JP2009536710A - ワイヤメッシュ及びワイヤクロスを持つ絶縁スリーブ - Google Patents

ワイヤメッシュ及びワイヤクロスを持つ絶縁スリーブ Download PDF

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Abstract

内燃エンジン排気マフラ用のマフラ充填物として役立つ遮音/断熱管状構造体は、1実施形態では、連続長さ管に形成される単独ステンレススチールワイヤメッシュの内側層を含む。その実施形態では、中間構造体は、共編み玄武岩又は他の連続長さ非金属繊維及び好ましくはステンレススチールワイヤの2つの層に巻かれる扁平の管状構造体を含む。扁平の並置層は、両構造体をコーンの中に送り込み、共編みワイヤメッシュ及び玄武岩繊維の少なくとも2つ又はそれ以上の層を形成することにより内側層のまわりに少なくとも1回巻かれる。この実施形態では、次いで、単独ステンレススチールワイヤメッシュの外側層が、コーンから編み機に及び編み機の中に送られる同心の管状構造体のまわりに編まれる。同心管の連続長さは、次いでダイス型の中を引っ張ることにより寸法決めされて内径及び外径を形成し且つ整え、且つ長さに切断される。

Description

本発明は、導管等に断熱及び/又は遮音を与えるため、例えば内燃エンジン用のマフラ充填物として使用されるスリーブに関する。
内燃エンジン用のマフラは、排気システムから出る騒音を減衰するために充填材を使用する。これらの充填材は、ブランケットに機械的にプレスされる又はキャビティに吹きこまれる短繊維からなる傾向がある。問題は、短繊維が使用中に逃げ出す傾向があり且つマフラから放出される。このことはマフラに残された繊維量を著しく減少させ、かくしてマフラの騒音減衰特性を減少させる。
アカース(Akers)らの米国特許第6,978,643号は、細長い基材を保護するための絶縁用の多層スリーブを開示する。この構造体は、内燃エンジンマフラ用のマフラ充填物として有用であるとは開示されていない。スリーブは、端と端を一体的に接合された異なるセクションが連続的に編まれ、セクションは、望ましい特性のために選ばれた異なるフィラメント部材で形成される。スリーブは、一方のセクションを他方のセクション内に同心に配置するためにスリーブを逆に折り重ねることによって多層形態に形成される。スリーブの端は、ほつれを防止し且つ細長い基材上にクリンチとして働く止め編みかがり部で仕上げられる。ゴム編みを用いて絶縁有効性を増大させる絶縁空気ポケットをスリーブに沿って長手方向に形成する。
スリーブは、編成によって金属ワイヤ及び繊維フィラメントのようなからみ合せベースフィラメント部材から形成された第1可撓性管状セグメントを有する。第2可撓性管状セグメントは、また、繊維とからみ合せたベースワイヤフィラメントのからみ合せフィラメント部材で形成される。内側セグメントは、高温に耐えるガラス、石英、又は他の鉱物繊維から形成される。
第1及び第2セグメントは、各々円周方向内方に折り重ねられて第1及び第2セグメントを各々2つの同軸セグメントに形成する。外側セグメントは、DREF繊維糸で形成され、ガラス繊維は、ガラス繊維により示されるようにハーシュネス(手あらい)なしに外側セグメントの手による取り扱いを可能にするために内側セグメントを形成するのに使用される。からみ合わせフィラメントは異なる特性を有する。各セグメントのベースフィラメント部材はワイヤであるのがよく、各セグメントのからみ合わせフィラメント部材は繊維である。この構造体は、セグメントのすべてに第2繊維フィラメントと編まれたベースワイヤフィラメントからなるように要求し、且つまた、外側セグメントにDREFであるように、内側セグメントに取扱い目的のためにガラス繊維であるように要求する。
この構造体はさまざまな外側セグメント及び内側セグメント全体にワイヤと繊維両方が要求される点で比較的複雑で且つ高価である。また、さまざまなセグメントを、同軸の関連したセグメントを形成するように逆に折り重ねることは、追加の費用のかかる折り重ねステップを必要とする。
