JP2009500147A - トルク制限デバイスおよび方法 - Google Patents

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Abstract

トルク制限デバイス、トルク制限デバイスを備える器具、およびトルク制限デバイスの使用方法を開示する。トルク制限デバイスは、係合可能な関係で配置された第1および第2の表面を含むことができる。所定のトルク範囲では、第1の表面にかかるトルクが第2の表面に伝達されるように、第1の表面と第2の表面は一緒に回転することができる。かけられるトルクが所定のトルク限界を超えると、第1の表面と第2の表面は互いに離脱することができ、表面と、取り付けられた任意の用具との間の過剰なトルクの伝達が防止される。離脱された1つの表面をもう一方の表面に対して自由回転させることにより、表面を再係合させてデバイスを操作することができる。

Description

本発明は、トルク制限デバイス、トルク制限デバイスを備える器具、トルク制限デバイスを備えるキット、およびトルク制限デバイスの使用方法に関する。
関連出願の相互参照
本出願は、2005年7月11日に出願された米国仮特許出願第60/698,288号の利益を主張する、2005年10月21日に出願された米国特許出願第11/256,036号の一部継続出願であって、その利益を主張するものであり、これらの出願はそれぞれ参照によりその内容全体が本明細書に援用される。
医療器具などの器具は、比較的高いトルク力を受けることがある。器具が耐えられる以上にトルク力が大きいと、器具が破壊または破断することがある。器具の破壊は重傷に繋がる可能性がある。例えば、医療器具がまだ患者の体内に挿入されているときに破壊すると、患者が重傷を負うことがある。従って、外傷を引き起こす破壊が最小限になるかまたはなくなるように器具を設計することが望ましい。
外傷を引き起こす破壊を回避するため、従来の器具は、器具が耐えられる以上にトルク力が大きいと、所定の位置で破壊するように設計されてきた。例えば、所定のトルクにより器具が溝のところで破壊するように、器具は特定の位置に溝を含むことができる。所定のトルク破壊点は、器具の他の部分を破壊させるトルクより小さい。従来の医療用キューレットはこのような設計を採用していることがある。
このような従来の設計は外傷を低減させるのに有効かもしれないが、器具が破壊されると修理不可能なことがあり、従って取り替えを必要とするため、費用がかかる。更に、器具が破壊すると作業を中断し、新しい器具で再開しなければならないため、この従来の設計は不便である。医療器具の場合、外科医は手術を中断し、医療器具の破壊した部分または全部を取り除き、破壊していない新しい器具を挿入しなければならない。
従って、このような破壊に関連する外傷を最小限にし、且つ繰り返し使用されるように器具が機能を維持できるように、過剰なトルクによる破壊を回避するデバイスを提供することが望ましい。
本発明は、トルク制限デバイス、トルク制限デバイスを備える器具(医療器具を含む)、トルク制限デバイスを備えるキット、および、トルク制限デバイスの使用方法を提供する。
本発明のトルク制限デバイスは、所定の量のトルクが器具にかかることを可能にし、所定の量のトルクに達した後、器具からトルク力を解放させる。トルク制限デバイスは、例えば、スリップクラッチ、摩擦トルクリミッタ、過負荷クラッチ、およびトルク制限クラッチ等の他の名称でも称される。
一実施形態では、本発明のトルク制限デバイスは、実質的に平行な関係で配置された複数の実質的に平らな表面を備えることができる。少なくとも第1の平面と第2の平面は、所定のトルク範囲内で第1の平面が回転運動すると、その結果、表面の摩擦係合により第2の平面が同じ方向に回転運動するように互いに対して弾性的に付勢されている。即ち、第1の表面と第2の表面は、解除可能に係合することができる。所定のトルク限界以上では、表面の摩擦係合に打ち勝って、第1の平面が第2の平面とは独立に回転するようになる。一実施形態では、第1の平面と第2の平面は、ばねの使用により弾性的に付勢されている。ばねは、金属および/またはポリマーを含んでもよい。ばねは、コイルばね、圧縮ばね、引張ばね、またはねじりばねを含んでもよい。
幾つかの実施形態では、第1の平面と第2の平面はハウジングの内部に配置されてもよい。ハウジングの内壁面と、第2の平面に面する側とは反対側の第1の平面の側との間に配置されるばねの使用により、第1の平面は第2の平面に対して弾性的に付勢されてもよい。
本発明のトルク制限デバイスの幾つかの実施形態では、第1の平面は突起を含み、第1の平面に隣接する第2の平面は、突起を受け入れるノッチを含む。突起は、平面に実質的に垂直な方向に延びることができる。2つの平面間に分離がなく、平面の回転が容易になるように、突起は受け入れノッチと嵌め合い係合可能である。平面が回転し、所定のトルク限界に達すると、突起がノッチから離脱し、突起は2つの平面が離されるように2つの平面間に位置決めされる。その結果、第1の平面が更に回転しても第2の平面はもはや回転しない。一実施形態では、更に回転できるように、突起とノッチを再位置合わせし、再係合させてもよい。
突起は歯またはペグを含んでもよく、ほぼ円筒状、長方形、角錐状、台形、または他の三次元幾何学形状であってもよい。突起の側面は傾斜していてもよい。一実施形態では、突起は、1つの平面またはその1つの平面と係合可能な隣接する平面内にあってもよく、受け入れノッチは、突起が突出する平面と反対側の平面内にある。別の実施形態は、隣接する平面内に2つ以上の突起および嵌め合うことができる受け入れノッチを含んでもよい。幾つかの実施形態では、1つの平面が、隣接する平面内のノッチと係合する突起、および隣接する平面からの突起に係合するノッチを含むことができる。
平面内の受け入れノッチは、空隙、穴、スロット、トラック、または、隣接する平面からの突起を受け入れるため好適に構成された他の窪みを含んでもよい。好ましくは、ノッチは、2つの平面を係合させるように、隣接する平面からの突起を受け入れるように構成されている。
本発明のトルク制限デバイスの実施形態は、回転力を付与するように設計された器具に使用するのに有利である。キューレットは、回転力またはトルクを使用して掻爬する(掻き取る)、切り込みを入れる、または他の方法で骨、中実の器官、または他の組織などの体内部位に空洞を形成するまたは空隙を作り出す医療器具である。キューレットは、骨または他の組織を掻爬する先端を含むことができる。先端は、例えば、ステンレス鋼、コバルト、クロム、チタン、および、組織を掻爬するのに好適なこれらの合金または混合物などの、任意の生体適合性材料で製造されてもよい。先端の全体的なサイズと厚さは比較的小さいため、キューレットにかかるトルクが大きすぎると先端が破壊または変形する可能性がある。
