JP2009519447A - マイクロメカニカル素子及びマイクロメカニカル素子の製造方法 - Google Patents

マイクロメカニカル素子及びマイクロメカニカル素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、マイクロメカニカル素子であって、基板(1)が設けられており、該基板(1)の上に第1の中間層(2)が配置されており、該第1の中間層(2)の上に第1の層(3)が配置されていて、該第1の層(3)が第1の中間層(2)にまで構造形成されており、第1の層(3)の上に第2の中間層(6)が配置されており、該第2の中間層(6)の上に第2の層(9)が配置されており、該第2の層(9)内に、少なくとも1つの可動のマイクロメカニカル構造体(14)が構造形成されており、第2の中間層(6)が、可動のマイクロメカニカル構造体(14)の下における犠牲領域において、除去されており、第1の中間層(2)が部分的に、第1の層(3)の下における領域において除去されている形式のものに関する。このような形式のマイクロメカニカル素子において、本発明の構成では、可動のマイクロメカニカル構造体(14)が下側に、少なくとも1つのストッパ面を有しており、該ストッパ面が、可動のマイクロメカニカル構造体(14)の変位によって、第1の中間層(2)によって支持されている第1の層(3)の領域に接触可能である。本発明はまた、このようなマイクロメカニカル素子のための製造方法にも関する。

Description

本発明は、独立請求項の上位概念部に記載された形式のマイクロメカニカル素子並びに、マイクロメカニカル素子の製造方法に関する。
マイクロメカニカルセンサの製造方法及び該製造方法によって製造されたマイクロメカニカルセンサは、独国の公開公報DE19537814A1に基づいて公知である。この公開公報に記載された表面マイクロメカニカルセンサは、基板の上に、第1の絶縁層と導電層と第2の絶縁層とマイクロメカニカル機能層とを有している。このマイクロメカニカル機能層は可動のマイクロメカニカル構造体を有しており、このマイクロメカニカル構造体は絶縁層のエッチングによって露出させられている。センサの製造時に、導電層の部分的な下方エッチングの行われることがある。例えば強い衝撃のような外的な影響によって、可動のマイクロメカニカル構造体がこのような下方エッチングされた導電層領域に衝突すると、導電層の損傷することがある。
本発明の課題は、下方エッチングされたシリコン導体路に対する可動のマイクロメカニカル構造体の衝突時における粒子形成(Partikelbildung)のおそれを排除することである。そしてこれにより、大きな加速に対するセンサエレメントのロバストネスつまり頑丈さを高めることが望まれている。
発明の利点
本発明は、マイクロメカニカル素子であって、基板が設けられており、該基板の上に第1の中間層が配置されており、該第1の中間層の上に第1の層が配置されていて、該第1の層が第1の中間層にまで構造形成されており、第1の層の上に第2の中間層が配置されており、該第2の中間層の上に第2の層が配置されており、該第2の層内に、少なくとも1つの可動のマイクロメカニカル構造体が構造形成されており、第2の中間層が、可動のマイクロメカニカル構造体の下における犠牲領域において、除去されており、第1の中間層が部分的に、第1の層の下における領域において除去されている形式のものに関する。
このような形式のマイクロメカニカル素子において、本発明の構成では、可動のマイクロメカニカル構造体が下側に、少なくとも1つのストッパ面を有しており、該ストッパ面が、可動のマイクロメカニカル構造体の変位によって、第1の中間層によって支持されている第1の層の領域に接触可能である。
本発明によるマイクロメカニカル素子の有利な構成では、ストッパ面がストッパによって形成されている。このような構成されていると、ストッパ面を明確に画成することができ、有利である。本発明のように構成されたマイクロメカニカル素子では、運動方向に対して垂直な方向における変位を制限することを目的として、可動のマイクロ構造体の下側にストッパを形成することができる。そしてこれらのストッパは、過負荷制限装置又はスペーサとして作用することができる。
