JP2009511892A5 - - Google Patents

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Claims (72)

  1. 抗体ポリペプチドのレパートリーから、標的リガンドと、標的リガンドの特異性に関係なく該レパートリーの機能的メンバーに結合することができる一般リガンドとに結合する機能的可変ドメインの集団を選択する方法であって、
    a)該レパートリーを一般リガンドと接触させ、それに結合した機能的可変ドメインを選択する工程;および
    b)選択された機能的可変ドメインを標的リガンドと接触させ、標的リガンドに結合する可変ドメインの集団を選択する工程、
    を含み、ここで(i)可変ドメインは重鎖可変ドメインであり、一般リガンドは抗体軽鎖可変ドメインであり;または(ii)可変ドメインは軽鎖可変ドメインであり、一般リガンドは抗体重鎖可変ドメインであり;ならびに
    必要に応じて、(i)において、重鎖可変ドメインはラクダ科動物の可変ドメイン(VHH)もしくはラクダ科動物の重鎖抗体(H2抗体)から誘導されたものであり;または必要に応じて、(i)および(ii)において、それぞれの可変ドメインはヒト可変ドメインであるか、もしくはヒトから誘導されたものである、前記方法。
  2. 抗体ポリペプチドのレパートリーを最初に標的リガンドと接触させ、次いで一般リガンドと接触させる、請求項1に記載の方法。
  3. 一般リガンドが可変ドメインのレパートリーのサブセットに結合する、請求項1または2に記載の方法。
  4. 2個以上のサブセットを、ポリペプチドのレパートリーから選択する、請求項3に記載の方法。
  5. 選択を、2個以上の一般リガンド、必要に応じて、2個以上の軽鎖可変ドメイン(オプション(i)について)、または2個以上の重鎖可変ドメイン(オプション(ii)について)を用いて実施する、請求項4に記載の方法。
  6. 2個以上のサブセットを、選択後に混合して、ポリペプチドのさらなるレパートリーを作製する、請求項4または5に記載の方法。
  7. ポリペプチドの2個以上のレパートリーを一般リガンドと接触させた後、それによって得られたポリペプチドのサブセットを混合する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 抗体重鎖可変ドメインの集団を請求項1に従って選択し、抗体軽鎖可変ドメインの集団を請求項1に従って選択した後、それによって得られた集団を混合する方法。
  9. 抗体ポリペプチドの集団から少なくとも1種の抗体重鎖可変ドメインを選択する方法であって、
    a)該集団を抗体軽鎖可変ドメインと接触させること、および
    b)軽鎖可変ドメインに結合する少なくとも1種の抗体重鎖可変ドメインを選択すること、
    を含む前記方法。
  10. 工程a)の前に、抗体ポリペプチドを標的リガンドと接触させ、標的リガンドに結合する抗体ポリペプチドを選択し、それによって工程a)で用いられる抗体ポリペプチドの前記集団を提供する工程を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 工程b)の後に、工程b)で選択された抗体重鎖可変ドメインを標的リガンドと接触させ、標的リガンドに結合する重鎖可変ドメインを選択する工程を含む、請求項9に記載の方法。
