JP2009301438A - Rfタグ読み取り装置、rfタグ読み取り方法、サーバ、rfタグ読み取りシステム及びプログラム - Google Patents

Rfタグ読み取り装置、rfタグ読み取り方法、サーバ、rfタグ読み取りシステム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】多種類のRFタグに対応し、RFタグの種類が増加した場合のタグ検出時間が長くなることを抑制するRFタグ読み書き装置を提供することを目的とする。
【解決手段】異なる2以上の通信規格のRFタグを読みとり可能なリーダライタ2であって、2以上の通信規格のRFタグの読みとり処理のためのプログラム25を記憶するプログラム群記憶部21と、RFタグを読み取るための複数の通信規格のそれぞれに対応するプログラム群5を保持する仕様サーバ4から、プログラム群記憶部21に記憶できる数のプログラム25を一括して取得してプログラム群記憶部21に記憶する仕様ダウンロード部8と、プログラム群記憶部21に記憶したプログラム25を実行して、RFタグの読みとり処理を行うDSP23と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、多種類のRFタグを読み取るRFタグ読み取り装置、RFタグ読み取り方法、サーバ、RFタグ読み取りシステム及びプログラムに関する。
現在、家庭や小規模店舗等で取り扱う商品等には、多種類のRFタグ(以下、特に言及しない場合には、RFIDタグ(Radio Frequency Identification tag)のことをいう)が使用されており、今後も増加していくことが見込まれる。家庭や小規模店舗等で使用するRFタグリーダライタ装置は、多種類のRFタグに対応し、使用できるRFタグの種類を容易に追加でき、一度に多くの種類のRFタグに読み書きする必要がある。
関連する技術として、RFタグのリーダライタの構成を簡素化する方法が、特許文献1に記載されている。特許文献1の技術では、RFID記録媒体の指示情報を出力するホスト装置に接続された無線通信装置は、RFID記録媒体に対する送信信号及びRFID記録媒体からの受信信号を送受信する複数のアンテナ機構がRFID記録媒体の通信仕様ごとに設けられている。この無線通信装置に、当該指示情報が示す通信仕様に基づき送信信号の生成及び受信信号の解析を実行する信号処理手段と、送信信号を送出すべきアンテナ機構及び受信信号を受信すべきアンテナ機構の選定を行うアンテナ切替手段とを有する制御機構とを備える。
特許文献2には、一連の運用処理時間を短縮し、効率良くアンテナの切替えを行う無線情報処理装置について記載されている。特許文献2の技術は、リーダライタ装置(R/W)の電源ON時、ホストからのアンテナ指定コマンドを受信し、R/Wは、メモリにアンテナ制御情報を格納する。R/Wは、電力供給コマンドを受信すると、メモリに記憶されたアンテナ制御情報で最初に動作すると指定されたアンテナから電磁波を出力する。次にカードリードコマンドを受信すると、メモリのアンテナ制御情報に基づき、1番目のアンテナが動作するか判定し、動作する設定の場合、1番目のアンテナから無線カードに対するリードコマンドを出力する。同様に、2番、3番目のアンテナが動作するか判定し、動作する設定の場合、2番、3番目のアンテナからリードコマンドを出力する。
特許文献3には、RFタグからの応答が途切れた場合にもRFタグを認識可能なRFタグ信号受信装置が記載されている。特許文献3のRFタグ信号受信装置は、ベースバンド信号を通信プロトコルに従って復調する復調部と、復調できなかった信号以降の入力信号を記憶する残信号メモリと、通信プロトコルから次データを推論するデータ判定部と、通信プロトコルにおける基本波形の波形パターンを記憶する信号パターン記憶部と、残信号メモリの信号の波形パターンに一致する基本波形を信号パターン記憶部から検索する信号比較部を備える。さらに、データ判定部が推論したデータと信号比較部が検索した基本波形のデータが一致するかを判断するデータ判断部と、データ判断部の判断結果に基づいて残信号メモリに格納される当該信号の先頭部分から、当該基本波形の信号長と同じ長さの元信号を読み取り、当該元信号を復調部へ再送する信号減算部とを備える。
特許文献4には、複数の無線タグや複数の上位機器の更新・変更等に、容易に対応することができる通信装置が記載されている。特許文献4の通信装置は、有線又は無線で外部機器と通信を行う複数の通信モジュールが互いに伝送路で接続されている。そして、複数の通信モジュールは、それぞれ、自身の識別情報と通信に関する機能情報とを保持している。さらに、少なくともいずれか1つの通信モジュールは、他の複数の通信モジュールに関する識別情報と機能情報とを取得し、それらに基づいて、外部機器と通信を行う通信モジュールを選択する。
特許文献5には、多様な利用が可能な情報記憶媒体及びアクセス装置が記載されている。特許文献5に記載の技術は、まず、携帯型リーダライタは、3種類の周波数帯域による搬送波により電波としてアクセス要求命令を出力する。無線ICタグは、いずれか1の搬送波によりアクセス要求命令を受け取り、タグタイプ送信命令を生成して出力する。携帯型リーダライタは、受信したタグタイプに基づいて、周波数帯域とプロトコルとを決定し、決定した周波数帯域とプロトコルとに基づいて、携帯型リーダライタと無線ICタグとの間で、フリーアクセスプロトコル、双方向認証プロトコル又は片方向認証プロトコルによる処理を行う。携帯型リーダライタは入出力応答を出力する。
特開2006−157593号公報 特開2001−273467号公報 特開2006−319730号公報 特開2008−003822号公報 特開2001−291079号公報
図18に、特許文献1に記載されている関連する技術のRF通信システムの構成を示す。特許文献1のRF通信システムは、ホストコンピュータ100と、リーダライタ101と、RFタグ105と、仕様サーバ107とを備える。ホストコンピュータ100では、検出対象となるRFタグ105に対してデータの読み書きを指示するアプリケーションプログラムが動作する。リーダライタ101は、ホストコンピュータ100からの指示に従ってRFタグ105にデータを読み書きする無線通信装置である。仕様サーバ107は、RFタグ105とリーダライタ101との間の無線通信の制御手段を記載しているプログラム108を記憶している。
リーダライタ101は、コマンドインタプリタ102と、タグドライバインタプリタ103と、アンテナユニット104と、仕様ダウンロード部106とを備える。コマンドインタプリタ102は、ホストコンピュータ100からの指示を解釈し、実行結果を応答する。タグドライバインタプリタ103は、コマンドインタプリタ102の解釈に基づいて、プログラム108の取得やアンテナモジュール104の制御等を行う。仕様ダウンロード部106は、タグドライバインタプリタ103からの要求を受けて仕様サーバ107からプログラム108を取得する。アンテナユニット104は、各周波数帯で無線通信を行うためのアンテナ等を備える。
タグドライバインタプリタ103は、プログラムメモリ109と、DSP(digital signal processor)110と、アンテナ切替部111とを備える。プログラムメモリ109は、プログラム108を格納する。DSP110は、コマンドインタプリタ102からの指示に従って、仕様ダウンロード部106へのプログラム108の取得要求や、プログラム108を実行する。アンテナ切替部111は、アンテナモジュールの切り替えを制御する。
