JP2009530902A - アドホックネットワークのための分散型無線メディアアクセス制御プロトコル - Google Patents

アドホックネットワークのための分散型無線メディアアクセス制御プロトコル Download PDF

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Abstract

分散型の無線メディアアクセス制御プロトコルを開示する。開示する無線メディアアクセス制御プロトコルによると、メディアアクセスタイムを等しい大きさのスロットに分割し、所定の数のスロットがスーパーフレームを形成する。このプロトコルでは、ビーコニングデバイスとパッシブデバイスとを定義する。ビーコニングデバイスのそれぞれは、スーパーフレーム内のスロットの1つを自身のビーコンメディアアクセススロットとして指定し、そのビーコンメディアアクセススロットにおいて、そのビーコニングデバイスの無線範囲内の別のデバイスにビーコンフレームをブロードキャストする。ビーコンフレームの衝突を検出および解決する手順と、デバイス間で通信するためのアクセスタイムを予約する手順も開示する。
【選択図】 図18

Description

本発明は、無線ネットワークに関し、詳細には、アドホックネットワークのための分散型無線メディアアクセス制御プロトコルに関する。
ネットワークにおいて、メディアアクセス制御によって、複数のデバイスが通信用メディアを共有することが可能になる。このことは、複数のデバイスが無線ネットワークを形成する無線通信メディアにおいても当てはまる。無線ネットワークのメディアアクセス制御方式は、膨大な種類が存在している。一般的には、これらメディアアクセス制御方式のほとんどは、3つの広いカテゴリ、すなわち周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、および符号分割多元接続(CDMA)に分類することができる。
FDMAは、周波数スペクトルを周波数チャネルに分割し、それら周波数チャネルをユーザに割り当てる方式である。FDMAでは、特定の周波数チャネルが、常に一人のみのユーザに割り当てられる。図1は、FDMAにおいて、周波数スペクトルをN個の周波数チャネル(例:周波数チャネル101、102、103)に分割する方式を示している。
FDMAとは対照的に、TDMA方式では、メディアアクセスタイムをタイムスロットに分割する。各ユーザが、短時間ずつ、周波数スペクトル全体にアクセスできることにより、スペクトル容量(spectrum capacity)が高まる。異なるユーザが、周波数スペクトル内の同じ周波数を異なるタイムスロットにおいて共有する。図2は、TDMAにおいて、メディアアクセスタイムをN個のタイムスロット(例:スロット201、202、203)に分割する方式を示している。
CDMAでは、全てのユーザが全ての周波数チャネルを同時に占有できることにより、スペクトル容量が増す。各ユーザの送信に、他のユーザの送信と区別するための一意の符号を割り当てる。図3は、CDMAにおいて、ユーザが常に周波数スペクトル全体を同時に占有でき、異なる送信に異なる符号(例:符号301、302、303)が割り当てられる状況を示している。
実際の無線ネットワークにおいては、通常、FDMA、TDMA、CDMAの内の、何らかの組合せを使用する。無線ネットワーク内のデバイスの物理(PHY)層においては、通常ではFDMAおよびCDMAを使用するのに対し、物理層より上のメディアアクセス制御(MAC)層においては、通常ではTDMAを使用する。
様々なTDMA MACプロトコルが存在する。最も初期に開発されたTDMA MACプロトコルの1つが、Alohaプロトコルである。Alohaプロトコルでは、データを送信しようとするソースデバイスは、単純に送信し、デスティネーションデバイスからのACKを待機する。別の送信との衝突のために、データが正常に受信されなかった場合、ソースデバイスは、単純にそのデータを後から再送信する。
Alohaプロトコルの改良は、スロット型Alohaプロトコル(Slotted Aloha protocol)として知られている。このプロトコルでは、メディアアクセスタイムを固定間隔のスロットに分割する。ソースデバイスは、送信時、最も早いスロット間隔において送信し、(通常の)Alohaプロトコルの場合と同様にACKを待機する。この場合にも、別の送信との衝突のためにデータが正常に送信されなかった場合、ソースデバイスは、そのデータをもう一度後から再送信する。しかしながら、デバイスはスロット間隔においてのみ送信することが要求されるため、送信の衝突が完全なパケット衝突のみに限定され、これにより、(通常の)Alohaプロトコルの使用時に、しばしば起こる部分的なパケット衝突が排除される。
別のMAC層TDMAプロトコルは、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格802.11のプロトコルである。このIEEE 802.11 MAC規格では、メディアアクセスタイムを、TBTT(Target Beacon Transmission Time:ターゲットビーコン送信タイム)と呼ばれる定期的なタイム間隔に分割する。図4は、メディアアクセスタイムと、TBTT 401、402、403、404を示している。各TBTTにおいて、または各TBTTに続けて、ビーコンフレームと呼ばれる特殊なパケットをブロードキャストする。図4は、ビーコンフレーム、例えば、それぞれTBTT 401および402において、または続けて送信されるビーコンフレーム411および412も示している。なお、IEEE 802.11によると、MAC規格ではビーコンフレーム411および412をブロードキャストするのにコンテンション方式を使用するため、TBTT時に既存の送信が存在するとビーコンフレームが遅延する。ビーコンフレームは、ネットワーク内のすべのデバイスを同期させる目的と、ネットワークの他の重要な制御情報を提供する目的に使用する。
ビーコンフレームをブロードキャストするデバイスは、IEEE 802.11 MAC規格を実施するモードに応じて異なっていてもよい。IEEE 802.11規格のインフラストラクチャモード(中央集中型モード)においては、アクセスポイント(AP)デバイスのみが、各TBTT時にビーコンフレームをブロードキャストする。IBSS(独立基本サービスセット:Independent Basic Service Set)モード(「アドホックモード」としても知られている)においては、ネットワーク内の各デバイスが各TBTT時にビーコンフレームのブロードキャストを試みる。しかしながら、コンテンションにより、各TBTTにおいて、1つのデバイスのみがビーコンフレームを正常に送ることができる。TBTT以外のタイムの間は、デバイスは、「分散型調整機能(Distributed Coordination Function)」(DCF)または「ポイント調整機能(Point Coordination Function)」(PCF)のいずれかを使用してメディアアクセスタイムを共有する。DCFでは、一般に知られているCSMA/CA(搬送波感知多重アクセス/衝突回避:Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)手法を使用する。優先度方式のメディアアクセスを提供するため、IEEE 802.11規格では、メディアアクセスを競合するために必要なバックオフを実行するまでの遅延として使用する、さまざまな時間長の「フレーム間隔(Interframe Space)」(IFS)を提供する。4種類のIFSは、「SIFS(Short Interframe Space:短フレーム間隔)」、「PIFS(PCF Interfame Space:PCFフレーム間隔)」、「DIFS(DCF Interframe Space:DCFフレーム間隔)」、「EIFS(Extended Interframe Space:拡張フレーム間隔)」である。図5は、IEEE 802.11規格に従ってのDCFを使用してのメディアアクセスと、SIFS、PIFS、DIFSの間の関係とを示している。
