JP2009302772A - 撮像装置、撮像システム及び撮像制御方法 - Google Patents

撮像装置、撮像システム及び撮像制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リモコンのような特別な装置を必要とせずに、被写体本人が立ち位置から移動することなく、画角や構図を自由に設定して撮影する。
【解決手段】顔検出部31が、被写体中の人物の顔を検出し、さらに検出された顔の動きを検出する。カメラ制御部32は、顔検出部31の出力情報に基づいてデジタルカメラ10を制御する。例えば、顔が上を向いた場合は、焦点距離を長くして画角を狭くする。顔が下を向いた場合は、焦点距離を短くして画角を広くする。片目を瞑った場合は、本撮影を行い、撮影した画像を記録部35に記録する。
【選択図】 図5

Description

本発明は撮像装置、撮像システム及び撮像制御方法に係り、特に、被写体本人が特別な装置を必要とせずに画角や構図を自由に設定し、撮影できる撮像装置、撮像システム及び撮像制御方法に関する。
撮影者自身が被写体となる場合に使用される機能として、セルフタイマ機能がある。セルフタイマ機能を使用して撮影する場合には、カメラ位置と被写体の立ち位置とを往復しなければならず、また、3秒後、10秒後など一定のタイミングでしか撮影できないという欠点もある。これらの欠点を解消するための機能として、リモコンによってカメラを遠隔操作する技術が知られている。
特許文献1には、ビデオカメラと三脚との間に設けられ、ビデオカメラを任意の方向に所定量ずつ回動させる1つ又は複数の電動雲台と、電動雲台の回動動作や記憶動作等を指示するための複数の押し釦が設けられたリモコンとからなる撮像装置が記載されている。特許文献1に記載の撮像装置によれば、ビデオカメラを自動的に複数の方角に向け、自動的にズーム動作を行って録画することが可能となる。
特開平6−6644号公報
このように、カメラや雲台を動作させるためのリモコンを用いることにより、撮影者自身が被写体となる場合であっても、立ち位置から離れることなく、画角や構図を自由に決めて撮影を行うことが可能となる。しかしながら、リモコンを使用すると、リモコンが被写体中に含まれて撮影されて不自然な画像になってしまう可能性があり、また、リモコンの電源が消費された結果、カメラや雲台の遠隔操作が不能になる場合や、携帯時にリモコン自体を紛失する危険性も考えられる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、リモコンのような特別な装置を必要とせずに、被写体本人が立ち位置から移動することなく、画角や構図を自由に設定して撮影することができる撮像装置、撮像システム及び撮像制御方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に記載の撮像装置は、撮像レンズを介して受光した被写体像を画像信号に変換する撮像手段と、前記画像信号から人物の顔を検出する顔検出手段と、前記検出した人物の顔の変化を検出する変化検出手段と、前記変化検出手段の検出結果に基づいて少なくとも本撮像動作を含む複数の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
これにより、リモコンのような特別な装置を必要とせずに、被写体本人が立ち位置から移動することなく、本撮像動作を含む複数の動作を制御することができる。
請求項2に示すように請求項1に記載の撮像装置において、前記画像信号の画角を調節する画角調節手段を備え、前記変化検出手段は、前記検出した人物の顔が向いた方向を検出し、前記制御手段は、前記検出した人物の顔が向いた方向に基づいて前記画角調節手段を制御することを特徴とする。
これにより、リモコンのような特別な装置を必要とせずに、被写体本人が立ち位置から移動することなく、画角を調節することができる。
請求項3に示すように請求項2に記載の撮像装置において、前記制御手段は、前記検出した人物の顔が上を向いた場合に画角が狭くなるように前記画角調節手段を制御し、前記検出した人物の顔が下を向いた場合に画角が広くなるように前記画角調節手段を制御することを特徴とする。
これにより、顔を上下に向けるだけで画角の調節をすることができる。
