JP2009523054A - 物質回収デバイス及び使用法 - Google Patents
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Abstract
患者の体内から物質を回収するために患者の体内に挿入されるように構成された医療デバイスは、バスケットアセンブリを含む。該バスケットアセンブリは、拡張された状態及び折り畳まれた状態を含む様々な状態間を移行するように構成される。該バスケットアセンブリは、拡張状態にある時、側面開口部を除いて可撓性シートに実質的に覆われうる。該バスケットアセンブリが折り畳まれた状態にある時、該側面開口部は実質的に閉鎖されうる。該バスケットアセンブリが折り畳まれた状態にある間、該デバイスは患者の体内に挿入されうる。該バスケットアセンブリは、患者の体内にある間、拡張状態へ移行されうる。次に、医師は、患者の体内から除去される物質を操作し、該側面開口部を通じて該バスケットアセンブリ内に入れることができる。次に、該バスケットアセンブリを患者の体内から除去できるように、該バスケットアセンブリは、折り畳まれた状態又は部分的に折り畳まれた状態へ移行できる。
Description
本発明は、物質回収デバイス及び使用法に関する。
尿路結石は米国人口の約1〜5%に影響を及ぼしている。胆石は40歳以上の4〜8%に見出される。結石を取り込んで体腔から除去するのに利用できる多くのデバイスがある。同様に、結石を破砕或いは破壊するための多くの砕石デバイスが製造されている。一般に、前者のデバイスは、結石を「補足する」のに用いられる3本若しくはそれ以上のワイヤーを有するバスケット又は取り込みデバイスから成る。該ワイヤーを操作(主に、開閉)するため、体外に残留する操作ハンドルが用いられる。通常、これらのデバイスは、器具を、典型的には内視鏡を通じて通して、操作者が結石の操作及び/又は取り込みを直接可視化することを、可能とする。
一般に、尿管まで進む4ミリメートル(mm)以下の尿路結石は、外科的介入なしに自然に尿路から排出される見込みが85%あると認識されている。結石サイズが増大するに従って、自然排出の見込みは有意に低下する。8mm以上の結石が介入処置なしに排出されることは稀である。結石が引き抜くには大きすぎるため、バスケット又は取り込みデバイスのみを用いると、通常、不成功となる。結果として、通常、ある種の砕石術が用いられる。
複数の従来技術のデバイスが公知である。例えば、Copeらの米国特許第5,064,428号では、結石を回収するためのデバイスについて述べられている。Copeらのデバイスは、球状を形成する3つのループのニチノールワイヤーを有する結石回収バスケットを含む。該バスケットは中空通路を有する内側管に結合されている。該バスケット及び該内側管は、これも中空通路を有する外側管を通じて患者の体内に挿入されうる。該バスケットは、該バスケットを組織に押し当てることにより、体内で拡張されうる。次に、医師は、該バスケットを回転させて操作し、結石を該バスケット内に捕捉する。次に、該内側管が外方に引かれ、その結果、該バスケットが該結石の周囲で折り畳まれ、該結石は該外側管の端部に対して引かれる。次に、医師は、該結石を溶解、破砕、或いは粉砕するための、化学的或いは他の周知の外科的手段を、挿入することができる。破片は該内側管の該中空通路を通じて除去することができる。
Ciervoらの米国特許第5,403,324号では、結石を回収するためのデバイスについて述べられている。Ciervoらのデバイスは可撓性カテーテル管を含み、4本のワイヤーが該カテーテル管内の4つの中空通路を通過する。該カテーテル管の一端において、該ワイヤーは脱出して結石回収バスケットを形成する。該カテーテル管の他端において、該4本のワイヤーは、医師が該バスケットを拡張させたり引き込んだりするために、該ワイヤーを該カテーテル管の内外に移動させることを可能とする、制御機構に、結合される。該カテーテル管が患者の体内に挿入された後、医師は、カテーテルを操作して結石を該バスケット内に捕捉する。次に、該バスケットは引き込まれ、該結石を該カテーテル管の端部に対して保持する。次に、砕石処置を促進するため、レーザー又は超音波ワイヤーが該カテーテル管内の第五の中空通路を通じて挿入されうる。
Fogartyの米国特許第3,472,230号では、アンブレラフレームを形成する4本のスプリングワイヤーを含む結石回収バスケットを有するアンブレラカテーテルについて述べられている。通常、該アンブレラフレームの該ワイヤーは、外方へ湾曲して球状アンブレラフレームを形成する。該アンブレラフレームは、該バスケットの遠位端において、成形可能なエラストマーのような可撓性材料で部分的に覆われる。制御ワイヤーが、可撓性カテーテル管を通過し、該アンブレラフレームの近位端に結合される。ハンドルを用いて該制御ワイヤーが引かれると、該4本のスプリングワイヤーは該カテーテル管内に引き込まれ、該アンブレラは折り畳まれる。制御ワイヤーが押されると、該スプリングワイヤーは拡張し、該アンブレラは開かれる。該アンブレラが閉じると、医師は、該アンブレラを結石又は破片の位置を越えて配置しうる。次に、医師は、該アンブレラを開き、デバイスを短距離引き込んで該破片をすくう。次に、医師は、該アンブレラを閉じ、該アンブレラ内の該結石と共に該デバイスを体内から取り外す。
Demeterの米国特許第4,997,435号では、密閉レセプタクルを有する経皮カテーテルについて述べられている。Demeterのデバイスは、複数のストラットが第一のカテーテルの一端に結合した第一のカテーテルを含む。該ストラットは、第一のカテーテルの端部から遠位の開口部を有するカップ形状を形成する。遠位方向に開口部を有するレセプタクルが形成されるように、ポケット形状のシースが該ストラットに結合される。該シースの近位部は第一のカテーテル内を通過する第二のカテーテルに結合される。第二のカテーテルは、第一のカテーテル内で摺動可能且つ回転可能である。該ストラット及び該シースが張力を受けていない状態にて、該レセプタクルの開口部が開口する。しかし、第一のカテーテルが第二のカテーテルに対して回転すると、該シースは該ストラットに対して捻れ、該レセプタクル開口部を遠位端にて閉鎖させる。従って、医師は、該レセプタクルが開口したデバイスを操作し、結石を該レセプタクル内に捕捉することができる。次に、該結石を密閉するため、該レセプタクルは閉鎖されうる。第二のカテーテルは、内腔を含み、それを通じて把持鉗子、検査鏡又は砕石デバイスが該シースの内部に挿入されうる。
Chuらの米国特許第6,752,811号では、複数の異なるレーザー抵抗性医療回収デバイスについて述べられている。例えば、1つのデバイスは、レーザー抵抗性バスケット脚部により形成された球状バスケットを含む。該バスケットは、該バスケット脚部をカテーテル内に引き込むことにより、折り畳み可能である。Chuらは、該バスケット脚部が、フルオロカーボンプラスチック、セラミック、又は金、銀、若しくはニッケルのメッキのような、レーザー抵抗性材料から作られ、或いは、該バスケット脚部に、それらを被覆することが可能である、と説明している。レーザー砕石器は、該デバイスを通過して該バスケット内に入ることができる。Chuらは、該バスケットが、その遠位端において、ポリテトラフルオロエチレン(EPTFE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン(TFE)、フッ化エチレンプロピレン(FEP)、パーフルオロアルコキシ(PFA)、エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)のような、レーザー抵抗性繊維で、部分的に覆われたデバイスについても、述べている。
米国特許第5,064,428号
米国特許第5,403,324号
米国特許第3,472,230号
米国特許第4,997,435号
米国特許第6,752,811号
本発明の目的は、患者の体内から物質を回収するために患者の体内に挿入されるように構成された医療デバイスを提供することにある。
