JP2009522566A - ベタインを分離するための方法 - Google Patents
ベタインを分離するための方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009522566A JP2009522566A JP2008549033A JP2008549033A JP2009522566A JP 2009522566 A JP2009522566 A JP 2009522566A JP 2008549033 A JP2008549033 A JP 2008549033A JP 2008549033 A JP2008549033 A JP 2008549033A JP 2009522566 A JP2009522566 A JP 2009522566A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- betaine
- chromatographic separation
- cation exchange
- solution
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C13—SUGAR INDUSTRY
- C13B—PRODUCTION OF SUCROSE; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- C13B20/00—Purification of sugar juices
- C13B20/14—Purification of sugar juices using ion-exchange materials
- C13B20/144—Purification of sugar juices using ion-exchange materials using only cationic ion-exchange material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D15/00—Separating processes involving the treatment of liquids with solid sorbents; Apparatus therefor
- B01D15/08—Selective adsorption, e.g. chromatography
- B01D15/26—Selective adsorption, e.g. chromatography characterised by the separation mechanism
- B01D15/36—Selective adsorption, e.g. chromatography characterised by the separation mechanism involving ionic interaction
- B01D15/361—Ion-exchange
- B01D15/362—Cation-exchange
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C13—SUGAR INDUSTRY
- C13B—PRODUCTION OF SUCROSE; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- C13B20/00—Purification of sugar juices
- C13B20/14—Purification of sugar juices using ion-exchange materials
- C13B20/148—Purification of sugar juices using ion-exchange materials for fractionating, adsorption or ion exclusion processes combined with elution or desorption of a sugar fraction
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明は、クロマトグラフ分離プロセスにおいて+型弱酸性カチオン交換樹
脂により発酵処理溶液、ビナス及び他の甜菜をベースとした溶液からベタインを分離するための方法に関する。本発明はまた、ベタインのクロマトグラフ分離のためのH+型弱酸
性カチオン交換樹脂の使用に関する。
【選択図】なし
Description
化流出における他のモノサッカリドからラムノース及びアラビノースのクロマトグラフ分離のための方法を記載する。
インの後に、エリトリトール、マンニトール及びグリセロールが続く。イノシトールは分離ピークとして最後に溶出した。
性特性を有するカルボン酸の保持時間を低減することが見出された。分子サイズの排除及びイオン排除に加えて、溶出の順序はpKa値及びカルボン酸の疎水性/親水性の性質の影響を受けた。
るところのH+型弱酸性カチオン交換樹脂により甜菜をベースとした溶液からベタインのクロマトグラフ分離のための方法に関する。さらに、本発明は、甜菜をベースとした溶液から、ベタイン及び所望によりまたポリオール及び/又はカルボン酸のような付加化合物のクロマトグラフ分離のためのH+型弱酸性カチオン交換樹脂の使用に関する。本発明はまた、他のカルボン酸化合物からのベタインのクロマトグラフ分離のためのH+型弱酸性カチオン交換樹脂の使用に関する。