請求項4に示すように請求項1から3のいずれかに記載の撮像装置において、前記変化検出手段は、前記検出した人物の顔の両目の開閉状態を検出し、前記制御手段は、前記変化検出手段が片目を閉じたことを検出すると本撮像を行わせることを特徴とする。
これにより、片目を閉じるだけで本撮像を行うことができる。
請求項5に示すように請求項4に記載の撮像装置において、前記制御手段は、前記検出した人物の顔が片目を閉じてから所定時間後に本撮像を行わせることを特徴とする。
これにより、片目を閉じた状態で本撮像されることを防止することができる。
前記目的を達成するために請求項6に記載の撮像システムは、撮像レンズを介して受光した被写体像を画像信号に変換する撮像手段と、前記画像信号から人物の顔を検出する顔検出手段と、前記検出した人物の顔の変化を検出する変化検出手段と、前記変化検出手段の検出結果に応じた信号を生成する生成手段と、前記生成された信号を出力する出力手段とを備えた撮像装置と、前記撮像装置を装着する装着手段と、前記装着手段を少なくともパン方向及びチルト方向に駆動させる駆動手段と、前記撮像装置の出力手段から出力された信号を入力する入力手段と、前記入力された信号に基づいて前記駆動手段を制御する制御手段とを備えた雲台とから構成されることを特徴とする。
これにより、リモコンのような特別な装置を必要とせずに、被写体本人が立ち位置から移動することなく、構図を変えることができる。
請求項7に示すように請求項6に記載の撮像システムにおいて、前記変化検出手段は、前記検出した人物の顔が向いた方向を検出し、前記制御手段は、前記検出した人物の顔が上下方向を向いた場合に前記装着手段をチルト方向に駆動するように前記駆動手段を制御し、前記検出した人物の顔が左右方向を向いた場合に前記装着手段をパン方向に駆動するように前記駆動手段を制御することを特徴とする。
これにより、顔を上下左右に向けるだけで構図を変えることができる。
請求項8に示すように請求項6から7のいずれかに記載の撮像システムにおいて、前記制御手段は、前記検出した人物の顔が水平に対して回転方向に変化した場合に前記装着手段を水平に対して回転方向に駆動するように前記駆動手段を制御することを特徴とする。
これにより、顔を傾けるだけで水平を調節することができる。
請求項9に示すように請求項6から8のいずれかに記載の撮像システムにおいて、前記変化検出手段は、前記検出した人物の顔の両目の開閉状態を検出し、前記変化検出手段が片目を閉じたことを検出すると本撮像を行わせる撮影制御手段を備えたことを特徴とする。
これにより、片目を閉じるだけで本撮像を行うことができる。
請求項10に示すように請求項9に記載の撮像システムにおいて、前記撮影制御手段は、前記変化検出手段が片目を閉じたことを検出してから所定時間後に本撮像を行わせることを特徴とする。
これにより、片目を閉じた状態で本撮像されることを防止することができる。
前記目的を達成するために請求項11に記載の撮像制御方法は、撮像レンズを介して受光した被写体像を画像信号に変換する撮像工程と、前記画像信号から人物の顔を検出する顔検出工程と、前記検出した人物の顔の変化を検出する変化検出工程と、前記変化検出工程の検出結果に基づいて少なくとも本撮像動作を含む複数の動作を制御する制御工程とを備えたことを特徴とする。
これにより、リモコンのような特別な装置を必要とせずに、被写体本人が立ち位置から移動することなく、本撮像動作を含む複数の動作を制御することができる。
前記目的を達成するために請求項12に記載の撮像制御方法は、撮像レンズを介して受光した被写体像を画像信号に変換する撮像工程と、前記画像信号から人物の顔を検出する顔検出工程と、前記検出した人物の顔の変化を検出する変化検出工程と、前記変化検出工程の検出結果に基づいて、撮像装置を装着する装着手段を少なくともパン方向及びチルト方向に駆動させる駆動手段を制御する制御工程とを備えたことを特徴とする。
これにより、リモコンのような特別な装置を必要とせずに、被写体本人が立ち位置から移動することなく、撮像装置を少なくともパン方向及びチルト方向に駆動させることができる。
本発明によれば、撮像した画像信号から人物の顔を検出し、検出した人物の顔の変化に基づいて動作を制御するようにしたので、リモコンのような特別な装置を必要とせずに、被写体本人が立ち位置から移動することなく、本撮像動作を含む複数の動作を制御することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明が適用されたデジタルカメラ10の電気的構成を示すブロック図である。
