JP2009520237A - 多重記述コーディングシステムのための改良されたコリレーティング変換及びデコリレーティング変換 - Google Patents
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Abstract
Description
1.システムの概観
図1は、知覚コーディングシステムにおける伝送器10の1実施例の概略ブロック図である。この実施例において、伝送器10は、分析フィルターバンクを元の信号2に適用し、周波数サブバンド信号13を生成し、サブバンド信号13に知覚モデル14を適用して元の信号の知覚マスキング特性を算定する。エンコーダ16は、知覚モデル14から受け取った制御情報15に従い選択された量子化分解能を持つサブバンド信号13の成分を量子化し、この量子化されたサブバンド信号成分をエンコードして、フォーマッタ18によりエンコードした信号4にアセンブルする、多重記述17とする。好ましい実施の形態において、エンコーダ16は、エンコードした信号4に含めるために元の信号2の推定スペクトル輪郭19も出力する。多重記述17を容易に生成させるためにエンコーダ16に本発明の種々の特徴を組み入れることができる。
分析フィルターバンク12及び合成フィルターバンク26は、ブロック変換及びウェーブレット変換、直交鏡像フィルター、再帰フィルター、及び格子フィルターのようなデジタルフィルターのバンク又はカスケード、を含む種々の方法で組み込まれる。以下に詳細に説明するオーディオコーディングシステムの実施の形態において、分析フィルターバンク12は、修正離散コサイン変換(MDCT)により実施され、合成フィルターバンク26は、相補的逆修正離散コサイン変換(IMDCT)により実施される。これらについては、Princen他による、International Conference on Acoustics, Speech and Signal Processing (ICASSP), May 1987, pp.2161-64の「Subband/Transform Coding Using Filter Bank Designs Based on Time Domain Aliasing Cancellation」に記載されている。この実施の形態によれば、分析フィルターバンク12は、各セグメント毎に2N個のサンプルを持つ元の信号2の重複セグメントに適用され、MDCT係数のブロック又は元の信号のスペクトル成分を表す信号成分を生成する。このフィルターバンクは各ブロックに2N個の係数を生成する。エンコーダ16は、知覚モデルに従い、選択された量子化分解能を変化させて各ブロックのMDCT係数の2分の1を量子化し、量子化した係数で表現された情報をエンコードした信号4にアセンブルする。合成フィルターバンク26は、エンコードした信号4からデコーダ24が復元したMDCT係数のブロックに適用され、2N個のサンプルを持つ信号サンプルのブロックを生成する。MDCT係数の他の2分の1には重複する情報が含まれるため、各ブロックにおけるMDCT係数の2分の1がエンコードされデコーダ24に入力される。これらのサンプルのブロックは時間領域でのエイリアシングアーティファクトを打ち消す特別な方法で結合され、入力された元の信号2の複製となる出力信号6のセグメントを生成する。
図3は、2N個のMDCT係数又は成分が元の信号2のセグメントとして生成されるエンコーダ16の1実施の形態の概略ブロック図である。各ブロックにおけるMDCT係数の2分の1は、知覚モデル14から受け取った制御情報15に従い選択された量子化分解能を用いる量子化器162により量子化される。コリレーティング変換164は、量子化されたMDCT係数に適用されコリレーティング変換(CT)係数のセットを生成する。分配器166は、1以上のグループから元の信号の不正確な複製の再構築を可能にするが、多数のグループからより正確な複製を再構築することができるような情報を含有する量子化した値のグループに、CT係数を分配することにより、元の信号の多重記述17を生成する。このグループはエンコードした信号4にアセンブルされる。この図に示された実施の形態において、スペクトル輪郭推定器168は、MDCT係数の分散を取得し、元の信号2の推定スペクトル輪郭19として出力する。多重記述17とこの推定スペクトル輪郭19を、エントロピーエンコードすることができる。
図4は、分配器166により実行された分配処理の逆の処理であるプロセスを用いてエンコードした信号4から得られた量子化した値のグループから、逆分配器242がCT係数を集める、デコーダ24の実施の形態の概略ブロック図である。量子化した値のグループのいずれかが失われたり劣化したりした場合は、1以上のCT係数も失われたり劣化したりする。係数推定器244は、失われたり劣化したりしたCT係数の推定値を取得する。受信器20は、1以上のパケットが伝送中に失われたり劣化したりしたとき、再構築した信号の正確性を改善するために推定スペクトル輪郭27を用いることができる。デコリレーティング変換246は、このCT係数のセットに適用されN個の量子化したMDCT係数のブロックを復元する。元の信号2のセグメントにおいてCT係数が失われたり劣化したりしていない場合は、デコリレーティング変換246により復元された量子化したMDCT係数のブロックは、コリレーティング変換164に入力された量子化したMDCT係数のブロックと同一となる。いくつかのCT係数が失われたり劣化したりしている場合は、係数推定器244及びデコリレーティング変換246により種々の補間や統計的推定技法を用いて、他のCT係数及び推定スペクトル輪郭から失われたり劣化したりしたCT係数を導き出し、できるだけ誤差の少ない量子化したMDCT係数を生成する。これらの統計的手法については、Goyal他による、IEEE Trans. on Information Theory, vol. 47, no. 6, Sep. 2001, pp. 2199-2224、「Generalized Multiple Descriptions with Correlating Transforms」に記載されている。元の信号2のセグメントにおいてすべてのCT係数が失われたり劣化したりしている場合は、その前のセグメントの情報を繰り返すというように、他の誤差軽減形態を用いることができる。
