JP2009519186A - 枢動可能なディスペンサを有するカートン - Google Patents

Abstract

カートン（１４０）は、該カートンの天板（１７０）に形成される、吐出ディスペンサ（１６０）を含む。該吐出ディスペンサは、末端トップフラップに付着する側方トップフラップの吐出部から形成される。該吐出部を前記天板（１７０）から離して枢動することによって、該末端トップフラップの一部を、製品を分配することができる開口部（１１０）から引き出す。

Description

分配カートンは既知である。そのようなカートンは、通常、カートンの上面を開口するために分離可能なフラップから形成される天板を有する。そして、カートンの中身は、開口カートンの上面から分配される。しかしながら、そのようなカートンは、通常、一度開口されると、容易には閉口されず、カートンの中身の容易な分配を提供することができない。この問題に対する１つの解決策は、カートンの中身を分配するために開口され、貯蔵のために閉口されることのできる枢動可能なディスペンサを含むことである。従来の枢動可能なディスペンサは、しかしながら、分配構造で、開くことおよび／または配置することが困難である場合がある。また多くの従来のディスペンサは、カートンの分配部分を形成するために金属またはプラスチックの挿入吐出部品も必要とするため、費用および／または製造の複雑性が増大する。

本発明の第１の側面によると、カートンは、第１の側板、第１の端板、第２の側板、第２の端板、底板および天板を備える。天板は、第１の末端トップフラップ、第１の末端トップフラップを覆い、その中に形成される開口部を有する第１の側方トップフラップ、および第１の側方トップフラップを覆う、第２の側方トップフラップを備える。第１の末端トップフラップは、第１の側方トップフラップにおける開口部を通じて第２の側方トップフラップの底面に付着される。第２の側方トップフラップにおける複数の破壊線は、一部において天板における枢動可能なディスペンサを画定する。

枢動可能なディスペンサは、第２の側方トップフラップの複数の破壊線を破って、ディスペンサ開口を引き出すことにより、分配構造となることができる。アクセスフラップは、ユーザーが指を天板へ挿入することを可能にし、それによりディスペンサにアクセスすることができるように、ディスペンサにおいて画定することができる。ディスペンサへアクセスし開口することは、比較的単純な動作によって、実行することができる。

本発明の第２の側面によると、第１の末端トップフラップは、翼部分を有する吐出部を含むことができる。翼部分は、第１の側方トップフラップにおける開口部の内側縁部に係合し、分配構造におけるディスペンサを固定することができる。固定切断部は、翼部分が着脱可能にさらに分配構造におけるディスペンサを固定するために係合される天板において、形成されることができる。ディスペンサは、ディスペンサを天板へ押し戻すことにより、閉口されることができる。

本発明の第３の側面よると、吐出ディスペンサは、さらなる挿入や部品などが必要とならないように、カートンのトップフラップから形成される。

本発明のその他の側面、特性、および詳細は、図と共に用いられる、以下の詳細な説明、および添付の請求項からの参照により、より完全に理解することができる。

一般的な方法によると、以下に説明される図の種々の特徴は、必ずしも原寸に比例して描かれているわけではない。図における種々の特徴および要素の寸法は、本発明の実施形態をより明確に示すために、拡大および縮小される場合がある。

本発明は、概して、カートンの分配または吐出特性に関する。本発明は、例えば、食品および飲料品などの製品またはその他の製品を内容物とするカートンにおいて、使用することができる。製品は、例えば、米、豆、砂糖、およびその他の吐出可能な乾燥製品などの粒子状の製品も含むことができる。本明細書において、「底」、「側」、「端」および「上」という相対語は、完全に正立した直立のカートンに関して決定される方位を示す場合がある。

図１は、本発明の第１の実施形態による、枢動可能な吐出ディスペンサ１６０（図３Ａおよび３Ｂに図示）を有するカートン１９０を形成するために使用されるブランク８の平面図である。ブランク８は、第１の側板１０、第１の横断折線２１で第１の側板１０に連結される第１の端板２０、第２の横断折線３１で第１の端板２０に褶曲可能に連結される第２の側板３０、および第３の横断折線４１で第２の側板３０に褶曲可能に連結される第２の端板４０を備える。付着板５０は、第４の横断折線５１で第１の側板１０に褶曲可能に連結されてもよい。

