JP2009536546A - 集中的な力を使用して血管を治療する装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【選択図】図1A
Description
しかし、蛇行した構造を通り抜け、非常に狭い病巣と安全に交合する際に問題が生じる。
さらに、病巣の中には、バルーンだけを使用して割るのが困難で、安全な膨張圧力で病巣を割ることができるようにする集中的な力を必要とするものもある。
ガイドワイヤ上をスライドできる追跡部材を備えた可撓性前進部材と、遠位端が追跡部材に取り付けられたバルーンとを有する装置がそこに開示されている。
しかし、このタイプの装置は、力を集中させるのに限界があり、分岐病巣に対処せず、押し込み性と操作性に欠けている。
その装置は、細長い主部材近位端および細長い主部材遠位端を有する細長い主部材と、細長い主部材遠位端に配置されたバルーンと、細長い補助部材近位端および細長い補助部材遠位端を有し、細長い補助部材遠位端がバルーンより近位に配置された細長い補助部材と、細長い主部材内に配置され、コアワイヤ取り付け点で細長い主部材に取り付けられた内側コアワイヤ部分と内部コアワイヤ部分に対して遠位に配置された外側コアワイヤ部分とを有し、外側コアワイヤ部分がバルーンの外側でバルーンと並んで延びるコアワイヤとを具備する。
他の実施形態では、固定ワイヤがバルーンの遠位端に配置される。
装置は、これらの用語は当技術分野で周知であるが、オーバーザワイヤ型とするか、または迅速交換型とするか、またはそれらの組み合わせとすることができる。
実施形態によっては、外側コアワイヤは、病巣に対するバルーンのスリップを防止するコイルを有する。
実施形態によっては、閉塞バルーンが細長い補助部材遠位端より近位に配置される。
装置は、細長い主部材近位端と細長い主部材遠位端とを有する細長い主部材と、細長い主部材遠位端に配置されたバルーンと、近位端とバルーンより近位に配置された遠位端とを有する細長い補助部材と、バルーンの遠位端に配置された遠位連結部材とを具備し、遠位連結部材は、細長い補助部材から円周方向に離れている。
その方法は、細長い主部材と、装置の遠位端にあるバルーンと、遠位端がバルーンより近位にある細長い補助部材と、装置に取り付けられ、バルーンと並んでバルーンの、細長い補助部材とは反対の側に配置されたワイヤと、バルーンの遠位端にある遠位連結部材とを有する装置を用意し、追跡ガイドワイヤを血管に挿入し、追跡ガイドワイヤを遠位連結部材に後ろから挿入し、装置の遠位端が病巣に隣接するまで、追跡ガイドワイヤ上で装置を進め、第2のガイドワイヤを細長い補助部材に通して進め、バルーンを膨張させて、少なくとも付属ワイヤと追跡ガイドワイヤとを血管内の病巣の異なる側に押しつけることを含む。
本発明の実施または試行に際して、本明細書で説明したものと同様または等価の方法および器材を使用することができるが、適切な方法および器材について以下に説明する。
争議が生じた場合、定義を含む特許明細書に従うものとする。
さらに、器材、方法、および実施例は単なる例示であり、限定するものではない。
例えば、幾つかの部材の寸法は、明瞭にするために、他の部材に比べて誇張されたり、または幾つかの物理的構成部材が1つの機能ブロックまたは部材に包含されたりすることがある。
さらに、適切とみなせる場合、同じまたは類似の部材を示すのに、図面の間で参照符号を繰り返すことができる。
また、図面に示したブロックの幾つかを組み合わせて、1つの機能部にすることができる。
これらの細部にわたる具体的な説明なしに本発明を実施できることを当業者ならば理解するであろう。
他の場合では、公知の方法、公知の手順、公知の部品、および公知の構造については、本発明を分かりにくくしないように、詳細にわたって説明しなかった。
図面および明細書を参照して、本発明による装置および方法の原理および動作をより深く理解できるであろう。
本発明は、他の実施形態も可能であり、また、様々な方法で実施もしくは実行することもできる。
また、当然のことながら、本明細書で採用された専門語および用語は説明のためのものであり、限定するものとみなされるべきではない。
逆に、簡潔にするために、単一の実施形態に関連させて説明された本発明の様々な特徴を、単独でまたは一部を適切に組み合わせて提供することもできる。
装置10は、近位端14および遠位端16を有する細長い主部材12を含む。
本発明の実施形態において、細長い主部材12はカテーテルシャフトである。
バルーン24は、細長い主部材12の遠位端16に配置されている。
バルーン24は、例えば、範囲が1.25mm〜10.0mmの様々な直径と、例えば、範囲が10mm〜30cmの様々な長さとで構成することができる。
長いバルーンは、多くの場合、長い患部である末梢病変を治療するのに特に有用である。
さらに、装置10は、ガイドワイヤ48を受け入れるように構成された細長い補助部材18を有する。
細長い補助部材18は、ガイドワイヤ48用の近位出口点21を備えた近位端20と、ガイドワイヤ48用の遠位出口点23を備えた遠位端22とを有する。
実施形態によっては、細長い補助部材18の少なくとも一部は、細長い主部材12内に配置されて、装置10の外形を小さくする。
細長い補助部材18の遠位端22は、バルーン24より近位にあるので、ガイドワイヤ48が細長い補助部材18を貫通して配置された場合に、ガイドワイヤは遠位出口点23から出て、バルーン24の外側でこれと並んで延びる。
さらに下記に説明するように、このように構成することにより、バルーン24と並んだ、力が集中する部材がもたらされる。
図1Aおよび図1Eに示した実施形態など、幾つかの実施形態では、細長い補助部材18は、細長い主部材12の長さに沿って近位ガイドワイヤポート50まで延びている。
この構成は、オーバーザワイヤ型の構成をもたらす。
1つの実施形態では、遠位出口点23を通って配置されたガイドワイヤ48は、バルーン24の近位端、または近位端の近くに股点46を形成する。