無線通信を行う際には、ダウンロードされたプログラム108をプログラムメモリ109にロードするたびに無線通信で使用するアンテナモジュール104A及び104B等を切り替えるON/OFFの制御を実施するため、アンテナモジュールが安定動作状態になり、通信開始可能となるまでの待ち時間が発生する。多種類のRFタグに対応するためにプログラムの数が増加すると、その種類数に比例して待ち時間が増加して、目的のタグを検出するまでの時間が長くなり、タグ読み取り効率の低下が顕著になる。また、仕様サーバ107からのプログラムのダウンロードとプログラムメモリ109へのロードを繰り返すことになり、仕様サーバ107とリーダライタ101との間の通信に伴う通信確立等の待ち時間も発生し、タグ読み取り効率を低下させる原因となる。
一般的なRFタグリーダライタシステムでは、対応するRFタグの種類を追加するために、プログラムをダウンロードして、アンテナモジュール等の切り替えを制御していた。1つのプログラムを実行するたびにアンテナモジュールをON/OFF制御するために、実行するプログラムが多くなると、アンテナモジュールを切り替えて通信をするための待ち時間が増大する問題があった。
また、プログラムを変更して実行するたびにダウンロードするため、プログラムの数を増加させると、プログラムをダウンロードするための通信のオーバーヘッド時間が増加して、RFタグを検出するまでの時間が長くなり、一度に検出できるRFタグの種類に限度を設ける必要があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、多種類のRFタグに対応するために必要な多数の無線を制御するプログラムを効率よく実行させることで、RFタグの種類が増加した場合でも、RFタグ検出時間が長くなることを抑制するRFタグ読み取り装置、RFタグ読み取り方法、RFタグ読み取りプログラム、サーバ及びRFタグ読み取りシステムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係るRFタグ読み取り装置は、
異なる2以上の通信規格のRFタグを読み取り可能なRFタグ読み取り装置であって、
2以上の通信規格のRFタグの読み取り処理プログラムを記憶する記憶手段と、
RFタグを読み取るための複数の通信規格のそれぞれに対応する前記読み取り処理プログラムを保持するサーバから、前記記憶手段に記憶できる数の前記読み取り処理プログラムを一括して取得して前記記憶手段に記憶する受信手段と、
前記記憶手段に記憶した前記読み取り処理プログラムを実行して、RFタグの読み取り処理を行う読み取り手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係るサーバは、
RFタグを読み取るための複数の通信規格のそれぞれに対応する読み取り処理プログラムを保持する保持手段と、
異なる2以上の通信規格のRFタグを読み取り可能なRFタグ読み取り装置に、前記保持手段に保持する前記読み取り処理プログラムのうち、該RFタグ読み取り装置が記憶できる数の前記読み取り処理プログラムを一括して送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るRFタグ読み取りシステムは、
本発明の第1の観点に係るRFタグ読み取り装置と、
本発明の第2の観点に係るサーバと、
前記RFタグ読み取り装置と前記サーバとを通信可能に接続する通信ネットワークと、
を備えることを特徴とする。
本発明の第4の観点に係るRFタグ読み取り方法は、
異なる2以上の通信規格のRFタグの読み取り操作を実行するプログラムを記憶できるRFタグ読み取り装置のRFタグ読み取り方法であって、
複数の読み取り処理プログラムを保持するサーバから、前記RFタグ読み取り装置に記憶できる数の読み取り処理プログラムを一括して取得して記憶する受信ステップと、
前記受信ステップで記憶した前記読み取り処理プログラムを実行して、RFタグの読み取り処理を行う読み取りステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明の第5の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
2以上の通信規格のRFタグの読み取り処理プログラムを記憶する記憶手段と、
RFタグを読み取るための複数の通信規格のそれぞれに対応する前記読み取り処理プログラムを保持するサーバから、前記記憶手段に記憶できる数の前記読み取り処理プログラムを一括して取得して前記記憶手段に記憶する受信手段と、
前記記憶手段に記憶した前記読み取り処理プログラムを実行して、RFタグの読み取り処理を行う読み取り手段、
として機能させることを特徴とする。
本発明のRFタグ読み取り装置、RFタグ読み取り方法、RFタグ読み取りプログラム、サーバ及びRFタグ読み取りシステムによれば、多種類のRFタグに対応するために必要な多数のプログラムを効率よく実行させることで、RFタグの種類が増加した場合でも、RFタグ検出時間が長くなることを抑制することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付し、その説明は繰り返さない。なお、実施の形態では、RFタグ読み書きシステムについて説明するが、本発明はRFタグを読み取る機能のみの装置にも適用できる。なお、RFタグに情報を書き込む際には、書き込む前の情報や書き込んだ情報を確認するために読み取り処理を行うことが多い。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るRFタグ読み書きシステム全体の構成例を示すブロック図である。RFタグ読み書きシステムは、ホストコンピュータ1と、リーダライタ2と、RFタグ3と、仕様サーバ4とを備える。リーダライタ2は、コントローラ6と、アンテナユニット7とを備える。コントローラ6は、仕様ダウンロード部8と、コマンドインタプリタ9と、タグドライバインタプリタ10とを備える。アンテナユニット7は、複数の周波数帯のRFタグ3A、3B等に対応するアンテナモジュール7A、7B等を備える。仕様サーバ4は、リーダライタ2がRFタグ3を検出して無線通信を行う手順を記載した多数のプログラムを有する。仕様サーバ4は、プログラム群5と、優先順位情報取得部11とを備える。仕様サーバ4が有する多数のプログラムをプログラム群5という。なお、以下の説明で、プログラムの機能について特に言及しない場合には、RFタグ3との無線通信を制御するプログラムのことを単にプログラムという。
ホストコンピュータ1は、RFタグ3にデータを読み書きするアプリケーションプログラムによって動作し、RFタグ読み書きシステム全体を制御する。ホストコンピュータ1は、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、通信回線等のネットワークを介して、リーダライタ2にRFタグ3からデータを読み取り、RFタグ3にデータを書き込む指示を出す。ホストコンピュータ1は、例えば、RFタグ専用のコンピュータ、パソコン、携帯端末、携帯電話等のアプリケーションプログラムを実行でき、リーダライタ2とデータの送受信を行える情報処理装置もしくは、リーダライタ2を含む1つの情報処理装置であればよい。
リーダライタ2は、ホストコンピュータ1の指示に基づき、仕様サーバ4から各種のRFタグ3に対応する無線通信を制御するプログラムを取得し、各種のRFタグ3からデータを読み取り、RFタグ3にデータを書き込む。リーダライタ2は、コントローラ6と、アンテナユニット7とを備える。
図2は、実施の形態1に係るコントローラの構成例を示すブロック図である。コントローラ6は、リーダライタ2を制御する。コントローラ6は、仕様ダウンロード部8と、コマンドインタプリタ9と、タグドライバインタプリタ10とを備える。コントローラ6は、ホストコンピュータ1からの指示により、仕様サーバ4から対象となるRFタグ3のプログラム25をダウンロードして、アンテナユニット7を対象となるRFタグ3と無線通信を行える周波数のアンテナモジュールに切り替えて、RFタグ3からデータを読み取り、RFタグ3にデータを書き込む。