図6は、IEEE 802.11規格に従って、PCFを使用したメディアアクセスを示している。PCFは、コンテンションのない転送プロトコルであり、アクセスポイント(AP)において動作しているポイントコーディネータ(PC)によって制御されるポーリング方式に基づく。ポイントコーディネータは、コンテンションフリー期間(CFP)の最初にメディアの制御を取得し、送信間隔として、DCFアクセス手順を使用する別のデバイスよりも短い時間だけ待機することによって、CFP全体にわたり制御を維持するように試みる。
IEEEは、IEEE 802.11 WLAN規格以外に、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)の規格も定義している。そのようなWPAN規格の1つは、IEEE 802.15.3高速WPAN規格である。このIEEE 802.15.3 WPAN規格でも、MAC層においてTDMAが使用される。メディアアクセスタイムを、周期的なスーパーフレームに分割する。IEEE 802.15.3 WPAN規格では、そのネットワークトポロジとして中央集中制御型トポロジを定義している。デバイスは、一般的に、通常動作デバイス(DEV)として分類することができ、あるいは、デバイスはピコネットコーディネータ(PNC)の役割を果たすことができる。ピコネットコーディネータは、スーパーフレームごとに1回、ビーコンフレームをブロードキャストする。ビーコンフレームを受信したDEVは、そのピコネットコーディネータのネットワーク(ピコネットと呼ばれる)に参加することを選ぶことができ、従って、そのピコネットコーディネータを中心とする中央集中制御型ネットワークが形成される。図7は、ピコネットコーディネータ701と、そのピコネットコーディネータの無線受信範囲内のDEV 702〜705とを示している。従って、DEV 702〜705は、ピコネットコーディネータ701によってブロードキャストされるビーコンフレームを受信することができ、すべてのデバイス701〜705がピコネット内でデータを交換することができる。
図8に示したように、IEEE 802.15.3規格によって定義されているスーパーフレームは、ビーコンスロットと、コンテンションアクセス期間(CAP:Contention Access Period)と、チャネルタイム割り当て期間(CTAP:Channel Time Allocation Period)とにさらに分割されている。ビーコンスロットは、ビーコンフレームをコンテンションなしにブロードキャストする目的でピコネットコーディネータが使用する。CAPは、ピコネットコーディネータおよび1つ以上のDEVが、コマンド/応答の送信またはコンテンションベースのトラフィックを目的として使用する。CTAP内のメディアアクセスタイムは、コンテンションのないDEVからの通信を目的としてピコネットコーディネータが予約する複数のスロットに分割されている。
IEEEは、低速デバイスを対象とするWPANの規格をさらに定義している。この規格がIEEE 802.15.4低速WPAN規格である。この規格では、2種類のデバイス、すなわちFFD(Full Function Device:フル機能デバイス)およびRFD(Reduced Function Device:限定機能デバイス)が定義されている。この規格は、アプリケーションの必要条件に応じて、2つのトポロジ、すなわちスター型トポロジまたはピアツーピア型トポロジのいずれかにおいて運用することができる。図9は、IEEE 802.15.4低速WPAN規格のスター型トポロジおよびピアツーピア型トポロジと、これらのトポロジにおけるパーソナルエリアネットワーク(PAN)コーディネータの位置と、デバイス間の通信の流れとを示している。
このIEEE 802.15.4低速WPAN規格では、IEEE 802.15.3高速WPAN規格と同様に、MAC層においてTDMAを使用する。IEEE 802.15.4規格では、デバイスは、単純なCSMA/CA手法を使用してメディアアクセスタイムを共有することができる。オプションとして、スーパーフレーム構造を使用することができる。スーパーフレームのフォーマットは、コーディネータによって定義される。図10に示したように、スーパーフレームは16個の等しい大きさのスロットに分割される。スーパーフレームは、コーディネータによって送られるネットワークビーコンを境界とする。
低レイテンシのアプリケーション、あるいは特定のデータ帯域幅を必要とするアプリケーションの場合、コーディネータは、アクティブなスーパーフレームの一部を、それらのアプリケーションを実行するデバイス専用に割り当てることができる。そのような専用部分はGTS(Guaranteed Time Slot:保証タイムスロット)と呼ばれる。GTSはCFPを形成する。図11に示したように、CFPは、アクティブなスーパーフレームの必ず最後に現れ、CAPの直後のスロットから始まる。
さらに別の高速WPANプロトコルは、MBOA(Multi-Band OFDM Alliance)グループによって定義されたプロトコルである。WPAN内のすべてのデバイスが自身のネットワークを形成できるようにするため、デバイスそれぞれが分散方式でビーコンフレームをブロードキャストするように要求される。MBOA MAC v0.93規格では、持続時間が65536μsであるように、デバイスのスーパーフレームを定義している。図12は、MBOA MAC v0.93規格によるスーパーフレームを示している。このスーパーフレームは、256個のメディアアクセススロット(MAS:Media Access Slot)から成り、各MASの持続時間は256μsである。スーパーフレームの最初の部分は、ビーコンフレームをブロードキャストする目的に予約されている。ビーコンフレームをブロードキャストするのに実際に使用されるMASの数は、ビーコン期間(BP)として定義されている。ビーコン期間は、ビーコンスロット(BS)に細分割される。スーパーフレーム内の残りのMASはデータ伝送に使用され、この場合のデータ伝送は、優先度方式のコンテンションベース方法(優先度方式チャネルアクセス(PCA:Prioritized Channel Access)と呼ばれる)、またはデータ予約方式(分散型予約プロトコル(DRP:Distributed Reservation Protocol)と呼ばれる)のいずれかを使用する。ビーコン期間は、その長さが動的であり、動的な数のビーコンスロットから成る。ビーコン期間は、新しいデバイスがビーコングループ(BG)に参加すると拡張され、デバイスがビーコングループから離れると短縮される。ビーコングループとは、それぞれのビーコンフレームの送信をMASの同じグループ内で同期させ、これらのMASをそれぞれのビーコン期間として識別するデバイスのグループとして定義される。2つ以上のビーコングループが互いの範囲内に入るときには、デバイスは、1つのビーコン期間に併合して1つのビーコングループにまとめることが要求される。この場合、別のビーコングループから参加する別のデバイスのビーコンフレームが収容されるように、1つのビーコングループのビーコン期間を拡張する。
実際に使用する状況においては、無線メディアアクセス制御に関する問題が数多く存在する。そのような問題の1つは、モビリティの問題である。ネットワークのトポロジは、アプリケーションと、無線ネットワーク内のデバイスの特性とに依存して、静的なトポロジであるか、あるいは、デバイスがネットワークに頻繁に出入りする動的なトポロジである。動的なトポロジの場合、ネットワーク内のデバイスのモビリティのため、ある程度のアドホック接続をメディアアクセス制御によってサポートしなければならない。さらに、デバイスのモビリティのため、ソースデバイスからの送信(ビーコンフレームのブロードキャストまたはデータフレームの送信のいずれかである)と、ネットワーク内の別のデバイスの送信とが衝突する確率が高いことがある。同期のためと、制御情報をブロードキャストするためにビーコンフレームを使用するMACでは、モビリティに起因して、2つ以上のデバイスによるビーコンフレームのブロードキャストが衝突することがある。