患者の体内から物質を回収するために患者の体内に挿入されるように構成された医療デバイスは、バスケットアセンブリを含む。該バスケットアセンブリは、拡張された状態及び折り畳まれた状態を含む様々な状態間を移行するように構成される。該バスケットアセンブリは、拡張状態にある時、側面開口部を除いて可撓性シートに実質的に覆われうる。該バスケットアセンブリが折り畳まれた状態にある時、該側面開口部は実質的に閉鎖されうる。該バスケットアセンブリが折り畳まれた状態にある間、該デバイスは患者の体内に挿入されうる。該バスケットアセンブリは、患者の体内にある間、拡張状態へ移行されうる。次に、医師は、患者の体内から除去される物質を操作し、該側面開口部を通じて該バスケットアセンブリ内に入れうる。次に、該バスケットアセンブリを患者の体内から除去できるように、該バスケットアセンブリは折り畳まれた状態又は部分的に折り畳まれた状態へ移行されうる。
一部の実施形態では、該医療デバイスは、結石が該バスケットアセンブリ内にある間、砕石デバイスが該バスケットアセンブリ内に挿入されることを可能とするように構成されうる。該バスケットアセンブリを実質的に覆う該可撓性シートは、概して、砕石時の該バスケットアセンブリからの結石破片の移動を阻止或いは軽減するのに役立つ。
一実施形態では、医療デバイスは、ハンドルと、近位端及び遠位端を有する細長部材と、を含むことができ、該細長部材の近位端は、該ハンドルに結合される。加えて、該医療デバイスは、該細長部材の遠位端に結合されたバスケットアセンブリを含むことができる。該バスケットアセンブリは、少なくとも3つの支持部材を含むことができ、各支持部材は、該細長部材の遠位端に結合された近位端と、少なくとも1つの他の支持部材の遠位端に結合された遠位端と、を有する。隣接する支持部材の各対は、該隣接支持部材対間に対応する間隙を画定しうる。該バスケットアセンブリは、該少なくとも3つの支持部材の少なくとも一部の支持部材に結合された可撓性シートを、更に含むことができ、該可撓性シートは、1つを除いてすべての該間隙を実質的に覆い、該1つの間隙は、該バスケットアセンブリが拡張状態にある時に開口し、該バスケットアセンブリが部分的に折り畳まれた状態にある時に実質的に閉鎖する。
別の態様では、体内の物質の処置のための方法は、体内に医療デバイスを挿入するステップを含む。該医療デバイスは、ハンドルと、近位端及び遠位端を有する細長部材と、を含むことができ、該細長部材の近位端は、該ハンドルに結合される。該医療デバイスは、該細長部材の遠位端に結合されたバスケットアセンブリも、含むことができる。該バスケットアセンブリは、少なくとも3つの支持部材を含むことができ、各支持部材は、該細長部材の遠位端に結合された近位端と、少なくとも1つの他の支持部材の遠位端に結合された遠位端と、を有する。隣接する支持部材の各対は、該隣接支持部材対間に対応する間隙を画定しうる。該バスケットアセンブリは、該少なくとも3つの支持部材の少なくとも一部の支持部材に結合された可撓性シートを、更に含むことができ、該可撓性シートは、1つを除いてすべての該間隙を実質的に覆い、該1つの間隙は、該バスケットアセンブリが拡張状態にある時に開口し、該バスケットアセンブリが部分的に折り畳まれた状態にある時に実質的に閉鎖する。該方法は、該バスケットアセンブリが拡張状態にある時、該1つの間隙を通じて該バスケットアセンブリ内に該物質を操作して入れるステップと、該物質が該バスケットアセンブリ内にある間、該バスケットアセンブリを部分的に折り畳まれた状態へ移行させるステップと、を更に含むことができる。加えて、該方法は、該物質が該バスケットアセンブリ内にある間、該バスケットアセンブリを折り畳まれた状態へ移行させるステップと、該医療デバイスを体内から取り外すステップと、を含むことができる。
別の実施形態では、医療デバイスは、ハンドルと、近位端及び遠位端を有する細長部材と、を含むことができ、該細長部材の近位端は、該ハンドルに結合される。該医療デバイスは、近位端及び遠位端を有するバスケットアセンブリも含むことができ、該バスケットアセンブリの近位端は、該細長部材の遠位端に結合される。該バスケットアセンブリは、少なくとも3つの支持部材と、該少なくとも3つの支持部材の少なくとも一部の支持部材に結合された可撓性シートと、を含むことができる。該バスケットアセンブリが拡張状態にある時、該可撓性シートは、側面開口部を除いて該バスケットアセンブリを実質的に覆うことができ、該側面開口部は、拡張状態の該バスケットアセンブリの近位端と遠位端との間を少なくとも部分的に延長している。該バスケットアセンブリが折り畳まれた状態の時、該側面開口部は実質的に閉鎖しうる。
更に別の実施形態では、体内の物質の処置のための方法は、体内に医療デバイスを挿入するステップを含む。該医療デバイスは、ハンドルと、近位端及び遠位端を有する細長部材と、を含むことができ、該細長部材の近位端は、該ハンドルに結合される。該医療デバイスは、近位端及び遠位端を有するバスケットアセンブリも含むことができ、該バスケットアセンブリの近位端は、該細長部材の遠位端に結合される。該バスケットアセンブリは、少なくとも3つの支持部材と、該少なくとも3つの支持部材の少なくとも一部の支持部材に結合された可撓性シートと、を含むことができる。該バスケットアセンブリが拡張状態にある時、該可撓性シートは、側面開口部を除いて該バスケットアセンブリを実質的に覆うことができ、該側面開口部は、拡張状態の該バスケットアセンブリの近位端と遠位端との間を少なくとも部分的に延長している。該バスケットアセンブリが折り畳まれた状態の時、該側面開口部は実質的に閉鎖しうる。該方法は、該バスケットアセンブリが拡張状態にある時、該側面開口部を通じて該バスケットアセンブリ内に該物質を操作して入れるステップと、該物質が該バスケットアセンブリ内にある間、該バスケットアセンブリを折り畳まれた状態へ移行させるステップと、を更に含むことができる。加えて、該方法は、該医療デバイスを体内から取り外すステップを含むことができる。
図1は結石回収デバイスの一例100の説明図である。デバイス100は、遠位端106及び近位端(図1では図示せず)を有する第一の細長部材104を含む。デバイス100は、近位端109及び遠位端110を有するバスケットアセンブリ108も含む。第一の細長部材104の遠位端106は、バスケットアセンブリ108の近位端109に結合される。第一の細長部材104の近位端は、体外に残留することになるハンドル(図1では図示せず)に結合されうる。任意で、第一の細長部材104は、検査鏡、把持デバイス、砕石デバイスなどのような別のデバイスが、バスケットアセンブリ108内に挿入されうるように、内腔(図1では図示せず)を含むことができる。第一の細長部材104は、第一の細長部材104が患者の体内から該ハンドルへ延長するように、ある長さを有することができる。任意で、第一の細長部材104は、はるかに短くてもよい。この実施形態では、細長部材104は、該ハンドルへ延びる、ワイヤー、プラスチック部材などの1つ又はそれ以上の他の細長部材により、該ハンドルに結合されうる。
バスケットアセンブリ108は、支持部材112,116,120及び124を含む。各支持部材について、該支持部材の近位端は、第一の細長部材104の遠位端106に結合される。加えて、各支持部材について、該支持部材の遠位端は、少なくとも1つの他の支持部材の遠位端に結合される。図1の例示デバイス100では、支持部材112,116,120及び124の遠位端は、固定機構128によって互いに結合される。該固定機構は、既知の機構を含む任意の種々の機構を含むことができる。例えば、該固定機構は、縫合材料を用い、ウレタン材料を用い、キャップを用い、溶接を用い、接着剤を用い、熱接合を用いる等の、連結支持部材を含むことができる。
