JP2009299736A - 弁構造とこれを用いた二方弁及び三方弁 - Google Patents

弁構造とこれを用いた二方弁及び三方弁 Download PDF

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Abstract

【課題】弁棒が弁ガイドで摺動自在に案内され、弁室内に形成された弁孔を開閉する二つの弁体を直線上に配置し、より小さな駆動力で弁体による弁孔の開閉を可能にすると共に、弁全体の小型化を図ることができる弁構造を提供する。
【解決手段】両側に弁孔33、34が設けられた弁箱体31の弁室32内に、両側の弁孔33、34を交互に開閉するよう一体に移動する一対の弁体42、42を収納し、この両弁体42、42間に弁室32内へ開口する空所46を形成し、前記空所46に、その軸心を駆動軸41の軸心よりも外れた位置で駆動軸41に連結され、駆動軸41の軸心を中心に旋回するようになっている開閉軸48を前記開口から挿入し、この開閉軸48に該開閉軸48の回動で両弁体42、42を選択的に閉弁位置に押圧するカム49を設け、このカム49は、弁体押圧面が一定範囲にわたり円弧状に形成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、流体の流れを開閉したり切り換えるための弁構造と、この弁構造を用いて構成した二方弁及び三方弁に関する。
例えば、管路を流れる各種流体の流れを開閉するには二方弁が用いられ、また、流体の流出経路を切り換えたり、流体の流れを切り換える場合は三方弁が用いられている。
従来、二方弁及び三方弁には、ボールバルブを用いるのが一般的である。このボールバルブは、図7(b)に示すように、弁箱体1に弁室2とその両側に流入通路3と流出通路4を連通するように設け、前記弁室2内で流入通路3と流出通路4に導通する部分に設けたシートパッキン5と6の間にボール弁体7を摺接自在に配置し、ステッピングモータ等の電動アクチュエータ8により、あるいは手動操作によりボール弁体7を回動させることにより、流入通路3と流出通路4の連通を開閉する構造になっている。
なお、図7(b)は、二方弁の例を示しているが、三方弁の場合は、弁箱体とボール弁体7の下部に流入通路を設けて図示の両側が流出通路となり、ボール弁体7の回動で流入通路に対する両流出通路の導通を選択的に切り換えるようになっている。
このような、ボールバルブは、シートパッキン5、6とボール弁体7間の気密精度が要求されるため、ボール弁体7の高い加工精度が必要であり、しかも、シートパッキン5、6の摩擦抵抗を減じるために、高価な四フッ化エチレン樹脂を使用しているので、製品のコストが高くつくという問題がある。
また、シートパッキン5と6間にボール弁体7を摺接自在に配置した構造のため、経年変化で摩擦抵抗が高くなり、ボール弁体7を回動させるのに必要な操作力が過大になるという問題も生じていた。
そこで、ボールバルブ構造に対して、平弁(リフト弁)式の弁体を開閉するようにし、ボールバルブ構造でのコストや摩擦抵抗等の上記問題を解決しようとする二方弁及び三方弁が提案されている。
図7(a)は、従来提案されている平弁式三方弁の第1の例を示し、弁箱体11に、弁室12とその両側に弁孔13、14を介して連通する流出通路15、16と、弁室12の下部で連通する流入通路17を設け、前記弁室12内に両側弁孔13、14を交互に開閉するための弁体18を、弁軸ガイド19、20で弁孔13、14と同軸心に支持した弁軸21に取り付けることにより、この弁軸21によって弁孔13、14間を移動するように配置し、弁箱体11に固定した電動アクチュエータ22のスピンドル23に設けた偏心ピン24を、弁体18の上部に設けた周方向の溝25に係合し、スピンドル23の回転による偏心ピン24の回動で、弁体18を弁軸21と共に左右何れかに動かし、流入通路17と両流出通路15、16の連通を切り換える構造になっている(例えば、特許文献1参照)。
