JP2009295714A - 太陽電池モジュール用止水テープ - Google Patents

太陽電池モジュール用止水テープ Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、優れた初期止水性を有し且つ回復性に優れコの字状にして用いた場合にも使優れた止水性を維持し、更に、作業性に優れた太陽電池モジュール用止水テープを提供する。
【解決手段】 本発明の太陽電池モジュール用止水テープAは、太陽電池ユニット1を支持部材2の固定溝21内に挿入して固定させる際に上記太陽電池ユニット1の端部とこれに対向する上記支持部材2の固定溝21の内面との間に介在させて用いられる止水テープであって、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1と、このエーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1の一面に積層一体化された粘着剤層A2とを有し、この粘着剤層A2を構成する粘着剤は、2−エチルヘキシルアクリレートを15重量%以上含有するモノマーを重合させて得られる(メタ)アクリル系共重合体を含有することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、太陽電池モジュール用止水テープに関する。
従来から、太陽電池モジュールを構成している太陽電池ユニットは、受光面となるガラス板とこのガラス板の裏面に一体的に設けられた封止層とからなり、この封止層内に太陽電池セルが封止されている。
そして、太陽電池ユニット内に雨などの水が進入するのを防止するために様々な工夫がなされおり、例えば、特許文献1では、光電変換部とガラス基板、カバー材の間にブチルゴムを介在させ、密封性を向上させることが開示され、又、特許文献2には、電極層の周縁をブチルシーラントで覆う防水層を設けることが開示されている。
又、パネル全体としての防水構造とそのための材料も提案されており、例えば、特許文献3には、太陽電池セルが複数配置され、個別に封止された構造体がフレームに組み込まれた太陽電池モジュールにおいて、構造体の表面をフッ素系フィルムで被覆する技術が開示されている。
更に、特許文献4には、太陽電池モジュール本体の外形に沿って端面封止部材を設けて止水する技術が開示されている。そして、端面封止部材としては、エチレンビニルアセテートと、耐熱性ゴム系材料の積層体が好適である旨が記載されている。
このような端面封止材を用いると、太陽電池モジュール本体と一体化することができ、止水性が向上する旨が記載されている。また、モジュール本体を枠体に嵌め込む際のずれの問題を解決できる旨が記載されている。
しかしながら、特許文献1〜3に記載の技術は何れも、特に外部で使用する際の止水性を充分に確保できるものではなかった。又、特許文献4に記載の端面封止材を用いると、モジュール全体の止水性は向上するものの、耐候性が充分でないという問題があった。一般的に、ゴム系材料の止水性は圧縮率に大きく依存する。そして、コの字状に形成された端面封止部材は、その角部において負荷がかかりやすいために端面封止部材がへたりやすく、長期間に亘る使用によって止水性が著しく低下してしまうといった問題があった。
特開2001−053320号公報 特開2004−134572号 特開平9−045951号公報 特開2005−347395号公報
本発明は、優れた初期止水性を有し且つ回復性にも優れ、コの字状に屈曲させて用いた場合にも優れた止水性を維持し、作業性に優れた太陽電池モジュール用止水テープを提供する。
本発明の太陽電池モジュール用止水テープAは、太陽電池ユニットを支持部材の固定溝内に挿入して固定させる際に上記太陽電池ユニットの端部とこれに対向する上記支持部材の固定溝の内面との間に介在させて用いられる止水テープであって、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートと、このエーテル系ウレタン樹脂発泡シートの一面に積層一体化された粘着剤層とを有し、この粘着剤層を構成する粘着剤は、2−エチルヘキシルアクリレートを15重量%以上含有するモノマーを重合させて得られる(メタ)アクリル系共重合体を含有する。なお、本発明において、(メタ)アクリルは、メタクリル又はアクリルを意味する。
上記エーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1は、柔軟性及び回復性に優れていると共に、耐加水分解性に優れており、長期間に亘って優れた止水性を維持することができる。このエーテル系ウレタン樹脂発泡シートを構成しているエーテル系ウレタン樹脂は、ポリエーテルポリオールとジイソシアネート化合物とを反応させて得られた合成樹脂である。
