JP2009532340A5 - - Google Patents

Claims (17)

1. 有効量のセレン酸またはその薬学的に許容される塩を含む、神経変性疾患を治療または予防するための薬剤。
2. 神経変性疾患がタウオパチーである、請求項1記載の薬剤。
3. タウオパチーが、初老期認知症、老人性認知症、アルツハイマー病、第17染色体にリンクしたパーキンソン症(FTDP-17)、進行性核上性麻痺、ピック病、一次進行性失語症、前頭側頭型認知症、および皮質基底認知症から選択される、請求項2記載の薬剤。
4. タウオパチーが、初老期認知症、老人性認知症、およびアルツハイマー病から選択される、請求項3記載の薬剤。
5. 神経変性疾患を治療または予防するためのもう一つの治療薬または神経変性疾患の症状を軽減するためのもう一つの治療薬とともに投与するための、請求項1記載の薬剤。
6. 有効量のセレン酸またはその薬学的に許容される塩を含む、ニューロン、グリア細胞、またはレビー小体におけるタウタンパク質のリン酸化を阻害または低減するための薬剤。
7. タウタンパク質が微小管関連タウタンパク質である、請求項6記載の薬剤。
8. タウタンパク質が神経原線維濃縮体中にある、請求項6記載の薬剤。
9. タウタンパク質のリン酸化過剰が阻害または阻止される、請求項6記載の薬剤。
10. 有効量のセレン酸またはその薬学的に許容される塩を含む、PP2Aの活性を高めるための薬剤。
11. PP2Aが、Aktを脱リン酸化するアイソフォームである、請求項10記載の薬剤。
12. PP2Aが、タウタンパク質を脱リン酸化するアイソフォームである、請求項10記載の薬剤。
13. タウタンパク質が、ニューロン、グリア細胞、またはレビー小体中に見られる微小管関連タウタンパク質である、請求項12記載の薬剤。
14. 有効量のセレン酸またはその薬学的に許容される塩を含む、ニューロンまたはグリア細胞におけるGSK3βの活性を阻害するための薬剤。
15. セレン酸またはその薬学的に許容される塩と、神経変性疾患を治療または予防するためのもう一つの薬剤とを含む、薬学的組成物。
16. 他の薬剤が、コリンエステラーゼ阻害薬、N-メチル-D-アスパルテート受容体拮抗薬、エストロゲン様薬剤、非ステロイド抗炎症薬、レボドパ、ドーパデカルボキシラーゼ阻害薬、ドーパミン作動薬、モノアミンオキシダーゼB阻害薬、抗コリン作動薬、およびCOMT阻害薬の一つまたは複数から選択される、請求項15記載の薬学的組成物。
17. 他の薬剤が、タクリン、ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン、メマンチン、プレマリン、アスピリン、イブプロフェン、レボドパ、カルビドパ、ベンセラジド、ブロモクリプチン、ペルゴリド、プラミペキソール、ロピニロール、カベルゴリン、アポモルフィン、リスリド、セレギリン、ラサジリン、メシル酸ベンズトロピン、塩酸トリヘキシフェニジル、エンタカポン、トルカポン、およびアマンタジンから選択される、請求項15記載の薬学的組成物。