股点があると、例えば、側枝内に装置10を固定して、治療される血管内でスリップを防止するのに、または分岐部で装置10を正確に位置決めするのに有用である。
これは、例えば、近位部分に金属ハイポチューブ(hypotube)を使用し、遠位部分にポリマーまたは他の可撓性材料を使用することによって達成することができる。
この構成により、近位端での剛性を維持して押し込み性を得ると同時に、遠位端での可撓性を高めて蛇行性の血管に通す操作性をより容易にすることが可能になる。
しかし、細長い主部材12の遠位部分が過度に可撓性を有する場合、血管に押し込むことが困難になる。
このため、装置10はさらに、コアワイヤ28を有しており、このコアワイヤは、装置10の可撓性を大幅に低めることなく、装置10の押し込み性を向上させる。
コアワイヤ28は可撓性部分に設けられて、もはや剛性が必要とされない場合に、剛性部分で終端することができる。
他の実施形態では、可撓性ポリマーまたは他の可撓性材料を使用して、細長い主部材12を形成することによって、細長い主部材12は、その長さの全体かまたは大部分に沿って比較的可撓性となる。
これらの実施形態では、コアワイヤ28は、細長い主部材12の全長に沿って延びることができ、近位端14の剛性を高めるために、長さに沿って直径を変えることができる。
実施形態によっては、可撓性シャフトもまた、編み組みするかまたは補強して、十分な剛性を付与することができる。
内側コアワイヤ部分30は、外側コアワイヤ部分32に対して近位にあり、内側コアワイヤ取り付け点44で細長い主部材12に取り付けられている。
細長い主部材12が、比較的可能性のある遠位部分と、比較的剛性のある近位部分とで構成される実施形態の場合、内側コアワイヤ取り付け点44は、剛性近位部分と可撓性遠位部分との間の境界部、例えば、ハイポチューブの遠位端に配置される。
細長い主部材がほとんどまたは完全に可撓性材料からなる実施形態では、内側コアワイヤ取り付け点44は、装置10の近位端14に配置される。
しかし、細長い主部材12の長さに沿った任意の位置に内側コアワイヤ取り付け点44を配置できると容易に分かるであろう。
さらに、複数の内側コアワイヤ取り付け点44を有してもよい。
内側コアワイヤ部分30は、バルーン24より近位の位置で細長い主部材12を出て、外側コアワイヤ部分32になる。
本明細書では、この位置をコアワイヤ出口点42と呼ぶ。
1つの実施形態では、コアワイヤ出口点42は、細長い主部材12の遠位端にある。
他の実施形態では、コアワイヤ出口点42は、細長い主部材12に沿った他の位置にある(しかし、ほとんどの場合バルーン24より近位にある)。
外側コアワイヤ部分32は、コアワイヤ出口点42よりも遠位にバルーン24と並んで配置され、外側コアワイヤ部分32の遠位端がバルーン24の遠位端25に取り付けられている。
幾つかの取り付け位置または接着位置を設けることで、カテーテルの全長にわたって力を伝達することが可能になり、ひいては、トルク能力および回転能力が全体的に高まる。
特に、次の場所、すなわち、バルーン24の遠位端25、コアワイヤ出口点42、および内側コアワイヤ取り付け点44のいずれかまたはすべてで接着することができる。
取り付け点をさらに増設することができる。
なお、内側コアワイヤを使用すると、可撓性の(ポリマーまたは他の)部分をより長くするかまたはシャフトを全面的に可撓性にすることさえ可能になり、装置10の全体的な可撓性が高くなる。
遠位連結部材38は、長さが2mm〜20mmの範囲にある短いレールであり、遠位連結部材38の近位端がバルーン24より遠位にあるように、遠位端25に接着することができる。
三方接着を使用して、遠位連結部材38、バルーン24、および外側コアワイヤ部分32を同時に取り付けることができる。
遠位連結部材38は、きつい狭窄部を通過するのを容易にするように、その遠位端に向かって先細りにすることができる。
遠位連結部材38は、細長い補助部材18および外側コアワイヤ部分32から円周方向に離れて配置され、追跡ガイドワイヤ49を保持するように構成されている。
実施形態によっては、遠位連結部材38、細長い補助部材18、および外側コアワイヤ部分32は、互いに約120°離れて配置される。
他の実施形態では、それらの間で円周方向にある間隔があくように、円周方向の他の間隔を用いることもできる。
このように、ガイドワイヤ48、追跡ガイドワイヤ49、およびコアワイヤ32は、バルーン24が膨張状態にあるときに、バルーン24に沿った円周方向に異なる位置で、バルーン24と完全に並んで位置することができる。
ガイドワイヤ48と追跡ガイドワイヤ49とコアワイヤ32との間の間隔は、特定の量である必要はないが、それらの間の間隔が、バルーン24の幾つかの異なる領域と並んだ各ワイヤを区分するのに十分なものでなければならない。
この場合に、これらのワイヤはそれぞれ、下記にさらに説明するように、困難な病巣を割る助けとなる集中的な力をもたらすことができる。
なお、実施形態によっては、ガイドワイヤ48および追跡ガイドワイヤ49は、異なる寸法とすることができる。
図1Bに示すように、細長い主部材12の内側部分は、細長い主部材12の近位端14に配置された膨張口52と、細長い主部材12の遠位端16に配置されたバルーン24との間を流体連通する膨張ルーメン26として機能する。
実施形態によっては、細長い主部材12の内部の一部が、図1Cおよび図1Dに示すように、膨張ルーメン26として使用するために区別化され、区別化した膨張ルーメン26だけが膨張口52と流体連通している。
細長い補助部材18は、縁部に沿って細長い主部材内に配置されている。
図1B〜図1Dの断面図は、その中にガイドワイヤ48を配置した細長い補助部材18を示している。
内側コアワイヤ部分30は、細長い主部材12内に配置されている。
実施形態によっては、図1Bおよび図1Cに示すように、内側コアワイヤ部分30は、細長い主部材12の縁部に沿って配置される。
他の実施形態では、図1Dに示すように、内側コアワイヤ部分30は、細長い主部材12の中心に配置される。