コリレーティング変換164は、各2×2変換が入力値のペアに作用し出力値のペアを生成する、相互にカスケード接続した線形2×2変換の行又はレベルに組み込まれる。コリレーティング変換164に組み込むために用いることができる既知の線形2×2変換は、以下のように表される。
α=コリレーション係数、である。
分配器166はCT係数のセットを相互排除的なCT係数のサブセットにグループ化する。各サブセットは、元の信号2の多重記述17の1つを構成する。分配器は、元の信号の質を低下させたものを復元するに十分な情報を各記述が持つような記述を構築する。記述は、全ての記述が利用可能であるならエンコードした元の信号の正確なレプリカをデコーダで復元することができるように構成されていることが好ましい。この記述のいくつかが失われたり劣化したりしたとき、デコーダで用いることのできる記述における係数同士の相関を、失われたり劣化した情報を推定するために用いることができる。
逆分配器242は、エンコードした信号4として受け取った記述から可能な限り完全なCT係数のセットを形成する。記述中の係数は、一時的に蓄えられ、上記のような多様化した仕組みの影響を解消するような処理を施される。所定の信号源についての記述を全部受け取ったとき、又は、デコーダによる実時間処理能力上の制約から、信号源のデコーディングを行うよう命令があったとき、逆分配器242は、分配器166により実行された分配の逆の方法でCT係数を構成する。
Concealment for Compressed Digital Audio」に記載されている公知の技法である。低周波数分散推定は以下に記載する。スペクトル輪郭情報を用いて失われた係数を推定する統計的技法については、Goyal他による、先に引用した、EEE Trans. on Information Theory, vol. 47, no. 6, Sep. 2001に記載されている。
式(1)及び(2)から直接実行するコリレーティング変換及びデコリレーティング変換には2つの問題がある。第1の問題は量子化ノイズが増大することである。一般的なコーディングシステムにおいて、コリレーティング変換164に入力されるMDCT係数は、知覚基準及びビットレートの制約を満たすような知覚モデルからの制御情報15に従い選択された量子化分解能により量子化された値により表現される。式(1)から得られるCT係数は、しかしながら、パラメータαがコーディングシステムにおける必要条件を満たすように選択されるので、一般に同じ量子化分解能を持たない値となる。ビットレートの制約を満たすために、エンコードした信号4に組み込む前にCT係数を量子化する。
Q(p+q)=p+Q(q) (5a)
Q(−p)=−Q(p) (5b)
ここで、pとqは2つのベクトルであるとするなら、式(3)に示したコリレーティング変換では、式(1)で示したコリレーティング変換により生成されたCT係数とは異なり、ビットレートの制約を満たすためのさらなる量子化を必要としない量子化されたCT係数を生成する。式(3)のコリレーティング変換に入力されるMDCT係数は、式(4)のデコリレーティング変換により正確に再現することができる。量子化ノイズが加わることはない。
ノイズのないコリレーティング変換及びデコリレーティング変換は、異なった又は不均質の量子化分解能を用いた量子化器で実現することができる。以下に、コリレーティング変換及びデコリレーティング変換の中間点で用いるべき量子化分解能を特定するアルゴリズムについて説明する。変換で用いるすべての量子化分解能は、入力MDCT係数を量子化するために用いる量子化分解能のセットから取り出される。デコーダ24は、用いるべき量子化分解能を決定するために使用できる。必要に応じて、エンコーダ16は、デコーダ24が必要とするどんな情報をもエンコードした信号4中に含めることができる。
Q{n,t}=レベルtにおけるyn,tを量子化するための量子化器、ここで1≦t≦T、
コリレーティング変換における最初の行又はレベルはt=1で最後のレベルはt=Tであるが、デコリレーティング変換における最初のレベルはt=Tで最後のレベルはt=1であることは指摘しておくことは参考になるかもしれない。
Q{n}(−p)=−Q{n}(p) (5d)
Q{n,t}(p+q)=p+Q{n,t}(q) (5e)
Q{n,t}(−p)=−Q{n,t}(p) (5f)
プログラム1:コリレーティング変換の量子化器の特定
For n=0 to N-1 //Initialize transform level 1
Q{n,0}=Q{n}
For t=1 to T // Initialize all other stages and levels
For n=0 to 1/2N-1
Q{2n,t}=Q{n,t-1}
