JP2009300412A - 車両用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】瞬読性及び環境への貢献の度合いの認知性に優れて、環境性能を向上させる運転を容易に行わせることが出来る車両用表示装置を提供する。
【解決手段】車両用表示装置20に設けられて、表示制御部30に接続された液晶表示装置26の表示面部26aには、環境悪化度合絵図データとしての地球型絵図データを表示する環境影響表示領域26bが設けられている。
表示制御部30には、燃費値、若しくは二酸化炭素の排出量に応じて地球型絵図データを、選択する地球型絵図選択部40と、選択された地球型絵図データを、環境への影響度に応じて、環境影響表示領域26bに出力する表示出力部36とが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に、自動車等、車両に用いられる車両用表示装置で、特に、地球環境への貢献度を一目で視認できる車両用表示装置に関するものである。
従来、図12乃至図14に示すような車両用燃費表示装置1が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
まず、構成から説明すると、この車両用燃費表示装置1には、メータ表示装置等からなる表示・入力装置3に、燃費の表示データを送る燃費計測コントローラ2が接続されて設けられている。
この燃費計測コントローラ2には、エンジンコントローラ4から燃料噴射弁5へ送られる燃料噴射量データ6及び車速センサ7から送られる車速データ8が入力されて、これらの燃料噴射量データ6及び車速データ8等を基にして、瞬間燃費及び平均燃費を算出する燃費演算部9等が設けられている。
次に、この従来の車両用燃費表示装置1の作用効果について説明する。
この従来の車両用燃費表示装置1では、図13に示すようなメータ表示装置としての表示・入力装置3Aのアナログ指針11bが、エンジン回転数を回動角度を用いて表示する外側に目盛部10aを有するタコメータ10のアナログ指針10bと共用化されている。
そして、切り替えスイッチ12をON又はOFFすることにより、内側に目盛部11aを有する燃費計11のアナログ指針11bとして、前記アナログ指針10bが機能して、回動される。
また、図14に示すような表示・入力装置3Bでは、タコメータ12のアナログ指針12bの下方に、別途、燃費計13のアナログ燃費指針13bが、回動可能に設けられている。
そして、前記燃費演算部9から送られてくる瞬間燃費及び平均燃費が、前記タコメータ12で表示されるエンジン回転数とは、独立して、前記アナログ燃費指針13bが回動することにより、指し示す目盛部13aの値で表示される。
特開2001−108503(第0023段落乃至第0051段落、図1)、 特開2000−131098号公報(第0017段落乃至0021段落、図2、図3)
しかしながら、図13のように構成された従来の車両用表示装置の表示・入力装置3Aでは、タコメータ10のアナログ指針10bと共用化されたアナログ指針11bによって燃費量を表示する為、前記タコメータ10を使用している状態では、燃費計11のアナログ指針11bとして使用出来ず、また、燃費計11のとして使用している状態では、タコメータ10のアナログ指針10bとして使用できないといった問題があった。
更に、図14に示すようなアナログ燃費指針13bを別途設けるものでは、アナログ燃費指針13b及びこのアナログ燃費指針13bを回動させるムーブメント等を設けなければならないので、部品点数が増大してしまうと言った問題もあった。
そして、図15に示すように、前記燃費計11又は13に変えて、デジタル表示を行うデジタル燃費計14を表示・入力装置として用いることも考えられる。
しかしながら、このようなデジタル燃費計14では、デジタル表示された燃費量の数字15を読み、乗員がこの数字は、燃費が良好な値であるか否かを瞬時に判断しなければならず、瞬読性に優れてはいるものの、環境への貢献度がどの程度なのかを見極めることは困難であった。
更に、この燃費量の数字15を見ただけでは、燃費の良悪は判断出来るものの、車両の二酸化炭素(CO2)排出量に応じた地球環境への負荷度合いを直接、乗員が認識する事が出来ず、運転状態の良悪の指標となりにくいといった問題があった。
そこで、この発明は、瞬読性及び環境への貢献の度合いの認知性に優れて、環境性能を向上させる運転を容易に行わせることが出来る車両用表示装置を提供することを課題としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、燃費算出部と、該燃費算出部で算出される燃費値に基づいて二酸化炭素の排出量を算出するCO2排出量算出部と、前記燃費算出部で算出される燃費値又は前記CO2排出量算出部からの二酸化炭素の排出量のランクに応じた環境悪化度合絵図データを複数記憶する絵図記憶部とを表示制御部が備え、該表示制御部に基づいて、前記燃費算出部からの燃費値又は前記二酸化炭素排出量算出部からの二酸化炭素の排出量に応じて、前記絵図記憶部から環境悪化度合絵図データを択一的に読み取って前記ディスプレイ部に表示することを特徴としている。
また、請求項2に記載されたものは、前記表示制御部は、前記絵図記憶部から読み取った環境悪化度合絵図データの他に、前記燃費算出部で算出された燃費値を前記ディスプレイ部に表示する請求項1記載の車両用表示装置を特徴としている。
更に、請求項3に記載されたものは、前記表示制御部は、絵図記憶部に記憶されている絵図データが宇宙から見た地球画像である請求項1及び2に記載の車両用表示装置を特徴としている。
また、請求項4に記載されたものは、前記表示制御部は、前記CO2排出量算出部で変換された二酸化炭素排出量を、相当する森林資源の減少量として換算する森林資源換算部を有して、該森林資源換算部によって換算された森林資源の換算値を前記ディスプレイ部に表示する請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用表示装置を特徴としている。
更に、請求項5に記載されたものは、前記表示制御部は、前記燃費算出部で計算された燃費値に基づいて燃費を先読みする燃費先読み部が設けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用表示装置を特徴としている。
また、請求項6に記載されたものは、前記環境悪化度合絵図データは、良好な燃費値又は二酸化炭素排出量である場合には、円形画像であり、また良好な燃費値又は二酸化炭素排出量でない場合には、その度合いに応じて一部欠落の度合いを増大している画像である請求項1〜3に記載の車両用表示装置を特徴としている。
そして、請求項7に記載されたものは、前記環境悪化度合絵図データは、良好な燃費値又は二酸化炭素排出量である場合には、安全色画像であり、また良好な燃費値又は二酸化炭素排出量でない場合には、その度合いに応じて警告色の度合いを増大している画像である請求項1〜3に記載の車両用表示装置を特徴としている。