しかし、コアワイヤ取り付け点44およびコアワイヤ出口点42では、コアワイヤは、細長い主部材12の縁部と接触しているか、またはきわめて近接していると容易に分かるであろう。
追跡ガイドワイヤ49は、細長い主部材12の外側に示されている。
閉塞バルーン54は、細長い主部材12を囲んで配置され、補助部材遠位出口点23より近位にある。
閉塞バルーン54を使用して、閉塞バルーン54より近位にある血液流を一時的に閉塞し、細長い補助部材18を介して物品または薬物を病巣部位のある血管に導入するのを可能にすることができる。
実施形態によっては、物品は、切除用チップを備えたガイドワイヤなどの治療装置や他の治療装置である。
実施形態によっては、薬物は造影剤である。
他の実施形態では、薬物は治療薬剤または薬用溶液である。
実施形態によっては、閉塞バルーン54より遠位の細長い補助部材18上に複数のポート19を有することもある。
これら複数のポート19により、造影剤、薬剤、薬用溶液などの薬物を散布することができるようになる。
遠位連結部材38が細長い補助部材18と一列に整列していて、ガイドワイヤ48を遠位連結部材38に通し、さらに細長い補助部材18に通し、細長い補助部材近位出口点21から出して配置することができる装置10の概略図である図2について以下に言及する。
このように、図2に示す構成では、ただ1つのガイドワイヤが使用されている。
この設計により、単一ガイドワイヤ格納容器が、1つはバルーン24の遠位端で、1つはバルーン24の近位端で2つの部分に分割されて、装置10を血管に導入している間、バルーン24の近傍で装置10の外形が小さくなる。
ガイドワイヤ48は、遠位連結部材38および細長い補助部材18の内部に配置されている間、集中した力を作用させて困難な病巣を割る助けとなることができ、また、装置10を血管内に進める追跡ガイドワイヤとして使用することができる。
装置100は、近位端114および遠位端116を有する細長い主部材112を含む。
本発明の幾つかの実施形態では、細長い主部材112はカテーテルシャフトである。
バルーン124は、細長い主部材112の遠位端116に配置されている。
バルーン124は、例えば、範囲が1.25mm〜10.0mmの様々な直径と、例えば、範囲が10mm〜30cmの様々な長さとで構成することができる。
長いバルーンは、多くの場合、長い患部である末梢病変を治療するのに特に有用である。
さらに、装置100は、ガイドワイヤ48を受け入れるように構成された細長い補助部材118を有する。
細長い補助部材118は、ガイドワイヤ48用の近位出口点121を備えた近位端120と、ガイドワイヤ48用の遠位出口点123を備えた遠位端122とを有する。
実施形態によっては、細長い補助部材118の少なくとも一部は、細長い主部材112内に配置されて、装置100の外形を小さくする。
細長い補助部材118の遠位端122は、バルーン124より近位にあるので、ガイドワイヤ48が細長い補助部材118を貫通して配置された場合に、ガイドワイヤは遠位出口点123から出て、バルーン124の外側でこれと並んで延びる。
さらに、下記に説明するように、この構成により、バルーン124と並んだ、力が集中する部材がもたらされる。
図3に示した実施形態など、幾つかの実施形態では、細長い補助部材118は比較的短くて、5cm〜30cm延在し、実施形態によっては、約20cm延在する。
この構成により、装置100を後退させる必要があり、ガイドワイヤ48上に様々な装置を再挿入する必要がある場合に、迅速な交換が可能になる。
1つの実施形態では、遠位出口点123を通って配置されたガイドワイヤ48は、バルーン124の近位端、または近位端の近くに股点146を形成する。
股点があると、例えば、側枝内に装置100を固定して、治療される血管内でスリップするのを防止するために、または分岐部で装置100を正確に位置決めするために有益である。
これは、例えば、近位部分に金属ハイポチューブを使用し、遠位部分にポリマーまたは他の可撓性材料を使用することによって達成することができる。
この構成により、近位端での剛性を維持して押し込み性を得ると同時に、遠位端での可撓性を高めて蛇行性の血管に通す操作性をより容易にすることが可能になる。
しかし、細長い主部材112の遠位部分が過度に可撓性を有する場合、血管に押し込むことが困難になる。
このため、装置100はさらに、コアワイヤ128を有しており、このコアワイヤは、装置100の可撓性を大幅に低めることなく、装置100の押し込み性を向上させる。
コアワイヤ128は、可撓性部分に設けられて、もはや剛性が必要とされない場合に、剛性部分で終端することができる。
他の実施形態では、可撓性ポリマーまたは他の可撓性材料を使用して、細長い主部材112を形成することによって、細長い主部材112は、その長さの全体かまたは大部分に沿って比較的可撓性となる。
これらの実施形態では、コアワイヤ128は、細長い主部材112の全長に沿って延びることができ、近位端114の剛性を高めるために、長さに沿って直径を変えることができる。
実施形態によっては、可撓性シャフトもまた、編み組みするかまたは補強して、十分な剛性を付与することができる。
細長い主部材112が、比較的可能性のある遠位部分と、比較的剛性のある近位部分とで構成される実施形態の場合、内側コアワイヤ取り付け点144は、剛性近位部分と可撓性遠位部分との間の境界部、例えば、ハイポチューブの遠位端に配置される。
細長い主部材がほとんどまたは完全に可撓性材料からなる実施形態では、内側コアワイヤ取り付け点144は、装置100の近位端114に配置される。
しかし、細長い主部材112の長さに沿った任意の位置に内側コアワイヤ取り付け点144を配置できると容易に分かるであろう。
さらに、複数の内側コアワイヤ取り付け点144を有することもできる。
内側コアワイヤ130は、バルーン124より近位の位置で細長い主部材112を出て、外側コアワイヤ132になる。
本明細書では、この位置をコアワイヤ出口点142と呼ぶ。