仕様ダウンロード部8は、仕様サーバ4からRFタグ3との無線通信を行う制御手順を記述したプログラム25を受信して、記憶する。仕様ダウンロード部8は、ダウンロードテーブル20と、プログラム群記憶部21とを備える。ダウンロードテーブル20は、仕様サーバ4が記憶しているプログラム群5から使用するプログラム25を選択するための情報を保持する。プログラム群記憶部21は、選択したプログラム25を一括してダウンロードして記憶する。プログラム群記憶部21が記憶するプログラム25の数を5つとしているが、記憶するプログラム数は特に限定しない。
図3は、プログラムの構成の一例を示す。プログラム25は、プログラム本体31と、周波数帯種別32と、優先順位33とを備える。プログラム本体31は、DSP23が実行する無線通信を行う制御手順を記載している。周波数帯種別32は、プログラム本体31を実行する際に使用するアンテナモジュール7A、7B等の種類を識別する情報である。優先順位33は、各プログラムを実行する順序を表す。優先順位33は、0が高く(先に実行され)、値が大きくなるにつれて低く(実行順序があとに)なる。図4は、プログラム群記憶部21が記憶しているプログラム群の構成の一例を示す。プログラム群41は、プログラム25の集合体である。各プログラム25には、プログラム群41内での優先順位を付している。
図5は、ダウンロードテーブルの構成の一例を示す。ダウンロードテーブル20は、ダウンロード可能数51と、対応周波数帯一覧52とを有する。ダウンロード可能数51は、プログラム群記憶部21が記憶できるプログラム25の個数情報であり、プログラム群記憶部21のメモリ追加に応じて、更新可能である。ダウンロード可能数51は、記憶容量(キロバイトなど)で表現されてもよい。対応周波数帯一覧52は、アンテナユニット7が対応することができる周波数帯を一覧した情報であり、リーダライタ2が実行するプログラムの周波数帯の優先順位の情報も合わせて保持している。また対応周波数帯一覧52の情報は、アンテナモジュール等の追加に応じて、更新可能である。
図2を参照する。コマンドインタプリタ9は、ホストコンピュータ1からの指示を解釈し、リーダライタ2の実行結果を応答する。コマンドインタプリタ9は、ホストコンピュータ1からの指示を解釈し、タグドライバインタプリタ10、特にDSP23に指示を伝える。また、コマンドインタプリタ9は、指示を解釈した内容からRFタグ3に書き込むデータを取り出して、DSP23へ伝える。また、コマンドインタプリタ9は、DSP23がRFタグ3から読み取った情報や、DSP23がRFタグ3と通信した実行結果等をホストコンピュータ1へ応答する。
タグドライバインタプリタ10は、アンテナユニット7を制御して、使用するアンテナモジュールを切り替えて、アンテナを駆動する。タグドライバインタプリタ10は、プログラムロードテーブル22と、DSP23と、プログラムメモリ24と、アンテナ切替部28とを備える。タグドライバインタプリタ10は、コマンドインタプリタ9の指示に従って、仕様ダウンロード部8に仕様サーバ4からプログラム25をプログラム群記憶部21へ一括してダウンロードする指示を出す。タグドライバインタプリタ10は、プログラム群記憶部21からプログラム25をプログラムメモリ24へロードする。また、タグドライバインタプリタ10は、DSP23がプログラムメモリ24に記憶しているプログラム26の実行を終えた場合に、実行したプログラム26を消去して、プログラム群記憶部21から新たなプログラム25をプログラムメモリ24に記憶する。さらに、タグドライバインタプリタ10は、RFタグ3の検出に使用したプログラム25の情報と検出結果の情報とを仕様サーバ4へ伝える。
プログラムロードテーブル22は、タグドライバインタプリタ10がプログラム群記憶部21からプログラム25をロードする順序を記憶する。図6は、プログラムロードテーブルの構成の一例を示す図である。プログラムロードテーブル22は、リーダライタ2が実行するプログラムの周波数別の優先順位を記述した周波数帯優先順位61を有する。タグドライバインタプリタ10は、プログラム群記憶部21からプログラムをロードする際に、周波数帯優先順位61の情報に基づいて、実行するプログラムの優先順位を変更する場合がある。なお、周波数帯優先順位の内容は、固定する必要はなく、リーダライタ2の使用状況や機能拡張等により任意に変更することができる。
DSP23は、コマンドインタプリタ9の指示に従って、プログラムメモリ24からプログラム26をロードして、実行する。DSP23は、プログラム26に従って、アンテナ切替部28に使用するアンテナモジュールに切り替える指示を出し、アンテナユニット7を介して、RFタグ3と通信して、RFタグ3の情報を読み取り、RFタグ3に情報を書き込む。DSP23は、RFタグ3から読み取った情報やRF3と通信した実行結果をコマンドインタプリタ9へ送り、リーダライタ2内の記憶装置へ履歴として記録する。
プログラムメモリ24は、タグドライバインタプリタ10がプログラム群記憶部21からロードした複数のプログラム25を記憶する。なお、タグドライバインタプリタ10は、プログラムロードテーブル22の周波数帯優先順位61の情報を基に、ロードするプログラム26の優先順位を変更してもよい。DSP23は、優先順位に従って、プログラムメモリ24からプログラム26を順番に読み出し実行する。なお、プログラムメモリ24が記憶するプログラム26の数を5つとしているが、記憶するプログラム数は特に限定しない。
アンテナ切替部28は、DSP23が実行するプログラム26に従って、アンテナユニット7を使用するアンテナモジュールに切り替える。また、アンテナユニット7の各アンテナモジュール7A、7B等がRFタグ3A,3B等と送受信する電波の信号をDSP23に伝える。
アンテナユニット7は、各周波数帯のタグと無線通信を行うアンテナモジュール7A、7B等と、信号変換機能の装置等とを備える。アンテナユニット7は、各周波数帯に対応するアンテナモジュール7A、7B等を備える。アンテナモジュール7A、7B等は、それぞれに決まった周波数帯、例えば13.56MHz帯、953MHz帯、2.45GHz帯、UHF帯等の搬送波の周波数帯の電波を送受信する。また、アンテナユニット7は、発信回路と、フィルタ回路と、変調・復調回路と、符号化・復号回路と、A−D変換器(Analog to Digital Converter)/D−A変換器(Digital to Analog Converter)等の信号伝送に必要な変換機能を備える。アンテナユニット7は、RFタグ3から受信する電波信号をDSP23で処理するためにデジタル信号に変換し、DSP23で処理した信号を電波で伝送するためにアナログ信号に変換する。
仕様サーバ4は、プログラム群5と、優先順位情報取得部11とを備える。仕様サーバ4が記憶するプログラム群5は、リーダライタ2が各種のRFタグ3と無線通信の制御を行う手順を記載した多数のプログラムである。仕様サーバ4は、仕様ダウンロード部8からの要求に基づいて、リーダライタ2が対応可能な周波数帯のプログラムを、優先順位が高い方から受け取り可能な数だけ一括して供給する。その際に優先順位情報取得部11は、個々のリーダライタ2ごとに優先順位の情報を受け取り、プログラムをダウンロードする順番を変更してもよい。また、プログラム群5の優先順位自体を更新・変更してもよい。仕様サーバ4は、リーダライタ2とWAN、LAN、通信回線等のネットワークを介してデータを送受信する。