青山(Aoyama)らの米国特許第4,278,717号は、内燃エンジンマフラ用の充填物として有用であるとしては開示されておらず、編み金属ワイヤの環状ネットワークによって形成されるコンパクトなトロイダル構造体の形態の耐熱クッションを開示する。ネットワークは、トロイダル構造体の外面を形成する第1セグメント及び、所定の軸線方向分離で配置され且つネットワークの円周方向に延びる鉱物繊維糸を含む第2内側セグメントを含む。繊維は、第2セグメントを形成する、編みワイヤの例えば3コースおきに、金属ワイヤの選択されたループ(編目)との係合によって支持される。ネットワーク構造体は、トロイダル構造体を形成するための第2セグメント自由端と最初の部分で巻かれる。
Frochauxらの米国特許第3,949,828号は、ワイヤメッシュで作られた中空の円筒状流体透過性の騒音低減要素からなる流体排気消音器を開示する。騒音減少要素は、加圧流体のための排気管に接続されるようになったハウジング内に設けられる。ハウジングは、加圧流体がハウジングの一端に流入し且つ騒音減少要素を通過後ハウジングの側面から排出されるように作られる。しかしながら、この構造体は、現在の内燃エンジン排気マフラと用としては開示されていない。
Nordingらの米国特許第5,799,395号は、空隙絶縁排気パイプを製造するための工程を開示する。空隙絶縁排気パイプは、排気パイプの長さの中間領域で2つの内側パイプセクションの間に滑り嵌めを有し、且つ滑り嵌めが配置される排気パイプの脚部を接合するベンドの領域に又はベンドを越えて設けられる外側パイプ内の内側パイプへの半径方向取付け部を有する。この構造体は、上で論議された内燃エンジンマフラのばらばらの充填物問題を是正するために有用であるとは開示されていない。
本発明者は、現在のマフラ充填物の上記問題の解決の必要性を認識する。特に、彼らは、現在起っているような繊維の損失を排除するために内燃エンジンの排気マフラ用の充填物として使用される又は他の高温若しくは大きな音の管状部材若しくは適用に使用することができ、且つ制作費が低く且つ容易に製造される、とりわけ1つの管状部材のための遮音/断熱のためのスリーブの必要性を認識する。上述の先行技術システムは、作成するのにコストがかかると考えられ、又は例示として内燃エンジン排気システム用のマフラ充填物として十分に役立たないと考えられる。
短繊維を使用する現在のマフラ充填物におけるような、騒音減衰の損失を最小限にする内燃エンジンマフラの充填物として使用される、本発明の1実施形態による、例えばマフラ充填物として、管状部材用の遮音/断熱のためのスリーブは、単独編みワイヤからなる編みワイヤメッシュ外側層と、単独編みワイヤからなる編みワイヤメッシュ内側層と、少なくとも1つの連続的な繊維と共同編みされた編みワイヤからなる外側層と内側層の間の少なくとも1つの中間層と、を含む。
かくして、連続繊維は、例えば、使用中マフラから排出される従来技術の短繊維の問題を回避し、同時に、従来技術の充填物と比較して信頼でき且つ長寿命を示す良好な騒音減衰を提供する。
1実施形態では、中間層は、少なくとも1つの連続繊維と共編みされた編みワイヤの少なくとも2つの重なり層からなり、さらなる実施形態では、繊維は玄武岩である。
さらなる実施形態では、内側層は、直径が約0.011ないし約0.028インチの範囲のステンレススチールワイヤからなるのが好ましく、さらなる実施形態では、外側層は、直径が約0.006ないし約0.020インチの範囲のステンレススチールワイヤからなり、まださらなる実施形態では、中間層は、直径が約0.003ないし約0.011インチの範囲のステンレススチールワイヤからなる。
さらなる実施形態では、玄武岩繊維は約5ないし20ミクロンの直径を有し、かつまた、繊維は約330+/−10%バンドルテックスのロービング状態に集合されるのが好ましい。
さらなる実施形態では、内側層は、約1ないし4インチの内側直径を持つ管状である。
さらなる実施形態では、少なくとも1つの連続繊維は、約500度を越える比較的高い温度に耐える非金属糸である。
まださらなる実施形態では、編みワイヤは好ましくはステンレススチールであり、外側層と内側層のワイヤは異なる直径のものである。
