JP2009503619A - 滑動回転式ヒンジモジュール - Google Patents
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Abstract
表示スクリーン等を支持するための滑動回転ヒンジモジュールは、ブラケットと、スライダーと、支持部材とを具備する。スライダーは、ブラケットに対して滑動可能であり、支持部材は、スライダーに対して回転可能である。
Description
[関連出願に関する参照文献]
本発明は、2005年8月1日出願の米国特許出願第60/704,325号の優先権により出願される。
本発明は一般的に、ヒンジモジュールに係り、より特別には、滑動回転式ヒンジモジュールに関する。
本発明は、2005年8月1日出願の米国特許出願第60/704,325号の優先権により出願される。
本発明は一般的に、ヒンジモジュールに係り、より特別には、滑動回転式ヒンジモジュールに関する。
一般的に、一定速度の滑動及び回転動を提供する、ヒンジは、その様に作動するためのモータ又は別のアクチュエータを必要とする。その様なヒンジは一般的に、比較的複雑で、それらに動力を与えるために電気を必要とする。電動式ヒンジの別の複雑性は、故障の可能性を増大させており、故障としては、機械的故障、あるいは停電又は電気接点の破損又は欠陥による作動の不具合のいずれかがある。別の複雑性はまた、ヒンジの製作、購入、使用及び/又は交換のための、より高い費用に転換される。
ヒンジモジュールを駆動するためにモータ又はアクチュエータ又は電気を使用しないで且つ一般的に一定速度の滑動及び回転動を提供する、ヒンジモジュールであって、より複雑ではなく、より高価ではないヒンジモジュールを有することが望まれる。
本発明の好適な実施の形態の以下の詳細な説明は、添付の図面を共に参照することにより、より良好に理解される。本発明の図解の目的で、現在好適である実施の形態が図面に示されている。しかし、本発明が、図示された詳しい配置及び手段に限定されないことが理解されるべきである。
特定の専門用語術が、便宜上のためだけに以下の説明で使用されるが、限定はしない。「右」、「左」、「上部」、及び「下部」の用語は、参照される図面における方向を指定する。前記専門用語術は、上記で特別に説明された用語、その用語の派生語及び類似的に暗示する用語を含む。
図面を詳細に参照すると、同様な番号は、全体を通して同様な要素を指示しており、本発明に従っていて一般的に10で指示される、滑動回転式ヒンジモジュールの第1の実施の形態が、図1〜6に示される。図1〜4を参照すると、ヒンジモジュール10は、固定されたチャンネル(溝付)ブラケット12を具備しており、前記チャンネル(溝付)ブラケット12は、ヒンジモジュール10が使用されるべき、車両(図示されない)又は対象(図示されない)に固定される。2つの固定されたブラケット12があることが好ましいが、しかし2つより多い又は少ない数の固定されたブラケット12があることは、本発明の精神内及び範囲内にある。2つの固定されたブラケット12は、車両又は対象に搭載されて、固定されたブラケット12は一般的に、お互いに平行で且つ同様な方向を向いているので、固定されたブラケット12の前部12aは、同じ方向を向く。スライダー(滑動部)14は、固定されたブラケット12の各々内に、滑動可能に設置される。各スライダー14は、対応する固定されたブラケット12の前部12aから矢印A(図4)の方向で外側に滑動することが好ましく、スライダー14は、引き込み位置と伸張位置とを有しており、その引き込み位置において、スライダー14の長さの大部分は、各スライダー14の前端部14aだけが各固定されたスライダー12の前部12aから外側に伸張する状態で、固定されたブラケット12内に配設されており、その伸張位置において、スライダー14の長さの大部分は、固定されたスライダー12の前部12aから外側に伸張する。