仕様サーバ4は、記憶しているプログラムに優先順位を付し、優先順位を変更することができる。優先順位として、例えば、プログラムの中で使用確率が高い順、アンテナ切り替え時のオーバーヘッドの時間を短くするために周波数帯を連続させることを考慮した順としてもよい。また、時期や地域を考慮して、市場に出回っているRFタグ3の種類の変化に合わせて優先順位を変更してもよい。さらに、リーダライタ2に対応して、応答信号を受信できて通信可能なRFタグ3の種類を履歴として記憶しておき、優先順位を変更する際に考慮してもよい。なお、プログラムの優先順位は、実施の形態1では、複数の通信規格の異なる周波数帯域にまたがる順番を付し、実施の形態2では、各周波数帯域ごとに順番を付す。
図7Aは、プログラムを全周波数にまたがる優先順位の順番に並び替えた場合を示す。図7A(a)は、仕様サーバ4が、記憶しているプログラム群5の例であり、周波数帯種別と、優先順位の情報とを合わせて保持している。図7A(b)は、図7A(a)からリーダライタ2が対応していない125kHzを除いた例である。図7A(c)は、図7A(b)のプログラム群5を優先順位が高い順に並べた場合の例である。
図7Bは、図7A(c)を基に、優先順位と周波数切替等のオーバーヘッド時間を考慮してプログラムの周波数帯が連続するよう優先順位を付け直して並び替えた場合を示す。図7Bでは、(d)(e)(f)の順に、オーバーヘッドの時間が大きいことを想定して、元の優先順位よりも周波数帯の連続性を考慮して優先順位を決めている。アンテナ切替部28は、送受信する周波数帯域が変わるごとにアンテナモジュールを切り替える。アンテナモジュールを切り替える回数は、図7A(c)では10回、図7B(d)では5回、図7B(e)では4回、図7B(f)では3回となる。
図8Aは、使用履歴に基づきプログラムの優先順位を変更した場合を示す。図8A(a)は、仕様サーバ4が記憶しているプログラム群5の例であり、周波数帯種別と、優先順位の情報を合わせて保持している。図8A(b)は、図8A(a)の優先順位を更新した例である。優先順位を決定する方法として、リーダライタ2がある地域におけるRFタグ3の種別ごとの流通量、リーダライタ2がRFタグ3を検出する時点での流通量、リーダライタ2が検出できたRFタグ3の種類等の情報を考慮することなどが考えられる。優先順位には、読み取り装置群共通の優先順位と、読み取り装置ごとの優先順位の場合とがあり得る。図8A(c)は、図8A(b)からリーダライタ2が対応していない125kHzを除いた例である。
図8Bは、優先順位を更新した後に、周波数切替等のオーバーヘッド時間を考慮してプログラムの周波数帯が連続するよう優先順位を付け直して並び替えた場合を示す。図8B(d)は、図8A(c)のプログラム群5を優先順位が高い順に並べた場合の例である。図8B(e)(f)は、図8B(d)のプログラム群5の情報を基に、オーバーヘッドの時間を考慮して、周波数帯が連続するように並び替えて、優先順位を付した例である。図8(e)(f)の順に、オーバーヘッドの時間が大きいことを想定して、元の優先順位よりも周波数帯の連続性を考慮して優先順位を付け直している。アンテナモジュールを切り替える回数は、図8B(d)では9回、図8B(e)では6回、図8B(f)では4回となる。実際には、例えば、アンテナモジュールの切替時間などのオーバーヘッドと、プログラム(RFタグの規格)ごとのヒット率を考慮して、読み取り処理を開始してからRFタグ3を読み取るまでの時間の期待値が最小になるように優先順位を決定する。
図9は、RFタグ読み書きシステムの動作の一例を示すフローチャートである。図10は、プログラム群を実行する動作の一例を示すフローチャートであり、図9に記載のフローチャートのステップS7に該当する。タグドライバインタプリタ10は、コマンドインタプリタ9からのタグ検出要求を受信した場合には、仕様ダウンロード部8に対してプログラム取得要求を送信する。仕様ダウンロード部8は、タグドライバインタプリタ10からのプログラム取得要求を受信した場合には、仕様サーバ4に対してプログラム取得要求と、ダウンロードテーブル20が保持しているダウンロード可能数51と、対応周波数帯一覧52とを送信する(ステップS1)。
仕様サーバ4は、プログラム群5を検索して、受信した対応周波数帯一覧52に含まれる周波数帯種別32に該当するプログラムを検出する(ステップS2)。仕様サーバ4は、プログラム群5を検索した結果から、対応周波数帯のプログラムが存在するかを判断する(ステップS3)。対応周波数のプログラムがない場合には(ステップS3;NO)、処理を終了する。
対応周波数帯のプログラムがある場合には(ステップS3;YES)、検索したプログラムを優先順位が高い順に並べ替える(ステップS4)。仕様サーバ4は、優先順位が高い方から順番にして、受信したダウンロード可能数51の数で区切り、区切られたプログラムをまとめてプログラム群41として、仕様ダウンロード部8に一括してダウンロードする(ステップS5)。ダウンロード可能数51が記憶容量で表されている場合、プログラム群41に含まれるプログラムのデータ容量の和が、それ以下で最大の数になるようにプログラム群41に区切って、プログラム群41ごとに一括してダウンロードする。
仕様ダウンロード部8は、一括してダウンロードしたプログラム群41をプログラム群記憶部21に記憶する(ステップS6)。タグドライバインタプリタ10は、プログラム群記憶部21に記憶しているプログラム25をプログラムメモリ24にロードして、RFタグ3の検出を実施する(ステップS7)。なお、ステップS7は、図10を使って詳細に後述する。タグドライバインタプリタ10は、DSP23でプログラム26を順次実行して、タグ検出に成功したかを判断する(ステップS8)。タグ検出に成功した場合には(ステップS8;YES)、タグ検出処理を終了する。
タグ検出に失敗した場合には(ステップS8;NO)、タグドライバインタプリタ10は、仕様ダウンロード部8を介して次順位のプログラム群41の有無を問い合わせる(ステップS9)。仕様サーバ4に次順位のプログラム群41がない場合には(ステップS9;NO)、タグ未検出のままタグ検出処理を終了する。仕様サーバ4に次順位のプログラム群41がある場合には(ステップS9;YES)、仕様サーバ4は、次順位のプログラム群41を仕様ダウンロード部8に一括してダウンロードして、ステップS6以降の処理を繰り返す。
図10は、無線制御プログラム群の動作の一例を示すフローチャートである。DSP23は、個々のリーダライタ2ごとの状況に合わせて、プログラム群記憶部21のプログラム25を優先順位の順に並び替える(ステップS11)。その際に、DSP23は、プログラムロードテーブル22の周波数帯優先順位61を参照して優先順位を並べ替えてもよい。但し、仕様ダウンロード部8が仕様サーバ4からダウンロードする順序がリーダライタ2に適した優先順位になっている場合には、この処理をしなくてもよい。
DSP23は、プログラム25を実行形式に変換して、プログラムメモリ24にプログラム26をロードする(ステップS12)。DSP23は、実行するプログラム26を順次ロードして、実行するプログラム26の周波数帯種別32と、アンテナユニット7に設定されている周波数帯種別とが不一致かを判断する(ステップS13)。
不一致の場合には(ステップS13;YES)、DSP23は、アンテナ切替部28に指示を出して、アンテナユニット7のアンテナモジュール7A、7B等を一致する周波数帯のアンテナモジュールに切り替える(ステップS14)。周波数帯が一致する場合(ステップS13;NO)、もしくはアンテナモジュールの切り替え処理(ステップS14)を実施したのちに、DSP23は、プログラム26を実行する(ステップS15)。
DSP23は、プログラム26を実行した結果、タグを検出に成功したかを判断する(ステップS16)。タグ検出に失敗した場合には(ステップS16;NO)、DSP23は、プログラムメモリ24に未実行のプログラム26があるかを判断する(ステップS17)。未実行のプログラム26がある場合には(ステップS17;YES)、ステップS13の処理に戻り、DSP23は、アンテナの切り替えが必要かを判断する。
