JP2009525993A - 統合失調症の症状を治療または軽減するためにkcnq開口薬を使用する方法 - Google Patents

統合失調症の症状を治療または軽減するためにkcnq開口薬を使用する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、統合失調症の症状の治療または軽減を必要とする宿主に、KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる化合物の有効量を投与することを含む、統合失調症の症状を治療または軽減するための新規方法に関する。さらに、本発明は、選択的なKCNQカリウムチャネル開口薬を、統合失調症の症状および関連する症状、障害および疾患を治療するかまたは軽減するための医薬調合物の製造に使用する方法に関する。さらに、本発明は、選択的KCNQカリウムチャネル開口薬であり、そして抗精神病薬の可能性を有する化合物のスクリーニング方法に関する。

Description

本発明は、統合失調症の症状の治療または軽減を必要とする宿主に、KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる化合物の有効量を投与することを含む、統合失調症の症状を治療または軽減するための新規方法に関する。さらに、本発明は、選択的なKCNQカリウムチャネル開口薬を、統合失調症の症状および関連する症状、障害および疾患を治療するかまたは軽減するための医薬調合物の製造に使用する方法に関する。さらに、本発明は、選択的KCNQカリウムチャネル開口薬であり、そして抗精神病薬の可能性を有する化合物のスクリーニング方法に関する。
ドーパミン作動性の系は、統合失調症および関連する障害において乱れていることが知られており(非特許文献1)、統合失調症の治療に現在利用可能な化合物は全てドーパミン作動性の系を調節する。これらの化合物は、脳に発現する多くの受容体、特にドーパミンD2受容体のシグナリング特性を阻害することによってこのような調節を行う。しかしながら、他の多くの受容体(セロトニン作動性、ノルアドレナリン作動性、ヒスタミン感作性およびムスカリン性受容体を含む)もまた、多くの抗精神病薬の活性に関与している(非特許文献2)。
現在の抗精神病化合物は全て、統合失調症および関連する障害の症状を減少させる効果に加えて、一連の副作用を引き起こす。副作用の性質は、当該化合物の正確な薬理学に依存する。臨床において使用される抗精神病剤は全て、ドーパミンD2受容体を相当な程度でまたは他の受容体を阻害する(非特許文献3)。ドーパミンD2受容体の高度の遮断を必要とするこれらの化合物、例えばハロペリドールは、錐体外路系の副作用およびプロラクチンレベルの上昇を引き起こす。錐体外路系の副作用には、振せん麻痺、強剛、運動不能症が含まれ、長期の治療後には遅発性ジスキネジーが発現し得る(非特許文献4)。プロラクチンの上昇は多くの内分泌障害、例えば女性化乳房、乳汁漏出症、性機能障害、不妊症、希発月経および無月経を引き起こす(非特許文献5)。現在の抗精神病化合物、特に新しいクラスの非定型抗精神病薬、例えばオランザピン、クエチアピンおよびリスペリドンには、インスリン抵抗性、グルコースおよび脂質代謝障害、糖尿病、および過剰な体重増加も伴う(非特許文献6)。
さらに、現在の抗精神病薬は、統合失調症の認知症状の一因となる「思考速度の低下(slowness of thinking)」を引き起こし得る。さらに、一部の抗精神病薬では無快感症、気分の低下(decrease in mood)も生じる恐れがあり、統合失調症の陰性症状が悪化して見える(非特許文献7)。
現在の抗精神病薬ではまた、統合失調症の症状の治療が不十分である。統合失調症の症状は、以下の3つの大きなカテゴリーに分類される:陽性、陰性および認知。陽性症状は、正常よりも過剰な経験、例えば幻覚および妄想を示す症状である。陰性症状は、患者が正常な経験の欠如を示す症状、例えば、無快感症および社会的交流の欠如である。認知症状は、統合失調症における認知障害、例えば持続性注意の欠如(lack of sustained attention)および意思決定の困難(deficits in decision making)に関する。現在の抗精神病薬の大部分は、統合失調症の陽性症状を治療し、陰性または認知症状における効果は限定されている(非特許文献8)。さらに、抗精神病薬から得られる臨床効果は、発現のために数週間の治療を要する。近年の大規模な比較研究(CATIEスタディ)においては、効果の欠如により約30〜40%の患者が治療を中止する(または他の薬剤に切り替える)(非特許文献9)。
大うつ病性障害は、一般の集団において多数の罹患率を有する慢性的かつ再発性の疾患である。この疾患の特徴は憂鬱な気分である。臨床像は、無快感症状、睡眠障害、精神運動の激越または遅滞、性機能障害、体重の減少、集中の困難(concentration difficulties)および妄想観念を特徴とする。しかし、抑うつエピソードの最も重篤な合併症は、自殺企図を引き起こす自殺念慮の合併症である(DSM IV, American Psychiatric Association, Washington D.C. 1994)。そのため、うつ病の治療の目標は、症状が効果的に緩和され、治療が安全かつ高度に許容性であり、治療が効果の早期発現を有することである。
以前は躁うつ病と呼ばれていた双極性障害は、うつ病および躁病のエピソード(I型)、またはうつ病および軽躁のエピソード(II型)を特徴とする。双極性の抑うつエピソードの症状は、大うつ病性エピソードを特徴とする症状と相違しない。これは、多くの双極性の患者が大うつ病を患っているとして最初に診断される理由でもある。しかしながら、躁病または軽躁エピソードの発現率によって、大うつ病の診断と双極性の診断を区別することができる。双極性障害を有すると診断された患者は、一般集団におけるよりも15倍高い自殺リスクを有すると推定されるため、双極性障害は生命を脅かす状態である(非特許文献10)。現在、双極性障害は、精神安定剤(主にリチウム、抗てんかん薬)によって双極性の患者を維持し、患者が躁病または抑うつエピソードに戻ったときに、抗躁薬(リチウムまたは抗精神病薬)または抗うつ薬(三環系抗うつ薬または選択的セロトニン再取り込み阻害剤)をそれぞれ添加することによって、治療される(非特許文献11)。従って、これらの障害の3つの重大な要素を1種の治療薬のみを用いて全て効果的に治療するという必要性を満たすために、双極性障害のための新規な治療的処置を開発することが望まれており、このような新規の治療剤は、躁症状を作用の早い発現により緩和すべきであり(抗躁病薬活性)、うつ病症状を作用の早い発現により緩和すべきであり(抗うつ病薬活性)、躁病およびうつ病症状の再発を抑制すべきである(精神安定性活性)。
イオンチャネルは、カリウム、カルシウム、クロリドおよびナトリウムを含むイオンの細胞内外への流れを制御する、細胞のタンパク質である。前記チャネルはすべての動物およびヒト細胞に存在し、そして神経伝達、筋収縮および細胞分泌を含む種々の過程に影響を及ぼす。
ヒトは、構造および機能の両方に関して大きな多様性を持つ、70を超えるカリウムチャネルサブタイプをコードする遺伝子を有する(非特許文献12)。脳で見られるニューロンのカリウムチャネルは主に、活動電位に続く膜再分極の制御と同様、負の静止膜電位の維持に関連する。
カリウムチャネル遺伝子の1つのサブセットはKCNQファミリーである。5つのKCNQ遺伝子のうち4つにおける突然変異が、心不整脈、難聴およびてんかんを含む疾患において見られることが示されている(非特許文献12)。
KCNQ1(KvLQT1)は、心筋遅延整流性K(+)電流(cardiac-delayed rectifier-like K(+) current)を形成するために、心臓でKCNE1(最小のK(+)-チャネルタンパク質)遺伝子産物と共に会合する。このチャネルにおける突然変異は、難聴の形成に関連するのと同様、遺伝性QT延長症候群1型(LQT1)の一形態を引き起こしうる(非特許文献13)。
KCNQ2とKCNQ3遺伝子は1998年に発見され、良性家族性新生児痙攣として知られるてんかんの遺伝形態において、突然変異が見られる(非特許文献14)。KCNQ2およびKCNQ3遺伝子によってコードされるタンパク質は、ヒトの、発作の発生および伝播に関連する脳の部位である皮質および海馬の錐体神経に局在している(非特許文献15)。
KCNQ2とKCNQ3は、インビトロで発現させると「M電流」を形成する、2つのカリウムチャネルサブユニットである。KCNQ5も、培養した海馬ニューロンにおけるM電流の一因となることが示されている(非特許文献16)。KCNQ4カリウムチャネルは、細胞株において発現させた場合にM電流様特性を有することも示されている(非特許文献17)。M電流は多くの神経細胞のタイプで見られる非不活化(non-inactivating)カリウム電流である。どの細胞のタイプにおいても、主に活動電位開始の領域における持続性電流のみによって膜興奮性は制御される(非特許文献18)。M電流の変調(Modulation)は、神経の興奮性に劇的な効果を及ぼし、例えば前記電流の活性化は神経の興奮性を減少させる。これらのKCNQチャネル開口薬またはM電流のアクチベーターは、神経活性を減少させ、発作およびその他の疾患の治療および痙攣性疾患、てんかん、神経因性疼痛、不安および統合失調症を含む神経の異常興奮性のような過剰な神経活性を特徴とする障害の治療に使用することができる。
KCNQ4 遺伝子は、蝸牛の外有毛細胞においておよび前庭器のI型有毛細胞において発見されたカリウムチャネルの分子相関をコードすると考えられており、該遺伝子の突然変異は遺伝性難聴のうちの1つの型を引き起こし得るものである。
KCNQ2およびKCNQ4は、黒質および腹側被蓋領域においても発現しており(非特許文献19)、これらは、それぞれ脳の黒質線状体および中脳辺縁系における2つの主要なドーパミン作動性の系の細胞体を含むものである。卵母細胞またはSH-SY5Y細胞において発現させた場合に、ドーパミンD2受容体およびKCNQ4チャネルの間には機能的連結が存在し(非特許文献20)、このことは、ドーパミンD2受容体とKCNQ4チャネルとが同一の細胞において発現された場合に同様の連結がインビボで見られることを示唆している。
レチガビン(Retigabine)(D-23129; N-(2-アミノ-4-(4-フルオロベンジルアミノ)-フェニル) カルバミン酸エチルエステル)およびその類似体は特許文献1に開示されている。レチガビンは、インビトロおよびインビボの両方で、作用の広いスペクトルおよび強力な抗痙攣特性を持つ抗痙攣性の化合物である。これは一連の抗痙攣試験において、ラットおよびマウスにおける腹腔内投与後に活性である(非特許文献21)。臨床試験においては、レチガビンは最近、てんかん患者における発作の発生率を減少させる効果を示している(非特許文献22)。
レチガビンは、神経細胞においてK(+)電流を活性化し、この誘導される電流の薬理学は、近年、M-チャネルの薬理学との一致を示している。レチガビンは、KCNQチャネルに結合することが示されている(非特許文献23)。これらのデータは、KCNQチャネルの活性化が、この薬剤の抗痙攣活性の少なくとも一部に関与していること、(非特許文献24)、および同じ機構で作用する他の薬剤が類似の用途を有することを示唆している。
レチガビンは、生体外で、腹側被蓋領域におけるドーパミン作動性ニューロンの発火を抑制することが示されている(非特許文献25)。しかし、このレチガビンの作用がインビボで腹側被蓋領域におけるドーパミン作動性ニューロンの阻害に変わるか、またはこの作用が動物における抗精神病様の行動に関連するかはわかっていない。
欧州特許第554543号明細書 Meltzer and Stahl Schizophrenia Bulletin,1976, 2, 19-76 Scolnick, Schizophrenia Bulletin, 2004, 72, 75-77 Seeman et al., Nature 261, 717-719 Pierre, Drug Safety, 2005, 28, 191-208 Haddad and Wieck Drugs, 2004, 64, 2291-2314 Melkersson and Dahl, Drugs 2004, 64, 701-723 Heinz et al, schizophrenia Research, 1998, 31,19-26 Mishara and Goldberg, Biological Psychiatry, 2004, 55, 1013-1022 Lieberman et al New England Journal Of Medicine, 2005, 353, 1209-1223 Harris and Barraclough, 1997, British Journal of Psychiatry, 170:205-228 Liebermann and Goodwin, Curr. Psychiatry Rep. 2004, 6:459-65 Jentsch Nature Reviews Neuroscience 2000, 1, 21-30 Robbins Pharmacol Ther 2001, 90, 1-19 Rogawski Trends in Neurosciences 2000, 23, 393-398 Cooper et al. Proceedings National Academy of Science U S A 2000, 97, 4914-4919 Shah et al., Journal of Physiology 2002, 544, 29-37 Sogaard et al., American Journal of Physiology and Cellular Physiology, 2001, 280, C859-C866 Marrion Annual Review Physiology 1997, 59, 483-504 Kharkovets et al, 2000 Proceedings National Academy of Science U S A, 97, 4333-4338 Ljungstrom et al., European Journal of Physiology, 2003, 446, 684-694 Rostock et al. Epilepsy Research 1996, 23, 211-223 Bialer et al. Epilepsy Research 2002, 51, 31-71 Wuttke et al, Molecular Pharmacology, 2005, 67,1009-1017 Wickenden et al. Molecular Pharmacology 2000, 58, 591-600 Hansen et al., Society for Neuroscience Abstracts, 2005, 153.11
従って、統合失調症の症状ならびに関連の疾患および障害の治療において有効であるが、抗精神病薬に共通の副作用(錐体外路系の副作用、プロラクチンレベルの上昇、体重増加、グルコースおよび脂質代謝障害、ならびに心血管障害)を引き起こす傾向が減少しているか、または該副作用がない化合物が殊更必要とされている。さらに、統合失調症ならびに関連の疾患および障害の治療のにおいて有効であり、作用の発現が早い化合物が殊更必要とされている。さらに、統合失調症の陽性、陰性および認知症状の治療において非常に大きな有効性を示し、現在存在する抗精神病薬からの効果よりも非常に大きな割合の患者を治療することができる化合物が殊更必要とされている。さらに、コンプライアンスを改善することができる治療が殊更必要とされている。
今回驚くべきことに、KCNQチャネルを活性化する化合物が、インビボでドーパミン作動系を調節し、慣用的に使用される統合失調症の動物モデルにおいて有効性を示すことが初めて見出された。
<発明の概要>
第一の態様において、本発明は、統合失調症の症状を治療または軽減する方法であって、統合失調症の症状の治療または軽減を必要とする宿主に、KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる化合物の有効量を投与することを含む前記方法に関する。
第二の態様において、本発明は、統合失調症の症状を治療または軽減する方法であって、統合失調症の症状の治療または軽減を必要とする宿主に、KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる化合物の有効量を投与することを含み、KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加できる前記の化合物がこの化合物の抗精神病薬としての可能性を予測するためのモデルにおいて有効である、前記方法に関する。
第三の態様において、本発明は、統合失調症の症状を治療または軽減する方法であって、統合失調症の症状の治療または軽減を必要とする宿主に、KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる化合物の有効量を投与することを含み、前記化合物が、統合失調症の治療用として公知である化合物に伴う副作用をほとんど示さない、前記の方法に関する。
第四の態様において、本発明は、統合失調症の症状を治療または軽減する方法であって、統合失調症の症状の治療または軽減を必要とする宿主に、KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる化合物の有効量を投与することを含み、前記化合物が1 mg/日を超える量で投与される、前記の方法に関する。
第五の態様において、本発明は、統合失調症の症状を治療または軽減する方法であって、統合失調症の症状の治療または軽減を必要とする宿主に、KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる化合物の有効量を投与することを含み、前記化合物が作用の早い発現を示す、前記の方法に関する。
第六の態様において、本発明は、統合失調症の症状を治療または軽減する方法であって、統合失調症の症状の治療または軽減を必要とする宿主に、KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる化合物の有効量を投与することを含み、前記化合物が式1、2、3、4、5、6、7、8または9で表される化合物またはそれらの薬学的に許容される塩であり、
ここで式1が以下:
Figure 2009525993
で表され、式中、
R1が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択され;
R2およびR2’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から独立して選択され;
R3が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、NR10R10’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択され;
R10およびR10’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか、または
R10およびR10’が、これらが連結する窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
XがCOまたはSO2であり;
ZがOまたはNR4であり、式中、
R4が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択されるか;または
R3およびR4が、これらが連結する窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成し、R3およびR4および窒素原子によって形成される環が場合によりC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリールまたはアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基によって置換され;
qが0または1であり;
そして、
Yが式IIまたはIII
Figure 2009525993
で表されるヘテロアリールを表し、
式中、
WがOまたはSであり;
mが0、1、2または3であり;
nが0、1、2、3または4であり;
pが0または1であり;そして
各R5がC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、 -CO-NR6R6’、シアノ、ニトロ、-NR7R7’、-S-R8、-SO2R8、SO2OR8からなる群から独立して選択され; 式中、
R6およびR6’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびアリールからなる群から独立して選択され;
R7およびR7’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリールおよびアシルからなる群から独立して選択され;
R8がC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリールおよび-NR9R9’からなる群から選択され;式中、
R9およびR9’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され;そして
式2は以下:
Figure 2009525993
で表され、式中、
sが0または1であり;
UがO、S、SO2、SO2NR11 CO-OまたはCONR11であり;式中、
R11が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択されるか;または
R2およびR11 が窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
qが0または1であり;
XがCOまたはSO2であり;だだし、XがSO2である場合にqが0であることを条件とし;
ZがOまたはSであり;
R1が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;
R2が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR10R10’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびNR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;式中、
R10およびR10’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか、または
R10およびR10’ が窒素原子と一緒に場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
ただし、R2がハロゲンまたはシアノである場合にsが0であることを条件とし;そして
sが1であり、そしてR2が水素原子またはアシルである場合にUがOまたはSであることを条件とし;
R3がC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、 Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、 C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-Ar、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-Ar、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、NR12R12’、場合により置換されるNR12R12’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、場合により置換されるNR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、場合により置換されるNR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;式中、
R12およびR12’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-オキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか、または
R12およびR12’が窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
ただし、R3がNR12R12’である場合にqが0であることを条件とし;
そして、
Yが式XXIV、XXV、XXVI、XXVII、XXVIII、XXXXIまたはXXXXII:
Figure 2009525993
で表される基を表し、
式中、
直線は、Yによって表される基を炭素原子に連結する結合を表し;
WがOまたはSであり;
VがN、CまたはCHであり;
TがN、NHまたはOであり;
aが0、1、2または3であり;
bが0、1、2、3または4であり;
cが0または1であり;
dが0、1、2または3であり;
eが0、1または2であり;
fが0、1、2、3、4または5であり;
gが0、1、2、3または4であり;
hが0、1、2または3であり;
jが0、1または2であり;
kが0、1、2または3であり;そして、
各R5がC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-オキシ、Ar-オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-CO-NR6R6’、シアノ、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR7R7’、S-R8およびSO2R8からなる群から独立して選択されるか、または、
2つの隣接するR5が芳香族基と一緒に、場合により1または2個のヘテロ原子を含有する5〜8員環を形成し;
R6およびR6’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびArからなる群から独立して選択され;
R7およびR7’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-Arおよびアシルからなる群から独立して選択されるか;または、
R7およびR7’ が窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
そして、
R8が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Arおよび-NR9R9’からなる群から選択され;式中R9およびR9’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され;そして
式3が以下:
Figure 2009525993
で表され、式中、
UがO、SまたはNR2’であり;
sが0または1であり;
XがCOまたはSO2であり;
ZがO、SまたはNR4であり、ここでR4が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択され;
qが0または1であり;
R1およびR1’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から独立して選択され;
R2が水素、ハロゲン、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノからなる群から選択され;ただし、R2がハロゲンまたはシアノである場合にsが0であることを条件とし;
sが1であり、そしてUがNR2’である場合に、R2’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択されるか;またはR2およびR2’が一緒に、場合によりさらなる1個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
R3がC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択され;
そして、
Yが式VI、VII、VIII、IXまたはXXX:
Figure 2009525993
で表される基を表し、
式中、
直線は、Yによって表される基を窒素原子に連結する結合を表し;
WがOまたはSであり;
aが0、1、2または3であり;
bが0、1、2、3または4であり;
cが0または1であり;
dが0、1、2または3であり;
eが0、1または2であり;
fが0、1、2、3、4または5であり;
gが0、1、2、3または4であり;
hが0、1、2または3であり;そして
各R5がC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、C1-6-アルキル(アルカニル/アルケニル/アルキニル)オキシ、 ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-CO-NR6R6’、シアノ、ニトロ、-NR7R7’、-S-R8、-SO2R8およびSO2OR8からなる群から独立して選択されるか、または、2つの置換基が一緒に、場合により1または2個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
R6およびR6’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびArからなる群から独立して選択され;
R7およびR7’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Arおよびアシルからなる群から独立して選択され;そして、
R8が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Arおよび-NR9R9’からなる群から選択され;式中R9およびR9’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され;ただし、R5がSO2OR8である場合にR8が-NR9R9’ではなく、そしてR5がSO2R8である場合にR8が水素原子でないことを条件とし;そして
式4が以下:
Figure 2009525993
で表され、式中、
点線が任意の結合を表し;
R1およびR1’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、 ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか;または
R1およびR1’がこれらが連結する炭素原子と一緒に、場合によりさらなる1または2個のヘテロ原子を含有する3〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
sが0または1であり;
UがO、NR11、S、SO2、SO2NR11 CO-OまたはCO-NR11であり;式中R11が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択されるか;またはR2およびR11がこれらが連結する窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
R2が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-NO2、NR10R10’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびNR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;式中
R10およびR10’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか、または
R10およびR10’がこれらが連結する窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
ただし、R2がNO2、ハロゲンまたはシアノである場合にsが0であることを条件とし;そして
R2が水素原子またはアシルでありsが1である場合にUがNR11、OまたはSであることを条件とし;式中
-(U)s-R2基がインドールまたはインドリンの4または6位に連結し;
qが0または1であり;
ZがOまたはSであり;
XがCOまたはSO2であり;ただし、XがSO2である場合にqが0であることを条件とし;
R3がC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、 Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、 C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-Ar、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-Ar、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)および-NR12R12’、場合により置換されるNR12R12’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、場合により置換されるNR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、場合により置換されるNR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;式中
R12およびR12’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか、または
R12およびR12’がこれらが連結する窒素原子と一緒に場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
ただし、R3がNR12R12’である場合にqが0であることを条件とし;
そして
Yが式II、III、IV、V、VI、XXXおよびXXXI:
Figure 2009525993
で表される基を表し、
式中、
直線は、Yによって表される基を炭素原子に連結する結合を表し;
WがOまたはSであり;
TがN、NHまたはOであり;
LがN、CまたはCHであり;
aが0、1、2または3であり;
bが0、1、2、3または4であり;
cが0または1であり;
dが0、1、2または3であり;
eが0、1または2であり;
fが0、1、2、3、4または5であり;
gが0、1、2、3または4であり;
hが0、1、2または3であり;
jが0、1、2または3であり; ただし、Tが窒素原子である場合にjが0、1、2または3であることを条件とし;そしてTがNHまたは酸素原子である場合にjが0、1または2であることを条件とし;
kが0、1、2、3または4であり; そして
各R5がC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-チオ、Ar-オキシ、アシル、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-CO-NR6R6’、シアノ、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-NR7R7’、-S-R8および-SO2R8からなる群から独立して選択されるか、または、
2つの隣接するR5が、これらが連結する芳香族基と一緒に、場合により1または2個のヘテロ原子を含有する4〜8員環を形成し;
R6およびR6’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびArからなる群から独立して選択され;
R7およびR7’が 水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Arおよびアシルからなる群から独立して選択され;
そして、
R8が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Arおよび-NR9R9’からなる群から選択され;R9およびR9’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され;ただし、R8が-NR9R9’である場合にR5が-S-R8ではないことを条件とし;そして
式5が以下:
Figure 2009525993
で表され、式中、
qが0または1であり;
WがOまたはSであり;
XがCOであり;
ZがOであり;
R1がハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシおよびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシからなる群から選択され;
R2がハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、場合により置換されるフェニルおよび場合により置換されるピリジルからなる群から選択され;ここでフェニルおよびピリジルが場合により、独立してハロゲン、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)またはC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)である1個またはそれ以上の置換基で置換され;
R3がC1-10-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびArからなる群から選択され;そして
R4、R5、R6およびR7のそれぞれが、水素およびArからなる群から独立して選択され;そして
式6が以下:
Figure 2009525993
で表され、式中、
ZがOまたは Sであり;
そして
qが0または1であり;
そして
R1およびR2がそれぞれ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール、ヘテロアリール、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)オキシからなる群から独立して選択され;
そして
R3がC1-8-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アミノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アミノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アミノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;
そして
R4がハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR5R6およびR7NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;式中R5およびR6が水素、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され、ただし、R5およびR6は同時に水素ではなく;そしてR7がC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびヘテロアリールからなる群から選択され;そして
式7が以下:
Figure 2009525993
で表され、式中、
qが0または 1であり;
R1およびR2がそれぞれ、ハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシおよびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシからなる群から独立して選択され;
R3がC1-8-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、場合により置換されるアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、場合により置換されるアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、場合により置換されるアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR4R5-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR4R5-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、NR4R5-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;式中
R4およびR5がそれぞれ、水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)から選択され;そして
式8が以下:
Figure 2009525993
で表され、式中、
qが0または 1であり;
R1およびR2が水素および場合により置換されるアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され;ただし、R1およびR2は両方とも水素ではないことを条件とするか、またはR1およびR2がこれらが連結する窒素と一緒に、場合によりさらなるヘテロ原子を含有する5〜7員環を形成し;
R3およびR4が水素、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシおよびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシからなる群から独立して選択され、ただし、R3およびR4が両方とも水素ではないことを条件とし;
R5が C1-10-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、場合により置換されるアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)および場合により置換されるアリールからなる群から選択され;そして
式9が以下:
Figure 2009525993
で表される、
前記方法に関する。
第七の態様において、本発明は、統合失調症の治療用医薬調合物の製造に、カリウムチャネル開口薬を使用する方法に関する。
第八の態様において、本発明は、選択的なKCNQチャネル開口薬であり、抗精神病薬の可能性を有する化合物をスクリーニングする方法であって、以下の段階:
a. KCNQ開口薬に関するスクリーニング;
b. 他のチャネルおよび/または受容体に対する逆スクリーニング(contra-screening);および
c. 抗精神病薬の可能性を予測するモデルにおいて化合物を試験すること
を含む、前記方法に関する。
第九の態様において、本発明は、うつ病、双極性障害、双極性うつ病または大うつ病の症状を治療または軽減する方法であって、これらの症状の治療または軽減を必要とする宿主に、KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる化合物の有効量を投与することを含む前記方法に関する。
第十の態様において、本発明は、統合失調症の症状を治療または軽減する方法であって、統合失調症の症状の治療または軽減を必要とする宿主に、KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加できる有効量の化合物、および1種またはそれ以上の抗精神病性化合物、例えば、アセナピン、ブロナンセリン、イロペリドン、パリペリドン、ビフェプルノックス、ルラシドン、オカペリドン、タルネタント、ACP 104、 SLV 310、
ACR 16、YKP 1358、GW 773812、RGH 188、SLV 314、Y-931、BL 1020、クロルプロマジン、レボメプロマジン、プロマジン、アセプロマジン、トリフルプロマジン、シアメマジン、クロルプロエタジン、ジキシラジン、フルフェナジン、ペルフェナジン、プロクロルペラジン、チオプロパザート、トリフロペラジン、アセトフェナジン、チオプロペラジン、ブタペラジン、ペラジン、ペリシアジン、チオリダジン、メソリダジン、ピポチアジン、ハロペリドール、トリフルペリドール、メルペロン、モペロン、ピパンペロン、ブロムペリドール、ベンペリドール、ドロペリドール、フルアニソン、オキシペルチン、モリンドン、セルチンドール、ジプラシドン、フルペンチキソール、クロペンチキソール、クロルプロキセン、チオチキセン、ズクロペンチキソール、フルスピリレン、ピモジド、ペンフルリドール、ロキサピン、クロザピン、オランザピン、クエチアピン、スルプリド、スルトプリド、チアプリド、レモキシプリド、アミスルプリド、ベラリプリド、レボスルピリド、プロチペンジル、リスペリドン、クロチアピン、モサプラミン、ゾテピンまたはアリピプラゾールを投与することを含む前記方法に関する。
<本発明の説明>
本発明化合物の薬理プロファイルは、現存の抗精神病化合物と比較して非常に新規なものであり、従って、これらの薬剤によって誘導される副作用を有しないことが期待される。さらに、KCNQチャネルを活性化する化合物は速い作用発現を有する。さらに、独特かつ新規な作用メカニズムは、統合失調症の陽性、陰性および認知症状の治療において有意に大きな有効性を有し、現存する抗精神病薬からの現在の利益よりも大きな割合で患者を治療することができる。さらに、コンプライアンスを改善することができる。さらに、KCNQチャネルを活性化する化合物は、うつ病または双極性障害の治療における有用性の改善を示し得る。従って、これらは、統合失調症、うつ病、双極性障害ならびに関連疾患および障害の治療に大きな進展をもたらすものである。
1つの実施態様において、本発明は統合失調症の陽性症状が軽減される方法に関し、前記陽性症状は、限定はされないが、幻覚(通常、幻聴)、妄想、思考障害、言葉および意思疎通における歪曲または誇張(distortions or exaggerations in language and communication)、解体した会話、解体した行動、緊張病性の行動および激越のうちの1種またはそれ以上を含む精神病性の特徴パターンにわたる。
別の実施態様において、本発明は統合失調症の陰性症状が軽減される方法に関し、前記陰性症状は、通常、限定はされないが、情動の平板化、失語、非社交性(asociality)、無快感症(快楽の欠如)、自発性欠如(avolition)(目標に向かった行動の開始の制限)、情動的引きこもり、抽象的思考の困難、自発性の欠如、常同的思考、無論理思考(alogia)(思考および会話の流暢さおよび量の制限)のうちの1種またはそれ以上によって特徴付けられる症候群を表す。
さらに別の実施態様において、本発明は、統合失調症の認知症状が軽減される方法に関し、前記認知症状は、限定はされないが、注意、記憶および実行機能を含む多くの認知領域にわたる機能障害を表す。
さらに別の実施態様において、本発明は、統合失調症の陽性、陰性および認知症状のうちの1種またはそれ以上が軽減される方法に関する。
さらに別の実施態様において、本発明は、緊張型サブタイプ、妄想型サブタイプ、解体型サブタイプおよび残遺型サブタイプからなる群から選択される統合失調症サブタイプのうちの1種またはそれ以上の症状が軽減される方法に関する。
さらに別の実施態様において、本発明は、前記のKCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加できる化合物が前記化合物の抗精神病薬としての可能性を予測するためのモデルにおいて有効である方法に関する。
さらに別の実施態様において、本発明は、前記モデルが急性興奮薬誘導性過剰活動試験(acute stimulant-induced hyperactivity test)、感作アンフェタミン誘導性過剰活動試験(sensitised amphetamine-induced hyperactivity test)、条件回避試験(conditioned avoidance test)、中脳辺縁DA細胞の自然発火試験(spontaneous firing of mesolimbic DA cells test)およびマウス強制水泳試験(mouse forced swim test)からなる群から選択される方法に関する。
さらに別の実施態様において、本発明は、前記化合物が前記化合物の抗精神病薬としての可能性を予測するための1種を超えるモデルにおいて有効である方法に関する。
さらに別の実施態様において、本発明は、前記化合物が統合失調症の治療用として公知である化合物の作用メカニズムに伴う副作用をほとんど示さない方法に関する。
さらに別の実施態様において、本発明は、前記の統合失調症を治療することが公知である化合物に伴う副作用がドーパミンD2受容体の変調(modulation)を介して直接媒介される方法に関する。
さらに別の実施態様において、本発明は、前記化合物が1 mg/日を超える量で投与される方法に関する。
さらに別の実施態様において、本発明は、前記化合物が5 mg/日を超える量、10 mg/日を超える量または50 mg/日を超える量で投与される方法に関する。
さらに別の実施態様において、本発明は、前記量が1日に1回または1日に1回よりも多く投与される方法に関する。
さらに別の実施態様において、本発明は、前記化合物が作用の早い発現を示す方法に関する。
さらに別の実施態様において、本発明は、前記の統合失調症の症状を治療するための公知化合物よりも早く軽減される方法に関する。
さらに別の実施態様において、本発明は、前記の統合失調症の症状が2週後に、好ましくは1週後に、より好ましくは1週間以内に、さらに好ましくは2日後に、さらに一層好ましくは2日間以内に、そして最も好ましくは1日後に軽減される方法に関する。
さらに別の実施態様において、本発明は急性期治療に関する。
さらに別の実施態様において、本発明は長期治療に関する。
さらに別の実施態様において、本発明は、前記化合物が式1、2、3、4、5、6、7、8または9で表される方法であって、
式1が以下:
Figure 2009525993
で表され、式中、
R1が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択され;
R2およびR2’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から独立して選択され;
R3が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、NR10R10’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択され;
R10およびR10’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか 、または
R10およびR10’がこれらが連結する窒素原子と一緒に場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
XがCOまたはSO2であり;
ZがOまたはNR4であり;
R4が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択されるか;または
R3およびR4がこれらが連結する窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成し、 R3およびR4および窒素原子によって形成された環が場合によりC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリールおよびアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基によって置換され;
qが0または1であり;
そして、
Yが式IIまたはIII
Figure 2009525993
で表されるヘテロアリールを表し、
式中、
WがOまたはSであり;
mが0、1、2または3であり;
nが0、1、2、3または4であり;
pが0または1であり;そして
各R5がC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、 -CO-NR6R6’、シアノ、ニトロ、-NR7R7’、-S-R8、-SO2R8、SO2OR8からなる群から独立して選択され;
