JP2009302263A - 半導体レーザ素子用エージング装置および半導体レーザ素子の試験方法 - Google Patents

半導体レーザ素子用エージング装置および半導体レーザ素子の試験方法 Download PDF

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Abstract


【課題】 半導体レーザ素子の温度制御を高い精度で行うことを可能にし、かつ半導体レーザ素子に対する、信頼度の高い評価結果を得ることのできる半導体レーザ素子用エージング装置、および半導体レーザ素子の試験方法を提供することである。
【解決手段】 半導体レーザ素子用エージング装置20において、駆動制御部32は、電圧印加部26を制御し、半導体レーザ素子23の発光強度を予め定める値に調整する。送風部33は、収容槽21内に予め定める向きの風を送る。評価部34は、受光測定部28および電流測定部27の少なくともいずれか一方の測定結果が入力値として入力され、予め定める評価基準に基づいて半導体レーザ素子23を評価し、評価結果を出力する。補正部36は、入力値および評価基準の少なくともいずれか1つを補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通電によって稼動し発光する半導体レーザ素子のエージングを行う半導体レーザ素子用エージング装置および半導体レーザ素子を試験する半導体レーザ素子の試験方法に関する。
図8は、第1の従来技術に係る半導体レーザ素子用エージング装置1の構成を表すブロック図である。半導体レーザ素子用エージング装置1は、半導体レーザ素子2を加熱する加熱槽3と、半導体レーザ素子2の発光出力を一定値に保って駆動する定出力駆動電源4と、半導体レーザ素子2の発光出力を受光して測定するパワーモニタ5と、定出力駆動電源4の駆動電流を測定する電流モニタ6と、エージング操作の停止を指示する制御回路7とから構成される(たとえば特許文献1参照)。
第2の従来技術に係る半導体レーザ素子用エージング装置は、加熱槽内に送風するファンを備え、ファンによって加熱槽内に送風することによって、加熱槽内の熱の拡散を補助する。
特開昭60−8761号公報
第1の従来技術では、半導体レーザ素子2からその周囲に放出される熱が、半導体レーザ素子2近傍に滞留し、加熱槽3内の温度分布が均一とはならず、半導体レーザ素子2の温度制御を精確に行うことが困難であるという問題点がある。
第2の従来技術では、風上に位置する半導体レーザ素子が送風によって接触する気体の温度と、風下に位置する半導体レーザ素子が送風によって接触する気体の温度とに差が生じ、風下に位置する半導体レーザ素子の温度上昇が、風上に位置する半導体レーザ素子の温度上昇よりも大きくなるという問題点がある。半導体レーザ素子が置かれる温度条件に差が生じると、複数の半導体レーザ素子を等しい条件下で測定することができず、半導体レーザ素子に対する評価結果の信頼度が下がるという問題点がある。
本発明の目的は、半導体レーザ素子の温度制御を高い精度で行うことを可能にし、かつ半導体レーザ素子に対する、信頼度の高い評価結果を得ることのできる半導体レーザ素子用エージング装置、および半導体レーザ素子の試験方法を提供する。
本発明に従えば、半導体レーザ素子用エージング装置は、収容槽と、加熱部と、温度測定部と、電圧印加部と、電流測定部と、受光測定部と、駆動制御部と、送風部と、評価部と、補正部とを含んで構成される。収容槽は、複数の半導体レーザ素子を収容し、加熱部は、半導体レーザ素子の温度を上昇させる。温度測定部は、収容槽内において温度を測定する。電圧印加部は、半導体レーザ素子に電圧を印加する。電流測定部は、電圧印加部によって半導体レーザ素子に生じる電流を測定する。
受光測定部は、半導体レーザ素子から発せられる光を受光し、半導体レーザ素子の発光強度を測定する。駆動制御部は、受光測定部による測定結果に応じて電圧印加部を制御し、半導体レーザ素子の発光強度を予め定める値に調整する。送風部は、収容槽内に予め定める向きの風を送る。評価部は、受光測定部および電流測定部の少なくともいずれか一方の測定結果が入力値として入力され、予め定める評価基準に基づいて半導体レーザ素子を評価し、評価結果を出力する。補正部は、入力値および評価基準の少なくともいずれか1つを補正する。
また本発明に従えば、半導体レーザ素子の試験方法は、収容槽と、加熱部と、温度測定部と、電圧印加部と、電流測定部と、受光測定部と、駆動制御部と、送風部と、評価部と、補正部とを用いて行われる。評価部には、受光測定部および電流測定部の少なくともいずれか一方の測定結果が入力値として入力され、評価部は、予め定める評価基準に基づいて各半導体レーザ素子を評価し、評価結果を出力する。半導体レーザ素子の試験方法は、収容工程と、加熱工程と、温度測定工程と、送風工程と、駆動工程と、補正工程と、評価工程とを含んで構成される。収容工程では、収容槽に複数の半導体レーザ素子を収容する。加熱工程では、加熱部によって半導体レーザ素子の温度を上昇させる。
温度測定工程では、温度測定部によって温度を測定する。送風工程では、送風部によって収容槽内に予め定める向きの風を送る。駆動工程では、電圧印加部によって半導体レーザ素子に電圧を印加し、半導体レーザ素子に生じる電流を電流測定部によって測定し、半導体レーザ素子の発光強度を受光測定部によって測定し、駆動制御部によって各半導体レーザ素子の発光強度を予め定める値に調整する。補正工程では、入力値および評価基準のうちの少なくともいずれか1つを、補正部によって補正する。評価工程では、評価部によって、半導体レーザ素子を評価する。
本発明によれば、半導体レーザ素子に対して信頼度の高い評価結果を得ることができる。収容槽内には送風部によって風が送られるので、半導体レーザ素子近傍の雰囲気を収容槽内に強制的に拡散させることができる。したがって、半導体レーザ素子近傍の雰囲気が対流のみによって拡散する場合に比べて、半導体レーザ素子の温度と同じ温度と成る雰囲気の存在範囲を広くすることができる。これによって、半導体レーザ素子から遠ざかった位置で半導体レーザ素子の温度を測定することが可能となる。したがって、半導体レーザ素子の温度を半導体レーザ素子近傍において測定する場合よりも、半導体レーザ素子の温度を精確かつ容易に測定することが可能となる。温度測定部を半導体レーザから遠ざかった位置に配置することが可能となるので、半導体レーザ素子に損傷が生じる可能性を低減することができる。
また送風部は、予め定める向きに風を送るので、収容槽内の半導体レーザ素子の位置によって温度差が生じても、温度の差異の把握を容易にすることができる。したがって、半導体レーザ素子の温度制御を高い精度で行うことが可能となる。また半導体レーザ素子用エージング装置は、補正部を含むので、各半導体レーザ素子のエージング条件に差異が生じても、補正部によって補正することができる。これによって、各半導体レーザ素子のエージングの条件を同一にした場合と同じ評価結果を得ることができる。したがって、半導体レーザ素子に対する評価結果の信頼度を高くすることができ、評価結果の信頼度の低下を防止することができる。