タグ検出に成功した場合(ステップS16;YES)、もしくは未実行のプログラム26がない場合(ステップS17;NO)には、DSP23は、アンテナモジュールの作動を停止させる設定を実施して(ステップS18)、処理を終了する。
以上説明したように本実施の形態1に係るRFタグ読み書きシステムによれば、優先順位の高いプログラム26から一括して送信して、順次タグ検出処理をする。プログラム26を一括して送信することで、プログラムを送信する際の通信確立等の送信時間を削減できる。また、優先順位の高いプログラム26から実行するので、RFタグを読み取るまでの平均時間を短くできる。さらに、同じ周波数帯のプログラム26を連続させることで、アンテナユニット7の切り替え回数を削減でき、アンテナ切替などのオーバーヘッド時間を加味した読み取り平均時間を短縮できる。従って、検出対象となるRFタグ3の種類が増えても、種類数の増加に応じてRFタグ3を検出する時間が比例的に長くなることを防止でき、RFタグ読み書きシステム全体としてのRFタグ3を検出する時間を短くすることができる。
また、プログラム26を実行する優先順位を、リーダライタ2がある地域におけるRFタグ3の種別ごとの流通量、リーダライタ2がRFタグ3を検出する時点での流通量、リーダライタ2が検出できたRFタグ3の種類等の情報を考慮するなどの方法で決めることにより、機動的にリーダライタ2がRFタグ3を検出する時間を短くできる。その際に、RFタグ検出時間期待値(RFタグの検出率と検出するまでの時間の積の総和)が最小になるように優先順位を決めてもよい。
さらに、リーダライタ2が実行できる周波数帯の情報を更新可能とすることで、アンテナユニット7に異なる周波数帯のアンテナモジュールを実装した場合にも対応することができるので、機能の拡張が容易である。
(実施の形態1の変形例)
実施の形態1の変形例は、仕様サーバ4に優先順位更新部27を設け、リーダライタ2の実行結果を学習して優先順位を更新する機能を備える。その他の構成は、実施の形態1と同様である。図11は、実施の形態1の変形例の構成の一例を示す。
優先順位更新部27は、リーダライタ2がRFタグ3の検出に成功したプログラムの情報を受信して、その成功したプログラムの優先順位を高くする。個別のリーダライタ2の情報に基づいて更新して、個々のリーダライタ2ごとに優先順位が異なるようにプログラム群5を決めてもよい。また、ある地域や業種や家庭環境等リーダライタ2を設置しているグループごとに情報を集計して、プログラム群5の優先順位を更新してもよい。さらに、個々のリーダライタ2がダウンロードする際に、優先順位情報取得部11が取得する個々のリーダライタ2ごとの優先順位の情報も考慮して、個々のリーダライタ2ごとに対応した優先順位の情報を更新・変更してもよい。
図12は、優先順位変更処理を含むRFタグ読み書きシステムの動作の一例を示すフローチャートである。図9のフローチャートに、優先順位更新(ステップS21)の処理を追加した部分が異なる。
図13は、優先順位更新処理の動作の一例を示すフローチャートである。優先順位更新部27は、リーダライタ2からRFタグ3の検出に成功したプログラムの情報を受信する(ステップS31)。優先順位更新部27は、プログラム群5から受信情報の検出に成功したプログラムを検索して優先順位を確認する。検出成功プログラムの優先順位の値が0(最上位)と等しいかを判断する(ステップS32)。優先順位が0より大きい場合には(ステップS32;>0)、検出成功プログラムの優先順位を上げる(ステップS33)。すなわち、優先順位更新部27は、検出成功プログラムの優先順位を1減算する。
優先順位が0(最上位)の場合(ステップS32;=0)、又は検出成功プログラムの優先順位を上げる処理(ステップS33)をしたのちに、優先順位更新部27は、プログラム群5内に検出成功プログラムの新しい優先順位と同じ優先順位のプログラムがあるかを判断する(ステップS34)。同じ優先順位のプログラムがない場合には(ステップS34;無)、処理を終了する。同じ優先順位のプログラムがある場合には(ステップS34;有)、優先順位更新部27は、同じ優先順位のプログラムの優先順位を下げる(ステップS35)。すなわち、優先順位更新部27は、優先順位を下げるプログラムの優先順位に1を加える。
以上説明したように本実施の形態1の変形例に係るRFタグ読み書きシステムによれば、リーダライタ2の使用状況に対応して即座に優先順位を変更することができ、タグ検出時間を短くすることができる。また、上記説明では、リーダライタ2と仕様サーバ4とが1対1で対応する場合について説明したが、リーダライタ2を設置するグループごとの情報を集計して優先順位を決めてもよい。
実施の形態1の変形例では、RFタグ3の検出に成功したプログラムの優先順位を上げる方法の一例について説明したが、リーダライタ2を使用する時間帯や、RFタグ3を検出するまでの時間等も考慮して優先順位を更新してもよい。また、仕様サーバ4は、個々のリーダライタ2がRFタグ3を読み取った結果のみならず、他のリーダライタ2の読み取り結果を集計したり、RFタグ3を付した商品の販売数量等の流通量等も考慮して優先順位を更新してもよい。さらにまた、検出率が変化するのに合わせて、RFタグ検出時間期待値が最小になるように優先順位を更新してもよい。
なお、優先順位の情報をリーダライタ2が保持して、仕様サーバ4にプログラムを要求するときに、優先順位の情報を仕様サーバ4に送信する構成とすることもできる。すなわち、対応周波数帯一覧52に代えて、または対応周波数帯一覧52に加えて、優先順位の情報を仕様サーバ4に送信する。その場合、仕様サーバ4は、優先順位情報取得部11でリーダライタ2から優先順位の情報を取得し、その順序に合わせてプログラム群41を選択して、ダウンロード可能数51ずつ一括してダウンロードする。
(実施の形態2)
実施の形態2は、周波数帯ごとに優先順位を割り振ったプログラム26を用いてRFタグ3を検出する場合である。実施の形態2では、周波数帯ごとに優先順位を割り振ることで、実施の形態1と同じ構成の場合には、リーダライタ2で周波数帯ごとの優先順位を変更することができる。また、1つのRFタグ3に対して同時に複数の周波数帯で無線通信を行いRFタグ3を検出する構成の場合には、周波数帯ごとに最も効率よい順序でRFタグ3の検出処理を行える。
実施の形態2の構成は、実施の形態1と同様の構成とすることができる。また、DSP23等を複数備え、アンテナモジュールを複数同時に使用して同時に複数の周波数帯で無線通信できる構成とすることもできる。図14は、複数周波数帯同時実行可能なタグドライバインタプリタ10の構成の一例を示す図である。図14のタグドライバインタプリタ10は、実施の形態1と異なり、DSP23A、23B、23Cを備えている。図14のタグドライバインタプリタ10は、異なる周波数帯のアンテナモジュールに接続して独立に動作する複数のDSPを備えているので、1つのRFタグ3に対して同時に3つの周波数帯で無線通信を行いRFタグ3を検出することができる。
図15は、仕様サーバでプログラムを選択した場合の一例を示す図表である。図15(a)の例では、周波数帯ごとに0から最大5までの優先順位がつけられている。プログラム群5は、15個のプログラムを記憶しており、各々のプログラムは125kHz、13MHz、953MHz、2.4GHzの4種類の周波数帯種別と、周波数帯ごとの優先順位の情報を有する。