1つの実施形態では、コアワイヤ出口点142は、細長い主部材112の遠位端にある(しかし、ほとんどの場合バルーン124より近位にある)。
他の実施形態では、コアワイヤ出口点142は、細長い主部材112に沿った他の位置にある。
外側コアワイヤ132は、コアワイヤ出口点142よりも遠位にバルーン124と並んで配置され、外側コアワイヤ132の遠位端がバルーン124の遠位端125に取り付けられている。
幾つかの取り付け位置または接着位置を設けることで、カテーテルの全長にわたって力を伝達することが可能になり、ひいては、トルク能力および回転能力が全体的に高まる。
特に、次の場所、すなわち、バルーン124の遠位端、コアワイヤ出口点142、および内側コアワイヤ取り付け点144のいずれかまたはすべてで接着することができる。
取り付け点をさらに増設することができる。
なお、内側コアワイヤを使用すると、可撓性の(ポリマーまたは他の)部分をより長くするか、またはシャフトを全面的に可撓性にすることさえ可能になり、装置100の全体的な可撓性が高くなる。
遠位連結部材138は、長さが2mm〜20mmの範囲にあり、実施形態によっては約10mmの短いレールであり、遠位連結部材138の近位端がバルーン124より遠位にあるように、遠位端125に接着することができる。
三方接着を使用して、遠位連結部材138、バルーン124、および外側コアワイヤ部分132を同時に取り付けることができる。
遠位連結部材138は、きつい狭窄部を通過するのを容易にするように、その遠位端に向かって先細りにすることができる。
遠位連結部材138が細長い補助部材118と一列に整列していて、ガイドワイヤ48を遠位連結部材138に通し、さらに細長い補助部材118に通し、細長い補助部材近位出口点121から出して配置することができる。
このように、図3に示す構成では、ただ1つのガイドワイヤが使用されている。
この設計により、単一のガイドワイヤ格納容器が、1つはバルーン124の遠位端で、1つはバルーン124の近位端で2つの部分に分割されて、装置100を血管に導入している間、バルーン124の近傍で装置100の外形が小さくなる。
ガイドワイヤ48は、遠位連結部材138および細長い補助部材118の内部に配置されている間、集中した力を作用させて困難な病巣を割る助けとなることができ、また、装置100を血管内に進める追跡ガイドワイヤとして使用することができる。
本発明のさらに別の実施形態による血管を治療する装置200の概略図である図4について以下に言及する。
図4に示す実施形態は、固定ワイヤバルーンの使用により外形が小さくなっていて、例えば、膝窩動脈下血管などのより小さい末梢血管に対して特に有用である。
装置200は、近位端214および遠位端216を有する細長い主部材212を含む。
本発明の幾つかの実施形態では、細長い主部材212はカテーテルシャフトである。
バルーン224は、細長い主部材212の遠位端216に配置されている。
バルーン224は、例えば、範囲が1.25mm〜10.0mmの様々な直径と、例えば、範囲が10mm〜30cmの様々な長さとで構成することができる。
長いバルーンは、多くの場合、長い患部である末梢病変を治療するのに特に有用である。
図4に示す実施形態では、バルーン224は、固定ワイヤバルーンである。
1つの実施形態では、バルーン224は、当技術分野において公知の固定ワイヤバルーンである。
そのようなバルーンの例には、ボストンサイエンティフィック社(米国マサチューセッツ州ナティック(Natick))のAceTM バルーンカテーテルに使用されるタイプのものがある。
別の実施形態では、バルーン224は、固定ワイヤが取り付けられた任意のバルーンである。
さらに、装置200は、ガイドワイヤ48を受け入れるように構成された細長い補助部材218を有する。
細長い補助部材218は、ガイドワイヤ48用の近位出口点221を備えた近位端220と、ガイドワイヤ48用の遠位出口点223を備えた遠位端222とを有する。
実施形態によっては、細長い補助部材218の少なくとも一部は、細長い主部材212内に配置されて、装置200の外形を小さくする。
細長い補助部材218の遠位端222は、バルーン224より近位にあるので、ガイドワイヤ48が細長い補助部材218を貫通して配置された場合に、ガイドワイヤは遠位出口点223から出て、バルーン224の外側でこれと並列して延びる。
さらに下記に説明するように、この構成により、バルーン224と並んだ、力が集中する部材がもたらされる。
図4に示した実施形態など、幾つかの実施形態では、細長い補助部材218は比較的短くて、5cm〜30cm延在し、実施形態によっては、約20cm延在する。
この構成により、装置200を後退させる必要があり、ガイドワイヤ48上に様々な装置を再挿入する必要がある場合に、迅速な交換が可能になる。
他の実施形態では、細長い補助部材218は、図1に関連させて上記に説明したオーバーザワイヤ構成用に、細長い主部材212の全長に沿って近位方向に延びることができる。
1つの実施形態では、遠位出口点223を通って配置されたガイドワイヤ48は、バルーン224の近位端、または近位端の近くに股点246を形成する。
股点があると、例えば、側枝内に装置200を固定して、治療される血管内でスリップしないようにするのに、または分岐部で装置200を正確に位置決めするのに有益である。
これは、例えば、近位部分に金属ハイポチューブを使用し、遠位部分にポリマーまたは他の可撓性材料を使用することによって達成することができる。
この構成により、近位端での剛性を維持して押し込み性を得ると同時に、遠位端での可撓性を高めて蛇行性の血管に通す操作性をより容易にすることが可能になる。
しかし、細長い主部材212の遠位部分が過度に可撓性を有する場合、血管に押し込むことが困難になる。
このため、装置200はさらに、コアワイヤ228を有しており、このコアワイヤは、装置200の可撓性を大幅に低めることなく、装置200の押し込み性を向上させる。
コアワイヤ228は、可撓性部分に設けられて、もはや剛性が必要とされない場合に、剛性部分で終端することができる。