式中、
R6およびR6’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびアリールからなる群から独立して選択され;
R7およびR7’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリールおよびアシルからなる群から独立して選択され;そして
R8がC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリールおよび-NR9R9’からなる群から選択され;式中、
R9およびR9’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され;そして
式2が以下:
Figure 2009525993
で表され、式中、
sが0または1であり;
UがO、S、SO2、SO2NR11 CO-OまたはCONR11であり;式中、
R11が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択されるか;または
R2およびR11 が窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
qが0または1であり;
XがCOまたはSO2であり;だだし、XがSO2である場合にqが0であることを条件とし;
ZがOまたはSであり;
R1が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;
R2が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR10R10’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびNR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;式中、
R10およびR10’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか、または
R10およびR10’が窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
ただし、R2がハロゲンまたはシアノである場合にsが0であることを条件とし;そして
sが1でありR2が水素原子またはアシルである場合にUがOまたはSであり;
R3がC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、 Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、 C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-Ar、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-Ar、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、NR12R12’、場合により置換されるNR12R12’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、場合により置換されるNR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、場合により置換されるNR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;式中、
R12およびR12’が 水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-オキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか、または
R12およびR12’が窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
ただし、R3がNR12R12’である場合にqが0であることを条件とし;
そして、
Yが式XXIV、XXV、XXVI、XXVII、XXVIII、XXXXIまたはXXXXII:
Figure 2009525993
で表される基を表し、
式中、
直線は、Yによって表される基を炭素原子に連結する結合を表し;
WがOまたはSであり;
VがN、CまたはCHであり;
TがN、NHまたはOであり;
aが0、1、2または3であり;
bが0、1、2、3または4であり;
cが0または1であり;
dが0、1、2または3であり;
eが0、1または2であり;
fが0、1、2、3、4または5であり;
gが0、1、2、3または4であり;
hが0、1、2または3であり;
jが0、1または2であり;
kが0、1、2または3であり;そして、
各R5がC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-オキシ、Ar-オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-CO-NR6R6’、シアノ、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR7R7’、S-R8およびSO2R8からなる群から独立して選択されるか、または、
2つの隣接するR5が芳香族基と一緒に、場合により1または2個のヘテロ原子を含有する5〜8員環を形成し;
R6およびR6’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびArからなる群から独立して選択され;
R7およびR7’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-Arおよびアシルからなる群から独立して選択されるか;または、
R7およびR7’ が窒素原子と一緒に場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
そして、
R8が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Arおよび-NR9R9’からなる群から選択され;R9およびR9’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され;そして
式3が以下:
Figure 2009525993
で表され、式中、
UがO、SまたはNR2’であり;
sが0または1であり;
XがCOまたはSO2であり;
ZがO、SまたはNR4であり、式中R4が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択され;
qが0または1であり;
R1およびR1’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から独立して選択され;
R2が水素、ハロゲン、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノからなる群から選択され;ただし、R2がハロゲンまたはシアノである場合にsが0であることを条件とし;
sが1であり、そしてUがNR2’である場合に、R2’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択されるか;またはR2およびR2’が一緒に、場合によりさらなる1個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
R3がC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択され;
そして、
Yが式VI、VII、VIII、IXまたはXXX:
Figure 2009525993
で表される基を表し、
式中、
直線は、Yによって表される基を窒素原子に連結する結合を表し;
WがOまたはSであり;
aが0、1、2または3であり;
bが0、1、2、3または4であり;
cが0または1であり;
dが0、1、2または3であり;
eが0、1または2であり;
fが0、1、2、3、4または5であり;
gが0、1、2、3または4であり;
hが0、1、2または3であり;そして
各R5がC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、C1-6-アルキル(アルカニル/アルケニル/アルキニル)オキシ、 ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-CO-NR6R6’、シアノ、ニトロ、-NR7R7’、-S-R8、-SO2R8およびSO2OR8からなる群から独立して選択されるか、または、2つの置換基が一緒に、場合により1または2個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
R6およびR6’が水素, C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル), C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル), C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびArからなる群から独立して選択され;
R7およびR7’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Arおよびアシルからなる群から独立して選択され;そして、
R8が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Arおよび-NR9R9’からなる群から選択され;式中R9およびR9’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され;ただし、R5がSO2OR8である場合にR8が-NR9R9’ではなく、そしてR5がSO2R8である場合にR8が水素原子ではないことを条件とし;そして
式4が以下:
Figure 2009525993
で表され、式中、
点線が任意の結合を表し;
R1およびR1’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、 ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか;または
R1およびR1’がこれらが連結する炭素原子と一緒に、場合によりさらなる1または2個のヘテロ原子を含有する3〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
sが0または1であり;
UがO、NR11、S、SO2、SO2NR11 CO-OまたはCO-NR11であり;式中R11が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択されるか;またはR2およびR11がこれらが連結する窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
R2が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-NO2、NR10R10’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびNR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;式中
R10およびR10’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか、または
R10およびR10’がこれらが連結する窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
ただし、R2がNO2、ハロゲンまたはシアノである場合にsが0であることを条件とし;そして
R2が水素原子またはアシルであり、そしてsが1である場合にUがNR11、OまたはSであることを条件とし;式中
-(U)s-R2基がインドールまたはインドリンの4または6位に連結し;
qが0または1であり;
ZがOまたはSであり;
XがCOまたはSO2であり;ただし、XがSO2である場合にqが0であることを条件とし;
R3がC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、 Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、 C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-Ar、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-Ar、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)および-NR12R12’、場合により置換されるNR12R12’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、場合により置換されるNR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、場合により置換されるNR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;
R12およびR12’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか、または
R12およびR12’がこれらが連結する窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
ただし、R3がNR12R12’である場合にqが0であることを条件とし;
そして
Yが式II、III、IV、V、VI、XXXおよびXXXI:
Figure 2009525993
で表される基を表し、
式中、
直線は、Yによって表される基を炭素原子に連結する結合を表し;
WがOまたはSであり;
TがN、NHまたはOであり;
LがN、CまたはCHであり;
aが0、1、2または3であり;
bが0、1、2、3または4であり;
cが0または1であり;
dが0、1、2または3であり;
eが0、1または2であり;
fが0、1、2、3、4または5であり;
gが0、1、2、3または4であり;
hが0、1、2または3であり;
jが0、1、2または3であり; ただし、Tが窒素原子である場合にjが0、1、2または3であることを条件とし;そしてTがNHまたは酸素原子である場合にjが0、1または2であることを条件とし;
kが0、1、2、3または4であり; そして
各R5がC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-チオ、Ar-オキシ、アシル、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-CO-NR6R6’、シアノ、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-NR7R7’、-S-R8および-SO2R8からなる群から独立して選択されるか、または、
2つの隣接するR5が、これらが連結する芳香族基と一緒に、場合により1または2個のヘテロ原子を含有する4〜8員環を形成し;
R6およびR6’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびArからなる群から独立して選択され;
R7およびR7’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Arおよびアシルからなる群から独立して選択され;
そして、
R8が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Arおよび-NR9R9’からなる群から選択され;R9およびR9’が水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され;ただし、R8が-NR9R9’である場合にR5が-S-R8ではないことを条件とし;そして
式5が以下:
Figure 2009525993
で表され、式中、
qが0または1であり;
WがOまたはSであり;
XがCOであり;
ZがOであり;
R1がハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシおよびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシからなる群から選択され;
R2がハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、場合により置換されるフェニルおよび場合により置換されるピリジルからなる群から選択され;ここでフェニルおよびピリジルが場合により、独立してハロゲン、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)またはC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)である1個またはそれ以上の置換基で置換され;
R3がC1-10-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびArからなる群から選択され;そして
R4、R5、R6およびR7がそれぞれ、水素およびArからなる群から独立して選択され;そして
式6が以下:
Figure 2009525993
で表され、式中、
ZがOまたは Sであり;
そして
qが0または1であり;
そして
R1およびR2がそれぞれ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール、ヘテロアリール、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)オキシからなる群から独立して選択され;
そして
R3がC1-8-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アミノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アミノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アミノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;
そして
R4がハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR5R6およびR7NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;R5およびR6が水素、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され、ただし、R5およびR6は同時に水素ではなく;そしてR7がC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびヘテロアリールからなる群から選択され;そして
式7が以下:
Figure 2009525993
で表され、式中、
qが0または 1であり;
R1およびR2がそれぞれ、ハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシおよびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシからなる群から独立して選択され;そして
R3がC1-8-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、場合により置換されるアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、場合により置換されるアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、場合により置換されるアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR4R5-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR4R5-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、NR4R5-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;
R4およびR5がそれぞれ、水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)から選択され;そして
式8が以下:
Figure 2009525993
で表され、式中、
qが0または 1であり;
R1およびR2が水素および場合により置換されるアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、からなる群から独立して選択され;ただし、R1およびR2は両方とも水素ではないことを条件とし、またはR1およびR2がこれらが連結する窒素と一緒に、場合によりさらなるヘテロ原子を含有する5〜7員環を形成し;
R3およびR4が水素、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシおよびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシからなる群から独立して選択され、ただし、R3およびR4が両方とも水素ではないことを条件とし;
R5が C1-10-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、場合により置換されるアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)および場合により置換されるアリールからなる群から選択され;そして
式9が以下:
Figure 2009525993
で表される、
前記方法に関する。
さらに別の実施態様において、本発明は、化合物が以下:
N-(2-アミノ-4-(4-フルオロベンジルアミノ)-フェニル) カルバミン酸エチルエステル;
2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド;
N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド;
N-(4,6-ジメチル-2-モルホリン-4-イル-ピリミジン-5-イル)-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド;
ヘキサン酸(2,6-ジフルオロ-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アミド;
2-シクロペンチル-N-(4,6-ジメチル-2-モルホリン-4-イル-ピリミジン-5-イル)-アセトアミド;
N-(2-ブロモ-4-モルホリン-4-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-プロピオンアミド;
N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド;
[2-アミノ-4-(2,4,6-トリメチル-ベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル; および
2-シクロペンチル-N-(2-メトキシ-6-メチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド、
からなる群から選択される前記方法に関する。
「KCNQカリウムチャネル」という語句は、KCNQ2、KCNQ3、KCNQ4およびKCNQ5からなる群から選択されるKCNQチャネルのうちの1つの少なくとも1つのサブユニットからなるホモメリックまたはヘテロメリックのカリウムチャネルを表す。
「KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる化合物」という語句は、KCNQカリウムチャネルを開口させるが、他のカリウムチャネルを有意な程度には増加させず、そして好ましくは他のチャネルもしくは受容体を有意な程度には調節しない化合物を表す。
チャネルもしくは受容体に関して「調節する」または「調節」という語句は、前記チャネルもしくは受容体におけるアンタゴニスト作用またはアゴニスト作用を表す。
化合物に関して「抗精神病薬の可能性」という語句は、精神障害の1つまたはそれ以上の症状を治療または軽減する可能性を有する化合物を表す。このような精神障害の1つは統合失調症である。
本明細書において使用する場合に「治療」という語句は、疾患または障害に関連して、場合により予防、抑制および改善もまた含む。
「急性期治療」という語句は、精神病の憎悪を軽減(または少なくとも緩和)するための、本発明の化合物の導入または再導入を表す。
「長期治療」という語句は、維持療法または傷害にわたる治療(life-long treatment)を表す。
「宿主」という語句は、任意の哺乳類を表す。本発明の化合物で治療される宿主、例えばヒトは、事実上、人口母集団のうちの男性または女性の任意の対象者でよく、子供、大人または高齢者に分類することもできる。これらの患者群のいずれもが本発明の実施態様に関する。
「有効量」という語句は、対象者に投与した場合に有効な応答(すなわち、研究者、獣医、医師または他の臨床家によって調べられる、組織、身体、動物またはヒトの生物学的または医学的応答)を引き起こすのに十分な化合物または医薬調合物の量/用量を表す。「有効量」は、特に疾患およびその重症度、および治療される対象者の年齢、体重、身体的状態および応答性に応じて変化する。抗精神病薬性障害(anti-psychotic disorders)治療用化合物の可能性は、インビボでの行動試験によって支持される。
抗精神病薬性障害を治療するための化合物の可能性は、前記化合物の1つが激越性の精神病性行動を制御でき、急性期の精神病的状態を緩和でき、精神病的症状を軽減でき、そして鎮静効果を奏する場合に、抗精神病薬様の作用、例えば興奮薬誘導性過剰活動の抑制、アンフェタミンに対する感作反応(過剰活動)の抑制、条件回避反応の抑制を反映するインビボ行動試験によって支持される。
統合失調症の陽性症状を治療するための化合物の可能性は、陽性症状が妄想形成および幻覚(感情的、視覚的、聴覚的)を含む統合失調症の症候群として定義される場合に、抗精神病薬様の作用、例えば興奮薬誘導性過剰活動の抑制、アンフェタミンに対する感作反応(過剰活動)、条件回避反応の抑制を反映するインビボ行動試験によって支持される。
統合失調症の陰性症状を治療するための化合物の可能性は、陰性症状が感情的不調和および退行的行動を含む統合失調症の症候群として定義される場合に、強制水泳試験、抗うつ薬様の作用を反映するインビボ行動試験におけるプラスの効果によって支持される。
治療効果の早い発現に関する化合物の可能性は、臨床的な治療効果の早い発現、すなわち特定の適応領域内で臨床的に使用される化合物で見られるよりも早い発現を奏するための化合物の可能性として定義され、これは、(慢性投与のみの後の抑制効果とは対照的に)化合物の急速な抑制効果を示す、腹側被蓋領域におけるドーパミン細胞の自然発火率のインビボでの電気生理学的評価によって支持される。
D2拮抗作用に関連する副作用がないとは、上記化合物の作用メカニズムにおけるD2受容体の直接的な関与がないことを前提として、D2受容体に関連する副作用が回避されることとして定義される。
抗双極性障害の可能性は、双極性障害、重篤な躁鬱(躁病および/またはうつ病)ならびに寛解および再発の傾向を特徴とする主要な情動障害を治療するための可能性として定義される。
抗躁薬の可能性は、躁病、一部の双極性障害エピソードスペクトルを治療するための可能性として定義され、これは抗うつ薬様の作用、例えば興奮薬誘導性過剰活動の阻害およびアンフェタミンに対する感作反応(過剰活動)の阻害を反映するインビボ行動試験によって支持される。
抗双極性うつ病の可能性は、双極性うつ病、一部の双極性障害エピソードスペクトルを治療するための可能性として定義され、これは強制水泳試験、抗うつ薬様の作用を反映するインビボ行動試験におけるプラスの効果によって支持される。
抗うつ薬の可能性は、大うつ病を患う患者を治療するための可能性として定義され、これは強制水泳試験、抗うつ薬様の作用を反映するインビボ行動試験におけるプラスの効果によって支持される。
急性興奮薬誘導性過剰活動試験(acute stimulant-induced hyperactivity test)は、アンフェタミン-スルフェートの急性皮下注射を施して自発運動を増加させた(精神病様行動)ラットを対象とするインビボ試験として定義され、自発運動の増加は抗精神病薬および抗躁薬化合物によって反転し得る。
感作アンフェタミン誘導性過剰活動試験は、アンフェタミンで断続的に処理され、アンフェタミン-スルフェートのその後の投与に感作された(自発運動応答の亢進)マウスを対象とするインビボ試験として定義される。亢進した応答は、抗精神病薬および抗躁薬化合物によって反転し得る。
中脳辺縁DA細胞の自然発火試験は、麻酔を施したラットを対象とし、腹側被蓋領域におけるドーパミンニューロンの自然発火率を評価するインビボ試験として定義される。
強制水泳試験は、マウスを対象とし、水中につけている間の不動時間を短い実験期間(分)の間に評価するインビボ試験として定義される。抗うつ薬化合物はこのような行動を軽減する。
式1の化合物は国際公開第2004/058739号パンフレットに記載されるように製造することができる。
式2の化合物は国際公開第2004/082677号パンフレットに記載されるように製造することができる。
式3の化合物は国際公開第2004/080950号パンフレットに記載されるように製造することができる。
式4の化合物は国際公開第2004/096767号パンフレットに記載されるように製造することができる。
式5の化合物は国際公開第2005/087754号パンフレットに記載されるように製造することができる。
式6の化合物は国際公開第2006/029623号パンフレットに記載されるように製造することができる。
式7の化合物は国際公開第2006/092143号パンフレットに記載されるように製造することができる。
式8の化合物はPCT出願PCT/DK06/050039に記載されるように製造することができる。
式9の化合物は欧州特許第554543号明細書に記載されるように製造することができる。
別の実施態様において、本発明は式1の化合物に関し、該化合物は以下の群から選択される:
{2-アミノ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-メチル-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(5-メチル-チオフェン-2-イルメチル)-メチル-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(6-クロロ-3-メトキシ-ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(5-メチル-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(4-ブロモ-3-メトキシ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(5-フェニル-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(3-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; (2-アミノ-4-{[4-(4-クロロ-ベンゼンスルホニル)-3-メチル-チオフェン-2-イルメチル]-アミノ}-フェニル)-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(3-メチル-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(5-フルオロ-ベンゾフラン-3-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(4-ブロモ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(5-エチル-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(チオフェン-3-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-エチル-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(ベンゾ[b]チオフェン-3-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(5-ジメチル-アミノ-ベンゾ[b]チオフェン-3-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(5-ジメチルアミノ-3-メチル-ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(5-フルオロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {2-アミノ-4-[(ベンゾ[b]チオフェン-3-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; N-{2-アミノ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)アミノ]フェニル}-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド; およびN-{2-アミノ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)アミノ]フェニル}-3,3-ジメチル-ブチルアミド、またはこれらの薬学的に許容される塩。
別の実施態様において、本発明は式2の化合物に関し、該化合物は以下の群から選択される:
{4-[(ベンゾフラン-2-イルメチル)-アミノ]-2-メチルフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル;
{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-メチルフェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {4-[(ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-メチルフェニル}-カルバミン酸エチルエステル;{2-メチル-4-[(5-フェニル-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; [4-(4-イソプロピル-ベンジルアミノ)-2-メチルフェニル]-カルバミン酸エチルエステル; [4-(4-フルオロ-ベンジルアミノ)-2-メチルフェニル]-カルバミン酸プロピルエステル;
(4-{[4-(4-クロロ-ベンゼンスルホニル)-3-メチル-チオフェン-2-イルメチル]-アミノ}-2-メチルフェニル)-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(5-メチル-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-メチルフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-メチルフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-メチルフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-メチルフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル;
{2-メチル-4-[(5-フェニル-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; [4-(4-イソプロピル-ベンジルアミノ)-2-メチルフェニル]-カルバミン酸プロピルエステル;
{4-[(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-クロロフェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-クロロフェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {4-[(ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-クロロフェニル}-カルバミン酸エチルエステル; [2-クロロ-4-(4-イソプロピル-ベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル; [2-クロロ-4-(4-フルオロ-ベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸プロピルエステル;
2-クロロ-4-{[4-(4-クロロ-ベンゼンスルホニル)-3-メチル-チオフェン-2-イルメチル]-アミノ}-フェニル)-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(5-メチル-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-クロロフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-クロロフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-クロロフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル;
{4-[(ベンゾフラン-2-イルメチル)-アミノ]-2-クロロフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル;
{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-シアノフェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {4-[(ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-メトキシフェニル}-カルバミン酸メチルエステル; {4-[(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-メトキシフェニル}-カルバミン酸イソプロピルエステル; {4-[(4-フルオロ-ベンジル)-(メチル)アミノ]-2-メトキシフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; [4-(ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル-(メチル)アミノ)-2-メトキシ-フェニル]-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メトキシ-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メトキシ-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル;
{2-メトキシ-4-[メチル-(5-メチル-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(4-フルオロベンジル)-(メチル)-アミノ]-2-イソプロポキシフェニル}-カルバミン酸エチルエステル; [4-(3-フルオロベンジルアミノ)-2-メトキシフェニル]-カルバミン酸エチルエステル; [4-(4-イソプロピルベンジルアミノ)-2-メトキシフェニル]-カルバミン酸エチルエステル; {2-メトキシ-4-[(3-メチルチオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; [4-(2,4-ジフルオロベンジルアミノ)-2-メトキシフェニル]-カルバミン酸エチルエステル; [2-シクロペンチルオキシ-4-(4-メトキシベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル; [2-シクロペンチルオキシ-4-(3-フルオロ-2-メチルベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル; [4-(3-フルオロ-2-メチルベンジルアミノ)-2-フェネチルオキシフェニル]-カルバミン酸エチルエステル; [2-ベンジルオキシ-4-(3-フルオロ-2-メチルベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル; [2-ベンジルオキシ-4-(4-メチルスルファニルベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル; {4-[(ベンゾ[b]チオフェン-3-イルメチル)-アミノ]-2-シクロペンチルオキシフェニル}-カルバミン酸エチルエステル; [4-(3-フルオロ-2-メチルベンジルアミノ)-2-イソプロポキシフェニル]-カルバミン酸エチルエステル; [2-ベンジルオキシ-4-(3-メトキシベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル; {4-[(ベンゾ[1,3]ジオキソール-5-イルメチル)-アミノ]-2-イソプロポキシフェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {4-[(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; [2-シアノ-4-(4-イソプロピルベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル; {4-[(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メチルフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(4-イソプロピルベンジル)-(メチル)アミノ]-2-メチルフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {2-メチル-4-[メチル-(4-トリフルオロメチル-ベンジル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {2-メチル-4-[メチル-(4-メチルスルファニル-ベンジル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(4-tert-ブチル-ベンジル)-(メチル)アミノ]-2-クロロフェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-クロロ-4-[メチル-(4-トリフルオロメチル-ベンジル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-クロロ-4-[メチル-(4-メチルスルファニル-ベンジル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル;
{4-[(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-クロロフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(4-tert-ブチル-ベンジル)-(メチル)アミノ]-2-クロロフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {2-クロロ-4-[メチル-(4-トリフルオロメチル-ベンジル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-トリフルオロメチル-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル;
{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-トリフルオロメチル-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {4-[(4-イソプロピル-ベンジル)-(メチル)アミノ]-2-トリフルオロメチル-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {4-[(4-tert-ブチル-ベンジル)-(メチル)アミノ]-2-トリフルオロメチル-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {4-[メチル-(4-トリフルオロメチル-ベンジル)-アミノ]-2-トリフルオロメチル-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル;
{4-[メチル-(4-メチルスルファニル-ベンジル)-アミノ]-2-トリフルオロメチル-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {4-[(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-トリフルオロメチル-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-トリフルオロメチル-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル;
{4-[(4-イソプロピル-ベンジル)-(メチル)アミノ]-2-トリフルオロメチル-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(4-tert-ブチル-ベンジル)-(メチル)アミノ]-2-トリフルオロメチル-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[メチル-(4-トリフルオロメチル-ベンジル)-アミノ]-2-トリフルオロメチル-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[メチル-(4-メチルスルファニル-ベンジル)-アミノ]-2-トリフルオロメチル-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-シアノフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(4-tert-ブチル-ベンジル)-(メチル)アミノ]-2-シアノフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {2-シアノ-4-[メチル-(4-トリフルオロメチル-ベンジル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {2-ブロモ-4-[(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {2-ブロモ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {2-ブロモ-4-[(4-イソプロピルベンジル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {2-ブロモ-4-[(4-tert-ブチル-ベンジル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {2-ブロモ-4-[メチル-(4-トリフルオロメチル-ベンジル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; [2-ヨード-4-(4-イソプロピル-ベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸プロピルエステル; [4-(4-tert-ブチル-ベンジルアミノ)-2-ヨードフェニル]-カルバミン酸プロピルエステル; [2-ヨード-4-(4-トリフルオロメチル-ベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸プロピルエステル; [2-ヨード-4-(4-メチルスルファニル-ベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸プロピルエステル; {2-ヨード-4-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-ベンジルアミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル;
{4-[(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-トリフルオロメチル-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-トリフルオロメチル-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; [4-(4-tert-ブチル-ベンジルアミノ)-2-トリフルオロメチル-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル; [4-(4-メチルスルファニル-ベンジルアミノ)-2-トリフルオロメチル-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル; {4-[(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-トリフルオロメチル-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; [4-(4-イソプロピルベンジルアミノ)-2-トリフルオロメチル-フェニル]-カルバミン酸プロピルエステル; [4-(4-tert-ブチル-ベンジルアミノ)-2-トリフルオロメチル-フェニル]-カルバミン酸プロピルエステル; [2-トリフルオロメチル-4-(4-トリフルオロメチル-ベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸プロピルエステル; [4-(4-ジメチルアミノ-ベンジルアミノ)-2-トリフルオロメチル-フェニル]-カルバミン酸プロピルエステル;
[4-(4-メチルスルファニル-ベンジルアミノ)-2-トリフルオロメチル-フェニル]-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-シアノフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-シアノフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; [2-シアノ-4-(4-トリフルオロメチル-ベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸プロピルエステル; {2-ブロモ-4-[(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {2-ブロモ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; [2-ブロモ-4-(4-イソプロピルベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸プロピルエステル; [2-ブロモ-4-(4-tert-ブチル-ベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸プロピルエステル; [2-ブロモ-4-(4-トリフルオロメチル-ベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸プロピルエステル; [2-ブロモ-4-(4-メチルスルファニル-ベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸プロピルエステル; N-{4-[(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-メトキシフェニル}-ブチルアミド; N-{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-メトキシフェニル}-ブチルアミド; N-[4-(4-イソプロピルベンジルアミノ)-2-メトキシフェニル]-ブチルアミド;