本発明によるマイクロメカニカル素子の別の有利な構成では、第1の層が、特にシリコン、有利には多結晶シリコンから形成された導電層である。このように構成されていると、可動のマイクロメカニカル構造体の衝突時における下方エッチングされたシリコン導体路の損傷を有利に阻止することができる。そしてこれにより、素子の衝突又は落下による機械的な負荷に基づく大きな加速に対するマイクロメカニカル素子の頑丈さが、さらに高められる。
本発明はまた、マイクロメカニカル素子を製造する方法であって、下記の方法ステップ、すなわち、基板1の準備、第1の中間層の被着、第1の層の被着及び構造形成、第2の中間層の被着、第2の層の被着及び構造形成、犠牲領域における第1の中間層及び第2の中間層の一部のエッチングによる、可動の構造体を形成するための第2の層の少なくとも一部の露出、という方法ステップを備えている形式の方法に関する。
このような形式の方法において、本発明では、第2の中間層の被着後で第2の層の被着前に、別のステップにおいて、第2の中間層の表面プロフィールを、マスクの設置及び次いで行われる第2の中間層のエッチングによって変化させるようにした。
このようにすると、第2の中間層の上側における表面プロフィールを、ひいてはこの表面プロフィールに対して相補形状を有する、第2の層の下側における表面プロフィールを形成することができ、この第2の層の下側における表面プロフィールは、構造形成された第1の層の表面プロフィールによって規定されなくなり、有利である。
本発明による過程経過は、加速度センサ及びヨーレートセンサのためにも、並びにシリコン製の表面マイクロメカニックにおける可動のマイクロメカニカル構造体を備えた任意の素子のためにも使用することができる。
本発明による方法の別の有利な構成では、第2の中間層の表面プロフィールがほぼ平らにされる。このようにすると、次いで生ぜしめられる第2の層の下側を平らにすることができ、このような平らな下側は、後で構造形成される可動の構造体の領域においてストッパ面として特に良好に適している。
本発明の別の有利な方法では、第2の中間層の表面プロフィール内に、第2の層におけるストッパのための少なくとも1つの反転形状(Negativform)を構造形成するようにした。このようにすると、次いで生ぜしめられる第2の層はこの反転形状内に、明確に範囲を限定されたストッパ面を有するストッパを形成し、有利である。
本発明のさらに別の有利な方法では、初めに第2の中間層の第1の層を設け、第2の中間層の第1の層の表面プロフィールのエッチング後に、第2の中間層の第2の層を析出するようにした。このようにすると、初めに、薄い第2の中間層、つまり第1の層の表面プロフィールをモデリングすることができ、有利である。そのためには、例えばその下に位置する第1の層をエッチングストップ層として有利に使用することができる。次いで第2の中間層の第2の層を、形成された表面プロフィールが維持されるように、第1の層とほぼ同じに析出することができ、有利である。
図面
次に図面を参照しながら本発明の実施例を説明する。
図1〜図4は、従来技術による表面マイクロメカニカル素子を製造する方法を示す図であり、
図5及び図6は、本発明による素子及びその製法の第1実施例を示す図であり、
図7及び図8は、本発明による素子及びその製法の第2実施例を示す図であり、
図9は、本発明による製造方法を示す概略図である。
実施例の記載
次に図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図4には、従来技術による表面マイクロメカニカル素子の製造方法が示されている。この製造方法及び、これにより製造されたマイクロメカニカルセンサは、DE19537814A1に基づいて公知である。
図1には、犠牲層の除去前における以下に記載の層構造が示されている。この層系ではまず初めにシリコン基板1において第1の絶縁層2が酸化物から析出される。この第1の絶縁層2において、ドーピングされた薄いシリコン層3が析出され、このシリコン層3は導電層である。このシリコン層3は、フォトリソグラフィー法によってパターニングされる。ドーピングされたシリコン層3は、互いに対して絶縁された個別の領域4,5に分割されており、これらの領域4,5は導体路又は面電極として働くことができる。既に設けられた層の上に、酸化物6から成る絶縁層6が析出される。1つのフォトリソグラフィー過程において、第2の絶縁層6の構造形成(Strukturierung)が行われる。