Q{2n+1,t}=Q{1/2N+n,t-1}
プログラム2:デコリレーティング変換の量子化器の特定
For n=0 to 1/2N-1 //Initialize transform level T
Q{2n,T}=Q{n}
Q{2n+1,T}=Q{1/2N+n}
For t=T to 1 step -1 //Initialize all other levels
For n=0 to 1/2N-1
Q{2n,t-1}=Q{n,t}
Q{2n+1,t-1}=Q{1/2N+n,t}
プログラム3:コリレーティング変換中の量子化器の使い方の特定
式(5a)から(5f)で示した制限は、量子関数が均一で奇対称(uniform and odd-symmetric)でなければならないことを暗示している。残念ながら、多くのコーディングシステムは、この制限を満たなさい量子化器を用いる。この制限は、変換に適する中間にある均一な量子化係数に、又はそれから任意に量子化したMDCT係数をマッピングするためのマッピング関数F及びその逆関数F−1を用いて緩和することができる。この中間にある係数は、コリレーティング変換及びデコリレーティング変換により処理され、マッピング関数F及びF−1は、任意に量子化したMDCT係数を中間的な係数に変換し、ノイズのないシステムを提供するために再度元に戻す。
上述のコリレーティング変換及びデコリレーティング変換を直接的に実現するのは、これらの変換を、多くのペアとなった値に、一度に1つのペアにたいして機能させなければならないので、集中的な計算となる。式(3),(4),(6),及び(7)で表される変換での中間的な量子化を行うために付加的な手段が必要である。これは、高価な受信器20を実現させる必要があり、アプリケーションにとって非常に好ましくない状態である。これらの変換をより効率的に実現させる方法を以下に記載する。
α=(1/2)√2のとき、式(1)及び(2)で表されたコリレーティング変換及びデコリレーティング変換を直接実行することにより得られたものと同一の結果が、高速アダマール変換(FHT)により得られることを示すことができる。FHTを行うことにより70%以上効率を改善することができる。ここで、正確な改善量は、変換のレベル数TとブロックサイズNによる。経験的には、α=(1/2)√2に選択したとき、コリレーティング変換によってもたらされるエンコードした信号のビットレートと、いくつかのMDCT係数が失われたり劣化したりしたときの知覚できるデコードした信号の質とが最適なトレードオフとなることも示されている。
T=変換のレベルの数、ここで、T≧1
N=ブロック中のMDCT係数の数
D=記述の数、ここで、D=2T
G=グループの数、ここでG=N/C、TはGが偶数となるような値
xn=n番目のMDCT係数、ここで0≦n≦N−1
yn,t=n番目のCT係数、ここで、1≦t≦T
Hk=k−レベルアダマールマトリックス
である。
式(8)及び(9)で表現されるような変換の実行は、式(1)及び(2)で表現されるような変換の直接的な実行よりはるかに効率的であるが、MDCT係数の正確な値を復元するデコリレーティング変換でできることは、効率の低い実施によるものと同じ制約を受ける。MDCT係数の完全な復元は、同じ量子化分解能で均一に量子化されない限り不可能である。
上述の異なった実施の形態は、相互に異なる利点を提示する。式(6)及び(7)で表される実施の形態における変換では、ビットレートとコーディングシステムに課せられたサウンドの質についての制約とをトレードオフさせるために、コリレーションパラメータαの値を選択する柔軟性を持たせている。式(8)及び(9)で表現されるような変換の実施により、コリレーションパラメータαに影響を与えるがそれはより効率的である。これらの2つの実施の形態は様々な方法で一緒に用いることができる。
本発明の種々の特徴は、エンコードした信号の一部が伝送時に失われたり劣化したりすることのあるワイヤレスマルチメディアのアプリケーションのようなコーディングアプリケーションに有効に用いることができる。シミュレーション及び経験則により、デコードした出力信号6の知覚される質は、1以上の誤差緩和技法がデコーダ24に組み込まれたとき改善されることが示されている。
本発明のさまざまな特徴を組み込んだ装置は、コンピュータ又は汎用コンピュータに見られる構成要素と同様な構成要素と結合したディジタル信号プロセッサ(DSP)回路のような専用化した構成要素を含む他の装置により実行させるソフトウェアを含むさまざまな方法で実施することができる。
図13は本発明の特徴を実施するために用いることのできる装置70の概略ブロック図である。プロセッサ72は計算手段を提供する。RAM73は処理のためのプロセッサ72により用いられるランダムアクセスメモリ(RAM)のシステムである。ROM74は、装置を動作させるのに必要なプログラムを保存するための、及び、おそらく本発明のさまざまな特徴を実行することのできるリードオンリーメモリ(ROM)のような固定記憶の形態を示す。I/O制御75は、通信チャンネル76,77を用いて信号を受信し送信するインターフェース回路を示す。図示の実施の形態では、すべての主要なシステム構成要素は、2以上の物理的または論理的バスを表すバス71に接続されているが、バス構成は本発明を実施するためにからなずしも必要ではない。
Claims (54)
- コーディングシステムにおける信号処理方法であって、