同図に示すように、本実施の形態のデジタルカメラ10は、撮影レンズ21、A/D変換器22等から構成される撮影部20、画像入力コントロール部30、顔検出部31、カメラ制御部32、CPU33、表示部34、記録部35、バスライン36等を備えて構成される。
CPU33は図示しないROMを内蔵しており、ROMにはCPU33が実行する制御プログラムのほか、制御に必要な各種データ等が記録されている。CPU33は、ROMに記録された制御プログラムを図示しないメモリに読み出し、逐次実行することにより、デジタルカメラ10の各部を制御する。
撮影レンズ21は、図示しないズームレンズを含み、被写体光を透過し、図示しない撮影素子上に結像させる。被写体光は撮影素子でアナログ信号に変換され、このアナログ信号は、A/D変換器22により所定ビットの階調幅を持ったデジタルの信号に変換される。
画像入力コントロール部30は、所定容量のラインバッファを内蔵しており、A/D変換器22から出力された1コマ分の画像信号を蓄積する。この画像入力コントロール部30に蓄積された1コマ分の画像信号は、バスライン36を介して図示しないメモリに格納される。
バスライン36には、上記CPU33、画像入力コントロール部30のほか、顔検出部31、カメラ制御部32、表示部34、記録部35等が接続されており、これらはバスライン36を介して互いに情報を送受信できるようにされている。
顔検出部31は、メモリに格納された画像信号から人物の顔を検出し、検出した顔の向きを検出する。さらに、検出した顔から両目を抽出し、片目を瞑ったことを検出することも可能である。
カメラ制御部32は、顔検出部31の検出情報に応じて、図示しないズームレンズのズーミングや本撮影動作等、デジタルカメラ10の動作を制御する。
表示部34は液晶ディスプレイであり、CPU33からの指令に従い、メモリに格納された画像信号を表示する。なお、撮影部20からの画像信号の出力は、デジタルカメラ10が撮影モードにセットされると開始される。すなわち、デジタルカメラ10が撮影モードにセットされると、表示部34にスルー画像を表示するため、画像信号の出力が開始される。このスルー画像用の画像信号の出力は、本撮影の指示が行われると一旦停止され、本撮影が終了すると再度開始される。また、撮影部20と表示部34とは相対的に向きが変更可能に構成されており、撮影部20の撮影レンズ21の入射光軸方向と表示部34の表示方向とを同じ向きにすることができる。
記録部35は、デジタルカメラ10と着脱可能に構成されたメモリーカード等の記録媒体であり、CPU33からの指令に従い、メモリに格納された画像信号が記録される。記録部35は、デジタルカメラ10に内蔵されたNANDフラッシュメモリ等であってもよい。
図2は、このように構成されたデジタルカメラ10を使用する際のイメージ図である。デジタルカメラ10は、撮影レンズ21の光軸の向きと表示部34の表示の向きとが同じ向きとなる状態で、三脚50に備えられた雲台100に固定される。被写体は、自分自身が撮影されたスルー画を表示部34で確認することができる。
次に、デジタルカメラ10の動作について、図3〜図5を用いて説明する。
図3は、デジタルカメラ10の動作について示したフローチャートである。まず、ユーザは、図示しない操作部を操作して、デジタルカメラ10を自分撮りモードに設定する(ステップS1)。自分撮りモードは、被写体となるユーザが、デジタルカメラ10を顔の動きで遠隔操作することができるモードである。さらに、図2に示すように、撮影レンズ21と表示部34が同じ向きになるように固定する。
被写体となるユーザが所定の位置につくと、顔検出部31は、撮影レンズ21の撮影範囲に入った被写体の顔の検出を開始する(ステップS2)。顔検出部31は、撮影した画像信号から人物の顔が検出されたか否かを判定し(ステップS3)、顔が検出されない場合は、検出されるまで顔検出処理を繰り返す。
顔が検出された場合は、さらに検出された顔から両目を抽出する。また、検出された顔の動きについて判定する(ステップS4)。ユーザは、顔を動かすことにより、デジタルカメラ10の動作を制御することができる。ここで、図4、図5を用いて、検出された顔の動きとカメラ制御内容について説明する。