質量濃度を含有する。
調整水である。
の弱酸性カチオン交換樹脂は部分的にその最初のH+型からイオン型に変わり、そしてその結果特定のH+型水準で均衡を保つ。イオン型の種類は供給溶液のイオンに依存する。供給溶液の好ましいpH範囲に、pH値4.2未満で、弱酸性カチオン交換樹脂はその最初の水素型のままであり、また多数の供給液に対して本発明に従う効率的なクロマトグラフ分離が樹脂の再生無しに行われ得る。
ば脱塩水又は凝縮水又は他の水溶液を供給することによってカラムに溶出される。好ましくは、予熱された溶出液が使用される。カラムにおける流速は適正水準に調整される。溶出の間、供給溶液の化合物の分離又は分割が、分子の大きさ及びイオン性質及び/又は化合物と樹脂等との疎水性/親水性相互作用におけるそれらの違いに起因してカラム内で起こり、及びそれ故一番速い化合物は一番最初にコラムを出る。対象化合物で濃縮した画分は適した間隔で集められる。カラムからの排出量はオンライン測定器によって測定され得るか、又は適した時間で分析し得る。画分において濃縮された生成物、例えばベタイン、及び所望によりまたエリトリトール、マンニトール、イノシトール、グリセロールのようなポリオール及び/又はクエン酸、蓚酸、乳酸、酢酸のようなカルボン酸及び/又はピロリドンカルボン酸(PCA)は、例えば結晶化のような適する方法によって回収され得る。
トの順序が選択され及び変わり得ることは当業者に自明である。
。
供給溶液のpHにより変わり、pHが低くなるほど保持因子が高くなることが見出された。クロマトグラフ分離カラムからのベタインの溶出は、供給溶液のpHの変化により影響を
受ける一方、ほとんどのカルボン酸化合物は、供給溶液のpHに関係なく、おおよそ同じ
時間で溶出する。ベタインの保持因子はクロマトグラフ分離のpHを調整することによっ
て制御及び/又は調節され得る。クロマトグラフ分離のpH調整は、溶出液及び/又は供
給液のpHを調整することによって行われ得るが、好ましくは供給溶液のpHを望ましい水準、pH6未満のpHに調整することによって行われる。例えば、供給溶液のpHをpH5.1からpH1.4に変化することによって、ベタインの保持因子は1.3から2.9に変
化する。H+型弱酸性カチオン交換樹脂で充填されたカラムがクロマトグラフ分離において使用される場合、甜菜をベースとした供給溶液のpHをpH値5.1未満に低くすることが、ベタインの溶出速度を遅らせるために用いられ得る。従って、ベタイン画分へのベタインのより効果的な濃縮が達成され得る。このように、供給溶液のpHを調整すること
によって、甜菜をベースとした溶液中の他の成分からのベタインのクロマトグラフ分離はH+型弱酸性カチオン交換樹脂上で最適化され得る。供給溶液のpH調整はまた、H+型弱酸性カチオン交換樹脂上で他のカルボン酸化合物からのベタインのクロマトグラフ分離を制御及び/又は調節するために使用される。
性カチオン交換樹脂ではただ1つの分離だけを必要とする。さらに、本発明に従う方法はまた既知の方法により困難であった、同時又は別々に発酵処理溶液又はビナスから良好な収率及び純度で、エリトリトール、イノシトール、マンニトール、グリセロールのようなポリオール及び/又はクエン酸、乳酸のようなカルボン酸及び/又はピロリドンカルボン酸のような付加化合物を濃縮及び回収することも可能にする。
・ホールドアップ体積(時間)(VM、tM)は、非保持化合物の保持体積(時 間)に等しい。
・調整保持体積(時間)(VR’、tR’)は、総溶出体積(時間)引くホール ドアップ体積(時間)である。
・保持因子(k)は、数学的に調整保持体積(時間)とホールドアップ体積(時 間)の比:k=VR’/VM=tR’/tMである。
Na+型弱酸性カチオン交換樹脂を用いたベタイン流出のクロマトグラフ分離を示す比較例(pH8.9)
ベタイン流出は、ビート糖蜜のクロマトグラフ分離に由来し、及びベタイン、イノシトール、エリトリトール、マンニトール及びグリセロールのようないくつかの化合物を含有する。供給溶液として、それをバッチプロセスとして実験室クロマトグラフ分離カラムにおいて行われるクロマトグラフ分離を受けさせた。直径0.045mを有するカラムを、フィンランド国、フィネックスオイ社製のアクリル系弱酸性カチオン交換樹脂(フィネックス(Finex)CA 12 GC)で充填した。該樹脂はエチルアクリレートをベースとした樹脂であった。樹脂の高さは約0.70mであった。樹脂の架橋度は6.0%DVBであり、及び樹脂の平均粒径は0.26mmであった。該樹脂はNa+型であった。樹脂のpHは製造プロセスの後、高かった。供給装置を樹脂床の上に置いた。カラム、供給溶液及び溶出水の温度はおおよそ80℃であった。カラムの流速を4mL/分に調整した。供給溶液を、ろ過助剤として珪藻土を使用するフィルタを通してろ過した。供給溶液のpHは8.9であった。
クロマトグラフ分離を下記のように行った:
工程1:供給溶液の乾燥物質を測定し、そして溶液の屈折率(RI)に従い溶液100g中乾燥物質25gに調整した。
工程2:予熱した供給溶液100mLを、(供給装置を通して)樹脂床の上に汲み上げた。
工程3:予熱したイオン交換水をカラムの上に供給することによって供給溶液をカラムの下方に溶出した。