支持部材112と支持部材120は、互いに一体化できる。例えば、支持部材112及び支持部材120は、単一ループワイヤーを含むことができる。同様に、支持部材116と支持部材124は、互いに一体化できる。従って、支持部材112及び支持部材120が第一のワイヤーを含み、支持部材116及び支持部材124が第二のワイヤーを含む場合、第一のワイヤーと第二のワイヤーは、固定機構128によって互いに結合されうる。加えて、第一のワイヤーの各端部は、第一の細長部材104の遠位端に結合され、第二のワイヤーの各端部は、第一の細長部材104の遠位端に結合されうる。バスケットアセンブリの支持部材のこの構成は、先端のないバスケットと称される場合がある。当然ながら、支持部材112は、支持部材120と一体化する必要はなく、支持部材116は、支持部材124と一体化する必要はない。このような構成は先端のあるバスケットアセンブリと称される場合がある。支持部材112,116,120及び124のすべてが単一の一体品である場合、固定機構128は省略できる。バスケットアセンブリが先端のあるバスケットアセンブリである場合、固定機構128は、組織を保護するのに役立つ滑らかなカバーを含むことができる。
隣接する支持部材の各対は、該隣接支持部材間に対応する間隙を形成する。例えば、支持部材112及び116対は、それらの間に間隙132を形成する。同様に、支持部材116及び120対は、それらの間に間隙136を形成し、支持部材120及び124対は、それらの間に間隙140を形成する。また、支持部材112及び124対は、それらの間に間隙144を形成する。
間隙136,140及び144が可撓性シートに実質的に覆われるように、可撓性シート148がバスケットアセンブリ108に結合されるが、間隙132は実質的に覆われない状態にある。従って、バスケットアセンブリ108は、間隙132にバスケット開口部を有する、実質的に密閉されたバスケットを、形成する。図1の例示デバイス100では、可撓性シート148はバスケットアセンブリ108の内側に結合している。他の実施形態では、可撓性シート148はバスケットアセンブリ108の外側に結合しうる。可撓性シート148は、液体透過性シート、例えば、メッシュ繊維、繊維に孔が切り抜かれ或いは穿孔された繊維、シートに孔が切り抜かれ或いは穿孔されたシートなど、を含むことができる。また、可撓性シート148は、不織材料のような液体非透過性シートを含むことができる。可撓性シート148は、既知の手法を含む種々の手法を用いてバスケットアセンブリ108に結合されうる。例えば、可撓性シート148は、支持部材112,116,120及び124の少なくとも一部に張ることができる。また、可撓性シート148は、縫合材料、ウレタン材料、溶接、接着剤、熱接合などの固定機構を用いて、支持部材112,116,120及び124の少なくとも一部に、取り付けることができる。任意で、可撓性シート148は、既知の手法を含む任意の種々の手法を用いて、第一の細長部材104の遠位端106に結合されうる。
図2は遠位端110から見た図1のバスケットアセンブリ108の説明図である。図3は図1のデバイス100の断面図である。図3では、第一の細長部材104は、シース、カテーテル、内視鏡などのような、第二の細長部材208の、内腔204内に配置されている。図3に示す実施形態では、第一の細長部材104は、内腔212を含み、内腔212を通じて、検査鏡、把持デバイス、砕石デバイスなどのような別のデバイスがバスケットアセンブリ108の内部に挿入されうる。
デバイス100を患者の体内に挿入するため、バスケットアセンブリ108は、折り畳まれた状態にて第二の細長部材208の内腔204内に配置されうる。折り畳まれた状態では、バスケットアセンブリ108は、第二の細長部材208の内腔204内に完全に入りうる。第二の細長部材208の遠位端216が除去される結石にほぼ近接して配置されると、バスケットアセンブリ108は、第一の細長部材104を第二の細長部材208に対して遠位側に移動させることにより、第二の細長部材208から解放されうる。例えば、第二の細長部材208を実質的に固定された位置に保持しながら、第一の細長部材104は、遠位端216方向に第二の細長部材208の中を摺動されうる。別例として、第一の細長部材104を実質的に固定された位置に保持しながら、第二の細長部材208は、第一の細長部材104の近位端方向に摺動されうる。
図4A,4B及び4Cは異なる状態のデバイス100の説明図である。図4A,4B及び4Cでは、可撓性シート148は図示されず、第二の細長部材208は説明を簡単にするために断面図で示されている。次に、図4Aを参照すると、バスケットアセンブリ108は拡張された状態で示されている。拡張された状態では、間隙132は開口しており、従って、医師は、間隙132での可撓性シート148における開口部を通して、結石を操作してバスケットアセンブリ108の内部に入れることができる。一部の実施形態では、任意で、医師は、バスケットアセンブリ108の遠位端110を組織に押し当てることにより、間隙132を拡張することができる。これは、間隙132での可撓性シート148における開口部を通して結石を操作することに役立つことができる。また、任意で、医師は、間隙132での可撓性シート148における開口部を通して結石を操作することに役立つように、把持デバイスのような追加のデバイスを利用できる。
次に、図4Bを参照すると、バスケットアセンブリ108は、部分的に折り畳まれた状態で示されている。バスケットアセンブリ108は、例えば、第一の細長部材104を第二の細長部材208に対して摺動させ、その結果、バスケットアセンブリ108の近位端109が第二の細長部材208内に位置することにより、この状態に置かれうる。図4Bにおいてわかるように、部分的に折り畳まれた状態では、間隙132は実質的に閉鎖している。当然、当業者は、例えば、結石250の、サイズ、形状、及び/又は位置のため、間隙132が部分的に折り畳まれた状態において完全に閉鎖せず、或いは更には実質的に閉鎖しない例もありうる、ということを認識するであろう。また、図4Bにおいてわかるように、バスケットアセンブリ108の径は、第二の細長部材208の径よりも実質的に大きい。部分的に折り畳まれた状態のバスケットアセンブリ108の径は、例えば、患者から除去するのに安全でない結石の径の範囲でありうる。
結石250が既にバスケットアセンブリ108の内部へ操作されている場合、結石250は、部分的に折り畳まれた状態のバスケットアセンブリ108の可撓性シート148内に実質的に完全に密閉されている。従って、例えば、結石が安全に除去されることを許容するには大きすぎる径を有する結石は、部分的に折り畳まれた状態の可撓性シート148内に実質的に完全に密閉されうる。以下により詳細に述べるように、このような結石を破砕するのに砕石デバイスを用いることができる。当然、より小さい結石も部分的に折り畳まれた状態の可撓性シート148内に実質的に完全に密閉されうる。任意で、必要に応じて捕捉された結石が間隙132を通して「落下」されるように、バスケットアセンブリ108は拡張状態へ移行して戻ることができる。
一部の実施形態では、第一の細長部材104は内腔を有し、バスケットアセンブリ108が部分的に折り畳まれた状態にある間、その内腔を通して砕石デバイスが該バスケットアセンブリの内部に挿入されうる。これらの実施形態では、結石250が可撓性シート148内に完全に密閉されている間、医師は、砕石デバイスを用いて大結石250を破砕することができる。このようにして、結石破片は、バスケットアセンブリ108の内部に残留しうる。
次に、図4Cを参照すると、バスケットアセンブリ108は、図4Bに示す部分的に折り畳まれた状態と比べて、折り畳まれた状態で示されている。バスケットアセンブリ108は、例えば、第一の細長部材104を第二の細長部材208に対して摺動させ、その結果、バスケットアセンブリ108の実質的部分が第二の細長部材208内に位置するように、この状態に置くことができる。医師は、例えば、砕石デバイスを用いて結石250を破砕した後、バスケットアセンブリ108をこの状態に置くことができる。図4Cは、結石250が破片252,254及び256に破砕され、これらの破片がバスケットアセンブリ108の内部に残留しているということも、示している。
