JP2009506882A - オイルフィルタシステムおよびオイルフィルタシステム用フィルタエレメント - Google Patents
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Abstract
本発明は、つぎのようなオイルフィルタシステム(10)に関するものである。すなわち、このオイルフィルタシステム(10)は、フィルタエレメント(18)のための収容スペース(16)を有するハウジングを備えている。このフィルタエレメント(18)はハウジングに挿入可能であり、そして、このフィルタエレメント(18)を半径方向にオイルが貫流可能である。また、このオイルフィルタシステム(10)は、フィルタエレメント(18)が挿入されているときにフィルタエレメント(18)を支持する支持管(42)と、ネジ(15)でもってハウジング(12)にねじ込み可能なキャップ(14)とをさらに備えている。
本発明は、キャップ(14)をハウジングにねじ込むとき、または、ハウジングから取り外すときに、フィルタエレメント(18)を一緒に回すために、キャップが連行用のリブ(44)を備えていることを特徴としている。
【選択図】 図1
本発明は、キャップ(14)をハウジングにねじ込むとき、または、ハウジングから取り外すときに、フィルタエレメント(18)を一緒に回すために、キャップが連行用のリブ(44)を備えていることを特徴としている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、フィルタエレメントのための収容スペースを有するハウジングを備え、このフィルタエレメントが上記ハウジングに挿入可能であって、このフィルタエレメントを半径方向にオイルが貫流可能であり、上記フィルタエレメントが挿入されているときにこのフィルタエレメントを支持する支持管と、ネジでもって上記ハウジングにねじ込み可能なキャップとをさらに備えているオイルフィルタシステムに関するものである。
この種のオイルフィルタシステムとしては、さまざまな方法によるものが公知である。
例えば、DE 198 59 960 A1からは、フィルタエレメントの交換時に、このフィルタエレメントをキャップとともに収容スペースから取り出すことが公知である。
実際の場合には、特にオイルの温度が高いために、フィルタエレメントを比較的長期間にわたって挿入していたときには、ハウジングに対して、および/または、その他のハウジングおよび/または支持管に支持される部品に対して、フィルタエレメントのこびり付きが生じる可能性があることが分かっている。このようになると、フィルタエレメントの交換時にハウジングからフィルタエレメントを取り出すのが、きわめて困難になる。
本発明の課題は、冒頭に挙げた種類のオイルフィルタシステムを改良して、フィルタエレメントの取り出しおよび/または交換を簡単に行えるようにすることである。特に、フィルタエレメントが支持管および/またはハウジングに固着している場合でも、フィルタエレメントの交換ができるようにすることである。
この課題は、冒頭に挙げた種類のオイルフィルタシステムにおいて、つぎのようにして解決される。すなわち、キャップをハウジングにねじ込むとき、および、取り外すときに、フィルタエレメントを回転させる連行用のリブをキャップに設けることである。これによって、キャップをねじ込むとき、および、取り外すときに、ハウジングに対するフィルタエレメントの相対的な運動が得られる。そして、ハウジングまたはハウジング側の部品にこびりついたフィルタエレメントが、分離される。
この場合、フィルタエレメントの交換時には支持管がハウジング内に残るように、支持管をハウジングに固定するのが有利である。このためには、支持管をハウジングに、特には、ラッチ固定、ネジ固定および/または差し込み式固定および/または分離不能に、固定することができる。ラッチ固定の場合には、相応のラッチ手段を設けなければならない。ネジ固定の場合には、相応のネジおよび/またはボルトを設けなければならない。差し込み式固定の場合には、まず、支持管をその長手軸に沿って収容スペースに挿入し、つぎに、この長手軸を中心にしてねじって、このために設けられたほぼ鍵穴状の後隔離部分によって固定する。
フレーム状の支持管には、フィルタエレメントの上側および下側の端部がある領域に取り付け面を設け、この取り付け面にフィルタエレメントを密着して取り付ければ有利である。特に、この取り付け面には、支持管に対するフィルタエレメントの固着が生じる可能性がある。
本発明の1つの発展形態として、フィルタエレメントが挿入されかつキャップがねじ込まれているときに、このフィルタエレメントをキャップに向かって押すスプリングエレメントを設けることが考えられる。このようなスプリングエレメントによって、キャップを取り外すときに、フィルタエレメントを少なくとも限定された範囲で持ち上げて、フィルタエレメントを収容スペースから容易に取り出せるようにすることができる。この場合、フィルタエレメントが挿入されているときには、収容スペースの底部にあるドレーン流路を閉じ、そして、フィルタエレメントを取り出すときには、ドレーン流路を開くことが考えられる。この場合、スプリングエレメントは、ドレーン流路を開くのを助ける。