工程4:出てきた溶液試料10mLを、3分間隔で集めた。試料の濃度電気伝導度(mS/cm)及びpHを測定した。試料の組成をHPLCで分析した(Ca2+−カラム、0
.6mL/分、0.001MCa(NO3)2、85℃)。
ベタインは塩の後にカラムから溶出した。サッカロースはベタインとほとんど同じ保持時間を有する。99分のホールドアップ体積及び168分の溶出時間は、ベタインに0.7の保持因子を与えた。エリトリトール、マンニトール及びグリセロールは、ほぼ同じ保持時間を有し、ベタイン後にほぼ一つのピークとして溶出した。イノシトールは分離ピークとして最後に溶出した。溶出順序は成分の疎水性/親水性の性質と一致した。使用した樹脂は、他の主成分、塩、グリセロール、マンニトール、及びエリトリトールからベタイン及びイノシトールを分離した。溶出液(すなわち、出てきた溶液)のpHは8及び11の間であった。分離プロフィルを図1に示す。
H+型弱酸性カチオン交換樹脂を用いたビナスのクロマトグラフ分離(pH3.6)
分離に使用した出発液は、クエン酸の発酵プロセスからのビナスであった。ビナスは主にベタイン、グリセロール、無機塩、及びクエン酸のような有機酸並びに少量の乳酸、蓚酸、酢酸、PCA及び糖を含有する。ビナスはおおよそ下記の組成を有する(RDSに基づく%):
ベタイン 17.1
グリセロール 1.8
クエン酸 7.8
他の物質 73.3
溶液のpHは3.6であった。該溶液を、ろ過助剤として珪藻土を使用するフィルタを通してろ過した。ビナスを供給溶液として使用し、そしてそれにクロマトグラフ分離を受けさせた。分離を、バッチプロセスとしてパイロット規模のクロマトグラフ分離カラムにおいて行った。直径0.09mを有するカラムを、フィンランド国、フィネックスオイ社製の弱酸性カチオン交換樹脂(フィネックス(Finex)CA 16 GC、8% DVB、容量 4.4eqv/L)で充填した。該樹脂はアクリレートをベースとした樹脂であり、及びナトリウム型樹脂の平均粒径は0.41mmであった。該樹脂を水素(H+)型に再生した後の樹脂床の高さはおおよそ1.7mであった。カラム、供給溶液及び溶出水の温度は、75℃であった。カラム中の流速を3L/分に調整した。
クロマトグラフ分離を下記の工程を繰り返すことによって行った:
工程1:供給溶液の乾燥物質を、溶液の屈折率(RI)に従い溶液100g中乾燥物質35gに調整した。
工程2:予熱した供給溶液640mLを、樹脂床の上に汲み上げた。
工程3:予熱したイオン交換水をカラムの上方に供給することによって供給溶液をカラムの下方に溶出した。
工程4:出てきた溶液の試料50mLを、5分間隔で集めた。試料の濃度、電気伝導度(mS/cm)及びpHを測定した。試料の組成をHPLCで分析した(Na+カラム、0.6mL/分、85℃、0.003MNa2SO4)。
溶出は無機塩で出発し、そして有機酸及びアルジトールを用いて続けた。ベタインを、主成分の最後としてカラムから溶出した。溶出液のpHは1.9及び4.6の間で変化し
た。全部で5つの供給をしたが、この間樹脂イオン型は完全に安定化しなかった。これら
の分離後、樹脂の93%が樹脂床の上方で水素型であった。樹脂は、他の成分からベタインを非常によく分離した;ホールドアップ体積は75分であり、及び溶出時間は278分であった。この分離における保持因子は2.7であった。ベタインを、良好な収率(>90%)で高純度(80ないし95%/DS)画分として集めた。クエン酸を、DSに基づき純度20ないし50%を有する画分として集めた。ベタイン及び供給溶液のいくつかの有機酸の保持因子(k)を、表1に示した。表1に示されるpKa値は、Lange’s
Handbook of Chemistry,(第15版),1999年から得た。これらの酸は、それらのpKa(1番)値に従い溶出することが分かる。驚くべきことにpKa値が1.832であるベタインは例外であり、最終成分として溶出する。分離プロフィルを図2に示した。
H+型弱酸性カチオン交換樹脂を用いたビナスのクロマトグラフ分離(pH5.1)
分離に使用した出発液は、エタノールの発酵プロセスからのビナスであった。該ビナスは主にベタイン、グリセロール、無機塩、及び有機酸を含有し、及びおおよそ下記の組成を有する(RDSに基づく%)
ベタイン 13.8
グリセロール 12.3
他 73.9
溶液のpHは5.1であった。該溶液を、ろ過助剤として珪藻土を使用するフィルタを通してろ過した。ビナスを供給溶液として使用し、そしてそれにクロマトグラフ分離を受けさせた。分離を、バッチプロセスとしてパイロット規模のクロマトグラフ分離カラムにおいて行った。直径0.09mを有するカラムを、フィンランド国、フィネックスオイ社製の弱酸性カチオン交換樹脂(フィネックス(Finex)CA 16 GC、8% DVB、容量 4.4eqv/L)で充填した。該樹脂はアクリレートをベースとした樹脂であり、及びナトリウム型樹脂の平均粒径は0.41mmであった。該樹脂を水素(H+)型に再生した後の樹脂床の高さはおおよそ1.7mであった。カラム、供給溶液及び溶出水の温度は、75℃であった。カラム中の流速を3L/分に調整した。クロマトグラフ分離を下記の手順を繰り返すことにより行った:
工程1:供給溶液の乾燥物質を、溶液の屈折率(RI)に従い溶液100g中乾燥物質35gに調整した。
工程2:予熱した供給溶液0.6Lを、樹脂床の上に汲み上げた。
工程3:pHがギ酸によって3ないし4に調整された、予熱したイオン交換水をカラムの上方に供給することによって供給溶液をカラムの下方に溶出した。