図2〜6を参照すると、一定力のバネ24が、前部12aに近接して、各固定されたブラケット12に固定されることが好ましい。一定力のバネ24は、平らなコイル状の板バネであることが好ましく、その板バネの端部(図示されない)は、スライダー14に取り付けられる。一定力のバネ24は、一定力を作用させて、固定されたブラケット12から外方向にスライダー14を付勢する。緩衝グリース(図示されない)が、スライダー14の接触面と固定されたブラケットの内部との間に配設されて、スライダー14の動きを緩衝し、スライダー14を、概略一定の滑らかな動きで、固定されたブラケット12から外方向に伸張させることが好ましい。
図2、5及び6を参照すると、ドロワー(引き抜き部)16が、固定されたブラケット12間に配設され、スライダー14に固定されて、それらの間で滑動する。ドロワー16は、前端部16aがスライダー14の前端部14aに固定され且つL字形状の耳部16bがドロワー16の背部の近位から上方で外方向に伸張した状態で、実質的にU字形状であることが好ましい。耳部16bは、固定されたブラケット12の上面に沿って効果的に載って、ドロワー16の背部を支持する。
図3〜6を参照すると、ブロック18は、各ドロワー耳部16bに固定されるように係合し、各固定されたブラケット12内に滑動可能に配設される。各ブロック18は、その前面からブロック18内に伸張する孔(図示されない)を有する。バネ22(図3ではブロック18内から部分的に伸張するように図示され、図4ではブロック18内に仮想線で示される)は、ブロック18の各孔内に配設される。
細長いロッド(軸)20は、各固定されたブラケット12内で、滑動可能に係合しており、各固定されたブラケット12の前部12aから外方向に伸張することが好ましく、スライダー14と共に一般的に滑動する。ロッド20の後端部は、バネ22に接触する状態で、ブロック18の孔内に配設されるので、ブロック及び結局、バネ22の前方向への滑動は、ロッド20を前方向に押す。半径方向に伸張する円形のフランジ20aは、各ロッド20の後端部に近接する。小さな突起又はピン20b(図4)は、各ロッド20の前端部から前方に伸張する。
ここで図1〜6を参照すると、回転アーム26は、スライダー14の前端部14aに回転可能に係合することが好ましい。回転アーム26は、第1の垂直位置(図1〜3及び5)から第2の位置(図4と6)まで矢印B(図4)の方向において回転しており、それ(回転アーム26)は、ヒンジモジュール10から外方向に旋回する。回転アーム26は、スライダー14の前端部14a内に配設される捩りバネ28(図5に仮想線で示される)により、第2の位置に向かって付勢されることが好ましい。回転アーム26は、緩衝グリースを有する、シリンダ内のシリンダジョイント(接合部材)により、前端部14aに取り付けられることが好ましく、緩衝グリースは、回転アーム26の接触面と前端部14aとの間に配設されて、回転アーム26の回転を緩衝(又は、緩和)する。この構成は、好適ではあるが、しかし異なる構成が、使用されることは、それらが、本明細書に記載される状態で実施可能であるとの前提で、本発明の精神と範囲内にある。特には、図6を参照すると、孔26aは、各回転アーム26の外面に配設されて、以下で説明するように、ロッド20の突起20bを収容し、保持する。更に、突起26bは、各回転アーム26の側部から内側に伸張することが好ましい。表示スクリーン(図示されない)又は別の対象物(図示されない)は、回転アーム26に取り付けられて、それと共に回転することが意図される。
図1〜6を参照すると、ヒンジモジュール10は、少なくとも1つの格納位置(図1〜3及び5)と展開位置(図4及び6)を有することが好ましく、格納位置において、スライダー14は引き込まれた位置にあり、回転アーム26は第1の位置にあり、展開位置において、スライダー14は、伸張した位置にあって、回転アーム26は、第2の位置にある。一定力のバネ24及び捩りバネ28は、ヒンジモジュール10を展開位置に付勢する。