ポリエーテルポリオールとしては、特に限定されず、例えば、エチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパンなどの多価アルコールの他に、これらの多価アルコールにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサイドなどのアルキレンオキサイド或いはアリルオキサイドを付加重合したものが挙げられ、単独で用いられても二種以上が併用されてもよい。
多価アルコールにエチレンオキサイドを付加重合する場合、その付加モル率は8モル%未満が好ましく、5モル%以下がより好ましい。付加モル率が8モル%以上となると、気泡が大きくなりやすくなり、太陽電池モジュール用止水テープの止水性やエーテル系ウレタン樹脂発泡シートの厚みの回復率が低下することがあるからである。
ジイソシアネート化合物としては、トリレンジイソシアネート(TDI)が好ましく、MDI系イソシアネートを10モル%未満含有したトリレンジイソシアネート(TDI)がより好ましい。
MDI系イソシアネートは、汎用のものが用いられ、例えば、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、カルボジイミド変性した液状MDIとよばれているもの、ポリオールと予め反応させたウレタン変性MDIと呼ばれているものなどが挙げられ、単独で用いられても二種以上が併用されてもよい。
エーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1には、止水性を向上させるために、石油樹脂や石油ワックスなどを配合してもよい。石油樹脂や石油ワックスの配合量としては、エーテル系ウレタン樹脂100重量部に対して5〜30重量部が好ましい。
又、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1には、耐熱性向上のために老化防止剤や耐候性向上のために紫外線吸収剤などの添加剤、カーボンブラックなどの着色剤、炭酸カルシウムなどのフィラーなどが含有していてもよい。
エーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1は、少なくとも一面に自己スキン層を有することが好ましい。自己スキン層を有することにより、止水性を向上させることができる。自己スキン層の厚さは10μm以下と薄いほど曲面への施工でエーテル系ウレタン樹脂発泡シートに皺が発生せず密着性を高めることができる。
上記エーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1の製造方法としては、特に限定されず、スラブストック法、スプレー塗布やロールによる塗布などのキャスチング法、型内で成形するモールド法、細いノズルからキャストするディスペンサー法などが挙げられる。
エーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1を製造する際に、架橋剤として、多価アルコール、ジアミン又はアミノアルコールなどのイソシアネート基と反応する活性水素を有する化合物を用いることが好ましく、多価アルコールが好ましい。
多価アルコール、ジアミン又はアミノアルコールなどを架橋剤として用いると、広い安定発泡領域や発泡シーリング材の持つ代表的な特性の軟らかさ・伸びを満足することができる。
多価アルコールとしては、アルコール性水酸基の数が2〜4で且つ水酸基価が600mgKOH/g以上の多価アルコールが好ましい。多価アルコールとして、アルコール性水酸基の数が2であるグリコール又はそのアルキレンオキサイド付加物を用いると、得られるエーテル系ウレタン樹脂発泡シートの柔軟性が優れており好ましい。
多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパンなどが挙げられ、ジアミンとしては、例えば、ジフェニルメタンジアミン、m−フェニレンジアミン、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジアミノフェニルメタンなどが挙げられ、アミノアルコールとしては、例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどが挙げられる。
エーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1を得るために用いる発泡剤としては、特に限定されず、例えば、水、モノフッ化トリ塩化メタン、ジ塩化メタンなどのハロゲン化アルカン、ブタン、ペンタンなどの低沸点アルカン、分解窒素を発生するアゾビスイソブチロニトリルなどが挙げられ、水が好ましい。
エーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1を得るにあたっては、反応性シリコーン整泡剤を使用することが好ましい。反応性シリコーン整泡剤を使用することにより、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートの止水性と回復性とを両立させることができる。反応性シリコーン整泡剤の反応性基としては、水酸基又はアミノ基が好ましい。反応性シリコーン整泡剤の分子構造は公知のものでよく、ポリジメチルシロキサン−ポリアルキレンオキサイド共重合体が代表的である。
