JP2009526050A - Amg706の水和物形態 - Google Patents

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Abstract

抗血管新生薬AMG706は、水和一リン酸塩の形態で提供される。AMG706二水和リン酸塩として、AMG706が少なくとも検出可能な量で存在するAMG706原体も提供される。AMG706二水和リン酸塩、本発明のAMG706原体、および本発明の医薬組成物を調製する方法も提供される。治療有効量における本発明の組成物を、例えば経口的に投与することを含み、抗血管新生を用いる治療が指示されている対象における病状または障害を治療する方法も提供される。

Description

本発明は、AMG706の水和リン酸塩形態、こうした固体状形態を含む医薬組成物、およびこれらを調製する方法に関する。本発明は、さらに、こうした固体状形態またはこれらの組成物を対象に投与することを含む、血管新生介在性障害の治療方法、および薬物の製造におけるこうした固体状形態の使用に関する。
モテサニブまたはN−(2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−2−[(4−ピリジニルメチル)アミノ]−3−ピリジンカルボキサミドとしても知られているAMG706、および二リン酸塩を含めて医薬として許容できるこの塩は、治療および予防の抗血管新生効果を有している。AMG706は、癌の治療を含む血管新生介在性障害の治療および予防において有用性を有している。
米国特許第6995162号および同第6878714号では、抗血管新生薬剤として、AMG706および医薬として許容できるこの塩を含むニコチンアミドの系統群が記載されている。AMG706の好ましい塩形態は、二リン酸塩である。AMG706の新規の形態、特に、水性懸濁液を含めて、医薬組成物を調製するのに適当である熱力学的に安定な形態の必要性がある。
以下に示唆する通り、AMG706を用いる治療は、非常に多様な血管新生介在性状態および他の障害に用いられる。したがって、熱力学的に安定な水和一リン酸塩形態、特に二水和物形態の使用において、血管新生介在性の状態および障害の治療における有意な進歩が実現されると思われる。AMG706の無水二リン酸塩は、結晶形として現在製造されている。この結晶形は、臨床試験用の錠剤製剤において使用されている。本発明者らは、無水二リン酸塩が、水または水性の共溶媒混合物の存在下で不均化し、より安定な水和一リン酸塩に変換できることを見出した。
したがって、本発明は、AMG706の水和リン酸塩形態を提供する。AMG706が、AMG706の水和リン酸塩形態として少なくとも検出可能な量において存在する、AMG706原体も提供する。本明細書において使用される用語「AMG706原体」は、水和一リン酸塩形態の検出可能な量を含めて、この用語が使用される文脈により適当であるとみなされる場合、AMG706自体を意味し、未処方のAMG706、または医薬組成物の成分として存在するAMG706を示すことができる。
AMG706の水和リン酸塩形態を調製する方法、および本発明のAMG706水和リン酸原体を調製する方法も提供する。こうした方法に従って調製されるAMG706水和リン酸原体またはこの粉末をさらに処方して、医薬品剤形を提供することができる。好ましくは、水和物は、AMG706二水和リン酸塩形態である。
本発明の組成物を治療有効量で、例えば経口的に投与することを含む、血管新生阻害剤を用いる治療が指示されている対象における病状または障害を治療する方法も提供する。こうした方法は、病状または障害が血管新生である場合、特に有用である。
本発明は、AMG706の新規の水和リン酸塩形態、好ましくは、二水和物形態を提供する。AMG706自体の水和リン酸塩形態に加えて、本発明は、AMG706の水和リン酸塩形態を含むAMG706原体を提供する。少なくとも検出可能な量のAMG706の水和リン酸塩形態が存在する。好ましくは、本発明のAMG706原体におけるAMG706の約10重量%から約100重量%、より好ましくは約25重量%から約100重量%、さらに好ましくは約60重量%から約100重量%、いっそう好ましくは約80重量%から約100重量%が、水和リン酸塩形態、好ましくは二水和リン酸塩形態である。特定の実施形態において、実質的に全AMG706が水和リン酸塩形態であり、すなわちAMG706原体は、AMG706の実質的に純粋な水和リン酸塩形態である。
一実施形態において、AMG706の全部または相当部分が実質的に水和リン酸塩形態、好ましくは二水和リン酸塩形態であるAMG706原体におけるAMG706の水和リン酸塩形態の量は、抗血管新生効果をもたらすのに十分である。
本発明のAMG706の水和リン酸塩形態またはAMG706原体は、任意の適切な方法により調製することができ、本明細書に記載の方法に限定されることはない。AMG706は、アルコール溶液、例えばエタノールを用いる溶液を含めて、水溶液に添加することができる。例えば、約25%未満のエタノールを用いる溶液を使用することができる。好ましくは、AMG706を水溶液に溶解する。水溶液は、約50℃超など、室温を超える温度に加熱するのが望ましく、好ましくは沸騰させる。固体形態における水和材料は、冷却して回収することができる。好ましくは、3時間を超えて冷却する。
上記方法もしくは任意の他の方法に従って調製されるAMG706の原体もしくは薬物粉末は、さらなる処方をせずに、または水もしくは他の医薬として許容できる液中に簡単に懸濁させて、経口、経直腸、もしくは非経口で投与することができる。別法として、AMG706の原体または薬物粉末は、カプセル中に直接充填して経口投与することができる。しかし好ましくは、AMG706の原体または薬物粉末を、通常1種または複数の賦形剤を用いてさらなる処理にかけ、医薬組成物、例えば、本明細書で後記する通りに経口剤形を調製する。
本発明で提供するAMG706の水和リン酸塩形態またはAMG706原体は、1種または複数の医薬として許容できる賦形剤と共にさらに処方して、医薬組成物を製造することができる。本明細書の用語「賦形剤」は任意の物質を意味し、これ自体は治療剤ではなく、治療剤を対象に送達するための担体もしくはビヒクルとして使用されるか、あるいは医薬組成物に添加して、この取扱い特性もしくは貯蔵特性を向上させるか、または組成物の用量単位を経口投与に適当なカプセルもしくは錠剤など個別の製品に形成するのを可能もしくは容易にする。賦形剤として、例証であって限定ではないが、希釈剤、崩壊剤、結合剤、粘着剤、湿潤剤、潤滑剤、流動促進剤、結晶化阻害剤、表面改質剤、不快な味または匂い、香味、色素、芳香を隠すか中和するために添加する物質、および組成物の見かけを改善するために添加する物質が挙げられる。
本発明の組成物に用いられる賦形剤は、固体、半固体、液体、またはこれらの組合せ剤であることができる。賦形剤を含有する本発明の組成物は、賦形剤を薬物または治療剤と添加混合することを含む、製薬の任意の公知技術により調製することができる。本発明の組成物は、用量単位当たりAMG706水和物の所望量を含有し、経口投与を対象とする場合、例えば、錠剤、カプレット、丸薬、硬カプセルおよび軟カプセル、舐剤、カシェ剤、分割可能散剤、顆粒、懸濁液、エリキシル剤、液体の形態、またはこうした投与に合理的に適応する任意の他の形態であることができる。非経口投与を対象とする場合、本発明の組成物は、懸濁液の形態であることができる。直腸投与を対象とする場合、本発明の組成物は、例えば、座剤の形態であることができる。現在好ましいのは、錠剤またはカプセルなど、各々が薬物の所定量を含有する個別の用量単位である経口剤形である。
本発明の医薬組成物の調製に使用することができる賦形剤の非限定的例が続く。本発明の組成物は、賦形剤として1種または複数の医薬として許容できる希釈剤を場合により含む。適当な希釈剤として、個々に、または組み合わせて、無水ラクトースおよびラクトース一水和物を含むラクトース;直接圧縮性デンプンおよび加水分解デンプン(例えば、Celutab(商標)およびEmdex(商標))を含むデンプン;マンニトール;ソルビトール;キシリトール;デキストロース(例えば、Cerelose(商標)2000)およびデキストロース一水和物;二塩基性リン酸カルシウム二水和物;ショ糖系希釈剤;粉砂糖;一塩基性硫酸カルシウム一水和物;硫酸カルシウム二水和物;顆粒状乳酸カルシウム三水和物;デキストレート類;イノシトール;加水分解した穀物固形物;アミロース;微晶質セルロース、α−および非晶質セルロースの食品グレード供給源(例えば、Rexcel(商標))、ならびに粉末状セルロースを含むセルロース;炭酸カルシウム;グリシン;ベントナイト;ポリビニルピロリドンなどが例証として挙げられる。こうした希釈剤は、存在する場合、合計で、組成物の全重量の約5%から約99%、好ましくは約10%から約85%、より好ましくは約20%から約80%を構成する。選される希釈剤または希釈剤類は、適当な流動特性を、錠剤を所望の場合、適当な圧縮性を示すのが好ましい。ラクトースおよび微晶質セルロースは、個々に、または組み合わせて、好ましい希釈剤である。両希釈剤は、AMG706水和物と化学的に相容性がある。顆粒外微結晶セルロース(すなわち、乾燥するステップ後、湿式造粒した組成物に添加された微結晶セルロース)の使用は、(錠剤の)硬さおよび/または崩壊時間を改善するのに使用することができる。ラクトース、殊にラクトース一水和物は特に好ましい。ラクトースにより、通常、比較的低い希釈剤コストで、AMG706の適当な徐放速度、安定性、圧縮前の流動性、および/または乾燥特性を有する組成物がもたらされる。ラクトースにより、(湿式造粒法を用いる場合)造粒中の高密度化を促進する高密度基質がもたらされ、したがってブレンド流動特性が向上する。