本発明のトルク制限デバイスを有する手術器具(キューレットなど)は、器具の先端にかかるトルクを制限し、器具に損傷を与える可能性を低減することができる。更に、所定のトルク限界を超え、器具の回転係合した平面が離脱され、離されると、本発明のトルク制限デバイスは、離脱の直後に、且つ手術部位から器具または器具の一部を取り外す必要なく、器具が再び使用され得るように平面を再係合させることができる。
例示的実施形態では、本発明の手術器具は、第1の端部と第2の端部を有するロッド、ロッドの第1の端部近傍に位置決めされたハンドル、並びに、ロッドの第2の端部に取り付けられた手術用具を備えてもよい。手術器具は、ハンドルに取り付けられており、且つロッドに取り付けられた第2の表面と摩擦係合している第1の表面を更に備えてもよい。第1の表面と第2の表面は、少なくとも2つのプレートであって、1つが突起を含み、もう1つがノッチを含むか、または予め設定された量のトルクがかかるとプレート間の離脱を可能にする別の構成を備えてもよい。外科医がハンドルとハンドルに取り付けられた第1の表面に回転力をかけると、第1の表面と第2の表面の間の係合によって第1の表面にかかるトルクが、第2の表面および取り付けられた手術用具に伝達される。所定の解放トルク限界より大きいトルクがハンドルにかかると、表面間の摩擦による第1の表面と第2の表面の間の係合力、および突起とノッチの間の嵌め合い構成の係合力に打ち勝って、第1の表面は第2の表面から離脱される。即ち、突起とノッチは解除可能に係合することができる。第1の表面と第2の表面が離脱すると、その結果、ハンドルにかかるトルクはロッドに伝達されない。このようにして、所定の閾値を越えるトルクが手術器具に損傷を与えたり、または器具が使用されている患者に外傷を負わせたりすることを防止できる。更に、第1の表面と第2の表面が離脱された後、それらは外科医が直ぐに器具の使用を継続し得るように容易に再係合され得る。
即ち、外科医が器具のハンドルに過大な回転トルク力をかけると、ハンドルと手術用具との間の力を伝達する境界面が離脱され、このようにして器具の損傷が回避される。従って、本発明の一実施形態は、器具を変形させることなくまたは器具に損傷を与えることなく、手術用具にかかるトルクを制限する手術器具を提供することができる。
本発明の一実施形態は、キットを含むことができる。このようなキットは、本発明によるトルク制限デバイスを含む手術器具を含むことができる。医療用キットは、追加の手術機器を更に備えてもよい。
本発明の器具(手術器具など)は従来の器具と同様に使用され得るが、所定のトルクを超えても、リセット可能且つ再使用可能であるという利点を提供する。例えば、本発明の方法は、本発明によるトルク制限デバイスを備える器具にトルクをかけるステップを含むことができる。所定のトルクを超えると、第1の平面と第2の平面は離脱され、互いに独立に回転することができる。次いで、第1の平面に過剰なトルクの方向と反対方向の回転力をかけ、第1の平面と第2の平面を再係合させることができる。第1の平面と第2の平面が再係合されると、第1の平面にかかる回転力を再び第2の平面に伝達し、器具を回転させることができる。
本発明のトルク制限デバイスおよび方法の特徴は、本発明の実施形態の1つ以上で単独で、または組み合わせて実現され得る。当業者には分かるように、本発明によるトルク制限デバイスおよび方法の多くの異なる実施形態が可能である。本発明の他の用途、利点、および特徴は、本明細書の詳細な説明で検討されている例示的実施形態に記載され、以下を考察すると当業者にはより明らかとなる。
本明細書の目的のため、別途明記されない限り、本明細書で使用される量および条件などを表す全ての数字は、全ての場合に「約」の用語によって修飾されるものと理解されるべきである。従って、相反する記載がない限り、以下の明細書中に記載されている数値パラメータは、本発明で得ようとする所望の特性に応じて様々となり得る概数である。最低限でも、特許請求の範囲への均等論の適用を限定しようとするものではなく、各数値パラメータは少なくとも、報告される有効桁数に鑑みて、通常の丸め法を適用することにより解釈されるべきである。
本発明の広い範囲を記載する数値範囲およびパラメータは概数であるということにもかかわらず、具体例に記載されている数値はできるだけ正確に報告されている。しかし、どの数値も本質的に、それらの各試験測定値に見出される標準偏差から必然的に生じるある一定の誤差を含む。更に、本明細書に開示されている範囲は全て、その中に包摂される任意のおよび全ての部分範囲を包含するものと理解されるべきである。例えば、「1〜10」と記載されている範囲は、最小値1と最大値10の間(両端を含む)の任意のおよび全ての部分範囲;即ち、1以上の最小値で始まる全ての部分範囲(例えば、1〜6.1)、および、10以下の最大値で終わる全ての部分範囲(例えば、5.5〜10)を包含するものと考えられるべきである。更に、「本明細書に援用される」と記載されている文献はどれも、その内容全体が援用されるものと理解されるべきである。
単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」および「その(the)」は、1つの指示対象にはっきりと明確に限定されない限り、複数の指示対象を含む。
一実施形態では、本発明は、トルクがかかる医療デバイスまたは他の機械的デバイスと一緒に使用され得るトルク制限デバイスを提供する。トルクは、回転させる力若しくは捩る力、または軸を中心とするねじれおよび回転を作り出す力の傾向の尺度と定義される。本発明は、トルクを受けるどの器具またはシステムにも組み込まれ得るトルク制限デバイスを提供する。
一実施形態では、本発明の手術用デバイスは、一端が回転可能なハンドルに取り付けられたロッドを備えることができる。ロッドの反対側の端部を手術用具に取り付けることができる。手術用デバイスは、ハンドルに連結された第1のトルク制限要素、およびロッドと手術用具に動作可能に連結された第2のトルク制限要素を含むことができる。第2のトルク制限要素は、第1のトルク制限要素と解除可能に係合することができる。第1のトルク制限要素と第2のトルク制限要素が係合されているときにハンドルを回転させると、ロッドと手術用具が回転する。所定のトルク限界を超える回転力がハンドルにかかると、ハンドルがロッドと手術用具を回転させることなく回転可能となるように、第1のトルク制限要素は第2のトルク制限要素から離脱する。離脱された後、第1のトルク制限要素は、ハンドルを更に回転させるとロッドと手術用具が回転するように第2のトルク制限要素と再係合可能である。
1つの例示的実施形態では、本発明によるトルク制限デバイスは第1の端部と第2の端部を有するロッドを備えてもよい。第1の端部と第2の端部は、ロッドの各先端、並びにその先端近傍のロッドの部位を含んでもよい。デバイスは、ロッドの第1の端部に回転可能に取り付けられたハンドルと、ロッドの第2の端部近傍に固定式に取り付けられた手術用具を更に備えてもよい。デバイスは、ハンドルに取り付けられた第1の表面と、ロッドに取り付けられた第2の表面を備える。2つの表面は、例えば、突起とノッチにより互いに摩擦接触して配置されてもよい。2つの表面はハウジング内に収容されてもよく、ハウジングはハンドルに取り付けられてもよい。