  12. 工程b)で選択された各重鎖ドメインが、ラクダ科動物から誘導された重鎖可変ドメイン;VHHドメイン;Nanobody(商標);位置44にグリシンを有するVHH;位置45にロイシンを有するVHH;位置47にトリプトファンを有するVHH;位置44にグリシンを有し、位置45にロイシンを有するVHH;位置44にグリシンを有し、位置47にトリプトファンを有するVHH;位置45にロイシンを有し、位置47にトリプトファンを有するVHH;位置44にグリシン、位置45にロイシンおよび位置47にトリプトファンを有するVHH;位置103にトリプトファンまたはアルギニンを有するVHHからなる群に由来する、請求項9〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 工程b)で選択された各重鎖ドメインが、ヒト化重鎖可変ドメイン、場合によりヒト化ラクダ科動物もしくはマウス重鎖可変ドメインまたはヒト化Nanobody(商標)である、請求項9〜11のいずれか1項に記載の方法。
  14. 工程b)で選択された各重鎖ドメインが、ヒト重鎖可変ドメインである、請求項9〜11のいずれか1項に記載の方法。
  15. 軽鎖可変ドメインが、ヒト軽鎖可変ドメインもしくはヒトから誘導されたものであるか、または生殖系列遺伝子配列DPK9によりコードされるFW2と同一であるFW2配列を有する軽鎖可変ドメインである、請求項9〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 軽鎖可変ドメインが、ラクダ科動物軽鎖可変ドメインであるか、またはラクダ科動物から誘導されたものである、請求項9〜14のいずれか1項に記載の方法。
  17. 工程a)で用いられる集団が、(i)軽鎖可変ドメインと対形成していない少なくとも1個の重鎖可変ドメインをそれぞれ含む抗体ポリペプチド;および(ii)軽鎖可変ドメインと対形成した重鎖可変ドメインをそれぞれ含む抗体ポリペプチドを含む、請求項9〜16のいずれか1項に記載の方法。
  18. ポリペプチドが請求項9に記載の方法により取得可能であり、該方法における軽鎖可変ドメインがヒト軽鎖可変ドメインであり、重鎖可変ドメインが非ヒト哺乳動物に由来し、且つヒト化重鎖可変ドメインである、抗体重鎖可変ドメインを含むか、またはそれからなる単離された抗体ポリペプチド。
  19. 重鎖可変ドメインが、ヒト化ラクダ科動物またはマウス重鎖可変ドメインである、請求項18に記載の抗体ポリペプチド。
  20. 重鎖可変ドメインが、ラクダ科動物から誘導された重鎖可変ドメイン;VHHドメイン;Nanobody(商標);位置44にグリシンを有するVHH;位置45にロイシンを有するVHH;位置47にトリプトファンを有するVHH;位置44にグリシンを有し、位置45にロイシンを有するVHH;位置44にグリシンを有し、位置47にトリプトファンを有するVHH;位置45にロイシンを有し、位置47にトリプトファンを有するVHH;位置44にグリシン、位置45にロイシンおよび位置47にトリプトファンを有するVHH;位置103にトリプトファンまたはアルギニンを有するVHHからなる群に由来する、請求項18に記載の抗体ポリペプチド。
  21. 重鎖可変ドメインを、ラクダ科動物のIgGまたはラクダ科動物から誘導されたIgGの一部として提供する、請求項20に記載の抗体ポリペプチド。
  22. 重鎖可変ドメインを、ヒトIgGまたはヒトから誘導されたIgGの一部として提供し、重鎖可変ドメインを、IgG中、請求項10に記載の軽鎖可変ドメインとは異なる軽鎖可変ドメインと対形成させる、請求項20に記載の抗体ポリペプチド。
  23. 医薬として使用するための請求項18〜22のいずれか1項に記載の抗体ポリペプチド
  24. ヒトにおける疾患または症状の治療および/または予防のための請求項18〜22のいずれか1項に記載の抗体ポリペプチド
  25. 重鎖可変ドメインが、TNFα、血清アルブミン、フォン・ビルブラント因子(vWF)、IgE、インターフェロンγ、EGFR、IgE、MMP12、PDK1およびアミロイドβ(A-β)、または添付物1に列挙された標的のいずれか1つからなる群より選択される標的リガンドに結合する、請求項9〜17のいずれか1項に記載の方法または請求項18〜24のいずれか1項に記載の抗体ポリペプチド