懸濁液は、Formulation technology;emulsions,suspensions,solid forms:Hans Mollet and Arnold Grubenmann;Pharmaceutical Emulsions and Suspensions;Fransiose Nielloud、CRC;1st ed.(2000)、またはPharmaceutical Dosage Forms:Disperse Systems,Vol 1およびVol 2,Ed.:Herbert Lieberman,Martin Rieger,Gilbert Banker,Marcel Dekker,NYに記載の懸濁液と同様に調製することができる。
本発明の組成物は、特に錠剤製剤のための賦形剤として、1種または複数の医薬として許容できる崩壊剤を場合により含む。適当な崩壊剤として、個々に、または組み合わせて、デンプングリコール酸ナトリウム(例えば、PenWestのExplotab(商標))およびアルファ化コーンスターチ(例えば、National(商標)1551、National(商標)1550、およびColorcon(商標)1500)を含むデンプン、粘土(例えば、Veegum(商標)HV)、精製セルロース、微結晶セルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、およびカルボキシメチルセルロースナトリウムなどのセルロース、クロスカルメロースナトリウム(例えば、FMCのAc−Di−Sol(商標))、アルギネート、クロスポビドン、ならびに寒天ガム、ガウアガム、ローカストビーンガム、カラヤガム、ペクチンガム、およびトラガカントガムなどのガムが挙げられる。崩壊剤は、組成物の製剤中の任意の適当なステップで、特に、造粒前、または圧縮前の潤滑ステップ中に添加してよい。こうした崩壊剤は、存在する場合、合計で、組成物の全重量の約0.2%から約30%、好ましくは約0.2%から約10%、より好ましくは約0.2%から約5%を構成する。クロスカルメロースナトリウムは、錠剤またはカプセルの崩壊に好ましい崩壊剤であり、存在する場合、組成物の全重量の約0.2%から約10%、より好ましくは約0.2%から約7%、さらに好ましくは約0.2%から約5%を構成するのが好ましい。クロスカルメロースナトリウムは、優れた顆粒内崩壊能を本発明の顆粒化した組成物に与える。
本発明の組成物は、特に錠剤製剤のための賦形剤として、1種もしくは複数の医薬として許容できる結合剤または粘着剤を場合により含む。こうした結合剤および粘着剤は、十分な粘着を錠剤にされている粉末に賦与し、分粒、潤滑、圧縮、および包装などの通常の加工作業を可能にするが、さらに、摂取すると錠剤が崩壊し、組成物が吸収されるのを可能にするのが好ましい。適当な結合剤および粘着剤として、個々に、または組み合わせて、アカシア;トラガカント;ショ糖;ゼラチン;グルコース;限定するものではないが、アルファ化デンプン(例えば、National(商標)1511およびNational(商標)1500)などのデンプン;限定するものではないが、メチルセルロースおよびカルメロースナトリウム(例えば、Tylose(商標))などのセルロース;アルギン酸およびアルギン酸の塩;ケイ酸アルミニウムマグネシウム;PEG;ガウアガム;多糖酸;ベントナイト;ポビドン、例えば、ポビドンK−15、K−30、およびK−29/32;ポリメタクリレート;HPMC;ヒドロキシプロピルセルロース(例えば、K1uce1(商標));ならびにエチルセルロース(例えば、Ethocel(商標))が挙げられる。こうした結合剤および/または粘着剤は、存在する場合、合計で、組成物の全重量の約0.5%から約25%、好ましくは約0.75%から約15%、より好ましくは約1%から約10%を構成する。
本発明の組成物は、賦形剤として1種または複数の医薬として許容できる湿潤剤を場合により含む。こうした湿潤剤は、組成物の生物学的利用能を向上すると考えられている条件である、AMG706水和物の水との密接な結合を維持するために選択するのが好ましい。本発明の組成物における湿潤剤として使用できる界面活性剤の非限定的例として、第四級アンモニウム化合物、例えば塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、および塩化セチルピリジニウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、例えばノノキシノール9、ノノキシノール10、およびオクトキシノール9、ポロキサマー(ポリオキシエチレンおよびポリオキシプロピレンのブロックコポリマー)、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリドおよびオイル、例えばポリオキシエチレン(8)カプリル酸/カプリン酸のモノ−およびジグリセリド(例えば、GattefosseのLabrasol(商標))、ポリオキシエチレン(35)ヒマシ油およびポリオキシエチレン(40)水素化ヒマシ油;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、例えばポリオキシエチレン(20)セトステアリルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、例えばポリオキシエチレン(40)ステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンエステル、例えばポリソルベート20およびポリソルベート80(例えば、ICIのTween(商標)80)、プロピレングリコール脂肪酸エステル、例えばラウリン酸プロピレングリコール(例えば、GattefosseのLauroglycol(商標))、ラウリル硫酸ナトリウム、脂肪酸およびこの塩、例えば、オレイン酸、オレイン酸ナトリウムおよびオレイン酸トリエタノールアミン、グリセリル脂肪酸エステル、例えばグリセリルモノステアレート、ソルビタンエステル、例えばソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノパルミテートおよびソルビタンモノステアレート、チロキサポール、ならびにこれらの混合物が挙げられる。こうした湿潤剤は、存在する場合、合計で、組成物の全重量の約0.25%から約15%、好ましくは約0.4%から約10%、より好ましくは約0.5%から約5%を構成する。陰イオン界面活性剤である湿潤剤が好ましい。ラウリル硫酸ナトリウムは特に好ましい湿潤剤である。ラウリル硫酸ナトリウムは、存在する場合、組成物の全重量の約0.25%から約7%、より好ましくは約0.4%から約4%、さらに好ましくは約0.5%から約2%を構成する。
本発明の組成物は、賦形剤として1種または複数の医薬として許容できる(抗付着剤および/または流動促進剤を含む)潤滑剤を場合により含む。適当な潤滑剤として、個々にまたは組み合わせて、グリセリルビハペート(例えば、Compritol(商標)888);マグネシウム、カルシウム、およびステアリン酸ナトリウムを含むステアリン酸およびこの塩;硬化植物油(例えば、Sterotex(商標));コロイド状シリカ;タルク;ワックス;ホウ酸;安息香酸ナトリウム;酢酸ナトリウム;フマル酸ナトリウム;塩化ナトリウム;DL−ロイシン;PEG(例えば、Carbowax(商標)4000およびCarbowax(商標)6000);オレイン酸ナトリウム;ラウリル硫酸ナトリウム;ならびにラウリル硫酸マグネシウムが挙げられる。こうした潤滑剤は、存在する場合、合計で、組成物の全重量の約0.1%から約10%、好ましくは約0.2%から約8%、より好ましくは約0.25%から約5%を構成する。ステアリン酸マグネシウムは、例えば、錠剤製剤の圧縮中に装置と顆粒化混合物との間の摩擦を減少するのに使用される好ましい潤滑剤である。
適当な抗付着剤として、タルク、コーンスターチ、DL−ロイシン、ラウリル硫酸ナトリウム、およびステアリン酸金属塩が挙げられる。タルクは、例えば、装置表面にくっつく製剤を減少するため、さらにブレンドにおける静電気を減少するために使用する好ましい抗付着剤または流動促進剤である。タルクは、存在する場合、組成物の全重量の約0.1%から約10%、より好ましくは約0.25%から約5%、さらにより好ましくは約0.5%から約2%を構成する。
流動促進剤は、固体製剤の粉末流動を促進するのに使用することができる。適当な流動促進剤として、コロイド状二酸化ケイ素、デンプン、タルク、第三リン酸カルシウム、粉末セルロース、および三ケイ酸マグネシウムが挙げられる。コロイド状二酸化ケイ素は特に好ましい。着色剤、香味、および甘味料などの他の賦形剤は、製薬技術において知られており、本発明の組成物において使用することができる。錠剤は、例えば腸溶コーティングでコーティングするか、またはコーティングしなくてよい。本発明の組成物は、例えば、緩衝剤をさらに含むことができる。場合により、1種または複数の発泡剤を、崩壊剤として、および/または本発明の組成物の感覚刺激特性を高めるのに使用することができる。剤形の崩壊を促進するために本発明の組成物中に存在する場合、1種または複数の発泡剤は、組成物の約30重量%から約75重量%、好ましくは約45重量%から約70重量%、例えば、約60重量%の合計量で存在するのが好ましい。