また本発明によれば、半導体レーザ素子に対して信頼度の高い評価結果を得ることができる。送風工程において半導体レーザ素子近傍の雰囲気を収容槽内に強制的に拡散させるので、半導体素子近傍の雰囲気が対流のみによって拡散する場合に比べて、半導体レーザ素子の温度と同じ温度となる雰囲気の存在範囲を広くすることができる。したがって、半導体レーザ素子から遠ざかった位置で半導体レーザ素子の温度を測定することが可能となる。したがって、半導体レーザ素子の温度を半導体レーザ素子近傍において測定する場合よりも、半導体レーザ素子の温度を精確かつ容易に測定することが可能となる。
また送風工程において、風は予め定める向きに送られるので、収容槽内の半導体レーザ素子の位置によって温度差が生じても、温度の際の把握を容易にすることができる。したがって、半導体レーザ素子の温度制御を高い精度で行うことができる。また補正工程で、評価部に入力される入力値および評価部が半導体レーザ素子を評価するときの評価基準のうちの少なくともいずれか1つの補正を行うので、各半導体レーザ素子のエージングの条件に差異が生じても、各半導体レーザ素子のエージングの条件を同一にした場合と同じ評価結果を得ることができる。したがって、半導体レーザ素子に対する評価結果を、信頼度の高いものとすることができる。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を、複数の形態について説明する。以下の説明においては、各形態に先行する形態ですでに説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付し、重複する説明を略する場合がある。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。またそれぞれの実施形態は、本発明に係る技術を具体化するために例示するものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明に係る技術内容は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることが可能である。以下の説明は、半導体レーザ素子用エージング装置20、半導体レーザ素子の試験方法についての説明をも含む。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体レーザ素子用エージング装置20の構成を表すブロック図である。第1実施形態における半導体レーザ素子23は、半導体を含んで形成され、通電によって稼動し、レーザ光を発する素子である。半導体レーザ素子用エージング装置20は、半導体レーザ素子23を室温よりも高温の条件下で稼動させ、半導体レーザ素子23の発光特性を測定し、半導体レーザ素子23の良否を評価する装置である。
第1実施形態に係る半導体レーザ素子用エージング装置20は、収容槽21と、加熱部22と、温度測定部24と、電圧印加部26と、電流測定部27と、受光測定部28と、駆動制御部32と、送風部33と、評価部34と、補正部36とを含んで構成される。以下、半導体レーザ素子用エージング装置20を、単に「エージング装置」20と称する。収容槽21は、複数の半導体レーザ素子23を収容し、加熱部22は、半導体レーザ素子23の温度を上昇させる。温度測定部24は、収容槽21内において温度を測定する。電圧印加部26は、半導体レーザ素子23に電圧を印加する。電流測定部27は、電圧印加部26によって半導体レーザ素子23に生じる電流を測定する。
受光測定部28は、半導体レーザ素子23から発せられる光を受光し、半導体レーザ素子23の発光強度を測定する。駆動制御部32は、受光測定部28による測定結果に応じて電圧印加部26を制御し、半導体レーザ素子23の発光強度を予め定める値に調整する。送風部33は、収容槽21内に予め定める向きの風を送る。評価部34は、受光測定部28および電流測定部27の少なくともいずれか一方の測定結果が入力値として入力され、予め定める評価基準に基づいて半導体レーザ素子23を評価し、評価結果を出力する。補正部36は、入力値および評価基準の少なくともいずれか1つを補正する。
図2は、本発明の第1実施形態に係るエージング装置20の側面図である。図3は、本発明の第1実施形態における複数の半導体レーザ素子23およびカセット38の平面図である。エージング装置20は、半導体レーザ素子23を試験するための試験装置である。試験対象は半導体レーザ素子23である。半導体レーザ素子23を長期にわたって使用する場合における信頼性を測るために、エージング装置20内に配置された半導体レーザ素子23は、常温よりも高い温度に設定される。温度を高くすることによって、設定される時間、稼動した場合の信頼度を、設定される稼動期間よりも短い時間内に試験することができる。エージング装置20によって試験する時間内に損傷または破損の生じる半導体レーザ素子23は、不良品と判定されて除去される。
図2および図3に示すように、収容槽21は、全体として直方体の形状に形成される。直方体を成す一辺の長さは、数センチメートル(centimeters, 略号「cm」)〜数十cmに設定される。さらに100cmを超える大きさであっても構わない。収容槽21は、平板状の金属製の部材から形成され、複数の半導体レーザ素子23を収容し、これらのエージング試験が行われる間、これらを保持する。収容槽21内には複数のカセット38が収容される。各カセット38には、複数の半導体レーザ素子23を載置するための載置部が形成され、複数の半導体レーザ素子23は、載置部上の予め定める位置に載置される。各カセット38を取扱うことによって、複数の半導体レーザ素子23を一度に取扱うことができる。
エージング装置20内においてカセット38は、載置部が上方Z1に向けられた状態で配置される。載置部に垂直な方向を「上下方向」Zと称する。収容槽21の直方体を成す6つの側面のうち1つは、上方Z1の外部に臨み、他の1つは下方Z2の外部に臨む。上方Z1または下方Z2の外部に臨む長方形のうちの一辺の方向を「第1方向」Xと称し、上下方向Zと第1方向Xとに垂直な方向を「第2方向」Yと称する。上下方向Zは第1方向Xと第2方向Yとに垂直である。収容槽21のうち第2方向一方Y1または第2方向他方Y2に臨む側面部は、メッシュ状の複数の開口が形成され、第2方向Yに移動する気体が通過可能に形成される。
図2は、エージング装置20を第1方向一方X1に見た側面図である。収容槽21の内部空間を、第1方向他方X2から規定する平板状部材は、収容槽21のうちの蓋体となっており、ヒンジによって残余の収容槽21本体に接続される。蓋体はヒンジに設定される軸線まわりに角変位可能であり、収容槽21本体に対して角変位することによって、収容槽21の内部空間は外部空間に開放され、または閉塞される。複数のカセット38は、上下方向Zに複数配置され、かつ第2方向Yにも複数配置される。