実施の形態2は、実施の形態1とはリーダライタ2の構成もしくはプログラムの優先順位を付与する方法が異なるが、基本的には、図9のRFタグ読み書きシステムの動作及び図10の無線制御プログラム群の動作と同様の処理を行うので、これらを参照して説明する。なお、実施の形態1と重複する部分は簡略に説明する。
タグドライバインタプリタ10は、仕様ダウンロード部8に対してプログラム取得要求を送信する。仕様ダウンロード部8は、仕様サーバ4に対してプログラム取得要求と、ダウンロード可能数51と、対応周波数帯一覧52とを送信する(ステップS1)。仕様サーバ4は、プログラム群5を検索して、対応周波数帯一覧52と、周波数帯種別32とが一致するプログラムを検出する(ステップS2)。例えば、図15の例では、仕様サーバ4が記憶している15個のプログラムを検索して、非対応の125kHzを除き、13個のプログラムを検出する。
仕様サーバ4は、プログラム群5の検索から、対応周波数帯のプログラムが存在するかを判断する(ステップS3)。対応周波数のプログラムがない場合には(ステップS3;NO)、処理を終了する。対応周波数帯のプログラムがある場合には(ステップS3;YES)、検索したプログラムを優先順位が高い順に並べ替える(ステップS4)。例えば、図15(b)は、リーダライタ2が使用可能なプログラムを優先順位が高い順に並べた場合の一例を示す図表である。図15(b)は、ステップS2で選んだ13個のプログラムを優先順位が高い方から並べている。
仕様サーバ4は、優先順位が高い方から順番にして、所定の数ごとに区切ってまとめたプログラム群41を、仕様ダウンロード部8に一括してダウンロードする(ステップS5)。図15(c)は、リーダライタ2が使用可能なプログラム群を優先順位が高い方からまとめて一括してダウンロードする場合の一例を示す図表である。図15(c)は、図15(b)のプログラム群を優先順位が高い方から5個づつまとめて一括してダウンロードする場合の例である。仕様ダウンロード部8は、一括してダウンロードしたプログラム群41をプログラム群記憶部21に記憶する(ステップS6)。タグドライバインタプリタ10は、プログラム群記憶部21に記憶しているプログラム25をプログラムメモリ24にロードして、RFタグ3の検出を実施する(ステップS7)。
DSP23は、プログラム群記憶部21のプログラム25を並び替える(ステップS11)。図16は、プログラムを1つの周波数帯ずつ順次実行する場合に、周波数が連続するようにプログラムを並べた場合の一例を示す図表である。図16は、プログラムメモリ24が記憶しているプログラム26(図15(c))をプログラムロードテーブル22の周波数帯優先順位61に従って、周波数が連続するように並べている。
プログラム26を1つの周波数帯ずつ順次実行するリーダライタ2の場合には、ステップS12以降の処理は、実施の形態1の説明と同様なので、説明を省略する。
プログラム26を1つの周波数帯ずつ順次実行するリーダライタ2では、リーダライタ2でプログラムの並べ替えをしない図15(c)の順序のままの場合には、アンテナモジュールの切り替えを12回実施しなければならないが、並べ替えを実施する図16の順序の場合には8回の実施で済み、RFタグ3を検出する時間を短くできる。
プログラム26を3つ同時並行して実行するリーダライタ2の場合には、ステップS12以降の処理は、各DSP23A、23B、23Cが各周波数帯別に同時並行して処理を行う。例えば、図15(c)の第1転送用のデータでは、DSP23Aが2.4GHzのプログラム26を実行し、DSP23Bが953MHzのプログラム26を実行し、DSP23Cが13MHzのプログラム26を実施する。その他の処理は、実施の形態1の説明と同様なので、説明を省略する。
図17は、プログラムを同時並行して実行するリーダライタ2の動作の一例を示す図表である。1つのRFタグ3を検出するために、各周波数帯ごとに無線を制御するプログラムを並行して実施することで、アンテナ切り替え等のオーバーヘッドの時間が不要となり、RFタグ3を読み取る処理の時間を短くできる。そして、周波数帯ごとに優先順位の高い方からプログラムをダウンロードして、読み書き処理を並行して実行するので、読み取りまでの時間を大幅に短縮できる。
以上説明したように本実施の形態2に係るRFタグ読み書きシステムによれば、周波数帯ごとにプログラムの優先順位をつけるので、仕様サーバ4における優先順位の付与と更新が周波数帯ごとに簡単に行える。そして、複数のプログラムを周波数帯が連続するように並び替えて実行することによって、コントローラ6とアンテナユニット7とのアクセス回数を削減して、RFタグ3を検出する時間を短くすることができる。
なお、実施の形態2のRFタグ読み書きシステムにおいても、仕様サーバ4から複数のプログラムを一括してダウンロードすることで、リーダライタ2と仕様サーバ4とのアクセス回数を削減して、RFタグ3を検出する時間を短くできる。実施の形態1と同様、リーダライタ2が実行できる周波数帯の情報を更新可能とすることで、アンテナユニット7に異なる周波数帯のアンテナモジュールを実装した場合にも対応することができるので、機能の拡張が容易で、互換性を高くすることができる。
また、仕様サーバ4のみならず、リーダライタ2が実行するプログラムの順番を変更できるので、仕様サーバ4の負荷を減らし、個々のリーダライタ2ごとに最適化を図ることができる。
さらに、複数の周波数帯のプログラムを並行して実施できるリーダライタ2では、アンテナ切り替え処理が不要である上に、周波数帯ごとに優先順位の高い方からプログラムをダウンロードして、読み書き処理を並行して実行するので、読み取りまでの時間を大幅に短縮できる。
(実施の形態2の変形例)
さらに、実施の形態2も実施の形態1と同様に仕様サーバ4に優先順位更新部27を設けて、適時プログラムの優先順位を変更する変形例が考えられる。実施の形態2の変形例は、優先順位を周波数帯ごとに付したプログラム群5とする以外は、実施の形態1の変形例と同様の仕様サーバ4と、同様のフローチャートで実現できる。
本実施の形態2の変形例に係るRFタグ読み書きシステムによれば、リーダライタ2の使用状況に対応して即座に周波数帯ごとの優先順位を変更することができ、タグ検出時間を短くすることができる。また、RFタグ読み書きシステムは、リーダライタ2と仕様サーバ4とが1対1で対応する場合のみならず、リーダライタ2を設置するグループごとの情報を集計して優先順位を決めてもよい。
なお、実施の形態2の変形例では、実施の形態1の変形例と同様に、RFタグ3の検出に成功したプログラムの優先順位を上げる方法以外に、リーダライタ2を使用する時間帯や、RFタグ3を検出するまでの時間等も考慮して優先順位を更新してもよい。また、仕様サーバ4は、個々のリーダライタ2がRFタグ3を読み取った結果以外に、他のリーダライタ2の読み取り結果をも集計したり、RFタグ3を付した商品の販売数量等の流通量等も考慮して優先順位を更新してもよい。
以上説明したように、リーダライタ2は、仕様サーバ4からRFタグ3との無線通信を行う制御手順を記述したプログラム25を一括して受信し、記憶する仕様ダウンロード部8を備えて、仕様ダウンロード部8のプログラム群記憶部21が記憶しているプログラム25を実行してRFタグ3の読み取り処理を行う。プログラムを一括してダウンロードし、一括して取得することができるので、個々のプログラムをダウンロードするたびに通信網の確立等の処理を行う必要がなく、全体としてRFタグ3を読み取る時間を短くすることができる。
リーダライタ2が、読み取り処理を実行する順序を取得する優先順取得手段を備えることで、一括して受信したプログラムのなかから優先順位が高い順にプログラムを実行することができる。リーダライタ2が優先順位が高い方から順にプログラムを実行するので、全体としてRFタグ3を読み取る時間が短くなる。なお、優先順取得手段は、仕様サーバ4の優先順位情報取得部11や優先順位更新部27等が優先順位を付し、その順にリーダライタ2がダウンロードした場合には、ダウンロードした順番をそのままプログラムの優先順位とする場合がある。また、優先順取得手段は、プログラムロードテーブル22の周波数帯優先順位61の順番等に従って、ダウンロードしたプログラムを実行する順番を変更して優先順位とする場合がある。
