JP2009302935A - シンボル同期回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】
シンボル同期回路に於いて、デジタル通信の復調に於ける同期を迅速に精度よく行える様にする。
【解決手段】
電圧制御発振器1と、該電圧制御発振器からの出力を分周する分周器2と、受信信号中の信号変換点を検出し、検出点での前記分周器からの信号をラッチして位相差信号として出力する位相差検出部15,18と、前記位相差信号をフィードバック信号10に変換して前記電圧制御発振器に入力する位相信号変換部4,16,17とを具備する。
【選択図】 図1
シンボル同期回路に於いて、デジタル通信の復調に於ける同期を迅速に精度よく行える様にする。
【解決手段】
電圧制御発振器1と、該電圧制御発振器からの出力を分周する分周器2と、受信信号中の信号変換点を検出し、検出点での前記分周器からの信号をラッチして位相差信号として出力する位相差検出部15,18と、前記位相差信号をフィードバック信号10に変換して前記電圧制御発振器に入力する位相信号変換部4,16,17とを具備する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、デジタル通信に使用される受信装置に於いて、受信信号を復調する為に必要な同期をとる為のシンボル同期回路に関するものである。
デジタル通信では、信号の復調を行う際、受信シンボルを判定するのに、送信シンボルと受信シンボルの同期(以下クロック同期と称する)をとる必要がある。
クロック同期は、受信された信号からシンボルの基本成分(送信側クロック)を抽出し、その信号と受信側で発生したクロック信号(受信側クロック)との位相を比較し、自身のクロック位相を送信側クロックに合せ、そのクロックを基に受信信号の再生に必要な種々のタイミングを生成する。
図4は、従来の代表的なシンボル同期回路を示している。
図4中、1は電圧制御発振器、2は分周器、3は位相比較器、4はループフィルタ、5はタンク回路、6は整形器を示す。
受信信号7を歪ませ、前記タンク回路5は前記受信信号7の基本周波数と同調した信号を抽出し、更に抽出した信号を前記整形器6により整形して参照信号(送信側クロック)8を出力する。
又、受信側で前記電圧制御発振器1、前記分周器2により発振器周波数を所要に分周した被同調信号(受信側クロック)9を出力する。
前記送信側クロック8と前記受信側クロック9との位相のずれを前記位相比較器3で検出し、前記ループフィルタ4によりノイズが除去された後、位相差のフィードバック信号10として前記電圧制御発振器1に入力される。該電圧制御発振器1は前記分周器2への印加電圧を制御して前記受信側クロック9の周波数と前記送信側クロック8とを一致させ、送受信間での同期を取る。
上記した従来のシンボル同期回路では、位相の比較により同期を取っており、周期的な信号同士の同期に対しては有効であるが、デジタル通信での信号ではデータ系列に繰返しがない。この為、送信側のデータ系列に繰返しのない信号と受信側の繰返しのある信号との比較となり、信号のない時でも位相を比較することになる。
前記位相比較器3での位相の比較結果は、前記ループフィルタ4により平均化されるが、信号のない場合を含んだ平均化が実際の位相のずれに影響を及す場合は、前記フィードバック信号10は実際の位相のずれを反映していないことになり、同期に問題を生じる。
本発明は斯かる実情に鑑み、デジタル通信の復調に於ける同期を迅速に精度よく行える様にするものである。
本発明は、電圧制御発振器と、該電圧制御発振器からの出力を分周する分周器と、受信信号中の信号変換点を検出し、検出点での前記分周器からの信号をラッチして位相差信号として出力する位相差検出部と、前記位相差信号をフィードバック信号に変換して前記電圧制御発振器に入力する位相信号変換部とを具備するシンボル同期回路に係るものである。
本発明によれば、電圧制御発振器と、該電圧制御発振器からの出力を分周する分周器と、受信信号中の信号変換点を検出し、検出点での前記分周器からの信号をラッチして位相差信号として出力する位相差検出部と、前記位相差信号をフィードバック信号に変換して前記電圧制御発振器に入力する位相信号変換部とを具備するので、受信信号中の信号変換点が検出されない場合は、現状の位相制御が維持され、データ系列に左右されない精度の高い同期制御が実現されるという優れた効果を発揮する。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施する為の最良の形態を説明する。
先ず、図1に於いて、本発明に係るシンボル同期回路の概略を説明する。尚、この回路は無線受信機の一部を構成する。
図1中、図4中で示したものと同等のものには同符号を付してあり、1は電圧制御発振器、2は分周器、4はループフィルタ、15はラッチ回路、16は特性変換テーブル、17はD/A変換器、18は変換点検出器を示している。ここで、前記ラッチ回路15、前記変換点検出器18は、後述する様に位相差を検出し、位相差信号を出力すると共に次に位相差を検出する迄、位相差信号を保持する位相差検出部を構成する。又、前記特性変換テーブル16、前記D/A変換器17、前記ループフィルタ4は、前記位相差検出部からの信号をフィードバック信号10に変換する位相信号変換部を構成する。
図2を参照して本発明の作用を説明する。
前記電圧制御発振器1からの基本クロック信号21が前記分周器2で順次1/2分周されることで信号a,b,c,d,eが得られる。該信号a,b,c,d,eは、図2(A)に示される様に、前記基本クロック信号21に対してそれぞれ20 ,21 ,22 ,23 ,24 を示す。又、10進数に変換した位相値を図2(B)に示す。
図2(A)、図2(B)を参照すると、0〜7は位相進みで、8〜15は位相遅れを示す。
前記信号a,b,c,d,eは、前記ラッチ回路15に入力され、又該ラッチ回路15からの出力は前記変換点検出器18からの変換点信号23によりラッチされる。
前記ラッチ回路15からの出力は前記特性変換テーブル16に入力され、該特性変換テーブル16に於いて所要のデジタルコード化され、前記D/A変換器17に入力され、該D/A変換器17によってアナログ信号24に変換される(図2(E)参照)。