剤形の崩壊を促進するのに有効な量より少ない量で固体剤形中に存在する発泡剤は、水性媒体におけるAMG706水和物の向上した分散をもたらす。胃腸内の分散を促進するためであるが、崩壊を高めるためではなく、本発明の医薬組成物中に存在する場合、発泡剤は、組成物の約1重量%から約20重量%、より好ましくは約2.5重量%から約15重量%、さらに好ましくは約5重量%から約10重量%の量で存在するのが好ましい。本明細書における「発泡剤」は、一緒にまたは個々に作用し、水と接触すると気体を放出する、1種または複数の化合物を含む作用物質である。放出される気体は、通常酸素、または最も一般には二酸化炭素である。好ましい発泡剤は、水の存在下で反応して炭酸ガスを発生する酸および塩基を含む。好ましくは、塩基は、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の炭酸塩または重炭酸塩を含み、酸は脂肪族カルボン酸を含む。本発明における有用な発泡剤の成分として適当な塩基の非限定的例として、炭酸塩(例えば、炭酸カルシウム)、重炭酸塩(例えば、炭酸水素ナトリウム)、セスキ炭酸塩、およびこれらの混合物が挙げられる。炭酸カルシウムは好ましい塩基である。本発明における有用な発泡剤の成分としての適当な酸の非限定的例として、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、ファイマリック酸(faimaric acid)、アジピン酸、コハク酸、こうした酸の酸無水物、こうした酸の酸性塩、およびこれらの混合物が挙げられる。クエン酸は好ましい酸である。本発明の好ましい実施形態において、発泡剤は酸および塩基を含み、酸対塩基の重量割合は、約1:100から約100:1、より好ましくは約1:50から約50:1、さらに好ましくは約1:10から約10:1である。本発明のさらに好ましい実施形態において、発泡剤が酸および塩基を含み、酸対塩基の割合はおよそ化学量論量である。
本発明の固体剤形は、任意の適当な方法により調製することが可能であり、本明細書に記載の方法に限定されることはない。例証となる方法は、(a)本発明のAMG706の水和リン酸塩形態またはAMG706二水和物原体と1種または複数の賦形剤とをブレンドしてブレンドを形成するステップと、(b)前記ブレンドを錠剤化またはカプセル化して錠剤またはカプセルをそれぞれ形成するステップとを含む。好ましい方法において、固体剤形は、(a)本発明のAMG706の水和リン酸塩形態またはAMG706二水和物原体と、1種または複数の賦形剤とをブレンドしてブレンドを形成するステップ、(b)該ブレンドを顆粒化して顆粒物を形成するステップ、および(c)該ブレンドを錠剤化またはカプセル化して錠剤またはカプセルをそれぞれ形成するステップを含む方法により調製される。ステップ(b)は、当技術分野において知られている任意の乾燥または湿式造粒の技術により達成することができるが、好ましくは、錠剤化またはカプセル化に先立つ、湿式造粒ステップ、それに続く、得られる顆粒物を乾燥するステップである。1種または複数の希釈剤、1種または複数の崩壊剤、および1種または複数の結合剤は、例えばブレンドするステップにおいて添加するのが好ましく、湿潤剤は、例えば顆粒化ステップにおいて任意選択により添加することができ、1種または複数の崩壊剤は、顆粒化の後であるが錠剤化またはカプセル化の前に添加するのが好ましい。潤滑剤は、錠剤化の前に添加するのが好ましい。ブレンド化および顆粒化は、低せん断または高せん断下で独立して行うことができる。薬物含量において均一であり、容易に崩壊し、カプセル充填化または錠剤化中に重量偏差を確実に制御できるように十分容易に流動し、選択された装置においてバッチを加工することができ、個々の用量がカプセルまたは錠剤の特定のダイスに合うように、原末において十分高密度である顆粒物を形成する方法を選択するのが好ましい。
当技術分野において知られている従来の錠剤化およびカプセル化の技術を用いることができる。コーティング錠剤を所望の場合、従来のコーティング技術が適当である。取扱い、製造、保管、および服用に対して好都合な任意の錠剤硬度を用いることができる。しかし、錠剤になる材料は、その後胃液に触れると水和の達成が困難となるような程度にまで圧縮するべきでない。
本発明のAMG706水和物剤形には、1日投与量が約0.1mgから約500mg、より好ましくは約1mgから約250mg、最も好ましくは約10mgから約175mgのAMG706水和物が含まれるのが好ましい。本発明の組成物は、1つまたは複数の経口送達が可能な用量単位からなる。各用量単位には、好ましくは約10mgから約500mgである治療有効量のAMG706水和物が含まれる。本明細書の用語「用量単位」は、治療効果をもたらす単一経口投与に適当な治療または予防の薬剤、この場合はAMG706水和物の量を含有する医薬組成物の一分量を意味する。通常、単一投与における一用量単位または(約4までの)少複数の用量単位は、所望の効果をもたらす薬剤の十分な量を含む用量を供給する。こうした用量の投与を、必要に応じて、通常1日当たり1回から約4回の投与頻度で反復することができる。対象に対するAMG706水和物の治療有効量は、とりわけ対象の体重に依存することは理解される。治療薬またはこの組成物を投与することができる本明細書の「対象」として、男女両性およびいずれもの年齢のヒト患者が挙げられ、いずれの非ヒト動物、特に温血動物、さらに特には家畜またはコンパニオンアニマル、実例ではネコ、イヌ、またはウマが挙げられる。対象が小児または小動物(例えば、イヌ)である場合、例えば、約10mgから約500mgの好ましい範囲における比較的低量のAMG706水和物が、治療有効性と一致する血清中濃度をもたらす可能性が高い。対象が成人のヒトまたは大型動物(例えば、ウマ)の場合、AMG706のこうした血清中濃度の達成には、AMG706水和物の比較的多量を含有する用量単位を必要とする可能性が高い。本発明の組成物における通常の用量単位は、AMG706水和物の約10、20、25、37.5、50、75、100、125、150、175、200、250、300、350、または400mgを含有する。成人のヒトに対し、本発明の組成物における用量単位当たりのAMG706水和物の治療有効量は、通常約50mgから約400mgである。用量単位当たりのAMG706水和物の特に好ましい量は、約100mgから約200mg、例えば約100mgまたは約125mgである。AMG706水和物の特定の量を含有する用量単位は、所望の1日投与量を達成するのに用いられる投与の任意の所望頻度を調節するために選択することができる。1日投与量および投与の頻度、したがって適当な用量単位の選択は、対象の年齢、体重、性別、および病状、ならびに状態または障害の性質および重症度を含めて、様々な要因に依存するので、大きく異なってよい。本明細書の用語「経口投与」として、薬剤または組成物が即時に嚥下されてもされなくても、薬剤または組成物を対象の口の中に置く、治療剤またはこの組成物を対象に送達する任意の形態が挙げられる。したがって、「経口投与」として、口腔内および舌下、ならびに食道投与が挙げられる。薬剤の吸収は、口、食道、胃、十二指腸、回腸、および大腸を含む消化管の任意の部分または複数部分において生じる。本明細書の用語「経口送達が可能な」は、経口投与に適当であることを意味する。
こうした組成物は、対象における血管新生関連疾患の治療において、例えば腫瘍血管新生を阻害するのに有用である。こうした組成物は、転移を含む異常増殖;角膜移植片拒絶、眼球血管新生、外傷または感染後の血管新生を含む網膜新生血管、糖尿病性網膜症、黄斑変性症、後水晶体繊維増殖症、および血管新生緑内障などの眼科状態;胃潰瘍などの潰瘍性疾患;小児血管腫、鼻咽腔の血管線維腫、および無血管性骨壊死を含めて、血管腫など病的だが非悪性の状態;ならびに子宮内膜症など女性生殖器系の障害の治療において有用である。こうした組成物は、直腸結腸癌などの癌、脳腫瘍、骨癌、基底細胞腫瘍などの上皮細胞由来の異常増殖(上皮性腫瘍)、腺癌、口唇癌などの消化管癌、口腔癌、甲状腺癌、食道癌、小腸癌、胃癌、GIST、大腸癌、肝臓癌、膀胱癌、膵臓癌、卵巣癌、子宮頸癌、肺癌、乳癌、扁平細胞癌および基底細胞癌などの皮膚癌、前立腺癌、腎細胞腫瘍、ならびに体中の上皮細胞に影響する他の公知の癌を含む良性および悪性の腫瘍ならびに異常増殖の予防および治療において有用である。本発明の組成物が特に有用であると企図される異常増殖は、消化管癌、GIST、バレット食道、肝臓癌、膀胱癌、膵癌、卵巣癌、前立腺癌、甲状腺癌、子宮頸癌、肺癌、乳癌、および皮膚癌である。ヒトの治療に有用である上、本発明の組成物は、コンパニオンアニマル、外来動物、家畜など、特に哺乳動物の獣医治療に有用である。さらに特には、本発明の組成物は、ウマ、イヌ、およびネコにおける血管新生媒介障害の治療に有用である。
本明細書において使用される用語「治療する」「治療」、および「療法」は、治癒療法、補助療法、予防療法、および防止療法を表す。用語「含む」は変更可能であることを意味し、表示の構成成分を含むが他の要素を排除することはない。成句「治療有効」は、代替療法に通常付随する副作用を避けながら、各薬剤単独の治療期間にわたる障害の重症度および頻度における改善の目標を達成する、各薬剤の量を適格にすることを意図する。例えば、有効な腫瘍治療薬は、患者の生存を引き伸ばし、腫瘍に関連した急速に増殖する細胞の成長を阻害するか、または腫瘍の後退をもたらす。
本発明は、抗血管新生薬を用いる治療が指示されている状態または障害を治療する治療方法をさらに対象とし、該方法は、本発明の組成物を、これを必要とする対象に経口投与することを含む。状態または障害を防止、軽減、または寛解する投与計画は、1日1回または1日2回の治療に対応するのが好ましいが、様々な要因に従って修正することができる。要因として、対象のタイプ、年齢、体重、性別、食事療法、および病状、ならびに障害の性質および重症度が挙げられる。したがって、実際に用いられる投与計画は大きく変化する可能性があり、そのために上記の好ましい投与計画から逸脱する可能性がある。