デバイスは、ハウジングと第1の表面との間に位置決めされ、突起とノッチが位置合わせされているときに突起をノッチの中に押し込む付勢機構(ばねなど)を更に備えてもよい。2つの表面は独立に回転することができるが、突起とノッチが係合されているとき、2つの表面は一緒に回転する。所定のトルク限界以上のトルクがデバイスにかかると、突起とノッチは離脱するように設計されてもよい。トルク限界は、突起がノッチから離脱するように、突起が表面間の静摩擦力と、ばねが第1の表面に加えるばねの力に打ち勝つのに必要なトルクとすることができる。突起がノッチから離脱すると、2つの表面は独立に回転し、その結果、第1の表面にかかる過剰なトルクは第2の表面に伝達されない。2つの表面はポリマー、ステンレス鋼、アルミニウム、または2つの表面間に摩擦を作り出すのに好適な他の任意の材料、または材料の組み合わせで製造されてもよい。
このトルク制限デバイスは、例えば、キューレットに使用されてもよい。キューレットは、PCT特許出願、国際公開公報第2005/023085号に開示されている要素を備えてもよく、この文献は参照によりその内容全体が本明細書に援用される。ノッチから突起が離脱すると、キューレット先端は、例えば、まだ患者の体内に挿入されているときに先端を破壊するのに十分な可能性があるトルクがかかるのを防止される。
器具の機能性用具にかかり得るトルクの量を制限することに加えて、本発明のデバイスは、使用を再開するため、再係合されてもよい。突起がノッチから離脱した後、突起とノッチの位置が再び合う(その時点でばねは突起をノッチに押し込む)まで第1の表面を回転させることにより、デバイスを再係合させてもよい。突起とノッチが再び係合されたとき、器具の使用を再開してもよい。デバイスを再係合できることは、過剰なトルクがかかると永久的な損傷を受けることがある従来のデバイスに優り有利である。従って、従来のトルク制限デバイスは1回過剰なトルクがかかると使用することができないが、本発明のトルク制限デバイスは多数回過剰なトルクがかかっても再使用され得る。
本発明のトルク制限デバイスは、前述のようにキューレットなどの医療器具に使用し得る。骨を含む組織または器官を把持する、掻爬する、屈曲させる、押圧する、または他の方法で操作する器具を含む、ヒトおよび獣医学での用途に使用される他の手術器具にトルク制限デバイスを使用してもよい。最大トルクを超えるべきではない他の器具または機械にデバイスを使用してもよい。例えば、本発明のトルク制限デバイスをドライバーまたはレンチに含み、ねじまたはボルトの締め付け過ぎを防止することができる。また、過剰なトルクがかかるとある一定の部品が破壊し得る機械に、トルク制限デバイスを使用してもよい。
ここで図1〜図2を参照すると、本発明の一実施形態では、手術器具10は、第1の端部14と第2の端部16を有するロッド12を備えてもよい。第1の端部14と第2の端部16はそれぞれ、ロッド12の先端、並びに、各先端の近位にあるロッド12の部位を含んでもよい。ハンドル20はロッド12の第1の端部14近傍に位置決めされてもよく、ハンドル20は使用者によって操作されてもよい。手術用具18はロッド12の第2の端部16に連結されてもまたは固定的に取り付けられてもよい。ハンドル20を回転させるとロッド12が、従って手術用具18が回転するように、トルク制限デバイス22をハンドル20に、およびロッド12に取り付けてもよい。
トルク制限デバイス22は、突起30を有する第1のプレート24と、ノッチ26を有する第2のプレート28とを備えてもよい。ノッチ26と突起30は交替可能とすることができる。即ち、第1のプレート24はノッチ26を有することができ、第2のプレート28は突起30を有することができる。突起30とノッチ26は、嵌合できるように実質的に同じ形状とサイズであってもよい。突起30は、V形、平坦な底部を有するV形、U形、半円形、または、突起30と第2のプレート28の表面との間に非垂直な角度を提供する他の任意の形状であってもよい。突起30とノッチ26は、回転位置合わせされると突起30がノッチ26に嵌入するように、半径方向で位置合わせされていてもよい。
第1のプレート24と第2のプレート28は、ハウジング32内に配置されてもよい。ハウジング32は概ね、第1のプレート24と第2のプレート28のうち大きい方の直径以上の内径を有する中空のシリンダの形状であってもよい。ハウジング32はキャップ34を備えてもよく、圧縮ばね36などの付勢機構がキャップ34と第1のプレート24の間に配置されてもよい。第1のプレート24はカラー38を含んでもよく、ばね36の横方向の移動が実質的に防止されるように、カラー38にばね36を被嵌する。トルク制限デバイス22は、少なくとも1つのガイドピン40を更に備えてもよく、第1のプレート24は少なくとも1つのスロット42を備えてもよい。少なくとも1つのガイドピン40はキャップ34と若しくはハウジング32と一体成形されてもよく、または少なくとも1つのガイドピン40はキャップ34に若しくはハウジング32に固定的に取り付けられてもよい。少なくとも1つのガイドピン40が少なくとも1つのスロット42に嵌入するように、第1のプレート24をハウジング32内に位置決めしてもよい。少なくとも1つのスロット42は、第1のプレート24が少なくとも1つのガイドピン40に沿って長手方向に摺動することを可能にし、第1のプレート24がハウジング32に対して回転することを防止する。第1のプレート24は、ハウジング32が回転するときだけ回転する。
逆に、ハウジング32に対する第2のプレート28の回転運動は可能であるが、ハウジング32に対する長手方向の移動は防止されるように、第2のプレート28をハウジング32内に配置してもよい。これは、第2のプレート28の底面に接触する支持体44(レッジなど)をハウジング32に設けることによって、または他の好適な手段で達成されてもよい。従って、第2のプレート28は支持体44を中心に回転することが可能であるが、ロッド12に沿って長手方向に移動することは可能ではない。
ロッド12は第2のプレート28と一体成形されてもよく、または溶接などで第2のプレート28に固定的に取り付けられてもよい。従って、第2のプレート28の回転はロッド12に直接伝達され、その結果、手術用具18に伝達される。
一実施形態では、ハウジング32はハンドル20に取り付けられてもよい。そのように、ハンドル20の回転はハウジング32に直接伝達され、その結果、少なくとも1つのガイドピン40を介して第1のプレート24に伝達されることができる。