更に、請求項8に記載されたものは、燃費算出部と、該燃費算出部で算出される燃費値に基づいて二酸化炭素の排出量を算出するCO2排出量算出部と、前記燃費算出部で算出される燃費値又は前記CO2排出量算出部からの二酸化炭素の排出量に応じて表示される環境悪化度合絵図の画像データを複数記憶する絵図記憶部と、を表示制御部が備え、前記絵図記憶部にディスプレイ部に表示される環境悪化度合絵図と、該環境悪化度合絵図を覆い隠すための環境悪化度合絵図隠し図との2つの画像データが予め記憶され、前記表示制御部に基づいて、前記燃費算出部からの燃費値又は前記二酸化炭素排出量算出部からの二酸化炭素の排出量に応じて、前記環境悪化度合絵図と前記環境悪化度合絵図隠し図とを重ね合わせて表示させ、前記環境悪化度合絵図隠し図によって覆い隠されない前記環境悪化度合絵図の領域の広さによって、前記燃費値又は二酸化炭素の排出量を表示することを特徴とする車両用表示装置を特徴としている。
このように構成された請求項1記載の発明は、前記表示制御部によって、前記車両の燃費値、若しくは二酸化炭素の排出量に応じて、前記環境悪化度合絵図データが複数記憶された絵図記憶部から、択一的に読み取られて、前記ディスプレイ部に出力されて表示される。
例えば、環境への影響が大きい場合の環境悪化度合絵図データとしての地球型絵図の表示データと、小さい場合の環境悪化度合絵図データとしての地球型絵図の表示データとを段階的に分けて表示して、運転状況に応じて、将来の地球の状態がどのようになるか示唆するようにしてもよい。
ここで、環境悪化度合絵図データの画像表示は、前記燃費算出部で算出される燃費値又は前記CO2排出量算出部からの二酸化炭素の排出量に応じた画像表示である。
よって、運転者は、一目で、現在の運転状態が環境に優しいか否かが分かる。
その結果、運転者は環境に優しい運転を心がけられるようになる。
なお、ここにおける環境悪化度合絵図データとは、宇宙から見た地球の画像、氷山の画像、森林の画像、氷河の画像等の気温上昇によって、まともに影響される環境要素を画像化したものをいう。
このため、乗員は、該ディスプレイ部に表示された環境悪化度合絵図データを見るだけで、瞬読出来、地球環境への負荷度合いが、容易に認識できる。
従って、運転状態の良悪の指標として用いることにより、運転操作を環境に配慮したものとなるように最適化できる。
しかも、環境への貢献度が瞬読出来る領域を、燃費値等を表示する為のディスプレイ部に設定すれば、部品点数の増大を抑制出来る。
このように、乗員に環境への貢献度を認識させる該ディスプレイ部を別途設ける必要が無いと共に、従来のタコメータのように、別のアナログ指針等の表示装置を切換えて用いる必要も無い。
従って、配置レイアウトの自由度を向上させることができると共に、他の表示機能を同時に発揮させることが出来、従来のように、何れか一方の機能のみしか用いることがでないものに比して、使用利便性が良好である。
また、前記絵図記憶部に、複数記憶された絵図データが、前記表示制御部により、前記燃費算出部で計算された燃費値に基づいて選択されて、前記表示出力部から、前記ディスプレイ部へ出力される。
前記ディスプレイ部では、環境への負荷や貢献度に応じた複数の異なる種類の環境悪化度合絵図のうち、運転状況によって対応する環境悪化度合絵図が、選択されて、表示される。
このため、従来のようなデジタル表示による数字表示に比して、環境への貢献度を直感的に把握しやすく、また、アナログ表示部によるアナログ指針で示された目盛り表示に比して、瞬読性に優れている。
該燃費算出部で計算された燃費値は、例えば、前記ディスプレイ部等に出力される燃費表示に用いる燃費値データと、共用できる。
このため、別途、燃費値を計算する演算回路や、燃費検出センサ等を設ける必要が無く、更に、構成を簡略なものとすることができる。
前記表示制御部に入力された燃料噴射量データに基づいて、前記燃費算出部で計算された燃費値が、前記CO2排出量算出部で、二酸化炭素排出量に変換されて、CO2排出量値が、得られるように構成することもできる。
そして、該CO2排出量値に基づいて、前記ディスプレイ部に対して、前記表示出力部から、前記環境悪化度合絵図データが出力される。
従って、別途、CO2の排出量を検出するCO2センサを設ける必要が無いので、製造コストの増大を抑制出来る。
また、請求項2に記載されたものは、環境悪化度合絵図データの画像表示の他に燃費値の並列表示により、運転者は環境に優しい運転の度合いを数値でも得られ、より環境に優しい運転を心がけることが出来る。
更に、請求項3に記載されたものは、環境悪化度合絵図データの画像表示を宇宙から見た地球画像にすることによって、運転者は環境に優しい運転がより身近になり、より環境に優しい運転を心がけることが出来る。
また、請求項4に記載されたものは、前記表示制御部に設けられた森林資源換算部が、前記CO2排出量算出部で、変換されたCO2排出量値を、相当する森林資源の減少量として換算する。
このため、乗員は、運転状況に対応する森林資源の減少量を一目で把握できるので、例えば、二酸化炭素排出体積量が、数値で表示される場合に比して、森林の面積が減少する面積量が表示される方が、現実的に捉えやすい。
従って、更に、CO2排出量の増大を抑制する運転を心がける等、効果的に車両の運転を最適化させることが出来る。
また、請求項5に記載されたものは、前記表示制御部に設けられた燃費先読み部によって、前記燃費算出部で計算された燃費値に基づいて、燃費が先読みされる。
このため、現在の運転状況から、数秒後のCO2排出量が予測出来るため、更に、CO2排出量の増大を抑制する運転を心がける等、効果的に車両の運転を最適化させることが出来る。
そして、請求項6に記載されたものは、前記表示制御部のCO2排出量算出部では、接続されたCO2センサからのCO2検出データに基づいて、二酸化炭素排出量が算出される。
前記地球型絵図記憶部には、予め設定されたCO2排出量に対応した地球型絵図の表示データが記憶されている。
前記地球型絵図選択部では、前記CO2排出量算出部で計算されたCO2排出量に基づいて、前記地球型絵図記憶部内の地球型絵図の表示データが選択される。
そして、選択された前記地球型絵図記憶部内の地球型絵図の表示データが、前記表示出力部によって、前記ディスプレイ部の環境影響負荷表示部に、出力されて表示される。
このため、現在の運転状況によって、排出されているCO2排出量が、瞬読出来るため、更に、CO2排出量の増大を抑制する運転を心がける等、効果的に車両の運転を最適化させることが出来る。
また、請求項7に記載されたものは、前記表示制御部に設けられた平均CO2排出量予測部によって、CO2排出量算出部で算出された二酸化炭素排出量に基づいて、平均二酸化炭素排出量が予測演算される。
このため、車両の運転を最適化させる為に必要となる平均二酸化炭素排出量に基づいて、前記地球型絵図記憶部内の地球型絵図の表示データが、前記地球型絵図選択部によって選択されて、前記ディスプレイ部に表示される。
従って、乗員は、恒常的な二酸化炭素排出量の増大を抑制するように、心がけた運転を容易に行えて、運転の最適化を図れる。
更に、前記表示制御部に瞬間CO2排出量演算部を設けることで、前記CO2排出量算出部で算出された二酸化炭素排出量に基づいた瞬間二酸化炭素排出量が予測演算される。
