JP2009503487A - 磁界を遮蔽するためのケース - Google Patents
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Abstract
本発明は、磁界を遮蔽するためのケースに関し、該ケースは、少なくとも2つの部品、具体的には下部(4,5)と、ベル形状上部(3)と、を含む。これらは、時計(1)を囲むのに適するような形状を有する。上部品(3)は、時計に取り付けられたとき、時計(1)に平行な面に移動可能で、前記面に垂直な方向には本質的に移動不可能なように設けられる。
Description
本発明は、請求項1の序文による、磁界を遮蔽するためのケースに関し、時計のムーブメントを囲み、外部磁界に対してこのムーブメントを遮蔽するようになっている、少なくとも2つの部分、即ち、上部及び下部を含むケースと、そのようなケースを有する時計に関する。
特に、パイロット用の腕時計及びその他の、外部から作用する磁界を遮蔽するまたは中和することを必須とする所望の精度または応用分野を有する、いわゆる耐磁性腕時計において、ムーブメントをそのような場から適切に保護することは一般的である。
これは、ムーブメントの機能が、存在する可能性のある磁界によって影響を受けないムーブメントを設計することにより、例えば、鋼鉄で作られた部品を磁気非伝導性材料で作られた部品に取り替えることにより、一定の法則に従って可能である。
しかしながら、通例、外部から作用する可能性がある磁界を、規格NIHS90−10及びSN ISO764とそれぞれ協調して、ムーブメント内部で4800A/mより少なく制限することは既に十分である。したがって、節約のために、干渉磁界がほとんどないムーブメントの環境を達成することができるように、軟鉄で作られた遮蔽装置が通常好ましい。この解決策が時計をより大きくするとしても、遮蔽ケースは、ムーブメント、及び主としててんぷ及びぜんまいを備えて構成される古典的な調整手段を有する機械式時計のムーブメントを保護する単純で効果的な手段を維持する。
かなりの長期間にわたって、例えば、1902年のスイス国特許第25165号、1926年のスイス国特許第122391号、1950年の仏国特許第1029181号、1954年のスイス国特許第317198号、1967年のスイス国特許第516835号、1973年の米国特許第3919836号、及び1979年の独国特許第2918373号の文献からわかるように、そのようなケースの多くの変形が存在し、ここで、記載された装置は、大部分が、結合された後ムーブメントを大きく囲み、外部磁界に対してムーブメントを保護する少なくとも二つの部品で構成される。
しかしながら、そのようにするに当たって、これまでのところ知られている装置によって決して全てが除去されるわけではない様々な困難が持ち上がる。
かくして、一方で、ケースの磁界遮蔽作用は、実際に、操作要素、指針の軸、表示ディスク、及び他の表示輪列等が貫通するのに常に必要とされ、またはケースがいくつかの部品から組み立てられることにより存在するケースの隙間の形状に依存し、したがって、ムーブメントを密閉して囲むことができない。ここで、ケース内で互いに隣接して存在するいくつかのより小さい隙間が、ときどき、大きな干渉磁界になる単一の大きなすき間であるかのように振る舞うことがある。これは、特に、少なくともケースの上部と下部の間の接合部に通常存在するもののような、360度以上に延びる、より狭い環状ギャップでさえ、起こることである。
他方で、既知の遮蔽ケースは、しばしば、2つまたは3つの部品、即ちムーブメントの周囲に直接取り付けられたリングと、ムーブメントの底部及び時計のケースの底部の間のばねによってしばしば保持され、リングと合わせて単一部品として作られてもよいケース底部と、ムーブメントの表示側に取り付けられ、しばしば文字板を兼ねるケース蓋と、で構成される。しかしながら、様々な理由で、軟鉄で作られた文字板は、例えば、この文字板が、いかなる着地部(ランディング)もない平坦な構成部品であって、リングにより大きな環状隙間を生じさせ、かくして前述のように、遮蔽ケースの内部に比較的大きな干渉磁界を生じさせるので不利益であることは事実である。文字板とリングとの間の環状隙間の寸法及び形状は、この場合、文字板が製造公差の理由で不均一であり、組立中の部品が不正確に位置決めされるので、制御するのが困難である。軟鉄で文字板を作ることは、適切な合金で従来の文字板を作ることより一層難しいことであり、いくつかの表示と多数の機能を有する複雑な時計であれば特にそうである。加えて、材料特性の理由で、軟鉄で作られた文字板は、より容易に変形し、したがって、腕時計の組立中に要求される文字板の位置決めに問題があり、アフターサービスの一層の要求を導く。