他の実施形態では、可撓性ポリマーまたは他の可撓性材料を使用して、細長い主部材212を形成することによって、細長い主部材212は、その長さの全体かまたは大部分に沿って比較的可撓性となる。
これらの実施形態では、コアワイヤ228は、細長い主部材212の全長に沿って延びることができ、近位端214の剛性を高めるために、長さに沿って直径を変えることができる。
実施形態によっては、可撓性シャフトもまた、編み組みするかまたは補強して、十分な剛性を付与することができる。
細長い主部材212が、比較的可能性のある遠位部分と、比較的剛性のある近位部分とで構成される実施形態の場合、内側コアワイヤ取り付け点244は、剛性近位部分と可撓性遠位部分との間の境界部、例えば、ハイポチューブの遠位端に配置される。
細長い主部材がほとんどまたは完全に可撓性材料からなる実施形態では、内側コアワイヤ取り付け点244は、装置200の近位端214に配置される。
しかし、細長い主部材212の長さに沿った任意の位置に内側コアワイヤ取り付け点を配置できると容易に分かるであろう。
さらに、複数の内側コアワイヤ取り付け点244を有することもある。
内側コアワイヤ230は、バルーン224より近位の位置で細長い主部材212を出て、外側コアワイヤ232になる。
本明細書ではこの位置をコアワイヤ出口点242と呼ぶ。
1つの実施形態では、コアワイヤ出口点242は、細長い主部材212の遠位端にある(しかし、ほとんどの場合バルーン224より近位にある)。
他の実施形態では、コアワイヤ出口点242は、細長い主部材212に沿った他の位置にある。
外側コアワイヤ232は、コアワイヤ出口点242よりも遠位にバルーン224と並んで配置され、外側コアワイヤ232の遠位端がバルーン224の遠位端225に取り付けられている。
幾つかの取り付け位置または接着位置を設けることで、カテーテルの全長にわたって力を伝達することが可能になり、ひいては、トルク能力および回転能力が全体的に高まる。
特に、次の場所、すなわち、バルーン224の遠位端、コアワイヤ出口点242、および内側コアワイヤ取り付け点244のいずれかまたはすべてで接着することができる。
取り付け点をさらに増設することができる。
なお、内側コアワイヤを使用すると、可撓性の(ポリマーまたは他の)部分をより長くするかまたはシャフトを全面的に可撓性にすることさえ可能になり、装置200の全体的な可撓性が高くなる。
実施形態によっては、外側コアワイヤ232および固定ワイヤ240は同じワイヤからなる。
他の実施形態では、外側コアワイヤ232および固定ワイヤ240の幾つかまたはすべては、バルーン224の遠位端に連結される独立したワイヤ片である。
図5Aに示すように、外側コアワイヤ部分32、外側コアワイヤ部分132、または外側コアワイヤ部分232は、ワイヤ部分60とコイル34で構成されている。
ワイヤ部分60は、近位ワイヤ部分62、中間ワイヤ部分64、および遠位ワイヤ部分66を含む。
近位ワイヤ部分62および遠位ワイヤ部分66はともに、中間ワイヤ部分64の直径D2より大きい直径D1を有する。
コイル34は、中間ワイヤ部分64のまわりに巻かれている。
装置10の所定の位置に置かれると、中間部分64がコイル34とともにバルーン24と並んで延びる。
この構成により、可撓性が高くなるほかに、病巣での把持が強化されて、病巣に押し当てたバルーン24、124、224のスリップが低減される。
さらに、実施形態によっては、コイル34は放射線不透過性材料で構成され、それによって、装置10、100、200の位置決め用マーカの役割を果たす。
コアワイヤ32は、少なくとも1つの放射線不透過性マーカ36を有するワイヤである。
複数のマーカ36を使用することができ、例えば、バルーン24の近位端および遠位端などの最適な場所にこれらマーカを離間して配置することができる。
外側コアワイヤ部分32と、ガイドワイヤ48と、追跡ガイドワイヤ49と、その収縮状態(図6Aおよび図6B)およびその膨張状態(図6Cおよび図6D)にあるバルーン24とを示す、線B−Bに沿った装置10の断面図である図6A〜図6Dについて以下に言及する。
装置100、200に関して、形態をさらに小さくできると容易に分かるであろう。
図6Aおよび図6Bに示すように、バルーン24がその収縮形態にあるとき、外側コアワイヤ部分32は、畳んだバルーン24の内部に配置されている。
ガイドワイヤ48および/または追跡ガイドワイヤ49が存在する場合、ガイドワイヤ48および追跡ガイドワイヤ49がバルーン24の横に並ぶのが見て分かる。
図6Cに示すように、バルーン24が膨張すると、外側コアワイヤ部分32はバルーン24と並んで配置される。
外側コアワイヤ部分32がバルーン24に対して外側に配置されると、硬いまたは困難な病巣を割るまたは粉砕するための、力が集中した領域がもたらされる。
ガイドワイヤ48および追跡ガイドワイヤ49を使用して、力が集中する領域を増設することができ、実施形態によっては、ガイドワイヤ48が外側コアワイヤ部分32から円周方向に離れて配置されて、装置10のまわりに力が集中した複数の領域をもたらす。
様々な周方向間隔で配置できると容易に分かるが、例えば、細長い補助部材18を外側コアワイヤ部分32から約180°の位置に置くことができ、また、外側コアワイヤ部分32から約120°でかつ追跡ガイドワイヤ49から約120°の位置に置くこともできる。
この実施形態では、外側コアワイヤ33、35がさらに追加されている。
3つの外側コアワイヤで示しているが、適切な数量のコアワイヤを使用することができる。
1つの実施形態では、コアワイヤ28がコアワイヤ出口点42で複数のワイヤに分割され、その複数のコアワイヤが装置10の遠位端16でともに結束される。
代替の実施形態では、複数のコアワイヤ出口点42が細長い主部材12のまわりに離間し、複数のコアワイヤが複数のコアワイヤ出口点から出る。
次に、複数のコアワイヤは、バルーン24の遠位端25でともに結束される。
図7Aに示すように、病巣302を有する血管300には、追跡ガイドワイヤ49を通じて進入する。