さらなる実施形態では、例えば、内燃エンジンの排気システム用のマフラ充填物として特に使用するための、連続的な遮音/断熱管状構造体を作る方法は、金属ワイヤから第1円筒管状ワイヤメッシュ層構造体を編むステップと、金属ワイヤを少なくとも1つの連続非金属繊維と共編みして第2円筒管状ワイヤメッシュ層構造体を編むステップと、第2円筒管状構造体を扁平にして少なくとも1つの連続非金属繊維と共編みされた平らな金属ワイヤ構造体を形成するステップと、第1円筒構造体に扁平の第2構造体を巻きつけて複合多層管状構造体を形成するステップと、複合多層管状構造体のまわりに第3の最も外側の管状層を金属ワイヤから編んで、巻かれた扁平の第2構造体が第1層と第3層の中間である連続多層管状構造体を形成するステップと、を含む。
さらなる実施形態では、編みワイヤの全てはステンレススチールであり、少なくとも1つの繊維は玄武岩である。
さらなる実施形態では、巻きつけステップは、第1管状構造体及び扁平の第2構造体をコーンの中へ送り込むことを含み、扁平の第2構造体がコーンの中心への送り込み中第1構造体に巻かれる。
さらなる実施形態では、方法は、出来た連続多層管状構造体を一連のダイス型に送り込んで、最も内側の管状構造体の内径を再び整え且つ修正し、最も外側の管状構造体の外径を修正することを含む。
さらなる実施形態では、方法は、第2構造体を少なくとも2つの扁平層に形成し、次いで第2構造体を内側管状構造体に少なくとも一回巻いて編み外側層が遮音/断熱管状構造を少なくとも4層構造体に形成するように少なくとも3層構造体を形成することを含む。
さらなる実施形態では、例えば内燃エンジンマフラ充填物のための排気システムに使用され、例えば、マフラのための遮音又は断熱を提供するマフラスリーブは、単独編みワイヤからなる編みワイヤメッシュ外側管状層と、単独編みワイヤからなる編みワイヤメッシュ内側管状層と、を含む。中間管状層が、外側層と内側層の間にあって、複合編みワイヤメッシュ−編み非金属繊維層を形成するように少なくとも1つの連続非金属繊維と共編みされた編み金属ワイヤからなる。好ましくは、共同編み層は、内側層と外側層の間に配置された少なくとも2つの重なり隣接層に形成される。
図1において、スリーブ10は、例えばこの実施形態では、内燃エンジン排気システム(図示せず)用のマフラ充填物を形成する多層からなる細長い管状構造体である。スリーブ10の長さは、スリーブが取付けられることになるマフラの長さに相当するように所定の実行によって決定される。スリーブは有孔排気パイプ(図示せず)に嵌まり且つパイプと同心である。
図2及び図4において、スリーブ10は、長手方向軸線24と同心である多同心管状層12、14、16、18,20、及び22を含む。層12は最も外側の層であり、層22は最も内側の層である。層12は、単独編みワイヤメッシュからなる。層22は、編みワイヤメッシュ又は編みワイヤクロスからなる。図5は、例えば、平らにされた平面図に現れるような外側層12を示す。1つの実施形態における外側層12は、従来の編み機でワイヤメッシュ28に編まれたステンレススチールワイヤ26からなる。ワイヤ26は連結ループ30に編まれる。この実施形態の層12のワイヤは、約0.006インチないし約0.020インチ(約0.152mmないし約0.5mm)の直径を有する。しかしながら、この直径は、所定の実行による他の実施形態ではこれらの値と異なっていてもよい。外側層12は、中間層を収容し、且つ中間層の繊維をスリーブから脱出させない半剛性チューブを形成する。
図2の最も内側の層22は、編みワイヤメッシュ形態で外側層12と同様に現れるが、好ましくは、約0.011インチないし約0.028インチ(約0.28mmないし約0.71mm)の直径を有するステンレススチールワイヤから編まれる。実際的な目的を除いて、1つの実施形態では、エンドレスであるこのチューブは、セクションに切断される。内側層22は円筒状であり且つ以下に記述されるべき中間層を支持するために半剛性である。内側層22を形成する管状構造体は、丸編み機で編まれる。管状構造体は、次いで一連のダイス型(図示せず)の中に通して引かれて構造体の外径を再び整え且つ形成する。チューブの連続長さは可撓性があり、図1のスリーブ10を形成する構造体の組立ての後ほどの使用のために蓄えられる。