本発明の目的は、前記困難を克服し、経済的、単純、且つ効率的な保護装置を示す、磁界の遮蔽のためのケースを実現し、同時にケース及び時計全体の製造及び組立を単純にし、磁界遮蔽作用を改善することにある。
この目的は、請求項1の示唆により達成され、本発明は、請求項1及び/又は従属項に記載された特徴を示す。
本発明の目的は、この目的を達成するために、より具体的には、ケースの上部が、ムーブメントに取り付けられたときにムーブメントに平行な面内で移動可能で且つこの面に垂直な方向には実際に移動不可能なように、即ち、ムーブメントの面に平行な上部の移動性に必要な、この方向に約1/100mmの遊びを有するように設けられることを特徴とする。組み立てられたとき、ベル形状による上部は、ケースの下部と固定形成(フォームロッキング)し、この利点は−上部の移動性の観点からは−上部のベル形状セグメント及び下部のリング形状セグメントの中心決め(センタリング)のために維持される製造公差より厳密ではなくてよく、同時にこれら2つの部品の直径における公差は、より厳密にすることができる。これは、一方で、上部が移動可能なので、これらの部品の製造及びケースの組立を単純化し、他方で、2つの部品の相互はめ合いが改善されるので遮蔽効果を改善し、かくして、これらの間の環状隙間と、それによるケース内の干渉磁界を減ずるという効果を有する。
従属項から明らかなように、特別の形状のねじ及びワッシャが、ベル形状上部を、ムーブメントに平行な面内で可動に固定するのに有利である。
さらに、本発明による遮蔽ケースを有する時計において、ケースのベル形状上部が、文字板をムーブメントに固定するのに使用される文字板の足を受け入れる貫通孔を有するので、文字板を従来のように選択することができることは有利である。かくして、文字板として使用されるときの軟鉄の問題は、文字板及びケースの上部の分離により例外なく除去される。これは、特に、前記ワッシャの頂面が、文字板を、固定されるベル形状上部の面から間隔を隔てて置くことを可能にするという事実によって保証される。
さらなる利点は、従属項に記載された特徴、及び図面と共に次に本発明を詳細に記載する説明から明らかになる。
添付図面は、本発明による遮蔽ケースのいくつかの実施形態を例によって示すものである。
次に、本発明を記載した図面と共に詳細に説明する。
図1を参照して、本発明による遮蔽ケースによって保護されたムーブメントを有する時計の原理をまず説明する。磁界を遮蔽するのに役立つ本発明によるケースは、少なくとも2つの部品、即ち下部4,5と、ベル形状上部3と、を含む。下部4,5及びベル形状上部3は、通例、軟鉄または同様の磁気特性を有する他の材料で構成され、これらの部品が時計のムーブメント1を囲むような形状を有している。下部は、好ましくは、一緒に接合される2つの別個の部品、即ち、底部5及び環状中間部4で構成されるが、単一部品として作られてもよい。環状中間部4は、組み立てられたとき、ムーブメント1の周囲に直接固定され、遮蔽ケースの底部は、通常、ムーブメントの底部と時計のケース2の底部との間のばね15によって保持され、これらの取付部は、従来の方法で作られるようになっている。上部3は、ケース蓋に対応し、この部品のベル形状は、固定成形(フォームロッキング)はめ合いを上部3と下部4,5の間に作ることを可能にする。上部3のベル形状セグメントは、環状中間部4を囲むか、その中に挿入される。上部3のベル形状は、ここでは、特に、ケース内の干渉磁界をできるだけ低く維持することができるように、上部3及び環状中間部4の間の半径方向隙間を減ずるのに役立つ。