追跡ガイドワイヤ49を遠位連結部材38に通して、装置10に後ろから挿入し、図7Bに示すように、追跡ガイドワイヤ49上で装置10を病巣302の近傍に進める。
次に、補助ガイドワイヤ48を細長い補助部材18に通して配置して、図7Cに示すように、ガイドワイヤ48の遠位端がバルーン24より遠位にくるまでガイドワイヤ48を進めることができる。
実施形態によっては、ガイドワイヤ48をこの遠位位置に進めにくい場合に、細長い補助部材18の遠位出口点23が病巣302を越えるように、装置10を遠位方向に病巣302を通り過ぎて進める。
次いで、ガイドワイヤ48を細長い補助部材18に通して進める。
次いで、ガイドワイヤ48および追跡ワイヤガイド49がバルーン24に隣接し、病巣302の近傍に来るように、装置10を近位方向に引き戻すことができる。
次いで、図7Dに示すように、バルーン24を膨張させる。
バルーン24が膨張すると、外側コアワイヤ部分32は、畳んでいたバルーン24の内部から解放される。
バルーン24が膨張するとさらに、ガイドワイヤ48、追跡ガイドワイヤ49、および外側コアワイヤ部分32が、血管と病巣のまわりの3つの異なる周方向位置で病巣302に押し当てられる。
ガイドワイヤ48、追跡ガイドワイヤ49、および/または外側コアワイヤ部分32があることで、集中的な力がもたらされて、バルーン24が完全に膨張する前に、使用者が硬い病巣を小さい圧力で割るのを可能にする。
そうすることで、血管はより低い歪み率で伸長することができ、それによって、バルーンの収縮にまつわる損傷が最小限になる。
血管300の内部に配置された装置10の概略図である図7Eについて以下に言及する。
バルーン24および/または外側コアワイヤ部分32および/またはガイドワイヤ48および/または追跡ガイドワイヤ49で病巣を割るか、または押し広げた後、次いで、バルーン24を収縮させることができる。
実施形態によっては、ガイドワイヤ48を後退させて、物体または薬剤を血管300に送り込む開口内孔部(open limen)を供給する。
閉塞バルーン54を膨張させて、血管300の、閉塞バルーン54より近位にある部分を塞ぐ。
次いで、薬剤、造影剤、または他の治療用装置を細長い補助部材18に挿入して、血管300を治療するために使用することができる。
実施形態によっては、バルーン24を収縮させた後、病巣を通り過ぎて装置10を進め、閉塞バルーン54を膨張させ、血管300の、病巣302より遠位にある部分を治療する。
さらに別の実施形態では、図1Aに示すように、装置10は閉塞バルーン54を有していない。
バルーン24を収縮した後、病巣を通り過ぎて装置10を進める。
バルーン24を小さい圧力で再度膨張させて血管300を閉塞し、血管300の、病巣302より遠位にある部分を治療する。
実施形態によっては、ポート19を、例えば、治療溶液を散布することで血管を治療するためのさらなる開口とすることができる。
「バディワイヤ」の概念は当技術分野では周知であり、湾曲した血管を真っ直ぐにして、カテーテルを通り易くする助けとするために、カテーテルと並んだ補助ワイヤを導入することを含む。
一方、本明細書で説明したような装置を使用することで、血管が破裂したり、バディワイヤがカテーテルに絡まったりする危険を最小限にして、「バディワイヤ」をカテーテル内に導入することができる。
さらに、本発明の装置を使用して、分岐部用の第2のワイヤを導入することもでき、細長い補助部材18に通して導入されたガイドワイヤ48と追跡ガイドワイヤ49はともに、血管内に留まることができる。
装置が身体から取り出されるときに、ガイドワイヤ48は細長い補助部材18内に配置されているので、ガイドワイヤ48が追跡ガイドワイヤ49と絡まるのを防止できる。
このように、発生し得る交錯は、装置10の取り出し時に自動的に修正される。
施術者が「偽腔」に遭遇した場合に装置10のさらなる利用法がある。
すなわち、追跡ガイドワイヤ49が真の内腔でない領域に直面した場合、補助ガイドワイヤ48を装置10に通し、真の内腔に通すことができる。
次いで、装置10を近位方向に後退させ、病巣と交合するようにガイドワイヤ48上を前進させることができる。
図8Aに示すように、病巣302を有する血管300には、ガイドワイヤ48を通じて進入する。
図8Bに示すように、ガイドワイヤ48を遠位連結部材138に通し、さらに、ガイドワイヤ48を細長い補助部材118に通して装置100に後ろから挿入する。
実施形態によっては、導入器を使用して、細長い補助部材118の遠位出口点にガイドワイヤ48を配置する助けとする。
導入器は、例えば、細長い補助部材118と遠位連結部材138の両方に前もって挿入された、雌端部を有するマンドレルとすることができる。
ガイドワイヤ48を遠位連結部材138に後ろから挿入するときに、ガイドワイヤ48の近位端をマンドレルの雌端部内に置く。
次いで、マンドレルを近位方向に引き戻して、ガイドワイヤ48を細長い補助部材118内に導くことができる。
こうして、ガイドワイヤ48を遠位連結部材138と細長い補助部材118に通し、細長い補助部材の近位出口点121から出すが、この近位出口点は、図8Bに示すような迅速交換用とする場合、細長い補助部材の遠位出口点123に比較的近接することができ、またはオーバーザワイヤ構成用として、細長い主部材112の近位端114に置くことができる。
ガイドワイヤ48上で装置100を進め、図8Bに示すように、バルーン124が病巣302に隣接するように装置100を置く。
なお、挿入中に、コアワイヤ132はバルーン124にくるまれているので、図8Bに示されていない。
次いで、バルーン124を膨張させ、これにより、ガイドワイヤ48とコアワイヤ132をともに病巣302に押し当てる。
ガイドワイヤ48および/または外側コアワイヤ132があることで、集中的な力がもたらされて、バルーン124が完全に膨張する前に、使用者が硬い病巣を小さい圧力で割ることを可能にする。
こうすることで、血管はより低い歪み率で伸長することができ、それによって、バルーンの収縮にまつわる損傷が最小限になる。
