JP2009523893A - ポリトリメチレンエーテルグリコールの製造方法 - Google Patents

ポリトリメチレンエーテルグリコールの製造方法 Download PDF

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Abstract

酸と塩基とを含む触媒を用いて1,3−プロパンジオールを約165〜約175℃の温度で重縮合させることによりポリトリメチレンエーテルグリコールを製造する方法。

Description

本発明はポリトリメチレンエーテルグリコールを調製する方法に関する。
1,3−プロパンジオールの酸触媒重縮合によるポリトリメチレンエーテルグリコールの調製は当該技術分野で公知である。
米国特許第2,520,733号明細書には、トリメチレングリコールのポリマーおよびコポリマー、ならびにヨウ素、無機酸(例えば、硫酸)および有機酸などの脱水触媒の存在下で1,3−プロパンジオールからこれらのポリマーを調製する方法が開示されている。約100〜約10,000の分子量のポリマーが記載されている。
米国特許第6,720,459号明細書および米国特許第6,977,291号明細書には、重縮合触媒、好ましくは酸触媒を用いて1,3−プロパンジオールからポリトリメチレンエーテルグリコールを調製する方法が開示されている。
1,3−プロパンジオールの酸触媒重縮合から製造されたポリトリメチレンエーテルグリコールが特定の用途のために許容できない品質問題、特に着色の問題を有する場合があることも周知である。重縮合プロセス条件およびポリマーの安定性は、ある程度変色の原因である場合がある。ポリトリメチレンエーテルグリコールは、特に高温で酸素または空気に接触することにより容易に変色し、従って、重合は窒素雰囲気下で行われ、ポリエーテルジオールは不活性ガスの存在下で貯蔵される。追加の予防措置として、低濃度の適する酸化防止剤が添加されることが多い。
上記の方法から製造されたポリトリメチレンエーテルグリコールの着色を従来の手段によって減少させようとする試みが過去に行われてきた。例えば、米国特許第2,520,733号明細書は、酸触媒の存在下での1,3−プロパンジオールの重合からのポリトリメチレンエーテルグリコールに対する特異な変色傾向に注目し、酸触媒(2.5〜6重量%)の存在下で約175℃〜200℃の温度で1,3−プロパンジオールから調製されたポリオールを精製する方法の開発を開示している。この精製方法は、フラー土を通したポリマーの濾過、その後の水素添加を含む。この徹底的な精製方法により淡黄色の最終生成物が得られた。実際のところ、この手順は、300を上回るAPHA値に相当し、現行の要件に対して全く不十分であるガードナーカラー8に着色が減少したのみであったポリトリメチレンエーテルグリコール(実施例XI)をもたらした。
米国特許出願公開第2004/0225162A1号明細書には、着色を有するポリトリメチレンエーテルグリコールを吸収剤に接触させる工程と、ポリトリメチレンエーテルグリコールと吸収剤を分離する工程とを含むポリトリメチレンエーテルグリコールの着色を改善する方法であって、ポリトリメチレンエーテルグリコールが吸収剤に接触後に約250〜約5000の分子量および約50未満のAPHAカラーを有する方法が開示されている。米国特許出願公開第2004/0225163A1号明細書には、ポリトリメチレンエーテルグリコールの着色を改善する方法であって、着色を有するポリマーを水素添加触媒の存在下で水素に接触させることを含む方法が開示されている。50未満のAPHAカラーを有する。
最近、特開2004/182974号公報および米国特許出願公開第2005/0272911A1号明細書は、ポリ(アルキレンエーテル)グリコール、特にポリトリメチレンエーテルグリコールを製造するための改善された方法であって、酸と塩基の両方を含有する触媒の存在下で対応するアルキレンジオールを重縮合させることによる方法を開示した。好ましい酸は硫酸であり、好ましい塩基はピリジンである。重縮合温度は、一般には120〜250℃の範囲内、より狭くは140〜200℃の範囲内であることが記載されている。特開2004/182974号公報で提示された実施例において、重縮合は147〜152℃で行われると記載されていた。米国特許出願公開第2005/0272911A1号明細書で提示された実施例は、155℃±2℃での重縮合を記載している。生成物は淡色であるとともに高い重合度を有することが報告されている。
上に明記した刊行物のすべては、完全に記載されたかのように、すべての目的のために参照により本明細書に援用される。
本明細書で提供された実施例において実証されたように、前に導入した特開2004/182974号公報および米国特許出願公開第2005/0272911A1号明細書で報告された結果に反して、約160℃未満の重縮合温度で、塩基変性酸触媒は、着色における改善および酸触媒単独により同じ条件下で得ることができる重合速度を上回る重合速度を提供しない。更に、重縮合温度が高すぎる(約175℃を上回る)とき、塩基変性酸触媒は高い反応速度を提供するが、生成物の着色は許容できなくなる点まで悪化することが見出された。