これによってコンタクトフィードスルーもしくはコンタクト貫通路、いわゆるコンタクトバイア(Kontaktvias)が、第2の絶縁層6が形成され、この絶縁層6を通してその下に位置するドーピングされたシリコン層3の接触接続が可能になる。さらに、厚いシリコン層9の析出、平坦化、ドーピングが行われる。この厚いシリコン層9には次いで、構造形成された金属層10が設けられる。次のフォトリソグラフィー過程において、厚いシリコン層9の構造形成が行われる。そのために厚いシリコン層9の表面にはフォトマスクが設けられ、このフォトマスクは、後続のエッチングにおいて構造形成された金属層10を保護するためにも働く。フォトレジストマスク(Fotolackmask)の開口を通して次いで、ドイツ連邦共和国特許出願公開DE4241045A1に記載されているように、厚いシリコン層9のプラズマエッチングが行われ、この際に、高いアスペクト比を備えた溝11が形成される。これらの溝11は、厚いシリコン層9の表面から第2の絶縁層6にまで延びている。シリコン層9は個々の領域12,13に分割され、これらの領域12,13は、ドーピングされたシリコン層3によって形成されている埋設された導電層を介して互いに接続されていない限り、互いに絶縁されている。
次いで図2に示されているように、溝11を貫いて、酸化物から成る両絶縁層2,6が、マイクロメカニカル素子の可動の構造体14、特に自由に可動の構造体の領域において、除去される。犠牲層エッチング中における第1の絶縁層2の除去によって、構造形成された導体路4,5もまた部分的に下方エッチングされ、これによって下方エッチングされた区分15が生じる。
センサの層状の構造において、構造形成された導体路4,5の表面プロフィールは、第2の絶縁層6及びシリコン層9によって相似投影され、つまり同じ形に模写される(図3参照)。これによって、構造形成された領域4,5を備えたドーピングされたシリコン層3の表面プロフィールの形状はまた、シリコン層9の下側22にも写されるもしくは伝えられる。その結果下側22は階段状の構造形成を有する。
上に述べた従来技術の方法では、特に次のような問題の生じることがある。すなわち上記の従来技術では、自由に可動の構造体14と導体路4,5との機械的な接触時に、これらの導体路4,5の下方エッチングされた区分15が破損し、ひいては導電性のシリコン粒子の生じることがある。このような現象は、例えば高い位置からのセンサエレメントの落下に基づくような、加速時に発生する。シリコン粒子は電気的な分路を形成し、これによって、マイクロメカニカル素子の電気的及び機械的な機能を損なうことがある。自由に可動の構造体14の機械的な負荷時に、シリコン層9の下側22における段部は、導体路4,5に対して該導体路4,5の損傷の頻度を高める。これらの段部は、機械的な安定性を僅かしか有していない下方エッチングされた区分15の縁部における小さな領域への可動の構造体14の衝突時に力を集中する。
シリコン層9を設ける前に第2の絶縁層6の化学機械式の研磨(CMP)によってシリコン層9の下側22における段部を除去することは、十分ではないことがある。導体路4,5によって生ぜしめられた段部は、ポリッシングクロスとも呼ばれる研磨布の弾性特性に基づいて、完全に除去されるのではなく、ある程度平滑化されるだけである。そして図4に示されているような、プロフィール深さを減じられた表面プロフィールが生ぜしめられる。
図5及び図6には、本発明による素子及びその製造の第1実施例が示されている。シリコン導体路4,5の構造形成後に、薄い酸化層18、特に酸化ケイ素から成る酸化層18が析出される。この薄い酸化層18の厚さは、シリコン導体路4,5の層厚と同じか又はそれよりも大きくなくてはならない。
図5に示されているように、マスク17を用いたフォトリソグラフィー過程と次いで行われる適宜なエッチング法によって、薄い酸化層18の構造形成が行われる。この場合シリコン導体路4,5の上における酸化物は除去される。シリコン導体路4,5の上における酸化物は、細い縁部を除いて完全に除去されると有利である。この縁部は、導体路4,5の縁部領域を越えたマスク17の延びによって規定されており、導体路4,5の下方エッチングを確実に回避するために働く。薄い酸化層18を構造形成するエッチングステップは、液相又は気相からの等方性のエッチング法によっても異方性のエッチング法によっても行うことができる。シリコン導体路4,5は薄い酸化層18のエッチング時にエッチストップ(Aetzstopp)として作用し、その結果エッチング過程の時間に関して臨界的な制御が不要になる。このようにして構造形成された薄い酸化層18の上に次いで第2の絶縁層6が析出され、そしてコンタクトバイア7が形成される。さらなる過程経過において厚いシリコン層9が析出される。