N-[4-(4-tert-ブチル-ベンジルアミノ)-2-メトキシフェニル]-ブチルアミド; N-[2-メトキシ-4-(4-トリフルオロメチル-ベンジルアミノ)-フェニル]-ブチルアミド; {4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-フラン-2-イル-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; [2-フラン-2-イル-4-(4-イソプロピルベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸プロピルエステル; [5-(4-フルオロベンジルアミノ)-ビフェニル-2-イル]-カルバミン酸プロピルエステル; {5-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-ビフェニル-2-イル}-カルバミン酸プロピルエステル; [5-(4-イソプロピルベンジルアミノ)-ビフェニル-2-イル]-カルバミン酸プロピルエステル; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-2-フェニルアセトアミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-3,3-ジメチルブチルアミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-3-フェニルプロピオンアミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-ブチルアミド; ペンタン酸{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-アミド; シクロプロパンカルボン酸{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-アミド; シクロブタンカルボン酸{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-アミド; シクロペンタンカルボン酸{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-アミド; シクロヘキサンカルボン酸{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-アミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-2-チオフェン-2-イル-アセトアミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-2-(3-メトキシ-フェニル)-アセトアミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-2-(4-クロロ-フェニル)-アセトアミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-2-(4-メトキシ-フェニル)-アセトアミド;
N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-3-シクロヘキシルプロピオンアミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-2,2-ジメチルプロピオンアミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-2-フェノキシアセトアミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-2-フェニルアセトアミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-3,3-ジメチルブチルアミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-ブチルアミド; ペンタン酸{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-アミド; シクロプロパンカルボン酸{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-アミド; シクロブタンカルボン酸{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-アミド; シクロペンタンカルボン酸{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-アミド; シクロヘキサンカルボン酸{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-アミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-2-チオフェン-2-イル-アセトアミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-2-(3-メトキシフェニル)-アセトアミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-2-(4-クロロフェニル)-アセトアミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-2-(4-メトキシフェニル)-アセトアミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-2-(4-フルオロフェニル)-アセトアミド; 2,3-ジヒドロ-ベンゾ[1,4]ジオキシン-6-カルボン酸{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-アミド; 2,3-ジヒドロ-ベンゾフラン-5-カルボン酸{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-アミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-3-シクロヘキシルプロピオンアミド; N-{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メチル-フェニル}-2,2-ジメチルプロピオンアミド; N-{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メチル-フェニル}-2-フェニルアセトアミド; N-{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メチル-フェニル}-3,3-ジメチルブチルアミド; N-{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メチル-フェニル}-3-フェニルプロピオンアミド; N-{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メチル-フェニル}-ブチルアミド; 2,2,2-トリクロロ-N-{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メチル-フェニル}-アセトアミド; シクロプロパンカルボン酸{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メチル-フェニル}-アミド; シクロブタンカルボン酸{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メチルフェニル}-アミド; シクロペンタンカルボン酸{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メチルフェニル}-アミド; シクロヘキサンカルボン酸{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メチルフェニル}-アミド; N-{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メチルフェニル}-2-チオフェン-2-イル-アセトアミド; N-{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メチルフェニル}-2-(3-メトキシフェニル)-アセトアミド; N-{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メチルフェニル}-マロンアミド酸メチルエステル;
2-(4-クロロフェニル)-N-{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メチルフェニル}-アセトアミド; N-{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メチルフェニル}-2-(4-メトキシフェニル)-アセトアミド; N-{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メチルフェニル}-2-(4-フルオロフェニル)-アセトアミド; N-{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メチルフェニル}-3-シクロヘキシルプロピオンアミド; {2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-カルバミン酸フェニルエステル; {2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-カルバミン酸ベンジルエステル; {2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-カルバミン酸イソブチルエステル; {2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-カルバミン酸ブチルエステル; {2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-カルバミン酸ヘキシルエステル; {2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-カルバミン酸4-ニトロベンジルエステル; {2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-カルバミン酸ブタ-3-エニルエステル; {2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-カルバミン酸ブタ-2-イニルエステル; {2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-カルバミン酸2,2-ジメチルプロピルエステル; {2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-カルバミン酸2-クロロベンジルエステル; {2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-カルバミン酸3-クロロプロピルエステル; {2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-カルバミン酸2-ベンジルオキシエチルエステル; 3-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-1-メチル-1-プロピル-ウレア; 1-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-3-(2-フルオロフェニル)-ウレア; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-2,2,2-トリフルオロアセトアミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-2,2,2-トリフルオロアセトアミド;
N-{5-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-4'-ジメチルアミノ-ビフェニル-2-イル}-2-(4-フルオロフェニル)-アセトアミド; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-2-(4-クロロフェニル)-アセトアミド; [4-(3-フルオロ-4-トリフルオロメチル-ベンジルアミノ)-2-メチルフェニル]-カルバミン酸エチルエステル; 2-(4-フルオロフェニル)-N-{2-メチル-4-[(6-p-トリルオキシピリジン-3-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-アセトアミド; N-[2-メチル-4-(4-トリフルオロメチル-ベンジルアミノ)-フェニル]-ブチルアミド;
2-(4-フルオロフェニル)-N-{2-メチル-4-[(6-トリフルオロメチルピリジン-3-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-アセトアミド; ペンタン酸{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-2-メチルフェニル}-アミド; 3,3-ジメチル-N-{2-メチル-4-[(6-p-トリルオキシピリジン-3-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-ブチルアミド; [2-メチル-4-(4-トリフルオロメチル-ベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル; N-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-2-(4-クロロフェニル)-プロピオンアミド; [4-(4-クロロ-ベンジルアミノ)-2-メチルフェニル]-カルバミン酸エチルエステル; {4-[(6-メトキシ-ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-メチルフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; {4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-キノリン-3-イル-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {4-[(5-ジメチルアミノ-3-メチル-ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-メチルフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル;
3,3-ジメチル-N-{2-メチル-4-[(6-トリフルオロメチルピリジン-3-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-ブチルアミド; N-(4-{[6-(4-シアノフェノキシ)-ピリジン-3-イルメチル]-アミノ}-2-メチルフェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-アセトアミド; {2-ベンジルオキシ-4-[(4-フルオロベンジル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-チオカルバミン酸S-エチルエステル; {2-シクロペンチルオキシ-4-[(4-フルオロベンジル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-チオカルバミン酸S-エチルエステル; N-{4-[(6-エステル-3-イルメチル)-アミノ]-2-メチルフェニル}-2-(4-フルオロフェニル)-アセトアミド;
{4-[(7-ジメチルアミノ-ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-メチルフェニル}-カルバミン酸プロピルエステル; 1-{2-シクロペンチルオキシ-4-[(4-フルオロベンジル)-(メチル)アミノ]-フェニル}-3-エチル-ウレア; 2-アミノ-4-メチル-ペンタン酸[2-メチル-4-(4-トリフルオロメチル-ベンジルアミノ)-フェニル]-アミド; {4-[(6-メトキシ-ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-メチルフェニル}-カルバミン酸エチルエステル; 2-アミノ-4-メチル-ペンタン酸[2-メチル-4-(4-トリフルオロメチル-ベンジルアミノ)-フェニル]-アミド; 2-(4-フルオロフェニル)-N-{2-メチル-4-[(4-メチル-2-フェニルピリミジン-5-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-アセトアミド; 3,3-ジメチル-N-{2-メチル-4-[(2-フェニルピリミジン-5-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-ブチルアミド; {4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-ピリジン-3-イル-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; 1-アミノ-シクロプロパンカルボン酸[2-メチル-4-(4-トリフルオロメチル-ベンジルアミノ)-フェニル]-アミド; {4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-ピリジン-4-イル-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; N-[2-メチル-4-(4-トリフルオロメチル-ベンジルアミノ)-フェニル]-2-ピペリジン-1-イル-アセトアミド; N-(4-{[5-(4-クロロフェノキシ)-1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イルメチル]-アミノ}-2-メチルフェニル)-2,2-ジメチルプロピオンアミド; 2,2-ジメチル-N-{2-メチル-4-[(6-フェノキシピリジン-3-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-プロピオンアミド; N-[2-メチル-4-(4-トリフルオロメチル-ベンジルアミノ)-フェニル]-2-ピロリジン-1-イル-アセトアミド; [4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-(6-メトキシピリジン-3-イル)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル; 4-[(3-メチル-4-プロポキシカルボニルアミノ-フェニルアミノ)-メチル]-安息香酸メチルエステル; N-[2-メチル-4-(4-トリフルオロメチル-ベンジルアミノ)-フェニル]-2-モルホリン-4-イル-アセトアミド;
2,2-ジメチル-N-{2-メチル-4-[(3-メチル-5-フェニルイソキサゾール-4-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-プロピオンアミド; {4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-ヨードフェニル}-カルバミン酸エチルエステル; N-{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-ヨードフェニル}-2-(4-フルオロフェニル)-アセトアミド;および{4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2-キノリン-5-イル-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル、またはこれらの薬学的に許容される塩。
別の実施態様において、本発明は式3の化合物に関し、該化合物は以下の群から選択される:
{2-アミノ-4-[(4-tert-ブチルフェニルアミノ)-メチル]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; (2-アミノ-4-フェニルアミノメチル-フェニル)-カルバミン酸エチルエステル; [2-アミノ-4-(ナフタレン-2-イルアミノメチル)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル; [2-アミノ-4-(p-トリルアミノ-メチル)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(4-トリフルオロメチルフェニルアミノ)-メチル]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(4-クロロフェニルアミノ)-メチル]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(3-フルオロフェニルアミノ)-メチル]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(4-フルオロフェニルアミノ)-メチル]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(2-フルオロフェニルアミノ)-メチル]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; [2-アミノ-4-(ビフェニル-4-イルアミノメチル)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(2,4-ジフルオロフェニルアミノ)-メチル]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(4-メトキシフェニルアミノ)-メチル]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(4-シクロヘキシルフェニルアミノ)-メチル]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; [2-アミノ-4-(インダン-5-イルアミノメチル)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(4-イソプロピルフェニルアミノ)-メチル]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(4-ブチルフェニルアミノ)-メチル]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(4-クロロ-3-フルオロフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(2,4-ジクロロフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(2,3-ジクロロフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(3,5-ジクロロフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(3,4-ジクロロフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(3-トリフルオロメチルフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(3-フルオロ-4-トリフルオロメチルフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(3,4-ジフルオロフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(4-シアノフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(4-フルオロ-3-トリフルオロメチルフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(3-クロロ-4-メチルフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[(3-クロロフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; [2-アミノ-4-(m-トリルアミノメチル)フェニル]カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[1-(4-クロロフェニルアミノ)エチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {2-アミノ-4-[1-(4-トリフルオロメチルフェニルアミノ)エチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; N-{2-アミノ-4-[(3-フルオロフェニルアミノ)メチル]フェニル}-2,2-ジメチルプロピオンアミド; {4-[(4-クロロフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {4-[(4-トリフルオロメチルフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {4-[1-(4-クロロフェニルアミノ)エチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {4-[(4-フルオロフェニルアミノ)メチル]-2-メチルフェニル}カルバミン酸エチルエステル; {4-[(4-クロロフェニルアミノ)メチル]-2-メチルフェニル}カルバミン酸エチルエステル; {2-メチル-4-[(4-トリフルオロメチルフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {4-[(3,4-ジフルオロフェニルアミノ)メチル]-2-メチルフェニル}カルバミン酸エチルエステル; {4-[(3-フルオロフェニルアミノ)メチル]-2-メチルフェニル}カルバミン酸エチルエステル; {2-クロロ-4-[(4-クロロフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {2-クロロ-4-[(4-トリフルオロメチル-フェニルアミノ)-メチル]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル; {2-クロロ-4-[(4-フルオロフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {2-クロロ-4-[(3-フルオロフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {2-クロロ-4-[(3,4-ジクロロフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {2-クロロ-4-[(4-クロロ-3-フルオロフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {4-[(4-クロロフェニルアミノ)メチル]-2-フルオロフェニル}カルバミン酸エチルエステル; {4-[(4-クロロ-3-フルオロフェニルアミノ)メチル]-2-フルオロフェニル}カルバミン酸エチルエステル; {2-フルオロ-4-[(4-トリフルオロメチルフェニルアミノ)メチル]フェニル}カルバミン酸エチルエステル; {4'-ジメチルアミノ-5-[(3-フルオロフェニルアミノ)メチル]ビフェニル-2-イル}カルバミン酸エチルエステル; {4'-ジメチルアミノ-5-[(4-トリフルオロメチルフェニルアミノ)メチル]ビフェニル-2-イル}カルバミン酸エチルエステル; {4'-クロロ-5-[(3-フルオロフェニルアミノ)メチル]ビフェニル-2-イル}カルバミン酸エチルエステル; {4'-クロロ-5-[(4-トリフルオロメチルフェニルアミノ)メチル]ビフェニル-2-イル}カルバミン酸エチルエステル; N-{4-[(4-クロロフェニルアミノ)メチル]フェニル}ブチルアミド; N-{4-[(3,4-ジクロロフェニルアミノ)メチル]フェニル}ブチルアミド; N-{4-[(4-クロロ-3-フルオロフェニルアミノ)メチル]フェニル}ブチルアミド; N-{4[(4-フルオロ-フェニルアミノ)メチル]-2-メチルフェニル}ブチルアミド; N-{4[(3-フルオロフェニルアミノ)メチル]-2-メチルフェニル}ブチルアミド; N-{4-[(4-クロロフェニルアミノ)メチル]-2-メチルフェニル}ブチルアミド; N-{4-[(3,4-ジクロロフェニルアミノ)メチル]-2-メチルフェニル}ブチルアミド; N-{4-[(4-クロロ-3-フルオロフェニルアミノ)メチル]-2-メチルフェニル}ブチルアミド; N-{2-クロロ-4-[(4-トリフルオロメチルフェニルアミノ)メチル]フェニル}ブチルアミド; N-{2-クロロ-4-[(4-フルオロフェニルアミノ)メチル]フェニル}ブチルアミド; N-{2-クロロ-4-[(3-フルオロフェニルアミノ)メチル]フェニル}ブチルアミド; N-{2-クロロ-4-[(4-クロロフェニルアミノ)メチル]フェニル}ブチルアミド; N-{2-クロロ-4-[(3,4-ジクロロフェニルアミノ)メチル]フェニル}ブチルアミド; N-{2-クロロ-4-[(4-クロロ-3-フルオロフェニルアミノ)メチル]フェニル}ブチルアミド; N-{2-フルオロ-4-[(3-フルオロフェニルアミノ)メチル]フェニル}ブチルアミド; N-{4-[(4-クロロフェニルアミノ)メチル]-2-フルオロフェニル}ブチルアミド; N-{2-フルオロ-4-[(4-トリフルオロメチルフェニルアミノ)メチル]フェニル}ブチルアミド; N-{4-[(3,4-ジクロロフェニルアミノ)メチル]-2-フルオロフェニル}ブチルアミド; およびN-{4-[(4-クロロ-3-フルオロフェニルアミノ)メチル]-2-フルオロフェニル}ブチルアミド、またはこれらの薬学的に許容される塩。
別の実施態様において、本発明は式4の化合物に関し、該化合物は以下の群から選択される:
N-[4-クロロ-1-(4-トリフルオロメチルベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3,3-ジメチルブチルアミド; N-[4-クロロ-1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3,3-ジメチルブチルアミド; [1-(4-フルオロベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-カルバミン酸プロピルエステル; N-[1-(4-フルオロベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-C-フェニル-メタンスルホンアミド; 4-フルオロ-N-[1-(4-フルオロベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-ベンズアミド; N-[1-(4-フルオロベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3,3-ジメチルブチルアミド; N-[1-(4-フルオロベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-2-チオフェン-2-イルアセトアミド; N-[1-(4-フルオロベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-2-(4-フルオロフェニル)-アセトアミド; 3-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-1,1-ジイソプロピルウレア; モルホリン-4-カルボン酸[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-アミド; ピロリジン-1-カルボン酸[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-アミド; [1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-カルバミン酸2-ベンジルオキシエチルエステル; 3-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-1-メチル-1-プロピルウレア; [1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-カルバミン酸tert-ブチルエステル; N-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-C-フェニル-メタンスルホンアミド; ブタン-1-スルホン酸[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-アミド; N-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-4-フルオロベンズアミド; N-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-2,2-ジメチルプロピオンアミド; N-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-2-フェノキシアセトアミド; N-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3,3-ジメチルブチルアミド; N-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-ブチルアミド; シクロペンタンカルボン酸[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-アミド; N-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-2-チオフェン-2-イルアセトアミド; N-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-イソニコチンアミド; N-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-4-ジメチルアミノベンズアミド; N-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-2-(4-フルオロフェニル)-アセトアミド; N-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-6-トリフルオロメチルニコチンアミド; 1-tert-ブチル-3-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-ウレア; 1-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3-エチルウレア; 1-ベンジル-3-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-ウレア; 1-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3-フェネチルウレア; 1-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3-チオフェン-2-イルウレア; 1-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3-チオフェン-3-イルウレア; [1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-カルバミン酸プロピルエステル; 2,2-ジメチル-N-[6-ニトロ-1-(4-トリフルオロメチルベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-プロピオンアミド; N-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-6-ニトロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-2,2-ジメチルプロピオンアミド; 2-(4-フルオロフェニル)-N-[6-ニトロ-1-(4-トリフルオロメチルベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-アセトアミド; N-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-6-ニトロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-2-(4-フルオロフェニル)-アセトアミド; N-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-6-ニトロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3,3-ジメチルブチルアミド; N-[6-アミノ-1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3,3-ジメチルブチルアミド; N-[6-アミノ-1-(4-トリフルオロメチルベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-2,2-ジメチルプロピオンアミド; N-[6-アミノ-1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-2,2-ジメチルプロピオンアミド; N-[6-アミノ-1-(4-トリフルオロメチルベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-2-(4-フルオロフェニル)-アセトアミド; N-[6-アミノ-1-(4-トリフルオロメチルベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3,3-ジメチルブチルアミド; N-[6-アミノ-1-(4-フルオロベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3,3-ジメチルブチルアミド; N-[6-アミノ-1-(3-フルオロ-4-トリフルオロメチルベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3,3-ジメチルブチルアミド; N-[1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-1H-インドール-5-イル]-3,3-ジメチルブチルアミド; N-[6-ブロモ-1-(4-トリフルオロメチルベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3,3-ジメチルブチルアミド; N-[6-ブロモ-1-(5-クロロチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3,3-ジメチルブチルアミド; N-[1-(4-クロロベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3,3-ジメチルブチルアミド; 3,3-ジメチル-N-[1-(4-トリフルオロメチルベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-ブチルアミド; N-[1-(4-イソプロピルベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3,3-ジメチルブチルアミド; N-[1-(3-フルオロ-4-トリフルオロメチルベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3,3-ジメチルブチルアミド; N-[1-(6-クロロベンゾ[1,3]ジオキソール-5-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3,3-ジメチルブチルアミド; N-[1-(3,5-ジメチル-1-フェニル-1H-ピラゾール-4-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3,3-ジメチルブチルアミド; N-[1-(2-クロロ-5-トリフルオロメチルベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3,3-ジメチルブチルアミド; N-{1-[5-(4-クロロフェノキシ)-1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イルメチル]-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル}-3,3-ジメチルブチルアミド; 3,3-ジメチル-N-[1-(6-p-トリルオキシ-ピリジン-3-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-ブチルアミド; N-{1-[6-(4-クロロフェニルスルファニル)-ピリジン-3-イルメチル]-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル}-3,3-ジメチルブチルアミド; N-{1-[6-(4-シアノフェノキシ)-ピリジン-3-イルメチル]-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル}-3,3-ジメチルブチルアミド; 3,3-ジメチル-N-[1-(6-トリフルオロメチルピリジン-3-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-ブチルアミド; 3,3-ジメチル-N-[1-(3-メチル-ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-ブチルアミド; N-[1-(6-フルオロ-4H-ベンゾ[1,3]ジオキシン-8-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-3,3-ジメチルブチルアミド; 3,3-ジメチル-N-[1-(6-フェノキシピリジン-3-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-ブチルアミド; 3,3-ジメチル-N-[1-(3-メチル-5-フェニル-イソキサゾール-4-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-ブチルアミド; N-(1-ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-3,3-ジメチルブチルアミド; N-{1-[1-(4-フルオロフェニル)-5-メチル-1H-ピラゾール-4-イルメチル]-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル}-3,3-ジメチルブチルアミド; 3,3-ジメチル-N-[1-(5-メチルチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-ブチルアミド; 3,3-ジメチル-N-[1-(4-ピロール-1-イル-ベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-ブチルアミド; N-[1-(4-クロロベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-2-(4-フルオロフェニル)-アセトアミド; 2-(4-フルオロフェニル)-N-[1-(4-トリフルオロメチルベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-アセトアミド; 2-(4-フルオロフェニル)-N-[1-(4-イソプロピルベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-アセトアミド; 2-(4-フルオロフェニル)-N-[1-(3-フルオロ-4-トリフルオロメチルベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-アセトアミド; N-[1-(6-クロロベンゾ[1,3]ジオキソール-5-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-2-(4-フルオロフェニル)-アセトアミド; N-[1-(3,5-ジメチル-1-フェニル-1H-ピラゾール-4-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-2-(4-フルオロフェニル)-アセトアミド; N-[1-(2-クロロ-5-トリフルオロメチルベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-2-(4-フルオロフェニル)-アセトアミド; N-{1-[5-(4-クロロフェノキシ)-1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イルメチル]-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル}-2-(4-フルオロフェニル)-アセトアミド; N-{1-[6-(4-シアノフェノキシ)-ピリジン-3-イルメチル]-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル}-2-(4-フルオロフェニル)-アセトアミド; 2-(4-フルオロフェニル)-N-[1-(3-メチル-ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-アセトアミド; N-[1-(6-フルオロ-4H-ベンゾ[1,3]ジオキシン-8-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-2-(4-フルオロフェニル)-アセトアミド; 2-(4-フルオロフェニル)-N-[1-(6-フェノキシピリジン-3-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-アセトアミド; N-(1-ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-2-(4-フルオロフェニル)-アセトアミド; 2-(4-フルオロフェニル)-N-{1-[1-(4-フルオロフェニル)-5-メチル-1H-ピラゾール-4-イルメチル]-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル}-アセトアミド; 2-(4-フルオロフェニル)-N-[1-(5-メチルチオフェン-2-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-アセトアミド; および2-(4-フルオロフェニル)-N-[1-(4-ピロール-1-イル-ベンジル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-アセトアミド、またはこれらの薬学的に許容される塩。
別の実施態様において、本発明は、式5の化合物に関し、該化合物は以下の群から選択される:
N-(2-ブロモ-4-モルホリン-4-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド; 2-シクロペンチル-N-(2-ブロモ-6-トリフルオロメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; N-(2-ブロモ-4-モルホリン-4-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-3-シクロペンチル-プロピオンアミド; N-(2-クロロ-6-シアノ-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3-シクロヘキシル-プロピオンアミド; 2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-チオモルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; 2-シクロペンチル-N-[2,6-ジメチル-4-(2-フェニル-モルホリン-4-イル)-フェニル]-アセトアミド; 2-シクロペンチル-N-[2,6-ジメチル-4-(2-フェニル-チオモルホリン-4-イル)-フェニル]-アセトアミド; 2-シクロペンチル-N-[2,6-ジメチル-4-(3-ピリジン-3-イル-チオモルホリン-4-イル)-フェニル]-アセトアミド; 2-シクロペンチル-N-{2,6-ジメチル-4-[2-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-チオモルホリン-4-イル]-フェニル}-アセトアミド; N-{4-[2-(2-クロロ-フェニル)-チオモルホリン-4-イル]-2,6-ジメチル-フェニル}-2-シクロペンチル-アセトアミド; 2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; 2-シクロヘキシル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; 3-(3,4-ジフルオロ-フェニル)-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-プロピオンアミド; 2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; (2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-カルバミン酸ブチルエステル; 2-(4-クロロ-フェニル)-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; 2,3-ジヒドロ-ベンゾフラン-2-カルボン酸(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アミド; 3-シクロヘキシル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-プロピオンアミド; 3-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-プロピオンアミド;N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド; N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-2-チオフェン-2-イル-アセトアミド; N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド; ヘキサン酸(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アミド; 2-シクロヘプチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; (2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-カルバミン酸ベンジルエステル; (2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-カルバミン酸2-クロロ-ベンジルエステル; 3,5,5-トリメチル-ヘキサン酸(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アミド; オクタン酸(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アミド; ヘプタン酸(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アミド; N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-2-フェニル-アセトアミド; 2-(3,4-ジクロロ-フェニル)-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; 2-(4-アリルオキシ-3-クロロ-フェニル)-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-2-(3-トリフルオロメチル-フェニル)-アセトアミド; N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-2-ナフタレン-2-イル-アセトアミド; 3-(3-クロロ-フェニル)-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-プロピオンアミド; N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-2-(3,4-ジメチル-フェニル)-アセトアミド; 2-(3-ブロモ-フェニル)-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; 2-(3-クロロ-フェニル)-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-2-p-トリル-アセトアミド; N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-2-m-トリル-アセトアミド; 2-(3,4-ジフルオロ-フェニル)-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-2-(3-フルオロ-フェニル)-アセトアミド; N-(2-ブロモ-4-モルホリン-4-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-3-シクロヘキシル-プロピオンアミド; N-(2-ブロモ-4-モルホリン-4-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-2-(3-フルオロ-フェニル)-アセトアミド; N-(2-ブロモ-4-モルホリン-4-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-プロピオンアミド; N-(2-ブロモ-4-モルホリン-4-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-ブチルアミド; N-(2-クロロ-4-モルホリン-4-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-2-(3-フルオロ-フェニル)-アセトアミド; N-(2-クロロ-4-モルホリン-4-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-2-シクロペンチル-アセトアミド; 2-シクロペンチル-N-{2,6-ジメチル-4-[2-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-モルホリン-4-イル]-フェニル}-アセトアミド; N-{4-[2-(2-クロロ-フェニル)-モルホリン-4-イル]-2,6-ジメチル-フェニル}-2-シクロペンチル-アセトアミド; 2-シクロペンチル-N-{4-[2-(4-フルオロ-フェニル)-モルホリン-4-イル]-2,6-ジメチル-フェニル}-アセトアミド; 2-(2-クロロ-フェニル)-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; ペンタン酸(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アミド; 4-メチル-ペンタン酸(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アミド; 2-シクロペンタ-2-エニル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; 5-メチル-ヘキサン酸(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アミド; 3-メチル-ペンタン酸(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アミド; ヘキサ-5-エン酸(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アミド; 3-エチル-ペンタン酸(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アミド; 2-シクロペンチル-N-(4-モルホリン-4-イル-2-ピリジン-3-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-アセトアミド; 2-シクロペンチル-N-(5-モルホリン-4-イル-3-トリフルオロメチル-ビフェニル-2-イル)-アセトアミド; 2-シクロペンチル-N-(4'-フルオロ-5-モルホリン-4-イル-3-トリフルオロメチル-ビフェニル-2-イル)-アセトアミド; 2-シクロペンチル-N-(4'-メチル-5-モルホリン-4-イル-3-トリフルオロメチル-ビフェニル-2-イル)-アセトアミド; 2-シクロペンチル-N-(3'-メチル-5-モルホリン-4-イル-3-トリフルオロメチル-ビフェニル-2-イル)-アセトアミド; 2-シクロペンチル-N-(3',4'-ジフルオロ-5-モルホリン-4-イル-3-トリフルオロメチル-ビフェニル-2-イル)-アセトアミド; 2-(4-フルオロ-フェニル)-N-(4-モルホリン-4-イル-2-ピリジン-3-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-アセトアミド; 2-シクロペンチル-N-(2,6-ジエチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; 2-シクロペンチル-N-(2,6-ジイソプロピル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; 2-シクロペンチル-N-(2,6-ジフルオロ-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; ヘキサン酸(2,6-ジフルオロ-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アミド; N-(2,6-ジフルオロ-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド; N-(2,6-ジフルオロ-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-2-(3-フルオロ-フェニル)-アセトアミド; 2-シクロペンタ-2-エニル-N-(2,6-ジフルオロ-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; 2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル-N-(2,6-ジフルオロ-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; 2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル-N-(2-メチル-4-モルホリン-4-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-アセトアミド; 5-メチル-ペンタン酸(2-メチル-4-モルホリン-4-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-アミド; 5-メチル-ヘキサン酸(2-メチル-4-モルホリン-4-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-アミド; 2-シクロペンタ-2-エニル-N-(2-メチル-4-モルホリン-4-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-アセトアミド; 2-シクロペンチル-N-(2-メチル-4-モルホリン-4-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-アセトアミド; ヘキサン酸(2-メチル-4-モルホリン-4-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-アミド; 3,3-ジメチル-N-(2-メチル-4-モルホリン-4-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-ブチルアミド; 2-(3,4-ジフルオロ-フェニル)-N-(2-メチル-4-モルホリン-4-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-アセトアミド; ヘキサン酸(2-メトキシ-6-メチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アミド; 2-シクロペンチル-N-(2-メトキシ-6-メチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; N-(2-メトキシ-6-メチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド; 2-(3,4-ジフルオロ-フェニル)-N-(2-メトキシ-6-メチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; 2-シクロペンタ-2-エニル-N-(2-メトキシ-6-メチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; 2-(3-フルオロ-フェニル)-N-(2-メトキシ-6-メチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; 2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル-N-(2-メトキシ-6-メチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド; 4-メチル-ペンタン酸(2-メトキシ-6-メチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アミド; 5-メチル-ヘキサン酸(2-メトキシ-6-メチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アミド; N-(2-クロロ-6-メチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-2-(3-フルオロ-フェニル)-アセトアミドおよびN-(2-クロロ-6-メチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-2-シクロペンチル-アセトアミド、またはその薬学的に許容される塩。
別の実施態様において、本発明は式6の化合物に関し、該化合物は以下の群から選択される:
ヘキサン酸(4-ブロモ-2,6-ジメチル-フェニル)-アミド, N-(4-ブロモ-2,6-ジメチル-フェニル)-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド, N-(2-ブロモ-4,6-ジメチル-フェニル)-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド, N-(2-ブロモ-4,6-ジメチル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド, N-(2-ブロモ-4,6-ジメチル-フェニル)-2-シクロペンチル-アセトアミド, N-(2-ブロモ-4,6-ジクロロ-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド, N-(2-ブロモ-4,6-ジクロロ-フェニル)-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド,
N-(2-ブロモ-4,6-ジクロロ-フェニル)-2-シクロペンチル-アセトアミド, ヘプタン酸(4-ブロモ-2,6-ジメチル-フェニル)-アミド, シクロヘキサンカルボン酸(4-ブロモ-2,6-ジメチル-フェニル)-アミド,
N-(4-ブロモ-2,6-ジメチル-フェニル)-2-チオフェン-2-イル-アセトアミド, 2-フェニル-シクロプロパンカルボン酸(4-ブロモ-2,6-ジメチル-フェニル)-アミド, N-(4-ブロモ-2,6-ジメチル-フェニル)-2-(4-クロロ-フェニル)-アセトアミド, ペンタン酸(4-ブロモ-2,6-ジメチル-フェニル)-アミド, オクタン酸(4-ブロモ-2,6-ジメチル-フェニル)-アミド, N-(4-ブロモ-2,6-ジメチル-フェニル)-2-シクロペンチル-アセトアミド, 2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル-N-(2,4-ジフルオロ-6-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド, (S)-2-アミノ-N-{2,6-ジメチル-4-[メチル-(4-トリフルオロメチル-ベンジル)-アミノ]-フェニル}-3-メチル-ブチルアミド, (S)-2-アミノ-4-メチル-ペンタン酸{2,6-ジメチル-4-[メチル-(4-トリフルオロメチル-ベンジル)-アミノ]-フェニル}-アミド, (4-ブロモ-2,6-ジメチル-フェニル)-カルバミン酸エチルエステル, (4-ブロモ-2,6-ジメチル-フェニル)-カルバミン酸プロピルエステル, N-(2-アミノ-4-ブロモ-6-メチル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド, 2-シクロペンチル-N-{2,6-ジメチル-4-[2-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-ピロリジン-1-イル]-フェニル}-アセトアミド, N-(4-アゼパン-1-イル-2,6-ジメチル-フェニル)-2-シクロペンチル-アセトアミド,
2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-ピロール-1-イル-フェニル)-アセトアミド, N-(3'-アミノ-3,5-ジメチル-ビフェニル-2-イル)-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド, N-(4'-ジメチルアミノ-3,5-ジメチル-ビフェニル-2-イル)-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド, N-(2,4-ジメチル-6-キノリン-3-イル-フェニル)-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド, 2-(4-フルオロ-フェニル)-N-(4'-ヒドロキシ-3'-メトキシ-3,5-ジメチル-ビフェニル-2-イル)-アセトアミド, 2-(4-フルオロ-フェニル)-N-(3'-ヒドロキシ-3,5-ジメチル-ビフェニル-2-イル)-アセトアミド, 2-(4-フルオロ-フェニル)-N-(2'-メタンスルホニルアミノ-3,5-ジメチル-ビフェニル-2-イル)-アセトアミド, N-(4'-イソプロピル-3,5-ジメチル-ビフェニル-2-イル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド, 2-シクロペンチル-N-(3,5-ジメチル-ビフェニル-2-イル)-アセトアミド, N-(4'-フルオロ-3,5-ジメチル-ビフェニル-2-イル)-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド, N-(3,5-ジメチル-3',5'-ビス-トリフルオロメチル-ビフェニル-2-イル)-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド, N-(3'-アセチルアミノ-3,5-ジメチル-ビフェニル-2-イル)-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド, 2-(4-フルオロ-フェニル)-N-(2'-メトキシ-3,5-ジメチル-ビフェニル-2-イル)-アセトアミド, N-(3,5-ジメチル-4'-ビニル-ビフェニル-2-イル)-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド, N-(3'-シアノ-3,5-ジメチル-ビフェニル-2-イル)-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド, N-(3,5-ジメチル-3'-トリフルオロメトキシ-ビフェニル-2-イル)-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド, N-[2-(2,3-ジヒドロ-ベンゾ[1,4]ジオキシン-6-イル)-4,6-ジメチル-フェニル]-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド, N-[2,4-ジメチル-6-(2,2,5-トリメチル-2,3-ジヒドロ-ベンゾフラン-7-イル)-フェニル]-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド, N-[2,6-ジメチル-4-(4-トリフルオロメチル-ベンジルアミノ)-フェニル]-アセトアミド, N-{2,6-ジメチル-4-[メチル-(4-トリフルオロメチル-ベンジル)-アミノ]-フェニル}-アセトアミド, {4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-2,6-ジメチル-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル, [4-(4-フルオロ-ベンジルアミノ)-2,6-ジメチル-フェニル]-カルバミン酸プロピルエステル, [2,6-ジメチル-4-(4-トリフルオロメチル-ベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸プロピルエステル, [4-(3-フルオロ-4-トリフルオロメチル-ベンジルアミノ)-2,6-ジメチル-フェニル]-カルバミン酸プロピルエステル, {2,6-ジメチル-4-[(4-メチル-2-フェニル-ピリミジン-5-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル, {2,6-ジメチル-4-[(6-p-トリルオキシ-ピリジン-3-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル, {4-[(6-メトキシ-ピリジン-3-イルメチル)-アミノ]-2,6-ジメチル-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル, {4-[(3-フルオロ-4-トリフルオロメチル-ベンジル)-メチル-アミノ]-2,6-ジメチル-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル, 2-シクロペンチル-N-[2,6-ジメチル-4-(4-トリフルオロメチル-ベンジルアミノ)-フェニル]-アセトアミド, 2-シクロペンチル-N-{2,6-ジメチル-4-[メチル-(4-トリフルオロメチル-ベンジル)-アミノ]-フェニル}-アセトアミド, 2-シクロペンチル-N-{2,6-ジメチル-4-[(6-トリフルオロメチル-ピリジン-3-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-アセトアミド, N-{2,6-ジメチル-4-[(6-トリフルオロメチル-ピリジン-3-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-3,3-ジメチル-ブチルアミド, N-{2-ブロモ-4-[(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチル)-アミノ]-6-トリフルオロメチル-フェニル}-3-シクロヘキシル-プロピオンアミド, {4-[(3-フルオロ-フェニルアミノ)-メチル]-2,6-ジメチル-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル, {2,6-ジメチル-4-[(4-トリフルオロメチル-フェニルアミノ)-メチル]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル, 2-シクロペンチル-N-{4-[(3-フルオロ-フェニルアミノ)-メチル]-2,6-ジメチル-フェニル}-アセトアミド, N-{4-[(3-クロロ-フェニルアミノ)-メチル]-2,6-ジメチル-フェニル}-2-シクロペンチル-アセトアミド, 2-シクロペンチル-N-{4-[(3-メトキシ-フェニルアミノ)-メチル]-2,6-ジメチル-フェニル}-アセトアミド, N-{4-[(4-クロロ-フェニルアミノ)-メチル]-2,6-ジメチル-フェニル}-2-シクロペンチル-アセトアミド, 2-シクロペンチル-N-{4-[(3,4-ジフルオロ-フェニルアミノ)-メチル]-2,6-ジメチル-フェニル}-アセトアミド, 2-シクロペンチル-N-{2,6-ジメチル-4-[(4-トリフルオロメチル-フェニルアミノ)-メチル]-フェニル}-アセトアミド, 2-シクロペンチル-N-[2,6-ジメチル-4-(p-トリルアミノ-メチル)-フェニル]-アセトアミド, 2-シクロペンチル-N-{2,6-ジメチル-4-[(3-トリフルオロメチル-フェニルアミノ)-メチル]-フェニル}-アセトアミド, 2-シクロペンチル-N-{4-[(3,5-ジフルオロ-フェニルアミノ)-メチル]-2,6-ジメチル-フェニル}-アセトアミド, {4-[(4-フルオロ-フェニルアミノ)-メチル]-2,6-ジメチル-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル, {4-[(4-クロロ-フェニルアミノ)-メチル]-2,6-ジメチル-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル, {2,6-ジメチル-4-[(4-トリフルオロメチル-フェニルアミノ)-メチル]-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル, {4-[(3,5-ジフルオロ-フェニルアミノ)-メチル]-2,6-ジメチル-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル, {4-[(3-フルオロ-フェニルアミノ)-メチル]-2,6-ジメチル-フェニル}-カルバミン酸プロピルエステル, N-(4-ブロモ-2-メチル-6-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド, {4-[(4-メトキシフェニルアミノ)-メチル]-2,6-ジメチルフェニル}-カルバミン酸 プロピルエステル,
(R)-2-アミノ-4-メチルペンタン酸[2,6-ジメチル-4-(4- トリフルオロメチルベンジルアミノ)-フェニル]-アミド, ペンタン酸{4-[(4-クロロフェニルアミノ)-メチル]-2,6-ジメチルフェニル}-アミド, 2-(4-クロロフェニル)-N-{4-[(4-クロロフェニルアミノ)-メチル]-2,6-ジメチルフェニル}-アセトアミド, {2,6-ジメチル-4-[(4-トリフルオロメチルフェニルアミノ)-メチル]-フェニル}-カルバミン酸2-メトキシエチルエステル, N-{4-[(5-クロロ-ピリジン-2-イルアミノ)-メチル]-2,6-ジメチルフェニル}-2-シクロペンチルアセトアミド, 2-シクロペンチル-N-{4-[(2,6-ジクロロ-ピリジン-4-イルアミノ)-メチル]-2,6-ジメチルフェニル}-アセトアミド, N-{2-クロロ-6-メチル-4-[(6-トリフルオロメチル-ピリジン-3-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-2-(3-フルオロ-フェニル)-アセトアミド, N-[2-クロロ-6-トリフルオロメチル-4-(4-トリフルオロメチルベンジルアミノ)-フェニル]-2-シクロペンチルアセトアミド, [2-アミノ-6-メチル-4-(4-トリフルオロメチルベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル, 3,3-ジメチル-N-[2-メチル-6-モルホリン-4-イル-4-(4-トリフルオロメチルベンジルアミノ)-フェニル]-ブチルアミド, 2-シクロペンチル-N-{2,6-ジクロロ-4-[(4-フルオロ-フェニルアミノ)-メチル]-フェニル}-アセトアミド, 2-シクロペンチル-N-{2,6-ジクロロ-4-[(5-トリフルオロメチルピリジン-2-イルアミノ)-メチル]-フェニル}-アセトアミド、またはその薬学的に許容される塩。
別の実施態様において、本発明は式7の化合物に関し、該化合物は以下の群から選択される:
(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-カルバミン酸ベンジルエステル; (2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-カルバミン酸2-クロロ-ベンジルエステル; 2-(4-クロロ-フェニル)--(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-アセトアミド; 2-フェニル-シクロプロパンカルボン酸(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-アミド; N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-2-チオフェン-2-イル-アセトアミド; 3-シクロヘキシル-N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-プロピオンアミド; (2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-カルバミン酸イソブチルエステル; 3-(3-クロロ-フェニル)-N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-プロピオンアミド; N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-2-(3,5-ジメチル-フェニル)-アセトアミド; N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-3-p-トリル-プロピオンアミド; 2-(3-クロロ-フェニル)-N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-アセトアミド; 2-(3,4-ジクロロ-フェニル)-N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-アセトアミド; N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-2-チオフェン-3-イル-アセトアミド; N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-2-p-トリル-アセトアミド; 2-(3-ブロモ-フェニル)-N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-アセトアミド; N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-2-(3-トリフルオロメチル-フェニル)-アセトアミド; N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-2-フェニル-アセトアミド; 3,5,5-トリメチル-ヘキサン酸(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-アミド; オクタン酸(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-アミド; N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-2-ナフタレン-2-イル-アセトアミド; ヘプタン酸(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-アミド; N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-2-(3,4-ジメチル-フェニル)-アセトアミド; 2-シクロヘキサ-1-エニル-N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-アセトアミド; N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-2-(4-メトキシ-3-メチル-フェニル)-アセトアミド; N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-2-(4-メトキシ-フェニル)-アセトアミド; N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-3-(4-メトキシ-フェニル)-プロピオンアミド; N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-2-m-トリル-アセトアミド; N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド; N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド; N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-2-(3-フルオロ-フェニル)-アセトアミド; 2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル-N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-アセトアミド; 2-(3,4-ジフルオロ-フェニル)-N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-アセトアミド; 4-メチル-ペンタン酸(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-アミド; 2-シクロペンタ-2-エニル-N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-アセトアミド; 2-シクロヘキシル-N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-アセトアミド; 5-メチル-ヘキサン酸(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-アミド; 2-シクロペンチル-N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-アセトアミド; 3-シクロペンチル-N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-プロピオンアミド; およびヘキサン酸(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-アミド; N-(4-クロロ-2-メトキシ-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-2-シクロペンチルアセトアミド; N-(2-クロロ-4-メトキシ-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-2-シクロペンチルアセトアミド; N-(2-クロロ-4-メトキシ-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-3,3-ジメチルブチルアミド; N-(4-クロロ-2-メトキシ-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-3,3-ジメチルブチルアミド; N-(4-クロロ-2-メトキシ-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-プロピオンアミド、またはその薬学的に許容される塩。
別の実施態様において、本発明は式8の化合物に関し、該化合物は以下の群から選択される:
N-[4-アミノ-6-メチル-2-(4-トリフルオロメチルベンジルアミノ)-ピリミジン-5-イル]-2-シクロペンチルアセトアミド, N-[4-アミノ-6-メチル-2-(4-トリフルオロメチルベンジルアミノ)-ピリミジン-5-イル]-3,3-ジメチルブチルアミド, N-[4-アミノ-6-メチル-2-(4-トリフルオロメチルベンジルアミノ)-ピリミジン-5-イル]-2-(4-フルオロフェニル)-アセトアミド, ヘキサン酸[4-アミノ-6-メチル-2-(4-トリフルオロメチルベンジルアミノ)-ピリミジン-5-イル]-アミド, N-[4-アミノ-6-メチル-2-(4-トリフルオロメチルベンジルアミノ)-ピリミジン-5-イル]-2-(3-クロロフェニル)-アセトアミド, 2-シクロペンチル-N-(4,6-ジメチル-2-モルホリン-4-イル-ピリミジン-5-イル)-アセトアミド, N-(4,6-ジメチル-2-モルホリン-4-イル-ピリミジン-5-イル)-3,3-ジメチルブチルアミド, N-(4,6-ジメチル-2-モルホリン-4-イルピリミジン-5-イル)-2-(4-フルオロフェニル)-アセトアミド, 2-(3,4-ジフルオロフェニル)-N-(4,6-ジメチル-2-モルホリン-4-イルピリミジン-5-イル)-アセトアミド, N-(4,6-ジメチル-2-モルホリン-4-イルピリミジン-5-イル)-2-(3-フルオロフェニル)-アセトアミドおよびヘキサン酸(4,6-ジメチル-2-モルホリン-4-イルピリミジン-5-イル)-アミド、またはその薬学的に許容される塩。
別の実施態様において、本発明は、KCNQカリウムチャネルの開口薬である新規化合物に関する。
本発明の別の実施態様においては、以下の定義を式1に適用する:
ヘテロ原子という語句は窒素、酸素または硫黄原子を表す。
ハロゲンはフルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを意味する。
C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)という表現は、C1-6-アルキル、C2-6-アルケニルまたはC2-6-アルキニルを意味する。
C1-6-アルキルという語句は、メチル、エチル、1-プロピル、2-プロピル、1-ブチル、2-ブチル、2-メチル-2-プロピル、2-2-ジメチル-1-プロピルおよび2-メチル-1-プロピルを含むがこれらに限定されない、1〜6個の炭素原子を有する分岐または非分岐のアルキル基を示す。
同様に、C2-6-アルケニルおよびC2-6-アルキニルはそれぞれ、エテニル、プロペニル、エチニル、プロピニルおよびブチニルを含むがこれらに限定されない、1個の二重結合および1個の三重結合をそれぞれ含み2〜6個の炭素原子を有する基を表す。
C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)という表現は、C3-8-シクロアルキル基またはC3-8-シクロアルケニル基を意味する。
C3-8-シクロアルキルという語句は、シクロプロピル、シクロペンチル等を含むがこれらに限定はされない、3〜8個の炭素原子を有する単環式または二環式の炭素環を表す。
C3-8-シクロアルケニルという語句は、3〜8個の炭素原子および1個の二重結合を有する単環式または二環式の炭素環を表す。
2つの置換基がこれらが連結する窒素原子と一緒に場合により1、2または3個のさらなるヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成する場合に、単環系が窒素原子、1〜7個の炭素原子および0〜3個のヘテロ原子(N、SまたはOから選択される)から選択される4〜8個の原子によって形成される。前記環系の例としては、アゼチジン、ベータ-ラクタム、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、ピロール、オキサゾリジン、チアゾリジン、イミダゾリジン、テトラゾールおよびピラゾールが挙げられる。
アリールという語句は、芳香族系、例えばピリジン、チアゾール、オキサゾール、フェニル、ナフチル、チオフェンおよびフランを表し、これらは、場合により1個またはそれ以上の独立してヒドロキシ、ハロゲン、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルコキシ、C3-8-アルコキシ、アシル、ニトロまたはシアノ、-CO-NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-CO-N(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))2、-NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-N(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))2、-S- C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-SO2-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-SO2O-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-NH2、-SO2N(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))2または-SO2NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)である置換基で置換されるか、または2つの隣接する置換基がこれらが連結する芳香族基と一緒に場合により1または2個のヘテロ原子を含有する4〜8員環を形成することができる。
2つの隣接する置換基がこれらが連結する芳香族基と一緒に場合により1または2個のヘテロ原子を含有する4〜8員環を形成する場合に、環系は、3〜8個の炭素原子および0〜2個のヘテロ原子(N、SまたはOから選択される)から選択される4〜8原子によって形成される。このような2つの隣接する置換基は一緒に以下を形成する:
-(CH2)n’‘-CH2-、-CH=CH-(CH2)m’‘-、-CH2-CH=CH-(CH2)p’‘、-CH=CH-CH=CH-,
-(CH2)n’‘-O-、-O-(CH2)m’‘-O-、-CH2-O-(CH2)p’‘-O-、-CH2-O-CH2-O-CH2-,
-(CH2)n’‘-S-、-S-(CH2)m’‘-S-、-CH2-S-(CH2)p’‘-S-、-CH2-S-CH2-S-CH2-,
-(CH2)n’‘-NH- 、-NH-(CH2)m’‘-NH-、-CH2-NH-(CH2)p’‘-NH-、- CH=CH-NH-、-O-(CH2)m’‘-NH-、-CH2-O-(CH2)p’‘-NH- or -O-(CH2)p’‘-NH-CH2-、-S-(CH2)m’‘-NH-、-N=CH-NH-、-N=CH-O-または-N=CH-S-
(m’‘は1、2または3であり、n’‘は2、3または4であり、そしてp’‘は1または2である。)。
本明細書において使用される場合に、アシルという語句は、ホルミル、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニル、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)カルボニル、アリールカルボニル、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニルまたはC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-カルボニル基を表し、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびアリールは上記に定義されるとおりである。
ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)という語句は、1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換されるC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表し、トリフルオロメチルを含むがこれに限定はされない。同様に、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)は、 1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)を表し、そしてハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)は、 1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表す。
C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)という語句において、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)は上記に定義されるとおりである。
さらに、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、 アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、 C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニル、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)カルボニル、アリールカルボニル、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニル、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニル、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR10R10’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびNR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル) 等のような語句は、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびアリールが上記に定義されるとおりである基を表す。
本発明の別の実施態様において、以下の定義が式2に適用される:
ヘテロ原子という語句は窒素、酸素または硫黄原子を表す。
ハロゲンはフルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを意味する。
C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびC1-6-アルキル(アルカニル/アルケニル/アルキニル)という表現は、C1-6-アルキル、C2-6-アルケニルまたはC2-6-アルキニル基を意味する。
C1-6-アルキルという語句は、メチル、エチル、1-プロピル、2-プロピル、1-ブチル、2-ブチル、2-メチル-2-プロピルおよび2-メチル-1-プロピルを含むがこれらに限定されない、1〜6個の炭素原子を有する分岐または非分岐のアルキル基を示す。
同様に、C2-6-アルケニルおよびC2-6-アルキニルはそれぞれ、1個の二重結合および1個の三重結合をそれぞれ含み2〜6個の炭素原子を有する前記の基を表し、エテニル、プロペニル、ブテニル、エチニル、プロピニルおよびブチニルを含むがこれらに限定はされない。
C1-3-アルキル(アルケニル/アルキニル)という表現は、C1-3-アルキル、C2-3-アルケニルまたはC2-3-アルキニル基を意味する。
C1-3-アルキルという語句は、メチル、エチル、1-プロピルおよび2-プロピルを含むがこれらに限定されない、1〜3個の炭素原子を有する分岐または非分岐のアルキル基を示す。
同様に、C2-3-アルケニルおよびC2-3-アルキニルはそれぞれ、1個の二重結合および1個の三重結合をそれぞれ含み2〜3個の炭素原子を有する前記の基を表し、エテニル、プロペニル、エチニルおよびプロピニルを含むがこれらに限定はされない。
C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルカニル/シクロアルケニル)という表現は、C3-8-シクロアルキル-またはシクロアルケニル基を意味する。
C3-8-シクロアルキルという語句は、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル等を含むがこれらに限定されない、3〜8個の炭素原子を有する単環式または二環式の炭素環を表す。
C3-6-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-6-シクロアルキル(シクロアルカニル/シクロアルケニル)という表現は、C3-6-シクロアルキル-またはシクロアルケニル基を意味する。
C3-6-シクロアルキルという語句は、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル等を含むがこれらに限定されない、3〜6個の炭素原子を有する単環式または二環式の炭素環を表す。
C3-8-シクロアルケニルという語句は、3〜8個の炭素原子を有し、1個の二重結合を含有する単環式または二環式の炭素環を表す。
ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル) という語句は、環が炭素原子およびヘテロ原子からなる群から選択される5〜8個の原子によって形成される単環式または二環式の環系を表し、ただし、環形成原子のうちの1個または2個がヘテロ原子から独立して選択されることを条件とする。従って、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)という語句は、環が、3〜7個の炭素原子および1もしくは2個のヘテロ原子(N、SまたはOから選択される)から選択される5〜8個の原子によって形成される単環式または二環式の環系を表すことができる。このような環系の例としてはモルホリン、ピロリジン、ピペリジンおよびピペラジンが挙げられる。
ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)という語句は、トリフルオロメチルを含むがこれらに限定されない、1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換されるC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を示す。同様に、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)は1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル) を表し、ハロ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)は1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換されるヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)を表す。
NR10R10’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)という語句は、NR10R10’で置換されるC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表し、NR12R12’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)はNR12R12’で置換されるC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表し、そしてNR7R7’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)はNR7R7’で置換されるC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表す。2-アミノ-4-メチル-ペンタンがこのような基の例であるが、この例は限定を意図するものではない。
NR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)という語句はNR10R10’で置換されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)を表し、NR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)はNR12R12’で置換されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)を表し、そしてNR7R7’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)は NR7R7’で置換される C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)を表す。1-アミノ-シクロプロパンがこのような基の例であるが、この例は限定を意図するものではない。
NR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)という語句はNR10R10’で置換されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表し、NR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)はNR12R12’で置換されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表し、そしてNR7R7’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)は NR7R7’で置換されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表す。