量子化した信号成分のセットを受け取るステップであって、量子化した信号成分の各セットは信号のそれぞれのセグメントを表し、前記量子化した信号成分は異なった量子化分解能を有する信号構成要素を量子化した表現であることを特徴とする、ステップと、
対応する変換係数のセットを生成するために、前記量子化した信号成分のセットにコリレーティング変換を適用するステップであって、量子化した信号成分の各セットは対応する変換係数のセットより相互相関関係は少なく、前記コリレーティング変換は相補的なデコリレーティング変換により、該コリレーティング変換及び該デコリレーティング変換を実行するために用いる算術計算の精度が不十分であることに起因する誤差がないとき、前記変換係数から量子化した信号成分を正確に復元することを可能にすることを特徴とする、ステップと、
前記変換係数のセットから量子化した値のグループを導き出すステップであって、それぞれの量子化した値のグループは、前記信号の1以上のセグメントの不正確なレプリカを復元するのに十分な情報を含み、前記量子化した値のグループから、そのグループの数が増えるにつれて正確さが増大する、前記信号の1以上のセグメントのレプリカが復元されることを特徴とする、ステップと、
前記量子化した値のグループを表す情報を伝達する1以上の出力信号を生成するステップと、
を具備することを特徴とする方法。 - 前記コリレーティング変換は、量子化関数を相互に適用する複数の変換により実行され、該量子化関数は、前記量子化した信号成分の量子化分解能に応じた量子化分解能を持つことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記コリレーティング変換は、可逆性のあるマッピング関数と、それに続く量子化関数を相互に適用する複数の変換とにより実行され、前記可逆性のあるマッピング関数は、前記量子化した信号成分を、{x}におけるすべてのx及びすべての実数yに対してQ(x+y)=x+Q(y)及びQ(−y)=−Q(y)となるような量子化関数Qにより量子化した値{x}のセットにマッピングすることを特徴とする請求項2に記載の方法。
- 前記可逆性のあるマッピング関数は、前記量子化した信号成分を、それぞれのセット内で同じ量子化分解能を有する1以上の均一に量子化した値のセットにマッピングすることを特徴とする請求項3に記載の方法。
- 前記複数の変換の各々はアダマール変換により実行されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
- 前記コリレーティング変換は、可逆性のあるマッピング関数と、それに続く量子化関数を相互に適用する複数の変換とにより実行され、前記可逆性のあるマッピング関数は、前記量子化した信号成分を、{x}におけるすべてのx及びすべての実数yに対してQ(x+y)=x+Q(y)及びQ(−y)=−Q(y)となるような量子化関数Qにより量子化した値{x}のセットにマッピングすることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記可逆性のあるマッピング関数は、前記量子化した信号成分を、それぞれのセット内で同じ量子化分解能を有する1以上の均一な量子化した値のセットにマッピングすることを特徴とする請求項6に記載の方法。
- 前記複数の変換の各々はアダマール変換により実行されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
- コーディングシステムにおける信号処理方法であって、
量子化した信号成分のセットを受け取るステップであって、量子化した信号成分の各セットは信号のそれぞれのセグメントを表し、前記量子化した信号成分は信号構成要素を量子化した表現であることを特徴とする、ステップと、
前記量子化した信号成分を前記量子化した信号成分のセット内に再構成し、該再構成した量子化した信号成分のセットにアダマール変換を適用して、対応する変換係数のセットを導き出すための値を生成するステップであって、量子化した信号成分のセットの各々は、対応する変換係数のセットより相互相関が少ないことを特徴とする、ステップと、
前記変換係数のセットから量子化した値のグループを導き出すステップであって、それぞれの量子化した値のグループは、前記信号の1以上のセグメントの不正確なレプリカを復元するのに十分な情報を含み、前記量子化した値のグループから、そのグループの数が増えるにつれて正確さが増大する、前記信号の1以上のセグメントのレプリカが復元されることを特徴とする、ステップと、
前記量子化した値のグループを表す情報伝達する1以上の出力信号を生成するステップと、
を具備することを特徴とする方法。 - コーディングシステムにおける信号処理方法であって、
量子化した信号成分のグループを受け取るステップであって、それぞれの量子化した値のグループは、前記信号の1以上のセグメントの不正確なレプリカを復元するのに十分な情報を含み、前記量子化した値のグループから、そのグループの数が増えるにつれて正確さが増大する、前記信号の1以上のセグメントのレプリカが復元されることを特徴とする、ステップと、
前記量子化した値のグループから変換係数のセットを導き出すステップと、
対応する量子化した信号成分のセットを生成するために、前記変換係数のセットにデコリレーティング変換を適用するステップであって、変換係数のセットの各々は、対応する量子化した信号成分のセットより相互相関関係が高く、量子化した信号成分のセットの各々は信号のそれぞれの成分を表し、前記量子化した信号成分は異なった量子化分解能を有する信号構成要素を量子化した表現であり、前記デコリレーティング変換は、相補的なコリレーティング変換により生成された変換係数から、該コリレーティング変換及び該デコリレーティング変換を実行するために用いる算術計算の精度が不十分であることに起因する誤差がないとき、量子化した信号成分を正確に復元することを可能にすることを特徴とする、ステップと、
