JP2009300969A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像に生じるディフェクトを抑制し、かつ汎用性に富み、容易に主走査方向の長さを補正する。
【解決手段】1主走査が5600ドット、補正量が50ドットとすると、1回の補正が1/16ドットなので、50/(1/16)=800回となり、1主走査において、7ドット(=5600/800)に1回の周期で補正が必要ということになる(D=7)。D=7の例で言えば、各主走査において、7ドットに1回の補正を行うと、副走査方向の空間周波数(補正位置の密度)が高くなる。これが、モアレ等の画像ディフェクトの要因となる。そこで、最適な位相差を演算する。すなわち、補正ピッチドット数Dを、正数M、Nの積となるように分解する。条件としては、正数Mと正数Nとが最も近似していること、余りをαとして設定ことである。この条件の下で、D=7の場合は、正数M=2、N=3、α=1となる。正数Mは主走査方向の位相ずらしドット数である。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
近年では、プリンタや複写機等の画像形成装置において、カラーの画像を形成する装置が広く普及している。この種の画像形成装置では、例えば、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の色毎に設けられたそれぞれ画像形成部が、記録用紙等の転写対象の移動方向に沿って配列されたものがある(タンデム型画像形成装置)。
タンデム型画像形成装置では、各画像形成部での画像データに基づいて光ビームの照射による画素パターンにより感光体ドラム上に静電潜像を形成し(主走査及び副走査)、現像処理によって色の異なる画像(トナー画像)に現像し、このトナー画像を、定速で搬送される転写対象に順次重ねて転写することで、カラー画像を得るようになっている。
画像形成部は、一般に、光学系機差、組付誤差、温湿度等の環境変動等により、主走査方向の長さが変動することがある(主走査方向倍率ずれ)。
これを補正するため、予め定められた複数の配列パラメータに基づいた一定領域内の画素走査位置を示すマトリクスを繰り返し適用して、画像データ全体に対する画素走査位置を決定し、画素を挿入または削除することで、画像に生じるディフェクト(例えば、「モアレ」等)を抑制しながら、主走査方向の倍率ずれを補正することが提案されている(特許文献1参照)。
なお、「モアレ」とは、点または線が幾何学的に規則正しく分布したものを重ね合わせたときに生ずる縞状の斑紋であり、網版を複製するときに起り易い事象をいう。
特開平2006−270149公報
本発明は上記事実を考慮し、一定領域内において画素走査位置を変更して画素の挿入または削除する場合に比べ、画像に生じるディフェクトを抑制することができる画像形成装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、画像データに応じて、予め所定の分解能でパルス幅変調されたドットの集合体である光ビームを、一方向へ繰り返し主走査しながら、それぞれ前記一方向とは直交する方向へ副走査する複数の像保持体に向けて出力する光ビーム走査手段と、少なくとも2以上の光ビームに基づいて形成された複数の像保持体上の画像を、前記副走査方向へ移動されることで順次前記像保持体と対向する転写対象へ、順次重ねて転写し画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により、前記転写対象へ画像を転写する場合に、各像保持体間の前記光ビームの主走査長の差分を、主走査単位毎に分散して補正する場合に、前記副走査方向に亘って、当該分散周期の位相をずらすように補正する補正手段と、を有している。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記補正手段が、前記主走査方向の分散ドット数Dが、正数M、正数Nを因数とする積によって表すことが可能な場合に、正数Mと正数Nを、同値(M=N)或いは最も近似した値(M≒N)とし、かつ前記正数M又は正数Nの一方を、前記位相ずらし量とする。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記補正手段が、前記主走査方向の分散ドット数Dが、正数M、正数Nを因数とする積によって表すことが不可能な場合に、D=M×N+α(αは整数)を許容して、正数Mと正数Nを、同値(M=N)或いは最も近似した値(M≒N)とし、かつ前記正数M又は正数Nの一方を、前記位相ずらし量とする。
