JP2009296346A - 番組推薦装置、番組推薦方法及び番組推薦プログラム - Google Patents

番組推薦装置、番組推薦方法及び番組推薦プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】多様なユーザ好みの番組を推薦できるようにする。
【解決手段】録画番組の映像音声からユーザ好みの人物を指定させることでユーザ好みの人物を設定して、この映像音声からこの人物の顔画像及び声の特徴量を検出し、この特徴量と、有名人データベースに予め登録されている各有名人の特徴量との相関係数を計算して、この相関係数が所定の範囲内にある特徴量を持つ有名人を、ユーザ好みの人物に似ている有名人として、この有名人が出演する番組を、EPG情報などから検索して、検索の結果見付かった番組を推薦番組に設定するようにしたことで、ユーザ好みの人物に似ている人物が出演している番組、つまりユーザ好みと推測される様々な人物が出演する番組をユーザに推薦することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、番組推薦装置、番組推薦方法及び番組推薦プログラムに関し、例えば、ユーザの嗜好をもとに番組を推薦する番組推薦装置に適用して好適なものである。
従来、ユーザ好みの番組を推薦番組として表示したり自動で録画したりする機能を有する番組録画装置がある。
この種の番組録画装置では、例えば、番組の映像から検出した出演者の顔画像を一覧表示して、この中からユーザ好みの人物の顔画像を選択させ、選択された顔画像の人物が出演する番組を推薦番組として表示または録画するようになっている(例えば特許文献1参照)。
このような機能により、この番組録画装置は、ユーザが好きな人物が出演している番組をユーザに推薦することができる。
特開2007−251296公報
しかしながら、上述した従来の番組録画装置では、推薦番組がユーザの好きな特定の人物が出演している番組に限られてしまう。この結果、番組の出演者が代わらなければ、毎回同じ番組をユーザに推薦することになりかねない。
つまり従来の番組録画装置では、ユーザの好みである特定の人物が出演する番組しか推薦することができなかった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、多様なユーザ好みの番組を推薦し得る番組推薦装置、番組推薦方法及び番組推薦プログラムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、番組情報を取得する番組情報取得部と、ユーザ好みの人物を設定する好み設定部と、好み設定部により設定されたユーザ好みの人物の顔画像及び声の特徴量のうちの少なくともどちらか一方を取得する好み人物特徴量取得部と、予め番組出演者の顔画像及び声の特徴量のうちの少なくともどちらか一方を、当該番組出演者の特徴量として当該番組出演者の名前に対応付けて記憶している記憶部から、好み人物特徴量取得部により取得されたユーザ好みの人物の特徴量に対する類似度が所定の範囲内にある特徴量を持つ番組出演者を、ユーザ好みの人物に似ている番組出演者として検索する出演者検索部と、出演者検索部による検索の結果得られるユーザ好みの人物に似ている番組出演者の名前をもとに、当該番組出演者が出演する番組を、番組情報取得部により取得された番組情報から検索する番組検索部と、番組検索部により検索された番組を推薦番組に設定する推薦番組設定部とを設けるようにした。
こうすることで、ユーザ好みの人物に似ている人物が出演している番組、つまりユーザ好みと推測される様々な人物が出演する番組をユーザに推薦することができる。
本発明によれば、ユーザ好みの人物に似ている人物が出演している番組、つまりユーザ好みと推測される様々な人物が出演する番組をユーザに推薦することができ、かくして、多様なユーザ好みの番組を推薦し得る番組推薦装置、番組推薦方法及び番組推薦プログラムを実現できる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)番組録画装置の回路構成
まず第1の実施の形態について説明する。図1において1は、番組録画装置の回路構成を示している。この番組録画装置1は、デジタル系放送及びアナログ系放送の番組の録画再生機能、EPG(Electronic Program Guide)情報の取得機能を有している。
番組録画装置1の各回路部は、Hostマイコン2によって制御される。Hostマイコン2は、バス3を介して接続されたハードディスクドライブ4もしくは不揮発性メモリ5に記憶されているプログラムによって各種処理を実行すると共に、UI(User Interface)制御部6を介してリモートコントローラRMから入力される操作信号に応じて各回路部の動作を制御する。尚、リモートコントローラRMについては、以下、リモコンRMとも呼ぶ
具体的に番組録画装置1は、Hostマイコン2の制御のもと、リモコンRMの操作などに応じて、デジタル系アンテナ7を介して受信したデジタル放送信号をデジタルチューナ部8に入力する。
デジタルチューナ部8は、デジタル放送信号から、任意のチャンネル(例えばリモコンRMの操作により指定されたチャンネル)の放送データを抽出して、これを出力する。デジタルチューナ部8から出力された任意のチャンネルの放送データは、StreamBuffer9を経由して、番組の映像音声データとしてハードディスクドライブ4に記録される。
このようにして番組録画装置1は、デジタル系放送の番組を録画するようになっている。
また番組録画装置1は、Hostマイコン2の制御のもと、リモコンRMの操作などに応じて、アナログ系アンテナ10を介して受信したアナログ放送信号をアナログチューナ部11に入力する。
アナログチューナ部11は、アナログ放送信号から、任意のチャンネルの放送信号を抽出して、これを復調器12に入力する。復調器12は、放送信号をNTSC(National Television Standards Committee)デコードすることによりNTSC信号に変換して、これをMPEG(Moving Picture Experts Group)エンコーダ13に入力する。
MPEGエンコーダ13は、NTSC信号をMPEGエンコードすることで映像音声データに変換して、これを出力する。MPEGエンコーダ12から出力された映像音声データは、StreamBuffer9を経由して、番組の映像音声データとしてハードディスクドライブ4に記録される。
このようにして番組録画装置1は、アナログ系放送の番組を録画するようになっている。
さらに番組録画装置1は、Hostマイコン2の制御のもと、リモコンRMの操作などに応じて、ハードディスクドライブ4から読み出した映像音声データをStreamBuffer9を介してデマルチプレクサ14に入力する。
デマルチプレクサ14は、映像音声データを映像データと音声データとに分離して、それぞれをAVデコーダ15に入力する。AVデコーダ15は、映像データと音声データとのそれぞれをデコードすることにより映像信号と音声信号とに変換して、これらを出力する。
AVデコーダ15から出力された映像信号は、GUI(Graphical User Interface)重畳器16でOSD(On Screen Display)などのグラフィックス信号が重畳された後、ビデオケーブルなどで外部接続されたディスプレイ17に送られる。この結果、このディスプレイ17から、映像信号に基づく番組映像が出力される。
一方、AVデコーダ15から出力された音声信号は、オーディオケーブルなどで外部接続されたスピーカ18に送られる。この結果、このスピーカ18から、音声信号に基づく番組音声が出力される。
このようにして番組録画装置1は、録画した番組を再生するようになっている。
さらに番組録画装置1は、Hostマイコン2の制御のもと、リモコンRMの操作などに応じて、デジタルチューナ部8から出力された任意のチャンネルの放送データを、StreamBuffer9を介して、ハードディスクドライブ4に記録せずに、デマルチプレクサ14に入力する。
この結果、デマルチプレクサ14、AVデコーダ15、GUI重畳器16を順次介して、番組の映像信号がディスプレイ17に送られる。そして、このディスプレイ17から、映像信号に基づく番組映像、つまり現在放送中の番組映像が出力される。
また、デマルチプレクサ14、AVデコーダ15を順次介して、番組の音声信号がスピーカ18に送られる。そして、このスピーカ18から、音声信号に基づく番組音声、つまり現在放送中の番組音声が出力される。
このようにして番組録画装置1は、放送中のデジタル系放送の番組を再生するようになっている。
さらに番組録画装置1は、Hostマイコン2の制御のもと、リモコンRMの操作などに応じて、アナログチューナ部11から出力された任意のチャンネルの放送信号を、復調器12によりNTSCデコードして映像信号と音声信号とに分離する。
復調器12から出力された映像信号は、GUI重畳器16を介してディスプレイ17に送られる。この結果、このディスプレイ17から、映像信号に基づく番組映像、つまり現在放送中の番組映像が出力される。
また、復調器12から出力された音声信号は、スピーカ18に送られる。この結果、このスピーカ18から、音声信号に基づく番組音声、つまり現在放送中の番組音声が出力される。
このようにして番組録画装置1は、放送中のアナログ系放送の番組を再生するようになっている。
さらに番組録画装置1は、Hostマイコン2の制御のもと、デジタルチューナ部8から出力される任意のチャンネルの放送データをデマルチプレクサ19に入力する。デマルチプレクサ19は、放送データからEPG情報を抽出して、これをデジタル放送のEPG情報として不揮発性メモリ5に記録する。ここで、このEPG情報が各チャンネルで別々に配信されている場合、番組録画装置1は、受信可能な各チャンネルの放送データからEPG情報を抽出して、不揮発性メモリ5に記録するようになっている。
さらに番組録画装置1は、Hostマイコン2の制御のもと、アナログチューナ部11によりEPG情報を配信している所定のチャンネルの放送信号を抽出し、これを復調器12に入力する。復調器12は、放送信号をNTSC信号に変換して、VBI(Vertical Blanking Interval)スライサ20に入力する。
VBIスライサ20は、NTSC信号からEPG情報が重畳されている特定ラインを切り出して、これをEPGデコーダ21に入力する。EPGデコーダ21は、NTSC信号から切り出された特定ラインをデコードすることで、EPG情報を得て、これをアナログ放送のEPG情報として不揮発性メモリ5に記録する。