反応性シリコーン整泡剤のジメチルシロキサン成分の含有率は、低いと、水との相溶性が高まり、得られるエーテル系ウレタン樹脂発泡シートの圧縮歪みが低下することがあり、高いと、水との相溶性が低下してセルが粗大化し、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートの止水性が低下することがあるので、20〜30重量%が好ましい。
反応性シリコーン整泡剤の重量平均分子量は、低いと、整泡力が低下しセルの粗大化を引き起こし、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートの止水性が低下することがあり、高いと、水及びポリオールとの相溶性のバランスが取れず、安定したエーテル系ウレタン樹脂発泡シートを得ることができないことがあるので、1500〜3000が好ましい。
反応性シリコーン整泡剤としては、水酸基を有する反応性シリコーンと、エポキシ基、カルボキシ基、メルカプト基又はアミノ基を有する反応性シリコーンとの混合物が好ましく、水酸基を有する反応性シリコーンと、エポキシ基、カルボキシ基、メルカプト基又はアミノ基を有する反応性シリコーンとの混合物であって、水酸基を有する反応性シリコーンを10重量%以上含有する反応性シリコーン整泡剤が好ましい。
側鎖のポリオールのEO/POにおけるEO含量は一般的に軟質ウレタンフォームで使用される40〜60が好ましく、この範囲を外れると、反応性シリコーン整泡剤とポリエーテル/水との相溶性のバランスが壊れてセルの粗大化や得られるエーテル系ウレタン樹脂発泡シートが収縮し正常な発泡シートが安定して得られないなどの問題を生じる場合がある。
また、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1の製造時に触媒を用いてもよい。このような触媒としては、例えば、3級アミン又は有機金属化合物が挙げられ、有機金属触媒が好ましい。なお、触媒は、単独で用いられても二種以上が併用されてもよい。
3級アミンとしては、特に限定はされず、例えば、トリエチレンジアミン、トリエチルアミン、n−メチルモルホリン、n−エチルモルホリン、N,N,N’,N’−テトラメチルブタンジアミンなどが挙げられる。
有機金属触媒の好ましい金属としては、スズ、鉛、銅、鉄、チタン、ジルコニウム、ニッケル、ビスマス、コバルト、ナトリウム、カリウム、亜鉛などが挙げられ、スズが好ましい。そして、有機金属触媒としては、オクチル酸第1スズ、ジブチルラウリン酸第2スズなどの有機スズ化合物が挙げられる。
エーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1の密度は、低いと、太陽電池モジュール用止水テープの止水性が低下することがあり、高いと、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートの柔軟性が低下して太陽電池モジュール用止水テープの止水性が低下することがあるので、35〜70kg/m3が好ましく、40〜65kg/m3がより好ましい。なお、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートの密度は、JIS K6401に準拠して測定されたものをいう。
又、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1の厚みは、薄いと、太陽電池モジュール用止水テープの止水性が低下することがあり、厚いと、太陽電池ユニットの端部に沿って円滑に変形させることができずに止水性が低下することがあるので、1〜6mmが好ましく、1.5〜5mmがより好ましい。
なお、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1としては、例えば、日本発条社から商品名「スーパーシートHP」、「スーパーシートHPU」、「スーパーシートH3U」などで市販され、イノアック社から商品名「ポロンSRS24P」で市販されている。
本発明の太陽電池モジュール用止水テープAは、図1に示したように、上記エーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1の一面に粘着剤層A2が積層一体化されている。この粘着剤層A2を構成する粘着剤は、2−エチルヘキシルアクリレートを15重量%以上含有するモノマーを重合させて得られる(メタ)アクリル系共重合体を含有している。