工程4:出てきた溶液の試料50mLを、5分間隔で集めた。試料の濃度、電気伝導度(
mS/cm)及びpHを測定した。試料の組成をHPLCで分析した(Na+カラム、0.6mL/分、85℃、0.003MNa2SO4)。
溶出を無機塩で出発し、そして有機酸及びアルジトールを用いて続けた。ベタインは、他の主成分よりも後にカラムから溶出した。樹脂のイオン型の平衡が達成される前には、ベタインピークの位置は後方に移動した(すなわち、他の成分のピークに近づく)。53供給後、樹脂床の上の67%の樹脂がH+型であった。その段階で、ベタインのホールドアップ体積は75分であり、及び溶出時間は180分であった。ベタインの保持因子は1.3であり、及びベタインピークの最大純度は75%を超えた。溶出液のpHは4.4及び6.3の間で変化した。53番目の供給液の分離プロフィルを図3に示した。
H+型弱酸性カチオン交換樹脂を用いたビナスのクロマトグラフ分離(pH4.2)
分離に使用した出発液は、エタノールの発酵プロセスからのビナスであった。該ビナスは主にベタイン、グリセロール、無機塩、及び有機酸を含有し、及びおおよそ下記の組成を有する(RDSに基づく%)
ベタイン 15.8
グリセロール 11.5
他 72.7
ビナスを供給溶液として使用し、そしてそれにクロマトグラフ分離を受けさせた。分離を、バッチプロセスとしてパイロット規模のクロマトグラフ分離カラムにおいて行った。直径0.09mを有するカラムを、弱酸性カチオン交換樹脂(フィネックス(Finex)CA 16 GC、8% DVB、容量 4.4eqv/L)で充填した。該樹脂はアクリレートをベースとした樹脂であり、及びナトリウム型樹脂の平均粒径は0.41mmであった。該樹脂を水素(H+)型に再生した後の樹脂床の高さはおおよそ1.7mであった。カラム、供給溶液及び溶出水の温度は、75℃であった。カラム中の流速を3L/時に調整した。供給溶液のpHを硫酸(H2SO4)によって4.2に調整した。供給溶液は、ろ過助剤として珪藻土を使用するフィルタを通してろ過した。クロマトグラフ分離を下記のように行った:
工程1:供給溶液の乾燥物質を、溶液の屈折率(RI)に従い溶液100g中乾燥物質35gに調整した。
工程2:予熱した供給溶液2Lを、樹脂床の上に汲み上げた。
工程3:pHがギ酸によって4.2に調整された、予熱したイオン交換水をカラムの上方に供給することによって供給溶液をカラムの下方に溶出した。
工程4:出てきた溶液の試料50mLを、5分間隔で集めた。試料の濃度、電気伝導度(mS/cm)及びpHを測定した。試料の組成をHPLCで分析した(Na+カラム、0.6mL/分、85℃、0.003MNa2SO4)。
溶出は無機塩で出発し、そして有機酸及びアルジトールを用いて続けた。ベタインを、他の主成分よりも後に、しかし実施例2において示されたより低い供給pH分離と比較すると早くカラムから溶出した。ホールドアップ体積は75分であり、及び溶出時間は205分であった。このpHにおけるベタインの保持因子は1.7であり、及びDSに基づき80%を超える最大純度がベタイン画分において得られた。ベタインの前に溶出したグリセロール画分の純度は、DSに基づき20%以上であった。合計20の供給を試みたが、その間に樹脂イオン型が安定化した:89%の樹脂が樹脂の上下において水素型であった。溶出液のpHは4.0及び6.4の間で変化した。20番目の供給液の分離プロフィルを図4に示した。
H+型弱酸性カチオン交換樹脂を用いたビナスのクロマトグラフ分離(pH3.1)
分離に使用した出発液は、クエン酸の発酵プロセスからのビナスである。該ビナスは主にベタイン、グリセロール、無機塩、及び有機酸を含有し、及びおおよそ下記の組成を有
する(RDSに基づく%)
ベタイン 19.8
グリセロール 3.0
他 77.2
ビナスを供給溶液として使用し、そしてそれにクロマトグラフ分離を受けさせた。分離を、バッチプロセスとしてパイロット規模のクロマトグラフ分離カラムにおいて行った。直径0.09mを有するカラムを、弱酸性カチオン交換樹脂(フィネックス(Finex)CA 16 GC、8% DVB、容量 4.4eqv/L)で充填した。該樹脂はアクリレートをベースとした樹脂であり、及びナトリウム型樹脂の平均粒径は0.41mmであった。該樹脂を水素(H+)型に再生した後の樹脂床の高さはおおよそ1.6mであった。カラム、供給溶液及び溶出水の温度は、75℃であった。カラム中の流速を3L/時に調整した。供給溶液のpHは3.1であった。
クロマトグラフ分離を下記のように行った:
工程1:供給溶液の乾燥物質を、溶液の屈折率(RI)に従い溶液100 g中乾燥物質
35gに調整した。
工程2:予熱した供給溶液1.5Lを、樹脂床の上に汲み上げた。
工程3:pHがギ酸によって3ないし4に調整された、予熱したイオン交換水をカラムの上方に供給することによって供給溶液をカラムの下方に溶出した。
工程4:出てきた溶液の試料50mLを、5分間隔で集めた。試料の濃度、電気伝導度(mS/cm)及びpHを測定した。試料の組成をHPLCで分析した(Na+カラム、0.6mL/分、85℃、0.003MNa2SO4)。