このようにして番組録画装置1は、アナログ放送及びデジタル放送のEPG情報を取得するようになっている。
ちなみにEPG情報には、例えば、放送予定の各番組の番組情報として、放送局名、放送日時、番組タイトル、ジャンル、番組概要、番組詳細、出演者名などが記されている。
そして番組録画装置1は、Hostマイコン2が、不揮発性メモリ5に記録したEPG情報をバス3を介して読み出し、このEPG情報をもとに番組の放送スケジュールを表にした番組表の画面データを生成して、これをバス3を介してRAM(Random Access Memory)22に一時記録する。
RAM22に一時記録された番組表の画面データは、GUI重畳器16に入力されることで画面信号に変換されて、ディスプレイ17に送られる。この結果、ディスプレイ17から、画面信号に基づく番組表の画面が出力される。
このようにして番組録画装置1は、アナログ放送及びデジタル放送の番組表をディスプレイ17に表示するようになっている。
そして番組録画装置1は、リモコンRMの操作などにより、ディスプレイ17に表示した番組表から任意の番組が選択され、この番組に対して視聴予約するよう指示されると、この番組の番組情報(放送局名及び放送日時など)を利用して、この番組を視聴予約するようにもなっている。
また番組録画装置1は、リモコンRMの操作などにより、ディスプレイ17に表示した番組表から任意の番組が選択され、この番組に対して録画予約するよう指示されると、この番組の番組情報(放送局名及び放送日時など)を利用して、この番組を録画予約するようにもなっている。
因みに、番組を録画した場合、この番組の番組情報を映像音声データと共にハードディスクドライブ4に記録するようになっている。
さらに番組録画装置1は、リモコンRMの操作などに応じて、図示しないネットワーク機器(例えばサーバ)から配信される各種データをネットワーク端子23及びネットワークコントローラ24を介して受信する。そしてこのデータは、Hostマイコン2、バス3を順次経由してハードディスクドライブ4に記録される。
さらに番組録画装置1は、リモコンRMの操作などに応じて、ハードディスクドライブ4から読み出した各種データを、バス3、Hostマイコン2、ネットワークコントローラ24、ネットワーク端子23を順次経由してネットワーク機器に送信する。
このようにして番組録画装置1は、ネットワーク機器との間で各種データの送受を行うようにもなっている。実際上、番組録画装置1は、ネットワーク機器に対して、所望期間のEPG情報を要求することで、このネットワーク機器から、所望期間のEPG情報を取得することができるようにもなっている。
さらに番組録画装置1は、リモコンRMの操作などに応じて、Hostマイコン2が、各種画面データを生成して、これをバス3を介してRAM22に一時記録する。RAM22に一時記録された各種画面データは、GUI重畳器16に入力されることで画面信号に変換されて、ディスプレイ17に送られる。この結果、ディスプレイ17から、画面信号に基づく各種画面(視聴予約一覧画面、録画予約一覧画面、録画済番組一覧画面など)が出力される。
このようにして番組録画装置1は、各種画面をディスプレイ17に表示するようになっている。
上述した基本的な機能にくわえて、この番組録画装置1は、ユーザ好みの人物に顔や声が似ている人物が出演する番組をユーザに推薦する番組推薦機能を有している。以下、この番組推薦機能について説明する。尚、この番組推薦機能は、番組録画装置1のHostマイコン2が各回路部の動作を制御することで実現される機能の1つである。
(1−2)番組推薦機能
番組録画装置1では、番組推薦機能によりユーザ好みの人物に似ている人物が出演する番組を推薦するうえで、まずユーザ好みの人物を設定する。
具体的に番組録画装置1は、リモコンRMの操作などに応じて、任意の録画番組を再生することで、この録画番組の映像をディスプレイ17に表示すると共に、この録画番組の音声をスピーカ18から出力する。
ここで番組録画装置1は、リモコンRMに設けられた一時停止ボタン(図示せず)が押下されると、録画番組の再生を一時停止する。この結果、図2に示すように、ディスプレイ17には、一時停止ボタンが押下された時点の映像が静止画像として表示される。
さらにこのとき、リモコンRMに設けられた顔認識ボタン(図示せず)が押下されると、番組録画装置1は、ディスプレイ17に表示されている静止画像に対して、顔認識処理を施すことにより、この静止画像から人物の顔画像と判断できる領域(これを顔領域とも呼ぶ)を検出する。
そして番組録画装置1は、図3に示すように、静止画像上に、検出した顔領域を示す四角形上の枠Frを表示させると共に、各枠Frの内側に、枠FrをリモコンRMに設けられた数字ボタン(図示せず)で指定するための固有の数字を表示させる。
実際上、図3は、静止画像から二人の人物の顔領域が検出されたことにより、二人の顔領域を示す二つの枠Fr1及びFr2が静止画像上に表示され、さらに枠Fr1の内側に数字の「1」が表示され、枠Fr2の内側に数字の「2」が表示されている例である。
ここで番組録画装置1は、リモコンRMに設けられた数字ボタンの押下により、任意の枠Frが指定されると、この枠Frの顔画像がユーザ好みの顔画像であると判断して、この顔画像の人物をユーザ好みの人物に設定する。
次に番組録画装置1は、ユーザ好みの顔画像を静止画像(つまり録画番組の映像)から切り出して、この顔画像から、その特徴量(つまりユーザ好みの人物の顔の特徴量)を検出する。
具体的に番組録画装置1は、この顔画像から目の部分、鼻の部分、口の部分などの顔パーツを抽出して、各顔パーツの大きさの比率、各顔パーツ間の距離、各顔パーツの位置関係などを、特徴量として検出する。
さらに番組録画装置1は、この顔画像の人物の声を、録画番組の音声から切り出して、この声から、その特徴量(つまりユーザ好みの人物の声の特徴量)を検出する。
具体的に番組録画装置1は、一時停止された時点から例えば所定期間(例えば数分間)録画番組を再生して、この間、所定フレーム(例えば1フレーム)毎に、顔認識処理を施していくことで、図4に示すように、先に枠Frで指定されたユーザ好みの顔画像を追跡する。さらにこの間(つまり所定期間)、番組録画装置1は、所定フレーム毎に、この顔画像から口の部分を抽出していくことで、口の部分の動き(つまり開閉)の変化を検出する。
一方で、この間(つまり所定期間)、番組録画装置1は、録画番組の音声の信号レベルの変化を検出する。
そして番組録画装置1は、録画番組を再生した所定期間で、口の部分の動きの変化と音声の信号レベルの変化との相関が強い区間を、ユーザ好みの顔画像の人物が声を発している区間であると判断して、この区間の音声をユーザ好みの人物の声として録画番組の音声から切り出す。
さらに番組録画装置1は、ユーザ好みの人物の声として切り出した音声を周波数分析することにより、この人物の声紋を検出して、これをユーザ好みの人物の声の特徴量とする。
このようにして番組録画装置1は、録画番組の映像音声から、ユーザ好みの人物を指定させ、この人物の顔画像及び声の特徴量を検出する。
ところで、番組録画装置1のハードディスクドライブ4には、上述した検出方法と同様の検出方法を用いて番組の映像音声から検出された有名人の顔画像及び声の特徴量が、有名人に関する情報(これを関連情報とも呼ぶ)と共に有名人データベースとして記録されている。
この有名人データベースは、例えば、出荷前に、ハードディスクドライブ4に記録されるようになっている。
実際上、有名人データベースには、図5に示すように、有名人毎のデータとして、有名人のIDと、名前、年齢及び性別などからなる人物情報と、その有名人の顔画像及び声の特徴量と、その有名人がユーザ好みであるかを示す嗜好情報と、その有名人の出演番組が録画中または録画済みであるかを示す録画情報とが登録されている。
ここで、録画情報は、例えば、番組録画中及び終了後に更新される情報である。番組録画装置1は、録画する番組の番組情報に含まれる出演者名をもとに、録画する番組に出演している有名人を特定して、その有名人の録画情報を更新するようになっている。
そして番組録画装置1は、上述したように録画番組の映像音声からユーザ好みの人物の顔画像及び声の特徴量を検出すると、これらの特徴量のうちの少なくとも一方を検索条件として、この特徴量を持つ有名人(つまりユーザ好みの人物に該当する有名人)を、有名人データベースから検索する。
具体的に、番組録画装置1は、ユーザ好みの人物の特徴量と有名人データベースに登録されている各有名人の特徴量との相関係数を計算して、この相関係数が例えば「0.9」以上の特徴量を持つ有名人を有名人データベースから検索する。
因みに、ここでは、2人の特徴量の相関係数が「0.0」以上「0.4」未満であれば、2人が似てないと判別し、「0.4」以上「0.9」未満であれば2人が似ていると判別し、「0.9」以上(ただし「1.0」以下)であれば2人が同一人物であると判別するようになっている。
この検索の結果、有名人データベースからユーザ好みの人物に該当する有名人が見付かると、番組録画装置1は、この有名人(つまりユーザ好みの人物)の関連情報を有名人データベースから取得する。
尚、仮に複数の有名人が見付かった場合には、相関係数の最も大きい特徴量を持つ有名人を、ユーザ好みの人物に該当する有名人であると判別するようになっている。
そして番組録画装置1は、先に得られたユーザ好みの人物の顔画像及び声のデータと、特徴量と、関連情報とを、ハードディスクドライブ4に記録されているユーザ嗜好データベースに登録する。
実際上、このユーザ嗜好データベースには、図6に示すように、ユーザ好みの人物毎のデータとして、その人物の顔画像及び声のデータと、その人物の顔画像及び声の特徴量と、その人物の関連情報(ID、人物情報、嗜好情報、録画情報)とが登録されている。
このようにして、ユーザ好みの人物の顔画像及び声のデータと、特徴量と、関連情報とを登録し終えると、番組録画装置1は、ユーザ好みの人物の顔画像及び声の特徴量のうちの少なくともどちらか一方を検索条件として、この人物に似ている有名人を、有名人データベースから検索する。
具体的に、番組録画装置1は、ユーザ好みの人物の特徴量と有名人データベースに登録されている各有名人の特徴量との相関係数を計算して、この相関係数が例えば「0.4」以上「0.9」未満の特徴量を持つ有名人を有名人データベースから検索する。
ここで、顔画像の特徴量のみを利用して相関係数を計算するようにすれば、ユーザ好みの人物と顔が似ている有名人を検索することになり、声の特徴量のみを利用して相関係数を計算するようにすれば、ユーザ好みの人物と声が似ている有名人を検索することになる。
また顔画像及び声の両方の特徴量を利用して相関係数を計算するようにすれば、ユーザ好みの人物と顔と声が似ている有名人を検索することになる。尚、この場合、例えば、顔画像の特徴量による相関係数と声の特徴量による相関係数が共に「0.4」以上「0.9」未満の有名人を検索すればよい。
この検索の結果、有名人データベースからユーザ好みの人物に似ている有名人が見付かると、番組録画装置1は、この有名人(つまりユーザ好みの人物に似ている人物)の関連情報を有名人データベースから取得する。
そして番組録画装置1は、取得したユーザ好みの人物に似ている有名人の関連情報をもとに、この有名人が出演する放送予定(放送中も含む)の番組をEPG情報から検索する。
すなわち番組録画装置1は、例えば、取得した関連情報に記された有名人の名前が、出演者名に含まれている放送予定の番組を、この有名人が出演する放送予定の番組としてEPG情報から検索する。
この検索の結果、ユーザ好みの人物に似ている有名人が出演する放送予定の番組が見付かると、番組録画装置1は、この番組(つまりユーザ好みの人物に似ている有名人が出演する番組)の番組情報をEPG情報から取得する。
また番組録画装置1は、取得したユーザ好みの人物に似ている有名人の関連情報をもとに、この有名人が出演する録画済番組をハードディスクドライブ4から検索する。
すなわち番組録画装置1は、例えば、取得した関連情報に記された有名人の名前が、出演者名に含まれている録画済番組を、この有名人が出演する録画済番組としてハードディスクドライブ4から検索する。
この検索の結果、ユーザ好みの人物に似ている有名人が出演する録画済番組が見付かると、番組録画装置1は、この番組(つまりユーザ好みの人物に似ている有名人が出演する番組)の番組情報をハードディスクドライブ4から取得する。
そして番組録画装置1は、取得した番組の番組情報をもとに、この番組を推薦番組として視聴予約/録画予約すること、またはこの番組の番組情報を推薦番組の番組情報としてディスプレイ17に表示することなどにより、この番組をユーザに推薦する。
因みに、番組を推薦する方法として、視聴予約、録画予約、番組情報の表示のうちのどれを利用するかは、例えば、図示しない設定画面をディスプレイ17に表示して、この設定画面を介して、ユーザに選択させるようになっている。また、番組の推薦は、例えば、所定期間(例えば1ヶ月間)、もしくは別の人物がユーザ好みの人物として指定されるまで続けるものとし、例えば1日1回など、所定のタイミングで行うものとする。
このように番組録画装置1は、ユーザ好みの人物に顔や声が似ている人物が出演する番組、つまりユーザ好みと推測される様々な人物が出演する番組をユーザに推薦することができる。
また番組録画装置1は、このような番組をユーザに推薦するうえで、ユーザ好みの人物とどこが似ている人物を探すのか、つまり顔が似ている人物を探すのか、声が似ている人物を探すのか、顔と声の両方が似ている人物を探すのかを設定できるようにもなっている。
さらに番組録画装置1は、このような番組をユーザに推薦するうえで、ユーザ好みの人物とどの程度似ている人物を探すのかを設定できるようにもなっている。
具体的に番組録画装置1は、リモコンRMの操作などに応じて、図7に示すように、ユーザ好みの人物とどこが似ている人物を探すのか、及びどの程度似ている人物を探すのかを設定するための人物検索設定画面30をディスプレイ17に表示する。
この人物検索設定画面30には、ユーザ好みの人物とどこが似ている人物を探すのかを設定するための選択項目として、「顔が似ている人物を探す」、「声が似ている人物を探す」、及び「顔と声の両方が似ている人物を探す」の3つのテキストT1、T2及びT3が、ラジオボタンB1、B2及びB3と共に表示される。
つまりこの人物検索設定画面30では、選択項目としての「顔が似ている人物を探す」、「声が似ている人物を探す」、及び「顔と声の両方が似ている人物を探す」の3つのテキストT1、T2及びT3のうちのどれかを、対応するラジオボタンB1、B2及びB3により選択できるようになっている。
またこの人物検索設定画面30には、ユーザ好みの人物とどの程度似ている人物を探すのかを設定するための選択項目として、「そっくり」、「まあまま似ている」、及び「雰囲気が似ている」の3つのテキストT4、T5及びT6が、ラジオボタンB4、B5及びB6と共に表示される。
つまりこの人物検索設定画面30では、選択項目としての「そっくり」、「まあまま似ている」、及び「雰囲気が似ている」の3つのテキストT4、T5及びT6のうちのどれかを、対応するラジオボタンB4、B5及びB6により選択できるようになっている。
さらにこの人物検索設定画面30には、この画面での設定を終了するための終了ボタン31が表示される。
ここで、例えば、リモコンRMなどの操作に応じて画面上を移動するカーソルCuにより、ユーザ好みの人物とどこが似ている人物を探すのかを設定するための3つの選択項目(すなわちテキストT1〜T3)のうちのテキストT1(「顔が似ている人物を探す」)が選択された状態で終了ボタン31が押下されたとする。
すると、番組録画装置1は、ユーザ好みの人物に似ている人物が出演する番組をユーザに推薦するうえでの人物の検索条件を、ユーザ好みの人物と顔が似ている人物に設定する。
これにより、以降、番組録画装置1は、録画番組の映像音声から検出したユーザ好みの人物の顔画像及び声の特徴量のうちの顔画像の特徴量を検索条件として、この人物に顔が似ている有名人を、有名人データベースから検索するようになる。
またテキストT2(「声が似ている人物を探す」)が選択された状態で、終了ボタン31が押下されたとする。
すると、番組録画装置1は、ユーザ好みの人物に似ている人物が出演する番組をユーザに推薦するうえでの人物の検索条件を、ユーザ好みの人物と声が似ている人物に設定する。
これにより、以降、番組録画装置1は、録画番組の映像音声から検出したユーザ好みの人物の顔画像及び声の特徴量のうちの声の特徴量を検索条件として、この人物に声が似ている有名人を、有名人データベースから検索するようになる。
さらにテキスト3(「顔と声の両方が似ている人物を探す」)が選択された状態で、終了ボタン31が押下されたとする。
すると、番組録画装置1は、ユーザ好みの人物に似ている人物が出演する番組をユーザに推薦するうえでの人物の検索条件を、ユーザ好みの人物と顔と声の両方が似ている人物に設定する。
これにより、以降、番組録画装置1は、録画番組の映像音声から検出したユーザ好みの人物の顔画像及び声の特徴量の両方を検索条件として、この人物に顔と声の両方が似ている有名人を、有名人データベースから検索するようになる。
このようにして番組録画装置1は、ユーザ好みの人物に似ている人物が出演する番組をユーザに推薦するうえで、ユーザ好みの人物とどこが似ている人物を探すのかを設定するようになっている。
また一方で、カーソルCuにより、ユーザ好みの人物とどの程度似ている人物を探すのかを設定するための3つの選択項目(すなわちテキストT4〜T6)のうちのテキストT4(「そっくり」)が選択された状態で終了ボタン31が押下されたとする。
すると、番組録画装置1は、ユーザ好みの人物に似ている人物が出演する番組をユーザに推薦するうえでの人物の検索条件を、ユーザ好みの人物とそっくりな人物に設定する。
具体的に番組録画装置1は、ユーザ好みの人物の特徴量と有名人データベースに登録されている各有名人の特徴量との相関係数が例えば「0.8」以上「0.9」未満の特徴量を持つ有名人を有名人データベースから検索するようにする。
またテキスト5(「まあまあ似ている」)が選択された状態で、終了ボタン31が押下されたとする。
すると、番組録画装置1は、ユーザ好みの人物に似ている人物が出演する番組をユーザに推薦するうえでの人物の検索条件を、ユーザ好みの人物とまあまあ似ている人物に設定する。
具体的に番組録画装置1は、ユーザ好みの人物の特徴量と有名人データベースに登録されている各有名人の特徴量との相関係数が例えば「0.6」以上「0.8」未満の特徴量を持つ有名人を有名人データベースから検索するようにする。
さらにテキスト6(「雰囲気が似ている」)が選択された状態で、終了ボタン31が押下されたとする。
すると、番組録画装置1は、ユーザ好みの人物に似ている人物が出演する番組をユーザに推薦するうえでの人物の検索条件を、ユーザ好みの人物と雰囲気が似ている人物に設定する。
具体的に番組録画装置1は、ユーザ好みの人物の特徴量と有名人データベースに登録されている各有名人の特徴量との相関係数が例えば「0.4」以上「0.6」未満の特徴量を持つ有名人を有名人データベースから検索するようにする。
このようにして番組録画装置1は、ユーザ好みの人物に似ている人物が出演する番組をユーザに推薦するうえで、ユーザ好みの人物とどの程度似ている人物を探すのかを設定するようになっている。
すなわち番組録画装置1は、この人物検索設定画面30を介して、ユーザ好みの人物に似ている人物が出演する番組をユーザに推薦するうえで、ユーザ好みの人物とどこがどの程度似ている人物を探すのかを設定できるようになっている。
さらに番組録画装置1では、以前にユーザ嗜好データベースに登録したユーザ好みの人物の顔画像及び声のデータとその人物の関連情報とを利用して、例えば、ユーザ好みとして登録した人物のうちの任意の人物に似ている人物を探すことができるようにもなっている。
具体的に番組録画装置1は、リモコンRMの操作などに応じて、図8に示すように、ユーザ嗜好データベースに登録されているユーザ好みの人物のなかから、任意の人物を選択するための好み人物選択画面40をディスプレイ17に表示する。
この好み人物設定画面40には、ユーザ嗜好データベースに登録されている人物毎に用意された所定の表示サイズでなる枠Frと、この画面での設定を終了するための終了ボタン41とが表示される。
さらに各枠Fr内には、ユーザ嗜好データベースから読み出された人物の顔画像42と、人物の声を再生するための再生ボタン43と、ユーザ嗜好データベースから読み出された人物の関連情報(名前、年齢、性別など)を示すテキスト44と、枠Frを選択するためのチェックボックス45とが表示される。
ここで、例えば、リモコンRMなどの操作に応じて画面上を移動するカーソルCuにより、再生ボタン43が押下されたとする。
すると番組録画装置1は、押下された再生ボタン43が表示されている枠Frに対応する人物の声のデータを、ユーザ嗜好データベースから読み出して再生する。
このように番組録画装置1は、この好み人物設定画面40を介して、ユーザ好みとして登録した人物の顔画像、声、関連情報をユーザに確認させることができる。
尚、図8に示す好み人物選択画面40は、三つの枠Fr10、Fr11及びFr12、つまり3人分の枠Frが表示されている例である。この場合の好み人物選択画面40では、一度に3人分の枠Frしか表示できないが、リモコンRMなどの操作に応じて、枠Frを所定方向にスクロールさせていくことで、結果として4人分以上の枠Frを表示できるようになっている。
ここで、例えば、カーソルCuにより、任意の枠Frのチェックボックス45が選択された状態で設定終了ボタン41が押下されたとする。
すると、番組録画装置1は、ユーザ好みの人物に似ている人物が出演する番組をユーザに推薦するうえでの人物の検索条件を、選択された枠Frに対応する人物に似ている人物に設定する。
これにより、番組録画装置1は、以降、ユーザ好みの人物のうちのユーザが選択した人物に似ている有名人を、有名人データベースから検索するようになる。尚、複数の人物が選択された場合には、選択された人物のそれぞれに似ている有名人を有名人データベースから検索する。
このようにして番組録画装置1は、ユーザ操作に応じて、ユーザ好みとして登録した人物のうちの任意の人物に似ている人物を探すようになっている。
こうすることで、番組録画装置1は、例えば、一旦、録画番組から好みの人物をユーザに指定させて登録すれば、以降、再び録画番組から同一人物を指定させることなく、いつでも、この人物に似ている人物を探すことができるようになっている。
また番組録画装置1は、この好み人物設定画面40を介して、ユーザ好みとして登録した人物をユーザに確認させることで、再び録画番組から同一人物を指定させて二重登録してしまうような状況を回避することもできる。
さらに番組録画装置1では、どの有名人が出演する何と言う番組を推薦したか、及び推薦した番組が何回再生されたかを、推薦番組の履歴として、ハードディスクドライブ4に蓄積するようにもなっている。
そして番組録画装置1では、この履歴をもとに、有名人データベースに登録されている各有名人の嗜好情報を生成する。
具体的に番組録画装置1は、推薦番組の履歴から、有名人毎に、その有名人が出演する番組を推薦した回数と、推薦した番組が再生された回数とを得、これを各有名人の嗜好情報とする。
この結果、有名人データベースに登録されている各有名人の嗜好情報には、その有名人が出演する番組を推薦した回数と、推薦した番組が再生された回数とが記されることになる。つまりこの嗜好情報は、その有名人が出演する推薦番組に対してユーザが興味を持ったかどうかを示す情報となる。
さらに番組録画装置1は、この嗜好情報を参照して、例えば、番組を推薦した回数が所定回数(例えば10回)以上あるにも関わらず、推薦番組が1回も再生されていない有名人は、ユーザが興味を持っていない有名人であると判別する。
そして番組録画装置1は、例えば、この有名人を、ユーザ好みの人物に似ている有名人を探すときの対象から外す。この結果、番組録画装置1は、この有名人が出演する番組は推薦しなくなる。
こうすることで番組録画装置1は、常に、ユーザ好みの人物に似ていて、且つユーザが興味を持っている有名人が出演する番組を推薦することができる。
(1−3)番組推薦処理手順
次に、番組録画装置1が、ユーザ好みの人物に似ている人物(有名人)が出演する番組を推薦するときの処理手順(これを番組推薦処理手順とも呼ぶ)について、図9及び図10に示すフローチャートを用いて詳しく説明する。この番組推薦処理手順は、番組録画装置1のHostマイコン2が、ハードディスクドライブ4もしくは不揮発性メモリ5から読み出したプログラムに従って実行する処理の手順である。
番組録画装置1のHostマイコン2は、例えば、番組録画装置1の電源が投入されると、番組推薦処理手順RT1を開始して、ステップSP1に移る。ステップSP1においてHostマイコン2は、録画番組を再生して一時停止している状態でリモコンRMの顔認識ボタンが押下されたかどうかを判別する。
ここで、現在、録画番組を一時停止している状態でリモコンRMの顔認識ボタンが押下されていないことにより、このステップSP1で否定結果を得ると、このときHostマイコン2は、ステップSP2に移る。
ステップSP2においてHostマイコン2は、好み人物選択画面40を介して任意のユーザ好みの人物が選択されたかどうか、つまり好み人物選択画面40に表示されている任意の人物の枠Frが選択された状態で設定終了ボタン41が押下されたかどうかを判別する。
ここで、現在、好み人物選択画面40を介して任意のユーザ好みの人物が選択されていないことにより、このステップSP2で否定結果を得ると、このときHostマイコン2は、再びステップSP1に戻る。
その後、録画番組を一時停止している状態でリモコンRMの顔認識ボタンが押下されたことにより、ステップSP1で肯定結果を得ると、このときHostマイコン2は、ステップSP3に移る。
ステップSP3においてHostマイコン2は、一時停止している状態の録画番組の映像(つまり静止画像)に対して顔認識処理を施すことにより、この静止画像から顔領域を検出し、この映像上に顔領域を示す枠Frを表示して、次のステップSP4に移る。
ここで、実際上、Hostマイコン2は、以下のようにして顔領域を検出するようになっている。すなわちHostマイコン2は、静止画像に対して、Gaborフィルタによるフィルタ処理を施すことで、この静止画像から、濃淡特徴の周期性と方向性とを表す特徴量を検出する。そしてHostマイコン2は、この特徴量と、予め人物の顔画像からサンプルとして検出した特徴量とを比較して、その類似度が所定値以上の部分を顔領域として検出する。
このようにしてHostマイコン2は、顔領域を検出する。因みに、ここで説明した検出方法は一例であり、同様にして顔領域が検出できるのであれば、他の検出方法を用いても構わない。
続くステップSP4においてHostマイコン2は、一時停止中の番組映像から枠Frにより顔領域が選択されるまで待ち受け、顔領域が選択されると、このステップSP4で肯定結果を得て、ステップSP5に移る。
ステップSP5においてHostマイコン2は、選択された顔領域の顔画像がユーザ好みの人物の顔画像であると判断して、この人物をユーザ好みの人物に設定すると共に、この人物の顔画像及び声の特徴量を、録画番組の映像及び音声から検出して、次のステップSP6に移る。
ここで、実際上、Hostマイコン2は、以下のようにして顔画像の特徴量を検出するようになっている。すなわちHostマイコン2は、録画番組から顔画像を切り出し、Gaborフィルタによりこの顔画像から得られた顔パーツの大まかな位置情報と、予め用意された顔パーツの位置関係(一般的な目と鼻と口の位置関係)とを利用して、顔領域から各顔パーツを抽出する。
そしてHostマイコン2は、抽出した各顔パーツの大きさの比率、各顔パーツ間の距離、及び各顔パーツの位置関係などを、顔画像の特徴量とする。
また、Hostマイコン2は、以下のようにして声の特徴量を検出する。すなわちHostマイコン2は、上述したように、一時停止された時点から例えば所定期間、録画番組を再生して、この期間、顔画像の口の部分の動きの変化と、音声の信号レベルの変化を検出する。
そしてHostマイコン2は、この期間で、口の部分の動きの変化と音声の信号レベルの変化との相関が強い区間を、顔画像の人物が声を発している区間であると判断して、この区間の音声を録画番組の音声から切り出す。
さらに番組録画装置1は、切り出した音声を周波数分析することにより、この音声の声紋を検出して、これを声の特徴量とする。
このようにしてHostマイコン2は、録画番組の映像音声から顔画像及び声の特徴量を検出する。因みに、ここで説明した検出方法は一例であり、同様にして顔画像及び声の特徴量が検出できるのであれば、他の検出方法を用いても構わない。
続くステップSP6においてHostマイコン2は、検出した顔画像及び声の特徴量、つまりユーザ好みの人物の顔及び声の特徴量をもとに、この人物を有名人データベースから検索して、次のステップSP7に移る。
ステップSP7においてHostマイコン2は、この人物に該当する有名人が有名人データベースから見付かったかどうかを判別する。
ここで、この人物に該当する有名人が有名人データベースから見付かったことにより、このステップSP7で肯定結果を得ると、このときHostマイコン2は、ステップSP8に移る。
ステップSP8においてHostマイコン2は、この人物に該当する有名人の関連情報を有名人データベースから取得する。さらにHostマイコン2は、この関連情報と、録画番組の映像音声から得られた顔画像及び声のデータと、特徴量とを、ユーザ好みの人物のデータとして、ユーザ嗜好データベースに登録して、次のステップSP10に移る。
これに対して、ユーザ好みの人物に該当する有名人が有名人データベースから見付からなかったことにより、ステップSP7で否定結果を得ると、このときHostマイコン2は、ステップSP9に移る。
ステップSP9においてHostマイコン2は、録画番組の映像音声から得られた顔画像及び声のデータと、特徴量とだけを、ユーザ好みの人物のデータとして、ユーザ嗜好データベースに登録して、次のステップSP10に移る。
尚、この場合、ユーザ好みの人物のデータには、名前、年齢、性別などの関連情報は含まれない。ゆえに、好み人物選択画面40を表示したときに、この人物に対応する枠Frには、顔画像41と再生ボタン44しか表示されないことになる。
また一方で、上述のステップSP2で肯定結果を得た場合、つまり好み人物選択画面40を介して任意のユーザ好みの人物が選択された場合、Hostマイコン2は、ステップSP10に移る。
ステップSP10においてHostマイコン2は、録画番組から指定されたユーザ好みの人物または好み人物選択画面40から選択されたユーザ好みの人物に似ている有名人を有名人デーベースから検索して、次のステップSP11に移る。
このときHostマイコン2は、人物検索設定画面30を介して設定された、ユーザ好みの人物とどこがどの程度似ている人物を探すのかを示す検索条件をもとに、ユーザ好みの人物に似ている有名人を検索するようになっている。
またこのときHostマイコン2は、有名人データベースに登録されている有名人のうち、過去に番組を推薦した回数が所定回数以上あるにも関わらず、推薦番組が1回も再生されていない有名人については、検索対象から外すようになっている。
続くステップSP11においてHostマイコン2は、ユーザ好みの人物に似ている有名人が有名人データベースから見付かったかどうかを判別する。
ここで、似ている有名人が見付かったことにより、このステップSP11で肯定結果を得ると、このときHostマイコン2は、ステップSP12に移る。
ステップSP12においてHostマイコン2は、見付かった有名人の関連情報を有名人データベースから取得する。さらにHostマイコン2は、この関連情報に含まれる有名人の名前をもとに、この有名人が出演する番組をEPG情報及びハードディスクドライブ4から検索して、つまり放送予定(放送中も含む)の番組及び録画済番組のなかから検索して、次のステップSP13に移る。
尚、このときこの有名人の関連情報に含まれる録画情報に、この有名人が出演する番組を録画していない旨が記されていた場合、Hostマイコン2は、検索範囲から録画済番組を外す。またこの録画情報に、この有名人が出演する番組を録画中である旨が記されていた場合、Hostマイコン2は、録画中の番組を、この有名人が出演する番組として判別する。
ステップSP13においてHostマイコン2は、ユーザ好みの人物に似ている有名人が出演する番組がEPG情報またはハードディスクドライブ4から見付かったかどうかを判別する。
ここで、似ている有名人が出演する番組が見付かったことにより、このステップSP13で肯定結果を得ると、このときHostマイコン2は、ステップSP14に移る。
ステップSP14においてHostマイコン2は、見付かった番組が、現在ハードディスクドライブ4に記録中(すなわち録画中)の番組か、もしくはハードディスクドライブ4に記録済(すなわち録画済)の番組であるかどうかを判別する。
ここで、見付かった番組が、録画中もしくは録画済の番組であることにより、このステップSP14で肯定結果を得ると、このときHostマイコン2は、ステップSP15に移る。
ステップSP15においてHostマイコン2は、ユーザ好みの人物に似ている有名人が出演する録画中の番組もしくは録画済の番組を、推薦番組に設定して、次のステップSP16に移る。
ステップSP16においてHostマイコン2は、この推薦番組の番組情報を、ディスプレイ17に表示することで、ユーザ好みの人物に似ている有名人が出演する録画中もしくは録画済の番組をユーザに推薦する。
ここで、ユーザ好みの人物に似ている有名人が出演する番組が録画中の番組であった場合、この番組の録画が終了してから、この番組の番組情報を表示するようにしてもよい。
このようにして、番組を推薦した後、Hostマイコン2は、この番組推薦処理手順RT1を終了する。
これに対して、見付かった番組が、録画中もしくは録画済の番組ではなく、放送予定の番組であることにより、ステップSP14で否定結果を得ると、このときHostマイコン2は、ステップSP17に移る。
ステップSP17においてHostマイコン2は、ユーザ好みの人物に似ている有名人が出演する放送予定の番組を、推薦番組に設定して、次のステップSP18に移る。
ステップSP18においてHostマイコン2は、この推薦番組を自動的に視聴予約、もしくは録画予約することで、ユーザ好みの人物に似ている有名人が出演する放送予定の番組をユーザに推薦する。また、この推薦番組の番組情報を表示することで、番組を推薦するようにしてもよい。
このようにして、番組を推薦した後、Hostマイコン2は、この番組推薦処理手順RT1を終了する。
また一方で、上述のステップSP11、及びステップSP13で否定結果を得た場合、すなわちユーザ好みの人物に似ている有名人が見付からなかった場合、及び似ている有名人が出演する番組が見付からなかった場合、Hostマイコン2は、番組を推薦することなくこの番組推薦処理手順RT1を終了する。
このような番組推薦処理手順RT1に従って、Hostマイコン2は、番組を推薦するようになっている。
尚、この番組推薦処理において、ユーザ好みの人物に似ている有名人が出演する番組が複数見付かった場合、これら全てを推薦番組に設定してもよいし、これらのうちのいくつか(例えば1つ)を推薦番組に設定してもよい。
また、ここで、このような番組が放送予定の番組と録画済番組との両方から見付かった場合、放送予定の番組から見付かった番組と、録画済番組から見付かった番組の両方を推薦番組としてもよいし、どちらか一方の番組を推薦番組としてもよい。
(1−4)第1の実施の形態による動作及び効果
以上の構成において番組録画装置1は、録画番組の映像からユーザ好みの顔画像を指定させることで、この顔画像の人物をユーザ好みの人物に設定する。
次に番組録画装置1は、録画番組の映像からこの顔画像を切り出し、その特徴量を検出する。また番組録画装置1は、録画番組の映像音声から、この顔画像の口の動きの変化と音声の信号レベルの変化とをもとに、この顔画像の人物が声を発している区間を特定して、この区間の音声(つまりこの顔画像の人物の声)を切り出し、その特徴量を検出する。
このようにして番組録画装置1は、録画番組の映像音声からユーザ好みの人物の顔画像及び声の特徴量を検出する。
そして番組録画装置1は、ユーザ好みの人物の顔画像及び声の特徴量のうちの少なくともどちらか一方を検索条件として、この人物に似ている有名人を、予め各有名人の特徴量が有名人の関連情報と共に登録されている有名人データベースから検索する。
すなわち番組録画装置1は、ユーザ好みの人物の特徴量と、有名人データベースに登録されている各有名人の特徴量との相関係数を計算して、この相関係数が所定範囲内にある特徴量を持つ有名人を、ユーザ好みの人物に似ている有名人として、有名人データベースから検索する。
この結果、ユーザ好みの人物に似ている有名人が見付かると、番組録画装置1は、この有名人の関連情報を有名人データベースから取得する。
そして番組録画装置1は、この有名人の関連情報をもとに、この有名人が出演する番組を、放送予定(放送中を含む)の番組、及び録画済番組のなかから検索する。
この結果、この有名人が出演する番組が見付かると、番組録画装置1は、この番組を、ユーザ好みの人物に似ている人物が出演する番組として推薦番組に設定する。
そして番組録画装置1は、この推薦番組を視聴予約または録画予約すること、またはこの推薦番組の番組情報を表示することなどにより、この推薦番組をユーザに推薦する。
このように番組録画装置1は、ユーザ好みの人物に顔や声が似ている人物が出演する番組、つまりユーザ好みと推測される様々な人物が出演する番組をユーザに推薦することができる。
以上の構成によれば、番組録画装置1は、録画番組の映像音声からユーザ好みの人物を指定させることでユーザ好みの人物を設定して、この映像音声からこの人物の顔画像及び声の特徴量を検出し、この特徴量と、有名人データベースに予め登録されている各有名人の特徴量との相関係数を計算して、この相関係数が所定の範囲内にある特徴量を持つ有名人を、ユーザ好みの人物に似ている有名人として、有名人データベースから検索し、検索の結果得られるこの有名人の名前をもとに、この有名人が出演する番組を、EPG情報などから検索して、検索の結果見付かった番組を推薦番組に設定するようにした。
こうすることで番組録画装置1は、ユーザ好みの人物に似ている人物が出演している番組、つまりユーザ好みと推測される様々な人物が出演する番組をユーザに推薦することができ、かくして、従来と比して一段と多様なユーザ好みの番組を推薦することができる。
(2)第2の実施の形態
次に、第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態とは異なる方法で、ユーザ好みの人物を設定するようになっている。ゆえに、ここでは、主に、ユーザ好みの人物の設定について説明する。尚、この設定以外の部分(例えば番組録画装置1の回路構成など)は、第1の実施の形態と同様であるので、第1の実施の形態を参照とする。
(2−1)ユーザ好みの人物の設定
この第2の実施の形態では、ユーザにユーザ好みの人物の名前を入力させることで、番組録画装置1が、この名前の人物をユーザ好みの人物として設定するようになっている。
具体的に番組録画装置1は、リモコンRMの操作などに応じて、図11に示すように、好み人物名入力画面50をディスプレイ17に表示させる。
この好み人物名入力画面50には、入力された名前が表示される入力欄51と、この画面での入力を完了するための入力完了ボタン52が表示される。
尚、番組録画装置1では、人物の名前を、リモコンRMに設けられた文字入力ボタンや、ディスプレイ17に表示させたソフトウェアキーボードなどを用いて入力することができるようになっている。
ここで、入力された名前が入力欄51に表示されている状態で、例えば、カーソルCuにより、入力完了ボタン52が押下されたとする。
すると、番組録画装置1は、入力された名前の人物をユーザ好みの人物として設定する。
そして番組録画装置1は、この名前を検索条件として、この名前を持つ有名人(つまりユーザ好みの人物に該当する有名人)を、有名人データベースから検索する。
尚、この第2の実施の形態の有名人データベースには、図12に示すように、有名人毎のデータとして、有名人の顔画像及び声の特徴量と、その有名人の関連情報(ID、人物情報、嗜好情報、録画情報)とにくわえて、その有名人の顔画像及び声のデータが登録されている。
検索の結果、有名人データベースからユーザ好みの人物に該当する有名人が見付かると、番組録画装置1は、この有名人の顔画像及び声のデータと、特徴量と、関連情報とを有名人データベースから取得する。
そして番組録画装置1は、取得した有名人(つまりユーザ好みの人物に該当する有名人)の顔画像及び声のデータと、特徴量と、関連情報とを、ハードディスクドライブ4に記録されているユーザ嗜好データベースに登録する。
このようにして、ユーザ好みの人物に該当する有名人の顔画像及び声のデータと、特徴量と、関連情報とを登録し終えると、番組録画装置1は、この人物の顔画像及び声の特徴量のうちの少なくともどちらか一方を検索条件として、この人物に似ている有名人を有名人データベースから検索する。
以降、番組録画装置1は、第1の実施の形態と同様にして、似ている有名人が見付かると、この有名人が出演する番組を検索して、この有名人が出演する番組が見付かると、この番組を推薦番組に設定する。
このようにこの第2の実施の形態の番組録画装置1は、録画番組の映像からユーザ好みの人物の顔画像を指定させるのではなく、直接ユーザ好みの人物の名前を入力させることで、ユーザ好みの人物を設定するようになっている。
こうすることで、番組録画装置1は、例えば、好みの人物が出演する録画番組をユーザに探させて、この録画番組の映像からユーザ好みの人物の顔画像を指定させるような場合と比して、容易にユーザ好みの人物を指定させることができる。
特に、好みの人物の名前を正確に記憶しているユーザにとっては、名前を入力して好みの人物を指定する方が、格段と迅速に好みの人物を指定することができる。
(2−2)番組推薦処理手順
次に、図13及び図14に示すフローチャートを用いて、この第2の実施の形態における番組推薦処理手順RT2について詳しく説明する。尚、この第2の実施の形態における番組推薦処理手順RT2は、ユーザ好みの設定に関わる部分を除き、第1の実施の形態における番組推薦処理手順RT1と同一である。ゆえに、ここでは、この第2の実施の形態における番組推薦処理手順RT2について、第1の実施の形態における番組推薦処理手順RT1と異なる部分を中心に説明する。
番組録画装置1のHostマイコン2は、例えば、番組録画装置1の電源が投入されると、番組推薦処理手順RT2を開始して、ステップSP30に移る。ステップSP30においてHostマイコン2は、好み人物名入力画面50を介してユーザ好みの人物の名前が入力されたかどうか、つまり好み人物名選択画面50の入力欄51に名前が表示されている状態で入力完了ボタン52が押下されたかどうかを判別する。
ここで、現在、好み人物名入力画面50を介してユーザ好みの人物の名前が入力されていないことにより、このステップSP30で否定結果を得ると、このときHostマイコン2は、ステップSP2に移る。
ステップSP2は、上述した番組推薦処理手順RT1と同様、好み人物選択画面40を介して任意のユーザ好みの人物が選択されたかどうかを判別する。
ここで、現在、好み人物選択画面40を介して任意のユーザ好みの人物が選択されていないことにより、このステップSP2で否定結果を得ると、このときHostマイコン2は、再びステップSP30に戻る。
その後、好み人物名入力画面50を介してユーザ好みの人物の名前が入力されたことにより、ステップSP30で肯定結果を得ると、このときHostマイコン2は、ステップSP31に移る。
ステップSP31においてHostマイコン2は、入力された名前がユーザ好みの人物の名前であると判断して、この人物をユーザ好みの人物に設定して、次のステップSP32に移る。
ステップSP32においてHostマイコン2は、入力されたユーザ好みの人物の名前をもとに、この人物を有名人データベースから検索して、次のステップSP33に移る。
ステップSP33においてHostマイコン2は、この人物に該当する有名人が有名人データベースから見付かったかどうかを判別する。
ここで、この人物に該当する有名人が有名人データベースから見付かったことにより、このステップSP33で肯定結果を得ると、このときHostマイコン2は、ステップSP34に移る。
ステップSP34においてHostマイコン2は、この人物に該当する有名人の顔画像及び声のデータと、特徴量と、関連情報とを、有名人データベースから取得し、これらをユーザ好みの人物のデータとして、ユーザ嗜好データベースに登録して、次のステップSP10に移る。
以降、番組録画装置1は、上述した番組推薦処理手順RT1と同様に、ステップSP10〜ステップSP18の処理を行って、この番組録画処理手順RT2を終了する。
また一方で、上述のステップSP33で否定結果を得た場合、すなわちユーザ好みの人物に該当する有名人が有名人データベースから見付からなかった場合、Hostマイコン2は、番組を推薦することなくこの番組推薦処理手順RT2を終了する。
このような番組推薦処理手順RT2に従って、Hostマイコン2は、番組を推薦するようになっている。
このようにこの第2の実施の形態の番組録画装置1は、ユーザ好みの人物の名前をユーザに入力させるだけで、この人物に似ている人物が出演する番組をユーザに推薦することができ、かくして一段と簡易な操作で多様なユーザ好みの番組を推薦することができる。
(3)他の実施の形態
(3−1)他の実施の形態1
尚、上述した第1及び第2の実施の形態では、番組録画装置1のハードディスクドライブ4に有名人データベースを記録するようにして、この有名人データベースから、ユーザ好みの人物に似ている人物などを検索するようにした。
本発明はこれに限らず、この有名人データベースを、ネットワーク上のサーバに記録するようにしてもよい。この場合、番組録画装置1は、ネットワークコントローラ24及びネットワーク端子23を介してこのサーバ(有名人データサーバとも呼ぶ)にアクセスすることで、この有名人データベースからユーザ好みの人物に似ている人物などを検索する。
具体的に、ユーザ好みの人物に似ている人物を検索する場合、番組録画装置1は、ユーザ好みの人物の特徴量を検索条件(どこがどの程度似ているかの条件も含む)として、有名人データサーバに送信する。この検索条件を受信した有名人データサーバは、この検索条件をもとに、有名人データベースからユーザ好みの人物に似ている人物を検索して、見付かった有名人の関連情報を、番組録画装置1に送信する。
このように、有名人データベースを外部のサーバに記録するようにすれば、番組録画装置1では、この有名人データベースを保持する必要がなくなるので、その分、ハードディスクドライブ4の空き容量を増加させることができる。
また、このように有名人データベースを外部のサーバに記録することで、番組録画装置1に対して、何ら負荷をかけることなく、サーバ上でこの有名人データベースを最新のデータに更新することなどもできる。
因みに、番組録画装置1のハードディスクドライブ4に有名人データベースを記録している場合でも、最新のデータがアップロードされたサーバから、このデータをダウンロードすることで、有名人データベースを更新することができる。
(3−2)他の実施の形態2
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、ユーザ好みの人物のデータを、ユーザ嗜好データベースに登録するようにした。
ここで、番組録画装置1が、このユーザ嗜好データベースに登録したデータを、例えば番組録画装置1のユーザ情報(ユーザID、ユーザ名など)と共に、外部のサーバにアップロードするようにして、このデータをサーバ側で管理するようにしてもよい。
このようにすれば、番組録画装置1の各ユーザがどのような人物が好みであるのかを、サーバ側で認識できるようになる。
そして、サーバ側にも、番組録画装置1と同様の番組推薦機能を持たせれば、サーバ側から、番組録画装置1に対して、推薦番組の番組情報を提供することなどもできる。
(3−3)他の実施の形態3
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態では、ユーザ好みの人物に似ている人物が出演する番組を推薦番組として、この推薦番組を視聴予約したり、録画予約したり、この推薦番組の番組情報を表示するようにした。
ここで、番組録画装置1が、推薦番組を設定したときの条件をもとに、ユーザ好みの人物の誰に似ている何と言う名前の有名人が出演する番組であるのかを示す推薦情報を生成して、これを推薦番組に付与するようにしてもよい。
そして番組録画装置1が、この推薦情報を、推薦番組の番組情報と共に表示するようにする。
このようにすれば、番組録画装置1は、推薦番組が、誰に似ている何と言う名前の有名人が出演する番組であるのかをユーザに確認させることができる。
またこの推薦情報に、ユーザ好みの人物にどこがどの程度似ている有名人であるのかを示す情報を含めるようにしてもよい。このようにすれば、番組録画装置1は、推薦番組が、ユーザ好みの人物にどこがどの程度似ている有名人が出演する番組であるのかをユーザに確認させることができる。
さらに、推薦情報に、ユーザ好みの人物に似ている有名人の名前だけでなく、この有名人の人物情報(年齢、性別など)や顔画像のデータを含めるようにしてもよい。
このようにすれば、番組録画装置1は、推薦番組が、ユーザ好みの人物に似ているどのような有名人が出演する番組であるのかを一段と詳細にユーザに確認させることができる。
さらに、有名人データベースに登録されている各有名人の人物情報に、この有名人のジャンルを含めるようにしてもよい。
この場合、ジャンルは、「癒し系」、「お笑い系」、「アイドル系」などであり、例えば、有名人データベースの製作者によって、有名人毎に設定される。
そして番組録画装置1は、推薦情報にこのジャンルを含めることで、推薦番組がユーザ好みの人物に似ているどのようなジャンルに属する有名人が出演する番組であるのかをユーザに確認させることができる。
さらに、あらかじめジャンルと、そのジャンルに属する有名人の特徴量とを、サンプルデータとして、ハードディスクドライブ4に記録しておき、このサンプルデータと、実際に検索した有名人の特徴量とを比較することで、自動でその有名人のジャンルを設定するようにしてもよい。
すなわち番組録画装置1は、ユーザ好みの人物に似ている有名人が見付かると、この有名人の特徴量と、サンプルデータとして記録されている各ジャンルに属する有名人の特徴量との相関係数を計算する。
そして番組録画装置1は、サンプルデータのなかから最も相関係数が高かった特徴量を選択して、その特徴量に対応するジャンルを、ユーザ好みの人物に似ている有名人のジャンルに設定する。
因みに、各ジャンルは、例えば、有名人の顔画像の特徴量と声の特徴量とのどちらか、もしくはこれらの組み合わせをもとに、設定されているとする。
(3−4)他の実施の形態4
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態では、好みの人物が録画番組または好み人物選択画面40から指定されると、もしくは好みの人物の名前が入力されると、番組録画装置1が、この人物に似ている有名人が出演する番組をユーザに推薦するようにした。
ここで、この番組(つまり推薦番組)を推薦するタイミングを、例えば、番組録画装置1の起動時や番組表の表示時などに設定してもよい。
具体的に、番組録画装置1は、好みの人物が指定、もしくは好みの人物の名前が入力されると、この人物をユーザ好みの人物に設定する。
そして、番組録画装置1は、例えば、起動する度に、この人物に似ている有名人が出演する番組を、放送予定の番組及び録画済(録画中も含む)の番組のなかから探して、見付かった番組を推薦番組として、この番組の番組情報を表示するなどして、この番組を推薦する。
このようにすれば、番組録画装置1は、毎回起動時に、ユーザ好みの人物に似ている有名人が出演する番組をユーザに推薦することができる。
また、番組録画装置1は、例えば、放送予定の番組のなかから見付けた推薦番組の番組情報を、番組表の表示時に、この番組表内で強調表示するなどして、この番組を推薦する。
このようにすれば、番組録画装置1は、番組表の表示時に、ユーザ好みの人物に似ている有名人が出演する番組をユーザに推薦することができる。
(3−5)他の実施の形態5
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態では、ユーザ好みの人物とどの程度似ている人物を探すのかを設定するうえで、人物検索設定画面30に表示した相関係数の範囲が異なる3つの選択項目(「そっくり」、「まあまあ似ている」、「雰囲気が似ている」)のうちの1つをユーザに選択させるようにした。
本発明はこれに限らず、ユーザ好みの人物と検索する有名人との類似度を表す相関係数を、さらに細かく指定できるようにしてもよい。例えば、人物検索設定画面30に、相関係数「0.4」〜「0.9」までに対応するスライドバー(図示せず)を表示して、このスライドバーにより相関係数を指定させるようにしてもよい。
このとき例えばスライドバーの一旦側(相関係数「0.4」に対応する側)付近に、テキスト「雰囲気が似ている」を表示して、その中央付近にテキスト「まあまあ似ている」を表示して、その他端側(相関係数「0.9」に対応する側)付近に、テキスト「よく似ている」を表示する。
このようにすれば、ユーザ好みの人物と検索する有名人との類似度を表す相関係数を指定させるうえで、容易且つ細かくユーザに指定させることができる。
(3−6)他の実施の形態6
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態では、ユーザ好みの人物の顔画像及び声の特徴量と、有名人の顔画像及び声の特徴量との相関係数を計算して、この相関係数をもとにユーザ好みの人物と有名人とがどの程度似ているのかを判断するようにした。
本発明はこれに限らず、ユーザ好みの人物の顔画像及び声の特徴量と、有名人の顔画像及び声の特徴量とがどの程度似ているのかを示す情報(つまり類似度)が得られるのであれば、相関係数を計算する以外の方法を用いてもよい。
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、二人の人物の特徴量に対する相関係数の範囲が「0.4」以上「0.9」未満である場合に、二人の人物が似ていると判断するようにしたが、この範囲は一例であり、これとは異なる範囲が設定されてもよい。
因みに、この類似度の範囲の設定によっては、ユーザ好みの人物に似ている有名人を検索した結果、この検索結果に、ユーザ好みの人物が含まれてしまう可能性がある。この場合、この検索結果から、ユーザ好みの人物を取り除くようにしてもよいし、そのまま含めるようにしてもよい。
ユーザ好みの人物を含めるようにした場合、番組録画装置1は、ユーザ好みの人物が出演する番組と、この人物に似ている有名人が出演する番組を推薦することになる。
また一方で、必ず、ユーザ好みの人物に似ている有名人が出演する番組だけでなく、ユーザ好みの人物が出演する番組も推薦するようにしてもよい。
このようにすれば、番組録画装置1は、ユーザ好みの人物が出演する番組と、さらにこの人物に似ている有名人が出演する番組とを推薦することができるようになる。
(3−7)他の実施の形態7
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態では、ユーザにより、録画番組から指定された人物、または名前が入力された人物のみを、ユーザ好みの人物に設定するようにした。
本発明はこれに限らず、例えば、有名人データベースに登録されている有名人のうち、嗜好情報に記されている推薦番組の再生回数が所定回数(例えば10回)以上である有名人を、ユーザ好みの人物に自動で設定するようにしてもよい。
つまり、出演番組が何度も再生されている有名人を、ユーザ好みの有名人であると判断するようにしてもよい。
この場合、番組録画装置1は、嗜好情報に記されている推薦番組の再生回数が所定回数以上になった時点で、この嗜好情報に対応する有名人のデータを、有名人データベースから、ユーザ嗜好データベースにコピーすることで、この有名人を、ユーザ好みの人物に自動設定する。
このようにすれば、ユーザ好みの人物としてユーザが指定した人物に似ている人物が出演する番組、さらにその人物に似ている人物が出演する番組と言うように、ユーザの好みを反映しつつ、より多様な番組をユーザに推薦することができる。
(3−8)他の実施の形態8
さらに、上述した第1の実施の形態では、ユーザ好みの人物の顔画像の特徴量と声の特徴量とを録画番組の映像音声から検出するようにした。
本発明はこれに限らず、例えば、顔画像の特徴量のみ、もしくは声の特徴量のみを検出するようにしてもよい。
ここで、顔画像の特徴量のみを検出する場合、例えば、有名人データベースには、有名人の顔画像の特徴量のみ登録されていればよく、声の特徴量は登録されていなくてもよい。そして、この場合、番組録画装置1では、ユーザ好みの人物に顔が似ている有名人が出演する番組を推薦することになる。
また声の特徴量のみを検出する場合、有名人データベースには、有名人の声の特徴量のみ登録されていればよく、顔画像の特徴量は登録されていなくてもよい。そして、この場合、番組録画装置1では、ユーザ好みの人物に声が似ている有名人が出演する番組を推薦することになる。
またこのように声の特徴量のみを検出する場合、例えば、録画番組を再生して、ユーザ好みの人物が声を発している区間の開始時点と終了時点とをユーザに指定させることで、この区間の音声を、ユーザ好みの人物の声として録画番組の音声から切り出すようにすればよい。
さらに、番組録画装置1が、例えば、ネットワークコントローラ24及びネットワーク端子23を介してネットワーク上のサーバから番組の映像音声をダウンロードして、この映像音声からユーザ好みの人物の顔画像及び声の特徴量を検出するようにしてもよい。
因みに、放送番組だけでなく、種々のメディアを介して配信される種々の映像音声コンテンツ(例えば、映画、ミュージシャンのビデオクリップ、ユーザが投稿した映像音声など)からユーザ好みの人物の顔画像及び声の特徴量を検出するようにしてもよい。
(3−9)他の実施の形態9
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態では、ユーザ好みの人物に似ている人物が出演する番組をユーザに推薦するうえでの人物の検索条件を、顔が似ている人物、声が似ている人物、顔と声の両方が似ている人物のなかから選択するようにした。
本発明はこれに限らず、さらに顔と声のうちの少なくともどちらか一方が似ている人物を選択項目に追加して、人物の検索条件を、顔が似ている人物、声が似ている人物、顔と声の両方が似ている人物、顔と声のうちの少なくともどちらか一方が似ている人物のなかからを選択するようにしてもよい。
ここで、検索条件として、顔と声のうちの少なくともどちらか一方が似ている人物が選択されると、番組録画装置1は、ユーザ好みの人物の顔画像及び声の特徴量のうちの少なくともどちらか一方との相関係数が「0.4」以上「0.9」未満の特徴量を持つ有名人を有名人データベースから検索するようにする。
(3−10)他の実施の形態10
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態では、録画番組の映像からユーザ好みの人物の顔画像を指定させることで、ユーザ好みの人物を設定するようにした。
本発明はこれに限らず、放送中の番組の映像からユーザ好みの人物の顔画像を指定させることで、ユーザ好みの人物を設定するようにしてもよい。
この場合、番組録画装置1は、放送中の番組の映像をディスプレイ17に表示しているときに、リモコンRMの一時停止ボタンが押下されると、この時点の映像を静止画像としてディスプレイ17に表示する。
さらに番組録画装置1は、この時点から所定期間、この番組の映像音声をハードディスクドライブ4に一時的に記録する。
そして番組録画装置1は、一時停止ボタンが押下された時点の静止画像からユーザ好みの顔画像が指定されると、この顔画像の人物をユーザ好みの人物に設定する。
さらに番組録画装置1は、この静止画像から顔画像の特徴量を検出すると共に、一時記録した所定期間分の映像音声から声の特徴量を検出する。
このようにすれば、録画機能を持たないテレビジョン受像機などでも、ユーザ好みの人物を設定して、この人物に似ている有名人が出演する番組を推薦することができる。
(3−11)他の実施の形態11
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態では、リモコンRMの一時停止ボタンが押下されると、番組録画装置1が、再生中の録画番組を一時停止し、さらにこのときリモコンRMの顔認識ボタンが押下されると、表示中の録画番組の映像に対して顔認識処理を行うようにした。
本発明はこれに限らず、番組録画装置1が、リモコンRMの一時停止ボタンが押下されたら、再生中の録画番組を一時停止し、続けて、表示中の録画番組の映像に対して顔認識処理を行うようにしてもよい。
このようにすれば、ユーザ好みの人物を設定するまでの操作を簡略化することができる。
(3−12)他の実施の形態12
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態では、番組推薦処理を実行するためのプログラムを、ハードディスクドライブ4もしくは不揮発性メモリ5にあらかじめ記録しておくようにした。
本発明はこれに限らず、このプログラムを、番組録画装置1が、例えばネットワーク端子23及びネットワークコントローラ24を介してネットワーク上のサーバからダウンロードして、ハードディスクドライブ4もしくは不揮発性メモリ5にインストールするようにしてもよい。
またこれに限らず、このプログラムを、光ディスクなどの記録媒体に記録しておき、番組録画装置1が、このプログラムを記録媒体から読み出して、ハードディスクドライブ4もしくは不揮発性メモリ5にインストールするようにしてもよい。
この場合、番組録画装置1には、別途、記録媒体からプログラムを読み出し可能な、メディアドライブが設けられているとする。
(3−13)他の実施の形態13
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態では、番組推薦装置としての番組録画装置1に、番組情報取得部としてのデジタル系アンテナ7、デジタルチューナ部8、デマルチプレクサ19、アナログ系アンテナ10、アナログチューナ部11、復調器12、VBIスライサ20、EPGデコーダ21を設けるようにした。
本発明はこれに限らず、番組情報取得部としての機能を有するものであれば、これらを他の種々のハードウェアに置き換えてもよい。
また番組録画装置1に、好み設定部、好み人物特徴量取得部、出演者検索部、番組検索部、推薦番組設定部、類似度範囲設定部、予約設定部、表示制御部としてのHostマイコン2を設けるようにした。
本発明はこれに限らず、これら好み設定部、好み人物特徴量取得部、出演者検索部、番組検索部、推薦番組設定部、類似度範囲設定部、予約設定部、表示制御部としての機能を有するものであれば、Hostマイコン2を他のハードウェアもしくはソフトウェアに置き換えてもよい。例えば、これら好み設定部、好み人物特徴量取得部、出演者検索部、番組検索部、推薦番組設定部、類似度範囲設定部、予約設定部、表示制御部のそれぞれを、個別のハードウェアもしくはソフトウェアにより実現するようにしてもよい。
さらに番組録画装置1に、番組映像音声取得部としてのデジタル系アンテナ7、デジタルチューナ部8、アナログ系アンテナ10、アナログチューナ部11を設けるようにした。
本発明はこれに限らず、番組映像音声取得部としての機能を有するものであれば、これらを他の種々のハードウェアに置き換えてもよい。
さらに番組録画装置1に、再生部としての復調器12、AVデコーダ15を設けるようにした。
本発明はこれに限らず、再生部としての機能を有するものであれば、これらを他の種々のハードウェアもしくはソフトウェアに置き換えてもよい。
さらに番組録画装置1に、特徴量記憶部、蓄積部、映像音声記録部としてのハードディスクドライブ4を設けるようにした。
本発明はこれに限らず、特徴量記憶部、蓄積部、映像音声記録部としての機能を有するものであれば、ハードディスクドライブ4を他のハードウェアに置き換えてもよい。例えば、これら好み設定部、特徴量記憶部、蓄積部、映像音声記録部のそれぞれを、個別のハードウェアにより実現するようにしてもよい。
また、本発明は、上述した第1及び第2の実施の形態と同様の番組推薦処理を実現できる番組推薦装置であれば、番組録画装置1に限らず、少なくとも番組情報の取得機能を有するテレビジョン受像機、パーソナルコンピュータ、光ディスクレコーダなど、この他種々の装置に適用することができる。
(3−14)他の実施の形態14
さらに、本発明は、上述した第1及び第2の実施の形態とここまで説明した他の実施の形態1乃至13とに限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した実施の形態とここまで説明した他の実施の形態1乃至13の一部または全部を任意に組み合わせた形態、もしくは一部を抽出した形態も適用範囲とする。
例えば、第1の実施の形態と第2の実施の形態を組み合わせてもよい。この場合、例えば、番組録画装置1では、例えばリモコンRMの操作などに応じて、ユーザ好みの人物を、録画番組から指定することで設定するのか、名前を入力することで設定するのか選択できるようにすればよい。
また、他の実施の形態3と4と、もしくは3と7とを組み合わせてもよいし、さらに3と4に加えて他の実施の形態の5を組み合わせるなどしてもよい。
本発明は、EPG情報などの番組情報を扱う装置に広く利用することができる。
番組録画装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 番組映像を一時停止した状態の説明に供する略線図である。 一時停止した映像から顔領域を検出する場合の説明に供する略線図である。 選択された顔領域から口の動きを検出する場合の説明に供する略線図である。 有名人データベースの構造を示す略線図である。 ユーザ嗜好データベースの構造を示す略線図である。 人物検索設定画面の構成を示す略線図である。 好み人物選択画面の構成を示す略線図である。 番組推薦処理手順を示すフローチャートである。 図9の番組推薦処理手順のフローチャートに続くフローチャートである。 好み人物名入力画面の構成を示す略線図である。 第2の実施の形態における有名人データベースの構造を示す略線図である。 第2の実施の形態における番組推薦処理手順を示すフローチャートである。 図13の番組推薦処理手順のフローチャートに続くフローチャートである。
符号の説明
1……番組録画装置、2……Hostマイコン、4……ハードディスクドライブ、5……不揮発性メモリ、7……デジタル系アンテナ、8……デジタルチューナ部、10……アナログ系アンテナ、11……アナログチューナ部、12……復調器、19……デマルチプレクサ、20……VBIスライサ、21……EPGデコーダ、23……ネットワーク端子、24……ネットワークコントローラ。

Claims (10)

  1. 番組情報を取得する番組情報取得部と、
    ユーザ好みの人物を設定する好み設定部と、
    上記好み設定部により設定されたユーザ好みの人物の顔画像及び声の特徴量のうちの少なくともどちらか一方を取得する好み人物特徴量取得部と、
    予め番組出演者の顔画像及び声の特徴量のうちの少なくともどちらか一方を、当該番組出演者の特徴量として当該番組出演者の名前に対応付けて記憶している特徴量記憶部から、上記好み人物特徴量取得部により取得されたユーザ好みの人物の特徴量に対する類似度が所定の範囲内にある特徴量を持つ番組出演者を、ユーザ好みの人物に似ている番組出演者として検索する出演者検索部と、
    上記出演者検索部による検索の結果得られるユーザ好みの人物に似ている番組出演者の名前をもとに、当該番組出演者が出演する番組を、上記番組情報取得部により取得された番組情報から検索する番組検索部と、
    上記番組検索部により検索された番組を推薦番組に設定する推薦番組設定部と
    を具える番組推薦装置。
  2. 番組の映像音声を取得する番組映像音声取得部と、
    上記番組映像音声取得部により取得された番組の映像音声を再生する再生部と
    を具え、
    上記好み設定部は、
    上記再生部により再生された番組の映像音声から、番組出演者の顔画像及び声のうちの少なくともどちらか一方をユーザに指定させることで、ユーザ好みの人物を設定し、
    上記好み人物特徴量取得部は、
    上記番組の映像音声から、ユーザに指定された顔画像及び声のうちの少なくともどちらか一方の特徴量をユーザ好みの人物の特徴量として検出する
    請求項1に記載の番組推薦装置。
  3. 上記好み設定部は、
    所定の入力手段を介してユーザ好みの人物の名前をユーザに入力させることで、ユーザ好みの人物の名前を特定し、
    上記好み人物特徴量取得部は、
    上記記憶部から、上記好み設定部により特定されたユーザ好みの人物の名前に対応する特徴量をユーザ好みの人物の特著量として取得する
    請求項1に記載の番組推薦装置。
  4. 上記好み人物特徴量取得部により取得された、ユーザ好みの人物の特徴量を蓄積する蓄積部を具え、
    上記好み設定部は、
    上記蓄積部に蓄積されたユーザ好みの人物の特徴量から、ユーザに指定された1以上の人物の特徴量を選択し、
    上記好み人物特徴量取得部は、
    上記蓄積部から、上記好み設定部により選択されたユーザ好みの人物の特徴量を取得する
    請求項1に記載の番組推薦装置。
  5. 上記出演者検索部がユーザ好みの人物と番組出演者とが似ているかどうかを判別するための上記類似度の範囲を、ユーザ操作に応じて任意の範囲に設定する類似度範囲設定部を具える
    請求項1に記載の番組推薦装置。
  6. 上記番組映像音声取得部により取得された映像音声を記録する映像音声記録部を具え、
    上記再生部は、
    上記映像音声記録部に記録された映像音声を再生する
    請求項2に記載の番組推薦装置。
  7. 上記推薦番組の視聴予約または録画予約を行う予約設定部を具える
    請求項6に記載の番組推薦装置。
  8. 上記推薦番組の番組情報を所定の表示部に表示させる表示制御部を具える
    請求項6に記載の番組推薦装置。
  9. ユーザ好みの人物を好み設定部が設定する好み設定ステップと、
    上記好み設定ステップで設定したユーザ好みの人物の顔画像及び声の特徴量のうちの少なくともどちらか一方を好み人物特徴量取得部が取得する好み人物特徴量取得ステップと、
    予め番組出演者の顔画像及び声の特徴量のうちの少なくともどちらか一方を、当該番組出演者の特徴量として当該番組出演者の名前に対応付けて記憶している特徴量記憶部から、上記好み人物特徴量取得ステップで取得したユーザ好みの人物の特徴量に対する類似度が所定の範囲内にある特徴量を持つ番組出演者を、ユーザ好みの人物に似ている番組出演者として出演者検索部が検索する出演者検索ステップと、
    上記出演者検索ステップでの検索の結果得られるユーザ好みの人物に似ている番組出演者の名前をもとに、当該番組出演者が出演する番組を、番組情報取得部により取得された番組情報から検索する番組検索ステップと、
    上記番組検索ステップで検索した番組を推薦番組設定部が推薦番組に設定する推薦番組設定ステップと
    を具える番組推薦方法。
  10. 番組推薦装置に対して、
    ユーザ好みの人物を好み設定部が設定する好み設定ステップと、
    上記好み設定ステップで設定したユーザ好みの人物の顔画像及び声の特徴量のうちの少なくともどちらか一方を好み人物特徴量取得部が取得する好み人物特徴量取得ステップと、
    予め番組出演者の顔画像及び声の特徴量のうちの少なくともどちらか一方を、当該番組出演者の特徴量として当該番組出演者の名前に対応付けて記憶している特徴量記憶部から、上記好み人物特徴量取得ステップで取得したユーザ好みの人物の特徴量に対する類似度が所定の範囲内にある特徴量を持つ番組出演者を、ユーザ好みの人物に似ている番組出演者として出演者検索部が検索する出演者検索ステップと、
    上記出演者検索ステップでの検索の結果得られるユーザ好みの人物に似ている番組出演者の名前をもとに、当該番組出演者が出演する番組を、番組情報取得部により取得された番組情報から検索する番組検索ステップと、
    上記番組検索ステップで検索した番組を推薦番組設定部が推薦番組に設定する推薦番組設定ステップと
    を実行させるための番組推薦プログラム。
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