リーダライタ2が実行するプログラムの優先順位は、複数の通信規格のうち同じ周波数帯の通信規格の読み取り処理プログラムが、少なくとも部分的に連続するように配置するのが好ましい。実行するプログラムの周波数帯が連続することにより、実行する周波数帯を変更することに伴うアンテナモジュールの切り替え処理等のオーバーヘッドの時間を削減することができる。
リーダライタ2がプログラムを実行してRFタグ3の応答信号を受信できた履歴を保存して、優先順位を変更する手段を備える構成とすることができる。リーダライタ2は、プログラムロードテーブル22の周波数帯優先順位61の順番を履歴に基づいて変更してもよい。また、リーダライタ2は、リーダライタ2ごとに実行するプログラムの優先順位の情報を保持しておき、履歴に基づき仕様サーバ4が保持するプログラムの優先順位を変更して、定期的もしくは、ダウンロードする際に更新した優先順位の情報を仕様サーバ4の優先順位情報取得部11に送信してもよい。
履歴により順序を学習する別のRFタグ読み書きシステムとして、仕様サーバ4がリーダライタ2からRFタグ3検出の成否を受信して、履歴を作成・保存し、優先順位を変更するように構成することもできる。仕様サーバ4の優先順位更新部27は、個々のリーダライタ2ごとの履歴に基づきプログラムの優先順位を更新してもよい。また、優先順位更新部27は、リーダライタ2を設置する地域、リーダライタ2を使用する時間帯等の履歴情報を基に、所定の地域や時間帯の全てのリーダライタ2に共通する優先順位を付して、変更してもよい。
履歴により順序を学習するリーダライタ2によって、個別のリーダライタ2ごとの優先順位を更新する場合には、個別のリーダライタ2ごとにRFタグ3を検出する時間の期待値を短くすることができる。また、所定の地域や時間帯ごとに全てのリーダライタ2に共通する優先順位を付し・更新する場合には、所定の地域や時間帯の全体としてのリーダライタ2がRFタグ3を検出する時間の期待値を短くすることができる。
リーダライタ2が実行する順序を複数の通信規格の異なる周波数帯にまたがる1つの順序にすることによって、周波数帯の切り替え、使用頻度、検出成功の履歴、流通量等を考慮してプログラムを実行できるので、RFタグ3を検出する時間を短くする。
リーダライタ2が実行する順序を複数の通信規格の周波数帯ごとに設定された順序にすることによって、周波数帯ごとに優先順位が高い順にプログラムを実行できる。特に、複数の周波数帯の電波を同時に使用してRFタグ3を検出できるリーダライタ2では、RFタグ3を検出する時間を短くすることができる。
リーダライタ2の構成に読み取り処理を実行する順序を取得する優先順取得手段を備えることにより、該リーダライタ2ごとに優先順位の情報を保持することができる。個々のリーダライタ2ごとにプログラムを実行する優先順位を最適化することができるので、個々のリーダライタ2がRFタグ3を検出する時間を短くすることができる。
仕様サーバ4は、保持する複数のプログラム25をリーダライタ2が受信可能な範囲で一括して送信する手段を備える。複数のプログラム25を一括して送信することができるので、プログラム25を1つ1つ送信する際に必要な通信網の確立等の処理を行う必要がなく、全体としてRFタグ3を読み取る時間を短くすることができる。
仕様サーバ4は、リーダライタ2がプログラムを実行する順序の優先順取得手段を備えることで、一括して送信するプログラムを優先順位が高い順に送信することができるので、全体としてRFタグ3を読み取るまでの時間を短くすることができる。
仕様サーバ4の優先順取得手段が個々のリーダライタ2ごとの優先順位の情報を取得することで、個々のリーダライタ2ごとに最適な優先順位を付し、プログラムを一括して送信することができる。個々のリーダライタ2ごとに優先順位が最適化しているので、リーダライタ2がRFタグ3を検出する時間を短くすることができる。
その他、本発明の好適な変形として、以下の構成が含まれる。
本発明の第1の観点に係るRRFタグ読み取り装置について、
好ましくは、前記読み取り処理を実行する順序を取得する優先順取得手段を備え、
前記受信手段は、前記優先順取得手段で取得した実行する順序の早いものから順に、前記記憶手段に記憶できる数の前記読み取り処理プログラムを一括して受信し、
前記読み取り手段は、前記実行する順序に従って、順次読み取り処理を行う
ことを特徴とする。
好ましくは、前記読み取り処理を実行する順序は、前記複数の通信規格の読み取り処理プログラムのうち同じ周波数帯の通信規格の前記読み取り処理プログラムが、少なくとも部分的に連続するように配置されることを特徴とする。
好ましくは、前記読み取り手段が実行した読み取り処理で応答信号を受信できた履歴に基づいて、前記読み取り処理を実行する順序を決定する学習手段を備えることを特徴とする。
好ましくは、前記読み取り処理を実行する順序は、前記複数の通信規格の異なる周波数帯にまたがる1つの順序であることを特徴とする。
好ましくは、前記読み取り処理を実行する順序は、前記複数の通信規格の周波数帯ごとに設定された順序であることを特徴とする。
好ましくは、前記優先順取得手段は、前記読み取り装置に対応して設定された前記実行する順序を取得することを特徴とする。
本発明の第2の観点に係るサーバについて、
好ましくは、前記RFタグ読み取り装置が前記読み取り処理プログラムを実行する順序を取得する優先順取得手段を備え、
前記送信手段は、前記優先順取得手段で取得した実行する順序の早いものから順に、前記RFタグ読み取り装置が記憶できる数の前記読み取り処理プログラムを一括して送信する
ことを特徴とする。
好ましくは、前記優先順取得手段は、前記RFタグ読み取り装置ごとに設定された実行する順序を取得することを特徴とする。
その他、前記のハードウエア構成やフローチャートは一例であり、任意に変更及び修正が可能である。
ホストコンピュータ1、仕様サーバ4、コントローラ6等から構成されるRFタグの読み書き処理を行う中心となる部分は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。たとえば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読みとり可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行するRFタグ読み書きシステムを構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することでRFタグ読み書きシステムを構成してもよい。
また、RFタグ読み書きシステムを、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、又はOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合等には、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS, Bulletin Board System)に前記コンピュータプログラムを掲示し、ネットワークを介して前記コンピュータプログラムを配信してもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行できるように構成してもよい。
