JP2009526947A - アクチュエータピストンにブレーキをかける方法、及び空気アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータピストンにブレーキをかける方法、及び空気アクチュエータ Download PDF

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Abstract

高圧側と低圧側とを有する圧力流体回路(6)に接続され、アクチュエータシリンダー(8,9)と、アクチュエータシリンダー(8,9)内に設けられ、第1の位置と第2の位置との間を移動可能なアクチュエータピストン(10,11)と、アクチュエータシリンダー(8,9)とアクチュエータピストン(10,11)によって区画され、容積がアクチュエータピストン(10,11)の第2の位置から第1の位置への移動によって減少するアクチュエータチャンバー(12,13)と、第2の位置から第1の位置へアクチュエータピストン(10,11)を駆動するように設けられたばね手段と、アクチュエータピストン(10,11)が第2の位置から第1の位置へ向かって移動する間、低圧側とアクチュエータチャンバー(12,13)との間の連通を維持、または、確立し、同時に高圧側とアクチュエータチャンバー(12,13)との間の連通を遮断したまま保つ手段(25)と、を備える空気アクチュエータである。空気アクチュエータはアクチュエータピストン(10,11)が第1の位置に到達する前に、低圧側とアクチュエータチャンバー(12,13)との間の連通を遮断するために設けられた手段(25)を備える。

Description

本発明は、高圧側と低圧側を有する圧力流体回路に接続された空気アクチュエータのアクチュエータピストンにブレーキをかける方法に関する。空気アクチュエータはアクチュエータシリンダーと、前記アクチュエータシリンダー内に設けられ、第1の位置と第2の位置の間を移動可能なアクチュエータピストンと、前記アクチュエータシリンダーと前記アクチュエータピストンによって区画され、容積は前記アクチュエータピストンの第2の位置から第1の位置への移動によって減少するアクチュエータチャンバーと、前記アクチュエータピストンを第2の位置から第1の位置へ移動させるために設けられたばね手段とを備える。前記アクチュエータピストンの第2の位置から第1の位置への移動の間、前記ばね手段は、前記低圧側と前記アクチュエータチャンバーの間の連通を確立または維持し、一方この時、前記高圧側と前記アクチュエータチャンバーとの間の連通を遮断した状態に保つ。
本発明は、高圧側と低圧側を有する圧力流体回路に接続された空気アクチュエータにも関する。空気アクチュエータはアクチュエータシリンダーと、前記アクチュエータシリンダー内に設けられ、第1の位置と第2の位置の間を移動可能なアクチュエータピストンと、前記アクチュエータシリンダーと前記アクチュエータピストンによって区画され、容積は前記アクチュエータピストンの第2の位置から第1の位置への移動によって減少するアクチュエータチャンバーと、前記アクチュエータピストンを第2の位置から第1の位置へ移動させるために設けられたばね手段とを備える。前記アクチュエータピストンの第2の位置から第1の位置への移動の間、前記ばね手段は、前記低圧側と前記アクチュエータチャンバーの間の連通を維持または確立する同時に、前記高圧側と前記アクチュエータチャンバーとの間の連通を遮断した状態に保つ。
本発明は燃焼エンジンにも関する。少なくとも1つのエンジン弁は本発明に係る空気アクチュエータによって駆動される。
圧力流体回路内の圧力流体は1種類のガスあるいは空気等のガス混合物が好ましい。
ばね手段は機械ばね、液圧ばね、空気ばねのいずれでもよい。ばね手段はアクチュエータピストンに直接的または間接的に接触させてもよい。
第1の位置から第2の位置への先行動作によってアクチュエータピストンが第2の位置へ到達する前に既に、低圧側とアクチュエータチャンバーとの間の連通を確立することができる。この場合、第2の位置から第1の位置への動作の間、低圧側とアクチュエータチャンバーとの間の連通は確立されるというよりは、むしろ維持される。あるいは、第2の位置にアクチュエータピストンが到達した直後に関連して、アクチュエータピストンが第1の位置に戻ることができる時に、前記連通が確立されてもよく、それが好ましい。
燃焼エンジンの圧力流体作動弁は既に公知であり、例えば出願人のいくらかの先の特許出願がある。このような燃焼エンジンは少なくとも1つのシリンダーと、前記シリンダー内を往復するように配置されたピストンと、前記シリンダーと前記ピストンによって区画される燃焼チャンバーと、燃焼チャンバーに燃焼空気を導入するための少なくとも1つの入口と、燃焼チャンバーからの排気ガスを排出するための少なくとも1つの出口から構成されている。前記入口または出口の少なくとも一方は圧力流体によって駆動される少なくとも1つの自由に操作可能な弁を有する。前記弁は最初に述べた型の空気アクチュエータによって駆動される。