図1〜6を参照すると、ラッチ(止め具)32は、ヒンジモジュール10を、格納位置に保持するように使用されることが好ましい。ラッチ32は、各固定されたブラケット12の前部12aに回転可能に設置されたフック32aを、好適にはそれの頂部の近位に具備して、各回転アーム26の突起26bに係合することが好ましく、それによりヒンジモジュール10を格納位置に保持する。フック32aは、フック32a間で且つ固定されたブラケット12に実質的に垂直な方向に伸張する、シャフト32bにより回転可能に接続することが好ましい。タブ32cが、シャフト32bに固定されることが好ましい。この様にして、タブ32cの操作により、シャフト32b及び結局、フック32aが回転させられて、回転アーム26の突起26bを開放して、ヒンジモジュール10を格納位置から開放する。ボタン(図示されない)又はレバー(図示されない)等の、インターフェース(接続部)(図示されない)は、車両内で使用者が近づき得るものであり、タブ32cに接続させられるので、ボタンを押圧するか、又はレバーを回転させて、タブ32cを回転させることが好ましい。この様にして、使用者は、ヒンジモジュール10を開放可能である。上記で説明されたラッチ32は、好適ではあるが、しかし別の装置が、ヒンジモジュール10と共に使用されることは、ヒンジモジュール10を格納位置に保持するように機能可能であるとの前提で、本発明の精神と範囲内にある。
ヒンジモジュール10の上記で説明された構成要素は、ポリマー(重合体)材料及び金属製材料の内の1つから形成されることが好ましい。固定されたブラケット12と、ブロック18と、ロッド20と、回転アーム26は、それだけに限定されるわけではないが、例えば亜鉛等の型鋳造金属により製作されることが好ましい。ブロックバネ22と、一定力のバネ24と、アームバネ28は、それだけに限定されるわけではないが、例えば、一定力のバネ24にはステンレス鋼、ブロックバネ22及びアームバネ28には音楽用ワイア等の金属により製作されることが好ましい。ドロワー16と、フック32aと、シャフト32bと、タブ32cもまた、それだけに限定されるわけではないが、例えば、ドロワー16とフック32aとタブ32cには亜鉛めっきの鋼、シャフト32bにはニッケルめっきの鋼等の金属により製作されることが好ましい。最後に、スライダー14は、それだけに限定されるわけではないが、例えばガラス充填デルリン(Delrin)等のプラスチック等のポリマー材料により製作されることが好ましいが、しかし例えば、スライダー14は、必要ならば、型鋳造亜鉛等の金属により製作可能である。これらの材料が好適ではあるが、構成要素が異なる材料により製作されることは、構成要素が、本明細書に記載される状態で機能可能であるとの前提で、本発明の精神と範囲内にある。
使用において、ヒンジモジュール10は、インダッシュ(in-dash)(目標追跡式)ナビゲーション(航行)システム(図示されない)により使用される自動車内に備えられることが好ましい。固定ブラケット12は、実質的に車両の計器盤(ダッシュボード)(図示されない)内に固定されて配設されており、ナビゲーションシステムの表示スクリーンは、回転アーム26に取り付けられる。通常オペレーションにおいて、ヒンジモジュール10は、格納位置に保持されるので、表示スクリーンは、実質的に垂直に向けられて、計器盤の前部と同じ高さにある。使用者がヒンジモジュール10を開けようとする場合(例えば、ナビゲーションシステム内のデータディスク(図示されない)を変更するために)に、使用者は、インターフェースボタン又はレバーを作動させて、ラッチ32の止めを外す。スライダー14はその後、一定力のバネ24により、伸長位置に向かって矢印A(図4)の方向で外方向に自動的に押圧されて、順にドロワー16を外方向に滑動させる。ドロワー16の動きは、ブロック18内のロック(止め具)18及びバネ22を滑動させて、ロッド20の後端部を押し、それによりスライダー14と共に、固定されたブラケットの前部12aから外方向にロッド20を押す。ロッド20は、スライダー14と共に動くため、ロッド20の突起20bが回転アーム26の孔26a内に配設された状態が維持されて、回転アーム26の回転を防止する。