請求項1記載の発明によれば、一定領域内において画素走査位置を変更して画素の挿入または削除する場合に比べ、画像に生じるディフェクトを抑制することができるという効果を有する。
請求項2に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、補正箇所の空間周波数を主走査方向及び副走査方向の双方で最適な状態とすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、補正箇所の空間周波数を主走査方向及び副走査方向の双方で最適な状態とすることができる。
(画像形成装置の全体構成)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置110の構成を示す図である。
画像形成装置110は、4色のトナー(イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K))によるフルカラー画像形成を行うプロセスカートリッジ120を各色に対応して上下方向に4つ配列している。
各トナーY、M、C、Kは、特に製造方法により限定されるものではなく、各種のトナーが使用可能である。
ここで、プロセスカートリッジ120は、感光体ドラム116と、感光体ドラム116の周囲に配設された帯電ロール118、イレーズランプ122、及び感光体ドラム116に作像される静電潜像に対して、各色のトナーの現像を行う現像装置10(10A、10B、10C、10D)などで構成されている。
一方、画像形成装置110の下部には、用紙Pが収納された給紙カセット124が設けられている。給紙カセット124の近傍には、用紙Pを所定のタイミングで送り出すピックアップロール126が設けられている。
ピックアップロール126は、給紙カセット124から用紙Pを送り出し、搬送ロール128、用紙搬送路132及びレジストレーションロール130を介して、用紙Pをプロセスカートリッジ120に搬送する搬送装置144へ搬送する。
プロセスカートリッジ120は、用紙搬送路132の上流側(紙面の下側)から前述のY、M、C、Kの色の順に配設されている。プロセスカートリッジ120の図1左側には、プロセスカートリッジ120に走査光を照射する光走査装置20が配設されている。
光走査装置20には、主として半導体レーザー21とポリゴンミラー23が設けられており、半導体レーザからの光は、ポリゴンミラー23で偏向走査され、感光体ドラム116に照射される。これにより、感光体ドラム116に、画像情報に応じた静電潜像が形成される。なお、光走査装置20についての詳細は後述する。
搬送装置144は、画像形成装置110の側壁110Aに沿って設けられた一対の張架ロール146、148と、この張架ロール146、148に巻き掛けられた搬送ベルト150と、を備えている。
張架ロール146の近傍には、吸着ロール154が配設されており、この吸着ロール154にバイアス電圧が印加されることによって、搬送ベルト150に用紙Pが静電的に吸着される。張架ロール148は、図示しないモータによって回転され、搬送ベルト150を側壁110Aに沿って移動させる。搬送ベルト150を挟んで張架ロール148に対向する位置に、基準パッチの濃度を検出する濃度センサ155が設けられている。
搬送ベルト150の内周側であって各色の感光体ドラム116に対向する位置には、それぞれ転写ロール152が配設されている。各々の転写ロール152は、感光体ドラム116上に形成されたトナー像Y、M、C、Kを、搬送ベルト150によって搬送されている用紙Pに順次転写する。
また、各々の転写ロール152は、感光体ドラム116上に形成された基準パッチのトナー像Y、M、C、Kを、搬送ベルト150に順次転写する。ここで、基準パッチは、現像装置10内のトナー濃度と基準パッチ位置を測定するために用いられる。具体的には、濃度センサ155で検出される基準パッチの濃度に応じて、現像装置10へのトナーの補給や露光量等の画像形成条件が制御される。また、基準パッチ位置は、各基準パッチが濃度センサ155を通過するタイミングを測定し、ずれ量が検出される。測定されたずれ量に応じて、画像形成開始タイミング補正量や、主走査方向倍率ずれの補正量が決定される。そして、定着装置156は、用紙Pに転写されたトナー像を定着する。排出ロール158は、トナー像が定着された用紙Pを排出トレイ160へ排出する。