前記量子化した信号成分のセットを表す情報を伝達する1以上の出力信号を生成するステップと、
を具備することを特徴とする方法。 - 前記デコリレーティング変換は、量子化関数を相互に適用する複数の変換により実行され、該量子化関数は、前記量子化した信号成分の量子化分解能に応じた量子化分解能を持つことを特徴とする、請求項10に記載の方法。
- 前記デコリレーティング変換は、量子化関数を相互に適用する複数の変換と、それに続く可逆性のあるマッピング関数とにより実行され、該可逆性のあるマッピング関数は、{x}におけるすべてのx及びすべての実数yに対してQ(x+y)=x+Q(y)及びQ(−y)=−Q(y)となるような量子化関数Qにより量子化した値{x}のセットから、前記量子化した信号成分をマッピングすることを特徴とする請求項11に記載の方法。
- 前記可逆性のあるマッピング関数は、それぞれのセット内で同じ量子化分解能を有する1以上の均一に量子化した値のセットから、前記量子化した信号成分をマッピングすることを特徴とする請求項12に記載の方法。
- 前記複数の変換の各々はアダマール変換により実行されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
- 前記デコリレーティング変換は、量子化関数を相互に適用する複数の変換と、それに続く可逆性のあるマッピング関数とにより実行され、該可逆性のあるマッピング関数は、{x}におけるすべてのx及びすべての実数yに対してQ(x+y)=x+Q(y)及びQ(−y)=−Q(y)となるような量子化関数Qにより量子化した値{x}のセットから、前記量子化した信号成分をマッピングすることを特徴とする請求項10に記載の方法。
- 前記可逆性のあるマッピング関数は、それぞれのセット内で同じ量子化分解能を有する1以上の均一に量子化した値のセットから、前記量子化した信号成分をマッピングすることを特徴とする請求項15に記載の方法。
- 前記複数の変換の各々はアダマール変換により実行されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
- コーディングシステムにおける信号処理方法であって、
量子化した値のグループを受け取るステップであって、それぞれの量子化した値のグループは、前記信号の1以上のセグメントの不正確なレプリカを復元するのに十分な情報を含み、前記量子化した値のグループから、そのグループの数が増えるにつれて正確さが増大する、前記信号の1以上のセグメントのレプリカが復元されることを特徴とする、ステップと、
前記量子化した値のグループから変換係数のセットを導き出すステップと、
前記変換係数のセットから導き出した値に逆アダマール変換を適用して、対応する量子化した信号成分のセットを生成し、前記量子化した信号成分を前記量子化した信号成分のセット内に再構成するステップであって、変換係数のセットの各々は、対応する量子化した信号成分のセットより相互相関関係が高く、量子化した信号成分のセットの各々は信号のそれぞれの成分を表し、前記量子化した信号成分は信号構成要素を量子化した表現であることを特徴とする、ステップと、
前記量子化した値のグループを表す情報伝達する1以上の出力信号を生成するステップと、
を具備することを特徴とする方法。 - コーディングシステムにおける信号処理装置であって、
量子化した信号成分のセットを受け取る手段であって、量子化した信号成分の各セットは信号のそれぞれのセグメントを表し、前記量子化した信号成分は異なった量子化分解能を有する信号構成要素を量子化した表現であることを特徴とする、手段と、
対応する変換係数のセットを生成するために、前記量子化した信号成分のセットにコリレーティング変換を適用する手段であって、量子化した信号成分の各セットは対応する変換係数のセットより相互相関関係は少なく、前記コリレーティング変換は相補的なデコリレーティング変換により、該コリレーティング変換及び該デコリレーティング変換を実行するために用いる算術計算の精度が不十分であることに起因する誤差がないとき、前記変換係数から量子化した信号成分を正確に復元することを可能にすることを特徴とする、手段と、
前記変換係数のセットから量子化した値のグループを導き出す手段であって、それぞれの量子化した値のグループは、前記信号の1以上のセグメントの不正確なレプリカを復元するのに十分な情報を含み、前記量子化した値のグループから、そのグループの数が増えるにつれて正確さが増大する、前記信号の1以上のセグメントのレプリカが復元されることを特徴とする、手段と、
前記量子化した値のグループを表す情報を伝達する1以上の出力信号を生成する手段と、
を具備することを特徴とする信号処理装置。 - 前記コリレーティング変換は、量子化関数を相互に適用する複数の変換により実行され、該量子化関数は、前記量子化した信号成分の量子化分解能に応じた量子化分解能を持つことを特徴とする、請求項19に記載の信号処理装置。
- 前記コリレーティング変換は、可逆性のあるマッピング関数と、それに続く量子化関数を相互に適用する複数の変換とにより実行され、前記可逆性のあるマッピング関数は、前記量子化した信号成分を、{x}におけるすべてのx及びすべての実数yに対してQ(x+y)=x+Q(y)及びQ(−y)=−Q(y)となるような量子化関数Qにより量子化した値{x}のセットにマッピングすることを特徴とする請求項20に記載の信号処理装置。