初期治療は上記の投与計画で開始することができる。治療は通常、状態または障害が制御または除去されるまで数週間から数カ月または数年の期間、必要に応じて続ける。本発明の組成物を用いる治療を受ける対象は、治療法の有効性を決定するため、当技術分野においてよく知られている方法のいずれかにより日常的に監視することができる。こうした監視の連続分析により、治療中に治療計画の変更が可能となるので、任意選択の有効量を任意の時点で投与し、治療期間を決定することができる。この方法において、治療計画および投薬スケジュールは治療過程にわたって合理的に変更することができるので、満足できる有効性を示す組成物の最低量が投与され、状態または障害の治療が成功するのに必要なだけ長く投与が続けられる。
本発明の化合物は、単独の活性医薬品として投与できるが、1つまたは複数の本発明の化合物または他の薬剤と組み合わせて使用することもできる。組合せ剤として投与する場合、治療薬を、同時に、もしくは異なった時に順次投与する別の組成物として処方することができ、または治療薬を単一組成物として投与することができる。本発明の化合物および別の医薬品の使用を定義する際の成句「同時療法」(または「組合せ療法」)は、薬物組合せの有益な効果をもたらす計画における順次方式での各薬剤投与を包含することを意図し、固定比率のこれらの有効成分を有する単一カプセル、または各薬剤用の多数の別カプセルなど実質的な同時方式でのこれらの薬剤の同時投与を包含することも同様に意図する。詳細には、本発明の化合物の投与は、放射線療法または細胞分裂阻害剤もしくは細胞毒性薬を用いるなど、異常増殖の予防または治療における当業者に知られている追加の療法と併用してよい。
一定用量として処方する場合、こうした組合せ製品には、認められた用量範囲内で本発明の化合物を用いることができる。AMG706水和物も、組合せ処方が不適当である場合、公知の抗癌薬または細胞毒性薬とともに順次に投与してよい。本発明は投与の順において限定されることなく、本発明の化合物は、公知の抗癌薬または細胞毒性薬の投与の前に、同時に、または後のいずれかで投与することができる。
現在、原発腫瘍の標準的治療は、外科的切除、それに続く放射線またはIV投与による化学療法のいずれかからなる。通常の化学療法計画は、DNAアルキル化試薬、DNA挿入剤、CDK阻害剤、または微小管毒のいずれかからなる。使用される化学療法の用量は辛うじて最大耐量未満であり、したがって、用量を制限する毒性度として、通常、吐き気、嘔吐、下痢、脱毛、好中球減少などが挙げられる。
組合せ薬物の化学療法による異常増殖治療のために選択されると思われる商業用途、臨床評価、および前臨床開発において利用可能な抗悪性腫瘍薬は数多くある。こうした抗悪性腫瘍薬は、数種の主なカテゴリー、すなわち、抗生物質型薬剤、アルキル化試薬、代謝拮抗剤、ホルモン剤、免疫剤、インターフェロン型薬剤、および種々の薬剤の分類に分類される。
本発明の化合物と組み合わせて使用してよい抗悪性腫瘍薬の第一系統は、代謝拮抗型/チミジル酸シンターゼ阻害剤の抗悪性腫瘍薬からなる。適当な代謝拮抗の抗悪性腫瘍薬は、これらに限定されないが、5−FU−フィブリノーゲン、アカンチフォーリック酸、アミノチアジアゾール、ブレキナールナトリウム、カルモフール、Ciba−Geigy CGP−30694、シクロペンチルシトシン、シタラビンホスフェートステアレート、シタラビン共役物、Lilly DATHF、Merrel Dow DDFC、デザグアニン、ジデオキシシチジン、ジデオキシグアノシン、ジドックス、吉冨DMDC、ドキシフルリジン、Wellcome EHNA、Merck&Co.EX−015、ファザラビン、フロクシウリジン、リン酸フルダラビン、5−フルオロウラシル、N−(2’−フラニジル)−5−フルオロウラシル、第一製薬FO−152、イソプロピルピロリジン、Lilly LY−188011、Lilly LY−264618、メトベンザプリム、メトトレキセート、Wellcome MZPES、ノルスペルミジン、NCI NSC−127716、NCI NSC−264880、NCI NSC−3966I、NCI NSC−612567、Warner−Lambert PALA、ペントスタチン、ピリトレキシム、プリカマイシン、旭化学PL−AC、武田TAC−788、チオグアニン、チアゾフリン、Erbamont TIF、トリメトレキセート、チロシンキナーゼ阻害剤、大鵬UFT、およびウリシチンからなる群から選択してよい。
本発明の化合物と組み合わせて使用してよい抗悪性腫瘍薬の第二系統は、アルキル化型抗悪性腫瘍薬からなる。適当なアルキル化型抗悪性腫瘍薬は、これらに限定されないが、シオノギ254−S、アルドホスファミド類似体、アルトレタミン、アナキシロン、Boehringer Mannheim BBR−2207、ベストラブシル、ブドチタン、湧永CA−102、カルボプラチン、カルムスチン、Chinoin−139、Chinoin−153、クロランブシル、シスプラチン、シクロホスファミド、American Cyanamid CL−286558、Sanofi CY−233、サイプラタート、Degussa D−19−384、Sumimoto DACHP(Myr)2、ジフェニルスピロムスチン、二白金細胞分裂抑制剤、Erbaジスタマイシン誘導体、中外DWA−2114R、ITI E09、エルムスチン、Erbamont FCE−24517、エストラムスチンリン酸ナトリウム、ホテムスチン、Unimed G−6−M、Chinoin GYKI−17230、ヘプスルファム、イホスファミド、イプロプラチン、ロリムスチン、マフォスファミド、ミトラクトール、日本化薬 NK−121、NCI NSC−264395、NCI NSC−342215、オキサリプラチン、Upjohn PCNU、プレドニムスチン、Proter PTT−119、ラニムスチン、セムスチン、SmithKline SK&F−101772、ヤクルト本社SN−22、スピロムス−チン、田辺製薬TA−077、タウロムスチン、テモゾロマイド、テロキシロン、テトラプラチン、およびトリメラモールからなる群から選択してよい。
本発明の化合物と組み合わせて使用してよい抗悪性腫瘍薬の第三系統は、抗生物質型抗悪性腫瘍薬からなる。適当な抗生物質型抗悪性腫瘍薬は、これらに限定されないが、大鵬4181−A、アクラルビシン、アクチノマイシンD、アクチノプラノン、Erbamont ADR−456、アエロプリシニン誘導体、味の素AN−201−II、味の素AN−3、日本曹達アニソマイシン、アントラサイクリン、アジノマイシンA、ビスカベリン、Bristol−Myers BL−6859、Bristol−Myers BMY−25067、Bristol−Myers BMY−25551、Bristol−Myers BMY−26605、Bristol−Myers BMY−27557、Bristol−Myers BMY−28438、硫酸ブレオマイシン、ブリオスタチン−1、大鵬C−1027、カリケマイシン、クロモキシマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、協和発酵DC−102、協和発酵DC−79、協和発酵DC−88A、協和発酵DC89−A1、協和発酵DC92−B、ジトリサルビシンB、シオノギDOB−41、ドキソルビシン、ドキソルンビシンフィブリノーゲン、エルサミシンA、エピルビシン、アーブスタチン、エソルビシン、エスペラマイシンA1、エスペラマイシンAlb、Erbamont FCE−21954、藤沢FK−973、ホストリエシン、藤沢FR−900482、グリドバクチン、グレガチンA、グリンカマイシン、ハービマイシン、イダルビシン、イルジン、カズサマイシン、ケサリロジン、協和発酵KM−5539、キリンビールKRN−8602、協和発酵KT−5432、協和発酵KT−5594、協和発酵KT−6149、American Cyanamid LL−D49194、明治製菓ME 2303、メノガリル、マイトマイシン、ミトキサントロン、SmithKline M−TAG、ネオエナクチン、日本化薬NK−313、日本化薬NKT−01、SRI International NSC−357704、オキサリジン、オキザウノマイシン、ペプロマイシン、ピラチン、ピラルビシン、ポロスラマイシン、ピリンダニシン(pyrindanycin)A、東菱RA−I、ラパマイシン、リゾキシン、ロドルビシン、シバノミシン、シウェンマイシン、住友SM−5887、雪印SN−706、雪印SN−07、ソランギシンA、スパルソマイシン、エスエス製薬SS−21020、エスエス製薬SS−7313B、エスエス製薬SS−9816B、ステフィマイシンB、大鵬4181−2、タリソマイシン、武田TAN−868A、テルペンテシン、トラジン、トリクロザリンA、Upjohn U−73975、協和発酵UCN−10028A、藤沢WF−3405、吉冨Y−25024、およびゾルビシンからなる群から選択してよい。