また、制御ユニット166は、本装置全体の制御を行うものであり、例えば外部から入力された画像データや濃度センサ155の出力に基づいて、露光装置134や現像装置10を制御する。
(光走査装置20)
図2に示すように、光走査装置20はY〜K4色それぞれのモノシリックな半導体レーザー(面発光レーザー)21から発せられた光ビーム31をコリメータレンズ22、シリンドリカルレンズ24で集光し、ポリゴンミラー23で主走査方向に偏向(走査)する。
ポリゴンミラー23で偏向された光ビーム31はfθレンズ24に入射し、2色ずつ副走査方向に分割されて第1ミラー25に入射する。すなわちイエロー(Y)、マゼンタ(M)の光ビーム31Y、31Mは第1ミラー25Aに入射し、シアン(C)、ブラック(K)の光ビーム31C、31Kは第1ミラー25Bに入射する。
光ビーム31は第1ミラー25から更に1色ずつ副走査方向に分割されて第2ミラー26に入射する。すなわち、光ビーム31Y、31Mはそれぞれ第2ミラー26Y、26Mに入射し、光ビーム31C、31Kは、それぞれ第2ミラー26C、26Kに入射する。副走査方向両端に近い光ビーム31Y、31Kはそのまま第2ミラー26で反射される。こののち光ビーム31Y、31Kはレンズ28Y、28Kに入射し、走査線29Y、29Kとして結像する。
また光ビーム31M、31Cはそれぞれ第3ミラー27M、27Cに入射/反射され、レンズ28M、28Cに入射し、走査線29M、29Cとして結像する。
上記構成の画像形成装置110において、各感光体ドラム116上に形成される主走査ライン長が、光学系の機差、組付誤差、温湿度等の環境変動等により、変動することがある(主走査方向倍率ずれ)。
補正の手段としては、前記半導体レーザー21から出力される光ビーム31の主走査方向に対して、補正量に応じたドット単位でドットの主走査長を調整する。
ここで、光ビーム31は、制御ユニット166に入力された画像データに基づいて階調が決まると、予め定めた分解能に基づいてパルス幅変調されるようになっている。
すなわち、光ビーム31は、1ドットの最大幅(デューティ比100%)に対して1/16(=2)が分解能とされ、1回の補正量がこの1ドットの主走査長の1/16であり、従来は、これを主走査方向に最も分散するように所定の周期で補正を実行していた(図3(A)及び(B)参照)。
すなわち、Lドット分の長さを増加するには、L×16回に分けて、1ドットの長さを17/16とすることで、主走査の全長を補正するようにしていた。
ところが、この場合、図4(A)に示される如く、補正箇所(補正位置)の主走査方向の空間周波数は低くなるが、副走査方向の空間周波数が高くなり、所謂「モアレ」等の画像ディフェクトを発生させる原因となっていた。
そこで本実施の形態では、図4(B)に示される如く、互いに連続する主走査ラインにおける補正の周期に対して位相をずらすことで、主走査方向の空間周波数と、副走査方向の空間周波数との相関を加味した最適な補正を行うようにした。
図5は、制御ユニット166における、主走査方向倍率ずれ補正のための機能ブロック図である。なお、図5は制御ユニット166のハード構成を限定するものではなく、あくまでも機能別にブロック化したものである。
制御ユニット166には、画像形成装置110全体の各部を統括的に制御するメインコントロール部200が設けられている。
メインコントロール部200には、Y色画像データメモリ202Y、M色画像データメモリ202M、C色画像データメモリ202C、K色画像データメモリ202Kのそれぞれが接続されている。
メインコントロール部200に画像データが入力されると、当該画像データが色分離され、必要に応じてRIP(ラスタ・イメージ・プロセッサ)処理が施され、各色毎に前記Y色画像データメモリ202Y、M色画像データメモリ202M、C色画像データメモリ202C、K色画像データメモリ202Kに記憶される。
また、メインコントロール部200には、光出力制御部204が接続されている。この光出力制御部204は、前記Y色画像データメモリ202Y、M色画像データメモリ202M、C色画像データメモリ202C、K色画像データメモリ202K、並びに後述する半導体レーザドライバ206に接続されている。
