JP2009520705A - ヒドロゲルを形成する熱可塑性の中性化されたキトサン組成物、凍結乾燥体、およびこれらを生成する方法 - Google Patents
ヒドロゲルを形成する熱可塑性の中性化されたキトサン組成物、凍結乾燥体、およびこれらを生成する方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009520705A JP2009520705A JP2008546139A JP2008546139A JP2009520705A JP 2009520705 A JP2009520705 A JP 2009520705A JP 2008546139 A JP2008546139 A JP 2008546139A JP 2008546139 A JP2008546139 A JP 2008546139A JP 2009520705 A JP2009520705 A JP 2009520705A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chitosan
- water
- neutralized
- soluble thermoplastic
- compound according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L5/00—Compositions of polysaccharides or of their derivatives not provided for in groups C08L1/00 or C08L3/00
- C08L5/08—Chitin; Chondroitin sulfate; Hyaluronic acid; Derivatives thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K47/00—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
- A61K47/30—Macromolecular organic or inorganic compounds, e.g. inorganic polyphosphates
- A61K47/36—Polysaccharides; Derivatives thereof, e.g. gums, starch, alginate, dextrin, hyaluronic acid, chitosan, inulin, agar or pectin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/0012—Galenical forms characterised by the site of application
- A61K9/0019—Injectable compositions; Intramuscular, intravenous, arterial, subcutaneous administration; Compositions to be administered through the skin in an invasive manner
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/0012—Galenical forms characterised by the site of application
- A61K9/0019—Injectable compositions; Intramuscular, intravenous, arterial, subcutaneous administration; Compositions to be administered through the skin in an invasive manner
- A61K9/0024—Solid, semi-solid or solidifying implants, which are implanted or injected in body tissue
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L15/00—Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L27/00—Materials for grafts or prostheses or for coating grafts or prostheses
- A61L27/14—Macromolecular materials
- A61L27/20—Polysaccharides
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L31/00—Materials for other surgical articles, e.g. stents, stent-grafts, shunts, surgical drapes, guide wires, materials for adhesion prevention, occluding devices, surgical gloves, tissue fixation devices
- A61L31/04—Macromolecular materials
- A61L31/042—Polysaccharides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08B—POLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
- C08B37/00—Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof
- C08B37/0006—Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid
- C08B37/0024—Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid beta-D-Glucans; (beta-1,3)-D-Glucans, e.g. paramylon, coriolan, sclerotan, pachyman, callose, scleroglucan, schizophyllan, laminaran, lentinan or curdlan; (beta-1,6)-D-Glucans, e.g. pustulan; (beta-1,4)-D-Glucans; (beta-1,3)(beta-1,4)-D-Glucans, e.g. lichenan; Derivatives thereof
- C08B37/0027—2-Acetamido-2-deoxy-beta-glucans; Derivatives thereof
- C08B37/003—Chitin, i.e. 2-acetamido-2-deoxy-(beta-1,4)-D-glucan or N-acetyl-beta-1,4-D-glucosamine; Chitosan, i.e. deacetylated product of chitin or (beta-1,4)-D-glucosamine; Derivatives thereof