本実施形態においては、上下方向Zには10段、配置され、第2方向Yには2列、配置される。複数のカセット38は、第1方向Xには1列となっており、第1方向他方X2に引出すことによって、複数の半導体レーザ素子23のカセット38への配置またはカセット38からの取出しが可能となる。各カセット38には、図3に示すように、複数の半導体レーザ素子23が列41を成して載置される。収容槽21内においてカセット38は、予め定める位置に配置され、配置された状態で、半導体レーザ素子23に対して電力を供給する供給路が形成される。
各カセット38には、第2方向Yに5個の半導体レーザ素子23が直線的に並べられ、第1方向Xには20個、直線的に並べられる。これによって各カセット38には、100個の半導体レーザ素子23が載置される。第1方向Xまたは第2方向Yに隣合う各半導体レーザ素子23同士の間隔は、たとえば数ミリメートル(millimeters, 略号「mm」)〜数cmに設定される。本実施形態において、各カセット38において第2方向Yに並んで載置される半導体レーザ素子23に注目し、これを「列」41と称する。
カセット38の載置部上に載置される半導体レーザ素子23の向きは、予め定められ、通電および発光の受光は、予め定められる構成によって行われる。これによって、カセット38の予め定める位置に半導体レーザ素子23が載置され、電力の供給路を通じて半導体レーザ素子23に電力が供給されると、各半導体レーザ素子23から発せられる光線束は、予め定める向きに出射される。カセット38には、後に説明する発光測定部が設けられる。
加熱部22は、筐体内に配置され、本実施形態において加熱部22は、収容槽21内の雰囲気を加熱する。但し他の実施形態において加熱部は、半導体レーザ素子が接触するカセットを加熱する構成とすることも可能である。収容槽21内の雰囲気は、常温よりも高く設定され、たとえば、摂氏40度以上、100度以下に設定される。
送風部33は、本実施形態において、羽根車の回転運動によって気体を圧送するファン42を有する。ファン42は、電源から供給される電力によって稼動され、収容槽21内に、第2方向一方Y1に向けて送風を行う。ファン42は、収容槽21内よりも第2方向他方Y2に配置され、収容槽21の外部から収容槽21の内部に向けて、風を送る。ファン42によって送風を行うことによって、収容槽21内の気体は第2方向一方Y1に流れる。これによって、カセット38上に載置される半導体レーザ素子23近傍の雰囲気は、収容槽21内全体に強制的に拡散され、半導体レーザ素子23の温度と同じ温度となる雰囲気の存在領域が、半導体レーザ素子23の周囲に広がる。
加熱部22は、収容槽21のうち、上方Z1の外部に向かう平板状部材の内側と、下方Z2の外部に向かう平板状部材の内側とにそれぞれ配置され、たとえばニクロム線を含んで構成される。加熱部22は、通電されることによって稼動し、熱を発生し放出する。温度測定部24は、たとえば熱電対を含んで構成され、配置された周囲の雰囲気または部材の温度を測定する。本実施形態において温度測定部24は、収容槽21内の雰囲気の温度を測定する。本実施形態において温度測定部24は、複数配置され、半導体レーザ素子23の各列41に1つずつ設置される。
電圧印加部26は、電圧調節部48と、電極および配線(いずれも図示せず)とを含んで構成され、電力源に接続される。電力源は、直流電源であり、各半導体レーザ素子23に供給される電力を発生させる。電圧調節部48は、各半導体レーザ素子23に印加される電圧を調節する。電極および配線は、各半導体レーザ素子23に電力を供給する供給路を構成する。電圧調節部48は、複数の半導体レーザ素子23のそれぞれに対して個別に設置されてもよいけれども、本実施形態において電圧印加部26は、5つの半導体レーザ素子23からなる半導体レーザ素子23の各列41毎に配置される。
電流測定部27は、電圧印加部26によって半導体レーザ素子23への電圧の印加が行われたときに、半導体レーザ素子23に流れる電流の大きさを測定する。具体的には、半導体レーザ素子23に流れる電流と直列に接続された電流計によって測定される。電圧が印加され、通電が行われたときの各半導体レーザ素子23の抵抗値は、環境温度によって変化するので、半導体レーザ素子23に流れる電流を測定する装置は、半導体レーザ素子23の抵抗値が変化しても、電流を測定できる構成とする。
電圧印加部26によって電圧が印加され、半導体レーザ素子23に電流が発生すると、半導体レーザ素子23からは光が出射される。受光測定部28は、半導体レーザ素子23から出射された光を受光する位置に配置される。受光測定部28は、受光素子からなる受光部52と、受光部52から出力される信号が伝送される伝送路(図示せず)とを含んで構成される。受光部52は、たとえばフォトダイオードからなり、受光した光の光強度を表す電気信号を出力する。カセット38の載置部上の半導体レーザ素子23が、載置部に垂直にカセット38から離れる向き、すなわち上方Z1に向けて光を出射する場合には、受光部52は、上下方向Zに隣接するカセット38および収容槽21の最も上方Z1の部材に設けられてもよいけれども、本実施実施形態において半導体レーザ素子23は、上下方向Zに略垂直ないずれかの向きに光を出射する。「略垂直」は「垂直」を含む。
半導体レーザ素子23から出射される光は、わずかに拡散するほぼ平行な光線束として出射され、カセット38の載置部上に載置された半導体レーザ素子23からの光線束は、同一のカセット38に設けられる受光部52に入射する。受光測定部28は、半導体レーザ素子23の個数と同じ個数、設けられ、複数の受光測定部28は、複数の半導体レーザ素子23に対して1対1に対応する。半導体レーザ素子23から出射された光線束は、対応する受光測定部28に全て入射する。受光測定部28は、駆動制御部32に接続され、受光部52で受光した光の光強度を表す電気信号が、受光測定部28から駆動制御部32に伝送される。
駆動制御部32は、APC(auto power control)ユニットとも称され、受光測定部28と電圧印加部26とに接続される。駆動制御部32は、電圧印加部26を制御して、半導体レーザ素子23から出射される光の光強度を予め定める値に調整する。予め定める光強度は、半導体レーザ素子23の種類に対応して設定され、1つの種類の半導体レーザ素子23に対して1つの種類の光強度が値として設定される。