第1のプレート24の回転は、突起30とノッチ26との摩擦境界面によって第2のプレート28に伝達される。突起30とノッチ26が係合されているとき、即ち、突起30とノッチ26が回転位置合わせされ、突起30がノッチ26内に位置決めされているとき、ハンドル20を回転させると手術用具18が回転する。第1のプレート24にかかるトルクを伝達して第2のプレート28を回転させる第1のプレート24と第2のプレート28との摩擦係合境界面を、トルク伝達境界面と称することができる。
しかし、所定のトルク限界を超えるトルクがハンドル20にかかると、突起30とノッチ26の間の係合摩擦力、および第1のプレート24に対する圧縮ばね36のばねの力に打ち勝つことがある。これらの力に打ち勝つと、突起30がノッチ26から解放され、突起30とノッチ26がもはや回転位置合わせされていない状態となるように、突起30はノッチ26から離脱し得る。突起30がノッチ26から離脱されているとき、ハンドル20を回転させても手術用具18は回転しない。突起30とノッチ26が回転位置合わせされる(この時点で圧縮ばね36は突起30をノッチ26の中に再び押し込む)までハンドル20を回転させることにより、突起30とノッチ26を再び係合させてもよい。
所定のトルク限界は、以下の任意の1つ以上または以下の組み合わせを様々にすることによって決定され得る:圧縮ばね36のばね定数;突起30とノッチ26の相対的傾斜;ノッチ26の長さと深さ;突起30の高さ;第1および第2のプレート各24、28の中心からの突起30とノッチ26の半径方向の距離;および、プレート24、28に使用される材料。ばね定数は、圧縮ばねの圧縮力ポテンシャルの尺度である。ばね定数は、加えられた荷重が自由長さから特定の変形された長さまでばねを変形させるとき、力「F」を加える圧縮ばねでは、ばね定数「k」として表される。ばね定数は、k=F/Lfree−Ldef.として計算される。
一実施形態では、本発明の手術器具10は、トルク伝達境界面を、例えば、約10±1インチ−ポンド(in.−lbs.)のトルクで離脱させ始め、例えば、約13±1インチ−ポンドのトルクで完全に離脱させるように設計されてもよい。従って、トルク伝達境界面(ハンドル20と手術用具18の間の第1のプレートと第2のプレート各24、28の連結など)を完全に離脱させるのに、例えば、13インチ−ポンドのトルクが必要とされる場合、突起30とノッチ26は、約10インチ−ポンドのトルクがハンドル20にかかると離脱し始め、13インチ−ポンドのトルクがハンドル20にかかると完全に離脱するように設計されてもよい。その結果、突起30は13インチ−ポンドのトルクでノッチ26から離脱するため、所定のトルク限界より大きいトルク、例えば、15インチ−ポンドのトルクをロッド12に伝達することはできない。キューレットで正常な骨を掻爬するのに必要な平均トルクは約2.0インチ−ポンドであることが分かった。従って、10インチ−ポンドで離脱し始め、13インチ−ポンドで離脱を完了するように構成されたトルク制限デバイス22は、正常な骨を掻爬するのに必要なトルクが手術用具に伝達されることを可能にする。
ここで図3〜図6を参照すると、本発明の別の実施形態では、手術器具110は、第1の端部114と第2の端部116を有するロッド112を備えてもよい。第1の端部114と第2の端部116はそれぞれ、ロッド112の先端、並びに各先端の近位にあるロッド112の部位を含んでもよい。ハンドル120はロッド112の第1の端部114近傍に位置決めされてもよく、ハンドル120は使用者によって操作されてもよい。手術用具118はロッド112の第2の端部116に連結されてもまたは固定的に取り付けられてもよい。ハンドル120を回転させるとロッド112が、従って手術用具118が回転するように、トルク制限デバイス122をハンドル120に、およびロッド12に取り付けてもよい。
トルク制限デバイス122は、窪み126を有するプレート124と、ボール130を有するボールプランジャ128とを備えてもよい。ボール130と窪み126は、嵌合できるように実質的に同じ形状とサイズであってもよい。ボール30は、V形、平坦な底部を有するV形、U形、半円形、または、他の任意の好適な形状であってもよい。ボール130と窪み126は、回転位置合わせされるとボール130が窪み126に嵌入するように、半径方向で位置合わせされていてもよい。手術機器設計の当業者には明らかであるように、ボールプランジャ128は他の部品(図示せず)を備えてもよい。例えば、ボールプランジャ128は中空のシリンダを備えてもよく、部分的にその中でボールが長手方向に摺動する。また、ボールプランジャ128は、ボール130の移動を制限するシャフトと、シリンダ内でボール130を長手方向に押圧する傾向がある付勢機構(ばねなど)を備えてもよい。また、ボールプランジャ128は、ボール130の長手方向の移動を可能にする他の構成を有してもよい。
プレート124とボールプランジャ128は、ハウジング132内に配置されてもよい。ハウジング132は概ね、プレート124の直径以上の内径を有する中空のシリンダの形状であってもよい。ハウジング132はキャップ134を備えてもよく、ボールプランジャ128はキャップ134に装着されてもまたは取り付けられてもよい。このような実施形態では、ハウジング132が回転すると、その結果、ボールプランジャ128が回転する。
プレート124は、プレート124の回転運動は可能であるが、ハウジング132に対する長手方向の移動は防止されるように、ハウジング132内に配置されてもよい。これは、プレート124の底面に接触する支持体144(レッジなど)をハウジング132に設けることによって、または他の好適な手段で達成されてもよい。
ロッド112はプレート124と一体成形されてもよく、または溶接などでプレート124に固定的に取り付けられてもよい。そのように、プレート124の回転はロッド112に直接伝達され、その結果、手術用具118に伝達されることができる。
ハウジング132は、キャップ134に取り付けられたフランジ136を更に備えてもよい。ハンドル120は、比較的狭い公差のフランジ136に被嵌することによってハウジング132に取り付けられてもよい。従って、ハンドル120の回転運動を、フランジ136を通してハウジング132に、次にボールプランジャ128に伝達することができる。
ボールプランジャ128の回転は、ボール130と窪み126との摩擦係合境界面によってプレート124に伝達される。ボール130と窪み126が係合されているとき、即ち、ボール130と窪み126が回転位置合わせされ、ボール130が窪み126内に位置決めされているとき、ハンドル120を回転させると手術用具118が回転する。プレート124にかかるトルクを伝達し手術用具118を回転させるボール130と窪み126との摩擦係合境界面を、トルク伝達境界面と称することができる。