第１の側板は、褶曲可能に、第１の側方トップフラップ１２および第１の側方ボトムフラップ１４に連結される。第１の端板２０は、褶曲可能に、第１の末端トップフラップ２２および第１の末端ボトムフラップ２４に連結される。第２の側板３０は、褶曲可能に、第２の側方トップフラップ３２および第２の側方ボトムフラップ３４に連結される。第２の端板４０は、褶曲可能に、第２の末端トップフラップ４２および第２の、末端ボトムフラップ４４に連結される。トップフラップ１２、２２、３２、４２は、ブランク８の第１のまたは上面周辺部に沿って延在し、褶曲可能に、第１の縦折線６２に沿って連結されることができる。ボトムフラップ１４、２４、３４、４４は、ブランク８の第２のまたは底面周辺部に沿って延在し、褶曲可能に、第２の縦折線６４に沿って連結されることができる。縦折線６２、６４は、直線の折線であることができ、また、例えば、ブランクの厚さを構成するために、少なくとも１つの場所において、オフセットであってもよい。カートン１９０が、正立される際、トップフラップ１２、２２、３２、４２は、カートン１９０の第２または上面開口を閉口し、ボトムフラップ１４、２４、３４、４４は、カートン１９０の第２または底面開口を閉口する。

吐出ディスペンサパターン１００は、ブランク８において形成される。本発明の一側面によると、吐出ディスペンサパターン１００は、第１の側方トップフラップ１２、第１の末端トップフラップ２２、および第２の側方トップフラップ３２において形成される破壊線を含む。吐出ディスペンサパターン１００は、正立したカートン１９０（図３Ａおよび３Ｂ）における枢動可能な吐出ディスペンサ１６０を画定する。

図１を参照すると、吐出ディスペンサパターン１００は、第１の側方トップフラップ１２における複数の破壊線から形成される開口部１１０を含む。開口部１００は、離間された側方切断線１１２、末端切断線１１４、および弓状末端切断線１１６によって画定される。切断線１１２は、開口部１１０の片側におけるショルダー１１８を画定する。例示的な実施形態の切断線１１２、１１４、１１６は、第１の側方トップフラップ１２における開口または開口部１１０を画定する。あるいは、線１１２、１１４、１１６は、突出板（図示せず）を画定する、フラップ１２における破断可能な破壊線（例：裂線）であり得る。突出板は、ブランク８の正立中、またはカートン１９０の使用中に、着脱することができる。

第１の上面末端フラップ２２において、一対の、くの字型切断折曲線１２８（例：折線）は、フラップ２２の遠位端から第１の縦折線６２まで延在する。縦に延在する切断折曲褶曲線１３０は、第１の上面末端フラップ２２の中間部を通じて延在し、切断折曲線１２８を横切る。線１２８、１３０は、中央部１２０、第１および第２の翼部分１２２、および第１の末端トップフラップ２２における基部１２４を画定する。中央部１２０は、褶曲可能に、折線１３０で基部１２４に連結する。第１の末端トップフラップ２２で、縦折線６２は、切断折曲部１３２を含むことができる。

第２の側方トップフラップ３２において、吐出部１３８は、複数の破壊線によって、画定される。吐出部１３８は、くの字型内側切断折曲線１４８（例：折線）により画定された中央吐出部分１４０ならびに第１および第２の翼部分１４２、離間した外側切断間隔線１４９（例：裂線）、および横方向に延在する末端折線１５２を含む。アクセスフラップ１４４は、側方切断間隔線１４９に連結する弓状切断間隔線１４５（例：裂線）および横折線１５０により画定される。斜固定切断部１５４は、外側へ、外側の切断間隔線１４９から延在する。

線１２８、１３０、１４８は、例えば、図１の１００％の切り込みを有する切断折曲線（ブランク全体に延在する切り込み）から形成されることができ、または部分切り込みもまた使用されることができる。例えば、部分切断線も、線１２８、１３０、１４８を形成するために使用されることができる。線１４５、１４９は、例えば、１００％の切り込みまたは部分切り込みを有する切断間隔線であってもよい、破断可能な破壊線である。切断折曲線は、例えば、線１４５、１４９を形成するために使用されてもよい。