本発明の実施の形態1に係るRFタグ読み書きシステム全体の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1に係るコントローラの構成例を示すブロック図である。 プログラムの構成の一例を示す図である。 プログラム群の構成の一例を示す図である。 ダウンロードテーブルの構成の一例を示す図である。 プログラムロードテーブルの構成の一例を示す図である。 プログラムを全周波数にまたがる優先順位の順番に並び替えた場合の一例を示す図表である。 プログラムの周波数帯が連続するよう優先順位を付け直して並び替えた場合の一例の図表である。 使用履歴に基づきプログラムの優先順位を変更した場合の一例を示す図表である。 使用履歴更新後に、プログラムの周波数帯が連続するよう優先順位を付け直して並び替えた場合の一例の図表である。 実施の形態1に係るRFタグ読み書きシステムの動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るプログラム群を実行する動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1の変形例の構成の一例を示す図である。 実施の形態1の変形例に係る優先順位変更処理を含むRFタグ読み書きシステムの動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1の変形例に係る優先順位更新処理の動作の一例を示すフローチャートである。 複数周波数帯同時実行可能なタグドライバインタプリタの構成の一例を示す図である。 仕様サーバでプログラムを選択した場合の一例を示す図表である。 DSPでプログラムを並べ替えた場合の一例を示す図表である。 プログラムを同時並行して実行するリーダライタの動作の一例を示す図表である。 関連する技術のRF通信システムの構成を示す図である。
符号の説明
1 ホストコンピュータ
2 リーダライタ
3、3A、3B RFタグ
4 仕様サーバ
5 プログラム群
6 コントローラ
7 アンテナユニット
7A、7B アンテナモジュール
8 仕様ダウンロード部
9 コマンドインタプリタ
10 タグドライバインタプリタ
11 優先順位情報取得部
20 ダウンロードテーブル
21 プログラム群記憶部
22 プログラムロードテーブル
23、23A、23B、23C DSP
24 プログラムメモリ
25、26 プログラム
27 優先順位更新部
28 アンテナ切替部
31 プログラム本体
32 周波数帯種別
33 優先順位
41 プログラム群
51 ダウンロード可能数
52 対応周波数帯一覧
61 周波数帯優先順位

Claims (13)

  1. 異なる2以上の通信規格のRFタグを読み取り可能なRFタグ読み取り装置であって、
    2以上の通信規格のRFタグの読み取り処理プログラムを記憶する記憶手段と、
    RFタグを読み取るための複数の通信規格のそれぞれに対応する読み取り処理プログラムを保持するサーバから、前記記憶手段に記憶できる数の読み取り処理プログラムを一括して取得して前記記憶手段に記憶する受信手段と、
    前記記憶手段に記憶した前記読み取り処理プログラムを実行して、RFタグの読み取り処理を行う読み取り手段と、
    を備えることを特徴とするRFタグ読み取り装置。
  2. 前記読み取り処理を実行する順序を取得する優先順取得手段を備え、
    前記受信手段は、前記優先順取得手段で取得した実行する順序の早いものから順に、前記記憶手段に記憶できる数の前記読み取り処理プログラムを一括して受信し、
    前記読み取り手段は、前記実行する順序に従って、順次読み取り処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のRFタグ読み取り装置。
  3. 前記読み取り処理を実行する順序は、前記複数の通信規格の読み取り処理プログラムのうち同じ周波数帯の通信規格の前記読み取り処理プログラムが、少なくとも部分的に連続するように配置されることを特徴とする請求項2に記載のRFタグ読み取り装置。
  4. 前記読み取り手段が実行した読み取り処理で応答信号を受信できた履歴に基づいて、前記読み取り処理を実行する順序を決定する学習手段を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載のRFタグ読み取り装置。
  5. 前記読み取り処理を実行する順序は、前記複数の通信規格の異なる周波数帯にまたがる1つの順序であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のRFタグ読み取り装置。
  6. 前記読み取り処理を実行する順序は、前記複数の通信規格の周波数帯ごとに設定された順序であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のRFタグ読み取り装置。
  7. 前記優先順取得手段は、前記読み取り装置に対応して設定された前記実行する順序を取得することを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載のRFタグ読み取り装置。
  8. RFタグを読み取るための複数の通信規格のそれぞれに対応する読み取り処理プログラムを保持する保持手段と、
    異なる2以上の通信規格のRFタグを読み取り可能なRFタグ読み取り装置に、前記保持手段に保持する前記読み取り処理プログラムのうち、該RFタグ読み取り装置が記憶できる数の読み取り処理プログラムを一括して送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ。
  9. 前記RFタグ読み取り装置が前記読み取り処理プログラムを実行する順序を取得する優先順取得手段を備え、
    前記送信手段は、前記優先順取得手段で取得した実行する順序の早いものから順に、前記RFタグ読み取り装置が記憶できる数の前記読み取り処理プログラムを一括して送信する
    ことを特徴とする請求項8に記載のサーバ。
  10. 前記優先順取得手段は、前記RFタグ読み取り装置ごとに設定された実行する順序を取得することを特徴とする請求項8又は9に記載のサーバ。
  11. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のRFタグ読み取り装置と、
    請求項8乃至10のいずれか1項に記載のサーバと、
    前記RFタグ読み取り装置と前記サーバとを通信可能に接続する通信ネットワークと、
    を備えることを特徴とするRFタグ読み取りシステム。
  12. 異なる2以上の通信規格のRFタグの読み取り操作を実行するプログラムを記憶できるRFタグ読み取り装置のRFタグ読み取り方法であって、
    複数の読み取り処理プログラムを保持するサーバから、前記RFタグ読み取り装置に記憶できる数の前記読み取り処理プログラムを一括して取得して記憶する受信ステップと、
    前記受信ステップで記憶した前記読み取り処理プログラムを実行して、RFタグの読み取り処理を行う読み取りステップと、
    を備えることを特徴とするRFタグ読み取り方法。
  13. コンピュータを、
    2以上の通信規格のRFタグの読み取り処理プログラムを記憶する記憶手段と、
    RFタグを読み取るための複数の通信規格のそれぞれに対応する前記読み取り処理プログラムを保持するサーバから、前記記憶手段に記憶できる数の前記読み取り処理プログラムを一括して取得して前記記憶手段に記憶する受信手段と、
    前記記憶手段に記憶した前記読み取り処理プログラムを実行して、RFタグの読み取り処理を行う読み取り手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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