本発明の別の1つの発展形態として、連行用リブが、キャップの内側における半径方向の外側寄りの領域に設けられかつ半径方向における内側に突出する連行部分をそれぞれ1つずつ有することができる。そして、フィルタエレメントが挿入されているときには、この連行部分が、このフィルタエレメントに設けられた切り欠きに係合する。この場合、連行部分は、ほぼ軸方向に延びるエッジを有するか、あるいは、曲がった形状にすることができる。特に、複数の連行用リブがあって、これらの連行部分が、互いに等間隔でキャップに設けられているのが有利である。このようにすれば、連行用リブのそれぞれが、フィルタエレメントにこれと対応して設けられた切り欠きに係合する。
本発明のもう1つの実施形態として、半径方向における内側に突出するセンタリング面をキャップの内側における半径方向の外側寄りの領域に有するセンタリング用リブを備えている。そして、このセンタリング用リブが、キャップをかぶせることおよび/またはねじ込むことが行われたときに、フィルタエレメントのうちのキャップ側の面を半径方向にセンタリングする。これによって、フィルタエレメントのキャップ側の部分は、フィルタエレメントをねじ込むときに、その動作ポジションに達する。この場合、センタリング用リブが連行用リブとは別個に形成されているのが有利である。このことには、つぎのような利点がある。すなわち、キャップをねじ込むときに、連行用リブが、フィルタエレメントに向かって軸方向に作用したり、場合によっては、フィルタエレメントの機能能力を損ねたりすることがない。
本発明のさらに1つの発展形態では、センタリング用リブが、軸方向における下方に突出する接触面を有し、キャップをかぶせることおよび/またはねじ込むことが行われたときに、この接触面が、フィルタエレメントのうちのキャップ側の面を押す。これによって、キャップをねじ込むときに、フィルタエレメントが、軸方向における下方に向かって的を絞って動かされて、このフィルタエレメントの動作ポジションに達する。
本発明のもう1つの実施形態では、センタリング用リブのセンタリング面と接触面とが、互いに隣接して設けられている。有利な方法として、これら2つの部分を互いに垂直になるように位置させる。この際、支持管の中心長手軸に対しては、接触面は垂直に、そして、センタリング面は平行に位置させる。
本発明においては、連行用リブとセンタリング用リブとをただ1つの相応な形状のリブで形成することもできる。これによって、リブの合計個数を最小限に抑えることができる。
本発明ではさらに、連行用リブが、センタリング用リブよりも、収容スペースの底部を向いている軸方向にさらに突出していることができる。このことには、つぎのような利点がある。すなわち、センタリング用リブがフィルタエレメントに向かって働く前に、まず、連行用リブが、この連行用リブのためにフィルタエレメントに設けられた切り欠きに係合することができる。
本発明のさらに1つの発展形態として、支持管であるか、あるいは、支持管またはハウジングに案内される部品であるかが、フィルタエレメントのうちのキャップとは反対側にある面と接触するための接触面を有することができる。このような接触面が設けられている場合、接触面に対するフィルタエレメントの望ましからぬこびりつきまたは固着は、キャップを取り外すときに、フィルタエレメントが一緒に回転することによって、解決される。この場合、接触面は、支持管の中心長手軸に対してほぼ垂直に位置している。
本発明においては、オイルフィルタシステムがその一部としてフィルタエレメントを含むものであることもできる。
本発明によるオイルフィルタシステムのためのこのようなフィルタエレメントは、オイルフィルタシステムのキャップに設けられた連行用リブを受ける切り欠きを備えている。この際、切り欠きの幅が、連行用リブの幅に等しいか、または、それよりもわずかに広く構成されている。これによって、連行用リブが切り欠きに係合することができるようになる。
この場合、切り欠きが、半径方向に突出する2つずつの突出部によってそれぞれ構成されることが考えられる。切り欠きをこれらの突出部によって形成すれば、切り欠きを設けたことが、フィルタエレメントのフィルタ機能に妨害的な作用を及ぼすことがない。