変形例では、内側層22(及びまた図2の外側層12)は、上記の編みワイヤと同じワイヤの織りワイヤクロスから形成されてもよい。織りワイヤクロスの例は図7に示される。この実施形態のステンレススチールワイヤ32は、織り構造体で典型的なように交互関係で織られる。これは図5の編みメッシュ形態と異なり、ワイヤは相互に連結されたループに形成される。図7の織りスタイルでは、ワイヤは、ワイヤが図示されているようにワイヤの直線のネットワークで交互に互いに上下に織る事実を除いて略直線である。織りは、織り間にほぼ四角い開口部を形成する。かくして編みワイヤか織りワイヤのいずれかを、最も内側の層22のために使用してもよい。最も外側の層12は、編みワイヤメッシュだけである。内側層の織りタイプは重要ではない。しかしながら、外側層は編みワイヤメッシュとすべきである。
重要なことは、管状である内側層22が上記されたように最初に形成され且つ後の使用のために蓄えられることである。この内側層は単独ワイヤメッシュであり、非金属繊維がこの層には使用されていない。
図2の中間管状層14、16,18及び20は、別の大型丸編み機又は織り機(図示せず)で形成される。この実施形態のこれらの層は、例えば、直径約0.003インチないし約0.011インチ(約0.076mmないし約0.28mm)のステンレススチールワイヤからなる。
非金属繊維、好ましくは非金属である玄武岩繊維は、編みワイヤ又は織りワイヤと共編みされて非金属玄武岩繊維と織り交ぜられた編みワイヤ又は織りワイヤからなる材料の複合層を形成する。これらの繊維は長さが連続的であり、少なくとも500℃のような高温に耐えられる。図6は、本実施形態では、ほぼ連続長さの玄武岩繊維36と共編みされたほぼ連続長さの織りステンレススチールワイヤ34を示す。これは、共編みワイヤメッシュと玄武岩繊維のシート38を形成する。玄武岩繊維は、直径で約5ミクロンないし約20ミクロンであるのが好ましい。繊維は、約330バンドルテックス(g/1000m)のロービングに集合される。ロービングは、次いで、ワイヤと編まれてシート38を形成する。
玄武岩繊維が1つの実施形態では使用されるが、周知のようにガラス、炭素又はセラミックス等のようないかなる非金属繊維を、所定の実行による変形実施例で使用してもよい。
玄武岩繊維は、単一段階工程で単一成分原材料を使用して玄武岩から作られる。繊維は連続繊維として形成され且つ後にそれらの意図した使用のための形態に変換されるのがよい。玄武岩ロービングは、ストランドのバンドルを単一大ストランドに集合させることによって製造され、次いでこのストランドは巻かれて安定な円筒形パッケージになる。"玄武岩繊維糸には、さらなる加工のために要求される十分な一体性を提供するために商業的に入手可能なサイズ剤が被覆される。また、繊維は、ロービングを撚ることによって撚り糸に形成されてもよい。撚りは、織る前に糸にさらなる一体性を提供する。
玄武岩繊維は、繊維ガラスと比較して比較的高い作動温度、高いヤング率及び大きな化学抵抗を有する。玄武岩繊維は、アスベスト繊維及び炭素繊維に取って代わるものであって、これはこれら他の繊維と比較して玄武岩特性のためである。しかしながら、他のさまざまな実施形態によるスリーブにいかなる繊維を使用してもよい。
例えば、直径9ミクロンの玄武岩繊維の特性は、破壊引張強度35-40(cN/tex)、密度2.65g/cm3、線密度50tex及びサイズ剤含有率1-2%を有する水分回復率1.0%を含む。ロービングは、線密度約330+/−10%tex及び破壊荷重約107Nを有する。玄武岩繊維は、Albarrie Canada Limited、Barrie、Ontario、Canadaから入手できる。
共編み玄武岩繊維及びワイヤメッシュは、管状構造体として織られ、次いで、扁平にされて図6のシート38を形成する。図7aで、扁平シート38は、次いで、折り目40で折り重ねられて共編みワイヤ及び連続長さ玄武岩繊維の2つの並置層の2つの層構造体42を形成する。
