JP2009504970A5 - - Google Patents

Claims (34)

1. 改良型ロータリー・エンジン・システムであって、
   ａ）少なくとも１つのロータ及び対応するロータ・ハウジングを備え、
   ｂ）前記ロータ・ハウジングの副軸の２つの端に配置され、前記ロータ・ハウジングを２つの別個の容積に分割する２つの固定バッファ・シールであって、第１容積は、吸入及び圧縮容積であり、前記第１容積の下流の第２容積は、膨張及び排気容積である、２つの固定バッファ・シールと、
   ｃ）少なくとも１つの回転燃焼室フロー制御装置（ＣＣＦＣ）であって、前記少なくとも１つのロータと同期して、前記第１容積から圧縮流体を受け取り、対応するＣＣＦＣ内に配置された燃料噴射器によって圧縮流体内に噴射される燃料を受け取り、燃焼生成物が前記第２容積内で膨張することが可能になるように、空気−燃料混合気に点火し燃焼させ、前記燃焼生成物を前記第２容積に搬送するようにする、少なくとも１つの回転燃焼室フロー制御装置（ＣＣＦＣ）とを特徴とする改良型ロータリー・エンジン・システム。
2. 請求項１に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、前記燃料噴射器は、前記ＣＣＦＣの下流部分に配置され、または前記ＣＣＦＣの圧縮空気内に燃料を噴射するために、該ＣＣＦＣの上流部分に配置され、前記燃料及び空気は、回転し、前記ＣＣＦＣの下流部分に送出される、改良型ロータリー・エンジン。
3. 請求項２に記載の改良型ロータリー・エンジンであって、前記ＣＣＦＣの下流部分に配置された点火スパーク・プラグをさらに備える、改良型ロータリー・エンジン。
4. 請求項１に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、前記ＣＣＦＣは、連続燃焼タイプである、改良型ロータリー・エンジン。
5. 請求項４に記載の改良型ロータリー・エンジンであって、空気流検知システムに応答するフロー調節ユニットをさらに備える、改良型ロータリー・エンジン。
6. 請求項４に記載の改良型ロータリー・エンジン・システムであって、エンジン・シャフト駆動圧縮機をさらに備える、改良型ロータリー・エンジン・システム。
7. 請求項４に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、燃料は、作動容積内に直接噴射される、改良型ロータリー・エンジン。
8. 請求項１に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、前記バッファ・シールは、オイル・ダンパを備える垂直方向振動吸収システム、または面圧調節器、または動作端の両方にエンジン圧力を展開する手段、またはそれらの組み合わせを含む、改良型ロータリー・エンジン。
9. 請求項１から８のいずれか一項に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、前記ロータは、アペックス・シールを備える、改良型ロータリー・エンジン。
10. 請求項９に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、前記ロータは、アペックス・シールを備え、このアペックス・シールの誘導経路は、回転方向に向かって傾斜する、改良型ロータリー・エンジン。
11. 請求項９に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、増加する遠心力の下での、アペックス・シールと前記ロータ・ハウジング内部輪郭との間の面圧の増加は、釣り合い錘によって防止される、改良型ロータリー・エンジン。
12. 請求項９に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、前記アペックス・シールは、このアペックス・シール境界と前記ロータとの間の外側合同部が斜角をつけられるように形作られる、改良型ロータリー・エンジン。
13. 請求項１から１２のいずれか一項に記載の改良型ロータリー・エンジン・システムにおいて、前記ロータ・ハウジング内の前記バッファ・シールは、このバッファ・シール境界と前記ロータ・ハウジングの内部輪郭との外側合同部が斜角をつけられるように形作られる、改良型ロータリー・エンジン・システム。
14. 容積変位のための、全回転で同心のメカニズムを備える改良型ロータリー・エンジンであって、
    ａ）吸入及び圧縮容積を画定する、第１及び第２の並んだロータ用の第１ハウジングと、
    ｂ）膨張及び排気容積を画定し、かつ、前記第１ハウジングに縦列に構築された第３及び第４の並んだロータ用の第２ハウジングと、
    ｃ）それぞれ、前記第１ハウジングの中心及び前記第２ハウジングの中心において、軸受けを軸方向に装備した２つの長手方向シャフトと、
    ｄ）同期するようタイミングをとった動きで回転するように、前記２つのシャフトに係合する２つのギア付きホイールと、
    ｅ）回転燃焼室フロー制御装置（ＣＣＦＣ）であって、前記シャフト及び前記ロータに同期して、前記吸入及び圧縮容積から圧縮流体を受け取り、前記圧縮流体を、前記第２の膨張及び排気容積に搬送するようにする、回転燃焼室フロー制御装置（ＣＣＦＣ）と、
    ｆ）前記ＣＣＦＣ内に配置された燃料噴射器とを備える、改良型ロータリー・エンジン。
15. 請求項１４に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、第１ロータと第２ロータ又は第３ロータと第４ロータの各対は、対応するシャフトに固定され、前記対のそれぞれの対の１つのロータは、前記対応するロータ・ハウジングの異なる容積内で、前記対のそれぞれの対の他のロータに対して約１８０°の傾斜で配置され、前記対のロータのそれぞれのロータは、対応するシャフトを中心に同期回転する、改良型ロータリー・エンジン。