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Surgery (AREA)
- Neurosurgery (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Transplantation (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
前記化合物は、注入可能な製剤設計の準備に、有用である。
Description
本発明は、5°Cより高い温度で、リン酸塩のない透明なヒドロゲルを形成する、水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン組成物、およびこれを製造する方法に関係する。
ヒドロゲルは、生物医学的な応用に魅力的である。
さらに、温度とともにその粘性を増大させる特定の能力を発揮するヒドロゲルは、これらは、“熱感応性の/熱応答性の/擬似熱可塑性の/熱ゲル化するヒドロゲル”とも呼ばれるが、応用の場所における増大された定住時間と結合した促進された応用を持つことが証明されており、それゆえ、薬物送達、あるいは、細胞組織増大のために、有利に使用されることができる。
可溶性、および粘性等の重要な特性に影響を与えるキトサンのパラメータは、脱アセチル化されたモノマーのパーセンテージを表すものと理解される脱アセチル化度(DD)、およびモル量(Mw)である。
その上記した本質的な特性により、キトサンは、多くの化粧品としての、および薬剤活性を持つことが知られており、かつ、ゲルを通しての多くの応用について、広く開拓されてきた。
β−GPは、正に帯電された生体活性要素と反応することのできる負に帯電された実体であり、これは、その沈澱、あるいはヒドロゲルからのその自由化の妨害、を生じるものである。
それゆえ、β−GPの存在は、キトサン/β−GPヒドロゲルを多くの薬物とともに使用することを不適切とする。
特に、高濃度のβ−GPは、ヒドロゲルのその投与後の急速な削減を避ける、低い氷結時間を持つことが必要とされる。
それゆえ、前記氷結時間は、ヒドロゲルの一貫性とバランスしなければならず、特性の望ましい結合であろう、低い氷結時間と高い粘性との両方を持つゲルを得ることは、不可能である。
さらに、前記熱感受性キトサン/β−GPヒドロゲルは、濁っていることが見出されており、これにより、眼科の、または局所性の投与等の応用については、それらの使用を、不適切なものとしている。
本発明のもう1つの目的は、容易に貯蔵でき、かつ貯蔵ののちも、その熱ゲル化特性を保持する、水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物を、提供することである。
本発明のまだもう1つの目的は、たとえば、針を用いた注入による、あるいは最小に侵襲的な技術によって、促進された応用を持つ水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物を、提供することである。
これらの目的は、本発明によって達成される。
第1の側面によれば、本発明は、独立請求項1、およびその従属請求項2−11において定義されたような、水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物(以下、“本発明化合物”とも言う)を、与える。
第2の側面によれば、本発明は、独立請求項12において定義されるような、第1の側面による、水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物の凍結乾燥体、を与える。
第3の側面によれば、本発明は、独立請求項13、および従属請求項14−15において定義されるような、第1の側面による水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物を生成するための方法を、与える。
第4の側面によれば、本発明は、独立請求項16において定義されるような、第2の側面による凍結乾燥体を生成するための方法を、与える。
第5の側面によれば、本発明は、独立請求項17−20において定義されるような、第1の側面による化合物、または第2の側面による凍結乾燥体、の用途を、与える。
本発明の他の利点は、以下の記述において、現れるであろう。
本発明は、より詳細な態様で、今、記述される。
本発明の記述、および請求項において、本発明の化合物と関連しての、表現“熱可塑性”は、温度は、該化合物の氷結を引き起こさないが、しかし、むしろ、温度が上昇されたときに、該氷結時間を劇的に短くする触媒として動作する、ことにご注意ください。
また、本記述において、“ヒドロゲル”、または、“本発明のヒドロゲル”は、適切なところでは、“本発明の化合物”の代わりに用いられる、ことにご注意ください。
また、本記述および請求項においては、用語“中性化された”は、pH6.7から7.1を意味します。
もし、再アセチル化されたキトサンの脱アセチル化度が70%より高ければ、該再アセチル化されたキトサンは、リン酸塩のない透明ヒドロゲルを形成する化合物の準備を許さない。
好ましくは、本発明の化合物において構成される再アセチル化されたキトサンの脱アセチル化度は、45%から65%である。
0.1w/w%より小さい再アセチル化キトサンの量は、ヒドロゲルの形成を許すものではなく、かつ、5.0w/w%より高い再アセチル化キトサンの量は、注入するのがあまりにも難しい化合物の形成を引き起こす。
好ましくは、本発明の化合物において構成された再アセチル化されたキトサンの量は、全組成に基づき、0.5から3.0w/w%である。
本発明の化合物において構成される複合化剤の量は、好ましくは、全組成に基づき、5から15w/w%である。
本発明において用いられる二糖類の好ましい例として、ヨーロッパ、米国、および日本薬局方による医薬化合物の賦形剤として知られる、トレハロース、蔗糖、麦芽糖、乳糖、が引用され、トレハロースが、特に、好まれる。
本発明のもう1つの好ましい実施形態においては、本発明において使用され得る複合化剤は、米国、ヨーロッパ、または日本薬局方による医薬化合物のための賦形剤として知られる、グリセロール、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、エリトリトール、ラクチトール、およびマルチトール、の中から選択されたポリオス(糖アルコールとも言われる)から導出されるポリオルであり、この中では、グリセロールが、特に好まれる。
さらに、本発明の化合物は、複合化剤としてグリセロールよりなるものを除いて、促進された貯蔵、および送達のための凍結乾燥体を得るよう、有利に凍結−乾燥されるものであり、かつ、該凍結乾燥体に対して、それらの使用の前に、4°Cでかき混ぜながら冷水を加えることにより再構築されることができ、その間、それらの熱ゲル化特性を保持することができる。
前記プロセスのステップa) において、代表的に10kDaより小さくない、好ましくは、200kDaより小さくない分子量を持ち、40−70%の、好ましくは45−65%の脱アセチル化度を持つ再アセチル化されたキトサンは、水溶性のHCl媒体内に溶かされ、かつ、キトサンの完全な溶解の後に、該キトサン溶液の温度は、たとえば、氷浴内で、5°Cより低い温度に冷却される。
そののち、上記プロセスのステップb) において、冷却されたキトサン溶液のpHは、あらかじめ、5°C以下の温度で、攪拌しながら、あらかじめ5°C以下の温度に冷却された水酸化基を含む所要の量の水溶液を、滴下により加えることにより、pH6.7−7.1にまで、好ましくは、pH6.8にまで、中性化される。