図4Cからわかるように、折り畳まれた状態では、間隙132は実質的に閉鎖された状態にある。当然、当業者は、例えば、結石破片の、サイズ、形状、配置、及び/又は位置のため、間隙132が折り畳まれた状態において完全に閉鎖せず、或いは更には実質的に閉鎖しない例もありうる、ということを認識するであろう。また、図4Cからわかるように、バスケットアセンブリ108の径は、部分的に折り畳まれた状態における径よりも実質的に小さい。折り畳まれた状態のバスケットアセンブリ108の径は、バスケットアセンブリ108が患者の体内から安全に抜去されることを、可能にできる。場合により、医師は、バスケットアセンブリ108を第二の細長部材208に完全に引き込むことができる。
図1を参照して上述したように、第一の細長部材104の近位端は、ハンドルに結合される。図4A,4B及び4Cに関して上述したように、該ハンドルは、医師が第一の細長部材104を第二の細長部材208に対して軸方向に移動させることができるように、デバイスを組み込む必要がある。このようなデバイスの例には、レバー、スライド、トリガーなどが含まれる。当業者は他の多くの好適なデバイスを認めるであろう。加えて、今後開発されるデバイスを利用してもよい。
一般に、上述の例示デバイス100は、側面開口部を除いて可撓性シートによって実質的に密閉されたバスケットアセンブリを含む。側面開口部は、少なくともある状況では、前方或いは遠位端開口部を有するバスケットに比べ、医師が結石を操作してバスケットアセンブリに入れるのに、より役立ちうると考えられる。通常、結石回収処置時、バスケットは内視鏡を通じて送達され、バスケットの遠位端を見ることが困難となることが多い。従って、前方或いは遠位端開口部を有するバスケットに比べ、バスケット開口部が側面にある場合、医師は、少なくともある状況では、結石及びバスケットの開口部をより良く観察することができうる。
加えて、上述の例示デバイス100のバスケット開口部は、バスケットアセンブリが部分的に折り畳まれた状態にある間、概して閉鎖されうる。例示デバイス100のバスケットアセンブリ108が可撓性シート148で実質的に覆われ、また、バスケット開口部が閉鎖されうるため、バスケットアセンブリが部分的に折り畳まれた状態にある時、結石は可撓性シート148により実質的に密閉されうる。これは、結石が操作されてバスケットアセンブリ108に入れられてしまうと、結石が脱出するのを阻止するのに役立つことができる。砕石術が用いられる場合、結石が破砕される時、可撓性シート148内の実質的な密閉は、結石破片がバスケットアセンブリ108から脱出するのを阻止するのに役立つことができる。これは、典型的な従来技術のデバイスで必要とされるように、一度に1又は2個の結石破片のみを除去するための反復パスの必要性を軽減するのに役立つことができる。加えて、これは、結石破片を後に残すのを阻止するのに役立つことができる。このような後に残された結石破片は、結石の閉塞又は再形成を生じさせることがある。
砕石術が用いられる場合、一般に、例示デバイス100のバスケットアセンブリ108は、結石が破砕された後、更に折り畳むことができる。概して、バスケットアセンブリ108は、折り畳まれた状態で細長くなり、その径は縮小する。これにより、患者の体内からの該デバイスの安全な除去が可能となる。
図1,2,3,4A,4B及び4Cでは、一例のデバイス100が示されているが、可撓性シートで実質的に覆われるとともに、部分的に折り畳まれた状態で実質的に閉鎖されうる側面開口部を有するバスケットアセンブリを有する他のデバイスを、用いてもよい。例えば、図5はその遠位端から見た例示バスケットアセンブリ300の説明図である。例示バスケットアセンブリ300は、複数の支持部材304,308及び312を含む。各支持部材について、支持部材の近位端は第一の細長部材(図示せず)の遠位端に結合される。加えて、各支持部材について、支持部材の遠位端は少なくとも1つの他の支持部材の遠位端に結合される。例示バスケットアセンブリ300では、支持部材304,308及び312の遠位端は、固定機構314によって互いに結合される。固定機構314は既知の機構を含む任意の種々の機構を含むことができる。例えば、該固定機構は、縫合材料、ウレタン材料、キャップ、溶接、接着剤、熱接合などを含むことができる。2つ又はそれ以上の支持部材304,308及び312は、単一の一体品でよい。支持部材304,308及び312のすべてが単一の一体品である場合、固定機構314は省略できる。バスケットアセンブリ300は、先端のある或いは先端のないバスケットでよい。
隣接する支持部材の各対は、隣接支持部材間に対応する間隙を形成する。例えば、支持部材304及び308の対は、それらの間に間隙320を形成する。
間隙320が実質的に覆われない状態となるように、可撓性シート316がバスケットアセンブリ300に結合される。従って、バスケットアセンブリ300は、間隙320にバスケット開口部を有する、実質的に密閉されたバスケットを、形成する。可撓性シート316は、バスケットアセンブリ300の内部又は外部に結合されうる。
図6はその遠位端から見た例示バスケットアセンブリ350の説明図である。例示バスケットアセンブリ350は、複数の支持部材354,358,362,366,370及び374を含む。各支持部材354,358,362,366及び370について、支持部材の近位端は、第一の細長部材(図示せず)の遠位端に結合される。加えて、各支持部材について、支持部材の遠位端は、少なくとも1つの他の支持部材の遠位端に結合される。例示バスケットアセンブリ350では、支持部材354及び358の遠位端は、固定機構378によって互いに結合されるとともに支持部材374の第一の端部に結合される。支持部材362,366及び370の遠位端は、固定機構382により互いに結合されるとともに支持部材374の第二の端部に結合される。2つ又はそれ以上の支持部材354,358,362,366,370及び374は、1つ又はそれ以上の単一の一体品でよい。支持部材354,358,362,366,370及び374のすべてが単一の一体品である場合、固定機構378及び382は省略できる。バスケットアセンブリ350は、先端のある或いは先端のないバスケットでよい。
隣接する支持部材354及び358の対は、それらの間に間隙390を形成する。間隙390が実質的に覆われない状態となるように、可撓性シート386がバスケットアセンブリ350に結合される。従って、バスケットアセンブリ350は、間隙390にバスケット開口部を有する、実質的に密閉されたバスケットを、形成する。可撓性シート386は、バスケットアセンブリ350の内部又は外部に結合されうる。
例示バスケットアセンブリ108,300及び350では、それらの間にバスケット開口部が位置づけられる支持部材は、他の支持部材の1つよりも長さが短い。これは、バスケット開口部が部分的に折り畳まれた状態で実質的に閉鎖するようにバスケットアセンブリを構成するのに役立つバスケットアセンブリの1つの任意の態様である。しかし、バスケット開口部が部分的に折り畳まれた状態で実質的に閉鎖するようにバスケットアセンブリを構成するのに役立つように、他の手法を用いることができる。
図7は結石回収デバイスの一例400の説明図である。デバイス400は、近位端406及び遠位端408を有するバスケットアセンブリ404を含む。バスケットアセンブリ404の近位端406は、第一の細長部材の遠位端に結合される。図7では第一の細長部材は第二の細長部材内にある。第一の細長部材の遠位端は、体外に残留するハンドル(図7では図示せず)に結合されうる。第一の細長部材は、検査鏡、把持デバイス、砕石デバイスなどのような別のデバイスがバスケットアセンブリ404内に挿入されうるように、内腔(図1では図示せず)を含むことができる。