光出力制御部204では、メインコントロール部200からの画像形成指示(光出力指示)信号に基づいて、Y色画像データメモリ202Y、M色画像データメモリ202M、C色画像データメモリ202C、K色画像データメモリ202Kから、所定のライン数(例えば、1主走査ライン)分の画像デーアを読み出して、データ調整部208を介して、各ラインバッファ(Y色用ラインバッファ210Y、M色用ラインバッファ210M、C色用ラインバッファ210C、K色用ラインバッファ210K)へ送出する。
半導体レーザドライバ206では、Y色用ラインバッファ210Y、M色用ラインバッファ210M、C色用ラインバッファ210C、K色用ラインバッファ210Kが画像データを読み出し、この画像データに基づいて半導体レーザ21を駆動(発光)する。
前記データ調整部208は、前述した各色間における主走査方向倍率ずれによる主走査長さを調整する役目を有している。
このため、データ調整部208は、補正処理部212から補正データを受け取るようになっている。
補正処理部212では、当該補正処理部212の一部の機能である補正色選択部214へ、前記メインコントロール部200から補正指示が入力されると起動する。
また、メインコントロール部200からは、主走査倍率ずれに基づく補正データが、補正処理部212の主走査倍率補正データ更新部216へ送出されるようになっている。主走査倍率補正データ更新部216は、主走査倍率補正データメモリ218に接続されている。主走査倍率補正データ更新部216には、メインコントロール部200からの補正データ更新指示に応じて、主走査倍率補正データ更新部216により、最新の補正データが記憶されるようになっている。
なお、更新周期は、例えば、従前から実行されている所謂パッチによる色濃度、色ずれ等の検出、並びに補正制御周期に合わせてもよいし、別途、定期的に主走査倍率の監視を行うようにしてもよい。
主走査倍率補正データメモリ218は、補正量読出部220に接続されている。この補正量読出部220は、前記補正色選択部214に接続されている。
補正色選択部214に補正指示信号が入力されると、補正色選択部214では、補正対象の色を選択し、かつ、補正量読出部220に対して、主走査倍率補正データメモリ218に記憶された補正データを読み出すように指示する。
これにより、補正量読出部220は、基準周期演算部222へ補正データを送出する。
基準周期演算部222では、補正データに基づく補正量と、1回の補正量(1/16ドット)とを勘案して、補正周期ピッチ(補正ピッチドット数D)を演算する。
例えば、1主走査が5600ドットであるとし、補正量が50ドットとすると、1回の補正が1/16ドットなので、50/(1/16)=800回となる。1主走査のドット数は、5600ドットであるので、5600/800=7回となり、1主走査において、7ドットに1回の周期で補正が必要ということになる(D=7)。
なお、実情のD値は、D=6〜、すなわち、6ドットに1回程度から「補正なし」まで補正幅が存在する。
基準周期演算部222は、位相差設定部224に接続されている。この位相差設定部224が、主走査に付加する1/16ドットのパルス幅延長ドットの副走査方向での位相ずらし量を設定する。
例えば、D=7の例で言えば、図6(A)に示される如く、各主走査において、7ドットに1回の補正を行うと、副走査方向の空間周波数(補正位置の密度)が高くなっていることがわかる。これが、モアレ等の画像ディフェクトの要因となる。
そこで、位相差設定部224では、最適な位相差を演算する。すなわち、補正ピッチドット数Dを、正数M、Nの因数の積となるように分解する。なお、このときの条件としては、正数Mと正数Nとが最も近似していること、余りをαとして設定ことである。
このような条件の下で、前記D=7の場合は、正数M=2、N=3、α=1となる。この正数M(又は正数N)を主走査方向の位相ずらしドット数とすればよい(図6(B)参照)。
位相差設定部224は主走査タイミング認識部226に接続されており、この主走査タイミング認識部226が、半導体レーザドライバ206から受ける情報に基づき、補正される色の主走査タイミングを認識すると、前記位相差設定部224で設定された設定値(特に、補正ピッチドット数D、主走査の位相ずらしドット数M)を読み出し、補正データ出力部228へ送出する。