評価部34は、たとえば中央演算処理装置(central processing unit, 略称「CPU」)を含むマイクロコンピュータまたはパーソナルコンピュータを含んで形成され、評価部34には、受光測定部28からの測定結果と、温度測定部24からの測定結果とが入力値として入力され、さらに電流測定部27の測定結果が、直接的または間接的に入力値として入力される。評価部34は、演算部54と、基準記憶部56と、結果記憶部57とを含んで構成される。基準記憶部56は、半導体レーザ素子23を評価するときの評価基準が記憶されており、演算部54は、受光測定部28および温度測定部24からの入力値と、直接的または間接的に入力される電流測定部27からの入力値と、基準記憶部56に記憶している評価基準とから、半導体レーザ素子23を評価する。評価部34には、さらに各半導体レーザ素子23の位置を表す情報が入力され、評価部34による評価結果は、各半導体レーザ素子23の位置情報とともに出力される。
たとえば、半導体レーザ素子23に電圧を印加しても電流が発生しなければ、その半導体レーザ素子23を低く評価し、電流が発生しても発光が生じなければ、その半導体レーザ素子23を低く評価する。評価部34の半導体レーザ素子23に対する評価は、複数の段階または数値によって表され、判定に利用される。たとえばある段階よりも評価が高ければ良品として判定され、ある段階よりも評価が低ければ、不良品として判定される。また評価結果が数値によって表される評価値として出力する場合には、ある値よりも評価値が大きければ、その半導体レーザ素子23を良品と判定し、ある値よりも評価値が小さければ、その半導体レーザ素子23を不良品として判定する。
評価部34が演算部54によって評価した各半導体レーザ素子23の評価結果は、評価部34内の結果記憶部57に記憶される。半導体レーザ素子23の良不良の判定に用いられる情報は、各半導体レーザ素子23の収容槽21内での位置情報と、その半導体レーザ素子23に対応する評価結果とである。結果記憶部57は、これらの位置情報および評価結果を記憶する。結果記憶部57は、さらに各半導体レーザ素子23の温度条件、各半導体レーザ素子23の動作電流を記憶してもよい。温度測定部24および電流測定部27の測定結果を各半導体レーザ素子23に関連付けて記憶することによって、評価およびエージング試験が終了した後、評価結果に影響を与えた原因を調査するときの資料とすることができる。
補正部36は、第1実施形態において補正部36は、少なくとも電流測定部27の測定結果を補正する。補正部36は、電流測定部27の測定結果を補正し、さらに評価部34に記憶される評価基準をも補正する構成としてもよいけれども、本実施形態において補正部36は、電流測定部27の結果を、温度測定部24からの測定結果に基づいて補正する。本実施形態において温度測定部24は、半導体レーザ素子23から成る各列41毎に配置され、各列41においてその列41を成す複数の半導体レーザ素子23は、同一温度として取扱う。複数の半導体レーザ素子23は、収容槽21内において複数の列41を成して配置され、補正部36は、各列41を成す複数の半導体レーザ素子23に対して同じ補正を行う。
温度が上昇すれば、それに伴って半導体レーザ素子の抵抗は、増大する。抵抗の値をρ、半導体レーザ素子の温度をT、ρおよびaを定数とすると、半導体レーザ素子の温度Tがデバイ温度以上の範囲では、次の式(1)で表される。
ρ=ρ+aT …(1)
式(1)で表される関係は、マティーセンの法則と称される。抵抗ρが温度Tに対して線形的に増大するのは、デバイ温度以上の範囲では、格子振動が抵抗の値を決定する主な要素となるからである。
また温度Tがデバイ温度より低い範囲では、抵抗ρは次の式(2)で表される関係を満たす。
ρ∝T …(2)
これはグリューナイゼンの公式と称される関係式から導かれる。半導体レーザ素子の温度Tがデバイ温度よりも低い範囲では、格子振動子(phonon)の運動量が小さくなり、散乱に際しての電子の偏向角が小さくなるためである。デバイ温度は、格子振動のエネルギーを温度に換算したときの値を表しており、単位はケルビン(kelvin, 略号「K」)である。
図4は、本発明の第1実施形態における半導体レーザ素子23の、第2方向Yの位置と電流測定部27の測定結果と表す図である。図4には、さらに評価部34が評価基準として記憶する電流の値58を示してある。図4において横軸は、第2方向Yの位置を表し、右側は第2方向一方Y1、左側は第2方向他方Y2を表す。図4において縦軸は、電流の大きさを表しており、大きな電流値ほど上側に、小さな電流値ほど下側に表す。
本実施形態において送風部33は、第2方向一方Y1に風を送るので、風下に位置する半導体レーザ素子23の温度は、風上に位置する半導体レーザ素子23の温度よりも高くなる。具体的には、風上に位置するカセット38に配置された温度測定部24の測定結果59と、風下に位置するカセット38に配置された温度測定部24の測定結果60との間には、温度差61がある。
したがって、風下に位置する半導体レーザ素子23の抵抗は大きくなり、発光強度の値を予め定める一定の値に保つAPC制御を行うことによって、半導体レーザ素子23に生じる電流は大きくなる。発光強度の値を予め定める一定の値に保つときに半導体レーザ素子23に生じる電流を「動作電流」と称することがある。風下に位置する半導体レーザ素子23の動作電流は、風上に位置する半導体レーザ素子23の動作電流よりも大きくなるので、風下に位置する半導体レーザ素子23の発熱量は、さらに大きくなる。
本実施形態において補正部36には、各温度における正常な半導体レーザ素子23の動作電流の値が記憶される。これに基づいて、補正部36は、入力される電流測定部27の測定結果を補正する。補正部36は、各半導体レーザ素子23に対応した電流測定部27の測定結果を、同一温度における動作電流に変換して、評価部34に対して出力する。
仮にこのような電流測定部27の測定結果が補正されなかった場合には、抵抗の異なる半導体レーザ素子23の動作電流が、単一の評価基準に基づいて評価され、評価基準の信頼度が低下する。信頼度とは、半導体レーザ素子23の真の評価結果に対して、評価部34が評価して出力した評価結果がどの程度近いかを表し、これらの評価結果の差異が大きくなれば大きくなるほど、信頼度は低下する。仮に電流測定部27の測定結果を、温度差を考慮することなく単一の評価基準で評価すれば、温度差およびこれに伴う抵抗の差異によって誤差は大きくなるけれども、本実施形態では、補正部36が半導体レーザ素子23の温度と動作電流との関係に基づいて電流測定部27の測定結果を補正するので、評価部34が出力する評価結果の信頼度が低下することを防止することができる。
前述の収容槽21、送風部33、加熱部22、温度測定部24、半導体レーザ素子23、電圧印加部26、駆動制御部32、受光測定部28、電流測定部27、評価部34および補正部36の配線関係は、図1に示される。半導体レーザ素子23は、収容槽21に収容され、電圧印加部26に電気的に接続される。収容槽21には、送風部33、加熱部22、温度測定部24が設けられ、温度測定部24は補正部36および評価部34に接続される。電圧印加部26は、半導体レーザ素子23と駆動制御部32とに接続され、駆動制御部32は電圧印加部26と受光測定部28とに接続される。