  26. 抗体ポリペプチドの集団から少なくとも1個の抗体軽鎖可変ドメインを選択する方法であって、
    a)該集団を抗体重鎖可変ドメインと接触させること、および
    b)重鎖可変ドメインに結合する少なくとも1個の抗体軽鎖可変ドメインを選択すること、
    を含む前記方法。
  27. 工程a)の前に、抗体ポリペプチドを標的リガンドと接触させ、標的リガンドに結合する抗体ポリペプチドを選択し、それによって工程a)で用いられる抗体ポリペプチドの前記集団を提供する工程を含む、請求項26に記載の方法。
  28. 工程b)の後に、工程b)で選択された抗体軽鎖可変ドメインを標的リガンドと接触させ、標的リガンドに結合する軽鎖可変ドメインを選択する工程を含む、請求項26に記載の方法。
  29. 工程b)で選択された各軽鎖ドメインが、ラクダ科動物から誘導されたものである、請求項26〜28のいずれか1項に記載の方法。
  30. 工程b)で選択された各軽鎖ドメインが、ヒト軽鎖可変ドメイン、またはヒト化軽鎖可変ドメイン、場合によりヒト化ラクダ科動物もしくはマウス可変ドメインである、請求項26〜28のいずれか1項に記載の方法。
  31. 重鎖可変ドメインが、ヒト重鎖可変ドメイン;ヒトから誘導されたもの;生殖系列遺伝子配列DP47によりコードされるFW2と同一であるFW2配列を有する重鎖可変ドメイン;または生殖系列遺伝子配列DP47によりコードされる位置44、45および47と同一である位置44、45および47を有する重鎖可変ドメインである、請求項26〜28のいずれか1項に記載の方法。
  32. 重鎖可変ドメインが、ラクダ科動物重鎖可変ドメイン(VHHもしくはVH)であるか、またはラクダ科動物から誘導されたものである、請求項26〜28のいずれか1項に記載の方法。
  33. 工程a)における集団を、B細胞の集団により提供する、請求項26〜32のいずれか1項に記載の方法。
  34. B細胞が末梢血リンパ球である、請求項33に記載の方法。
  35. B細胞を、標的抗原で免疫した動物から単離する、請求項33または34に記載の方法。
  36. B細胞を、標的抗原で免疫されていない動物から単離する、請求項33または34に記載の方法。
  37. 工程a)で用いられる集団を、合成的に再編成された抗体遺伝子によりコードされた抗体ポリペプチドのレパートリーにより提供する、請求項26〜32のいずれか1項に記載の方法。
  38. 工程a)で用いられる集団を、前記抗体ポリペプチドを展示するバクテリオファージを含むファージディスプレイライブラリーにより提供する、請求項26〜32のいずれか1項に記載の方法。
  39. 工程a)で用いられる集団が、(i)重鎖可変ドメインと対形成していない少なくとも1個の軽鎖可変ドメインをそれぞれ含む抗体ポリペプチド;および(ii)重鎖可変ドメインと対形成した軽鎖可変ドメインをそれぞれ含む抗体ポリペプチドを含む、請求項26〜38のいずれか1項に記載の方法。
  40. 工程a)で用いられる集団が、ヒト軽鎖単一可変ドメイン(VL)を含む、請求項26〜38のいずれか1項に記載の方法。
  41. ポリペプチドが請求項26に記載の方法により取得可能であり、該方法における重鎖可変ドメインがヒト重鎖可変ドメインであり、軽鎖可変ドメインが非ヒト哺乳動物に由来するものである、抗体軽鎖可変ドメインを含むか、またはそれからなる単離された抗体ポリペプチド。
  42. 軽鎖可変ドメインが、ヒト化ラクダ科動物またはマウス軽鎖可変ドメインである、請求項41に記載の抗体ポリペプチド。
  43. 軽鎖可変ドメインがラクダ科動物に由来するものである、請求項41に記載の抗体ポリペプチド。
  44. 軽鎖可変ドメインを、ラクダ科動物のIgGまたはラクダ科動物から誘導されたIgGの一部として提供する、請求項41に記載の抗体ポリペプチド。