バスケットアセンブリ404は、支持部材416,420,424及び428を含む。各支持部材について、支持部材の近位端は、第一の細長部材の遠位端に結合される。加えて、各支持部材について、支持部材の遠位端は、少なくとも1つの他の支持部材の遠位端に結合される。図7の例示デバイス400では、支持部材416,420,424及び428の遠位端は、固定機構432によって互いに結合されている。バスケットアセンブリ404が先端のあるバスケットアセンブリである場合、固定機構432は、組織を保護するのに役立つ滑らかなカバーを含むことができる。バスケットアセンブリ404は、隣接支持部材416及び420間の孔440を除いてバスケットアセンブリを実質的に密閉する可撓性シート436も含む。可撓性シート436は、バスケットアセンブリ404の内部又は外部に結合されうる。
図7ではバスケットアセンブリ404が拡張状態で示されている。図8Aは、バスケットアセンブリ404及び第二の細長部材412の断面図であり、第二の細長部材412内の折り畳まれた状態のバスケットアセンブリ404を示す。図8Aには、第一の細長部材450の断面図も示されている。第一の細長部材450は、内腔454を含み、内腔454を通じて、検査鏡、把持デバイス、砕石デバイスなどのような別のデバイスがバスケットアセンブリ404内に挿入されることを、可能とする。図8Bは、折り畳まれた状態にあって第二の細長部材412から部分的に配置されたバスケットアセンブリ404を、示す。
図9Aでは、結石468がバスケットアセンブリ404に捕捉されている。加えて、砕石デバイス476が、内腔454を通じてバスケットアセンブリ404内に挿入されている。図9Bは、破砕された後の結石468を示す。可撓性シート436は、結石の破片480をバスケットアセンブリ404内に維持するのに役立つ。加えて、結石468が破砕されているため、バスケットアセンブリ404は、患者の体内から除去するため、折り畳まれた状態に移すことができる。
上述の実施例に関し、概して、バスケットアセンブリの支持部材は、バスケットアセンブリが折り畳まれた状態と拡張された状態とに変化することを可能とする特性を示す材料を、含む必要がある。加えて、該材料は、生体適合性であって、腎結石又は胆石を除去するのに用いられるデバイスでは、それぞれ尿生殖液又は胆液と適合する材料を含む必要がある。支持部材は、該デバイスの使用目的に依存し、酸、塩基、塩、気体、溶媒などのような種々の物質、及び/又は、機械的エネルギー、音響エネルギー、レーザーエネルギーなどのような種々の形態のエネルギー、への暴露に耐えうる必要がある。従って、該デバイスの異なる使用目的は、支持部材に異なる要件を課しうる。支持部材用の材料を選択する際に考慮されうる条件には、該デバイスの所期の耐用年数、該デバイスが砕石デバイスと共に用いられるのか、該デバイスが共に用いられようとする砕石デバイスのタイプなど、が含まれる。二元系ニッケルチタン米海軍兵器研究所(NITINOL(ニチノール))材料は、1つの好適な材料である。当業者は、金属、鋼鉄などのような他の好適な材料も、認めるであろう。更に、今後、新規の好適な材料が開発されうる。
可撓性シートに関し、それは、バスケットアセンブリが折り畳まれた状態と拡張された状態とに変化することを可能とする特性を示す材料を、含む必要がある。加えて、該材料は、生体適合性であって、腎結石又は胆石を除去するのに用いられるデバイスでは、それぞれ尿生殖液又は胆液と適合する材料を含む必要がある。概して、可撓性シートは、該デバイスの使用目的に依存し、種々の物質への暴露に耐えうる必要がある。例えば、使用目的に依存し、可撓性シートは、酸、塩基、塩、気体、溶媒などのような物質、及び/又は、機械的エネルギー、音響エネルギー、レーザーエネルギーなどのような種々の形態のエネルギー、に暴露されうる。従って、該デバイスの異なる使用目的は、可撓性シートに異なる要件を課しうる。可撓性シート用の材料を選択する際に考慮されうる条件には、該デバイスの所期の耐用年数、該デバイスが砕石デバイスと共に用いられるのか、該デバイスが共に用いられようとする砕石デバイスのタイプなど、が含まれる。一般的に、セラミック、ポリマー、金属炭素繊維/複合材料などを含む種々の材料を、用いることができる。
図10は、上述の例示デバイスのようなデバイスを用いて患者の体内から物質を除去するための例示方法500の流れ図である。説明を簡単にするため、方法500は、例示デバイス100を参照して述べられる。しかし、該方法は、上述の他のデバイスのような他のデバイスを用いても実施されうるということが当業者には理解されるであろう。ブロック404において、デバイス100は、バスケットアセンブリ108が折り畳まれた状態にある間に患者の体内に挿入されうる。例えば、バスケットアセンブリは、ケーシング、シース、カテーテル、内視鏡、尿管鏡など(以下、「送達デバイス」)の、内部に密閉され、折り畳まれた状態で、送達デバイスは、患者の体内に挿入されうる。デバイス100は、送達デバイスが患者の体内に挿入される前後に、送達デバイスに挿入されうる。
ブロック508において、バスケットアセンブリ108は、除去される物質に近接して配置される。これは、例えば、バスケットアセンブリ108が送達デバイスの端部に近接している間、送達デバイスの端部を物質に近接して配置するステップを含むことができる。別例として、まず、送達デバイスの端部が物質に近接して配置され、次に、バスケットアセンブリ108が送達デバイスの端部に近接して移動されうる。
ブロック512において、医師は、バスケットアセンブリ108を拡張状態へ移行できる。例えば、医師は、バスケットアセンブリ108を送達デバイスの端部から出すことができる。これは、例えば、第一の細長部材104を、第二の細長部材208に対し且つ第二の細長部材208の内腔204内にて第二の細長部材208の遠位端216方向に、摺動させるステップを含むことができる。医師は、ハンドル、レバー、スライド、トリガーなどを用いて、バスケットアセンブリ108を送達デバイスの端部から出すことができる。上述のように、バスケットアセンブリ108の側面開口部は、前方或いは遠位端開口バスケットに比べ、物質を操作してバスケットアセンブリ108に入れるのに役立つことができる。
ブロック516において、医師は、間隙132における側面開口部を通じて物質を操作してバスケットアセンブリ108に入れることができる。例えば、医師は、デバイス100のハンドルを用いてバスケットアセンブリ108を患者の体内に操作できる。任意で、医師は、把持デバイスのような別のデバイスを利用して、物質をバスケットアセンブリ108内に操作できる。物質を操作してバスケットアセンブリ108内に入れることは、任意で、バスケットアセンブリ108の遠位端110を組織に押し当てて間隙132を拡張させることを含むことができる。
物質がバスケットアセンブリ内に入った後、医師は、バスケットアセンブリ108を部分的に折り畳まれた状態へ移行できる。これは、例えば、バスケットアセンブリ108を送達デバイス内に部分的に引き込むステップを含むことができる。このような引き込みは、例えば、第一の細長部材104を、第二の細長部材208に対し且つ第二の細長部材208の内腔204内にて第二の細長部材208の遠位端216から離れる方向に、摺動させるステップを含むことができる。医師は、ハンドル、レバー、スライド、トリガーなどを用いて、バスケットアセンブリ108を送達デバイス内に部分的に引き込むことができる。上述のように、部分的に折り畳まれた状態では、バスケットアセンブリ108における間隙132は実質的に閉鎖される。
ブロック524,528及び532は、デバイス100が第一の細長部材104における内腔212を含む場合、実施される。デバイス100が該内腔を含まない場合、ブロック524,528及び532は任意で省略できる。ブロック524においては、砕石術が必要であるかが判定されうる。例えば、デバイス100を用いて患者の体内から安全に除去されることを可能とするには大きすぎる径を結石が有するかが、判定されうる。砕石術が必要であると判定されると、フローはブロック528へ進行しうる。