スライダー14が、伸張位置に到達する直前に、ロッド20のフランジ20aは、固定されたブラケット12の一部に隣接して、ロッド20の更なる滑動を阻止する。この地点において、スライダー14と、ドロワー16と、ブロック18は、外方向に滑動し続けて、バネ22を、ブロック18と(現在静止する)ロッド20の後端部との間で圧縮する。この様にして、回転アーム26は、ロッド20の前端部の突起20bから遠ざかるように移動し、孔26aとの突起20bの係合を外すことが可能であり、それにより回転アーム26を自由にして、第1の位置から第2の位置への回転アーム26の矢印B(図4)の方向の回転を可能にして、表示スクリーンを、垂直方向から回転させられた向きに設定し、それによりヒンジモジュール10を展開位置に設定して、使用者がナビゲーションシステムに接近することを可能にする。ヒンジモジュール10を格納位置に戻すように設定するために、使用者は、表示スクリーンに力を作用させて、回転アーム26を回転させて第1の位置に戻し、その後スライダー14を引き込み位置に押して、ラッチ32が回転アーム26の突起26bに再係合して、ヒンジモジュール10を格納位置に保持することを可能にする。
この様にして、ヒンジモジュール10は、モータを使用せずに、格納位置から展開位置へ移動する場合に、比較的一定の滑動の後に比較的一定の回転動を可能にする。ナビゲーションシステムに関して説明されたが、ヒンジモジュール10が、上記の滑動の後に回転動が必要な任意の用途において使用可能であることを認識することは重要である。
ここで図7〜12を参照すると、第2の実施の形態の滑動回転式ヒンジモジュール100は、第1の実施の形態のヒンジモジュール10と実質的に同様であり、そこではそれは、滑動の後に回転動を行う作動を提供する。図7〜10を参照すると、ヒンジモジュール100は、固定されたブラケット112を具備しており、固定されたブラケット112は、車両(図示されない)又は別の対象(図示されない)に固定されるように取り付けられる。固定されたブラケット112は、それの内側に沿って配設された細長い軌道112aを有することが好ましい。固定されたブラケット112内に設置された2つの細長い軌道112aが設けられることが好ましいが、しかし細長い軌道112aが2つより多くの又はより少ない数であることは、本発明の精神と範囲内にある。
図7、11及び12を参照すると、スライダー114が各軌道112aに沿って上に乗ることが好ましく、スライダー114は、前端部114aと、後端部から後方向に伸張するフック114b(図12)とを有する。上記で述べた一定力のバネ24と同様な一定力のバネ124は、各スライダー114に固定されており、前記バネ124は、固定されたブラケット112に取り付けられた端部を有する。回転トレイ126は、摩擦ヒンジ130により、スライダー114の前端部114aに回転可能に取り付けられることが好ましい。スライダー114のフック114bと切り離し可能に係合するためのラッチ(止め金具)132が、固定されたブラケット112の底部の近位に配設される。
図7〜12を参照すると、ヒンジモジュール100は、少なくとも1つの格納位置(図7、8及び11)と展開位置(図9、10及び12)を有することが好ましく、格納位置において、スライダー114は、固定されたブラケット112内に下向きに配設されて、スライダー114のフック114bは、ラッチ132に係合し且つラッチ132により固定されており、展開位置において、スライダー114は、固定されたブラケット112内に上向きに配設される。一定力のバネ124は、スライダー114を上方向に付勢するので、ラッチ132の開放は自動的に、スライダー114を矢印X(図9)の方向において軌道112aに沿って上方向に動かす。表示スクリーン(図示されない)又は別の対象(図示されない)は、回転トレイ126に設置されて、それと共に回転することが意図される。