- 前記可逆性のあるマッピング関数は、前記量子化した信号成分を、それぞれのセット内で同じ量子化分解能を有する1以上の均一に量子化した値のセットにマッピングすることを特徴とする請求項21に記載の信号処理装置。
- 前記複数の変換の各々はアダマール変換により実行されることを特徴とする請求項21に記載の信号処理装置。
- 前記コリレーティング変換は、可逆性のあるマッピング関数と、それに続く量子化関数を相互に適用する複数の変換とにより実行され、前記可逆性のあるマッピング関数は、前記量子化した信号成分を、{x}におけるすべてのx及びすべての実数yに対してQ(x+y)=x+Q(y)及びQ(−y)=−Q(y)となるような量子化関数Qにより量子化した値{x}のセットにマッピングすることを特徴とする請求項19に記載の信号処理装置。
- 前記可逆性のあるマッピング関数は、前記量子化した信号成分を、それぞれのセット内で同じ量子化分解能を有する1以上の均一な量子化した値のセットにマッピングすることを特徴とする請求項24に記載の信号処理装置。
- 前記複数の変換の各々はアダマール変換により実行されることを特徴とする請求項24に記載の信号処理装置。
- コーディングシステムにおける信号処理装置であって、
量子化した信号成分のセットを受け取る手段であって、量子化した信号成分の各セットは信号のそれぞれのセグメントを表し、前記量子化した信号成分は信号構成要素を量子化した表現であることを特徴とする、手段と、
前記量子化した信号成分を前記量子化した信号成分のセット内に再構成し、該再構成した量子化した信号成分のセットにアダマール変換を適用して、対応する変換係数のセットを導き出すための値を生成する手段であって、量子化した信号成分のセットの各々は、対応する変換係数のセットより相互相関が少ないことを特徴とする、手段と、
前記変換係数のセットから量子化した値のグループを導き出す手段であって、それぞれの量子化した値のグループは、前記信号の1以上のセグメントの不正確なレプリカを復元するのに十分な情報を含み、前記量子化した値のグループから、そのグループの数が増えるにつれて正確さが増大する、前記信号の1以上のセグメントのレプリカが復元されることを特徴とする、手段と、
前記量子化した値のグループを表す情報伝達する1以上の出力信号を生成する手段と、
を具備することを特徴とする信号処理装置。 - コーディングシステムにおける信号処理装置であって、
量子化した信号成分のグループを受け取る手段であって、それぞれの量子化した値のグループは、前記信号の1以上のセグメントの不正確なレプリカを復元するのに十分な情報を含み、前記量子化した値のグループから、そのグループの数が増えるにつれて正確さが増大する、前記信号の1以上のセグメントのレプリカが復元されることを特徴とする、手段と、
前記量子化した値のグループから変換係数のセットを導き出す手段と、
対応する量子化した信号成分のセットを生成するために、前記変換係数のセットにデコリレーティング変換を適用する手段であって、変換係数のセットの各々は、対応する量子化した信号成分のセットより相互相関関係が高く、量子化した信号成分のセットの各々は信号のそれぞれの成分を表し、前記量子化した信号成分は異なった量子化分解能を有する信号構成要素を量子化した表現であり、前記デコリレーティング変換は、相補的なコリレーティング変換により生成された変換係数から、該コリレーティング変換及び該デコリレーティング変換を実行するために用いる算術計算の精度が不十分であることに起因する誤差がないとき、量子化した信号成分を正確に復元することを可能にすることを特徴とする、手段と、
前記量子化した信号成分のセットを表す情報を伝達する1以上の出力信号を生成する手段と、
を具備することを特徴とする信号処理装置。 - 前記デコリレーティング変換は、量子化関数を相互に適用する複数の変換により実行され、該量子化関数は、前記量子化した信号成分の量子化分解能に応じた量子化分解能を持つことを特徴とする、請求項28に記載の信号処理装置。
- 前記デコリレーティング変換は、量子化関数を相互に適用する複数の変換と、それに続く可逆性のあるマッピング関数とにより実行され、該可逆性のあるマッピング関数は、{x}におけるすべてのx及びすべての実数yに対してQ(x+y)=x+Q(y)及びQ(−y)=−Q(y)となるような量子化関数Qにより量子化した値{x}のセットから、前記量子化した信号成分をマッピングすることを特徴とする請求項29に記載の信号処理装置。
- 前記可逆性のあるマッピング関数は、それぞれのセット内で同じ量子化分解能を有する1以上の均一に量子化した値のセットから、前記量子化した信号成分をマッピングすることを特徴とする請求項30に記載の信号処理装置。
- 前記複数の変換の各々はアダマール変換により実行されることを特徴とする請求項30に記載の信号処理装置。
- 前記デコリレーティング変換は、量子化関数を相互に適用する複数の変換と、それに続く可逆性のあるマッピング関数とにより実行され、該可逆性のあるマッピング関数は、{x}におけるすべてのx及びすべての実数yに対してQ(x+y)=x+Q(y)及びQ(−y)=−Q(y)となるような量子化関数Qにより量子化した値{x}のセットから、前記量子化した信号成分をマッピングすることを特徴とする請求項28に記載の信号処理装置。