半導体レーザ素は受光測定部28に対して、電気的には接続されていないけれども、半導体レーザ素子23の発光強度が受光測定部28で測定される。受光測定部28は評価部34に接続され、半導体レーザ素子23からの発光強度が評価部34に対して出力される。評価部34は、受光測定部28と、温度測定部24と、補正部36とに接続され、補正部36は、温度測定部24と、評価部34と、電流測定部27とに接続される。電流測定部27は、半導体レーザ素子23に電気的に接続される。
第1実施形態によれば、評価部34は、受光測定部28および電流測定部27の少なくともいずれか一方の測定結果が入力値として入力され、予め定める評価基準に基づいて半導体レーザ素子23を評価し、評価結果を出力する。補正部36は、入力値および評価基準の少なくともいずれか1つを補正する。
これによって、半導体レーザ素子23に対して信頼度の高い評価結果を得ることができる。収容槽21内には送風部33によって風が送られるので、半導体レーザ素子23近傍の雰囲気を収容槽21内に強制的に拡散させることができる。したがって、半導体レーザ素子23近傍の雰囲気が対流のみによって拡散する場合に比べて、半導体レーザ素子23の温度と同じ温度と成る雰囲気の存在範囲を広くすることができる。これによって、半導体レーザ素子23から遠ざかった位置で半導体レーザ素子23の温度を測定することが可能となる。したがって、半導体レーザ素子23の温度を半導体レーザ素子23近傍において測定する場合よりも、半導体レーザ素子23の温度を精確かつ容易に測定することが可能となる。温度測定部24を半導体レーザから遠ざかった位置に配置することが可能となるので、半導体レーザ素子23に損傷が生じる可能性を低減することができる。
また送風部33は、予め定める向きに風を送るので、収容槽21内の半導体レーザ素子23の位置によって温度差が生じても、温度の差異の把握を容易にすることができる。したがって、半導体レーザ素子23の温度制御を高い精度で行うことが可能となる。またエージング装置20は、補正部36を含むので、各半導体レーザ素子23のエージング条件に差異が生じても、補正部36によって補正することができる。これによって、各半導体レーザ素子23のエージングの条件を同一にした場合と同じ評価結果を得ることができる。したがって、半導体レーザ素子23に対する評価結果の信頼度を高くすることができ、評価結果の信頼度の低下を防止することができる。
また第1実施形態によれば、補正部36は、少なくとも電流測定部27の測定結果を補正する。これによって、評価結果に対する影響の大きい入力値を補正することができる。半導体レーザ素子23の抵抗は、半導体レーザ素子23の温度が上昇するにつれて増大する。半導体レーザ素子23の発光強度が予め定める値に調整される場合、半導体レーザ素子23の温度が上昇すると、正常な半導体レーザ素子23の電流も上昇する。補正部36は、電流測定部27から評価部34に入力される測定結果を補正するので、半導体レーザ素子23の温度上昇に伴う半導体レーザ素子23の電流の変化を相殺した評価結果を得ることができる。これによって、半導体レーザ素子23に対する信頼度の高い評価結果を得ることができる。
また第1実施形態によれば、複数の半導体レーザ素子23は、収容槽21内において複数の列41を成して配置され、補正部36は、各列41を成す複数の半導体レーザ素子23に対して同じ補正を行う。これによって、半導体レーザ素子23に関して行う補正の種類の数を、半導体レーザ素子23の個数よりも少なくすることができる。したがって、補正および評価に関する計算コストを低減することができる。
図5は、本発明の第1実施形態に係る半導体レーザ素子の試験方法の工程を表すフローチャートである。半導体レーザ素子の試験方法は、半導体レーザ素子23を室温よりも高温の条件下で稼動させ、半導体レーザ素子23の発光特性を測定し、半導体レーザ素子23の良否を評価する試験方法である。
半導体レーザ素子の試験方法は、前述のエージング装置20を用いて行われる。評価部34には、受光測定部28および電流測定部27の少なくともいずれか一方の測定結果が入力値として入力され、評価部34は、予め定める評価基準に基づいて各半導体レーザ素子23を評価し、評価結果を出力する。半導体レーザ素子の試験方法は、収容工程と、加熱工程と、温度測定工程と、送風工程と、駆動工程と、補正工程と、評価工程とを含んで構成される。収容工程では、収容槽21に複数の半導体レーザ素子23を収容する。加熱工程では、加熱部22によって半導体レーザ素子23の温度を上昇させる。
温度測定工程では、温度測定部24によって温度を測定する。送風工程では、送風部33によって収容槽21内に予め定める向きの風を送る。駆動工程では、電圧印加部26によって半導体レーザ素子23に電圧を印加し、半導体レーザ素子23に生じる電流を電流測定部27によって測定し、半導体レーザ素子23の発光強度を受光測定部28によって測定し、駆動制御部32によって各半導体レーザ素子23の発光強度を予め定める値に調整する。補正工程では、入力値および評価基準のうちの少なくともいずれか1つを、補正部36によって補正する。評価工程では、評価部34によって、半導体レーザ素子23を評価する。
本処理開始後、ステップa1の収容工程に移行し、複数の半導体レーザ素子23を収容槽21に収容する。具体的には、複数の半導体レーザ素子23をカセット38の載置部上の予め定める位置に載置し、複数のカセット38を収容槽21に収容する。収容槽21に収容された状態で、各半導体レーザ素子23に電力を供給するための供給路が形成され、電力供給が可能となる。次にステップa2の加熱工程に移行し、加熱部22によって半導体レーザ素子23の温度を上昇させる。具体的には、加熱部22によって収容槽21内の雰囲気を加熱することによって、間接的に半導体レーザ素子23を加熱し、温度を上昇させる。
次にステップa3の温度測定工程に移行し、温度測定部24によって収容槽21内の温度を測定する。温度測定部24は収容槽21内に複数配置され、配置された位置における雰囲気の温度を測定する。また温度測定部24による測定結果は、補正部36および評価部34に対して出力する。温度測定部24による測定結果は、評価部34に入力される入力値の一部である。次にステップa4の送風工程に移行し、送風部33によって収容槽21内に第2方向一方Y1に向かう風を送る。収容槽21内に送られる風は、風上から風下に向かって層流に近い安定した流れとして送られる。この送風によって、半導体レーザ素子23近傍の雰囲気は、移動して半導体レーザ素子23から離れ、半導体レーザ素子23の温度と同じ温度となる雰囲気の存在範囲は、半導体レーザ素子23の周囲に広く広げられる。