図13は、この状況が起こりうるトポロジの例を示しており、デバイス1302および1304がビーコンフレームをブロードキャストする。デバイス1301、1303、1305、1306は、そのようなブロードキャストされるビーコンフレームを待ち受けする。デバイス1302および1304が同じタイムスロットを選択して、それぞれのビーコンフレームをブロードキャストし、かつ、これらのデバイス1302および1304が、デバイス1303などのデバイスがデバイス1302および1304の両方のブロードキャスト範囲内となるように位置しているならば、デバイス1302および1304からのビーコンフレームのブロードキャストが衝突する。一般には送信中に受信することはできないため、デバイス1302および1304のいずれも、この衝突を検出することはできない。デバイスが送信するときに同時に受信するためには、複数のアンテナを導入するなど、さらなる複雑さを採り入れる必要がある。この場合、ビーコンフレームはコンテンションなしで送られるものと想定し、なぜなら、コンテンションの結果として、コンテンションのバックオフに起因する遅延が生じ、それによりビーコンフレームの所定のタイミングが保証されないためである。特定のMAC設計では、デバイス1303がデバイス1302および1304のいずれのビーコンフレームも受信できないことを利用して、デバイス1302および1304のビーコンフレームが正しく受信されないことをこれらのデバイスに知らせる、すなわちビーコンフレームの衝突が存在しうることを示すフィードバックを提供する。その場合、デバイス1302および1304は、対策として別のタイムスロットに変更し、それぞれのビーコンフレームをブロードキャストする。
しかしながら、図14に示したトポロジにおいて、ビーコンフレームをブロードキャストするデバイスがデバイス1402および1403である場合を考える。この場合、ビーコンフレームをブロードキャストするデバイス1402および1403の両方のブロードキャスト範囲内に別のデバイスは存在しない。ビーコンフレームをブロードキャストするデバイス1402および1403は、同じビーコニングスロットを使用して、それぞれのビーコンフレームをブロードキャストするため、ビーコンフレームの衝突を検出することができない。従って、デバイス1402および1403は互いに発見することができず、その結果として、これらのデバイスは無線範囲内にあるが互いに通信することができない。
無線メディアアクセス制御の別の一般的な問題は、同時動作ピコネット(SOP:Simultaneous Operating Piconet)の問題である。このSOP問題は、中央集中型制御に基づくMAC設計において非常に頻繁に発生する。図15は、それぞれのビーコンフレームをブロードキャストする3つのデバイス1503、1508、1509を含んでいる無線ネットワークトポロジを示している。これらのデバイス1503、1508、1509の無線範囲は、それぞれ、境界1512、1513、1514によって示してある。デバイス1503、1508、1509が中央コーディネータとして機能する中央集中型モデルにおいては、デバイス1504および1506は、互いの無線範囲内にあるが、それぞれ異なる中央コーディネータ1503および1508に接続されているため、互いに通信することができない。
ビーコンニングフレームをブロードキャストするデバイス1508および1509についても、別のSOP問題が存在する。デバイス1508および1509の場合のように、ビーコンフレームをブロードキャストする2つのデバイスが同じ無線空間内に存在しているとき、1つの可能な方法として、デバイス1508または1509の一方が別のネットワークに参加しなければならない。あるいは、そのようなデバイスが共存できるようにするための何らかの追加のプロトコルが必要である。
サービス品質(QoS)も、無線メディアアクセス制御に関連する問題である。低レイテンシのアプリケーション、あるいは特定のデータ帯域幅を必要とするアプリケーションの場合、保証タイムアクセスを提供するための何らかの手段が必要である。QoSを提供するためには、コンテンションベースのメディアアクセスは、メディアアクセスが保証されないため適切ではない。なぜなら、コンテンションベースのメディアアクセスでは、メディアを感知するための遅延、ランダムなバックオフ、衝突が起こるためである。
上述したAlohaプロトコルには、データパケットの衝突が非常に頻繁であるためにQoSを提供できないという問題がある。
IEEE 802.11 MAC規格に関しては、インフラストラクチャモードではネットワークのモビリティがサポートされない。なぜならこの規格では静的なアクセスポイントが要求されるためである。アクセスポイントが無線ネットワークの外に移動する、またはオフに切り替わると、ネットワーク全体が崩壊する。IBSSモードに関しては、モビリティはサポートされるが、ビーコンフレームはコンテンションベースで送信され、上述した理由により、この方式は時間遅延を伴う。別の弱点として、各スーパーフレームにおいて1つのビーコンフレームを1回送信できるのみである。このことは、多数のデバイスのネットワークにおいては、特定のデバイスを発見するまでに長い時間がかかりうることを意味し、デバイスが自身のビーコンフレームをブロードキャストするためのメディアを正常に競合できるかに影響する。
IEEE 802.15.3高速WPANの場合、CTAPの予約を通じてQoSのサポートが提供されるが、このプロトコルも中央集中型制御に基づいている。IEEE 802.11規格のインフラストラクチャモードに似て、ピコネットコーディネータが無線ネットワークの外に移動する、または突然に電源がオフされると、ネットワークは一時的に機能しなくなる。しかしながら、IEEE 802.15.3規格においては、別のデバイスがピコネットコーディネータの役割を果たすことができ、従ってネットワークが機能を続けるための手段が提供される。IEEE 802.15.3規格に関連する主たる問題は、図15を参照しながら説明したSOPの問題である。
IEEE 802.15.4規格に関しては、この規格による無線ネットワークには、図13および図14を参照しながら説明したビーコンフレーム衝突の問題が存在する。さらに、この規格では、複数のデバイスが同じ無線空間内でビーコンフレームをブロードキャストするための方策が存在しない。
MBOA MAC v0.93規格による無線ネットワークおいても、ビーコンフレーム衝突の問題が生じる。実際には、MBOA MAC v0.93規格の場合、ネットワークのデバイスそれぞれがビーコンフレームをブロードキャストすることが要求されるため、この問題はさらに大きくなりうる。このことは、特にバッテリ駆動型のスレーブデバイスの場合(この解決策ではスレーブデバイスは追加の電力を消費する)、あるいは、デバイスがパッシブモードのままでいることを選択する場合、望ましくない。さらには、ビーコン期間の動的な短縮、拡張、およびマージ手順がさらに必要となることにより、複雑さが増し、電力消費量が増大する。
さまざまなMACプロトコルに関連する問題から明らかであるように、複雑さの程度が比較的小さく、モビリティ、SOP、およびQoSを提供するメディアアクセスプロトコルが依然として必要とされている。
本発明の目的は、既存の規格/方策の1つ以上の欠点を実質的に克服する、または少なくとも改善することである。
本発明の第1の側面によると、無線ネットワークにおいてメディアアクセスを制御する方法であって、
メディアアクセスタイムを等しい大きさのスロットに分割するステップであって、所定の数のスロットがスーパーフレームを形成する、ステップと、
スーパーフレームそれぞれの中で、無線ネットワーク内のビーコニングデバイスに対して、スロットのうちの1つをビーコニングデバイスのためのビーコンメディアアクセススロットとして指定するステップと、