より高いpHは、それはキトサンの沈澱を引き出すこととなるので、適切ではない。
上記プロセスによれば、中性化のために使用される水酸化基は、好ましくは、NaOHである。
水溶性の水酸化基の不十分な攪拌、またはあまりに早い添加は、キトサンの沈澱を引き起こす。
上記プロセスのステップc) において、ポリオス、およびポリオスより導出されるポリオルスの中から選択された複合化剤は、上記溶解ステップa) の間、またはその後に、あるいは、上記中性化ステップb) の前、その間、またはその後に、添加される。
本発明の化合物を準備するためのプロセスは、さらに、もし必要であれば、溶解のステップa) の前の、再アセチル化されたキトサンを滅菌するステップを含む。滅菌ヒドロゲルを得るために、準備は、無菌状態の下で(たとえば、層流の下で)なされ、あらゆる添加された溶液は、前もって、0.22μmのフィルターを通され、あるいは、熱滅菌される。
たとえば、滅菌は、放射により、あるいは、理想的には、イエン(Yen S.F.等、米国特許第5,773,608号明細書)により記述されたように、水内に懸濁された再アセチル化されたキトサンの熱滅菌によりなされることができる。
特に好ましい実施形態においては、本発明によるプロセスは、本発明の化合物がグリセロールを複合化剤として含むことを除いて、本発明の化合物をさらに凍結−乾燥することにより完了することができ、本発明の凍結乾燥体形成部を得ることができる。
上記凍結乾燥体は、医学的用途のために、便利に、貯蔵され、配達されることができ、かつ、4°Cで攪拌しながらの冷水の添加により、再構築されることができる。
さらに、本発明の凍結乾燥体は、その再構成の後に、その熱ゲル化特性を維持するので、それは、薬物送達システムの準備のために、かつ、注入可能な製剤設計のために、有利に使用されることができる。
(1)例1において得られる本発明のヒドロゲルは、ノヴァマトリクスから得られるキトサン2w/w%(DD=47%)、およびトレハロース8w/w%を含み、比較例のヒドロゲルは、トレハロースを含まない(図2参照);
(2)例1において得られる本発明のヒドロゲルは、ノヴァマトリクスから得られるキトサン2w/w%(DD=47%)、およびトレハロース8w/w%を含み、例2による、準備後、および、凍結−解凍後のものである(図3A、および3B参照);
(3)例1において得られる本発明のヒドロゲルは、ノヴァマトリクスから得られるキトサン2w/w%(DD=47%)、およびトレハロース8w/w%を含み、例3による、凍結−乾燥後、および、再構築後のものであり、比較例のヒドロゲルは、トレハロースを含まない(図4参照);
(4)例4において得られる本発明のヒドロゲルは、準備例1により得られる0.9w/w%キトサン(DD=61%)、および5w/w%トレハロースを含み、比較例のヒドロゲルは、トレハロースを含まない(図6参照);
(5)例5(比較例)において得られる比較例のヒドロゲルは、準備例2により得られる1w/w%キトサン(DD=47%)、および10w/w%1,3プロパンジオールを含み、準備後、および、凍結−乾燥および再構築後のものである(図6Aおよび6B参照);
(6)例6において得られる本発明のヒドロゲルは、準備例1により得られる0.9w/w%キトサン(DD=61%)、および5w/w%マンニトールを含み、凍結−乾燥および再構築後のものである(図7参照);
(7)例7において得られる本発明のヒドロゲルは、ノヴァマトリクスより得られる2w/w%キトサン(DD=47%)、および10%グリセロールを含み、比較例のヒドロゲルは、グリセロールを含まない(図8参照);
図2ないし図8は、テストされたヒドロゲルの、温度が4°Cから37°Cまで上昇するときの時間関数としての、弾性係数G’(蓄積係数)、および粘性係数G”の、漸進的変化を示す。氷結時間を定義する、ゲルネットワークの初期形成の開始は、G’とG”のクロスオーバーの時間により与えられる。
図3Bに示されるように、本発明の化合物の熱ゲル化特性は、凍結、および氷結後に、維持される。
図4に示されるように、本発明の化合物の熱ゲル化特性は、凍結−乾燥、および再構成後に維持される。
以下の例において、キトサンの脱アセチル化度は、ラベルツら、ジャーナル オブ ファーマシューティカル アンド バイオディカル アナリシス32: 1149-1158 (2003) による文献において記述されているように、核磁気共鳴(NMR)により決定される。
キトサンの分子量は、以下のように、多角度光散乱検出器(MALS)に結合された非対称フィールドフローフラクショネーション装置(AFFF)により決定された:
(酢酸塩バッファーpH4.5内の2mg/mlの)キトサン液のフラクショネーションは、光消滅Fシステム (ワイアット テクノロジー ヨーロッパ、デムバッハ、ドイツ ) に接続された、長さ26.5cm、高さ350μmの台形形状チャネルにおいて、遂行される。該チャネルの底は、10kDaカットオフを有する再生成されたセルロース膜(ミクロディン−ナディアー ゲーエムベーハー、ヴィースバーデン、ドイツ)に揃えられる。溶出媒体は、酢酸塩バッファーpH4.5よりなる。チャネルフローは、1ml/分 にセットされ、注入フローは、0.2ml/分 にセットされる。分離は、3分間にわたる1ml/分 の焦点フローで開始され、15分間にわたる0.2ml/分 の交差フローがつづく。Dawn EOS多角度光散乱検出器(ワイアットテクノロジー、サンタバーバラ、米国) 、および屈折率(RI)検出器 ( ウォーターズ 差動屈折率メーター、ミルフォード、マサチューセッツ 米国 ) は、フィールドフローフラクショネーションチャネルとオンラインで結合している。光散乱検出器は、1つのGaAsレーザ(波長:690nm)、および18個の検出器を備えている。散乱光は、14度と163度との間の複数角で集められる。屈折率検出器は、NaClにより校正される。データは、集められ、0.153ml/g の屈折率増分(dn/dc)を用いて、アストラバージョン4.90.08 ソフトウェアにより、解析される。
国際公開第2005/097871号パンフレットに開示された方法による、61%のDDを持つ再アセチル化された“Fagal Lot 21”の準備
25.5グラムのキトサンフレーク(シグマ−アルドリッヒ、セントルイス、ミズーリ、米国、製品番号41,941-9、バッチ 14418LB )が、酢酸10%およびメタノール(50/50)の1リットルの溶液内に、1時間、攪拌下で、溶解される。550mlのメタノールが、添加される。2時間の攪拌後、該混合物は、100μmフィルターを通ってフィルターされ、不溶性の粒子を削除する。粘性の溶液は、そののち、イオンを除去された水に対して、72時間の間、水は毎日交換して、透析される(スペクトラ/ポル(登録商標)1 透析膜、6,000 - 8,000 MWCO、番号132665、スペクトル研究所、ランチョー ドミンゲス、米国)。該水溶液は、その後、5μmのフィルターを通って、フィルターされる。
攪拌の下で、400mlのNH4OH 0.2 モル/メタノール(50/50)が、沈澱を起こすよう添加される。1時間の攪拌の後、該懸濁液は、100μmフィルターを通ってフィルターされる。沈殿物は、メタノールにより中性になるまで洗浄される。得られた純化されたキトサンは、シリカゲルの存在下で、真空下で、室温で、光から保護されて、乾燥される。