厚いシリコン層9の被着後における層構造は、図6に示されている。中間層として薄い酸化層18を使用することによって、シリコン層9の下側22における段部、特に可動の構造体14の領域における段部は回避される。その結果、シリコン層9の下側22において突出する隆起部が形成されることはもはやなくなる。そしてこれにより、基板平面に対して垂直な加速によって場合によっては生じる可動の構造体14の当接時に、シリコン層9の全下側領域は、機械的に有効なストッパとして作用し、導体路4,5の下方エッチングされていない領域は、第2の安定的なストッパとして、つまり第1のストッパの対応部材として働く。導体路4,5の下方エッチングされていない領域は、従来技術における下方エッチングされた区分15に比べて明らかに高い機械的な安定性を有している。従ってシリコン導体路4,5への可動の構造体14の当接時に、マイクロメカニカル素子の本発明による構成では、導体路4,5の部分において損傷が生じることはなくなる。
図7及び図8には、本発明によるマイクロメカニカル素子及びその製造の第2実施例が示されている。
この第2実施例においても、上に述べた本発明による第1の方法におけるように、既に構造形成されたシリコン導体路4,5の上に薄い酸化層18が析出され、マスク17を用いたフォトリソグラフィー過程を介して構造形成される。このことは図7に示されている。薄い酸化層18の層厚は、シリコン層3の厚さよりも大きく、有利にはシリコン層3の厚さの少なくとも2倍の高さを有している。薄い酸化層18はこの場合導体路4,5の上において部分的にだけ開放される。これは、汎用のエッチング過程を用いて行われる。次いで第2の絶縁層6が析出され、コンタクトバイア7が構造形成される。さらに続く過程経過において厚いシリコン層9が析出される。
シリコン層9の被着、特に成長後における層構造は、図8に示されている。この方法の利点としては、厚いシリコン層の下側に突子状のストッパを生ぜしめることができる、ということが挙げられる。これらのストッパは、基板表面に対して垂直な方向、つまりz方向における過負荷制限のために使用されることができるか、又はスペーサとして作用することができ、これによって例えば、犠牲層、つまり絶縁層6,2の湿式化学的なエッチング時における毛管力(Kapillarkraefte)に基づく、可動の構造体14の接着を阻止することができる。
一般的に本発明は、少なくとも1つの可動の構造体14を備えたすべての表面マイクロメカニカル素子のために使用することができ、このような表面マイクロメカニカル素子は特に、該素子が基板1とその上における第1の中間層2と、構造形成された第1の層3と、その上における第2の層9とを有していて、この第2の層9から可動の構造体14が構造形成されている場合に、犠牲層エッチングによって製造される。本発明によれば素子はこの場合、下側に少なくとも1つのストッパ面を備えた可動のマイクロメカニカルな構造体14を有している。ストッパ面は、可動のマイクロメカニカルな構造体14の変位によって第1の層3の領域に接触可能であり、この第1の層3の領域は、第1の中間層2によって支持されている。符号は、既に述べた実施例において用いられたものと同じものが、この一般化された実施例においても使用される。
図9には、本発明による製造方法が略示されている。マイクロメカニカル素子を製造する方法は下記の製造ステップで行われる:
(A)基板1の準備、
(B)第1の中間層2の被着、
(C)第1の層3の被着及び構造形成、
(D)第2の中間層18,6の被着、
(E)第2の層9の被着及び構造形成、
(F)犠牲領域における第1の中間層2及び第2の中間層18,6の一部のエッチングによる、可動の構造体14を形成するための第2の層9の少なくとも一部の露出、
この場合ステップ(D)の後でステップ(E)の前に、ステップ(G)において、第2の中間層18,6の表面プロフィールを、マスクの設置及び次いで行われる第2の中間層6のエッチングによって変化させる。