典型的に、圧力流体によって作動するエンジン弁は、閉位置において、シリンダーヘッド内のシートに当たっていて、開くために、通常、弁ばねの作用に抗して燃焼チャンバーの中へ移動する弁である。開動作と関連して、エネルギーが弁ばねによって吸収される。弁を開く時、空気アクチュエータに高い圧力を生じさせる目的で、空気アクチュエータの高圧側は通常アクチュエータチャンバーと連通される。これによりアクチュエータピストンと関連するエンジン弁が閉位置から開位置へ移動する間、アクチュエータピストンは第1の位置から第2の位置へ移動する。
そして、圧力流体によって作動するエンジン弁が閉位置へ戻り動作をする時、空気アクチュエータの高圧側とアクチュエータチャンバーとの間の連通は遮断されるか遮断された状態が保たれていて、空気アクチュエータの低圧側とアクチュエータチャンバーとの間の連通が確立される。あらかじめ付勢されたばねのエネルギーはエンジン弁が閉位置に戻るのに使用され、これと同時にアクチュエータピストンが第1の位置又はスタート位置に戻る。
弁の開閉は急速に行われ、したがって、弁が開位置と閉位置との間を移動している時、最高速度で行われる。高速で弁がシートと当たって、弁及び/又はシートがダメージを受けて又はこれにより機能が低下する危険性があることが問題となる。したがって、弁動作に対してある種のブレーキングを行うことが望ましく、空気アクチュエータのアクチュエータピストにブレーキをかける方法を備えた手段によって、またはこの方法を採用した空気アクチュエータを構成することによって行うことが適切である。
本発明の目的は、最初に定義した種類の空気アクチュエータのアクチュエータピストンにブレーキをかける方法を提供し、この方法によって弁の閉鎖と関連して前記弁のシートにおいて、空気アクチュエータによって駆動される前記弁が柔らかく当たるようになることにある。
上記目的を達成するため本発明は、最初に定義した方法であって、アクチュエータピストンが第1の位置に到達する前に、低圧側とアクチュエータチャンバーとの間の前記連通が遮断されることを特徴とする。これにより、アクチュエータピストンが第1の位置に向かって継続動作をしている間、アクチュエータチャンバー内の圧力は上昇する。圧力の上昇によってアクチュエータピストンの動作にブレーキがかかり、したがって、アクチュエータピストンと関連するエンジン弁の動作にブレーキがかかる。
本発明の好ましい実施形態によると、アクチュエータピストンが第1の位置に到達するまで継続する前記アクチュエータチャンバーの容積の減少が、アクチュエータピストンの第1の位置への到達前に、ピストンの継続動作によって生じるアクチュエータチャンバー内での圧力の上昇で、実際にアクチュエータピストンの速度を減速させるのには十分な程度である時に、低圧側とアクチュエータチャンバーとの間の連通は遮断される。
好ましくは、アクチュエータピストンが第1の位置に到達するまで継続する前記アクチュエータチャンバーの容積の減少が、アクチュエータピストンの第1の位置への到達前に、ピストンの継続動作によって生じるアクチュエータチャンバー内での圧力の上昇で、実際にアクチュエータピストンの速度を0まで減速させるのには十分な程度である時に、低圧側とアクチュエータチャンバーとの間の連通は遮断される。
アクチュエータピストンの第2の位置から第1の位置への移動、そして、これに対応してアクチュエータピストンと関連するエンジン弁の開位置から閉位置への移動を可能な限り速くするため、ブレーキは可能な限り遅くかけ始めるのが好ましい。これのため、好ましくは、低圧側とアクチュエータチャンバーの間の連通を、アクチュエータピストンが第2の位置から第1の位置の間での移動距離の後の半分で、好ましくは前記移動距離の後の1/3で、さらに好ましくは前記移動距離の後の1/4で、遮断する。
ブレーキをかけている間、アクチュエータチャンバー内の圧力が、高圧側に存在する圧力を超える程度まで増加することが十分に起こりうる。エネルギーの再利用を提供するため、本発明では、低圧側とアクチュエータチャンバーとの間の連通が遮断された時、アクチュエータチャンバー内の圧力が高圧側の圧力を超えている場合は、高圧側とアクチュエータチャンバーとの間の連通が確立される。アクチュエータチャンバーの圧力が高圧側の圧力より低いが、高圧側とアクチュエータチャンバーとの間の連通が確立されることも考えられる。これにより、アクチュエータチャンバーの圧力のより急速な増加が達成され、ブレーキはより後の段階でかけ始めることができる。
アクチュエータピストンが第1の位置に到達するのを保証するため、本発明によると、アクチュエータピストンが第1の位置に到達する前にアクチュエータピストンの動作が停止するか又は停止しそうになった時は、低圧側とアクチュエータチャンバーとの間の連通が再確立される。
第1の位置へ向かうアクチュエータピストンの動作が停止したほぼその時に、低圧側とアクチュエータチャンバーとの間の連通が再確立されるのが好ましい。これにより、アクチュエータピストンが第1の位置に到達する前に、第2の位置の方向に向かって戻るのを避けられる。ブレーキはできる限り柔らかくかけるのが望ましく、それは提案された方法により達成される。好ましくは、ブレーキをかけること、すなわち低圧側とアクチュエータチャンバーとの間の連通を遮断するタイミングの選択は、アクチュエータピストンが動作をやめるくらい第1の位置にできる限り近い後の段階で、または、少なくとも前記第1の位置のとても近くで行われるべきである。