  45. 軽鎖可変ドメインを、ヒトIgGまたはヒトから誘導されたIgGの一部として提供し、軽鎖可変ドメインがIgG中で請求項26に記載の重鎖可変ドメインと異なる重鎖可変ドメインと対形成させる、請求項41に記載の抗体ポリペプチド。
  46. 請求項18〜22および41〜45のいずれか1項に記載の抗体ポリペプチドに連結された半減期延長部分を含むポリペプチドであって、該部分がPEG;抗体定常ドメイン;抗体Fc領域;アルブミンもしくはその断片;アルブミン、アルブミン断片に結合するペプチドもしくは抗体フラグメント;新生児Fc受容体;トランスフェリン;またはトランスフェリン受容体から選択される、前記ポリペプチド。
  47. 医薬として使用するための請求項41〜46のいずれか1項に記載の抗体ポリペプチド
  48. ヒトにおける疾患または症状の治療および/または予防のための請求項41〜46のいずれか1項に記載の抗体ポリペプチド
  49. 軽鎖可変ドメインまたは抗体ポリペプチドの可変ドメインが、TNFα、血清アルブミン、フォン・ビルブラント因子(vWF)、IgE、インターフェロンγ、EGFR、IgE、MMP12、PDK1およびアミロイドβ(A-β)、または添付物1に列挙された標的のいずれか1つからなる群より選択される標的リガンドに結合する、請求項26〜40のいずれか1項に記載の方法または請求項41〜46のいずれか1項に記載の抗体ポリペプチド
  50. 選択された可変ドメインの突然変異体または誘導体を作製する工程を含む、請求項1、9または26に記載の方法。
  51. 単一可変ドメインおよびIgGを含む抗体ポリペプチドの集団中のラクダ科動物のVHH抗体単一可変ドメインからIgGを分離する方法であって、
    a)該集団を一般リガンドと接触させること、および
    b)一般リガンドに結合するサブ集団を選択し、それによって単一可変ドメインからIgGを分離すること、
    を含み、一般リガンドが抗体CH1ドメイン、軽鎖定常ドメイン(CL)、IgGヒンジまたは抗体軽鎖可変ドメインに対する結合特異性を有する、前記方法。
  52. ラクダ科動物のVHHドメインおよびIgGを含む抗体ポリペプチドの集団中のIgGからラクダ科動物のVHH単一可変ドメインを分離する方法であって、
    a)該集団を一般リガンドと接触させること、および
    b)一般リガンドに結合するサブ集団を選択し、それによってIgGから単一可変ドメインを分離すること、
    を含み、一般リガンドが(i)VHHに対する結合特異性を有するが、VHに対する結合特異性を有さず;または(ii)重鎖抗体(H2)ヒンジに対する結合特異性を有する、前記方法。
  53. 一般リガンドが添付物2a)、c)、d)またはe)から選択される抗体可変ドメインである、請求項1〜7および9〜52のいずれか1項に記載の方法または抗体ポリペプチド
  54. 抗体ポリペプチドのレパートリーから、標的リガンドと一般リガンドに結合する単一可変ドメインを選択する方法であって、
    a)該レパートリーを標的リガンドと接触させ、それに結合した単一可変ドメインを選択する工程;および
    b)選択された可変ドメインを一般リガンドと接触させ、一般リガンドに結合する可変ドメインを選択する工程、
    を含み、一般リガンドが添付物2c)またはe)から選択される抗体可変ドメインであり;ならびに
    (i)選択された可変ドメインが重鎖可変ドメインである場合、一般リガンドが軽鎖可変ドメインであるか、または(ii)選択された可変ドメインが軽鎖可変ドメインである場合、一般リガンドが重鎖可変ドメインである、前記方法。
  55. 選択された可変ドメインの突然変異体または誘導体を作製する工程を含む、請求項54に記載の方法。
  56. 一般リガンドが、選択された可変ドメインと同じ標的リガンド種に結合する、請求項54に記載の方法。
  57. 一般リガンドが、選択された可変ドメインと異なる標的リガンド種に結合する、請求項54に記載の方法。