カートン１９０を正立させる例示的な過程は、図１および２を参照して、説明される。図１を参照すると、粘着剤は、付着板５０の外側および／または第２の末端フラップ４０の内側に塗布することができる。ブランク８は横断折線２１および４１に沿って曲げられ、付着フラップ５０の外側を第２の端板４０の内側または底側に接触させる。それにより、板４０、５０を接着する。その後、得られた製品は、「開口」され、通常の閉口管状構造を有する。

カートンの上面を閉口するために、粘着剤は、くの字型切断折曲線１２８間の第１の末端トップフラップ２２の外側および／または、くの字型内側切断折曲線１４８の間の第２の側方トップフラップ３２の吐出部１３８の内側または底側へ塗布される。また粘着剤は、ショルダー１１８の領域を除く、第１の側方トップフラップ１２の外側の一部分または全体の底側へ塗布してもよい。第１の側方トップフラップ１２へ塗布される粘着剤に対し、代替的にあるいは付加的に、ショルダー１１８が、第２の側方トップフラップ３２に付着しないように、粘着剤は、線１４５、１４９、１５２により画定される部分の外側の第２の側方トップフラップ３２の底側の全体または一部分に塗布してもよい。粘着剤は、第２末端トップフラップ４２の上部表面の全体または一部分に塗布してもよい。

トップフラップ１２、２２、３２、４２は、図２に図示されるように、第１および第２の末端トップフラップ２２、４２を折り曲げることにより、閉口される。第１の側方トップフラップ１２は、その後、側方フラップ１２が末端フラップ２２、４２を覆うように、トップフラップ２２、４２の上へ折り重ねられる。第１の側方トップフラップ１２は、第２の末端トップフラップ４２のいかなる所望の位置へ付着してもよい。第１の側方トップフラップ１２の底側は、基部１２４の部分の第１の末端トップフラップ２２の上側へ付着してもよい。

第２の側方トップフラップ３２は、フラップ３２がフラップ１２を覆うように、第１の側方トップフラップ１２へ折り重ねられる。第２の側方トップフラップ３２の底側は、吐出部１３８の外側部分の第１の側方トップフラップ１２の外側または上側へ付着してもよい。中央部１２０の上側または外側は、開口部１１０を通して、第２の側方トップフラップ３２の中央吐出部分１４０の底側へ付着してもよい。

ボトムフラップ１４、２４、３４、４４は、それから、折り曲げられ一緒に付着され、カートンの底部を閉口する。その結果のカートン１９０は、図３Ａおよび３Ｂに図示される。分配可能な製品は、カートンの両端部を閉口する前にカートン１９０へ積載される。カートン１９０の中身が、袋またはその他の容器内に入れられている場合、その袋（図示せず）は、カートンの両端部を閉口する前に、部分的に閉口されたカートンへ挿入される。

図３Ａおよび３Ｂを参照すると、トップフラップ１２、２２、３２、４２は接着され、天板１７０を形成し、ボトムフラップ１４、２４、３４、４４は、接着され、底板１８０を形成する。トップフラップ１２、２２、３２におけるディスペンサパターン１００（図１に図示）は、天板１７０において枢動可能に（例：ヒンジによって、または褶曲可能に）に付着された吐出ディスペンサ１６０を画定する。図４は、枢動可能なディスペンサ１６０を詳細に示す天板１７０の部分の上平面図である。図４に図示されるように、ディスペンサ１６０は、天板１７０を備えるトップフラップ１２、２２、３２から完全に形成することができる。

図１〜４を参照すると、第１の末端トップフラップ２２における中央部１２０の形は、通常、吐出部１３８の中央吐出部分１４０の形に一致し、中央部１２０の上部表面は、第１の末端トップフラップ１２における開口部１１０を通して中央吐出部分１４０の底側に付着される。第１の末端トップフラップ２２の翼部１２２は、カートン１９０のいずれの他の部分にも未付着のままであってもよい。

図５〜７は、ディスペンサ１６０の開口の例示的な過程を示す。図５を参照すると、ユーザーは、指、道具、またはその他の物体をアクセスフラップ１４４で天板１７０へ挿入する。天板１７０は、アクセスフラップ１４４が、内側へ押入される際、弓状の破断可能な線１４５に沿って、分裂する。