NR12R12’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、NR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)のうちのいずれかが場合により置換される場合には、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)のいずれかが場合により独立してC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)またはArである1個またはそれ以上の置換基で置換される。
本明細書において使用される場合に、アシルという語句は、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびArが上記に定義されるとおりである、ホルミル、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニル、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)カルボニル、Ar-カルボニル、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニルまたはC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-カルボニル基を表す。
2個の置換基が窒素原子と一緒に、場合により1個のさらなるヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成する場合には、単環式の環系が5〜8個の原子によって形成され、前記原子のうちの1個または2個がN、SまたはOから選択されるヘテロ原子である。このような環系の例としてはピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、ピロール、オキサゾリジン、チアゾリジン、イミダゾリジン、アゼチジン、ベータ-ラクタム、テトラゾールおよびピラゾールが挙げられる。
2つの隣接する置換基が、これらが連結する芳香族基と一緒に場合により1または2個のヘテロ原子を含有する5〜8員環を形成する場合には、環が5〜8個の炭素原子および0〜2個のヘテロ原子(N、SまたはOから選択される)から選択される5〜8個の原子によって形成される。上記の2つの隣接する置換基は一緒に以下を形成することができる:
-(CH2)n’‘-CH2-、-CH=CH-(CH2)m’‘-、-CH2-CH=CH-(CH2)p’‘、-CH=CH-CH=CH-,
-(CH2)n’‘-O-、-O-(CH2)m’‘-O-、-CH2-O-(CH2)p’‘-O-、-CH2-O-CH2-O-CH2-、-(CH2)n’‘-S-、-S-(CH2)m’‘-S-、-CH2-S-(CH2)p’‘-S-、-CH2-S-CH2-S-CH2-、-(CH2)n’‘-NH- 、-NH-(CH2)m’‘-NH-、-CH2-NH-(CH2)p’‘-NH-、- CH=CH-NH-、-O-(CH2)m’‘-NH-、-CH2-O-(CH2)p’‘-NH-または-O-(CH2)p’‘-NH-CH2-、-S-(CH2)m’‘-NH-、-N=CH-NH-、-N=CH-O-または-N=CH-S-(m’‘は1, 2または3であり、n’‘は2、3または4であり、p’‘は1または2である。)。
Arという語句は、5〜10の炭素原子からなり場合により置換される芳香族系であって、0、1、2、3または4個の炭素原子をN、SまたはOから独立して選択されるヘテロ原子により置換することができる前記芳香族系を表す。このようなAr基の例としては、場合により置換されるフェニル、場合により置換されるナフチル、場合により置換されるキノリン、場合により置換されるインドール、場合により置換されるピリジン、場合により置換されるピリミジン、場合により置換されるチオフェン、場合により置換されるフラン、場合により置換されるチアゾールおよび場合により置換されるオキサゾールが挙げられる。前記の場合により置換されるAr基は、独立してヒドロキシ、ハロゲン、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、アシル、ニトロ、シアノ、-CO-NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-CO-N(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))2、-NH2、-NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-N(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))2、S- C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-SO2N(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))2および-SO2NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、SO2-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびSO2O-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)である1個またはそれ以上の置換基で置換されていてもよく、または2つの隣接する置換基が芳香族基と一緒に場合により1または2個のヘテロ原子を含有し、飽和または不飽和であってもよい5〜8員環を形成することができる。
C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、 Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C2-6-アルケニルオキシ、C2-6-アルキニルオキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニル、C3-8-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニル、Ar-カルボニル、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニル、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニル、-CO-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、S-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、SO2-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびSO2O-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-Ar、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-Ar、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、ハロ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)等という語句は、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C2-6-アルケニル、C2-6-アルキニル、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar、シアノ、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)およびアシルが上記に定義されるとおりである上記の基を表す。
本発明の別の実施態様において、以下の定義が式3に適用される:
ヘテロ原子という語句は窒素、酸素または硫黄原子を表す。
ハロゲンはフルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを意味する。
C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびC1-6-アルキル(アルカニル/アルケニル/アルキニル)という表現は、C1-6-アルキル、C2-6-アルケニルまたはC2-6-アルキニル基を意味する。
C1-6-アルキルという語句は、メチル、エチル、1-プロピル、2-プロピル、1-ブチル、2-ブチル、2-メチル-2-プロピル、2-2-ジメチル-1-プロピルおよび2-メチル-1-プロピルを含むがこれらに限定されない、1〜6個の炭素原子を有する分岐または非分岐のアルキル基を示す。
同様に、C2-6-アルケニルおよびC2-6-アルキニルはそれぞれ、1個の二重結合および1個の三重結合をそれぞれ含み2〜6個の炭素原子を有する前記の基を表し、エテニル、プロペニル、ブテニル、エチニル、プロピニルおよびブチニルを含むがこれらに限定はされない。
C1-4-アルキルおよびC1-4-アルカニルという表現は、メチル、エチル、1-プロピル、2-プロピル、1-ブチル、2-ブチル、2-メチル-2-プロピルおよび2-メチル-1-プロピルを含むがこれらに限定されない、1〜4個の炭素原子を有する分岐または非分岐のアルキル基を示す。
C1-3-アルキル(アルケニル/アルキニル)という表現は、C1-3-アルキル、C2-3-アルケニルまたはC2-3-アルキニル基を意味する。
C1-3-アルキルという語句は、メチル、エチル、1-プロピルおよび2-プロピルを含むがこれらに限定されない、1〜3個の炭素原子を有する分岐または非分岐のアルキル基を示す。
同様に、C2-3-アルケニルおよびC2-3-アルキニルはそれぞれ、1個の二重結合および1個の三重結合をそれぞれ含み2〜3個の炭素原子を有する前記の基を表し、エテニル、プロペニル、エチニルおよびプロピニルを含むがこれらに限定はされない。
C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルカニル/シクロアルケニル)という表現は、C3-8-シクロアルキル-またはシクロアルケニル基を意味する。
C3-8-シクロアルキルという語句は、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル等を含むがこれらに限定されない、3〜8個の炭素原子を有する単環式または二環式の炭素環を表す。
C3-6-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-6-シクロアルキル(シクロアルカニル/シクロアルケニル)という表現は、C3-6-シクロアルキル-またはシクロアルケニル基を意味する。
C3-6-シクロアルキルという語句は、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル等を含むがこれらに限定されない、3〜6個の炭素原子を有する単環式または二環式の炭素環を表す。
C3-8-シクロアルケニルという語句は、3〜8個の炭素原子を有し、1個の二重結合を含有する単環式または二環式の炭素環を表す。
C5-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)という表現は、C5-8-シクロアルキル-またはシクロアルケニル基を意味する。
C5-8-シクロアルキルという語句は、シクロペンチル、シクロヘキシル等を含むがこれらに限定されない、5〜8個の炭素原子を有する単環式または二環式の炭素環を表す。
C5-8-シクロアルケニルという語句は、5〜8個の炭素原子を有し、1個または2個の二重結合を含有する単環式または二環式の炭素環を表す。
C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)という語句において、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)は上記に定義されるとおりである。
Arという語句は、5〜10の炭素原子からなる場合により置換される芳香族系であって、0、1、2、3または4個の炭素原子をN、SまたはOから独立して選択されるヘテロ原子により置換することができる前記芳香族系を表す。前記のArの例としては、場合により置換されるフェニル、場合により置換されるナフチル、場合により置換されるチオフェン、場合により置換されるフラン、場合により置換されるチアゾール、場合により置換されるピリジン、場合により置換されるピリミジン、場合により置換されるピロールおよび場合により置換されるオキサゾールが挙げられる。Arは、独立してヒドロキシ、ハロゲン、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルカニル/アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-アルキル(アルカニル/アルケニル/アルキニル)オキシ、アシル、シアノ、-CO-NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-CO-N(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))2、-NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-N(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))2、-NH2、-S-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-SO2-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-SO2N(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))2、-SO2NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)および-SO2O-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)である1個またはそれ以上の置換基で置換されていてもよく、または2つの隣接する置換基が一緒に場合により1または2個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成することができる。このような2個の環形成置換基は隣接していてもよく、一緒に以下を形成することができる:
-(CH2)n**-CH2-、-CH=CH-(CH2)m**-、-CH2-CH=CH-(CH2)p**,
-(CH2)n**-O-、-O-(CH2)m**-O-、-CH2-O-(CH2)p**-O-、-CH2-O-CH2-O-CH2-,
-(CH2)n**-S-、-S-(CH2)m**-S-、-CH2-S-(CH2)p**-S-、-CH2-S-CH2-S-CH2-,
-(CH2)n**-NH- 、-NH-(CH2)m**-NH-、-CH2-NH-(CH2)p**-NH-、- CH=CH-NH-,
-O-(CH2)m**-NH-、-CH2-O-(CH2)p**-NH-または-O-(CH2)p**-NH-CH2-、 -S-(CH2)m**-NH-、-N=CH-NH-、-N=CH-O-または-N=CH-S-(m’‘は1, 2または3であり、n’‘は2、3または4であり、p’‘は1または2である。)。
本明細書において使用される場合に、アシルという語句は、ホルミル、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニル、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)カルボニル、Ar-カルボニル、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニルまたはC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-カルボニル基を表し、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびArは上記に定義されるとおりである。
ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)という語句は、トリフルオロメチルを含むがこれらに限定されない、1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換されるC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を示す。同様に、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)は1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル) を表し、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)は、1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表す。
ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルカニル/アルケニル/アルキニル)オキシ、C1-4-アルカニルオキシ、C2-6-アルケニルオキシ、C2-6-アルキニルオキシ、C3-8-アルキル(アルカニル/アルケニル/アルキニル)オキシ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニル、C3-8-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニル、Ar-カルボニル、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニル、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニル等の語句は、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C2-6-アルケニル、C2-6-アルキニル、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびArが上記に定義されるとおりである前記基を表す。
「2つの置換基が一緒に場合により1または2個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成する」という語句は、環が、独立してC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-アルキル(アルケニル/アルキニル)またはC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)である1個またはそれ以上の置換基によって置換されていてもよい5〜8個の炭素原子によって形成される脂肪族または芳香族の炭素環系または複素環系を表す。環形成原子は、3〜8個の炭素原子および0〜2個のヘテロ原子(N、SまたはOから選択される)から選択される。2個の環形成置換基が同一の窒素原子に連結する場合には、前記窒素原子が環を形成する原子の1つとなる。2個の環形成置換基が脂肪族または芳香族の炭素環または複素環基に連結する場合には、2個の環形成置換基が都合よくは互いに隣接して連結し、2個の置換基によって形成される環が脂肪族または芳香族の炭素環または複素環基と融合する。2個の環形成置換基は一緒に以下によって表すことができる:
-(CH2)n’‘-CH2-、-CH=CH-(CH2)m’‘-、-CH2-CH=CH-(CH2)p’‘、-CH=CH-CH=CH-、-(CH2)n’‘-O-、-O-(CH2)m’‘-O-、-CH2-O-(CH2)p’‘-O-、-CH2-O-CH2-O-CH2-、-(CH2)n’‘-S-、-S-(CH2)m’‘-S-、-CH2-S-(CH2)p’‘-S-、-CH2-S-CH2-S-CH2-、-(CH2)n’‘-NH- 、-NH-(CH2)m’‘-NH-、-CH2-NH-(CH2)p’‘-NH-、-CH=CH-NH-、-O-(CH2)m’‘-NH-、-CH2-O-(CH2)p’‘-NH-または-O-(CH2)p’‘-NH-CH2-、-S-(CH2)m’‘-NH-、-N=CH-NH-、-N=CH-O-または-N=CH-S-(m’‘は1、2または3であり、n’‘は2、3または4であり、p’‘は1または2である。)。
本発明の別の実施態様においては、以下の定義を式4に適用する:
ヘテロ原子という語句は窒素、酸素または硫黄原子を表す。
ハロゲンはフルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを意味する。
C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびC1-6-アルキル(アルカニル/アルケニル/アルキニル)という表現は、C1-6-アルキル、C2-6-アルケニルまたはC2-6-アルキニル基を意味する。C1-6-アルキルという語句は、メチル、エチル、1-プロピル、2-プロピル、1-ブチル、2-ブチル、2-メチル-2-プロピルおよび2-メチル-1-プロピルを含むがこれらに限定されない、1〜6個の炭素原子を有する分岐または非分岐のアルキル基を示す。同様に、C2-6-アルケニルおよびC2-6-アルキニルはそれぞれ、エテニル、プロペニル、ブテニル、エチニル、プロピニルおよびブチニルを含むがこれらに限定されない、1個の二重結合および1個の三重結合をそれぞれ含み2〜6個の炭素原子を有する基を表す。
C1-3-アルキル(アルケニル/アルキニル)という表現は、C1-3-アルキル、C2-3-アルケニルまたはC2-3-アルキニル基を意味する。C1-3-アルキルという語句は、メチル、エチル、1-プロピルおよび2-プロピルを含むがこれらに限定されない、1〜3個の炭素原子を有する分岐または非分岐のアルキル基を示す。
同様に、C2-3-アルケニルおよびC2-3-アルキニルはそれぞれ、1個の二重結合および1個の三重結合をそれぞれ含み2〜3個の炭素原子を有する前記の基を表し、エテニル、1-プロペニル、2-プロペニル、3-プロペニル、エチニル、1-プロピニルおよび3-プロピニルを含むがこれらに限定はされない。
C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルカニル/シクロアルケニル)という表現は、C3-8-シクロアルキル-またはシクロアルケニル基を意味する。
C3-8-シクロアルキルという語句は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等を含むがこれらに限定されない、3〜8個の炭素原子を有する単環式または二環式の炭素環を表す。C3-8-シクロアルケニルという語句は、3〜8個の炭素原子を有し、1個の二重結合を含有する単環式または二環式の炭素環を表す。
C3-6-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-6-シクロアルキル(シクロアルカニル/シクロアルケニル)という表現は、C3-6-シクロアルキル-またはシクロアルケニル基を意味する。 C3-6-シクロアルキルという語句は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等を含むがこれらに限定はされない、3〜6個の炭素原子を有する単環式または二環式の炭素環を表す。
ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル) という語句は、環が2〜7個の炭素原子および1または2個のヘテロ原子(N、SまたはOから選択される)から選択される4〜8個の原子によって形成される、単環式または二環式の環系を表す。
2個の置換基がこれらが連結する窒素原子と一緒に、場合により1または2個のヘテロ原子を含有する3〜8員の飽和または不飽和環を形成する場合には、単環式の環系が、1〜8個の炭素原子および0〜2個のヘテロ原子(N、SまたはOから選択される)から選択される3〜8個の原子によって形成される。前記環系の例としてはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルが挙げられる。
ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)という語句は、トリフルオロメチルを含むがこれらに限定されない、1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換されるC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を示す。同様に、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)は1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル) を表し、ハロ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)は、1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換されるヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)を表す。
NR12R12’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)という語句は、NR12R12’で置換されるC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表す。NR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)という語句は、NR12R12’で置換されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)を表す。NR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)という語句は、NR12R12’で置換されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表す。NR12R12’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル) and NR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)のいずれかが場合により置換される場合には、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)のいずれかが 、独立してC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)またはArである1個またはそれ以上の置換基によって場合により置換される。
本明細書において使用される場合にアシルという語句は、ホルミル、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニル、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)カルボニル、Ar-カルボニル、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニルまたはC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-カルボニル基を表し、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびArは上記に定義されるとおりである。
2つの置換基がこれらが連結する窒素原子と一緒に場合により1、2または3個のさらなるヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成する場合に、単環系が1〜7個の炭素原子および0〜3個のヘテロ原子(N、SまたはOから選択される)から選択される4〜8個の原子によって形成される。前記環系の例としては、アゼチジン、ベータ-ラクタム、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、ピロール、オキサゾリジン、チアゾリジン、イミダゾリジン、アゼチジン、ベータ-ラクタム、テトラゾールおよびピラゾールが挙げられる。
2つの置換基がこれらが連結する芳香族基と一緒に場合により1または2個のヘテロ原子を含有する4〜8員環を形成する場合に、単環系が3〜8個の炭素原子および0〜2個のヘテロ原子(N、SまたはOから選択される)から選択される4〜8個の原子によって形成される。このような2個の隣接する置換基は一緒に以下を形成することができる:
-(CH2)n’‘-CH2-、-CH=CH-(CH2)m’‘-、-CH2-CH=CH-(CH2)p’‘-、-CH=CH-CH=CH-、-(CH2)n’‘-O-、-O-(CH2)m’‘-O-、-CH2-O-(CH2)p’‘-O-、-CH2-O-CH2-O-CH2-、-(CH2)n’‘-S-、-S-(CH2)m’‘-S-、-CH2-S-(CH2)p’‘-S-、-CH2-S-CH2-S-CH2-、-(CH2)n’‘-NH- 、-NH-(CH2)m’‘-NH-、-CH2-NH-(CH2)p’‘-NH-、- CH=CH-NH-、-O-(CH2)m’‘-NH-、-CH2-O-(CH2)p’‘-NH- or -O-(CH2)p’‘-NH-CH2-、-S-(CH2)m’‘-NH-、-N=CH-NH-、-N=CH-O- or -N=CH-S-(m’‘は1、2または3であり、n’‘は2、3または4であり、そしてp’‘は1または2である。)。
Arという語句は、5〜10の炭素原子からなる場合により置換される芳香族系であって、0、1、2、3または4個の炭素原子をN、SまたはOから独立して選択されるヘテロ原子により置換することができる前記芳香族系を表す。このようなAr基の例としては、場合により置換されるフェニル、場合により置換されるナフチル、場合により置換されるピリジン、場合により置換されるピロール、場合により置換されるピリミジン、場合により置換されるキノリン、場合により置換されるインドール、場合により置換されるチオフェン、場合により置換されるフラン、場合により置換されるチアゾールおよび場合により置換されるオキサゾールが挙げられる。Arは、独立してヒドロキシ、ハロゲン、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、アシル、ニトロまたはシアノ、-CO-NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-CO-N(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))2、-NH2、-NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-N(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))2、-S- C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-SO2-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-SO2N(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))2および-SO2NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)である1個またはそれ以上の置換基で置換されていてもよく、または2つの隣接する置換基がこれらが連結する芳香族基と一緒に場合により1または2個のヘテロ原子を含有し、飽和または不飽和であってもよい4〜8員環を形成することができる。
C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、 Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C2-6-アルケニルオキシ、C2-6-アルキニルオキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニル、C3-8-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニル、Ar-カルボニル、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニル、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニル、-CO-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-S-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-SO2-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)および-SO2O-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-Ar、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-Ar、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、ハロ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)等という語句は、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C2-6-アルケニル、C2-6-アルキニル、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar、シアノ、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)およびアシルが上記に定義されるとおりである上記の基を表す。
本発明の別の実施態様において、以下の定義が式5に適用される:
ヘテロ原子という語句は窒素、酸素または硫黄原子を表す。
ハロゲンはフルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを意味する。
C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)という表現は、C1-6-アルキル、C2-6-アルケニルまたはC2-6-アルキニル基を意味する。C1-6-アルキルという語句は、メチル、エチル、1-プロピル、2-プロピル、1-ブチル、2-ブチル、2-メチル-2-プロピルおよび2-メチル-1-プロピルを含むがこれらに限定されない、1〜6個の炭素原子を有する分岐または非分岐のアルキル基を示す。同様に、C2-6-アルケニルおよびC2-6-アルキニルはそれぞれ、1個の二重結合および1個の三重結合をそれぞれ含み2〜6個の炭素原子を有する前記の基を表し、エテニル、プロペニル、ブテニル、エチニル、プロピニルおよびブチニルを含むがこれらに限定はされない。
C1-10-アルキル(アルケニル/アルキニル)という語句はC1-10-アルキル、C2-10-アルケニルまたはC2-10-アルキニル基を意味する。C1-10-アルキルという語句は、メチル、エチル、1-プロピル、2-プロピル、1-ブチル、2-ブチル、1-ペンチル、1-ヘキシル、1-ヘプチル、1-オクチル、1-ノニル、1-デシル、2-メチル-2-プロピルおよび2-メチル-1-プロピルを含むがこれらに限定されない、1〜6個の炭素原子を有する分岐または非分岐のアルキル基を示す。同様に、C2-10-アルケニルおよびC2-10-アルキニルはそれぞれ、エテニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、ヘプチニル、オクチニル、ノニニルおよびデシニルを含むがこれらに限定されない、1個の二重結合および1個の三重結合をそれぞれ含み2〜6個の炭素原子を有する前記基を表す。
C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)という表現は、C3-8-シクロアルキル-またはシクロアルケニル基を意味する。
C3-8-シクロアルキルという語句は、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、[1.1.1]ビシクロペンチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、[2.2.2]ビシクロオクチルおよび[3.3.0]ビシクロオクチル等を含むがこれらに限定はされない、3〜8個の炭素原子を有する単環式または二環式の炭素環を表す。C3-8-シクロアルケニルという語句は、3〜8個の炭素原子および1個の二重結合を有する単環式または二環式の炭素環を表す。
ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)という語句は、1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換されるC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表し、トリフルオロメチルを含むがこれに限定はされない。同様に、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)は 1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)を表す。
ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)という表現において、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)という語句は上記に定義されるとおりである。
2つの隣接する置換基が、これらが連結する芳香族基と一緒に場合により1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員環を形成する場合には、環が4〜8個の炭素原子および0〜3個のヘテロ原子(N、SまたはOから選択される)から選択される4〜8個の原子によって形成される。上記の2つの隣接する置換基は一緒に以下を形成することができる:
-(CH2)a-CH2-、-CH=CH-(CH2)b-、-CH2-CH=CH-(CH2)c、-CH=CH-CH=CH-、-(CH2)a-O-、-O-(CH2)b-O-、-CH2-O-(CH2)c-O-、-CH2-O-CH2-O-CH2-、-(CH2)a-S-、-S-(CH2)b-S-、-CH2-S-(CH2)c-S-、-CH2-S-CH2-S-CH2-、-(CH2)a-NH- 、-NH-(CH2)b-NH-、-CH2-NH-(CH2)c-NH-、-CH=CH-NH-、-O-(CH2)b-NH-、-CH2-O-(CH2)c-NH-または-O-(CH2)c-NH-CH2-、-S-(CH2)b-NH-、-N=CH-NH-、-N=CH-O-または-N=CH-S-または-N=N-NH-(bは1、2または3であり、aは2、3または4であり、cは1または2である。)。
Arという語句は、5〜10の炭素原子からなる場合により置換される芳香族系であって、0、1、2、3または4個の炭素原子がN、SまたはOから独立して選択されるヘテロ原子によって置換されていてもよい前記芳香族系を表す。このようなAr基の例としては、場合により置換されるフェニル、場合により置換されるナフチル、場合により置換されるピリジン、場合により置換されるチオフェン、場合により置換されるフラン、場合により置換されるチアゾール、場合により置換されるキノリン、場合により置換されるインドール、場合により置換される2,3-ジヒドロ-ベンゾフラン、場合により置換されるピリミジン、場合により置換されるピロールおよび場合により置換されるオキサゾールが挙げられる。Arは、独立してヒドロキシ、ハロゲン、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、アシル、ニトロ or シアノ、-CO-NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-CO-N(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))2、-NH2、-NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-N(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))2、-S-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-SO2-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-SO2N(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))2および-SO2NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)である1個またはそれ以上の置換基で置換されていてもよく、または2つの隣接する置換基が芳香族基と一緒に場合により1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員環を形成することができる。
ArがCO-NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)またはCO-N(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))2で置換される場合には、CO基の炭素原子がArに連結する。
ArがNH2、NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)またはN(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))2で置換される場合には、窒素原子がArに連結する。
Arが-S-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-SO2-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-SO2N(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))2または-SO2NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)で置換される場合には、硫黄原子がArに連結する。
アシルという語句は、ホルミル、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニル、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)カルボニル、Ar-カルボニル、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)カルボニルまたはC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-カルボニル基を表し、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびArは上記に定義されるとおりである。
C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシおよびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシという語句は、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびArが上記に定義されるとおりである前記基を表す。
同様に、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシはC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシが上記に定義されるとおりである前記基を表す。
Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびAr-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)という表現は、 C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびArが上記に定義されるとおりである前記基を表す。
本発明の別の実施態様において、以下の定義が式6に適用される:
ヘテロ原子という語句は窒素、酸素または硫黄原子を表す。
ハロゲンはフルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを意味する。
アミノNH2を意味する。
「C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」という表現は、C1-6-アルキル、C2-6-アルケニルまたはC2-6-アルキニル基を意味する。「C1-6-アルキル」という語句は、メチル、エチル、プロパ-1-イル、プロパ-2-イル、2-メチル-プロパ-1-イル、2-メチル-プロパ-2-イル、2,2-ジメチル-プロパ-1-イル、ブタ-1-イル、ブタ-2-イル、3-メチル-ブタ-1-イル、3-メチル-ブタ-2-イル、ペンタ-1-イル、ペンタ-2-イル、ペンタ-3-イル、ヘキサ-1-イル、ヘキサ-2-イルおよびヘキサ-3-イルを含むがこれらに限定されない、1〜6個の炭素原子を有する分岐または非分岐のアルキル基を示す。「C2-6-アルケニル」という語句は、エテニル、プロペニルおよびブテニルを含むがこれらに限定されない、2〜6個の炭素原子および1個の二重結合を有する前記基を表す。「C2-6-アルキニル」という語句は、エチニル、プロピニルおよびブチニルを含むがこれらに限定されない、2〜6個の炭素原子および1個の三重結合を有する前記基を表す。
「C1-8-アルキル(アルケニル/アルキニル)」という語句はC1-8-アルキルC2-8-アルケニルまたはC2-8-アルキニルを意味する。「C1-8-アルキル」という語句は、メチル、エチル、プロパ-1-イル、プロパ-2-イル、2-メチル-プロパ-1-イル、2-メチル-プロパ-2-イル、2,2-ジメチル-プロパ-1-イル、ブタ-1-イル、ブタ-2-イル、3-メチル-ブタ-1-イル、3-メチル-ブタ-2-イル、ペンタ-1-イル、ペンタ-2-イル、ペンタ-3-イル、ヘキサ-1-イル、ヘキサ-2-イルおよびヘキサ-3-イル、1-ヘプチル、2-ヘプチル、3-ヘプチルおよび4-ヘプチルを含むがこれらに限定されない、1〜8個の炭素原子を有する分岐または非分岐のアルキル基を示す。「C2-8-アルケニル」という語句は、エテニル、プロペニルおよびブテニルを含むがこれらに限定されない、2〜8個の炭素原子および1個の三重結合を有する前記基を表す。「C2-8-アルキニル」という語句は、エチニル、プロピニルおよびブチニルを含むがこれらに限定されない、2〜8個の炭素原子および1個の三重結合を有する前記基を表す。
「C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)」という表現は、C3-8-シクロアルキルまたはC3-8-シクロアルケニルを意味する。「C3-8-シクロアルキル」という語句は、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロヘプチル、例えば2-ビシクロ[2.2.1]ヘプチルを含むがこれらに限定はされない、3〜8個の炭素原子を有する単環式または二環式の炭素環を表す。「C3-8-シクロアルケニル」という語句は、シクロプロペニル、シクロペンテニルおよびシクロヘキセニルを含むがこれらに限定はされない、3〜8個の炭素原子および1個の二重結合を有する単環式または二環式の炭素環を表す。
「C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)」という語句は、C3-8-ヘテロシクロアルキルまたはC3-8-ヘテロシクロアルケニルを意味する。「C3-8-ヘテロシクロアルキル」という語句は、環が2〜7個の炭素原子および1または2個のヘテロ原子(N、SまたはOから独立して選択される)から選択される3〜8原子によって形成される単環式または二環式の環系を表す。C3-8-ヘテロシクロアルキルの例としては、ピロリジン、アゼパン、モルホリンおよびピペリジンが挙げられる。「C3-8-ヘテロシクロアルケニル」という語句は、環が2〜7個の炭素原子および1または2個のヘテロ原子(N、SまたはOから独立して選択される)から選択される3〜8原子によって形成され、1個の二重結合を有する単環式または二環式の環系を表す。
アリールという語句は、フェニルおよびナフチルを含むがこれらに限定されない、5〜10個の炭素原子からなる単環式または二環式の芳香族系を表す。単独でまたはより大きな置換基の一部として記載されるアリールはいずれも、場合により置換され、従って1個またはそれ以上の置換基、例えば 0、1、2、3または4個の置換基で置換されていてもよい。単独でまたはより大きな置換基の一部として記載されるアリールはいずれも、アミノ、ハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)アミノ、ジ-(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))アミノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-CO-NH-およびC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-スルホンアミドからなる群から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基で置換されていてもよく;または、2つの隣接する置換基が、これらが連結するアリール基と一緒に場合により1または2個のヘテロ原子を含有し、場合により1個またはそれ以上のC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)基で置換される4〜8員環を形成していてもよい。2つの隣接する置換基が、これらが連結するアリール基と一緒に場合により1または2個のヘテロ原子を含有する4〜8員環を形成する場合には、環が3〜8個の炭素原子および0〜2個のヘテロ原子(N、SまたはOから独立して選択される)から選択される4〜8個の原子によって形成される。前記の2つの隣接する置換基は一緒に以下を形成することができる:
-(CH2)n-O-、-O-(CH2)m-O-、-CH2-O-(CH2)p-O-、-CH2-O-CH2-O-CH2-、-O-C(CH3)2-(CH2)m-、-(CH2)n-S-、-S-(CH2)m-S-、-CH2-S-(CH2)p-S-または-CH2-S-CH2-S-CH2-、-S-C(CH3)2-(CH2)m-(m’‘は1, 2または3であり、n’‘は2、3または4であり、p’‘は1または2である。)。