ビーコンメディアアクセススロットにおいて、ビーコニングデバイスによって、ビーコニングデバイスの無線範囲内の別のデバイスにビーコンフレームをブロードキャストするステップと、
を含む方法、が提供される。
本発明の別の側面によると、上述した方法を実施する、無線ネットワークを形成するデバイスが提供される。
本発明の別の側面についても、以下に開示してある。
以下では、先行技術のいくつかの側面と、本発明の1つ以上の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
デバイスがアドホック方式でネットワークに参加することのできる無線メディアアクセス制御(MAC)プロトコルについて説明する。開示するMACプロトコルを実施するソフトウェアは、デバイスの制御/タイミングセクションに属する。
開示する無線メディアアクセス制御プロトコルにおけるデバイスは、ビーコニングデバイス(BDEV)またはパッシブデバイス(PDEV)のいずれかとして分類される。BDEVは、定期的なビーコニングを実行するデバイスである。ビーコニングによって、ビーコニングを実行するBDEVの範囲内にある別のデバイスが、そのBDEVを発見することができる。別のデバイスがBDEVを発見すると、そのデバイスはBDEVとの通信を開始することができる。BDEVとしては、一般には、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)が挙げられる。これに対し、PDEVは、ビーコニングを実行しない。従って、PDEVは別のデバイスによって発見されない。しかしながら、PDEVは、BDEVとの通信を開始することができる。PDEVは、一般には、バッテリで駆動される小型のデバイス(電力消費量が最大の優先事項である)であるか、あるいは、デジタルカメラなどのパッシブデバイスである。デバイスをPDEVからBDEVに、またはこの逆に切り替えることができる。
開示する無線メディアアクセス制御プロトコルでは、メディアアクセスタイムをスーパーフレームに分割する。スーパーフレームのそれぞれは所定の固定サイズを有する。図16は、スーパーフレームに分割されているメディアアクセスタイムを図解しており、スーパーフレーム1601、1602、1603を示してある。
スーパーフレームそれぞれの中のメディアアクセスタイムは、メディアアクセススロット(MAS)と呼ばれる、一定数の同じ大きさのスロットにさらに分割される。各スーパーフレーム中のMASの一定数は、8、16、64、256などとすることができる。図17は、(M+1)個のMASに分割されている1つのスーパーフレームを示している。範囲内に移動する2つ以上のデバイスの間でMASの境界を同期させる目的には、この技術分野において公知である任意のスロット同期方法を採用する。
スーパーフレームそれぞれにおいて、MASのうちの1つをビーコンメディアアクセススロット(BMAS)として定義する。BMASは、複数のビーコンスロット(BS)と、コンテンションアクセス期間(CAP)とから成る。BMASは、BDEVがビーコンフレームをブロードキャストするためと、デバイス間のコンテンションベースのトラフィックのためのメディアアクセスタイムを提供するために使用される。BDEVのそれぞれは、ビーコンスロットのうちの1つにおいてビーコンフレームをブロードキャストする。BDEVが自身のビーコンフレームをブロードキャストするために使用する特定のビーコンスロットは、現在のスーパーフレームより前にランダムに選択する。特定のBDEVが自身のビーコンフレームをブロードキャストするために使用するビーコンスロットは、スーパーフレームごとに異なっていることができる。あるいは、BDEVは、ビーコンスロットをいったん選択したら、別のビーコンスロットを選択して使用する前に、複数の連続するスーパーフレームについて同じビーコンスロットを使用することができる。
CAPは、任意のデバイスがデータパケットを送るために使用するメディアアクセスタイムを競合できるメディアアクセスタイム期間である。また、CAPは、BDEVが制御パケットの送信に使用するメディアアクセスタイムを競合するときにも使用できる。制御パケットの送信のコンテンションは、データパケットの送信のコンテンションよりも優先度が高い。CAPにおいて使用するコンテンション方法は、CSMA/CA(搬送波感知多重アクセス/衝突回避)など、任意のコンテンション方法とすることができる。
開示する無線メディアアクセス制御プロトコルでは、BMASの中でのビーコンスロットおよびCAPの配置編成については制限されない。この無線メディアアクセス制御プロトコルでは、唯一の制限として、採用する配置編成は一貫したものでなければならない。図18および図19は、BMASの中のビーコンスロットおよびCAPの2つの可能な配置編成を示している。図18に示した配置編成では、(X+1)個のビーコンスロットの後に、BMASの残りを構成する1つのCAPが続いている。図19に示した配置編成も、(X+1)個のビーコンスロットを含んでいるが、ビーコンスロットそれぞれの後ろにCAPが続いている。
BMASとして定義されない残りのMASは、コンテンションフリーのデータトラフィック用に自由に予約することができる。すべてのデバイス、すなわちPDEVおよびBDEVの両方は、スーパーフレームのすべてのBMASの間、ビーコンと、CAPにおいて送られる制御フレームまたはコンテンションベースデータを待ち受けすることが要求される。
近隣のBDEVおよびPDEVが、BMASとして定義されているMASを知ることができるように、すべてのBDEVは、そのような情報をそれぞれのビーコンフレームにおいてブロードキャストする。例えば、BDEVは、それぞれのビーコンフレームにおいてBMASビットマップを使用してこの情報をブロードキャストすることができる。同様に、コンテンションフリーのデータトラフィック用に予約されたMASブロックを、同じ方式でアナウンスする。
スーパーフレームのMASのうちの任意の1つをBMASとして定義できることは、開示する無線メディアアクセス制御プロトコルがSOP(同時動作ピコネット)をサポートすることを意味する。1つのスーパーフレームに、複数の異なるBDEVによってそれぞれのBMASとして定義されている複数のMASが存在することができる。データの予約は、必ずBDEVの方向に行われる。ソースデバイスはPDEVデバイスまたは別のBDEVデバイスのいずれでもよいが、デスティネーションデバイスは常にBDEVである。
本明細書では、説明を容易にするため以下の命名規則を定義する。要求デバイス(RDEV)は、データの予約を行うPDEVまたはBDEV(ソースデバイス)である。要求ターゲットBDEV(RT_BDEV)は、RDEVが予約要求を送る先のBDEVである。要求近隣BDEV(RN_BDEV)は、1つのRT_BDEVの近隣のBDEVである。図20を参照すると、この命名規則をさらに説明する目的で、無線ネットワーク内の複数のデバイス2001〜2007を含んでいるトポロジを示している。デバイス2001、2002、2004〜2007はBDEVであり、デバイス2003はPDEVである。デバイス2001〜2007の間の線は、近隣関係を示している。
いま、PDEV 2003がBDEV 2006と通信するために予約を行おうとする場合を考える。この場合、PDEV 2003(ソースデバイス)がRDEVである。データ予約手順は、3段階、すなわち要求段階、応答段階、および通知段階を含んでいる。要求段階では、RDEVが、RT_BDEVのCAPにおいて予約要求パケットを送る。この予約要求パケットは、予約要求のデスティネーションBDEVを少なくとも識別する。RT_BDEVとは、RDEVのネイバーフッド(neighbourhood)内のすべてのBDEVによって予約要求が受信されるようにRDEVが予約要求を送らなければならないBDEVである。図20に示したトポロジにおいては、RT_BDEVの1つの可能な選択は、デスティネーションBDEV 2006自体と、BDEV 2001とで構成することができる。RT_BDEVのこの選択は、RDEV 2003のネイバーフッド内のすべてのデバイスに予約要求を確実に受信させるのに十分である。この理由として、BDEV 2002はRT_BDEV 2001のCAPを受信でき、BDEV 2004および2005はRT_BDEV 2006のCAPを受信できるためである。この場合、BDEV 2002、2004、および2005がRN_BDEVである。従って、RN_BDEVのそれぞれは、RDEVと、少なくとも1つのRT_BDEVの近隣である。