図６を参照すると、第２の側方天板３２における中央吐出部分１４０および翼部分１４２が折線１５２に関して外側に枢動する際、天板１７０は、破断可能な線１４９に沿ってさらに分裂する。また第１の末端トップフラップ２２における中央部１２０は、中央吐出部分１４０へ付着し、折線１３０を超える第１の末端トップフラップ２２の部分も外側へ枢動する。この動きは、第１の側方天板１２における開口部１１０を通じて第１の末端トップフラップ２２の中央部１２０を引き出す。同時に、開口部１１０の側方へ接触することによって、第１の末端トップフラップ２２における翼部１２２を中央部１２０に対し、線１２８で内側へ褶曲する。

図７は、開口された枢動可能な吐出ディスペンサ１６０およびディスペンサ開口部１６５を構成する分配構造を示す。翼部１２２および開口部１１０の内側縁部の摩擦は、分配構造のディスペンサ１６０を維持する機能を果たす。所望に応じて、吐出ディスペンサ１６０は、さらに翼部１２２が固定切断部１５４に係合するように、枢動して開口されることができる。枢動可能なディスペンサ１６０は、単純にディスペンサ１６０を天板１７０の方へ押し戻すことにより再閉口されることができる。開口部１１０のそれぞれの側方でのショルダー１１８は、部分的に開口部１１０を閉塞するために突出し、ディスペンサ１６０が、開口部１１０内に余計に押入されることを防止するために翼部分１４２に隣接する。

実施形態によると、カートンには、構造が単純であり、容易に開口および再閉口されることのできるディスペンサを提供することができる。カートンは、開口およびカートンからの製品の分配のために比較的単純な一段階動作を提供する。吐出ディスペンサは、カートンのトップフラップから形成され、さらなる挿入または部品は必要ない。

上述の例示的な実施形態において、ブランクは、新聞紙（ＣＣＮ）で覆われた粘土から形成される。一般的に、ブランクは板紙から構成され、少なくとも約１４のキャリパーを有し、普通紙よりもより重量および剛性がある。またブランク、ひいてはカートンは、ボール紙のようなその他の材料、またはカートンが、上述のように、少なくとも一般的に機能を果たすことを可能にするために適した特性を有するその他のいずれの材料からも構成されることができる。

第１および第２のブランクの側方は、例えば、粘土被覆で覆うことができる。粘土被覆に、製品、広告、およびその他の情報または画像を印刷してもよい。その後ブランクは、ニスで覆われ、ブランクに印刷されたいかなる情報をも保護する。またブランクは、ブランクの片側または両側において、例えば、防湿層でも、覆うことができる。ブランクは、ラミネート加工、または、選択された板または板部分で、少なくとも１つのシート状材料で覆うこともできる。

例示的な実施形態によると、折線は、直線である必要はないが、それに沿った褶曲を促す、ブランクにおけるどのような略線状の弱化構造または破壊構造であってもよい。より具体的には、折線は、所望の弱化線に沿って部分的に延在する切り込み線、折り目、切り込み、および／または所望の弱化線に沿って材料に部分的におよび／または完全に延在する一連の切り込み、およびこれらの特徴の種々の組み合わせを含むが、これらは本発明の範囲を狭めることを目的としない。

本明細書に表される説明の目的において、「破壊線」という用語は、概して、材料において形成される切断線、折曲線、裂線、または折線（または少なくとも１つの切断線、裂線、折線などの組み合わせ）のいずれかを示すために使用することができる。破断可能な破壊線は、カートンの通常の使用中に切断されることを目的とする破壊線である。破断可能な破壊線の例は、裂線である。

裂線は、それに沿って分裂することを促す、どのような弱構造であってもよい。具体的には、裂線は、所望の弱線に沿って材料に部分的に延在する切り込み、および／または所望の弱線に沿って材料に部分的におよび／または完全に延在する一連の切り込み、またはこれらの特徴の種々の組み合わせを含むが、これらは本発明の範囲を狭めることを目的としない。

本明細書に使用される「線」という用語は、直線のみならず、湾曲線、曲線または角度変位された線のようなその他の種類の線も含む。

上述の実施形態は、接着剤により接着された１つ以上の板を有するものとされる。「接着剤」という用語は、板紙カートンを適所に固定するために一般的に使用されるあらゆる種類の接着剤を包含することを目的とする。

