなる。一方、ITO層が基体材料に接して配列されているか否か、またはアルミニウム層のような陰極層が基体材料上に直接被膜されているか否かを問うことなく、ITO層内で分離を遂行すれば十分である。どの場合にも、溝を刻み付けることによって電流を遮断して暗領域を生成させるには、上述した層の少なくとも1つにスクライビングをすれば十分である。
本発明の別の実施の形態によれば、機械的手段は、スクライビングツールとして使用される針、ナイフ、剃刀の刃、または彫刻刀であることができる。従って、本発明の範囲は、機械的手段がスパイクまたはチップのような先の尖った、少なくとも1つの層を削り取るのに適する少なくとも1つの細い刃部を有していれば、機械的手段の何等かの特定のデザインに限定されるものではない。スクライビングツールを用いて刻み付けることによって基体材料が破壊、または影響されることがないように、機械的手段はOLEDの被膜側に適用する。
幸運にも、溝は囲み線として形成され、囲み線の内側の領域を囲み線の外側の領域から電気的に分離する。もし溝を囲み線として形成しなければ、OLEDパネル内にある種の電気的橋絡が残され得る。これは、両光放出領域の電気的分離が信頼できるように遂行されていないことを意味する。非光放出領域を作るために分離しなければならない領域がOLEDパネルのエッジに位置し、パネルのエッジによって部分的に縁取りされているならば、溝を囲み線として形成してはならないことは明白である。
本発明の別の実施の形態によれば、陽極層はインジウムスズ酸化物層として形成される。このインジウムスズ酸化物層は、スクライビングツールによって刻み付けられてこの層内に溝が作られ、溝のバンドの両側間の電流が遮断される。陰極層の場合、陰極層はアルミニウム層として形成することを薦める。このアルミニウム層をスクライビングツールによって刻み付けしてこの層内に溝を作ると、溝のバンドの両側間の電流が遮断される。陰極層として形成される別の層材料は、カルシウム層、マグネシウム/銀層、または他の何等かの陰極材料が含まれる。
OLEDパネルを横切るスクライビングツールの運動に関して言えば、OLED上のスクライビングツールは手動で、または操作システムによって動作させることができる。ホットスポットの修復を直ちに遂行しなければならない場合とか、または例えば文字を手で刻み付けるような場合には、スクライビングツールのハンドルを手に持って操作することが有利な手法であり得る。コンピュータ制御された操作システムによってOLEDパネル上のスクライビングを遂行しなければならない場合には、X-Y運動装置(如何なる異なる種類の文字または図形をもOLEDパネル内に書くことができる)であることができる操作システムにスクライビングツールを取付け、スクライビングシステムを“コンピュータ・トゥ・プレート”システムとして動作させることができる。
本発明は、更に、キャリヤとしての基体材料を含む有機発光ダイオード(OLED)に関し、基体材料には少なくとも1つの陽極層及び少なくとも1つの陰極層が被膜及び/または積層され、これらの層の間に光を放出するための少なくとも1つの機能層が挟持されており、陽極層と陰極層との間に電圧を印加すると少なくとも1つの光放出領域内において光が放出される。このOLEDは少なくとも1つの非光放出領域を含み、この非光放出領域は、少なくとも陽極層及び/または陰極層内に溝を刻み付けることによってこれらの少なくとも1つにおいて光放出領域から非光放出領域へ流れる電流を遮断することによってもたらされる。少なくとも1つの溝を含む陽極層、陰極層、及び機能層は、表面全体に何等の熱的影響をも受けず、特に溝のバンドが熱的影響を受けていない均一な外見を呈する。このように、少なくとも1つの層内の溝の刻み付けは、レーザーその他の如何なる異なる放射をも用いずに遂行される。層材料に溝を生成させるための除去プロセスにレーザー放射を使用すると、不幸なことに、熱的な影響を受けてスクライビング品質が劣化するようになる。スクライビングされた溝を特色とする本発明によるOLEDは、OLEDの表面全体が熱的影響を受けることがない。特に、スクライビングツールが“コールド除去”に基づいているので、溝バンドは影響を受けない。
本発明の有機発光ダイオードによれば、溝が囲み線を形成していることを特色とし、この囲み線内に非光放出領域の平面電流分離が得られる。特定的には電気的短絡であるホットスポットを、この囲み線で囲むことができる。電気的短絡を電気的に分離することによって、容易な救済プロセスでOLEDを回復させることができる。
更に、本発明は、非光放出領域を光放出領域から分離する方法を用いた有機発光ダイオード(OLED)に関する。
OLEDパネル、及びOLED自体内の異なる領域を分離する上述した方法、並びに特許請求の範囲に記載の構成要素、及び上述した実施の形態内に本発明に従って使用されている構成要素のサイズ、形状、技術的概念としての材料選択には何等の特別な例外も存在せず、当分野において公知の選択基準を何等の制限もなく適用することができる。本発明の目的の付加的な細部、特色、及び長所は、特許請求の範囲の従属項に記載されており、また単なる例示に過ぎない添付図面に基づく以下の説明は本発明による照明デバイスの好ましい実施の形態を示している。