ブレーキをかけている間、高圧側とアクチュエータチャンバーとの間の連通が確立されているならば、低圧側とアクチュエータチャンバーとの間の連通を再確立するのに関連して、好ましくは同時に、高圧側とアクチュエータチャンバーとの間の連通を遮断する。
本発明の目的は最初に定義した空気アクチュエータによっても達成できる。空気アクチュエータは、アクチュエータピストンが第1の位置に到達する前に、低圧側とアクチュエータチャンバーとの間の前記連通を遮断するように設けられた手段を備えることを特徴とする。
さらに、空気アクチュエータは、アクチュエータピストンが第1の位置から第2の位置への移動の間のあらかじめ決められた位置に到達したとき、低圧側とアクチュエータチャンバーとの間の連通が遮断されるように設けられた手段と、あらかじめ決められた状態において低圧側とアクチュエータチャンバーとの間の連通を再確立するように設けられた手段とを備えることが好ましい。前記あらかじめきめられた状態は、第2の位置から第1の位置へのアクチュエータピストンの動作における時間のあらかじめ決められた段階に対応する位置であってもよい。
好ましくは、空気アクチュエータは、アクチュエータチャンバーの圧力が高圧側の圧力を超えている場合に、低圧側とアクチュエータチャンバーとの間の連通を遮断した後、高圧側とアクチュエータチャンバーとの間の連通を確立するために設けられた手段も備える。このような手段は逆止め弁(non-return valve)を備え、逆止め弁は高圧側に向かって開き、アクチュエータチャンバーに向かって閉じるように設けられている。適切には、このような逆止め弁は、高圧側とアクチュエータチャンバーの間に延設された管路の枝管又はこの管路と平行な管路内に設けられている。
好ましくは、前記手段は、アクチュエータシリンダー内のアクチュエータチャンバーの動作及び/又は位置、及び/又はシートにおいてエンジン弁がぶつかる間に発生するエンジン弁からの音又は振動を感知する1つ以上のセンサと、前記センサからの信号に基づいて高圧側とアクチュエータチャンバーとの間及び低圧側とアクチュエータチャンバーとの間のそれぞれの連通を、確立及び遮断するよう制御するために設けられた手段を備える。後者の手段は好ましくは電気的に、さらに好ましくは電磁気的に、操作される少なくとも1つの弁部材を備える。
本発明は燃焼エンジンにも関するものであり、燃焼エンジンは、少なくとも1つのシリンダーと、シリンダー内で往復動作をするピストンと、前記シリンダーと前記ピストンによって区画される燃焼チャンバーと、燃焼チャンバーに燃焼空気を導入するための少なくとも1つの入口と、燃焼チャンバーからの排気ガスを排出する少なくとも1つの出口とを備える。前記入口及び前記出口の少なくともいずれか一方は自由に操作可能な少なくとも1つの圧力流体操作弁を有し、燃焼エンジンは前記少なくとも1つの弁を操作するために本発明にかかる空気アクチュエータを備えることを特徴とする。
本発明のさらなる特徴及び利点は詳しく後述の記載で、添付した特許請求の範囲によって開示する。
本発明は、例によって、添付した図の説明と伴に、後に説明する。
図1は本発明の燃焼エンジンの一部を概略的に示した図である。燃焼エンジンはシリンダー1と、シリンダー1内を往復するピストン2と、シリンダー1とピストン2によって区画される燃焼チャンバー3と、入口弁4と、出口弁5とを備える。排気ガスシステム等が出口弁5が設けられた出口に接続されている。
図1において、2ストロークサイクルの圧縮行程の間、又は、4ストロークサイクルの吸気行程の間、ピストン2は動作中であり、空気は、場合によっては燃料と一緒に、開いた入口弁4を通って燃焼チャンバー3内に入り込む。
燃焼エンジンは空気アクチュエータを備え、空気アクチュエータは弁4、5を操作するための弁アクチュエータ6を形成する。弁アクチュエータ6は圧力流体回路7に接続され、又は、圧力流体回路7を備え、それぞれ弁4、5に関連するアクチュエータシリンダー8、9と、それぞれのアクチュエータシリンダー8、9内に設けられるアクチュエータピストン10、11を備える。回路7は開いていても、閉じられていてもよい。高圧側の圧力は圧縮機によってつくることができる。アクチュエータシリンダー8、9に属するシリンダーヘッドと伴に、アクチュエータシリンダー8、9及びそれと関連するアクチュエータピストン10、11がアクチュエータチャンバー12、13を区画する。アクチュエータチャンバー12、13に関してアクチュエータピストン10、11の反対側には、機械ばね、この場合はらせん状のばねによって形成されたばね手段14(図2に示す)が設けられている。アクチュエータチャンバー12、13の膨張によって、ばね手段14は圧縮、すなわち、あらかじめ付勢される。