次にステップa5の駆動工程に移行し、電圧印加部26による電圧の印加と、電流測定部27による電流の測定と、受光測定部28による発光強度の測定と、駆動制御部32による発光強度の調整とを行う。半導体レーザ素子23に対する電圧の印加は、半導体レーザ素子23からの発光強度の値を予め定める値に調整するために、受光測定部28による測定と、その測定結果をフィードバックした上で駆動制御部32によって電圧印加部26を制御する必要がある。したがってこれらの動作は、一連の工程として同時に行われる。
受光測定部28の測定結果は、評価部34に入力され、電流測定部27の測定結果は、評価部34と補正部36とに入力される。本実施形態において電流測定部27の測定結果は、補正部36を介して間接的に評価部34に入力される。評価部34に対して電流測定部27から入力される測定結果は、入力値として評価基準に基づく評価の材料とされる。
次にステップa6の補正工程に移行し、入力値および評価基準のうちの少なくともいずれか1つを、補正部36によって補正する。本実施形態では、補正部36は電流測定部27の測定結果を温度情報に基づいて補正し、補正された動作電流を評価部34に対して出力する。次にステップa7の評価工程に移行し、評価部34による各半導体レーザ素子23の評価を行う。評価部34では、前記駆動工程において安定した動作電流が得られない半導体レーザ素子23、または安定した発光強度が得られない半導体レーザ素子23を低く評価する。これによって半導体レーザ素子23を良否を判定することが可能となる。
その後、本処理は終了する。補正部36および評価部34は、アナログ回路で形成されてもよいけれども、本実施形態においては、CPUを含むコンピュータによって実現するものとした。この試験方法は、たとえば10分あるいは60分の時間間隔をおいて、複数回繰返して行われてもよい。
第1実施形態によれば、評価部34には、受光測定部28および電流測定部27の少なくともいずれか一方の測定結果が入力値として入力され、評価部34は、予め定める評価基準に基づいて各半導体レーザ素子23を評価し、評価結果を出力する。補正工程では、入力値および評価基準のうちの少なくともいずれか1つを、補正部36によって補正する。評価工程では、評価部34によって、半導体レーザ素子23を評価する。
これによって、半導体レーザ素子23に対して信頼度の高い評価結果を得ることができる。送風工程において半導体レーザ素子23近傍の雰囲気を収容槽21内に強制的に拡散させるので、半導体素子近傍の雰囲気が対流のみによって拡散する場合に比べて、半導体レーザ素子23の温度と同じ温度となる雰囲気の存在範囲を広くすることができる。したがって、半導体レーザ素子23から遠ざかった位置で半導体レーザ素子23の温度を測定することが可能となる。したがって、半導体レーザ素子23の温度を半導体レーザ素子23近傍において測定する場合よりも、半導体レーザ素子23の温度を精確かつ容易に測定することが可能となる。
また送風工程において、風は予め定める向きに送られるので、収容槽21内の半導体レーザ素子23の位置によって温度差が生じても、温度の際の把握を容易にすることができる。したがって、半導体レーザ素子23の温度制御を高い精度で行うことができる。また補正工程で、評価部34に入力される入力値および評価部34が半導体レーザ素子23を評価するときの評価基準のうちの少なくともいずれか1つの補正を行うので、各半導体レーザ素子23のエージングの条件に差異が生じても、各半導体レーザ素子23のエージングの条件を同一にした場合と同じ評価結果を得ることができる。したがって、半導体レーザ素子23に対する評価結果を、信頼度の高いものとすることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係るエージング装置20は、第1実施形態に係るエージング装置20に類似しており、以下、第1実施形態に対する第2実施形態の相違点を中心に説明する。
補正部36は、各半導体レーザ素子23の温度を、温度測定部24の測定結果と収容槽21内における各半導体レーザ素子23の位置情報とから予測し、予測した予測結果に応じた補正を行う。第2実施形態において、収容槽21内に配置される温度測定部24は、半導体レーザ素子23から成る列41の数よりも少なく設定される。たとえば温度測定部24は、1つ、2つまたは3つ設置される。本実施形態において温度測定部24は、第2方向Yに離れて2つ設置される。収容槽21内の温度分布は、風上で比較的低く、風下で比較的高くなる。
各半導体レーザ素子23の温度は、1箇所に設置される温度測定部24の測定結果からも予測は可能であるけれども、風上と風下とに配置される2つの温度測定部24によって、設置された位置における雰囲気の温度と、第2方向Yに離れた2つの位置での温度差とを測定結果として出力することができる。各半導体レーザ素子23の温度を予測するときには、温度測定部24を1つ設置する場合に比べて予測の精度を高くすることができる。
補正部36は、収容槽21内の各半導体レーザ素子23の温度を、前記2つの温度測定部24の測定結果を変数とする出力として記憶しておく。この記憶内容は、予め実験によって求められる。この記憶内容は、各温度測定部24の測定結果に対応した表として記憶しておいてもよく、また前記変数と出力とを表す関係式を記憶しておき、補正部36に入力される温度測定部24の測定結果を変数として関係式に代入することで、各半導体レーザ素子23の温度を予測してもよい。この関係式は、理論式である必要はなく、実験で求められた結果に適合する経験式であってよい。
第2実施形態によれば、補正部36は、各半導体レーザ素子23の温度を、温度測定部24の測定結果と収容槽21内における各半導体レーザ素子23の位置情報とから予測し、予測した予測結果に応じた補正を行う。これによって、温度測定部24によって測定した各半導体レーザ素子23の温度情報のみに基づいて補正を行う場合に比べて、設置される温度測定部24の個数を低減することが可能となる。これによって温度測定部24からの温度情報の出力が低減されるので、計算コストを低減することができる。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態に係るエージング装置20の構成を表すブロック図である。第3実施形態に係るエージング装置20は、第1実施形態に係るエージング装置20に類似しており、以下、第1実施形態に対する第3実施形態の相違点を中心に説明する。
第3実施形態において温度測定部24は、複数配置され、補正部36は、各温度測定部24の測定結果に応じた補正を行う。補正部36は、予め定められる補正関数を記憶する。補正関数は、温度測定部24の測定結果に対する評価基準の変化を表す。また補正部36は、温度測定部24の測定結果と補正関数とに基づいて、評価基準を補正する。