「ヘテロアリール」という語句は、ピリジン、ピロール、ピリミジン、キノリン、インドール、チオフェン、フラン、イミダゾール、例えば3H-イミダゾールおよび1H-イミダゾール、トリアゾール、例えば[1,2,3]トリアゾールおよび[1,2,4]トリアゾール、テトラゾール、例えば2H-テトラゾールおよびオキサゾールを含むがこれらに限定されない、1、2、3、4、5、6、7、8または9個の炭素原子および1、2、3または4 ヘテロ原子(N、SまたはOから独立して選択される)から選択される5〜10個の炭素原子からなる単環式または二環式の芳香族系を表す。単独でまたはより大きな置換基の一部として記載されるヘテロアリールはいずれも、場合により置換され、従って1個またはそれ以上の置換基、例えば 0、1、2、3または4個の置換基で置換されていてもよい。単独でまたはより大きな置換基の一部として記載されるヘテロアリールはいずれも、ハロゲン、シアノ、アミノ、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-フェノキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-フェノキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-フェノキシ、アミノ-フェノキシ、ハロ-フェノキシ、シアノ-フェノキシ、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-フェノキシ、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-フェノキシ、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-フェノキシ、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-フェノキシ、C1-6-アルキル-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-フェノキシ、ヒドロキシ-フェノキシ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-フェノキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-フェノキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-フェノキシ、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-フェノキシ、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-フェノキシ、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-フェノキシ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)アミノ-フェノキシ、ジ-(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))アミノ-フェノキシ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-CO-NH-フェノキシおよびC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-スルホンアミド-フェノキシからなる群から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい。
「ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」という語句は、1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換されるC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表し、トリフルオロメチルおよび3,3,3-トリフルオロ-1-プロピルを含むがこれに限定はされない。同様に、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)は、 1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)を表し、そして「ハロ-フェノキシ」は、 1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換されるフェノキシを表す。
「アミノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」という語句は、1-アミノ-2-メチル-プロパ-1-イルおよび1-アミノ-3-メチル-ブタ-1-イルを含むがこれらに限定されない、1個のアミノ基で置換されるC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表す。同様に、アミノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)は、1個のアミノ基で置換されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)を表し、アミノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)は、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)が1個のアミノ基で置換されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表す。
C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、アミノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アミノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アミノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、R7NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)アミノ、ジ-(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))アミノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-CO-NH-、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-スルホンアミド C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-フェノキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-フェノキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-フェノキシ、ハロ-フェノキシ、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-フェノキシ、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-フェノキシ、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-フェノキシ、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-フェノキシ、C1-6-アルキル-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-フェノキシ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-フェノキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-フェノキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-フェノキシ、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-フェノキシ、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-フェノキシ、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-フェノキシ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)アミノ-フェノキシ、ジ-(C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル))アミノ-フェノキシ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-CO-NH-フェノキシおよびC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-スルホンアミド-フェノキシという表現において、「C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」、「C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)」、「C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)」、「アリール」、「ヘテロアリール」、「ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」、「ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)」、「ハロ-フェノキシ」、「アミノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」、「アミノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)」および「アミノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」 という語句は上記に定義されるとおりである。
単独でまたはより大きな置換基の一部として記載されるアリールはいずれも、独立して1、2、3、4、5または6 個の炭素原子を含む。
単独でまたはより大きな置換基の一部として記載されるC1-8-アルキル(アルケニル/アルキニル)はいずれも、独立して 1、2、3、4、5、6、7または8個の炭素原子を含む。
単独でまたはより大きな置換基の一部として記載されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)はいずれも、独立して 3、4、5、6、7または8個の炭素原子を含む。
単独でまたはより大きな置換基の一部として記載されるC3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)はいずれも、独立して2、3、4、5、6または7個の炭素原子および 1または2個のヘテロ原子を含む。
単独でまたはより大きな置換基の一部として記載されるアリールはいずれも、独立して 5、6、7、8、9または10個の炭素原子を含む。
単独でまたはより大きな置換基の一部として記載されるヘテロアリールはいずれも、独立して1、2、3、4、5、6、7、8または9個の炭素原子および1、2、3または4 個のヘテロ原子から選択された5、6、7、8、9または10個の炭素原子を含む。
本発明の別の実施態様において、以下の定義が式7に適用される:
「ヘテロ原子」という語句は窒素、酸素または硫黄原子を表す。
「ハロゲン」はフルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを意味する。「ハロ」はハロゲンを意味する。
「シアノ」は、炭素原子を解して分子の残りの部分に連結する
Figure 2009525993
を表す。
「C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」という表現は、C1-6-アルキル、C2-6-アルケニルまたはC2-6-アルキニルを意味する。
「C1-6-アルキル」という語句は、メチル、エチル、プロパ-1-イル、プロパ-2-イル、2-メチル-プロパ-1-イル、2-メチル-プロパ-2-イル、2,2-ジメチル-プロパ-1-イル、ブタ-1-イル、ブタ-2-イル、3-メチル-ブタ-1-イル、3-メチル-ブタ-2-イル、ペンタ-1-イル、ペンタ-2-イル、ペンタ-3-イル、ヘキサ-1-イル、ヘキサ-2-イルおよびヘキサ-3-イルを含むがこれらに限定されない、1〜6個の炭素原子を有する分岐または非分岐のアルキル基を示す。
「C2-6-アルケニル」という語句は、エテニル、プロペニルおよびブテニルを含むがこれらに限定されない、2〜6個の炭素原子および1個の二重結合を有する分岐または非分岐のアルケニル基を示す。
「C2-6-アルキニル」という語句は、エチニル、プロピニルおよびブチニルを含むがこれらに限定されない、2〜6個の炭素原子および1個の三重結合を有する分岐または非分岐のアルキニル基を示す。
「C1-8-アルキル(アルケニル/アルキニル)」という表現は、C1-8-アルキル、C2-8-アルケニルまたはC2-8-アルキニルを意味する。
「C1-8-アルキル」という語句は、メチル、エチル、プロパ-1-イル、プロパ-2-イル、2-メチル-プロパ-1-イル、2-メチル-プロパ-2-イル、2,2-ジメチル-プロパ-1-イル、ブタ-1-イル、ブタ-2-イル、3-メチル-ブタ-1-イル、3-メチル-ブタ-2-イル、ペンタ-1-イル、ペンタ-2-イル、ペンタ-3-イル、ヘキサ-1-イル、ヘキサ-2-イル、ヘキサ-3-イル、2-メチル-4,4-ジメチル-ペンタ-1-イルおよびヘプタ-1-イルを含むがこれらに限定されない、1〜8個の炭素原子を有する分岐または非分岐のアルキル基を示す。
「C2-8-アルケニル」という語句は、エテニル、プロペニルおよびブテニルを含むがこれらに限定されない、2〜8個の炭素原子よび1個の二重結合を有する分岐または非分岐のアルケニル基を示す。
「C2-8-アルキニル」という語句は、エチニル、プロピニルおよびブチニルを含むがこれらに限定されない、2〜8個の炭素原子よび1個の三重結合を有する分岐または非分岐のアルケニル基を示す。
「C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)」という表現は、C3-8-シクロアルキルまたはC3-8-シクロアルケニルを意味する。
「C3-8-シクロアルキル」という語句は、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロヘプチル、例えば、2-ビシクロ[2.2.1]ヘプチルを含むがこれらに限定されない、3〜6個の炭素原子を有する単環式または二環式の炭素環を表す。
「C3-8-シクロアルケニル」という語句は、シクロペンテニルおよびシクロヘキセニルを含むがこれらに限定されない、3〜8個の炭素原子を有し、1個の二重結合を含有する単環式または二環式の炭素環を表す。
「C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)」という語句は、C3-8-ヘテロシクロアルキルまたはC3-8-ヘテロシクロアルケニルを意味する。
「C3-8-ヘテロシクロアルキル」という語句は、環が2〜7個の炭素原子および1または2個のヘテロ原子(窒素、酸素または硫黄原子から独立して選択される)から選択される3〜8個の原子によって形成される単環式または二環式の環系を表す。C3-8-ヘテロシクロアルキルの例としては、ピロリジン、アゼパン、モルホリン、ピペリジン、ピペラジンおよびテトラヒドロフランが挙げられる。
「C3-8-ヘテロシクロアルケニル」という語句は、環が2〜7個の炭素原子および1または2個のヘテロ原子(窒素、酸素または硫黄原子から独立して選択される)から選択される3〜8個の 原子によって形成される単環式または二環式の環系を表す。C3-8-ヘテロシクロアルケニルの例としては、ジヒドロピロール、ジヒドロフランおよびジヒドロチオフェンが挙げられる。
C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)が窒素原子を含む場合には、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)が複素環の炭素原子または窒素原子を介して分子の残りの部分に連結する。
C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)が窒素原子を含まない場合には、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)が複素環の炭素原子を介して分子の残りの部分に連結する。
「ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」という語句は、ハロゲンで置換されるC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表し、トリフルオロメチルを含むがこれに限定はされない。
同様に、「ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)」は、ハロゲンで置換されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)を表し、クロロシクロプロパンおよびクロロシクロヘキサンを含むがこれに限定はされない。
同様に、「ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」は、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を介して分子の残りの部分に連結するハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)を表す。
「C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ」という語句は、酸素原子を介して分子の残りの部分に連結するC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表す。
同様に、「C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ」は、酸素原子を介して分子の残りの部分に連結するC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)を表す。
「C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」、「アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」、「アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)」、「アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」、「C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」、「C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」、「ヘテロアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」、「ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)」、「ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」、「NR4R5-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」、「NR4R5-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)」、「NR4R5-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」、「C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ」、「C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」、「C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」および「C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」 という表現において、「C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」、「C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)」、「アリール」、「C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)」、「ヘテロアリール」、「C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ」および「C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ」 という語句は上記に定義されるとおりである。
「ヘテロアリール」という語句は、ピリジン、チオフェン、フラン、ピロール、ピラゾール、トリアゾール、テトラゾール、オキサゾール、イミダゾール、チアゾール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェンおよびインドールからなる群から選択される単環式または二環式の複素環式芳香族系を表す。
アリールという語句は、フェニルおよびナフチルからなる群から選択される単環式または二環式の複素環式芳香族系を表す。
「場合により置換されるアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」という語句は、アリール部分が場合により、例えば、ハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシおよびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシからなる群から独立して選択される1、2または3個の置換基で置換されるアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表す。
同様に、「場合により置換されるアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)」という語句は、アリール部分が場合により、例えば、ハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシおよびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシからなる群から独立して選択される1、2または3個の置換基で置換されるアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)を表す。
同様に、「場合により置換されるアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」という語句は、アリール部分が場合により、例えば、ハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシおよびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシからなる群から独立して選択される1、2または3個の置換基で置換されるアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表す。
本発明の別の実施態様において、以下の定義が式8に適用される:
「ヘテロ原子」という語句は窒素、酸素または硫黄原子を表す。
「ハロゲン」はフルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを意味する。「ハロ」はハロゲンを意味する。
「シアノ」は、炭素原子を介して分子の残りの部分に連結する
Figure 2009525993
を表す。
「アミノ」は窒素原子を介して分子の残りの部分に連結するNH2を表す。
「C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」という表現は、C1-6-アルキル、C2-6-アルケニルまたはC2-6-アルキニルを意味する。
「C1-6-アルキル」という語句は、メチル、エチル、プロパ-1-イル、プロパ-2-イル、2-メチル-プロパ-1-イル、2-メチル-プロパ-2-イル、2,2-ジメチル-プロパ-1-イル、ブタ-1-イル、ブタ-2-イル、3-メチル-ブタ-1-イル、3-メチル-ブタ-2-イル、ペンタ-1-イル、ペンタ-2-イル、ペンタ-3-イル、ヘキサ-1-イル、ヘキサ-2-イルおよびヘキサ-3-イルを含むがこれらに限定されない、1〜6個の炭素原子を有する分岐または非分岐のアルキル基を示す。
「C2-6-アルケニル」という語句は、エテニル、プロペニルおよびブテニルを含むがこれらに限定されない、2〜6個の炭素原子および1個の二重結合を有する分岐または非分岐のアルケニル基を示す。
「C2-6-アルキニル」という語句は、エチニル、プロピニルおよびブチニルを含むがこれらに限定されない、2〜6個の炭素原子および1個の三重結合を有する分岐または非分岐のアルキニル基を示す。
「C1-10-アルキル(アルケニル/アルキニル)」という表現は、C1-10-アルキル、C2-10-アルケニルまたはC2-10-アルキニルを意味する。
「C1-10-アルキル」という語句は、メチル、エチル、プロパ-1-イル、プロパ-2-イル、2-メチル-プロパ-1-イル、2-メチル-プロパ-2-イル、2,2-ジメチル-プロパ-1-イル、ブタ-1-イル、ブタ-2-イル、3-メチル-ブタ-1-イル、3-メチル-ブタ-2-イル、ペンタ-1-イル、ペンタ-2-イル、ペンタ-3-イル、ヘキサ-1-イル、ヘキサ-2-イル、ヘキサ-3-イル、2-メチル-4,4-ジメチル-ペンタ-1-イルおよびヘプタ-1-イルを含むがこれらに限定されない、1〜10個の炭素原子を有する分岐または非分岐のアルキル基を示す。
「C2-10-アルケニル」という語句は、エテニル、プロペニルおよびブテニルを含むがこれらに限定されない、2〜10個の炭素原子よび1個の二重結合を有する分岐または非分岐のアルケニル基を示す。
「C2-10-アルキニル」という語句は、エチニル、プロピニルおよびブチニルを含むがこれらに限定されない、2〜10個の炭素原子よび1個の三重結合を有する分岐または非分岐のアルケニル基を示す。
「C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)」という表現は、C3-8-シクロアルキルまたはC3-8-シクロアルケニルを意味する。
「C3-8-シクロアルキル」という語句は、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロヘプチル、例えば、2-ビシクロ[2.2.1]ヘプチルを含むがこれらに限定されない、3〜8個の炭素原子を有する単環式または二環式の炭素環を表す。
「C3-8-シクロアルケニル」という語句は、シクロペンテニルおよびシクロヘキセニルを含むがこれらに限定されない、3〜8個の炭素原子を有し、1個の二重結合を含有する単環式または二環式の炭素環を表す。
「ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」という語句は、ハロゲンで置換されるC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表し、トリフルオロメチルを含むがこれに限定はされない。
「ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ」という語句は、ハロゲンで置換されるC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシを表し、トリフルオロメチルオキシを含むがこれに限定はされない。
同様に、「ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)」は、ハロゲンで置換されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)を表し、クロロシクロプロパンおよびクロロシクロヘキサンを含むがこれに限定はされない。
同様に、「ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ」は、ハロゲンで置換されるC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシを表し、クロロシクロプロピルオキシおよびクロロシクロヘキシルオキシを含むがこれに限定はされない。
同様に、「ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ」は、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシを介して分子の残りの部分に連結するハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)を表す。
「C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ」という語句は、酸素原子を介して分子の残りの部分に連結するC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表す。
同様に、「C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ」は、酸素原子を介して分子の残りの部分に連結するC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)を表す。
「アリール」という語句は、フェニル、ナフチル、チオフェン、フラン、ベンゾチオフェンおよびベンゾフランからなる群から選択される単環式または二環式の芳香族系を表す。
「場合により置換されるアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」という語句は、アリール部分が場合により、例えば、ハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシおよびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシからなる群から独立して選択される1、2または3個の置換基で置換されるアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)を表す。
同様に、「場合により置換されるアリール」という語句は、アリールが場合により、例えば、ハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシおよびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシからなる群から独立して選択される1、2または3個の置換基で置換されるアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)を表す。
「C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」、「アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」および「C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ」という表現において、「C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)」、「C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)」、「アリール」および「C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ」という語句は上記に定義したとおりである。
本発明は、上記の実施態様の任意の組み合わせ、および、本発明の任意の態様とともに上記の実施態様の任意の組み合わせに及ぶ。
本発明の塩は、好ましくは薬学的に許容される塩である。前記塩には、薬学的に許容される酸付加塩、薬学的に許容される金属塩、アンモニウムおよびアルキルアンモニウム塩が含まれる。
本発明の薬学的に許容される塩は好ましくは酸付加塩である。本発明の酸付加塩は、好ましくは、非毒性の酸で形成される本発明化合物の薬学的に許容される塩である。酸付加塩には、無機酸および有機酸の塩が含まれる。代表的な無機酸の例には、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸および硝酸等が含まれる。代表的な有機酸の例には、ギ酸、酢酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、安息香酸、桂皮酸、クエン酸、フマル酸、グリコール酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、マロン酸、マンデル酸、シュウ酸、ピクリン酸、ピルビン酸、サリチル酸、コハク酸、エタンスルホン酸、酒石酸、アスコルビン酸、パモ酸、グルコン酸、シトラコン酸、アスパラギン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、EDTA、グリコール酸、p-アミノ安息香酸、グルタミン酸、ビスメチレンサリチル酸、メタンスルホン酸、エタンジスルホン酸、イタコン酸、ベンゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、テオフィリン酢酸および8-ハロテオフィリン、例えば8-ブロモテオフィリン等が含まれる。薬学的に許容される無機酸または有機酸付加塩のさらなる例としては、参照することにより本明細書に組み込まれる「J. Pharm. Sci. 1977, 66, 2」に記載されている薬学的に許容される塩が含まれる。
金属塩の例には、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム塩等が含まれる。
アンモニウムおよびアルキルアンモニウム塩の例としては、アンモニウム、メチル-、ジメチル-、トリメチル-、エチル-、ヒドロキシエチル-、ジエチル-、n-ブチル-、sec-ブチル-、tert-ブチル-、テトラメチルアンモニウム塩等が含まれる。 本発明化合物が形成することができる水和物も薬学的に許容される酸付加塩として考えられる。 本発明の化合物は1つまたはそれ以上の不斉中心を有することができ、このことは、分割され、純粋なもしくは部分的に精製された光学異性体およびそれらのラセミ混合物を含む混合物がいずれも本発明の範囲に含まれることを意味する。
さらに、二重結合または完全にもしくは部分的に飽和した環系が分子内に存在する場合には、幾何異性体が形成され得る。分離され、純粋なもしくは部分的に精製された幾何異性体またはそれらの混合物のようないずれの幾何異性体も、本発明の範囲に含まれる。同様に、回転が制限される結合を有する分子は幾何異性体を形成し得る。これらもまた、本発明の範囲に含まれる。 さらに、いくつかの本発明化合物は、異なる互変異性型で存在することができ、前記化合物が形成することができる互変異性型はいずれも、本発明の範囲に含まれる。 本発明の化合物は、水、エタノール等のような溶剤とともに溶媒和体(solvated forms)で存在するものと同様に、溶媒和されないで存在し得る。概して、本発明の目的においては、溶媒和体は非溶媒和体(unsolvated forms)と同等であると考えられる。
ラセミ体は、公知の方法、例えば、そのジアステレオマー塩の光学活性な酸を用いる分離、および塩基での処理による光学活性アミン化合物の遊離により、光学対掌体に分割することができる。ラセミ化合物の光学対掌体への分割のもう1つの方法は、光学活性なマトリックスを用いたクロマトグラフィーに基づくものである。本発明のラセミ化合物はまた、例えば、d-もしくはl-塩(酒石酸塩、マンデル酸塩またはカンファースルホン酸塩)の分別晶出(fractional crystallization)によってもその光学対掌体に分割することができる。本発明の化合物はまた、ジアステレオマー誘導体の形成によっても分割することができる。さらに、当業者に公知の光学対掌体の分割方法を使用することもできる。このような方法には、「J. Jaques, A. Collet and S. Wilen in “Enantiomers, Racemates, and Resolutions”, John Wiley and Sons, New York (1981) 」により議論されている方法が含まれる。
光学活性化合物はまた、光学活性な出発物質から製造することもできる。
本発明は、投与において、薬学的な活性物質となる前に代謝過程により化学的変換を受ける、本発明化合物のプロドラッグもまた包含する。
本発明はまた医薬調合物に関する。本発明の化合物またはその塩は、単回または複数回投与で、単独でまたは薬学的に許容されるキャリアーまたは希釈剤と組み合わせて投与することができる。本発明による医薬調合物は、薬学的に許容されるキャリアーまたは希釈剤ならびに他の公知の佐剤および賦形剤とともに、「Remington: The Science and Practice of Pharmacy, 19 Edition, Gennaro, Ed., Mack Publishing Co., Easton, PA, 1995」に開示されているような慣用の技術に従って製剤化することができる。
前記の医薬調合物は、具体的には経口、 直腸、 経鼻、 肺、 局所(口腔および舌下腺(sublingual)を含む)、 経皮、 嚢内(intracisternal)、 腹腔内、 膣および非経口 (皮下、 筋肉内、 髄腔内(intrathecal)、 静脈内および皮内を含む)経路のような適切な経路、好ましくは経口経路による投与のために製剤化されてもよい。好ましい経路は、治療される対象者の一般的な状態および年齢、治療される障害または疾患の性質および選択される有効成分に依存するということは認識されるだろう。
本発明化合物および薬学的に許容されるキャリアーを組み合わせることにより形成される医薬調合物は、開示された投与経路に適した種々の剤形で容易に投与することができる。前記の調合物は、都合よくは、本技術分野において公知の方法によって単位投薬形態(unit dosage form)で存在することができる。
本発明の化合物は、通常、遊離塩基としてまたはその薬学的に許容される塩として利用される。1つの例としては、遊離塩基が有効性を有する化合物の酸付加塩が挙げられる。本発明化合物が遊離塩基を含む場合には、前記の塩は、本発明の遊離塩基の溶液または懸濁液を化学的当量の薬学的に許容される酸と処理することにより、慣用の方法で製造される。代表的な例は上述したとおりである。 経口投与のための医薬調合物は固体または液体でよい。経口投与のための固体剤形には、例えば、カプセル剤、錠剤、糖剤、丸剤、ロゼンジ、散剤、顆粒剤、および例えば散剤または小丸剤の形態で硬ゼラチンカプセルに収納されているか、またはトローチ剤またはロゼンジの形態にある錠剤が含まれる。適当な場合には、経口用医薬調合物は、腸溶性コーティングのようなコーティングを伴って製造することができ、またはそれらは有効成分を徐放もしくは持続放出のような制御放出(controlled release)をするように公知の方法によって製剤化することもできる。経口投与のための液体の剤形には、例えば液剤、乳剤、懸濁剤、シロップ剤およびエリキシル剤が含まれる。
経口投与に適した本発明の製剤は、それぞれが所定の量の有効成分を含むカプセル剤または錠剤のような個別の単位として存在することができ、それらは適当な賦形剤を含むことができる。さらに、経口的に利用することができる製剤は、散剤または顆粒剤、水系もしくは非水系液体での液剤もしくは懸濁剤、または水中油型もしくは油中水型液体乳剤の形態でよい。
適当な薬学的キャリアーには、不活性な固体の希釈剤または増量剤、滅菌水溶液および種々の有機溶剤が含まれる。固体キャリアーの例としては、ラクトース、石膏、ショ糖、シクロデキストリン、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、アカシア(acacia)、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、セルロースの低級アルキルエーテル、とうもろこしでんぷん、ジャガイモでんぷん、増粘剤(gums)等が挙げられる。液体のキャリアーの例としては、シロップ、ピーナッツ油、オリーブ油、リン脂質、脂肪酸、脂肪酸アミン、ポリオキシエチレンおよび水が挙げられる。 前記のキャリアーまたは希釈剤は、モノステアリン酸グリセリンまたはジステアリン酸グリセリンのような本技術分野で公知の徐放物質を、単独でまたはワックスと混合して含むことができる。
このような目的のために通常使用される、着色剤、 香料(flavourings)、 保存剤等のような佐剤または添加剤はいずれも、有効成分と適合することを条件として使用することができる。
固体のキャリアーの量は変化し得るが、通常、約25 mg〜約1 gである。
液体のキャリアーが使用される場合には、調合物はシロップ剤、乳剤、軟ゼラチンカプセル剤、または水系もしくは非水系の液体懸濁液もしくは溶液のような注射用滅菌液体の形態でよい。
錠剤は、通常の佐剤または希釈剤とともに活性成分を混合し、引き続き、該混合物を慣用の打錠機において圧縮することにより製造することができる。
非経口投与のための医薬調合物には、使用に先立って注射用滅菌溶液または分散剤で再構成される滅菌散剤と同様に、滅菌した水系および非水系の注射溶液、分散剤 、懸濁剤または乳剤が含まれる。デポー注射製剤(Depot injectable formulations)もまた本発明の範囲に含まれるものとして考えられる。
非経口投与に関して、本発明化合物の溶液は、滅菌水溶液、プロピレングリコール水溶液、ビタミンE水溶液またはゴマ油もしくはピーナッツ油において使用される。前記水溶液は必要な場合には適当に緩衝され、十分な生理食塩水またはグルコースを用いて液体の希釈剤によりまず等張化される。前記水溶液は特に静脈内、筋肉内、皮下および腹腔内投与に適している。使用される前記滅菌された水系媒体はすべて当業者に公知の標準的な技術により、容易に利用することができる。 注射溶液は、注射用溶剤、好ましくは滅菌水の一部に有効成分および可能な添加剤を溶解させ、該溶液を所望の容量に調整し、該溶液を滅菌してそれを適当なアンプルまたはバイアルに満たすことにより製造することができる。本技術分野で慣用的に用いられる適当な添加剤、例えば等張化剤、防腐剤、酸化防止剤等を添加することができる。
その他の適当な投与形態としては、坐剤、 スプレー剤、 軟膏、 クリーム剤、 ゲル剤、 吸入剤、 皮膚パッチ剤(dermal patches)、 インプラント等が含まれる。
典型的な経口用量は、1日につき体重1 kgあたり約0.001〜約100 mg、好ましくは1日につき体重1 kgあたり約0.01〜約50 mg、さらに好ましくは1日につき体重1 kgあたり約0.05〜約10 mgの範囲内で、1〜3回投与のように1回以上投与される。正確な用量は、投与の頻度および形態、投与対象の性別、年齢、体重および一般的な状態、治療される障害または疾患の性質および重篤度、および治療される付随する疾患、および当業者にとって明らかなその他の因子に依存する。
製剤は、都合よくは、当業者に公知の方法により、単位投薬形態で存在することができる。1日あたり1〜3回のような1日あたり1回以上の経口投与のための典型的な単位剤形は、約0.01〜約1000 mg、約0.01〜約100 mg、好ましくは約0.05〜約500 mg、およびさらに好ましくは約0.5〜約200 mgを含むことができる。
静脈内、髄腔内、筋肉内および類似の投与のような非経口経路のための用量は、典型的には経口投与で用いられる用量のほぼ半分である。
本発明の製剤化のための処方の典型的な例は以下のとおりである:
1)遊離塩基として計算して5.0 mgの本発明化合物を含む錠剤:
本発明化合物 5.0 mg
ラクトース 60 mg
メイズスターチ 30 mg
ヒドロキシプロピルセルロース 2.4 mg
微結晶性セルロース 19.2 mg
クロスカルメロースナトリウムタイプA 2.4 mg
ステアリン酸マグネシウム 0.84 mg
2)遊離塩基として計算して0.5 mgの本発明化合物を含む錠剤:
本発明化合物 0.5 mg
ラクトース 46.9 mg
メイズスターチ 23.5 mg
ポビドン(Povidone) 1.8 mg
微結晶性セルロース 14.4 mg
クロスカルメロースナトリウムタイプA 1.8 mg
ステアリン酸マグネシウム 0.63 mg
3)1ミリリットルあたりに以下を含むシロップ剤:
本発明化合物 25 mg
ソルビトール 500 mg
ヒドロキシプロピルセルロース 15 mg
グリセロール 50 mg
メチル-パラベン 1 mg
プロピル-パラベン 0.1 mg
エタノール 0.005 mL
フレイバー 0.05 mg
サッカリンナトリウム 0.5 mg
水で1 mLに
4)1ミリリットルあたりに以下を含む注射溶液:
本発明化合物 0.5 mg
ソルビトール 5.1 mg
酢酸 0.05 mg
サッカリンナトリウム 0.5 mg
水で1 mLに
以下に、本発明を支持する化学的証拠に関して7つの実施例を示す。挙げられる全ての知見は先例のないものであり、類似の結果を示す物質に関する記載は見出されていない。
<実施例1 電気生理学(ラット)>
ラットの腹側被蓋野(VTA)、すなわち中脳辺縁系における自発的に活性なドーパミン作動性ニューロンの数の抑制によって、化合物の抗精神病性の能力を説明できることが報告されている(Chiodo and Bunney 1983, J. Neurosci., 5, 2539-2544)。中脳辺縁系において、臨床的に使用される抗精神病薬は全て、ドーパミン作動性ニューロンの発火率を増加させる(Tung et al., 1991, J. Neural Transm. Gen Sect., 84(1-2), 53-64)。慢性投与後には、このような抗精神病薬は最終的に(治療の3〜4週後に)発火率を治療前レベルにまで減少させる(Skarsfeldt 1992, Synapse, 10, 25-33; White and Wang 1983, Science, 221, 1054-1057)。脱分極遮断が介在すると考えられているこのドーパミン作動性ニューロンにおける抑制作用が、抗精神病薬の抗精神病性作用に関して治療的に重要であると考えられている(Grace and Bunney 1986, J. Pharmacol. Exp. Ther. 238, 1092-1100)。推論として、中脳辺縁系のドーパミン作動性ニューロンの自然発火率を急激に減少させる化合物については、抗精神病薬効果の速い発現を期待することができる。げっ歯類のVTAにおけるDAニューロンにKCNQサブユニットが存在することは報告されているが、その機能についてはわかっていない(Saganich et al. 2001, J. Neurosci. 21(13)4609-4624; Cooper et al. 2001, J. Neurosci., 21(24)9529-9540)。従って、KCNQ開口薬がVTAにおけるDAニューロンの自発的活性を強く抑制できるかどうかを調べた。
対象 体重が270〜340 gオスのWisterラット(Harlan, The Netherlands)を使用した。動物は、飼料と水道水を自由摂取させ、一定の室内温度(21±2℃)および湿度(55±5%)の制御条件において、12時間明暗サイクル下で飼育した。
実験手順 ラットに抱水クロラール(400 mg/kg)の腹腔内投与によって麻酔を施した。その後、追加の麻酔投与(100 mg/kg)および薬剤投与のために大腿静脈カテーテルを挿入した。その後、動物を定位固定フレームにのせ、頭蓋を露出させ、腹側被蓋領域上にドリルで穴(0.5 x 0.5 cm)を開けた。細胞外における単一細胞の記録を、ガラスキャピラリーからなり、2 M NaClにおける2% Pontamine Sky Blueが充填されている電極を用いて行った。電極の先端を顕微鏡下で切断し、135 Hzで2.0〜8.0 Mルのインピーダンスを生成させた。その後、水埋のマイクロドライブを用いて電極を以下の座標:ブレグマの後方5.5〜5.0 mm、正中線の側方0.5〜0.9 mmに向けて脳内に降ろした。細胞外の活動電位を増幅し、弁別し、オシロスコープおよびオーディオモニター上で観察した。弁別したスパイクを集め、CED 1401インターフェイスユニット(Cambridge Electronic Design Ltd.)に接続したPCを基礎とするシステム上でSpike 2ソフトウェア(Cambridge Electronic Design Ltd., Cambridge, UK)を用いて解析した。推測されるドーパミン作動性ニューロンは通常、脳表面の下方7.0〜8.5 mmに見出され、(1)ゆっくりとした不規則な発火パターン(0.5〜10 Hz)、および(2)主要な正の成分、負の成分、それに続く小さな正の成分を有する(2.5 msより大きい全体の時間を有する)三相の活動電位を特徴としていた(Bunney et al. 1973, J. Pharmacol. Exp. Ther., 185, 560-571.)。
化合物の投与 安定した基準となる発火率が得られたところで、N-(2-アミノ-4-(4-フルオロベンジルアミノ)-フェニル) カルバミン酸エチルエステル(用量範囲0.3-6.0 mg/kg;容量範囲0.15-1.0 ml/kg)、2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド(用量範囲0.03-0.3 mg/kg;容量範囲0.1-1.0 ml/kg)またはN-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド(用量範囲0.03-0.5 mg/kg;容量範囲0.12-1.0 ml/kg)の累積用量を静脈に投与し、その際、それぞれの投与は少なくとも3分間ずつ隔てて行った。これらの静脈投与用量は、皮下注射による0〜10 mg/kgの用量範囲と合致する。
統計学的解析 最初の薬剤投与(ベースライン)の直前の2〜3分間から計算した平均発火率を最大薬剤効果下にある少なくとも60秒から計算した平均発火率を統計学的に比較することにより、薬剤の効果を評価した。データは、一元配置ANOVA、それに続くStudent-Newman-Keuls posthoc検定により統計的に解析した。0.05未満のp値を有意とした。
結果 表1からわかるように、N-(2-アミノ-4-(4-フルオロベンジルアミノ)-フェニル) カルバミン酸エチルエステル、2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミドおよびN-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミドは全て、有意に、そして用量依存的に、麻酔、その後に化合物の急性投与を施したラットのVTAにおける自発的なDA細胞の発火を抑制した。このデータは、これらの化合物が発現の早い抗精神病性の能力を有する可能性を支持するものである。
表1:麻酔ラットのVTAでの自発的なDA細胞の発火における化合物の効果
Figure 2009525993
<実施例2 アンフェタミン接種(challenge)(ラット)>
げっ歯類へのD-アンフェタミン投与は、側坐核における中脳辺縁ドーパミン受容体を介して自発運動の増加を刺激する。精神刺激薬による精神病は、統合失調症の全ての形態を模してはいないかもしれないが、妄想型統合失調症および非統合失調症型の精神障害に適用することができる(Krystal et al. pp. 214-224 in Neurobiology of Mental Illness ISBN 0-19-511265-2)。アンフェタミン誘導性の自発運動の増加の抑制は、抗精神病薬の可能性を有する化合物を評価するための信頼性の高い方法であると考えられる(Oegren et al., European J. Pharmacol. 1984, 102, 459-464)。以下の実験において、上記で評価された中脳辺縁系路における自発的DAニューロンの抑制が、行動的な抗精神病性エンドポイントに変換されるかどうかを試験した。
