JP2009516737A - ヘアスタイリングクリーム - Google Patents

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Abstract

本発明は、架橋シリコーンポリマー類と、ポリエチレンオキシド類及びポリアルコキシル化シリコーン化合物類から選択されるアルコキシル化化合物類と、乳化剤と、脂肪相と、水相を含むヘアスタイリングクリームに関する。クリームを手に広げると、ひも状、糸状又は繊維状の構造に変化させることができる。これにより乾燥後にさらっとした感触が得られ、毛髪の安定性及び毛髪の光沢が向上する。

Description

本発明は、手で広げるとひも状、糸状又は繊維状の構造を形成することができ、架橋シリコーンポリマー類、アルコキシル化化合物類、乳化剤、水相及び脂肪相を含有するヘアスタイリングクリームに関する。
ヘアスタイリング製品は、個々のヘアスタイルを作り、一定時間そのヘアスタイルを一時的に保持するために使用されている。ヘアスタイリングクリームは、スタイリング製品の中で重要な役割を果たす。これらは特に、ショートからミディアムの長さまでの髪をおしゃれなヘアスタイルに固定し、ヘアスタイルを保持し、艶を付与し、ヘアスタイルを安定化し、整えて固定化する適用例が見出されている。これらは、ある形状及び艶を有するヘアスタイルを提供する。ヘアスタイリングクリームの適用は、通常は以下の原理に基づく。クリーム状製品は、チューブから手に搾り出されるか、又は指で取り出すネジ付きのふたがついた瓶のような適切な容器から取り出すことができる。この製品は、手の表面に広げられ、手の熱と手でこする剪断エネルギーとを組み合わせてワックス成分が融けるか、又は少なくともかなり柔らかくなる。このクリームを軟化した状態又はほぼ液化した状態で毛髪に作用する。毛髪表面で溶媒が蒸発し、残った成分が硬化して、毛髪表面で固体又は半固体の稠度になってもよい。得られた髪型は安定であり、保持性を有し、輝きが増し、濡れた外観を与えることが多い。いくつかの固有のスタイリング製品は、指で触れて指を離すと、又は2本の指又は手でこすって指又は手を離すと、乾燥時間中にひも状、糸状又は繊維状の構造を形成する能力を有している。このような製品は、毛髪にクモの巣のように多くの糸が配置され、これが毛髪にきわめて簡単に作用可能であり、これによってこの製品を適用することが極めて有利な様式となり得る。配合者にとって、ひも状、糸状又は繊維状の構造を形成する効果を有し、同時に、毛髪に安定性、明確さ、保持力及び/又は艶を与えるようなヘアスタイリング助剤から予想される基本特性を満足するヘアスタイリング製品を作製することは特に挑戦すべき課題である。典型的な繊維を形成する製品には、毛髪表面に適用中又は乾燥後にべたつきが強すぎるか、又はギトギトしているというリスクがある。ヘアクリームは、望ましくないギトギトした状態又は油っぽい望ましくない感触を毛髪に与えてしまうことが多い。
それ故に、毛髪に適用中、及び/又は毛髪に作用した後に、感触がよく、べたつきやゴトギトとした感触又は油っぽい感触が少ない、ひも状、糸状又は繊維状の構造を形成するヘアスタイリング製品の必要性が存在する。
エマルション形態の高性能ヘアスタイリングクリーム製品は、架橋シリコーンポリマーと、選択されたアルコキシル化化合物類との組み合わせを用いることによって配合可能であることが今では判明している。本発明は、以下のものを含むヘアスタイリングクリームに関する。
(A)少なくとも1つの架橋シリコーンポリマーと、
(B)ポリエチレンオキシド類及びポリアルコキシル化シリコーン化合物類から選択される少なくとも1つのアルコキシル化化合物と、
(C)少なくとも1つの乳化剤と、
(D)脂肪相と、
(E)水相を含むヘアスタイリングクリーム。
エマルションは、任意の種類、例えば、水中油型又は油中水型であることができる。水中油型エマルションが好ましい。本開示を読むことで、本発明のこれら及び他の特徴、態様、及び利点が、当業者に明らかになるであろう。
特に指定しない限り、百分率、割合、及び比率は全て、本発明の組成物の総重量に基づく。このような全ての重量は、列記した成分に関する限り、活性レベルに基づくものであり、そのため特に規定のない限り、市販材料に包含される可能性のある溶媒又は副産物を包含しない。特に指定されない限り、本明細書で使用される分子量は全て、グラム/モルで表される重量平均分子量である。本明細書では、「含む」とは、最終結果に影響を及ぼさない他の成分及び他の工程を加えることができることを意味する。この用語には、「から成る」及び「から本質的に成る」という用語が包含される。本発明の組成物及び方法は、本明細書に記載される本発明の必須要素及び制限事項、並びに本明細書に記載されるいかなる追加若しくは任意の成分、構成要素、工程、又は制限事項を含み、これらから成り、又これらから本質的に成ることができる。
用語「糸」は、本明細書では「ひも」及び「繊維」と同じ意味で使用される。用語「疎水性の」とは、本明細書で使用するとき、実質的に水不溶性(例えば、25℃で1重量%未満)であるが、脂肪相には可溶性であり、脂肪相への溶解度が水又は水相での溶解度よりも高い物質を意味する。本明細書で使用するとき、用語「親水性の」とは、実質的に水溶性且つ油に不溶性で、水中又は水相中での溶解度が、脂肪相中の溶解度よりも大きい物質を意味する。本明細書で使用するとき、用語「脂肪相」は、疎水性物質を含み、水又は水相と分離する相を意味する。本明細書で使用するとき、用語「水相」とは、水を含み、且つ親水性共溶媒及び水溶性物質を更に含むことができる液相を意味する。本明細書で使用するとき、用語「室温」とは、25℃を意味する。「ワックス」又は「ワックス状」は、本明細書で使用するとき、ウルマンの工業化学百科事典(Ullmanns Encyclopedia for Industrial Chemistry)第4編第24巻3ページの「ワックス」の定義に対応する。この定義によれば、ワックス物質は、20℃では塑性体であり、固体から脆性物質まで、粗結晶から微細結晶まで、透明から不透明までの状態であるが、ガラス状ではなく、40℃を超えると分解することなく融解する。これらは、融点を超える比較的低い粘度を有し、比較的温度依存性の稠度及び可溶性を有し、わずかな圧力で研磨可能である。引用した参照文献はすべて、それらの全体が本明細書に参考として組み込まれる。いかなる参照文献の引用も、特許請求した発明の従来技術としての有用性についての限定を容認するものではない。
架橋シリコーンポリマー
架橋シリコーンポリマーの好ましい量は、少なくとも5重量%、より好ましくは約5〜約50重量%、又は約10〜約25重量%である。
架橋シリコーンポリマーは、架橋したシリコーン網状組織を有するポリマーである。好ましくはエラストマーである。エラストマーは、エントロピー弾性(ゴムに似た弾性)を有するポリマーである。エラストマーは、典型的には、20℃で少なくとも2倍の長さまで繰り返し伸ばすことができ、伸長力を解放するとほぼ元通りの形状にまで戻ることができる。エラストマーは、典型的には、0℃未満のガラス転移点(非晶質ポリマー)又は融点(結晶ポリマー)を有する。架橋シリコーンポリマーは、例えば、INCI名がジメチコンクロスポリマー、アクリレート/ビス−ヒドロキシプロピルジメチコンクロスポリマー、ブチルジメチコンメタクリレート/メチルメタクリレートクロスポリマー、C30〜45アルキルセテアリルジメチコンクロスポリマー、C30〜45アルキルジメチコン/ポリシクロヘキセンオキシドクロスポリマー、セテアリルジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、ジメチコンクロスポリマー、ジメチコンクロスポリマー−2、ジメチコンクロスポリマー−3、ジメチコン/ジビニルジメチコン/シルセスキオキサンクロスポリマー、ジメチコン/PEG−10/15クロスポリマー、ジメチコン/PEG−15クロスポリマー、ジメチコン/PEG−10クロスポリマー、ジメチコン/フェニルビニルジメチコンクロスポリマー、ジメチコン/ポリグリセリン−3クロスポリマー、ジメチコン/チタネートクロスポリマー、ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、ジメチコン/ビニルトリメチルシロキシシリケートクロスポリマー、ジメチコノール/メチルシラノール/シリケートコポリマー、ジフェニルジメチコンクロスポリマー、ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサンクロスポリマー、ジビニルジメチコン/ジメチコンクロスポリマー、ラウリルジメチコンPEG−15クロスポリマー、ラウリルジメチコン/ポリグリセリン−3クロスポリマー、メチルシラノール/シリケートクロスポリマー、PEG−10ジメチコンクロスポリマー、PEG−12ジメチコンクロスポリマー、PEG−10ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、PEG−10/ラウリルジメチコンクロスポリマー、PEG−15/ラウリルジメチコンクロスポリマー、シリコーンクオタニウム−16/グリシドキシジメチコンクロスポリマー、スチレン/アクリレート/ジメチコンアクリレートクロスポリマー、トリフルオロプロピルジメチコン/PEG−10ジメチコンクロスポリマー、トリフルオロプロピルジメチコン/トリフルオロプロピルジビニルジメチコンクロスポリマー、トリフルオロプロピルジメチコン/ビニルトリフルオロプロピルジメチコン/シルセスキオキサンクロスポリマー、トリメチルシロキシシリケート/ジメチコンクロスポリマー、トリメチルシロキシシリケート/ジメチコンクロスポリマー、ビニルジメチコン/ラウリルジメチコンクロスポリマー、ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサンクロスポリマー、ビニルジメチル/トリメチルシロキシシリケートステアリルジメチコンクロスポリマーである架橋シリコーンポリマーである。
最も好ましい架橋シリコーンポリマーは、INCI名がジメチコンクロスポリマーの化合物である。これらは、C3〜C20のアルキル基で架橋したジメチコンのポリマーである。ジメチコンは、トリメチルシロキシ単位で末端がブロックされた完全にメチル化した直鎖シロキサンポリマーのINCI名である。
アルコキシル化化合物類
アルコキシル化化合物の好ましい量は、少なくとも約0.5重量%、より好ましくは約3〜約50重量%、又は約8〜約20重量%である。架橋シリコーン類(A)とアルコキシル化化合物類(B)の合計との好ましい重量比は、約1:1〜約1:10、又は約1:2〜約1:6である。
第1の種類のアルコキシル化化合物類は、例えば、約190〜約20000の分子量を有するポリエチレンオキシド類(ポリエチレングリコール類又はポリオキシエチレンとも呼ばれる)である。好ましいポリエチレンオキシド類は、少なくとも室温(25℃)で半固体であるか、又はより好ましくは室温で液体であり、例えば分子量が約190〜約1000、より好ましくは約350〜約700、又は約500〜約650g/molである。液体ポリエチレンオキシド類は、例えば、式H(OCH2CH2nOHであり、n=4〜14、好ましくはn=8〜12である。好適なポリエチレンオキシド類は、例えば、INCI名がPEG−4、PEG−6、PEG−7、PEG−8、PEG−9、PEG−10、PEG−12及びPEG−14であり、PEG−10及びPEG−12が好ましい。市販製品は、例えば、クラリアント(Clariant)から販売される分子量が約380〜約420のポリグリコール400(Polyglykol 400)、又は分子量が約570〜約630のポリグリコール600(Polyglykol 600)である。
第2の種類のアルコキシル化化合物類はアルコキシル化シリコーン化合物類である。これらは、ポリシロキサン鎖の末端又はポリシロキサン鎖の側鎖に存在しうるポリアルキレンオキシド基を含むシリコーンポリマー類である。好ましいアルコキシル化シリコーン化合物は、ポリプロピレンオキシド(ポリプロピレングリコール)を有するシリコーンポリマー類であるか、又はより好ましくはポリエチレンオキシド(ポリエチレングリコール)鎖を有するシリコーンポリマー類である。アルコキシル化度は、好ましくは約2〜約40、又は約5〜約30、又は約7〜約20、又は約10〜約15である。好ましいアルコキシル化シリコーン化合物類は、以下の1つ以上の種類に属する:ポリアルキレングリコール側鎖を有するポリジメチルシロキサン類;ビス−アルコキシル化シリコーン化合物類;ポリアルコキシル化シリコーンワックス類;脂肪酸とポリアルコキシル化シリコーン化合物類及び水不溶性ポリアルコキシル化シリコーン化合物類とのエステル類。
ポリアルキレングリコール側鎖を有する典型的なポリジメチルシロキサン類は、INCI名がPEG−xジメチコンであるポリジメチルシロキサン類である。これらは、平均xモルのエチレンオキシドを含有するポリジメチルシロキサンのポリエチレングリコール誘導体であり、ここで、xは、例えば約3〜約20、例えば、3、7、8、9、10、12、14又は17の数字であってもよい。
典型的なビス−アルコキシル化シリコーン化合物類は、2個のポリオキシアルキレン基を有するポリ(ジアルキルシロキサン)類である。ポリエチレンオキシド及び/又はポリプロピレンオキシドのブロックAで末端をブロックされたポリジメチルシロキサンのブロックBを中央部に有するABA型ブロックコポリマーが好ましい。末端のブロックは、置換されていなくてもよく、すなわち、末端にヒドロキシ基を有していてもよく、又は例えば、エーテル、エステル又はウレタン基で置換されていてもよく、又は特に、脂肪酸でエステル化されていてもよい。アルコキシ化度は、好ましくは約2〜約40、約10〜約30、又はより好ましくは約12〜約20である。ビス−アルコキシル化シリコーン化合物は、例えば、以下の式のものである。
R1−(AO)x1−B1−SiMe2O−(SiMe2O)x3−SiMe2O−B2−(AO)x2−R2
式中、R1は、ヒドロキシ、1〜22個の炭素原子を有するアルコキシ、又は2〜22個の炭素原子を有するカルボキシアルキルであり、B1及びB2は異なっているか、又は好ましくは同じであり、単結合又は二重結合基であり、特に、1、2、3又は4個の炭素原子を有するアルキレン基であり、AOは、オキシアルキレン基、特にオキシエチレン又はオキシプロピレンであり、R2は、水素、又は隣接するオキシアルキレン基でエステル化又はエーテル化された1〜22個の炭素原子を有するアルキル基であり、x1及びx2は、1以上の数であり、合計はアルコキシル化度をあらわし、x3は1以上の数であり、ジメチルポリシロキサンの重合度をあらわす。
ビス−アルコキシル化シリコーン化合物は、例えば、INCI名がビス−PEG−4ジメチコン、ビス−PEG−12ジメチコン、ビス−PEG−20ジメチコン、ビス−PEG−12ジメチコン蜜蝋、ビス−PEG−12ジメチコンキャンデリレート(Candellilate)、ビス−PEG−15ジメチコン/IPDIコポリマー、ビス−PEG−15メチルエーテルジメチコン、ビス−PEG−18メチルエーテルジメチルシラン、ビス−PEG/PPG−14/14ジメチコン、ビス−PEG/PPG−20/20ジメチコン、ビス−PEG/PPG−16/16ジメチコン、ビス−PPG−7ウンデセネス−21ジメチコンを有する化合物である。ビス−(ポリエチレンオキシド)ポリジメチルシロキサンの脂肪酸エステルが好ましい。脂肪酸でエステル化されたビス−エトキシル化シリコーンワックス(例えばビス−PEG−12ジメチコン蜜蝋)が特に好ましい。
さらなるアルコキシル化シリコーン化合物には、エトキシル化ジメチルシランメチルエーテル、例えば、以下の式を有する水分散性シリコーンワックスが挙げられる。
CH3−(OCH2CH2)n−O−Si(CH3)2−O−(CH2CH2O)m−CH3
式中、n及びmは同じであっても、異なっていてもよく、エトキシル化度をあらわし、好ましくは約5〜約40、特に約10〜約20である。一例は、ダウ・コーニング(Dow Corning)(登録商標)2501コスメティックワックス(Cosmetic Wax)として販売される、INCI名がビス−PEG−18メチルエーテルジメチルシランの化合物である。
好ましい種類のアルコキシル化シリコーン類は、カルボン酸、特に脂肪酸とエステル化した化合物である。好ましい脂肪酸は、少なくとも8個の炭素原子を有するモノカルボン酸、ジカルボン酸及びヒドロキシカルボン酸、好ましくは約10〜約32個の炭素原子を有するモノカルボン酸、ジカルボン酸及びヒドロキシカルボン酸である。蜜蝋又はキャンデリラワックスのような天然ワックスから誘導された脂肪酸が最も好ましい。ポリアルコキシル化ポリジメチルシロキサンのエステルは、例えば、INCI名がビス−PEG−12ジメチコン蜜蝋、ビス−PEG−12ジメチコンキャンデリレート、ジメチコンPEG−15アセテート、ジメチコンPEG−8アジパート、ジメチコンPEG−7アボカドエート(Avocadoate)、ジメチコンPEG−8アボカドエート、ジメチコンPEG−8蜜蝋、ジメチコンPEG−8ベンゾエート、ジメチコンPEG−8ボラージエート(Borageate)、ジメチコンPEG−7ココエート、ジメチコンPEG−7イソステアレート、ジメチコンPEG−8イソステアレート、ジメチコンPEG−7ラクテート、ジメチコンPEG−8ラノレート、ジメチコンPEG−8ラウレート、ジメチコンPEG−8メドウフォーメート(Meadowfoamate)、ジメチコンPEG−7オクチルドデシルシトレート、ジメチコンPEG−7オリベート(Olivate)、ジメチコンPEG−8オリベート(Olivate)、ジメチコンPEG−7フタレート(Phtalate)、ジメチコンPEG−8フタレート(Phtalate)、ジメチコンPEG/PPG−20/23ベンゾエート、ジメチコンPEG−8コハク酸塩、ジメチコンPEG−7ウンデシレネートのエステルである。ビス−(ポリエチレンオキシド)ポリジメチルシロキサンの脂肪酸エステルが最も好ましい。
本発明の一実施形態では、ヘアスタイリングクリームは、少なくとも2つのアルコキシル化化合物類を含み、少なくとも1つの第1のアルコキシル化化合物は、ポリエチレンオキシド類、好ましくは分子量範囲が500〜700のポリエチレンオキシド類から選択され、少なくとも1つの第2のアルコキシル化化合物は、アルコキシ化シリコーン、好ましくは、ビス−(ポリエチレンオキシド)−ポリジメチルシロキサンの脂肪酸エステル類から選択される。ポリエチレンオキシドとアルコキシル化シリコーンとの好ましい重量比は、約0.5:1〜約4:1、又は約1:1〜約3:1である。
乳化剤
乳化剤は、好ましくは、約0.5〜約20重量%、特に約0.5〜約15重量%、又は約0.5〜約5重量%の量で含有される。好ましい乳化剤は、非イオン性界面活性剤及びアニオン性界面活性剤の群から選択される。特に好ましい実施形態では、乳化剤の少なくとも1つ又は全ては、ワックス状の稠度を有し、液化点が25℃より高い。
非イオン性乳化剤は、例えば
−アルコキシル化脂肪族アルコール類、例えばC8〜C30又は好ましくはC8〜C22アルコール類、アルコキシル化脂肪酸類又はアルコキシル化脂肪酸グリセリド類、例えばC12〜C22脂肪酸類、アルコキシル化アルキルフェノール類(例えば、8〜15個の炭素原子を有するアルキル基)で、典型的なエトキシル化度は、2〜100又は4〜30であり、典型的なプロポキシル化度が、1〜5のもの
−C8〜C30、好ましくはC12〜C22脂肪酸グリセロールモノ又はジエステルであり、1〜30モルのエチレンオキシドによってエトキシル化されたもの
−5〜60モルのエチレンオキシドによってエトキシル化されたヒマシ油又は硬化ヒマシ油
−脂肪酸糖モノエステル又はジエステル、特に1つ又は2つのC8〜C30又はC12〜C22脂肪酸を有するスクロースエステル、INCI名:スクロースココエート、スクロースジラウレート、スクロースジステアレート、スクロースラウレート、スクロースミリステート、スクロースオレエート、スクロースパルミテート、スクロースリシノレエート、スクロースステアレート
−エトキシル化ソルビタンエステル、例えば、ソルビタンと1個、2個又は3個のC8〜C22脂肪酸とのエステルであり、エトキシル化度が4〜20のもの
−ポリグリセリル脂肪酸エステル、特に好ましくは2〜20個のグリセロール単位のポリグリセロールを有する1、2個又はそれ以上のC8〜C22脂肪酸のもの
−C8〜C22アルキル基、例えばデシルグルコシド又はラウリルグルコシドを有するアルキルグルコシド、アルキルオリゴグルコシド又はアルキルオリゴグルコシドである。
アニオン性界面活性剤は、例えばアルキルカルボン酸類、アルキルエーテルサルフェート類、アルキルサルフェート類、スルホサクシネート類、脂肪酸イセチエネート類、リン酸アルキルエステル、エトキシル化リン酸アルキルエステル、例えばリン酸と2〜30モルのエチレンオキシド(ethylenoxide)でエトキシル化されたC8〜C22脂肪族アルコール類とのモノエステル類又はジエステル類、アシルアミノ酸類(好ましくは、アシル基は8〜30個の炭素原子を有する)である。
好ましい乳化剤は非イオン性であり、エトキシル化脂肪族アルコール、エトキシル化ノニルフェノール、アルキルポリグリコシド類、脂肪酸モノグリセリド又は脂肪酸ジグリセリド、エトキシル化水素添加ヒマシ油又はエトキシル化非水素添加ヒマシ油、脂肪酸アルカノールアミド類、脂肪酸のポリエチレングリコールエステル類から選択される。さらに、好ましい乳化剤は、リン酸とエトキシル化脂肪族アルコールとのトリエステル、例えば、リン酸とエチレンオキシド4モルでエトキシル化されたセチルアルコール及びステアリルアルコールとのトリエステル(INCI名:トリセテアレス−4ホスフェート)である。
脂肪相:脂肪、油、ワックス
脂肪相は、少なくとも1つの疎水性化合物を含む。疎水性化合物の合計量は、好ましくは、組成物全量を基準として、少なくとも約5重量%から約60重量%まで、例えば約10重量%〜約60重量%、又は約15重量%〜約50重量%である。典型的な疎水性化合物には、疎水性ワックス、疎水性軟質ワックス状物質又は半固体物質及び疎水性油が挙げられる。好適な疎水性ワックスは、例えば、動物性ワックス、植物性ワックス、鉱物性ワックス及び合成ワックス、マイクロクリスタリンワックス、マクロクリスタリンワックス、固体パラフィン類、オゾケライト、セレシン、モンタンワックス、フィッシャートロプシュワックス類、ポリオレフィンワックス類、例えば、ポリブテン、蜜蝋、羊毛脂(ラノリン)及びその誘導体化合物、例えば、羊毛脂アルコール、キャンデリラワックス、カルナウバワックス、日本蝋、硬化油脂類、脂肪酸エステル類、脂肪酸グリセリド類、凝固点が好ましくは約40℃よりも高い、より好ましくは55℃よりも高いポリエチレンワックス類及びシリコーンワックス類である。好適な疎水性軟質ワックス状物質又は半固体物質は、例えば半固体パラフィン類である。これらのパラフィン類の凝固点は、通常は、約25℃〜約40℃の範囲にある。INCI名がペトロラタムである製品(例えばワセリン(VASELINE)(登録商標))は、疎水性の添加物質として特に適している。この後者の製品は、石油から得られた炭化水素の半固体混合物である。
疎水性油類は室温で液体である。これらは、揮発性又は低揮発性又は不揮発性であることができる。好適な低揮発性又は不揮発性の疎水性油類は、25℃未満の融点を有し、沸点は好ましくは250℃より高く、特に好ましくは300℃より高い。典型的な揮発性油類は、25℃未満の融点を有し、好ましくは約25℃〜約250℃の沸点を有する。当業者に一般的に知られている油類を使用することができ、例えば、植物油、動物油、鉱物油(流動パラフィン)、シリコーンオイル類、炭化水素油類、水素添加ポリオレフィン類、分枝アルコール(例えばゲルベアルコール(guerbet alcohol))を含む、少なくとも8個の炭素原子を有する脂肪族アルコール類、脂肪酸及びポリオールからの油類(特にトリグリセリド類)、脂肪酸及び一価C1〜C30アルコール類(好ましくはC3〜C22アルコール類)からの油類、及び上記疎水性油類の混合物が挙げられる。疎水性油の非限定例は、例えば、環状パラフィン類、パラフィン油類、イソパラフィン油類、ポリデセン、鉱物油、イソヘキサデカン、ドデカン、イソエイコサン、イソセチルパルミテート、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、イソプロピルステアレート、オクチルイソステアレート、オクチルココエート、オクチルパルミテート、オクチルドデシルミリステート、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、ブチルオクタノール、ヘキシルオクタノール、ブチルデカノール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール、ステアリルヘプタノエート、イソヘキシルデカノエート、イソデシルオクタノエート、ジブチルアジペート、ジカブリルイルエーテル、C12〜C15アルキルベンゾエート、水素化ポリイソブテン、スクアラン、スクアレン、天然油類、例えば、ホホバ油、オリーブ油、ヒマワリ油、大豆油、ピーナッツ油、菜種油、甘扁桃油、ヤシ油、ココヤシ油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、小麦粉芽油、ブドウ種子油、ベニバナ油、マツヨイグサ油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、アボカド油、ラノリン油類及び類似の油類である。特に好ましい油化合物類は、鉱物油(例えば、流動パラフィン)及び分枝C8〜C30アルキルアルコール類のような炭化水素油である。シリコーン油類には、ポリジメチルシロキサン類、フェニル化シリコーン類、ポリフェニルメチルシロキサン類、フェニルトリメチコン類、ポリ−C1〜C20−アルキルシロキサン及びアルキルメチルシロキサン類が挙げられる。好適な液体シリコーン油類は、直鎖又は環状のポリジメチルシロキサン類、フェニル化シリコーン類、ポリフェニルメチルシロキサン類、フェニルトリメチコン類、ポリ(C1〜C20)−アルキルシロキサン類、アルキルメチルシロキサン類である。揮発油類の特定例は、沸点が250℃までの揮発性炭化水素又は環状シロキサン類、例えば、シクロオクタメチルテトラシロキサン又はシクロデカメチルペンタシロキサン又は直鎖シロキサン類、例えばヘキサメチルジシロキサンである。
脂肪相の好ましい成分は、炭化水素化合物類、脂肪族アルコール類、脂肪酸トリグリセリド類及びシリコーン油類から選択される。
水相
水相は主に水を含有する。水の量は、好ましくは約10〜約70重量%、又は約15〜約60重量%、又は約20〜約50重量%である。水相は、親水性有機溶媒、例えば、一価又は多価のC1〜C15アルコール類、特に、エタノール、プロパノール、グリセロール、又はグリコール類、例えば、エチレングリコール又はプロピレングリコールを、例えば約10重量%まで、好ましくは約0.1〜約8重量%の量でさらに含有することができる。pHは、例えば約6〜約8、又は約6.5〜約7.5であることができる。
毛髪固定ポリマー
本発明の一実施形態では、ヘアスタイリングクリームは、少なくとも1つの毛髪固定ポリマーをさらに含む。毛髪固定ポリマーの量は、組成物全量を基準として、好ましくは少なくとも約0.1重量%、例えば、約0.1〜約25重量%、又は約0.5〜約20重量%、又は約1〜約18重量%である。毛髪固定ポリマーは、非イオン性、アニオン性、カチオン性、両性、又は双極性であってよく、好ましくは非イオン性である。毛髪固定ポリマーは、合成又は天然であることができる。用語「天然ポリマー」は、化学的に変性された天然由来のポリマー類をも含む。水相に可溶性のポリマー類が好ましい。毛髪固定ポリマー類は、例えば0.01〜5重量%の水性、アルコール性、若しくは水性−アルコール性溶液又は分散液として適用される場合、毛髪保持又はスタイル保持特性を毛髪に付与する高分子化合物である。特に、毛髪固定ポリマー類は、「国際化粧品成分辞典及びハンドブック(the International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)」(第10版、2004年)に列挙されている、「毛髪固定剤」の機能を有するようなポリマー類である。
好適な合成の非イオン性毛髪固定ポリマー類は例えば、ビニルピロリドン;ビニルカプロラクタム;ビニルエステル(例えば酢酸ビニル)、ビニルアルコール、アクリルアミド、メタクリルアミド、アルキル−及びジアルキルアクリルアミド、アルキル−及びジアルキルメタクリルアミド、ジアルキルアミノアルキルメタクリルアミド、ジアルキルアミノアルキルアクリルアミド、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート、プロピレングリコール又はエチレングリコールから選択される少なくとも1つのモノマーのホモポリマー類又はコポリマー類であり、これらのモノマー類の好ましいアルキル基は、C1〜C7アルキル基、より好ましくはC1〜C3アルキル基である。
例えば、ビニルカプロラクタムのホモポリマー類、ビニルピロリドンのホモポリマー類、N−ビニルホルムアミドのホモポリマー類が好適である。ビニルピロリドン及び酢酸ビニルのコポリマー類;ビニルピロリドン、酢酸ビニル、及びプロピオン酸ビニルのターポリマー類;ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、及びジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートのターポリマー類;ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、及びジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミドのターポリマー類;ポリアクリルアミド;ポリビニルアルコール;及び毛髪固定ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールコポリマー類もまた、好適な毛髪固定ポリマー類である。非イオン性ビニルラクタムのホモポリマー類又はコポリマー類が好ましい。好適なビニルラクタム類は、例えばビニルカプロラクタム及びビニルピロリドンである。例えばルビスコール(Luviskol)(登録商標)VA37及びルビスコール(登録商標)VA64として販売されている、ポリビニルピロリドン、ポリビニルカプロラクタム、及びポリビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマー類が、特に好ましい。
好適な合成のアニオン性毛髪固定ポリマー類は、酸基を有するモノマー単位からの合成又は天然のホモポリマー類又はコポリマー類とであってよい。酸性基を有するモノマー類は、酸性基を有しないモノマー類と共重合することができる。好ましい酸基は、−COOH、−SO3H、−OSO3H、−OPO2H及び−OPO32であり、カルボン酸が最も好ましい。前記酸性基は、中和することができないか、部分的に中和することができるか、又は完全に中和することができる。中和度は約50〜約100%であることが好ましい。好適なモノマー類は、少なくとも1つの酸性基を有するエチレン型不飽和のラジカル重合性化合物類、例えばスチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、又はアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸及びそのモノエステル類若しくはイタコン酸のようなカルボキシビニルモノマー類である。
酸性基を有しないコモノマー類は、例えばアクリルアミド、メタクリルアミド、アルキル−及びジアルキルアクリルアミド、アルキル−及びジアルキルメタクリルアミド、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート、ビニルカプロラクトン、ビニルピロリドン、ビニルエステル、ビニルアルコール、プロピレングリコール又はエチレングリコール、アミン置換ビニルモノマー類、例えばジアルキルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、モノアルキルアミノアルキルアクリレート及びモノアルキルアミノアルキルメタクリレートであり、好ましいアルキル基はC1〜C7アルキル基、特にC1〜C3アルキル基である。
好適なアニオン性毛髪固定ポリマー類は、特に、アクリル酸又はメタクリル酸、並びにアクリル酸エステル類、メタクリル酸エステル類、アクリルアミド類、メタクリルアミド類、及びビニルピロリドンから選択されるモノマー類とのコポリマー類;クロトン酸のホモポリマー類;クロトン酸、並びにビニルエステル類、アクリル酸エステル類、メタクリル酸エステル類、アクリルアミド類、メタクリルアミド類から選択されるモノマー類とのコポリマー類である。天然のアニオン性毛髪固定ポリマーは、セラックである。好ましいアニオン性毛髪固定ポリマー類は、酢酸ビニル/クロトン酸コポリマー;ビニルメチルエーテルと無水マレイン酸との部分的にエステル化されたコポリマー類;アクリル酸/エチルアクリレート/N−t−ブチルアクリルアミドターポリマーのような、アクリル酸、アルキルアクリレート、及びN−アルキルアクリルアミドのターポリマー類;酢酸ビニル/クロトン酸/ネオデカン酸ビニルコポリマーのような、酢酸ビニル、クロトン酸、及びビニルアルカノエートのターポリマー類である。
好適な合成の両性毛髪固定ポリマー類は、アニオン性又は酸性官能基、並びにカチオン性又は塩基性官能基を有するポリマー類である。酸性又はアニオン性官能基類は、アニオン性ポリマー類に関して上記で定義したようなものである。カチオン性又は塩基性官能基は、特に、一級、二級、若しくは三級アミン基又は四級アンモニウム基である。好ましい例は、アルキルアクリルアミド(特にオクチルアクリルアミド)、アルキルアミノアルキルメタクリレート(特にt−ブチルアミノエチルメタクリレート)、及びアクリル酸、メタクリル酸、及びそれらのエステル類から選択される2種以上のモノマー類のコポリマー類であり、アルキル基は1〜4個の炭素原子を有し、及びモノマー類のうちの少なくとも1つは酸基を有する。市販の製品は、例えば、ナショナル・スターチ(National Starch)のアンホマー(Amphomer)(登録商標)又はアンホマー(Amphomer)(登録商標)LV−71である。毛髪固定ポリマー類の他の例は、アクリル酸、メチルアクリレート、及びメタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドのコポリマー類(INCI名:ポリクアテルニウム−47);アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド及びアクリレート類のコポリマー;又はアクリルアミド、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド、2−アミドプロピルアクリルアミドスルホネート、及びジメチルアミノプロピルアミンのコポリマー類(INCI名:ポリクアテルニウム−43)である。ベタイン基を有するポリマー類、例えばメタクリロイルエチルベタインとアクリル酸及びそのアルキルエステル類から選択される2種以上のモノマー類とのコポリマー類(INCI名:メタクリロイルエチルベタイン/アクリレートコポリマー)もまた好適である。
好適なカチオン性毛髪固定ポリマー類は、カチオン性官能基又は塩基性官能基を有するポリマー類である。カチオン性官能基又は塩基性官能基は、特に、一級、二級、若しくは三級アミン基又は四級アンモニウム基である。カチオン性電荷密度は好ましくは1〜7meq/gである。カチオン性ポリマー類は、ホモポリマー類又はコポリマー類であることができ、ここで、カチオン性又は塩基性官能基はポリマー主鎖の一部であってもよく、又はペンダント基であってもよい。カチオン性又は塩基性基を有するモノマー類は、カチオン性又は塩基性基を有さないモノマー類と共重合することができる。
好適なカチオン性モノマー類は、少なくとも1つのカチオン性又は塩基性基を有するエチレン性不飽和ラジカル重合性化合物類であり、例えば、トリアルキルメタクリルオキシアルキルアンモニウム、トリアルキルアクリルオキシアルキルアンモニウム、ジアルキルジアリルアンモニウム、及びピリジニウム、イミダゾリウム又は四級ピロリドン類のような環状窒素含有基を有する四級ビニルアンモニウムモノマー類、例えばアルキルビニルイミダゾリウム、アルキルビニルピリジニウムのようなアンモニウム置換ビニルモノマー類である。これらのモノマー類のアルキル基は好ましくは、C1〜C7アルキル基、より好ましくはC1〜C3アルキル基のような低級アルキル基である。カチオン性モノマー類は、非カチオン性コモノマー類と共に重合することができる。非カチオン性コモノマー類は、例えば、アクリルアミド、メタクリルアミド、アルキル−及びジアルキルアクリルアミド、アルキル−及びジアルキルメタクリルアミド、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート、ビニルカプロラクトン、ビニルピロリドン、酢酸ビニルなどのビニルエステル、ビニルアルコール、プロピレングリコール又はエチレングリコールであり、ここで、好ましいアルキル基はC1〜C7アルキル基、特にC1〜C3アルキル基である。
好適なカチオン性毛髪固定ポリマー類は、例えば、国際化粧品成分辞典及びハンドブック(the International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)(第10版、2004年)にポリクアテルニウムとして列挙されているものであり、例えば、メチルビニルイミダゾリウムクロリド/ビニルピロリドンコポリマー(ポリクアテルニウム−16)又は四級化ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー(ポリクアテルニウム−11)である。好ましい合成カチオン性毛髪固定ポリマー類は、ポリ(ジメチルジアリルアンモニウムクロリド);アクリルアミド及びジメチルジアリルアンモニウムクロリドのコポリマー類;ジエチルサルフェート、並びにビニルピロリドン及びジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマーの反応によって製造される四級アンモニウムポリマー類(例えば、ガフクワット(GAFQUAT)(登録商標)755N、ガフクワット(登録商標)734);メチルビニルイミダゾリウムクロリド及びビニルピロリドンの四級アンモニウムポリマー類(例えばルビクワット(LUVIQUAT)(登録商標)HM550);ポリクアテルニウム−35;ポリクアテルニウム−57;トリメチルアンモニウムエチルメタクリレートクロリドのポリマー;ジメチルジアリルアンモニウムクロリド、アクリル酸ナトリウム及びアクリルアミドのターポリマー(例えば、メルクワット(MERQUAT)(登録商標)プラス(Plus)3300);ビニルピロリドン、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド、及びメタクリロイルアミノプロピルラウリルジメチルアンモニウムクロリドのコポリマー;ビニルピロリドン、ジメチルアミノエチルメタクリレート、及びビニルカプロラクタムのターポリマー(例えば、ガフィックス(GAFFIX)(登録商標)VC713);ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドコポリマー(例えばガフクワット(登録商標)HS100);ビニルピロリドン及びジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー;ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、及びジメチルアミノプロピルアクリルアミドのコポリマー;少なくとも1つの四級アンモニウム基で置換されたヒドロキシ酸類から選択される少なくとも1つのモノマーから製造されるポリ−又はオリゴエステルである。
天然ポリマー類由来の好適なカチオン性ポリマー類は、例えば、セルロース、デンプン、又はグアーのカチオン性誘導体類のような多糖類のカチオン性誘導体類である。キトサン及びキトサン誘導体類もまた好適である。カチオン性多糖類は、例えば、次の一般式を有する。
G−O−B−N+abc-
式中、Gは、デンプン無水グルコース又はセルロース無水グルコースのような無水グルコース基であり;Bは、アルキレン、オキシアルキレン、ポリオキシアルキレン、又はヒドロキシアルキレンのような二価架橋基であり;Ra、Rb、及びRcは、互いに独立して、それぞれ18個までの炭素原子を有する、アルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルコキシアルキル、又はアルコキシアリール基であり、Ra、Rb、及びRc中の炭素原子の総数は好ましくは最大20であり;Xは、ハロゲンイオン、酢酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオン、又はアルキル硫酸イオンのような対イオンであり、好ましくは塩化物イオンである。カチオン性セルロースポリマー類は、例えば、INCI名ポリクアテルニウム−10又はポリクアテルニウム−24を有するものである。カチオン性グアー誘導体は、例えばINCI名グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドを有するものである。
特に好ましいカチオン性毛髪固定ポリマー類は、キトサン、キトサン塩類及びキトサン誘導体類である。キトサン類は全体的に又は部分的に脱アセチル化されたキチン類である。分子量は、例えば、約20000〜約500万g/mol、例えば、低分子量キトサンの場合には30000〜70000g/molである。100000g/molよりも大きな、より好ましくは200000〜700000g/molの分子量を有する高分子量キトサン類が好ましい。脱アセチル化度は、好ましくは10〜99%、より好ましくは60〜99%である。好ましいキトサン塩は、約200000〜300000g/molの分子量及び70〜85%の脱アセチル化度を有する、キトソニウムピロリドンカルボキシレート、例えば、キタマー(KYTAMER)(登録商標)PCである。キトサン誘導体類は例えば、四級化キトサン類、アルキル化キトサン類、又はヒドロキシエチルキトサン、ヒドロキシプロピルキトサン、又はヒドロキシブチルキトサンなどのヒドロキシアルキル化キトサン類である。キトサン又はキトサン誘導体類は、好ましくは部分的に又は完全に中和されている。中和度は、アミノ基の総数に基づき、好ましくは少なくとも50%、より好ましくは70〜100%である。原則として、全ての美容的に許容可能な無機又は有機酸類、例えば、ギ酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、クエン酸、ピロリドンカルボン酸、グリコール酸、塩酸等を、中和のために使用することができ、ピロリドンカルボン酸が特に好ましい。
好ましい天然系カチオン性ポリマー類は、ヒドロキシエチルセルロース及びジアリルジメチルアンモニウムクロリドから製造されるカチオン性セルロース誘導体類;ヒドロキシエチルセルロース及びトリメチルアンモニウム置換エポキシドから製造されるカチオン性セルロース誘導体類;キトサン及びその塩類;ヒドロキシアルキルキトサン及びその塩類;アルキルヒドロキシアルキルキトサン及びその塩類;N−ヒドロキシアルキルキトサンアルキルエーテルである。
最も好ましい毛髪固定ポリマーは非イオン性であり、ビニルラクタムのホモポリマー又はコポリマーから選択される。これらのポリマーは、少なくとも1つのビニルラクタムモノマー、例えば、ビニルピロリドン又はビニルカプロラクタムから製造される。例としては、ポリビニルピロリドン(INCI名はPVP;例えば、BASFから入手可能な商標名ルビスコール(Luviskol)(登録商標)K30、K85、K90);ビニルピロリドン及び酢酸ビニルのコポリマー(INCI名がVP/VAコポリマー;例えばBASFから入手可能な商標名ルビスコール(登録商標)VA37、VA64);ビニルピロリドン、メタクリルアミド及びビニルイミダゾールのコポリマー(INCI名がVP/メタクリルアミド/ビニルイミダゾールコポリマー、BASFから入手可能な商標名ルビセット(Luviset)(登録商標)クリア(Clear))である。
粘度調整剤
本発明の一実施形態では、ヘアスタイリングクリームは、増粘剤又はゲル形成剤であり得る少なくとも1つの更なる粘度調整剤を含む。好ましい増粘剤及びゲル形成剤は増粘性ポリマーである。粘度調整剤の量は、組成物全量に基づいて、例えば約0.01〜約20重量%、又は約0.05〜約10重量%、又は約0.1〜約5重量%であることができる。好ましい増粘性ポリマーは、例えば、アクリル酸とメタクリル酸とから選択される少なくとも1つの第1の型のモノマー、及び、アクリル酸とエトキシル化脂肪族アルコールとのエステルから選択される少なくとも1つの第2の型のモノマー由来のコポリマー;架橋ポリアクリル酸;アクリル酸とメタクリル酸とから選択される少なくとも1つの第1の型のモノマー、及び、アクリル酸とC10〜C30アルコールとのエステルから選択される少なくとも1つの第2の型のモノマー由来の架橋コポリマー;アクリル酸とメタクリル酸とから選択される少なくとも1つの第1の型のモノマー、及び、イタコン酸とエトキシル化脂肪族アルコールとのエステルから選択される少なくとも1つの第2の型のモノマー由来のコポリマー;アクリル酸とメタクリル酸とから選択される少なくとも1つの第1の型のモノマー、イタコン酸とエトキシル化C10〜C30アルコールとのエステルから選択される少なくとも1つの第2の型のモノマー、及び、C1〜C4アミノアルキルアクリレートから選択される第3の型のモノマー由来のコポリマー;アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステル、及び、メタクリル酸エステルから選択される2つ以上のモノマー由来のコポリマー;ビニルピロリドン、及び、アンモニウムアクリロイルジメチルタウレート由来のコポリマー;アンモニウムアクリロイルジメチルタウレート、及び、メタクリル酸とエトキシル化脂肪族アルコールとのエステルから選択されるモノマー由来のコポリマー;ヒドロキシエチルセルロース;ヒドロキシプロピルセルロース;ヒドロキシプロピルグアー;グリセリルポリアクリレート;グリセリルポリメタクリレート;少なくとも1つのC2、C3、又は、C4アルキレン、及び、スチレン由来のコポリマー;ポリウレタン;ヒドロキシプロピルデンプンホスフェート;ポリアクリルアミド;無水マレイン酸とメチルビニルエーテル由来の、デカジエンで架橋されたコポリマー;ローカストビーンガム;グアーガム;キサンタン;デヒドロキサンタン;カラギーナン;カラヤガム;加水分解コーンスターチ;ポリエチレンオキシド、脂肪族アルコール、及び飽和メチレンジフェニルジイソシアネート由来のコポリマー(例えば、PEG−150/ステアリルアルコール/SMDIコポリマー)である。
最も好ましい増粘剤は両親媒性ポリマーである。両親媒性ポリマーは、少なくとも1つの親水基と少なくとも1つの疎水基(例えば脂肪族鎖)とを含む。脂肪族鎖は、例えば、約8〜約30個、又は約10〜約22個の炭素原子を有する炭化水素基であってもよい。両親媒性ポリマーは、会合性の増粘剤であってもよい。これらはイオン性又は非イオン性であってもよく、アニオン性及び非イオン性のポリマーが好ましい。両親媒性ポリマーは、例えば、以下のものである。
(1)アクリル酸又はメタクリル酸、並びに少なくとも1つの脂肪族鎖を含むモノマーとのコポリマー;例えば、
−架橋したアクリル酸/C10〜C30−アルキルアクリレートコポリマー、例えば、ペムレン(Pemulen)(登録商標)TR1、ペムレン(登録商標)TR2、カーボポール(Carbopol)(登録商標)1382、カーボポール(登録商標)1342、カーボポール(登録商標)ETD2020;
−(メタ)アクリル酸/アクリル酸エチル/アルキルアクリレートコポリマー、例えば、アクゾル(Acusol)(登録商標)823、インペロン(Imperon)R(登録商標);
−架橋したアクリル酸/ビニルイソドデカノエートコポリマー、例えば、スタビレン(Stabylen)(登録商標)30;
−アクリル酸/ビニルピロリドン/メタクリル酸ラウリルターポリマー、例えば、アクリリドン(Acrylidone)LM(登録商標)、ACP−1184(登録商標)、ACP−1194(登録商標);
−アクリル酸/(メタ)アクリル酸ラウリルコポリマー、例えば、コアテックス(Coatex)SX(登録商標);
−(メタ)アクリル酸/アクリル酸アルキル/アルキル(ポリエトキシ)アリルエーテル、例えば、レオヴィス(Rheovis)(登録商標)CR、CR3、CR2及びCRX;
−メタクリル酸/アクリル酸エチル/ステアリル(ポリエトキシ)アリルエーテル、例えば、サルケア(Salcare)(登録商標)SC90及びSC80;
−(メタ)アクリル酸/アクリル酸エチル/ポリエトキシル化ラウリルアクリレートターポリマー、例えば、レオ(Rheo)2000(登録商標);
−メタクリル酸/アクリル酸エチル/ポリエトキシル化ステアリルメタクリレートターポリマー、例えば、ロームアンドハース(Rhom&Haas)のアクリゾル(Acrysol)(登録商標)22、アクリゾル(登録商標)25、及びDW−1206A;
−メタクリル酸/ポリエトキシル化ノニルフェノールアクリレートコポリマー、例えば、レオ(Rheo)3000(登録商標);
−アクリル酸/ポリエトキシル化ステアリル−又はセチルモノイタコネート、例えば、ストラクチャー(Structure)(登録商標)2001又は3001;
−メタクリル酸、アクリル酸ブチル、並びに少なくとも1つの脂肪族鎖を有する疎水性モノマーとのコポリマー、例えば、ナショナルスターチ(National Starch)の8069−146A;
−アクリル酸/C15−アルキルアクリレート/ポリエチレングリコールアクリレート(エチレンオキシド28mol)のターポリマー、例えば、ダプラール(Dapral)GE202(登録商標);
−アクリル酸/ジメチルエタノールアミンのコポリマーの部分脂肪酸エステル塩、例えば、ダプラール(Dapral)GE202DMA(登録商標);
−アクリル酸、アクリレート及びウレタン基を有する脂肪族鎖を含んでなる両親媒性モノマーのコポリマー、例えば、アジトール(Additol)VXW1312(登録商標);
−脂肪族鎖の疎水基で修飾されたアクリレートコポリマー、例えば、アクゾル(Acusol)102(登録商標);
(2)少なくとも1つの脂肪族鎖を含有する基で修飾された多糖類、例えば、
−少なくとも1つの脂肪族鎖を含有する基、アルキル基、アリールアルキル基又はアルキルアリール基で修飾され、アルキル基が8〜22個の炭素原子を有するセルロース;
−非イオン性アルキルヒドロキシエチルセルロース、例えば、アクアロン(Aqualon)のナトロゾール(Natrosol)(登録商標)プラスグレード(Plus Grade)330CS、ポリサーフ(Polysurf)(登録商標)67、及びADX401(C16−アルキル);
−四級化アルキルヒドロキシアルキルセルロース、例えば、クアットリソフト(Quatrisoft)(登録商標)LM200、クアットリソフト(登録商標)LM−X529−18−A、クアットリソフト(登録商標)LM−X529−18−B(C12−アルキル)、クアットリソフト(登録商標)LM−X529−8(C18−アルキル)、クローダセル(Crodacel)(登録商標)QM、クローダセル(Crodacel)(登録商標)QL(C12−アルキル)、コローダセル(Crodacel)(登録商標)QS(C18−アルキル);
−非イオン性ノンオキシニルヒドロキシエチルセルロース、例えば、アマーセル(Amercell)(登録商標)HM−1500;
−非イオン性アルキルセルロース、例えば、バーモセル(Bermocell)(登録商標)EHM100;
−ポリ−C12〜18−アルコール糖、例えば、エマルサン(Emulsan)(登録商標)、バイオサン(Biosan)(登録商標)LPS−50;
−脂肪族鎖で修飾されたヒドロキシアルキルグアーガム、例えば、ローヌ・プーラン(Rhone-Poulenc)のエサフロア(Esaflor)(登録商標)HM22(C22−アルキル修飾されたもの)、ミラケア(Miracare)(登録商標)XC95−3(C14−アルキル修飾されたもの)、RE205−146(C20−アルキル修飾されたもの)、
(3)無水マレイン酸と少なくとも1つの脂肪族鎖を含有するモノマーとのコポリマー、例えば、
−N−オクタデシルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマー、例えば、ガントレッツ(Gantrez)(登録商標)AN−8194
−酢酸ビニル/イソブチルモノマレエート/ビニルネオデカノエートターポリマー、例えば、ISPのACV−4033又は9649−147、メイプロ−フィックス(Meypro-Fix)509(登録商標)、デンソドリン(Densodrin)(登録商標)BA、リポデルムリカーFP(Lipoderm Liquor FP);
(4)少なくとも1つの脂肪族鎖を有する基を含有するポリウレタン及びその誘導体、例えば、レオレート(Rheolate)(登録商標)204、205、208、210、255又は278;ベルモドールピュール(Bermodol Pur)(登録商標)2130;ロームアンドハース(Rohm & Haas)のアクリゾール(Acrysol)(登録商標)SCT−275、アクリゾール(登録商標)RM−870、アクリゾール(登録商標)RM−825、アクリゾール(登録商標)44、アクリゾール46(登録商標)、DW−1206B、DW−1206F、SW−1206G及びDW−1206J;ダプラール(Dapral)(登録商標)T212、SER−AD FX1100、ボルヒゲル(Borchigel)(登録商標)L.75.N;
(5)クロトン酸と少なくとも1つの脂肪族基を含有するモノマーとのコポリマー、例えば、酢酸ビニル/クロトン酸/アリルステアレートターポリマー;
(6)N−ビニルピロリドンと少なくとも1つの脂肪族鎖を含有するモノマーとのコポリマー、例えば、長鎖炭化水素基を含有するアルキル置換されたポリオレフィン類、例えば、ISPのアンタロン(Antaron)(登録商標)V216又はアンタロン(Antaron)(登録商標)V220;
(7)C1〜6−アルキル基を有するアクリル酸又はメタクリル酸のアルキルエステル、並びに脂肪族鎖を有する両親媒性モノマーの非イオン性コポリマー、例えば、メタクリル酸メチルとポリエトキシル化ステアリルアクリレートとのコポリマー、例えば、アンティル(Antil)(登録商標)208;
(8)親水性アクリレート又はメタクリレート、並びに脂肪族鎖を有する疎水性モノマーの非イオン性コポリマー、例えば、ポリエチレングリコールメタクリレート及びアルキルメタクリレートのコポリマー。
最も好ましい両親媒性ポリマーは、アクリル酸又はメタクリル酸及び、アクリル酸又はメタクリル酸のアルキルエステルのコポリマー、特に、架橋したアクリル酸/C10〜30−アルキルアクリレートコポリマー、例えば、ペムレン(Pemulen)(登録商標)TR1、ペムレン(登録商標)TR2、カーボポール(Carbopol)(登録商標)1382、カーボポール(登録商標)1342、INCI名がアクリレート/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマーであるカーボポール(登録商標)ETD2020である。
任意成分
本発明による組成物はまた、上述の成分に加えて、毛髪トリートメント組成物において通常使用される従来の化粧品添加剤類、例として、例えば約2重量%まで、好ましくは約0.01〜約1重量%の量の芳香剤類及び香油類;例えば約2重量%まで、好ましくは約0.01〜約1重量%の量のパラベン、フェノキセトール、ヨードプロピニルカルバメート、パラヒドロキシ安息香酸エステル、安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、マンデル酸、ポリヘキサメチレンビグアニジン塩酸塩、又はイソチアゾリン系化合物のような防腐剤類;例えば約0.01〜約5重量%、好ましくは約0.1〜約4重量%の量の、例えばベタイン、パンテノール、植物抽出物類、野菜抽出物類、タンパク質加水分解産物類、及び絹加水分解産物類、ラノリン誘導体類などのヘアケア物質類;例えば約6重量%まで、好ましくは約0.1〜約4重量%の量の、例えば、C.I.Pigment Red 4(C.I.12085)、C.I.Pigment Green(C.I.74260)及び/又はC.I.Vat Blue 4(C.I.69800)などの化粧品用色素類;例えば約0.01〜約25重量%、好ましくは約1〜約20重量%の量の顔料類又は真珠光沢顔料類、例えば二酸化チタン/マイカ基材を有するもの;光保護剤類、酸化防止剤類、ラジカル捕捉剤類、抗ふけ剤類;ビタミン類;約0.01〜約2重量%の量の艶付与物質類及び櫛通り改善物質類を含むこともできる。
製造方法
本発明の組成物は、従来の処方及び混合技術によって製造することができる。エマルション形態のクリーム製品は、水相及び脂肪相を乳化することによって、好ましくは、例えば80〜100℃の高温下で乳化することによって製造することができる。芳香剤のような揮発性成分は、好ましくは例えば50〜70℃の低温で添加される。乳化組成物は、室温よりも高い温度(例えば50℃〜70℃)の温度でまだ液体状態のときに最終パッケージに充填される。この組成物は、室温まで冷却すると液体ではないか、又は半固体になる。前記最終パッケージは、透明又は半透明のパッケージであることができる。
使用方法
本発明の一実施形態は、毛髪トリートメント方法であって、
a)先に詳細に記載したヘアスタイリングクリームを提供する工程と、
b)該クリーム組成物を毛髪に適用する工程と、
c)後続して洗い流すことなく毛髪をあるヘアスタイルにセットする工程又は固定する工程を含む毛髪トリートメント方法。
そのような方法は、一般に、乾燥した、少し湿った又は濡れた毛髪に、好ましくは毛髪が所望のスタイルに整えられる前に有効量の製品を適用することを伴う。次に、この組成物を、乾燥するか、又は乾燥させる。「有効量」とは、毛髪の長さ及び触感を考慮して、所望の毛髪の保持、毛髪の輝き、及び/又はヘアスタイルの効果を提供するのに充分な量を意味する。一般に、具体的な製品の処方、毛髪の長さ、及びヘアスタイルのタイプに応じて、約0.5グラム〜約50グラムの製品が毛髪に適用される。製品を少なくとも1つの糸形態、又は好ましくはクモの巣のような多くの糸の形態で、少なくとも部分的に毛髪に適用することができる。毛髪に適用する前に糸状物を作製するために、クリーム状製品を適切なパッケージ(例えば、チューブ又はネジつきの瓶)から取り出し、手でこすることによって指の間又は手のひらに広げる。乾燥させて数秒後(すなわち、水のような揮発性成分のいくらかが蒸発し始めるが、完全には蒸発していない時間)、指又は手をあわせた状態で保持しておき、その後に離して糸状物を形成させる。
以下に記載される例示的な組成物のようなタイプの組成物は、良好な毛髪安定性、毛髪の明確さ、毛髪保持力又は毛髪の光沢に加え、適用中及び/又は毛髪に作用後に触ると、より心地よく、べたつきが少なく、及びぎとぎとした又は油ぎった感触が低い、ひも状物、糸状物又は繊維状物を良好に形成させる効果のうち1つ以上の点において、従来のヘアスタイリングクリーム製品と比較して利点を有している。
次の実施例で示される組成物は、本発明のヘアスタイリング組成物の特定の実施形態を示しているが、本発明を限定するものではない。本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、当業者は、他の修正を実行することができる。本発明のヘアスタイリング組成物のこれらの例示された実施形態は、スタイリング及び光沢の利点、特に優れたべたつきのないさらっとした感触を伴うひも状物、糸状物又は繊維状物の良好な形成効果を与える。次の実施例に示される組成物は、従来の処方及び混合方法によって調製される。特に規定のない限り、例示した全ての量は重量パーセントで記載され、希釈剤、防腐剤、着色剤溶液、イメージ成分、植物等の微量物質は除外する。特に指示がない限り、成分として商標名が言及され、及び各製品がそれ自体混合物(例えば溶液、エマルション、分散物等)である場合には、例示されている量はこの混合物に関する。
(実施例1)
Figure 2009516737
1) セテアリルアルコール/PEG−20ステアレートの80:20混合物
2) ジメチコンクロスポリマー、12%シクロペンタシロキサン溶液
(実施例2)
Figure 2009516737
1) セテアリルアルコール/PEG−20ステアレートの80:20混合物
2) ジメチコンクロスポリマー、12%シクロペンタシロキサン溶液
(実施例3)
Figure 2009516737
1) セテアリルアルコール/PEG−20ステアレートの80:20混合物
2) ジメチコンクロスポリマー、12%シクロペンタシロキサン溶液
Figure 2009516737
3) グリセリルジベヘネート/トリベヘニン/グリセリルベヘネート 50/35/15
4) グリセリルステアレート/セテアレス−20/セテアリルアルコール/セチルパルミテート/セテアレス−12
Figure 2009516737
Figure 2009516737
Figure 2009516737
Figure 2009516737
糸形成効果について組成物1〜3及び比較組成物A〜Eを評価した。クリーム状製品を、適切なネジ付きの瓶から指で取り出し、手でこすることによって指の間又は手のひらに広げることができる。乾燥させて数秒後(すなわち、水のような揮発性成分のいくらかが蒸発し始めるが、完全には蒸発していない時間)、指又は手をあわせた状態で保持しておき、その後に離す。組成物1〜3では糸が形成したが、比較例A〜Eでは形成しなかった。
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳しく制限されるものとして理解されるべきでない。それよりむしろ、特に指定されない限り、各こうした寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。

Claims (13)

  1. ヘアスタイリングクリームであって、
    (A)少なくとも1つの架橋シリコーンポリマーと、
    (B)ポリエチレンオキシド類及びポリアルコキシル化シリコーン化合物類から選択される少なくとも1つのアルコキシル化化合物と、
    (C)少なくとも1つの乳化剤と、
    (D)脂肪相と、
    (E)水相を含むヘアスタイリングクリーム。
  2. 架橋シリコーンポリマー(A)約5〜約50重量%と、アルコキシル化化合物(B)約3〜約50重量%と、乳化剤(C)約0.5〜約5重量%を含有する、請求項1に記載のヘアスタイリングクリーム。
  3. 前記架橋シリコーンポリマー(A)がジメチコンクロスポリマーである、請求項1又は2に記載のヘアスタイリングクリーム。
  4. 前記アルコキシル化化合物(B)が、約190〜約20000の分子量範囲を有するポリエチレンオキシド類、並びにポリアルキレングリコール側鎖を有するポリジメチルシロキサン類、ビス−アルコキシル化シリコーン化合物類、ポリアルコキシル化シリコーンワックス類、脂肪酸とポリアルコキシル化シリコーン化合物類及び水不溶性ポリアルコキシル化シリコーン化合物類とのエステルのうち、1つ以上の分類に属するアルコキシル化シリコーン化合物類から選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載のヘアスタイリングクリーム。
  5. 前記アルコキシル化化合物(B)が、500〜700の分子量範囲を有するポリエチレンオキシド類、並びにビス−(ポリエチレンオキシド)−ポリジメチルシロキサン及びビス−(ポリエチレンオキシド)ポリジメチルシロキサンの脂肪酸エステルから選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載のヘアスタイリングクリーム。
  6. 約500〜約700の分子量範囲を有するポリエチレンオキシド類から選択される少なくとも1つの第1の前記アルコキシル化化合物類及び、ビス−(ポリエチレンオキシド)ポリジメチルシロキサンの脂肪酸エステルから選択される少なくとも1つの第2の前記アルコキシル化化合物類を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のヘアスタイリングクリーム。
  7. 前記乳化剤が非イオン性であり、エトキシル化脂肪族アルコール類、エトキシル化ノニルフェノール、アルキルポリグリコシド類、脂肪酸モノグリセリド類又は脂肪酸ジグリセリド類、エトキシル化水素添加ヒマシ油又はエトキシル化非水素添加ヒマシ油、脂肪酸アルカノールアミド類、脂肪酸のポリエチレングリコールエステル類から選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載のヘアスタイリングクリーム。
  8. 前記脂肪相(D)が、組成物全量を基準として約5〜約60重量%の量の少なくとも1つの脂肪、油又はワックス化合物を含み、前記脂肪、油又はワックス化合物が、炭化水素化合物類、脂肪族アルコール類、脂肪酸トリグリセリド類及びシリコーンオイル類から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載のヘアスタイリングクリーム。
  9. 前記水相が、水に加えて、1〜5個の炭素原子を有する少なくとも1つの一価アルコール又は多価アルコールを含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のヘアスタイリングクリーム。
  10. 少なくとも1つの毛髪固定ポリマーをさらに含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載のヘアスタイリングクリーム。
  11. 前記毛髪固定ポリマーが非イオン性であり、ビニルラクタムホモポリマー類又はビニルラクタムコポリマー類から選択される、請求項1〜10のいずれか一項に記載のヘアスタイリングクリーム。
  12. pHが6〜8である、請求項1〜11のいずれか一項に記載のヘアスタイリングクリーム。
  13. 毛髪トリートメント方法であって、
    (a)請求項1〜12のいずれか一項に記載のヘアスタイリングクリームを提供する工程と、
    (b)該クリーム組成物を毛髪に適用する工程と、
    (c)後続して洗い流すことなく毛髪をあるヘアスタイルにセットする工程又は固定する工程、を含む毛髪トリートメント方法。
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