第3実施形態において温度測定部24は、収容槽21内に、半導体レーザ素子23の個数と同じ個数配置され、各半導体レーザ素子23の温度を測定する。具体的には、各半導体レーザ素子23の近く、わずかに風下に配置され、温度を測定する。各温度測定部24による測定結果は、各半導体レーザ素子23の位置情報と1対1に対応した2つで1組の情報として取扱われ、各半導体レーザ素子23の評価基準の補正および評価に利用される。
補正部36は、関数記憶部66を含んで構成され、関数記憶部66は、各温度測定部24の測定結果を変数とし、出力としての評価基準を記憶している。関数記憶部66に記憶される評価基準は、正常な半導体レーザ素子23が各温度で示す動作電流の値に対応する。補正部36に各温度測定部24からの測定結果が入力されることによって補正部36は、それぞれの半導体レーザ素子23について、各温度に対応する評価基準としての動作電流の値を出力し、評価部34内の基準記憶部56に伝送する。
評価部34には、各半導体レーザ素子23の動作電流を測定した電流測定部27の測定結果が直接的に入力され、評価部34は、補正部36から出力された動作電流の値を基準記憶部56に記憶し、各半導体レーザ素子23についての評価基準に基づいて、評価を行う。本実施形態では、評価部34が評価を行うときの評価基準を補正するので、電流測定部27からの測定結果を補正する必要はない。ただし他の実施形態において、電流測定部の測定結果は、補正部を介して評価部に間接的に入力されてもよい。これによって、電流測定部からの測定結果として、予め予測される範囲を逸脱した結果を、たとえば零などの特異な信号情報として評価部に入力し、評価部による評価にかかる計算コストを削減することが可能となる。
第3実施形態によれば、温度測定部24は、複数配置され、補正部36は、各温度測定部24の測定結果に応じた補正を行う。これによって、各半導体レーザ素子23の温度情報を予測によって得る場合に比べて、評価結果の精度を高くすることができる。したがって、半導体レーザ素子23に対する、信頼度の高い評価結果を得ることができる。
また第3実施形態によれば、補正部36は、予め定められる補正関数を記憶する。補正関数は、温度測定部24の測定結果に対する評価基準の変化を表す。また補正部36は、温度測定部24の測定結果と補正関数とに基づいて、評価基準を補正する。
これによって、半導体レーザ素子23の発光強度が予め定める値に調整されるときの、温度上昇に伴う半導体レーザ素子23の電流の変化を、相殺することができる。仮に評価部34が半導体レーザ素子23を評価するときの評価基準が、半導体レーザ素子23の温度に関わらず一定である場合、正常な半導体レーザ素子23に対する評価結果が温度の変化に伴う誤差を含むことになる。補正部36は、評価基準を補正するので、評価部34から出力される評価結果の信頼度を高くすることができる。また補正部36は、補正関数に基づいて補正を行うので、半導体レーザ素子23の位置情報、通電時間、温度情報および電流に対応した複数の評価基準から、択一的に評価基準を使用する場合に比べて、計算コストを低減することができる。
(第4実施形態)
図7は、本発明の第4実施形態に係るエージング装置20の構成を表すブロック図である。第4実施形態に係るエージング装置20は、第2実施形態に係るエージング装置20に類似しており、以下、第2実施形態に対する第4実施形態の相違点を中心に説明する。第4実施形態に係るエージング装置20は、半導体レーザ素子23に電圧が印加されてからの通電時間を測定する時間測定部67をさらに含み、補正部36は、各半導体レーザ素子23の温度を、温度測定部24および時間測定部67の測定結果から予測し、予測した予測結果に応じた補正を行う。
半導体レーザ素子23同士の温度差は、時間の経過に伴って変化する。温度測定部24が半導体レーザ素子23の個数よりも少なく、複数設置される場合には、各温度測定部24の測定結果の差から各半導体レーザ素子23の温度を予測することは可能であるけれども、半導体レーザ素子23の温度差の時間変化が無視できない場合には、各温度測定部24の測定結果にも通電時間にも基づいて各半導体レーザ素子23の温度を予測することによって、予測結果の誤差を小さくすることができる。
半導体レーザ素子23に電圧の印加を開始してからの通電時間に伴って変化する各半導体レーザ素子23の温度は、予め実験によって測定しておく。実験によって求められた結果は、各温度測定部24の測定結果と通電時間とを変数とし、出力される結果として補正部36に記憶される。出力としての実験結果は、各温度測定部24の測定結果と通電時間とを変数として表にまとめられて記憶されてもよく、また前記変数と前記出力とを表す関係式として記憶されてもよい。
第4実施形態によれば、エージング装置20は、半導体レーザ素子23に電圧が印加されてからの通電時間を測定する時間測定部67をさらに含み、補正部36は、各半導体レーザ素子23の温度を、温度測定部24および時間測定部67の測定結果から予測し、予測した予測結果に応じた補正を行う。これによって、位置による各半導体レーザ素子23の温度の差異の、通電時間に対する依存性に応じた補正を行うことができる。収容槽21内において各半導体レーザ素子23の温度の、位置による差異は、電圧が印加されている間の通電時間にも依存して変化する。したがって、各半導体レーザ素子23の温度の、通電時間による変化を考慮することなく、各半導体レーザ素子23の位置情報によってのみ各半導体レーザ素子23の温度を予測する場合に比べて、各半導体レーザ素子23の温度の予測結果に含まれる誤差を小さくすることができる。これによって、半導体レーザ素子23に対する、信頼度の高い評価結果を得ることができる。
(変形例)
第1〜第4実施形態において、複数の温度測定部24の測定結果は、補正部36および評価部34に直接入力され、各測定結果は、各半導体レーザ素子23の評価に直接用いられるものとしたけれども、他の実施形態において複数の温度測定部の測定結果は、平均を求める計算が行われた後に、利用されてもよい。第3実施形態において温度測定部24は、半導体レーザ素子23の個数と同じ個数配置された。たとえばこのような第3実施形態に類似する実施形態において、第1実施形態の半導体レーザ素子23から成る列41のように、温度差が無視できる程度に小さい複数の半導体レーザ素子23については、これら複数の半導体レーザ素子23の温度を平均化し、複数の半導体レーザ素子23が互いに同一の温度であるものとして評価の処理を行ってもよい。
このような平均計算は、評価部34が行ってもよく、補正部36が行ってもよく、また複数の半導体レーザ素子23の温度の平均計算を行う温度平均計算部(図示せず)をさらに設置してもよい。平均計算を行うことによって、評価部34における計算コストを低減することができる。したがって、評価部34による評価に係る時間を短縮することができる。
特に複数の半導体レーザ素子23が、位置的にもその温度の値も互いに近い場合に平均化を行い、温度の値が大きい条件下では平均計算を終了する構成とすることもできる。これによって、評価を行うときに、温度差が誤差要因として無視できない場合には誤差の増大を防止し、温度差が無視できる場合には評価部34における計算コストを低減することが可能と成る。