(メタ)アクリル系共重合体の原料となるモノマー(以下、「原料モノマー」ということがある)中における2−エチルヘキシルアクリレートの含有量を15重量%以上とすることによって、得られる粘着剤は適度な柔軟性を有し、粘着剤層は、支持部材の固定溝に沿って円滑に変形、追従し、太陽電池モジュール用止水テープは、支持部材の固定溝の表面に優れた密着性でもって貼着することができる。
又、支持部材が熱歪みなどで歪んだ場合にも、粘着剤層A2の柔軟性と追従性により、支持部材2の固定溝21の内面と太陽電池ユニット1との間に間隙が生じるのを防止することができ、止水性に優れたものとなる。
そして、特定の(メタ)アクリル系共重合体を含有する粘着剤層A2をエーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1の一面に積層一体化させているので、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートの表面凹凸と粘着剤層の間に間隙が生じにくく、その結果、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートと粘着剤層が強固に密着するため、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートと粘着剤層との界面に水が侵入する問題を顕著に防止することができる。
従って、太陽電池モジュール用止水テープAを後述するようにコ字状に屈曲させて用いた場合にあっても、太陽電池モジュール用止水テープAの屈曲部においてエーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1は優れた柔軟性及び圧縮回復性を長期間に亘って維持し、太陽電池モジュール用止水テープの止水性を長期間に亘って安定的に維持することができる。
粘着剤層A2を構成している(メタ)アクリル系共重合体の原料モノマー中における2−エチルヘキシルアクリレートの含有量は、少ないと、得られる(メタ)アクリル系共重合体の柔軟性が低下するので、15重量%以上が好ましく、多すぎると、粘着剤層の耐熱性が低下することがあるので、15〜50重量%が好ましい。
(メタ)アクリル系共重合体の原料モノマー中における2−エチルヘキシルアクリレートの含有量が上記範囲にあることにより、粘着剤層A2は、冷熱サイクル下でも柔軟性や追従性が劣化しにくいものとなり、温度変化の大きな環境に曝された場合でも止水性を安定的に持続できるため、太陽電池モジュールに特に適したものとなる。
原料モノマー中に含有される2−エチルヘキシルアクリレート以外のモノマーとしては、特に限定されず、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレートなどのアルキル(メタ)アクリレートが挙げられ、2−エチルヘキシルアクリレートを除いたアルキル基の炭素数が4〜12であるアルキル(メタ)アクリレートが好ましく、得られるエーテル系ウレタン樹脂発泡シートの耐熱性が向上するので、ブチル(メタ)アクリレートがより好ましい。なお、本発明において、(メタ)アクリレートは、メタクリレート又はアクリレートを意味する。
原料モノマーには上述したアルキル(メタ)アクリレート以外に、(メタ)アクリレートと共重合可能なモノマーが含有されていてもよく、このようなモノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸、無水マレイン酸などのカルボキシル基含有モノマー、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、n−メチロールアクリルアミドなどの水酸基含有モノマー、グリシジルアクリレート、アリルグリシジルエーテルなどのエポキシ基含有モノマーなどが挙げられ、アクリル酸、メタクリル酸が好ましい。
原料モノマー中におけるブチル(メタ)アクリレートの含有量は、低いと、粘着剤層の耐熱性が低下し、高いと、粘着剤層の柔軟性が低下するので、原料モノマー中、50〜85重量%が好ましい。
粘着剤層A2を構成している(メタ)アクリル系共重合体の重量平均分子量は、小さいと、流動性が良好で初期タックに優れているものの、凝集力が小さく、耐熱性が低下することがあり、又、大きいと、耐熱性に優れているものの、流動性が悪く初期タックが小さいことがあるので、30万〜80万が好ましい。
なお、(メタ)アクリル系共重合体の重量平均分子量は、GPC(Gel Permeation Chromatography:ゲルパーミエーションクロマトグラフィ)法によりポリスチレン換算分子量として測定されたものをいう。
具体的には、(メタ)アクリル系共重合体の重量平均分子量は、(メタ)アクリル系共重合体をテトラヒドロフラン(THF)によって50倍希釈して得られた希釈液をフィルターで濾過し、得られた濾液に基づいて、(メタ)アクリル系共重合体のポリスチレン換算分子量をゲルパーミエーションクロマトグラフによって測定することにより得ることができる。上記ゲルパーミエーションクロマトグラフとしては、例えば、Water社から商品名「2690 Separations Model」で市販されているものなどが使用できる。