この場合、軸方向に突出する導入案内部を切り欠きの領域に設けることが考えられる。この導入案内部が、切り欠きの軸方向における延長上に位置する導入案内面を有している。この場合、キャップをねじ込むときに、連行用リブがこれに対応している切り欠きに導入案内面によって案内される。このようにして、このような導入案内部が、連行用リブの導入手段になる。キャップをねじ込むときに、連行用リブがこれに対応している切り欠きにそれぞれ到達する。特に、連行用リブがセンタリング用リブよりも軸方向にさらに突出している場合には、連行用リブだけが導入案内部と作用的に結合し、これによって、連行用リブが切り欠きに到達することができる。
本発明のもう1つの好ましい実施形態においては、上記突出部および/または導入案内部が、フィルタエレメントの端板によって構成されている。このことには、フィルタ材料本体が損傷しないで済むという利点がある。なぜならば、端板は特にはプラスチック製とすることができて、この端板にだけ変更が加えられればよいからである。
本発明のその他の詳細や有利な実施形態を、つぎの説明において、記載する。つぎの説明では、図面に示す実施例をさらに詳しく説明している。
図1に示すオイルフィルタシステム10は、ハウジング12と、ハウジングキャップ14とを備えている。このハウジングキャップ14は、ハウジング12にかぶせることができ、ネジ15でもってハウジング12にねじ込むことができる。ハウジング12は収容スペース16を有し、この収容スペース16には、半径方向外側から内側に貫流可能なフィルタエレメント18が配置されている。
収容スペース16の底部20には、未処理オイル口22が設けられ、フィルタ濾過されるべき未処理オイルは、この未処理オイル口22を通って、収容スペース16に流入する。フィルタ濾過済みのオイルは、クリーンオイル流路23から排出される。また、底部20には、ドレーン流路24が設けられている。そして、ハウジングキャップ14を開くとき、または、フィルタエレメント18を取り出すときには、収容スペース16にあるオイルをこのドレーン流路から排出することができる。この場合、ドレーン流路24は、ドレーン口28を備えている。ハウジングが閉じられ、フィルタエレメント18が挿入されて、フィルタシステムが図1に示す動作ポジションにあるときには、ドレーン口28は、開閉手段30によって、閉じられている。
プラグ状の開閉手段30は、それ自体は、管接続用管32に対して軸方向に変位可能なドレーンプレート34に取り付けられている。ドレーンプレート34は、中央の貫通口42を有し、この貫通口42において管接続用管32にはめ込まれている。この場合、フィルタシステムの中心長手軸36に対して垂直に位置するドレーンプレートは、管接続用管32に対して軸方向に変位することができる。この場合、プラグ状の開閉手段30は、ドレーン口28に挿入され、ドレーン流路26は、ドレーン口28の領域では、中心長手軸36に対して平行に位置している。これによって、ドレーン流路24における開閉手段30の挿入の深さに依存することなく、ドレーン流路24の確実な密閉を得ることができる。
ドレーンプレート34は、圧縮バネ38によって、上方のハウジングキャップ14の方向に押される。圧縮バネ38は、一方をドレーンプレート34に、そして、他方を、底部20に設けられた中間チューブ40に支持される。この場合、中間チューブ40は金属材料から作られるのが有利であり、この際、ハウジング12をプラスチック製にすることができる。
ドレーンプレート34にバネが作用するので、ハウジングキャップ14を取り外すときには、ドレーンプレートは軸方向上方に動かされる。これによって、開閉手段30はドレーン口28を開放し、収容スペース16にあるオイルをドレーン流路24から排出することができる。この場合、圧縮バネ38は、つぎのようなものとするのが有利である。すなわち、ハウジングキャップ14を取り外すときには、ドレーンプレート34が持ち上げられるだけでなく、フィルタエレメント18も軸方向上方に動かされるようにするものである。
ドレーンプレート34は、ハウジング側の管接続用管32によって案内されるように設けられ、このドレーンプレート34のうちのフィルタエレメント18側である上面は、フィルタエレメント18の下部の端面43を載置させる接触面40を有している。
ハウジング12または管接続用管32には、軸方向にオイルを通過させる支持管42が設けられている。フィルタエレメント18は、キャップ14が開いているときには、支持管42に軸方向にはめ込まれることができる。収容スペース16からフィルタエレメント18を取り出すときには、この支持管は収容スペース16に残る。
支持管42の上端領域には、逃がし弁66が配置され、限界圧力を超過したときには、この逃がし弁66が開く。
フィルタ濾過されるオイルの温度が高いことと、フィルタエレメント18の動作時間が長いこととのために、フィルタエレメント18が上記接触面40および/または支持管42にこびりつく場合がある。このように固着したフィルタエレメント18を接触面40または支持管42から分離できるようにするために、キャップ14の内側に連行用のリブ44を設けている。この場合、連行用のリブ44は、フィルタエレメント18に設けられた切り欠き46に係合する。この切り欠き46は、特に図4に分かりやすく記載されている。この場合、切り欠き46は、フィルタエレメントの上側の端板48に設けられている。キャップ14をねじると、連行用リブ44と切り欠き46とによって、フィルタエレメント18も一緒にねじられることができる。これによって、フィルタエレメント18を接触面40および戻り管42から分離することができる。