16. 請求項１４に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、前記燃料噴射器は、前記ＣＣＦＣの下流部分または上流部分に配置される、改良型ロータリー・エンジン。
17. 請求項１６に記載の改良型ロータリー・エンジンであって、前記ＣＣＦＣの下流部分内に配置された点火スパーク・プラグを備える、改良型ロータリー・エンジン。
18. 請求項１４に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、前記ＣＣＦＣは、連続燃焼タイプである、改良型ロータリー・エンジン。
19. 請求項１８に記載の改良型ロータリー・エンジンであって、空気流検知システムに応答するフロー調節ユニットをさらに備える、改良型ロータリー・エンジン。
20. 請求項１８に記載の改良型ロータリー・エンジンであって、エンジン・シャフト駆動式圧縮機をさらに備える、改良型ロータリー・エンジン。
21. 請求項１８に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、燃料は、作動容積内に直接噴射され、それにより、作動流体の流量を遅くする手段として機能する、改良型ロータリー・エンジン。
22. 請求項１４から２１のいずれか一項に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、遠心バンド・シールを使用して、各ロータの、半径の大きな周辺輪郭と半径の小さい対向する輪郭との間の領域をシールする、改良型ロータリー・エンジン。
23. 請求項１または１４に記載の改良型ロータリー・エンジンであって、ターボ圧縮機、内部冷却器および熱交換器のグループから選択した少なくとも一つの構成要素をさらに備える、改良型ロータリー・エンジン。
24. 請求項１４に記載の改良型ロータリー・エンジン・システムにおいて、前記ＣＣＦＣは、中心ロータ・ハウジング内に配設され、前記中心ロータ・ハウジングのロータは、ロータの対が、そこを中心に回転する同じシャフトを中心に回転する、改良型ロータリー・エンジン・システム。
25. 請求項１または１４に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、前記ＣＣＦＣは、複数の半球燃焼室を備え、半球燃焼室の対応する出口ポートが、前記第２容積の膨張ポートに連通するような、前記複数の半球燃焼室の十分な回転に続いて、前記複数の半球燃焼室から、燃焼生成物が、前記複数の半球燃焼室のそれぞれの対応する出口ポートを通って、残留圧縮ストローク圧によって掃気可能である、改良型ロータリー・エンジン。
26. 請求項１または１４に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、前記ＣＣＦＣは、エンジンの動作中に制御可能である圧縮比制御式ＣＣＦＣである、改良型ロータリー・エンジン。
27. 請求項２６に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、前記圧縮比は、双方向動作の２重壁カム及びカム・フォロワによって、またはカム及びカム・フォロワ・ローラにより一方向に変位可能であり、かつ、前負荷をかけたばねの対応するセットにより反対方向に変位可能であるピストンによって、または偏心シャフト、ハブ、及び接続棒によって制御可能である、改良型ロータリー・エンジン。
28. 請求項１または１４に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、前記ＣＣＦＣは、エンジンの外側円周に沿って、またはエンジンの上部に、またはエンジンの側面に配設され、該ＣＣＦＣは、前記少なくとも１つのロータが搭載されるシャフトに垂直である、改良型ロータリー・エンジン。
29. 請求項１または１４に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、前記ＣＣＦＣはピストンを備え、これらピストンは、前記少なくとも１つのロータが搭載されるシャフトに平行な方向に変位可能である、改良型ロータリー・エンジン。
30. 請求項１または１４に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、前記ＣＣＦＣは、ギア付きホイール・トランスミッションによって、または内部ギア付きホイール・トランスミッションによって、または歯付きベルト及びホイール・トランスミッションによって、またはチェーン及びスプロケット・ホイール・トランスミッションによって駆動される、改良型ロータリー・エンジン。
31. 請求項１または１４に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、ＣＣＦＣドライブ・シャフトはまた、エンジンの動力出力シャフトである、改良型ロータリー・エンジン。
32. 請求項１または１４に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、前記ＣＣＦＣはロータと一体で、該ロータ内に配設され、一定容積タイプまたは可変圧縮比タイプである、改良型ロータリー・エンジン。
33. 請求項１または１４に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、前記ＣＣＦＣは、各ロータ・バンクについて、一定容積または可変圧縮比の２つの燃焼室を備え、ロータ・バンクの前記２つの燃焼室は、ロータの両側に配設される。改良型ロータリー・エンジン。
34. 請求項１または１４に記載の改良型ロータリー・エンジンにおいて、前記ＣＣＦＣは、側面圧力排除タイプまたは側面圧力減少タイプであり、各ロータ内に配設される、改良型ロータリー・エンジン。