JP2009525460A - 時計ケースのセット及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、あるパターン(38)で装飾された複数の背部(12)と、複数の中間部(10)とを有する1シリーズの時計ケースセットであって、各背部と各中間部とが相互に協働するそれぞれの支持面を定め、螺旋状の螺子山を備えた螺子と螺旋状の螺子溝を備えたナットとをそれぞれ有し、この螺子山と螺子溝とが相互作用する螺旋状の接触面を形成する、1シリーズの時計ケースセットに関する。前記複数の中間部(10)と複数の背部(12)とは、複数の背部の内のいずれか1つの背部の支持面が、複数の中間部の内のいずれか1つの中間部の支持面と接触したときに、そのシリーズの全セットに共通な、単一の相対位置を取る参照軸(A’A’、A”A”)を有している。該複数の背部の参照軸(A”A”)は前記パターン(38)の特徴的な軸として具体化され、前記複数の中間部の参照軸(A’A’)はその12時と6時とを結ぶ軸である。
【選択図】 図3a

Description

本発明は、時計学の分野に関する。より詳しくは、本発明は、中間部とロゴ又は彫刻などのパターンによって装飾された背部とを有するタイプの1セットの時計ケースに関する。この発明は、このようなセットを製造する方法にも関する。
時計ケースは機能的であると同時に美的なものである。時計ケースはムーブメントを収容するように設計されており、通常、中間部と、このムーブメントにアクセスするために開けることができる取り外し可能な背部とで作られている。ロゴ、線図、又は彫刻若しくは刻印された銘によってケース背面の外表面に装飾を施すことは、高級携帯時計にあってはよくあることであり、その最も小さな部分ですら細心の注意が払われている。ケース背部について機械的な操作の全てがなされた後で、彫刻はケミカルエッチングによって行われる。一方、刻印の場合は、かなり大きな力が加わるので、背部を形成する機械的な操作段階の前に、固いプレートに対して行われる。
このようにして装飾された背部は、ノッチ付きの4つのねじの助けを借りて、又はねじ込みによって、中間部に固定される。固定方法の選択は、中間部の形状に実質的に依存する。例えば、ねじ込みによる固定は、円筒状に対称なケース、又は円筒形の基部を有するケースの場合のみに適している。仕上がりが目立たず、固定中又は取り外し操作中に背部を引っ掻いてしまう危険性が小さいので、ねじ込みよる固定の方が有利である。しかしながら、中間部に対して特定の角度を持たせて背部を配置することは、この方法では一般にうまく行かない。あるパターンが背部の外表面を装飾している場合、このパターンの向きが中間部に対してうまく定まらない、ということが起こる。結果として、背部から見たときに時計が美感を欠き、銘が読みにくくなってしまう。さらに、同じパターンによって装飾された1シリーズの時計ケースの中では、中間部と背部との相対的な位置が定まっておらず、中間部と背部とが、その対ごとに異なる相対位置で固定されてしまうということが起こってしまう。中間部と背部との対を可能な限りよく組み合わせたとしても、これらの部品の相互交換性は完全ではない。
本発明は、中間部に対する角度的な位置が非常に正確に定められ、背部と中間部とがシリーズ内のどの部品であるかに関わらず同一である、ねじ込みによって中間部に組み付けられる背部を備えた1セットの時計ケースを提案することによってこの欠点を解消することを可能にする。
より詳しくは、本発明は、あるパターンで装飾された複数の背部と、複数の中間部とを有する1シリーズの時計ケースセットであって、相互に協働するそれぞれの支持面を定め、螺旋状の螺子山を備えた螺子と螺旋状の螺子溝を備えたナットとをそれぞれ構成し、この螺子山と螺子溝とが相互に協働して螺旋状の接触面を形成する、1シリーズの時計ケースセットに関する。本発明によると、複数の中間部と複数の背部とは、複数の背部の内のいずれか1つの背部の支持面が、複数の中間部の内のいずれか1つの中間部の支持面と接触したときに、そのシリーズの全セットに共通な、単一の相対位置を占有するように設計された参照軸を有しており、該複数の背部の参照軸は前記パターンの特徴的な軸であり、前記複数の中間部の参照軸はその12時と6時とを結ぶ軸である。
好適な一態様によると、前記接触面は螺旋を形成しており、前記支持面とのその交点が、螺旋の起点を定めており、これら螺旋の起点が、前記参照軸と共に、第一の角と第二の角とを定め、これらの角がそのシリーズの全ての背部と全ての中間部とに対してそれぞれ全く同じである。
本発明は、また、このようなシリーズのケースセットを製造する方法に関し、