しかし、ハンドル120にかかるトルクがある一定の所定のトルク限界を超えると、ボールプランジャ128が圧縮され得、ボールプランジャ128のボール130が窪み126との係合を外れて離脱位置に上がる。ボール130と窪み126が離脱されているとき、ハンドル120を回転させても、もはや手術用具118は回転しない。ボール130と窪み126が回転位置合わせされる(この時点で、ボールプランジャ128は、ボール130が再び窪み126内に係合して支持されるように延びることができる)までハンドル120を回転させることにより、突起30とノッチ26を再び係合させてもよい。
最大トルク限界は、以下の任意の1つ以上または以下の組み合わせを様々にすることによって決定され得る:ボールプランジャ128内の圧縮ばねのばね定数;ボール130と窪み126の形状とサイズ;プレート124の中心からのボール130と窪み126の半径方向の距離;および、ボール130とプレート124に使用される材料。
図8〜図11は本発明の別の実施形態を示す。このような実施形態では、手術器具10は、近位端151と遠位端152を有するシャフトアセンブリ150を備えてもよい。シャフトアセンブリ150の近位端151と遠位端152はそれぞれ、シャフトアセンブリ150の先端、並びに、各先端の近位にあるシャフトアセンブリ150の部位を含んでもよい。シャフトアセンブリ150は、シャフト153の近位端151の外面に固定されたボール係合受け口(例えば、ボール移動止めカラー154)を有する中空のシャフト153を含むことができる。長さがシャフト153の長さより大きいロッド155をシャフト153に挿入することができる。ロッド155は、図10および図11に最もよく示されているような、ロッド155の近位端151に取り付けられたボールジョイント156を含むことができる。
ハンドル160は、ロッド155およびシャフトアセンブリ150の近位端151に動作可能に連結されてもよく、ハンドル160は使用者によって操作されてもよい。図8は、シャフトアセンブリ150と一緒に組み立てられているハンドル160を示す。図9は、ハンドル160の内部構成と動作、および関連する手術器具10の部品が分かるように、ハンドルハウジング161の一方側が取り外されているハンドル160を示す。手術器具10は、一端がハンドル160の把持部分163に蝶着され、反対側の端部がハンドルハウジング161内のハンドル160のヘッド164に枢着されたレバー162を含むことができる。図9に示すように、端部がハンドル160のヘッド164に取り付けられたレバー162は、ロッド155の近位端151のボールジョイント156を受け入れるボールジョイント受け口165またはソケットを含み、それによってレバー162をロッド155に動作可能に連結するように構成されることができる。
手術用具166は、図8および図10に示すように、ロッド155の遠位端152に取り付けられ得る。この実施形態では、手術用具166はキューレットである。しかし、手術用具166は、前述のように、ロッド155の端部で使用されるように構成され得る任意の手術用具とすることができる。図8に示すように、キューレットをロッド155およびシャフト153の長手軸と位置合わせすることができ、それは、手術器具10が患者の体内部位に挿入されているとき、キューレットに好ましい位置となり得る。器具10が患者の体内の望ましい位置にくると、キューレットを異なる位置に移動させることができるように、シャフト153の遠位端152を越えて延びるロッド155のジョイント167を中心にキューレットを関節動作(articulate)させることができる。例えば、ロッド155の長手軸との位置合わせから、位置合わせされた位置から約135°の(即ち、ロッドと約45°の角度を形成する)位置までの位置範囲で所望の位置にキューレットを移動させてもよい。キューレットを使用するのに好ましい位置の1つは、ロッド155の長手軸と実質的に垂直である。ジョイント167を中心とするキューレットのこのような関節動作は、レバー162をハンドル160の把持部分163の方にまたはハンドル160の把持部分163から離れるように移動させることによって達成され得る。レバー162がハンドル160の把持部分163の方に移動するとき、レバー162の枢動可能な端部は遠位方向に枢動し、ボールジョイント156および取り付けられたロッド155を遠位方向に移動させる。ロッド155が遠位方向に移動するとき、キューレットはジョイント167を中心に関節動作し、ロッド155との位置合わせから外れ、ロッド155に対して角度をなす位置に移動する。レバー162がハンドル160の把持部分163から離れるとき、レバー162の枢動可能な端部は近位方向に枢動し、ボールジョイント156および取り付けられたロッド155を近位方向に移動させる。ロッド155が近位方向に移動するとき、キューレットはジョイント167を中心に関節動作し、ロッド155との位置合わせの方に移動する。このようにして、体内部位の組織を掻爬するため、キューレットを様々な所望の位置に移動させることができる。
図8〜図11に示されている実施形態では、ハンドル160を回転させるとシャフトアセンブリ150とロッドが回転し、次に手術用具166が回転するように、トルク制限デバイス170をハンドル160に、およびシャフトアセンブリ150に取り付けてもよい。トルク制限デバイス170は、第2のトルク制限要素と解除可能に係合することができる第1のトルク制限要素を含むことができる。トルク制限デバイス170は、ボールまたは係合端を有するボールプランジャ(図示せず)、および、ボール係合受け口または外面に移動止め172を有するボール移動止めカラー154を備えることができる。ボールプランジャおよび係合ボールは、図3に示されているボールプランジャ128およびボール130に類似していてもよい。ボール移動止めカラー154は、シャフト153の近位端151に固定されている。ボール移動止めカラー154の移動止め172は、ボールプランジャのボールを受け入れ、係合するように構成されたノッチ、窪み、または他の空隙とすることができる。係合ボールは、丸、半円形、U形、V形、平坦な底部を有するV形、または、ボール移動止め172との係合および離脱を可能にする他の任意の好適な形状であってもよい。
ボールプランジャおよび取り付けられた係合ボールをボールプランジャハウジング173に収容することができる。図8〜図11に示されている実施形態では、ボールプランジャハウジング173はハンドルハウジング161の窪みに着座され、係合ボールがボール移動止めカラー154の移動止め172と係合可能となるように、ボール移動止めカラー154と垂直に位置合わせされている。ボールプランジャハウジング173は中空のシリンダを備えてもよく、その中でボールプランジャと係合ボールは、少なくとも部分的にボールプランジャハウジング173の長手軸に沿って摺動することができる。ボールプランジャをボールプランジャハウジング173内で長手方向にボール移動止めカラー154のボール移動止め172の方に付勢するように、例えば、圧縮ばねなどの付勢機構(図示せず)をボールプランジャハウジング173の外端174とボールプランジャとの間に位置決めすることができる。ボールプランジャハウジング173、付勢機構、ボールプランジャ、および係合ボールは、他の部品(図示せず)を含んでも、および/または、ボールプランジャを長手方向に移動させてボール移動止め172と係合および離脱させることを可能にする他の構成を有してもよい。