  58. 選択された可変ドメインを、一般リガンドと同一である抗体可変ドメインまたはその誘導体と組み合わせて、標的リガンド結合特異性を有する生成物を作製することを含む、請求項54に記載の方法。
  59. 標的リガンドに結合する添付物2c)(i)〜(iv)のいずれかに記載の抗体または抗体フラグメントの誘導体を作製する方法であって、
    a)該抗体もしくはフラグメントの重鎖可変ドメインまたは請求項54に記載の方法における一般リガンドと同一の可変ドメインを使用し、工程a)で用いられる標的リガンドが抗体もしくはフラグメントが結合する標的リガンドであり、それによって、標的リガンドおよび重鎖可変ドメインに結合する軽鎖単一可変ドメインを選択すること;ならびに
    b)抗体もしくはフラグメントの少なくとも1個の軽鎖可変ドメインを、選択された軽鎖可変ドメイン;同一の軽鎖可変ドメインもしくはその誘導体と置換すること、
    を含む前記方法。
  60. 添付物2c)(i)〜(iv)のいずれかに記載の抗体または抗体フラグメントの多特異的誘導体を作製する方法であって、
    a)該抗体もしくはフラグメントの重鎖可変ドメインまたは請求項54に記載の方法における一般リガンドと同一の可変ドメインを使用し、工程a)で用いられる標的リガンドが抗体もしくはフラグメントが結合する標的リガンドと異なる標的リガンドであり、それによって、異なる標的リガンドおよび重鎖可変ドメインに結合する軽鎖単一可変ドメインを選択すること;ならびに
    b)抗体もしくはフラグメントの少なくとも1個の軽鎖可変ドメインを、選択された軽鎖可変ドメイン;同一の軽鎖可変ドメインもしくはその誘導体と置換し、それによって多特異的生成物を作製すること、
    を含む前記方法。
  61. 標的リガンドに結合する添付物2c)(i)〜(iv)のいずれかに記載の抗体または抗体フラグメントの誘導体を作製する方法であって、
    a)該抗体もしくはフラグメントの軽鎖可変ドメインまたは請求項54に記載の方法における一般リガンドと同一の可変ドメインを使用し、工程a)で用いられる標的リガンドが抗体もしくはフラグメントが結合する標的リガンドであり、それによって、標的リガンドおよび軽鎖可変ドメインに結合する重鎖単一可変ドメインを選択すること;ならびに
    b)抗体もしくはフラグメントの少なくとも1個の重鎖可変ドメインを、選択された重鎖可変ドメイン;同一の重鎖可変ドメインもしくはその誘導体と置換すること、
    を含む前記方法。
  62. 添付物2c)(i)〜(iv)のいずれかに記載の抗体または抗体フラグメントの多特異的誘導体を作製する方法であって、
    a)該抗体もしくはフラグメントの軽鎖可変ドメインまたは請求項54に記載の方法における一般リガンドと同一の可変ドメインを使用し、工程a)で用いられる標的リガンドが抗体もしくはフラグメントが結合する標的リガンドと異なる標的リガンドであり、それによって、異なる標的リガンドおよび軽鎖可変ドメインに結合する重鎖単一可変ドメインを選択すること;ならびに
    b)抗体もしくはフラグメントの少なくとも1個の重鎖可変ドメインを、選択された重鎖可変ドメイン;同一の重鎖可変ドメインもしくはその誘導体と置換し、それによって多特異的生成物を作製すること、
    を含む前記方法。