前述したように、カメラ制御部32は、顔検出部31の検出情報に応じてデジタルカメラ10の動作を制御する。図4は、顔検出部31の検出情報に応じたカメラ制御部32の動作内容を示す表である。なお、検出する顔の動きの種類やカメラの制御内容、及びこの組み合わせはこの例に限定されるものではなく、適宜決めればよい。
顔検出部31が、検出した顔が上を向いたと判定すると、図4に示すように、カメラ制御部32は図示しないズームレンズを駆動して焦点距離を長くし、画角を狭める(ステップS5)。画角が狭まると、図5(a)に示すように、撮影画角内の被写体は相対的に大きく写る。
逆に、顔検出部31が、検出した顔が下を向いたと判定すると、図4に示すように、カメラ制御部32は図示しないズームレンズを駆動して焦点距離を短くし、画角を広める(ステップS6)。画角が広まると、図5(b)に示すように、撮影画角内の被写体は相対的に小さく写る。なお、これらの画角の調節は、焦点距離の変更ではなく、電子ズームで行なってもよい。
また、顔検出部31が、検出した顔が片目を瞑ったと判定すると、カメラ制御部32は、撮影部20に本撮影を行わせ、撮影した画像信号を記録部35に記録させる(ステップS7)。検出した顔について、その他の動きがあったことを検出した場合は、カメラ制御部32は動作を行わない。
被写体であるユーザは、表示部34を確認しながら、上記のように顔を動かすことにより、画角の調節を行うことができ、また片目を瞑ることにより、本撮影を行うことができる。
なお、片目を瞑ったと判定して本撮影を行うと、片目を瞑った画像が本撮影されてしまう可能性があるため、片目を瞑ったと判定してから所定時間後に本撮影を行なってもよい。例えば、片目を瞑ったと判定してから3秒後に本撮影を行う。このように構成することで、片目を瞑った画像が本撮影されることを防止することができる。片目を瞑ったと判定したときに、音声や光を用いて、所定時間後に本撮影が開始されることを被写体であるユーザに告知してもよい。
本実施の形態では被写体が1人であったが、複数の被写体がいてもよい。複数の人物の顔を検出した場合は、最後に撮影範囲に入ってきた人物の顔の動作に基づいて制御を行ってもよいし、予め制御する人物の顔をユーザが指定してもよい。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態のデジタルカメラ10は、検出した顔の動きに応じて、デジタルカメラ10と電気的に接続された雲台の動きを制御することが可能である。
図6は、第2の実施の形態のデジタルカメラ10、及び雲台100の電気的構成を示すブロック図である。なお、図1に示すブロック図と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
デジタルカメラ10と雲台100はそれぞれ図示しない電気的接点を有しており、デジタルカメラ10を雲台100に固定することにより、それぞれの接点が接合され、相互間の通信が可能となる。なお、デジタルカメラ10と雲台100をケーブル等で接続して通信を行なってもよい。
デジタルカメラ10は、図1に示すブロック図とは、検出情報出力制御部37を備えたところが異なる。検出情報出力制御部37は、顔検出部31が検出した顔の動きに応じた信号を出力し、この信号は、デジタルカメラ10の電気的接点に出力される。
雲台100は、検出情報入力部101、雲台制御部102等から構成されており、デジタルカメラ10の電気的接点に出力された信号は、雲台100の電気的接点を介して検出情報入力部101に入力され、レベル変換等の処理を行った後に雲台制御部102に入力される。
雲台100は、図7に示すように、パン方向、チルト方向に移動可能な他、さらにデジタルカメラ10の撮影画面に対する水平方向に回動可能に構成されており、それぞれ雲台制御部102からの制御信号によって移動が制御される。
次に、デジタルカメラ10、及び雲台100の動作について、図7〜図10を用いて説明する。
図8は、デジタルカメラ10の動作について示したフローチャートである。なお、図3に示すブロック図と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第1の実施の形態と同様に、ユーザは、図示しない操作部を操作して、デジタルカメラ10を自分撮りモードに設定し(ステップS1)、撮影レンズ21と表示部34が同じ向きになるように固定する。被写体となるユーザが所定の位置につくと、顔検出部31は、撮影レンズ21の撮影範囲に入った被写体の顔の検出を開始し(ステップS2)、顔検出部31は、撮影した画像信号から人物の顔が検出されたか否かを判定する(ステップS3)。顔が検出されない場合は、検出されるまで顔検出処理を繰り返す。