−その各々が円筒部、支持面及び角度配置用構造物を有する1シリーズの複数の中間部前段物と、あるパターンによって装飾され、その各々が円筒部、支持面及び角度配置用構造物を有する1シリーズの複数の背部前段物を用意し、
−前記複数の中間部に対して参照軸を定め、前記複数の背部に対して参照軸を定め、前記配置用構造物に対するこれら参照軸のそれぞれの位置が決められ、ケースが閉じられたときに予め定められた角度をなし、
−前記中間部の支持面との少なくとも仮想の交点の、前記複数の中間部の各参照軸に関して定められた角度的な位置が、そのシリーズの全中間部に対して同一であるように、前記中間部の円筒部に螺旋状の螺子溝を形成し、
−前記背部の支持面との少なくとも仮想交点の、前記複数の中間部の各参照軸に関して定められた角度的な位置が、そのシリーズの全背部に対して同一であるように、また、ケースが閉じられたときに前記参照軸が前記予め定められた角度をなすように、前記背部の円筒部に螺旋螺子山を形成する、
という主要な段階を有している。
添付の図面を参照してなされる、以下の記載を読むことにより、本発明がよりよく理解される。
図1に示されている時計ケースは、複数の角状部分11を備えた中間部10と背部12とを従来から有し、ムーブメントを受容するように設計された基部14を、前記中間部と背部との両方で形成している。
中間部10は軸AAを中心として実質的に円筒形である。その下方円筒部13は、螺旋状の螺子溝18と、放射状に延在して中間部10の下面と繋がっている支持面20とを有するナット16をなしている。円形の溝22が上方に向かう螺旋状の螺子溝18の上限を定めている。
背部12は、その大部分が平坦である円形部24と、該円形部と同心であって該円形部と一体化された円筒部26とを有している。この円筒部26は、円形の溝32によってその下限が定められている、底面に向かう螺旋状の螺子山30を有する螺子28を形成している。前記円形の溝32の直下に放射状に延在する円形肩部34は、支持面36を形成している。断面図では見ることのできないパターン38は、前記円形部24の下面に彫刻されている。
ケースが閉じられると、螺子28はナット16にねじ込まれ、支持面20と36とが相互に接触する。これによって、螺子28のナット16への侵入が制限される。螺旋状の螺子溝18と螺旋状の螺子山30との間の接触面は螺旋をなし、該螺旋の支持面20及び36との交点は、背部12が中間部10にねじ込まれると、軸AAを通る直線Dを定める線分MNに繋がる。
前記螺旋状の螺子溝18と螺旋状の螺子山30との間の接触面によって形成された螺旋の、支持面20及び36との交点は、中間部10と背部12との相対位置を完全に定める。これらの交線は、具体的に、前記螺旋状の螺子溝18と螺旋状の螺子山30との、それぞれ起点である。これらの起点は実際のものであってもよいし、仮想のものであってもよく、螺旋状の螺子溝18と螺旋状の螺子山30とが支持面20及び36と交差する前に断たれていてもよいことに留意されたい。例えば、図1においては、螺子山30は支持面36を切っていない。この構成によると、背部12の中間部10へのねじ込みを、螺旋状の螺子溝18と螺旋状の螺子山30との起点ではなく、支持面20と36とが接触した時点で止めることが可能である。したがって、ねじ込みの停止はより正確になるが、中間部10と背部12との相対的な位置は、依然として、螺旋状の螺子溝18と螺旋状の螺子山30との起点によって完全に決定される。
ここで図2を参照すると、この図は、支持面20及び36によって定められ、軸AAに垂直であって直線Dを含んでいる幾何学面Pを示している。中間部10と背部12とに関して、それぞれ2本の参照軸A’A’とA”A”とが面Pに含まれている。軸A’A’は中間部10の12時と6時とを結ぶ軸と一体化している。別の態様においては、軸A’A’は中間部10の特定の利点を有するあらゆる直径と一体化させることができる。軸A”A”は背部12に示されているパターン38の特徴的な軸である。例えば、該軸は長手方向の軸であってもよいし、特定の利点を有する軸の内の1つであってもよい。
直線Dと参照軸A’A’、及び直線DとA”A”とによってそれぞれ形成される角として、α’とα”とを定める。本発明によると、角度α’と角度α”との差は、完全に定められ、軸A’A’と軸A”A”とが定められた相対位置を占めるように選択される。その結果、角度α’とα”との差は、軸A’A’と軸A”A”とがなす角度に対応する。軸A’A’と軸A”A”との相対的な位置は、背部12を装飾するパターン38が中間部10に関して角度を有して配置されるように、それ自身選択される。したがって、角度α’と角度α”との差が任意のパターンに対して定められる。実際上、任意のパターンに関連する1シリーズのケースに対して、角度α’と角度α”とは、以下に記載する方法によって、2つの固定値を取る。その結果、同一シリーズ内では、パターン38の向きに影響が出ることなく、どの背部12も任意の中間部10にねじ込むことができる。