データ予約手順の応答段階では、すべてのRT_BDEVが、RDEVによって送られた予約要求に対して、それぞれのCAPにおいて承認または拒否の応答パケットを送ることによって応答する必要がある。さらに、RN_BDEVは、オプションとして、自身のCAPにおいて異議パケットを送ることによって、予約要求に異議を唱えることができる。その後、RDEVは、RT_BDEVからの応答のすべてと、RN_BDEVからの異議パケット(存在時)とを集める。
すべてのRT_BDEVが予約要求を承認し、かつRN_BDEVからの異議がない場合、その予約要求はBDEVそれぞれによって承認されたものとみなす。通知段階において、RDEVは、予約要求の結果、すなわち、自身の近隣のBDEVすべてによって予約要求が承認されたかを、RT_BDEVのCAPにおいてアナウンスする。すべてのBDEVによって予約要求が承認された場合、すべてのBDEVは、RDEVによって予約されたMASをそれぞれのビーコンフレームにおいてアナウンスする。次いで、RDEV 2003は、予約されたMASを使用して、BDEV 2006へのコンテンションフリーパケットの送信を開始することができる。
ここまで、本開示の無線メディアアクセス制御プロトコルについて全般的に説明したが、以下では、このプロトコルの好ましい実施形態について説明する。図21は、好ましい実施形態のBMASの配置編成を示しており、この配置編成では、CAPによって隔てられている2つのビーコンスロットがBMASの両端に位置している。説明を容易にするため、各スーパーフレームにおけるMASの数は、16個のみとして選択されている。ビーコニングに使用するビーコンスロットは、スーパーフレームごとに変化する。スーパーフレームそれぞれにおいて、次のスーパーフレームにおいて使用するビーコンスロットをランダムに選択し、現在のスーパーフレーム中にブロードキャストする。
いま、図22に示した、デバイス2201〜2209を含んでいるネットワークトポロジの例を考える。このトポロジの例においては、デバイス2202、2205、および2207がBDEVであり、デバイス2201、2203、2204、2206、2208、および2209がPDEVである。この場合も、デバイス2201〜2209の間の線は、デバイス2201〜2209の間の近隣関係を示している。図23は、図22に示した例のネットワークトポロジにおいて生じるメディアアクセススロット(MAS)を示している。具体的には、それぞれBDEV 2202、2205、および2207のスーパーフレーム2305、2306、および2307は、メディアアクセスタイムにおける状態として示してある。スーパーフレーム2305、2306、2307のそれぞれは、16個のMASに分割されている。ブロック2302、2303、および2304は、それぞれBDEV 2202、2205、および2207のBMASを表しており、ブロック2301は、コンテンションフリートラフィック用に割り当てることのできる空のMASを表している。
図22に示したBDEV 2202、2205、および2207のそれぞれが、BMASとして予約したMASを近隣のデバイスにブロードキャストする目的で、図24に示したBMASビットマップを使用する。具体的には、2401、2402、および2403は、図23に示したスーパーフレーム2305、2306、および2307をビットマップ形式で表している。影の付いたブロックは、スーパーフレーム2305、2306、および2307における、BMASとして予約されたMASに対応している。
右端のビットを最下位ビット(LSB)として使用すると、スーパーフレーム2305、2306、および2307のBMASビットマップは、それぞれ、0000000100001001、0010000000100001、および0000100100000001として計算される。同様に、スーパーフレーム2305、2306、および2307のBMASビットマップは、16進形式において、それぞれ、01 09、20 21、および09 01と表すことができる。この例から明らかであるように、16個のMASの実施形態の場合、BMASビットマップはそれぞれ2バイトを占有するのみである。さらに多数のMASにスーパーフレームを分割する実施形態の場合、BMASポジションのリストをブロードキャストすることは容易であり、なぜなら、ネットワークトポロジにおけるBDEVの数は通常ではMASの数よりもずっと少ないためである。
BMASとして予約されたMASをブロードキャストするためにBDEV 2202、2205、および2208が使用するビットマップに類似するビットマップを使用して、データ送信用に予約されたMASをブロードキャストすることができる。図24に示したBMASビットマップに加えて、図25も、データ送信用に予約されたMASに関連付けられるデータビットマップを示している。スーパーフレーム2501、2502、および2503は、図23に示したスーパーフレーム2305、2306、および2307をビットマップ形式において表している。×印を付けたブロックは、スーパーフレーム2305、2306、および2307における、データ送信用に予約されたMASに対応している。
この場合も、右端のビットを最下位ビットとして使用すると、スーパーフレーム2505、2506、および2507のデータビットマップは、それぞれ、1100000001110010、0101100000001110、および0111001011000000として計算される。同様に、スーパーフレーム2505、2506、および2507のデータビットマップは、16進形式において、それぞれ、C0 72、58 0E、および72 C0と表すことができる。
次に、開示する無線メディアアクセス制御プロトコルにおいて使用するビーコン衝突検出方法について説明する。ビーコンの衝突は、2つ以上のBDEVが、それぞれのBMASとしてアクセスタイム内の同じMAS(それぞれのスーパーフレーム内では異なるMASであることがある)を選択し、その後、同じビーコンスロットを使用してそれぞれのビーコンフレームをブロードキャストするときに起こる。従って、ビーコンの衝突を回避するためには、2つのBDEVがそれぞれのBMASとして同じMASを使用してはいけない。従って、2つ以上のBDEVがそれぞれのBMASとして同じMASを使用しているかを検出するためのメカニズムを提供する。ここで、図13に示したネットワークトポロジを考え、このトポロジでは、デバイス1303がBDEV 1302および1304の両方のブロードキャスト範囲内である。図26は、BMASの衝突が検出および解決されるイベントシーケンスを表にまとめてある。いま、図26の表において使用しているADEV−1およびADEV−2が、それぞれBDEV 1302および1304に対応しているとする。図26は、4つの異なるスーパーフレームにおけるADEV−1およびADEV−2のビーコンの図と、ADEV−1およびADEV−2がそれぞれのBMASとして使用するMASの各ポジション(MAS)と、それぞれのビーコンフレームをブロードキャストするために使用される、BMAS内のスロットの各ポジション(CBS)と、ビーコンフレームをブロードキャストするために使用される予定の、BMAS内の次のポジション(NBS)と、スーパーフレームそれぞれにおけるステータスと、を示している。
スーパーフレーム1においては、ADEV−1およびADEV−2のいずれも、それぞれのBMASとしてMASポジション3と、それぞれのビーコンフレームをブロードキャストするためのスロットポジション0とを選択している。従って、BMASの衝突とビーコンフレームの衝突とが起きている。従って、PDEV 1303(図13)は、同じビーコンスロットにおいてビーコンフレームをブロードキャストすることに起因する干渉のため、ビーコンフレームを正しく受信することができない。
