JP2009534109A5 - - Google Patents

Claims (27)

1. 植込み可能ステントであって、
   （ａ）その中に開口を有し、患者の血管内に永続的に植え込むように設計された血管内側壁ステント構造体と、
   （ｂ）（１）前記ステント構造体の第１領域上に配置される第１コーティング領域であって、第１接着促進剤を含む第１コーティング組成物と、第１治療剤を含むとともに前記第１コーティング組成物の上に配置される第２コーティング組成物と、を有する第１コーティング領域と、
   （２）前記ステント構造体の第２領域上に配置される第２コーティング領域であって、第２治療剤を含む第３コーティング組成物と、前記第１接着促進剤とは組成が異なる第２接着促進剤とを含む第２コーティング領域と、
   を有する、前記ステント構造体の上に配置されるコーティングと、を備え、
   前記第１接着促進剤は、スチレンおよびエチレン／ブチレンのコポリマー、酸化イリジウム及びスルホン化スチレンイソブチレンからなる群より選択される、
   植込み可能ステント。
2. 前記第１コーティング領域からの前記第１治療剤の放出速度が、前記第２コーティング領域からの前記第２治療剤の放出速度より遅くなるように、前記第１接着促進剤が、前記第１コーティング領域からの前記第１治療剤の放出速度を遅くする、請求項１に記載のステント。
3. 前記第１および第２コーティング領域が、前記ステント構造体の前記開口を保持するために、前記ステント構造体と一致する、請求項１に記載のステント。
4. 前記第１コーティング領域が、前記第２コーティング領域に隣接する、請求項１に記載のステント。
5. 前記第１接着促進剤が、前記第１コーティング組成物の約１０重量パーセントより少ない、請求項１に記載のステント。
6. 前記第１または前記第２治療剤が、パクリタキセルを有する、請求項１に記載のステント。
7. 前記第１または前記第２治療剤が、抗生物質を有する、請求項１に記載のステント。
8. 前記第１または前記第２治療剤が、ラパマイシン、エベロリムス、タクロリムスまたはピメクロリムスを有する、請求項１に記載のステント。
9. 前記第１または前記第２治療剤が、抗再狭窄剤を有する、請求項１に記載のステント。
10. 前記第１または前記第２治療剤が、平滑筋細胞増殖、収縮、遊走または活動過剰を阻止する、請求項１に記載のステント。
11. 前記第２または第３コーティング組成物が、ポリマーを含む、請求項１に記載のステント。
12. 前記ステント構造体が、２つの端部部分と、前記２つの端部部分の間に配置される中間部分とを有し、前記ステント構造体の前記第１領域が、前記端部部分であり、前記ステント構造体の前記第２領域が、前記中間部分である、請求項１に記載のステント。
13. 前記ステントが、分岐ステントであり、前記ステント構造体の前記第２領域が、側部分岐小孔を覆う前記分岐ステントの領域である、請求項１に記載のステント。
14. 前記第１領域及び前記第２領域は、前記ステント構造体の共通の面上に配置される、請求項１に記載のステント。
15. 植込み可能ステントであって、
    （ａ）その中に開口を有し、患者の血管内に永続的に植え込むように設計された血管内側壁ステント構造体と、
    （ｂ）（１）前記ステント構造体の第１領域上に配置される第１コーティング領域であって、接着促進剤を含む第１コーティング組成物と、治療剤を含むとともに前記第１コーティング組成物の上に配置される第２コーティング組成物と、を有する第１コーティング領域と、
    （２）前記ステント構造体の第２領域上に配置されるとともに前記第１コーティング領域と隣接している第２コーティング領域であって、前記第２コーティング組成物を有し、実質的にいかなる接着促進剤も含まない第２コーティング領域と、
    を有する、前記ステント構造体上に配置されるコーティングと、を備え、
    前記接着促進剤は、スチレンおよびエチレン／ブチレンのコポリマー、酸化イリジウム及びスルホン化スチレンイソブチレンからなる群より選択される、
    植込み可能ステント。
16. 植込み可能ステントであって、
    （ａ）その中に開口を有し、患者の血管内に永続的に植え込むように設計された血管内の金属製、バルーン拡張可能側壁ステント構造体と、
    （ｂ）（１）前記ステント構造体の第１領域上に配置される第１コーティング領域であって、接着促進剤を含む第１コーティング組成物と、抗再狭窄剤を含むとともに前記第１コーティング組成物の上に配置される第２コーティング組成物と、を有する第１コーティング領域と、