本発明の化合物と組み合わせて使用してよい抗悪性腫瘍薬の第四系統は、これらに限定されないが、αカロチン、αジフルオロメチルアルギニン、アシトレチン、Biotec AD−5、キョーリンAHC−52、アルストニン、アモナフィド、アンフェチニル、アムサクリン、アンジオスタット(Angiostat)、アンキノマイシン、アンチネオプラストンA10、アンチネオプラストンA2、アンチネオプラストンA3、アンチネオプラストンA5、アンチネオプラストンAS2−1、Henkel APD、アフィジコリングリシネート、アスパラギナーゼ、Avarol、バッカリン、バトラシリン、ベンフルロン、ベンゾトリプト、Ipsen−Beaufour BIM−23015、ビスアントレン、Bristol−Myers BMY−40481、Vestarホウ素−10、ブロモホスファミド、Wellcome BW−502、Wellcome BW−773、カラセミド、カルメチゾール塩酸塩、味の素CDAF、クロルスルファキノキサロン、Chemes CHX−2053、Chemex CHX−100、Warner−Lambert CI−921、Warner−Lambert CI−937、Warner−Lambert CI−941、Warner−Lambert CI−958、クランフェナー、クラビリデノン、ICN化合物1259、ICN化合物4711、Contracan、ヤクルト本社CPT−11、クリスナトール、キュラダーム、サイトカラシンB、シタラビン、チトシチン、Merz D−609、DABISマイレート、ダカルバジン、ダテリプチニウム、ジデムニンB、ジヘマトポルフィリンエーテル、ジヒドロレンペロン、ジナリン、ジスタマイシン、東洋ファルマーDM−341、東洋ファルマーDM−75、第一製薬DN−9693、ドセタキセルエリプラビン、酢酸エリプチニウム、ツムラEPMTC、エポシロン類、エルゴタミン、エトポシド、エトレチナート、フェンレチニド、藤沢FR−57704、硝酸ガリウム、ゲンクァダフニン、中外GLA−43、Glaxo GR−63178、グリフォランNMF−5N、ヘキサデシルホスホコリン、Green Cross HO−221、ホモハリントニン、ヒドロキシ尿素、BTG ICRF−187、イルモホシン、イソグルタミン、イソトレチノイン、大塚JI−36、Ramot K−477、Otsuak K−76COONa、呉羽化学K−AM、MECT Corp KI−8110、American Cyanamid L−623、ロイコレグリン、ロニダミン、Lundbeck LU−23−112、Lilly LY−186641、NCI(US)MAP、マリシン、Merrel Dow MDL−27048、Medco MEDR−340、メルバロン、メロシアニン誘導体、メチルアニリノアクリジン、Molecular Genetics MGI−136、ミナクチビン、ミトナフィド、ミトキドンモピダモール、モトレチニド、全薬工業MST−16、N−(レチノイル)アミノ酸類、日清製粉N−021、N−アシル化デヒドロアラニン類、ナファザトロム、大正NCU−190、ノコダゾール誘導体、Normosang、NCI NSC−145813、NCI NSC361456、NCI NSC−604782、NCI NSC−95580、オクレオチド、小野ONO−112、オキザノシン、Akzo Org−10172、パクリタキセル、パンクラチスタチン、パゼリプチン、Warner−Lambert PD−111707、Warner−Lambert PD−115934、Waner−Lambert PD−131141、Pierre Fabre PE−1001、ICRTペプチドD、ピロキサントロン、ポリヘマトポルフィリン、ポリプレイン酸、Efamolポルフィリン、プロビマン、プロカルバジン、プログルミド、InvitronプロテアーゼネキシンI、東菱RA−700、ラゾキサン、サッポロビールRBS、レストリクチンP、レテリプチン、レチノイン酸、Rhone−Poulenc RP−49532、Rhone−Poulenc RP−56976、SmithKline SK&F−104864、住友SM−108、クラレSMANCS、SeaPharm SP−10094、スパトール、スピロシクロプロパン誘導体、スピロゲルマニウム、Unimed、エスエス製薬SS−554、ストリポルジノン、Stypoldione、サントリーSUN0237、サントリーSUN2071、スーパーオキシドジスムターゼ、富山T−506、富山T−680、タキソール、帝人TEI−0303、テニポシド、タリブラスチン、Eastman Kodak TJB−29、トコトリエノール、トポテカン、Topostin、帝人TT−82、協和発酵UCN−0I、協和発酵UCN−1028、ウクライン、Eastman Kodak USB−006、ビンブラスチン硫酸塩、ビンクリスチン、ビンデシン、ビネストラミド、ビノレルビン、ビントリプトール、ビンゾリジン、ウィタノライド、および山之内YM−534からなる群から選択されるチューブリンの相互作用薬、トポイソメラーゼII阻害剤、トポイソメラーゼI阻害剤およびホルモン剤を含む、抗悪性腫瘍薬の種々系統から構成される。
あるいは、本化合物は、エースマンナン、アクラルビシン、アルデスロイキン、アレムツズマブ、アリトレチノイン、アルトレタミン、アミホスチン、アミノレブリン酸、アムルビシン、アムサクリン、アナグレライド、アナストロゾール、ANCER、アンセスチム、ARGLABIN、三酸化ヒ素、BAM002(Novelos)、ベキサロテン、ビカルタミド、ブロクスウリジン、カペシタビン、セルモロイキン、セトロレリクス、クラドリビン、クロトリマゾール、シタラビンオクホスファート、DA3030(Dong−A)、ダクリズマブ、デニロイキンディフィトックス、デスロレリン、デクスラゾキサン、ジラゼプ、ドセタキセル、ドコサノール、ドキセルカルシフェロール、ドキシフルリジン、ドキソルビシン、ブロモクリプチン、カルムスチン、シタラビン、フルオロウラシル、HITジクロフェナク、インターフェロンアルファ、ダウノルビシン、ドキソルビシン、トレチノイン、エデルホシン、エドレコロマブ、エフロールニチン、エミテフール、エピルビシン、エポエチンベータ、リン酸エトポシド、エキセメスタン、エキシスリンド、ファドロゾール、フィルグラスチム、フィナステリド、リン酸フルダラビン、ホルメスタン、ホテムスチン、硝酸ガリウム、ゲムシタビン、ゲムツズマブゾガマイシン、ギメラシル/オテラシル/テガフールの組合せ剤、グリコピン(glycopine)、ゴセレリン、ヘプタプラチン、ヒト絨毛性ゴナドトロピン、ヒト胎児アルファフェトプロテイン、イバンドロン酸、イダルビシン、(イミキモド、インターフェロンアルファ、インターフェロンアルファ、天然型、インターフェロンアルファ2、インターフェロンアルファ2a、インターフェロンアルファ2b、インターフェロンアルファN1、インターフェロンアルファn3、インターフェロンアルファコン1、インターフェロンアルファ、天然型、インターフェロンベータ、インターフェロンベータ1a、インターフェロンベータ1b、インターフェロンガンマ、天然型インターフェロンガンマ1a、インターフェロンガンマ1b、インターロイキン1ベータ、イオベングアン、イリノテカン、イルソグラジン、ランレオチド、LC9018(ヤクルト)、レフルノミド、レノグラスチム、硫酸レンチナン、レトロゾール、白血球アルファインターフェロン、リュープロレリン、レバミゾール+フルオロウラシル、リアロゾール、ロバプラチン、ロニダミン、ロバスタチン、マソプロコール、メラルソプロール、メトクロプラミド、ミフェプリストン、ミルテホシン、ミリモスチム、不適合二本鎖RNA、ミトグアゾン、ミトラクトール、ミトキサントロン、モルグラモスチム、ナファレリン、ナロキソン+ペンタゾシン、ナルトグラスチム、ネダプラチン、ニルタミド、ノスカピン、新規の赤血球新生刺激タンパク質、NSC631570オクトレオチド、オプレルベキン、オサテロン、オキサリプラチン、パクリタキセル、パミドロン酸、ペガスパルガーゼ、ペグインターフェロンアルファ2b、ペントサン多硫酸ナトリウム、ペントスタチン、ピシバニール、ピラルビシン、ウサギ抗胸腺細胞ポリクローナル抗体、ポリエチレングリコールインターフェロンアルファ2a、ポルフィマーナトリウム、ラロキシフェン、ラルチトレキセド、ラスブリカーゼ、レニウムRe186エチドロネート、RIIレチンアミド、リツキシマブ、ロムルチド、サマリウム(153Sm)レキシドロナム、サルグラモスチム、シゾフィラン、ソブゾキサン、ソネルミン、ストロンチウム89塩化物、スラミン、タソネルミン、タザロテン、テガフール、テモポルフィン、テモゾロマイド、テニポシド、テトラクロロデカオキシド、サリドマイド、チマルファシン、チロトロピンアルファ、トポテカン、トレミフェン、トシツモマブ−ヨウ素131、トラスツズマブ、トレオサルファン、トレチノイン、トリロスタン、トリメトレキセート、トリプトレリン、腫瘍壊死因子アルファ、天然型、ウベニメクス、膀胱癌ワクチン、丸山ワクチン、メラノーマ溶菌液ワクチン、バルルビシン、ベルテポルフィン、ビノレルビン、VIRULIZIN、ジノスタチンスチマラマー、またはゾレドロン酸;アバレリクス;AE941(Aeterna)、アンバムスチン、アンチセンスオリゴヌクレオチド、bcl−2 (Genta)、APC8015(Dendreon)、セツキシマブ、デシタビン、デクスアミノグルテチミド、ジアジクォン、EL532(Elan)、EM800(Endorecherche)、エニルウラシル、エタニダゾール、フェンレチニド、フィルグラスチムSD01(Amgen)、フルベストラント、ガロシタビン、ガストリン17イムノゲン、HLA−B7遺伝子治療(Vical)、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子、ヒスタミン二塩酸塩、イブリツモマブチウキセタン、イロマスタット、IM862(Cytran)、インターロイキン2、イプロキシフェン(iproxifene)、LDI200(Milkhaus)、レリジスチム、リンツズマブ、CA125MAb(Biomira)、癌MAb(日本薬品開発)、HER−2およびFc MAb(Medarex)、イディオタイプ105AD7MAb(CRC Technology)、イディオタイプCEA MAb(Trilex)、LYM−1−ヨウ素131MAb(Techniclone)、多型性上皮ムチンイットリウム90MAb(Antisoma)、マリマスタット、メノガリル、ミツモマブ、モテキサフィンガドリニウム、MX6(Galderma)、ネララビン、ノラトレキセド、P30タンパク質、ペグビソマント、ペメトレキセド、ポルフィロマイシン、プリノマスタット、RL0903(Shire)、ルビテカン、サトラプラチン、フェニル酢酸ナトリウム、スパルホス酸、SRL172(SR Pharma)、SU5416(SUGEN)、TA077(田辺)、テトラチオモリブデート、タリブラスチン、トロンボポエチン、スズエチルエチオプルプリン、チラパザミン、癌ワクチン(Biomira)、メラノーマワクチン(New York University)、メラノーマワクチン(Sloan Kettering Institute)、メラノーマ腫瘍崩壊物ワクチン(New York Medical College)、ウイルス性メラノーマ細胞溶菌液ワクチン(Royal Newcastle Hospital)、またはバルスポダールなどの他の抗悪性腫瘍薬との同時療法において使用してもよい。