図示の実施形態の場合には、合計5つの連行用リブ44が設けられ、これらの連行用リブ44は、図3に示す5つの切り欠き46に係合する。この場合、連行用リブ44は、キャップの内側における半径方向の外側寄りの領域に設けられ、そして、半径方向の内側に突出する連行部分50をそれぞれ1つずつ有している。図1および図2においては、連行部分50の半径方向における内側が、中心長手軸36に平行なエッジ52によって、限定されている。連行部分50の軸方向は、中心長手軸36に垂直なエッジ53によって、限定されている。
この場合、フィルタエレメント側の切り欠き46の幅は、連行用リブ44のそれぞれの幅よりもわずかに広い。これによって、連行用リブ44を切り欠き46に差し込むことができる。
特に図3に示すように、個々の切り欠き46は、半径方向に突出する2つの突出部54によって、それぞれ形成されている。図3においては、突出部54は上から見ると楔形の輪郭を有しているが、これらの突出部は、上側の端板48に形成され、フィルタエレメント18のフィルタ材料本体を超えて半径方向に突出している。これには、つぎのような利点がある。すなわち、突出部54によって、または、切り欠き46に係合する連行用リブ44によって、フィルタ材料本体が損傷することがない。
また、図2〜図5からさらに明らかなように、上側の端板48のうちのキャップ14側である上面には、軸方向に突出する導入案内部56が、切り欠き46があるそれぞれの領域において、設けられている。この導入案内部56は、側面から見ると、特に図4および図5に示されているように、楔形に形成されている。導入案内部のそれぞれは、これと対応する切り欠き46の軸方向における延長位置にある導入案内面58を1つずつ有している。この導入案内面は、連行用のリブ44のそれぞれを切り欠き46に案内する補助手段として用いられる。
フィルタエレメントの交換時には、まず、このフィルタエレメント18を収容スペース16に挿入する。その後、キャップ14をネジ15でもってハウジング12にねじ込む。キャップ14をねじ込むときには、連行用リブ44は、まず、導入案内部56の導入案内面58に突き当たる。これによって、フィルタエレメント18は、キャップ14に連行されて、長手軸36を中心としてねじられる。キャップ14をさらにねじ込むと、連行用リブ44が切り欠き46内を軸方向にスライドする。
キャップ14の内側には、連行用リブ44の他に、センタリング用のリブ60も設けられている。センタリング用リブ60を2本の連行用リブ44の間に1本ずつ設ければ有利であって、この際、センタリング用リブ60もまた、たがいに等間隔で配置されることができる。この場合、センタリング用リブ60は、半径方向における内側に突出するセンタリング面62を有し、キャップ14をねじ込むときには、このセンタリング面がフィルタエレメント18を、上側の端板48の領域において、センタリングする。また、このセンタリング用リブは、軸方向における下方、すなわち、上側の端板48を向いている接触面64を有している。キャップ14をねじ込むときには、この接触面は、キャップ14を向いている端板48に向かって作用して、フィルタエレメント18を半径方向において下方に押す。
特に図1および図2から明らかなように、連行用リブ44は、収容スペース16の底部20を向いている軸方向において、センタリング用リブ60よりもさらに突出している。これによって、キャップ14をかぶせてねじ込むときに、連行用リブ44が導入案内部56と協働し、センタリング用リブ60は協働しない。
図5は動作ポジションを示している。このときには、連行用リブ44は切り欠き46に係合し、接触面64は、半径方向において下方に向かって、フィルタエレメント18を圧縮バネ38のスプリング力に抗して押す。
Claims (15)
- フィルタエレメント(18)のための収容スペース(16)を有するハウジング(12)を備え、
このフィルタエレメントが上記ハウジング(12)に挿入可能であって、このフィルタエレメントを半径方向にオイルが貫流可能であり、
上記フィルタエレメント(18)が挿入されているときにこのフィルタエレメント(18)を支持する支持管(42)と、ネジ(15)でもって上記ハウジング(12)にねじ込み可能なキャップ(14)とをさらに備えているオイルフィルタシステムにおいて、