本明細書に記載された本発明は、塩基変性酸触媒の使用が改善された重合速度を実際に提供する方法、および酸触媒単独で同じ条件下で得ることができる色を上回る改善された色を有するポリトリメチレンエーテルグリコール生成物に関する。
本発明は、ポリトリメチレンエーテルグリコールを製造する方法であって、(a)1,3−プロパンジオールおよび酸と塩基とを含む重縮合触媒を提供する工程と、(b)1,3−プロパンジオールを約165〜約175℃の温度で重縮合させてポリトリメチレンエーテルグリコールを生成させる工程とを含む方法に関する。重縮合温度は、好ましくは約170℃〜約175℃である。重縮合時間は、好ましくは約10時間未満、より好ましくは約6時間未満である。
本発明の方法を用いて、1,3−プロパンジオールの重合の速度は、重縮合触媒中で塩基が用いられない場合と比べたとき、同じ条件下でおよび同じ酸レベルでより高い。生成物であるポリトリメチレンエーテルグリコールは、重合触媒中で塩基が用いられない場合と比べたとき、同じ条件下でおよび同じ酸レベルで製造されたポリトリメチレンエーテルグリコールのAPHAカラーより低いAPHAカラーを有する。
別段に定義されない限り、本明細書で用いられるすべての技術用語および科学用語は、本発明が属する当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。矛盾がある場合、定義を含む本明細書が優先される。
明記された場合を除き、商標は大文字で示す。
本明細書に記載される方法および材料に類似のまたは等価の方法および材料を本発明の実施または試験で用いることが可能であるが、適する方法および材料は本明細書に記載される。
別段に指定がない限り、すべての百分率、部および比などは重量による。
量、濃度あるいは他の値またはパラメータが、範囲、好ましい範囲または好ましい上方値および好ましい下方値の一覧のいずれかとして与えられるとき、これは、範囲が別個に開示されるか否かに関係なく、あらゆる上限の範囲または好ましい値とあらゆる下限の範囲または好ましい値のあらゆる対から形成されたすべての範囲を特定的に開示していると理解されるべきである。数値の範囲を本明細書で挙げる場合、別段に指定がない限り、その範囲は、その端点およびその範囲内のすべての整数および端数を含むことを意図している。範囲を定めるときに挙げられた特定の値に本発明の範囲を限定することを意図していない。
本明細書で用いるとき、「含む(comprises)」、「含む(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(has)」、「有する(having)」という用語またはそれらの他のあらゆる変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図している。例えば、要素の一覧を含むプロセス、方法、物品または装置はそれらの要素のみに必ずしも限定されずに、こうしたプロセス、方法、物品または装置に明示的に記載されていない他の要素も固有でない他の要素も含んでもよい。更に、相反する明示的な記載がない限り、「または」は、非排他的な「または」を意味し、排他的な「または」を意味しない。例えば、条件AまたはBは、以下のいずれか1つによって満足される。Aが真(または存在する)およびBが偽(または存在しない)、Aが偽(または存在しない)およびBが真(または存在する)およびAとBの両方が真(または存在する)。
単数形(「a」または「an」)の使用は、本発明の要素および成分を記載するために用いられる。これは、あくまで便宜上および本発明の一般的意味を示すために行われる。この記載は、1つまたは少なくとも1つを含むように読むべきであり、単数が別段に意図されていることが明らかでない限り、単数は複数も含む。
本明細書における材料、方法および実施例はあくまで例示であり、特定的に記載されている場合を除き、限定であることを意図していない。
本開示の文脈において、「1,3−プロパンジオール」という用語の一般的な使用は、1,3−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール二量体および1,3−プロパンジオール三量体またはそれらの混合物を含むことが意図している。この用語は、特定の文脈において1,3−プロパンジオールのみを意味するために用いてもよい。
ポリトリメチレンエーテルグリコールを調製するために用いられる1,3−プロパンジオールは、種々の化学経路のいずれかによって、または生化学変換経路によって得ることが可能である。好ましい経路は、米国特許第5,015,789号明細書、米国特許第5,276,201号明細書、米国特許第5,284,979号明細書、米国特許第5,334,778号明細書、米国特許第5,364,984号明細書、米国特許第5,364,987号明細書、米国特許第5,633,362号明細書、米国特許第5,686,276号明細書、米国特許第5,821,092号明細書、米国特許第5,962,745号明細書、米国特許第6,140,543号明細書、米国特許第6,232,511号明細書、米国特許第6,235,948号明細書、米国特許第6,277,289号明細書、米国特許第6,297,408号明細書、米国特許第6,331,264号明細書、米国特許第6,342,646号明細書、米国特許第5,633,362号明細書、米国特許第5,686,276号明細書、米国特許第5,821,092号明細書、米国特許出願公開第2004/0225161A1号明細書、米国特許出願公開第2004/0260125A1号明細書および米国特許出願公開第2004/0225162A1号明細書に記載されている。