図8において、1つの実施形態では、内側管状層22及び折り重ねられた中間層構造体42は、シート金属コーン44の大きな口部に送り込まれる。コーンは、中間層構造体及び内側層がコーンの中に送り込まれるとき、中間層構造体を内側層22のまわりに巻きつける。構造体42は、内側管状層22に2回巻きつくように十分な幅を有する。コーン44を出る層をなした管状構造体46は、円筒状シート金属ガイドバンド50を経由して丸編み機48に送り込まれる。丸編み機48は、内側管状構造体及びワイヤメッシュと共編み繊維の重なり中間多層をコーンの中を引き抜く。丸編み機48は、この時点で、これら他の内側層の上に、図2の外側ワイヤメッシュ層12を編む。外側メッシュ層12は、非金属繊維を持たない単独ワイヤである。出来た管状構造体は、比較的連続の無限長さの管状複合層構造体として製造されるのでどんな所望の長さをも有する。
内側層、外側層、中間層の連続管状構造体の出来た構造体は、次いで一連のダイス型の中を引かれて管状構造体の最終的な内径及び外径を整え且つ形成する。この構造体は、図3に示されるように長さに切断される。図3では、繊維のほつれた端52は、必要に応じて切り取られる。
開示された実施形態に修正をしてもよいことは当業者に思い浮かぶであろう。例えば、繊維は、高温環境に耐えるガラス又は他の材料でもよい。中間層は、好ましくは、2つの層に扁平にされ、次いで内側層に2回巻かれるけれども、これは例示である。
共編み層の数は任意であり、所定の実行によりいかなる数の層からなっていてもよく、開示された実施形態の開示された4つの層よりも少なくても、多くてもよい。重要なことは、中間層が所定の適用のための断熱又は遮音としての役立つことである。伴われる温度又は音の強さに依存して、開示された4つの中間層よりも共編みメッシュの多い又は少ない層を使用してもよい。また、繊維は、例えば、スプールに巻かれたフィラメントの綿、プラスチック、ナイロン、ポリエステル又は他の細長いストランドからなってもよい。
開示された実施形態でここに記述されたスリーブの適用はマフラ充填物のためであるが、そのようなスリーブを、管状部材のための遮音又は断熱が必要とされる他の適用に使用してもよいことは当業者に思い浮かぶであろう。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって定められるべきであり、ここでの説明は、実例によって与えられ、限定ではない。
図1は、本発明の1つの実施形態による管状構造体の立面図である。 図2は、線2−2に沿った図1の構造体の部分断面図である。 図3は、端を仕上げていない、図1のスリーブの斜視図である。 図4は、線4−4に沿った図1の構造体の断面図である。 図5は、図1の構造体の最も外側の層を形成する編みワイヤメッシュ材料の一部の平面図である。 図6は、図1の構造体の中間層を形成する共編みワイヤメッシュ及び繊維の一部の平面図である。 図7は、最も内側の層を形成する織りワイヤクロスの一部の平面図である。 図7aは、共編みほぼ連続長さ繊維及びワイヤの2層構造体を形成するために互いに並置された折り重ね後の中間層の側立面図である。 図8は、図1の実施形態の構造体を形成するための工程に利用される装置の立面斜視図である。

Claims (23)

  1. 管状部材用の遮音/断熱スリーブであって、
    単独編みワイヤからなる管状編みワイヤメッシュ外側層と、
    単独編みワイヤからなる管状編みワイヤクロス内側層と、
    少なくとも1つの連続繊維と共編みされた編みワイヤからなる、前記外側層と内側層との間の少なくとも1つの管状中間層と、を含み、
    前記層は同心の多層管状構造体を形成する、
    ことを特徴とするスリーブ。
  2. 前記中間層は、前記少なくとも1つの連続繊維と共編みされた前記編みワイヤの複数の層からなる、請求項1に記載のスリーブ。
  3. 前記中間層は前記内側層のまわりに少なくとも1回巻かれる、請求項1に記載のスリーブ。
  4. 前記内側層は直径が約0.011インチないし約0.028インチの範囲のステンレススチールワイヤからなる、請求項1に記載のスリーブ。
  5. 前記外側層は直径が約0.006インチないし約0.020インチの範囲のステンレススチールワイヤからなる、請求項1に記載のスリーブ。
  6. 前記中間層は直径が約0.003インチないし約0.011インチの範囲のステンレススチールワイヤからなる、請求項1に記載のスリーブ。
  7. 前記少なくとも1つの連続繊維は約5ないし約20ミクロンの直径を有する玄武岩繊維からなる、請求項1に記載のスリーブ。