顔が検出された場合は、さらに検出された顔の両目を抽出する。また、検出された顔の動きについて判定する(ステップS4)。ユーザは、顔を動かすことにより、デジタルカメラ10、及び雲台100の動作を制御することができる。ここで、図9、図10を用いて、検出された顔の動きとカメラ制御内容、雲台制御内容について説明する。図9は、検出した顔の動きに応じたカメラ制御部32と検出情報出力制御部37の動作内容を示す表であり、図10は、各制御信号の出力前後における表示部34の表示を示す図である。
顔検出部31が、検出した顔が上を向いたと判定すると、図9に示すように、検出情報出力制御部37は制御信号Aを出力する(ステップS11)。検出情報入力部101を介して制御信号Aを受けた雲台制御部102は、図7(a)に示すように雲台100を上方向に移動させる(ステップS12)。雲台100が上方向へ移動すると、図10(a)に示すように、撮影画角内の被写体は相対的に下方向へ移動する。
逆に、顔検出部31が、検出した顔が下を向いたと判定すると、検出情報出力制御部37は制御信号Bを出力し(ステップS13)、制御信号Bを受けた雲台制御部102は雲台100を下方向に移動させる(ステップS14)。雲台100が下方向へ移動すると、図10(b)に示すように、撮影画角内の被写体は相対的に上方向へ移動する。
また、顔検出部31が、検出した顔が右を向いたと判定すると、図9に示すように、検出情報出力制御部37は制御信号Cを出力する(ステップS15)。検出情報入力部101を介して制御信号Bを受けた雲台制御部102は、図7(c)に示すように雲台100を右方向に移動させる(ステップS16)。雲台100が右方向へ移動すると、図10(c)に示すように、撮影画角内の被写体は相対的に左方向へ移動する。
逆に、顔検出部31が、検出した顔が左を向いたと判定すると、検出情報出力制御部37は制御信号Dを出力し(ステップS17)、制御信号Dを受けた雲台制御部102は雲台100を左方向に移動させる(ステップS18)。雲台100が左方向へ移動すると、図10(d)に示すように、撮影画角内の被写体は相対的に右方向へ移動する。
さらに、顔検出部31が、検出した顔が右に傾いたと判定すると、図9に示すように、検出情報出力制御部37は制御信号Eを出力する(ステップS19)。検出情報入力部101を介して制御信号Eを受けた雲台制御部102は、図7(e)に示すように雲台100を右方向に回転させる(ステップS20)。雲台100が右方向へ回転すると、図10(e)に示すように、撮影画角内の被写体は相対的に左回転方向へ移動する。
逆に、顔検出部31が、検出した顔が左に傾いたと判定すると、検出情報出力制御部37は制御信号Fを出力し(ステップS21)、制御信号Fを受けた雲台制御部102は雲台100を左方向に回転させる(ステップS22)。雲台100が左方向へ回転すると、図10(f)に示すように、撮影画角内の被写体は相対的に右回転方向へ移動する。
顔検出部31が、検出した顔が片目を瞑ったと判定した場合は、カメラ制御部32は、撮影部20に本撮影を行わせ、撮影した画像信号を記録部35に記録させる(ステップS23)。検出した顔が他の動作をしたときは、カメラ制御部32、及び検出情報出力制御部37は動作を行わない。
被写体であるユーザは、表示部34を確認しながら、上記のように顔を動かすことにより、構図の調節を行うことができ、また片目を瞑ることにより、本撮影を行うことができる。
本実施の形態の場合も、複数の被写体がいてもよい。複数の人物の顔のうち、どの顔の動きに従って雲台の制御を行うのかは、適宜決定すればよい。
<第3の実施の形態>
第3の実施のデジタルカメラ10は、撮影画面が水平になるように、自動的に雲台を制御する。デジタルカメラ10と雲台100の構成は、第2の実施の形態と同様となっている。
図11は、第3の実施の形態のデジタルカメラ10の動作を示すフローチャートである。
