JP2009297230A - 装身具用留め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な挿入操作だけで確実に連結でき、その後は不用意に離脱する恐れがなく、構造が簡単な装身具用留め具を提供する。
【解決手段】雄型金具1の円柱状突部11を雌型金具2に円周方向における任意の相対角度位置で挿入すると、その先端部11aが雌型金具2のボア21内に露出しているばね部材3の嵌合部31に当接し、案内面13によって円柱状突部11が回転され、その嵌合部31を溝12へ案内し、その嵌合部31が一対の溝12にそれぞれ嵌入して、雌型金具1を雄型金具2から抜け止めする。その連結状態から、雄型金具1を雌型金具2に対して軸線回りに略90°回転させると、ばね部材3の嵌合部31が溝12から外れるので、そのまま雄型金具1を引き抜いて雌型金具2から離脱させることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、真珠や珊瑚、宝石などの宝玉にワイヤを挿通して多数個連接してなる数珠状の装身具、あるいは金、銀、プラチナ等の貴金属製の鎖状の装身具、例えばネックレスやブレスレットなどにおいて、その両端を連結して無端状にするための装身具用留め具に関する。
一般に、ネックレスやブレスレット等の数珠状あるいは鎖状の装身具は、無端状にして首や腕に装着されるが、着脱の度にその両端を連結したり離間させたりしなければならないため、それを容易かつ確実に行えるようにするために種々の留め具あるいは連結具が使用されている。
その多くは、挿入穴部を有する雌型部材とその挿入穴部に挿脱可能な突起部を有する雄型部材との組み合わせからなるピン挿脱タイプのものであった。このタイプのものは、連結するための操作が容易であり、連結した状態でも全体のサイズを比較的小さくすることができるという利点がある。
そこで、本発明者は先に特許文献1に記載の連結具を提案した。その連結具は、挿入穴部を備えた雌(メス)型部材と、その挿入穴部に挿脱可能な突起部を備えた雄(オス)型部材とからなる。
その雌型部材は、挿入穴部の中心軸線に対して対称な位置に互いに接近する方向に付勢した一対の抜け止め係止片と、その中心軸線の回りでその一対の抜け止め係止片と直交する位置に互いに接近する方向に付勢された一対の挿入阻止片とを備えている。
一方、雄型部材の突起部は、少なくともその先端部側の所定長部分が先端方向に先細り形状であって、雌型部材の挿入穴部に挿入した状態でその挿入方向の中心軸線の回りに回転可能であり、外周面におけるその中心軸線に対して対称な位置に雌型部材の各抜け止め係止片と係合可能な段差又はくぼみによる一対の抜け止め係止部と、中心軸線の回りでその各抜け止め係止部と同じ面の先端部側に雌型部材の各挿入阻止片が当接可能な段差による一対の当接部とを形成し、且つ外周面の上記一対の抜け止め係止部と一対の当接部とを除く部分を滑らかな面に形成している。
それによって、雄型部材の突起部を雌型部材の挿入穴部に挿入して抜け止め係止部を抜け止め係止片に係合させることにより、雄型部材と雌型部材とを確実に連結させることができる。その際、突起部を挿入方向の中心軸線の回りで、抜け止め係止部と抜け止め係止片の角度位置が一致する状態で挿入穴部に挿入すれば、抜け止め係止部と抜け止め係止片を係合させて引きぬけないように連結させることができるが、抜け止め係止部と抜け止め係止片の角度位置が90度ずれた状態で挿入穴部に挿入しても、当接部が挿入阻止片に当接して完全には挿入できず、連結できない。
したがって、雄型部材を雌型部材に挿入する際、連結できる所定の相対角度位置にあるときだけ挿入による連結操作が可能になり、挿入しても確実に連結できずに不注意により離脱してしまう恐れを殆どなくすことができる。
特開20005−32907号公報
しかしながら、この連結具では、雄型部材を雌型部材に対して特定の相対角度位置にして挿入しないと連結操作が可能でないため、ネックレスのように首の後ろ側の見えないところなどでの連結操作が難しかった。
また、雌型部材にはばね材による一対ずつの抜け止め係止片と挿入阻止片とを設け、雄型部材には一対ずつの抜け止め係止部や段差による当接部を有する複雑な形状の突起部を設けるため、その構造が幾分複雑で製造コストが割高になるという問題もあった。