ラッチ132は、ヒンジモジュール100が格納位置にある場合に、回転トレイ126と係合する表示スクリーンを下方向に押して、ラッチ132を開放して、ヒンジモジュール100が展開位置に向かって移動することを可能にする。スライダー114の滑動を緩衝するために、緩衝グリース(図示されない)は、軌道112aの表面に配設されて、スライダー114の外面と接触することが好ましい。回転ダンパー(緩衝器)134は、一定力のバネ124と係合して、一定力のバネ124の回転を緩衝し、スライダー114の滑動を追加的に緩衝可能であることが好ましい。この様にして、一定力のバネ124と緩衝グリースと回転ダンパー134は、軌道112aに沿うスライダー114の実質的に一定な滑動を可能にする。緩衝グリースは、回転ダンパー134と共に使用されることが好ましいが、異なる緩衝手段が緩衝グリース及び回転ダンパー134の両者の内の1つの代わりに使用されること、又はこれとは別に、もしより少ない緩衝が望まれるならば、緩衝グリース及び回転ダンパー134の内の1つだけが、ヒンジモジュール100と共に使用されることは、本発明の精神と範囲内にある。もし緩衝がないことが望まれるならば、ヒンジモジュール100が、緩衝グリース及び回転ダンパー134なしで使用可能であることが、本発明により更に意図される。
一旦展開位置に入ると、回転トレイ126は、使用者により矢印Y(図10)の方向で手動で回転可能である。摩擦ヒンジ130は、回転トレイ126を、どのような回転位置が望まれようとも保持可能にすることが好ましい。摩擦ヒンジ130が好適ではあるが、別のデバイス(装置)が使用されて、トレイ126が使用者により回転させられることを可能にすることは、別のデバイスが、トレイ126を回転された向きに保持可能である前提で、本発明の精神と範囲内にある。摩擦ヒンジ130が、第1の実施の形態に対して上記で述べられたものと同様なバネ付勢式ピボットで置換されて、使用者がトレイ126を所定の位置へ手動で回転させることを必要としないで、トレイ126を自動的に回転可能にすることが更に意図される。更に、上記に記載のラッチ132は、好適であるが、別のデバイスが、ヒンジモジュール100と共に使用されることは、それらがヒンジモジュール100を格納位置に保持するように機能可能である前提で、本発明の精神と範囲内にある。
ヒンジモジュール100の上記で述べた構成要素は、ポリマー材料及び金属材料の内の1つから形成されることが好ましい。固定されたブラケット112と、軌道112aと、回転トレイ126は、それに限定されるわけではないが、例えば、固定されたブラケット112及び回転トレイとしては鋼、軌道112aとしてはアルミニウム等の金属から形成されることが好ましい。一定力のバネ124もまた、それに限定されるわけではないが、例えば、ステンレス鋼等の金属により形成されることが好ましい。最後に、スライダー14及びラッチ132は、それに限定されるわけではないが、例えば、ガラス充填デルリン(Delrin)等のプラスチック等のポリマー材料から形成されることが好ましいが、しかし、例えばスライダー14及びラッチ132は、必要であれば、型鋳造亜鉛等の金属から形成可能である。これらの材料は好適であるが、構成要素が異なる別の材料から形成されることは、構成要素が本明細書で述べられた状態で依然として機能可能である前提で、本発明の精神と範囲内にある。
使用において、ヒンジモジュール100が、DVD装置表示器(図示されない)を車両内に設置するための車両の後部座席中央コンソール(図示されない)に垂直に設置されるよう意図されることが好ましい。固定されたブラケット112は、車両のコンソール又は別の構成要素(図示されない)内に固定されるので、格納位置にある場合に、表示スクリーンの頂部は、コンソールの頂部と実質的に同じ高さである。DVD装置を開くために、使用者は、表示スクリーンの頂部を下方向に押して、フック114bをラッチ132から開放する。拘束が外されて、一定力のバネ124は、スライダー114を引き、その結果、回転トレイ126及び表示スクリーンは、上方向に軌道112aに沿ってスライダー114まで、軌道112aに沿ってその上方向最高位置に到達するので、それによりヒンジモジュール100を展開位置に設置し、コンソールの上で表示スクリーン全体を暴露する。