これらの特許の開示は、完全に記載されたかのように、すべての目的のために参照により本明細書に援用される。特に好ましい1,3−プロパンジオールは、米国特許出願公開第2005/0069997A1号明細書に記載されたように再生可能な生物源を用いて発酵法によって調製される。この特許出願の開示は、完全に記載されたかのように、すべての目的のために参照により本明細書に援用される。好ましくは、反応体としてまたは反応体の成分として用いられる1,3−プロパンジオールは、ガスクロマトグラフ分析によって決定するとき、約99重量%より高い純度を有する。
再生可能な供給源からの1,3−プロパンジオール(PDO)出発材料の例として、トウモロコシ原料などの再生可能な生物資源から製造された原料を用いる1,3−プロパンジオールへの生化学経路は記載されてきた。例えば、グリセロールを1,3−プロパンジオールに転化させることができる菌株は、例えば、種:クレブシエラ(Klebsiella)、シトロバクター(Citrobacter)、クロストリジウム(Clostridium)およびラクトバシラス(Lactobacillus)において見出されている。この技術は、前に引用した米国特許第5,633,362号明細書、米国特許第5,686,276号明細書および米国特許第5,821,092号明細書を含む幾つかの特許で開示されている。前に引用した米国特許第5,821,092号明細書は、組み替え生物を用いるグリセロールから1,3−プロパンジオールの生物的産生のための方法を特に開示している。この方法は、1,2−プロパンジオールのための特異性を有する異種起源pduジオールデヒドラターゼ遺伝子により変換された大腸菌(E. coli)を導入している。変換された大腸菌(E. coli)は、炭素源としてグリセロールの存在下で増殖し、1,3−プロパンジオールは増殖培地から単離される。細菌と酵母の両方がグルコース(例えば、トウモロコシ糖)または他の炭水化物をグリセロールに転化することが可能であるので、本発明の方法は、迅速、安価且つ環境に責任を持てる1,3−プロパンジオールモノマー源を提供した。
本方法のために好ましい出発材料は、1,3−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール二量体および1,3−プロパンジオール三量体またはそれらの混合物の少なくとも1種を含む反応体である。1,3−プロパンジオールおよび1,3−プロパンジオールの二量体および三量体のいずれかを本発明の方法において反応体として用いることが可能であるが、反応体が約90重量%以上の1,3−プロパンジオールを含むことが好ましい。より好ましくは、反応体は99重量%以上の1,3−プロパンジオールを含む。
本発明のための出発材料は、本方法の効力を損なわずに反応体1,3−プロパンジオールまたはその二量体および三量体に加えて出発材料の少量、好ましくは約20重量%以下、より好ましくは約10重量%以下のコモノマージオールも含有してよい。好ましくは、これらのコモノマージオールは、1,3−プロパンジオール以外の脂肪族ジオールである。ポリアルキレンエーテル反復単位の誘導元であってもよい1,3−プロパンジオール以外の典型的な脂肪族ジオールの例には、脂肪族ジオールから誘導されたもの、例えば、エチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、3,3,4,4,5,5−ヘキサフルオロ−1,5−ペンタンジオール、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−1,6−ヘキサンジオール、および3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10−ヘキサデカフルオロ−1,12−ドデカンジオール、脂環式ジオール、例えば、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノールおよびイソソルビドが挙げられる。脂肪族ジオールの好ましい群は、エチレングリコール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,10−デカンジオール、イソソルビドおよびそれらの混合物からなる群から選択される。1,3−プロパンジオール以外のより好ましいジオールは、エチレングリコール、1,6−ヘキサンジオールおよび1,10−デカンジオールである。なおより好ましいコモノマージオールはエチレングリコールである。1,3−プロパンジオールおよびエチレングリコールから調製されたポリ(トリメチレン−エチレンエーテル)グリコールは米国特許出願公開第2004/0030095A1号明細書に記載されている。この特許の開示は、完全に記載されたかのように、すべての目的のために参照により本明細書に援用される。熱安定剤、酸化防止剤および着色用材料を必要に応じて重合混合物または最終生成物に添加してもよい。