さらに、組み立てられたとき、ベル形状上部3は、ムーブメント1に平行な面内で移動可能であるが、その平面に垂直な方向には本質的に移動不可能であるように、ムーブメント1に取り付けられる。上部3は、この方向にムーブメントの面に沿った移動性に必要な、最大約1/100mmの垂直遊びを有する。図2から分かるように、ムーブメントに平行な面内での移動性が存在するような、ベル形状上部3のムーブメント1への取付は、例えば、ねじ9及びワッシャ10で達成され、これらのねじ9及びワッシャ10は、前記面内の全ての方向について上部3まで約0.1mmの遊びを残し、その面に垂直方向には負荷がかけられ(ロードされ)、このため、この方向に遊びをほとんど有しない。さらに、ベル形状上部3は、ねじ9及びワッシャ10をムーブメント1に固定することができる円筒通路3.1を有する。
このために、より具体的に、ワッシャ10及び上部3内の通路3.1の両方は、ムーブメント1における上部3の可動取付を妨げないような、特別な形状を有する。一方で、この形状は、ワッシャ10がねじ9を受け入れる孔を中心に有している場合に、各ワッシャ10が、長手方向において、異なる寸法の2つの重ね合わされたリムとみなされる、異なる直径の2つのセグメント10.1,10.2を有するようになっている。ワッシャ10の上部大セグメント10.1の底部側10.3は、図2に示すように、ベル形状上部3が安定するムーブメント1に対してベル形状上部3を保持するようになっている。
他方で、ベル形状上部3内の各通路3.1は、また、異なる直径の2つのセグメント3.1.1,3.1.2を含み、各々は、それらが中に位置決めされるワッシャ10の対応セグメント10.1,10.2よりもわずかに大きな寸法を有する。一方で、これは、ワッシャ10の上部大セグメント10.1の前記底部側10.3が安定する通路3.1の下部に環状突出部3.2を作る。これは、上部3がムーブメントの面に垂直な方向に本質的に移動することができないという効果を有する。他方で、遊びが、ワッシャ10の外径よりもわずかに大きい通路3.1の内径によって作られ、この遊びは、上部3が、ムーブメント1に取り付けられたとき水平方向に、即ちムーブメント1に平行な面内で可動に維持されるのを可能にする。
上部3が垂直方向、即ち前記面に垂直な方向に本質的に移動不可能であることは、好ましくは、ベル形状上部3の円筒通路3.1と反対側でムーブメント1に作られた凹部1.1によって得られ、これらの凹部は、ワッシャ10の下部セグメント10.2の直径よりもわずかに大きな直径を有する。凹部1.1の深さは、上部3の突出部3.2または円筒通路3.1の下部セグメント3.1.2の厚みと合わせて、ワッシャ10の下部セグメント10.2の高さに合うように選択される。凹部1.1は、もちろん、ワッシャ10の下部セグメント10.2の高さを調整するとき、省略してもよい。
ねじ9及びワッシャ10を、もちろん、例えば、適切に形状付けられたヘッドを有するねじのような一体部品等、任意の適切な装置と交換してもよく、取付は、ムーブメント1にねじ込まれることによる他、例えば差込ばねによって、または接着、溶接等でも達成することができる。
図4a乃至図4dに示すように、ベル形状上部3の内壁は、また、ベル形状上部3をムーブメント1上に位置決めするために、ムーブメント1の周囲に位置する弾性要素12,13,14を受け入れることができる環状溝3.4を有する。弾性要素は、図4dに斜視図でより具体的に示すように、開放環状ばね12で構成されてもよい。この環状ばね12は、図4aに示すように、ムーブメント1の外側の環状溝1.2内に位置し、上部3をムーブメント1上に位置決めした後、上部3の環状溝3.4内にはめ込む。これは、図4cにより具体的に示される。反対側の配置、即ち環状ばねをケースの上部3に位置決めし、ばねをムーブメントの溝1.2に係合させることは、もちろん、図4bに示すように、可能な変形の一つである。弾性要素は、また、図5cに示すように、ガスケット13として作られ、ガスケット13は、図5aに示すように、ムーブメント1の周囲の環状溝1.2内に位置する。今までのところ記載した場合のように、弾性要素を圧力なしに位置決めする代わりに、弾性要素を、図5bに示すように、ムーブメント1と上部3の間で圧縮することによって圧力下で取り付けてもよい。上部3をムーブメント1に位置決めするための他の可能な実施形態は、図6a乃至図6cによる、弾性ボタン14の形状の弾性要素である。この場合には、いくつかの弾性ボタン14が、好ましくは、ムーブメント1の周囲に置かれ、次いで、図6a及び図6bにそれぞれ示されるように、追加的な圧力あり、またはなしで、ケースの上部3の溝3.4内にはめ込まれる。