この純化されたキトサンの10グラムは、500ml酢酸10%/メタノール(50/50)で溶解される。該混合物は、1時間の間、攪拌され、一夜中、そのままとされる。メタノールの400mlが、添加される。該溶液は、数時間の間、攪拌され、一夜中、そのままとされる。メタノールの150mlが添加され、キトサン水溶液は、氷浴を用いて5度より低い温度にまで、冷却される。2.4mlの酢酸無水物と、200mlのメタノールよりなる溶液が、5°Cより低い温度に冷却され、かつ、キトサン水溶液に、激しい機械攪拌の下で、滴下により、添加される。この均質に再アセチル化されたキトサンを含む溶液は、完全な反応を確保するために、1時間の間、5°Cより低い温度で攪拌下に保持され、室温で、一夜中、そのままとされる。再アセチル化の間に生成される塩を削減するために、およびさらに不溶性の粒子を削減するために、この粘性溶液は、イオンを除去された水に対して、12日の間、水は毎日交換して、(上記と同じ透析膜により)透析される。キトサン粘性液は、そののち、5μmフィルターを通して、フィルターされる。200mlのNH4OH 0.2モル/メタノール(50/50)が、キトサンの沈殿を起こすよう、攪拌下で添加される。4時間の攪拌ののち、該キトサンは100μmのフィルターを通過し、メタノールにより洗浄される。最後に、均質に再アセチル化されたキトサンは、シリカゲルの存在下で、真空下で、室温で、かつ、光から保護されて、乾燥される。
得られた再アセチル化キトサンは、61%のDD(NMRにより測定される)、および7900kDaの平均分子量(Mw)(AFFF−MALSにより測定される)を持った。
国際公開第2005/097871号パンフレットに開示された方法による、47%のDDを持つ、再アセチル化キトサン "Fagal Lot 25" の準備
キトサンフレーク(シグマ−アルドリッヒ、セントルイス、ミズーリ、米国、製品番号41, 941-9、バッチ 14418LB )が、準備例1におけるように、純化される。キトサンは、そののち、準備例1におけるのと同じ手順により、2.0ml酢酸無水物、および200mlメタノールよりなる液により、再アセチル化される。
得られた再アセチル化キトサンは、47%のDD(NMRにより測定される)を持った。
ノヴァマトリックスにより提供される2%w/wの再アセチル化キトサン(DD=47% RMN )、および8%w/wトレハロース700mgを含む、本発明による化合物の準備
ノヴァマトリックスにより得られる、47%のDD(RMNにより測定される)を持つ、再アセチル化キトサン(バッチ FU-507-03 )を、4%(w/w)の濃度の水内の懸濁液内で加圧滅菌処理した。145μlのHClが添加され、該懸濁液は、18時間、室温で、攪拌状態に保たれ、完全なキトサンの溶解を可能とした。3.09グラムのトレハロースが、6.5mlNaOH0.15モル内に溶解された。この溶液は、氷浴内で冷却され、冷却されたキトサン溶液に、攪拌下で、滴下により添加された。該ゲルのpHは、そののち、冷却され希釈されたNaOHの滴下による添加により、6.8にまで調整された。最後に、冷水が添加されて、35gの全体質量を得た。得られた透明ヒドロゲルは、図2、および図3Aに示されるように、37°Cで、その粘弾性行動継続時間の増加を示し、111分の氷結時間を持った。注入可能性の測定は、1キログラムの重量につき、30秒を与えた。
例1で得られたヒドロゲルを、凍結し−氷結する
例1の準備の10グラムが、液体窒素内で凍結され、−20°Cに保たれた。それは、そののち、そのレオロジー(流体学的)特性が決定される前に、4°Cで氷結された。図3Bに示されるように、熱ゲル化特性が、維持された。
例1で得られたヒドロゲルを、凍結し−乾燥する
例1の準備の10グラムが、液体窒素内で凍結され、エドワードモデュリョュロフリーザードライヤー(プレートは−50°C、10-1ミリバール真空度) によって、24時間の間、凍結乾燥される前に−20°Cに保たれた。得られた凍結乾燥体は、4°Cで、攪拌下での冷水の添加により、再構築された。図4に示されるように、熱ゲル化特性は、維持された。
準備例1により得られた0.9%w/w再アセチル化キトサン"Fagal lot 21" (DD=61 % RMN )、および5%w/wのトレハロースを含む、本発明による化合物の準備
準備例1により準備された、かつ、61%のDD(RMNにより測定される)を持つ270mg再アセチル化キトサンを、15mlHCl 0.1N内に、室温での、18時間にわたる攪拌下で、溶解した。トレハロース二水和物の1.66グラムは、8mlNaOH0.15モル内に、溶解された。この水溶液は、氷浴内で冷却され、冷却されたキトサン溶液に、攪拌下での滴下により、添加された。該ゲルのpHは、そののち、冷却されたNaOHの滴下による添加により、6.8にまで調整された。最後に、冷水が添加されて、30グラムの全重量を得た。該得られた透明ヒドロゲルは、図5に示されるように、37°Cで、その粘弾性行動継続時間の増加を示した。トレハロースを含む製剤設計は、30分後のゲル化点を示した、一方、トレハロースを含まない製剤設計は、150分後にゲルを形成した。注入可能性の測定は、500グラムの質量で30秒を与えた。
準備例2により得られた1%(w/w)再アセチル化キトサン"Fagal lot 25" (DD=47 % RMN) 、および10(w/w)%1,3プロパンジオールを含む、比較例化合物の準備
準備例2により準備された、かつ、47%のDD(RMNにより測定される)を持つ、200mgの再アセチル化キトサンを、10mlHCl 0.1N内に、室温での、18時間にわたる攪拌下で、溶解した。2gの冷却された1,3プロパンジオールが、溶解されたキトサンに添加された。該ゲルのpHは、そののち、冷却され希釈されたNaOHの滴下による添加により、6.8にまで調整された。最後に、冷水が添加され、20グラムの全体質量を得た。得られた透明ヒドロゲルは、図6Aに示されるように、37°Cで、その粘弾性行動継続時間の増加を示した。
(−80°Cで)凍結され、(24時間にわたって)凍結乾燥され、かつ、4°Cでの攪拌下で冷水で再構築されたとき、得られた準備は、注入可能性測定テストにおいては、もはや注入可能ではなかった(27G1/2、1キログラム質量)。さらに、それは、図6Bに示すように、何らの熱ゲル化特性を示さなかった。
準備例1により得られた0.9%w/w再アセチル化キトサン"Fagal lot 21" (DD=61 % RMN )、および5w/w%マンニトールを含む、本発明による化合物の準備
準備例1により得られた、630mg再アセチル化キトサンを、35mlHCl 0.1N 内に、室温で、18時間にわたる攪拌下で、溶解した。このキトサン溶液は、3.5グラムのマンニトールを添加する前に、約5°Cに冷却される。該ゲルのpHは、そののち、冷却され希釈されたNaOHの滴下による添加により、6.8にまで調整された。最後に、冷水が添加され、70グラムの全質量を得た。この準備の10グラムは、液体窒素内で凍結され、エドワードモデュリョフリーザードライヤー(プレートは−50°C、101/2ミリバール真空度) により24時間にわたって凍結乾燥される前に、−20°Cに保持された。得られた凍結乾燥体は、4°Cで、攪拌下での冷水の添加により、再構成された。得られた透明ヒドロゲルは、図7に図示されるように、1時間の氷結時間をもって、37°Cで、その粘性弾性行動継続時間の増加を示した。