溶出は無機塩で出発し、そして有機酸及びアルジトールを用いて続けた。ベタインを、主成分の最後としてカラムから溶出した。ベタインのホールドアップ体積は75分であり、及び溶出時間は245分であり、及びその保持因子は2.3であった。溶出液(例えば出てきた溶液)のpHは2.4及び4.3の間で変化した。合計54の供給液を作ったが、その間に樹脂のイオン型が安定化し、そして99%より多い樹脂が水素型であった。該樹脂はベタインを他の成分から非常によく分離し、及びDSに基づき85%を超える最大純度をベタイン画分において得た。分離プロフィルを図5に示した。
H+型弱酸性カチオン交換樹脂を用いたビナスのクロマトグラフ分離(pH1.4)
分離に使用した出発液は、エタノールの発酵プロセスからのビナスであった。主にベタイン、グリセロール、無機塩、及び有機酸を含有するビナスは、おおよそ下記の組成を有する(RDSに基づく%):
ベタイン 14.0
グリセロール 10.6
他 75.4
ビナスを供給溶液として使用し、そしてそれにクロマトグラフ分離を受けさせた。分離は、バッチプロセスとしてパイロット規模のクロマトグラフ分離カラムにおいて行った。直径0.09mを有するカラムを、弱酸性カチオン交換樹脂(フィネックス(Finex)CA 16 GC、8% DVB、容量 4.4eqv/L)で充填した。該樹脂はアクリレートをベースとした樹脂であり、及びナトリウム型樹脂の平均粒径は0.41mmであった。該樹脂を水素(H+)型に再生した後の樹脂床の高さはおおよそ1.6mであった。カラム及び供給溶液及び溶出水の温度は、75℃であった。カラム中の流速を3L/時に調整した。供給溶液のpHを強硫酸(H2SO4)によって1.4に調整し、そしてそれをろ過助剤として珪藻土を使用するフィルタを通してろ過した。
クロマトグラフ分離を下記のように行った:
工程1:供給溶液の乾燥物質を、溶液の屈折率(RI)に従い溶液100g中乾燥物質35gに調整した。
工程2:予熱した供給溶液0.7Lを、樹脂床の上に汲み上げた。
工程3:pHが強H2SO4によって2.2に調整された、予熱したイオン交換水をカラムの上方に供給することによって供給溶液をカラムの下方に溶出した。
工程4:出てきた溶液の試料50mLを、5分間隔で集めた。試料の濃度、電気伝導度(mS/cm)及びpHを測定した。試料の組成物をHPLCで分析した(Na+カラム、0.6mL/分、85℃、0.003MNa2SO4)。
溶出は無機塩で出発し、そして有機酸及びアルジトールを用いて続けた。ベタインは、主成分の最後としてカラムから溶出した。ベタインに対するホールドアップ体積は75分であり、溶出時間は290分であり、及びその保持因子は2.9であった。溶出液(例えば出てきた溶液)のpHは1.3及び3.3の間で変化した。樹脂は他の成分から非常によくベタインを分離し、及びDSに基づき85%を超える最大純度をベタイン画分において得た。分離プロフィルを図6に示した。
ベタインの結晶化
濃縮したベタインリッチ画分からのベタインを下記のように結晶化した。ベタイン含有供給液を400リットルの沸騰結晶器に加えた。蒸発を始めた。最初の自発的結晶が温度99度で、約79%のDSで見られた。自発的なシード結晶後、沸騰結晶化を約100℃の温度で3時間続け、そして新しい供給液を続けて沸騰結晶器に加えた。該沸騰結晶化によって得られる塊の400リットルのバッチを排出した。前記塊を遠心分離し、そしてベタイン無水物を乾燥した。
Claims (36)
- H+型弱酸性カチオン交換樹脂がクロマトグラフ分離において使用されるところの、甜菜
をベースとした溶液からのベタインのクロマトグラフ分離のための方法。 - 前記甜菜をベースとした溶液が発酵処理溶液である、請求項1記載の方法。
- 前記発酵処理溶液がクエン酸、酵母又はエタノール発酵溶液である、請求項2記載の方法。
- 前記甜菜をベースとした溶液がベタイン、カルボン酸、ポリオール及び/又はPCAを含む甜菜由来の処理溶液である、請求項1記載の方法。
- 前記甜菜由来の処理溶液がビナス(vinasse)、糖蜜又はベタイン糖蜜である、請求項4記載の方法。
- H+型弱酸性カチオン交換樹脂を含有する少なくとも1つのカラム又はカラムの一部がク
ロマトグラフ分離において使用される、請求項1記載の方法。 - 前記弱酸性カチオン交換樹脂がアクリル系樹脂である、請求項1記載の方法。
- 前記アクリル系樹脂がメチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、メチルメタクリレート、及びアクリロニトリル又はアクリル酸又はそれらの混合物からなる群に由来する、請求項7記載の方法。
- 前記樹脂がジビニルベンゼン(DVB)で架橋される、請求項7記載の方法。
- 前記樹脂の架橋度が3ないし8質量%である、請求項9記載の方法。
- 前記クロマトグラフ分離において使用される溶出液が水である、請求項1記載の方法。
- 前記クロマトグラフ分離において使用される溶出液の温度が10℃及び95℃の間である、請求項1記載の方法。
- 前記溶出液の温度が65℃及び95℃の間である、請求項12記載の方法。
- 前記弱酸性カチオン交換樹脂の粒径が10ないし2000μmである、請求項1記載の方法。
- 前記弱酸性カチオン交換樹脂の粒径が100ないし400μmである、請求項14記載の方法。
- 供給溶液のpHが6未満である、請求項1記載の方法。
- 供給溶液のpHが5.1未満である、請求項16記載の方法。
- 前記クロマトグラフ分離がバッチプロセスである、請求項1記載の方法。
- 前記クロマトグラフ分離が擬似移動床プロセスである、請求項1記載の方法。