補正データ出力部228は、前記データ調整部208に接続されており、Y色画像データメモリ202Y、M色画像データメモリ202M、C色画像データメモリ202C、K色画像データメモリ202Kから送られてくる各色の画像データの中から、該当する色の画像データを対象として、設定した補正ピッチドット数Dと位相ずらしドット数Mに基づいて、画像データを補正し、Y色用ラインバッファ210Y、M色用ラインバッファ210M、C色用ラインバッファ210C、K色用ラインバッファ210Kの何れかへ送出する。
以下に本実施の形態の作用を図7及び図8のフローチャートに従い説明する。
図7は、主走査倍率補正データ生成制御ルーチンであり、ステップ300では、補正指示があったか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ302へ移行して補正色を選択し、次いでステップ304へ移行して補正量を読み出す。
ここで読み出す補正量は、例えば単純に主走査長の場合や、ドット数の場合もあり、その種類が特に限定されるものではない。
次のステップ306では、読み出した補正量に基づいて、補正ピッチドットDを演算する。
本実施の形態では、1回に補正できる量が、1/16ドットであるため、補正量(ドット)を1/16で乗算する必要がある。
例えば、1主走査が5600ドット、補正量が50ドットの条件の下では、50/(1/16)=800回となる。1主走査のドット数は、5600ドットであるので、5600/800=7回となり、これが、補正ピッチドットDとなる。
なお、実情のD値は、D=6〜、すなわち、6ドットに1回程度から「補正なし」まで補正幅が存在する。
次のステップ308では、演算した補正ピッチドット数Dを、正数M,Nを因数とする積に分解する。このとき、条件1としてM≒Nであること、並びに条件2としてM,Nを正数とするための余りをαとすることとする。
条件1のM≒Nとは、例えば、D=6の場合はM=2、N=3(2×3)で表されるが、それ以外に、M=1,N=6(1×6)でも表される。この場合、正数Mと正数Nとが近似する方を選択することをいう。
なお、D=9(3×3)、16(4×4)、25(5×5)、36(6×6)、49(7×7)、64(8×8)、81(9×9)、100(10×10)の場合は、それぞれM=Nで表される。
また、条件2の余りαとは、例えば、D=7の場合、正数M,Nでは表現できない。そこで、M×N+αとすることで、正数M,Nを設定する。すなわち、D=7の場合は2×3+1、D=96の場合は10(=M)×9(=N)+6(=α)等とすればよい。
次のステップ310では、主走査タイミングか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ312へ移行してデータ調整部208(図5参照)へ補正データ(特に、補正ピッチドットDと、正数M)を送出し、このルーチンは終了する。
図8は、画像形成処理メイン制御ルーチンであり、ステップ350では画像データが入力されたか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ352へ移行して画像デーア処理がなされる。画像データ処理とは、例えば、色分解処理、RIP処理等が挙げられるが、画像データが圧縮されている場合はその解凍処理、暗号化されている場合はその復号化処理等も含まれる。
次のステップ354では、各色用画像データメモリ(Y色画像データメモリ202Y、M色画像データメモリ202M、C色画像データメモリ202C、K色画像データメモリ202K)へ記憶し、ステップ356へ移行する。
ステップ356では、画像データ出力時期か否かが判断され、肯定判定されると、ステップ358へ移行して各色用画像データメモリ(Y色画像データメモリ202Y、M色画像データメモリ202M、C色画像データメモリ202C、K色画像データメモリ202K)から画像データをデータ調整部208へ送出する。
次のステップ360では、補正データがあるか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ362へ移行して補正処理が実行される。
すなわち、主走査において、所定の周期(Dドット単位)で1/16ドット分のパルス幅増加を実行し、各主走査において、所定の位相ずらし(位相ずらし量M)を実行し、ステップ364へ移行する。なお、ステップ360で否定判定されるとステップ364へ移行する。