図3aと図3bとは、下から見た、本発明による時計ケースの2つの例を示している。図3aにおいて、背面12を装飾するパターン38は日没であり、水平線が参照軸A”A”として選択されている。参照軸A’A’は12時と6時とを結ぶ軸である。中間部に関して角度を有してパターン38を配置するためには、軸A’A’と軸A”A”とは垂直でなければならない。このために、この特定の例においては、線分MNによって定められる直線Dは軸A’A’と135°の角度をなし、軸A”A”とは45°の角度をなす。角度α’とα”との差は90°に等しく、これは、実に、軸A’A’と軸A”A”との相対的な位置に対応する。勿論、その差が90°に等しいα’とα”との他の値の組み合わせも同じ結果に至る。図3bにおいて、背部12を装飾するパターン38は松明である。その長手方向の軸が参照軸A”A”として選択され、中間部10の参照軸A’A’は12時と6時とを結ぶ軸である。2本の参照軸A’A’とA”A”とが一直線状に並んだときに松明の炎が中間部10に対して正しい向きに配置される。このために、この特定の場合においては、直線Dが軸A’A’及びA”A”と30°の角度をなす。すると、角度α’と角度α”との差は0°になり、2本の参照軸が一直線上に並んでいることに対応する。
先に記載した1シリーズの時計ケースの外に、本発明はその製造方法に関し、該方法は、螺旋状の螺子溝18の起点と螺旋状の螺子山30の起点とを、それぞれ軸A’A’と軸A”A”とに関して角度的に非常に正確に配置し、また、シリーズ全体に対して全く同一に配置することからなる。実際上、螺子山の角度的な起点を定められた軸に関して配置することは、作られる部材が配置用構造物を有している限り、当業者にとっては特に困難なものではない。この配置用構造物は、以下に記載されているように、旋盤等のマシニングセンタに取り付けられたコレットと一体化した、角度方向に調節可能なバンクに当接させて配置されるように設計される。
中間部10については、角状部分11の一方を配置用構造物として選択することができる。本発明によると、背部12は、前段階においてはそのような構造体も1つ備えており、下方面の彫刻段階の後に除去されるように設計されている。図4は、そのような一製造前段階における背部12の上面図である。半径方向に延在している突出部40は円形肩部34と一体に形成されており、背部12用の配置用構造物としての役割を果たす。
図5a及び5bは、配置用構造物11及び40の助けを借りて、軸A’A’と軸A”A”とに関して螺旋状の螺子溝18と螺旋状の螺子山30とを製造する方法を図解している。螺子溝の製造は螺子山の製造に続いて直ちに行われ、その逆も同様であることに留意されたい。一方の存在は他方の存在から分かつことができない。
図5aにおいて、旋盤(図示せず)に取り付けられたコレット50は、参照軸A’A’に対して、12時と6時とを結ぶ軸を有する中間部前段物10を保持している。コレット50は、その周縁部に角度方向に調節可能なバンク52を備えている。バンク52の位置は、コレット50のゼロ位置に一致する。中間部前段物10は、その左上方の角状部材11によってバンク50に当接する。工具の力を借りた、螺旋状の螺子溝18のエッチングは、一方において支持面29のレベルで行われ、他方においてコレット50のゼロ位置で行われる。旋盤上に角度センサがない場合は、螺旋状の螺子溝のエッチングはコレット50のゼロ位置で行われる。記載の場合において、螺旋状の螺子溝18と12時と6時を結ぶ軸との間の角度に対応する角度α’は30°に等しい。バンク50の位置を変更することによって、例えば、0から角度α’の他の値を与えることも可能である。どのような値であれ、角度α’について選択された値が時計ケースの全シリーズにおいて固定される。続く製造段階の間に、α’の値に従ってα”の値が決定される。