スーパーフレーム2においては、ADEV−1およびADEV−2は、それぞれのBMASとして依然としてMASポジション3を使用している。ADEV−1およびADEV−2は、ビーコンフレームをブロードキャストするために使用するビーコンスロットを、各スーパーフレームにおいてランダムに選択する。ADEV−1およびADEV−2の両方は、それぞれのビーコンフレームをブロードキャストするためのスロットポジション1を使用する。この場合にも、BMASの衝突と、ビーコンフレームの衝突とが起きており、このため、PDEV 1303はビーコンフレームを正しく受信することができない。従って、PDEV 1303は、BMASの衝突が起きたことを推定することができ、制御パケットの優先度を使用して、この衝突をCAPにおいてアナウンスする。BDEV 1302および1304の両方は、それぞれのビーコンフレームをブロードキャストするために使用するビーコンスロットには関係なくこのCAPを待ち受けするため、BDEV 1302および1304の両方にBMASの衝突が通知される。
スーパーフレーム3においては、ADEV−1およびADEV−2は、それぞれのBMASとして依然としてMASポジション3を使用するが、それぞれのビーコンフレームをブロードキャストするための異なるスロットポジションをランダムに選択する。この場合、PDEV 1303は、両方のビーコンフレームを受信できるが、BMASの衝突を依然として検出する。スーパーフレーム2の間にPDEV 1303によってアナウンスされた衝突に応答して、BDEV 1302および1304は、それぞれのBMASとして新しいMASをランダムに選択し、それぞれが、スーパーフレーム3においてBMASの変更をアナウンスする。スーパーフレーム4においては、ADEV−1は自身のBMASをMASポジション7に変更し、ADEV−2は自身のBMASをMASポジション11に変更し、これによってBMASの衝突が解決し、従ってビーコンの衝突も解決する。
図14は、最悪のシナリオとして、BDEV 1402および1403のブロードキャスト範囲内に共通のPDEVが存在しないネットワークトポロジを示している。しかしながら、開示する無線メディアアクセス制御プロトコルでは、BMASの衝突を依然として検出することができ、以下ではこの理由について説明する。図27は、図14に示したトポロジにおけるBMASの衝突が検出および解決されるイベントシーケンスを表にまとめてある。この場合、図27の表において使用しているADEV−1およびADEV−2が、それぞれBDEV 1402および1403に対応しているとする。
スーパーフレーム1においては、ADEV−1およびADEV−2の両方が、それぞれのBMASとしてMASポジション3と、それぞれのビーコンフレームをブロードキャストするためのスロットポジション0とを選択している。BMASの衝突およびビーコンフレームの衝突が起きても、これらの衝突は検出されないままであり、なぜなら、他のデバイス1401、1404、1405が、BDEV 1402および1403のうちの一方のみのブロードキャスト範囲内にあるためである。
スーパーフレーム2においては、ADEV−1およびADEV−2は、それぞれのBMASとして依然としてMASポジション3を使用するが、それぞれのビーコンフレームをブロードキャストするためのスロットポジション1をランダムに選択する。この場合も、BMASの衝突とビーコンフレームの衝突が起きても、これらの衝突は検出されないままである。
スーパーフレーム3においては、ADEV−1およびADEV−2は、それぞれのBMASとして依然としてMASポジション3を使用しているが、それぞれのビーコンフレームをブロードキャストするための異なるスロットポジションをランダムに選択する。従って、依然としてBMASの衝突が起こる。この場合、BDEV 1402および1403自身がBMASの衝突を検出することができ、なぜなら、自身がブロードキャストまたは送信していないアクセスタイム期間においてブロードキャストを待ち受けするためである。スーパーフレーム3においてBDEV 1402および1403によって検出される衝突に応答して、BDEV 1402および1403は、それぞれのBMASとして新しいMASをランダムに選択し、スーパーフレーム3においてBMASの変更をアナウンスする。スーパーフレーム4において、ADEV−1は自身のBMASをMASポジション11に変更し、ADEV−2は自身のBMASをMASポジション7に変更する。従って、BDEV 1402および1403の両方のブロードキャスト範囲内にあるPDEVがたとえ存在しなくても、この場合にもBMASの衝突が解決する。
図15を参照しながら説明したSOP(同時動作ピコネット)の問題に関しては、開示する無線メディアアクセス制御プロトコルでは、BMASとして任意のMASを使用でき、デバイス1508および1509の共存が可能になる。デバイス1508および1509の両方は、それぞれのBMASとして単純に2つの異なるMASを選択し、これにより、デバイス1508および1509は共有される無線範囲においてビーコンフレームをブロードキャストすることができる。2つ以上のBDEV 1503、1508、1509の無線範囲内にあるデバイス(例:デバイス1504、1505、1507)は、複数のビーコンフレームを受信することができ、なぜなら、異なるBMAS内のビーコニングフレームは衝突しないためである。この結果として、デバイス1504、1505、1507は、特定の中央集中型ネットワークに制限されない。これにより、そのようなデバイス1504、1505、1507と複数のBDEV 1503、1508、1509との間でデータを交換することが可能になる。
開示する無線メディアアクセス制御プロトコルでは、データトラフィックに対してMASの予約がサポートされるため、データのQoS要件が満たされる。しかしながら、データトラフィックに対するMASを予約できるのは、BDEVの方向のみである。すなわち、PDEVがBDEVにデータを送るためのMASを予約する、または、BDEVが別のBDEVにデータを送るためのMASを予約する。この制限により、古典的な隠れ端末の問題が回避され、なぜなら、PDEVはビーコンフレームをブロードキャストせず、従って、予約できるMASが利用できることの指示情報を発することができないためである。このように制限することにより、2つのPDEVが無線範囲内にあることに起因する隠れ端末問題が排除される。PDEVはビーコンフレームをブロードキャストしないため、2つのPDEVが無線範囲内にあるとき、これらは互いのデータの予約を認識しない。
図28は、データ予約の4つの可能なシナリオ(場合)を示している。デバイス2801および2804はBDEVであるのに対し、デバイス2802および2803はPDEVである。データの予約をBDEVの方向にのみ可能であるように制限する場合、ケース2のみが可能であり、なぜなら、受信側デバイスにおいてデータパケットが衝突しないのはケース2のみであるためである。
予約が、無線範囲内の既存の予約と衝突あるいは重複しないようにするため、PDEVは、最初に、自身が予約しようとするMASが、無線範囲内のいずれかのBDEVによって、BMAS用またはデータ用のいずれかとして使用されていると報告されていないことを確認する。さらに、予約は、すべてのBDEVが予約を承認する場合にのみ、成功とみなす。これを達成するため、PDEVは、RT_BDEVに、それらのCAPにおいて予約要求を送ることによって、予約を行う。
図29は、RDEVがデータ予約要求を行うときに使用するアルゴリズム2900の概略的なフローチャートを示している。上述したように、RDEVは、最初に、自身が予約しようとするMASが使用中であると報告されていないことを確認する。従って、RDEVは、ステップ2910において、使用されていないMASを選択し、ステップ2920において、RT_BDEVへの予約要求を、これらのRT_BDEVのCAPにおいて要求パケットを送ることにより行う。RT_BDEVは、応答において、図30を参照しながら後述する方法によってこの予約要求を処理する。