図2は弁アクチュエータのみまたは弁4、5の1つと関連する弁アクチュエータ6の一部を示した図である。図2に最もよく示されているように、圧力流体回路7は高圧側Hと低圧側Lとを備える。それぞれのアクチュエータチャンバー12、13は、少なくとも1つの第1の管路15を介して圧力流体回路7の高圧側に接続され、第2の管路16を介して圧力流体回路7の低圧側に接続される。管路15、16には少なくとも1つのパイロット弁17、18が設けられている。パイロット弁17、18は、好ましくは電磁気的に操作され、それぞれ第1の管路15、第2の管路16との連通の確立及び遮断をするように配設されている。図2に係る実施形態では、第1のパイロット弁17は低圧側Lとアクチュエータチャンバー12又は13との間を開くと同時に、高圧側Hとアクチュエータチャンバー12又は13との間を閉じ、その逆も同様の動作をする。一方、第2のパイロット弁18は低圧側Lとアクチュエータチャンバー12又は13との間のみの連通の確立及び遮断をするように配設されている。第2のパイロット弁は弁17、18のいずれか一方で、第2の管路16において低圧側に近い側に位置する方である。第2のパイロット弁18が第2の管路16における連通を遮断しているならば、図2で示した配置においては、第1のパイロット弁の位置は低圧側Lとアクチュエータチャンバー12、13との間の連通に影響を与えない。図2は、低圧側Lとアクチュエータチャンバー12、13との連通のため、パイロット弁17、18を開いた状態における空気アクチュエータ6を示す。これにより、ばね14はアクチュエータピストンを第1の位置に向かって押し、または、第1の位置で保持される。したがってこの間、空気アクチュエータと関連する弁4、5は閉位置に向かって押され、または、閉位置で保持される。
エンジン弁4、5が閉位置にあり、開かれる場合は、このような動作は図2に示した位置から移動するパイロット弁17によって始められる。第1のパイロット弁17は高圧側Hとアクチュエータチャンバー12、13との間の連通を開く位置に移動する。これにより、高圧側Hの圧力に対応して上昇した圧力がアクチュエータチャンバー12、13で生じる。そして、この圧力がばね14のばね力との関係で十分な大きさならば、アクチュエータピストンはエンジン弁4、5の下死点(the lower dead end)と対応する第2の位置へ向かって移動する。第2の止まり位置の絶対位置、すなわちエンジン弁の開弁リフトは、エンジン速度や必要トルクなどのエンジンの操作パラメータを考慮して合わせることができ、高圧側Hとアクチュエータチャンバー12、13との間の連通を遮断するタイミングの決定を通じて制御される。これにより、パイロット弁17は低圧側Lとアクチュエータチャンバー12、13との間の連通を確立する位置に移動する。
一方、第2のパイロット弁18はアクチュエータチャンバー12、13と低圧側Lとの間の連通を開く。
続いて、ばね14に蓄えられたエネルギーはアクチュエータピストン10、11を停止するために、続いて、第1の位置へ移動するために用いられる。弁アクチュエータ6によって駆動されるエンジン弁4、5が適度の高速でこれらのシートに当たって、弁4、5またはこれらのシートを傷つけてしまったり、結果として弁4、5が跳ね返ったりするのを防止するために、本発明によると、アクチュエータピストン10、11が第1の位置へ向かって移動する動作と、エンジン弁4、5が閉位置へ向かって移動する動作が制動される。ここで、これは、第2のパイロット弁18が低圧側Lとアクチュエータチャンバー12、13との間の連通を遮断するように制御されることによって、達成される。これにより、アクチュエータピストン10、11が第1の位置へ向かって移動し続けている間、アクチュエータチャンバー12、13では圧力が上昇する。更なる計測を行わないならば、ブレーキを十分に早くかけ始め、アクチュエータチャンバー12、13で生じる圧力が、アクチュエータピストンが第1の位置に到達する前にアクチュエータピストン10、11の動作が停止する程度であることが、好ましい。しかし、実際は、詳しく後述するように、第1の位置に到達する前にアクチュエータピストン10、11を停止させない。
さらに、ブレーキをかけ始めるのはできる限り遅く、アクチュエータピストンの動作が、アクチュエータピストン10、11が第1の位置にとても近くなるまで停止しないのが、好ましい。
アクチュエータピストン10、11が閉位置へ向かって動作している間、アクチュエータピストンの速度がゼロに近くなっていると推測できる時、低圧側Lとアクチュエータチャンバー12、13との間の連通は、第2のパイロット弁18の開位置への移動によって、再び開かれる。これにより、アクチュエータチャンバー12、13の圧力は急速に低下し、ばね14に残っているエネルギーはアクチュエータピストンが第1の位置へ向かう動作を続けるのに用いられる。アクチュエータピストン10、11が第1の位置へ向かって戻り動作をしている間、この段階が十分に遅く行われるならば、エンジン弁4、5のシートでの柔らかくぶつかる。アクチュエータピストン10、11が第2の位置から第1の位置へ向かっている動作中の工程は、図6にも示されている。
起こる可能性がある特殊な場合として、アクチュエータピストン10、11のブレーキをかけている間、アクチュエータチャンバー12、13内の圧力が高圧側Hに存在する圧力を超える程度にまで増加することがある。そして、弁アクチュエータ6は高圧側Hとアクチュエータチャンバー12、13との間の連通を開くために設けられた手段を有する。このような手段は逆止め弁を備え、逆止め弁は第1の管路15の枝管または第1の管路15と平行な管路で、高圧側Hとアクチュエータチャンバー12、13を連通する管路に設けられている。これによりある程度のエネルギーを再利用することができる。いずれかの逆止め弁を閉じたのに関連して、エンジン弁4、5がシートで柔らかくぶつかるため、低圧側Lとアクチュエータチャンバー12、13の連通が再び確立される。この結果は図7に示す。
図3は高圧側Hとアクチュエータチャンバー12、13を接続する2つの第1の管路15と、それぞれの第1の管路15の連通を確立及び遮断をするために設けられた2つのパイロット弁17、18と、を有する実施形態を示している。さらに、それぞれのパイロット弁17、18は第2の管路16の連通を遮断及び確立するために設けられ、第2のパイロット弁18は前記弁17、18のうち低圧側に近い方の1つである。図3において、アクチュエータピストン10、11は第1の位置又はこれに近い位置にある。アクチュエータピストン10、11が第2の位置へ移動している時、第1のパイロット弁17(または、第2のパイロット弁18、どちらが最初に移動するかは重要ではない)が、高圧側Hとアクチュエータチャンバー12、13の間を開くために、移動する。これにより、第2の管路16において低圧側Lとアクチュエータチャンバー12、13との間の連通が遮断される。第2の位置に到達する時、又は、その前に、低圧側Lとアクチュエータチャンバー12、13の間の連通を開くために、第1のパイロット弁を例えば図3に示す位置に戻す。また、第2のパイロット弁も、まだ対応する位置に移動していないならば、その対応する位置に移動される。さらに好ましい実施形態では、アクチュエータピストン10、11が第1の位置にある最後の時間まで第2のパイロット弁は前記位置にとどまったままである。その後は、アクチュエータチャンバー12、13の外へ空気が排出されている間、アクチュエータピストン10、11が再び第1の位置に向かって移動する。アクチュエータピストンが第2の位置と第1の位置の間のあらかじめ決められた部分の距離移動した時、又は、時間のあらかじめ決められた期間経過した時、第2のパイロット弁18は図3に示した位置から高圧側Hとアクチュエータチャンバー12、13との間を連通させる位置へ向かって移動される。これにより、高圧側Hによりアクチュエータチャンバー12、13内の圧力が急速に上昇されるので、前の実施形態に比べブレーキ効果が強くなる。第2のパイロット弁が低圧側Lとアクチュエータチャンバー12、13との間の連通を遮断する瞬間と、高圧側Hとアクチュエータチャンバー12、13との間の連通を開く瞬間の間に経過する時間の短い期間の間のアクチュエータチャンバー内の圧力の上昇が、アクチュエータチャンバー内で高圧側Hより高い圧力が発生されるため、十分に短いことも起こり得る。これにより、前にも述べたように、圧力空気の流れ(pulse)がアクチュエータチャンバーから高圧側に向かって流れる。これはエネルギー節約の観点からも好ましい。
アクチュエータピストン10、11の速度があらかじめ決められた速度まで減速した時、又は、例えば、第2のパイロット弁18がブレーキをかける位置に移動した瞬間から時間のあらかじめ決められた期間経過した時に、前記パイロット弁は低圧側Lとアクチュエータチャンバー12、13との間が連通される位置に再び移動する。これにより、ばね14からの作用によってアクチュエータピストン10、11は、図3に示される第1の位置までの残りの距離を移動する。なお、図3にかかる実施形態では低圧側Lに関しては直列に、高圧側Hに関しては並列に接続されたパイロット弁が示されている。しかし、パイロット弁が高圧側に関しては直列に、低圧側に関しては並列に接続された実施形態、又は、高圧側及び低圧側の両方に関して並列に接続された実施形態でもよい。
図4は空気アクチュエータ6の別のデザインを示す。このデザインは出願人の先の特許出願で既に述べられているが、本特許出願によって提案されるパイロット弁の制御によってさらに発展する。アクチュエータ6は、2つの異なるパイロット弁19、20とは別に、2つの従属弁(slave valve)21、22を備える。それぞれの従属弁21、22はそれぞれパイロット弁19、20と関連している。第1の従属弁21は、従属弁21の一方側で低圧側Lと直接連通する空間に設けられ、この空間は他方側で、従属弁21と関連する第1のパイロット弁19の位置によって、低圧側Lか高圧側Hのいずれか一方と連通する。第1のパイロット弁19が、低圧側とパイロット弁19と関連する従属弁21の前記第2の側との間を連通するために開いた時、従属弁21は低圧側Lとアクチュエータチャンバー12、13との間を連通させる。パイロット弁によって高圧側と前記第2の側との間が連通されるならば、従属弁21によってアクチュエータチャンバー12、13と低圧側Lとの間のいかなる連通もされない。
第2の従属弁22は一方側が高圧側Hと直接連通される空間に設けられ、この空間は他方側で、従属弁22と関連するパイロット弁20の位置によって、低圧側Lか高圧側Hのいずれか一方と連通する。第2のパイロット弁20が、低圧側とパイロット弁20と関連する従属弁22の前記第2の側との間を連通するために開いた時、従属弁22は高圧側Hとアクチュエータチャンバー12、13との間を連通させる。反対の場合として、アクチュエータチャンバー12、13内の圧力が高圧側Hに相当する程度の圧力を超えていないならば、高圧側Hとアクチュエータチャンバー12、13との間は連通されない。前記第1の側の大きさとの関係でアクチュエータチャンバーに向かって開く従属弁の表面の大きさを適切に適合させることによって、問題となっている従属弁の逆止め弁の機能を達成できる。第2の従属弁22のデザインは最初に開く第1の従属弁21のデザインを採用しているため、第2の従属弁にのみ逆止め弁機能が存在するようになっている。
直動式の弁がこの環境で使用されるための十分な性能を有しているならば、すべてのパイロット弁及び従属弁を直動式の弁と置き換えることができる。図5はこのような実施形態の例を示していて、実施形態において弁23、24は電気的に、好ましくは電磁気的に、操作され、低圧側Lとアクチュエータチャンバー12、13との間、及び、高圧側Hとアクチュエータチャンバー12、13との間の連通をそれぞれ直接遮断及び連通するように設けられている。
上述したパイロット弁、従属弁、直動式の弁は高圧側Hとアクチュエータチャンバー12、13との間、及び、低圧側Lとアクチュエータチャンバー12、13との間との連通を確立及び遮断する手段を形成する。さらに、前記手段は制御ユニット25を備え、制御ユニット25はコンピュータプログラムを備えるコンピュータプログラムキャリアであることが好ましい。コンピュータプログラムは、このような結果に対応するように、本発明による方法を実施するよう導くこのような前提条件に基づいて、前記パイロット弁の開閉を制御するように適合されている。パイロット弁の制御はいわゆるマッピングによって実施されてもよく、前記弁の開閉は、例えば、最も近い先行段階からの経過時間を基準とする。代わりとして、アクチュエータピストン又は実時間のピストンの位置を感知し、これに基づきパイロット弁を制御する。
最後に、図1における燃焼エンジンについて述べる。このエンジンは例えばアクセル(gas pedal)等の部材26を有し、部材26は回転命令(a torque order)を与える目的で、制御ユニット25に作動可能に接続されている。エンジンシャフト28上に設けられた歯付ディスク(graded disc)29と対向するセンサ27は制御ユニット25に作動するように接続され、エンジン速度、クランクシャフトの位置、及び/又はシリンダー1内でのピストン28の位置についての連続的な情報を制御ユニット25に与える。制御ユニット25、より正確にはこれと一緒に設けられたソフトウェア等が、いつ操作弁4、5を開閉するかを決定する。
発明は例示の方法によってのみ示されているが、技術分野の当業者にとって別の実施形態は明らかである。したがって、発明の保護範囲は補助的な記載及び添付図を考慮しつつ、特許の請求項で定義されることよってのみ定められる。
特に、パイロット弁として述べられている弁の代わりに、別のパイロット弁で制御される従属弁(slave valve)を形成してもよいといえる。さらに、個々の適用によって許容できるならば、上述したパイロット弁17、18を1つのパイロット弁に置き換えてもよい。しかし、例えば図2及び図3において第2のパイロット弁18を排除すると、操作条件及び操作に対応するために、残された第1のパイロット弁17はより急速な機能が要求される。これは、エンジン弁を開くため及びエンジン弁にブレーキをかけるために、前記2つの弁のうちの1つのそれぞれが個々の移動に必要とする時間と同じ期間に、後者の弁は2倍移動しなければならないからである。
図1は本発明に係る燃焼エンジンの一部の概略図。 図2は第1の実施形態に係る空気アクチュエータの一部を、部分的に断面にして概略的に示した側面図。 図3は第2の実施形態に係る空気アクチュエータの一部を、部分的に断面にして概略的に示した側面図。 図4は第3の実施形態に係る空気アクチュエータの一部を、部分的に断面にして概略的に示した側面図。 図5は第4の実施形態に係る空気アクチュエータの一部を、部分的に断面にして概略的に示した側面図。 図6は本発明の方法の実施形態における各段階を示したタイムスケジュールの図。 図7は本発明の方法の第2の実施形態における各段階を示したタイムスケジュールの図。

Claims (16)

  1. 高圧側(H)と低圧側(L)とを有する圧力流体回路(6)に接続され、
    アクチュエータシリンダー(8,9)と、
    前記アクチュエータシリンダー(8,9)内に設けられ、第1の位置と第2の位置との間を移動可能なアクチュエータピストン(10,11)と、
    前記アクチュエータシリンダー(8,9)と前記アクチュエータピストン(10,11)によって区画され、容積が前記アクチュエータピストン(10,11)の第2の位置から第1の位置への移動によって減少するアクチュエータチャンバー(12,13)と、
    第2の位置から第1の位置へ前記アクチュエータピストン(10,11)を駆動するように設けられたばね手段(14)と、
    を備え、
    前記アクチュエータピストン(10,11)が第2の位置から第1の位置へ向かって移動する間、前記低圧側(L)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間の連通は確立、または、維持され、一方、この時に、前記高圧側(H)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間の連通は遮断されたままである空気アクチュエータ(6)の前記アクチュエータピストン(10,11)にブレーキをかける方法であって、
    前記アクチュエータピストン(10,11)が第1の位置に到達する前に、前記低圧側(L)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間の前記連通が遮断されることを特徴とする方法。
  2. 前記アクチュエータピストン(10,11)が第1の位置に到達する時点まで連続して起こる前記アクチュエータチャンバー(12,13)の容積の減少が、前記アクチュエータピストン(10,11)の第1の位置への到達前に、前記アクチュエータピストンの連続動作の中間に前記アクチュエータチャンバー(12,13)内で起こる圧力の増加で前記アクチュエータピストン(10,11)の速度を実際に減速するのに十分な程度である時に、前記低圧側(L)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間の連通が遮断されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記アクチュエータピストン(10,11)が第1の位置に到達する時点まで連続して起こる前記アクチュエータチャンバー(12,13)の容積の減少が、前記アクチュエータピストン(10,11)の第1の位置への到達前に、前記アクチュエータピストンの連続動作の中間に前記アクチュエータチャンバー(12,13)内で起こる圧力の増加で前記アクチュエータピストン(10,11)の速度を0まで減速するのに十分な程度である時に、前記低圧側(L)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間の連通が遮断されることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の方法。
  4. 前記アクチュエータピストン(10,11)が第2の位置と第1の位置との間の移動距離の後の半分で、好ましくは前記移動距離の後の3分の1で、さらに好ましくは前記移動距離の後の4分の1で、前記低圧側(L)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間の連通が遮断されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の方法。
  5. 前記低圧側(L)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間の連通を遮断するのに続いて、前記アクチュエータ(12,13)内の圧力が前記高圧側(H)の圧力より高い場合には、前記高圧側(H)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間の連通を確立することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の方法。
  6. 前記アクチュエータピストン(10,11)が第1の位置に到達する前に、前記アクチュエータピストン(10,11)の動作が停止するか、または、停止しそうになった時に、前記低圧側(L)と前記アクチュエータピストン(12,13)との間の連通が再確立されることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の方法。
  7. 第1の位置へ向かう前記アクチュエータピストン(10,11)の動作が停止したほぼその時に、前記低圧側(L)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間の連通を再確立することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記低圧側(L)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間の連通が再確立されたのに関連して、前記高圧側(H)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間の連通が遮断されることを特徴とする請求項6又は請求項7の何れかに記載の方法。
  9. 高圧側(H)と低圧側(L)とを有する圧力流体回路(6)に接続され、
    アクチュエータシリンダー(8,9)と、
    前記アクチュエータシリンダー(8,9)内に設けられ、第1の位置と第2の位置との間を移動可能なアクチュエータピストン(10,11)と、
    前記アクチュエータシリンダー(8,9)と前記アクチュエータピストン(10,11)によって区画され、容積が前記アクチュエータピストン(10,11)の第2の位置から第1の位置への移動によって減少するアクチュエータチャンバー(12,13)と、