- 前記擬似移動床プロセスが逐次プロセスである、請求項19記載の方法。
- 前記擬似移動床プロセスが連続プロセスである、請求項19記載の方法。
- 前記方法が更に他の画分、又はポリオール及び/又はカルボン酸で濃縮された画分を含む、請求項1記載の方法。
- 前記ポリオールがイノシトール及び/又はグリセロールである、請求項22記載の方法。
- 前記カルボン酸がクエン酸、乳酸及び/又はピロリドンカルボン酸である、請求項22記載の方法。
- ベタイン濃縮画分及びクエン酸濃縮画分が分離される、請求項1記載の方法。
- 前記方法が更にベタイン濃縮画分からベタインを回収することを含む、請求項1記載の方法。
- 前記回収が結晶化によってなされる、請求項26記載の方法。
- 前記クロマトグラフ分離のpH調整がベタインの保持因子を調節又は制御するために使用される請求項1記載の方法。
- ベタインの溶出が供給液のpHをpH5.1未満に低減することによって遅らされる、請求項28記載の方法。
- ベタインが他のカルボン酸化合物から分離される、請求項28記載の方法。
- 前記カルボン酸化合物がクエン酸、乳酸及び/又はピロリドンカルボン酸である、請求項30記載の方法。
- ベタイン画分及びクエン酸画分が溶液から分離される、請求項28記載の方法。
- ベタインがポリオール化合物から分離される、請求項28記載の方法。
- 前記ポリオールがイノシトール及び/又はグリセロールである、請求項33記載の方法。
- 甜菜をベースとした溶液からのベタインのクロマトグラフ分離のためのH+型弱酸性カチ
オン交換樹脂の使用。 - ベタインが他のカルボン酸化合物から分離される、請求項35記載の使用。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US11/328,800 | 2006-01-10 | ||
US11/328,800 US8864995B2 (en) | 2006-01-10 | 2006-01-10 | Method for separating betaine |
PCT/FI2007/050008 WO2007080228A1 (en) | 2006-01-10 | 2007-01-09 | Method for separating betaine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009522566A true JP2009522566A (ja) | 2009-06-11 |
JP4822030B2 JP4822030B2 (ja) | 2011-11-24 |
Family
ID=38001150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008549033A Expired - Fee Related JP4822030B2 (ja) | 2006-01-10 | 2007-01-09 | ベタインを分離するための方法 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8864995B2 (ja) |
EP (1) | EP1977017B1 (ja) |
JP (1) | JP4822030B2 (ja) |
DK (1) | DK1977017T3 (ja) |
ES (1) | ES2657664T3 (ja) |
RS (1) | RS56857B1 (ja) |
RU (1) | RU2445969C2 (ja) |
UA (1) | UA95936C2 (ja) |
WO (1) | WO2007080228A1 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
MX292792B (es) | 2004-06-04 | 2011-11-29 | Horizon Science Pty Ltd | Edulcorante natural. |
CA2608865C (en) * | 2005-06-03 | 2015-08-25 | Horizon Science Pty Ltd | Molasses extract having body mass redistribution properties |
US9364016B2 (en) * | 2006-09-19 | 2016-06-14 | The Product Makers (Australia) Pty Ltd | Extracts derived from sugar cane and a process for their manufacture |
CN102413891B (zh) * | 2009-02-25 | 2014-11-05 | 杜邦营养生物科学有限公司 | 分离方法 |
CA2788898A1 (en) * | 2010-03-30 | 2011-10-06 | Dupont Nutrition Biosciences Aps | Separation process |
AU2012214104C1 (en) | 2011-02-08 | 2017-08-03 | Poly Gain Pte Ltd | Sugar extracts |
MY171216A (en) | 2012-08-28 | 2019-10-02 | The Product Makers Australia Pty Ltd | Extraction method |