また、第2の例の三方弁としては、上記と同様の三方弁において、両側弁体を弁体ガイドで軸方向に移動可能となるよう直接支持し、両弁体間で軸心から離れた位置に設けた偏心カムを電動アクチュエータのスピンドルに連結した回転軸に取付け、この偏心カムの回転で両側の弁体を選択的に押圧して流入通路と両流出通路の連通を切り換えるようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
更に、第3の例の三方弁として、弁体を移動させるため、電動アクチュエータで回転する弁軸に揺動レバーを取付け、その先端を両側弁体の間に形成した空間に嵌合させ、前記レバーを揺動させることにより弁体を移動させて流入通路と両流出通路の連通を切換えるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−228022号公報 実開昭49−87529号公報 特開昭54−161122号公報
ところで、第1の例の三方弁は、ボールバルブの製造コストの問題は解決できるものの、第1の問題として、弁体の周辺部分が操作力を受けるため、流体の流方向と交差する方向の分力が働き、弁軸が弁軸ガイトにこすれ、その分弁体を動かすのに要する回転力が増し、電動アクチュエータの負荷が大きくなり、電動アクチュエータの高能力化が必要になる。
また、第2の問題として、スピンドルが弁体の軸心から離れた位置に挿通されており、スピンドルの挿通スペースを弁体の外側に確保する必要があり、弁全体が大きなものとなることである。
上記第2及び第3の例の三方弁においても、上記第1の例の三方弁と同様、電動アクチュエータの高能力化及び弁全体の大型化という問題が有る。
そこで、この発明の課題は、弁棒が弁ガイドで摺動自在に案内され、弁室内に形成された弁孔を開閉する二つの弁体を直線上に配置したものにおいて、より小さな駆動力で弁体による弁孔の開閉を可能にすると共に、弁全体の小型化を図ることができる弁構造とこれを用いた二方弁及び三方弁を提供することにある。
上記のような課題を解決するため、請求項1の発明は、両側に弁孔が設けられた弁箱体の弁室内に、両側の弁孔を交互に開閉するよう一体に移動する一対の弁体を収納し、この両弁体間に弁室内へ開口する空所を形成し、前記空所に開閉軸を前記開口から挿入し、この開閉軸に該開閉軸の回動で両弁体を選択的に閉弁位置に押圧するカムを設けた構成を採用したものである。
請求項2の発明は、上記開閉軸が、その軸心を駆動軸の軸心よりも外れた位置で駆動軸に連結され、駆動軸の軸心を中心に旋回するようになっている構成としたものである。
請求項3の発明は、上記開閉軸に設けたカムは、弁体押圧面が、一定範囲にわたり円弧状に形成されている構成を採用したものである。
請求項4の発明は、上記カムの弁体押圧面の位置を、弁体の軸心と略一致する位置に設定した構造としたものである。
請求項5の発明は、弁箱体に設けた弁室に流体の流入路と流出路を連通するように設け、この弁箱体の弁室内に、請求項1乃至4の何れかに記載の弁構造を組み込み、この弁構造で流入路と流出路の連通と遮断を行うようにしたものである。
請求項6の発明は、弁箱体に設けた弁室に流体の流入路と二つの流出路が連通し、この弁箱体の弁室内に、請求項1乃至4の何れかに記載の弁構造を組み込み、この弁構造で流入路に対して二つの流出路の連通の切換えを行うようにしたものである。
ここで、カムは弁体中心部に対向して配置することができるので、弁体の中心に操作力を与えて、弁体並びに弁体棒と弁ガイドに不要な力を与えることなく、弁体のスムーズな移動を可能にするものである。
また、両弁体間に形成した空所に開閉軸と両弁体を押圧するカムを納めることにより、開閉軸や駆動軸を弁体中心を外して弁室内に挿通したものと比較して、弁機構の構成をコンパクトにすることができる。
上記両側の弁体は、弁本体とこの弁本体に突設した弁体棒と、弁本体に嵌着したパッキンとからなり、これら弁本体弁体棒の一対を一体成形により連結してもよく、カムも開閉軸に一体成形してもよく、これにより、弁機構の部品点数を減らしてコストを抑えることができる。
また、カムの弁体押圧面を、一定範囲に亘り円弧状に形成することにより、円弧状の一定範囲に亘る弁体押圧面の押圧ストロークは一定となり、電動アクチュエータの位置ズレが生じても弁体を確実に押圧することが可能となる。