図5bにおいて、背部前段物12はコレット50に取り付けられ、突出物40がバンク50に当接して配置されている。パターン38が製造のこの段階で設けられていない場合には、突出物40を通る直径を参照軸A”A”として選択する。勿論、パターン38は、後に、この軸A”A”を参照して形成しなければならない。そうではない場合は、既に存在しているパターン38が参照軸A”A”を定める。参照軸A’A’とA”A”とが同一線上に並ばなければならない単純な場合を見ると、角度α”は30°に等しくなければならない。螺子山30のエッチングが支持面36のレベルとコレット50のゼロ位置で行われる場合は、バンク52は、このゼロ位置を挟んで30°動かなくてはならない。支持面36と接触すると切削工具が劣化するので、実際上、支持面36に直接的に螺子山30をエッチングするのは可能ではない。したがって、螺子山30を形成する前に円形溝32が形成され、切削工具は、支持面36から、定まった距離zの位置で螺子山をエッチングする。距離zで初期値が30°であれば、次いで、バンク52を未定値だけ動かさなくてはならない。
距離zと螺子山のピッチ30とがわかっていれば、理論的に、バンク52のこの動きは計算することができる。実際的には、以下のように進めると簡単である。バンク52の位置は機械加工される第一の背部12に対しては変更されない。螺子山が作られ、次いで、中間部10の1つに中間背部12がねじ込まれ、2本の参照軸A’A’とA”A”との間の角度βを測定する。バンク52を、次いで、測定値βだけ動かし、突出部40をバンク52に当接させて残りの部品を機械加工する。螺子山30のエッチングは、ケースの全シリーズについて、依然としてゼロ位置で行う。支持面36から距離zだけ離れた位置で螺子山をエッチングすることによって作られる螺子山30のこの態様は、しかしながら、支持面の高さで直接的にエッチングを行う態様に比べて追加的な誤り、即ち、距離zに関する誤りを生じやすい。その結果、この方法は最大限正確に制御しなければならない。
製造方法のこの段階でパターン38が存在していない場合は、突出部40によって定められる軸A”A”との位置を考慮してパターンを形成しなければならない。なお、このことは、当業者には特に困難なことではない。次いで、突出部40を除去し、背部12を中間部10に取り付ける。任意のシリーズにおいて、背部12と中間部10とがシリーズ内のどの部品であるかに関わらず、パターン38は中間部10と常に一直線状にある。
以上の記載において、螺旋状の螺子溝18及び螺旋状の螺子山30の起点を、支持面20及び36との交点と呼んできた。支持面18及び36上で螺旋状の螺子溝18と螺旋状の螺子山30とのエッチングが行われるのであれば(これは必ずしも可能ではない)、これらの起点の角度位置については最大限の正確さが得られる。このような可能性がある場合であっても、当業者は支持面から離れた位置で螺子山をエッチングしなければならない場合もある。例えば、円形溝22の側から螺旋状の螺子溝18をエッチングすることを選択することもできる。しかしながら、この方法によると、更なる誤り、即ち、支持面20から器具のエッチング点までの距離についての誤りを生じる可能性がある。したがって、この方法は、角度位置に関する誤りを最小限にするために、最大限正確に制御されなければならない。
本発明による螺旋状の螺子溝18と螺旋状の螺子山30とを形成する方法においては、角度調整用のバンク52の採用が必須である。或いは、当業者であれば、この角度調整用のバンク52を、角度センサに接続された固定バンクに置き換えることもできる。この型のセンサであれば、実際、コレットのゼロ位置に関してどのようなエッチング角度を選択することも可能である。
最後に、中間部10と背部12とのナットと螺子との各役割は、本発明の範囲を超えることなく、逆にすることができる。
このようにして、非常に正確に定められた中間部に対するその角度位置が、背部と中間部とがシリーズ内のどの部品であるかに関わらず同一である、ねじ込みによって中間部に組み付けた背部を備えた時計ケースを作ることができる。この問題解決方法は、従来技術の解決法に比べて、費用がかからず、複雑ではなく、しかも、信頼性が高い。本発明の方法は、被加工部品が少ない製造シリーズと被加工部品が多い製造シリーズとの両方に使用することができることにも留意されたい。最後に、特別に調整された中間部を備える必要がないので、本発明を古いバージョンの時計ケースに容易に適用することができる。
本発明による時計ケースの断面図である。 このような時計ケースの幾何学的な参照要素を示している。 底部から見た、この時計ケースの一例である。 底部から見た、この時計ケースの別の例である。 中間背部の正面図である。 本発明による時計ケースの製造方法における二段階の一方を図解する正面図である。 本発明による時計ケースの製造方法における二段階の他方を図解する正面図である。

Claims (4)