- 前記可逆性のあるマッピング関数は、それぞれのセット内で同じ量子化分解能を有する1以上の均一に量子化した値のセットから、前記量子化した信号成分をマッピングすることを特徴とする請求項33に記載の信号処理装置。
- 前記複数の変換の各々はアダマール変換により実行されることを特徴とする請求項33に記載の信号処理装置。
- コーディングシステムにおける信号処理装置であって、
量子化した値のグループを受け取る手段であって、それぞれの量子化した値のグループは、前記信号の1以上のセグメントの不正確なレプリカを復元するのに十分な情報を含み、前記量子化した値のグループから、そのグループの数が増えるにつれて正確さが増大する、前記信号の1以上のセグメントのレプリカが復元されることを特徴とする、手段と、
前記量子化した値のグループから変換係数のセットを導き出す手段と、
前記変換係数のセットから導き出した値に逆アダマール変換を適用して、対応する量子化した信号成分のセットを生成し、前記量子化した信号成分を前記量子化した信号成分のセット内に再構成する手段であって、変換係数のセットの各々は、対応する量子化した信号成分のセットより相互相関関係が高く、量子化した信号成分のセットの各々は信号のそれぞれの成分を表し、前記量子化した信号成分は信号構成要素を量子化した表現であることを特徴とする、手段と、
前記量子化した値のグループを表す情報伝達する1以上の出力信号を生成する手段と、
を具備することを特徴とする信号処理装置。 - コーディングシステムにおける信号処理方法を実施する装置により実行可能な命令のプログラムを伝達するプログラム伝達媒体であって、該信号処理方法は、
量子化した信号成分のセットを受け取るステップであって、量子化した信号成分の各セットは信号のそれぞれのセグメントを表し、前記量子化した信号成分は異なった量子化分解能を有する信号構成要素を量子化した表現であることを特徴とする、ステップと、
対応する変換係数のセットを生成するために、前記量子化した信号成分のセットにコリレーティング変換を適用するステップであって、量子化した信号成分の各セットは対応する変換係数のセットより相互相関関係は少なく、前記コリレーティング変換は相補的なデコリレーティング変換により、該コリレーティング変換及び該デコリレーティング変換を実行するために用いる算術計算の精度が不十分であることに起因する誤差がないとき、前記変換係数から量子化した信号成分を正確に復元することを可能にすることを特徴とする、ステップと、
前記変換係数のセットから量子化した値のグループを導き出すステップであって、それぞれの量子化した値のグループは、前記信号の1以上のセグメントの不正確なレプリカを復元するのに十分な情報を含み、前記量子化した値のグループから、そのグループの数が増えるにつれて正確さが増大する、前記信号の1以上のセグメントのレプリカが復元されることを特徴とする、ステップと、
前記量子化した値のグループを表す情報を伝達する1以上の出力信号を生成するステップと、
を具備することを特徴とするプログラム伝達媒体。 - 前記コリレーティング変換は、量子化関数を相互に適用する複数の変換により実行され、該量子化関数は、前記量子化した信号成分の量子化分解能に応じた量子化分解能を持つことを特徴とする、請求項37に記載のプログラム伝達媒体。
- 前記コリレーティング変換は、可逆性のあるマッピング関数と、それに続く量子化関数を相互に適用する複数の変換とにより実行され、前記可逆性のあるマッピング関数は、前記量子化した信号成分を、{x}におけるすべてのx及びすべての実数yに対してQ(x+y)=x+Q(y)及びQ(−y)=−Q(y)となるような量子化関数Qにより量子化した値{x}のセットにマッピングすることを特徴とする請求項38に記載のプログラム伝達媒体。
- 前記可逆性のあるマッピング関数は、前記量子化した信号成分を、それぞれのセット内で同じ量子化分解能を有する1以上の均一に量子化した値のセットにマッピングすることを特徴とする請求項39に記載のプログラム伝達媒体。
- 前記複数の変換の各々はアダマール変換により実行されることを特徴とする請求項39に記載のプログラム伝達媒体。
- 前記コリレーティング変換は、可逆性のあるマッピング関数と、それに続く量子化関数を相互に適用する複数の変換とにより実行され、前記可逆性のあるマッピング関数は、前記量子化した信号成分を、{x}におけるすべてのx及びすべての実数yに対してQ(x+y)=x+Q(y)及びQ(−y)=−Q(y)となるような量子化関数Qにより量子化した値{x}のセットにマッピングすることを特徴とする請求項37に記載のプログラム伝達媒体。
- 前記可逆性のあるマッピング関数は、前記量子化した信号成分を、それぞれのセット内で同じ量子化分解能を有する1以上の均一な量子化した値のセットにマッピングすることを特徴とする請求項42に記載のプログラム伝達媒体。
- 前記複数の変換の各々はアダマール変換により実行されることを特徴とする請求項42に記載のプログラム伝達媒体。
- コーディングシステムにおける信号処理方法を実施する装置により実行可能な命令のプログラムを伝達するプログラム伝達媒体であって、該信号処理方法は、
量子化した信号成分のセットを受け取るステップであって、量子化した信号成分の各セットは信号のそれぞれのセグメントを表し、前記量子化した信号成分は信号構成要素を量子化した表現であることを特徴とする、ステップと、
前記量子化した信号成分を前記量子化した信号成分のセット内に再構成し、該再構成した量子化した信号成分のセットにアダマール変換を適用して、対応する変換係数のセットを導き出すための値を生成するステップであって、量子化した信号成分のセットの各々は、対応する変換係数のセットより相互相関が少ないことを特徴とする、ステップと、