このため、車両の運転を最適化させる為に必要となる瞬間二酸化炭素排出量に基づいて、前記地球型絵図記憶部内の絵図データが、前記地球型絵図選択部によって選択されて、前記ディスプレイ部に表示される。
したがって、乗員は、加速時等、瞬間的な二酸化炭素排出量の増大を抑制するように、心がけた運転を容易に行えて、運転の最適化を図れる。
そして、良好な燃費若しくは二酸化炭素の排出量値である場合には、円形の絵図データが、前記表示出力部から、前記ディスプレイ装置へ出力されると共に、燃費若しくは二酸化炭素の排出量値が悪化した場合には、一部欠落した円形を呈する絵図データが、前記表示出力部から、前記ディスプレイ装置へ出力されるようにしてもよい。
このため、燃費若しくは二酸化炭素の排出が、地球に与える影響を前記ディスプレイ装置の環境影響表示領域に、表示される表示データの形状の変化から、直感的に認識出来て、乗員に、運転の最適化を促すことができる。
更に、良好な燃費若しくは二酸化炭素の排出量値である場合には、表示データが安全色を呈して、前記表示出力部から、前記ディスプレイ装置へ出力されると共に、燃費若しくは二酸化炭素の排出量値が悪化した場合には、表示データが警告色の度合いを増して変更されて、前記表示出力部から、前記ディスプレイ装置へ出力されるようにしてもよい。
ここで、安全色及び、警告色としては、青色及び赤色等の相違する色彩のみならず、青色等単色の濃淡も、色彩の変化として採用してもよい。
このため、燃費若しくは二酸化炭素の排出が、地球に与える影響を前記ディスプレイ装置の環境影響表示領域に、表示される表示データの色彩の変化から、直感的に認識出来て、乗員に、運転の最適化を促すことができる。
そして、請求項8に記載されたものは、燃費算出部からの燃費値又は二酸化炭素排出量算出部からの二酸化炭素の排出量に応じて、環境悪化度合絵図と環境悪化度合絵図隠し図とを重ね合わせて表示させるので、必要とされる画像データが、ディスプレイ部に表示される環境悪化度合絵図と、この環境悪化度合絵図を覆い隠すための環境悪化度合絵図隠し図との2つの画像データだけであり、環境悪化度合絵図データを絵図記憶部に複数記憶させて、燃費値又は二酸化炭素の排出量に応じた環境悪化度合絵図データを択一的に読み取ってディスプレイ部に表示させる請求項1の発明に比べて、画像データを少なくでき、絵図記憶部としてのメモリの使用量が節約でき、結果として車両用表示装置の製造コストの増大を抑制できる。
次に、図面に基づいて、この発明を実施するための最良の実施の形態の車両用表示装置について、図1乃至図11を用いて、説明する。なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
図1乃至図7は、この発明の最良の実施の形態の実施例1の車両用表示装置20を示すものである。
まず、全体の構成について説明すると、この実施例1の車両用表示装置20は、図2に示すように、車両21の乗員室22内の前方に位置するインストルメントパネル23に設けられたコンビネーションメータ24内に設けられている。
このコンビネーションメータ24は、左,右に一対のタコメータ部27及びスピードメータ部28が配設された文字盤25を有していて、この文字盤25の車幅方向略中央には、前記タコメータ部27及びスピードメータ部28間に位置して、ディスプレイ部としての液晶表示装置26が、設けられている。
この液晶表示装置26は、車両21上下方向に沿って長手方向を有する縦長の長方形形状を呈し、前記乗員室22側に露出する表示面部26aを有している。
この表示面部26aの上部には、車両21の燃費若しくは二酸化炭素の排出量を、例えば、円形等の環境悪化度合絵図データとしての地球型絵図データで表現して表示する環境影響表示領域26bが、設けられている。
この実施例1の環境影響表示領域26bには、図7に示すように、前記燃費値、若しくは二酸化炭素の排出量に応じて、各地球型絵図(表示データa〜表示データe)を、選択すると共に、選択された地球型絵図の何れか一つを、環境への影響度に応じて、表示するように構成されている。
また、この液晶表示装置26の下部には、マルチ表示領域26cが設けられていて、図6に示すように、隣接配置されるプッシュノブスイッチ26dの押圧によって、「オドトリップ表示」、「時計表示」、「外気温表示」、平均CO2排出量値及び瞬間CO2排出量値を表示する「CO2排出量表示」、「森林資源減少量表示」と切り換えられて、再び、「オドトリップ表示」が表示されるように構成されている。
次に、図1を用いて、この液晶表示装置26に接続されて、表示を制御する表示制御部30の構成について説明する。
この実施例1の表示制御部30は、CAN配線によって、燃料噴射弁5の燃料噴射量データ6が、燃費値を計算する燃費算出部31に取り込まれるように接続されている。
また、この表示制御部30には、外気温センサ32が、接続されていて、外気温センサデータ33が、入力されるように構成されている。
更に、この表示制御部30には、イグニッションスイッチ34が接続されていて、イグニッションONデータ35が入力するように構成されている。
また、この表示制御部30には、メモリ等によって構成される地球型絵図記憶部としての地球型絵図記憶部41が設けられている。
この地球型絵図記憶部41には、予め設定された燃費値に対応して、前記異なる表示データa〜eが出力されるように、地球型絵図の表示データa〜eが複数、記憶されている。
この実施例1の地球型絵図の表示データa〜eは、図7に示すように、環境への影響度に応じて、前記液晶表示装置26の環境影響表示領域26bに出力される地球型絵図の表示データa〜eが、良好な燃費若しくは二酸化炭素の排出量値である場合には、円形(例えば、表示データa、b)で、燃費若しくは二酸化炭素の排出量燃費値が悪化した場合には、一部欠落した円形(例えば、表示d、e)を呈する絵図データが、複数枚記憶されていて、これらの絵図データのうち一枚が、影響の段階に応じて、適宜選択されるように構成されている。
すなわち、この表示制御部30には、図1に示すように、前記燃費値に応じて、地球型絵図の表示データa〜eを、選択して、選択された地球型絵図の表示データa〜eの何れかを表示出力部36へ送出する地球型絵図選択部40が設けられている。
この地球型絵図選択部40では、図3に示すように、Step1で、燃費若しくは二酸化炭素の排出量の演算が開始されると、Step2では、現在の燃費若しくは二酸化炭素の排出量が取り込まれて、Step3で、先読みロジックが実行される。
この実施例1では、図1に示すように、前記表示制御部30に、燃費予測部51を有する燃費先読み部50が、CO2排出量算出部52と共に、設けられている。
このうち、前記燃費予測部51及び、燃費先読み部50では、前記表示制御部30に入力された燃料噴射量データ6に基づいて、図4,図5に示すような先読みロジックを実行するように構成されている。
この先読みロジックでは、Step4で、t時間毎に燃料噴射量が取得されると共に、Step5で、n個分における燃料噴射量の平均化が行われる。
これにより単位時間当たりの燃料噴射量が算出されて、図5に示すように、T時間後の燃料噴射量が、過去の時刻t1〜tnにおける燃料噴射量の傾向から算出されることより、この先読みロジックで得られたT時間後の燃料噴射量と、現在の状態から、環境への影響が良いか悪いかが、判断される。