使用者はその後、表示スクリーンと回転トレイ126を回転させて、所望の視野角度を実現可能であり、その際、摩擦ヒンジ130は、その視野角度を保持する。DVD装置を閉じるために、使用者は、表示スクリーンを実質的に垂直な向きに回転し、その後表示スクリーンの頂部を下方向に押して、回転トレイ126とスライダー114を、軌道112aに沿って、フック114bがラッチ132と再係合してヒンジモジュール100を格納位置に保持するまで下方向に移動させる。この様にして、ヒンジモジュール100は、実質的に一定速度の滑動と、それに続く手動の回転とを可能にする。DVD装置に関して説明したが、ヒンジモジュール100は、その様な滑動及び回転動が所望される、任意の用途において使用可能であることが認識される。
本発明の広範な発明的思想から逸脱することなく、変更が、上記で記載の実施の形態に対して実施可能であることが、当業者には認識される。従って、本発明は、開示の特定の実施の形態に限定されることなく、本発明の精神と範囲内の修正をカバーすることが意図されることが理解される。
Claims (9)
- 滑動回転ヒンジモジュールであって、
車両に固定するために適した少なくとも1つのブラケットと、
前記ブラケット内に設置されていて且つ引き込んだ位置と伸張した位置との間で前記ブラケットに対する滑動のために支持される、スライダーと、
前記ブラケットと前記スライダーとの間に具備されていて且つ前記スライダーを前記伸張した位置に向かって付勢する、一定力のバネと、
前記スライダーに旋回可能に取り付けられる支持部材であって、前記支持部材は、少なくとも前記スライダーが前記伸張した位置にある場合に、第1の位置と第2の位置との間で前記スライダーに対して旋回するように回転可能である、支持部材と、
前記スライダーを前記引き込んだ位置に選択的に保持するために具備される、ラッチと、
を具備することを特徴とする滑動回転ヒンジモジュール。 - 前記ラッチは、前記支持部材と係合可能であって、前記スライダーを前記引き込んだ位置に保持可能であることを特徴とする請求項1に記載の滑動回転ヒンジモジュール。
- 前記スライダーが前記引き込まれた位置と前記伸張した位置との間で移動する際に、前記支持部材を前記スライダーに対して前記第1の位置で保持するための第2のラッチシステムを更に具備することを特徴とする請求項2に記載の滑動回転ヒンジモジュール。
- 前記支持部材は、前記スライダーに対して前記第2の位置に向かって付勢される、バネであることを特徴とする請求項3に記載の滑動回転ヒンジモジュール。
- 前記第2のラッチシステムは、前記スライダーが前記伸張する位置に到達すると、自動的に作動して、回転のための前記支持部材を、前記第1の位置から前記第2の位置へ開放することを特徴とする請求項4に記載の滑動回転ヒンジモジュール。
- 前記スライダーに対して前記支持部材を、旋回可能に支持する摩擦ヒンジを更に具備しており、
前記摩擦ヒンジは、前記第1の位置と、前記第2の位置と、前記第1の位置と前記第2の位置との中間の任意の位置とを含む、角度位置の範囲から選択された、前記スライダーに対する使用者が選択した角度位置において、前記支持部材を保持可能であることを特徴とする請求項1に記載の滑動回転ヒンジモジュール。 - 前記支持部材は、表示スクリーンを支持するために形成されたトレイであることを特徴とする請求項1又は6に記載の滑動回転ヒンジモジュール。
- 前記ブラケットに対する前記スライダーの前記滑動を緩衝するための緩衝手段を更に具備することを特徴とする請求項7に記載の滑動回転ヒンジモジュール。
- 前記スライダーに対する前記支持部材の前記旋回動を緩衝するための緩衝手段を更に具備することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の滑動回転ヒンジモジュール。
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