JP2009296799A - コントロールボックスおよび空気調和機の室外機 - Google Patents

コントロールボックスおよび空気調和機の室外機 Download PDF

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Abstract

【課題】メンテナンス性に優れ、かつ設置に必要なスペースを削減でき、搭載機器のコンパクト化を実現できるコントロールボックスとそれを用いた空気調和機の室外機を提供することを目的とする。
【解決手段】コントロールボックス10,20,30が少なくとも2層以上に積層されている多層構造のコントロールボックス6において、手前側に積層されているコントロールボックス10,20の少なくとも1つがヒンジ結合により開閉可能とされ、このコントロールボックス10,20を結合しているヒンジ41の回転軸41Aが、該コントロールボックスの厚さ方向寸法Lの略中間位置に設けられている。
【選択図】図7

Description

本発明は、多層構造とされたコントロールボックスおよびそのコントロールボックスを搭載した空気調和機の室外機に関するものである。
昨今の空気調和機では、多機能化、電子制御化、圧縮機のインバータ化等々に伴い、室外機に設けられるコントロールボックスがますます複雑化、大型化する傾向にある。これは、空気調和機の多機能化、電子制御化、圧縮機のインバータ化等々に伴って、コントロールボックス内に制御用基板やインバータ用基板、電子膨張弁用基板、パワーモジュール等々、多数の基板や部品を設置しなければならないためである。
一方、空気調和機の室外機は、設置する際のスペース確保や運搬時に搬入の制約を受ける可能性があることから、コンパクト化のニーズが高い。この室外機のコンパクト化とコントロールボックスの複雑化、大型化とは、相反する事項であり、室外機をコンパクト化するためには、コントロールボックスの小型化が不可欠となる。そこで、背反するニーズを同時に満たすため、コントロールボックスを多層構造としている。
コントロールボックスを多層構造にすると、奥側のコントロールボックスに設けられている基板や部品をメンテナンスしなければならなくなったとき、手前側のコントロールボックスを取り外す必要があり、メンテナンスがし難くなるという問題が生じる。かかる問題に対処するため、多層に設けられた基板や支持プレート、制御機器収容部等を、ヒンジを介して開閉可能に設置し、メンテナンスを容易化したものが特許文献1ないし3に示されている。
特開昭58−116798号公報 特開平11−155208号公報 特開2004−135373号公報
しかしながら、上記特許文献1ないし3に示すものは、ヒンジを介して開閉可能に設置した基板や支持プレート、制御機器収容部等を開閉するときに必要となる周辺スペースの削減について全く考慮していない。つまり、特許文献1ないし3に示すものは、基板や支持プレート、制御機器を支持する取り付け金具やブラケット、制御ボックス本体の厚さ方向の端部をヒンジによって結合した構成とされている。このため、取り付け金具やブラケット、制御ボックス本体をヒンジの回転軸を中心に回転し、基板や支持プレート、制御機器収容部を開閉すると、図10に示されるように、A2もしくはA3で示される軌跡により開閉されることになる。
このことは、コントロールボックスを多層構造化により小型化しても、その周囲に周辺機器との干渉を回避してコントロールボックスを開閉するための大きなスペースを確保して設置しなければならないことを意味する。従って、コントロールボックスの設置に必要なスペースを期待するほど削減できず、従来のコントロールボックスは、多層構造化による小型化のメリットを十分に生かし切れておらず、空気調和機の室外機等、搭載機器のコンパクト化にも十分に貢献できていなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、メンテナンス性に優れ、かつ設置に必要なスペースを削減でき、搭載機器のコンパクト化を実現できるコントロールボックスとそれを用いた空気調和機の室外機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のコントロールボックスおよび空気調和機の室外機は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかるコントロールボックスは、コントロールボックスが少なくとも2層以上に積層されている多層構造のコントロールボックスにおいて、手前側に積層されているコントロールボックスの少なくとも1つがヒンジ結合により開閉可能とされ、このコントロールボックスを結合しているヒンジの回転軸が、該コントロールボックスの厚さ方向寸法の略中間位置に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、多層構造とされたコントロールボックスの手前側に積層されているコントロールボックスの少なくとも1つがヒンジ結合により開閉可能とされ、このコントロールボックスを結合しているヒンジの回転軸が、該コントロールボックスの厚さ方向寸法の略中間位置に設けられているため、奥側に積層されているコントロールボックスをメンテナンスする際、手前側のコントロールボックスを手前側に開閉してメンテナンスすることができる。従って、メンテナンスの都度、手前側のコントロールボックスを取り外す必要がなく、アクセスの容易化、メンテナンス時間の短縮等、メンテナンス性を向上することができる。また、手前側のコントロールボックスは、厚さ方向寸法の略中間位置に設けられているヒンジの回転軸を中心に回転されるため、手前側のコントロールボックスの開閉に必要な周辺スペースを最小化することができる。従って、コントロールボックスを設置するために確保しなければならないスペースを小さくでき、その分搭載機器のコンパクト化を図ることができる。
さらに、本発明のコントロールボックスは、上記のコントロールボックスにおいて、前記ヒンジにより開閉可能とされているコントロールボックスには、前記ヒンジが結合されている面側に配線取り出し口が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ヒンジにより開閉可能とされているコントロールボックスのヒンジが結合されている面側に配線取り出し口が設けられているため、この配線取り出し口を介してコントロールボックスに配線を接続することにより、メンテナンス時に手前側のコントロールボックスを開閉する際、配線を取り外すことなく接続したままでコントロールボックスを開閉することが可能となる。従って、アクセスを容易化しメンテナンス時間を更に短縮することができるとともに、配線を繋いだまま通電状態で基板や部品等のチェックができるため、故障箇所の特定が容易となる等、メンテナンス性を向上することができる。
さらに、本発明のコントロールボックスは、上述のいずれかのコントロールボックスにおいて、前記した手前側に積層されている2つのコントロールボックスは、一体にセット化されて開閉可能に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、手前側に積層されている2つのコントロールボックスが一体にセット化されて開閉可能に設けられているため、一体にセット化した2つのコントロールボックスを同時に開閉して3層目のコントロールボックスをメンテナンスすることができるとともに、手前側の2つのコントロールボックスを必要に応じて表裏両面からメンテナンスすることができる。従って、コントロールボックスが3層以上の多層構造とされている場合でもアクセスを容易化し、迅速にかつ効率よくメンテナンスすることができる。
また、本発明のコントロールボックスは、上記のコントロールボックスにおいて、前記した一体にセット化された2つのコントロールボックスのうち、奥側のコントロールボックスは、手前側のコントロールボックスよりも高さが低くされていることを特徴とする。
本発明によれば、一体にセット化された2つのコントロールボックスのうち、奥側のコントロールボックスの高さが手前側のコントロールボックスの高さよりも低くされているため、一体にセット化された2つのコントロールボックスに組み立て誤差等があったとしても、奥側のコントロールボックスが回転の障害になることはなく、一体にセット化した2つのコントロールボックスを確実に同時回転させて開閉することができる。従って、コントロールボックスの多層構造化を容易化し、コンパクト化を図ることができる。
さらに、本発明にかかる空気調和機の室外機は、上述のいずれかのコントロールボックスが他の室外側機器と共に筐体内に設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、上述のいずれかのコントロールボックスが他の室外側機器と共に筐体内に設置されているため、故障時における室外機のメンテナンス性を向上させ、メンテナンスの容易化ならびに迅速化を図ることができる。加えて、空気調和機の電子制御化や多機能化に伴うコントロールボックスの複雑化、大型化と、室外機の設置性、運搬性向上のためのコンパクト化という背反するニーズの存在下、コントロールボックスの設置に必要な筐体内の占有スペースを最小化することができる。これによって、背反するニーズを満たし、室外機のコンパクト化を実現することができる。
本発明のコントロールボックスによると、奥側に積層されているコントロールボックスをメンテナンスする際、手前側のコントロールボックスを手前側に開閉してメンテナンスすることができるため、メンテナンスの都度、手前側のコントロールボックスを取り外す必要がなく、アクセスの容易化、メンテナンス時間の短縮等、メンテナンス性を向上することができる。また、手前側のコントロールボックスは、厚さ方向寸法の略中間位置に設けられているヒンジの回転軸を中心に回転されるため、手前側のコントロールボックスの開閉に必要な周辺スペースを最小化することができ、従って、コントロールボックスを設置するために確保しなければならないスペースを小さくし、その分搭載機器のコンパクト化を図ることができる。
また、本発明の空気調和機の室外機によると、故障時における室外機のメンテナンス性を向上させ、メンテナンスの容易化ならびに迅速化を図ることができる。加えて、空気調和機の電子制御化や多機能化に伴うコントロールボックスの複雑化、大型化と、室外機の設置性、運搬性向上のためのコンパクト化という背反するニーズの存在下、コントロールボックスの設置に必要な筐体内の占有スペースを最小化することができるため、背反するニーズを満たし、室外機のコンパクト化を実現することができる。
以下に、本発明に一実施形態について、図1ないし図10を参照して説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係るコントロールボックスを搭載した空気調和機の室外機の部分正面図が示され、図2には、その右側面図、図3には、その平面図が示されている。空気調和機の室外機1は、ベースプレート3やサイドパネル4等から構成される筐体2を備えている。筐体2内には、圧縮機5の他、図示省略された種々の室外側機器が収容設置されるとともに、空気調和機を制御するためのコントロールボックス6が収容設置されている。なお、図1は、筐体2において、コントロールボックス6の前面を覆うサービスパネル(図示省略)が取り外された状態を示している。
コントロールボックス6は、手前側から第1層コントロールボックス10、第2層コントロールボックス20、および第3層コントロールボックス30の3層構造に積層されたものであり、筐体2のベースプレート3およびサイドパネル4に複数の固定ビス7を介して固定設置されている。本実施形態では、コントロールボックス6は、サイドパネル4とベースプレート3上に設置された圧縮機5との間のスペースに、それぞれ狭い隙間をあけて設置されている(図1および図3参照)。
コントロールボックス6は、図7ないし図9に示されるように、第1層コントロールボックス10、第2層コントロールボックス20、および第3層コントロールボックス30が一体に積層され、結合された構成とされている。以下に、図7ないし図9を参照して3層構造のコントロールボックス6の構成について説明する。
第1層コントロールボックス10は、制御用基板11を備えたものであり、制御用基板11が左右一対の左パネル12および右パネル13間に複数のビス14(図1参照)により固定されている。第1層コントロールボックス10の奥側に設けられている第2層コントロールボックス20は、基板21上にノイズフィルタ22、各種リレー23等々が設置されたものであり、基板21は、左パネル12および右パネル13と下パネル15との間に固定されている。
第1層コントロールボックス10と第2層コントロールボックス20は、上記のとおり左右一対の左パネル12および右パネル13と下パネル15とを介して一体にセット化された構成とされており、手前側の上半部分に第1層コントロールボックス10の制御用基板11が露出されている。また、奥側に設けられている第2層コントロールボックス20の基板21上に設置されているノイズフィルタ22や各種リレー23等の主要部品は、制御用基板11の下方の下半部分において、手前側に露出された構成とされている(図1も参照)。
また、第3層コントロールボックス30は、インバータ用基板31やパワーモジュール32(図4参照)等を備えたものであり、これらが左右および上下パネル33,34,35,36からなるボックス内に固定設置された構成とされている。この第3層コントロールボックス30は、第1層および第2層コントロールボックス10,20よりも上下方向寸法が若干大きく、下方に延長された構成とされている。なお、第3層コントロールボックス30の上パネル35は、手前側に延長され、一体にセット化された第1層および第2層コントロールボックス10,20の上部を覆う大きさとされている。
一体にセット化された第1層および第2層コントロールボックス10,20は、第3層コントロールボックス30の右パネル34側に固定されているブラケット40に、複数のヒンジ41を介して該ヒンジ41の回転軸周りに、図4ないし図6に示されるように、約90°の範囲で開閉可能に結合されている。これは、メンテナンス時に第3層コントロールボックス30の内部を露出させるためであり、通常は、一体にセット化された第1層および第2層コントロールボックス10,20の他側を第3層コントロールボックス30に対して上下複数箇所でビス42により結合している。
上記ヒンジ41は、一体にセット化された第1層および第2層コントロールボックス10,20の厚さ方向寸法(奥行き方向寸法)L、すなわち右パネル13の幅寸法Lの略中間位置(L/2)において、一体にセット化された第1層および第2層コントロールボックス10,20をブラケット40に結合している。これは、図10に示されるように、ヒンジ41の回転軸41Aを、セット化された第1層および第2層コントロールボックス10,20の厚さ方向寸法(奥行き方向寸法)Lの1/2の位置に設けることで、セット化された第1層および第2層コントロールボックス10,20の開閉に必要な周辺スペースを最小にするためである。
つまり、厚さ寸法Lを有するセット化された第1層および第2層コントロールボックス10,20を他の機器(ここでは圧縮機5およびサイドパネル4)と干渉することなく開閉するためには、その周囲に開閉用のスペースを確保する必要があり、このスペースがコントロールボックス6の設置スペースの大小を決め、室外機2のコンパクト化に直接影響を及ぼすことになる。ヒンジ41の回転軸41Aを厚さ方向寸法Lの1/2位置に設けることにより、図10に示す如く、セット化した第1層および第2層コントロールボックス10,20の開閉軌跡はA1となり、回転軸41Aを厚さ方向の前端あるいは後端に設けた場合の軌跡A2あるいはA3に比較して、手前側、左右両側等のスペースを小さくすることができる。
図4ないし図6には、一体にセット化した第1層および第2層コントロールボックス10,20を約90°開いた状態の正面図、右側面図、平面図が示されており、これらの図面に、圧縮機5およびサイドパネル4に対して、第1層および第2層コントロールボックス10,20の開閉用スペースを最小にしながら、開閉時に互いに干渉しない範囲でぎりぎり接近させて第1層および第2層コントロールボックス10,20を設置した状態が示されている。
また、一体にセット化された第1層および第2層コントロールボックス10,20を構成している右パネル13には、第1層コントロールボックス10および第2層コントロールボックス20に接続される信号線、電線等の配線を取り出すための複数の配線取り出し口43が設けられている。これらの配線取り出し口43には、グロメット44が設けられている。配線取り出し口43を右パネル13に設けるのは、配線を接続したままでヒンジ41の回転軸41Aを中心に第1層および第2層コントロールボックス10,20を回転させて開閉しても、配線が回転の妨げとならないようにするためである。
さらに、一体にセット化された第1層および第2層コントロールボックス10,20のうち、奥側に位置する第2層コントロールボックス20は、その基板21の高さ、および左右パネル12,13の第2層コントロールボックス20に対応する部分の高さが、第1層コントロールボックス10の上端よりも低くなるように、それぞれに段部45,46が設けられている。これは、一体にセット化された第1層および第2層コントロールボックス10,20の組み立て時に、組み立て誤差等があったとしても、奥側に位置する第2層コントロールボックス20が、その上部を覆う第3層コントロールボックス30の上パネル35等と干渉し、開閉時の回転に影響を及ぼさないようにするためである。
以上に説明の構成により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
上記の室外機1およびコントロールボックス6において、故障時に、メンテナンスするには、まず室外機1の筐体2におけるサービスパネル(図示省略)を取り外す。これによって、コントロールボックス6が、図1に示されるように露出される。この状態で、第1層コントロールボックス10の制御用基板11は、その上半部分に露出され、第2層コントロールボックス20の基板21上に設けられているノイズフィルタ22や各種リレー23等の主要部品は、制御用基板11の下方の奥側においてその下半部分に露出される。
従って、一体にセット化されている第1層および第2層コントロールボックス10,20については、上記の状態でそれぞれ手前側からアクセスしてメンテナンスすることができる。なお、必要に応じて、第1層および第2層コントロールボックス10,20を以下に述べるように90°開いた状態とし、表裏両面側からアクセスしてメンテナンスすることも可能である。
一方、一番奥側の第3層コントロールボックス30は、手前側に第1層および第2層コントロールボックス10,20が積層されていることから、直接アクセスすることはできない。第3層コントロールボックス30をメンテナンスする場合は、第1層および第2層コントロールボックス10,20を、第3層コントロールボックス30と結合しているビス42を外した後、ヒンジ41の回転軸41A回り回転させる。これにより、第1層および第2層コントロールボックス10,20は、図4ないし図6に示されるように、他部品あるいは機器に干渉されることなく、約90°開かれる。
第1層および第2層コントロールボックス10,20を約90°開いた状態の正面図が図4に示されている。これによって、第3層コントロールボックス30に設けられているインバータ用基板31やパワーモジュール32等々が正面側に露出されるため、この状態で手前側からアクセスして第3層コントロールボックス30のメンテナンスを行うことができる。
このように、本実施形態によれば、奥側に積層されている第3層コントロールボックス30をメンテナンスする際、手前側の第1層および第2層コントロールボックス10,20を手前側に開閉してメンテナンスすることができる。従って、メンテナンスの都度、手前側の第1層および第2層コントロールボックス10,20を取り外す必要がなく、アクセスの容易化、メンテナンス時間の短縮等、故障時におけるコントロールボックス6および室外機1のメンテナンス性を向上させ、メンテナンスの容易化ならびに迅速化を図ることができる。
また、手前側の第1層および第2層コントロールボックス10,20は、厚さ方向寸法Lの略中間位置に設けられているヒンジ41の回転軸41Aを中心に回転されるため、図10に示されるように、手前側の第1層および第2層コントロールボックス10,20の開閉に必要な周辺スペースを最小化することができる。従って、コントロールボックス6を設置する際に確保しなければならない設置スペースを小さくでき、その分搭載機器のコンパクト化を図ることができる。つまり、空気調和機の電子制御化や多機能化に伴うコントロールボックス6の複雑化、大型化と、室外機1の設置性、運搬性向上のためのコンパクト化という背反するニーズの存在下、コントロールボックス6の設置に必要な筐体2内の占有スペースを最小化することができ、背反するニーズを満たし、室外機1のコンパクト化を実現することができる。
また、ヒンジ41により開閉可能とされている第1層および第2層コントロールボックス10,20に対して、ヒンジ結合されている側の右パネル13に配線取り出し口43を設け、該配線取り出し口43を介して第1層および第2層コントロールボックス10,20に信号線、電線等を接続する構成としているため、メンテナンス時に手前側の第1層および第2層コントロールボックス10,20を開閉する際、上記配線を取り外すことなく接続したままで第1層および第2層コントロールボックス10,20を開閉することができる。これにより、アクセスを容易化しメンテナンス時間を更に短縮することができるとともに、配線を繋いだまま通電状態で基板や部品等のチェックができるため、故障箇所の特定が容易となる等、メンテナンス性を一段と向上することができる。
さらに、手前側に積層されている第1層および第2層コントロールボックス10,20が一体にセット化されて開閉可能とされているため、一体にセット化した第1層および第2層コントロールボックス10,20を同時に開閉して第3層コントロールボックス30をメンテナンスすることができるとともに、手前側の第1層および第2層コントロールボックス10,20を必要に応じて表裏両面からメンテナンスすることができる。これによって、コントロールボックス6が3層以上の多層構造とされている場合でもアクセスを容易化し、迅速にかつ効率よくメンテナンスすることができる。
また、一体にセット化された第1層および第2層コントロールボックス10,20のうち、奥側の第2層コントロールボックス20は、左右パネル13,14の対応部分および基板21に段部45,46を設け、その高さを低くしているため、一体にセット化された第1層および第2層コントロールボックス10,20に組み立て誤差等があっても、奥側の第2層コントロールボックスが回転の障害になることはなく、セット化した第1層および第2層2つのコントロールボックス10,20を確実に同時回転させて開閉することができる。従って、コントロールボックス6の多層構造化を容易化し、コンパクト化を図ることができる。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、上記実施形態では、3層構造のコントロールボックス6について説明したが、本発明は、2層または4層以上の多層構造のコントロールボックスにも同様に適用できることはもちろんである。また、どの層のコントロールボックスを開閉可能とするかは、各コントロールボックスに設けられている基板や部品の配置構成等により適宜選択すればよい。従って、本発明は、上記実施形態の如く、第1層コントロールボックス10と第2層コントロールボックス20とを一体にセット化したものに限定されるものではない。
さらに、配線取り出し口43が設けられる面は、必ずしもヒンジ41が結合される右パネル13と同一面である必要はなく、該パネル面と隣接する面にかかるように設けられていてもよいことはもちろんである。また、コントロールボックス6の設置位置は、筐体2内の圧縮機5とサイドパネル4との間である必要はなく、任意の位置であってよい。さらに、本発明のコントロールボックスは、空気調和機の室外機に限らず、他の機器のコントロールボックスにも適用できることは云うまでもない。
本発明の一実施形態に係るコントロールボックスを搭載した空気調和機の室外機の部分正面図である。 図1の右側面図である。 図1の平面図である。 図1に示す空気調和機の室外機でコントロールボックスの手前側の第1層および第2層を開いた状態の正面図である。 図4の右側面図である。 図4の平面図である。 図1に示すコントロールボックスの斜視図である。 図7に示すコントロールボックスの手前側の第1層および第2層を開いた状態の左側面側から見た斜視図である。 図7に示すコントロールボックスの手前側の第1層および第2層を開いた状態の右側面側から見た斜視図である。 図1に示すコントロールボックスの手前側の第1層および第2層の開閉時の軌跡を表す摸式図である。
符号の説明
1 室外機
2 筐体
5 圧縮機
6 コントロールボックス
10 第1層コントロールボックス
12 左パネル
13 右パネル
20 第2層コントロールボックス
30 第3層コントロールボックス
41 ヒンジ
41A 回転軸
43 配線取り出し口
45,46 段部
L 厚さ方向寸法

Claims (5)

  1. コントロールボックスが少なくとも2層以上に積層されている多層構造のコントロールボックスにおいて、
    手前側に積層されているコントロールボックスの少なくとも1つがヒンジ結合により開閉可能とされ、このコントロールボックスを結合しているヒンジの回転軸が、該コントロールボックスの厚さ方向寸法の略中間位置に設けられていることを特徴とするコントロールボックス。
  2. 前記ヒンジにより開閉可能とされているコントロールボックスには、前記ヒンジが結合されている面側に配線取り出し口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコントロールボックス。
  3. 前記した手前側に積層されている2つのコントロールボックスは、一体にセット化されて開閉可能に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のコントロールボックス。
  4. 前記した一体にセット化された2つのコントロールボックスのうち、奥側のコントロールボックスは、手前側のコントロールボックスよりも高さが低くされていることを特徴とする請求項3に記載のコントロールボックス。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載されたコントロールボックスが他の室外側機器と共に筐体内に設置されていることを特徴とする空気調和機の室外機。

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