この実施例1では、良いと判断された場合に表示される地球型絵図の表示データaから、悪いと判断される場合に表示される地球型絵図の表示データeまでの5段階の絵図データa〜eが、前記Step2で取り込まれた現在の状況との比較により、選択される絵図データが変更される。
すなわち、Step7では、先読みされた燃費が、現在の燃費より良い場合には、Step8へ進み、現状の表示より地球が丸い方向(例えば、表示cから表示b又はa)へ選択する地球型絵図の表示データを変更する。
また、Step7で、先読みされた燃費が、現在の燃費より悪い場合には、Step9へ進み、現状の表示より欠落面積が増大する方向(例えば、表示cから表示d又はe)へ選択する地球型絵図を変更する。
そして、Step10では、選択された地球型絵図の表示データa〜eは、図1に示す前記表示出力部36によって、液晶表示装置26の環境影響表示領域26bに出力されて、地球環境への影響度に応じた状態として表示されるように構成されている。
また、前記CO2排出量算出部52では、前記燃料噴射弁5から前記表示制御部30に入力された燃料噴射量データ6に基づいて、前記燃費算出部31で計算された燃費値を、二酸化炭素排出量に変換する。
すなわち、この実施例1のStep6では、前記表示制御部30に設けられたCO2排出量算出部52で、現在の燃料噴射量から、下記数式1が用いられて、CO2排出量値が、算出される。
このCO2排出量算出部52で算出されたCO2排出量値は、前記表示出力部36へ送出されると共に、この表示制御部30に設けられた森林資源換算部53へ送出される。
この森林資源換算部53では、前記CO2排出量算出部52で、変換されたCO2排出量値を、相当する森林資源の減少量として換算するように構成されている。
この実施例1では、森林資源の減少量は、森林量:CO2排出量(kg)×0.305m^2/kg、として換算される。
この森林資源換算部53によって、換算された森林資源の減少量は、前記表示出力部36を介して、図1に示される前記液晶表示装置26のマルチ表示領域26cに出力表示されるように構成されている。
更に、この実施例1では、前記CO2排出量算出部52で、下記数式2が用いられて、車両21から排出されるCO2排出量の平均値を示す平均CO2量値が算出される様に構成されている。
また、この実施例1では、前記CO2排出量算出部52で、下記数式3が用いられて、車両21から排出されるCO2排出量の瞬間値を示す瞬間CO2量値が算出されるように構成されている。
これらの平均CO2量値及び瞬間CO2量値は、前記CO2排出量算出部52から、前記表示出力部36を介して、前記液晶表示装置26のマルチ表示領域26cに出力表示されるように構成されている。
この実施例1のマルチ表示領域26cは、図6中の表示例に示すように、隣接配置された前記プッシュノブスイッチ26dを押圧する度に、「オドトリップ表示」、「時計表示」、前記外気温センサ32から取り入れられた外気温データを表示する「外気温表示」、前記平均CO2量値を表示する「平均CO2排出量表示」、前記瞬間CO2量値を表示する「瞬間CO2排出量表示」及び、前記平均CO2排出量から算出された森林資源相当量を表示する「森林資源相当量表示」を順次表示すると共に、再び、「オドトリップ表示」が表示されるように構成されている。
次に、この実施の形態の実施例1の車両用表示装置20の作用効果に付いて説明する。
この実施例1では、前記車両21のイグニッションスイッチ34から、イグニッションONデータ35が、前記車両用表示装置20の表示制御部30に出力されると、前記液晶表示装置26が起動して、表示制御部30によって、表示されるデータの出力制御が開始される。
エンジンの始動により、CANを介して、燃料噴射量データ6が、燃料噴射弁5から前記表示制御部30に送られると、この表示制御部30の燃費算出部31では、この燃料噴射データ及び図示省略の走行距離データ等から、燃費が計算される。
そして、図3に示すように、この燃費値から換算される二酸化炭素の排出量が、環境へ与える影響度に応じて、前記地球型絵図記憶部41内から前記地球型絵図選択部40によって、何れかの地球型絵図の表示データa〜eが、前記Step7で選択される。
すなわち、この実施例1では、前記表示制御部30の表示出力部36から、選択された地球型絵図の表示データa〜eが、環境への影響度が、現状より良くなるか、或いは悪くなるかの判断に応じて、選択され、前記液晶表示装置26の環境影響表示領域26bに出力されて、表示される。
例えば、環境への影響が大きい場合の地球型絵図の表示d,e等と、小さい場合の地球型絵図の表示データa,b等とが段階的に分けられて表示されて、Step10で運転状況に応じて、将来の地球の状態がどのようになるかが示唆される。
このため、乗員は、環境影響表示領域26bに表示された地球型絵図の表示データa〜eの変化を見るだけで、運転の善し悪しを瞬読出来、地球環境への負荷度合いが、容易に認識できる。
しかも、この実施例1では、Step8及びStep9で、平均燃費に比して、T時間後の瞬間燃費が、良いか悪いか、すなわち、T時間後の環境に影響を与えるCO2排出量が多いか少ないかを、判断基準として、表示データa〜eを変化させている。
従って、今後の運転状態の良悪の指標として、環境影響表示領域26bに出力される地球型絵図の表示データa〜eが、T時間後(例えば、1秒後)変化することにより、CO2を実際に多く排出する前に、運転操作を環境に配慮したものとなるように最適化できる。
しかも、環境への貢献度が瞬読出来る環境影響表示領域26bが、前記燃費値等を表示する為のマルチ表示領域26cを有する縦型の液晶表示装置26の上部の一部に設定されている。
このため、別途、表示デバイスを設ける必要が無く、部品点数の増大を抑制出来る。
更に、この実施例1では、図1に示すように、前記コンビネーションメータ24のうち、左,右に一対配設されたタコメータ部27及びスピードメータ部28間に、車両21上下方向に沿って長手方向を有する縦長の長方形形状を呈した液晶表示装置26が配設されていると共に、この縦型の液晶表示装置26の上部と下部とに、前記環境影響表示領域26bと、前記マルチ表示領域26cを分散させて配置している。
このため、左,右のタコメータ部27及びスピードメータ部28の外縁部形状と、これらの環境影響表示領域26b及び、マルチ表示領域26cとが重複しにくく、例えば、液晶表示装置26の上下方向の略中央部を一部、これらの外縁部と近接若しくは重ねても、これらの環境影響表示領域26b及び、マルチ表示領域26cの視認性が損なわれること無く、文字盤25の表示スペース効率が良好である。
また、この実施例1では、前記プッシュノブスイッチ26dの押圧で、「オドトリップ表示」等の表示切り換えが行われるマルチ表示領域26cに、図6に示すように、「平均CO2排出量表示」及び「瞬間CO2排出量表示」を表示させることができる。
このため、「平均CO2排出量値」及び「瞬間CO2排出量値」を数値で瞬読したい場合の利便性が良好であると共に、乗員に環境への貢献度を認識させるために、液晶表示装置を、別途設ける必要が無い。