本明細書において、「板」または「フラップ」は、平面または平面的である必要はない。「板」または「フラップ」は、例えば、通常に相互接続された複数の平面または平面的な部分を備える。

本発明を好適な実施形態を参照して上記に説明してきたが、以下の請求項に記載されるように、本発明の精神と範囲から逸脱することなく、種々の追加、修正、変更を行うことが可能であるということが、当業者によって理解されるであろう。

本発明の第１の実施形態による、枢動可能な吐出ディスペンサを有するカートンを形成するために使用される、ブランクの第１の側面の平面図である。 部分的に正立したカートンの斜視図である。 正立したカートンの斜視図である。 正立したカートンの斜視図である。 吐出ディスペンサの部分的平面図である。 開口されている吐出ディスペンサを示す図である。 開口されている吐出ディスペンサを示す図である。 開口した吐出ディスペンサを有する、分配構造におけるカートンの端面図である。

Claims (27)

1. カートンであって、
   第１の側板と、
   第１の端板と、
   第２の側板と、
   第２の端板と、
   底板と、
   天板であって、
   第１の末端トップフラップと、
   前記第１の末端トップフラップを被覆する第１の側方トップフラップと、
   前記第１の側方トップフラップを被覆する第２の側方トップフラップと、
   を備える天板と、を備え、
   前記第２の側方トップフラップの複数の破壊線が、一部分において、前記天板の枢動可能なディスペンサを画定する、ことを特徴とするカートン。
2. 前記第１の末端トップフラップが、前記第１の側方トップフラップの開口部を介して、前記第２の側方トップフラップの底面に付着される、ことを特徴とする請求項１に記載のカートン。
3. 前記第１の末端トップフラップの複数の破壊線が、一部分において、前記枢動可能なディスペンサを画定する、ことを特徴とする請求項１または２に記載のカートン。
4. 前記第２の側方トップフラップの前記複数の破壊線が、中央吐出部分を有する吐出部を画定する、ことを特徴とする請求項１〜３に記載のカートン。
5. 前記第２の側方トップフラップの前記複数の破壊線が、前記中央吐出部分の第１の側面から延在する第１の翼部分と、前記中央吐出部分の第２の側面から延在する第２の翼部分とをさらに画定する、ことを特徴とする請求項４に記載のカートン。
6. 前記第１の末端トップフラップの前記複数の破壊線が、前記第１の末端トップフラップの中央部分を画定し、前記第１の末端トップフラップの前記中央部分は、前記中央吐出部分の底面へ付着される、ことを特徴とする請求項４に記載のカートン。
7. 前記第１の末端トップフラップの前記複数の破壊線が、基部をさらに画定し、前記基部は、前記中央部分に枢動可能に連結される、ことを特徴とする請求項６に記載のカートン。
8. 前記第１の末端トップフラップの前記複数の破壊線が、前記中央部分の第１の側面から延在する第１の翼部分と、前記中央部分の第２の側面から延在する第２の翼部分とを画定する、ことを特徴とする請求項７に記載のカートン。
9. 前記第１の側方トップフラップの前記開口部が、第１のショルダーおよび第２のショルダーを画定し、前記第１のショルダーは、前記第１の末端トップフラップの前記第１の翼部分を被覆し、前記第２のショルダーは、前記第１の末端トップフラップの前記第２の翼部分を被覆する、ことを特徴とする請求項８に記載のカートン。
10. 前記第２の側方トップフラップの前記複数の破壊線は、前記ディスペンサが枢動可能に前記天板から離れるように、一部分において前記吐出部の縁部を画定する破断可能な破壊線を備える、ことを特徴とする請求項４に記載のカートン。
11. 前記カートンが、略平行六面体である、ことを特徴とする請求項１〜１０に記載のカートン。
12. 前記底板が、複数のボトムフラップを含む、ことを特徴とする請求項１〜１１に記載のカートン。
13. ブランクであって、
    第１の側板と、
    第１の端板と、
    第２の側板と、
    第２の端板と、
    前記第１の側板に褶曲可能に連結され、その内部に形成される開口部を有する、第１の側方トップフラップと、
    前記第１の端板に褶曲可能に連結され、その内部に形成される第１の複数の破壊線を
    有する、第１の末端トップフラップと、
    前記第２の側板に褶曲可能に接続され、その内部に形成される第２の複数の破壊線を有する、第２の側方トップフラップと、
    前記ブランクの底面周辺部に沿って延在する、少なくとも１つのボトムフラップと、
    を備える、ことを特徴とするブランク。
14. 前記第２の側方トップフラップの前記第２の複数の破壊線が、中央吐出部分を画定する、ことを特徴とする請求項１３に記載のブランク。
15. 前記第２の側方トップフラップの前記第２の複数の破壊線が、前記中央吐出部分の第１の側面から延在する第１の翼部分と、前記中央吐出部分の第２の側面から延在する第２の翼部分とをさらに画定する、ことを特徴とする請求項１４に記載のブランク。
16. 前記第１の複数の破壊線が、中央部分および基部を画定し、前記基部は、枢動可能に前記中央部分に連結される、ことを特徴とする請求項１５に記載のブランク。
17. 前記第１の複数の破壊線が、前記中央部分の第１の側面から延在する第１の翼部分と、前記中央部分の第２の側面から延在する第２の翼部分とをさらに画定する、ことを特徴とする請求項１６に記載のブランク。
18. 前記第１の側方トップフラップの前記開口部が、第１のショルダーおよび第２のショルダーを画定する、ことを特徴とする請求項１７に記載のブランク。
19. 前記第２の複数の破壊線が、前記中央吐出部分の第１の端部に横断折線を備え、前記中央吐出部分の第２の端部にアクセスフラップを画定する、ことを特徴とする請求項１５に記載のブランク。
20. 請求項１３に記載のブランクから構成されることを特徴とするカートン。
21. カートンから製品を分配する方法であって、
    内部に分配可能な製品が含まれるカートンを提供するステップであって、前記カートンは、
    第１の側板と、
    第１の端板と、
    第２の側板と、
    第２の端板と、
    底板と、
    天板であって、
    その内部に形成される第１の複数の破壊線を有する第１の末端トップフラップと、
    前記第１の末端トップフラップを被覆する第１の側方トップフラップであって、その内部に形成される開口部を有する、第１の側方トップフラップと、
    前記第１の側方トップフラップを被覆し、その内部に形成される第２の複数の破壊線を有する第２の側方トップフラップであって、前記第２の複数の破壊線が、前記第２の側方トップフラップの吐出部を画定する、第２の側方トップフラップと、
    を含む、天板と、
    を備える、ステップと、
    前記第２の複数の破壊線を破断するステップと、
    前記天板の残部から離れて前記吐出部を枢動するステップであって、前記第１の側方トップフラップの前記開口部を介して、前記第１の末端トップフラップの少なくとも一部を引き出す、ステップと、
    前記第１の側方トップフラップの前記開口部を介して、前記製品を分配するステップと、を備える、ことを特徴とする方法。
22. 前記吐出部が枢動される際、前記第１の末端トップフラップの側面が、前記開口部の内側縁部に係合する、ことを特徴とする請求項２１に記載の方法。
23. 前記第１の末端トップフラップが、前記第１の側方トップフラップの前記開口部を介して前記吐出部に付着される、ことを特徴とする請求項２１または２２に記載の方法。
24. 略平行六面体のカートンであって、
    第１の側板と、
    第１の端板と、
    第２の側板と、
    第２の端板と、
    底板と、
    天板であって、
    第１の末端トップフラップと、
    第１の側方トップフラップと、
    第２の側方トップフラップと、
    を備える天板と、
    を備え、
    ディスペンサが、前記天板の複数の破壊線によって前記天板で画定され、前記ディスペンサは、基本的に、前記第１の末端トップフラップ、前記第１の側方トップフラップ、前記第２の側方トップフラップの一部、および前記フラップの２つ以上をともに固定する粘着剤を含む、ことを特徴とする
    カートン。
25. 前記第１の側方トップフラップが、前記第１の末端トップフラップを被覆する、ことを特徴とする請求項２４に記載のカートン。
26. 前記第２の側方トップフラップが、前記第１の側方トップフラップを被覆する、ことを特徴とする請求項２４または２５に記載のカートン。
27. 前記第１の末端トップフラップが、前記第１の側方トップフラップの開口部を介して、前記第２の側方トップフラップの底面に付着される、ことを特徴とする請求項２４〜２６に記載のカートン。

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