図1は有機発光ダイオード(OLED)1の斜視図であって、この概要図の種々の要素の寸法の縮尺は均一ではなく、特に、異なる層のそれぞれの厚みは真の縮尺ではない。従って、図1は単なる概要を示しているに過ぎない。
OLED 1は、ガラスパネル、または有機材料または金属製のパネルによって形成することができる基体材料10を含む。即ち、基体材料10は基本的構造を形成し、その上に異なる層が重ねられる。積層されるこれらの層は、インジウムスズ酸化物層(ITO層)として形成することができる少なくとも陽極層11であり、この陽極層11の上に複数の異なる機能層12が積層される(簡易化のために、これらの機能層12は1つの機能層12だけが示されている)。これらの機能層12は、少なくとも正孔注入層、正孔輸送層、光の放出が実現される放出層(蛍光及び/または燐光エミッタ)、及び少なくとも1つの正孔阻止層、電子輸送層、及び少なくとも1つの電子注入層を含むことができ、これらの異なる層は通常は極めて薄く、各々約10nmの厚みに制限されている。最上層は陰極層13であって、陽極層11との間に異なる機能層12を挟持している。電力供給のための接触は、陽極層11と陰極層13とに図式的に示されている。
陽極層11及び陰極層13に電流を供給すると、OLED 1の全表面にわたって光放出が出現する(表面上の矢印で図式的に示す)。電源に接している放出表面が、光放出領域15として示されている。光放出領域15と非光放出領域16との間には溝14が設けられている。この溝14は、層11または層13の少なくとも一方内の電流を遮断することによって両領域15、16を分離している。溝14は図式的に、そして基体材料10上に積層された全ての層を分離しているように示されている。光放出領域15から非光放出領域16への電流の流れを遮断するためには陰極層13だけを分離すれば十分であり、異なる層の厚みは数ナノメートルの範囲内にあり、従って、特定的に層11−13のどれをスクラビングするかは重要ではない。溝14の刻み付けは、細い掘削剣先を持ったスクライビングツール17によって遂行される。スクライビングツール17は、複数の層内に溝14を刻み付けるのに適する針、ナイフ、剃刀の刃、または例えば彫刻刀であることができ、溝14の形状はV字形に限定されるものではない。スクライビングツール17の寸法と、異なる層11−13の厚みとの間の関係によって、高さに対して幅が極めて大きい溝14がもたらされることは明白である。スクライビングツール17を用いる溝の刻み付けは、基体10を破壊することなく(主として、基体層10の硬さに依存する)、層11−13を分離させるのに適している。
図2は有機発光ダイオード1の平面図であって、示されている個々の図形は非光放出領域16を光放出領域15から分離することによって得ている。もし非光放出領域16がOLED 1のエッジによって画されていれば、溝14が囲み線18を形成している必要はない。もし非光放出領域16が光放出領域15内に位置していれば、光放出領域15と非光放出領域16との間の電流を確実に遮断するために、囲み線18を形成させなければならない。例として魚形シルエットの図形の線画が示されている。これらの線画は、電流を確実に遮断するために囲み線として形成されている。もしOLED 1に電力が供給されれば光放出領域15は発光し、魚形シルエットの囲み線内は暗黒のままになる。この原理によって、能動照明デバイスを形成するOLED 1の安定性が増す。この図形はスクリプトまたは類似の応用にも関係付けることができる。
もしOLED 1が、ホットスポット19(電気的短絡であることができる)であれば、普通ならばそのOLED全体が不良品になる恐れがある。ホットスポット19に電流を流さないようにするためには、囲み線18によってホットスポット19を取り囲めばよいことは明白である。この修復原理はOLED 1を救済し、その後に使用可能にするのに適している。更に、陰極のカットオフ領域を装飾の目的のために、例えば接着テープで持ち上げてOLED内に窓を作ることができる。顕微鏡を用いてガラス基体を通してOLED 1を検査することによって、機械的スクライビング方法の実行を容易にチェックすることができる。
本発明は、単なる例示に過ぎない上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって限定されている保護の範囲内で種々の方法で変更することができる。従って、本発明は更に、異なる実施の形態に、特に、OLED 1のデザイン及び/またはスクライビングの構造に適用可能である。保護の範囲はスタックされたOLEDにも及ぶことが理解されよう。このスタックされたOLEDは、ITOまたは薄い金属フィルムのような導電層によって、またはpドープされたnドープ層からなり、それらの間にバリヤー層を有する、または有していないいわゆる電荷生成層によって分離されている。
有機発光ダイオード(OLED)の概要斜視図であって、正しい縮尺にはなっていない。 OLEDパネルの平面図であって、ホットスポットを囲む囲み線、パネルのエッジによって画されている非光放出領域、及びOLEDパネル内の図形応用の例示形状を含んでいる。
符号の説明
1 有機発光ダイオード(OLED)
10 基体材料
11 陽極層
12 機能層
13 陰極層
14 溝
15 光放出領域
16 非光放出領域
17 スクライビングツール
18 囲み線
19 ホットスポット

Claims (14)