あるいは、本化合物は、
N−(4−クロロフェニル)−4−(4−ピリジニルメチル)−1−フタラジンアミン;
4−[4−[[[[4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ]カルボニル]アミノ]フェノキシ]−N−メチル−2−ピリジンカルボキサミド;
N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−5−[(5−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−3H−インドール−3−イリデン)メチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボキサミド;
3−[(4−ブロモ−2,6−ジフルオロフェニル)メトキシ]−5−[[[[4−(1−ピロリジニル)ブチル]アミノ]カルボニル]アミノ]−4−イソチアゾールカルボキサミド;
N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−6−メトキシ−7−[(1−メチル−4−ピペリジニル)メトキシ]−4−キナゾリンアミン;
3−[5,6,7,13−テトラヒドロ−9−[(1−メチルエトキシ)メチル]−5−オキソ−12H−インデノ[2,1−a]ピロロ[3,4−c]カルバゾール−12−イル]プロピルエステル N,N−ジメチル−グリシン;
N−[5−[[[5−(1,1−ジメチルエチル)−2−オキサゾリル]メチル]チオ]−2−チアゾリル]−4−ピペリジンカルボキサミド;
N−[3−クロロ−4−[(3−フルオロフェニル)メトキシ]フェニル]−6−[5−[[[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ]メチル]−2−フラニル]−4−キナゾリンアミン
4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)メチル]−N−[4−メチル−3−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]−フェニル]ベンズアミド
N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニル)プロポキシ]−4−キナゾリンアミン
N−(3−エチニルフェニル)−6,7−ビス(2−メトキシエトキシ)−4−キナゾリンアミン
N−(3−((((2R)−1−メチル−2−ピロリジニル)メチル)オキシ)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−((3−(1,3−オキサゾール−5−イル)フェニル)アミノ)−3−ピリジンカルボキサミド;
2−(((4−フルオロフェニル)メチル)アミノ)−N−(3−((((2R)−1−メチル−2−ピロリジニル)メチル)オキシ)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−ピリジンカルボキサミド;
N−[3−(アゼチジン−3−イルメトキシ)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−2−(4−フルオロ−ベンジルアミノ)−ニコチンアミド。
6−フルオロ−N−(4−(1−メチルエチル)フェニル)−2−((4−ピリジニルメチル)アミノ)−3−ピリジンカルボキサミド;
2−((4−ピリジニルメチル)アミノ)−N−(3−(((2S)−2−ピロリジニルメチル)オキシ)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−ピリジンカルボキサミド;
N−(3−(1,1−ジメチルエチル)−1H−ピラゾール−5−イル)−2−((4−ピリジニルメチル)アミノ)−3−ピリジンカルボキサミド;
N−(3,3−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)−2−((4−ピリジニルメチル)アミノ)−3−ピリジンカルボキサミド;
N−(3−((((2S)−1−メチル−2−ピロリジニル)メチル)オキシ)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−((4−ピリジニルメチル)アミノ)−3−ピリジンカルボキサミド;
2−((4−ピリジニルメチル)アミノ)−N−(3−((2−(1−ピロリジニル)エチル)オキシ)−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−ピリジンカルボキサミド;
N−(3,3−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)−2−((4−ピリジニルメチル)アミノ)−3−ピリジンカルボキサミド;
N−(4−(ペンタフルオロエチル)−3−(((2S)−2−ピロリジニルメチル)オキシ)フェニル)−2−((4−ピリジニルメチル)アミノ)−3−ピリジンカルボキサミド;
N−(3−((3−アゼチジニルメチル)オキシ)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−((4−ピリジニルメチル)アミノ)−3−ピリジンカルボキサミド;
N−(3−(4−ピペリジニルオキシ)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−((2−(3−ピリジニル)エチル)アミノ)−3−ピリジンカルボキサミド;
N−(4,4−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イル)−2−(1H−インダゾール−6−イルアミノ)−ニコチンアミド;
2−(1H−インダゾール−6−イルアミノ)−N−[3−(1−メチルピロリジン−2−イルメトキシ)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−ニコチンアミド;
N−[1−(2−ジメチルアミノ−アセチル)−3,3−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−2−(1H−インダゾール−6−イルアミノ)−ニコチンアミド;
2−(1H−インダゾール−6−イルアミノ)−N−[3−(ピロリジン−2−イルメトキシ)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−ニコチンアミド;
N−(1−アセチル−3,3−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)−2−(1H−インダゾール−6−イルアミノ)−ニコチンアミド;
N−(4,4−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イル)−2−(1H−インダゾール−6−イルアミノ)−ニコチンアミド;
N−[4−(tert−ブチル)−3−(3−ピペリジルプロピル)フェニル][2−(1H−インダゾール−6−イルアミノ)(3−ピリジル)]カルボキサミド;
N−[5−(tert−ブチル)イソオキサゾール−3−イル][2−(1H−インダゾール−6−イルアミノ)(3−ピリジル)]カルボキサミド;および
N−[4−(tert−ブチル)フェニル][2−(1H−インダゾール−6−イルアミノ)(3−ピリジル)]カルボキサミド
を含むVEGFR阻害剤を使用する同時療法にも使用してよい。
下記の特許および特許出願に記載されている他の化合物を、併用療法に使用することができる:US6258812、US2003/0105091、WO01/37820、US6235764、WO01/32651、US6630500、US6515004、US6713485、US5521184、US5770599、US5747498、WO02/68406、WO02/66470、WO02/55501、WO04/05279、WO04/07481、WO04/07458、WO04/09784、WO02/59110、WO99/45009、WO00/59509、WO99/61422、US5990141、WO00/12089、およびWO00/02871。
一部の実施形態において、組合せは、少なくとも1種の血管新生抑制剤と組み合わせた本発明の組成物を含む。薬剤は、これらに限定されないが、in vitroで合成的に調製された化学組成物、抗体、抗原結合領域、放射性核種、ならびにこれらの組合せ剤および抱合体を含む。薬剤は、アゴニスト、アンタゴニスト、アロステリック調節因子、トキシンであることができ、または、より一般には、この標的を阻害または刺激(例えば、受容体または酵素の活性化または阻害)する作用をし、これにより細胞死を促進するか、または細胞成長を抑止することもある。