半導体レーザ素子の試験方法が、複数の温度測定部24の測定結果のうちの少なくとも一部を平均化する平均計算工程をさらに含むときには、評価部34における計算コストを低減することができ、また評価部34による評価にかかる時間を短縮することができる。この場合には、平均計算工程は、図5に示すフローチャートにおいて、ステップa5の駆動工程の後、ステップa7の評価工程よりも先に行われる。平均計算工程は、たとえば補正工程と同時に行われてもよい。
本発明の第1実施形態に係る半導体レーザ素子用エージング装置20の構成を表すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るエージング装置20の側面図である。 図3は、本発明の第1実施形態における複数の半導体レーザ素子23およびカセットの平面図である。 本発明の第1実施形態における半導体レーザ素子23の、第2方向Yの位置と電流測定部27の測定結果と表す図である。 本発明の第1実施形態に係る半導体レーザ素子の試験方法の工程を表すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係るエージング装置20の構成を表すブロック図である。 本発明の第4実施形態に係るエージング装置20の構成を表すブロック図である。 第1の従来技術に係る半導体レーザ素子用エージング装置1の構成を表すブロック図である。
符号の説明
20 半導体レーザ素子用エージング装置
21 収容槽
22 加熱部
23 半導体レーザ素子
24 温度測定部
26 電圧印加部
27 電流測定部
28 受光測定部
32 駆動制御部
33 送風部
34 評価部
36 補正部
48 電圧調節部
67 時間測定部

Claims (8)

  1. 複数の半導体レーザ素子を収容する収容槽と、
    前記半導体レーザ素子の温度を上昇させる加熱部と、
    前記収容槽内において温度を測定する温度測定部と、
    前記半導体レーザ素子に電圧を印加する電圧印加部と、
    前記電圧印加部によって前記半導体レーザ素子に生じる電流を測定する電流測定部と、
    前記半導体レーザ素子から発せられる光を受光し、前記半導体レーザ素子の発光強度を測定する受光測定部と、
    前記受光測定部による測定結果に応じて前記電圧印加部を制御し、前記半導体レーザ素子の発光強度を予め定める値に調整する駆動制御部と、
    前記収容槽内に予め定める向きの風を送る送風部と、
    前記受光測定部および前記電流測定部の少なくともいずれか一方の測定結果が入力値として入力され、予め定める評価基準に基づいて各半導体レーザ素子を評価し、評価結果を出力する評価部と、
    前記入力値および前記評価基準の少なくともいずれか1つを補正する補正部とを含むことを特徴とする半導体レーザ素子用エージング装置。
  2. 前記補正部は、各半導体レーザ素子の温度を、前記温度測定部の測定結果と前記収容槽内における各半導体レーザ素子の位置情報とから予測し、予測した予測結果に応じた補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ素子用エージング装置。
  3. 前記半導体レーザ素子に電圧が印加されている間の通電時間を測定する時間測定部をさらに含み、
    前記補正部は、各半導体レーザ素子の温度を、前記温度測定部および前記時間測定部の測定結果から予測し、予測した予測結果に応じた補正を行うことを特徴とする請求項2に記載の半導体レーザ素子用エージング装置。
  4. 前記温度測定部は、複数配置され、前記補正部は、各温度測定部の測定結果に応じた補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ素子用エージング装置。
  5. 前記補正部は、少なくとも前記電流測定部の測定結果を補正することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の半導体レーザ素子用エージング装置。
  6. 前記補正部は、予め定められる補正関数であって、前記温度測定部の測定結果に対する前記評価基準の変化を表す補正関数を記憶し、
    前記温度測定部の測定結果と前記補正関数とに基づいて前記評価基準を補正することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の半導体レーザ素子用エージング装置。
  7. 複数の前記半導体レーザ素子は、前記収容槽内において複数の列を成して配置され、
    前記補正部は、各列を成す複数の半導体レーザ素子に対して同じ補正を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の半導体レーザ素子用エージング装置。
  8. 複数の半導体レーザ素子を収容する収容槽と、前記半導体レーザ素子の温度を上昇させる加熱部と、前記収容槽内において温度を測定する温度測定部と、前記半導体レーザ素子に電圧を印加する電圧印加部と、前記電圧印加部によって前記半導体レーザ素子に生じる電流を測定する電流測定部と、前記半導体レーザ素子から発せられる光を受光し、前記半導体レーザ素子の発光強度を測定する受光測定部と、前記受光測定部による測定結果に応じて前記電圧印加部を制御し、前記半導体レーザ素子の発光強度を予め定める値に調整する駆動制御部と、前記収容槽内に予め定める向きの風を送る送風部と、前記受光測定部および前記電流測定部の少なくともいずれか一方の測定結果が入力値として入力され、予め定める評価基準に基づいて各半導体レーザ素子を評価し、評価結果を出力する評価部と、前記入力値および前記評価基準の少なくともいずれか1つを補正する補正部とを用い、
    前記収容槽に複数の半導体レーザ素子を収容する収容工程と、
    前記加熱部によって前記半導体レーザ素子の温度を上昇させる加熱工程と、
    前記温度測定部によって温度を測定する温度測定工程と、
    前記送風部によって収容槽内に予め定める向きの風を送る送風工程と、
    前記電圧印加部によって前記半導体レーザ素子に電圧を印加し、前記半導体レーザ素子に生じる電流を前記電流測定部によって測定し、前記半導体レーザ素子の発光強度を前記受光測定部によって測定し、前記駆動制御部によって各半導体レーザ素子の発光強度を予め定める値に調整するする駆動工程と、
    前記入力値および前記評価基準のうちの少なくともいずれか1つを、前記補正部によって補正する補正工程と、
    前記評価部によって前記半導体レーザ素子を評価する評価工程とを含むことを特徴とする半導体レーザ素子の試験方法。
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