  1. キャリヤとしての基体材料(10)を含む有機発光ダイオード(OLED)(1)内で、少なくとも1つの非光放出領域(16)を少なくとも1つの光放出領域(15)から分離する方法であって、上記基体材料(10)には少なくとも1つの陽極層(11)及び少なくとも1つの陰極層(13)が被膜及び/または積層され、上記層(11、13)の間に光を放出するための少なくとも1つの機能層(12)が挟持されており、上記陽極層(11)と上記陰極層(13)との間に電圧を印加すると上記光放出領域(15)内において光が放出され、上記少なくとも1つの非光放出領域(16)の分離は、少なくとも上記陽極層(11)及び/または上記陰極層(13)に溝(14)を刻み付けて、少なくとも1つの上記層(11、13)において上記光放出領域(15)から上記非光放出領域(16)へ流れる電流を遮断することによって行ない、上記溝(14)はスクライビングツール(17)による機械的刻み付けによって形成することを特徴とする方法。
  2. 上記スクライビングツール(17)として、細い刃部を含む機械的手段が使用されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 上記スクライビングツール(17)として、針、ナイフ、剃刀の刃、または彫刻刀が使用されることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 上記溝(14)は囲み線(18)として形成され、上記囲み線(18)の内側領域を外側領域から電気的に分離していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の方法。
  5. 上記陽極層(11)はインジウムスズ酸化物層として形成され、上記インジウムスズ酸化物層は上記スクライビングツール(17)によって刻み付けられて上記インジウムスズ酸化物層内に上記溝(14)が形成され、上記溝バンドの両側間の電流を遮断するようになっていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の方法。
  6. 上記陰極層(13)はアルミニウム層として形成され、上記アルミニウム層は上記スクライビングツール(17)によって刻み付けられて上記アルミニウム層内に上記溝(14)が形成され、上記溝バンドの両側間の電流を遮断するようになっていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の方法。
  7. 上記OLED(1)上の上記スクライビングツール(17)の運動は手によって操作されることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の方法。
  8. 上記OLED(1)上の上記スクライビングツール(17)の運動は操作システムによって操作されることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の方法。
  9. キャリヤとしての基体材料(10)を含む有機発光ダイオード(OLED)(1)であって、上記基体材料(10)には少なくとも1つの陽極層(11)及び少なくとも1つの陰極層(13)が被膜及び/または積層され、上記層(11、13)の間に光を放出するための少なくとも1つの機能層(12)が挟持されており、上記陽極層(11)と上記陰極層(13)との間に電圧を印加すると少なくとも1つの光放出領域(15)内において光が放出され、上記OLED(1)は少なくとも1つの非光放出領域(16)を含み、上記非光放出領域(16)は少なくとも上記陽極層(11)及び/または上記陰極層(13)内に溝(14)を刻み付けることによって少なくとも1つの上記層(11、13)において上記光放出領域(15)から上記非光放出領域(16)へ流れる電流を遮断することによってもたらされ、上記溝(14)を含む少なくとも1つの上記層(11、12、13)は何等の熱的影響を受けておらず、特に上記溝(14)のバンドが熱的影響を受けておらず、表面全体が均一な外観を呈していることを特徴とする有機発光ダイオード(OLED)。
  10. 上記層(11、12、及び/または13)の少なくとも1つに上記溝(14)を刻み付ける手段は、レーザー放射を用いないことを特徴とする請求項9に記載の有機発光ダイオード(OLED)。
  11. 少なくとも1つの上記層(11、12、及び/または13)に上記溝(14)を刻み付ける手段は、機械的スクライビングツール(17)であることを特徴とする請求項9または10に記載の有機発光ダイオード(OLED)。
  12. 上記溝(14)は囲み線(18)になっており、上記囲み線(18)内の非光放出領域(16)を電流分離していることを特徴とする請求項9乃至11の何れか1項に記載の有機発光ダイオード(OLED)。
  13. 特に電気短絡のようなホットスポットが、上記囲み線(18)内に配置されていることを特徴とする請求項9乃至12の何れか1項に記載の有機発光ダイオード(OLED)。
  14. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の方法を用いた請求項9乃至13の何れか1項に記載の有機発光ダイオード(OLED)。
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