例示的な抗腫瘍剤として、乳癌および癌の他の形態を治療するのに使用することがあるHERCEPTIN(商標)(トラスツズマブ)、ならびに非ホジキンリンパ腫および癌の他の形態を治療するのに使用することがあるRITUXAN(商標)(リツキシマブ)、ZEVALIN(商標)(イブリツモマブチウキセタン)、およびLYMPHOCIDE(商標)(エピラツズマブ)、慢性骨髄性白血病および消化管間質腫瘍を治療するのに使用することがあるGLEEVAC(商標)、ならびに非ホジキンリンパ腫の治療に使用されることがあるBEXXAR(商標)(ヨウ素131トシツモマブ)が挙げられる。
例示的な血管新生抑制物質として、ERBTIUX(商標)(IMC−C225)、KDR(キナーゼドメイン受容体)阻害性剤(例えば、キナーゼドメイン受容体に特異的に結合する抗体および抗原結合領域)、AVASTIN(商標)またはVEGF−TRAP(商標)などの抗VEGF剤(例えば、VEGFを特異的に結合する抗体もしくは抗原結合領域、または可溶性VEGF受容体もしくはこれらのリガンド結合領域)、および抗VEGF受容体剤(例えば、これに特異的に結合する抗体または抗原結合領域)、VECTIBIX(商標)(パニツムマブ)、IRESSA(商標)(ゲフィチニブ)、TARCEVA(商標)(エルロチニブ)などEGFR阻害性剤(例えば、これに特異的に結合する抗体または抗原結合領域)、抗Ang1剤および抗Ang2剤(例えば、これらに、もしくはこれらの受容体に特異的に結合している抗体または抗原結合領域、例えば、Tie2/Tek、AMG386)、および抗Tie2キナーゼ阻害性剤(例えば、これらに特異的に結合する抗体または抗原結合領域)が挙げられる。本発明の医薬組成物は、肝細胞成長因子(HGF、Scatter Factorとしても知られている)のアンタゴニスト、およびこの受容体「c−met」に特異的に結合する抗体または抗原結合領域など、成長因子に特異的に結合し、活性を阻害する1種または複数の薬剤(例えば、抗体、抗原結合領域、または可溶性受容体)を含むこともできる。
他の血管新生抑制物質として、Campath、IL−8、B−FGF、Tekアンタゴニスト(Cerettiら、米国特許出願公開第2003/0162712号、米国特許第6413932号)、抗TWEAK剤(例えば、特異的に結合している抗体もしくは抗原結合領域、または可溶性TWEAK受容体アンタゴニスト:Wiley、米国特許第6727225参照)、このリガンドへのインテグリンの結合を拮抗するADAMディスインテグリンドメイン(Fanslowら、米国特許出願公開第2002/0042368号)、特異的に結合している抗eph受容体および/または抗エフリンの抗体または抗原結合領域(米国特許第5981245号、同第5728813号、同第5969110号、同第6596852号、同第6232447号、同第6057124号、およびこれらの特許ファミリーメンバー)、ならびに抗PDGF−BBアンタゴニスト(例えば、特異的に結合している抗体または抗原結合領域)、ならびにPDGF−BBリガンドに特異的に結合している抗体または抗原結合領域、およびPDGFRキナーゼ阻害性剤(例えば、これに特異的に結合している抗体または抗原結合領域)が挙げられる。
追加の抗血管新生剤/抗腫瘍剤として、SD−7784(Pfizer、米国);シレンギチド(Merck KGaA、ドイツ、EPO770622);ペガプタニブオクタナトリウム(Gilead Sciences、米国);Alphastatin(BioActa、イギリス);M−PGA(Celgene、米国、US5712291);イロマスタット(Arriva、米国、US5892112);エマキサニブ(emaxanib)(Pfizer、米国、US5792783);バタラニブ(Novartis、スイス);2−メトキシエストラジオール(EntreMed、米国);TLC ELL−12(Elan、アイルランド);酢酸アネコルタブ(Alton、米国);α−D148Mab(Amgen、米国);CEP−7055(Cephalon、米国);抗Vn Mab(Crucell、オランダ)DAC:抗血管新生性(ConjuChem、カナダ);アンギオシジン(InKine Pharmaceutical、米国);KM−2550(協和発酵、日本);SU−0879(Pfizer、米国);CGP−79787(Novartis、スイス、EP970070);ARGENT技術(Ariad、米国);YIGSR−Stealth(Johnson&Johnson、米国);フィブリノーゲンE断片(BioActa、イギリス);血管新生阻害剤(Trigen、イギリス);TBC−1635、(Encysive Pharmaceuticals、米国);SC−236(Pfizer、米国);ABT−567、(Abbott、米国);メタスタチン(EntreMed、米国);血管新生阻害剤(Tripep、スウェーデン);マスピン(そーせい、日本);2−メトキシエストラジオール(Oncology Sciences Corporation、米国);ER−68203−00(IVAX、米国);ベネフィン(Lane Labs、米国);Tz−93(ツムラ、日本);TAN−1120(武田、日本);FR−111142(藤沢、日本、JP02233610);血小板因子4(RepliGen、米国、EP407122);血管内皮成長因子アンタゴニスト(Borean、デンマーク);癌治療(University of South Carolina、米国);ベバシズマブ(pINN)(Genentech、米国);血管新生阻害剤(SUGEN、米国);XL784(Exelixis、米国);XL647(Exelixis、米国);MAb、アルファ5ベータ3インテグリン、第二世代(Applied Molecular Evolution、米国、およびMedImmune、米国);遺伝子治療、網膜症(Oxford BioMedica、イギリス);エンザスタウリン塩酸塩(USAN)、(Lilly、米国);CEP7055、(Cephalon、米国、およびSanofi−Synthelabo、フランス);BC1(Genoa Institute of Cancer Research、Italy);血管新生阻害剤、(Alchemia、オーストラリア);VEGFアンタゴニスト、(Regeneron、米国);rBPI21およびBPI由来の抗血管新生性、(XOMA、米国);PI88、(Progen、オーストラリア);シレンギチド(pINN)(Merck KGaA、German;Munich Technical University、ドイツ、Scripps Clinic and Research Foundation、米国);セツキシマブ(INN)(Aventis、フランス);AVE8062、(味の素、日本);AS1404(Cancer Research Laboratory、ニュージーランド);SG292(Telios、米国);Endostatin(Boston Childrens Hospital、米国);ATN161(Attenuon、米国);ANGIOSTATIN(Boston Childrens Hospital、米国);2−メトキシエストラジオール(Boston Childrens Hospital、米国);ZD6474(AstraZeneca、イギリス);ZD6126(Angiogene Pharmaceuticals、イギリス);PPI2458(Praecis、米国);AZD9935、(AstraZeneca、イギリス);AZD2171(AstraZeneca、イギリス);バタラニブ(pINN)(Novartis、スイス、およびSchering AG、ドイツ);組織因子経路阻害剤(EntreMed、米国);ペガプタニブ(Pinn)(Gilead Sciences、米国);キサントリゾール(Yonsei University、韓国);ワクチン、遺伝子型、VEGF−2(Scripps Clinic and Research Foundation、米国);SPV5.2(Supratek、カナダ);SDX103(University of California at San Diego、米国);PX478(ProlX、米国);メタスタチン(EntreMed、米国);トロポニンI(Harvard University、米国);SU6668(SUGEN、米国);OXI4503(OXiGENE、米国);o−グアニジン(Dimensional Pharmaceuticals、米国);モツポラミン(motuporanzine)C(British Columbia University、カナダ);CDP791(Celltech Group、イギリス);アチプリモド(pINN)(GlaxoSmithKline、イギリス);E7820(エーザイ、日本);CYC381(Harvard University、米国);AE941(Aeterna、カナダ);ワクチン、血管新生(EntreMed、米国);ウロキナーゼプラスミノゲンアクチベーター阻害剤(Dendreon、米国);オグルファニド(pINN)(Melmotte、米国);HIF−lアルファ阻害剤(Xenova、イギリス);CEP5214(Cephalon、米国);BAY RES2622(Bayer、ドイツ);アンギオシジン(InKine、米国);A6(Angstrom、米国);KR31372(Korea Research Institute of Chemical Technology、韓国);GW2286(GlaxoSmithKline、イギリス);EHT0101(ExonHit、フランス);CP868596(Pfizer、米国);CP564959(OSI、米国);CP547632(Pfizer、米国);786034(GlaxoSmithKline、イギリス);KRN633(キリンビール、日本);薬物送達システム、眼内型、2−メトキシエストラジオール(EntreMed、米国);アンジネックス(Maastricht