対象 体重が170〜240 gオスのWisterラット(Taconic, Denmark)を使用する。動物は、飼料と水道水を自由摂取させ、一定の室内温度(21±2℃)および湿度(55±5%)の制御条件において、12時間明暗サイクル下で飼育した。8匹のラットをそれぞれの用量レベルに対して、および試験化合物に対するベヒクルに加えてd-アンフェタミンを受けるパラレルなコントロール群、およびベヒクルの注入を受ける群において使用した。
実験手順 実験は、平静な部屋において通常の照明条件において行う。試験物質を、d-アンフェタミンスルフェート(0.5 mg/kg)の注入前の30分前に皮下に注射する。d-アンフェタミンスルフェートの注入後直ちに、ラットを個別に、4つの赤外線源およびフォトセルを備えたU-フレーム中に置かれた試験ケージに入れる。光線がケージの底から4 cm上でケージを横切る。運動性を計測して記録する場合には隣接した複数の光線の遮断が求められるので、マウスの静的な動作による数を計測することは避けられる。運動性(カウント)は2時間記録する。d-アンフェタミンなしでベヒクル(生理食塩水)処置によって誘発される平均の運動性をベースラインとして使用する。従って、d-アンフェタミンの100パーセントの効果は、全運動性カウントからベースラインを引いて計算する。試験化合物を受けた群における応答を、全運動性カウントからベースラインを引くことによって測定し、同時に行ったアンフェタミンコントロール群において記録された類似の結果のパーセントとして表す。この応答パーセントを抑制パーセントに変換し、これからED50値をlog-probit解析によって計算する。同時に行った実験のデータにおいて、試験化合物の潜在的な鎮静特性(運動性抑制)を、運動評価の開始時にd-アンフェタミンスルフェートを投与しない以外は実質的に同一の方法を用いて評価する。
結果 表2からわかるように、N-(2-アミノ-4-(4-フルオロベンジルアミノ)-フェニル) カルバミン酸エチルエステル, N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド, 2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミドは全て、ラットにおけるd-アンフェタミン誘導性過剰活動を抑制した。これらの効果の有効性は、自発運動を抑制する有効性よりも強く、すなわち、アンフェタミン誘導性過剰活動の抑制は、化合物の鎮静特性によっては説明できないものであった。むしろこれらの効果はN-(2-アミノ-4-(4-フルオロベンジルアミノ)-フェニル) カルバミン酸エチルエステル, N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミドおよび2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミドの抗精神病性の可能性を反映している。リチウムは急性躁病の治療および双極性障害の予防に有効であるとして認められており(Goldberg 2000, J. Clin. Psychiatry 61 (Suppl. 13), 12-18)、一方、オランザピンは統合失調症の治療に有効であると認められているおり、リチウムとオランザピンの両方ともがこのモデルにおいて有効であったので、これらのデータは、N-(2-アミノ-4-(4-フルオロベンジルアミノ)-フェニル) カルバミン酸エチルエステル、N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド、2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミドの躁病および双極性障害ならびに統合失調症を治療するための可能性を支持するものである。
表2 ラットでのアンフェタミン誘導性過剰活動における化合物の効果
Figure 2009525993
<実施例3 微小透析(ラット)>
精神刺激薬が、中脳辺縁DA投射の終末領域である側坐核における細胞外DAレベルの増加を介して自発運動を増加させることがよく知られている(Guix et al., 1992, Neurosci. Lett., 138(1), 137-140; Moghaddam et al., 1989, Synapse, 4(2), 156-161)。また、興奮薬誘導性の自発運動亢進(hyperlocomotion)における抗精神病薬の拮抗作用が、側坐核において刺激を受けたDAレベルを抑制するための抗精神病薬の作用に関連していることも知られている(Broderick et al., 2004, Prog. Neuropsychopharmacology and Biol. Psych., 28, 157-171)。従って、側坐核は、精神疾患の陽性症状の好転を試験するために神経解剖学的に認められる部位である。従って、自由に動くラットの側坐核でのベースラインのDAレベルおよびアンフェタミンに誘発されたDAレベルにおけるN-(2-アミノ-4-(4-フルオロベンジルアミノ)-フェニル) カルバミン酸エチルエステル, 2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド, N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミドの効果を調べるために、以下の実験を行った。実験は、該データが上記のように得られる行動データと関連するように行った。
対象 初期の体重が275〜300 gオスのSprague-Dawleyラット(Charles River)を使用した。動物は、飼料と水道水を自由摂取させ、一定の室内温度(21±2℃)および湿度(55±5%)の制御条件において、12時間明暗サイクル下で飼育した。
手術 動物はハイプノーム(hypnorm)/ドルミカム(2ml/kgの皮下注射)で麻酔し、側坐核(座標 ブレグマの前方1.7 mm 、ブレグマの側方-1.2 mm 、硬膜の腹側8.0 mm)に透析プローブチップを配置する脳内ガイドカニューレ(CMA/12)を定位固定的に(stereotaxically)埋め込んだ。アンカースクリューおよびアクリルセメントをガイドカニューレの固定のために用いた。動物の体温を直腸プローブおよび加熱プレートにより37℃に維持した。
ラットはケージ中で1匹ずつ飼育し、2日間かけて手術から回復させた。
実験手順 実験当日に、微小透析プローブ(CMA/12、直径0.5 mm、長さ2 mm)を意識のある動物のガイドカニューレを通して挿入した。該プローブをデュアルチャンネルスイベル(dual channel swivel)を通して微量注入ポンプに接続し、これにより動物は制限を受けずに動くことができる。ろ過したリンガー溶液(145 mM NaCl、3 mM KCl、1 mM MgCl2、1.2 mM CaCl2)を用いる微小透析プローブの灌流を、実験の間、1 μl/分の一定流量に維持した。安定化の180分後に、実験を開始した。20分毎に透析液を回収した。実験の後、ラットは断頭により屠殺した。脳を摘出し、凍結させ、切片にして、プローブの位置を確認した。
化合物の投与 2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド(5 mg/kg)、N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド(5 mg/kg)、レチガビン(8,1 mg/kg)またはベヒクル(10% 2-ヒドロキシ-プロピル-ベータ-シクロデキストリン、等張、pH 5〜7)を2.5 ml/kgの容量で皮下に投与した。第一の投与の30分後にdex-アンフェタミンスルフェート(0.5 mg/kg、皮下注射)を投与した。
透析液の解析 透析液におけるドーパミン(DA)の濃度について、HPLCにより電気化学的検出を用いて評価を行った。透析液の構成成分を逆層液体クロマトグラフィー(ODS 150 x 3 mm、3μM)によって分離した。移動相は90 mM NaH2PO4、50 mMクエン酸ナトリウム、367 mg/l ナトリウム1-オクタンスルホン酸、50μM EDTAおよび8%アセトニトリル(pH 4.0)からなり、流速は0.5 ml/分とした。DAの電気化学的検出は電量検出器を用いて行われる:電位の設定E1 = -75 mVおよびE2 = 300 mV(guard cell at 350 mV)(Coulochem II, ESA)。化合物投与前の3つの透析サンプルにおける透析液DAレベルを平均し、DAのベースラインレベル(100%)として使用した。
統計的解析 化合物投与前の3つの透析サンプルにおける透析液のDAレベルを平均し、DAのベースラインレベル(100%)として使用した。
反復測定分散分析、適当な場合にはそれに続くpost hocテスト(Tukeyテスト)を用いてデータを解析した。P値<0.05を有意とした。
結果 表3からわかるように、N-(2-アミノ-4-(4-フルオロベンジルアミノ)-フェニル) カルバミン酸エチルエステル(P < 0.001)、2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド(P < 0.05)およびN-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド (P = 0.002) は、自由に動くラットの側坐核におけるDAの細胞外レベルのアンフェタミン誘導性の増加を有意に弱めた。2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド, N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド、レチガビンはいずれも、この領域における基準の細胞外DAレベルに有意に影響を及ぼさなかった(データは示していない)。これらのデータは、上記のラットにおけるアンフェタミン誘導性活性、すなわち抗精神病薬活性におけるN-(2-アミノ-4-(4-フルオロベンジルアミノ)-フェニル) カルバミン酸エチルエステル、2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミドおよびN-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミドの拮抗作用が、実際に、側坐核において誘発されたDAレベルの低下に関与しており、さらにこれらの化合物の抗精神病性の可能性を高めることを示唆するものである。単にDAの誘発レベルが影響されるのではなく、DAの標準レベルが影響されるという観察からは、無快感症(臨床的に使用される抗精神病薬で一時的に、しかし高頻度に観察される特徴である)を引き起こすリスクの低さが示唆される(このことについては幾つもの講演で聞いてきたが、参考文献に関しては検索中である)。
表3 自由に動くラットの側坐核でのアンフェタミン誘発性のDAレベルの増加における化合物の効果
Figure 2009525993
<実施例4 アンフェタミン感作(マウス)>
臨床データからは、アンフェタミンの投薬を受けたことがない統合失調症および双極性の患者がアンフェタミンの初回投与に対して過剰応答を示すことが示唆され、これはこれらの患者がドーパミン作動性の感作を示し得ることを示唆するものである(Strakowski et al. 1996, Biol. Psychiatry 40, 872-880, Lieberman et al. 1987, Psychopharmacology, 91, 415-433, Strakowski et al., 2001, CNS Drugs 15, 701-708)。この現象は、アンフェタミンの間欠投与を繰り返すことによってアンフェタミン接種に対する行動反応の漸進的増加が得られる場合に、げっ歯類でモデル化され、これは行動感作として知られる現象である(Robinson and Berridge, Brain Research Rev. 1993, 18(3):247-91)。中脳辺縁ドーパミン経路は、この行動感作に関連する主要な神経回路であると考えられている(Robinson and Becker, Brain Research 1986, 396(2):157-98)。感作された動物における急性のアンフェタミン接種に対する行動反応の阻害が、化合物の抗精神病性または抗躁病性の可能性を評価するためのモデルとして提案されている。
対象 体重が約35 gオスのNMRIマウス(Charles River)を使用する。動物は、飼料と水道水を自由摂取させ、一定の室内温度(21±2℃)および湿度(55±5%)の制御条件において、12時間明暗サイクル下でケージあたり6匹のマウスを飼育した。実験群あたり12匹のマウスを使用する。
実験手順 全てのマウスを1日に1回5日間、d-アンフェタミンスルフェート(2.5 mg/kg、皮下注射)または生理食塩水(10 ml/kg)で前もって処置する。前処置の最終日と試験日との間の17日間、動物は上述のように標準的な世話を受けながらケージに置かれる。 実験は平穏な室内において通常の照明条件下で行う。マウスを試験物質またはベヒクルで処置し、個々に試験ケージに30分間置く。その後、マウスにD-アンフェタミンスルフェート(1.25 mg/kg、皮下注射)または生理食塩水(5 ml/kg)を接種し、試験ケージに入れ、データの収集を開始する。5 x 8赤外線光源および4 cm間隔で置かれたフォトセルによって自発運動を観察する。光線がケージの底から1.8cm上でケージを横切る。運動性を計測して記録する場合には隣接した複数の光線の遮断が求められるので、マウスの静的な動作による数を計測することは避けられる。
化合物の投与 アンフェタミンを予め投与したマウスおよびベヒクルを予め投与したマウスを、データ収集の30分前に、皮下注射によりN-(2-アミノ-4-(4-フルオロベンジルアミノ)-フェニル) カルバミン酸エチルエステル(0〜10 mg/kg)、2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド(0〜5 mg/kg)またはN-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド(0〜5 mg/kg)またはベヒクル(10% 2-ヒドロキシ-プロピル-ベータ-シクロデキストリン、等張、pH 5〜7, 5 ml/kg)で処置した。
データ解析 30分の試験において得られた全計測数を動物群あたりで平均し、以下の方法のおける薬剤効果の計算に使用する:アンフェタミン前処理動物におけるアンフェタミン接種によって誘導される平均の運動性を感作反応として使用する。ベヒクル前処理動物におけるベヒクル接種により誘導される平均の運動性をベースライン運動性応答として使用する。ベースライン値を感作アンフェタミン応答値から引き、100%、すなわち感作反応として設定する。この計算を各用量群に関して繰り返し、続いて各用量群に関する値を100%値と比較して表す。すなわち、試験化合物を受けたアンフェタミン感作群における応答を、感作反応からベースライン運動性を引いたものとして測定し、感作アンフェタミン応答群において記録した類似の結果のパーセントで表す。応答パーセントを阻害パーセントに変換し、log-probit解析に付しすことによって、感作反応の阻害に関するED50を求める。同様に、ベースラインの運動性に関するED50を、ベヒクル前処理、ベヒクル接種、薬剤処置動物において現れた運動性応答によってベースライン運動性応答と比較して計算する。引き続いて、治療指数の値を第一のED50を第二のED50によって計算することができる。
結果 表4からわかるように、N-(2-アミノ-4-(4-フルオロベンジルアミノ)-フェニル) カルバミン酸エチルエステル、N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミドおよび2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミドならびに抗躁病性化合物リチウム、および抗精神病薬オランザピンは全て、感作マウスにおけるアンフェタミン接種によって誘導される過剰活動を阻害する。これらの化合物がこの効果を奏する強さは、これらの化合物がベースラインの運動を阻害する大きさよりも大きい。すなわち、前記化合物は沈静効果(calming effect)、すなわち抗精神病性/抗躁病性効果を有し、これは鎮静効果(sedative effect)から分離することが可能である(すなわち治療指数>1)。この分離は、神経弛緩薬に特徴的であり(Kapur and Mamo 2003, Biol. Psych. 27(7), 1081-1090)、従って、N-(2-アミノ-4-(4-フルオロベンジルアミノ)-フェニル) カルバミン酸エチルエステル, N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド, 2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミドの抗精神病性/抗躁病性の可能性を支持するものである。
表4 マウスでのアンフェタミンに感作された行動反応における化合物の効果
Figure 2009525993
<実施例5 条件回避(ラット)>
条件回避反応(CAR)モデルにおいては、ラットを、足への電撃を避けるために1つの場所から他の場所へ移動することにより、一定時間内の刺激に応答するように訓練する。抗精神病薬は、特定の用量範囲内において選択的に、足への電撃の発生によって引き起こされる逃避行動を抑制することなく、回避反応を抑制する。CARモデルは、抗精神病性の可能性を有する化合物に感受的な予測的かつ確実な動物モデルである。従って、全ての臨床的に有効な抗精神病薬はCARを抑制することが示されている(Wadenberg and Hicks, Neuroscience and Biobehav Rev 23, 851-862, 1999)。
対象 試験開始時の体重が150 gオスのWisterラット(Taconic, Denmark)を使用する。ラットは2匹1組で飼育し、12時間明暗サイクル(06:00に点灯)下で飼育する。飼料の自由摂取時体重の80%にラットを維持するために、動物は1日に1回飼料を摂取させる。水は自由摂取させる。温度(21±1℃)および相対湿度(55±5%)は自動的に制御される。
実験手順 条件回避試験は、それぞれが音を減衰させたチャンバー中に置かれた4つの自動化シャトルボックス(ENV-010M, MED-Associates)を用いて行う。それぞれのボックスは通路を有する仕切りによって2つの部屋に分割される。動物の位置および一方の部屋から他方への横断を、分割壁の各側に置いた2つのフォトセルによって検出する。条件刺激(CS)、音および光を与えた場合に、動物は、CSを消す(苦難を終わらせる)ために、および無条件刺激(UCS)の出現を避けるために、シャトルボックスの他方の部屋へ横断するための10秒を有する。ラットが同じ部屋に10秒を超えて残った場合には、逃避を行うまで、または最大10秒間、0.5 mAの無秩序な電気刺激(scrambled foot-shocks)としてUCSを与える。以下の行動に関する変数を評価する:回避(10秒以内のCSに対する応答);逃避(CS+UCSに対する応答);逃避失敗(応答の失敗);試験間の横断および自発運動。各試験セッションの3分前に、ラットをシャトルボックスに慣れさせる。訓練の間、各試験セッションは20秒および30秒の間でランダムに変わる試験間間隔を有する30回の試験からなる。訓練は、ラットが80%以上の回避を示すまで3日間連続して行われる。各動物においてベースライン値に上がる前日に予備試験後が行われ、その後に試験が行われるため、動物は自分自身のコントロールとしての役割を果たす。
8匹中の7匹を各用量レベルで使用する。試験化合物のベヒクルを受けるパラレルなコントロール群もまた含まれる。
化合物の投与 N-(2-アミノ-4-(4-フルオロベンジルアミノ)-フェニル) カルバミン酸エチルエステル(5および10 mg/kg)、N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド(2.5および5 mg/kg)および2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド(2.5および5 mg/kg)を5 ml/kgの容量で、試験の30分前に皮下注射で投与した。化合物は全て、10% 2-ヒドロキシ-プロピル-ベータ-シクロデキストリン(グルコースで等張化、pH 5〜7)のベヒクルに溶解させた。
統計的解析 回避および逃避失敗行動における化合物の効果を、繰り返しのある二元配置ANOVA、適当な場合にはそれに続くpost hocの比較(Student-Newman-Keuls Method)により統計的に評価した。P値<0.05を統計的に有意とした。
結果 表5からわかるように、N-(2-アミノ-4-(4-フルオロベンジルアミノ)-フェニル) カルバミン酸エチルエステル、2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミドおよびN-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミドは全て回避の数を有意に減少させ、これは2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミドおよびN-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド(5 mg/kg)およびN-(2-アミノ-4-(4-フルオロベンジルアミノ)-フェニル) カルバミン酸エチルエステル(10 mg/kg)の抗精神病薬様の活性を示すものである。試験された用量はいずれも逃避失敗の発生を引き起こさなかった。これは運動能力における作用はないことに相当する(データは示していない)。要するに、これらのデータはN-(2-アミノ-4-(4-フルオロベンジルアミノ)-フェニル) カルバミン酸エチルエステル、N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド、2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミドの抗精神病薬の可能性を支持するものである。
表5 ラットでの条件回避反応における化合物の効果
Figure 2009525993
<実施例6 強制水泳試験(マウス)>
統合失調症の症状のスペクトルは、無快感症、引きこもりおよび感情の平板化を含む陰性症状群を伴う。このような症状は、現在入手可能な抗精神病薬によっては十分に治療されない(Duncan et al. 2004, Schizoph. Res., 71(2-3), 239-248; Meltzer et al. 1986, J. Clin. Psychopharmacol., 6(6), 329-338)。強制水泳試験は、抗うつ活性の全臨床評価用に広くかつ頻繁に使用されている(Porsolt et al. 1977, Arch. Int. Pharmacodyn. 229, 327-336)。N-(2-アミノ-4-(4-フルオロベンジルアミノ)-フェニル) カルバミン酸エチルエステル, 2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミドまたはN-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミドが抗うつ薬様効果または気分高揚作用(mood elevating effect)を有するかどうかを調べるために、これらの化合物についてマウス強制水泳試験において試験を行った。
対象 体重が23〜25 gオスのNMRIマウス(Charles River)を使用した。マウスはケージあたり8匹のマウスに、飼料と水道水を自由摂取させ、一定の室内温度(21±2℃)および湿度(55±5%)の制御条件において、12時間明暗サイクル下で飼育した。実験群あたり8匹のマウスを使用した。
実験手順 マウスを1200 mlの室温(25℃)の水を含む2000 mlビーカーに入れ、6分間泳がせた。マウスの行動をビデオに記録し、デジタル化し、そしてデジタル解析システム(Bioobserve)によって解析した。少なくとも3分間の試験セッションにおける不動時間を各マウスについて定量化した。
処置 試験の30分前に、マウスをN-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド、2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミドまたはベヒクル(10-%-2-OH-プロピル-シクロデキストリン、10 ml/kg)の皮下注射によって処置した。さらに、ポジティブコントロールとして、イミプラミン-HCl(40 mg/kg)および生理食塩水コントロール(10 ml/kg)が含まれる。
解析 一元配置分散分析により、関連のコントロール群に対して実験間で不動時間を統計的に比較した。適切な場合には、post-hoc検定(Student-Newman-Keuls)を使用した。P値<0.05を有意とした。
結果 表6からわかるように、2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミドおよびN-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミドは両方とも、マウスでの3〜6分の水泳中における不動時間を有意に減少させた。これらの効果は、抗うつ用量のイミプラミン-HCl投与の効果に及ばないか匹敵する。対照的に抗精神病薬オランザピンはこの試験においては弱い効果のみを有し、これはこの化合物がヒトの陰性症状においては十分な効果を有しないという観察と一致する。これらのデータは、2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミドおよびN-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミドの抗うつ薬の可能性を支持するものであり、この可能性は統合失調症患者における陰性症状を治療するための可能性に変換され得る。
表6 マウス強制水泳試験での無動化における化合物の効果
Figure 2009525993
<実施例6 KCNQ2チャネルを通る相対流量>
ここでは本発明化合物を評価するためのKCNQ2スクリーニングプロトコールを例証する。このアッセイは、KCNQ2チャネルを通る相対流量を測定し、hERGカリウムチャネルに関して「Tang et al. (Tang, W. et. al., J. Biomol. Screen. 2001, 6, 325-331)」に記載されている方法に以下の記載のように改良を加えて実施した。
電位依存性KCNQ2チャネルを安定発現するCHO細胞を、実験を行う前の日に一層のコンフルエントな層を得るために十分な密度でプレートに適当な数播種した。細胞に1 μCi/ml の[86Rb]を一晩ロード(loaded)した。実験当日に細胞をHBSS含有緩衝液で洗浄した。細胞を薬剤と共に30分間プレインキュベートし(pre-incubated)、薬剤を引き続き30分間存在させた中で、最大下濃度(submaximal concentration)の15 mM 塩化カリウムによって86Rb+流出を刺激した。適当な時間のインキュベーションの後、上清を除去して、液体シンチレーションカウンター(Tricarb製)で計測した。細胞を2 mM 水酸化ナトリウムで溶解し、86Rb+量を計測した。相対的流量を計算した((CPMsuper/(CPMsuper+ CPMcell))Cmpd/ (CPMsuper/(CPMsuper+ CPMcell))15mM KCl)*100-100 。
本発明の化合物は20000nM 未満のEC50を有し、ほとんどの場合で2000nM 未満のEC50、そして多くの場合で200nM 未満のEC50を有していた。従って、本発明の化合物はKCNQ ファミリーカリウムチャネルと関連する疾患の治療において有用であると考えられる。
本明細書において引用および議論した全ての非特許文献、特許および特許出願は、全体として参照することにより、そしてそれぞれが個々に参照によって組み込まれるのと同じように本明細書に組み込まれる。

Claims (104)

  1. 統合失調症の症状の治療または軽減を必要とする宿主に、KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる化合物の有効量を投与することを含む、統合失調症の症状を治療または軽減する方法。
  2. 統合失調症の陽性症状が軽減される、請求項1記載の方法。
  3. 統合失調症の陰性症状が軽減される、請求項1記載の方法。
  4. 統合失調症の認知症状が軽減される、請求項1記載の方法。
  5. 統合失調症の陽性、陰性および認知症状のうちの1種またはそれ以上が軽減される、請求項1記載の方法。
  6. 緊張型サブタイプ、妄想型サブタイプ、解体型サブタイプおよび残遺型サブタイプからなる群から選択される統合失調症サブタイプのうちの1種またはそれ以上の症状が軽減される、請求項1記載の方法。
  7. KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる前記化合物が、前記化合物の抗精神病薬としての可能性を予測するためのモデルにおいて有効である、請求項1〜6のいずれか1つに記載の方法。
  8. 前記モデルが急性興奮薬誘導性過剰活動試験、感作アンフェタミン誘導性過剰活動試験、条件回避試験、中脳辺縁DA細胞の自然発火試験およびマウス強制水泳試験からなる群から選択される、請求項7記載の方法。
  9. 前記化合物が、前記化合物の抗精神病薬としての可能性を予測するための1種を超えるモデルにおいて有効である、請求項7または8のいずれか1つに記載の方法。
  10. 前記化合物が、統合失調症の治療用として公知である化合物の作用メカニズムに伴う副作用をほとんど示さない、請求項1〜9のいずれか1つに記載の方法。
  11. 統合失調症の治療用として公知である前記化合物に伴う副作用が、ドーパミンD2受容体変調を通して直接媒介される、請求項10記載の方法。
  12. 前記化合物が1 mg/日を超える量で投与される、請求項1〜11のいずれか1つに記載の方法。
  13. 前記化合物が5 mg/日を超える量、10 mg/日を超える量または50 mg/日を超える量で投与される、請求項12記載の方法。
  14. 前記量が1日に1回または1日に1回よりも多く投与される、請求項12または13のいずれか1つに記載の方法。
  15. 前記化合物が作用の早い発現を示す、請求項1〜14のいずれか1つに記載の方法。
  16. 統合失調症の症状が、統合失調症の前記症状を治療するための公知化合物よりも早く軽減される、請求項1〜14のいずれか1つに記載の方法。
  17. 統合失調症の前記症状が、2週間後に、好ましくは1週間後に、より好ましくは1週以内に、さらに好ましくは2日後に、さらに一層好ましくは2日以内に、そして最も好ましくは1日後に軽減される、請求項15または16のいずれか1つに記載の方法。
  18. 統合失調症の症状を治療または軽減する方法であって、統合失調症の症状の治療または軽減を必要とする宿主に、KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる化合物の有効量を投与することを含み、そして前記のKCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる化合物が前記化合物の抗精神病薬としての可能性を予測するためのモデルにおいて有効である、前記方法。
  19. 前記化合物の抗精神病薬としての可能性を予測するための前記のモデルが、急性興奮薬誘導性過剰活動試験、感作アンフェタミン誘導性過剰活動試験、条件回避試験、中脳辺縁DA細胞の自然発火試験およびマウス強制水泳試験からなる群から選択される、請求項18記載の方法。
  20. 前記化合物が、抗精神病薬としての可能性を予測するための1種を超える前記モデルにおいて有効である、請求項19記載の方法。
  21. 統合失調症の陽性症状が軽減される、請求項18〜20のいずれか1つに記載の方法。
  22. 統合失調症の陰性症状が軽減される、請求項18〜20のいずれか1つに記載の方法。
  23. 統合失調症の認知症状が軽減される、請求項18〜20のいずれか1つに記載の方法。
  24. 統合失調症の陽性、陰性および認知症状のうちの1種またはそれ以上が軽減される、請求項18〜20のいずれか1つに記載の方法。
  25. 緊張型サブタイプ、妄想型サブタイプ、解体型サブタイプおよび残遺型サブタイプからなる群から選択される統合失調症サブタイプのうちの1種またはそれ以上の症状が軽減される、請求項18〜20のいずれか1つに記載の方法。
  26. 前記化合物が、統合失調症の治療用として公知である化合物の作用メカニズムに伴う副作用をほとんど示さない、請求項18〜25のいずれか1つに記載の方法。
  27. 統合失調症の治療用として公知である化合物に伴う前記の副作用が、ドーパミンD2受容体変調を通して直接媒介される、請求項26記載の方法。
  28. 前記化合物が1 mg/日を超える量で投与される、請求項18〜27のいずれか1つに記載の方法。
  29. 前記化合物が5 mg/日を超える量、10 mg/日を超える量または50 mg/日を超える量で投与される、請求項28記載の方法。
  30. 前記の量が1日に1回または1日に1回よりも多く投与される、請求項28または29のいずれか1つに記載の方法。
  31. 前記化合物が作用の早い発現を示す、請求項18〜30のいずれか1つに記載の方法。
  32. 統合失調症の症状が、統合失調症の前記症状を治療するための公知化合物よりも早く軽減される、請求項18〜31のいずれか1つに記載の方法。
  33. 統合失調症の前記症状が、2週間後に、好ましくは1週間後に、より好ましくは1週以内に、さらに好ましくは2日後に、さらに一層好ましくは2日以内に、そして最も好ましくは1日後に軽減される、請求項31または32のいずれか1つに記載の方法。
  34. 統合失調症の症状を治療または軽減する方法であって、統合失調症の症状の治療または軽減を必要とする宿主に、KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる化合物の有効量を投与することを含み、そして前記化合物が、統合失調症の治療用として公知である化合物に伴う副作用をほとんど示さない、前記方法。
  35. 統合失調症の治療用として公知である化合物に伴う前記の副作用が、ドーパミンD2受容体変調を通して直接媒介される、請求項34記載の方法。
  36. 統合失調症の陽性症状が軽減される、請求項34または35のいずれか1つに記載の方法。
  37. 統合失調症の陰性症状が軽減される、請求項34または35のいずれか1つに記載の方法。
  38. 統合失調症の認知症状が軽減される、請求項34または35のいずれか1つに記載の方法。
  39. 統合失調症の陽性、陰性および認知症状のうちの1種またはそれ以上が軽減される、請求項34または35のいずれか1つに記載の方法。
  40. 緊張型サブタイプ、妄想型サブタイプ、解体型サブタイプおよび残遺型サブタイプからなる群から選択される統合失調症サブタイプのうちの1種またはそれ以上の症状が軽減される、請求項34または35のいずれか1つに記載の方法。
  41. KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる前記化合物が前記化合物の抗精神病薬としての可能性を予測するためのモデルにおいて有効である、請求項34〜40のいずれか1つに記載の方法。
  42. 前記のモデルが、急性興奮薬誘導性過剰活動試験、感作アンフェタミン誘導性過剰活動試験、条件回避試験、中脳辺縁DA細胞の自然発火試験およびマウス強制水泳試験からなる群から選択される、請求項41記載の方法。
  43. 前記化合物が、前記化合物の抗精神病薬としての可能性を予測するための1種を超えるモデルにおいて有効である、請求項41または42のいずれか1つに記載の方法。
  44. 前記化合物が1 mg/日を超える量で投与される、請求項34〜43のいずれか1つに記載の方法。
  45. 前記化合物が5 mg/日を超える量、10 mg/日を超える量または50 mg/日を超える量で投与される、請求項44記載の方法。
  46. 前記の量が1日に1回または1日に1回よりも多く投与される、請求項44または45のいずれか1つに記載の方法。
  47. 前記化合物が作用の早い発現を示す、請求項34〜46のいずれか1つに記載の方法。
  48. 統合失調症の症状が、統合失調症の前記症状を治療するための公知化合物よりも早く軽減される、請求項34〜47のいずれか1つに記載の方法。
  49. 統合失調症の前記症状が、2週間後に、好ましくは1週間後に、より好ましくは1週以内に、さらに好ましくは2日後に、さらに一層好ましくは2日以内に、そして最も好ましくは1日後に軽減される、請求項47または48のいずれか1つに記載の方法。
  50. 統合失調症の症状を治療または軽減する方法であって、統合失調症の症状の治療または軽減を必要とする宿主に、KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる有効量の化合物を投与することを含み、前記化合物が1 mg/日を超える量で投与される、前記方法。
  51. 前記化合物が5 mg/日を超える量、10 mg/日を超える量または50 mg/日を超える量で投与される、請求項50記載の方法。
  52. 前記の量が1日に1回または1日に1回よりも多く投与される、請求項50または51のいずれか1つに記載の方法。
  53. 統合失調症の陽性症状が軽減される、請求項50〜52のいずれか1つに記載の方法。
  54. 統合失調症の陰性症状が軽減される、請求項50〜52のいずれか1つに記載の方法。
  55. 統合失調症の認知症状が軽減される、請求項50〜52のいずれか1つに記載の方法。
  56. 統合失調症の陽性、陰性および認知症状のうちの1種またはそれ以上が軽減される、請求項50〜52のいずれか1つに記載の方法。
  57. 緊張型サブタイプ、妄想型サブタイプ、解体型サブタイプおよび残遺型サブタイプからなる群から選択される統合失調症サブタイプのうちの1種またはそれ以上の症状が軽減される、請求項50〜52のいずれか1つに記載の方法。
  58. KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる前記の化合物が前記化合物の抗精神病薬としての可能性を予測するためのモデルにおいて有効である、請求項50〜57のいずれか1つに記載の方法。
  59. 前記のモデルが、急性興奮薬誘導性過剰活動試験、感作アンフェタミン誘導性過剰活動試験、条件回避試験、中脳辺縁DA細胞の自然発火試験およびマウス強制水泳試験からなる群から選択される、請求項58記載の方法。
  60. 前記化合物が、前記化合物の抗精神病薬としての可能性を予測するための1種を超えるモデルにおいて有効である、請求項58または59のいずれか1つに記載の方法。
  61. 前記化合物が、統合失調症の治療用として公知である化合物に伴う副作用をほとんど示さない、請求項50〜60のいずれか1つに記載の方法。
  62. 統合失調症の治療用として公知である化合物に伴う前記の副作用が、ドーパミンD2受容体変調を通して直接媒介される、請求項61記載の方法。
  63. 前記化合物が作用の早い発現を示す、請求項50〜62のいずれか1つに記載の方法。
  64. 統合失調症の症状が、統合失調症の前記症状を治療するための公知化合物よりも早く軽減される、請求項50〜62のいずれか1つに記載の方法。
  65. 統合失調症の前記症状が、2週間後に、好ましくは1週間後に、より好ましくは1週以内に、さらに好ましくは2日後に、さらに一層好ましくは2日以内に、そして最も好ましくは1日後に軽減される、請求項63または64のいずれか1つに記載の方法。
  66. 統合失調症の症状を治療または軽減する方法であって、統合失調症の症状の治療または軽減を必要とする宿主に、KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる化合物の有効量を投与することを含み、そして前記化合物が作用の早い発現を示す、前記方法。
  67. 統合失調症の症状が、統合失調症の前記症状を治療するための公知化合物よりも早く軽減される、請求項66記載の方法。
  68. 統合失調症の前記症状が、2週間後に、好ましくは1週間後に、より好ましくは1週以内に、さらに好ましくは2日後に、さらに一層好ましくは2日以内に、そして最も好ましくは1日後に軽減される、請求項66または67のいずれか1つに記載の方法。
  69. 統合失調症の陽性症状が軽減される、請求項66〜68のいずれか1つに記載の方法。
  70. 統合失調症の陰性症状が軽減される、請求項66〜68のいずれか1つに記載の方法。
  71. 統合失調症の認知症状が軽減される、請求項66〜68のいずれか1つに記載の方法。
  72. 統合失調症の陽性、陰性および認知症状のうちの1種またはそれ以上が軽減される、請求項66〜68のいずれか1つに記載の方法。
  73. 緊張型サブタイプ、妄想型サブタイプ、解体型サブタイプおよび残遺型サブタイプからなる群から選択される統合失調症サブタイプのうちの1種またはそれ以上の症状が軽減される、請求項66〜68のいずれか1つに記載の方法。
  74. KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる前記の化合物が前記化合物の抗精神病薬としての可能性を予測するためのモデルにおいて有効である、請求項66〜73のいずれか1つに記載の方法。
  75. 前記のモデルが、急性興奮薬誘導性過剰活動試験、感作アンフェタミン誘導性過剰活動試験、条件回避試験、中脳辺縁DA細胞の自然発火試験およびマウス強制水泳試験からなる群から選択される、請求項74記載の方法。
  76. 前記化合物が、前記化合物の抗精神病薬としての可能性を予測するための1種を超えるモデルにおいて有効である、請求項66〜75のいずれか1つに記載の方法。
  77. 前記化合物が、統合失調症の治療用として公知である化合物に伴う副作用をほとんど示さない、請求項66〜76のいずれか1つに記載の方法。
  78. 統合失調症の治療用として公知である化合物に伴う前記の副作用が、ドーパミンD2受容体変調を通して直接媒介される、請求項77記載の方法。
  79. 前記化合物が1 mg/日を超える量で投与される、請求項66〜78のいずれか1つに記載の方法。
  80. 前記化合物が5 mg/日を超える量、10 mg/日を超える量または50 mg/日を超える量で投与される、請求項79記載の方法。
  81. 前記の量が1日に1回または1日に1回よりも多く投与される、請求項79または80のいずれか1つに記載の方法。
  82. 前記化合物が式1、2、3、4、5、6、7、8または9で表される化合物またはそれらの薬学的に許容される塩であり、
    ここで、式1は以下:
    Figure 2009525993
    で表され、式中、
    R1は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択され;
    R2およびR2’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から独立して選択され;
    R3は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、NR10R10’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択され;
    R10およびR10’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか 、または
    R10およびR10’はこれらが連結する窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    XはCOまたはSO2であり;
    ZはOまたはNR4であり;
    R4は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択されるか;または
    R3およびR4はこれらが連結する窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成し、 R3およびR4および窒素原子によって形成される環は、場合によりC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリールおよびアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基によって置換され;
    qは0または1であり;
    そして、
    Yは式IIまたはIII
    Figure 2009525993
    で表されるヘテロアリールを表し、式中
    WはOまたはSであり;
    mは0、1、2または3であり;
    nは0、1、2、3または4であり;
    pは0または1であり;そして
    各R5はC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、 -CO-NR6R6’、シアノ、ニトロ、-NR7R7’、-S-R8、-SO2R8、SO2OR8からなる群から独立して選択され; 式中
    R6およびR6’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびアリールからなる群から独立して選択され;
    R7およびR7’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリールおよびアシルからなる群から独立して選択され;そして
    R8はC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリールおよび-NR9R9’からなる群から選択され;式中、
    R9およびR9’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され;そして
    式2は以下:
    Figure 2009525993
    で表され、式中、
    sは0または1であり;
    UはO、S、SO2、SO2NR11 CO-OまたはCONR11であり;式中、
    R11は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択されるか;または
    R2およびR11 は窒素原子と一緒に場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    qは0または1であり;
    XはCOまたはSO2であり;だだし、XがSO2である場合にqは0であることを条件とし;
    ZはOまたはSであり;
    R1は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;
    R2は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR10R10’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびNR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;式中、
    R10およびR10’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか、または
    R10およびR10’は窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    ただし、R2がハロゲンまたはシアノである場合にsは0であることを条件とし;そして
    sが1であり、そしてR2が水素原子またはアシルである場合にUはOまたはSであることを条件とし;
    R3はC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、 Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、 C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-Ar、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-Ar、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、NR12R12’、場合により置換されるNR12R12’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、場合により置換されるNR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、場合により置換されるNR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;式中、
    R12およびR12’は 水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-オキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか、または
    R12およびR12’は窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    ただし、R3がNR12R12’である場合にqは0であることを条件とし;
    そして、
    Yは式XXIV、XXV、XXVI、XXVII、XXVIII、XXXXIまたはXXXXII:
    Figure 2009525993
    で表される基を表し、
    式中、
    直線は、Yによって表される基を炭素原子に連結する結合を表し;
    WはOまたはSであり;
    VはN、CまたはCHであり;
    TはN、NHまたはOであり;
    aは0、1、2または3であり;
    bは0、1、2、3または4であり;
    cは0または1であり;
    dは0、1、2または3であり;
    eは0、1または2であり;
    fは0、1、2、3、4または5であり;
    gは0、1、2、3または4であり;
    hは0、1、2または3であり;
    jは0、1または2であり;
    kは0、1、2または3であり;そして、
    各R5はC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-オキシ、Ar-オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-CO-NR6R6’、シアノ、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR7R7’、S-R8およびSO2R8からなる群から独立して選択されるか、または、
    2つの隣接するR5は芳香族基と一緒に、場合により1または2個のヘテロ原子を含有する5〜8員環を形成し;
    R6およびR6’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびArからなる群から独立して選択され;
    R7およびR7’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-Arおよびアシルからなる群から独立して選択されるか;または、
    R7およびR7’は窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    そして、
    R8は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Arおよび-NR9R9’からなる群から選択され;式中R9およびR9’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され;そして