  8. 前記繊維は約330+/−10%バンドルテックスのロービングに集合される玄武岩繊維である、請求項1に記載のスリーブ。
  9. 前記内側層は約0.5インチないし約8インチの内径をもつ管状である、請求項1に記載のスリーブ。
  10. 前記少なくとも1つの連続繊維は約500℃を越える比較的高い温度に耐える非金属糸である、請求項1に記載のスリーブ。
  11. 前記編みワイヤはステンレススチールであり且つ前記外側層及び内側層の前記ワイヤは異なった直径のワイヤである、請求項1に記載のスリーブ。
  12. 遮音/断熱管状構造体を製造する方法であって、
    金属ワイヤからの第1円筒管状ワイヤメッシュ構造体を編んで第1層を形成するステップと、
    金属ワイヤを少なくとも1つの連続非金属繊維と共編みして第2円筒ワイヤメッシュ管状構造体を編むステップと、
    前記第2円筒管状構造体を扁平にして少なくとも1つの連続非金属繊維との共編み金属ワイヤ構造体を形成するステップと、
    前記扁平の第2構造体を前記第1円筒構造体のまわりに少なくとも1回巻きつけて複合多層管状構造体を形成するステップと、
    前記複合多層管状構造体のまわりに第3の最も外側の管状層を金属ワイヤから単独で編んで管状構造体の多層の長さを連続的に形成するステップと、を含み、
    巻かれた扁平の第2構造体は互いにほぼ同心である前記第1層と第3層の中間である、
    ことを特徴とする前記方法。
  13. 前記扁平の構造体を前記内側層のまわりに2回巻きつけることを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記少なくとも1つの連続的非金属繊維は玄武岩である、請求項12に記載の方法。
  15. 前記巻きつけるステップは、前記第1管状構造体及び扁平の第2構造体をコーンに送り込んで前記コーンへの送り込み中前記扁平の第2構造体を前記第1構造体のまわりに少なくとも1回巻きつけられるステップを含む、請求項12に記載の方法。
  16. 形成された層の全てを一連のダイス型に送り込んで前記最も内側の第1管状層の前記内径を再び整え且つ形成し、そして前記最も外側の第3管状層の前記外径を形成することを含む、請求項12に記載の方法。
  17. 前記第2構造体を少なくとも2つの扁平層に形成すること及びの前記第2構造体を前記内側管状構造体のまわりに2回巻きつけて、前記編み外側層が前記遮音/断熱管状構造体を6層構造体に形成するように5層構造体を形成することを含む、請求項12に記載の方法。
  18. 前記ワイヤメッシュの全てをステンレススチールワイヤで編むことを含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記中間層の前記ワイヤの前記直径よりも大きい直径を有するワイヤの内側層を編むこと及び前記第3の最も外側の層の直径よりも小さい直径を有するワイヤの中間層を編むことを含む、請求項12に記載の方法。
  20. 前記方法は前記長さを有限長さの管状構造体に周期的に切断することを含む、請求項12に記載の方法。
  21. 前記マフラのための遮音又は断熱を提供するための内燃エンジン排気マフラ充填スリーブであって、
    単独編みワイヤからなる編みワイヤメッシュ外側管状層と、
    単独編みワイヤからなる前記外側層と同心の編みワイヤメッシュ内側管状層と、
    複数の複合編みワイヤメッシュ編み非金属繊維層を形成するために少なくとも1つの連続長さ非金属繊維と共編みされた編みワイヤからなる、前記外側層と内側層の間の、且つ前記外側層及び内側層と同心の複数の中間管状層と、
    を含むスリーブ。
  22. 前記共編み層は前記内側層と外側層との間に配置される2つの隣接層からなる、請求項21に記載のスリーブ。
  23. 前記2つの層は最初に2つの平らな層として中間ステージで形成され、次いで、前記内側層のまわりに少なくとも1回巻かれ且つ曲げられて共編みワイヤ及び非金属繊維メッシュの2つの管状層を形成する、請求項22に記載のスリーブ。
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