ステップ2930において、RDEVはRT_BDEVからの応答と、もしあれば、RN_BDEVからの異議とを受信する。次いで、RDEVは、ステップ2940において、すべてのRT_BDEVが要求を承認したかを判定し、承認した場合、ステップ2950において、いずれかのRN_BDEVが要求に異議を唱えていないかを判定する。ステップ2950において、要求に異議が唱えられていないと判定される場合、その予約は成功であり、ステップ2960において、RDEVはRT_BDEVのCAPにおいて成功通知パケットを送る。後述するように、RT_BDEVおよびRN_BDEVは、次のスーパーフレームにおける自身のビーコンフレームにおいて予約をアナウンスする。次いで、RDEVは、予約されたMASを使用して、対象のBDEVへのコンテンションフリーデータの送信を開始することができる。
ステップ2940において、いずれかのRT_BDEVが要求を拒否したと判定される場合、または、ステップ2950において、いずれかのRN_BDEVが要求に異議を唱えたことが判定される場合、その要求は失敗であり、ステップ2970において、RDEVは、RT_BDEVのCAPにおいて失敗通知パケットを送る。
図30は、ステップ3010においてRDEVからのデータ予約要求を受信した時点でRT_BDEVのそれぞれによって実行されるアルゴリズム3000の概略的なフローチャートを示している。RT_BDEVは、ステップ3020において、受信した予約要求が既存の要求と衝突するかを判定する。衝突が存在しないと判定される場合、RT_BDEVは、ステップ3030において、自身のCAPにおいて承認応答パケットを送る。あるいは、衝突が存在すると判定される場合、RT_BDEVは、ステップ3040において、自身のCAPにおいて拒否応答パケットを送る。次いで、RT_BDEVは、RDEVからの通知を待機する。
RDEVから通知を受信すると、RT_BDEVは、ステップ3050において、その通知が予約の成功を示しているのかそうでないのかを判定する。通知が成功を示している場合、RT_BDEVは、ステップ3060において、次のスーパーフレームにおける自身のビーコンフレームにおいて予約をアナウンスする。あるいは、通知が予約の失敗を示す場合、RT_BDEVは何も行わない。
図31は、ステップ3110においてRDEVからのデータ予約要求を受信した時点でRN_BDEVのそれぞれによって実行されるアルゴリズム3100の概略的なフローチャートを示している。RN_BDEVは、ステップ3120において、その要求に起因して、いずれかのBMAS、または既存のデータ予約との衝突が起こるかを判定する。通常の状況では、予約は、RN_BDEVが確認する既存の予約と衝突することはなく、なぜなら、RDEVが、要求するMASが使用されていると報告されていないことを最初に確認するためである。しかしながら、特殊な状況として、別のRDEVが、同じMASまたは重複するMASを使用して、そのRN_BDEVへの予約要求を同時に行うことが起こりうる。そのような場合、RN_BDEVは、ステップ3130において、自身のCAPにおいて異議パケットを送ることによってその予約に異議を唱える。ステップ3120において、その要求に起因して、BMASあるいは既存のデータ予約との衝突が起こらないと判定される場合、RN_BDEVは、要求の成功に関するRDEVからの通知を待機するのみである。通知を受信した時点で、RN_BDEVは、ステップ3140において、その通知が成功を示すかを判定する。通知が予約の失敗を示す場合、アルゴリズム3100は終了する。あるいは、通知が成功を示す場合、RN_BDEVは、ステップ3150において、次のスーパーフレームにおける自身のビーコンフレームにおいて予約をアナウンスする。
予約の終了は、ターゲットBDEVまたはRDEVのいずれかが、RT_BDEVのCAPにおいて予約終了パケットを送ることによって開始することができる。その後、すべてのBDEV(RT_BDEVおよびRN_BDEV)は、それぞれのビーコンフレームにおける予約アナウンスのブロードキャストを停止する。
ここまでの説明から明らかであるように、BDEVは、自身のビーコンフレームと、制御パケットまたはコンテンションベースのデータトラフィックとをブロードキャストするために使用するBMASとして、スーパーフレーム内の任意のMASを利用できる。デバイスは、対象のネットワークのスーパーフレームの構造を変化させることなく、無線ネットワークに出入りすることができる。従って、アドホック接続が達成される。さらに、ビーコンの衝突を検出するうえで複数のBDEVに対する共通のデバイスも必要ない。デバイスは、それぞれの無線範囲内の複数のBDEVと通信することができる。BDEVが自身のBMASとして使用する(異なる)MASをスーパーフレームの中でランダムに選択することにより、複数のBDEVがビーコンフレームをブロードキャストすることが可能になる。
上記は、本発明のいくつかの実施形態を説明しているにすぎない。本発明の範囲および概念から逸脱することなく、本発明に修正/変更を行うことができる。実施形態は説明を目的としており、本発明を制限するものではない。
FDMAにおいて、周波数スペクトルをN個の周波数チャネルに分割する方式を示している。 TDMAにおいて、メディアアクセスタイムをN個のタイムスロットに分割する方式を示している。 CDMAにおいて、異なる送信に異なる符号を割り当てる方式を示している。 IEEE 802.11規格によるビーコンフレームの送信を示している。 IEEE 802.11規格による分散型調整機能を使用してのメディアアクセスを示している。 IEEE 802.11規格によるポイント調整機能を使用してのメディアアクセスを示している。 ピコネットコーディネータと複数の通常動作デバイスとを含んでいるピコネットを示している。 IEEE 802.15.3規格によって定義されているスーパーフレームの分割を示している。 IEEE 802.15.4低速WPAN規格のスター型トポロジおよびピアツーピア型トポロジを示している。 コンテンションフリー期間が存在しない、IEEE 802.15.4規格によって定義されているスーパーフレームの構造を示している。 コンテンションフリー期間が存在する、IEEE 802.15.4規格によって定義されているスーパーフレームの構造を示している。 MBOA MAC v0.93規格によるスーパーフレームの構造を示している。 共通するデバイスが存在する、ビーコンフレーム衝突のシナリオを示している。 共通するデバイスが存在しない、ビーコンフレーム衝突のシナリオを示している。 SOP(同時動作ピコネット)問題を説明するための無線ネットワークトポロジを示している。 本開示による、メディアアクセスタイムをスーパーフレームに分割する方式を示している。 (M+1)個のメディアアクセススロットに分割された1つのスーパーフレームを示している。 ビーコンメディアアクセススロット(BMAS)の中のビーコンスロットおよびコンテンションアクセス期間の2つの可能な配置編成を示している。 ビーコンメディアアクセススロット(BMAS)の中のビーコンスロットおよびコンテンションアクセス期間の2つの可能な配置編成を示している。 無線ネットワーク内の複数のデバイスを含んでいるネットワークトポロジの例を示している。 好ましい実施形態のビーコンメディアアクセススロットの配置編成を示している。 ネットワークトポロジの別の例を示している。 図22に示したネットワークトポロジの例において生じるメディアアクセススロットを示している。 ビーコンメディアアクセススロットに使用されるメディアアクセススロットをビットマップを使用してアナウンスする方法を示している。 コンテンションの少ないデータ伝送のため、予約されたメディアアクセススロットをビットマップを使用してアナウンスする方法を示している。 BMASの衝突が検出および解決されるイベントシーケンスを表にまとめてある。 図14に示したトポロジにおけるBMASの衝突が検出および解決されるイベントシーケンスを表にまとめてある。 データ予約の4つの可能なシナリオ(場合)を示している。 RDEVがデータ予約要求を行うときに使用するアルゴリズムの概略的なフローチャートを示している。 RDEVからのデータ予約要求を受信した時点でRT_BDEVのそれぞれによって実行されるアルゴリズムの概略的なフローチャートを示している。 RDEVからのデータ予約要求を受信した時点でRN_BDEVのそれぞれによって実行されるアルゴリズム3100の概略的なフローチャートを示している。