(メタ)アクリル系共重合体を重合する方法としては、特に限定はされず、原料モノマーを重合開始剤の存在下にてラジカル反応させればよい。なお、重合方法としては、従来公知の方法が用いられ、例えば、溶液重合、乳化重合、懸濁重合、塊状重合などが挙げられる。
重合開始剤としては、特に限定されず、例えば、パーオキシエステル(t−ヘキシルパーオキシー2−エチルヘキサノエート)、パーオキシエステル(t−ヘキシルパーオキシピバレート)、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t−ヘキシルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシピバレート、2,5−ジメチル−2,5−ビス(2−エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン、t−ヘキシルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシラウレートなどが挙げられる。なお、重合開始剤は単独で用いられても二種以上が併用されてもよい。
(メタ)アクリル系共重合体に架橋剤を添加して樹脂の主鎖間に架橋構造を形成するのが好ましい。架橋剤の種類や量を適宜、調整することによって、(メタ)アクリル系共重合体のゲル分率を所望の範囲に調整することができる。
架橋剤としては、特に限定されず、例えば、イソシアネート系架橋剤、アジリジン系架橋剤、エポキシ系架橋剤、金属キレート型架橋剤などが挙げられ、イソシアネート系架橋剤が好ましい。これは、粘着剤の架橋密度が必要以上に高くならず、粘着剤の膨潤率を上げることができる。なお、粘着剤の膨潤率が高いと、樹脂の分子鎖間に水分を保持し易くなり、太陽電池モジュール用止水テープAの止水性が向上するため好ましい。
更に、上記粘着剤層には必要に応じて粘着付与樹脂を配合してもよい。このような粘着付与樹脂としては、特に限定されず、例えば、ロジンエステル系樹脂、水素化テルペンフェノール樹脂などが挙げられる。
ロジンエステル系樹脂とは、アビエチン酸を主成分とするロジン樹脂、不均化ロジン樹脂及び水添ロジン樹脂や、アビエチン酸などの樹脂酸の二量体(重合ロジン樹脂)などを、アルコール類によってエステル化させて得られる樹脂であって、エステル化に用いたアルコール類の水酸基の一部がエステル化に使用されずに樹脂内に含有されてなるものである。ロジン樹脂をエステル化したものがロジンエステル樹脂、不均化ロジン樹脂をエステル化したものが不均化ロジンエステル樹脂、水添ロジン樹脂をエステル化したものが水添ロジンエステル樹脂、重合ロジン樹脂をエステル化したものが重合ロジンエステル樹脂である。
粘着付与樹脂の配合量は、少ないと、粘着剤層の粘着性が低下し、多いと、粘着剤層の耐熱性や柔軟性が低下するので、(メタ)アクリル系共重合体100重量部に対して5〜50重量部が好ましい。
なお、粘着剤層には、必要に応じて、可塑剤、乳化剤、軟化剤、充填剤などの添加剤を添加してもよい。
粘着剤層A2の厚みは、薄いと、太陽電池モジュール用止水テープの粘着性が低下し、厚いと、太陽電池ユニット表面や固定溝への変形追従性が不足して、熱歪みなどによる太陽電池ユニットや固定溝の変形に追従できずに止水性が低下することがあるので、30〜150μmが好ましい。
そして、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1の一面に粘着剤層A2を積層一体化させる要領としては、汎用の要領が用いられ、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートの一面に、(メタ)アクリル系共重合体を含有する粘着剤溶液又は分散液をコンマコーター、トップフィードリバースコーターなどを用いて直接塗布して乾燥させて粘着剤層を形成する方法、離型フィルムの離型処理面に、(メタ)アクリル系共重合体を含有する粘着剤溶液又は分散液を上述の要領で直接塗布して乾燥させて粘着剤層を形成した後、この離型フィルムをその粘着剤層がエーテル系ウレタン樹脂発泡シートの一面に対向した状態にエーテル系ウレタン樹脂発泡シート上に重ね合わせて、粘着剤層をエーテル系ウレタン樹脂発泡シートに転写して積層一体化させる方法などが挙げられる。
次に、上記太陽電池モジュール用止水テープAの使用要領について説明する。太陽電池モジュール用止水テープAは、太陽電池ユニット1を支持部材2の固定溝21内に挿入して固定させる際に用いられる。
太陽電池ユニット1は、受光面となる一定厚みを有するガラス板と、このガラス板の裏面に積層一体化された合成樹脂からなる封止層とからなる平面矩形状の一定厚みを有する板状に形成されてなり、封止層内に太陽電池セルが封止されている。図2では、太陽電池ユニットの層構成は省略した。
そして、太陽電池ユニット1は、その外周部に支持部材2を固着一体化させた上でこの支持部材2を利用して屋外の所望箇所に配設、固定される。この支持部材2は、太陽電池ユニット1の外周部を挿入可能な固定溝21を有しており、この固定溝21は、太陽電池ユニット1の厚みよりも幅が広く且つ太陽電池ユニット1の一辺と略同一長さを有する溝底部21aと、この溝底部21aの上下端の全長から同一方向に延設された側壁部21b、21cとから断面コ字状に形成されている。
このように構成された固定溝21内に太陽電池ユニット1の端部を挿入し固定させるにあたっては、太陽電池ユニット1の四方外周縁部のうちの何れか一つの外周縁部の全長をこの外周縁部と支持部材2の固定溝21の内面との対向面間に太陽電池モジュール用止水テープAを介在させた状態に挿入することによって固定させることができる。
具体的には、太陽電池モジュール用止水テープAは、その粘着剤層A2を支持部材2の固定溝21に対向させた状態にして支持部材2の固定溝21における側壁部21cから順次、溝底部21a及び側壁部21bに沿って断面コ字状に変形した状態に配設されていると共に、支持部材2の固定溝21の側壁部21b、21cに沿って配設された太陽電池モジュール用止水テープA部分間に太陽電池ユニット1の外周縁部を挿入、固定させた状態とされている。
そして、太陽電池モジュール用止水テープAは、そのエーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1が柔軟性及び圧縮回復性に優れていることから、支持部材2の固定溝21内において固定溝21の形状に合致した状態に回復しており、太陽電池ユニット1の外周縁部1aと支持部材2の固定溝21との間には隙間は形成されていない。
そして、太陽電池モジュール用止水テープAは、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1と、このエーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1の一面に積層一体化された粘着剤層A2とが優れた密着性でもって強固に積層一体化していることから、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートA1と粘着剤層A2との間から雨水などの水が進入することはなく、優れた止水性を発揮する。
更に、太陽電池モジュール用止水テープAの粘着剤層A2は、特定の(メタ)アクリル系共重合体を含有するので、適度な柔軟性を有しながら強固な粘着力及び密着性を有しており、太陽電池モジュール用止水テープAの粘着剤層A2とこれに対向する固定溝21の内面との間に隙間を生じさせるようなことはなく、長期間に亘って優れた止水性を維持する。
加えて、太陽電池モジュール用止水テープAの粘着剤層A2は優れた柔軟性を有しているので、支持部材2の固定溝21内に太陽電池モジュール用止水テープAを貼着するに際しても、支持部材2の固定溝21の形状に円滑に追従する。
そして、太陽電池ユニット1は、屋外において使用されることが多く、外部温度は−20〜70℃程度の範囲で変化し、この温度変化に伴って太陽電池ユニット1や支持部材2が膨張、収縮するが、この太陽電池ユニット1や支持部材2の膨張、収縮を太陽電池モジュール用止水テープAの粘着剤層A2が円滑に吸収し、太陽電池モジュール用止水テープAの支持部材2の固定溝21に対する貼着位置がずれるようなことはなく、よって、太陽電池ユニット1への止水性を長期間に亘って確実に維持することができる。
本発明の太陽電池モジュール用止水テープは、太陽電池ユニットを支持部材の固定溝内に挿入して固定させる際に上記太陽電池ユニットの端部とこれに対向する上記支持部材の固定溝の内面との間に介在させて用いられる止水テープであって、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートと、このエーテル系ウレタン樹脂発泡シートの一面に積層一体化された粘着剤層とを有し、この粘着剤層を構成する粘着剤は、2−エチルヘキシルアクリレートを15重量%以上含有するモノマーを重合させて得られる(メタ)アクリル系共重合体を含有することを特徴とするので、太陽電池ユニットを支持部材の固定溝内に挿入、固定した状態において、太陽電池モジュール用止水テープは優れた止水性を発揮し、太陽電池ユニットの端部から雨水などの水が進入するのを確実に防止する。
(実施例1)
温度計、攪拌機及び冷却管を備えた反応器を用意し、この反応器内に、2−エチルヘキシルアクリレート41重量部、n−ブチルアクリレート58重量部、アクリル酸3重量部及び2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.1重量部からなる原料モノマーとドデカンチオール0.05重量部とを酢酸エチルに溶解してモノマー溶液を作製した。
モノマー溶液の半分を50℃に加熱し、このモノマー溶液中に重合開始剤としてパーオキシエステル(t−ヘキシルパーオキシー2−エチルヘキサノエート)(10時間半減温度:70℃)0.03重量部を加えてモノマーを重合させた。
更に、重合開始から1〜7時間の間に、モノマー溶液中にパーオキシエステル(t−ヘキシルパーオキシピバレート)( 10時間半減温度:70℃)1.47重量部を添加すると共に、モノマー溶液中に残りのモノマー溶液を重合開始から1〜2.5時間の間に添加して、原料モノマーを重合させてアクリル系共重合体溶液を得た。なお、残留モノマー及び残留重合開始剤の低減のために、モノマー溶液を重合開始剤の添加が終了してから75℃にて10時間に亘って反応させた。
上記アクリル系共重合体溶液中に、アクリル系共重合体100重量部に対してイソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン社製 商品名「コロネートL−55E」)2.0重量部を添加して攪拌することによって粘着剤溶液を得た。
エーテル系ウレタン樹脂発泡シート(日本発条社製 商品名「スーパーHP」、密度:48g/cm3、厚み:3mm)を用意した。このエーテル系ウレタン樹脂発泡シートの一面に上記粘着剤溶液をアプリケーターを用いて塗布して105℃で5分間に亘って乾燥させて粘着剤溶液中の酢酸エチルを蒸発、除去して、厚みが70μmのアクリル系共重合体からなる粘着剤層をエーテル系ウレタン樹脂発泡シートの一面に積層一体化させて太陽電池モジュール用止水テープを得た。
(実施例2)
原料モノマーとして、2−エチルヘキシルアクリレート20重量部及びn−ブチルアクリレート80重量部からなるものを用いたこと以外は実施例1と同様にして太陽電池モジュール用止水テープを得た。
(実施例3)
原料モノマーとして、2−エチルヘキシルアクリレート60重量部及びn−ブチルアクリレート40重量部からなるものを用いたこと以外は実施例1と同様にして太陽電池モジュール用止水テープを得た。
(実施例4)
エーテル系ポリウレタン樹脂発泡体シートとして、日本発条社製から商品名「スーパーHPU」で市販されているエーテル系ウレタン樹脂発泡シート(密度:60g/cm3、厚み:3.5mm)を用いた以外は実施例1と同様にして粘着テープを作製した。
(実施例5)
エーテル系ポリウレタン樹脂発泡体シートとして、日本発条社製から商品名「スーパーH3U」で市販されているエーテル系ウレタン樹脂発泡シート(密度:60g/cm3、厚み:4mm)を用いた以外は実施例1と同様にして粘着テープを作製した。
(比較例1)
原料モノマーとして、2−エチルヘキシルアクリレート10重量部及びn−ブチルアクリレート90重量部からなるものを用いたこと以外は実施例1と同様にして太陽電池モジュール用止水テープを得た。
(比較例2)
EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン−メチレンゴム)シート(住友化学社製 商品名「エスプレン」、厚み:3.3mm)の一面にアプリケーターを用いてゴム系粘着剤 を塗布して、厚みが70μmのゴム系粘着剤からなる粘着剤層をEPDMシートの一面に積層一体化させて太陽電池モジュール用止水テープを得た。
得られた太陽電池モジュール用止水テープの粘着剤層のゲル分率、太陽電池モジュール用止水テープのアルミニウム板保持力、吸水率、回復率、耐冷熱サイクル性及び定荷重剥離を下記の要領で測定し、その結果を表1に示した。
(ゲル分率)
粘着剤層を製造するために用いた粘着剤溶液から酢酸エチルを蒸発、除去して固形分を得た。固形分をAg秤量し、これを120℃のキシレン中に24時間浸漬して不溶解分を200メッシュの金網で濾過し、金網上の残渣を真空乾燥して乾燥残渣の重量Bgを測定し、下記式により算出した。
ゲル分率(重量%)=(B/A)×100
(アルミニウム板保持力)
得られた太陽電池モジュール用止水テープから幅が25mmで且つ長さが100mmの短冊状の試験片を切り出し、この試験片をその粘着剤層がアルミニウム板上に対向した状態となるように載置した。
しかる後、試験片上に2kgのゴムローラを300mm/分の速度で一往復させることによって、アルミニウム板上に試験片をその一端から25mmだけ貼着させた後、23℃で24時間に亘って静置することにより試験体を作製した。
次に、上記試験体を60℃に維持したオーブン内に入れ、試験体の試験片における長さ方向の他端に、この試験片の貼着面に対して垂直方向に負荷がかかるように100gの錘を取り付けて24時間に亘って静置した。試験片がアルミニウム板から剥離した部分の最大長さL(mm)を測定し、その結果を表1に示した。なお、試験片が落下した場合は「落下」と表記した。
(吸水率)
得られた太陽電池モジュール用止水テープから幅が50mmで且つ長さが50mmの短冊状の試験片を切り出し、この試験片の重量W1を測定した。次に、試験片を40℃の温水中に24時間に亘って浸漬し、浸漬後の試験片の重量W2を測定し、下記式に基づいて吸水率を算出した。
吸水率(%)=100×(W2−W1)/W1
(回復率)
得られた太陽電池モジュール用止水テープから幅が50mmで且つ長さが50mmの短冊状の試験片を切り出し、試験片の厚みT1を測定した。
しかる後、試験片上に500gの錘を載置して試験片全体に500gの荷重を加え、この状態で試験片を80℃で一週間に亘って放置した。次に、試験片上から錘を除去した後の試験片の厚みT2を測定して下記式に基づいて回復率を算出した。
回復率(%)=100×(T2−T1)/T1
(耐冷熱サイクル性)
太陽電池モジュール用止水テープから正方形の枠状の試験片を切り出した。なお、試験片の外形寸法は80mm、内径寸法は50mm、幅は25mmに形成されていた。
次に、アクリル樹脂板とアルミニウム板を用意した。アクリル樹脂板とアルミニウム板は共に一辺が100mmで且つ厚みが5mmの平面正方形状に形成されていた。そして、アクリル樹脂板とアルミニウム板とをこれらの対向面間に試験片が介在した状態にして重ね合わせた。なお、試験片の粘着剤層がアクリル樹脂板の中央部に貼着した状態とした。
そして、アクリル樹脂板とアルミニウム板とを互いに接近させて試験片をその発泡シートの厚みが元の厚みの40%となるまで厚み方向に圧縮させて試験体を形成した。
しかる後、冷熱サイクル試験機(ESTEC社製)を用いて、試験体を−20℃にて2時間に亘って冷却した後、80℃にて2時間に亘って加熱した。この試験体の冷却・加熱工程を1サイクルとして30サイクル繰返し行った。
30サイクルの後、試験体をそのアクリル樹脂板及びアルミニウム板が水平状態となるようにして40℃の水中に上方側の板が深さ20cmとなる位置まで浸漬し、この状態で24時間放置した。次に、試験体を取り出し、アクリル樹脂板を透して試験片の中央に形成した貫通孔内に水の進入があるか否かを目視観察し、水が進入していた場合を「×」、水が進入していなかった場合を「○」として評価した。
(定荷重剥離)
太陽電池モジュール用止水テープから横20mm×縦50mmの平面長方形状の試験片を切り出し、この試験片をポリカーボネート樹脂板に貼着した。
しかる後、試験片上に2kgのゴムローラを300mm/分の速度で一往復させた後、23℃、相対湿度50%の環境下に24時間に亘って放置した。
次に、ポリカーボネート樹脂板を試験片が貼着された面が下方に且つ水平状態となるように配設し、試験片の縦方向の一端に60gの重錘を取り付けて、試験片をポリカーボネート樹脂板に貼着した部分に垂直方向に60gの荷重がかかるようにして試験体を作製した。
そして、試験体を60℃の雰囲気下に静置し、試験片に重錘を取り付けてから3時間後の剥離部分の最大長さを測定した。落下した場合は「落下」と表記した。
Figure 2009295714
本発明の太陽電池モジュール用止水テープを示した縦断面図である。 本発明の太陽電池モジュール用止水テープの使用状態を示した縦断面図である。
符号の説明
1 太陽電池ユニット
1a 外周縁部
2 支持部材
21 固定溝
A 太陽電池モジュール用止水テープ
A1 エーテル系ウレタン樹脂発泡シート
A2 粘着剤層

Claims (4)

  1. 太陽電池ユニットを支持部材の固定溝内に挿入して固定させる際に上記太陽電池ユニットの端部とこれに対向する上記支持部材の固定溝の内面との間に介在させて用いられる止水テープであって、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートと、このエーテル系ウレタン樹脂発泡シートの一面に積層一体化された粘着剤層とを有し、この粘着剤層を構成する粘着剤は、2−エチルヘキシルアクリレートを15重量%以上含有するモノマーを重合させて得られる(メタ)アクリル系共重合体を含有することを特徴とする太陽電池モジュール用止水テープ。
  2. (メタ)アクリル系共重合体は、2−エチルヘキシルアクリレート及びブチル(メタ)アクリレートを含有するモノマーを重合させて得られたものであることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール用止水テープ。
  3. (メタ)アクリル系共重合体は、2−エチルヘキシルアクリレート15〜50重量%及びブチル(メタ)アクリレート50〜85重量%を含有するモノマーを重合させて得られたものであることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール用止水テープ。
  4. 粘着剤層の厚みが30〜150μmであると共に、エーテル系ウレタン樹脂発泡シートの厚みが1〜6mmであることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール用止水テープ。
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