ブロック528において、砕石デバイスは、内腔212を通じてバスケットアセンブリ108の内部に挿入できる。用いられる砕石デバイスは、任意の種々の砕石デバイスでよく、例えば、機械的デバイス、結石に化学物質を送達するデバイス、音響デバイス、レーザーデバイス、電気水圧砕石デバイスなどである。次に、ブロック532において、砕石デバイスを用いて、結石は、破砕されうる。バスケットアセンブリ108が可撓性シート148により実質的に密閉されるため、通常、結石の破片は、バスケットアセンブリ108内に残留するはずである。
砕石術が必要とされず、或いは結石が破砕された場合、医師は、ブロック536においてバスケットアセンブリ108を折り畳まれた状態へ移行できる。これは、例えば、バスケットアセンブリ108を、送達デバイス内に、より完全に引き込むステップを、含むことができる。このような引き込みは、例えば、第一の細長部材104を、第二の細長部材208に対し且つ第二の細長部材208の内腔204内にて第二の細長部材208の遠位端216から離れる方向に、摺動させるステップを含むことができる。医師は、ハンドル、レバー、スライド、トリガーなどを用いて、バスケットアセンブリ108を、送達デバイス内に、より完全に引き込むことができる。
次に、ブロック540において、医師は、該デバイスを取り外すことができる。これは、送達デバイスが患者の体内に残留している間、デバイス100を、送達デバイスを通して且つ送達デバイスの外部へ、摺動させるステップを、含むことができる。これは、デバイス100が送達デバイス内に配置されている間、送達デバイスを患者の体内から取り外すステップも、含むことができる。
再度、図1を参照すると、レーザー砕石デバイスがデバイス100と共に用いられる実施形態では、可撓性シート148並びに/或いは支持部材112,116,120及び124は、レーザーによる損傷に抵抗性を示す材料を含むことができる。加えて、可撓性シート148並びに/或いは支持部材112,116,120及び124は、レーザーによる損傷に対する抵抗性を高めるように構成できる。砕石レーザーによる直撃は、典型的な結石回収バスケットのワイヤーを破断或いは破砕できる。当業者には周知であるように、患者の体内にある間の結石回収バスケットの破砕又は破損は、極めて有害な事象である。
支持部材の断面形状は、レーザーによる損傷に対する抵抗性に影響を及ぼしうる。Bishoff, "The Broken Stone Basket: Configuration and Technique for Removal," J. Endourology, 15(9), pp. 911-13 (2001)(以下、“Bishoff”)は、「丸形ワイヤー及び小径を有するバスケットは、平形ワイヤーバスケットよりも破損するエネルギーが小さい傾向にある」と述べている。従って、平形ワイヤーは、丸形ワイヤーよりもレーザー抵抗性が高い傾向にある。また、ワイヤーの断面領域を増大させると、そのレーザー抵抗性を高める傾向にある。
表1は、種々の市販結石回収バスケットにおいてワイヤーを破断させるのに必要なBishoffが示すエネルギーレベルを一覧にしている。表1に一覧にされた各バスケットは、NITINOL(ニチノール)材料で作られたワイヤーから形成されている。
通常、尿路への適用では、ホルミウム:イットリウム−アルミニウム−ガーネット(Ho:YAG)レーザー、及び、ネオジム:イットリウム−アルミニウム−ガーネット(Nd:YAG)レーザー、の2つのタイプのレーザーが、用いられる。Ho:YAGレーザーは、拍動様にエネルギーを放出し、H2Oベースの媒体において用いられる場合、通常、組織の吸収深度は1〜2ミリメートル(mm)である。Ho:YAGレーザーの光エネルギーは、10Hz及び1.6ジュール/パルスで250ミリ秒(ms)間のパルスモードにて用いられる場合、良好な止血を提供する。Ho:YAGレーザーは、光エネルギーを吸収するH2Oを過熱する。Ho:YAGレーザーは、H2Oに良く吸収される中赤外線である。一方、Nd:YAGレーザーは、近赤外線であり、連続的拍動様に照射される。Ho:YAGレーザーの波長(λ)は2.1マイクロメートル(μm)であり、1〜5ジュールの典型的なエネルギー出力を有する。Nd:YAGレーザーの波長は1.064μmである。
1980年代以降、NITINOL材料は、様々な医療デバイスに益々用いられている。Ho:YAGレーザーのNITINOLワイヤーへの直接放射は、ワイヤーを破砕させうる。二元系NITINOLは、主に医療デバイスに用いられる。二元系NITINOLは、約38℃である体温で至適超弾性挙動を有する。
NITINOLワイヤーのようなワイヤーのレーザー抵抗性を向上させる一手法は、レーザー抵抗性コーティングを少なくとも部分的に被覆することである。このようなコーティングは、1つ又はそれ以上の、セラミック材料、フルオロカーボンプラスチック、反射する表面までに研磨された、金、銀、ニッケルなどのメッキ、などを含むことができる。コストに関しては、結石回収デバイスが一処置後に廃棄されるのであれば、セラミック又はポリマータイプの複合材料は、他のコーティングよりも費用対効果が高いかもしれない。しかし、コーティング手法は欠点を有しうる。例えば、コーティングをワイヤーに十分に付着させることは困難となりうる。また、使用時のバスケットの変形は、コーティングの亀裂を引き起こしうる。更に、材料のコーティングは、ワイヤーの亀裂を生じさせ、或いはワイヤーの可撓性を変化させうる。更に、加熱がワイヤーの可撓性及び特性を変化させうるため、300℃を超える熱を必要とするコーティングは、NITINOLワイヤーには使用できない可能性がある。
再度、図1を参照すると、可撓性シート148がレーザー抵抗性であり、可撓性シート148がバスケットアセンブリ108の内部に結合され、且つレーザー砕石デバイスがバスケットアセンブリ108の内部で用いられる場合、可撓性シート148は、支持部材112,116,120及び124をレーザーによる損傷から保護するのに役立つことができる(当然、他の実施形態では、レーザー砕石デバイスがバスケットアセンブリ108の内部で用いられる場合でも、可撓性シート148はバスケットアセンブリ108の外部に結合されうる)。レーザー抵抗性可撓性シート148は、ポリマー、炭素繊維、セラミック、金、銀、研磨したニッケル、銅、炭素繊維/複合材料、などのような種々の材料から成りうる。
延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)のようなフルオロカーボン重合体は、Ho:YAGレーザーに抵抗性を示す。医療グレードの延伸ePTFEは、微孔性であり、従って、最小の環境湿度吸収を有する。また、ePTFEは、生体適合性、軟性、可撓性であり、高い直線強度を有し、低誘電率を有する。ePTFE繊維の一例は、W.L.Gore & Associates社製のMYCROMESH(登録商標)メッシュ材料である。このメッシュ材料は、ePTFEで作られ、微孔構造を有する。MYCROMESH(登録商標)材料は、ヘルニア修復に用いられ、概してレーザー抵抗性ではないと考えられる。InterNet,Inc.はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)メッシュを開発し、InterNet,Inc.の考えでは、それは微孔性でもレーザー抵抗性でもない。InterNet社は、それは高温での適用に適しており、概して化学抵抗性であるとも表明している。一般的に、ePTFE及び/又はPTFEメッシュは、目的とする用途に依存し、微孔性或いは非微孔性となりうる。同様に、ePTFE及び/又はPTFEメッシュは、目的とする用途に依存し、レーザー抵抗性或いは非レーザー抵抗性となりうる。