CN105722520A (zh) | 2013-08-16 | 2016-06-29 | 产品制造商(澳大利亚)有限公司 | 甘蔗衍生提取物及治疗方法 |
GB201419852D0 (en) * | 2014-11-07 | 2014-12-24 | Dupont Nutrition Biosci Aps | Method |
WO2017103348A1 (fr) * | 2015-12-17 | 2017-06-22 | Urgo Recherche Innovation Et Developpement | Composition liquide pour son utilisation comme solution nasale |
JP2021514970A (ja) | 2018-02-26 | 2021-06-17 | ダニスコ・ユーエス・インク | スキンケア効果を提供するための組成物及び使用方法 |
CN108645949B (zh) * | 2018-07-06 | 2020-06-30 | 河北华北制药华恒药业有限公司 | 一种检测发酵液中甜菜碱含量的方法 |
CN108982716A (zh) * | 2018-07-18 | 2018-12-11 | 珠海伊斯佳科技股份有限公司 | 一种皮肤角质层中天然保湿因子的测定方法 |
CN109030665A (zh) * | 2018-10-08 | 2018-12-18 | 黑龙江大学 | 亲水性液相色谱串联质谱法测定红甜菜中甜菜碱含量的检测方法 |
CN114307252B (zh) * | 2021-12-30 | 2022-09-20 | 南京工业大学 | 一种利用准二维色谱法分离糖和酸的工艺 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3533929A (en) * | 1967-09-22 | 1970-10-13 | North American Rockwell | Electrochemical deionization |
AT315775B (de) * | 1970-10-16 | 1974-06-10 | Ennser Zuckerfabriks Ag | Verfahren zur Entfernung von Nichtzuckerstoffen aus technischen Zuckerlösungen |
AU535842B2 (en) | 1979-05-30 | 1984-04-05 | Generale Sucriere S.A. | Deconisation of aqueous sugar solutions |
US4359430A (en) * | 1980-02-29 | 1982-11-16 | Suomen Sokeri Osakeyhtio | Betaine recovery process |
FR2632302B1 (fr) * | 1988-06-06 | 1991-02-22 | Roquette Freres | Procede de recuperation d'acide citrique a partir d'une liqueur en contenant |
US6663780B2 (en) | 1993-01-26 | 2003-12-16 | Danisco Finland Oy | Method for the fractionation of molasses |
FI20002149A (fi) * | 2000-09-29 | 2002-03-30 | Xyrofin Oy | Sakkaridien puhdistaminen kromatografisella erotuksella |
FI20002150A (fi) * | 2000-09-29 | 2002-03-30 | Finnfeeds Finland Oy | Menetelmä tuotteiden talteenottamiseksi prosessiliuoksista |
FI20002148A (fi) * | 2000-09-29 | 2002-03-30 | Xyrofin Oy | Menetelmä tuotteiden talteenottamiseksi |
FI20020592A (fi) | 2002-03-27 | 2003-09-28 | Danisco Sweeteners Oy | Menetelmä sokereiden, sokerialkoholien, hiilihydraattien ja niiden seosten erottamiseksi niitä sisältävistä liuoksista |
FI20021251A0 (fi) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | Finnfeeds Finland Oy | Menetelmä betaiinin talteenottamiseksi |
US20060018972A1 (en) * | 2002-11-26 | 2006-01-26 | Upm Pharmaceuticals, Inc. | Aqueous sustained-release drug delivery system for highly water-soluble electrolytic drugs |