  63. 重鎖可変ドメインを、ラクダ科動物から誘導された重鎖可変ドメイン;VHHドメイン;Nanobody(商標);位置44にグリシンを有するVHH;位置45にロイシンを有するVHH;位置47にトリプトファンを有するVHH;位置44にグリシンを有し、位置45にロイシンを有するVHH;位置44にグリシンを有し、位置47にトリプトファンを有するVHH;位置45にロイシンを有し、位置47にトリプトファンを有するVHH;位置44にグリシン、位置45にロイシンおよび位置47にトリプトファンを有するVHH;位置103にトリプトファンまたはアルギニンを有するVHH;ヒト化ラクダ科動物もしくはマウス重鎖可変ドメイン;ヒト化Nanobody(商標);ヒト重鎖可変ドメイン;ヒトから誘導された重鎖可変ドメイン;生殖系列遺伝子配列DP47によりコードされるFW2と同一であるFW2配列を有する重鎖可変ドメイン;または生殖系列遺伝子配列DP47によりコードされる位置44、45および47と同一である位置44、45および47を有する重鎖可変ドメインからなる群より選択する、請求項60〜62のいずれか1項に記載の方法。
  64. 軽鎖可変ドメインを、ヒト軽鎖可変ドメイン;ヒトから誘導された軽鎖可変ドメイン;生殖系列遺伝子配列DPK9によりコードされるFW2と同一であるFW2配列を有する軽鎖可変ドメイン;ラクダ科動物軽鎖可変ドメイン;ラクダ科動物から誘導された軽鎖可変ドメイン;およびヒト化ラクダ科動物もしくはマウス軽鎖可変ドメインから選択する、請求項59または60に記載の方法。
  65. a)選択された可変ドメインが重鎖可変ドメインであり、抗体もしくはフラグメントの各重鎖可変ドメインを、選択された重鎖可変ドメイン;同一の重鎖可変ドメインもしくはその誘導体と置換するか、またはb)選択された可変ドメインが軽鎖可変ドメインであり、抗体もしくはフラグメントの各軽鎖可変ドメインを、選択された軽鎖可変ドメイン;同一の軽鎖可変ドメインもしくはその誘導体と置換する、請求項59〜64のいずれか1項に記載の方法。
  66. 請求項59〜65のいずれか1項に記載の方法により取得可能な誘導体。
  67. 請求項59〜65のいずれか1項に記載の方法により取得可能である、Panorex(商標)、Rituxin(商標)、Zevalin(商標)、Mylotarg(商標)、Campath(商標)、Herceptin(商標)、ReoPro(商標)、Synagis(商標)、Xolair(商標)、Remicade(商標)、Simulect(商標)、OKT3(商標)、Orthoclone(商標)、Zenapax(商標)、Humira(商標)、Bexxar(商標)、Raptiva(商標)、Antegren(商標)、Erbitux(商標)およびAvastin(商標)から選択される抗体または抗体フラグメントの誘導体。
  68. 一般リガンドが、Panorex(商標)、Rituxin(商標)、Zevalin(商標)、Mylotarg(商標)、Campath(商標)、Herceptin(商標)、ReoPro(商標)、Synagis(商標)、Xolair(商標)、Remicade(商標)、Simulect(商標)、OKT3(商標)、Orthoclone(商標)、Zenapax(商標)、Humira(商標)、Bexxar(商標)、Raptiva(商標)、Antegren(商標)、Erbitux(商標)およびAvastin(商標)から選択される抗体もしくは抗体フラグメントに由来する抗体可変ドメインまたは該抗体もしくは抗体フラグメントにより結合した標的リガンドに結合する同一の可変ドメインもしくはその誘導体である、請求項60に記載の方法。
  69. 請求項68に記載の方法により取得可能である、標的リガンド結合特異性を有する生成物。
  70. 医薬として使用するための請求項66、67および69のいずれか1項に記載の誘導体または生成物
  71. ヒトにおける疾患または症状の治療および/または予防のための請求項66、67および69のいずれか1項に記載の誘導体または生成物
  72. 症状が添付物2c)(i)中の抗体もしくは抗体フラグメントについて列挙された症状である、ヒトにおける疾患または症状の治療および/または予防のための請求項66または69に記載の誘導体または生成物
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