ノヴァマトリックスにより提供される2%w/wの再アセチル化キトサン(DD=47%)、および10w/w%グリセロールを含む、本発明による化合物の準備
ノヴァマトリックスにより得られる、700mg再アセチル化キトサンを、4%(w/w)の濃度の水内の懸濁液内で加圧滅菌処理した。該懸濁液を、室温で、冷却したのち、145μlのHClが添加され、かつ、該混合物は、18時間にわたって攪拌下に保たれ、完全なキトサンの溶解を可能とした。該キトサン溶液は、氷浴を用いて約5°Cにまで冷却され、3.5グラムの冷却されたグリセロールが添加された。該ゲルのpHは、そののち、冷却され希釈されたNaOHの滴下による添加により、6.8にまで調整された。最後に、冷水が添加されて35グラムの全重量を得た。グリセロールを含む該透明ヒドロセルは、図8に示されるように、37°Cでの、その粘弾性行動継続時間の増大を示し、135分の氷結時間を持ったが、一方、グリセロールを含まない製剤設計は、180分後にも、何らゲル化点を示さなかった。
Claims (20)
- 1.5°Cより高くない温度で、リン酸塩のない透明ヒドロゲルを形成する、水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物であって、
該化合物は、100kDaより小さくない分子量、および、40から70%の脱アセチル化度を持つ、水酸化基により中性化された、全組成に基づき0.1から5.0w/w%の再アセチル化キトサン、および、ポリオス、およびポリオスより導出されるポリオールから選択された、全組成に基づき1から30w/w%の複合化剤、よりなる。 - 請求項1記載の水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物であって、
前記再アセチル化されたキトサンが、全組成に基づき0.5から3.0w/w%分、含まれている。 - 請求項1または2に記載の水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物であって、
前記再アセチル化されたキトサンの脱アセチル化度は、45から65%である。 - 請求項1から3のいずれかに記載の水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物であって、
前記再アセチル化されたキトサンの分子量は、200kDaより小さくない。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物であって、
前記複合化剤は、全組成に基づき5から15w/w%分、含まれている。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物であって、
前記複合化剤は、ポリオスよりなる。 - 請求項6に記載の水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物であって、
前記ポリオスは、単糖類、および二糖類の中から選択されたものである。 - 請求項7に記載の水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物であって、
前記複合化剤は、D−グルコース、果糖、および、蔗糖の中から選択された単糖類である。 - 請求項7に記載の水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物であって、
前記ポリオスは、トレハロース、サクロース、マルトース、および、ラクトースの中から選択された二糖類である。 - 請求項9に記載の水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物であって、
前記二糖類は、トレハロースである。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物であって、
前記複合化剤は、グリセロール、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、エリトリトール、ラクチトール、および、マルチトールの中から選択されたポリオスから導出されるポリオルである。 - グリセロールを前記複合化剤として含む化合物を除く、請求項1ないし11のいずれかに記載の水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物を、凍結−乾燥することによって得られる凍結乾燥体。
- 請求項1ないし11のいずれかに記載の水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物を、生成する方法であって、以下のステップよりなる:
a) 100kDaより小さくない分子量、および40から70%の脱アセチル化度、を持つ、適切な量の再アセチル化キトサンを、水溶性のHCl媒体内に溶解し、かつ、該酸性のキトサンを、5°Cより低い温度にまで冷却する、
b) 前記ステップa) で得られた冷却されたキトサン液を、該冷却されたキトサン液に、あらかじめ5°C以下の温度に冷却された水溶性の水酸化基を、該冷却されたキトサン液が6.7から7.1のpHを示すに至るまで加えることによって、中性化する、
c) 前記溶解ステップ a) の間に、あるいはその後に、または、前記中性化ステップb) の前に、その間に、あるいはその後に、ポリオス、およびポリオスより導出されるポリオルから選択された複合化剤の適切な量を、添加する、および、
d) 任意に、得られた水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物を、凍結する。 - 請求項13に記載の方法であって、さらに、前記溶解のステップa) の前に、前記再アセチル化されたキトサンを攪拌するステップを、備える。
- 請求項13または14に記載の方法において、前記ステップb) において、前記水酸化基は、NaOHである。
- 請求項12の凍結乾燥体を生成する方法において、前記請求項13ないし15のいずれかによる方法による得られる水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物を、該化合物が、グリセロールを前記複合剤として含まないことを条件として、凍結−乾燥することよりなる。
- 請求項1ないし11のいずれかに記載の水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物の、薬物送達システムとしての、使用。
- 請求項1ないし11のいずれかに記載の水溶性の熱可塑性の中性化されたキトサン化合物の、注入可能な製剤設計の準備のための使用。
- 請求項12による凍結乾燥体の、薬物送達システムの準備のための使用。
- 請求項12による凍結乾燥体の、注入可能な製剤設計の準備のための使用。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/EP2005/013980 WO2007073749A1 (en) | 2005-12-23 | 2005-12-23 | Thermosetting neutralized chitosan composition forming a hydrogel, lyophilizate, and processes for producing the same |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009520705A true JP2009520705A (ja) | 2009-05-28 |