現在、銀メッキポリマー(ナイロン)メッシュ繊維が利用できる。これらの繊維の2例である高性能銀メッシュ繊維及びシースルー導電性繊維が、http://www.lessemf.com/fabric.htmlにおいて述べられている。高性能銀メッシュ繊維は、伸縮性の銀メッキナイロン織を含む。この独特のメッシュ材料は、低強度高周波及びマイクロ波を遮蔽し、接地されると優れた電界シールドとなりうる。この銀メッシュ繊維材料は、重量が40g/m2であり、−30℃〜90℃の範囲の温度を有し、0.5Ω/m未満の電気抵抗を有する。シースルー導電性繊維は、伸縮性のシアーナイロン織である。この独特の材料は、低強度高周波及びマイクロ波を遮蔽する。これは、接地されると優れた電界シールドである。繊維は、ダイヤモンド形状のニットパターンであり、重量が0.3oz/yd2である。
Precision Eformingという呼称の企業が、メッシュ繊維を電気鋳造することにより、種々の軽量可撓性材料を開発した。電気鋳造は、電解槽を用いて電気メッキ可能な金属を導電性パターン形成表面に付着させるステップを含む。Precision Eforming社は、銅、金、及びニッケルから、一連の電鋳メッシュ材料を生産している。
一般に、可撓性シート148がレーザー抵抗性であるならば、それは、ePTFE、PTFE、テトラフルオロエチレン(TFE)、フッ化エチレンプロピレン(FEP)、パーフルオロアルコキシ(PFA)、エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)などのような材料を、含むことができる。また、可撓性シート148は、セラミック材料、反射する表面までに研磨された金、銀、ニッケルなどのメッキ、などを含むことができる。
バスケットアセンブリ108の構造に関し、Bishoffは、先端を有するバスケットアセンブリが、先端を有さないバスケットアセンブリに比べて、レーザーによって破損しにくい傾向にある、ということを見出している。先端のあるバスケットは、破損すると、外方へ突出する破損セグメントを有する傾向にあると考えられる。先端のないバスケットでは、破損セグメントは、破損した先端のあるバスケットに比べ、それらの形状の変化が少ない傾向にある。
デバイス100がレーザー砕石デバイスと共に用いられる具体的な一実施形態では、支持部材112及び120は第一のNITINOLワイヤーを含み、支持部材116及び124は第二のNITINOLワイヤーを含む。この特定の実施形態では、可撓性シート148は、ePTFE繊維を含む。当業者は、他の実施形態では他の材料が用いられうるということを認めるであろう。加えて、2本の別のワイヤーを含む支持部材112,116,120及び124の代わりに、例えば、支持部材112,116,120及び124は、4本の別のワイヤーを含むことができる。
表2は、PTFEメッシュが先端のないNITINOLワイヤーバスケットの内側に結合され、PTFEメッシュが先端のないNITINOLワイヤーバスケットの外側に結合された、試験の、結果を、一覧表示している。次に、これらのバスケットの各々は、Ho:YAGレーザーにより内部で放射された。表2からわかるように、PTFEメッシュをバスケット内に配置することは、NITINOLワイヤーを損傷から保護するのに役立つと思われた。
表3は、PTFEメッシュが、細いNITINOLワイヤー上に配置され、また、太いNITINOLワイヤーバスケット上に配置された、試験の、結果を、一覧表示している。
表4は、メッシュ材料が様々な環境にある間に、Ho:YAGレーザーにより放射された、試験の、結果を、一覧表示している。
被験サンプル中、PTFEメッシュ及び240〜480ミクロンのePTFEシートが、様々な条件下で他の材料よりもHo:YAGレーザーに耐えると思われた。一般に、薄いメッシュは、可撓性が高いが、低い強度を有しうる。現在、概して約100〜300ミクロンの範囲の厚さを有するPTFEメッシュ又はePTFEメッシュが、適切なレーザー抵抗性、強度、及び可撓性を付与するであろうと、本発明者らには考えられる。しかし、100ミクロン未満又は300ミクロン超の厚さのような他の厚さも、適切でありうる。加えて、適切な厚さは用いる材料により異なりうる。更に、繊維がPTFE又はePTFEを含む必要はないということを、理解する必要がある。
本発明は、種々の改変及び代替の構成を受けやすいが、その特定の例示的実施形態を図に示し、本明細書で詳細に説明している。しかし、本開示内容を特定の開示形態に限定する意図はなく、逆に、添付の特許請求の範囲により規定される本開示の精神及び範囲内に含まれるあらゆる改変、代替構成、及び等価形態を対象とすることを意図する、ということを理解する必要がある。
Claims (30)
- ハンドルと、
近位端及び遠位端を有し、近位端が前記ハンドルに結合された、第一の細長部材と、
前記第一の細長部材の遠位端に結合されたバスケットアセンブリと、
を備えており、
前記バスケットアセンブリが、少なくとも3つの支持部材を含み、各前記支持部材が、前記細長部材の遠位端に結合された近位端と、少なくとも1つの他の前記支持部材の遠位端に結合された遠位端と、を有し、隣接する前記支持部材の各対が、前記隣接支持部材対間に対応する間隙を画定し、前記バスケットアセンブリが、前記少なくとも3つの支持部材の少なくとも一部の支持部材に結合された可撓性シートを更に含み、前記可撓性シートが、1つを除いてすべての前記間隙を実質的に覆い、前記1つの間隙が、前記バスケットアセンブリが拡張された状態にある時に開口し、前記バスケットアセンブリが部分的に折り畳まれた状態にある時に実質的に閉鎖するようになっている、
ことを特徴とする医療デバイス。 - 内腔を有する第二の細長部材を更に備えており、前記第一の細長部材が前記内腔内に少なくとも部分的に配置され、前記第一の細長部材が前記第二の細長部材に対して前記内腔内を軸方向に移動することが可能である、請求項1に記載の医療デバイス。
- 前記第一の細長部材が、前記第一の細長部材の遠位端を通じて前記バスケットアセンブリ内へのデバイスの挿入を可能とする、内腔を、含んでいる、請求項1又は2に記載の医療デバイス。
- 前記少なくとも3つの支持部材が、4つの支持部材を含んでいる、請求項1から3のいずれか一項に記載の医療デバイス。
- 前記4つの支持部材が、固定機構によって互いに結合された4つの別個の支持部材を、含んでいる、請求項4に記載の医療デバイス。
- 前記4つの別個の支持部材が、4本の別個のニチノールワイヤーを含んでいる、請求項5に記載の医療デバイス。
- 前記4つの支持部材の第一の対が、第一の一体部材を含み、前記4つの支持部材の第二の対が、第二の一体部材を含み、前記第一の対が、固定機構によって前記第二の対に結合されている、請求項4に記載の医療デバイス。
- 前記第一の一体部材が、第一のニチノールワイヤーを含み、前記第二の一体部材が、第二のニチノールワイヤーを含んでいる、請求項7に記載の医療デバイス。
- 前記4つの支持部材が、単一の一体部材を含んでいる、請求項4に記載の医療デバイス。
- 前記1つの間隙に隣接する2つの支持部材が、少なくとも1つの他の支持部材よりも短い長さを有している、請求項1から9のいずれか一項に記載の医療デバイス。
- 少なくとも2つの前記支持部材の遠位端が、前記第一の細長部材の遠位端から遠位方向に延びる軸からオフセットされた点において、互いに結合されている、請求項1から10のいずれか一項に記載の医療デバイス。
- 前記可撓性シートが、不織材料を含んでいる、請求項1から11のいずれか一項に記載の医療デバイス。
- 前記可撓性シートが、メッシュ繊維を含んでいる、請求項1から11のいずれか一項に記載の医療デバイス。
- 前記可撓性シートが、前記バスケットアセンブリの内部にある、請求項1から13のいずれか一項に記載の医療デバイス。
- 前記可撓性シートが、前記バスケットアセンブリの外部にある、請求項1から13のいずれか一項に記載の医療デバイス。
- 前記第一の細長部材が、前記ハンドルへ十分に延長している、請求項1から15のいずれか一項に記載の医療デバイス。
- 前記第一の細長部材が、前記ハンドルへ十分に延長している少なくとも第三の細長部材を介して、前記ハンドルに結合されている、請求項1から15のいずれか一項に記載の医療デバイス。