    式3は以下:
    Figure 2009525993
    で表され、式中、
    UはO、SまたはNR2’であり;
    sは0または1であり;
    XはCOまたはSO2であり;
    ZはO、SまたはNR4であり、ここでR4は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択され;
    qは0または1であり;
    R1およびR1’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から独立して選択され;
    R2は水素、ハロゲン、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノからなる群から選択され;ただし、R2がハロゲンまたはシアノである場合にsが0であることを条件とし;
    sが1であり、そしてUがNR2’である場合に、R2’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択されるか;またはR2およびR2’は一緒に、場合によりさらなる1個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    R3はC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択され;
    そして、
    Yは式VI、VII、VIII、IXまたはXXX:
    Figure 2009525993
    で表される基を表し、
    式中、
    直線は、Yによって表される基を窒素原子に連結する結合を表し;
    WはOまたはSであり;
    aは0、1、2または3であり;
    bは0、1、2、3または4であり;
    cは0または1であり;
    dは0、1、2または3であり;
    eは0、1または2であり;
    fは0、1、2、3、4または5であり;
    gは0、1、2、3または4であり;
    hは0、1、2または3であり;そして
    各R5はC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、C1-6-アルキル(アルカニル/アルケニル/アルキニル)オキシ、 ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-CO-NR6R6’、シアノ、ニトロ、-NR7R7’、-S-R8、-SO2R8およびSO2OR8からなる群から独立して選択されるか、または、2つの置換基は一緒に、場合により1または2個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    R6およびR6’は水素, C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル), C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル), C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびArからなる群から独立して選択され;
    R7およびR7’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Arおよびアシルからなる群から独立して選択され;そして、
    R8は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Arおよび-NR9R9’からなる群から選択され;式中R9およびR9’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され;ただし、R5がSO2OR8である場合にR8は-NR9R9’ではなく、そしてR5がSO2R8である場合にR8は水素原子でないことを条件とし;そして
    式4は以下:
    Figure 2009525993
    で表され、式中、
    点線は任意の結合を表し;
    R1およびR1’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、 ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか;または
    R1およびR1’はこれらが連結する炭素原子と一緒に、場合によりさらなる1または2個のヘテロ原子を含有する3〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    sは0または1であり;
    UはO、NR11、S、SO2、SO2NR11 CO-OまたはCO-NR11であり;式中R11は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択されるか;またはR2およびR11はこれらが連結する窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    R2は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-NO2、NR10R10’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびNR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;式中
    R10およびR10’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか、または
    R10およびR10’はこれらが連結する窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    ただし、R2がNO2、ハロゲンまたはシアノである場合にsは0であることを条件とし;そして
    R2が水素原子またはアシルでありsが1である場合にUはNR11、OまたはSであることを条件とし;式中
    -(U)s-R2基はインドールまたはインドリンの4または6位に連結し;
    qは0または1であり;
    ZはOまたはSであり;
    XはCOまたはSO2であり;ただし、XがSO2である場合にqは0であることを条件とし;
    R3はC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、 Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、 C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-Ar、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-Ar、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)および-NR12R12’、場合により置換されるNR12R12’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、場合により置換されるNR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、場合により置換されるNR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;式中
    R12およびR12’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか、または
    R12およびR12’はこれらが連結する窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    ただし、R3がNR12R12’である場合にqは0であることを条件とし;
    そして
    Yは式II、III、IV、V、VI、XXXおよびXXXI:
    Figure 2009525993
    で表される基を表し、
    式中、
    直線は、Yによって表される基を炭素原子に連結する結合を表し;
    WはOまたはSであり;
    TはN、NHまたはOであり;
    LはN、CまたはCHであり;
    aは0、1、2または3であり;
    bは0、1、2、3または4であり;
    cは0または1であり;
    dは0、1、2または3であり;
    eは0、1または2であり;
    fは0、1、2、3、4または5であり;
    gは0、1、2、3または4であり;
    hは0、1、2または3であり;
    jは0、1、2または3であり; ただし、Tが窒素原子である場合にjは0、1、2または3であることを条件とし;そしてTがNHまたは酸素原子である場合にjは0、1または2であることを条件とし;
    kは0、1、2、3または4であり; そして
    各R5はC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-チオ、Ar-オキシ、アシル、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-CO-NR6R6’、シアノ、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-NR7R7’、-S-R8および-SO2R8からなる群から独立して選択されるか、または、
    2つの隣接するR5は、これらが連結する芳香族基と一緒に、場合により1または2個のヘテロ原子を含有する4〜8員環を形成し;
    R6およびR6’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびArからなる群から独立して選択され;
    R7およびR7’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Arおよびアシルからなる群から独立して選択され;
    そして、
    R8は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Arおよび-NR9R9’からなる群から選択され;式中R9およびR9’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され;ただし、R8が-NR9R9’である場合にR5は-S-R8ではないことを条件とし;そして
    式5は以下:
    Figure 2009525993
    で表され、式中、
    qは0または1であり;
    WはOまたはSであり;
    XはCOであり;
    ZはOであり;
    R1はハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシおよびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシからなる群から選択され;
    R2はハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、場合により置換されるフェニルおよび場合により置換されるピリジルからなる群から選択され;ここでフェニルおよびピリジルは場合により、独立してハロゲン、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)またはC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)である1個またはそれ以上の置換基で置換され;
    R3はC1-10-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびArからなる群から選択され;そして
    R4、R5、R6およびR7のそれぞれは、水素およびArからなる群から独立して選択され;そして
    式6は以下:
    Figure 2009525993
    で表され、式中、
    ZはOまたは Sであり;
    そして
    qは0または1であり;
    そして
    R1およびR2はそれぞれ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール、ヘテロアリール、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)オキシからなる群から独立して選択され;
    そして
    R3はC1-8-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アミノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アミノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アミノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;
    そして
    R4はハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR5R6およびR7NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;式中R5およびR6は水素、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され、ただし、R5およびR6は同時に水素ではなく;そしてR7はC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびヘテロアリールからなる群から選択され;そして
    式7は以下:
    Figure 2009525993
    で表され、式中、
    qは0または 1であり;
    R1およびR2はそれぞれ、ハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシおよびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシからなる群から独立して選択され;そして
    R3はC1-8-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、場合により置換されるアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、場合により置換されるアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、場合により置換されるアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR4R5-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR4R5-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、NR4R5-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;式中
    R4およびR5はそれぞれ、水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)から独立して選択され;そして
    式8は以下:
    Figure 2009525993
    で表され、式中、
    qは0または 1であり;
    R1およびR2は水素および場合により置換されるアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され;ただし、R1およびR2は両方とも水素ではないことを条件とするか、またはR1およびR2はこれらが連結する窒素と一緒に、場合によりさらなるヘテロ原子を含有する5〜7員環を形成し;
    R3およびR4は水素、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシおよびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシからなる群から独立して選択され、ただし、R3およびR4は両方とも水素ではないことを条件とし;
    R5は C1-10-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、場合により置換されるアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)および場合により置換されるアリールからなる群から選択され;そして
    式9は以下:
    Figure 2009525993
    で表される、
    請求項1〜81のいずれか1つに記載の方法。
  83. 化合物が以下:
    N-(2-アミノ-4-(4-フルオロベンジルアミノ)-フェニル) カルバミン酸エチルエステル;
    2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド;
    N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド;
    N-(4,6-ジメチル-2-モルホリン-4-イル-ピリミジン-5-イル)-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド;
    ヘキサン酸(2,6-ジフルオロ-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アミド;
    2-シクロペンチル-N-(4,6-ジメチル-2-モルホリン-4-イル-ピリミジン-5-イル)-アセトアミド;
    N-(2-ブロモ-4-モルホリン-4-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-プロピオンアミド;
    N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド;
    [2-アミノ-4-(2,4,6-トリメチル-ベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル; および
    2-シクロペンチル-N-(2-メトキシ-6-メチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド、
    からなる群から選択される、請求項82記載の方法。
  84. 統合失調症の症状を治療または軽減する方法であって、統合失調症の症状の治療または軽減を必要とする宿主に、KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる化合物の有効量を投与することを含み、前記化合物が式1、2、3、4、5、6、7、8または9で表される化合物またはそれらの薬学的に許容される塩であり、
    式1は以下:
    Figure 2009525993
    で表され、式中、
    R1は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択され;
    R2およびR2’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から独立して選択され;
    R3は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、NR10R10’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択され;
    R10およびR10’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか 、または
    R10およびR10’はこれらが連結する窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    XはCOまたはSO2であり;
    ZはOまたはNR4であり;式中
    R4は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択されるか;または
    R3およびR4はこれらが連結する窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成し、 R3およびR4および窒素原子によって形成された環は場合によりC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリールおよびアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基によって置換され;
    qは0または1であり;
    そして、
    Yは式IIまたはIII
    Figure 2009525993
    で表されるヘテロアリールを表し、
    WはOまたはSであり;
    mは0、1、2または3であり;
    nは0、1、2、3または4であり;
    pは0または1であり;そして
    各R5はC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、 -CO-NR6R6’、シアノ、ニトロ、-NR7R7’、-S-R8、-SO2R8、SO2OR8からなる群から独立して選択され;
    R6およびR6’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびアリールからなる群から独立して選択され;
    R7およびR7’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリールおよびアシルからなる群から独立して選択され;そして
    R8はC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリールおよび-NR9R9’からなる群から選択され;式中、
    R9およびR9’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され;そして
    式2は以下:
    Figure 2009525993
    で表され、式中、
    sは0または1であり;
    UはO、S、SO2、SO2NR11 CO-OまたはCONR11であり;式中、
    R11は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択されるか;または
    R2およびR11 は窒素原子と一緒に場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    qは0または1であり;
    XはCOまたはSO2であり;だだし、XがSO2である場合にqは0であることを条件とし;
    ZはOまたはSであり;
    R1は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;
    R2は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR10R10’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびNR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;式中、
    R10およびR10’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか、または
    R10およびR10’は窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    ただし、R2がハロゲンまたはシアノである場合にsは0であることを条件とし;そして
    sが1であり、そしてR2が水素原子またはアシルである場合にUはOまたはSであり;
    R3はC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、 Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、 C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-Ar、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-Ar、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、NR12R12’、場合により置換されるNR12R12’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、場合により置換されるNR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、場合により置換されるNR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;式中、
    R12およびR12’は 水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-オキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか、または
    R12およびR12’は窒素原子と一緒に場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    ただし、R3がNR12R12’である場合にqは0であることを条件とし;
    そして、
    Yは式XXIV、XXV、XXVI、XXVII、XXVIII、XXXXIまたはXXXXII:
    Figure 2009525993
    で表される基を表し、
    式中、
    直線は、Yによって表される基を炭素原子に連結する結合を表し;
    WはOまたはSであり;
    VはN、CまたはCHであり;
    TはN、NHまたはOであり;
    aは0、1、2または3であり;
    bは0、1、2、3または4であり;
    cは0または1であり;
    dは0、1、2または3であり;
    eは0、1または2であり;
    fは0、1、2、3、4または5であり;
    gは0、1、2、3または4であり;
    hは0、1、2または3であり;
    jは0、1または2であり;
    kは0、1、2または3であり;そして、
    各R5はC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-オキシ、Ar-オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-CO-NR6R6’、シアノ、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR7R7’、S-R8およびSO2R8からなる群から独立して選択されるか、または、
    2つの隣接するR5は芳香族基と一緒に、場合により1または2個のヘテロ原子を含有する5〜8員環を形成し;
    R6およびR6’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびArからなる群から独立して選択され;
    R7およびR7’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-Arおよびアシルからなる群から独立して選択されるか;または、
    R7およびR7’は窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    そして、
    R8は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Arおよび-NR9R9’からなる群から選択され;R9およびR9’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され;そして
    式3は以下:
    Figure 2009525993
    で表され、式中、
    UはO、SまたはNR2’であり;
    sは0または1であり;
    XはCOまたはSO2であり;
    ZはO、SまたはNR4であり、式中R4は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択され;
    qは0または1であり;
    R1およびR1’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から独立して選択され;
    R2は水素、ハロゲン、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノからなる群から選択され;ただし、R2がハロゲンまたはシアノである場合にsは0であることを条件とし;
    sが1であり、そしてUがNR2’である場合に、R2’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択されるか;またはR2およびR2’は一緒に、場合によりさらなる1個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    R3はC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)からなる群から選択され;
    そして、
    Yは式VI、VII、VIII、IXまたはXXX:
    Figure 2009525993
    で表される基を表し、
    式中、
    直線は、Yによって表される基を窒素原子に連結する結合を表し;
    WはOまたはSであり;
    aは0、1、2または3であり;
    bは0、1、2、3または4であり;
    cは0または1であり;
    dは0、1、2または3であり;
    eは0、1または2であり;
    fは0、1、2、3、4または5であり;
    gは0、1、2、3または4であり;
    hは0、1、2または3であり;そして
    各R5はC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、C1-6-アルキル(アルカニル/アルケニル/アルキニル)オキシ、 ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-CO-NR6R6’、シアノ、ニトロ、-NR7R7’、-S-R8、-SO2R8およびSO2OR8からなる群から独立して選択されるか、または、2つの置換基は一緒に、場合により1または2個のヘテロ原子を含有する5〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    R6およびR6’は水素, C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル), C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル), C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびArからなる群から独立して選択され;
    R7およびR7’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Arおよびアシルからなる群から独立して選択され;そして、
    R8は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Arおよび-NR9R9’からなる群から選択され;式中R9およびR9’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され;ただし、R5がSO2OR8である場合にR8は-NR9R9’ではなく、そしてR5がSO2R8である場合にR8は水素原子ではないことを条件とし;そして
    式4は以下:
    Figure 2009525993
    で表され、式中、
    点線は任意の結合を表し;
    R1およびR1’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、 ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか;または
    R1およびR1’はこれらが連結する炭素原子と一緒に、場合によりさらなる1または2個のヘテロ原子を含有する3〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    sは0または1であり;
    UはO、NR11、S、SO2、SO2NR11 CO-OまたはCO-NR11であり;式中R11は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択されるか;またはR2およびR11はこれらが連結する窒素原子と一緒に場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    R2は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-NO2、NR10R10’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびNR10R10’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;式中
    R10およびR10’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか、または
    R10およびR10’はこれらが連結する窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    ただし、R2がNO2、ハロゲンまたはシアノである場合にsが0であることを条件とし;そして
    R2が水素原子またはアシルであり、そしてsが1である場合にUはNR11、OまたはSであることを条件とし;式中
    -(U)s-R2基はインドールまたはインドリンの4または6位に連結し;
    qは0または1であり;
    ZはOまたはSであり;
    XはCOまたはSO2であり;ただし、XがSO2である場合にqは0であることを条件とし;
    R3はC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、 Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、 C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-カルボニル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-Ar、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-Ar、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-Ar、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アシル-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)および-NR12R12’、場合により置換されるNR12R12’-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、場合により置換されるNR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、場合により置換されるNR12R12’-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;式中
    R12およびR12’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびシアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択されるか、または
    R12およびR12’はこれらが連結する窒素原子と一緒に、場合によりさらなる1、2または3個のヘテロ原子を含有する4〜8員の飽和または不飽和環を形成し;
    ただし、R3がNR12R12’である場合にqは0であることを条件とし;
    そして
    Yは式II、III、IV、V、VI、XXXおよびXXXI:
    Figure 2009525993
    で表される基を表し、
    式中、
    直線は、Yによって表される基を炭素原子に連結する結合を表し;
    WはOまたはSであり;
    TはN、NHまたはOであり;
    LはN、CまたはCHであり;
    aは0、1、2または3であり;
    bは0、1、2、3または4であり;
    cは0または1であり;
    dは0、1、2または3であり;
    eは0、1または2であり;
    fは0、1、2、3、4または5であり;
    gは0、1、2、3または4であり;
    hは0、1、2または3であり;
    jは0、1、2または3であり; ただし、Tが窒素原子である場合にjは0、1、2または3であることを条件とし;そしてTがNHまたは酸素原子である場合にjは0、1または2であることを条件とし;
    kは0、1、2、3または4であり; そして
    各R5はC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-チオ、Ar-オキシ、アシル、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、ハロゲン、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-CO-NR6R6’、シアノ、シアノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、シアノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、-NR7R7’、-S-R8および-SO2R8からなる群から独立して選択されるか、または、
    2つの隣接するR5は、これらが連結する芳香族基と一緒に、場合により1または2個のヘテロ原子を含有する4〜8員環を形成し;
    R6およびR6’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびArからなる群から独立して選択され;
    R7およびR7’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Arおよびアシルからなる群から独立して選択され;
    そして、
    R8は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Arおよび-NR9R9’からなる群から選択され;R9およびR9’は水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され;ただし、R8が-NR9R9’である場合にR5は-S-R8ではないことを条件とし;そして
    式5は以下:
    Figure 2009525993
    で表され、式中、
    qは0または1であり;
    WはOまたはSであり;
    XはCOであり;
    ZはOであり;
    R1はハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシおよびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシからなる群から選択され;
    R2はハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、場合により置換されるフェニルおよび場合により置換されるピリジルからなる群から選択され;これらの基の中のフェニルおよびピリジルが場合により、独立してハロゲン、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)またはC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)である1個またはそれ以上の置換基で置換され;
    R3はC1-10-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、Ar-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)およびArからなる群から選択され;そして
    R4、R5、R6およびR7はそれぞれ、水素およびArからなる群から独立して選択され;そして
    式6は以下:
    Figure 2009525993
    で表され、式中、
    ZはOまたは Sであり;
    qは0または1であり;
    そして
    R1およびR2はそれぞれ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール、ヘテロアリール、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)オキシからなる群から独立して選択され;
    そして
    R3はC1-8-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アミノ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アミノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アミノ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;
    R4はハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR5R6およびR7NH-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;R5およびR6は水素、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され、ただし、R5およびR6は同時に水素ではなく;そしてR7はC1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、アリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびヘテロアリールからなる群から選択され;そして
    式7は以下:
    Figure 2009525993
    で表され、式中、
    qは0または 1であり;
    R1およびR2はそれぞれ、ハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシおよびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシからなる群から独立して選択され;そして
    R3はC1-8-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、場合により置換されるアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、場合により置換されるアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、場合により置換されるアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)-C3-8-ヘテロシクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ヘテロアリール-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR4R5-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、NR4R5-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、NR4R5-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から選択され;式中
    R4およびR5はそれぞれ、水素、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)およびC3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)から独立して選択され;そして
    式8は以下:
    Figure 2009525993
    で表され、式中、
    qは0または 1であり;
    R1およびR2は水素および場合により置換されるアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)からなる群から独立して選択され;ただし、R1およびR2は両方とも水素ではないことを条件とし、またはR1およびR2はこれらが連結する窒素と一緒に、場合によりさらなるヘテロ原子を含有する5〜7員環を形成し;
    R3およびR4は水素、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)、C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシ、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、ハロ-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシ、ハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)オキシおよびハロ-C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)オキシからなる群から独立して選択され、ただし、R3およびR4は両方とも水素ではないことを条件とし;
    R5は C1-10-アルキル(アルケニル/アルキニル)、C3-8-シクロアルキル(シクロアルケニル)-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)、場合により置換されるアリール-C1-6-アルキル(アルケニル/アルキニル)および場合により置換されるアリールからなる群から選択され;そして
    式9は以下:
    Figure 2009525993
    で表される、
    前記方法。
  85. 化合物が以下:
    N-(2-アミノ-4-(4-フルオロベンジルアミノ)-フェニル) カルバミン酸エチルエステル;
    2-シクロペンチル-N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド;
    N-(2,6-ジメチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド;
    N-(4,6-ジメチル-2-モルホリン-4-イル-ピリミジン-5-イル)-2-(4-フルオロ-フェニル)-アセトアミド;
    ヘキサン酸(2,6-ジフルオロ-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アミド;
    2-シクロペンチル-N-(4,6-ジメチル-2-モルホリン-4-イル-ピリミジン-5-イル)-アセトアミド;
    N-(2-ブロモ-4-モルホリン-4-イル-6-トリフルオロメチル-フェニル)-プロピオンアミド;
    N-(2,4-ジメチル-6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-3,3-ジメチル-ブチルアミド;
    [2-アミノ-4-(2,4,6-トリメチル-ベンジルアミノ)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル; および
    2-シクロペンチル-N-(2-メトキシ-6-メチル-4-モルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド、
    からなる群から選択される、請求項84記載の方法。
  86. 統合失調症の陽性症状が軽減される、請求項84または85のいずれか1つに記載の方法。
  87. 統合失調症の陰性症状が軽減される、請求項84または85のいずれか1つに記載の方法。
  88. 統合失調症の認知症状が軽減される、請求項84または85のいずれか1つに記載の方法。
  89. 統合失調症の陽性、陰性および認知症状のうちの1種またはそれ以上が軽減される、請求項84または85のいずれか1つに記載の方法。
  90. 緊張型サブタイプ、妄想型サブタイプ、解体型サブタイプおよび残遺型サブタイプからなる群から選択される統合失調症サブタイプのうちの1種またはそれ以上の症状が軽減される、請求項84または85のいずれか1つに記載の方法。
  91. KCNQカリウムチャネルを通るイオンの流れを選択的に増加させることができる前記の化合物が前記化合物の抗精神病薬としての可能性を予測するためのモデルにおいて有効である、請求項84〜90のいずれか1つに記載の方法。
  92. 前記のモデルが、急性興奮薬誘導性過剰活動試験、感作アンフェタミン誘導性過剰活動試験、条件回避試験、中脳辺縁DA細胞の自然発火試験およびマウス強制水泳試験からなる群から選択される、請求項91記載の方法。
  93. 前記化合物が、前記化合物の抗精神病薬としての可能性を予測するための1種を超えるモデルにおいて有効である、請求項91または92のいずれか1つに記載の方法。
  94. 前記化合物が、統合失調症の治療用として公知である化合物に伴う副作用をほとんど示さない、請求項84〜93のいずれか1つに記載の方法。
  95. 前記の統合失調症の治療用として公知である化合物に伴う副作用が、ドーパミンD2受容体変調を通して直接媒介される、請求項94記載の方法。
  96. 前記化合物が1 mg/日を超える量で投与される、請求項84〜95のいずれか1つに記載の方法。
  97. 前記化合物が5 mg/日を超える量、10 mg/日を超える量または50 mg/日を超える量で投与される、請求項96記載の方法。
  98. 前記量が1日に1回または1日に1回よりも多く投与される、請求項104または105のいずれか1つに記載の方法。
  99. 前記化合物が作用の早い発現を示す、請求項84〜98のいずれか1つに記載の方法。
  100. 統合失調症の症状が、前記の統合失調症の症状を治療するための公知化合物よりも早く軽減される、請求項84〜99のいずれか1つに記載の方法。
  101. 前記の統合失調症の症状が、2週間後に、好ましくは1週間後に、より好ましくは1週以内に、さらに好ましくは2日後に、さらに一層好ましくは2日以内に、そして最も好ましくは1日後に軽減される、請求項99または100のいずれか1つに記載の方法。
  102. 請求項1〜101のいずれか1つに従って統合失調症の症状を治療または軽減するための医薬調合物の製造に、選択的なKCNQカリウムチャネル開口薬を使用する方法。
  103. 以下の段階:
    a. KCNQ開口薬のスクリーニング;
    b. 他のチャネルおよび/または受容体に対する逆スクリーニング、および
    c. 抗精神病薬としての可能性を予測するためのモデルにおける化合物の試験、
    を含む、選択的なKCNQカリウムチャネル開口薬であり、そして抗精神病薬としての可能性を有し得る化合物のスクリーニング方法。
  104. 統合失調症の治療に請求項103記載の方法によって得られる化合物を使用する方法。
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