本発明の方法のための触媒は酸と塩基の両方を含む。酸成分に関して、1,3−プロパンジオールの酸触媒重縮合のために適するいずれかの酸触媒または酸触媒の混合物を用いてもよい。好ましい酸重縮合触媒は、前に引用した米国特許第6,977,291号明細書および米国特許第6,720,459号明細書に記載されている。酸触媒は、好ましくは、ルイス酸、ブレンステッド酸、超酸、およびそれらの混合物からなる群から選択され、酸触媒には、均一触媒および不均一触媒の両方が挙げられる。より好ましくは、酸は、無機酸、有機スルホン酸、ヘテロ多酸および金属塩からなる群から選択される。なおより好ましくは、酸は、硫酸、ヨウ化水素酸、フルオロスルホン酸、リン酸、p−トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、メタンスルホン酸、ホスホタングステン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ホスホモリブデン酸、1,1,2,2−テトラフルオロ−エタンスルホン酸、および1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロプロパンスルホン酸、ビスマストリフレート、イットリウムトリフレート、イッテルビウムトリフレート、ネオジムトリフレート、ランタントリフレート、スカンジウムトリフレートおよびジルコニウムトリフレートからなる群から選択される。触媒は、ゼオライト、フッ素化アルミナ、酸処理アルミナ、ヘテロ多酸、ならびにジルコニア、チタニアアルミナおよび/またはシリカ上に担持されたヘテロ多酸からなる群から選択された不均一触媒であることも可能である。特に好ましい触媒は硫酸である。
触媒の成分として用いるための塩基は有機塩基または無機塩基であってもよい。好ましい無機塩基は、アルカリ金属水酸化物、炭酸塩および炭酸水素塩であり、ここで、アルカリ金属は、好ましくは、リチウム、ナトリウムまたはカリウムである。有機塩基は、好ましくはアミンであり、より好ましくは第三級脂肪族アミン、第三級脂環式アミンおよび第三級ヘテロ環式アミンである。例には、N−メチルイミダゾール、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]−5−ノネン、ピリジン、キノリン、トリエチルアミンおよびトリブチルアミンがあげられるが、それらに限定されない。好ましくは、塩基は、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、第三級脂肪族アミンおよび第三級ヘテロ環式アミンからなる群から選択された少なくとも1つのメンバーを含む。
より好ましくは、塩基は、N−メチルイミダゾール、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]−5−ノネン、ピリジン、キノリン、トリエチルアミンおよびトリブチルアミンからなる群から選択された少なくとも1つのメンバーを含む。より好ましいアミンは、例えば、ピリジン自体またはキノリンなどのピリジン核を含有する。特に好ましい塩基はピリジンである。
触媒が酸と塩基の両方を含むが、酸と塩基の当量比は、酸が常に過剰であるような比であるべきである。換言すると、酸触媒は、化学量論比過剰(酸当量対塩基当量)で存在するべきである。本開示の文脈において、酸の当量は、1モルの水酸化カリウムと反応する量である。塩基の当量は、1モルの水酸化カリウムと同じ酸の量と反応する量である。
重縮合触媒中の塩基対酸の好ましい当量比は、約0.01:1〜約0.9:1である。より好ましくは、比は約0.05:1〜約0.5:1である。
ポリ(アルキレンエーテル)グリコールの調製のための重合法は、バッチ、半連続、連続などであることが可能である。ポリトリメチレンエーテルグリコールのために好ましいバッチ法は、前に引用した米国特許第6,977,291号明細書に記載されている。本発明によるこうしたバッチ法において、ポリトリメチレンエーテルグリコールは、(a)(1)反応体および(2)重縮合触媒を提供する工程と(b)反応体を重縮合させて、ポリトリメチレンエーテルグリコールを生成させる工程とを含む方法によって調製される。
ポリトリメチレンエーテルグリコールの調製のために好ましい連続法は、前に引用した米国特許第6,720,459号明細書に記載されている。本発明によるこうした連続法において、(a)(i)反応体および(ii)重縮合触媒を連続的に提供する工程と(b)反応体を連続的に重縮合させて、ポリトリメチレンエーテルグリコールを生成させる工程とを含む連続法によって調製される。好ましくは、重縮合は2つまたは3つの反応段で行われる。
好ましい1つの連続法において、重縮合は、上向き流れ並流塔反応器内で行われ、反応体およびポリトリメチレンエーテルグリコールは、ガスと蒸気の流れと共に上向き並流で流れる。ここで、好ましくは、反応器は少なくとも3、より好ましくは少なくとも8の段且つ30以下の段、より好ましくは15以下の段を有する。反応体を1つの位置または多数の位置で反応器にフィードすることが可能である。好ましいもう1つの実施形態において、重縮合は、向流垂直反応器内で行われ、ここで、反応体およびポリトリメチレンエーテルグリコールは、ガスと蒸気の流れに対して向流方式で流れる。好ましくは、この反応器は2つ以上の段を有する。好ましくは、反応体は反応器の頂部でフィードされる。
一般に、本方法で用いるための触媒レベルは、酸成分がジオール反応体の約0.1重量%以上、より好ましくは約0.25重量%以上であり、好ましくは反応混合物の約20重量%以下、より好ましくは10重量%以下、なおより好ましくは5重量%以下、最も好ましくは2.5重量%以下の濃度で用いられるようなレベルである。触媒濃度は、不均一触媒に関して20重量%ほどに高い、そして可溶性触媒に関して5重量%より低いことが可能である。
バッチ重縮合または連続重縮合のいずれかのための反応時間は、望まれるポリマー分子量および反応温度に応じて異なり、より長い反応時間は、より高い分子量をもたらす。反応時間は、好ましくは約1時間から、より好ましくは約2時間から、なおより好ましくは約3時間から、約20時間、より好ましくは約10時間、なおより好ましくは約6時間までである。
本発明の方法により調製されたポリトリメチレンエーテルグリコールの数平均分子量は、好ましくは約600〜約5000であり、APHAカラーは、好ましくは約15〜約80である。好ましい実施形態において、約50以下のAPHAカラーおよび少なくとも約1,700の数平均分子量を有するポリトリメチレンエーテルグリコールは、硫酸/ピリジン触媒および5〜10時間の反応時間を用いて調製される。
本発明を以下の実施例において例示する。実施例において記載されるすべての部、百分率などは、別段に指示がない限り重量による。
実施例において用いられる1,3−プロパンジオールを前に引用した米国特許出願公開第2005/0069997A1号明細書に記載された生物学的方法によって調製し、99.8%を上回る純度を有していた。
COLORQUEST XE SPECTROPHOTOMETERを用いてAPHAカラー値を決定した。
分子量および不飽和のレベルをNMR分析によって決定した。陽子NMRは、中央エーテル基(CH2−O−CH2)の陽子から末端基(CH2−OH)に対応する陽子を区別し、従って、これらの2つのピークの積分面積を比較することにより分子量を計算することが可能である。
手順
以下にまとめられた実施例においてポリトリメチレンエーテルグリコールを調製する一般手順は次の通りであった。
所望の量の1,3−プロパンジオール、その後、所望の量の触媒を反応器に添加した。その後、窒素でパージしつつ1,3−プロパンジオールと触媒の混合物を10分にわたり攪拌した。その後、反応体を所望の温度に加熱し、指示された時間にわたりその温度で保持した。この時間の終わりに、反応混合物を放置して室温に冷却し、その後、色、分子量およびビニル不飽和を分析した。
以下の表のモル%を1,3−プロパンジオール、硫酸およびピリジンの全モル数を基準にして計算した。
実施例1〜5において、用いられた1,3−プロパンジオールの量は50gであり、硫酸は0.652gであり、ピリジンは0.053gであった。比較例1〜5において、用いられた1,3−プロパンジオールの量は50gであり、硫酸は0.652gであった。
実施例6〜9において、用いられた1,3−プロパンジオールの量は50gであり、硫酸は1.33gであり、ピリジンは0.536gであった。比較例6〜8において、用いられた1,3−プロパンジオールの量は50gであり、硫酸は1.33gであった。
実施例1〜5および比較例1〜5に関する結果を表1で提示している。実施例6〜9および比較例6〜8の結果を表2で提示している。
表1
塩基変性硫酸触媒によって製造されたポリトリメチレンエーテルグリコール
硫酸レベル:1モル%、反応時間:10.5時間

Figure 2009523893
表1の結果は、170℃で塩基変性触媒により製造されたポリトリメチレンエーテルグリコールは、塩基の存在しない状態での対応する対照実験において製造されたポリトリメチレンエーテルグリコールと比べたとき、より高い分子量(1861および2080対1199および1486)およびより淡い色(17および27対32および51)を有していたことを示している。
表1の結果は、160℃以下の重合温度で、変性触媒が色においても重合速度(すなわち、分子量増加)においても改善を提供しなかったことも示している。高温で、例えば、198℃で、塩基変性触媒は反応速度の改善をもたらしたが、ポリマーの色は悪化し、ポリマーは許容できなかった。
170℃以下の温度で塩基変性触媒の存在下でもたらされた不飽和の量は、塩基の存在しない状態で観察された量に匹敵した。高温(198℃)で、塩基の存在下でもたらされた不飽和の量は実質的により多かった。
表2
塩基変性硫酸触媒によって製造されたポリトリメチレンエーテルグリコール
硫酸レベル:2モル%、反応時間:5時間

Figure 2009523893
表2の結果は、165〜175℃の間の最適温度範囲における反応速度および色改善における塩基変性触媒の効果を更に実証している。より低い色、増加した分子量およびより低いビニル末端基含量を組み合わせた最善の改善は170℃で観察された。
実施例10〜11および比較例9〜10の結果を表3で提示している。実施例10〜11および比較例9〜10を行って、170℃の反応温度での反応時間の効果を決定した。実施例10および11において、用いられた1,3−プロパンジオールの量は50gであり、硫酸は1.33gであり、ピリジンは0.536gであった。比較例9および10において、用いられた1,3−プロパンジオールの量は50gであり、硫酸は1.33gであった。
表3
塩基変性硫酸触媒によって製造されたポリトリメチレンエーテルグリコール
170℃での反応時間の効果。硫酸レベル:2モル%

Figure 2009523893
表3の結果は、塩基変性触媒を用いてより長い反応時間で、(分子量によって決定されるように)反応速度を改善したが、ポリマーの色は悪化したことを示している。これらの結果は、変性触媒によってもたらされた改善が反応温度のみでなく、重合時間にも応じて異なり、約10時間未満の反応時間が好ましく、約6時間未満の反応時間が最も好ましいことを実証している。
一般に、上で報告された結果は、ポリトリメチレンエーテルグリコールを調製するための本発明の方法が、酸重縮合触媒を用いるが、塩基のない類似の方法に比べて少なくとも2つの利点を有することを示している。第1に、より高い分子量のポリトリメチレンエーテルグリコールが同じ反応時間で塩基の存在しない状態より塩基の存在下で製造され、塩基の存在下でより高い重合(反応)速度を示したことである。第2に、APHAカラーの改善は、同じ酸濃度および同じ反応時間で塩基を用いずに得られた改善と比べて塩基を用いたときに100%か、またはより良好であった。
本発明の実施形態の前述した開示を例示および説明の目的のために提示した。網羅的であることも開示された厳密な形態に本発明を限定することも意図していない。本明細書に記載された実施形態の多くの変形および修正は本開示を考慮すると当業者に対して明らかであろう。

Claims (12)

  1. ポリトリメチレンエーテルグリコールを製造する方法であって、
    (a)1,3−プロパンジオールおよび酸と塩基とを含む重縮合触媒を提供する工程と、
    (b)前記1,3−プロパンジオールを約165〜約175℃の温度で重縮合させてポリトリメチレンエーテルグリコールを生成させる工程と
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記温度が約170〜約175℃であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記酸が、硫酸、リン酸、ヨウ化水素酸、フルオロスルホン酸、ヘテロ多酸、p−トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホン酸および1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロプロパンスルホン酸からなる群の少なくとも1つのメンバーを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記酸が硫酸を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記塩基がアルキル金属水酸化物、アルキル金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、第三級脂肪族アミンおよび第三級ヘテロ環式アミンからなる群の少なくとも1つのメンバーを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記塩基がN−メチルイミダゾール、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]−5−ノネン、ピリジン、キノリン、トリエチルアミンおよびトリブチルアミンからなる群の少なくとも1つのメンバーを含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記塩基がピリジンを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 塩基対酸の当量比が約0.01:1〜約0.9:1であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記酸が硫酸を含み、前記塩基がピリジンを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 約600〜約3,000の数平均分子量を有するポリトリメチレンエーテルグリコールに前記1,3−プロパンジオールを重縮合することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 重縮合時間が約10時間未満であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 再生可能な生物源を用いて発酵法から前記1,3−プロパンジオールを誘導することを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
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