この発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、ネックレスやブレスレット等の数珠状あるいは鎖状の装身具の両端を、両部材の相対角度位置に係わらず簡単な挿入操作だけで確実に連結でき、その後は不用意に離脱する恐れがなく、構造が簡単な装身具用留め具を提供することを目的とする。
この発明による装身具用留め具は、上記の目的を達成するため、先端部が先細り形状になった円柱状突部を有する雄型金具と、その雄型金具の円柱状突部が嵌入可能な内径のボアを有する円筒状の雌型金具と、その雌型金具に上記雄型金具の円柱状突部が嵌入された際にその雄型金具を抜け止めするばね部材とからなる。
そして、上記雄型金具の円柱状突部には、その長手方向の中間部の外周面の互いに対向する部位に径方向に平行な一対の溝を形成し、上記先端部の先端から該溝にかけて、上記雌型金具への嵌入時に上記ばね部材に形成された一対の嵌合部を該溝へ案内する案内面を形成している。
上記雌型金具には、上記雄型金具の円柱状突部を嵌入させたときに上記一対の溝にそれぞれ対応し得る位置に、円周方向に沿って互いに対向する一対の長孔を形成しており、その長孔の幅は上記溝の幅と同等かそれより若干広い。
上記ばね部材は、上記溝に嵌入可能な太さの線状のばね材を折り曲げて形成され、その自由端部付近に互いに平行して対向し、互いに接近する方向に付勢力を有する上記一対の嵌合部を形成しており、そのばね部材の一対の嵌合部を上記雌型金具の一対の長孔にそれぞれ嵌合させ、その一部がそれぞれ雌型金具の内周面より上記ボア内に露出して、上記一対の嵌合部の間隔が上記円柱状突部の外径より小さくなるように構成している。
上記雄型金具の円柱状突部の先端部に形成された案内面が、上記先端部の先端から各溝が形成された部分との間の略全面に形成され傾斜度が大きい一対の第1の面取斜面と、先端から一対の溝の端部間の該溝が形成されていない部分を通して楔形に延びる傾斜度が小さい一対の第2の面取斜面と、上記先端付近の上記第2の面取斜面から第1の面取斜面にかけて形成した一対の螺旋面とからなるとよい。
上記雄型金具は、上記円柱状突部の後端に該円柱状突部より径が大きい鍔部を有し、その鍔部からさらに後方に延びるロッド状の宝玉嵌合部を有するようにしてもよい。
また、上記雌型金具における上記雄型金具の円柱状突部を嵌入させる側の端部に、その外周面から径方向の外方に環状に張り出した鍔部を有するとよい。
上記雄型金具と雌型金具は、金、白金、銀、またはそれらのいずれかを含む合金で形成するのが望ましい。
この発明による装身具用留め具は、上記の構成により、ネックレスやブレスレット等の数珠状あるいは鎖状の装身具の両端の一方に雄型金具を、他方に雌型金具を設けることにより、雄型金具の円柱状突部を雌型金具に任意の相対角度位置で挿入すると、その円柱状突部の先端部が雌型金具の内周面よりボア内に露出しているばね部材の嵌合部に当接し、その先端部の案内面によって円柱状突部が回転され、その嵌合部を溝へ案内しながら挿入される。そして、ばね部材の一対の嵌合部が円柱状突部の一対の溝にそれぞれ嵌入して雌型金具を雄型金具から抜け止めするので、両者を確実に連結でき、その後は不用意に離脱する恐れがない。
その連結状態から、雄型金具を雌型金具に対して略90°回転させて引き抜けば、両者を離脱させることができる。しかも、構造が簡単で製造が容易である。
以下、この発明の好ましい実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
まず、この発明による装身具用留め具の一実施例の概要を図1及び図2によって説明する。図1はその装身具用留め具の連結前の状態を示す斜視図、図2は同じくその連結状態を示す斜視図である。
この装身具用留め具は、先端部11aが先細り形状になった円柱状突部11を有する雄型金具1と、その雄型金具1の円柱状突部11が嵌入可能な内径のボア21を有する円筒状の雌型金具2と、その雌型金具2に雄型金具1の円柱状突部11が嵌入された際にその雄型金具1を抜け止めするばね部材3とからなる。
そして、雄型金具1の円柱状突部11には、その長手方向の中間部の外周面の互いに対向する部位に径方向に平行な一対の溝12を形成し、先端部11aの先端から該溝12にかけて、雌型金具2への嵌入時にばね部材3に形成された一対の嵌合部31を溝12へ案内する案内面13を形成している。
雌型金具2には、雄型金具1の円柱状突部11を嵌入させたときにその一対の溝12にそれぞれ対応し得る位置に、円周方向に沿って互いに対向する一対の長孔22を形成しており、その長孔22の幅は溝12の幅と同等かそれより若干広い。
ばね部材3は、円柱状突部11の溝12に嵌入可能な太さの線状のばね材を折り曲げて、その自由端部付近に互いに平行して対向し、互いに接近する方向に付勢力を有する一対の嵌合部31を形成しており、そのばね部材3の一対の嵌合部31を雌型金具2の一対の長孔22にそれぞれ嵌合させ、その一部がそれぞれ雌型金具2の内周面よりボア21内に露出して、一対の嵌合部31の間隔が円柱状突部11の外径より小さくなるようにしている。
この装身具用留め具の雄型金具1と雌型金具2が、図1に示すように離脱した連結前の状態から、雄型金具1の円柱状突部11を雌型金具2に円周方向における任意の相対角度位置で挿入(嵌入)すると、その円柱状突部11の先端部11aが雌型金具2の内周面よりボア21内に露出しているばね部材3の嵌合部31に当接し、その先端部11aの案内面13によって円柱状突部11が回転され、その嵌合部31を溝12へ案内しながら図2に示すように挿入される。
この図2に示す状態では、ばね部材3の一対の嵌合部31が円柱状突部11の一対の溝12にそれぞれ嵌入し、雌型金具1を雄型金具2から抜け止めして、雄型金具1と雌型金具2が確実に連結される。したがって、その後は雄型金具1を雌型金具2から抜く方向の力が作用しても不用意に離脱する恐れがない。
その連結状態から、雄型金具1を雌型金具2に対して軸線回りに略90°回転させて、ばね部材3の一対の嵌合部31を円柱状突部11の外周面で押し拡げ、ばね部材3の嵌合部31を溝12から外して引き抜けば、雄型金具1を雌型金具2から引き抜いて離脱させることができる。
図1及び図2に示す実施例では、雄型金具1は、円柱状突部11の後端にその円柱状突部11より径が大きい鍔部14を有し、その鍔部14からさらに後方に延びるロッド状の宝玉嵌合部15を有している。その宝玉嵌合部15に仮想線で示すように真珠などの宝玉5を嵌入させて支持し、その後端部に、多数の宝玉を貫通して連接するワイヤや紐等(図示していない)を係着する透孔16aを有する係着部16を突出させる。鍔部14の宝玉5と当接する面14aは、宝玉5の表面と略同じ曲率の凹曲面に形成しておくと、宝玉5の表面にフィットする。
雌型金具2における雄型金具1の円柱状突部11を嵌入させる側の端部にも、その外周面から径方向の外方に環状に張り出した鍔部23を有する。そして、例えば仮想線で示すように、楕円球状のケース6内にばね部材3を装着した雌型金具2を、鍔部23の部分だけ露出させて収納し、そのケース6の後端部に雄型金具1の係着部16と同様な係着部61を設けるとよい。ケース6を2分割形状にすれば、雌型金具2の収納が容易である。ケース6の形状はこれに限らず、球状、直方体状、円筒状、その他の変形形状など、種々の形状や大きさにすることができる。ケース6をなるべく小さくして、目立たないようにしてもよいが、あまり小さいと着脱時の操作性が悪くなる。
雄型金具1と雌型金具2及びそのケース6は、人にアレルギー反応を起こさせる等の悪影響を及ぼす金属材料でなければ何を使用して作製してもよいが、貴金属である金、白金、銀、金合金、または銀合金などが、加工性がよく且つ宝玉とマッチして装身具の高級感を保つことができてよい。特に、18金や金合金であるホワイトゴールドは最適である。
次に、図3〜図12によって、この実施例の装身具用留め具を構成する雄型金具1、雌型金具2、およびばね部材3の詳細を説明する。
先ず、図3〜図5によって雄型金具の詳細を説明する。図3は雄型金具の長手方向の正面図、図4はその平面図、図5は先端側の側面図である。
この雄型金具1の円柱状突部11の外周面には、その長手方向の中間部、この例ではやや前端より(円柱状突部11の前端から全長の3/7程度)の位置における互いに対向する部位に、径方向に平行な一対の溝12を形成している。図4に示すように、その溝12の幅をWaとする。そして、円柱状突部11の先端部11aの先端から溝12にかけて案内面13を形成している。鍔部14及びロッド状の宝玉嵌合部15等については、前述したので説明を省略する。
案内面13は、図4及び図5に粗い網点を施して示すように、先端部11aの先端から各溝12が形成された部分との間の略全面に形成した傾斜度が大きい一対の第1の面取斜面13aと、図3に粗い網点を施して示すように、先端から一対の溝12の端部間の溝12が形成されていない部分を通して鍔部14付近まで楔形に延びる傾斜度が小さい一対の第2の面取斜面13bと、図3〜図5に細かい網点を施して示すように、先端付近の面取斜面13bから面取斜面13aにかけて形成した一対の螺旋面13cとからなっている。
この案内面13によって、雄型金具1の円柱状突部11が雌型金具2のボア21に挿入されたときに、雌型金具2に装着されたばね部材3に形成された一対の嵌合部31(図3にその断面を示す)を溝12へ案内する。
溝12がばね部材3の嵌合部31と略平行する相対角度位置で円柱状突部11が雌型金具2に挿入されたときは、案内面13の傾斜度が大きい第1の面取斜面13aがばね部材3の嵌合部31に当接し、その挿入に応じて嵌合部31が第1の面取斜面13aによって溝12に案内されて、その溝12に嵌入する。
溝12がばね部材3の嵌合部31と略平行直交する相対角度位置で円柱状突部11が雌型金具2に挿入されたときは、先ず案内面13の螺旋面13cがばね部材3の嵌合部31に当接し、その後の押し込み力によって、その螺旋面13cによって溝12が嵌合部31と略平行になる方向に円柱状突部11を回転させる力が作用し、その回転によって溝12が嵌合部31と略平行になり、嵌合部31が溝12に案内されてその溝12に嵌入する。
これらの中間の相対角度位置で円柱状突部11が雌型金具2に挿入されたときにも、円柱状突部11の螺旋面13cが先ずばね部材3の嵌合部31に当接して押し込まれることによって、円柱状突部11が若干回転して溝12が嵌合部31と略平行になり、嵌合部31が溝12に案内されてその溝12に嵌入する。
傾斜度が小さい一対の第2の面取斜面13bは、円柱状突部11が溝12が嵌合部31と対応しない回転位置で押し込まれるのを阻止して螺旋面13cによる回転作用を促す役目をなす。
このようにして、ばね部材3の一対の嵌合部31が円柱状突部11の案内面13によって一対の溝12に案内されてそれぞれ嵌入して、雌型金具1を雄型金具2から抜け止めし、雄型金具1と雌型金具2を確実に連結することができる。
その連結状態から、雄型金具1を雌型金具2から離脱させる際には、雄型金具1を雌型金具2に対して軸線回りに略90°回転させると、ばね部材3の一対の嵌合部31が円柱状突部11の外周面で押し拡げられ、溝12から出て傾斜度が小さい一対の第2の面取斜面13bに当接する。その状態で雄型金具1を引張れば、一対の嵌合部31が第2の面取斜面13b間を挟むようにして滑り、雄型金具1を容易に引き抜いて離脱させることができる。
次いで、図6〜図9によって雌型金具の詳細を説明する。図6は雌型金具の長手方向の正面図、図7はその平面図、図8は右側面図、図9は図6のX−X線に沿う断面図である。
この雌型金具2は、雄型金具1の円柱状突部11が嵌入可能な内径のボア21を有する円筒状の金具であり、雄型金具1の円柱状突部11をボア21に嵌入させたときにその一対の溝12にそれぞれ対応し得る位置に、円周方向に沿って互いに対向する一対の長孔22を形成している。
その長孔22の幅Wb(図7参照)は雄型金具1の溝12の幅Wa(図4参照)と同等かそれより若干広い。また、図9に示すように、その長孔22の外周面側の長さLは雌型金具2の内径rよりも長い。
この雌型金具2には、雄型金具1の円柱状突部11を嵌入させる側の端部に、その外周面から径方向の外方に環状に張り出した鍔部23を設けている。
最後に、図10〜図12を参照してばね部材の詳細を説明する。図10はそのばね部材の斜視図、図11はその正面図、図12は右側面図である。
このばね部材3は、雄型金具1の円柱状突部11の幅Waの溝12に嵌入可能な太さ(線径がWaより僅かに小さい)の線状のばね材を、図11に明示するように略正方形に折り曲げて、その両自由端部側の1辺部を図12に示すように互いに逆方向に延ばし、互いに平行に所定の間隔を置いて対向するように重複させている。この互いに平行して対向する部分が、雌型金具2の一対の長孔22にそれぞれ嵌合する一対の嵌合部31である。
線状のばね材としては、例えば、線径が0.5mm程度のSUS304等のステンレス線を使用する。
このばね部材3は全体としてトーションばねとして機能し、一対の嵌合部31が間隔を拡げられると互いに接近する方向に付勢力(復元力)を有する。そのため、一対の嵌合部31の間隔を拡げて、雌型金具2の一対の長孔22にそれぞれ嵌合させると、雌型金具2をしっかりと挟み込み、簡単に外れることはない。そして、その各嵌合部31の一部がそれぞれ雌型金具2の内周面よりボア21内に互いに平行して露出し、その間隔が円柱状突部11の外径より小さくなるようにする。好ましくは、雄型金具1の円柱状突部11における一対の溝12間の間隔程度にするとよい。
この発明による装身具留め具は、基本的に上述した3個の部品で構成でき、その各形状も比較的シンプルであるから、構造が簡単で製造が容易である。
以上、この発明の好ましい実施の形態について説明したが、この発明はこれに限るものではなく、その材料、形状、寸法など、その用途や使用する装身具のデザインなどに応じて、種々に変更し得ることは勿論である。
この発明は、真珠や珊瑚、宝石などの宝玉にワイヤを挿通して多数個連接してなる数珠状の装身具、あるいは金、銀、ブラチナ等の貴金属製の鎖状の装身具、例えばネックレスやブレスレットなどの装身具において、その両端を連結して無端状にするための留め具として好適である。
この発明による装身具留め具の一実施例の連結前の状態を示す斜視図である。 同じくその連結状態を示す斜視図である。 その雄型金具の長手方向の正面図である。 その雄型金具の長手方向の平面図である。 その雄型金具の先端側の側面図である。 図1及び図2示した雌型金具の長手方向の正面図である。 その雌型金具の平面図である。 その雌型金具の右側面図である。 図6のX−X線に沿う断面図である。 図1及び図2示したばね部材の斜視図である。 そのばね部材の正面図である。 そのばね部の右側面図である。
符号の説明
1:雄型金具 2:雌型金具 3:ばね部材
5:宝玉 6:ケース 11:円柱状突部
12:溝 13:案内面 13a:第1の面取斜面
13b:第2の面取斜面 14:鍔部 15:宝玉嵌合部
16:係着部 21:ボア 22:長孔
23:鍔部 31:ばね部材の嵌合部 61:ケースの係着部

Claims (5)

  1. 先端部が先細り形状になった円柱状突部を有する雄型金具と、該雄型金具の前記円柱状突部が嵌入可能な内径のボアを有する円筒状の雌型金具と、該雌型金具に前記雄型金具の前記円柱状突部が嵌入された際に該雄型金具を抜け止めするばね部材とからなり、
    前記雄型金具の前記円柱状突部には、その長手方向の中間部の外周面の互いに対向する部位に径方向に平行な一対の溝を形成し、上記先端部の先端から該溝にかけて、前記雌型金具への嵌入時に前記ばね部材に形成された一対の嵌合部を該溝へ案内する案内面を形成しており、
    前記雌型金具には、前記雄型金具の前記円柱状突部を嵌入させたときに前記一対の溝にそれぞれ対応し得る位置に、円周方向に沿って互いに対向する一対の長孔を形成しており、該長孔の幅は前記溝の幅と同等かそれより若干広く、
    前記ばね部材は、前記溝に嵌入可能な太さの線状のばね材を折り曲げて形成され、その自由端部付近に互いに平行して対向し、互いに接近する方向に付勢力を有する前記一対の嵌合部を形成しており、
    該ばね部材の前記一対の嵌合部を前記雌型金具の前記一対の長孔にそれぞれ嵌合させ、その一部がそれぞれ該雌型金具の内周面より前記ボア内に露出して、該一対の嵌合部の間隔が前記円柱状突部の外径より小さくなるようにしたことを特徴とする装身具用留め具。
  2. 前記雄型金具の円柱状突部の先端部に形成された案内面が、前記先端部の先端から前記各溝が形成された部分との間の略全面に形成され傾斜度が大きい一対の第1の面取斜面と、先端から前記一対の溝の端部間の該溝が形成されていない部分を通して楔形に延びる傾斜度が小さい一対の第2の面取斜面と、前記先端付近の前記第2の面取斜面から前記第1の面取斜面にかけて形成した一対の螺旋面とからなっていることを特徴とする装身具用留め具。
  3. 前記雄型金具は、前記円柱状突部の後端に該円柱状突部より径が大きい鍔部を有し、該鍔部からさらに後方に延びるロッド状の宝玉嵌合部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の装身具用留め具。
  4. 前記雌型金具における前記雄型金具の前記円柱状突部を嵌入させる側の端部に、その外周面から径方向の外方に環状に張り出した鍔部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の装身具用留め具。
  5. 前記雄型金具と前記雌型金具が、金、白金、銀、またはそれらのいずれかを含む合金で形成されたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の装身具用留め具。

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