しかも、従来のタコメータのように、別のアナログ指針等の表示装置を切換えて用いる必要も無い。
従って、この実施例1では、コンビネーションメータ24内の表示計器の増大が抑制されて、前記文字盤25の配置レイアウトの自由度を向上させることができる。
また、切換えが不要であるので、他の表示機能、すなわち、タコメータによるエンジン回転数の表示や、或いはスピードメータによる車速の表示を同時に行って視認させることが出来、従来のように、何れか一方の機能のみしか用いることができないものに比して、使用利便性が良好である。
更に、図1に示されるように、前記地球型絵図記憶部41に、複数記憶された地球型絵図の表示データa〜eが、前記表示制御部30に設けられた地球型絵図選択部40により、前記燃費算出部31で計算された燃費値に基づいて選択されて、前記表示出力部36から、前記液晶表示装置26へ出力される。
前記液晶表示装置26の環境影響表示領域26bでは、環境への負荷や貢献度に応じた複数の異なる種類の地球型絵図の表示データa〜eのうち、運転状況によって対応する地球型絵図が、一つ選択されて、表示される。
この実施例1の地球型絵図の表示データa〜eでは、基本は円形の地球型絵図の表示データaから、一部形状が欠落した地球型絵図の表示データb〜eでは、欠落割合が、徐々に大きくなるように、異なる大きさに設定されている。
このため、従来のようなデジタル表示による数字表示に比して、環境への貢献度を直感的に把握しやすく、また、アナログ表示部によるアナログ指針で示された目盛り表示に比して、瞬読性に優れている。
また、この実施例1では、燃費算出部31で計算された燃費値は、前記液晶表示装置26のマルチ表示領域26cに出力される燃費表示に用いる前記「平均CO2排出量値」及び「瞬間CO2排出量値」を演算する際に用いる燃費値データと、共用できる。
このため、別途、燃費値を計算する演算回路や、燃費検出センサ等を設ける必要が無く、更に、構成を簡略なものとすることができる。
更に、前記表示制御部30に入力された燃料噴射量データに基づいて、前記燃費算出部31で計算された燃費値が、前記CO2排出量算出部52で、前記数式1が用いられて、二酸化炭素排出量に変換されて、CO2排出量値が、得られる。
そして、この燃費データから演算されたCO2排出量値に基づいて、前記液晶表示装置26の環境影響表示領域26bに対して、前記地球型絵図記憶部41の対応する地球型絵図の表示データa〜eが出力されて表示される。
このため、この実施例1では、別途、CO2の排出量を検出するCO2センサや、排出量を検出するエアフロセンサ等の二酸化炭素を実測する機器を設ける必要が無い。
従って、例えば、従来から燃費計算に用いられている燃料噴射弁5から得られる燃料噴射量データを用いて、CO2センサ等の部品点数を減少させて、製造コストの増大を抑制出来る。
また、前記表示制御部30に設けられた森林資源換算部53が、前記CO2排出量算出部52で、変換されたCO2排出量値を、相当する森林資源の減少量として換算する。
換算された森林資源の減少量は、前記表示出力部36を介して、マルチ表示領域26cに、面積を単位とする森林資源相当量として、例えば、○○平方メートルと表示される。
このため、乗員は、運転状況に対応する森林資源の減少量を、森林面積ととして一目で把握できる。
この実施例1のように、森林の面積に相当する表示が行われる方が、例えば、二酸化炭素排出体積量が、数値で表示される場合に比して、現実的に乗員が捉えやすい。
よって、更に、乗員は、CO2排出量の増大を抑制する運転を心がける等、効果的に車両の運転を最適化させることが出来る。
また、この実施例1では、前記表示制御部30に設けられた燃費先読み部50によって、前記燃費算出部31で計算された燃費値に基づいて、燃費が先読みされる。
このため、先読みされた燃費を、前記CO2排出量算出部52で換算するだけで、現在の運転状況から、数秒後のCO2排出量が、容易に予測出来るため、更に、実際に二酸化炭素を大量に排出する前に、CO2排出量の増大を抑制する運転を心がける等、効果的に車両の運転を最適化させることが出来る。
図8は、この発明の実施の形態の実施例2の車両用表示装置に用いられる地球型絵図の表示データf〜jの一例を示すものである。
なお、前記実施の形態及び実施例1と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
この実施例2の地球型絵図の表示データf〜jでは、前記実施例1と略同様に構成されるメモリ等からなる前記地球型絵図記憶部41内に、予め設定されたCO2排出量に対応して前記地球型絵図の表示データf〜jを、前記環境影響表示領域26bに表示する為の地球型絵図の表示データf〜jが記憶されている。
これらの地球型絵図の表示データf〜jは、良好な燃費若しくは二酸化炭素の排出量値である場合には、安全色である明るく青色系の色彩(例えば表示f、g)で、地球型図形を表示すると共に、燃費若しくは二酸化炭素の排出量燃費値が悪化した場合には、警告色である暗く、赤色系の色彩(例えば、表示i、j)を呈する絵図データが、環境への影響の段階に応じて、前記地球型絵図選択部40で、適宜選択されるように構成されている。
他の構成及び作用効果については、前記実施の形態及び実施例1と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
図9は、この発明の実施の形態の実施例3の車両用表示装置120を示すものである。
なお、前記実施の形態及び実施例1及び2と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、この実施例3の車両用表示装置120の構成を、前記実施例1の車両用表示装置20の構成との相違点を中心に説明する。
この実施例3の車両用表示装置120では、表示制御部130の燃費算出部31によって算出された燃費データが、前記表示出力部36及び燃費予測部151に送出されるように構成されている。
この燃費予測部151では、前記数式2を演算する平均燃費判断部152と、瞬間燃費の変化量から燃費が急上昇していることを判断する燃費急上昇判断部153とが設けられていて、平均燃費近傍で、燃費が推移している場合には、前記地球型絵図として、円形に近い地球型絵図、例えば、表示データaが、良好な燃費若しくは二酸化炭素の排出量値であると判断されて、前記地球型絵図選択部40によって、前記表示出力部36から、前記液晶表示装置26の環境影響表示領域26bへ出力される。
また、平均燃費に比して、燃費が急上昇している場合には、燃費若しくは二酸化炭素の排出量値が悪化していると、前記地球型絵図選択部40によって、判断されて、一部欠落した円形を呈する絵図データ、例えば、表示データb又は、表示データc〜eが、前記表示出力部36から、前記液晶表示装置26の環境影響表示領域26bへ出力される。
このため、燃費若しくは二酸化炭素の排出が、地球に与える影響を前記液晶表示装置26の環境影響表示領域26bに、表示される地球型絵図の表示データa〜eの形状の変化から、直感的に認識出来て、乗員に、運転の最適化を促すことができる。
他の構成及び作用効果については、前記実施の形態及び実施例1,2と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