JP5474353B2 JP5474353B2 (ja) | 2014-04-16 |
Family
ID=36686051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008546139A Expired - Fee Related JP5474353B2 (ja) | 2005-12-23 | 2005-12-23 | ヒドロゲルを形成する熱可塑性の中性化されたキトサン組成物、凍結乾燥体、およびこれらを生成する方法 |
Country Status (17)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8945609B2 (ja) |
EP (1) | EP1978925B1 (ja) |
JP (1) | JP5474353B2 (ja) |
CN (1) | CN101360479B (ja) |
AT (1) | ATE439122T1 (ja) |
BR (1) | BRPI0520742A2 (ja) |
CA (1) | CA2634479C (ja) |
CY (1) | CY1109620T1 (ja) |
DE (1) | DE602005016030D1 (ja) |
DK (1) | DK1978925T3 (ja) |
ES (1) | ES2331620T3 (ja) |
HK (1) | HK1125867A1 (ja) |
MX (1) | MX2008007820A (ja) |
PL (1) | PL1978925T3 (ja) |
PT (1) | PT1978925E (ja) |
SI (1) | SI1978925T1 (ja) |
WO (1) | WO2007073749A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017506116A (ja) * | 2014-02-20 | 2017-03-02 | オルト リジェネレイティヴ テクノロジーズ インク.Ortho Regenerative Technologies Inc. | 多血小板血漿と混合し、組織修復のためのインプラントを形成するための凍結乾燥ポリマー組成物及び/又は治療用関節内注射のための組成物 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NZ584996A (en) * | 2007-10-30 | 2012-07-27 | Viscogel Ab | Cross-linkable chitosan composition for producing a chitosan hydrogel |
WO2010054001A2 (en) * | 2008-11-04 | 2010-05-14 | University Of Kentucky Research Foundation | D-tagatose-based compositions and methods for preventing and treating atherosclerosis, metabolic syndrome, and symptoms thereof |
JP5804453B2 (ja) * | 2009-05-14 | 2015-11-04 | 国立大学法人 東京大学 | 結晶性ポリオール微粒子及びその調製方法 |
EP3569262A1 (en) * | 2013-03-14 | 2019-11-20 | Tricol Biomedical, Inc. | Biocompatible and bioabsorbable derivatized chitosan compositions |
FR3016882A1 (fr) | 2014-01-30 | 2015-07-31 | Sofradim Production | Procede de preparation de chitosane a haut degre d’acetylation |
AU2015221390B2 (en) | 2014-02-20 | 2019-03-07 | Ortho Regenerative Technologies Inc. | Lyophilized polymer scaffold compositions, processes for preparation and use in anabolic wound repair |
WO2016066195A1 (en) * | 2014-10-29 | 2016-05-06 | Laboratoire Medidom Sa | Heat-sterilized formulation comprising chitosan and process of preparation thereof |
CN113336870B (zh) * | 2021-05-21 | 2023-04-25 | 珠海市自然之旅生物技术有限公司 | 一种托酚酮-壳聚糖衍生物及其制备方法和应用 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5773608A (en) * | 1995-08-17 | 1998-06-30 | Ciba Vision Corporation | Process for preparing stabilized chitin derivative compounds |
JP2001513367A (ja) * | 1997-08-04 | 2001-09-04 | バイオ−シンテック・リミテッド | イオン性ポリサッカライドゲルの温度制御pH依存性形成 |
JP2003321398A (ja) * | 2002-04-25 | 2003-11-11 | Toppan Printing Co Ltd | 多糖類複合体及びその製造方法 |
WO2005097871A1 (en) * | 2004-03-22 | 2005-10-20 | Universite De Geneve | Pseudo-thermosetting neutralized chitosan composition forming a hydrogel and a process for producing the same |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5550187A (en) * | 1988-11-21 | 1996-08-27 | Collagen Corporation | Method of preparing crosslinked biomaterial compositions for use in tissue augmentation |
US5541304A (en) * | 1994-05-02 | 1996-07-30 | Hercules Incorporated | Crosslinked hydrogel compositions with improved mechanical performance |