    第2の位置から第1の位置へ前記アクチュエータピストン(10,11)を駆動するように設けられたばね手段(14)と、
    前記アクチュエータピストン(10,11)が第2の位置から第1の位置へ向かって移動する間、前記低圧側(L)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間の連通を維持、または、確立し、同時に前記高圧側(H)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間の連通を遮断したまま保つ手段(18,25)と、
    を備える空気アクチュエータであって、
    前記アクチュエータピストン(10,11)が第1の位置に到達する前に、前記低圧側(L)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間の前記連通がを遮断するために設けられた手段(18,25)を有することを特徴とする空気アクチュエータ。
  10. 前記アクチュエータピストン(10,11)が第2の位置から第1の位置への移動の中間のあらかじめ決められた位置に到達した時に、前記低圧側(L)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間の連通を遮断するように設けられた手段(18,25)を備えることを特徴とする請求項9に記載の空気アクチュエータ。
  11. あらかじめ決められた状態において、前記低圧側(L)と前記アクチュエータ(12,13)との間の連通を再確立するように設けられた手段(18,25)を有することを特徴とする請求項9又は請求項10の何れかに記載の空気アクチュエータ。
  12. 前記アクチュエータチャンバー(12,13)内の圧力が前記高圧側(H)の圧力より高い場合に、前記低圧側(L)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間の連通が遮断されたのに関連して、前記高圧側(H)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間の連通を確立するように設けられた手段(17,25)を備えることを特徴とする請求項9乃至請求項11の何れか1つに記載の空気アクチュエータ。
  13. 前記アクチュエータシリンダー(8,9)内で前記アクチュエータピストン(10,11)の動作及び位置を感知するセンサと、
    前記センサからの信号に基づいて、前記高圧側(H)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間及び前記低圧側(L)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間のそれぞれの連通の確立及び遮断を制御するように設けられた手段(17,25;18,25)とを備えることを特徴とする請求項9乃至請求項12の何れか1つに記載の空気アクチュエータ。
  14. エンジン弁が前記エンジン弁のシートにぶつかった時に生じる音または振動を感知するセンサと、
    前記センサからの信号に基づいて、前記高圧側(H)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間及び前記低圧側(L)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間のそれぞれの連通の確立及び遮断を制御するように設けられた手段(17,25;18,25)とを備えることを特徴とする請求項9乃至請求項13の何れか1つに記載の空気アクチュエータ。
  15. 少なくとも1つの電気的に、好ましくは電磁気的に操作される弁部材(17,18;19,20)を備え、
    前記弁部材(17,18;19,20)は、前記高圧側(H)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間及び前記低圧側(L)と前記アクチュエータチャンバー(12,13)との間のそれぞれの連通の確立及び遮断を制御するように設けられたことを特徴とする請求項9乃至請求項14の何れか1つに記載の空気アクチュエータ。
  16. 少なくとも1つのシリンダー(1)と、
    前記シリンダー内を往復動作するピストン(2)と、
    前記シリンダー(1)と前記ピストン(2)によって区画される燃焼チャンバー(3)と、
    前記燃焼チャンバー(3)に燃焼空気を導入するための少なくとも1つの入口と、
    前記燃焼チャンバー(3)から排気ガスを排出するための少なくとも1つの出口と、
    を備え、
    前記入口及び前記出口の少なくとも何れか一方は、圧力流体によって駆動され自由に操作可能な少なくとも1つの弁(4,5)を備える燃焼エンジンであって、
    前記少なくとも1つの弁(4,5)の操作のため、請求項9乃至請求項15の何れか1つにかかる空気アクチュエータ(6)を備えることを特徴とする燃焼エンジン。
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