University、オランダ、およびMinnesota University、米国);ABT510(Abbott、米国);AAL993(Novartis、スイス);VEGI(ProteomTech、米国);腫瘍壊死因子アルファ阻害剤(National Institute on Aging、米国);SU11248(Pfizer、米国、およびSUGEN 米国);ABT518(Abbott、米国);YH16(Yantai Rongchang、China);S−3APG(Boston Childrens Hospital、米国、およびEntreMed、米国);MAb、KDR(ImClone Systems、米国);MAb、アルファ5ベータl(Protein Design、米国);KDRキナーゼ阻害剤(Celltech Group、イギリス、およびJohnson&Johnson、米国);GFB116(South Florida University、米国、およびYale University、米国);CS706(三共、日本);コンブレタスタチンA4プロドラッグ(Arizona Stale University、米国);コンドロイチン分解酵素AC(IBEX、カナダ);BAY RES2690(Bayer、ドイツ);AGM1470(Harvard University、米国、武田、日本、およびTAP、米国);AG13925(Agouron、米国);テトラチオモリブデート(University of Michigan、米国);GCS100(Wayne State University、米国)CV247(Ivy Medical、イギリス);CKD732(Chong Kun、Dang、韓国);MAb、血管内皮成長因子(Xenova、イギリス);イルソグラジン(INN)(日本新薬、日本);RG13577(Aventis、フランス);WX360(Wilex、ドイツ);スクアラミン(pINN)(Genaera、米国);RPI4610(Sima、米国);癌治療(Marinova、オーストラリア);ヘパラナーゼ阻害剤(InSight、イスラエル);KL3106(Kolon、韓国);ホオノキオール(Emory University、米国);ZK CDK(Schering AG、ドイツ);ZK Angio(Schering AG、ドイツ);ZK229561(Novartis、スイス、およびSchering AG、ドイツ);XMP300(XOMA、米国);VGA1102(大正、日本);VEGF受容体調節剤(Pharmacopeia、米国);VE−カドヘリン−2アンタゴニスト(ImClone Systems、米国);バソスタチン(National Institutes of Health、米国);ワクチン、Flk−1(ImClone Systems、米国);TZ93(ツムラ、日本);タムスタチン(Beth Israel Hospital、米国);切断可溶性FLT1(血管内皮成長因子受容体1)(Merck&Co、米国);Tie−2リガンド(Regeneron、米国);およびトロンボスポンジン1阻害剤(Allegheny Health、Education and Research Foundation、米国)が挙げられる。
あるいは、本化合物は、VEGFアンタゴニストなどの他の抗悪性腫瘍薬、p38阻害剤、KDR阻害剤、EGF阻害剤、およびCDK阻害剤を含む他のキナーゼ阻害剤、TNF阻害剤、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)、セレコキシブを含むCOX−2阻害剤、NSAID’s、またはαβ阻害剤との同時療法に使用してもよい。
AMG706水和物と組み合わせて投与する該化合物は、本発明の組成物においてAMG706水和物と別々に処方、またはAMG706水和物と同時に処方することができる。AMG706水和物を第二薬物と同時に処方する場合、第二薬物は、即時放出、急速開始、徐放、持続放出または二重放出の形態において処方することができる。
AMG706を調製する方法は、米国特許第6995162号および同第6878714号に示されており、参照により本明細書に組み込む。
下記実施例により、本発明の態様を例示するが、限定と解釈されるものではない。
AMG706無水二リン酸(およそ100mg)塩を、2mLの水に添加し、回転攪拌機上に置いた。室温ぐらいから約40℃までの間の異なる温度でそれぞれ複数回作動した。上澄みを真空ろ過することにより、各時点で固体を単離し、この物質を終夜空気乾燥した。
Figure 2009526050
二水和一リン酸塩を単離し、この物理化学的特性に関して、様々な分析手段により特徴付けた。二水和一リン酸塩に対する無水ニリン酸塩の相互変換速度を、様々な条件下で調査した。二水和一リン酸塩材料の特性を、表2ならびに図1および図3に示す。
Figure 2009526050
AMG706二リン酸塩(30g)を、電磁攪拌子を有する300mLビーカーにおいて、沸騰している脱イオン(DI)水200mL中に添加した。終夜、溶液を光から保護し、周囲温度(約20℃)に冷却した。針状微結晶を真空ろ過を使用して回収した。DI水約20mLを使用し、ろ過ケーキを濯いで黄色を洗い流し、真空で約7時間、ろ過漏斗上でさらに乾燥した。ろ過ケーキから乾燥固体を回収することにより、AMG706二水和一リン酸塩を得た。DSCおよびTGAを、該物質に対して行った。
AMG706二水和一リン酸塩の熱重量分析法(TGA、Hi−Res TGA2950、TA Instruments)を、熱分析計(Universal Analysis2000、TA Instruments)を介して決定した。30℃から220℃の温度範囲で、10℃/分の加熱速度を用いた。図3は、実施例1の結晶に対するTGA温度記録を示す。第1の有意な熱イベントは約125℃で見られ、結合水の損失を示す約7%の重量損失を表している。第2の重量損失は約199℃で始まり、劣化を示す。
AMG706二水和一リン酸塩の耐熱性を、示差走査熱分析(DSC、Q100、TA Instrument)で特徴付けた。非密閉で取っ手の無いアルミニウム鍋中に試料を秤量し、10℃/分で加熱した。図1は、実施例1の結晶に対するDSC温度記録を示す。第1の有意な熱イベントは約100℃で見られ、結合水の損失を示す吸熱イベントを表している。吸熱ピークの存在により示された通り、得られた物質は約215℃で溶解し分解した。図2は、標準的結晶質のAMG706に対するDSC温度記録を示す。
上記は単に本発明の例示であり、本発明を開示した化合物に限定することを意図するものではない。当業者に明らかな変更および改変は、添付の請求項に定義した本発明の範囲と性質の範囲内であることを意図する。前述の説明から、当業者はこの発明の本質的特徴を容易に確認することができ、この趣旨および範囲から逸脱することなく、本発明の修正および変更をして、様々な使用および条件に本発明を適応させることができる。この発明を特定の実施形態に関して記載してきたが、これらの実施形態の詳細は限定として解釈されるものではない。
言及した全ての参照、特許、出願、および公報は、本明細書に記載した通りに、これらの全内容を参照により本明細書に組み込む。
AMG706原体の二水和リン酸塩形態の示差走査熱分析(DSC)温度記録を示す図である。 AMG706原体の無水二リン酸塩形態の示差走査熱分析(DSC)温度記録を示す図である。 AMG706原体の二水和物リン酸塩形態の熱重量分析(TGA)の特徴を示す図である。

Claims (17)

  1. 示差走査熱分析により約125℃で吸熱ピークの開始を示す、AMG706の水和リン酸塩形態。
  2. 水和物が二水和物である、請求項1に記載のAMG706の水和リン酸塩形態。
  3. AMG706総投与量が約0.1mgから約500mgであるAMG706の水和リン酸塩形態、および1種または複数の医薬として許容できる賦形剤を含み、前記AMG706の水和リン酸塩形態が、示差走査熱分析により測定可能な約125℃の吸熱ピークの開始を示す医薬組成物。
  4. 前記投与量が約1mgから約250mgである、請求項3に記載の医薬組成物。
  5. 前記投与量が約10mgから約175mgである、請求項3に記載の医薬組成物。
  6. 組成物が懸濁液である、請求項3から5のいずれかに記載の医薬組成物。
  7. AMG706の二水和リン酸塩形態。
  8. 約5.7%から約8.5%の水を含むAMG706の水和リン酸塩形態。
  9. 約7.1%の水を含む、請求項7に記載の水和物。
  10. AMG706に対して約1.6モルから約2.4モルの化学量論量の水を含むAMG706の水和リン酸塩形態。
  11. AMG706に対して約2モルの化学量論量の水を有する、請求項10に記載の水和物。
  12. AMG706の安定な固体水和物。
  13. 二水和物である、請求項12に記載の安定な水和物。
  14. N−(2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−2−[(4−ピリジニルメチル)アミノ]−3−ピリジンカルボキサミドを約74%含む、AMG706の水和リン酸塩形態。
  15. AMG706に対して約0.9モルから約1.1モルの化学量論量のホスフェートを含む、AMG706の水和リン酸塩形態。
  16. 対象における血管新生の管理または治療用の薬物製造のための、請求項1から2および7から14に記載の水和物の使用。
  17. 対象における血管新生の管理または治療用の薬物製造のための、請求項3から6に記載の組成物の使用。
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