ハンドル160を回転させると、ボール移動止めカラー154および取り付けられたシャフト153を回転させることができるように、係合ボールとボール移動止めカラー154の移動止め172は、ボールが移動止め172に係合できるように嵌め合うように構成されてもよい。ハンドル160とボールプランジャにかかる回転力は、係合ボールと移動止め172との摩擦係合境界面によってシャフト153に伝達される。ボールとボール移動止め172が係合されているとき、即ち、ボールとボール移動止め172が回転位置合わせされ、ボールが移動止め172内に位置決めされているとき、ハンドル160を回転させると手術用具166が回転する。ハンドル160にかかるトルクを伝達して手術用具166を回転させる係合ボールとボール移動止め172との摩擦係合境界面を、トルク伝達境界面と称することができる。
使用者が所定のトルク限界を超える圧力をハンドル160にかけると、ボールプランジャが圧縮され得、係合ボールがボール移動止め172との係合を外れて離脱位置に上がる。即ち、係合ボールとボール移動止め172は解除可能に係合することができる。ボールとボール移動止め172が離脱されると、ハンドル160を回転させても、もはや手術用具166は回転しない。係合ボールがボール移動止め172から離脱されているときにハンドル160を回転させると、ロッド153のボールジョイント156を中心に回転するレバー162のボールジョイント受け口165により、ハンドル160はロッド153を中心に回転する。そのように、ハンドル160はシャフトアセンブリ150から離脱され、過大なトルクで手術器具10が破壊することが回避される。また、ハンドル160の回転によって生じる所定のトルク限界を超えると、係合ボールとボール移動止め172の構成によりボールが移動止め172から離脱される。係合ボールがシャフト153上のボール移動止め172から離脱されると、ハンドル160を自由回転させて、ボールプランジャを再位置決めし、係合ボールをボール移動止め172の中に戻し、ハンドル160をシャフトアセンブリ150と再係合させることができる。手術器具10の破壊を回避することに加えて、更に使用されるように修理またはリセットするために器具10を取り外すことなく、器具の使用を容易に再開することができる。これらの特徴によって患者の負傷が回避され、破壊した手術器具に関連する手術時間が短縮され得る。
図8に示すように、ボール移動止めカラー154は、カラー154の近位面または上面に隣接するスラスト軸受175と、および、カラー154の遠位面または底面に隣接する別のスラスト軸受175と回転可能に接触していてもよい。この実施形態では、スラスト軸受175のそれぞれがハンドルハウジング161の嵌め合い空洞176に埋設または固定されている。ボール軸受(図示せず)は、スラスト軸受175とボール移動止めカラー154との境界面に配置されている。所定のトルクを超えた後、ボールプランジャがボール移動止め172から離脱され、ハンドル160がシャフトアセンブリ150を中心に自由回転するとき、スラスト軸受175はボール移動止めカラー154とハンドル160との摩擦を低減するのに役立つ。
手術器具10は、シャフトアセンブリ150をハンドル160に更に固定する機構を含んでもよい。図8に示すように、このような機構の1つは、ハンドルハウジング161に固定されたねじ穴を有するハブ177またはプレートを含む。例えば、ハブ177は、ハブ177がハンドルハウジング161に固定されるように、ハンドルハウジング161の嵌め合い部分の周りに確実に嵌るように構成されているノッチ178を含むことができる。次いで、「貫通穴」ボルト180をハブ177のねじ穴に螺挿することができる。代替の実施形態では、ハブ177を使用せず、貫通穴ボルト180を受け入れるように、遠位または下スラスト軸受175の下のハンドルハウジング161にねじを切ることができる。貫通穴ボルト180は、ボルト180の長さの中心を通る穴を有する。貫通穴ボルト180を、ボルト180の中心穴を通るシャフト153の遠位端152上で摺動させ、ハブ177のねじ穴に螺挿することができる。貫通穴ボルト180の一端のサムホイール181を回転させ、ボルト180をハブ177に螺挿することができる。貫通穴ボルト180は、ボルト180の外周の周りに位置決めされる止めねじ支持カラー182を含むことができる。止めねじ支持カラー182の上縁183がハンドルハウジング161の遠位縁または下縁185に当接するように、ボルト180をハブ177に螺挿することができる。止めねじ支持カラー182がハンドルハウジング161に当接する位置にあるとき、止めねじ184を止めねじ支持カラー182に挿通し、貫通穴ボルト180の外面と接触させることができる。このようにして、スラスト軸受175とシャフトアセンブリ150(ボール移動止めカラー154を含む)の間の隙間または「遊び(slack)」が減少するかまたはなくなる。そのように、ハンドル160がシャフトアセンブリ150と係合されているときのハンドル160に対するシャフトアセンブリ150の半径方向または軸方向の移動が防止される。
ハンドル160のボールプランジャの回転は、係合ボールとボール移動止め172との摩擦境界面によってシャフト153に伝達される。係合ボールとボール移動止め172が係合されているとき、即ち、係合ボールとボール移動止め172が回転位置合わせされ、ボールが移動止め172内に位置決めされているとき、ハンドル160を回転させると手術用具166が回転する。しかし、ハンドル160にかかるトルクがある一定の所定のトルク限界をこえると、ボールプランジャが圧縮され得、係合ボールがボール移動止め172との係合を外れて離脱位置に上がる。ボールがボール移動止め172から離脱されているとき、ハンドル160を回転させても、もはや手術用具166は回転しない。ボールとボール移動止め172が回転位置合わせされる(この時点でボールプランジャは、係合ボールが再びボール移動止め172内に係合して支持されるように延びることができる)までハンドル160を回転させることにより、ボールとボール移動止め172を再び係合させてもよい。
図8〜図11に示されているトルク制限デバイス170の実施形態における最大トルク限界は、以下の任意の1つ以上または以下の組み合わせを様々にすることによって決定され得る:ボールプランジャの圧縮ばねのばね定数;ボールプランジャの係合ボール(図示せず)の形状とサイズ;ボール移動止め172のサイズと形状;シャフト153からのボール移動止め172の半径方向の距離;および、ボールプランジャボールとボール移動止め172に使用される材料。