  1. あるパターン(38)で装飾された複数の背部(12)と、複数の中間部(10)とを有する1シリーズの時計ケースセットであって、各背部と各中間部とが相互に協働するそれぞれの支持面(20, 36)を定め、螺旋状の螺子山(30)を備えた螺子(28)と螺旋状の螺子溝(18)を備えたナット(16)とをそれぞれ有し、この螺子山(30)と螺子溝(18)とが相互に協働して螺旋状の接触面を形成する、1シリーズの時計ケースセットにおいて、前記複数の中間部(10)と複数の背部(12)とは、複数の背部の内のいずれか1つの背部の支持面が、複数の中間部の内のいずれか1つの中間部の支持面と接触したときに、そのシリーズの全セットに共通な、単一の相対位置を占有するように定められた参照軸(A’A’、A”A”)を有しており、該複数の背部の参照軸(A”A”)は前記パターン(38)の特徴的な軸であり、前記複数の中間部の参照軸(A’A’)はその12時と6時とを結ぶ軸であることを特徴とする、1シリーズの時計ケースセット。
  2. 前記接触面が螺旋を形成しており、前記支持面とのその交点が、該螺旋の起点を定めており、これら螺旋の起点が、前記参照軸(A’A’、A”A”)と共に、第一の角(α’)と第二の角(α”)とをなし、これらの角がそのシリーズの全ての背部と全ての中間部とに対してそれぞれ全く同じであることを特徴とする、請求項1に記載の1シリーズの時計ケースセット。
  3. −その各々が円筒部(13)、支持面(20)及び角度配置用構造物(11)を有する1シリーズの複数の中間部(10)前段物と、あるパターン(38)によって装飾され、その各々が円筒部(26)、支持面(36)及び角度配置用構造物(40)を有する1シリーズの複数の背部(12)前段物を用意し、
    −前記複数の中間部(10)に対してその12時と6時とを結ぶ軸に対応する参照軸(A’A’)を定め、前記複数の背部(12)に対して前記パターン(38)の特徴的な軸に対応する参照軸(A”A”)を定め、前記配置用構造物(11, 40)に対するこれら参照軸のそれぞれの位置が決められ、ケースが閉じられたときに予め定められた角度をなし、
    −前記中間部(10)の支持面(20)との少なくとも仮想の交点の、その参照軸(A’A’)に関して定められた角度的な位置が、そのシリーズの全中間部(10)に対して同一であるように、前記中間部(10)の円筒部(13)に螺旋状の螺子溝(18)を形成し、
    −前記背部(12)の支持面(36)との少なくとも仮想の交点の、その参照軸(A”A”)に関して定められた角度的な位置が、そのシリーズの全背部(12)に対して同一であるように、また、ケースが閉じられたときに前記参照軸(A’A’、A”A”)が前記予め定められた角度をなすように、前記背部(12)の円筒部(26)に螺旋状の螺子山(30)を形成する、
    という主要な段階を含む、請求項1及び請求項2のいずれか一項に記載の1シリーズの時計ケースセットを製造する方法。
  4. 前記複数の中間部(10)の各円筒部(13)に螺旋状の螺子溝(18)を形成する段階が
    −マシニングセンタに取り付けられた、角度方向に調節可能なバンク(52)を備えたコレット(50)を用意し、
    −該コレット(50)に中間部(10)前段物を配置して、前記配置用構造物(11)を前記角度方向に調節可能なバンク(52)に当接させ、
    −前記螺子溝(18)の起点がその参照軸(A’A’)に対して第一の定角度(α’)をなす位置にあるように、前記コレット(50)のゼロ位置で前記中間部(10)の前記支持面(20)に関して前記螺子溝(18)をエッチングする、
    という主要な段階を含み、
    前記複数の背部(12)の各円筒部(26)に螺旋状の螺子山(30)を形成する段階が
    −マシニングセンタに取り付けられた、角度方向に調節可能なバンク(52)を備えたコレット(50)を用意し、
    −該コレット(50)に背部(12)前段物を配置して、前記配置用構造物(40)を前記角度方向に調節可能なバンク(52)に当接させ、
    −前記螺子山(30)の起点がその参照軸(A”A”)に対して第二の定角度(α”)(前記第一の定角度とこの第二の定角度との差は前記2本の参照軸(A’A’、A”A”)の間の予め定められた角度である)をなす位置にあるように、前記コレット(50)のゼロ位置で前記背部(12)の前記支持面(36)に関して前記螺子山(30)をエッチングする、
    という主要な段階を含む
    ことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
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