これらの手段の結果、上部3は、ムーブメント1に取り付けられたとき、ムーブメント1に平行な面内で移動可能であり、その面に垂直な方向には垂直に動かない。上部の水平移動性の観点では、上部3のベル形状セグメント及び下部4,5のリング形状セグメントの中心決めの公差に関する要求は、組立中のこれら2つの部品の移動性によって補償されるので、低減される。同時に、これら2つの部品の直径の公差に関する要求は、高くなる。一方で、これは、これらの部品の製造及びケースの組立の明らかな単純化を導く。他方で、この方法で上部及び下部は、よりよい相互はめ合いを有するから、遮蔽作用は改善され、これらの部品の間の環状隙間及びこれによるケース内の干渉磁界を減ずる。
他の利点は、ワッシャ10の頂面10.4が、ベル形状上部3の上で固定される文字板6と前記ベル形状部3の頂面との間の間隔を保証するという事実によるものであり、この間隔は、数百分の1ミリの大きさの程度のものである。これは、ワッシャ10の上部セグメント10.1の高さを、ワッシャ10の頂面10.4がベル形状上部3の頂面を越えて突出するように、円筒通路3.1の上セグメント3.1.1の高さよりもいくらか大きくすることによって達成される。上部3は、通例、少なくとも3つのねじ9と関連するワッシャ10でムーブメント1に取り付けられるので、これらの表面が、ムーブメント1の面に正確に平行な文字板6の支持面を形成する。かくして、文字板6と上部3の間のいかなる接触も回避される。さらに、固定パイプ11が、ベル形状上部3を貫通する表示軸及びムーブメント1の他の表示輪列を囲むことができるように設けられる。この場合には、文字板6に向く固定パイプの端面は、数百分の1ミリだけ、ワッシャ10の頂面10.4によって構成される平面の、わずか下方に取り付けられる。固定パイプ11の端部は、かくして、ベル形状上部3の上に固定される文字板6を支持し、且つベル形状上部3の頂面から間隔を隔てることを保証する。文字板の底部側は、数百分の1ミリの弾性変形後、固定パイプ11によって直ちに支持されるので、例えば、文字板6に付与されるツールの圧力を可能性として要求する指針の取り除き時に生じることがある文字板6の変形は、かくして排除される。図3において、主表示及び二次的表示用の2つのそのような固定パイプ11a,11bを示す。これらのパイプは、例えば各々ムーブメントの対応ブリッジ上に位置してもよい。
ベル形状上部3は、また、図3にも示されるように、文字板6がムーブメント1に固定されることによって文字板6の足を受け入れる小さい貫通孔3.3a,3.3bを有する。述べたように、文字板6とケースの上部の間の分離と、ワッシャ10及び固定パイプ11の支持領域のおかげで、適当な合金で作られた従来の文字板を選択してもよい。かくして、文字板に軟鉄を使用することに関する最初に述べた困難は、除去される。
保護ケースは、上部3の位置決めを除いて、既知の方法でムーブメント1周辺に組み立てられる。まず、ケースの上部3を、ねじ9及びワッシャ10または均等の手段を用いてムーブメント1に取り付ける。次いで、文字板6をムーブメント1のに取り付けることができる。次いで、環状中間部4を、巻き上げステム及び側方から挿入される他の部品を導入する前に、ムーブメント1に固定する。ここで、上部3に、弾性要素12,13,14の助けを借りて所定位置を見いだし、更に、中間部4に可能な最良の方法で密着することができるように、数十分の1ミリの遊びだけ、水平方向に移動させる。ねじ9の固定配置に関わらず、中間部4をムーブメント1に取り付けている間、上部3を、ムーブメント1に平行な方向に移動させることができ、それにより、上部3は、中間部4にはまりこみ、文字板6に接触することなく、存在する可能性のある公差を補償する。次いで、組立体全体を、時計のケース2内に入り込ませ、風防8を頂部に乗せ、最後に遮蔽ケースの底部5及びばね15を取り付け、時計のケース2の底部で時計を封鎖する。
本発明による遮蔽ケースは、ムーブメント上に取り付けられた2つまたは3つの部品で構成され、互いに移動可能な一方で、文字板が機能的かつ構造的に遮蔽ケースの部品から分離するという原理によって機能する。これは、製造、操作、及び耐磁気遮蔽物として作用する内部ケースの保護効果に関して、前述の利点を生じる。