病巣302を有する血管300には、ガイドワイヤ48を通じて進入する。
ガイドワイヤ48を細長い補助部材218に通して、装置200に後ろから挿入する。
細長い補助部材の近位出口点221からガイドワイヤ48を出すが、この近位出口点は、図9Bおよび図9Cに示すような迅速交換用とする場合、細長い補助部材の遠位出口点223に比較的近接することができ、またはオーバーザワイヤ構成用として、細長い主部材212の近位端214に置くことができる。
ガイドワイヤ48上で装置200を進め、図9Bに示すように、バルーン224が病巣302に隣接するように装置200を置く。
なお、挿入中に、コアワイヤ232はバルーン224にくるまれているので、図9Bに示されていない。
次いで、図9Cに示すように、バルーン224を膨張させ、これにより、ガイドワイヤ48とコアワイヤ232をともに病巣302に押し当てる。
ガイドワイヤ48および/または外側コアワイヤ232があることで、集中的な力がもたらされて、バルーン224が完全に膨張する前に、使用者が硬い病巣を小さい圧力で割るのを可能にする。
こうすることで、血管はより低い歪み率で伸長することができ、それによって、バルーンの収縮にまつわる損傷が最小限になる。
あるいは、ガイドワイヤを導入する代わりに、固定ワイヤ240を使用して病巣と交合する。
この実施形態では、オプションとして細長い補助部材218を含まないこともある。
次いで、バルーン224を膨張させると、外側コアワイヤ232が集中的な力をもたらす。
細長い補助部材218がある場合、さらにガイドワイヤ48を細長い補助部材218に通して、集中的な力を増強することができる。
これらの力は、腎血管や末梢血管に見られるものを含む様々な病巣を治療するのに有用であり、弁形成術などの大きな力を必要とする手術に有用である。
細長い補助部材218を含む場合、物体、治療薬剤、造影剤、ガイドワイヤなどを血管に供給する導管として、細長い補助部材218を使用することもできると容易に分かるであろう。
本発明の実施形態による、二股に分かれた血管を治療する方法の各ステップの概略図である図10A〜図10Cについて以下に言及する。
最初に、図10Aに示すように、追跡ガイドワイヤ49を主血管300に導入する。
次に、図10Bに示すように、追跡ガイドワイヤ49を遠位連結部材38に後ろから通して、追跡ガイドワイヤ49上で装置10を進める。
次いで、ガイドワイヤ48を細長い補助部材18に通して、分岐血管304に進めることができる。
次いで、バルーンを膨張させて主血管病巣302を治療することができ、それと同時に、プラークシフトや分岐血管304に延びるさらなる病巣部分がある場合に分岐血管304を保護する。
代替の実施形態では、ガイドワイヤ48を遠位連結部材38および細長い補助部材18に後ろから挿入して、ガイドワイヤ48上で装置100を進める。
主血管300内の病巣302を治療した後、ガイドワイヤ48を近位方向に引き戻して、分岐血管304に導入することができる。
バルーンを収縮させ、カテーテルをガイドワイヤに沿って後退させ、装置を分岐血管に導入する。
次いで、バルーンを再度膨張させて、分岐血管内の病巣を圧迫する。
代替方法では、ガイドワイヤを分岐血管に導入し、カテーテルについては、ガイドワイヤ上で分岐部を通り過ぎて主血管内を進ませる。
次いで、バルーンを膨張させ、病巣を圧迫して、主血管の病巣を治療する。
バルーンを収縮させ、カテーテルを後退させ、ガイドワイヤがバルーンと並んで配置されるように、カテーテルを分岐血管に導入する。
バルーンを膨張させると同時に、ガイドワイヤは病巣部位に押しつけられて集中的な力を発揮し、バルーンが完全に膨張する前に、使用者が硬い病巣を小さい圧力で割るのを可能にする。
ガイドワイヤ48を分岐血管内に配置すると同時に、固定ワイヤ240を使用して主血管にある病巣と交合することができるので、固定ワイヤ240を備えた装置200を使用する代替方法も実現可能である。
例えば、バルーンの拡張および/またはステントの配達以外の用途向けのカテーテル、例えば、小孔での薬剤配達用カテーテル、焼灼用カテーテル、または他の治療用カテーテルなどを本発明の装置とともに使用することができる。
したがって、当然のことながら、添付の特許請求の範囲は、本発明の真の趣旨に属するすべての修正および変更を含むものとされる。
Claims (40)
- 血管内に導入する装置であって、
細長い主部材近位端および細長い主部材遠位端を有する細長い主部材と、
前記細長い主部材遠位端に配置されたバルーンと、
細長い補助部材近位端および細長い補助部材遠位端を有し、前記細長い補助部材遠位端が前記バルーンより近位に配置された細長い補助部材と、
前記細長い主部材内に配置され、コアワイヤ取り付け点で前記細長い主部材に取り付けられた内側コアワイヤ部分と、前記内側コアワイヤ部分に対して遠位に配置された外側コアワイヤ部分とを有し、前記外側コアワイヤ部分が前記バルーンの外側で前記バルーンと並んで延びるコアワイヤとを具備する装置。 - 前記細長い主部材は、カテーテルシャフトである請求項1に記載の装置。
- 前記バルーンの遠位端に配置された遠位連結部材をさらに具備する請求項1に記載の装置。
- 前記遠位連結部材は、前記細長い補助部材から円周方向に離れており、
前記遠位連結部材および前記細長い補助部材は、前記外側コアワイヤ部分から円周方向に離れている請求項3に記載の装置。 - 前記円周方向に離れた間隔は、60°から120°である請求項4に記載の装置。
- 前記遠位連結部材は、前記細長い補助部材と一列になる請求項3に記載の装置。
- 前記バルーンは固定ワイヤバルーンである請求項1に記載の装置。
- 前記細長い補助部材は、前記細長い主部材の内側に少なくとも部分的に配置される請求項1に記載の装置。
- 前記装置はオーバーザワイヤ型カテーテルであり、
前記細長い補助部材は、前記装置の全長に沿って延びる請求項1に記載の装置。 - 前記細長い補助部材遠位端より近位に配置された閉塞バルーンをさらに具備する請求項9に記載の装置。