US5955096A (en) * | 1996-06-25 | 1999-09-21 | Brown University Research Foundation | Methods and compositions for enhancing the bioadhesive properties of polymers using organic excipients |
EP1764377B1 (en) * | 1998-09-02 | 2008-11-19 | Kaneka Corporation | Polymer, process for producing polymer and composition |
ES2491866T3 (es) | 1999-11-15 | 2014-09-08 | Piramal Healthcare (Canada) Limited | Disolución biopolimérica acuosa autogelificante controlada por la temperatura y dependiente del pH |
US20040047892A1 (en) * | 2000-11-15 | 2004-03-11 | Desrosiers Eric Andre | Filler composition for soft tissue augmentation and reconstructive surgery |
FR2822842B1 (fr) * | 2001-03-30 | 2004-11-19 | Genevrier Lab | Procede de preparation d'un neo-tissu cartilagineux |
-
2005
- 2005-12-23 SI SI200530832T patent/SI1978925T1/sl unknown
- 2005-12-23 DK DK05824526T patent/DK1978925T3/da active
- 2005-12-23 ES ES05824526T patent/ES2331620T3/es active Active
- 2005-12-23 AT AT05824526T patent/ATE439122T1/de active
- 2005-12-23 BR BRPI0520742-8A patent/BRPI0520742A2/pt not_active IP Right Cessation
- 2005-12-23 CN CN2005800524970A patent/CN101360479B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2005-12-23 JP JP2008546139A patent/JP5474353B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2005-12-23 EP EP05824526A patent/EP1978925B1/en not_active Not-in-force
- 2005-12-23 DE DE602005016030T patent/DE602005016030D1/de active Active
- 2005-12-23 PT PT05824526T patent/PT1978925E/pt unknown
- 2005-12-23 MX MX2008007820A patent/MX2008007820A/es active IP Right Grant
- 2005-12-23 PL PL05824526T patent/PL1978925T3/pl unknown
- 2005-12-23 US US12/158,467 patent/US8945609B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2005-12-23 WO PCT/EP2005/013980 patent/WO2007073749A1/en active Application Filing
- 2005-12-23 CA CA2634479A patent/CA2634479C/en not_active Expired - Fee Related
-
2009
- 2009-04-17 HK HK09103548.2A patent/HK1125867A1/xx not_active IP Right Cessation
- 2009-11-12 CY CY20091101193T patent/CY1109620T1/el unknown
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5773608A (en) * | 1995-08-17 | 1998-06-30 | Ciba Vision Corporation | Process for preparing stabilized chitin derivative compounds |
JP2001513367A (ja) * | 1997-08-04 | 2001-09-04 | バイオ−シンテック・リミテッド | イオン性ポリサッカライドゲルの温度制御pH依存性形成 |
JP2003321398A (ja) * | 2002-04-25 | 2003-11-11 | Toppan Printing Co Ltd | 多糖類複合体及びその製造方法 |
WO2005097871A1 (en) * | 2004-03-22 | 2005-10-20 | Universite De Geneve | Pseudo-thermosetting neutralized chitosan composition forming a hydrogel and a process for producing the same |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
CHEMICAL & PHARMACEUTICAL BULLETIN, vol. 50, no. 10, JPN6012003116, 2002, pages 1335 - 1340, ISSN: 0002128403 * |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017506116A (ja) * | 2014-02-20 | 2017-03-02 | オルト リジェネレイティヴ テクノロジーズ インク.Ortho Regenerative Technologies Inc. | 多血小板血漿と混合し、組織修復のためのインプラントを形成するための凍結乾燥ポリマー組成物及び/又は治療用関節内注射のための組成物 |
US11285100B2 (en) | 2014-02-20 | 2022-03-29 | Ortho Regenerative Technologies Inc. | Freeze-dried polymer compositions for mixing with platelet rich plasma to form implants for tissue repair and/or compositions for therapeutic intra-articular injections |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
SI1978925T1 (sl) | 2010-01-29 |
CY1109620T1 (el) | 2014-08-13 |