本発明は、本明細書に記載されるようなトルク制限デバイス22、122の使用方法の実施形態を含んでもよい。ここで図7を参照すると、図示されている方法200の実施形態は、手術器具を体内に挿入するステップ210を含み、手術器具は、手術用具に取り付けられているロッドとのトルク伝達境界面を有するハンドルを有する。体内の所望の位置にキューレットなどの手術用具を位置決めする(220)ことができる。次いで、ハンドルにトルクをかけ(230)、ロッドと手術用具を回転させることができる。本方法は、所定のトルク限界より大きいトルクをかけることにより、ハンドルとロッドとのトルク伝達境界面を離脱させるステップ240を更に含む。本方法は、過剰なトルクによって離脱が起こった後、トルク伝達境界面を再係合させるステップ250を更に含んでもよい。一実施形態では、トルク伝達境界面は、手術器具の第1の表面と手術器具の第2の表面を備える。表面の1つは、他の表面のノッチ26と係合可能な突起30を含む。第1の表面を第2の表面と再係合させるステップ240は、突起30とノッチ26が再係合するように再位置合わせされるまで、ハンドルを回転させるステップを含んでもよい。
本発明を特定の実施形態を参照して説明してきたが、これらの実施形態は本発明の原理を例示するに過ぎないことを認識すべきである。当業者には、本発明のトルク制限デバイスおよび方法は他の方式および実施形態で構成され、実施され得ることが分かる。従って、他の実施形態も本発明の範囲内に包含されるため、本明細書の説明を、本発明を限定するものと解釈すべきではない。
本発明の一実施形態における係合可能な平面を有する手術器具の図である。 平面の離脱を示す、図1に示されている手術器具の一部の図である。 本発明の一実施形態における手術器具の断面図である。 平面の係合を示す、図3に示されている手術器具の図である。 図3および図4の手術器具の一部の図である。 図3、図4および図5に示されている手術器具の斜視図である。 本発明の方法の一実施形態のブロック図である。 本発明の別の実施形態における手術器具の図である。 図8に示されている手術器具のハンドルの詳細図であり、ハンドルの内部部品を示すため、ハンドルハウジングの一部が取り外されている。 図8および図9の実施形態に示されているシャフトアセンブリの図である。 図8〜図10に示されているシャフトアセンブリの近位部分の図である。

Claims (32)

  1. 一端が回転可能なハンドルに取り付けられ、反対側の端部が手術用具に取り付けられたロッド、
    前記ハンドルに連結された第1のトルク制限要素、および
    前記ロッドおよび手術用具に動作可能に連結され、前記第1のトルク制限要素と解除可能に係合することができる第2のトルク制限要素、
    を備える手術用デバイスであって、
    前記ハンドルを回転させると前記ロッドと手術用具が回転し、
    前記ハンドルにかかる回転力が所定のトルク限界を超えると、前記ハンドルが前記ロッドと手術用具を回転させることなく回転可能となるように、前記第1のトルク制限要素が前記第2のトルク制限要素から離脱する、手術用デバイス。
  2. 離脱された後、前記第1のトルク制限要素は、前記ハンドルを更に回転させると前記ロッドと手術用具が回転するように前記第2のトルク制限要素と再係合可能である、請求項1に記載の手術用デバイス。
  3. 前記第1のトルク制限要素が、(a)ボールを備え、且つ前記ハンドルに取り付けられたシリンダに収容されているボールプランジャ、および(b)前記シリンダ内に位置決めされ、且つ前記ボールプランジャボールを第2のトルク制限要素と係合させるように構成された付勢機構を更に備え、
    前記第2のトルク制限要素が、前記ボールプランジャボールを解除可能に係合させるために前記ロッドに取り付けられたボール係合受け口を更に備える、
    請求項1に記載の手術用デバイス。
  4. 離脱された後、前記ボールプランジャボールは、前記ハンドルを更に回転させると前記ロッドと手術用具が回転するように前記ボール係合受け口と再係合可能である、請求項3に記載の手術用デバイス。
  5. 前記ボールプランジャが前記ロッドに実質的に垂直に位置決めされる、請求項3に記載の手術用デバイス。
  6. 前記付勢機構がばねを更に備える、請求項3に記載の手術用デバイス。
  7. 前記第2のトルク制限要素が中空のシャフトに取り付けられ、前記ロッドが前記中空のシャフトの中を摺動して移動可能であり、前記第1および第2のトルク制限要素が前記ハンドルの空洞に埋設される、請求項3に記載の手術用デバイス。
  8. 前記ボール係合受け口の両側に位置決めされ、且つ前記ハンドルの空洞に固定的に取り付けられたボール軸受を更に備える、請求項3に記載の手術用デバイス。
  9. 前記ロッドが、前記ハンドルに取り付けられたロッドの端部に取り付けられたボールジョイントを更に備え、前記ハンドルが、前記ハンドルに枢着され、且つ前記ボールジョイントの周りに回転可能に位置決めされたボールジョイント受け口を有するレバーを更に備え、
    前記レバーが前記ハンドル内で枢動すると、前記手術用具が前記ロッドに対してある角度まで移動し、
    前記トルク制限要素が離脱されているとき、前記ハンドルが前記手術用具を回転させることなく前記ロッドを中心に回転可能である、
    請求項1に記載の手術用デバイス。
  10. 前記ハンドルに取り付けられ、且つ前記ロッドに取り付けられた第2の表面と付勢接触している第1の表面を更に備え、
    前記第1のトルク制限要素が前記第1の表面からの突起を更に備え、前記第2のトルク制限要素が、前記突起と解除可能に係合するように前記第2の表面にノッチを更に備える、
    請求項1に記載の手術用デバイス。
  11. 離脱された後、前記突起は、前記ハンドルを更に回転させると前記ロッドと手術用具が回転するように前記ノッチと再係合可能である、請求項10に記載の手術用デバイス。
  12. 第1の端部と第2の端部を有するロッド、
    前記ロッドの前記第1の端部近傍に位置決めされたハンドル、
    前記ロッドの前記第2の端部に取り付けられた手術用具、
    前記ハンドルに取り付けられた第1の表面、および
    前記ロッドに取り付けられた第2の表面であって、前記ハンドルを回転させると前記ロッドと手術用具が回転するように、前記第1の表面と解除可能に係合できるように接触している第2の表面、
    を備える手術用デバイスであって、
    前記ハンドルにかかる回転力が所定のトルク限界を超えると、前記ハンドルが前記ロッドと手術用具を回転させることなく回転可能となるように、前記第1の表面が前記第2の表面から離脱する、手術用デバイス。
  13. 前記ハンドルに取り付けられ、且つ内部に前記第1および第2の表面が位置決めされる空洞を画定するハウジングを更に備える、請求項12に記載の手術用デバイス。
  14. 前記第1の表面が突起を有する第1のプレートを含み、前記第2の表面がノッチを有する第2のプレートを含み、前記突起が前記ノッチと係合可能である、請求項13に記載の手術用デバイス。