この場合第1の構成では、第2の中間層6の表面プロフィールはほぼ平らにされる。
第2の構成では、第2の絶縁層6の表面プロフィール内には、第2の層9におけるストッパのための少なくとも1つの反転形状が構造形成される。
別の構成では、ステップ(D)において初めに第2の中間層18の第1の層が設けられ、ステップ(G)において、第2の中間層18の第1の層の表面プロフィールのエッチング後に、第2の中間層18の第2の層が析出される。
従来技術による表面マイクロメカニカル素子の製造方法の第1段階を示す図である。 従来技術による表面マイクロメカニカル素子の製造方法の第2段階を示す図である。 従来技術による表面マイクロメカニカル素子製造方法における問題点を示す図である。 従来技術による表面マイクロメカニカル素子製造方法における問題点を示す図である。 本発明による素子及びその製法の第1実施例を示す図である。 本発明による素子及びその製法の第1実施例を示す図である。 本発明による素子及びその製法の第2実施例を示す図である。 本発明による素子及びその製法の第2実施例を示す図である。 本発明による製造方法を示す概略図である。

Claims (7)

  1. マイクロメカニカル素子を製造する方法であって、下記の方法ステップ、すなわち、
    (A)基板1の準備、
    (B)第1の中間層(2)の被着、
    (C)第1の層(3)の被着及び構造形成、
    (D)第2の中間層(18,6)の被着、
    (E)第2の層(9)の被着及び構造形成、
    (F)犠牲領域における第1の中間層(2)及び第2の中間層(6)の一部のエッチングによる、可動の構造体(14)を形成するための第2の層(9)の少なくとも一部の露出、
    という方法ステップを備えている形式の方法において、
    ステップ(D)の後でステップ(E)の前に、ステップ(G)において、第2の中間層(18,6)の表面プロフィールを、マスク(17)の設置及び次いで行われる第2の中間層(6)のエッチングによって変化させることを特徴とする、マイクロメカニカル素子を製造する方法。
  2. 第2の中間層(18,6)の表面プロフィールをほぼ平らにする、請求項1記載のマイクロメカニカル素子を製造する方法。
  3. 第2の中間層(18,6)の表面プロフィール内に、第2の層(9)におけるストッパのための少なくとも1つの反転形状を構造形成する、請求項1記載のマイクロメカニカル素子を製造する方法。
  4. ステップ(D)において初めに第2の中間層(18)の第1の層を設け、第2の中間層の第1の層(18)の表面プロフィールのエッチング後に、第2の中間層の第2の層(6)を析出する、請求項1記載のマイクロメカニカル素子を製造する方法。
  5. マイクロメカニカル素子であって、
    基板(1)が設けられており、
    該基板(1)の上に第1の中間層(2)が配置されており、
    該第1の中間層(2)の上に第1の層(3)が配置されていて、該第1の層(3)が第1の中間層(2)にまで構造形成されており、
    第1の層(3)の上に第2の中間層(18,6)が配置されており、
    該第2の中間層(18,6)の上に第2の層(9)が配置されており、
    該第2の層(9)内に、少なくとも1つの可動のマイクロメカニカル構造体(14)が構造形成されており、
    第2の中間層(18,6)が、可動のマイクロメカニカル構造体(14)の下における犠牲領域において、除去されており、
    第1の中間層(2)が部分的に、第1の層(3)の下における領域において除去されている形式のものにおいて、
    可動のマイクロメカニカル構造体(14)が下側に、少なくとも1つのストッパ面を有しており、
    該ストッパ面が、可動のマイクロメカニカル構造体(14)の変位によって、第1の中間層(2)によって支持されている第1の層(3)の領域に接触可能であることを特徴とするマイクロメカニカル素子。
  6. ストッパ面がストッパによって形成されている、請求項5記載のマイクロメカニカル素子。
  7. 第1の層(3)が、特にシリコン、有利には多結晶シリコンから形成された導電層である、請求項5又は6記載のマイクロメカニカル素子。
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