更に、開閉軸が、その軸心を駆動軸の軸心より外れた位置で駆動軸に連結され、当該開閉軸にカムを設けると、駆動軸の回転に応じて開閉軸は駆動軸の軸心を中心として円弧状の軌跡を動き、弁体の押圧位置における該弁体の押圧ストロークは、前記軌跡分とカム自体の押圧分とが合わさったものとなり、カムの押圧部分を小さくできるので、弁をコンパクトにでき、特に、従来のボールバルブの弁外形寸法を変更することなく、弁体のみを変更する場合に、設計上有利なものとなる。
更にまた、上記のような構造において、カムの弁体押圧面を駆動軸の周面と略同一面にすることにより、駆動軸を弁に直線的に挿通させることができ、弁組立ての作業性が向上する。
また、開閉軸と駆動軸やカムとの一体成形が可能であり、カムの弁体押圧面を、一定範囲に亘り円弧状に形成することも、上記したとおりの効果が得られる。
そしてまた、開閉軸と駆動軸やカムを合成樹脂による一体成形することにより、開閉軸の弾性を利用して弁孔を閉塞する際の力を吸収させることができ、パッキンを無くすか、若しくはパッキンの圧縮代を少なくした嵌着方法を用いることができる。
この発明によると、弁本体の弁室内に、両側の弁孔を交互に開閉するよう一体に移動する一対の弁体を収納し、この両弁体間に弁室内へ開口する空所を形成し、前記空所に開閉軸を前記開口から挿入し、この開閉軸に該開閉軸の回動で両弁体を選択的に閉弁位置に押圧するカムを設けたので、カムは弁体中心部に対向した配置にすることができ、弁体の中心部に操作力を与えることで、弁体のスムーズな移動が可能になり、電動アクチュエータで作動させる場合の高能力化が必要でなくなると共に、両弁体間の空所に開閉軸及びカムを納めることで、弁全体の小型化を図ることができる。
また、開閉軸が、駆動軸の軸心に対して偏心し、この開閉軸にカムを設けたので、弁体の押圧位置における該弁体の押圧ストロークは、開閉軸の偏心量とカム自体の押圧分とが合わさったものとなり、その分カムを小さくできるので、弁をコンパクトにすることができる。
更に、両弁体を一体成形により連結すると共に、開閉軸にカムを一体成形することで、弁の部品点数を減らし、コストを抑えることができる。
また、カムの弁体押圧面を、一定範囲に亘り円弧状にすることにより、弁体押圧面の押圧ストロークは一定となり、電動アクチュエータで作動させる場合に、電動アクチュエータの位置ズレが生じても弁体を確実に押圧が可能になる。
更にまた、カムの弁体押圧面を、駆動軸の周面と略同一面にすることができ、駆動軸を弁に対して直線的に挿通させることで、弁組み立ての作業性を向上させることができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1乃至図4は、第1の実施の形態の弁構造を用いた三方弁を示し、弁箱体31に、中央に位置する弁室32と、その両側に弁孔33、34を介して連通する流出路35、36と、弁室32の下部に連通する流入路37を形成し、前記弁室32の内部に弁構造38を収納すると共に、弁箱体31の上部に、弁構造38を作動させるための電動アクチュエータ39が固定され、前記弁箱体31における弁室32の上部に、この弁室32と上下同軸心状配置で連通する軸受孔40を形成し、この軸受孔40で電動アクチュエータ39(DC(AC)ギヤードモータ)によって駆動される垂直の駆動軸41を回転可能に支持している。
上記弁構造38は、弁室32内に納まる両側一対の弁体42、42が、弁本体43とこの弁本体43の相反する端面に同軸心状の配置で突設した弁体棒44と、弁本体43の相反する端面に設けたパッキン45とからなり、これら一対の弁体42、42を、その対向面間に弁室32内に開口する空所46を形成した状態で、両側の横桟47aによって結合一体化した構造に形成され、両弁体42、42の弁体棒44が、それぞれの対応する弁孔33、34を貫通し、流出路35、36に設けた弁ガイド47、47で軸方向に移動自在となるよう支持され、一方弁体42が一方流出路35の弁孔33を閉鎖するとき他方弁体42が他方流出路36の弁孔34を開放し、弁体42、42の水平方向への移動により両弁孔33と34を交互に開閉するようになっている。
上記駆動軸41の下端で、その軸心が駆動軸41の軸心より外れた位置に開閉軸48が連結され、この開閉軸48を上記弁構造38における両弁体42、42間の空所46に上部開口を通して挿通し、この開閉軸48の下端部に、両弁体42、42を選択的に押圧するカム49が設けられている。
このカム49は、両弁体42、42の中心線上の位置に対向して配置され、カム49の弁体押圧面は、一定範囲に亘り円弧状に形成され、しかも、弁体押圧面が駆動軸41の周面と略面一になっている。
このようにすることにより、駆動軸41を弁箱体31に対して直線的に挿通させることができ、弁組立作業性が向上する。
上記のように、駆動軸41の偏心位置に開閉軸48を連結し、この開閉軸48にカム49を設けることにより、駆動軸41の回転に応じて開閉軸48は駆動軸41の軸心を中心として円弧状の軌跡を動き、弁体42、42の押圧位置における該弁体42、42の押圧ストロークは、前記軌跡分とカム49自身の押圧分が合わさったものとなり、押圧ストロークを長く稼げることでカム49を小さくできるので、弁構造38のコンパクト化が図れることになる。
また、カム49の弁体押圧面を、一定範囲に亘り円弧状に形成することにより、円弧状の一定範囲に亘る弁体押圧面の押圧ストロークは一定となり、弁箱体31に対して固定する電動アクチュエータ39の位置ズレが生じても、確実に弁体42、42を押圧することが可能になる。
上記弁構造38において、両側一対の弁体42、42は、一体成形により連結してもよく、また、駆動軸41と開閉軸48及びカム49も一体成形が可能である。
第1の実施の形態の弁構造38とこれを用いた三方弁は、上記のような構成であり、図1(a)と(b)のように、開閉軸48のカム49が同図左側に向けて突出して同じ側の一方弁体42を押圧した状態では、この弁体42はパッキン45で流出路36に通じる弁孔34を閉鎖し、他方弁体42は弁孔33から離反して開放し、流入路37からの流体は、弁室32から弁孔33を通って流出路35に流れる。
この状態で、流入路37からの流体の流れを流出路36に切り換えるには、電動アクチュエータ39の起動により駆動軸41を一方方向に回転させる。開閉軸48が駆動軸41の軸心を中心にして旋回動し、開閉軸48のカム49も同様に旋回するので、カム49の弁体押圧面が弁孔34を閉鎖する弁体42から離れる。
図2(a)と(b)は、駆動軸41が90°回転したときのカム49の位相を示し、カム49の弁体押圧面は、弁孔34を閉鎖する弁体42から離れて押圧を解くと共に、他方弁体42の押圧を開始している。
図3(a)と(b)は、駆動軸41が180°回転したときのカム49の位相を示し、カム49は他方弁体42を押圧した状態となり、この弁体42はパッキン45で流出路35に通じる弁孔33を閉鎖し、同時に一方弁体42は弁孔から離反した開放位相となり、流入路37からの流体は、弁室32から弁孔34を通って流出路36に流れるように切り換わる。
このように、電動アクチュエータ39によって駆動軸41を180°回転制御することにより、流入路37からの流体の流れを、流出路35と36の何れかに切り換えることができる。
なお、駆動軸41の回動は、電動アクチュエータ39による駆動だけでなく、手動操作によって行なうことも当然可能である。
次に、図5(a)、(b)は、第2の実施の形態の弁構造を用いた三方弁を示し、弁構造が弁体を弁孔に対して二次側である流出路内に配置した構造になっている。なお、上述した第1の実施の形態の弁構造及び三方弁と同一部分には、同一符号を付すことによって説明に代える。
この第2の実施の形態の弁構造38は、弁室32内に横桟47aで結合した一対の受圧板50、50を水平方向に移動可能に収納し、両受圧板50、50の対向面間に弁室32内に開口する空所46を形成し、両受圧板50、50の相反する端面の中央に弁体棒44、44を同軸心の配置で突設し、両弁体棒44、44は、対応する弁孔33、34を軸方向に貫通し、弁孔33、34の内部に設けた弁ガイド47、47で軸方向に移動自在に支持され、前記弁体棒44、44の流出路35、36内に位置する部分に弁体42、42が固定されている。従って、弁体42、42は流出路35、36内に収納され、前記弁孔33、34を流出路35、36内において交互に開閉することになる。
上記両受圧板50、50の対向面間に形成した空所46に開閉軸48が挿入され、開閉軸48に設けたカム49が弁体42の軸心線上の位置で、両受圧板50、50を選択的に押圧し、図示の場合、カム49で押された受圧板50側の弁体42は弁孔33又は34を開放し、カムで押されていない受圧板50側の弁体42は弁孔34又は33を閉じることになる。
この第2の実施の形態の三方弁においても、電動アクチュエータ39によって駆動軸41を180°回転制御することにより、流入路37からの流体の流れを、流出路35、36の何れかに切り換えることができる。
上記した第1及び第2の実施の形態の三方弁において、何れか一方の流出路35又は36における流出側端部を閉鎖板等によって閉鎖すれば、三方弁をそのままの構造で二方弁として使用することができる。
図6(a)と(b)は、上記した第2の実施の形態の弁構造を用いた二方弁を示している。なお、第2の実施の形態の弁構造を用いた三方弁と同一部分には、同一符号を付して説明に代える。
弁箱体31の弁室32を挟んで一方が流入路51で他方が流出路52となり、図示例では流入路51内に弁体42を配置し、流出路52側は弁孔34から弁体棒44が突出しただけの構造とすれば、流入路51から弁室32を介して流出路52に流れる流体の流出と遮断を、弁体42による弁孔33の開閉によって行なえることになる。
なお、図示省略したが、第1の実施の形態の弁構造38においても、一方弁体42のパッキン45を省くようにすれば、図6と同様の二方弁を構成することができる。
上記のような二方弁においても、電動アクチュエータ39によって駆動軸41を180°回転制御することにより、流入路51から流出路52への流体の流を遮断したり開放することができる。
(a)はこの発明に係る弁構造を用いた三方弁の要部を縦断した正面図、(b)は同横断平面図 (a)はこの発明に係る弁構造を用いた三方弁を示し、駆動軸が図1の状態から90°回転したときの要部を縦断した正面図、(b)は同横断平面図 (a)はこの発明に係る弁構造を用いた三方弁を示し、駆動軸が図1の状態から180°回転したときの要部を縦断した正面図、(b)は同横断平面図 この発明に係る弁構造を用いた三方弁を縦断した斜視図 (a)はこの発明に係る他の例の弁構造を用いた三方弁の要部を縦断した正面図、(b)は同横断平面図 (a)はこの発明に係る弁構造を用いた二方弁の要部を縦断した正面図、(b)は同横断平面図 (a)は従来の平弁を用いた三方弁を示す縦断正面図、(b)は従来のボール弁体を用いた二方弁を示す縦断正面図
符号の説明
31 弁箱体
32 弁室
33 弁孔
34 弁孔
35 流出路
36 流出路
37 流入路
38 弁構造
39 電動アクチュエータ
40 軸受孔
41 駆動軸
42 弁体
43 弁本体
44 弁体棒
45 パッキン
46 空所
47 弁ガイド
48 開閉軸
49 カム
50 受圧板
51 流入路
52 流出路

Claims (6)

  1. 両側に弁孔が設けられた弁箱体の弁室内に、両側の弁孔を交互に開閉するよう一体に移動する一対の弁体を収納し、この両弁体間に弁室内へ開口する空所を形成し、前記空所に開閉軸を前記開口から挿入し、この開閉軸に該開閉軸の回動で両弁体を選択的に閉弁位置に押圧するカムを設けた弁構造。
  2. 上記開閉軸が、その軸心を駆動軸の軸心よりも外れた位置で駆動軸に連結され、駆動軸の軸心を中心に旋回するようになっている請求項1に記載の弁構造。
  3. 上記開閉軸に設けたカムは、弁体押圧面が、一定範囲にわたり円弧状に形成されている請求項1又は2に記載の弁構造。
  4. 上記カムの弁体押圧面の位置を、弁体の軸心と略一致する位置に設定した請求項1乃至3の何れかに記載の弁構造。
  5. 弁箱体に設けた弁室に流体の流入路と流出路を連通して設け、この弁箱体の弁室内に、請求項1乃至4の何れかに記載の弁構造を組み込み、この弁構造で流入路と流出路の連通と遮断を行うようにした二方弁。
  6. 弁箱体に設けた弁室に流体の流入路と二つの流出路が連通し、この弁箱体の弁室内に、請求項1乃至4の何れかに記載の弁構造を組み込み、この弁構造で流入路に対して二つの流出路の連通の切換えを行うようにした三方弁。
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