前記変換係数のセットから量子化した値のグループを導き出すステップであって、それぞれの量子化した値のグループは、前記信号の1以上のセグメントの不正確なレプリカを復元するのに十分な情報を含み、前記量子化した値のグループから、そのグループの数が増えるにつれて正確さが増大する、前記信号の1以上のセグメントのレプリカが復元されることを特徴とする、ステップと、
前記量子化した値のグループを表す情報伝達する1以上の出力信号を生成するステップと、
を具備することを特徴とするプログラム伝達媒体。 - コーディングシステムにおける信号処理方法を実施する装置により実行可能な命令のプログラムを伝達するプログラム伝達媒体であって、該信号処理方法は、
量子化した信号成分のグループを受け取るステップであって、それぞれの量子化した値のグループは、前記信号の1以上のセグメントの不正確なレプリカを復元するのに十分な情報を含み、前記量子化した値のグループから、そのグループの数が増えるにつれて正確さが増大する、前記信号の1以上のセグメントのレプリカが復元されることを特徴とする、ステップと、
前記量子化した値のグループから変換係数のセットを導き出すステップと、
対応する量子化した信号成分のセットを生成するために、前記変換係数のセットにデコリレーティング変換を適用するステップであって、変換係数のセットの各々は、対応する量子化した信号成分のセットより相互相関関係が高く、量子化した信号成分のセットの各々は信号のそれぞれの成分を表し、前記量子化した信号成分は異なった量子化分解能を有する信号構成要素を量子化した表現であり、前記デコリレーティング変換は、相補的なコリレーティング変換により生成された変換係数から、該コリレーティング変換及び該デコリレーティング変換を実行するために用いる算術計算の精度が不十分であることに起因する誤差がないとき、量子化した信号成分を正確に復元することを可能にすることを特徴とする、ステップと、
前記量子化した信号成分のセットを表す情報を伝達する1以上の出力信号を生成するステップと、
を具備することを特徴とするプログラム伝達媒体。 - 前記デコリレーティング変換は、量子化関数を相互に適用する複数の変換により実行され、該量子化関数は、前記量子化した信号成分の量子化分解能に応じた量子化分解能を持つことを特徴とする、請求項46に記載のプログラム伝達媒体。
- 前記デコリレーティング変換は、量子化関数を相互に適用する複数の変換と、それに続く可逆性のあるマッピング関数とにより実行され、該可逆性のあるマッピング関数は、{x}におけるすべてのx及びすべての実数yに対してQ(x+y)=x+Q(y)及びQ(−y)=−Q(y)となるような量子化関数Qにより量子化した値{x}のセットから、前記量子化した信号成分をマッピングすることを特徴とする請求項47に記載のプログラム伝達媒体。
- 前記可逆性のあるマッピング関数は、それぞれのセット内で同じ量子化分解能を有する1以上の均一に量子化した値のセットから、前記量子化した信号成分をマッピングすることを特徴とする請求項48に記載のプログラム伝達媒体。
- 前記複数の変換の各々はアダマール変換により実行されることを特徴とする請求項48に記載のプログラム伝達媒体。
- 前記デコリレーティング変換は、量子化関数を相互に適用する複数の変換と、それに続く可逆性のあるマッピング関数とにより実行され、該可逆性のあるマッピング関数は、{x}におけるすべてのx及びすべての実数yに対してQ(x+y)=x+Q(y)及びQ(−y)=−Q(y)となるような量子化関数Qにより量子化した値{x}のセットから、前記量子化した信号成分をマッピングすることを特徴とする請求項46に記載のプログラム伝達媒体。
- 前記可逆性のあるマッピング関数は、それぞれのセット内で同じ量子化分解能を有する1以上の均一に量子化した値のセットから、前記量子化した信号成分をマッピングすることを特徴とする請求項51に記載のプログラム伝達媒体。
- 前記複数の変換の各々はアダマール変換により実行されることを特徴とする請求項51に記載のプログラム伝達媒体。
- コーディングシステムにおける信号処理方法を実施する装置により実行可能な命令のプログラムを伝達するプログラム伝達媒体であって、該信号処理方法は、
量子化した値のグループを受け取るステップであって、それぞれの量子化した値のグループは、前記信号の1以上のセグメントの不正確なレプリカを復元するのに十分な情報を含み、前記量子化した値のグループから、そのグループの数が増えるにつれて正確さが増大する、前記信号の1以上のセグメントのレプリカが復元されることを特徴とする、ステップと、
前記量子化した値のグループから変換係数のセットを導き出すステップと、
前記変換係数のセットから導き出した値に逆アダマール変換を適用して、対応する量子化した信号成分のセットを生成し、前記量子化した信号成分を前記量子化した信号成分のセット内に再構成するステップであって、変換係数のセットの各々は、対応する量子化した信号成分のセットより相互相関関係が高く、量子化した信号成分のセットの各々は信号のそれぞれの成分を表し、前記量子化した信号成分は信号構成要素を量子化した表現であることを特徴とする、ステップと、
前記量子化した値のグループを表す情報伝達する1以上の出力信号を生成するステップと、
を具備することを特徴とするプログラム伝達媒体。
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