図10及び図11は、この発明の実施の形態の実施例4の車両用表示装置220を示すものである。
なお、前記実施の形態及び実施例1乃至3と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、この実施例4の車両用表示装置220の構成を、前記実施例1の車両用表示装置20の構成との相違点を中心に説明する。
この実施例4の車両用表示装置220では、図10に示すように、車両のエンジン200から延設される排気管部204のうち、エグゾーストパイプ201と、マフラー202に接続される触媒203との間に、排気ガスの風量を、検出可能なエアフロセンサ205と、排気ガス中の二酸化炭素濃度を検出可能なCO2センサ206とが設けられている。
また、表示制御部230には、CO2排出量算出部250が設けられていて、前記エアフロセンサ205で検出された風量データ207及び前記CO2センサ206で検出されたCO2濃度データ208が、このCO2排出量算出部250に入力するように接続されている。
このCO2排出量算出部250では、CO2排出量が、CO2排出量=CO2濃度データ×風量データの演算が行われることにより求められる。
更に、この表示制御部230には、平均CO2排出量予測部251と、瞬間CO2排出量演算部252とが設けられていて、前記CO2排出量算出部250で算出されたCO2排出量値データが、各々入力されるように構成されている。
このうち、この実施例4の平均CO2排出量予測部251では、30秒間に得られたCO2排出量値データの平均値が演算される。
また、この実施例4の前記表示制御部230に設けられた瞬間CO2排出量演算部252によって、前記CO2排出量算出部250で算出された二酸化炭素排出量に基づいた瞬間二酸化炭素排出量値が予測演算される。
前記地球型絵図選択部40では、この瞬間二酸化炭素排出量値を、前記平均CO2排出量予測部251から送られてくるCO2排出量値データの平均値と比較されて、前記地球型絵図記憶部41内から、対応する地球型絵図の表示データa〜e若しくは、表示データf〜jの何れか一つが選択される。
このように、車両の運転を最適化させる為に必要となる瞬間二酸化炭素排出量に基づいて、前記地球型絵図記憶部41内の地球型絵図の表示データa〜e等が、前記地球型絵図選択部40によって選択されて、前記液晶表示装置26の環境影響表示領域に表示される。
したがって、乗員は、加速時等、瞬間的な二酸化炭素排出量の増大を抑制するように、心がけた運転を容易に行えて、運転の最適化を図れる。
本実施例では、実施例1〜実施例4との共通部分の説明を省略し、実施例1〜実施例4と異なる部分を中心に説明する。
ところで、実施例1〜実施例4に係る地球型絵図選択部40では、地球の「満ち欠け」画像を複数枚、具体的には、例えば図1に示すように、地球型絵図の表示データa〜eの5枚の画像データを予め用意して、これらの画像データを随時選択して表示出力部36に出力することにより地球の「満ち欠け」画像を表示していた。
しかしながら、実施例1〜実施例4の構成では、少なくとも5枚の画像データが必要となるが、地球画像の変化の様子を滑らかに表現しようとすると、画像の枚数を増やす必要があるので、それに伴って、画像データのための占有メモリ量が増大し、製造コストが増大する可能性がある。
本実施例に係る地球型絵図表示部は、上記問題点を鑑みて構成されたものである。次に、この地球型絵図表示部を説明する。
図16において、符号40´は、実施例1〜実施例4に係る地球型絵図選択部40に対応する本実施例の地球型絵図表示部である。
本実施例の車両用表示装置では、DB41に、図16に示す地球画像PEと黒丸画像PCとの2つの画像データを予め記憶し、表示制御部30に基づいて、燃費算出部31からの燃費値又は二酸化炭素排出量算出部52からの二酸化炭素の排出量に応じて、地球画像PEと黒丸画像PCとを、これらの重ね合わせ量を変えて表示させることにより、図17および図18の表示k〜pに示すように、地球の「食」画像を表現し、黒丸画像PCによって覆い隠されない地球画像PEの領域の広さによって、燃費値又は二酸化炭素の排出量のランクを表示する。
地球画像PEおよび黒丸画像PCは、どちらも全体としては正方形画像となっており、地球画像PEでは、地球の画像がこの正方形画像領域の中央にほぼ内接しており、黒丸画像PCでは、黒丸の画像がこの正方形画像領域の中央にほぼ内接している。
地球画像PEの地球の背景画像は黒色であり、黒丸画像PCの黒丸の背景画像は透明となっているので、地球画像PEに黒丸画像PCを重ねて表示させると、地球画像PEが黒丸画像PCの黒丸の部分によってマスキングされた画像が表示される。
なお、本実施例では、地球画像PEおよび黒丸画像PCのサイズは、いずれもドット単位でSドット×Sドットである。
本実施例では、図17または図18に示すように、液晶表示装置26の環境影響表示領域26bに、この領域の左上端を原点とし、右方にx軸、下方にy軸とするx−y座標系が設定されている。
環境影響表示領域26b上における地球画像PEまたは黒丸画像PCの表示位置は、これらの画像の左上端のドット位置をそれぞれ座標値(x,y)により指定することにより設定される。
本実施例では、図17および図18の図(a)〜図(f)に示すように、黒丸画像PCをM倍(Mは最大拡大率,M>1)に拡大して地球画像PEの右端側中央位置に外接させた状態から、徐々に縮小させつつ地球画像PEと重なる方向に移動させ、丁度、黒丸画像PCの画像の拡大率mがm=1になったときに、黒丸画像PCと地球画像PEとが完全に重なるように地球型絵図表示部40´を構成している。
次に、その構成を具体的に説明する。
図16に示すように、地球型絵図表示部40´は、表示状態決定部40aと、画像サイズ算出部40bと、画像サイズ変換部40cと、表示座標算出部40dと、画像処理部40eとによって構成されている。
表示状態決定部40aは、前段(例えば、実施例1では、燃費先読み部50、CO2排出量算出部52)の処理によって得られた出力値のデータに基づいて、図3に示すStep7〜Step9の処理と同様の処理を実行する。
すなわち、表示状態決定部40aでは、CO2排出量が多い場合には、現状の表示より地球が欠けの状態が大きくなるように、地球の「食」画像の表示状態を示す表示状態変数nの値を増大させ、CO2排出量が少ない場合には現状の表示より地球の欠けの状態が小さくなるように表示状態変数nの値を減少させる。
表示状態変数nには、図17および図18の表示k,l,m,n,o,pに対して、それぞれn=0,1,2,3,4,5の値が対応している。なお、表示状態変数nは、一般に0≦n≦Nの整数値をとる。
整数値Nは、黒丸画像PCを段階的に移動させる際の総ステップ数となっており、2≦N≦S(画像サイズのドット数)の範囲では、Nの値を大きくすればするほど黒丸画像PCの1ステップ当たりの移動量が小さくなり、地球の「食」の変化が一層滑らかに表わされる。
画像サイズ算出部40bは、総ステップ数Nと最大拡大率Mと表示状態変数nとから、黒丸画像PCを拡大または縮小させる際の画像拡大率mを表示状態変数nに対応して算出する。