該アナログ信号24は前記ループフィルタ4によってサンプリングノイズが除去され、前記フィードバック信号10として前記電圧制御発振器1に入力される(図2(F)参照)。
受信信号を検波して得られた受信検波信号22は、前記変換点検出器18に入力される(図2(C)参照)。該変換点検出器18は、前記受信検波信号22の信号変換点、即ち、0から1へ、或は1から0へ切換わる信号変換点(シンボル変換点)で前記変換点信号23をパルス信号として前記ラッチ回路15に発する(図2(D)参照)。
該ラッチ回路15は、前記変換点信号23の信号により前記分周器2からの前記信号a,b,c,d,eをラッチする。この結果、前記ラッチ回路15から出力される信号は、前記変換点信号23が入力された時点のカウンタ値となる(図2(B)中(2)の値で示される)。
この時のカウンタ値は、受信側で発する前記基本クロック信号21と受信信号との位相差であり、進相/遅相のいずれかの状態、位相差の大きさを2進数で定量化した値である。尚、図2(B)では10進数に変換して示している。
従って、図2で示す状態は、位相が進んだ状態で、位相差の大きさは2である。
図2(E)に示される様に、前記特性変換テーブル16からの出力特性は、2進数で出力される位相差に対応して直線的な関係で信号が出力される様に設定されている。前記D/A変換器17は前記特性変換テーブル16からの信号をオフセットバイナリで出力し、前記D/A変換器17からの前記アナログ信号24の出力は、前記特性変換テーブル16からの信号に対応して進み、遅れ対応した+、−電圧が出力される。尚、前記D/A変換器17から出力される前記アナログ信号24は、位相差2に対応し出力特性に関係付けられた電圧である。
前記D/A変換器17からの前記アナログ信号24は前記ループフィルタ4を通すことで、高周波成分が除去される。従って、前記ループフィルタ4から出力される前記フィードバック信号10(電圧)は、細かい階段状の波形でなくなる(図2(F)参照)。
前記電圧制御発振器1では、前記フィードバック信号10に基づき位相ずれが解消される様に前記基本クロック信号21の修正が行われる。又、前記変換点検出器18から前記変換点信号23が出力されない場合は、前記ラッチ回路15で出力が保持されているので、前記電圧制御発振器1への前記フィードバック信号10は現状が維持される。
上記した様に、本発明では受信信号から強制的に基本波を抽出し、常に位相補正をするのではなく、受信信号から信号変換点を検出した時のみ位相補正のフィードバック制御を行うので、データ系列、即ち、信号変換点の発生状態、有無に拘らず、適正な制御ループが達成される。
次に、図3は、前記特性変換テーブル16の出力特性を非線形に設定した場合を示している。
図示では、位相値(図2(B)参照)が、0〜3(位相進み)、15〜13(位相遅れ)の場合は、僅かな位相補正であり、4〜7(位相進み)、12〜8(位相遅れ)の場合は、大きな位相補正となる。従って、僅かな位相補正の場合は、微調の状態になり、大きな位相補正の場合は、粗調状態になり、位相ずれの大小により適正な制御が可能である。
図3で示す出力特性では、0〜3(位相進み)、15〜13(位相遅れ)の場合は、変化率を小さく、4〜7(位相進み)、12〜8(位相遅れ)の場合は、変化率を大きく設定し、微調/粗調が反映される様にしている。
而して、本発明では、前記特性変換テーブル16の出力特性を変更することで、シンボル同期回路の位相補正特性を簡単に変更することができ、回線に適した位相制御を簡単に実現できる。又、感度に関わる特性の変更が可能であり、性能上一部の部品に負担を掛ける等の回避が可能となる。
1 電圧制御発振器
2 分周器
4 ループフィルタ
10 フィードバック信号
15 ラッチ回路
16 特性変換テーブル
17 D/A変換器
18 変換点検出器
21 基本クロック信号
22 受信検波信号
24 アナログ信号
2 分周器
4 ループフィルタ
10 フィードバック信号
15 ラッチ回路
16 特性変換テーブル
17 D/A変換器
18 変換点検出器
21 基本クロック信号
22 受信検波信号
24 アナログ信号
Claims (1)
- 電圧制御発振器と、該電圧制御発振器からの出力を分周する分周器と、受信信号中の信号変換点を検出し、検出点での前記分周器からの信号をラッチして位相差信号として出力する位相差検出部と、前記位相差信号をフィードバック信号に変換して前記電圧制御発振器に入力する位相信号変換部とを具備することを特徴とするシンボル同期回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008155472A JP2009302935A (ja) | 2008-06-13 | 2008-06-13 | シンボル同期回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008155472A JP2009302935A (ja) | 2008-06-13 | 2008-06-13 | シンボル同期回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009302935A true JP2009302935A (ja) | 2009-12-24 |
Family
ID=41549365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008155472A Pending JP2009302935A (ja) | 2008-06-13 | 2008-06-13 | シンボル同期回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009302935A (ja) |
-
2008
- 2008-06-13 JP JP2008155472A patent/JP2009302935A/ja active Pending
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