ステップ364では、各色の1主走査分の画像データを各色用のラインバッファ(Y色用ラインバッファ210Y、M色用ラインバッファ210M、C色用ラインバッファ210C、K色用ラインバッファ210K)へ格納し、次いでステップ366へ移行して半導体レーザによる画像データに基づく光出力を実行し、ステップ368へ移行する。
ステップ368では、全画像データに基づく光出力が終了したか否かが判断され、否定判定されると、ステップ356へ戻り上記工程を繰り返す。また、ステップ368で肯定判定されると、このルーチンは終了する。
本実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 光走査装置の概略構成図である。 (A)は1ドットのパルス幅(基本)、(B)は主走査倍率補正時に増加した1ドットのパルス幅(補正対象)を示す特性図である(D=6)。 主走査倍率補正を実行するドットのパターンを示し、(A)位相ずらしなし、(B)は位相ずらしありの状態を示す正面図である。 制御ユニットにおける、主走査方向倍率ずれ補正のための機能ブロック図である。 (A)は1ドットのパルス幅(基本)、(B)は主走査倍率補正時に増加した1ドットのパルス幅(補正対象)を示す特性図である(D=7)。 本実施の形態に係る主走査倍率補正データ生成制御ルーチンを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る画像形成処理メイン制御ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
10 現像装置(画像形成部)
20 光走査装置(光ビーム走査手段)
21 半導体レーザー
22 コリメータレンズ
23 ポリゴンミラー
31 光ビーム
110 画像形成装置
116 感光体ドラム(画像形成部)
134 露光装置(画像形成部)
156 定着装置(画像形成部)
160 排出トレイ
166 制御ユニット
200 メインコントロール部
202Y Y色画像データメモリ
202M M色画像データメモリ
202C C色画像データメモリ
202K K色画像データメモリ
204 光出力制御部
206 半導体レーザドライバ
208 データ調整部(補正手段)
210Y Y色用ラインバッファ
210M M色用ラインバッファ
210C C色用ラインバッファ
210K K色用ラインバッファ
212 補正処理部(補正手段)
214 補正色選択部
216 主走査倍率補正データ更新部
218 主走査倍率補正データメモリ
220 補正量読出部
224 位相差設定部
226 主走査タイミング認識部
228 補正データ出力部

Claims (3)

  1. 画像データに応じて、予め所定の分解能でパルス幅変調されたドットの集合体である光ビームを、一方向へ繰り返し主走査しながら、それぞれ前記一方向とは直交する方向へ副走査する複数の像保持体に向けて出力する光ビーム走査手段と、
    少なくとも2以上の光ビームに基づいて形成された複数の像保持体上の画像を、前記副走査方向へ移動されることで順次前記像保持体と対向する転写対象へ、順次重ねて転写し画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により、前記転写対象へ画像を転写する場合に、各像保持体間の前記光ビームの主走査長の差分を、主走査単位毎に分散して補正する場合に、前記副走査方向に亘って、当該分散周期の位相をずらすように補正する補正手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記補正手段が、前記主走査方向の分散ドット数Dが、正数M、正数Nを因数とする積によって表すことが可能な場合に、正数Mと正数Nを、同値(M=N)或いは最も近似した値(M≒N)とし、かつ前記正数M又は正数Nの一方を、前記位相ずらし量とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記補正手段が、前記主走査方向の分散ドット数Dが、正数M、正数Nを因数とする積によって表すことが不可能な場合に、D=M×N+α(αは整数)を許容して、正数Mと正数Nを、同値(M=N)或いは最も近似した値(M≒N)とし、かつ前記正数M又は正数Nの一方を、前記位相ずらし量とする請求項1記載の画像形成装置。
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