本発明による保護ケースは、より具体的には、回転外側リングとそれと磁気的に結合された内側ベゼル7の間のマグネティッククラッチのように、自身が磁界源を含み、世界時計、ダイビング時計及びこれに類するものにしばしば見出される時計に適用される。ムーブメントは、そのような装置によって時計のケース上でムーブメントの外側から作用する比較的強い磁界に対して効果的に遮蔽される。
Claims (16)
- 時計のムーブメント(1)を囲むようになっている、下部(4,5)及びベル形状上部(3)の少なくとも2つの部品を含む、磁界を遮蔽するためのケースであって、ベル形状上部(3)は、ムーブメント(1)に平行な面内で移動可能で、且つ該面に垂直な方向に本質的に移動不可能なように取り付けられる、ことを特徴とするケース。
- ベル形状上部(3)の取付部の、ムーブメントに平行な面内での移動性は、ねじ(9)及びワッシャ(10)によって達成される、請求項1に記載のケース。
- 各ワッシャ(10)は、その長手方向に直径の異なる2つのセグメント(10.1,10.2)を有し、ワッシャ(10)の上部大セグメント(10.1)の底部側(10.3)は、ムーブメント(1)に対してベル形状上部(3)を保持するようになっている、請求項1または2に記載のケース。
- ワッシャ(10)の上面(10.4)は、ベル形状上部(3)の上に設けられた文字板(6)が、ベル形状上部(3)の表面から間隔を隔てた位置にあることを提供する、請求項2または3に記載のケース。
- ベル形状上部(3)を貫通するムーブメント(1)の表示軸の周りに、固定パイプ(11)が設けられ、文字板(6)に向く固定パイプ(11)の上面は、ワッシャ(10)の上面(10.4)のわずかに下方にあり、それにより、ベル形状上部(3)の上に取り付けられた文字板(6)の支持、及びベル形状上部(3)の表面から間隔を隔てた位置が保証される、請求項1から4のいずれか1項に記載のケース。
- ベル形状上部(3)は、ねじ(9)及びワッシャ(10)のための円筒通路(3.1)を有し、前記通路(3.1)の各々は、直径が異なり、これらが位置決めされるワッシャ(10)の対応セグメント(10.1,10.2)よりもわずかに大きな寸法の2つのセグメント(3.1.1,3.1.2)を含む、請求項3から5のいずれか1項に記載のケース。
- ベル形状上部(3)の円筒通路(3.1)の反対側で、ムーブメント(1)は、凹部(1.1)を有し、凹部(1.1)は、ワッシャ(10)の下部セグメント(10.2)の直径よりもわずかに大きい直径を有し、円筒通路(3.1)の下部セグメント(3.1.2)の厚みと合わせた高さが、ワッシャ(10)の下部セグメント(10.2)の高さと合う、請求項3から6のいずれか1項に記載のケース。
- ベル形状上部(3)の内壁は、ムーブメント(1)の外壁に位置する弾性要素(12,13,14)が、ベル形状上部(3)をムーブメント(1)上で位置決めすることができるように係合する環状溝(3.4)を有する、請求項1から7のいずれか1項に記載のケース。
- 弾性要素は、ムーブメント(1)の外側で環状溝(1.2)内に位置する開放環状ばね(12)として形成される、請求項1から8のいずれか1項に記載のケース。
- 弾性要素は、ムーブメント(1)の外側で、環状溝(1.2)内に位置するガスケットとして形成される、請求項1から9のいずれか1項に記載のケース。
- 弾性要素は、弾性ボタン(14)として形成される、請求項1から10のいずれか1項に記載のケース。
- ベル形状上部(3)は、文字板(6)をムーブメント(1)に固定するのに役立つ文字板(6)の足を受け入れる貫通孔(3.3)を有する、請求項1から11のいずれか1項に記載のケース。
- 下部は、互いに接合される、底部(5)及び環状中間部(4)の2つの別個の部品からなる、請求項1から12のいずれか1項に記載のケース。
- 下部(4,5)及びベル形状上部(3)は、磁気的に非導通の材料からなる、請求項1から13のいずれか1項に記載のケース。
- 下部(4,5)及びベル形状上部(3)は、軟鉄からなる、請求項1から14のいずれか1項に記載のケース。
- 請求項1から15のいずれか1項に記載のケースを含むことを特徴とする、時計、より具体的には腕時計。
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