- 前記可撓性シートが、レーザー抵抗性材料を含んでいる、請求項1から17のいずれか一項に記載の医療デバイス。
- 前記可撓性シートが、ePTFEを含むメッシュを含んでいる、請求項1から18のいずれか一項に記載の医療デバイス。
- 前記可撓性シートが、PTFEを含むメッシュを含んでいる、請求項1から19のいずれか一項に記載の医療デバイス。
- 前記可撓性シートが、ePTFE、PTFE、TFE、FEP、PFA、ETFE、PVDF、セラミック材料、金、銀、又はニッケル、の少なくとも1つを含む繊維を含んでいる、請求項1から20のいずれか一項に記載の医療デバイス。
- 体内の物質の処理のための方法であって、
医療デバイスを体内に挿入するステップを含んでおり、
該医療デバイスが、
ハンドルと、
近位端及び遠位端を有し、近位端が前記ハンドルに結合された、第一の細長部材と、
前記第一の細長部材の遠位端に結合されたバスケットアセンブリと、
を備えており、
前記バスケットアセンブリが、少なくとも3つの支持部材を含み、各前記支持部材が、前記細長部材の遠位端に結合された近位端と、少なくとも1つの他の前記支持部材の遠位端に結合された遠位端と、を有し、隣接する前記支持部材の各対が、前記隣接支持部材対間に対応する間隙を画定し、前記バスケットアセンブリが、前記少なくとも3つの支持部材の少なくとも一部の支持部材に結合された可撓性シートを更に含み、前記可撓性シートが、1つを除いてすべての前記間隙を実質的に覆い、前記1つの間隙が、前記バスケットアセンブリが拡張された状態にある時に開口し、前記バスケットアセンブリが部分的に折り畳まれた状態にある時に実質的に閉鎖するようになっており、
更に、
前記バスケットアセンブリが拡張状態にある時、前記1つの間隙を通じて前記バスケットアセンブリ内に前記物質を操作して入れる、ステップと、
前記物質が前記バスケットアセンブリ内にある間、前記バスケットアセンブリを部分的に折り畳まれた状態へ移行させる、ステップと、
前記物質が前記バスケットアセンブリ内にある間、前記バスケットアセンブリを折り畳まれた状態へ移行させるステップと、
前記医療デバイスを体内から取り外すステップと、
を含んでいることを特徴とする方法。 - 前記第一の細長部材が、前記細長部材の遠位端を通じて前記バスケットアセンブリ内への第二の医療デバイスの挿入を可能とする、内腔を、含み、
更に、
前記第二の医療デバイスを前記第二の内腔を通じて前記バスケットアセンブリ内に挿入する、ステップと、
前記物質が前記バスケットアセンブリ内にある間、及び、前記バスケットアセンブリが部分的に折り畳まれた状態にある間、前記第二の医療デバイスで前記物質を処理する、ステップと、
を含んでいる、請求項22に記載の方法。 - 前記バスケットアセンブリ内に前記物質を操作して入れるステップが、前記バスケットアセンブリ内に結石を操作して入れるステップを含み、前記結石が前記医療デバイス用の送達デバイスの径よりも実質的に大きい最小径を有し、
前記物質が前記バスケットアセンブリ内にある間に前記第二の医療デバイスで前記物質を処理するステップが、少なくとも1つのより小さい結石が前記バスケットアセンブリ内にある間に前記バスケットアセンブリが折り畳まれた状態へ移行できるように、前記結石を前記少なくとも1つのより小さい結石に変形させるステップを含んでいる、請求項22又は23に記載の方法。 - 前記物質が前記バスケットアセンブリ内にある間に前記第二の医療デバイスで前記物質を処理するステップが、機械的デバイス、前記結石に化学物質を送達するデバイス、音響デバイス、レーザーデバイス、又は電気水圧砕石デバイス、の少なくとも1つを利用するステップを含んでいる、請求項22から24のいずれか一項に記載の方法。
- 前記可撓性シートが、レーザー抵抗性材料を含み、
前記細長部材が、前記細長部材の遠位端を通じて前記バスケットアセンブリ内へのレーザー砕石デバイスの挿入を可能とする、内腔を、含み、
更に、
前記レーザー砕石デバイスを前記細長部材の前記内腔を通じて前記バスケットアセンブリ内に挿入する、ステップと、
前記結石が前記バスケットアセンブリ内にある間、及び、前記バスケットアセンブリが部分的に折り畳まれた状態にある間、前記レーザー砕石デバイスを用いて前記結石を破砕する、ステップと、
を含み、
前記バスケットアセンブリを折り畳まれた状態に移行させるステップが、少なくともある程度の結石破片が前記バスケットアセンブリ内にある間に前記バスケットアセンブリを折り畳まれた状態に移行させるステップを含んでいる、請求項22から25のいずれか一項に記載の方法。 - ハンドルと、
近位端及び遠位端を有し、近位端が前記ハンドルに結合された、細長部材と、
近位端及び遠位端を有するバスケットアセンブリと、
を備えており、
前記バスケットアセンブリの近位端が、前記細長部材の遠位端に結合され、前記バスケットアセンブリが、少なくとも3つの支持部材と、前記少なくとも3つの支持部材の少なくとも一部の支持部材に結合された可撓性シートと、を含み、前記可撓性シートが、前記バスケットアセンブリが拡張された状態にある時、側面開口部を除いて前記バスケットアセンブリを実質的に覆い、前記側面開口部が、拡張状態の前記バスケットアセンブリの近位端と遠位端との間を少なくとも部分的に延長し、前記バスケットアセンブリが折り畳まれた状態にある時、前記側面開口部が実質的に閉鎖するようになっている、
ことを特徴とする医療デバイス。 - 前記可撓性シートが、レーザー抵抗性材料を含み、
前記細長部材が、前記細長部材の遠位端を通じて前記バスケットアセンブリ内へのレーザー砕石デバイスの挿入を可能とする、内腔を、含んでいる、請求項27に記載の医療デバイス。 - 体内の物質の処理のための方法であって、
医療デバイスを体内に挿入するステップを含んでおり、
該医療デバイスが、
ハンドルと、
近位端及び遠位端を有し、近位端が前記ハンドルに結合された、細長部材と、
近位端及び遠位端を有するバスケットアセンブリと、
を備えており、
前記バスケットアセンブリの近位端が、前記細長部材の遠位端に結合され、前記バスケットアセンブリが、少なくとも3つの支持部材と、前記少なくとも3つの支持部材の少なくとも一部の支持部材に結合された可撓性シートと、を含み、前記可撓性シートが、前記バスケットアセンブリが拡張された状態にある時、側面開口部を除いて前記バスケットアセンブリを実質的に覆い、前記側面開口部が、拡張状態の前記バスケットアセンブリの近位端と遠位端との間を少なくとも部分的に延長し、前記バスケットアセンブリが折り畳まれた状態にある時、前記側面開口部が実質的に閉鎖するようになっており、
更に、
前記バスケットアセンブリが拡張状態にある時、前記側面開口部を通じて前記バスケットアセンブリ内に前記物質を操作して入れる、ステップと、
前記物質が前記バスケットアセンブリ内にある間、前記バスケットアセンブリを折り畳まれた状態へ移行させる、ステップと、
前記医療デバイスを体内から取り外すステップと、
を含むことを特徴とする方法。 - 前記可撓性シートが、レーザー抵抗性材料を含み、
前記細長部材が、前記細長部材の遠位端を通じて前記バスケットアセンブリ内へのレーザー砕石デバイスの挿入を可能とする内腔を含み、
更に、
前記レーザー砕石デバイスを前記細長部材の前記内腔を通じて前記バスケットアセンブリ内に挿入する、ステップと、
前記結石が前記バスケットアセンブリ内にある間、及び、前記バスケットアセンブリが部分的に折り畳まれた状態にある間、前記レーザー砕石デバイスを用いて前記結石を破砕するステップと、
を含み、
前記バスケットアセンブリを折り畳まれた状態に移行させるステップが、少なくともある程度の結石破片が前記バスケットアセンブリ内にある間に前記バスケットアセンブリを折り畳まれた状態に移行させるステップを含んでいる、請求項29に記載の方法。
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