- 前記細長い補助部材近位端は前記細長い主部材に沿った地点に配置され、
前記細長い補助部材に通されたガイドワイヤは、迅速交換のために前記細長い補助部材近位端から出ることができる請求項1に記載の装置。 - 前記外側コアワイヤ部分は、少なくともそれの一部に巻き付けられたコイルをさらに有し、
前記コイルに巻かれた部分は前記バルーンに隣接して配置される請求項1に記載の装置。 - 前記外側コアワイヤ部分は、少なくとも1つの放射線不透過性マーカを有する請求項1に記載の装置。
- 前記細長い主部材は可撓性部分を有し、
前記内側コアワイヤ部分は、前記可撓性部分の全長に沿って配置される請求項1に記載の装置。 - 前記可撓性部分には、前記細長い主部材の全長が含まれる請求項14に記載の装置。
- 前記取り付け点には複数の取り付け点がある請求項に記載の装置。
- 血管に導入する装置であって、
細長い主部材近位端および細長い主部材遠位端を有する細長い主部材と、
前記細長い主部材遠位端に配置されたバルーンと、
細長い補助部材近位端および細長い補助部材遠位端を有し、前記細長い補助部材遠位端が前記バルーンより近位に配置された細長い補助部材と、
前記バルーンの遠位端に配置された遠位連結部材とを具備し、
前記遠位連結部材が、前記細長い補助部材から円周方向に離れている装置。 - 前記細長い主部材内に配置され、コアワイヤ取り付け点で前記細長い主部材に取り付けられた内側コアワイヤ部分と、前記内側コアワイヤ部分に対して遠位に配置された外側コアワイヤ部分とをさらに有し、
前記外側コアワイヤ部分が前記バルーンの外側で前記バルーンと並んで延びるコアワイヤを具備する請求項17に記載の装置。 - 前記細長い主部材はカテーテルシャフトである請求項17に記載の装置。
- 前記遠位連結部材および前記細長い補助部材は、前記外側コアワイヤ部分から円周方向に離れている請求項18に記載の装置。
- 前記円周方向に離れている間隔は60°から120°である請求項20に記載の装置。
- 前記遠位連結部材は、前記細長い補助部材と一列になっている請求項18に記載の装置。
- 前記細長い補助部材は、前記細長い主部材の内側に少なくとも部分的に配置される請求項17に記載の装置。
- 前記装置は、オーバーザワイヤ型カテーテルであり、前記細長い補助部材は、前記装置の全長に沿って延びる請求項17に記載の装置。
- 前記細長い補助部材遠位端より近位に配置された閉塞バルーンをさらに具備する請求項24に記載の装置。
- 前記外側コアワイヤ部分は、それの少なくとも一部のまわりに巻き付けられたコイルをさらに有し、前記コイルを巻き付けられた部分は前記バルーンに隣接して配置される請求項18に記載の装置。
- 前記外側コアワイヤ部分は、少なくとも1つの放射線不透過性マーカを有する請求項18に記載の装置。
- 前記細長い主部材は可撓性部分を有し、前記内側コアワイヤ部分は前記可撓性部分の全長に沿って配置される請求項18に記載の装置。
- 前記可撓性部分には、前記細長い主部材の全長が含まれる請求項28に記載の装置。
- 前記取り付け点には、複数の取り付け点がある請求項18に記載の装置。
- 血管内の病巣を治療する方法であって、
細長い主部材と、装置の遠位端にあるバルーンと、遠位端が前記バルーンより近位にある細長い補助部材と、前記装置に取り付けられ、前記バルーンと並んで前記バルーンの、前記細長い補助部材とは反対の側に配置されたワイヤと、前記バルーンの遠位端にある遠位連結部材とを有する前記装置を用意する工程と、
追跡ガイドワイヤを血管に挿入する工程と、
前記追跡ガイドワイヤを前記遠位連結部材に後ろから挿入する工程と、
前記装置の前記遠位端が病巣に隣接するまで、前記追跡ガイドワイヤ上で前記装置を進める工程と、
第2のガイドワイヤを前記細長い補助装置に通して進める工程と、
前記バルーンを膨張させて、少なくとも付属ワイヤと前記追跡ガイドワイヤとを前記血管内の病巣に押し当て、前記押し当てた付属ワイヤおよび追跡ガイドワイヤがそれぞれ、前記病巣の異なる側を押す工程とを含む方法。 - 前記第2のガイドワイヤを前記進める工程は、前記第2のガイドワイヤを前記バルーンの前記遠位端を通り過ぎて進める工程を含み、
前記バルーンを前記膨張させることにより、前記第2のガイドワイヤが、前記病巣の、前記付属ワイヤおよび追跡ガイドワイヤとは異なる側で前記病巣に押し当てられる請求項31に記載の方法。 - 前記第2のガイドワイヤを前記進める工程は、前記第2のガイドワイヤを分岐血管内に進める工程が含まれる請求項32に記載の方法。
- 前記装置を前記病巣を通り過ぎて進め、前記第2のガイドワイヤを取り出し、バルーンを膨張させ、前記細長い補助部材を通じて治療溶液を前記血管内の病巣領域に入れる工程をさらに含む請求項31に記載の方法。
- 前記装置は、前記細長い補助部材の遠位端より近位にある閉塞バルーンをさらに有し、
前記方法は、
前記バルーンをしぼめる工程と、
前記閉塞バルーンを膨張させる工程と、
前記細長い補助部材を通じて薬物を前記血管に配達する工程とをさらに含む請求項31に記載の方法。 - 前記配達する工程は、薬用溶液を配達する工程を含む請求項35に記載の方法。
- 前記配達する工程は、治療装置を配達する工程を含む請求項35に記載の方法。
- 前記細長い補助部材は、遠位端部にポートをさらに有し、
前記配達する工程は、前記ポートを通じて散布する工程を含む請求項35に記載の方法。 - 第2のガイドワイヤを前記進める工程の前に、前記装置を前記病巣を通り過ぎて進め、第2のガイドワイヤを前記進めた後、前記装置を近位方向に後退させて、前記第2のガイドワイヤを前記病巣に隣接して配置する工程をさらに含む請求項32に記載の方法。
- 前記第2のガイドワイヤを前記進める工程は、前記装置の前進中に前記第2のガイドワイヤを進める工程を含み、
前記第2のガイドワイヤは、蛇行性血管を真っ直ぐにするバディワイヤとして機能するように構成される請求項31に記載の方法。
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