CN101360479A (zh) | 2009-02-04 |
US20090004230A1 (en) | 2009-01-01 |
EP1978925B1 (en) | 2009-08-12 |
WO2007073749A1 (en) | 2007-07-05 |
DK1978925T3 (da) | 2009-12-14 |
DE602005016030D1 (de) | 2009-09-24 |
ATE439122T1 (de) | 2009-08-15 |
MX2008007820A (es) | 2008-09-11 |
PT1978925E (pt) | 2009-11-19 |
PL1978925T3 (pl) | 2010-01-29 |
EP1978925A1 (en) | 2008-10-15 |
CA2634479A1 (en) | 2007-07-05 |
US8945609B2 (en) | 2015-02-03 |
HK1125867A1 (en) | 2009-08-21 |
ES2331620T3 (es) | 2010-01-11 |
BRPI0520742A2 (pt) | 2010-01-12 |
JP5474353B2 (ja) | 2014-04-16 |
CA2634479C (en) | 2013-02-05 |
CN101360479B (zh) | 2012-03-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5474353B2 (ja) | ヒドロゲルを形成する熱可塑性の中性化されたキトサン組成物、凍結乾燥体、およびこれらを生成する方法 | |
Schuetz et al. | A novel thermoresponsive hydrogel based on chitosan | |
Potaś et al. | Challenges in developing of chitosan–based polyelectrolyte complexes as a platform for mucosal and skin drug delivery | |
EP2288389B1 (en) | Cold ionizing radiation sterilization | |
ES2272465T3 (es) | Complejos de clatrato constituidos por derivados del acido hialuronico y su utilizacion como productos farmaceuticos. | |
JP2009511549A (ja) | キトサンおよびヘパリンナノ粒子 | |
US8784850B2 (en) | Highly biocompatible dual thermogelling chitosan/glucosamine salt composition | |
US8821933B2 (en) | Polymers and hydrogels | |
KR20130132503A (ko) | 열 또는 효소의 분해 효과에 대해 안정화된 히알루론산 조성물 | |
CN114502599B (zh) | 一种超支化聚甘油多缩水甘油醚及其作为多糖交联剂的用途 | |
Muntimadugu et al. | Polysaccharide biomaterials | |
JP5898682B2 (ja) | 高度に生体適合性の二重熱ゲル化キトサン/グルコサミン塩組成物 | |
JPH09227385A (ja) | 眼手術用補助剤 | |
US20220160752A1 (en) | Genipin-crosslinked pdrn-sacran biopolymer scaffolds | |
RU2385710C1 (ru) | Термореактивная нейтрализованная композиция хитозана, образующая гидрогель, ее лиофилизат и способы получения | |
US10857176B2 (en) | Composition comprising polyglucosamine-glyoxylate solutions mixed with hyaluronan | |
CA2956658C (en) | Composition comprising polyglucosamine-glyoxylate solutions mixed with hyaluronan | |
Ruso et al. | Application of natural, semi-synthetic, and synthetic biopolymers used in drug delivery systems design | |
Singha et al. | Sensors International |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120124 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20120420 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20120427 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20120524 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20120601 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120625 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130109 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130409 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130806 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20131010 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20131010 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20131010 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20131106 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20131113 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131204 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140128 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140205 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |