JP2009515567A - 個人用緊急救助ベルト - Google Patents

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Abstract

本発明である本PERBは個人用緊急救助・安全ベルトに関するものである。本PERBは、本体(10)の1つのバンドで構成され、前記第1トリグライドロック(13a、13b)を使用することにより「
Figure 2009515567

」形状を形成し、バンドが交わる交差点(11、12)を固定することによって「
Figure 2009515567

」形状に形成された前記本体を調整し、互いに係止する第1バインディングバックル(18a、18b)と、当該バンドの交差点からの両延端をバインディングすることと、を特徴とするものである。上述の本発明ではその構造が簡素化される。本PERBは迅速かつ容易に装着することが可能で、コストがより低く、より軽量で多目的を実現するものである。本PERBは、被災者を救助者の背部、救助者の脇下、又は担架上で運ぶための緊急人命救助備品に変更することが可能である。特に緊急の場合、負傷者は迅速に事故/災害の場から安全な場所に護送されることも、負傷者自身が本PERBを装着することによって安全な場所に避難することも可能である。本PERBの目的は、顧客の注目をひく、一般の家庭でも使用可能な低コスト性、軽量性、多機能利用性を提供することと、火炎に囲まれた被災者を救助することである。さらに、本PERBの目的は、金銭的余裕のない身体障害者のために日常に使用できる補助搬送装置を提供することである。

Description

本発明は個人用緊急救助・安全ベルト(PERB)に関するものである。本PERBはポータブルで装着可能であり、負傷者を固定して、救助者の背又は状況に合わせた形状の担架上で運ぶことを容易にし、足を骨折した負傷者の固定に役立つアームサポートとしても利用できる備品である。また、本PERBを用いて負傷者を単独で懸垂下降(ラッペリング)させることもできる。これは、遠隔地で救助支援が得られない場合、特に有用である。本PERBは、容易にロープに取り付けることが可能であり、ロープに取り付け後には負傷者を容易に降下させることができる。緊急状況では、被災者が本PERBを他の手助けなしで迅速に装着することが可能なので、被災者は懸垂降下ロープ、又はヘリコプターからのロープ(河川の急流に落ちたり、溺れる寸前の場合)にフック接続されることができる。
従来の安全ベルトは、図19に示すように(登録番号:20-0187083-0000参照)、ジッパ付き小袋などを有するものであって、その中に留め輪が収納されていることを特徴とする。緊急事態発生時には、前記留め輪を前記小袋から取り出することが可能となっている。また、ユーザーを暗闇で識別するために取り付けられる発光パッチも前記安全ベルトに含まれ得る。当該安全ベルト(V)に関しては、サスペンダー形状の肩ベルト(1)と、腰ベルト(2)と、ユーザーの脚部に装着されて当該安全ベルト(V)に取り付けられる固定ベルト(3)と、を含ものであって、防火コート又は救助者のジャケットに取り付けられることを特徴とし、正常時/使用時の状況に応じて出し入れされる留め輪又はフック(4)を収納するジッパー(6)付き小袋(5)が、安全ベルト(V)によっても異なるが、前記留め輪(4)の前に設けられていることを特徴とする。しかしながら、前記安全ベルトの前記防火コート又は救助者のジャケットに取り付けられるため、災害時の使用又は持ち運びが困難である上、製造コストが高くて一般の家族には購入し難い。
また、代替手段にてなされた安全ベルト(登録番号:20-0192940-0000参照)も、被災者は、特に構造ビルなどの高所ではトゥラインやロープが安全であることが確信できないので、それに頼ることを躊躇するために問題がある。該安全ベルトは、単に腰又は脇下の周囲に巻き付けられるか、又は単に股間と肩、又は股間と腰に縛り付けられるものである。
本発明は上記問題を解決するためになされたものである。
第1に、本発明(PERB)の目的はその構造を簡素化することである。本PERBは迅速かつ容易に装着することが可能であり、そのコストは低く、軽量で多目的性を備える。本PERBは人命救助備品に変換することが可能であり、緊急時に救助者が被災者を背負う際、脇下に抱える際、又は担架で運ぶ際に利用できるものである。
第2に、身体障害者の場合、特に身体障害児/負傷児を搬送するための備品がないことを嘆く金銭的余裕のない家族が多く存在する。現在、いかなる年齢の子供を搬送するために利用できるような適切な備品は存在しない。本PERBの利点は、車椅子を持っていない(たとえ持っていても車椅子では階段を上がったり、不規則な路面を通ることはできない)、金銭的余裕のない身体障害者に補助搬送装置を提供することである。
第3に、本PERBの目的は、緊急状況において本システムは胸部で運搬ロープ(52)に連結されるため、本PERBが被災者の全身を均等に囲むように構成することでその心理的な不安を軽減させることにある。さらに、高層ビルの建設現場で使用される従来の安全ベルトのように、本PERBを用いて負傷者を安全な場所に運搬することもできる。
従来の問題点を解決するため、本発明に係るPERBは調整可能であり、体重や身長にかかわらず身体の形状に適合可能な1つのバンドで構成されている。これは、バンドが交わる交差点(11、12)を固定することによって「
Figure 2009515567
」形状に形成された本体(10)を調整する第1トリグライドロック(13a、13b)を使用することで達成されるものであって、当該バンドの交差点からの両延端を係止する第1バインディングバックル(18a、18b)が設けられることを特徴とする。前記バンドと、前記トリグライドロックと、前記バインディングバックルと、の全ては一体化されて1つの備品になっている。前記バインディングバックルを含む前記バンドの形状は、あらゆる人体形状に合わせることができる前記トリグライドロックのために調整可能となっており、前記バンドはいかなる状況でも使用することができる完全なバンド製品である。
また、当該本体(10)上を移動する前記第2交差点(12)での前記第1「曰」形状のトリグライドロック(13)がさらに含まれることが望ましい。
また、当該本体(10)の上部(17)を滑動し、それに固定される、一対の第2バインディングバックル(19a、19b)を有する胸ベルト(16a、16b)がさらに含まれることが望ましい。
また、X型補助サスペンダー(20)がさらに含まれることが望ましく、そこでは、第3バインディングバックル(21a、21b)が当該第2バインディングバックル(19a、19b)と上部で接合され、第4バインディングバックル(22a、22b)が当該第1バインディングバックル(18a、18b)と下部で接合されることを特徴とする。
また、直線型肩ストラップ(31)がさらに含まれることが望ましく、そこでは、第5バインディングバックル(32a、32b)が両端に設けられ、ラダーロックバックル(30)が中間で当該本体(10)と組み合わされることを特徴とする。
また、一対の肩パッド(41)がさらに含まれることが望ましく、そこでは、該パッドがベルクロテープ(40)によって当該本体(10)の肩セクション(15)から着脱可能なように構成されることを特徴とする。
最後に、円形運搬バンド(50)がさらに含まれることが望ましく、そこでは、該バンドが、当該本体(10)と、避難手段を下降させるための懸垂降下ロープ(52)と、前記運搬バンド(50)を懸垂降下ロープ(52)に連結するカラビナ(51)と、と組み合わされることを特徴とする。
上記のように、本PERBには負傷者が非常災害から迅速に護送できるという利点があり、また、負傷者自身が本PERBを装着することによって安全な場所に避難することが可能であるという利点もある。
特に、本PERBの構造と使用は、事故の際に効率が良く、より容易に装着できるため、既存の救助備品と比較してさらに便利であり、その結果として即時かつ効率の良い応急処置を実現することができる。低コスト性、軽量性、及び顧客の注目をひく多機能性の利用に加えて、本PERBを用いて一般家庭での火事の被災者を救い出すこともできる。
同時に、身体障害者が自宅で本PERBを補助運搬装置として使用することも可能である。
これから、本PERBを5つの実施形態と関連して説明し、それを添付図面に例示的に示す。以下、図面を参照して本PERBの第1好適実施例、第2実施形態、第3好適実施形態、第4本好適実施形態、第5好適実施形態を例示する。図面中に提示した同一参照符号は同一要素を示すものである。
図1は本PERBの斜視図であり、前記基本構成部品を示し、図2は本PERB及びそれに対して取り付けられた前記胸ベルト(16a、16b)の斜視図であり、図3は第4及び第5好適実施形態のための本PERBの補助備品を示す。
以下、図1〜4、図7〜11、及び図15〜18に注目し、本PERBの5つの実施形態のさまざまな特色に関して詳細を提供する。
第1好適実施例に係る個人を護送するための救助ベルトは、前記本体(10)と、前記第1トリグライドロック(13a、13b)と、第1バインディングバックル付き腰ベルト(18a、18b)と、第2バインディングバックル(19a、19b)を含む前記胸ベルト(16)と、肩パッド(41)と、で構成されていることが望ましい。
当該本体(10)は交差点(11、12)においてオーバーラップした「
Figure 2009515567
」形状を有し、図1にその詳細を示したように、前記バンドのトリグライドロック(13a、13b)にて交差・横断し、輪状で所定の幅と長さを有する。このとき、当該本体(10)の両端部は交差点(11、12)から好適な長さを維持し、交差点(11、12)の両方から突出する2つのウェビングは前記腰ベルト(14)の役割を果たす。
両交差点(11、12)間では、前記本体のアーク(10a)と前記コード(10b)とが重なり合い、縫合固定されているため一定サイズの円形である前記第1交差点(11)を縫合することによって前記ベルトが緩むことを防止することも可能であり、
さらに、前記第2交差点(12)上の前記第1調整可能トリグライドロック(13b)により、ユーザーの身体に合うようにその長さを制御することも可能であり、当該アーク(10a)及び前記コード(10b)は被災者の臀部の上部及び下部の周りに巻き付かれ、該アークと該コードは、救助しようとする被災者の体重を救助者の背と肩とに均等に分散させる役割を果たす。
前記第1バインディングバックル(18a、18b)は、前記腰ベルト(14)の両端に設けられ、迅速に結束可能かつ着脱可能になっている。
前記腰ベルト(14)は、被災者の体重を救助者の腰に均等に分散させる役割を果たし、被災者を救助者の背部に密着させる役割も果たし、図1に示すように、交差点(11、12)から展開され、前記本体(10)の一部分となる。
前記背セクション(17a)は、その反対側の前記円柱状のアーク(10a)及び前記コード(10b)の上部本体(17)の一部であり、被災者の背部を囲む前記肩セクション(15)と接合され、被災者の脇下を通過し、救助者の肩に吊着し、被災者を救助者の背に密着させる。したがってこれにより、被災者が意識不明でも、被災者が確実に救助者に背負られた状態を保つことができ、意識不明の場合ですら、被災者は救助者の背で安定した状態を保つことができる。
また、前記肩ストラップ(31)両端の第5バインディングバックル(32a、32b)における直線型バンドは、後述するが、前記ラダーロック(30)に連結され、その両端は救助者の肩と、できれば被災者の肩と、をクロスオーバーし、その全長は前記胸ベルト(16)と接合することができる。当該肩ストラップ(31)は、ユーザーが救助を待機中に前記背セクション(17a)がずり落ちることを防止し、前記胸ベルト(16)の両端に設けられる前記第2バインディングバックル(19a、19b)と連結することも可能である。
図3に示すように、着脱可能な当該ラダーロック(30)は、ユーザーのサイズに応じて背セクション(17a)の長さを制御することも可能であり、被災者を救助者の背に固定させることが可能である。
前記肩セクション(15)は、前記交差点(11、12)と後述する第2取付具(9)との間の前記本体(10)の一部として被災者の体重を救助者の肩に分割する役割を果たす。
当該胸ベルト(16)は前記肩セクション(15)の下垂防止用として用いられて被災者の体重のほとんどを支え、前記2つの交差点(11、12)間にある前記肩セクション(15)において前記第2ラダーロック(9)に固定され、前記第2バインディングバックル(19a、19b)を連結することによって前記肩セクション(15)を救助者の胸部に密着固定する。
また、当該胸ベルト(16)は前記肩セクション(15)で上下に摺動自在な前記第2トリグライドロック(9)に連結するので、本PERBを緊急救助に利用する際、図10に示すように、前記円形ベルトの変形による位置変化に適合することが可能である。上述の第2トリグライドバックル(9)と類似形状を有するラダーロックは、両側に前記胸ベルト(16)が貫通滑動して前記肩セクション(15)に固定させるDリングを有することが望ましい。
以下に、本PERBの第2実施形態を説明する。
図7に示すように、前記の本体(10)、アーク(10a)、コード(10b)、腰ベルト(14)、胸ベルト(16)は本PERBの第2好適実施形態に使用され、
前記腰ベルト(14)、前記アーク(10a)及び前記コード(10-b)を用いることにより、負傷者の脚は固定され、前記背セクション(10a)及び前記胸ベルト(16)は救助者の肩に固定される。前記ベルトを救助者の肩に固定すると同時に他の腕で負傷者を介助することによって、救助者が負傷者の体重を支えることが可能である。
以下に本PERBの第3好適実施形態を説明する。
前記の本体(10)、アーク(10a)、コード(10b)、腰ベルト(14)、胸ベルト(16)は、一対のPERBを必要とする前記第3好適実施形態に使用される。
図8及び図9は本PERBの第3好適実施形態を示すものである。前記アーク(10a)、前記コード(10b)、及び前記腰ベルト(14)を用いることにより、被災者の負傷した大腿部は前記第2実施形態と同じ方法で固定され、次いで、前記肩セクション(15)は腰の高さでX形に交差され、前記背セクション(17a)及び胸ベルト(16)は救助者の他側肩及び脇下に固定される。一対の本PERBは左右対称のパターンを形成することができる。このとき、前記ラダーロックバックル(30)で前記背セクション(17a)を被災者の肩に密着させるためにその長さが制御される場合、被災者を運搬することができる追加のループをその肩に形成することが可能である。2つのループは、前記背セクション(17a)から形成することが可能であり、該ループを用いて救助者及び被災者を安全な場所にリフト移動することができる。後述の場合では、その運搬点が肩なので、負傷者の身体を直立又は垂直方向の姿勢にさせることが可能であるので、建物のひさしや突出する岩などを含む危険な物体を回避し、救助者が負傷者を安全に移動できるという利点を有する。
これから、本PERBの第4好適実施形態を説明する。
図9及び図10は本PERBの第4好適実施形態を示すものである。前記本体(10)、前記アーク(10a)、前記コード(10-b)、前記腰ベルト(14)、前記胸ベルト(16)、前記サスペンダー(20)、運搬バンド(61)が前記第4好適実施形態担架を構築するために使用され、さらに一対の本PERBも担架に使用される。以下、図9及び図10を参照して、担架用の前記第4好適実施形態の形成と機能を例示する。
図9は、2つのPERB及びハイキング杖を用いる担架の平面図である。両肩セクション(15)がX形状に交差され、前記本体(10)が<∞>形状の外観になされた後、前記アーク(10a)及び前記コード(10b)が楕円形に構成され、X形状を形成する前記本体(10)の背セクション(17)を内側として、その両側に2本の杖がそれぞれ貫装される。さらに、前記ハイキング杖のループを貫通する前記腰ベルト(14)は、前記ハイキング杖のフレームの周りに2回ほど巻き付けられる。これにより、当該本体(10)が前記杖フレーム上を移動・摺動することが防止される。その方法では、図9又は図10に示すように、「
Figure 2009515567
」形で構成される一対の本PERBは左右対称となり、両杖のオーバーラップ部は前記バインディングバンド(61)で確実に固定される。
図10は、担架として前記2つのPERBを用いる例示的な第4実施形態である。後述する2つのサスペンダー(20)は、前記担架に横臥する負傷者の上部及び下部に載置され、前記腰ベルトの第1バインディングバックル(18a、18b)と前記胸ベルトの第2バインディングバックル(19a、19b)とで結束するために用いられて、負傷者を担架に確実に固定する。このとき、サスペンダー(20)からの前記第3バインディングバックル(21a、21b)はその反対側の前記胸ベルトの第2バインディングバックル(19a、19b)と交差連結して、2つのPERBから担架を作るものであって、該担架は分離又は変形することがない「
Figure 2009515567
」形状をなすものである。
ここで、本PERBの第5好適実施形態を説明する。
図10〜18は緊急救助のための本PERBの使用説明図である。前記の本体
(10)、腰ベルト(14)、胸ベルト(16)、サスペンダー(20)、肩ストラップ(31)、運搬バンド(50)、カラビナ(51)、ロープ(52)が本PERBの第5好適実施形態に使用される。以下、図11及び図15〜図18を参照して、緊急救助のための前記第5好適実施形態の形成と機能を例示する。
図11は、すぐにでも背部に単独装着できる本PERBの展開図である。
当該アーク(10a)と当該コード(10-b)との両端部が「
Figure 2009515567
」形状をなすようにツイストされた後に、ユーザーはその脚を穴(∞形ループ)に挿入して中央交差部を会陰部に密着させ、前記腰ベルト(14)をヒップ上部の背後に回し、確実に固定する。
図12〜14に示すように、前記肩セクション(15)を胸でX形に交差後、ユーザーは前記背セクション(17a)を頭から装着し、脇下に配置する。次いで、前記ラダーロック(30)と接合された前記肩ストラップ(31)が垂直に肩越しに前記胸ベルト(16)に連結されるので、前記背セクション(17a)は脇下高さに確実に固定保持される。
前記肩セクション(15)で摺動可能な前記第2バインディングバックル(19a、19b)及び前記第2トリグライドロック(9)を含む前記胸ベルト(16)は、後述するが、装着条件に応じてその胸部において前記サスペンダー(20)内で前記第3バインディングバックル(21a、21b)と連結することも可能である。
前記背セクション(17a)は、任意のユーザーの身体に合うように前記ラダーロックバックル(30)を折りたたむことによってその長さを制御する。
図15〜図17は、図3におけるサスペンダー(20)の装着図である。
前記X形のサスペンダー(20)は、その上端にて第2バインディングバックル(19a、19b)に連結する前記第3バインディングバックル(21a、21b)と、その下端にて前記第1バインディングバックル(18a、18b)と連結する第4バインディングバックル(22a、22b)と、を有する。当該サスペンダー(20)は、ヒップ上部に前記腰ベルト(14)を配置する代わりに、前記腰ベルト(14)を前記胸ベルト(16)と肩越しに連結することによって、前記アーク(10a)及び前記コード(10b)が会陰下に下垂することを防止できる。そのため、本PERBが被災者の身体に密着され、被災者の身体も前記担架に確実に固定される。したがって、該サスペンダーは被救助者の身体を傷つける危険を防止する役割を果たす。
図18は本PERBを用いることによる緊急避難の実施形態を示す。前記運搬バンド(50)は、後述するが、緊急救助において前記懸垂降下ロープ(52)により被災者の体重を伝える役割を果たし、閉ループ状の布製バンドで構成されていることが好ましい。前記運搬バンド(50)の一端は、前記肩セクション(15)がその胸部で交差される部分を貫通し、後述するが、その他端は前記カラビナ(51)に連結する。
懸垂降下ロープ(52)による緊急救助の経路は、後述するが、カラビナ(51)によって前記運搬バンド(50)に連結される被災者の体重によって異なる。丘陵地では、被災者は前記懸垂降下ロープ(52)によって低地に避難することができ、被災者が溺れる寸前又は急流にはまった場合には、水平方向に避難させることも可能である。
一般的には登山備品として使用される前記カラビナ(51)には、閉鎖型及び開放型の手動切り替えがスプリングを用いて簡単に行えるという利点がある。さらに、該カラビナは、前記運搬バンド(50)と前記懸垂降下ロープ(52)の連結のみでなく、前記本体(10)と運搬バンド(50)の連結にも適している。この場合、該カラビナには、被災者が本PERBの本体(10)を装着した後ですら、前記運搬バンド(50)との連結が可能であるという利点がある。(特に、前記本体(10)と前記懸垂降下ロープ(52)とを連結する追加の下降装置が利用可能な場合)。
図3に示すように、前記肩パッド(41)は、フラップ(42)において前記ベルクロテープ(40)を含み、着脱可能であり、救助者が負傷者を背負って護送中に救助者の肩を保護し、さらに、緊急救助のために本PERBを装着する被災者の脇下も保護するものである。
加えて、前記の本体(10)、胸ベルト(16)、サスペンダー(20)、肩ストラップ(31)のそれぞれの端部には、トリグライドロックが含まれるので、その長さを調整することが可能になっている。
また、蛍光性の標識が本PERBに取り付けられているため、夜間のいかなる災害にも対処することも可能である。
発明の実施態様
上記では、各種の図面と仕様において最適な実施形態が開示されている。
本明細書では特定の用語を使用したが、それらの用語は本発明の特許請求の範囲に記載の本PERBの真の趣旨又は範囲を限定するものでなく、単に本PERBを例示するものにすぎない。したがって、前述の説明に鑑みて、本PERBの範囲を逸脱することなくさまざまな変更を行うことも可能であることは当業者であれば明らかであろう。よって、技術的な保護の真の範囲は、前記図面及び添付の特許請求範囲と併せて、前記仕様の技術マッピングによって判定されるものとする。
本発明は、トレッキング、ロッククライミング、水中スポーツ、スノースキーのようなレジャー分野、消火活動中の緊急避難の分野、高層ビルの建設現場、身体障害者の福利厚生分野、及び軍装備品の分野などにおいて、個人用緊急救助備品として広く利用することが可能である。
本PERBの斜視図であり、前記基本構成部品を示す。 本PERB及びそれに対して取り付けられた前記胸ベルト(16a、16b)の斜視図である。 好適実施形態のための本PERBの補助備品を示す。 本PERBの第1好適実施例の正面図であり、救助者に背負られて運ばれている負傷者を示す。 本PERBの第1好適実施例の側面図であり、救助者に背負られて運ばれている負傷者を示す。 本PERBの第1好適実施例の背面図であり、救助者に背負られて運ばれている負傷者を示す。 本PERBの第2本好適実施形態の正面図であり、救助者の助けによって支えられている負傷者を示す。 本PERBの第3好適実施形態の正面図であり、航空救難のために本PERBを装着する被災者を示す。 PERBの第4好適実施形態の平面図であり、2つのPERBから成る登山杖付き担架を示す。 PERBの第4好適実施形態の担架に横臥し、それに固定された被災者を示す。 緊急救助のために装着されるPERBの第5好適実施形態の展開図である。 緊急救助のための前記第5好適実施形態のPERBを装着するユーザーの正面図である。 緊急救助のための前記第5好適実施形態のPERBを装着するユーザーの側面図である。 緊急救助のための前記第5好適実施形態のPERBを装着するユーザーの背面図である。 前記第5好適実施形態のPERBを装着するユーザーの正面図であって、補助サスペンダー(20)が本PERBに追加されていることを特徴とするものである。 前記第5好適実施形態のPERBを装着するユーザーの側面図であって、補助サスペンダー(20)が本PERBに追加されていることを特徴とするものである。 前記第5好適実施形態のPERBを装着するユーザーの背面図であって、補助サスペンダー(20)が本PERBに追加されていることを特徴とするものである。 ロープ(52)及びカラビナ(51)を利用してPERBの第5好適実施形態を用いる緊急救助を示す。 従来の救助ベルトの装着者を示す。
符号の説明
10:PERBの本体。10a:アーク。10b:コード。
11、12:交差点。9:第2トリグライドロック。
13a、13b:第1トリグライドロック。(= スリップロックバックル)
14:腰ベルト。15:肩セクション。16:胸ベルト。
17:本体の上部。17a:背セクション。
18a、18b:一対の第1バインディングバックル。
19a、19b:一対の第2バインディングバックル。20:補助サスペンダー。
21a、21b:一対の第3バインディングバックル。
22a、22b:一対の第4バインディングバックル。
30:ラダーロックバックル。31:肩ストラップ。
32a、32b:一対の第5バインディングバックル。
40:ベルクロテープ。41:肩パッド。42:フラップ。
50:運搬バンド。51:カラビナ。52:懸垂降下ロープ。
61:バインディングバンド。62:登山杖用ループ。

Claims (8)

  1. 以下を含む個人用緊急救助ベルト(PERB)。1つのバンド及び「
    Figure 2009515567
    」形状で構成されている本体と、当該バンドにより、当該バンドの両端が交わる前記交差点(11、12)を固定することによって「
    Figure 2009515567
    」形状を含むことを特徴とする前記第1トリグライドロック(13a、13b)と、さらに、当該本体(10)の突出端部を結合する一対の第1バインディングバックル(18a、18b)。
  2. 以下を含む個人用緊急救助ベルト(PERB)。2つのバンド及び「
    Figure 2009515567
    」形状で構成されている本体と、当該バンドにより、当該バンドが交わる前記交差点(11、12)を固定することによって「
    Figure 2009515567
    」形状を含むことを特徴とする前記第1トリグライドロック(13a、13b)と、さらに、当該本体(10)の「
    Figure 2009515567
    」形状バンドの突出端部を結合する一対の第1バインディングバックル(18a、18b)と、当該本体(10)の「U」形状バンドの端部を結合する別の対のバインディングバックル。
  3. 当該第1トリグライドロック(13)のうちの少なくとも1つが当該本体(10)に摺動自在に固定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のPERB。
  4. 当該交差点(11、12)間で当該本体(17)の上部に結合され、当該上部(17)上を移動し、各端に一対の第2バインディングバックル(19a、19b)を備える一対の胸ベルト(16a、16b)をさらに含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のPERB。
  5. 請求項1又は請求項2に 記載のPERBであって、一対の第3バインディングバックル(21a、21b)が当該胸ベルトの当該第2バインディングバックル(19a、19b)と上部で接合され、一対の第4バインディングバックル(22a、22b)が当該第1バインディングバックル(18a、18b)と下部で接合されることを含むX型補助サスペンダーをさらに含むことを特徴とするPERB。
  6. 請求項1又は請求項2に記載のPERBであって、一対の第5バインディングバックルが両端に設けられ、その中間で前記ラダーロックバックルが当該本体(10)と組み合わされる直線型肩ストラップ(31)をさらに含むことを特徴とするPERB。
  7. 請求項1又は請求項2に記載のPERBであって、前記肩セクション(15)又は当該本体(40)の背セクション(17a)から着脱可能であるように構成される一対の肩パッド(41)をさらに含むことを特徴とするPERB。
  8. 以下をさらに含む請求項4に記載のPERB。当該本体の上部(17)と組み合わされる前記円形運搬バンド(50)と、避難手段を下降させるための懸垂降下ロープ(52)と、前記運搬バンド(50)をロープに連結するカラビナ(51)。
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