  15. 前記突起と前記ノッチが実質的に同じサイズと形状である、請求項14に記載の手術用デバイス。
  16. 前記ハウジングと前記第1の表面との間に配置されたばねを更に備え、前記ばねは前記第1の表面に力を加え、前記突起を前記ノッチと係合させることができる、請求項14に記載の手術用デバイス。
  17. 前記ハウジングは、前記第2の表面が前記ロッドの第2の端部の方に移動することを防止する支持体を更に備える、請求項14に記載の手術用デバイス。
  18. 前記第1の表面が、一端にボールを取り付けられたボールプランジャを含み、前記第2の表面が窪みを有するディスクを含み、前記ボールが前記窪みと解除可能に係合することができる、請求項13に記載の手術用デバイス。
  19. 前記ボールと前記窪みが実質的に同じサイズと形状である、請求項18に記載の手術用デバイス。
  20. 第1のセクションと第2のセクションを備えるロッドであって、前記第1のセクションが前記第2のセクションに回転可能に連結されているロッド、
    前記ロッドの前記第1のセクションに取り付けられたハンドル、
    前記ロッドの前記第2のセクションに取り付けられた用具、
    前記ロッドの前記第1のセクションに取り付けられた第1のプレートであって、隆起した部分を有する第1のプレート、
    前記ロッドの前記第2のセクションに取り付けられた第2のプレートであって、前記第1のプレートの隆起した部分と実質的に同じサイズと形状の窪みを有する第2のプレート、
    空洞を画定するハウジングであって、前記第1のプレートと前記第2のプレートが前記空洞の内側に嵌合し、前記第2のプレートがレッジによってハウジング内に拘束されるハウジング、および
    圧縮ばねが前記第1のプレートを長手方向に前記第2のプレートの方に押圧するように、前記ハウジングのキャップと前記第1のプレートの表面との間に配置された圧縮ばね、
    を備える手術用デバイスであって、
    前記ロッドの第1のセクションを回転させると前記ロッドの第2のセクションと前記用具が回転するように、前記第1のプレートの隆起した部分が前記第2のプレートの窪みと係合可能であり、
    前記ハンドルと前記ロッドの第1のセクションにかかる回転力が所定のトルク限界を超えると、前記第1のセクションが前記第2のセクションと前記用具を回転させることなく回転可能となるように、前記ばねが圧縮し、前記第1のプレートの隆起した部分が前記第2のプレートの窪みから離脱する、手術用デバイス。
  21. 前記ロッドは、中にアクチュエータが配置された円筒状のチューブを更に備え、前記アクチュエータは前記用具を作動させるように動作可能である、請求項20に記載の手術用デバイス。
  22. 前記アクチュエータを制御するように動作可能な前記ハンドル上に位置決めされたトリガを更に備える、請求項20に記載の手術用デバイス。
  23. 第1の端部と第2の端部を有するロッド、
    前記ロッドの前記第1の端部近傍に位置決めされたハンドル、
    前記ロッドの前記第2の端部に取り付けられた手術用具、
    ボールを備え、且つ前記ハンドルに取り付けられたシリンダ内に収容されているボールプランジャ、
    前記シリンダ内に位置決めされ、且つ前記ボールプランジャを前記シリンダ内で長手方向に押圧するように構成されたばね、および
    前記ロッドに取り付けられ、且つ前記ボールプランジャのボールと実質的に同じサイズと形状の窪みを有するディスク、
    を備える手術用デバイスであって、
    前記ハンドルを回転させると前記ロッドと手術用具が回転するように、前記ボールプランジャボールが前記ディスクの窪みと係合可能であり、
    前記ハンドルにかかる回転力が所定のトルク限界を超えると、前記ハンドルが前記ロッドと手術用具を回転させることなく回転可能となるように、前記ばねが圧縮し、前記ボールプランジャボールが前記窪みから離脱する、手術用デバイス。
  24. 前記ハンドルに取り付けられ、且つほぼ円筒状の形状と直径を有する空洞を画定するハウジングを更に備え、前記空洞内に前記ディスクとボールプランジャが位置決めされる、請求項23に記載の手術用デバイス。
  25. 前記ディスクと前記ハウジング空洞がそれぞれ直径を有し、前記空洞の直径が前記ディスクの直径より0〜10ミリメートル大きい、請求項24に記載の手術用デバイス。
  26. 前記ハンドルが、前記ロッドの前記第1の端部を受け入れる空洞を有する、請求項23に記載の手術用デバイス。
  27. 前記ハウジングが、前記ロッドの長手方向の移動を制限する機構を備える、請求項23に記載の手術用デバイス。
  28. 手術器具の使用方法であって、
    一端がハンドルと回転係合可能であり、反対側の端部が手術用具に取り付けられたロッドと、前記ハンドルに連結され、前記手術用具に動作可能に連結された第2のトルク制限要素と係合可能な第1のトルク制限要素とを有する手術器具を提供するステップ、
    前記手術用具と前記ロッドの一部を体内部位に挿入するステップ、
    前記ハンドルに第1の回転力をかけて前記手術用具を回転させるステップ、および
    所定のトルク限界を超える第2の回転力を前記ハンドルにかけ、それによって、前記ハンドルが前記手術用具を回転させることなく回転するように前記第1の要素を前記第2の要素から離脱させるステップ、
    を含む方法。
  29. 前記ハンドルを更に回転させると前記手術用具が回転するように、前記ハンドルを回転させて前記第1の要素を前記第2の要素と再係合させるステップを更に含む、請求項28に記載の方法。
  30. 前記手術器具が、前記ハンドルに取り付けられ、且つ前記ロッドに取り付けられた第2の表面と付勢接触している第1の表面を更に備え、
    前記第1のトルク制限要素が前記第1の表面からの突起を更に備え、前記第2のトルク制限要素が前記第2の表面にノッチを更に備え、
    前記ハンドルを回転させて前記第1の要素を前記第2の要素と再係合させるステップが、前記第1の表面からの前記突起を前記第2の表面のノッチと再位置合わせするステップを更に含む、
    請求項29に記載の方法。
  31. 前記第1のトルク制限要素が、ボールを取り付けられたボールプランジャを更に備え、前記第2のトルク制限要素がボール係合受け口を更に備え、前記ボールが前記ボール係合受け口と付勢接触しており、
    前記ハンドルを回転させて前記第1の要素を前記第2の要素と再係合させるステップが、前記ボールプランジャボールを前記ボール係合受け口と再位置合わせするステップを更に含む、
    請求項29に記載の方法。
  32. 前記ボールプランジャが、前記ロッドに実質的に垂直に位置決めされる、請求項28に記載の方法。
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