Claims (18)

  1. 無線ネットワークにおいてメディアアクセスを制御する方法であって、
    メディアアクセスタイムを等しい大きさのスロットに分割するステップであって、所定の数の前記スロットがスーパーフレームを形成する、前記ステップと、
    スーパーフレームそれぞれの中で、前記無線ネットワーク内のビーコニングデバイスに対して、前記スロットのうちの1つを前記ビーコニングデバイスのためのビーコンメディアアクセススロットとして指定するステップと、
    前記ビーコニングデバイスによって、前記ビーコニングデバイスの無線範囲内の別のデバイスに、前記ビーコンメディアアクセススロットにおいてビーコンフレームをブロードキャストするステップと、
    を含む方法。
  2. 前記ビーコンメディアアクセススロットがランダムに指定される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ビーコンメディアアクセススロットにおける前記アクセスタイムが、複数のビーコンスロットと、前記ビーコニングデバイスの無線範囲内のデバイス間の少なくともコンテンションベースのトラフィック用の1つ以上のスロットと、に分割されており、前記複数のビーコンスロットのうちの1つが、前記ビーコニングデバイスによって自身のビーコンフレームをブロードキャストするために選択される、
    請求項1記載の方法。
  4. 前記ビーコンフレームをブロードキャストするための前記1つのビーコンスロットが、前記ビーコニングデバイスによってランダムに選択される、
    請求項3記載の方法。
  5. 前記ビーコンフレームをブロードキャストするための前記1つのビーコンスロットが、各スーパーフレームに対して1回選択される、
    請求項3記載の方法。
  6. 複数のスーパーフレームにおいて、前記ビーコンメディアアクセススロットの中の同じビーコンスロットが使用される、
    請求項3記載の方法。
  7. 前記ビーコニングデバイスの無線範囲内のデバイス間の少なくともコンテンションベースのトラフィック用の前記1つ以上のスロットが、データパケットを送るために前記デバイスによって使用されるメディアアクセスタイムを競合するために、1つ以上の前記デバイスによって使用される、
    請求項3記載の方法。
  8. 前記ビーコニングデバイスの無線範囲内のデバイス間の少なくともコンテンションベースのトラフィック用の前記1つ以上のスロットが、制御パケットを送るために前記ビーコニングデバイスによって使用されるメディアアクセスタイムを競合するために、1つ以上の前記ビーコニングデバイスによって使用される、
    請求項3記載の方法。
  9. 制御パケット用のメディアアクセスタイムのコンテンションが、データパケットを送るためのメディアアクセスタイムのコンテンションよりも高い優先度を有する、
    請求項8記載の方法。
  10. ビーコンメディアアクセススロットとして指定されていないスロットが、前記無線ネットワーク内のデバイス間のコンテンションフリーのデータトラフィック用の予約に利用可能である、
    請求項1記載の方法。
  11. 前記無線ネットワーク内のビーコニングデバイスが、ビーコニングデバイスのビーコンメディアアクセススロットとして指定されているスロットを識別する情報を、それぞれのビーコンフレームにおいてブロードキャストする、
    請求項1記載の方法。
  12. 前記無線ネットワーク内のビーコニングデバイスが、前記無線ネットワーク内のデバイス間のコンテンションフリーのトラフィック用に予約されているスロットを識別する情報を、それぞれのビーコンフレームにおいてさらにブロードキャストする、
    請求項11記載の方法。
  13. 2つ以上のビーコニングデバイスがそれら自身のビーコンメディアアクセススロットとして同じスロットを指定したことを、受信側デバイスによって識別するステップと、
    前記衝突を前記受信側デバイスによってアナウンスするステップと、
    自身のビーコンメディアアクセススロットとして同じスロットを指定した前記2つ以上のビーコニングデバイスのそれぞれによって、自身のビーコンメディアアクセススロットとして別のスロットを指定するステップと、
    前記2つ以上のビーコニングデバイスのそれぞれによって、そのビーコニングデバイスによって自身のビーコンメディアアクセススロットとして指定された前記スロットをアナウンスするステップと、
    をさらに含んでいる、
    請求項1記載の方法。
  14. 複数のビーコニングデバイスがそれら自身のビーコンメディアアクセススロットとして同じスロットを指定したことを、前記複数のビーコニングデバイスによって識別するステップと、
    自身のビーコンメディアアクセススロットとして同じスロットを指定した前記2つ以上のビーコニングデバイスのそれぞれによって、自身のビーコンメディアアクセススロットとして異なるスロットを指定するステップと、
    前記2つ以上のビーコニングデバイスのそれぞれによって、そのビーコニングデバイスによって自身のビーコンメディアアクセススロットとして指定された前記スロットをアナウンスするステップと、
    をさらに含んでいる、
    請求項1記載の方法。
  15. 前記識別するステップが、前記同じスロットにおけるビーコンフレームを受信するステップ、を含む請求項13に記載の方法。
  16. データパケットの送信に使用するためのメディアアクセスタイムを競合する前記ステップが、
    要求側デバイスによって予約要求パケットを1つ以上のビーコニングデバイスに送るステップであって、前記予約要求が1つ以上の使用されていないスロットを識別する、前記ステップと、
    前記1つ以上のビーコニングデバイスによって、前記予約要求への応答を送るステップと、
    前記要求側デバイスによって前記応答を集めるステップと、
    前記応答のすべてが、前記予約要求の承認を示しているかを判定するステップと、
    前記応答のすべてが前記予約要求の承認を示していることを、前記要求側デバイスによってアナウンスするステップと、
    前記アナウンスが、前記応答のすべてが承認を示したことを示している場合、データパケットを送信するために前記要求側デバイスによって予約された前記スロットをビーコニングデバイスのそれぞれによってアナウンスするステップと、
    を含む請求項7記載の方法。
  17. 前記予約要求が送られた先の前記1つ以上のビーコニングデバイス以外の1つ以上のビーコニングデバイスによって、前記予約要求への異議を送るステップと、
    前記異議を前記要求側デバイスによって集めるステップと、
    をさらに含んでおり、
    前記判定するステップが、前記応答のすべてが前記予約要求の承認を示しているか否か、かつ、異議が受信されたか否かを判定する、
    請求項16記載の方法。
  18. 複数のデバイスを含んでいる無線ネットワークであって、
    前記無線ネットワーク内のアクセスが、請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法によって制御される、無線ネットワーク。
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