デジタルカメラ10が雲台100に固定されると、それぞれの電気的接点が接合される(ステップS31)。デジタルカメラ10は、スルー画の撮影を開始すると共に、顔検出部31が被写体の顔の検出を開始する(ステップS32)。顔検出部31は、撮影した画像信号から人物の顔が検出されたか否かを判定し(ステップS33)、顔が検出されない場合は、検出されるまで顔検出処理を繰り返す。
顔が検出された場合は、検出された顔の傾きについて判定する(ステップS34)。顔の傾きは、例えば、検出された顔の両目を検出し、両目を結ぶ直線と撮影画面上の水平線とを比較することにより検出する。
図12(a)は、デジタルカメラ10が傾いて設置された場合のデジタルカメラ10と、表示部34の表示を示す図である。同図に示すように、表示部34には、顔検出部31が検出した顔について顔検出枠200が表示されている。ここでは、実際の被写体の顔は、両目を結ぶ線が水平になるように存在しているが、デジタルカメラ10が傾いているため、表示部34に写った被写体の顔も傾いており、顔検出枠200も顔と同様に傾いて表示される。顔検出枠200と表示部34の水平線の成す角をθとする。
顔が傾いていない場合は、処理を終了する。顔が傾いている場合は、顔検出部31の出力結果に応じて、顔の傾き情報を検出情報出力制御部37が出力する(ステップS35)。この顔の傾き情報は、検出情報入力部101を介して雲台に入力される。雲台制御部102は、この傾き情報に応じて画面方向に対する水平方向の回転(図7の(e)、(f)の方向)を制御し、検出した顔の両目を結ぶ線が水平になるように補正する(ステップS36)。
図12(b)は、デジタルカメラ10の水平が補正された場合のデジタルカメラ10と、表示部34の表示を示す図である。顔検出枠200と表示部34の水平線が成す角θが90度となっている。
三脚にカメラを固定して撮影をする際に、通常は雲台を調節してカメラを水平に保つようにする。水平に保つようにするには水平器を見ながら調節するのが一般的であるが、普段三脚を使わないユーザにとっては何をどのように操作するとどのように動くのか慣れが必要であり、操作が煩雑である。本実施の形態のように、被写体から人物の顔を検出し、検出した顔の傾きからデジタルカメラを水平にすることで、ユーザを煩雑な操作から解放することができる。
また、被写体によっては、写真に写るときに顔を傾ける癖がある場合もある。このような場合においても、一度自分の顔等でデジタルカメラ10の水平を自動調節しておけばよい。
なお、被写体が複数存在する場合は、被写体の中の1人を選択するか、または被写体全員の顔の傾きを検出し、その平均値を算出して傾き補正を行ってもよい。平均値を算出する場合は、顔を傾ける癖のある被写体が存在しても、平均化することで癖によって水平補正が間違って設定されるのを防ぐことも期待できる。
図1は、本発明が適用されたデジタルカメラ10の電気的構成を示すブロック図である。 図2は、デジタルカメラ10を使用する際のイメージ図である。 図3は、デジタルカメラ10の動作について示したフローチャートである。 図4は、顔検出部31の検出情報に応じたカメラ制御部32の動作内容を示す表である。 図5は、検出した顔の動きに応じたデジタルカメラ10の動作を示す図である。 図6は、第2の実施の形態のデジタルカメラ10、及び雲台100の電気的構成を示すブロック図である。 図7は、雲台100の動作方向について示した図である。 図8は、デジタルカメラ10の動作について示したフローチャートである。 図9は、顔検出部の検出情報に応じたカメラ制御部32と検出情報出力制御部37の動作内容を示す表である。 図10は、各制御信号の出力前後における表示部34の表示を示す図である。 図11は、第3の実施の形態のデジタルカメラ10の動作を示すフローチャートである。 図12は、デジタルカメラ10と表示部34の表示を示す図である。
符号の説明
10…デジタルカメラ、20…撮影部、21…撮影レンズ、22…A/D変換器、30…画像入力コントロール部、31…顔検出部、32…カメラ制御部、33…CPU、34…表示部、35…記録部、36…バスライン、50…三脚、100…雲台、101…検出情報入力部、102…雲台制御部

Claims (12)

  1. 撮像レンズを介して受光した被写体像を画像信号に変換する撮像手段と、
    前記画像信号から人物の顔を検出する顔検出手段と、
    前記検出した人物の顔の変化を検出する変化検出手段と、