    （２）前記ステント構造体の第２領域上に配置されるとともに前記第１コーティング領域と隣接している第２コーティング領域であって、前記第２コーティング組成物を有し、実質的にいかなる接着促進剤も含まない第２コーティング領域と、
    を有する、前記ステント構造体上に配置されるコーティングと、を備え、
    前記接着促進剤は、スチレンおよびエチレン／ブチレンのコポリマー、酸化イリジウム及びスルホン化スチレンイソブチレンからなる群より選択され、かつ
    前記第１および第２コーティング領域が、前記開口を保持するために、前記側壁ステント構造体の前記開口と一致する植込み可能ステント。
17. 植込み可能ステントであって、
    （ａ）開口を有し、患者の血管内に永続的に植え込むように設計された血管内側壁ステント構造体と、
    （ｂ）（１）前記ステント構造体の第１領域上に配置される第１コーティング領域であって、第１接着促進剤を含む第１コーティング組成物と、第１治療剤を含むとともに前記第１コーティング組成物の上に配置される第２コーティング組成物と、を有する第１コーティング領域と、
    （２）前記ステント構造体の第２領域上に配置される第２コーティング領域であって、前記第１接着促進剤とはその組成が異なる第２接着促進剤を含む第３コーティング組成物と、第２治療剤を含むとともに前記第３コーティング組成物上に配置される第４コーティング組成物と、を有する第２コーティング領域と、
    を有する、前記ステント構造体上に配置されるコーティングと、を備え、
    前記第１コーティング領域からの前記第１治療剤の放出速度が、前記第２コーティング領域からの前記第２治療剤の放出速度より遅くなるように、前記第１接着促進剤が、前記第１コーティング領域からの前記第１治療剤の放出速度を遅くし、
    前記ステント構造体は、２つの端部部分と、前記２つの端部部分の間に配置される中間部分とを有し、かつ
    前記ステント構造体の前記第１領域が前記端部部分であり、前記ステント構造体の前記第２領域が前記中間部分である、
    植込み可能ステント。
18. 前記第１および第２コーティング領域が、前記開口を保持するために、前記側壁ステント構造体の前記開口と一致する、請求項１７に記載のステント。
19. 前記第１コーティング領域が、前記第２コーティング領域に隣接する、請求項１７に記載のステント。
20. 前記第１コーティング組成物中の前記第１接着促進剤の重量パーセントが、前記第３コーティング組成物中の前記第２接着促進剤の重量パーセントと異なる、請求項１７に記載のステント。
21. 前記第１または前記第２治療剤が、パクリタキセルを有する、請求項１７に記載のステント。
22. 前記第１または前記第２治療剤が、抗生物質を有する、請求項１７に記載のステント。
23. 前記第１または前記第２治療剤が、ラパマイシン、エベロリムス、タクロリムスまたはピメクロリムスを有する、請求項１７に記載のステント。
24. 前記第１または前記第２治療剤が、抗再狭窄剤を有する、請求項１７に記載のステント。
25. 前記第１または前記第２治療剤が、平滑筋細胞増殖、収縮、遊走または活動過剰を阻止する、請求項１７に記載のステント。
26. 前記ステントが、分岐ステントであり、前記ステント構造体の前記第２領域が、側部分岐小孔を覆う前記分岐ステントの領域である、請求項１７に記載のステント。
27. 植込み可能ステントであって、
    （ａ）その中に開口を有し、患者の血管内に永続的に植え込むように設計された血管内の金属製、バルーン拡張可能側壁ステント構造体と、
    （ｂ）（１）前記ステント構造体の第１領域上に配置される第１コーティング領域であって、第１接着促進剤を含む第１コーティング組成物と、抗再狭窄剤を含むとともに前記第１コーティング組成物の上に配置される第２コーティング組成物と、を有する第１コーティング領域と、
    （２）前記ステント構造体の第２領域上に配置される第２コーティング領域であって、前記第１接着促進剤とはその組成が異なる第２接着促進剤を含む第３コーティング組成物と、抗再狭窄剤を含むとともに前記第３コーティング組成物上に配置される第４コーティング組成物と、を有する第２コーティング領域と、
    を有する、前記ステント構造体上に配置されるコーティングと、を備え、
    前記第１コーティング領域からの前記抗再狭窄剤の放出速度が、前記第２コーティング領域からの前記抗再狭窄剤の放出速度より遅くなるように、前記第１接着促進剤が、前記第１コーティング領域からの前記抗再狭窄剤の放出速度を遅くさせ、かつ
    前記第１および第２コーティング領域が、前記開口を保持するために、前記側壁ステント構造体の前記開口と一致する植込み可能ステント。