上記キャップ(14)を上記ハウジング(12)にねじ込むとき、または、上記ハウジング(12)から取り外すときに、上記フィルタエレメント(18)を一緒に回すために、上記キャップが連行用のリブ(44)を備えていることを特徴とするオイルフィルタシステム。 - 上記フィルタエレメント(18)の交換時には上記支持管が上記ハウジング内に残るように、上記支持管(42)が上記ハウジング(12)に固定されていることを特徴とする、請求項1に記載のオイルフィルタシステム(10)。
- 上記フィルタエレメント(18)が挿入されかつ上記キャップ(14)がねじ込まれているときに、上記フィルタエレメント(18)を上記キャップ(14)に向かって押すスプリングエレメント(38)が設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載のオイルフィルタシステム(10)。
- 上記連行用リブ(44)が、上記キャップの内側における半径方向の外側寄りの領域に設けられかつ半径方向における内側に突出する連行部分(50)をそれぞれ1つずつ有し、
上記フィルタエレメント(18)が挿入されているときには、上記連行部分が、このフィルタエレメント(18)に設けられた切り欠き(46)に係合することを特徴とする、請求項1、2または3に記載のオイルフィルタシステム(10)。 - 半径方向における内側に突出するセンタリング面(62)を上記キャップの内側における半径方向の外側寄りの領域に有するセンタリング用のリブ(60)を備え、
上記センタリング用のリブが、上記キャップをかぶせることおよび/またはねじ込むことが行われたときに、上記フィルタエレメント(18)のうちの上記キャップ(14)側の面(48)を半径方向にセンタリングすることを特徴とする、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載のオイルフィルタシステム(10)。 - 上記センタリング用リブ(60)が、軸方向における下方に突出する接触面(64)を有し、
上記キャップ(14)をかぶせることおよび/またはねじ込むことが行われたときに、上記接触面が、上記フィルタエレメント(18)のうちの上記キャップ側の面(48)を押すことを特徴とする、請求項5に記載のオイルフィルタシステム(10)。 - 上記センタリング用リブの上記センタリング面(62)と上記接触面(64)とが、互いに隣接して設けられていることを特徴とする、請求項5または6に記載のオイルフィルタシステム(10)。
- 上記連行用リブ(44)が、上記センタリング用リブ(60)を構成し、そして、上記センタリング面(62)および/または上記接触面(64)をそれぞれ1つずつ有していることを特徴とする、請求項5、6または7に記載のオイルフィルタシステム(10)。
- 上記キャップ(14)がかぶせられているときには、上記連行用リブ(44)が、上記センタリング用リブ(60)よりも、上記収容スペース(16)の底部を向いている軸方向(38)にさらに突出することを特徴とする、請求項5、6、7または8に記載のオイルフィルタシステム(10)。
- 上記支持管(42)であるか、あるいは、上記支持管または上記ハウジング(12)に案内される部分(34)であるかが、上記フィルタエレメント(18)のうちの上記キャップとは反対側にある面(43)と接触するための接触面(40)を有していることを特徴とする、請求項1〜9のうちのいずれか一項に記載のオイルフィルタシステム(10)。
- 請求項12〜15のうちのいずれか一項に記載のフィルタエレメント(18)を備えている、請求項1〜10のうちのいずれか一項に記載のオイルフィルタシステム(10)。
- 上記オイルフィルタシステムの上記キャップ(14)に設けられた連行用リブ(44)を受ける切り欠き(46)を備え、
この際、上記切り欠き(46)の幅が、上記連行用リブ(44)の幅に等しいか、または、それよりもわずかに広く構成されている、請求項1〜11のうちのいずれか一項に記載のオイルフィルタシステム(10)に用いるフィルタエレメント(18)。 - 切り欠き(46)が、半径方向に突出する2つずつの突出部(54)によってそれぞれ構成されていることを特徴とする、請求項12に記載のフィルタエレメント(18)。
- 軸方向に突出する導入案内部(56)が上記切り欠き(46)の領域に設けられ、
上記導入案内部が、上記切り欠き(46)の軸方向における延長上に位置する導入案内面(58)を有することによって、上記キャップ(14)をねじ込むときに、連行用リブ(44)がこれに対応している上記切り欠き(46)に上記導入案内面(58)によって案内されることを特徴とする、請求項12または13に記載のフィルタエレメント(18)。 - 上記突出部(54)および/または上記導入案内部(56)が、上記フィルタエレメント(18)の端板(48)によって構成されていることを特徴とする、請求項12〜14のうちのいずれか一項に記載のフィルタエレメント(18)。
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