    前記変化検出手段の検出結果に基づいて少なくとも本撮像動作を含む複数の動作を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記画像信号の画角を調節する画角調節手段を備え、
    前記変化検出手段は、前記検出した人物の顔が向いた方向を検出し、
    前記制御手段は、前記検出した人物の顔が向いた方向に基づいて前記画角調節手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記検出した人物の顔が上を向いた場合に画角が狭くなるように前記画角調節手段を制御し、前記検出した人物の顔が下を向いた場合に画角が広くなるように前記画角調節手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記変化検出手段は、前記検出した人物の顔の両目の開閉状態を検出し、
    前記制御手段は、前記変化検出手段が片目を閉じたことを検出すると本撮像を行わせることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記検出した人物の顔が片目を閉じてから所定時間後に本撮像を行わせることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 撮像レンズを介して受光した被写体像を画像信号に変換する撮像手段と、
    前記画像信号から人物の顔を検出する顔検出手段と、
    前記検出した人物の顔の変化を検出する変化検出手段と、
    前記変化検出手段の検出結果に応じた信号を生成する生成手段と、
    前記生成された信号を出力する出力手段と、
    を備えた撮像装置と、
    前記撮像装置を装着する装着手段と、
    前記装着手段を少なくともパン方向及びチルト方向に駆動させる駆動手段と、
    前記撮像装置の出力手段から出力された信号を入力する入力手段と、
    前記入力された信号に基づいて前記駆動手段を制御する制御手段と、
    を備えた雲台と、
    から構成されることを特徴とする撮像システム。
  7. 前記変化検出手段は、前記検出した人物の顔が向いた方向を検出し、
    前記制御手段は、前記検出した人物の顔が上下方向を向いた場合に前記装着手段をチルト方向に駆動するように前記駆動手段を制御し、前記検出した人物の顔が左右方向を向いた場合に前記装着手段をパン方向に駆動するように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項6に記載の撮像システム。
  8. 前記制御手段は、前記検出した人物の顔が水平に対して回転方向に変化した場合に前記装着手段を水平に対して回転方向に駆動するように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項6又は7に記載の撮像システム。
  9. 前記変化検出手段は、前記検出した人物の顔の両目の開閉状態を検出し、
    前記変化検出手段が片目を閉じたことを検出すると本撮像を行わせる撮影制御手段を備えたことを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の撮像システム。
  10. 前記撮影制御手段は、前記変化検出手段が片目を閉じたことを検出してから所定時間後に本撮像を行わせることを特徴とする請求項9に記載の撮像システム。
  11. 撮像レンズを介して受光した被写体像を画像信号に変換する撮像工程と、
    前記画像信号から人物の顔を検出する顔検出工程と、
    前記検出した人物の顔の変化を検出する変化検出工程と、
    前記変化検出工程の検出結果に基づいて少なくとも本撮像動作を含む複数の動作を制御する制御工程と、
    を備えたことを特徴とする撮像制御方法。
  12. 撮像レンズを介して受光した被写体像を画像信号に変換する撮像工程と、
    前記画像信号から人物の顔を検出する顔検出工程と、
    前記検出した人物の顔の変化を検出する変化検出工程と、
    前記変化検出工程の検出結果に基づいて、撮像装置を装着する装着手段を少なくともパン方向及びチルト方向に駆動させる駆動手段を制御する制御工程と、
    を備えたことを特徴とする撮像制御方法。
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