画像サイズ変換部40cは、画像拡大率mに応じて、黒丸画像PCをm倍した拡大画像PC´の画像データを生成し、DB41に格納する。
表示座標算出部40dは、画像サイズ値Sと最大拡大率Mとに基づき、黒丸画像PCのy方向の最大シフト量yと、黒丸画像PCの表示座標(x,y)とを算出する。
画像処理部40eは、拡大画像PC´の表示位置を表示座標(x,y)に設定して、さらに地球画像PEを環境影響表示領域26bの座標原点(0,0)に表示させ、拡大画像PC´を表示座標(x,y)に重ねて表示させた合成画像データを生成し、表示出力部36に出力する。
次に、図3に示すStep10における処理の内部処理を図19に示すフローチャート図を参照しつつ説明する。
Step11では、表示状態決定部40aにおいて、予めDB41に格納された地球画像PEおよび黒丸画像PCの画像サイズ値Sと、黒丸画像PCの最大拡大率Mと、総ステップ数Nと、上述のStep7〜Step9と同様の処理において決定された表示状態変数nとを取得し、次の処理に進む。
Step12では、画像サイズ算出部40bにおいて、総ステップ数Nと最大拡大率Mと表示状態変数nとから、黒丸画像PCの拡大率mを次式によって算出する。
具体的には、数式
によって、表示状態変数nに対応する画像拡大率mを算出し、次の処理に進む。
Step13では、画像データ変換部40cにおいて、画像拡大率mに応じて、黒丸画像PCをm倍のサイズに拡大した拡大画像PC´を生成し、DB41に格納し、次の処理に進む。
Step14では、表示座標算出部40dにおいて、画像サイズ値Sと最大拡大率Mとに基づき、数式
によって、黒丸画像PCの最大シフト量yを算出し、さらに、数式
によって、黒丸画像PCの表示座標(x,y)を算出し、次の処理に進む。
Step15では、画像処理部40eにおいて、拡大画像PC´の位置を表示座標(x,y)に設定し、次の処理に進む。
Step16では、画像処理部40eにおいて、地球画像PEを環境影響表示領域26bの座標原点(0,0)に表示させ、拡大画像PC´を表示座標(x,y)に重ねて表示させた合成画像データを生成し、表示出力部36に出力して、Step10の処理を終了する。
そして、表示出力部36では、上記の合成画像データに基づく画像を環境影響表示領域26bに表示させる。
なお、本実施例では、Step10の処理を行うプログラムのデータサイズが、1枚分の画像データのデータサイズに比べて小さくなっている。
数式(1),(3),(4)によれば、表示状態変数nが0からNに上昇するにつれて、黒丸画像PCの画像拡大率mは図20(a)に示すようにMから1まで直線的に減少し、黒丸画像PCの表示座標のx座標xは図20(b)に示すようにSから0まで直線的に減少し、黒丸画像PCの表示座標のy座標yは図20(c)に示すように−y(y>0)から0まで直線的に増大する。
図17および図18に示すように、Step11〜Step16の処理によって、表示状態変数nの値をn=0から徐々にn=1,2,3,4,5と増加させると、地球の画像が右側から徐々に欠けて、それぞれ表示kから表示pまで地球の「食」のような画像が表示される。
なお、図17および図18において実際に表示される画像は、座標値にして、0≦x≦S,0≦y≦Sの環境影響表示領域26bの部分だけであり、この領域の外側には拡大画像PC´は表示されない。
次に、本実施例に係る発明の効果を説明する。
上述したように、本実施例では、黒丸画像PCをM倍に拡大して地球画像PEの右端側中央位置に外接させた状態から、徐々に縮小させつつ地球画像PEと重なる方向に移動させ、丁度、黒丸画像PCの画像の拡大率mが1になったときに、黒丸画像PCと地球画像PEとが完全に重なるように構成している。
このため、黒丸画像PCの黒丸画像部分が地球画像PEの地球画像部分に右側から徐々に重なり始める際には、黒丸画像部分の曲率は地球画像部分の曲率より大きくなっており、地球画像の欠け始めにおいて、地球画像が滑らかに欠けて行くので見映えがよい。
また、総ステップ数Nを大きく設定することにより、地球の「食」の変化の様子を滑らかに表現することができ、特に総ステップ数Nを画像サイズ値Sに設定すれば、黒丸画像PCを1ドット単位で移動させることができるので、一層滑らかに地球の「食」の変化の様子を表現することができる。
なお、黒丸画像PCの拡大時の解像度を地球画像PEの解像度に一致させれば、拡大時にジャギーが表れにくく見映えがよい。
さらに、本実施例に係る地球型絵図表示部40´の地球の「食」表示では、実施例1〜実施例4に係る地球型絵図選択部40の地球の「満ち欠け」表示に比べて画像データが4枚分少なく、しかも黒丸画像PCの画像データDCは、データの保存形式によっては地球画像PEの画像データDEよりも小さくできるので、本実施例では画像データを削減できる。
また、地球型絵図表示部40´において、Step10の処理を行うプログラムが地球型絵図選択部40において画像選択の処理を行うプログラムに比べて多少データサイズが大きくなっても、本実施例では、Step10の処理を行うプログラムのデータサイズが1枚分の画像データのデータサイズに比べて小さくなっているので、プログラムのデータサイズを含めても総データ量が削減でき、これによりメモリの使用領域が節約できて、結果として装置の製造コストの増大を抑制できる。
なお、本実施例では、第1の環境悪化度合絵図を地球画像PEとし、第2の環境悪化度合絵図を黒丸画像PCとして、地球の「食」のような画像により燃費値又は二酸化炭素の排出量のランクを表示したが、第2の環境悪化度合絵図によって覆い隠されない第1の環境悪化度合絵図の領域の広さによって、燃費値又は二酸化炭素の排出量のランクが表示されれば、第1の環境悪化度合絵図と第2の環境悪化度合絵図とは、どのような画像であってもよい。
例えば、第1の環境悪化度合絵図を生い茂った森林の画像とし、第2の環境悪化度合絵図を枯れた森林の画像などにしてもよい。
また、第1の環境悪化度合絵図を宇宙から見た地球の画像とし、第2の環境悪化度合絵図を三日月型の黒色マスク画像として、実施例1〜実施例4と同様の地球の「満ち欠け」のような画像を表示させてもよい。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態及び実施例1乃至4を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
即ち、前記実施の形態及び実施例1では、前記燃費先読み部50及び燃費予測部51を設けたものを示して説明してきたが、特にこれに限らず、例えば、前記表示制御部30に入力された燃料噴射量データに基づいて、前記燃費算出部31で計算された燃費値を、二酸化炭素排出量に変換するCO2排出量算出部52に、直接、送出して、瞬間CO2排出量に応じて、各地球型絵図(表示データa〜表示データe)が、選択されて、環境への影響度に応じて、表示するように構成されていてもよい。
また、地球型絵図の表示データa〜e若しくは、表示データf〜jの図柄についても、特に限定されるものではなく、CO2排出量の増大又は燃費の悪化に伴って、視覚的に地球環境が悪化することを訴えかけるものであれば、宇宙から見た地球の画像、氷山の画像、森林の画像、氷河の画像等の気温上昇によって、まともに影響される環境要素を画像化したもの等、どのような形状、数量及び色彩であってもよいことは当然であり、これらの組み合わせが、特に限定されるものではない。