-
2006
- 2006-01-10 US US11/328,800 patent/US8864995B2/en active Active
-
2007
- 2007-01-09 WO PCT/FI2007/050008 patent/WO2007080228A1/en active Application Filing
- 2007-01-09 DK DK07700273.1T patent/DK1977017T3/en active
- 2007-01-09 ES ES07700273.1T patent/ES2657664T3/es active Active
- 2007-01-09 EP EP07700273.1A patent/EP1977017B1/en active Active
- 2007-01-09 RU RU2008132795/15A patent/RU2445969C2/ru active
- 2007-01-09 JP JP2008549033A patent/JP4822030B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2007-01-09 RS RS20180144A patent/RS56857B1/sr unknown
- 2007-01-09 UA UAA200809024A patent/UA95936C2/ru unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DK1977017T3 (en) | 2018-01-22 |
UA95936C2 (ru) | 2011-09-26 |
ES2657664T3 (es) | 2018-03-06 |
WO2007080228A1 (en) | 2007-07-19 |
RS56857B1 (sr) | 2018-04-30 |
RU2008132795A (ru) | 2010-02-20 |
RU2445969C2 (ru) | 2012-03-27 |
JP4822030B2 (ja) | 2011-11-24 |
EP1977017A1 (en) | 2008-10-08 |
EP1977017B1 (en) | 2017-11-15 |
US8864995B2 (en) | 2014-10-21 |
US20070158269A1 (en) | 2007-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4822030B2 (ja) | ベタインを分離するための方法 | |
US8951416B2 (en) | Separation process | |
JP4973970B2 (ja) | 弱酸カチオン交換樹脂を使用するプロセス溶液からベタイン、エリトリトール、イノシトール、スクロース、マンニトール、グリセロール及びアミノ酸を回収するための多段階プロセス | |
JP3903266B2 (ja) | 溶液の分別方法 | |
JP3018201B2 (ja) | キシロースの回収方法 | |
JP4984203B2 (ja) | クロマトグラフィー分離のために弱酸性カチオン交換樹脂を使用する溶液からの単糖の回収 | |
JP4371434B2 (ja) | クロマトグラフ疑似移動床プロセスによる溶液分別方法 | |
EP1392411A1 (en) | Separation process by simulated moving bed chromatography | |
JP2013523107A (ja) | 分離法 | |
WO2004002938A1 (en) | Process for recovering betaine | |
CN114874062A (zh) | 用于提纯芳香族氨基酸的方法 | |
JPH11188201A (ja) | ベタインの回収方法 | |
EP1349631B1 (en) | Method for fractionating liquid mixtures | |
DE3541807A1 (de) | Reinigung von l-phenylalanin | |
FI118564B (fi) | Menetelmä betaiinin erottamiseksi | |
JP6950142B2 (ja) | クロマトグラフィーを利用してd−プシコースボレート錯体からd−プシコースを生産する方法、及びd−プシコースを含む組成物 | |
US20140275518A1 (en) | L-glucose production from l-glusose/l-mannose mixtures using simulated moving bed separation | |
JP2002088036A (ja) | アミノ酸の回収方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110727 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110803 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110823 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |