JP2009295987A - 磁気抵抗素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁場センサまたはハードディスク内の読取ヘッドとして使用する磁気抵抗素子を得る。
【解決手段】磁気抵抗素子は第1および第2の端間を第1の方向に延び、シリコン等の非強磁性半導電性材料を含むチャネル(8)と、チャネルに接続されそれに沿って間隔がとられている複数のリード(12、12、12、12)と、チャネル内に反転層(25)を形成するように第1の方向に実質的に直角な第2の方向へ電場をチャネルに印加するゲート構造(13)と、チャネルの縁が面に沿って走るように構成された第1および第2の方向に実質的に直角である面(5)と、を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、他を除外するものではないが、特に磁場センサまたはハードディスク・ドライブ内の読取ヘッドとして使用する磁気抵抗素子に関連する。
ハードディスク・ドライブ(HDD)は高密度情報記憶に広く使用されている。HDDはサーバおよびディスクトップ・コンピュータ等のこの種の記憶装置を伝統的に内蔵するコンピュータ・システム内でよく見かけられる。しかしながら、音楽プレーヤやデジタル・カメラ等のハンドヘルド電子装置では、25.4mm(1インチ)ドライバ等の、より小さいフォームファクタを有するHDDも見かけられる。
記憶密度を高めることによりHDD内のより高い記憶容量を達成することができる。記憶密度は現在ほぼ毎年2倍となっており、磁気記録媒体内に縦方向に配置されるビットセル内にデータを記録し、いわゆる「スピンバルブ」読取ヘッドを使用してデータを読み取るような、従来の技術を使用して現在達成できる最高記憶密度はおよそ15.5Gb/cm(100Gb/平方インチ)である。
しかしながら、HDD内の記憶密度が増加し続けると、記憶媒体および読取ヘッドは超常磁性効果の問題に遭遇する。
超常磁性効果は、強磁性粒子のサイズが十分低減されて粒子の磁化方向を変えるのに必要なエネルギが熱エネルギに匹敵する場合に生じる。このように、粒子の磁化は変動しやすくデータの破損につながる。
記録媒体に対して、この問題に対する解決策が示されており、それは記録媒体の表面に直角に(縦方向ではなく)ビットセルを配列することを含んでおり、それにより各ビットセルは十分大きくなって超常磁性効果を回避することができる。
読取ヘッド内のこの問題に取り組むために、いかなる強磁性材料の使用も回避し、いわゆる異常磁気抵抗(EMR)効果を利用することが提案されている。
EMR効果を示す素子が非特許文献1に記載されている。この素子はvan der Pauw構成とされ、非磁性インジウム・アンチモン(InSb)のディスク内に同心的に埋め込まれた高導電性金不均質物を含んでいる。ゼロ印加磁場(H=0)において、電流は金不均質物中を流れる。しかしながら、非ゼロ印加磁場(H≠0)において、電流は金不均質物周りで環を通って磁場線分布に直角に偏向される。それによりコンダクタンスの低下を生じる。
現在、インジウム・アンチモン(300°Kにおいてμ=7×10cm−1−1)、インジウム・ヒ素(300°Kにおいてμ=3×10cm−1−1)およびガリウム・ヒ素(300°Kにおいてμ=8.5×10cm−1−1)等のキャリア密度の低い高移動度狭ギャップ半導体はEMRを基礎とした読取ヘッドに対する最善の候補に思われる。
非特許文献2には、インジウム・アンチモン/インジウム・アルミニウム・アンチモン(InSb/In1−xAlSb)量子井戸ヘテロ構造を有する素子が記載されている。
この素子の欠点は窒化シリコン層の形の絶縁被覆だけでなく活性層を保護し制限するための厚い(すなわち、およそ75nm)パッシペーション層を必要とすることである。
シリコンはパッシペーションを必要とせず、磁気抵抗を示すシリコン系磁場センサが知られている。
たとえば、特許文献1にはシリコンにより形成されたチャネルを有する異常磁気抵抗効果を示す素子が記載されている。チタンシリサイドまたは高濃度ドープ・シリコンにより形成された導体は分流器として働き、チャネルの一方の側に沿ってチャネルに接続される。チャネルの反対側でリードがチャネルに接続されチャネルに沿って間隔がとられている。
しかしながら、シリコンは移動度が低く素子性能は劣る傾向がある。
欧州特許第EP−A−1868254号 米国特許第US−B2−6881124号
"Enhanced Room−Temperature Geometric Magnetoresistance in Inhomogeneous Narrow−Gap Semiconductors",by S.A.Solin,T.Thio,D.R.Hines and J.J.Heremans,Science vol. 289,p.1530(2000) "Nanoscopic magnetic field sensor based on extraordinary magnetoresistance"by S.A.Solin,D.R.Hines,A.C.H.Rowe,J.S.Tsai,and Yu A.Pashkin,Journal of Vacuum Science and Technology,vol. B21,p.3002(2003)
本発明は改良された磁気抵抗素子を提供しようとするものである。
本発明の第1の態様によれば、非強磁性半導電性材料を含み第1および第2の端間を第1の方向に延びるチャネル、チャネルに接続されチャネルに沿って間隔のとられた複数のリード、第1の方向と実質的に直角な第2の方向でチャネルに電場を印加してチャネル内に反転層を形成するゲート構造と、実質的に第1および第2の方向により画定される平面内にあり、チャネルの縁が側面に沿って走るように構成される面を有する磁気抵抗素子が提供される。この面を側面としてもよい。ゲート電極はチャネルの上でも下でもよい。
この面は磁気媒体の上面に設けることができ、それにはチャネルを磁気媒体の表面近くに持ってこられる利点がある。非強磁性半導電性材料がシリコンまたはパッシベーションを必要としない他の非強磁性半導電性材料であれば、チャネルと磁気媒体表面間の分離は非常に小さくなる(たとえば10nm未満)。
複数のリードは2本のリード、3本のリードまたは4本のリードを含んでもよい。複数のリードは4本を超えるリードを含むことができる。
ゲート構造はチャネルに電場を印加するゲート電極によりチャネルから分離されたゲート電極を含んでもよい。
ゲート構造は非ドープまたは低濃度ドープ半導電性材料内のチャネル内に反転層を形成するのに使用することができ、それは素子の抵抗を低減して素子性能を改善する必要がある高濃度ドープされた同じ半導電性材料よりも高い移動度を有する。
ゲート構造はゲート誘電体がチャネル上に配置され、ゲート電極がゲート誘電体上に配置されるトップ・ゲート構造としてもよい。ゲート構造はボトム・ゲート構造としてもよい。ゲート電極は半導電性材料を含んでもよく、ドープしたシリコンのようなシリコンを含んでもよい。ゲート電極は高濃度ドープ・シリコン、たとえば、少なくともおよそ1×1019cm−3の濃度の不純物がドープされたシリコンを含んでもよい。ゲート電極はn型半導電性材料を含んでもよい。
チャネルはシリコンまたはシリコン・ゲルマニウムを含んでもよい。チャネルは非ドープでも、およそ1×1016cm−3までの濃度を有する不純物、例えばドナーでドープしてもよい。チャネルは歪ませてもよい。
層構造は基板上に配置された非強磁性半導電性材料層をを含んでもよく、チャネルは非強磁性半導電性材料層内に形成することができる。さらに、または代わりに、基板は非強磁性半導電性材料領域を含みチャネルは基板内に形成されてもよい。
素子はさらに、チャネルよりも高い導電率を有しチャネルの少なくとも2つの区間を接続する非強磁性材料を含む導電性領域を含んでもよい。このように、導電性領域は分流器を提供することができる。
導電性領域はシリコンのような半導電性材料を含んでもよい。導電性領域は少なくとも1×1019cm−3の濃度を有する不純物をドープしてもよい。導電性領域はチャネルの下に位置してもよい。導電性領域は基板の領域内に形成してもよい。
素子はハードディスク・ドライブ用読取ヘッドであってもよい。
本発明の第2の態様によれば、磁気抵抗素子および磁場源により構成される装置が提供され、磁場源および素子は、素子に磁場が印加された時に、磁場が実質的に直角に側面を通過するように配置される。
本発明の第3の態様によれば、第1および第2の端間を第1の方向に延びる非強磁性半導電性材料により構成されるチャネルと、チャネルに接続されチャネルに沿って間隔のとられた第1の方向に実質的に直角な第2の方向の複数のリードと、チャネル内に反転層を形成するようにチャネルに電場を印加するゲート構造、および実質的に第1および第2の方向により画定される平面にあり、チャネルの縁が側面に沿って走るように構成される面、とを有する磁気抵抗素子の作動方法が提供され、この方法は2本のリード間で電流を駆動して2本のリード間に現われる電圧を測定するステップを含んでいる。
本発明の第4の態様によれば、第1および第2の端間を第1の方向に延びる非強磁性半導電性材料により構成されるチャネルと、チャネルに接続されチャネルに沿って間隔のとられた複数のリードと、チャネル内に反転層を形成するように第1の方向に実質的に直角な第2の方向でチャネルに電場を印加するゲート構造と、実質的に第1および第2の方向により画定される平面内にありチャネルの縁が面に沿って走るように構成された面、とを有する磁気抵抗素子の作動方法が提供され、この方法はチャネル内に反転層を形成するように適切な極性で十分な大きさのバイアスを加えるステップを含んでいる。
本発明の第5の態様によれば、磁気抵抗素子の作製方法が提供され、この方法は第1および第2の端間を第1の方向に延びる非強磁性半導電性材料により構成されるチャネルと、チャネルに接続されチャネルの一面に沿って間隔のとられた複数のリードと、チャネル内に反転層を形成するように第1の方向に実質的に直角な第2の方向でチャネルに電場を印加するゲート構造と、を提供するステップと、実質的に第1および第2の方向により画定される平面内にあり、チャネルの縁が面に沿って走るように構成された面を画定するステップとを含んでいる。
層構造および基板の側面を除去するステップは層構造および基板をラッピングするステップを含んでもよい。
本発明の第6の態様によれば、非強磁性半導電性材料を含むチャネルと、チャネルに接続されチャネルに沿って間隔がとられている複数のリードと、チャネル内に反転層を形成するようにチャネルに電場を印加するゲート構造と、チャネルの面が側面に沿って走るように構成された側面とを有する磁気抵抗素子が提供される。
本発明による磁気抵抗素子の第1の実施例の略斜視図である。 本発明による磁気抵抗素子の第1の実施例の平面図である。 図2に示す素子の側面図である。 A−A’線に沿った図2に示す素子の断面図である。 図2に示す素子を作動させる回路構成の略図である。 図2に示す素子内の反転層の形成を例示する図である。 図2に示す素子内の反転層の形成を例示する図である。 3つの異なる磁場値に対する第1の固定ゲート電圧における図2に示す素子の電流−電圧特性を例示する図である。 固定電流および第1の固定ゲート電圧における図2に示す素子の電圧−磁場特性を例示する図である。 3つの異なる磁場値に対する第2のより高い固定ゲート電圧における図2に示す素子の電流−電圧特性を例示する図である。 固定電流および第2のより高い固定ゲート電圧における図2に示す素子の電圧−磁場特性を例示する図である。 作製中の異なる段階における図2に示す素子を例示する図である。 作製中の異なる段階における図2に示す素子を例示する図である。 作製中の異なる段階における図2に示す素子を例示する図である。 作製中の異なる段階における図2に示す素子を例示する図である。 作製中の異なる段階における図2に示す素子を例示する図である。 作製中の異なる段階における図2に示す素子を例示する図である。 作製中の異なる段階における図2に示す素子を例示する図である。 作製中の異なる段階における図2に示す素子を例示する図である。 作製中の異なる段階における図2に示す素子を例示する図である。 作製中の異なる段階における図2に示す素子を例示する図である。 作製中の異なる段階における図2に示す素子を例示する図である。 作製中の異なる段階における図2に示す素子を例示する図である。 作製中の異なる段階における図2に示す素子を例示する図である。 作製中の異なる段階における図2に示す素子を例示する図である。 作製中の異なる段階における図2に示す素子を例示する図である。 作製中の異なる段階における図2に示す素子を例示する図である。 作製中の異なる段階における図2に示す素子を例示する図である。 作製中の異なる段階における図2に示す素子を例示する図である。 本発明による磁気抵抗素子の第2の実施例の平面図である。 図2に示す素子の側面図である。 B−B’線に沿った図12に示す素子の断面図である。 本発明による磁気抵抗素子の第3の実施例の平面図である。 図15に示す素子の側面図である。 C−C’線に沿った図15に示す素子の断面図である。 図15に示す素子を作動させる回路構成の略図である。 3つの異なる磁場値に対する固定ゲート電圧における図15に示す素子の電流−電圧特性を例示する図である。 固定電流および固定ゲート電圧における図15に示す素子の電圧−磁場特性を例示する図である。 本発明による磁気抵抗素子の第4の実施例の平面図である。 図21に示す素子の側面図である。 D−D’線に沿った図21に示す素子の断面図である。 図21に示す素子を作動させる回路構成の略図である。 3つの異なる磁場値に対する固定ゲート電圧における図21に示す素子の電流−電圧特性を例示する図である。 本発明による磁気抵抗素子の第5の実施例の平面図である。 図26に示す素子の側面図である。 E−E’線に沿った図26に示す素子の断面図である。 図26に示す素子を作動させる回路構成の略図である。 3つの異なる磁場値に対する固定ゲート電圧における図26に示す素子の電流−電圧特性を例示する図である。 本発明による磁気抵抗素子を含むハードディスク・ドライブの略図である。
次に、例として、本発明の実施例を添付図を参照して説明する。
図1から図4に、本発明による磁気抵抗素子1の第1の実施例が示されている。
素子1は基板4の上面3に配置された層構造2を含んでいる。基板4はおよそ10Ωcmの導電率を有するp型単結晶シリコンを含む。
素子1は実質的に平坦で、層構造2の層および基板4の上面3を突っ切る平面6内にある側面5を有する。たとえば、図1に示すように、成長軸はz軸に対応し、基板4の上面3はx−y平面内にあり側面5はx−z平面内にある。後述するように、側面5はラッピングにより形成され、素子1はエアベアリング表面(ABS)を提供する側面5を有するハードディスク・ドライブ内の読取ヘッドとして使用することができる。ある実施例では、側面5(または側面5のすくなくとも一部)は、たとえば、およそ10nm以下、およそ5nm以下、およそ2nm以下またはおよそ1nm以下の厚さを有する誘電材料の薄い保護層(図示せず)により被覆される。保護層(図示せず)は二酸化シリコン(SiO)により形成してもよく、また自然に形成してもよい。保護層(図示せず)はできるだけ薄いままとすることができ、また/あるいは比誘電率μを有する材料で作製して磁場強度を高く保つようにしてもよい。側面5は素子1の全側面にわたって実質的に平坦である。
素子1はおよそ30nmの厚さtを有するエピタキシャル成長、非ドープ単結晶シリコン(Si)の層7を含む。シリコン層7はチャネル8を提供し、十分大きい電場が印加されると、一般的に平面図が矩形で、第1および第2の端9、10間に延び、かつ側面5に沿って走る第1の縁すなわち面11を有する反転層(図6aおよび図6b)を提供する。
非ドープシリコン層7は第1、第2、第3および第4の高濃度ドープn型注入領域12、12、12、12(以後「リード」と呼ばれる)を含み、それらはチャネル8に沿ったチャネルとの電気的接続を提供する。リード12、12、12、12は、およそ20nmの厚さのtを有するおよそ1×1020cm−3の濃度までヒ素(As)等のn型不純物でドープされる。
素子1はトップ・ゲート構造13を含んでいる。ゲート構造13はおよそ100nmの厚さtを有する高濃度ドープn型多結晶シリコン(Si)のパターン化された層により形成されたゲート電極14と、およそ5nmの厚さtを有する二酸化シリコン(SiO)の同一の広さで(平面図において)パターン化された層14から形成されたゲート誘電体15とを含んでいる。作製中に、ゲート電極14は注入用マスクを提供する。ゲート電極13は、アルミニウムや金のような金属または金属合金の一つ以上の層により形成してもよい。ゲート構造13も側面5に沿って走る縁または側面を有する。
後述するように、ゲート構造13を使用して非ドープシリコン層7に十分高い電場を印加し、反転層25(図6aおよび図6b)を形成してチャネル8の範囲を画定することができる。このように、ゲート構造13はチャネル8および反転層25(図6aおよび図6b)と実質的に同一の広がりを持つ。たとえば、アンダーカットおよびオーバカット・プロファイルのため、ゲート構造13とチャネル8の広がりには小さな違い(たとえば、2−3ナノメータ)があることがある。ゲート構造13は側面5に沿って走る縁すなわち面も有する。チャネル8は側面5から少なくとも定められた(直角に)距離Wだけ延びており、さらにリソグラフィックに画定され(ゲート構造13のために)、素子1のいかなる側面に沿って走ることがなくそれに近くもない(たとえば、およそ50nmよりも近くはない)第2の反対面11’を有する。
チャネル8のあらゆる部分すなわち領域が素子1の挙動や応答に同等に寄与するわけではない。特に、側面5に近い有効チャネル8effは最大に寄与する。有効チャネル8eff(図2に薄い陰影で示す)は第1および第4のリード12、12間の領域内の第1および第2の有効端9eff、10eff間にあり、リード12、12、12、12は最も接近して離れているため最低の抵抗を有する。
ゲート構造13および非ドープ・エピタキシャル・シリコン層7はおよそ400nmの厚さtを有する二酸化シリコン(SiO)の絶縁表層16により被覆される。酸化アルミニウム(Al)等の他の絶縁材料を二酸化シリコンの代わりに使用してもよい。
絶縁表層16はコンタクトホール17、17、17、17、17(すなわちビア)を含んでいる。リード12、12、12、12およびゲート電極15は絶縁層16の上面19上を走ってコンタクトホール17、17、17、17、17へ入るアルミニウム(Al)の層により形成された導電性トラック18、18、18、18、18により接合される。ゲート構造13はチャネル8上にありゲート14がx−y平面内にあるようにされる。図1に示すように、y軸に沿って側面5に(直角に)磁場Bが印加されると、磁場はゲート14の平面内を通過する。
基板4はチャネル8の少なくとも2つの区間を接続しここでは「分流器」と呼ばれる高濃度ドープn型領域(または「ウェル」)20を含んでいる。分流器20の平面図は一般的に矩形である。分流器20はおよそ1×1020cm−3の濃度までヒ素(As)の形のn型不純物でドープされ、およそ40nmの厚さtを有する。後述するように、ある実施例では素子は分流器を含む必要がない。
チャネル8は平面図が一般的に矩形であり、およそ1μmの長さlとおよそ1μmの幅wを有する。ゲート構造13は平面図が一般的に矩形であり、およそ1μmの長さlとおよそ1μmの幅wを有する。チャネル8およびゲート13は同一の広がりを持ち、そのためl=lかつw=wである。
分流器20は細長で平面図は矩形であり、およそ300nmの長さlとおよそ40nmの幅wを有する。リード12、12、12、12は各々がおよそ20nmの幅l、すなわちチャネル2に沿った長さを有する。第1および第2のリード12、12はおよそ100nmの間隔sで離されている。第2、第3および第4のリード12、12、12はおよそ20nmの間隔sで離されている。
有効チャネル8effはおよそ300nmの長さl1effとおよそ40nmの幅w1eff、すなわちほぼ分流器20の幅を有する。分流器が省かれる実施例では、有効幅w1effはより大きい。
本例ではx軸に沿ったチャネル8の方向と、および本例ではz軸であるゲート電極13がチャネル8に電場を印加する方向とにより画定される平面6内に面5は実質的に位置する。このように、面5は実質的にx−z平面内に位置する。たとえば、面5は好ましくはおよそ10°以下、より好ましくはおよそ5°以下、さらに好ましくはおよそ2°以下、さらに好ましくはおよそ1°以下x−z平面からずれた(すなわち傾いた)平面内に位置する。
作動において、磁気抵抗素子1はハードディスク・ドライブ内の読取ヘッドとして使用して、側面5に直角にまたはほぼ直角に(すなわち直角から2、3度ずれて)通過する磁場Bを検出することができる。後述するように、チャネル8の導電率はゲート13からの距離と共に著しく、たとえば指数関数的に変化するため、素子1は反転層25およびチャネル8のその隣接領域内で磁気抵抗効果を示す。
素子1は厚いパッシベーション層を使用する必要はなく、そのためチャネル8はできるだけ磁気ディスクに近づけることができる。
図5に、磁気抵抗素子1を作動させる回路構成21が示されている。回路構成21は第1のリード12(図2)および第3のリード12(図2)間でチャネル8中に電流Iを駆動するように構成された電流源22と、第2および第4のリード12、12(図2)両端間に現われる電圧Vを測定する電圧計23を含んでいる。この構成は「IVIV」構成、ジオメトリまたは配列と呼ぶことができる。ゲート電極14にバイアスVを印加するのに電圧源24が使用される。
図6aおよび図6bを参照すると、閾値電圧Vthを超えるがゲート誘電体破壊電圧Vを超えない十分大きな電圧Vがゲート電極14に印加される時に、ゲート誘電体15およびシリコン・チャネル8間の界面26に隣接する非ドープチャネル8内に反転層25が形成される。閾値電圧Vthおよびゲート誘電体破壊電圧Vの値は定常的な実験により見つけることができる。通常、この値はシリコン層7およびゲート誘電体15のために選択された材料、およびゲート誘電体15の厚さによって決まる。
特に図6bを参照すると、ゲート電極14に電圧を印加すると界面26に電場27が発生してチャネル8内の伝導帯28および価電子帯29を曲げる。十分大きな電圧Vがゲート電極14に印加されると、電場27により伝導帯28はフェルミ準位よりも下へ曲げられ、自由電子を蓄積できるポテンシャル井戸31を形成する、すなわち反転層25を形成する。反転層25は1nmのような薄い厚さになりうる。
図6aおよび図6bは電子の蓄積を生じるバンド湾曲を例示している。反対極性の十分大きなゲート電圧が印加され、それがまた別の閾値電圧を超えると、これはホール蓄積を生じる。しかしながら、通常電子の移動度はホールの移動度よりも高く、すなわちμ>μであり、そのため電子蓄積に基づく素子性能がここで使用される。
第1および第3の電極12、12(図2)間を流れる電流は主として反転層25内を流れる。側面5に直角に磁場Bが印加されると、電子に力が作用してそれらを反転層25(図6a)の平面に直角に曲げる。電子が曲がる方向は印加磁場の方向によって決まる。チャネルの抵抗はゲートからの距離と共に変化するため、これにより第2および第3の電極12、12間に磁気抵抗が生じる(図2)。
図7は3Vのゲート電圧において、側面5(図1)に直角に印加された3つの異なる磁場、すなわちB=0mT、+50mTおよび−50mTに対する素子1の電圧−電流特性32、32、32を例示している。測定は同じ構成を使用して行われ、第1および第3のリード12、12(図2)間でチャネル8中に駆動される電流Iを掃引しながら、電圧Vが第2および第4のリード12、12(図2)間で感知される。
図8は、ゲート電圧が3Vで、側面5(図1)に直角に印加された磁場が−50mTから+50mTへ掃引される時に、第1および第3のリード12、12(図2)間で駆動される電流が300μAである場合の素子1(図1)の電圧−磁場特性33を例示している。
(もう1つの異なる測定構成を使用して)第3のリード12が接地され、第1リード12が1Vにバイアスされると(図2)、第1および第3のリード12、12(図2)間を流れる電流Iは330μA程度であり、それは第1および第3のリード12、12(図2)間の抵抗がおよそ3kΩであることを意味する。
(さらに、もう1つの異なる構成を使用して)測定された第2および第4の電極12、12(図2)間の抵抗は、同じゲート電圧Vに対する第1および第3のリード12、12(図2)間の抵抗のほぼ半分である。
図7に示すように、第2および第4の電極12、12(図2)間の出力電圧は第1および第3のリード12、12(図2)間の電流と共に増加する。
図8に示すように、第1および第3のリード12、12(図2)間に300μAの電流が印加されると、第2および第4の電極12、12(図2)間で測定される出力電圧の変化(ΔV)は、印加磁場の変化(ΔB)が50mTの時に5.9mVである。
図9および図10を参照すると、素子1は同じ条件の元で5Vのゲート・バイアスを使用して再度測定され、もう1組の特性34、34、34、35が得られる。図9および10に示すように、出力電圧はより高い。
特に図10を参照すると、第1および第3のリード12、12間に300μAの電流が印加されると、第2および第4の電極12、12(図2)間で測定される出力電圧の変化(ΔV)は印加磁場の変化(ΔB)が50mTの時に6.5mVである。
出力電圧は素子のサイズに応じて拡大され、素子が大きくなるにつれ大きくなる。電極12、12、12、12およびイオン注入分流器20の接触抵抗は無視できる。
素子1は特許文献1に記載されている素子よりも3から4桁大きい信号を出力する。
次に、図11aから図11qを参照して素子1の作製方法を説明する。
p型シリコン・ウェーハ36(図11a)がアセトンおよびIPAを使用して洗浄される。光レジストの層(図示せず)がスピン・オンされる。光レジストの層(図示せず)はマスク(レチクルとも呼ばれる)およびUV光源を使用してパターン化され光レジスト現像剤を使用して現像される。
図11aを参照すると、光リソグラフィー段階で、パターン化された光レジスト層37が残り、分流器20(図1)を画定する露光されない領域38が残る。
図11bを参照すると、ウェーハ36はイオン注入室(図示せず)内へロードされる。およそ10keVのヒ素(As)イオン39がウェーハ36のマスクされない領域40内へ注入される。レジスト37は除去されウェーハ36はレーザ・アニールされて注入を活性化させる。
図11cを参照すると、注入されたウェーハ42の表面41に、注入によりおよそ1×1020cm−3のドーピング濃度を有するnウェル20’、および注入されない領域43が残される。
注入されたウェーハ42は3:1のHSO:H(ピラニア・エッチ液として広く知られている)を使用して洗浄される。次に、表面酸化物(図示せず)が2:5:3のNHF:C:HO(「SILOXエッチ液」としても知られる)中で短時間のディップにより除去され、反応室(図示せず)内にロードされる。
図11dを参照すると、30nmの厚さを有する非ドープ・シリコン(Si)の層44が化学蒸着法(CVD)によりエピタキシャル成長される。5nmの厚さを有する二酸化シリコン(SiO)の層45がおよそ800°Cにおいて湿式酸化(すなわちHO中での酸化)により成長され、続いて100nmの厚さを有するn多結晶シリコンの層46が化学蒸着法(CVD)により成長される。
この段階において、ウェーハ47はチップに分割することができる。ウェーハ47(すなわちチップ)は、さらに次のように処理してもよい。
ウェーハはピラニア・エッチ液を使用して洗浄され、続いてSILOXエッチ液中に浸漬される。PMMAの層(図示せず)がウェーハ47の上面48に塗布され(たとえばスピン・オン)ベーキングにより硬化される。
PMMA層(図示せず)は走査電子ビームを使用してパターン化され、IPAと水の混合液を使用して現像され、パターン化されたPMMA層(図示せず)が残る。チップには、たとえば3分間の短い酸素プラズマ・アッシュが加えられ、次に、アルミニウムの30nm厚の層がチップのPMMAのパターン化表面上に熱蒸着される。現像されたレジストはアセトン中で「リフト・オフ」され、次にIPA中でリンスされて、図11eに示すように、アルミニウム・エッチ・マスク49(いわゆるハード・エッチ・マスクを提供する)およびウェーハ47のマスクされない領域50が残る。
図11fを参照すると、マスクされない領域50内で、シリコン層45および二酸化シリコン層46の領域51、52は、四塩化炭素と四塩化シリコンの混合物(CF:SiCl)を原料ガスとして使用する反応性イオン・エッチング53によりエッチングされる。
アルミニウム・エッチ・マスク49は(CHNOH等の塩基を使用して除去される。
ある実施例では、電子ビーム・レジスト等のソフト・エッチ・マスクを使用してもよい。ポジティブ・レジストの代わりにネガティブ・レジストを使用してもよい。
図11gにこの処理段階における素子の構造を示す。パターン化されたシリコン層53および同一の広がりを持つ下層の二酸化シリコン層54が、非ドープ・エピタキシャル・シリコン層44の上面55上にある。
パターン化されたシリコン層53および二酸化シリコン層54は、マスクされないウェーハ56の領域を残す。
図11hを参照すると、ウェーハ56は洗浄されイオン注入室(図示せず)内へロードされる。およそ5keVのヒ素(As)イオンがパターン化された(マスクされない)シリコン層53、および非ドープ・エピタキシャル・シリコン層44のマスクされない領域58内へ注入される。ウェーハ56は注入を活性化させるためにレーザ・アニールされる。
図11iを参照すると、注入によりドープされたウェル領域59、および下層の隣接する非ドープ領域60を有するエピタキシャル・シリコンの層44’、およびドープされた多結晶シリコンのパターン化された層61が残される。シリコン44’の非ドープ領域60はチャネル8に対応する。
ウェーハ62はアセトンおよびIPAを使用して洗浄される。
図11jを参照すると、400nmの厚さを有する二酸化シリコン層(SiO)の全面層63がウェーハ62の上面63上に化学蒸着(CVD)により成長される。
PMMAの層(図示せず)が二酸化シリコンの層63の上面64に塗布され(たとえばスピン・オン)ベーキングにより硬化される。PMMAの層(図示せず)は走査電子ビームを使用してパターン化され、IPAと水の混合液を使用して現像される。
図11kを参照すると、電子ビーム・リソグラフィ段階で、ビアを画定する非露光エリア66を残すPMMA層65が残される。
図11lを参照すると、マスクされないエリア66内で、二酸化シリコン層65の領域67が、たとえばトリフルオロメタン(CHF)を原料ガスとして使用した反応性イオン・エッチング68により、ドープされたウェル領域59までエッチングされる。
図11mを参照すると、反応性イオン・エッチングにより二酸化シリコン63’のパターン化された層内にビア17が残される。
図11nを参照すると、400nmの厚さを有するアルミニウム(Al)の層68が、RFスパッタリングを使用して二酸化シリコン63’のパターン化された層の上面69に堆積され、ビア17の側壁70および底部71を被覆する。
PMMAの層(図示せず)が金属層68の上面72に塗布され(たとえばスピン・オン)ベーキングにより硬化される。PMMA層(図示せず)は走査電子ビームを使用してパターン化され、IPAと水の混合液を使用して現像される。
図11oを参照すると、電子ビーム・リソグラフィ段階で、非露光領域74を残すPMMA層73が残される。
図11pを参照すると、金属層68の不要領域75は、たとえば三塩化ホウ素、トリクロロメタンおよび塩素の混合物(BCl:CHCl:Cl)を原料ガスに使用した反応性イオン・エッチング76によりエッチングされる。
図11qを参照すると、エッチング段階で二酸化シリコン63’のパターン化された層の上面69に金属リード12が残される。ある実施例では、リードが除去される部分のポジティブ・レジストのパターンを画定するステップと堆積するステップとを含むリフトオフ・プロセスを使用することができる。
図11rを参照すると、二酸化シリコンのパターン化された表層63’の領域77、78、79、80、81、82、83、ドープされた多結晶シリコンのパターン化された層61、二酸化シリコンのパターン化された層54、ドープされたウェル領域59、非ドープ・エピタキシャル・シリコン層60、基板4およびドープされたウェル領域20’が、それぞれラッピングにより除去される。ラッピング・プロセスおよびラッピング装置は特許文献2に記載されている。素子の側面の他の形の除去方法を使用してもよい。
ラッピングにより図1から図4に示す素子1が得られる。しかしながら、前述したように、たとえばチャネル8および/またはゲート14に対応する側面5の少なくとも一部を被覆するように、二酸化シリコンまたは他の材料の薄い(たとえば2nm以下)保護層を堆積または成長させてもよい。
まだチップに分割されていなければ、ウェーハはこの段階でチップに分割されチップはパッケージ化される。後述するように、素子1はハードディスク・ドライブ内の読取ヘッドとして使用することができる。
図12から図14に、本発明による磁気抵抗素子101の第2の実施例が示されている。
第2の磁気抵抗素子101は前述した第1の磁気抵抗素子1(図1から図4)に類似している。
素子101はp型基板104の上面103上に形成された層構造102を含み側面105を有する。素子101はエピタキシャル成長、非ドープ単結晶シリコン(Si)の層107を含み、それは第1および第2の端109、110間にチャネル領域108を提供し、かつ側面105に沿って走る第1面111を有する。非ドープ単結晶シリコン層107は第1、第2、第3および第4のリード112、112、112、112を含んでいる。素子101はゲート電極114および非ドープ単結晶シリコン層107内に反転層125を形成するゲート誘電体115を含むトップ・ゲート113を有する。ゲート構造113は内部にビア117、117、117、117、117を有する絶縁表層116により被覆される。リード112、112、112、112およびゲート電極114はアルミニウムにより形成されたトラック118、118、118、118、118により被覆される。
素子ジオメトリ、材料および寸法は前述した第1の素子(図1から図4)のそれらと同じである。たとえば、チャネル108、リード112、112、112、112およびゲート電極114、ゲート誘電体115は実質的に同じ寸法を有し、前述したチャネル108(図1から図4)、リード112、112、112、112(図1から図4)およびゲート電極114(図2、図3および図4)およびゲート誘電体115(図1から図4)と同じ材料により構成される。
第2の磁気抵抗素子101は分流器が無い点において前述した第1の磁気抵抗素子1(図1から図4)とは異なっている。
素子101は図5に示すのと同じ回路構成21を使用して制御することができる。
5Vのゲート電圧が印加される時に、120μAの電流が第1および第3のリード112、112間に印加されると、印加磁場の変化(ΔB)が50mTである場合に第2および第4の電極112、112間で測定される出力電圧の変化(ΔV)は25mVである。
第3のリード112が接地され第1のリード112が1Vでバイアスされると、第1および第3のリード112、112間の抵抗はおよそ7.1kΩとなり、第2および第4の電極112、112間の抵抗は第1および第3のリード112、112間の値のおよそ半分となる。
所要プロセス・ステップが少なく第1の素子1(図1)に比べてより大きい磁気抵抗を示すため、第2の素子101はより簡単かつ低廉に作製することができる。
図15から図17に、本発明による磁気抵抗素子201の第3の実施例が示されている。
第3の磁気抵抗素子201は前述した第1の磁気抵抗素子1(図1から図4)に類似している。
素子201はp型基板204の上面203上に形成された層構造202を含み側面205を有する。素子201はエピタキシャル成長、非ドープ単結晶シリコン(Si)の層207を含み、それは第1および第2の端209、210間にチャネル領域208を提供し、かつ側面205に沿って走る第1の面211を有する。非ドープシリコン層207は第1、第2および第3のリード112、112、112を含んでいる。素子201は、ゲート電極214および非ドープ・シリコン層207内に反転層225を形成するゲート誘電体215を含むトップ・ゲート構造213を有する。ゲート構造213は内部にビア217、217、217、217を有するトップ絶縁層216により被覆される。リード212、212、212およびゲート電極214はアルミニウムにより形成された導電性トラック218、218、218、218により接合される。基板204は分流器として働く高濃度ドープn型ウェル220を含んでいる。分流器220は省くことができる。
第3の磁気抵抗素子201は3本のリード212、212、212しかない点において前述した第1の磁気抵抗素子1(図1から図4)とは異なっている。さらに、リード幅(すなわちl)およびリード間隔(すなわちsおよびs)は第1の素子1(図1)のそれとは異なっている。特に、各リード212、212、212はおよそ30nmの幅を有する。第1および第2のリード212、212はおよそ150nm間隔がとられている。第2および第3のリード212、212はおよそ30nm間隔がとられている。
その他の点では、素子ジオメトリ、材料および寸法は前述した第1の素子1(図1から図4)のものと実質的に同じである。たとえば、チャネル208、リード212、212、212、ゲート電極214、ゲート誘電体215および分流器220は実質的に同じ寸法を有し(リード幅および間隔以外)、前述したチャネル8(図1から図4)、リード12、12、12(図1から図4)およびゲート電極14(図1から図4)、ゲート誘電体15(図1から図4)および分流器20(図1から図4)と同じ材料により構成される。
図18に、第3の素子201を作動させる回路構成221が示されている。回路構成221は第1のリード212(図15)および第3のリード212(図15)間でチャネル208中に電流Iを駆動するように構成された電流源222、および第2および第3のリード212、212(図15)両端間に現われる電圧Vを測定するように構成された電圧計223を含んでいる。電圧源224がゲート電極214へバイアスVを印加するのに使用される。
図19は、5Vのゲート電圧において、側面205(図15)に直角に印加された3つの異なる磁場、すなわちB=0mT、+50mTおよび−50mTに対する素子201(図15)の電圧−電流特性234、234、234を例示している。測定は、第1および第3のリード212、212(図15)間でチャネル208中に駆動される電流Iを掃引しながら、電圧Vが第2および第3のリード212、212間で感知される構成を使用して行われる(図15)。
図20は、5Vのゲート電圧において側面205(図15)に直角に印加された磁場が−50mTから+50mTへ掃引される時に、第1および第3のリード212、212(図15)間で駆動される電流が250μAの時の素子201(図15)の電圧−磁場特性234を例示している。
図19に示すように、5Vのゲート電圧が印加される時に、第1および第3のリード212、212(図15)間に260μAの電流が印加されると、第2および第3の電極212、212(図15)間で測定される出力電圧の変化(ΔV)は印加磁場の変化(ΔB)が50mTである時に24mVである。第2および第3のリード212、212(図15)間の出力電圧は電流と共に増加する。
第3のリード212(図15)が接地され第1のリード212が1Vでバイアスされると、第1および第3のリード212、212(図15)間の抵抗はおよそ3.8kΩとなる。
図21から図23に、本発明による磁気抵抗素子301の第4の実施例が示されている。
第4の磁気抵抗素子301は前述した第1の磁気抵抗素子1(図1から図4)に類似している。
素子301はp型基板304の上面303上に形成された構造302を含み、側面305を有する。素子301はエピタキシャル成長、非ドープ単結晶シリコン(Si)の層307を含み、それは第1および第2の端309、310間にチャネル308を提供し、かつ側面305に沿って走る第1の面311を有する。非ドープシリコン層307は2本のリード312、312を含んでいる。素子301は、ゲート電極314および非ドープシリコン層307内に反転層325を形成するゲート誘電体315を含むトップ・ゲート構造313を有する。ゲート構造313は内部にビア317、317、317を有する絶縁表層316により被覆される。リード312、312およびゲート電極315は、アルミニウムにより形成された導電性トラック318、318、318により接合される。基板304は分流器として働く高濃度ドープn型ウェル320を含んでいる。分流器320は省くことができる。
第4の磁気抵抗素子301は2本のリード312、312しかない点において前述した第1の磁気抵抗素子1(図1から図4)とは異なっている。しかしながら、第1の素子1と同様に、各リード312、312、312はおよそ20nmの幅を有する。リード312、312はおよそ20nm間隔がとられている。
その他の点では、素子ジオメトリ、材料および寸法は前述した第1の素子1(図1から図4)のものと実質的に同じである。たとえば、チャネル308、リード312、312、ゲート電極314、ゲート誘電体315および分流器320は実質的に同じ寸法を有し(リード幅および間隔以外)、前述したチャネル8(図1から図4)、リード12、12、12(図1から図4)およびゲート電極14(図1から図4)、ゲート誘電体15(図1から図4)および分流器20(図1から図4)と同じ材料により構成される。
図24に、第4の素子301を作動させる回路構成321が示されている。回路構成321は、リード312、312(図21)間でチャネル308中に電流Iを駆動するように構成された電流源322、および同じリード312、312(図21)両端間に現われる電圧Vを測定するように構成された電圧計323を含んでいる。電圧源324がゲート電極314へバイアスVを印加するのに使用される。
図25は、5Vのゲート電圧において、側面305(図21)に直角に印加された3つの異なる磁場、すなわち、B=0mT、+50mTおよび−50mTに対する第4の素子301(図21)の電圧−電流特性334、334、334を例示している。測定はリード212、212(図21)間でチャネル308中に駆動される電流Iを掃引しながら、電圧Vがリード312、312(図21)間で感知される構成を用いて行われる。
図24に示すように、5Vのゲート電圧が印加される時に、リード312、312(図21)間に390μAの電流が印加されると、電極312、312(図21)間で測定される出力電圧の変化(ΔV)は、印加磁場の変化(ΔB)が50mTである時に0.86mVである。第2および第3のリード312、312(図21)間の出力電圧は電流と共に増加する。
リード312、312(図21)間で測定された抵抗は2.5kΩである。
図26から図28に、本発明による磁気抵抗素子401の第5の実施例が示されている。
素子401はp型基板404の上面403上に形成された層構造402を含み側面405を有する。素子401はエピタキシャル成長、非ドープ単結晶シリコン(Si)の層407を含み、それは第1および第2の端409、410間にチャネル408を提供し、かつ側面405に沿って走る第1面411を有する。非ドープシリコン層407はリードを提供する2つの高濃度ドープn型ウェル412、412を含んでいる。素子401は、ゲート電極414および非ドープ・シリコン層407内に反転層425を形成するゲート誘電体415を含むトップ・ゲート構造413を有する。ゲート構造413は内部にビア417、417、417を有する絶縁表層416により被覆される。リード412、412およびゲート電極415はアルミニウムにより形成された導電性トラック418、418、418により接合される。基板404は分流器として働く高濃度ドープn型ウェル420を含んでいる。分流器420は省くことができる。
第5の磁気抵抗素子401は前述したように、2本のリード412、412しかない、またゲート構造の範囲が狭い、すなわちそれがリード412、412間にしか配置されない点において、第1の磁気抵抗素子1(図1から図4)とは異なっている。各リード412、412はおよそ20nmの幅を有する。リード412、412はおよそ20nm間隔がとられている。
層厚および材料は前述した第1の素子1(図1から図4)のそれと実質的に同じである。
図29に、第4の素子401を作動させる回路構成421が示されている。回路構成421は、リード412、412間でチャネル208中に電流Iを駆動するように構成された電流源422、およびリード412、412の両端間に現われる電圧Vを測定するように構成された電圧計423を含んでいる。電圧源424がゲート電極414へバイアスVを印加するのに使用される。
図30は、5Vのゲート電圧において、側面405(図24)に直角に印加された3つの異なる磁場、すなわちB=0mT、+50mTおよび−50mTに対する第5の素子401(図26)の電圧−電流特性434、434、434を例示している。測定はリード412、412(図26)間でチャネル408中に駆動される電流Iを掃引しながら、電圧Vがリード412、412(図26)間で感知される構成を用いて行われる。
図30に示すように、5Vのゲート電圧が印加される時に、リード412、412(図26)間に370μAの電流が印加されると、電極412、412(図26)間で測定される出力電圧の変化(ΔV)は、印加磁場の変化(ΔB)が50mTである時に2.2mVである。第2および第3のリード412、412(図26)間の出力電圧は電流と共に増加する。
リード412、412(図26)間で測定された抵抗は2.7kΩである。
読取ヘッド
図31を参照すると、素子1(図1)、101(図12)、201(図15)、301(図21)、401(図26)はハードディスク・ドライブ592内の読取ヘッド591として使用することができる。素子1(図1)、101(図12)、201(図15)、301(図21)、401(図26)の側面5(図1)、105(図12)、205(図15)、305(図21)、405(図26)は図31において下向きに配置される。
スライダ593が読取ヘッド591および書込みヘッド594を回転可能なプラテン595上に支持している。読取ヘッド591はその下を通る直角に配列されたビットセル596により作り出される磁場Bを測定する。読取ヘッド591は縦に配列されたビットセルを有するハードディスク・ドライブ内で使用することができる。
前述した実施例に多くの修正を行ってもよいことは理解されよう。
ゲート電極がゲート誘電体の下にありゲート誘電体がチャネルの下にあるボトム・ゲート構造を用いてもよい。
素子はトップ・ゲート構造ではなくサイド・ゲート構造を含んでもよく、側面の代わりに頂上面(または低面)を有してチャネルの面が頂上面に沿って走るようにしてもよい。たとえば、シリコン等の非強磁性半導電性材料の層をエッチングして側壁を形成し、絶縁材料の層および導電性材料の層を含むゲート構造を、たとえば成長および/または堆積により側壁上に形成してもよい。構造の頂上部をエッチングまたはラッピングして頂上面を画定してもよい。
素子の全面にわたって側面を実質的に平坦としてもよい。素子の全面にわたって実質的に平坦な面はラッピングにより簡便に形成することができる。しかしながら、この面、すなわち側面は、素子の全体、たとえば素子の全面にわたって実質的に平坦とする必要はない。代わりに、素子の側面をチャネル、ゲート構造および分流器の近くで実質的に平坦とし、素子の側面の残りに関しては突起を形成してもよい。
ゲート電極は少なくともおよそ1×1019cm−3、たとえば1×1021cm−3の濃度を有する不純物(n型またはp型)によりドープしてもよい。
ゲート電極はシリコンを含む必要はなく、アルミニウム(Al)または金(Au)等の金属、または金属合金から形成してもよい。ゲート電極は一つ以上の層を含んでいてもよい。たとえば、ゲート電極は、たとえばチタン(Ti)および金(Au)の二重層としてもよい。
素子はシリコンを基本とした素子としてもよい。たとえば、チャネル、分流器および/またはリードはシリコンまたはシリコン・ゲルマニウム(たとえばSi0.9Ge0.1)等のシリコン含有材料により構成してもよい。素子の異なる部分で異なるシリコン含有量の材料を使用してもよい。
ゲルマニウム等の他の元素半導体を使用してもよい。ガリウム・ヒ素(GaAs)、インジウム・ヒ素(InAs)およびインジウム・アンチモン(InSb)および他の二元および三元および四元半導体を使用してもよい。AlGaAs/GaAs等のヘテロ構造を使用してもよい。
歪半導体、たとえば歪シリコンを使用してもよい。
チャネルはドープしなくても、およそ1×1015cm−3の濃度まで、およそ1×1016cm−3の濃度まで、またはおよそ1×1017cm−3の濃度まで不純物(n型またはp型)をドープしてもよい。
分流器(もしあれば)および/またはリードは少なくともおよそ1×1019cm−3、たとえばおよそ1×1021cm−3の濃度を有する不純物(n型またはp型)をドープしてもよく、かつ/または一つ以上のδドープ層により構成してもよい。
チャネルおよび/または分流器および/またはリードはおよそ5−50nmの厚さ、またはおよそ50−100nmの厚さを有していてもよい。さらに、チャネル、分流器およびリードは異なる厚さを有することができる。異なる厚さは、異なる厚さの層を堆積させてもマスク・エッチングにより得てもよい。
分流器はチャネルの一部、すなわちチャネルの全長よりも短い長さだけ延ばしてもよい。分流器は矩形である必要はない。
各リードは50nmよりも薄い厚さとしてもよい。チャネルは100nmよりも小さい幅(すなわちw)および/または10μmよりも短い長さ(すなわちl)としてもよい。分流器は500nmまでの幅(すなわちw)および/または10μmよりも短い長さ(すなわちl)としてもよく、チャネルの長さと同じであってもなくてもよい。各リードは200nmまでの幅(すなわちl)を有し、この幅はチャネルの長さに対応する方向である。リードはチャネルに対して直角に配列する必要はない。端部リード、たとえば第1および第6リードは横方向ではなく、チャネルの端からチャネルに近づくように配列してもよい。リードはチャネルと同一平面内に形成する必要はない。少なくともいくつかのリードはチャネルの上および/または下に配置することができる、すなわちチャネルの下層および/または上層とすることができる。素子は使用されないリードを含んでいてもよい。たとえば、素子は4本以上のリードを含んでいてもよいが、より少数のリードを使用してチャネルを通る信号を駆動および測定するようにしてもよい。
電気的絶縁を提供する絶縁層は150nmよりも薄くても厚くてもよい。
エッチングおよび現像剤については別の濃度および混合物を使用してもよい。他のエッチ液、レジストおよび現像剤を使用してもよい。エッチング、露光および現像時間は変えることができ、定常的な実験で見つけることができる。アニール温度も定常的な実験で見つけることができる。
1、101、201、301、401 磁気抵抗素子
2、102、202、302、402 層構造
3、19、55、64、69、103、203、303、403 上面
4、104、204、304、404 基板
5、105、205、305、405 側面
6 平面
7、44、53、107、207、307、407 シリコン層
8、108、208、308、408 チャネル
9、10、109、110、209、210、309、310、409、
410 端
11、111、211、311、411 第1面
12、12、12、12、112、112、112、112、117、212、212、212、312、312、412、412 リード
13、113、213、313、413 ゲート構造
14、114、214、314、414 ゲート電極
15、115、215、315、415 ゲート誘電体
16、45、54、67 二酸化シリコン層
17、17、17、17、117、117、117、117、217、217、217、217、317、317、317、417、417、417 ビア
18、18、18、18、118、118、118、118、118、218、218、218、218、318、318、318、418、418、418 導電性トラック
20、220、320、420 分流器
21、221、321、421 回路構成
22、222、322、422 電流源
23、223、323、423 電圧計
24、224、324、424 電圧源
25、125、225、325、425 反転層
26 界面
27 電場
28 伝導帯
29 価電子帯
30 フェルミ準位
31 ポテンシャル・ウェル
32、32、32、34、34、34、234、234、234、334、334、334、434、434、434 電圧−電流特性
33、234 電圧−磁場特性
36、42、47、48、56、62 ウェーハ
37 光レジスト層
38、66、74 非露光領域
39、57 ヒ素イオン
40、50、58、66 マスクされない領域
41 表面
42 注入領域
43 非注入領域
46、61 多結晶シリコン層
49 エッチ・マスク
51、52、77、78、79、80、81、82、83 領域
59 ウェル領域
60 非ドープ領域
63 全面層
65、73 PMMA層
68 アルミニウム層
70 側壁
71 底部
72 金属層
75 不要領域
76 反応性イオン・エッチング
116、216、416 絶縁表層
591 読取ヘッド
593 スライダ
594 書込ヘッド
595 プラテン
596 ビットセル

Claims (21)

  1. 非強磁性半導電性材料を含む第1および第2の端間を第1の方向へ延びるチャネル(8)と、
    チャネルに接続されチャネルに沿って間隔がとられている複数のリード(12、12、12、12)と、
    前記チャネル内に反転層(25)を形成するように、前記第1の方向と実質的に直角な第2の方向に前記チャネルに電場を印加するゲート構造(13)と、
    実質的に前記第1および第2の方向により画定される平面内にあり、前記チャネルの縁が面に沿って延びるように構成される面(5)と、
    を有する磁気抵抗素子。
  2. 請求項1に記載の素子であって、前記ゲート構造(13)は前記チャネルに電場を印加するゲート誘電体(15)により前記チャネル(8)から分離されたゲート電極(14)を含むゲート構造である素子。
  3. 請求項2に記載の素子であって、前記ゲート構造(13)は前記ゲート誘電体(15)が前記チャネル(8)上に配置され、前記ゲート電極(14)が前記ゲート誘電体(15)上に配置されるトップ・ゲート構造である素子。
  4. 請求項2または3記載の素子であって、前記ゲート電極は半導電性材料を含み、随意的に前記ゲート電極(14)はシリコンを含む素子。
  5. 請求項1から4のいずれかの項に記載の素子であって、前記チャネル(8)はシリコンまたはシリコン・ゲルマニウムを含む素子。
  6. 請求項1から5のいずれかの項に記載の素子であって、前記チャネル(8)は非ドープであるか、あるいはおよそ1×1016cm−3までの濃度の不純物でドープされる素子。
  7. 請求項1から6のいずれかの項に記載の素子であって、基板(4)上に配置された非強磁性半導電性材料の層(7)を含み、前記チャネル(8)は非強磁性半導電性材料の層内に形成される素子。
  8. 請求項1から6のいずれかの項に記載の素子であって、非強磁性半導電性材料の領域を有する基板を含み、前記チャネルは前記基板内に形成される素子。
  9. 請求項1から8のいずれかの項に記載の素子であって、さらに、
    前記チャネル(8)よりも高い導電率を有する非強磁性材料を含み、前記チャネルの少なくとも2つの区間を接続する導電性領域(20)を含む素子。
  10. 請求項9に記載の素子であって、前記導電性領域(20)は半導電性材料を含み、随意的に前記導電性領域はシリコンを含む素子。
  11. 請求項10に記載の素子であって、前記導電性領域(20)は少なくともおよそ1×1019cm−3の濃度の不純物でドープされる素子。
  12. 請求項9から11のいずれかの項に記載の素子であって、前記導電性領域(20)は前記チャネル(8)の下にある素子。
  13. 請求項12記載の素子であって、前記導電性領域は前記基板の領域内に形成される素子。
  14. 請求項1から13のいずれかの項に記載の素子であって、前記面(5)は側面である素子。
  15. 請求項1から14のいずれかの項に記載の素子であって、ハードディスク・ドライブ用読取ヘッドである素子。
  16. 請求項1から15のいずれかの項に記載の素子と、
    磁場源と、
    を含む装置であって、
    前記磁場源および素子は、前記素子に磁場が印加されると磁場が実質的に直角に前記面を貫通するように配列されている装置。
  17. 第1および第2の端間を第1の方向に延びる非強磁性半導電性材料を含むチャネル(8)と、前記チャネルに接続されそれに沿って間隔がとられている複数のリード(12、12、12、12)と、前記チャネル内に反転層(25)を形成するように前記第1の方向に実質的に直角な第2の方向に電場を前記チャネルに印加するゲート構造(13)と、実質的に前記第1および第2の方向により画定される平面内にあり、前記チャネルの縁がそれに沿って走るように構成されている面(5)と、を含む磁気抵抗素子の作動方法であって、前記方法は、
    2本のリード(12、12)間で電流を駆動するステップと、
    2本のリード(12、12)間に現われる電圧を測定するステップと、
    を含む方法。
  18. 請求項17に記載の方法であって、前記ゲート構造は前記チャネルに電場を印加するゲート誘電体(15)により前記チャネル(8)から分離されているゲート電極(14)を含み、前記方法は、
    前記チャネル内に反転層を形成するように適切な極性で十分な大きさのバイアスを印加するステップを含む方法。
  19. 磁気抵抗素子の作製方法であって、前記方法は、
    第1および第2の端間を第1の方向に延びる非強磁性半導電性材料を含むチャネルと、前記チャネルに接続されそれに沿って間隔がとられている複数のリードと、前記チャネル内に反転層(25)を形成するように第1の方向に実質的に直角な第2の方向に電場を前記チャネルに印加するゲート構造(13)と、を設けるステップと、
    実質的に第1および第2の方向により画定される平面内にあり、前記チャネルの縁が面に沿って走るように構成されている面を画定するステップと、
    を含む方法。
  20. 請求項19に記載の方法であって、さらに、
    前記チャネルよりも高い導電率を有する非強磁性材料を含み、前記チャネルの少なくとも2つの区間を接続する導電性領域(20)を形成するステップを含む方法。
  21. 請求項20に記載の方法であって、前記導電性領域(20)を形成するステップは、
    基板(4)の領域内にイオンを注入するステップと、
    前記導電性領域上に前記チャネルを形成するステップと、
    を含む方法。
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