また、この実施の形態の実施例1乃至4では、ディスプレイ部として、液晶表示装置26が用いられているが、特にこれに限らず、例えば、有機EL表示装置や、電界放出ディスプレイ(FED:Field Emission Display)装置等、表示出力部の出力制御によって、地球型絵図を変化させることができるものであるならば、どのような表示装置であってもよい。
この発明の最良の実施の形態の実施例1の車両用表示装置で、システム全体の構成を説明するブロック図である。 実施の形態の実施例1の車両用表示装置が適用された車両の室内の様子を示す模式的な斜視図である。 実施の形態の実施例1の車両用表示装置で、主な画像表示出力制御を説明するフローチャート図である。 実施の形態の実施例1の車両用表示装置で、先読みロジックのサブルーチンを説明するフローチャート図である。 実施の形態の実施例1の車両用表示装置で、先読みロジックを説明する概念的なタイミングチャート図である。 実施の形態の実施例1の車両用表示装置で、マルチ表示領域の表示例を説明する遷移図である。 実施の形態の実施例1の車両用表示装置で、環境影響表示領域に表示される地球型絵図例を説明する遷移図である。 実施の形態の実施例2の車両用表示装置で、環境影響表示領域に表示される地球型絵図例を説明する遷移図である。 この発明の最良の実施の形態の実施例3の車両用表示装置で、システム全体の構成を説明するブロック図である。 この発明の最良の実施の形態の実施例4の車両用表示装置で、エンジン及び排気管部に設けられたCO2センサ及びエアフロセンサの位置関係を説明する模式的な斜視図である。 この発明の最良の実施の形態の実施例4の車両用表示装置で、システム全体の構成を説明するブロック図である。 従来例の車両用燃費表示装置で、システム全体の構成を説明するブロック図である。 一従来例の車両用燃費表示装置で、アナログメータ表示装置の正面図である。 他の従来例の車両用燃費表示装置で、アナログメータ表示装置の正面図である。 その他の従来例の車両用燃費表示装置で、デジタル表示された燃費表示の一例を示す正面図である。 実施例5に係る地球型絵図表示部、DB、およびDBに格納される地球画像と黒丸画像との画像データの構成を示す概略構成図である。 図17および図18は、地球の「食」画像の表示状態を示しており、図の(a)〜(f)は、この順に地球が「食」により、順次右側から欠けていく状態を示している。 図17および図18は、地球の「食」画像の表示状態を示しており、図の(a)〜(f)は、この順に地球が「食」により、順次右側から欠けていく状態を示している。 図3に示すStep10における処理の内部処理を示すフローチャート図である。 図の(a)〜(c)は、それぞれ数式(1),(3),(4)のグラフを示している。
符号の説明
20,120,220 車両用表示装置
1 車両
2 液晶表示装置(ディスプレイ部)
26b 環境影響表示領域
26c マルチ表示領域
30,130,230 表示制御部
3 燃費算出部
4 表示出力部
5 地球型絵図選択部
6 地球型絵図記憶部
51,151 燃費予測部
7 CO2排出量算出部
8 森林資源換算部
152 平均燃費判断部
153 燃費急上昇判断部
205 エアフロセンサ
206 CO2センサ
252 瞬間CO2排出量演算部
a〜e,f〜j 地球型絵図データ(環境悪化度合絵図データ)
PE 地球画像(環境悪化度合絵図)
PC,PC´ 黒丸画像(環境悪化度合絵図隠し図)

Claims (8)

  1. 燃費算出部と、
    該燃費算出部で算出される燃費値に基づいて二酸化炭素の排出量を算出するCO2排出量算出部と、
    前記燃費算出部で算出される燃費値又は前記CO2排出量算出部からの二酸化炭素の排出量のランクに応じた環境悪化度合絵図データを複数記憶する絵図記憶部とを表示制御部が備え、
    該表示制御部に基づいて、前記燃費算出部からの燃費値又は前記二酸化炭素排出量算出部からの二酸化炭素の排出量に応じて、前記絵図記憶部から環境悪化度合絵図データを択一的に読み取って前記ディスプレイ部に表示することを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記表示制御部は、前記絵図記憶部から読み取った環境悪化度合絵図データの他に、前記燃費算出部で算出された燃費値を前記ディスプレイ部に表示することを特徴とする請求項1記載の車両用表示装置。
  3. 前記表示制御部は、絵図記憶部に記憶されている絵図データが宇宙から見た地球画像であることを特徴とする請求項1及び2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記表示制御部は、前記CO2排出量算出部で変換された二酸化炭素排出量を、相当する森林資源の減少量として換算する森林資源換算部を有して、該森林資源換算部によって換算された森林資源の換算値を前記ディスプレイ部に表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用表示装置。
  5. 前記表示制御部は、前記燃費算出部で計算された燃費値に基づいて燃費を先読みする燃費先読み部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用表示装置。
  6. 前記環境悪化度合絵図データは、良好な燃費値又は二酸化炭素排出量である場合には、円形画像であり、また良好な燃費値又は二酸化炭素排出量でない場合には、その度合いに応じて一部欠落の度合いを増大している画像であることを特徴とする請求項1〜3に記載の車両用表示装置。
  7. 前記環境悪化度合絵図データは、良好な燃費値又は二酸化炭素排出量である場合には、安全色画像であり、また良好な燃費値又は二酸化炭素排出量でない場合には、その度合いに応じて警告色の度合いを増大している画像であることを特徴とする請求項1〜3に記載の車両用表示装置。
  8. 燃費算出部と、
    該燃費算出部で算出される燃費値に基づいて二酸化炭素の排出量を算出するCO2排出量算出部と、
    前記燃費算出部で算出される燃費値又は前記CO2排出量算出部からの二酸化炭素の排出量に応じて表示される環境悪化度合絵図の画像データを複数記憶する絵図記憶部と、
    を表示制御部が備え、
    前記絵図記憶部にディスプレイ部に表示される環境悪化度合絵図と、該環境悪化度合絵図を覆い隠すための環境悪化度合絵図隠し図との2つの画像データが予め記憶され、
    前記表示制御部に基づいて、前記燃費算出部からの燃費値又は前記二酸化炭素排出量算出部からの二酸化炭素の排出量に応じて、前記環境悪化度合絵図と前記環境悪化度合絵図隠し図とを重ね合わせて表示させ、
    前記環境悪化度合絵図隠し図によって覆い隠されない前記環境悪化度合絵図の領域の広さによって、前記燃費値又は二酸化炭素の排出量を表示することを特徴とする車両用表示装置。
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